ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ハムラアキラ 第4話 武田梨奈、シシド・カフカ、間宮祥太朗、野間口徹… ドラマの原作・キャストなど…

『【ドラマ10】ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(4)「濃紺の悪魔」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 本当
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  20. 伯父

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『【ドラマ10】ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(4)「濃紺の悪魔」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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【ドラマ10】ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(4)「濃紺の悪魔」[解][字]

謎の男(野間口徹)からの悪魔のささやきに、葉村(シシド・カフカ)が困惑。次々と起こる不可解な出来事は偶然か、それとも…。葉村がたどり着く結末とは…

詳細情報
番組内容
フラワースタイリスト・詩織(武田梨奈)を2週間ボディーガードするよう依頼された葉村(シシド・カフカ)。「誰に狙われているのか、なぜ2週間なのか」と問い詰める葉村に詩織は「悪魔に自分を殺してと依頼してしまった」と話す。馬鹿なことと思う葉村だったが、次々と事件が起こり、結果的に詩織は死んでしまう。そんな時、「姉・珠洲の真相を知りたくないか」という連絡が謎の男(野間口徹)から葉村のもとに届き…。
出演者
【出演】シシド・カフカ間宮祥太朗池田成志津田寛治,板橋駿谷,松尾貴史中村靖日大後寿々花浦上晟周,MEGUMI,野間口徹武田梨奈,増田修一朗,中村梅雀
原作・脚本
【原作】若竹七海,【脚本】黒沢久子木田紀生

 

 


♬~

いいんですか?

こっちに来たら お姉さんの事件の真相は
謎のままですよ。

(岡田)先日は お役に立てませんで。

♬~

葉村さん 首の後ろに
あざなんてありました? (葉村)えっ?

<これは ミステリというより ホラーだ>

♬~

♬~

 

♬~

(詩織)痛い…。
(村木)この上だ!

城都 追え!
(城都)はい! 江元 裏!

(江元)はい!
痛い…。

もう いきなり突き飛ばすから。
マジ 痛いんだけど…。

内村りみって 誰ですか?

あっ… 高校の頃からの親友。
笑っちゃうよね。

<詩織は そもそも 村木の依頼人だ>

命を狙われてるから
ボディガードしてくれって言うんだ。

誰に?
心当たりはないらしい。

じゃあ 何の心当たりで
依頼してきたんですか?

ネットで中傷されたり
ひどい嫌がらせを受けたり。

有名人だもん。 多少はあるでしょ。

「松島さんは もともと
大手企業のOLだったとか。

今では カリスマフラワーデザイナーを
されている」。

「フラワースタイリストです」。

(村木)2週間前から
急に ひどくなったらしい。

それに 実際
脅迫状めいたものも届いていると。

じゃあ その送り主を割り出して

嫌がらせをやめさせた方が
早いんじゃないですか?

でも 犯人捜しはいいって言うんだ。
はあ? 何でですか?

さあ。 ただ 2週間だけ
ボディガードをしてくれって言って

譲らないんだよ。
何すか それ。

(村木)う~ん。 まあ
依頼内容は うさんくさいんだけどね。

あはっ…。

(浅川)これ よかったら どうぞ。
(野々村)僕からです。

(浅川)何で? 僕でしょ?

(アケミ)な~んかさ
テレビで見る方が きれいだよね。

でもね 看板にされてるだけなんだって。

お店を実際に経営してるのは
親戚の伯父さんで

ブランディングっていうの?
専門家に頼んで

ぜ~んぶ 仕込んでるっていう話だよ。
それ どこ情報?

ネットだよ。 み~んな言ってるよ。

松島詩織なんて 作られたイメージを
演じてるだけだって。

<出る杭は打たれる。

注目を浴びれば やっかんで
足を引っ張る人間は出てくるものだ>

(ドアが開く音)

あっ。
ちょっと ごめん。

えっ? 逃がしたんだ 鉢を落とした男。

(城都)…っていうか 俺の勘違いでした。
はっ?

