ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ハムラアキラ 第3話 シシド・カフカ、間宮祥太朗、池田成志、津田寛治… ドラマの原作・キャストなど…

『【ドラマ10】ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(3)』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 香織
  2. 本当
  3. 慧美
  4. 自殺
  5. 浅川
  6. 彼女
  7. 連絡
  8. 村木
  9. 葉村
  10. ミワ
  11. 戸田
  12. 華子
  13. 回想
  14. 探偵
  15. アケミ
  16. ゼミ
  17. 依頼
  18. 事故
  19. 自分
  20. 柴田

f:id:dramalog:20200207225121p:plain

『【ドラマ10】ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(3)』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

無料で民放各局の動画視聴ができるTVerティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

【ドラマ10】ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(3)[解][字]

「私の調査に手加減はない」探偵ハムラ(シシド・カフカ)が次に挑むのは自殺の真相。その鍵を握る友人(松本まりか)の悲しい真実を突き止めらるのか…それとも?

詳細情報
番組内容
葉村(シシド・カフカ)のもとに、慧美(三倉佳奈)が奇妙な依頼にやって来る。親友だった香織(藤井美菜)の自殺の真相を暴いてほしい、と。乗り気ではない葉村だったが、周りの勧めで渋々調査を開始。自殺直前のSNSを手がかりに、大学時代同じゼミ仲間・環(松本まりか)らを調査。慧美が香織に嫉妬していたことや不妊が原因で香織は離婚していたことが分かり、葉村はある仮説を導き出すのだが…。その真相とは?
出演者
【出演】シシド・カフカ間宮祥太朗池田成志津田寛治,板橋駿谷,松尾貴史中村靖日大後寿々花浦上晟周,MEGUMI,松本まりか三倉佳奈藤井美菜フォンチー徳井優中村梅雀
原作・脚本
【原作】若竹七海,【脚本】黒沢久子木田紀生

 

 


♬~

一緒に撮ろうよ。

はい チーズ。
イエ~イ。

(うなされる声)

最低じゃない?
むかつくでしょ?

ありえない。
結構 セクハラっぽくなかった?

ちょっと気持ち悪い…。
掲示板に書き込んで…。

(うなされる声)

(香織)ずっと見てるから。

ずっと見てるから あなたたちのこと。

♬~

(葉村)どうぞ。 ああ… すいません。

よいしょ。

(慧美)アキラっていうから
てっきり男の方だと。 ああ…。

でも 構わないのよ。
優秀な探偵なんでしょ?

え~ どういう ご依頼でしょうか?

夢を見るのよ。

夢を?
香織が出てきて こう言うの。

「ずっと見てるから」って。

私たち 子どもの頃から
同じ学校で育ったでしょ?

親友だから分かるのよ。

何が分かるんですか?
助けてほしいって。

ちなみに 今 どちらに?
その… 香織さんは。

どちらもなにも
8年前に亡くなりました。

なるほど。 そういうことですか。

落ちて死んだのよ 自宅のマンションから。
事故だって聞いてますわ。

事故?
連絡があったのが2年後だったので

詳しいことは何も…。

だけど こう毎晩 夢が続くと

何かあったんじゃないかしらって
そう思うでしょ?

香織さんの死因に
疑問を持たれてるということですね。

(慧美)このとおり 香織は とても綺麗で
裕福だったでしょ?

そのせいで いろいろ 妬まれたり

嫌がらせを受けたりすることが
多かったのよね。

つまり 香織さんは事故ではなく
誰かに殺されたのではないかと。

それを あなたに調べてほしいのよ。

(浅川)え~っ? 断ったんですか?
(アケミ)もう 何でよ~!

探偵の仕事にも不可能はあるの。

大体 夢なんて無意識の現れでしょ?
幽霊でもあるまいし。

そんな妄想には
つきあってらんないんです。

(野々村)せっかく出番だと思ったのに。
ん?

(柿崎)チームしろくまです。
(浅川)探偵には助手が付き物でしょ?

邪魔だけは しないでね~。

けど 葉村さんって
本当に 探偵やる気あるんですか?

みんな疑ってますよ。
はあ?

(村木)そいつは俺も知りてえな。
こんにちは。 (2人)こんにちは。

(浅川)いらっしゃいませ~。
何で断ったんだよ!

うち 便利屋じゃないんで。

いい加減 面倒ばっか押しつけるの
やめてくれません?

