ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

かんざらしに恋して~長崎発地域ドラマ~ 貫地谷しほり、遠藤憲一… ドラマの原作・キャストなど…

かんざらしに恋して~長崎発地域ドラマ~』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 銀流
  2. 瑞樹
  3. 八田
  4. 白玉
  5. 島原
  6. アンタ
  7. 市長
  8. 班長
  9. 仕事
  10. 大丈夫
  11. 意外
  12. 公介
  13. 秋生
  14. 東京
  15. 湧水
  16. 陣吉
  17. 舞香
  18. シロップ
  19. ニセモン
  20. レシピ

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かんざらしに恋して~長崎発地域ドラマ~』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

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かんざらしに恋して~長崎発地域ドラマ~[字]

東京から島原に移住してきた瑞樹(貫地谷しほり)は地元の名店「銀流」の復活を託された!伝説のスイーツ「かんざらし」の味は取り戻せるのか?遠藤憲一・長濱ねるも出演!

詳細情報
番組内容
湧き水が流れる美しい街・長崎県島原市で愛されてきた伝説のスイーツ「かんざらし」。かつて島原にあったかんざらしの名店を復活させるため、東京から移住してきた瑞樹(貫地谷しほり)はその味の再現に挑むのだが…。現場に足を踏み入れれば一癖も二癖もある人々が続々登場、トラブル多発!果たして名店は無事復活できるのか?他人と付き合うのは少し面倒だな…と感じてしまうあなたにこそ見て欲しい!笑いと感動の長崎発ドラマ。
出演者
【出演】貫地谷しほり遠藤憲一,長濱ねる,和泉ちぬ前野朋哉宮崎香蓮黄川田将也,田中がん,樫山文枝
原作・脚本
【作】荒井修子

 

 


お待たせ致しました。

(八田)こいが
かんざらし」です。

(瑞樹)あの…。 シロップに
白玉ば入れただけの

素朴な お菓子ですけど
いわば 島原のソウルフード

各家庭の味があって なかなかに奥深か…。

あの~ すみません。 はい。
知ってます。

あっ 知ってます…。

島原に来ると決めるまでに
いろいろ説明も受けました。

あっ そうね。 じゃあ あの
「銀流」というお店はですね…。

島原市の観光促進プロジェクトとして
20年前に閉店した かんざらしの名店

「銀流」を復活させるのが
私のミッション… ですよね?

おいより詳しか。 なんの説明もいらんね。

あっ… 名刺も出来とります。

はい。
地域おこし協力隊って

身分の上では
市役所職員になるんですね。

「みずき」さん… よか名前です。
島原は いわば水の町で…。

知ってます。
それも知っとる…。

あの… 旦那さんは?
主人は まだ東京なんです。

夫は 私と同じ証券会社でも 法人担当で
まだ仕事の引き継ぎが終わってなくて…。

仕事の引き継ぎっちゅうんは
大変ですからね。

でしょうね。 わしは ちゃんと
引き継ぎ済ませとりますけん。

そうは見えませんけど。
はっきり言いよる。

大丈夫! 旦那さん来られるまで
わしが きっちりサポートしますけん。

お願いしま~す。
せっかくですけん 食べんですか!

いただきます!
いただきます。

う~ん うまか!

あまっ!

お天気がよくて いいですね~。

こんにちは~!
こんにちは~。

あっ あの…。

はい。
まだ工事してるんですか?

すいません。
なんか工期が遅れてるらしくて。

開店2日前には出来上がるんで。
2日前!?

それじゃ 準備 間に合いませんよ。
大丈夫! 意外と いけっとさ!

あ~ 気持ちよかね!

八田さん。
はい。

私は 東京の仕事を辞めて

覚悟を決めて 銀流の復活のために
この島原に移住してきたんです。

そいは 分かっとります。
急に担当になったとはいえ

こういうことは 今後
きちんとしていただかないと困ります。

申し訳なかっ!

