ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

病院の治しかた 第4話 小泉孝太郎、高嶋政伸、小西真奈美、稲葉友… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『ドラマBiz 病院の治しかた ドクター有原の挑戦 #4』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 産科
  2. 病院
  3. 彩名
  4. 赤字
  5. 野林先生
  6. 患者
  7. 院長
  8. 先生
  9. 時間救急
  10. 心配
  11. 小児科医
  12. お産
  13. お願い
  14. ドクター
  15. 医者
  16. 銀行
  17. 時間
  18. 心臓
  19. 倉嶋
  20. 閉鎖

f:id:dramalog:20200214225230p:plain

『ドラマBiz 病院の治しかた ドクター有原の挑戦 #4』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

ドラマBiz 病院の治しかた ドクター有原の挑戦 #4[字]

倒産寸前の病院を立て直す!感動と奇跡の実話!東京の医大のエリート医師・有原修平は父の病院である有原総合病院の危機に直面。様々な軋轢を生みながらも改革を進める。

詳細情報
番組内容
倉嶋亮介(高嶋政伸)が正式な職員となり、24時間救急対応する病院として再出発した有原病院。だが小児科医に欠員が生じ、野林良治(松本岳)ひとりが請け負う事態に。倉嶋は野林を心配するが、有原修平(小泉孝太郎)は24時間体制で精一杯。そんな中、野林がオペ前に姿を消してしまう。産婦人科の継続も難しくなり、閉鎖も取りざたされる事態に陥るが、またも修平がおかしな提案を…。
出演者1
有原修平…小泉孝太郎
倉嶋亮介…高嶋政伸
有原志保…小西真奈美

江口智也…稲葉友
砂岡武雄…福本伸一
牧原智美…安藤玉恵
藤田隆文…小松利昌
坂本史郎…浅見小四郎
桐山耕三…木村靖司
出演者2
兵藤悦子…浅田美代子
米田正光…中村雅俊
脚本・監督
【脚本】山本むつみ

【監督】宮脇亮

【企画協力】社会医療法人財団慈泉会 相澤病院
音楽
【音楽】羽毛田丈史

【主題歌】久保田利伸 LIFE (「病院の治しかた」Ver.) Sony Music Labels
ホームページ
www.tv-tokyo.co.jp/byouinnonaoshikata/

 

 


赤字だらけの地方病院を

どこにも負けない病院に
作り変えたいんです。

その戦いに
一緒に 挑んでください。

24時間365日

どんな患者さんも
拒まずに受け入れる救急医療を

僕は 有原総合病院の
柱に据えたいと考えているんです。

医者も 人間。
ブラック企業のような労働条件では

医療事故のリスクが
高まるだけですよ。

野林先生 自発呼吸は?

入ります。
SPO2 下がってます。

ルート確保して。 胸部X線 撮るよ。

技師の先生に 大至急 連絡して。
はい!

母さん しっかり!
母さん!

風邪が 引き金になって

持病の間質性肺炎
急性増悪したと思われます。

助かりますよね? 先生。

呼吸不全を起こしていまして

残念ですが 回復が
見込める状態ではありません。

(泣き声)

(宇野)呼吸あります。

循環の確認します。

とう骨動脈 触れています。

手を握ってください。

反応ありません。

野林先生 判断をお願いします。

野林先生!

あっ はい…。

トリアージ お願いします。

えっと…。

この患者は 黄色です。
(舌打ち)

従命反応ないんだから
トリアージは 赤でしょ。

真面目に やってよ!

うるせぇな…。

うるせぇんだよ。
なんだって!?

まぁ まぁ まぁ。 まぁ まぁ…。

事務長 患者は寝ていてください。
あっ すみません。

(宇野)野林先生!
ちょっ どこ行くんですか!?

野林先生!
(ドアの開閉音)

助かりますよね? 先生。

回復が
見込める状態ではありません

(泣き声)

助けられたはずなのに…。

(ノック)

失礼します。

倉嶋さん なにか。

野林先生のことですが
かなり お疲れの様子です。

そうですよね。

早く
小児科医を獲得しないことには。

今日のトリアージ講習でも
様子が おかしくて…。

そう トリアージです!