お前には
うってつけの仕事だと思ったんだけどな。

これを見てみろ。
死んだ由良香織の最後の投稿だ。

グラスにうつった人影ですよね。
えっ? 知ってたの?

知ってて 仕事 振ったんですよね。

あっ ここ!
あっ 本当だ!

何 何? えっ? どういうこと?
メッセージを読んでみて下さい。

(アケミ)「新年は ひとりで迎えます」…。

あっ! あっ! …って!

警察の調べも ついてるはずです。
その程度のうそ ネットの常識なんで。

いちいち騒ぎ立てるほどのことじゃ
ないっすよ。

(村木)けど 依頼を断る理由にも
ならないよな。

もっとも 裏がないとも言い切れねえ。

死因だけなら
すぐ分かると思いますけど

それで納得するとは思えませんけどね
あの手の依頼人が。

預かった手付金だ。 3日分あります。

ちなみに うちの取り分は?
2 1で どうだ?

まんざら悪い話でもねえだろ?

<…なんてきた仕事が

もちろん よかったためしもない。

なのに また引き受けようとしている私は
学習能力がないのか?>

じゃあ 経費は別。
取り分は 3 1ってことで。

お~。 やり~。
やっぱり出番だよ。 なあ?

やるぜ 俺は。

(慧美)引き受けて下さる気になったの?

一つだけ よろしいでしょうか?
(慧美)どうぞ。

香織さんの葬儀のことです。

中山さん あなたは彼女の死を知ったのは
2年後だと おっしゃいましたが

葬儀の連絡も来なかったんですか?
それが分からないのよ。

…と言いますと?

正直 あまり覚えてないのよね
あのころのことは。

どうしてですか?

葉村さん
あなた 子育てなさったことはある?

いえ。 独身ですし 子どももおりません。
なら 分からなくて当然ね。

本当に 寝る暇もないくらいに忙しくって
記憶が曖昧なのよ。

参列した覚えもないから
多分 連絡もなかったんじゃないかしら。

分かりました。

香織さんの死因だけなら
一日もかからないと思います。

ですが 中山さん

8年前に 一度 決着したことを
蒸し返すには

それなりの覚悟が必要です。 結果
誰かが傷つくことになるかもしれません。

それでも よろしいですね?
ちょっと お待ちになって。

それって どういう意味よ?

一旦 お引き受けした以上
私の調査に手加減はありませんから。

ええ 分かりました。 お願いしますわ。

失礼します。

(歌子)オ~ ホホホホ。

ン~ フフフ…。

夜中にさ どすんって音がして

気が付いたら もうサイレン鳴ってて
慌てて飛び出したのよ~。

そう~だったんですね。

ちなみに どの辺りでしょうか?
ちょうど この裏よ。

事故だって伺ったんですけど。

それがさ~ あちらのご両親が…。
聞こえが悪いでしょ?

うちにもね わざわざ 菓子折 持って
いらしてね~ 口止めのための。

じゃあ 自殺だったんですか?

別れた旦那ってのが ひどい男で。

愛人との間に 子どもまで
つくっちゃったって話だけど。

いや でもね~
そんなふうには見えなかったのよね。

どういうことですか?
私 会ったんだもん あの夜に。

あら どうも。 今 お帰り?

はい。 今年もよろしくお願いします。
(歌子)お願いいたします。

「今年もよろしく」なんてさ
これから死のうっていう人が言うかしら?

香織さん
どこに行ってらしたんですかね?

しばらく 家 空けてたんですか?
いや さあ~ そこまでは…。

あっ そうだ。

これって 香織さんの部屋ですかね?

違うと思いますよ。
うちは こんなに 窓 広くないし。

あっ そっか。

(浅川)つまり 由良香織さんは
年末年始 どこかで誰かと過ごしたあと

自分の部屋に戻ってから殺された。

まだ
そうと決まったわけじゃないけど

当時は裏口に防犯カメラもなかったから

誰にも見つからずに
出入りすること できたんじゃないかなあ。

(浅川)
面白くなってきたじゃないですか。

あっ 写真の解析は?

(浅川)急ぎま~す。
(アケミ)もしもし 葉村ちゃん?

あのね 別れた旦那の確認が取れたよ。

名前が 戸田 猛で
財務省の官僚だね。

俺は こいつが怪しいと思うんだよね。
根拠は?

(野々村)ん? 直感。
(柿崎)ミステリファンの風上にも…。

女?
ん? えっ? ん?