瑞樹さんの思いば 理解せんで。

いや あの… これからは
よろしく お願いします。

はぁ… 東京の おなごは
はっきりしちょる。

怒られるかと思った…。

♬~

<島原半島の東 雲仙普賢岳の麓にあり…>

<町の あちらこちらに 湧き水が湧く

自然豊か 風光明美な町です。

…って 観光パンフレットには
書いてあるんですが

いざ住んで仕事してみると
これが なかなか…>

レシピが ない…?
はい。

それじゃ 銀流の かんざらし
作れないですよね?

いや かんざらしは 島原では
どの家でも作る 家庭料理ですけん

銀流でん 他の店でん
作り方は似たようなもんです。

瑞樹さんの好きなように作ってください。

そういうことなら…。

<かんざらしのシロップは…>

<どろっとするまで 強火で煮詰める。

白玉粉を水でこね 丸める。

沸騰したお湯に入れ
浮いてきたら 冷たい水にさらす。

よく冷えたシロップに 白玉を入れて

完成!>

(職員たち)おぉ~!

いただきま~す!

いただきます。

うん うまか!
ちゃんと味わって食べてます?

いや もちろん! これ もう銀流の味たい。
なあ! 懐かしかぁ!

はじめっから こがん うまか
かんざらしば出来るなんて

瑞樹さん 天才ばい。
いや いや…。

東京にいた時に
自分なりに研究をして…。

おぉっ 頼もしか!

(拍手)

(綾子)八田さん。 八田さん
銀流のパートさんが みえました。

あ~ どうも どうも どうも。 こちらね
銀流でパートしてもらう お二人。

こちらが 酒井かつ子さん。
桐畑瑞樹と申します。

(かつ子)よろしく。
やっぱ 東京の人は あか抜けとらす。

いや いや…。
で こちらが 保科舞香さん。

(舞香)舞香って言います。
東京のこと いろいろ教えてくださいね。

おぉっ… 島原のことも教えてください。

♬~

(陣吉)はっちゃん! お~ 陣さん!
いつから 銀流ばしよっとなぁ?

明日ばい。 開店したら来んね!
ああ 行く行く! 楽しみばい!

♬~

瑞樹ちゃん! 食器 洗ったよ!

かつ子さん 早っ! かつ子さんは
町一番の働きもんやけんね~!

しゅうとめが きつかったけん
鍛えられたっさ。

あ~ 舞香ちゃん
畳は 目に沿って拭いて。 ねっ。

(ため息)
嫁とか しゅうとめとか 昭和じゃなかし。

ちょっと 今 ため息ついた?
いいえ。

瑞樹さんの旦那さんって
どがん人なんですか?

フツーだよ。 フツーの人。

またまた~。 瑞樹さん 下見の時

旦那さんとアツアツやったって
案内した うちの後輩が言いよったよ。

どうでもいいことは
引き継ぎしてるんですね 八田さん。

いや よかことやっけん言いよっとよ。
こっちで子供でん生んでくれたら

もう最高ばってんね…。
八田さん。 はい。

それ 東京で言ったら セクハラですよ。
あっ そうなん… 申し訳なか。

私 ちょっと コンビニに行ってきます。
みんなのお昼 適当に買ってきますね。

近くに コンビニなんかなか。
みんなで 飯 食いに行こう。

ちっとは休憩せんば。
そんな暇ないですよ。

まだ 掃除も 厨房のセッティングも

初日のシミュレーションも
できてないんです。

サクサクやらないと開店できませんよ。
大丈夫! 意外と いけっとさ。

出た。 「意外と いけっとさ」。
ハハハハッ。

(為永)いや~ いいじゃないですか。
あ~ 市長! どうも。

市長? いよいよ 明日 開店ですね。
順調ですか?

あっ あなたが
地域おこし協力隊の奥さん?

桐畑瑞樹と申します。
市長の為永です。

頂戴致します。 銀流の復活は
島原市民の悲願です。

私も 子供んころは 銀流の かんざらし
よう食いました。 楽しみにしてます。

ご期待にそえるように頑張ります。

あっ ピンポン噴水のなか。
ピンポン噴水?