いつでも
駆け込める場所であること

なんとしても
トリアージの精度を高めなければ。

は… はい?

救急に行くのが気が引けると
思われていては

救える命も 救えません。

なんのために 24時間365日の
看板を掲げているのか…。

もっと 利用しやすくなるように
今の救急体制を見直さなければ。

はい…。

で 野林先生の件ですが

早めに 一度
話してみてもらえませんか?

わかりました。
今週中に 必ず時間を作ります。

あっ いけない!

救急医療協会の理事が
医大に 来てるんです。

時間を作ってもらったんで
話を伺ってきますね。

じゃあ。

(ドアの開閉音)

野林先生!

カイザーの立ち会い
どうなってるんですか!

ちょっと 野林先生は?

えっ 野林先生が いない?

予定帝王切開のオペが
入っているのに

医局にも 宿直室にも
いないんです。

電話は?
つながりません。

電源を切っているみたいで。

野林先生の家
この近くでしたよね?

ええ。
私 様子を見てきます。

住所を教えてもらえますか?
ええ。

野林先生…。

ここでしたか。

帝王切開のオペ 始まりますよ。

さっ 戻りましょう。

何度も 思い出すんです。

子どもの救急患者が 次々 来て…。

病院 着きましたからね。
佐藤さん!

(野林)そこに
早期剥離の妊婦の緊急オペ。

自発呼吸は?
まだです。

気道確保して 呼吸刺激します!

(野林)産声が
なかなか 上がらなくて…。

何か1つ 違ってたら
赤ちゃんは 蘇生しなかった。

次は 助ける自信がありません。

わかりました。

少し 休んで

それから ゆっくり考えましょう。

野林先生。

ハァ よかった。 捜したんですよ?

(倉嶋)院長に 相談しましょう。

ねっ?

無理です。

ここでは もう やっていけません。

(ノック)

家まで 送ってきました。

ありがとうございます。

どうしても 辞めたいそうです。

1人で小児科を支えるのは
自分には 無理だと。

頑張ってほしいとは
言えませんでした。

僕の責任です。

話し合う時間を作らなかった。

事務長から 言われていたのに

野林先生との面談を
後回しにしてしまったんです。

僕が 追い詰めたんです。

(三塚)代わりの小児科医
いつ 来るんですか?

野林先生が辞めて
もう 10日以上 たつんですよ?

今 複数のドクターと交渉中です。

もう少し 待ってください。

いや 待てと言われても…。

小児科医が 1人もいないんじゃ
お産は とれません。

ベテランのナースも 助産師も
そろってるんですから

しばらく なんとかなりませんか?

何も わかってないな。
素人は 黙っててくれ!

三塚先生。

月に 60件以上とっている
お産のうち

高齢の出産や 難産が
予想されているものが 半分。

産院や 助産院から転院してくる
ハイリスクの妊婦が 2割。

問題なく 順調に進んでいる
お産でも

いつ 何が起きるか
わからないんです。

新生児蘇生を託せる
小児科医なしで

ハイリスク妊婦を引き受けるなど
無責任 極まる!

スポットで入れる 非常勤の先生
なんとか 手配しますから…。

常勤医が いなくて
万一 事故が起きたら

誰が 責任取るんですか!?
それは…。

とにかく リスクを抱えた妊婦は

大学病院に移ってもらいます。

いいですね?

わかりました。

母子の安全を最優先してください。

安田さん。
あっ。

これ 紹介状です。

甲府医大病院の産科を
受診するときに

提出してください。

どうしても 移らないと
ダメなんですか?

先生から 説明がありましたよね?

40過ぎてるし 血圧も高いから

安全を考えて 大学病院にって
言われたけど

8か月で 病院 変わるなんて…。

有原病院なら安心だと
思ってたのに。

すみません。 こちらの事情で
不安な思いにさせて。

ここの産科
なくなっちゃうんですか?