あっ もしもし。 総務課の戸田 猛さん
お願いできますか?

私 白熊探偵社の… あっ 大丈夫でした。
すいませ~ん。

(戸田)あなたが葉村さん?
戸田 猛さんですね?

(戸田)ちょっと 来て!

で 何をお知りになりたいんですか?
まずは 離婚の原因を。

まあ 世間的には
私の浮気ってことになってますがね。

納得されていないということですか?
いや 直接の原因はそうでしょうが

そもそも香織は もっと前から
おかしくなってましたから。

それは どういうことでしょうか?

彼女 不妊症だったんですよ。

(戸田)結婚してすぐに分かって
いろいろと治療も試してみたんですがね

全て うまくいかず…。
そのころからですよ おかしくなったのは。

(戸田)
まあ 私は すぐに切り替えましたがね

彼女には 夢がありましたから。

夢ですか?

生まれてきた子どもに
絵本を読んでやりたいって。

そのために 大学でも
児童文学のゼミに入ったんです。

彼女なりに理想の家庭ってものが
あったんでしょう。

そもそも 彼女の人生プランには

夫の愛人 ましてや その子ども…
なんて項目もなかったでしょうしね。

では 離婚の交渉も難航したんですか?
いや それは一切。

第一 切り出してきたのは
彼女の方でしたから。

そうなんですか?
ええ。

何だか吹っ切れた様子で
新しい人生を踏み出したいんだって。

では もう立ち直っていらしたんですね?
少なくとも私には そう見えましたがね。

大学時代の友人に世話になったと
聞いていますが。


あっ すいません。

ちょっと失礼します。

もしかして この女性でしょうか?

ええ。 野口 環さん。
聖知女子大の准教授でしたかね。

確か 死ぬ直前の大みそか
一緒にいたはずですよ。

独女会って言いましたっけ。
どくじょかい?

(戸田)ええ。
独身の女が集まる会 略して独女会。

大学のゼミの同期で始めた
恒例の行事だそうです。

(村木)おい 葉村。

お前の予想どおりだったよ。
ありがとうございます。

水沢慧美。 中山慧美の旧姓ですね。

(村木)同じゼミで親友同士だって
言ってんなら

その独女会ってやつを
知らねえはずねえよな。

なら どうして黙ってたかだ。
悪い予感しかしないですけどね。

中山慧美が自殺に絡んでるってことか?
なら どうして調査を依頼した?

エステとか行かれるんですか?
あっ たまに行ってますね。

本当 羨ましい。
うれしい。

 

(治松)何 いいの?

(柴田)いいんすよ。
どうせ ロクな話じゃねえし。

いちいち相手にしてたら
切り ねえっすから。

な~んだっての?
ほら 言わんこっちゃない。

何で出ねえんだよ 何度もかけてんのに。
ゆっくり 飯ぐらい食わせろ。

善良な市民を守るのが刑事の務めでしょ?
困ってんだけど。

誰が善良な市民だよ。
何か言いました?

柴田 俺 先行くぞ。

こんな疫病神と つきあってたら
マジでロクな目 遭わねえからな。 ハハハ。

もったいな~い。

何だよ? 急ぎか?

調書!?

バカ! んなもん出せるわけねえだろ。

そこを なんとかするのが
柴田巡査部長でしょ。

何の真似だよ? ほら 子育てには
何かと お金かかるかなと思って。

おう…。 最近 うちの娘
おしゃれに目覚めちまってよ。

あれ買え これ買え うるせえんだよ。
う~ん。 じゃあ 契約成立ね。

チッ。 絶対 ほかには漏らすなよ。

OK。 じゃあ 受け渡しは
今夜8時に公園で。

♬~

あの野郎!

先生 彼氏できた?

(環)レポートの期限 守んなさいよ。

(学生たち)は~い。 さよなら~。
さよなら~。

野口 環さんですね?
私 こういう者ですが。

白熊探偵社…。

香織さんとは こちらの大学で?

ええ。 この児童文学のゼミで。
まあ 当時は もちろん学生でしたけど。

とても仲がよかったそうですね。
まあ 同期が4人の小さなゼミでしたから。

卒業後も 度々 会われていたんですか?
ええ まあ いろいろと理由をつけて。

その一つが独女会ですね。

それが どうかしたんですか?

香織さんが結婚して
自然消滅したと伺いましたが

自殺される直前
どうして再開なさったんですか?