ここに あったやろ。
こん湧き水の池ん中に 小さな噴水。

水しぶきで ピンポン球が
くるくる回るやつ。

あ~。

あのガラク
そんなことに使ってたんですか。

ピンポン噴水がなかったら
銀流じゃなかよ!

じゃあ あの… 修理しときます。

いえ… あの~ 明日 開店なんで
やること 他に…。

(為永)よし! 頼んだ。
承知しました!

えぇ~。

なんで…。

お~い! こい!

なんで ピューッと出んとかなぁ…。

だから 壊れてるって
言ってるじゃないですか。

水道 全開。 道具も ここで見つけた。
あと なんの足りん?

安請け合いするからですよ。

市長には 明日
八田さんが謝ってくださいね。

大丈夫! 意外と いけっとさ。

いけることと いけないことが
あるんでは。

あ~ そうだ あの…
明日 公介さん 来れんかねぇ?

仕事が まだ片づかないみたいで。

そうね…。
残念やねぇ 開店に間に合わんで。

お疲れさまでした。
お疲れ。

う~ん…!

 

よし!

(いびき)

やるじゃん。

はい はい はい。 忙しいんですけど。
ほんの少しやけん。

はい 皆さ~ん!
え~ 地域おこし協力隊の

桐畑瑞樹さんです!
(拍手)

一枚 お願いしま~す。
えっ?

手の いくつあっても 足りんばい。

いよいよですね。

市長 しっかり ピンポン球の
浮いとりますけん。 うん!

市長 銀流復活にあたって
コメントお願いします。

あ~ はい はい。

瑞樹さんは ここにおって。
開店式典で挨拶してもらうけん。

今のうちに 100食分
白玉 作っておかないと…。 よか よか。

明日は ほら 新聞に載るやろうから
お客さん たくさん来るやろうけど

今日は そんなに来んやろ。 大丈夫。

♬~

かんざらし4つ!
舞香ちゃん持ってって!

ラムネくださ~い!

おねえちゃん ラムネ…!

♬~

…ったく あのオヤジ
何が 「今日は そこまで来んやろ」だよ!

もう限界。
舞香ちゃん ごめん 上から

白玉 持ってきてもらえる?
さっき持ってきた分で終わりですよ。

えっ!?
なん? どがんした?

いや あの… 白玉が
もう これで終わりなんです。

八田さんは?
八田さんに作ってもらおう。

さっきまで おったけど
おらんとですよ あの人。

え~?
八田さんに 今から作ってもらっても

間に合うかどうか…。

すまんね! 店ば離れて!

八田さん この忙しい時に
どこ行ってたんですか!

玉の足りんと思って
援軍ば迎えに行っとった。 えっ?

こっち こっち こっち!
え… 援軍? えっ?

♬~

あ~ 懐かしかぁ。
昔は 家で よう作りよったんね。

あっ 瑞樹さん ここは もう大丈夫。
客席と厨房ば頼む!

すいません… ありがとうございます。
任してください!

ありがとうございます! お願いします!

♬~

ありがとうございました。

中に おらす お客さんで しまいよ。

八田さんが 援軍
呼んできてくれなかったら

お客さん待たせすぎて
クレームの嵐でした。

おいは なんもしとらんばい。

あっ そうだ 今日 みんなで
初日打ち上げたい。

一杯やって帰ろ。
ちょっとだけですよ。

瑞樹さん。 中におる おじいちゃんが
おかみば呼べって…。

すみません 店長の桐畑です。
本日は ありがとうございます。

陣さん 来とうたんか。 どがんした?