あ… いえ それは…。

ドクター2人と研修医が1人
看護師8人 助産師6人。

この陣容で 産科は月に60件ほどの
お産を扱ってきました。

入院室は ほぼ満室で
平均7日で回転。

利益率は高く
有原総合病院の収益の柱です。

その柱がなくなるわけだ。

ゼロというわけではありませんが
安全を考えると

月に6件から10件程度に
抑えたいとのことです。

月に6件…
そんなに減るんですか。

小児科医の手配は
どうなりました?

すみません。

いくつか進めていた話が
すべて 破談になって…。

例のうわさのせいじゃ
ないですか?

有原総合病院に行くと
小児科医は潰されるって。

潰されるって
そんな ひどい言い方…。

野林先生のことは
私の配慮が足りませんでした。

本当に申し訳ありません。

配慮不足で済む話じゃないだろう。

今 話し合いたいのは

責任追及ではなく
今後 産科をどうするか です。

あれだけのスタッフを抱えたまま
10件程度のお産では

毎日 毎日
赤字が積み上がることになります。

スタッフを減らすっていうんですか?

いったん 病院を移ったら
二度と戻ってきません。

そうですよね…
小児科医が見つかっても

産科のスタッフがいなくなってたら
やっぱり お産は取れないし。

私としては 産科の閉鎖も

検討すべきではないか と
考えています。

産科をやめる!?

人件費やコストを
大幅に削減できるので

赤字は
最小限に抑えられるはずです。

いっそのこと 24時間救急も
休止にしたら どうだ?

(砂岡)それと これとは
問題が違いますよ。

根っこは同じだろ。

野林先生が
離脱することになったのは

ムチャな24時間救急が
原因なんだから。

ドクターたちの不満 爆発寸前ですよ。

宿直の負担が増えたうえに

専門外の患者まで
診ることになったって。

今が撤退する潮時じゃないのか?

いくらなんでも極論です。

24時間救急は
始めたばかりじゃないですか。

院長先生… どう お考えですか?

僕は 産科は
なくすべきでないと考えます。

24時間救急についても
撤退することは考えられない。

むしろ もっと広く周知をさせて
患者を増やしていくべきだと…。

そんな考えだから
バーンアウトする人間が出るんだ。

院長は 第二 第三の野林先生を
作るつもりですか!?

しかし 産科も24時間救急も

患者にとっては
必要な医療なんです。

患者 患者ってね… 医者の都合も
少しは考えなさいよ!

今は 産科をどうするか です。

まず 私のほうで 閉鎖した場合の
収支を試算してみます。

いや 閉鎖するつもりは…。

赤字を垂れ流すわけには
いきません。

経営面からいえば 閉鎖というのも
選択肢のひとつなんです。

とにかく 試算を出してみます。

それをもとに 改めて検討すると
いうことでは いかがでしょうか。

わかりました。
それでお願いします。

理想論を振りかざして
暴走するのは

いいかげんに してもらいたいね。
失礼!

失礼します。

(悲鳴)

パパ 来て!

早く! 早く 早く!
ん!? どうした? どうした?

ほら あれ!
パパ 早く捕まえてよ!

これ… コオロギか?

おっ!

こんなもの どこが怖いんだよ?

コオロギのほうが
お前たち 怖がってるぞ。

ほいっ!
うわ… 素手で虫さわった!

気持ち悪っ!
ねぇ 早く 手 洗ってきなよ!

ほら 早く!
早く!

な… なんだよ!
助けに来てやったのに。

なんだよ!

ったく… アイツらときたら もう!
ん? どうしたの?

用が済んだら 早く出てけとさ。

あの年頃は そんなもんよ。
けどな…。

あなただって
偉そうなこと言えないでしょ?

ずっと仕事優先で 家庭を
ないがしろに してきたんだから。

いや… それは そうなんだけど。

おっ! かわいいな それ。

姪っ子の入学祝い。

茜たちが小さい頃は
よく こういうの作ってたけど。

もう 親の手作りを
喜ぶ年じゃないしね。

2人とも
有原病院で産まれたんだよな…。

そうよ。

あなたが
全然 帰ってこないから

陣痛が来たときも
私1人で病院に行きました。

昔のこと チクチクチクチク 言うなって…。

まぁ あなたじゃ

いざというときの
役には立たないし。

お産の途中で
もし 何かあっても

総合病院なら なんとかなるって
思ってたけどね。

有原病院から産科がなくなったら
困るよな。

当たり前でしょ!