香織を励まそうと 私が企画したんです。

まあ あの子も いろいろありましたから。

それで 大みそかにホテルで集まって
結局 3日の夜まで。

[ 回想 ]
2 1! ハッピー ニュー イヤー!

(華子)似合うわ。 ワインと香織 いいね。

はい チーズ。
(シャッター音)

いいじゃ~ん!
送るね 送る。

(環)帰りは
私が車で送っていったんですけど

やっぱり すぐにダメだと連絡が入って
慌てて戻った時には もう…。

じゃあ 通報したのは?

私です。

部屋の鍵は開いてたんですか?

合鍵を持たされてたんですよ。

いっときは 誰かが そばについていないと
危険な状態だったので。

では ここで。 次の講義がありますから。

あっ… 最後に一つだけいいですか?

こちらを ご覧になって下さい。
このメッセージです。

「新年は ひとりで迎えます」。

香織さんは どうして こんなうそを
ついたんだと思います?

気を遣ったんじゃないですか? 慧美に。

自分だけ呼ばれてないって知ったら
傷つくじゃないですか。

中山慧美さんは誘わなかったんですか?
私が反対したんです。

どうしてです?

香織のためにならないと思ったからです。

香織が不妊で悩んでる
離婚の危機だって連絡しても

自分の子どもの自慢ばっかり。
そのくせ あれやこれやと詮索してくる。

そんな人 呼ぶ必要がありますか?

じゃあ 彼女に香織さんのことは
伝えていたんですね?

葬儀の連絡もしましたよ。
結局 最後まで顔も出さなかったけど。

何か… 後ろめたいことでも
あったんじゃないですかね。

子どものこととかで。

多分 連絡もなかったんじゃないかしら。

では ここで失礼します。
ありがとうございました。

[ 回想 ]
(環)香織は どうすんの? 卒業したら。

(香織)
やっぱり いい人見つけて結婚かな。

早く赤ちゃん産んで 絵本読んであげる。

香織ならさ
きっと いいお母さんなれるよ。

ありがとう。 ねえ 撮らない?

環は 勉強 頑張ってね。

あ~ ずるい~! みんなで撮ろうよ。

「3 2 1」。
(シャッター音)

ママ。 どうしたの?

えっ… あっ ごめんなさい。 行こっか。

(浅川)報告 連絡 相談でしょう!

一体 何度 電話したと思ってるんですか!
ごめん。

…ってか 立場 逆じゃない?

(浅川)
で どうだったんですか? 写真の女は。

犯人だよね? 動機は?
ねえ どんなトリック使ったの?

…ってか 私 一度も
他殺だなんて断定してないですからね。

ん?
(富山)ちょっと。

もしもし。 どうよ? 調子は。

かなり ウザくなってきました。 …ってか
はっきり言って邪魔なんですよね。

助手を ちゃんと使いこなしてこそ
探偵の証しってもんでしょ。

そのとおり!
そうだ そうだ!

(電話が切れる音)
あっ。

ブー。
(4人)ブー。

♬~

古時計…。

(ミワ)どうぞ お掛けになって。
ありがとうございます。

在学中 皆さん よく
こちらへ いらしてたんですか?

(ミワ)物珍しかったんじゃないの?
私みたいのが。

冗談よ! けど 当時は
まだ肩身が狭かったのよね。

だから いつも斜めになってたの。

ここ 笑うところ。
ああ… ごめんなさい。 すいません。

本当に毎日のように来てたわね。
そうそう 香織なんかさ

ここで開いた朗読会で
詩を読んでくれたのよ 私のために。

ほら そこに飾ってあるの。

(香織)「私が体をゆすっても、
綺麗な音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のやうに、

たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、 小鳥と、 それから私、

みんなちがって、 みんないい」。

(ミワ)「みんなちがって、 みんないい」。

こんな私でも ありのままでいい。
すばらしかったわ。

環なんか涙ぐんじゃって。
まあ あの子も いろいろあるからね。

(ドアが開く音)
ミワちゃ~ん 久しぶり。

いらっしゃい 華子。
また一段と綺麗になって。

ミワちゃんこそ変わんないね。

あっ… どうも。

そうね 事故のあった日
うちには環から連絡があったの。

急いで飛び出したんだけど…。

香織は?

(華子)環が
一番ショックだったんじゃないかな。

だって 誰より香織のために
尽くしてたのは環だったから。

自分のことだけを考えるべきだって
離婚を後押ししたのも環だったのよね。

慧美さんと香織さんの関係性は
どうだったんですか?