一瞬 屋上に人影を見たような気が
したんですが 誰もいなくて。

実際は多分 マンションの住人が
誤って落としただけなんじゃないかと。

偶然ってこと?
(村木)まあまあ そういうことになるわな。

だって そんな偶然…。
(村木)分かってるよ。

「いい加減 死んでよね」ってメッセージが
届いた その直後ですよ。

植木鉢が落ちてきたの。
それでも偶然なの? 偶然です。

だとしても メッセージの送信者
調べるぐらいのことしても

いいんじゃないの? 内村りみって
依頼人の友達だって分かってんだから。

忘れたのか?
依頼は 「何も調べなくていい。

ただ ボディガードをしてくれ」。
それだけだ。
だけど…。

これからは外出を控えてもらいますよ。

♬~

(村木)出入り口は こことここ。

葉村は 城都と組んで
依頼人の部屋と前の廊下を頼む。

(猫の鳴き声)

はい。

じゃあ 詩織さんには俺がついてますんで
葉村さん 廊下の見張りをお願いします。

はあ? 何で?

いや だって 葉村さん
うちの探偵事務所が雇った

いわゆる 下請けですよね?
ふ~ん。 そう来るんだ。

じゃあ 聞くけど あんた
村木に「バカ」って言える? はあ?

村木のバ~カ!

はい。 下請けの私が言えるんだから
元請け所員のあんただったら

50万回ぐらい? 言えるでしょ?
はい どうぞ。

あ~ 分かりましたよ。
俺が廊下 見張りますよ。

あっ そうだ。
これ 管理人が預かってて…。

はい ありがとう。
はい じゃあ よろしく~。

はい 分かりましたよ。

(詩織)いいな~。 ストレスないでしょ?
そのかわり 嫌われますよ。

(詩織)それは?
あっ それ 先に私が開けます。

小山哲也って知ってます?

元カレ。

開けますよ。

何? 何なの?
ねずみの死骸。

こんな嫌がらせされるような
ひどい別れ方したんですか?

まさか。 だって 私が振られたんだもん。

別れてから
連絡取ったりしてないんですか?

ここの住所も知らないはず。
別れてすぐに引っ越してきたから。

えっ? えっ… どうして?
何で知ってんだろう?

えっ… えっ 何? 何で?

もしかして これまでのこと 全部
この小山哲也の仕業ってことないですか?

<気のせいだろうか。

この人のリアクション
微妙にチグハグで しっくりこない>

何よ。

命が狙われてるって 本当なんですか?

何で 依頼は2週間だけなんですか?

2週間を過ぎたら
あなたは安全になるんですか?

本当は 誰が あなたを狙ってるか
分かってるんじゃないですか?

なのに それを隠して ボディガードだけ
してくれって どうしてなんですか?

言っても信じないでしょ。

話してみて下さい。

突拍子もないことなら
いくらでも聞いてますから。

私 探偵なんで。

じゃあ 本当に信じてよ。

悪魔に…

悪魔に会ったの 濃紺の。

濃紺の悪魔?
(詩織)そう。

いつ?
2週間前。

私 ものすごく疲れてて…。

本当に疲れてて…。

(詩織)毎日 全然楽しくない。
ただ 本当に疲れるだけ。

それで 思わず口に出しちゃったの。

もう 死んじゃいたい。

だったら なぜ死なないんです?

死んじゃえばいいじゃないですか。

だって怖いじゃない。 いざとなると。

「死は大いなる休息だ」という
言葉があります。

死ぬのが怖いというのは あなたは
まだ その領域に達していない。

つまり 現世の苦しみが
足りてないということですね。

そんなことない。
だって 本当 もう十分 大変だもん。

そうですか。

だったら 死なせてあげましょうか。

(詩織)えっ?
あなたを死なせてあげますよ。

経費込み 300万円で。

(詩織)おかしなこと言うなあとは
思ったけど

酒の席の冗談だろうって
私 「ぜひ お願いします」なんて

バカみたいに答えちゃって…。

お金払わなかったら大丈夫だって
思ったから…。

払っちゃったんですか? お金。

勝手に引き出されちゃったの。

いつの間にか
私のキャッシュカード盗んで。

ん? どういうことですか?