茜や沙羅だって そのうち結婚して
子どもができたりするのよ。

いい病院がなかったら 安心して
赤ちゃん産めないじゃない。

もし 産科がなくなるようなことが
あったら

あなた
病院の事務長 失格だからね。

これ できたて。 おいしいですよ。
あっ… ありがとうございます。

有原先生の奥さんですよね?

あぁ! あの 父の葬儀に
いらしてくださった…。

牧原です。

あの 奥さん… あと10分で
このコーナー 2割引になりますよ。

えっ? あっ… じゃあ それまで
他のコーナー 見てきます。

(彩名)ママ。

彩名!

どうしたの?
うん…。

体育の授業で走ったら
このへんが苦しくなって…。

なんか 気持ち悪い。

あっ! あの 私が…。

ごめんね。

ちょっと 熱があるみたいですね。

ママ… 今 仕事が
いちばん忙しい時間なの。

1人で 病院行ける?
うん…。

あの… 有原病院だったら
私が一緒に行きましょうか?

いいんですか?

一緒に行こうか。

うん。
うん。

(悦子)あ~っ!
(彩名)あ~っ!

あぁ 少し赤くなってるね。

のど ちょっと痛いでしょう?
少し。

あの… いつもの先生は?

あぁ… ごめんね。
小児科の先生 今 いないんだ。

ちょっとだけ 胸の音 聞かせてね。
ごめんね。

(心音)

破水して 救急車で運ばれたとき
まだ32週で

小さく生まれた この子が…

悦子さん 心エコー検査します。
準備 お願いします。

わかりました。

彩名ちゃん…
今から 心臓の検査をするね。

心臓?
うん。

30分くらい かかるけど
痛くもなんともない。

ベッドで横になって
リラックスしてるだけ。

おばさん
検査終わるまで 待ってるね。

うん。

待合室で待っててね。

じゃあ 行こうか。

あっ! 智美さん こっちです。

検査って…
なんか あったんですか?

(扉の開く音)

牧原さん 検査結果の説明を
しますので 中にどうぞ。

心音に気になるところが
あったので

超音波の検査をしました。

これが
彩名ちゃんの心臓の画像です。

これだと ちょっと
わかりにくいかもしれませんね。

先生。

心臓には こんなふうに
4つの部屋があります。

上のほうにあるのが
血液のタンクにあたる

右心房と左心房です。

その間にあるのが
心房中隔といいます。

彩名ちゃんの場合 ここに穴が
開いていることがわかりました。

か… かえる。

ル ルビー。

胎児のときは
誰でも穴が開いているんです。

産まれてからしばらくすると

しぜんに閉じていくんですけど

彩名ちゃんの場合
完全には閉じなかったんですね。

早産のせいですか? あの子を
小さく産んでしまったから。

その可能性はあります。

ただ 彩名ちゃんの場合
穴は15ミリ程度です。

開胸手術をしなくても

この カテーテルという管を
血管に入れて

傘のようなもので蓋をすれば
治療することができます。

心臓にこんなものを。

とても小さなものなんです。

カテーテル治療は
2時間くらいで終わります。

数日間の入院は必要ですが

開胸手術と比べて
体への負担は ずっと少ないです。

その治療 ここで
やっていただけるんでしょうか?

すみません。 うちの病院には
まだ 心臓カテーテルの設備がなくて。

そんな。

甲府医大で診てもらえるよう
紹介状を書きます。

心配しないでください。

医大病院には
カテーテルの得意な先生がいますから。

すぐに紹介状を作りますので
前で待っててください。

ご心配ですよね。

でも ああ見えて主人は

心臓に関しては
なかなかの医者なんですよ。

心配ないと言うなら
信じて大丈夫です。

娘にも ママは心配しすぎって
いつも言われるんです。

でも 一人親ですし

こういうときに
頼れる家族もいないから

どうしても心細くて。

親御さんやご兄弟は?