それはね まあ いろいろあるのよ
女なんだし。

いろいろと言いますと?
それは…。

(華子)慧美の家って
そんな裕福じゃなかったのよね。

香織に合わせるだけでも
大変だったと思うよ。

だって 香織は わがままなところも
たくさんあったし

いろいろ思うことが
あったんじゃないかなあ。

コンプレックスみたいなものですかね?
(華子)そうね。

(村木)どうだ? 何か分かったか?
う~ん 目新しいことは何も。

まあ いわゆる
女の世界ってのが見えただけで。

(村木)フフッ お前の苦手な部類だな。

なら もっと見せてやろうか?

え~?
(村木)カフェにママ友連中がいたろ。

ちょっと つついてみたら
決壊したダムみてえによ。

どこ行きゃいいんですか?

すいません。 お待たせいたしました。

(村木)娘を どうしても名門の私立に
入れたかったらしい。

おかげで家計は火の車だ。

旦那ともすれ違いで
うまくいってないらしいな。

やっぱり 事件に関わってると思うか?
その可能性は高いですね。

じゃあ どうして調査を依頼した?

例えば 「あなたのせいじゃないよ」って
誰かに言ってほしくて。

どういうこと?

う~ん。 中山さんが 直接 手をかけたか
どうかは分かんないですけど

でも まあ 少なくとも 何かしら
心当たりはあるんじゃないですかね。

忘れたくてもできないような何か。
(村木)罪の意識ってやつか。

結果次第では
自分の関与が否定されますからね。

だからこそ 第三者に調査を依頼して

お墨付き…?
もらいたかったんじゃないですか。

じゃ 頼んだ相手が悪かったな。

あとは自殺と断定された その理由か。
うん。 その手は もう打ってあります。

[ 回想 ] (香織)卒業したらさ
みんな どうすんの?

(慧美)就職?
(華子)玉の輿見つけて結婚でしょ。

(環)私は大学に残るつもり。
(香織)卒業してもさ たまに会おうよ。

月一でさ カラオケ行ったり
お泊まりしたり。
いいね!

環は?

賛成。
(笑い声) 本当だよ? みんな。

バラバラになってもさ
私 ずっと見てるから みんなのこと。

(柴田)はい 刑事の柴田です。

ただいま取り込み中につき
電話に出られません。

お困りの場合は
警察署 または #911…。

チッ。 あいつ逃げたか。

おい 探偵。

本当 あんたに関わると
ロクな目 遭わねえな。 アハハ。

柴田刑事は?
え~?

♬~

(岡田)それ 何ですか?

(柴田)
あっ いや ちょっと… 違う…。 あっ。

なるほど。 で?

(治松)
あの野郎 岡田管理官に捕まってるよ。

特別に許可するって。

…ったく 警視殿の
お気に入りだか何だか知んねえけど

あんまりいい気になってんじゃねえぞ。

俺らもさ 一応 ちゃんと捜査してんのよ。
それを わざわざ ほじくり返しやがって。

あんたも女だったら分かんだろ
これが微妙な案件だってことぐらい。

微妙な案件?
(治松)読めば分かるよ。

あ~ そうそう 忘れてた。 もう一つ。
何すか?

あんま 警察なめんなよ。

(ドアをたたく音)
≪僕です! 浅川です!

(ドアをたたく音)
≪(浅川)葉村さ~ん!

何? こんな朝っぱらから。
いや それが もう来てるんですよ。

はあ?

ああ。 えっと… すぐ行く。
ちょっと待って。

お待たせしました。

こちらが調査報告書です。

結論から申し上げます。

香織さんは自殺です。

現場に争った形跡はなく

マンションのベランダから身を投げたと
断定しうる状況証拠が

警察の調書に記されていました。

野口 環さんと西条華子さんから
お話を伺いました。

もちろん 独女会のことも。

中山さん。

あなたは どうして香織さんが
悩まれていたことを隠していたんですか?

えっ? 何 別居したの? えっ?

それって 何か不倫みたいな…。

あっ… 不妊だったの? うん。

それは かわいそうね。

葬儀の連絡も受けていましたよね?