(詩織)バーで会った3日後
私のキャッシュカードが送られてきて

慌てて調べたら
ちょうど300万円 引き出されてたの。

それで 契約が成立したってことですか?

そうなんじゃないの?
こんな目にあってんだから。

送られてきたのは
キャッシュカードだけですか?

手紙が…。

「期限は3週間」って
それだけ書いてあった。

その手紙は?
捨てた。 怖くなって。

でも その日から始まったのよ。
嫌がらせとか…。

脅迫とか…。

実際に 電車のホームで
突き飛ばされそうになったり…。

今日だって…。

どんな男でした?

♬~

何か 特徴とか なかったですか?

♬~

青いあざ…。

首の後ろに 青いあざが…。

じゃあ その男が
あなたを死ぬ気にさせるために…。

だから そうだって言ってるじゃない!

<不可解だった。

だが 詩織が嘘をついているようにも
見えない>

(小山)こっちがいい? アハハ。

 

もしもし 小山哲也さんですか?
何でしょうか?

松島詩織さんに 荷物送りましたよね?

(小山)あんた 誰だよ?
探偵です。 ねずみ 送りましたよね?

ちょっと待ってよ。
何で探偵が出てくんの?

なぜ そんな嫌がらせをしたのか
知りたいだけです。

それは… 詩織に頼まれたからだろ。

詩織さんに?
(小山)そうだよ。

…っていうか
俺も よく分かんないんだけど

会社宛てに 詩織から荷物が届いてさ…。

(小山)「私に死にたくなるくらい
ひどいことをしてください。

十万円は その謝礼です」って。

で 送付状が たくさん入ってたから

何か 詩織に
嫌がるものを送ればいいのかなと思って。

で ねずみの死骸ですか?

確かに 変だなと思ったけどさ
子どもが生まれて 何かと金かかるし…。

<見事なくらい うり二つ。

ということは 松島詩織が
全て 自分で仕組んだことなのか?>

(チャイム)

「弁当 買ってきました」。
はい。

いります?
ありがとう。

何か… 眠くなってきた。

ベランダ 開けさして下さい。

あれ?
≪(城都)どうかしました?

村木の車がない。

見張ってるはずだったよね?

ああ それが 不法侵入で
警察に連行されちゃいました。

不法侵入?

うっかり 私有地に
入り込んじゃったらしいですよ。

<嘘だ。 あの村木が
そんな初歩的なミスをするはずがない>

だいぶ お疲れのようですね。

あんた 薬 入れた?

♬~

いやっ…。

♬~

入って。

警察 呼んで!
(ドアをたたく音)

早く 110番
≪(城都)できねえよな!

警察なんて呼べるわけねえよ!

詩織さん 早く電話!

あんたが死にてえって言ったんだろ!
死ねよ!

聞いちゃダメ!

♬~

死ねよ! 死にたいんだろ? 早く死ねよ!

(笑い声)

(笑い声)

(詩織の笑い声)

(ドアが開く音)

チッ。

また面白いこと やらかしたそうですね。
管理官の岡田警視様が

わざわざ出張ってくるような事件じゃ
ないですけど。

ええ もちろん。
僕は ただ冷やかしに来ただけです。

あ~ 忙しい 忙しい。

どんな感じでした?
殺されるのを覚悟した瞬間。

別に。 城都に殺意なんてなかったし。

ほう 断言しますね。
うん。

お金もらって 嫌がらせしてくれって
頼まれたって言ってるんでしょ。

いいえ。

えっ?

覚えてないって言ってるそうです。

はっ?

ビルから植木鉢が落ちてきて
それ以降のことは記憶にないそうです。

何これ。
城都が所持していたものです。

これを?

あっ 触ってもいいですよ。
証拠品と同じものを買ってきたんで。

この手紙も そのヤジロベエも
どこで入手したのか覚えてないそうです。

今 筆跡鑑定を…。
松島詩織の字だと思う。

いいんですか? 断言して。
うん。

同じようなこと頼まれたって人が
ほかにもいるから。

金を払うから 死ぬ気にさせてくれと?

お金だけじゃないんじゃないかな。

ほかに何が?
悪意。

悪意?