わかりません。
今どうしているのか。
えっ?

親と折り合いが悪くて

高校の途中で
家出しちゃったんです。

それっきり
家族とは縁が切れてて。

この子の父親とも…
産まれる前に別れたので

ずっと2人きりなんです。
私と彩名。

そうだったんですか。

江口さん検査結果の整理もお願い。
えっ!

私たち今日は
夜間救急担当で忙しいの。

僕だって手いっぱいですよ。

ここんとこ
検査予約だの入院案内だのが

激増してるんだから。

転職したときは
こんなハードな勤務だなんて

全然 聞いてなかったのに。

もうやめてくれないかな
24時間救急。

あっ。

これ甲府医大の循環器の

先生宛てで
封書にしてほしいんだ。

大至急。
はい すぐやります。

江口くん。

君 文句が多いね。

医療に携わる者として

1人でも多くの患者さんを
救いたいっていう気持ちないの?

すみません。

封書急いで。

怖っ。

珍しいわね。
院長が大きな声出すなんて。

なんかあったんですかね。

悔しいのよ院長先生は。
悔しい?

心臓カテーテル治療なら
誰にも負けない腕があるのに

うちには その設備がないから。

今は あれやこれやで
行き詰まっちゃって。

ハァ…。

はい。
うおっ 何これ?

手伝って。

あれ?
この花 前からあったっけ?

1か月くらい前に。

毎日 視界に入ってたはずなのに

お目にとまりませんでしたか?

最近 ゴタゴタ続きで

庭を眺める余裕なんてなかったよ。

智美さん大丈夫そう?

あぁ。
彩名ちゃんのことなら心配ない。

心房中隔の欠損といっても
ごく小さいものだし。

私が心配してるのは
智美さんのほうだよ。
えっ?

すごく
気にしてるみたいだったから。

彩名ちゃんの心臓に
穴があるのは 自分のせいだって。

あぁ 臓器が十分

発達してないときに
産まれちゃったからね。

まったく無関係とは言えないし。

でも早産したのは
智美さんのせいじゃないから。

それがね 彩名ちゃんが
おなかにいるとき

経済的にも苦しくて
ずいぶん むちゃをしたんだって。

頼れる家族 誰もいないし。
えっ 誰もいないの?

一人親っていうのは
聞いてたけど。

若いときに家出して
実家とは縁が切れてるそうよ。

そういう話
患者さんとしないの?

そうだった 忘れてたよ。

医療の鉄則は 病気を診るな
病人を診ろ だったな…。

気にかけてあげてね。

お母さんって
子どもに何かあったら

自分が悪かったって
思いつめてしまうものだから。

うん。

私もそうだったもの
流産したとき。

不妊治療を続けてた3年間
何度も考えた。

あのとき もっと早く
妊娠に気づいてたら

赤ちゃん助かってたのかな。

仕事してたのが
いけなかったのかなって。

流産したのは
君のせいじゃない。

本当によく起きることで

何が原因なのかも
特定しきれないんだ。

わかってる。

子どものいない人生も
十分 楽しいよ。

うん。

でもね 赤ちゃんが産まれるって
やっぱりすごいことだから。

赤ちゃんは 命の塊。
未来そのものだもの。

病院って だんだん
弱っていく人も多いけど

産科は
命が生まれて育つところでしょ。

産科は 病院のパワースポットだよ。

さてさて 何の花植えようかな。

産科を閉鎖した場合

病院の収益がどう変わるか
試算してみました。

減収にはなりますが
大幅な人件費カットで

ギリギリ赤字は 回避できそうです。

僕は 諦める気はありません。

産科は 続けさせてください。

しかし小児科医が
見つからないままでは。

三塚先生の言うとおり

しばらくの間は リスクの高いお産は
大学病院に回して

うちは 月10件以内に
抑えることにします。

人員を減らして
規模を縮小するんですか?