陣吉さんは 裏手に住んどる
はまんかわ自治会の会長さんよ。

バタバタしていて
ご挨拶が遅くなりました。

こん かんざらしは ニセモンじゃ。

なんば言いよっと 陣さん。
こいが 銀流の味やろもん。

違う 違う 違う…。

本物の 銀流の かんざらし
こがんもんじゃなか。

まだうまくて 汁も ゴクゴク飲めよった。

ありがとうございます。
私も本物の味に近づけたいんです。

もしかして 作り方 ご存じですか?
知らん。

知っとっても よそもんには教えん。
水神様に怒らるっばい。

よそもんが はまんかわの水で作った
ニセモンの かんざらしで 金儲け。

今に バチかぶっど。
バチなんか当たらんよ。

瑞樹さんは 市が雇うとる人やけん
店が はやろうが 儲からんよ。

なんで わざわざ よそもんば雇うんか。

地域おこし協力隊いう制度があってな

よそから来てもらうと
国から 補助金が もらえ…。

こん裏切りもん!
お前は こいで よかとか?

陣さん…。

芋焼酎ロック もう1杯。
(店員)はいよ!

もう そのへんにしとかんね。
今日は 無事オープンできた お祝いやろ。

私はね こんなこと
言いたかないんですけど

地元の名店を復活させるために
遠くから はるばる やって来たんですよ。

女の人生 大転機ばい。 ねっ。

それを なんですか あの言い方。
「このかんざらしはニセモンじゃ」って。

ありゃ バンジージャンプさ。
バンジージャンプ

通過儀礼。 この辺の人間は
結束が固かけん

よそもんば
クサしてやりたいだけやっけん。

でも 陣吉さん 銀流のシロップは
ゴクゴク飲めたって言ってました。

うちのは ゴクゴクなんて飲めません。

やっぱり味が違うってことですよね?

味覚は それぞれやし…。 なあ?

そもそも 八田さんが
これが銀流の味だって言ったんですよ。

テキトーに言ったんですか?
いや テキトーじゃなかよ。

分かりました。 飛びますよ。
飛びます?

バンジージャンプ
飛びゃいいんでしょ 飛びゃ!

銀流の味を再現して
あのジジイたち黙らせてやるばい!

(拍手)
ちょ ちょ ちょ… いいかげんにせえ…。

ということで 明日から2週間
お店 休ませてもらいます。

レシピ研究したいので。
ちょ ちょ… そうはいかんよ。

議会で なんて言わるっか…。

やっぱり お役所の人間なんですね。
ちょっと見直して損した。

あ~ 帰るか? 帰ろう 帰ろう…。
おトイレです!

もう1本!
え~?

お願いします。 銀流の
かんざらしのレシピ 教えてください。

からしか。 おいは知らん!
でも レシピが残ってないんです。

だから 陣吉さんに聞くよりほか
ないんです。 お願いします!

作り方や知らん。

まあ 一つ言えるとは
銀流の かんざらし

アンタのと違うて 玉の浮いとった。

なんで浮いてたんですか?
知らんて…!

瑞樹さん 聞き込みしとる…?
陣さんに ニセモンって言われてから

毎日 仕事の合間 瑞樹ちゃん
レシピば知っとる人 探しよらす。

八田さんが お店 休ませてくれんけん

レシピの研究で
夜 寝る暇もないみたい。

すいません 遅くなって。
あ~ 瑞樹さん かんざらしの作り方

知っとる人 おったと? いました。
え~ やった~!

どう… どうやって作ると? ねえ!

いろんな人が 銀流の かんざらし
作り方は こうだって言うんだけど

みんな言うことがバラバラで。
たぁ… そういうとこ よかなかね。

自分の作るものが最高と思っとっとさ。

どのやり方も 白玉は浮かないし。
白玉?

八田さん 銀流の白玉って浮いてました?

陣吉さん 銀流の白玉は
浮いてたって言うんです。

う… 浮いとったよ。

沈んどったかな…。
八田さんに聞いた私が バカでした。

思い違いじゃなかですか?
白玉なんて浮くわけないですし。

陣さん ああ見えて
けっこうな年やしね。

とにかく 聞いたレシピは
全部 試作してみます。

あっ 試作したら食わしてな。
味見さしてもらうけん。

けっこうです。 八田さんの「うまい」は
当てにならんので。

力仕事ぐらい 役に立たんばね。
すいません。

意地になってるわけじゃないんですけど
地元の人に納得してもらえないと

お店を復活させた意味がない気がして。
そいは分かるけど

体ば壊したら…。 じゃ お店
休んでもいいですか?