内村りみっていう
詩織の親友に会ってきたんだけどさ…。

(りみ)何か やめられなくなっちゃって…。

だって 詩織が頼んできたんですよ。
「思いっきり悪口書いて」って。

で 詩織の嫌なとこ思い出して
書き込んでたら

何か 楽しくなっちゃったんですよね。
もう詩織が どうとかじゃないの。

悪口を書くっていう行為自体が
楽しくって…。

それは理解できないこともないですね。
自分の親友にだよ?

ひどいことするね。

ほんのちょっとの力なんですよ。
人から悪意を引き出すなんて。

その悪意を利用して

松島詩織を追い込んだ人間がいる。

それが濃紺の悪魔ってことですか?
そんなことまで聞いたの?

ええ。 あまりに面白いんで
松島詩織さんにも会ってきました。

で?
ん?

信じる? 彼女の話。

う~ん… 誰も見てないそうです。

バーの店員も 常連客も 誰も
そんな男は覚えてないと。

でもさ 覚えてないだけで…。
(ドアが開く音)

お願い 助けて。

どうしたんですか?

伯父が 私を病院に連れていくって
言ってるの。

私を病院に閉じ込めておくつもりなの。

<逃げやがった>

あっ… どうぞ座って下さい。

逃げ出さずに 伯父さんと
よく話し合った方が

いいんじゃないですか?
無理。

だって あの人 私のこと
信じてないんだもん。

仕事から逃げようとして
私が仕組んでるんだろうって。

だから 私を もう自由には
させておけないって。

本当にいるのに…。

全部 あいつの仕業なのに…。

ねえ。 あなたは信じてくれてるよね?

ああ… でも ほかに見た人は
いないそうです。

その… あなたの言う濃紺の悪魔。
でも いたのよ。

全部 その人がやったことなの。
あなたを自殺に追い込むために?

こんな目にあったら
誰だって自殺したくなるわよ。

もう 人間関係は めちゃくちゃ。

私の味方なんか 一人もいなかった。

(泣き声)

(ドアが開く音)

ここにいました!

伯父さんに連絡したんだ。
えっ?

味方のふりして あなたも?

ああ… 違います。
スマホ 簡単に追跡できちゃう…。

嘘よ… 嘘。

あなただけは
信じてくれてると思ってたのに…。

詩織の伯父です。 ご迷惑をかけました。

さあ 詩織 行こう。

いるんだから 濃紺の悪魔。

分かったから とにかく行こう。 ねっ?
本当にいるんだから。

ちょ ちょ ちょっと待って下さい。
どこに連れていくんですか?

このまま病院に。
ちゃんと治療を受けさせますから。 さあ。

♬~

あ~。

任せた方がいいですよ。
その方が安全です。

これ以上 不安や恐怖にさらされたら
あの人は本当に壊れてしまう。

私は ただ
本当のことが知りたいだけなの。

本当のことなんて
誰が知ってるんですかね?

えっ?

本当に本当のことなんて

実は 本人も
分からないんじゃないですかね。

文学しちゃって。
すいません。 インテリなんで。

「深淵を覗くとき

深淵もまた こちらを覗いているのだ」。
だから 何が言いたいわけ?

じゃあ もうちょっと分かりやすいので。
「好奇心が猫を殺す」。

<つまり岡田は
「深入りするな」と言いたかったのだろう>

だったら 最初から
そう言やいいじゃん。

(猫の鳴き声)

[ 回想 ] いるんだから 濃紺の悪魔。
本当にいるんだから。

(猫の鳴き声)

<するなと言われれば

したくなるのは猫だけじゃない>

(猫の鳴き声)

警察にも言いましたけど

濃紺のコートの男なんて
いっぱい来るんですよ。

首の後ろに あざがあるんだけど。
さあ 見てませんね。

本当に見てない?
覚えてないだけじゃなくて?

あんた 誰なの?

松島詩織さんに代わって

あなたに
受け取ってもらおうと思いましてね。

何で私に?