そういうケースも
試算してみましたが…。

病棟の維持費を支えきれず
やはり大幅な赤字になります。

だったら
人員削減なんて やめましょう。

えっ?
お産の数 減らすんですよね?

余剰人員をどうするんです?

今回は めったにない
ビッグチャンスだととらえて

手のあいた人には
修業に出てもらいましょう。

(2人)ハァ?

僕は この分野に関して
あまりにも知識不足でした。

見てください。

今どきの産院は
サービス満点なんです。

アロマテラピーとか
出産後のお祝い膳とか

実に さまざまな工夫が
されています。

うちの産科は
医療レベルは高いんですが

こういう心遣いが
足りなかったんです。

小児科医が見つかって
産科が本格的に稼働するまで

ナースと助産師を
専門の産院に研修に出して

ノウハウを学んできてもらいましょう。

研修って こっちの都合に合わせて
受け入れたり

戻したりしてくれる病院が
あるでしょうか?

なんとかなりますよ
給料は うちが払うんですから。

えっ!?
今期は 赤字になりますが

ナースと助産師が学んできたノウハウで
産科のバリューが上がれば

有原病院で産みたいという
妊婦さんが増え

将来的には増収になります。
しかし…。

それから もう1つ。
今回のゴタゴタは

そもそも 24時間救急体制に
無理があったことが原因なんです。

今後も救急医療を
続けていくには

システムを 根本から
作りかえなければなりません。

えぇ…。
そこで新たに

救急専門医を雇い入れて

救急部門を他の診療科から
独立させようと思います。

このうえ人件費を
増やすっていうんですか?

そうです。 なぜ救急専門医が
必要かというと…。

私は反対です。
システムを説明しますから…。

経営のことを言ってるんです。

今 大きな赤字を出すことは
病院の自殺行為ですよ。

これ 有原病院からの紹介状です。
はい お預かりいたします。

お願いします。
はい。

ふぅ…。

ママ?

しっかり診てもらって
ちゃんと治そうね。

うん。

院長が病院改革に着手されて以来
財務状況は改善し

安定的な黒字経営のメドが
立ってきました。

銀行側は 今後も順調に

経営改善が進むことを
期待しています。

そんなときに
莫大な赤字を出す事態を

銀行が許すと思いますか?

私だって 産科の閉鎖など
提案したくない。

しかし 1つの診療科を守って

病院全体を失うことになったら
それこそ本末転倒です。

私も同感です。

銀行から融資引き上げを
言い出されたら

どうするおつもりですか?

24時間救急は 病院の柱です。
撤退はできません。

しかし 医者や看護師たちに
無理を強いる今のやり方では

また野林先生のように
追い込まれる人を出しかねない。

経営が成り立ってこその救急です。

これ以上 経費が膨らむことは
致命的な打撃です。

ですから 救急の仕組みを

北米ER型と呼ばれるものに
かえてみてはどうかと。

ERでは 救急専門医が
すべての患者を診察して

初期治療までを行います。

すべての患者を
1人の医者が診る?

はい。
救急医で判断がつかないときは

専門の医師に電話で指示を仰ぎ

より高度な治療が必要なときだけ
専門医が来院して

診療にあたるという仕組みです。

救急部門は 医者もナースも
3交代制で シフトを回す代わりに

病棟や外来の診療を一切しません。

このやり方を確立すれば

より少ない人数で
もっと効率的に

24時間救急を
回すことができないでしょうか?

一般の診療科の負担
かなり減らせますね。

救急医からの問い合わせや

呼び出しに応じてくれる
ドクターには

月額いくらかの定額報酬を

上乗せして
支払うことにしましょう。

なるほど。 インセンティブがつくなら

ドクターたちも
協力する意欲が湧きますよ。

野林先生のことがあって
ようやく気づいたんです。

僕は 患者さんに選ばれる病院に
なることばかり考えていて

現場で働く人たちのほうを
向いていなかった。

よい病院とは まず

そこで働く 医者や看護師たちに

選ばれるところでなければ
ならないのに。

産科の人員を削れば
赤字は減らせます。

でも 経営の都合でリストラをすれば

信頼関係が失われ
転職する人たちも出る。

人材こそが財産の病院にとって
それは大きな損失なんです。

今期の赤字は必ず取り返せる。

事務長 なんとか銀行の理解を
得ることはできないでしょうか?