市で いったん決まったことは
そう簡単には覆せん。

ですよね。

うん?

♬~

八田さん。
うん?

この瓶 なんでしょう?

さあ… えらい たくさんあんねぇ。

浮け!

ダメか…。

≪(グラスが割れる音)

失礼しました。

すいませんね~。

瑞樹さん ここは おいがやるけん
上 行って 休んで。 大丈夫です。

倒れる寸前の顔ばしとる。 いいから。

瑞樹さん かつ子さんが

白玉で お吸い物ば作ってくれた。

すいません 忙しいのに…。

かつ子さんから聞いたよ。

瑞樹さん ここんとこ
ほとんど毎晩 寝ずに

レシピの研究ばしとるって。

白玉 何種類も作って
調べ尽くしてるはずなのに

全然 浮かないんです。

陣吉さんの勘違いなのか
私のやり方が悪いのか…。

瑞樹さん ちょっと 根詰めすぎよ。

かんざらしの味は 今のままで よかけん。

八田さんも どうせ 私には 島原の味は
できないと思ってるんですよね。

いや… 瑞樹さんの完璧ば目指す姿勢は
すごか。 大したもんたい。

でも おいの言うことも
ちょっと聞いてくれんかねぇ。

(公介)少しは 俺の言うことも
聞いてくれよ!

結局 俺のことなんか
全然 必要ないんだよな 瑞樹は。

♬~

私は 覚悟を決めて ここに来たんです。

戻るところなんてない。
絶対に成功させなくちゃ…。


あっ 瑞樹さん 電話。
公介さんから。

人のスマホ 勝手に見ないでください。
あっ ごめん 見えたっさ。

はよ出てやって。
あとで かけ直しますから。

そんなこと言わずに いつごろ
こっちに来られるか聞いてほしい…。

それも あとで 私が確認しますから。

 

♬~

秋生… 力ば貸してくれ。

浮かない…。

すみません 今日は
もう閉店してしまって。

(千草)いいんです。
ごめんね。 ちょっと懐かしくて…。

あっ 以前 銀流に
いらしたことがあるんですか?

もし よろしければ かんざらし
試食していってもらえませんか?

昔の味のこととかも伺いたくて。

私は もう 忘れてしまっとるけん…。
ごめんね。

あの…!

白玉は 浮いてましたか?

浮いとったよ。

間違いないですか?
うん。

ああ 瑞樹さん!
八田さん。

誰? お客さん?
以前 銀流に来たことがあるらしくて。

白玉 やっぱり浮いてたって。

どうかしたんですか?
あっ いや…。

あっ そうだ ちょっと 瑞樹さんに
お願いのあって。 なんですか?

次の定休日 ラジオ島原に
ゲスト出演してほしいとさ。

えっ?
銀流のPRばしろって市長に言われて。

嫌ですよ
私 全然しゃべれないですもん。

(MC)ハロー リスナーズ!

今日は 地域おこし協力隊として
島原に やって来て

かんざらし 伝説の名店
「銀流」を復活させた

桐畑瑞樹さんに来てもらっちゃいました!

は~い 桐畑瑞樹で~す!

(MC)では 早速
ファーストクエスチョン。

瑞樹さん 島原に来るまで
かんざらしを食べたことは?

見たこともなかったですね~。
(MC)ワーオ! それで よく

やる気になったね~。
ほんと ムチャぶりですよね~。

意外と いけとる…。

大成功やったとに
なんば落ち込んどっと?

だって… MCのノリにつられて
つい ベラベラと…。

銀流の味も出せてないのに
銀流代表みたいな顔して…。

瑞樹さん 真面目に考えすぎさ。
八田さんが いいかげんすぎなんです。

昼飯でも食いに行こう。
ランチしたくて たまらんち!

帰ります。 ちょっ… うまいソバ屋が
そばにある!

嫌なら肉でも食いに~く? ハハハッ。

行こう! ほい ほい ほい ほい ほい…!