彼女は もう受け取れませんからね。

どういうこと?
喜んであげて下さい。

少なくとも 松島詩織は

ただ死んでいくだけの
退屈な死を迎えずに済んだんですから。

だから どういうこと?
あなたのお姉さん… 葉村珠洲さん。

(珠洲)じゃあね。 バイバ~イ。

何? 珠洲が何だっていうの?

(拍手)

ブラボー!

見事な最期でした。

♬~

死んだ?
死んだって どういうことですか?

ねえ ちゃんと説明して下さい。

松島詩織が死んだって
どういうことですか?

ゆうべ トラックにはねられて
即死だったそうだ。

そんな…。 だって
伯父さんが病院に入れたんじゃ…。

その病院を逃げ出したんだよ。

急に 車道に飛び出してきたって。
目撃者も大勢いる。

じゃあ 自殺だっていうんですか?
まあ そういうこったな。

本当だったんです 松島詩織が言ったこと。

本当にいたの 濃紺の悪魔。

何すか?

忘れろ 葉村。 何でですか?
知りたくないですか? 本当のこと。

どこまで知りたいんだ?
どこまで知れば満足するんだ?

俺らの商売 深掘りしてって
いいことあったか?

嫌なもん見せつけられて
痛い目 見るだけだろ。

じゃあ 城都に会わせて下さい。
城都?

城都も会ってるはずなんです 濃紺の男に。

あっ これ… これ。

これ 見て下さい。

これ 城都も持ってましたよね。
催眠術だと思うんです。

濃紺の悪魔に催眠術にかけられて
だから 男を見てないとかって。

大体 おかしいんですよ。
探偵が依頼人を襲うとか。

でも 催眠術にかけられてたとしたら?
それで操られて…。

(村木)葉村。 お前 大丈夫か?

催眠術とか 本気で言ってんのか?
お前らしくもない。

この件は終わったんだ。 調査完了。
分かったな?

♬~

でも いたのよ。
全部 その人がやったことなの。

♬~

あなたのお姉さん… 葉村珠洲さん。

見事な最期でした。

♬~

<珠洲は ただ
幸せになりたかっただけだ。

しかし 失敗して自滅した。

それ以外に何があるというのか…>

何でだろう 私。
あんた殺すことしか考えてなかった。

珍しいですね 葉村さんから電話なんて。

ちょっと調べてほしいことが
あるんだけど。

何でしょう?

お姉ちゃん… ああ 珠洲の遺品に
ヤジロベエってなかった?

♬~

(野々村)次のフェア
何か 盛り上がるのにしてよ。

(柿崎)コージーミステリは?
滋味があって好きなんですよね~。

凶悪な犯罪者がいい。
で 投票でランキングつけるのは?

(野々村)お~ それ いいね。
(富山)葉村 何か いいアイデアな~い?

ちょっと これも仕事よ。
バイト代 削っちゃうわよ~。

ねえ 葉村ちゃん。

松島詩織さんのこと 気にしてる?

あのね お店のお客さんにもいたんだよ。

お母さんの自殺を
止められなかったっていう人。

でも その人は
病気だって割り切ってたよ。

お母さんの意思で
そうしたんじゃなくて 病気…。 ごめん。

<珠洲の所持品に
ヤジロベエはなかった>

 

はい。

もしもし 葉村さんですか?

あんた 一体 何者なの?

あなたのファンですよ。

熱烈なファンとして 葉村さんに
すばらしい贈り物があるんです。

2つ用意しました。
お好きな方を選んで下さい。

ああ… 選ばれなかった方は
処分しますので

慎重に選んで下さいね。
何 言ってんの?

1つ目のプレゼントは
あなたのお姉さん

葉村珠洲が自殺した理由。

2つ目のプレゼントは
アケミちゃんの安全です。

珠洲が自殺した理由?
そんなの分かってるよ。

プレゼント 受け取り場所が違うから
気を付けて下さい。

葉村珠洲の自殺の理由が
知りたければ 夢の川公園に。

アケミちゃんに無事でいてもらいたいなら
窪田本町駅前の広場に。

どっちにしても 今から30分後
午前10時55分までに来て下さい。

でないと 振られたショックで

プレゼントを
2つとも捨ててしまうかもしれません。

バカバカしい。

あんたが
珠洲の何 知ってるっていうの?