隠してたなんて… 人聞きの悪い。

だから 子育てに忙しくて
記憶が曖昧だって言ったじゃないですか。

幸いなことに 香織さんは
その2人の友人のおかげで

立ち直りかけていました。
なのに ベランダから飛び降りてしまった。

彼女の中に まだ残っていたガスに
火をつけてしまった人物がいたんです。

私 だんだん思い出してきましたわ。

それが環でしょう?
あの子 香織のこと妬んでたもの。

全然モテなかったし
うちだって裕福じゃなかったし。

いえ。 火をつけたのは
環さんではありません。

じゃあ 一体 誰だっていうんですか?

では お答えします。

自殺した香織さんは
あるものを握りしめていました。

それは ある人物から送られた
一枚の年賀状です。

その人物は
香織さんと特に親しくしていました。

だから 野口 環さんも力になってくれと
お願いしたそうです。

電話の一本 ハガキの一枚でいいから
励ましてほしいと。

その時 こう念を押されたそうですね。

まだ香織さんは微妙な時期だから
刺激しないでくれと。

特に…

子どもの自慢話は毒だと言って。

冗談じゃないわよ!

そんなはずないじゃない。
私のせいだなんて…。

あなたは 8年前も香織さんのSNS
ご覧になっていたはずです。

ずっと更新が止まったままの
SNSを見て

内心
優越感に浸っていたんじゃないですか?

幸せを逃し 泥沼に落ちていく
彼女の姿を想像して…。

でも また投稿が始まった。

再び輝き始めた香織さんに
一点だけ勝てるとしたら

中山さん

あなたは このカードを切るしかなかった。

(慧美)こんなこと
みんな やってるじゃない。

どうして 私だけが
責められなきゃいけないのよ!

もちろん これは私が出した
一つの答えにすぎません。

あとは あなたが この事実を
どう受け止めるか…。

分かったようなこと言わないでよ!

たった一日調べたくらいで
私たちの何が分かるっていうのよ?

こんなもの切り札にするつもりなら
ちゃんと調べてからにして。

(野々村)いや しかし
こんなものが引き金になるなんてね~。

(浅川)まあ 本当に死ぬとは
思ってなかったんじゃないですか?

たとえ殺意があったとしても
立証するのは不可能でしょう。

どうしたの? アケミちゃん。

何か ちょっと出来すぎなんだよね
この話。

アケミ 思うんだけどさ

本当に こんなハガキ一枚で
自殺なんてするかなあ。

それこそ先入観じゃない?

子どもができないから
自殺しましたよっていうのは ちょっと…。

私も同感ですね。

あの…。

ごめんなさい。

まあ 確かに
もっともな理由に聞こえますけどね。

私も気になったんで
昨夜 当時の事件の担当に確認しました。

やはり このハガキ一枚を根拠に

たやすく自殺という動機に
たどりついていた。

逆に このハガキがなかったら
捜査は どう展開していたんでしょうね。

自殺を目撃した人は誰もいない。

そもそも
彼女に自殺の兆候は見られなかった。

「今年もよろしく」なんて
これから死のうっていう人が言うかしら?

新しい人生を踏み出したいんだって。

でも 遺体は
そのハガキを握りしめていた。

まるで
ダイイングメッセージかのようにね。

本当に そうなんですかね。

[ 回想 ]
(環)慌てて戻った時には もう…。

環が 一番つらかったんじゃないかな。

まあ あの子も いろいろあるからね。

後ろめたいことでも
あったんじゃないですかね。

子どものこととかで。

私 間違ってたのかも…。

(野々村)お?

ちょっと行ってくるわ。

(野々村)何 何? 何 間違ってたの?

児童文学の根底には その時代時代で
抑圧されてきた人たちの思いがあります。

社会にある偏見やレッテルを取り払おう
豊かな社会を築こう

そうした願いが込められています。

え~ だからこそ 権利や身分の上で

弱者として扱われてきた
女性や子どもたちの心を打ち

全世界に広まっていきました。

「私が両手を広げても、

お空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のやうに、

地面を速くは走れない。

私が体をゆすっても、

綺麗な音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のやうに、

たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、 小鳥と、 それから私、

みんなちがって、 みんないい」。

金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」。

私は この詩と学生時代に出会い…。

何か 分かったことでもあるんですか?

実は 先ほど 大きな古時計の店主の
ミワさんに会ってきました。

もし 西条華子さんが
面会場所に あの店を選ばなければ

いまだに私は あなたが仕掛けた
巧みな罠にハマったままかもしれません。

罠?
ですから 改めて確かめに行ってきました。

あなたのことを
いろいろある子だと言った理由を。

そうね いろいろあるって言ったら
いろいろあるのよ。

そこは詮索するところじゃないでしょ?