無理です。 地方銀行
そんな余裕ありません。

収益を上げなければ
銀行だって破綻するんです。

生き残りが かかってるんですよ。

融資先にも当然 すぐに
結果を出すことが求められます。

確かに…。

今日 種をまいても

明日 花が咲くわけじゃ
ありません。

でも 種をまかなければ

いつまでたっても
花は咲かないんです。

倉嶋さん 今なんですよ。

今 何をするかで
病院の未来が決まるんです。

つまり 大幅な下方修正で

赤字決算になるのを
見逃してほしいということか。

はい。

ただ 赤字とはいっても

あくまで将来に向けての
戦略的なもので

業績不振や放漫経営に
よるものではないことを

お伝えしておこうと思いまして。
経営を悪化させるために

君は わざわざ銀行を辞めて
病院に転職したのか?

今期の赤字については
申し訳ありません。

しかし この事業計画は

産科を閉鎖したり
救急医療を縮小したりして

目先の赤字を減らすより

はるかに大きなリターンを
もたらすものと考えています。

甘いな。
院長は 君が古巣に泣きつけば

なんとかなると
高をくくってるんだろう。

いいえ 決して そんなことは…。

倉嶋くん。

病院も経営体である以上
赤字で終わる年度もあるだろう。

だが 経営再建の途上にある
有原病院においては

赤字が複数年度にわたることは
到底 認められない。

承知してます。

あくまで 今年度のみのことと
考えております。

院長も その決意でいるのかね?
はい もちろん。

わかった。

では
この事業計画を進めるといい。

副頭取!
それでは 特定の融資先に

手心を加えることになり
行内で問題になります。

コンセンサスは私が取る。
しかし…。

銀行の経営責任を負う立場で

みすみす損をするような
投資はしない。

あくまでも この事業計画に
勝算があると判断してのことだ。

君は 私の判断に
狂いがあるというのかね?

いえ それは…。

倉嶋くん。
はい。

我々が最終的に見るのは
あくまでも経営数値だ。

早急に計画を実行して
来年度には 結果を出すように。

いいね?
はい。

お大事に。
ありがとうございました。

午前の診療 これで終わりです。
お疲れさま。

お疲れさまでした。
お疲れさまでした。

院長 倉嶋さんから
電話がありました。

何て言ってました?

副頭取の了解を得たそうです。
よし!

やりました! よし!
いやぁ~。

あの…。
何? 江口くん。

甲府医大病院から
紹介状の返書が届きました。

あぁ 彩名ちゃんのか…
ありがとう。

江口くん ちょっと。
はい!

この前は
キツい言い方をして悪かったね。

え?

仕事が過密なのはよくわかってる。

負担を減らせるよう
改善していくから

もうしばらく辛抱してくれるかな。

はい! 失礼します!

おかしなヤツだな ハハハ…。

失礼します。

彩名ちゃん どうでしょうかね。
う~ん。

診断結果は
やはり心房中隔欠損症でしたね。

来月
カテーテル治療を行うとのことです。

あぁ よかった。
早々に対応してくれたんですね。

えぇ。

何かあったら呼んでくださいね。

ありがとうございます。

大丈夫? 気分悪くない?