おはよう!
おはようございま~す!

瑞樹ちゃん 昨日 FM聴いたよ。
ようしゃべっとったね!

ありがとうございます。
あ~ ゴミ出しなら手伝うよ。

ゴミじゃないんです! これは
白玉の謎を解く手がかりなんです。

白玉の謎?

何種類も作って 研究し尽くしたのに
白玉は浮かなかった。

だったら カギは シロップにあると。
確かになぁ。

古い空き瓶や袋があったということは

前の銀流でも使っていた可能性が
高いと思って 調べてみようと。

へぇ~ 瑞樹ちゃん 探偵みたいやね。
いや いや いや…。

おはよう。
(かつ子)おはよう。

瑞樹さん これ見て! やぜ…。

「銀流店主 調子に乗るな」。
「銀流の若い女バイト 接客サイテー」。

「ありえない 客商売ナメんな」。

「市民の税金 利用して金儲け」。
「税金ドロボー」。

八田さんが FMに出ろなんて言うけん
炎上するんですよ。

まいったな こりゃ…。

班長 銀流関連のクレーム
20件 超えてます。

宣伝のつもりが 裏目に出たか…。

八田班長
あっ 市長。 どうも。

銀流の件で 議員から
問い合わせがあってね。

地域協力隊に 市の予算をつけとるのに

君が 銀流に頻繁に出入りして
手伝いばしとるとは 金の無駄やと。

いや 瑞樹さんらだけじゃ
手の足りんですけん。

「鯉の泳ぐ町」のプロジェクトも
兼務ばしろ。

いや ちょ ちょ ちょっと待ってください。
それですと あの… 銀流のサポートば

手薄に…。 少し 銀流から
距離ば置いたほうがよか。

♬~

確かに 班長
銀流に肩入れしすぎというか

手の足りんなら
桐畑さんらで なんとかしますよ。

でもなぁ…。
正直 私らも手いっぱいで

班長のおらんと 困ることも多かですし…。

お待たせしました~。

私 コーヒーじゃなくて
紅茶 頼んだんですけど。

ああ… はい。

もういいです。 これ以上 待てないから
キャンセルしてください。

すいません。 ちょっと… 何? あなた
その反抗的な態度!

申し訳ありません。 すみません。

私 悪くなかし。
あの人 絶対に コーヒー頼みました。

悪かとは向こうですよ。
たとえ お客様が悪くても…。

やし 私 反抗的な態度なんて しとらん。

今日は疲れてると思うから
また今度 改めて話そう。

お疲れさまでした。

お疲れさま。

まあ 舞香ちゃんの接客は
確かに問題あるね。

どんなふうにですか?
一見 丁寧なんやけど

ちょっとでも注意されると 不機嫌なのが
顔と態度に はっきり出るとさねぇ。

すみません 気付きませんでした…。

最近 八田さんも
全然 手伝いに来んやろ?

舞香ちゃんも
余裕なくなってるっていうのもあるとよ。

♬~

手伝うよ。 手も洗ってきた。

忙しいんですか? 最近。
うん…。

島原は 水路に 鯉ば放しとるやろ?

「鯉の泳ぐ町」って
観光プロジェクトもあって

そっちも
兼務することになってしまって…。

そうですか…。

兼務になってしまったことは
悪かと思ってる。

でも 銀流のことも
しっかりやるけん 大丈夫。

こっちは 八田さんに
手伝っていただかなくてもけっこうです。

証券会社にいたころは もっと忙しい時も
もっと大変な時もありましたから。

まあ ここは… 島原なんで。

♬~

島原みたいな田舎なら楽勝か。

そんな意味じゃ…。

それに 田舎は 閉鎖的やからな。

おう 陣さん。 どうも。

はっちゃん。
なんね?

変わってしまうなぁ ここも。

観光客やら 移住するもんやら

よそもんば入れんことには
町は立ち行かんくなる。

ばってん 人のかわれば
土地も変わってしまう。

こん はまんかわもな。

その土地のことは
土地のもんにしか分からん。

結局 そういうことなんかね。

はよ あん東京女ば追い返せ。

ニセモンの銀流なんぞ
はまんかわには いらん。

舞香ちゃん。
はい。 ちょっと いいかな?