それだけで十分でした。

直接 相談したことはなくても
ミワさんは あなたのことを理解していた。

あなたは 香織さんのことを
愛していましたね。

友人としてではなく 一人の女性として。

だから あの店で彼女の朗読を聞いて
涙を流した。

ミワさんが その詩に救われたように
あなた自身も救われた。

そして 研究者を目指すきっかけに
なっただけではなく

香織さんなら分かってくれるかもと
淡い期待を抱いてしまった。

(環)だったら どうだって言うんですか?

あの8年前の夜
あなたは西条さんを送り届けたあと

また 香織さんの部屋に
戻りませんでしたか?

(香織)座って。

(香織)かわいいよね~。

何で 慧美 そんなの送ってくんだろう?
(香織)そんなこと言わないの。

これぐらい?

これ。
ん?

ずっと 返し忘れてた。

もう必要ないでしょ?

香織は もう 一人でも大丈夫だから。

じゃあ。
え~? ちょっと どうしたの? 環。

何か変だよ。

じゃあ。
座って。 座って。 ほら 座って。

これはさ 環が持っててよ。
その方が私も安心だから。

ねえ 部屋も自由に使っていいよ。
ここなら大学も近いし。

これからも
2人で ずっと仲よくしていこうよ。

今の私がいるのは 環のおかげだから。

ちょっ…。

酔ってんの?
かわいい。

ちょっ… ちょっ…
ちょっと やめてよ!

ちょっと…。
エッヘヘ。

ちょっと やめて。
やめてよ そういうのは。

ごめん 環。 今の 本当に冗談だから。

どうしたの?

ごめん。 飲もうよ。

えっ?

冗談なんかじゃないんだよ。

えっ?

そんなことされたら…

私が本気になっちゃうよ。

本気になっちゃうって…。

どういうこと?

(香織)そんな目で…

ずっと私を見てたの?

それは違うよ。 見てないよ。 違うよ。

だったら どうして優しくしてくれたの?
下心があったからじゃないの?

本当は
離婚してよかったと思ってたんでしょ?

子どもが産めない体でよかったと
思ってたんでしょ?

あんたになんか…

産みたくても産めない女の気持ちなんて
一生 分かんないわよ!

返してよ 家の鍵。

(香織)もう二度と 家には来ないで。
返して!

分かった! 返すから!

(環)返すから!

あっ。

(荒い息)

(荒い息)

♬~

あの年賀状を 死んだ香織さんに
握らせたのは あなたですね?

フッ…。

♬~

何が おかしいんですか?

♬~

世間ってものは
いっつも おんなじ答えを

いっつも望む答えを求めてるんだなと
思って。 そう思いません?

どういうことですか?

だって そうでしょ?

みんな 女は子どもを産んで当たり前

産まない 産めない女は
生きる価値なんてない

内心そう思ってるから納得したんでしょ?
あんなハガキ一枚で。

現に 葉村さんだって納得したんでしょ?

香織だって そう思ってたから
苦しんでたんですよ。

でも 香織の名誉のために
これだけは言っときますけど

香織は ちゃんと立ち直っていたんです。

慧美のハガキを見て 慧美の年賀状を見て
かわいい子だねって

そう私に はっきり言ったんです。

なのに…。

あなたのことは理解できなかった。

やはり 野口 環さん

あなたが犯人なんですね?

証拠は どこにもないわ。

だって 葉村さんが 今 話したことも
全部 想像でしょ? いいえ。

香織さんは知っています 本当のことを。

誰にも分かんないわよ!

香織にも分かんない。

そう…。

分かんなかったのよ。

♬~

そうですね。 私にも分かりません。

あなたの本当の気持ちは。

ですが 慧美さんには これから

私が間違っていたと
伝えに行くつもりです。

♬~

♬~

[ 回想 ] (香織)ねえ 撮らない?

ちょっと 2人呼んでくる。
いいよ 2人で。

環は 勉強 頑張ってね。

♬~

[ 回想 ]
(香織)「鈴と、 小鳥と、 それから私、

みんなちがって、 みんないい」。

悪魔に会ったの。
濃紺の悪魔。

知りたくないですか? 本当のこと。
どこまで知れば満足するんだ?

好奇心が猫を殺す。

いいんですか?
事件の真相は謎のままですよ。