平気。 何回も同じこと聞かないで。

あれ? 先生。
こんにちは。

明日 カテーテル治療だって聞いて
様子見に来たよ。

わざわざ ありがとうございます。
いえいえ。

何も怖くないから
心配しないでいいからね。

私 心配してないよ。
どんな治療をするのか

先生や看護師さんが
ちゃんと説明してくれたから。

そう。 すごいね。

ちゃんとわかったの?
うん わかった。

(智美)私が暗い顔していたら
彩名が不安になりますよね。

わかっては いるんです。

でも どうしても
心配が先に立って…。

だめですね…。

子どもが入院治療を受けるんです。
心配しない親なんていません。

あの子に申し訳なくて。

早産したばっかりに
弱い子に生まれて…。

苦しい思いを
させてきたのかと思うと。

お母さんのせいじゃありません。
いいえ 私のせい。

あの子の父親
私が妊娠したって言ったら

知らん顔して出て行ったんです。

1人きりになって 私…
赤ちゃんなんかどうでもいい

産まれても
どうせ育てられないって…。

ふっと そんな気になって。

お金もなくて
何もわからなかったから

通っていた産院にも
行かなくなりました。

だから 破水したときも
どうしたらいいか わからなくて。

前の院長先生が
受け入れてくれなかったら

彩名は 産まれていなかったかも。

ひどい母親。

妊娠中に
通院をやめたのは問題です。

でも だからといって そのせいで
早産したとは断定できません。

およそ20人に1人が
早産で産まれます。

原因はさまざまで
どれだけ気をつけていても

完全に防ぐことはできないんです。

だから
もう 原因のわからないことで

自分を責めるのは やめましょう。

彩名ちゃんは大したもんです。

初めての入院なのに
あんなに落ち着いて。

智美さん 彩名ちゃんは
弱い子ではありません。

無事に生まれて
元気な とっても強い子です。

先生… 私…。

大丈夫です。 大丈夫。

(扉が開く音)

彩名。

ママ 私ちっとも怖くなかったよ。

うん。

無事に終わりましたか。 よかった。

彩名ちゃんに 「よく頑張ったね」
って伝えてください。

はい。 失礼します。

よし。

(ノック)

はい。

院長。 岡山の小児科クリニックのドクターと
連絡が取れました。

条件 その他
話を聞きたいというので

私これから
岡山まで出張してきます。

わかりました。
そちらはお願いします。

僕は東都医大病院のほうに
行ってきます。

救急専門のドクター
獲得できそうですか?

今のところ
候補が2人いるそうです。

研修医も入れて3名は確保して

1日も早く
ER体制を整えなくては。

院長 何かありました?
え?

いつにも増して
張り切っていらっしゃるので

いいことでもあったのかな と。

実は とてもいい知らせが
あったんです。

何です?
倉嶋さん。

病院の仕事は いいもんですね。
え?

ケガや病気を治すことは

患者さんの未来を 一緒につくる
ということですから。

未来をつくる… ですか。
はい。

あら ずいぶん変わったのね。

安田さん。 わぁ 赤ちゃん。
かわいいですね。

おめでとうございます。
ありがとうございます。

この子の6か月検診で
小児科に来たら

産科の雰囲気が変わった
っていうんで 覗きに来たの。

明るくなって いい感じね。

産科専門医の人気のサービス
しっかり勉強してきました。

あ~あ やっぱり
私もここで産みたかったなぁ。

すみません。

でも よかったわね
産科が復活して。
はい!

よかったですよね かいちゃんね。

産科のリニューアル
評判は上々のようですね。

今月中には ER型の24時間救急を
スタートする見通しも立ちました。

ただし 院長…。

減収減益にもかかわらず
人件費と諸経費は増大。

その結果が この赤字です。

これだけの赤字を計上するのは

僕が院長に就任して以来
初めてだ。

いや 金額だけでいえば
それ以前より ひどいな。

想定はしていましたが
実際に数字を見ると

結構な衝撃ですね。
言うまでもありませんが

赤字が許されるのは
今年度限りです。

来期も赤字が続くようなら

病院の持続可能性は
失われると思ってください。

はい。

産科と24時間救急が
フル稼働すれば

今後かなりの収益が
見込めると思いますが。

でも それだけでは
とても足りないな。

えぇ 無駄な経費は
ギリギリまで削減したうえで

この赤字ですし…。

心臓カテーテル室も作りたいんです。

は?

救急対応レベルを強化するためには

ICU
整備しなくてはいけないですし

MRIも 最新の高解像度のものに
切り替えたいです。

院長…。

聞いてなかったんですか?
私の話を…。

え?

銀行の融資をつなぎ止めることが
どれだけ困難か…。

あなたには わかってない!

今は 夢物語で暴走する余裕など
みじんもないんです!