(電話が切れる音)

♬~

<夢の川公園まで
タクシーを飛ばせば間に合う>

(呼び出し音)

もしもし 富山さん?
アケミちゃんの連絡先 知ってます?

携帯でもいい?
あっ でも 今 つながらないかもね。

映画を見に行くって言ってたから。
映画?

名画座
大好きな映画やってるんだって。

じゃあ もういいです。 はい 大丈夫です。
ありがとうございました。

<映画を見ているなら
アケミちゃんは大丈夫だ>

♬~

すいません
夢の川公園までお願いします。

夢の川公園? どっちから行きます?

お客さん?

すいません やっぱり
窪田本町駅までお願いします。

♬~

<やはり
映画を見ているはずのアケミちゃんが

こんなところにいるはずがない。
夢の川公園に行っておけばよかった>

あれ? 葉村ちゃんじゃない?

やっぱり葉村ちゃんだ。
ねえねえ どうして ここにいるの?

映画は? 映画 見てたんじゃないの?

映画? あ~ 何かね
そのつもりだったんだけど

急に シシケバブ 食べたくなっちゃって。
シシケバブ

(アケミ)うん。 あのね 大好きな
トルコ料理屋さんが あそこにあるの。

はい 行こう。
一緒に行こう 葉村ちゃんも。

ねえねえねえ 誰かさ こう…
濃紺のコート着た男に会わなかった?

えっ? 男の人?
そんなの いっぱいいるよ~。

…っていうか
シシケバブのこと考えたらさ

走っちゃったから もう 暑い…。
汗かいちゃった~。

どうしたの? そのハンカチ。
えっ? これ?

誰かから もらったのかなあ。
そんなの覚えてないよ。

あっ 行こう ランチ。
ねっ? シシケバブ。 食べよう 一緒に。

ごめんごめん。 また今度にするわ。

え~? またね。 じゃあね。

 

プレゼントは
気に入ってもらえましたか?

♬~

偶然… 偶然でしょ。

心外ですね。
ちゃんと アケミちゃんを届けたのに。

嘘…。 本当は 珠洲のことだって
何も知らないんでしょ?

私はね 嘘も偶然も大嫌いなんですよ。

だから 偶然の死なんて
絶対に許せない。

そこで
もう一度 チャンスをあげましょう。

結構です。
素直じゃないですね。

本当は欲しいから電話に出たんでしょ?
では 15分後に影山団地で。

ああ 同じ時間に登記所の正面玄関で
村木義弘に何か起こるかもしれません。

(電話が切れる音)

♬~

<村木なら大丈夫だ。

私が行かなくても
身の危険くらい自分で追い払える。

私は どちらへも行かない。

あんな男に つきあうもんか>

♬~

もしもし?
(村木)おお どうした?

村木さん 今 どこにいます?
(村木)俺? 俺は今 登記所。

何で?
(村木)失踪人捜し。

依頼人に付き添ってさ…。
動かないで下さい。 そこにいて!

♬~

<私のせいだ…>

[ 回想 ] (村木)葉村。 お前 大丈夫か?

催眠術とか 本気で言ってんのか?
お前らしくもない。

村木のバ~カ!

 

悲しいですね
私を信じてくれないなんて。

あなたなら分かってくれると思ったのに。

何を分かれっていうの?

もう一度だけ チャンスをあげましょう。
本当に これが最後です。

これを逃せば 葉村 晶は

葉村珠洲の事件の真相を
知ることはできない。

そんなの もう どうでもいい。
ほっといてくんない?

今すぐ マーダーベアブックショップへ
行って下さい。

あなたの知りたいことは
全て そこにあります。

来なければ 自動的に破壊します。

自動的に?
あんたが そこにいるんじゃないの?

いいえ。 もう会うことはないでしょう。
10分後に 私は死にます。

へえ~。

今度は事件の真相か あんたの命か
私に選ばせようってわけ?