はい。
じゃ お先に。

お疲れさまでした。
お疲れさまです。

なんですか?
座って。

昨日の接客のこと。

お客さんには いろんな人がいる。

でも せっかく
うちに来てくれたからには

「おいしかった 楽しかった」って言って
帰ってもらいたいじゃない?

だから 嫌なこと言われても
ちょっと我慢してもらえないかな?

瑞樹さん 私より 他人やネットの書き込み
信じるとですか?

そういうわけじゃないよ。
ただ これからは

八田さんも そんなに
手伝いに来られなくなるし。

ひきょうですよね 八田さん。

銀流が たたかれだしたら
フェードアウトして。

他にも仕事あるから。

さっき 陣吉じいさんと
瑞樹さんの悪口 言いよったですよ。

土地のことは 土地のもんにしか分からん
東京女ば追い返そうって。

八田さん 役場じゃ
「怒られ班長」って呼ばれてるんですよ。

怒られ班長…?

市長や上司に怒られても
なんでも ハイハイ ペコペコ。

やけん 「怒られ班長」ってバカにされとる。

そがん人が担当になって
瑞樹さん かわいそか。

私は 瑞樹さんの味方ですよ。

♬~

(チャイム)

≪(女性)は~い。

はっちゃん…。
ご無沙汰してます。

この前 銀流に来てくれたとは
おばちゃんだよね?

おばちゃん はまんかわに住んどる時
銀流の手伝いば しよったことあるやろ?

銀流の かんざらしの作り方
知っとるとやなかね?

教えてください!

店におった子 あの子を助けたいんよ。

ニセモンでもよかって言ったんは
おいなんよ。

♬~

ごめんね はっちゃん…。
おばちゃん… おばちゃん!

♬~

分かりました すぐに伝えます。 はい。

「鯉の泳ぐ町」の企画パンフレット
概要まとめたけん 配っとって。

わし ちょっと
銀流の様子ば見てくるけん。

あっ 班長! 市長から電話で
班長に話のあるそうです。

銀流のことで。

甘みに カドがあるんだよなぁ。

(戸が開く音)

こんばんは。
どうかしたんですか?

うん… ちょっと
瑞樹さんに話のあって。

ごめんね ここんところ
全然 顔 出せんで。

おっ 試作ね? これ。
なんですか? 話って。

うん…。

来月の7日 はまんかわの湧水ば止めて
井戸の掃除ばすっと。

水が来ないってことですね。

分かりました。
じゃ その日は臨時休業ですね。

あっ いや あの…
店は開けてくれんやろか その日。

でも 湧き水が来ないんですよね?
その間は 水道の水で。

いや… 銀流の かんざらし
湧き水じゃないとダメですよね。

お客さん だますことになりますよ。

いや… 「湧水ば必ず使う」とは
うたっとらん。

本気で言ってるんですか?

銀流の定休日は 市の規定で決まっとる。
勝手に休むわけにはいかん。

ただでさえ 銀流のことでは
みんな ナーバスになっとるけん。

水道水で作ったものを出すほうが
よっぽど たたかれますよ。

なに言ってるんですか?

上の人に言われたから
そうしろって言ってるんですか?

島原の水道水は もとは湧水やっけん。

大丈夫だ! 意外と いけっとさ。

いいかげんにして。

八田さん 銀流のこと
なんだと思ってるんですか?

本気で この店やる気あるんですか?

そんなんじゃ 銀流の味
復活させるなんて無理ですよ!

結局 八田さんも
私のこと認めてないんですね。

いや 認めてるよ。 頑張ってくれとる。

でも 土地のことは
土地の者にしか分からないんですよね。

外面だけ もろ手を挙げて
迎えるふりして

心の中では がっちり 扉 閉じて

八田さんだって 陣吉さんたちと
変わらないじゃない!

そっちも おいたちば
田舎もんてバカにしとるやろ!