(ピアノの音)

だったら せめて あんたが
どこにいるかぐらい教えなさいよ。

(電話が切れる音)

♬~

まだ10分たってないよ。

いいんですか? こっちに来たら
お姉さんの事件の真相は謎のままですよ。

うん。 いいや。 知ってもしょうがないし。

嘘だ。 事件の真相を知って
納得したいはずだ。

…って思ってたんだけど
でも よくよく考えたら

何を知らされても
私 納得しないと思うんだよね。

そもそも 珠洲のことだけじゃないしね。

この世に 納得ができる死なんて
あるわけないよ。

それは 意味のない死だからでしょう。

でも その死に意味があれば
納得できるんじゃないですか?

意味のある死? 何それ。

自分で選び取った死ですよ。

それが 何で意味があるわけ?

この世が地獄だと抗議できるからです。
はあ?

あなたのお姉さんは幸せでしたか?
松島詩織は?

生きてることが
地獄だったんじゃないですか?

だから 自らの意思で抜け出した。
十分 意味のある死でしょう。

私は その地獄から抜け出す手伝いを
してやったんだ。

バ~カ言ってんな この悪魔。

あんたは ただ 死を
もてあそびたいだけじゃんか。

それを生きてるのが地獄だなんて
そんな都合のいい地獄があってたまるか。

じゃあ あなたは この世が
地獄じゃないって言い切れるんですか?

こんな 悪意に満ちたやつらの中で
生きるなんて地獄じゃないか。

♬~

やっぱ あんた そうなんだね。
かわいそうに。

かわいそう? 私が?

うん。 かわいそう。

あんた 本当は いい人なんだね。

だから 人の悪意が耐え難くて
地獄だなんて言いだしたんでしょ?

ねえ 人の悪意にさらされるのが
地獄だとしても

あんたも悪意に染まることないじゃん。
それで地獄終わんないよ。

(拍手)

お見事です 葉村さん。 あなたなら
分かってくれると思ってましたよ。

でも あと もう一息ですよ 葉村さん。

あなたが ここに来たのは

真相を知っても
しょうがないからだと言った。

でも 本当は 私が死ぬのを
放っておけなかったからでしょう?

そして そんな自分の優しさを
持て余してる。

優しさ?

ただ 死なれたら
寝覚めが悪いなと思っただけだよ。

そう それ!
もう 気付いてるじゃないですか。

優しさなんて 所詮 偽善だって。

偽善って…。

今 ここで私の命を救ったところで
私の精神まで救われるわけじゃない。

それとも…
そこまで私に尽くしてくれますか?

できないでしょう。 松島詩織も

お姉さんですら
救えなかったんですからね。

(アラーム・ピアノの音)

残念 もう時間切れだ。

(ピアノの音)

待って! 嘘なんでしょ?

あんた 本当は 珠洲になんて
会ってないんでしょ?

やっぱり 知りたいんじゃないか。

真実は闇の中。
あんたにとっての地獄でしょうね。

♬~

本当は 珠洲のことなんて
何も知らないんでしょ?

♬~

先日は お役に立てませんで。

♬~

小宮山英夫 44歳。

裁判官だったんだ。
3年前までは。

父親に虐待されて殺された
小学1年生の男の子が

「大人の人 僕を助けて」と書き残していた
事件 覚えてませんか?

ああ… ちょっと
似たような事件が多すぎて…。

調べてみたら 小宮山は ほかにも

親に殺された子どもの事件を
2件も担当していた。

3件目で
オーバーフローしちゃったんだね。

いや 幼児虐待だけじゃない。

ストーカー被害を警察に相談していた
女子高生が殺された事件

DVで殺された女性の事件…。

まだ続けます?

地獄だね。

お代わり。

葉村さん 首の後ろに
あざなんて ありましたっけ? えっ?

冗談です。

冗談じゃないのかも。

見えないだけで
あざは あるのかもしんないね。

今から 3つ数えます。

3つ数えたら 手をたたきます。
そしたら あなたは目が覚める。

3。

2。

1。
(手をたたく音)

♬~

滝沢美和さん 捜してんの。
知らない。

女子高生が殺されたんだ。
もしかして 殺されたのって…。

<これが 最悪の10日間の幕開けだった>

探偵さん 美和を捜して。

♬~