はっ? 東京で どがん すごか仕事
しよったか知らんけど

アンタでん 島原ば ナメとっとやろ…!

どうせ 仕事で行き詰まって
夫婦関係 ビミョーになって

田舎でなら やり直せると思っとったやろ。

そがんいくか! アンタみたいに
自分のことしか考えんもん

どこ行っても うまくいかん!
ちっとは こっちの話も聞いてくれんね!

おいたちにも都合ってもんがあっとたい!

怒られ班長の都合なんて
ただの言い訳でしょ!?

ペコペコ謝って 市長に反論もできない。

湧水で 観光客 呼ぶって言いながら
水道水 使え?

アンタたちが いっちばん
湧水の価値 分かってない!

そんなことしたら アンタたち
ただのウソつきだからね!

ウソつきは アンタやろうが!
知っとるよ!

旦那さん 島原に来んとやろ!?

様子の おかしかけん
公介さんに電話ばしたっさ。

そしたら アンタ 離婚届ば置いて
一人で 島原 来て

電話にも出んげな!

なんで話し合おうとせんとね!
アンタの気持ちば尊重して

一緒に 島原 行くって言うてくれた
旦那さんやろ!

♬~

結局 うわべだけだったんですよ
あの人は。

ほんとは 東京での仕事が大事で

だから 土壇場になって 引き継ぎが
うまくいかないとか言いだして

あげくの果てには 「結局 俺のことは
全然 必要ないんだな」って。

私は 2人でいたいから
必死になってただけなのに…!

アンタたち2人は ほんとに よく似てる!
ほんとに 2人とも勝手!

一方的に 離婚届ば置いてくなんて
アンタのほうが よっぽど勝手だろ!

旦那さんのこと なんだと思ってんや!
うるさい! うるさい!

うるさい! うるさい!
怒られ班長は黙ってろ!

なんすっとな!

♬~

もういい! アンタなんか知らない!
もう アンタとなんか やっていけない!

そいは こっちのセリフたい!

もう やめや。 やめ やめ!

やめ!

♬~

秋生… おいは なんばしよっとやろか…。

♬~

あの… 銀流の桐畑です。
小野寺さん… ですか?

ああ… ごめんなさいねぇ
こちらまで来てもらって。

あっ いえ。 あの… この前 お店の前で…。

ああ…。

あの… 銀流の かんざらしの作り方
本当に ご存じなんですか?

昔ね あそこで働いてたことがあると。

自分なりに 使えそうな材料を
持ってきたんですけど。

あら~ 前の銀流で
はぜの蜂蜜 使ってたの 知っとったと?

いや…。 あの… 近所の方に
銀流の かんざらしのシロップは

ゴクゴク飲めるくらい
スッキリしてたって言われて

甘みを いろいろ試したんです。

そしたら 倉庫に 蜂蜜の瓶が
たくさん空き瓶が置いてあって。

で 島原で使うんだったら
はぜの木の蜂蜜かなって。

ずいぶん よく調べたとねぇ
大変やったやろ。

あら! キザラまで使っとると?

かなり本物に近づいとった証拠よ。

あの…。 うん?
なんで 私に連絡くれたんですか?

はっちゃん… 私んとこに来るとに
勇気のいったと思うと。

はっちゃん?
ああ… 八田くん。

はっちゃんは 私の息子の秋生とは
子供んころからの仲良しでね。

役所に入った はっちゃんと

農業しながら 観光や消防団
地域の活動ばしよった 秋生は

将来 2人で 島原ば もり立てようって
話しよったとよ。

ああ… けど 秋生は
雲仙普賢岳の噴火の時に…。

火砕流で亡くなった。
消防団で出動しとって。

あれから 27年…。

(千草)湧き水が湧くとも山のおかげ。

けど 山は 秋生の命ば奪った。

ほんとに やりきれんで
逃げるように はまんかわば離れて…。

やけん 銀流のことに
口出す資格は ないと思うとった。

けど はっちゃんが あなたに

自分が ニセモンば作らせた
あなたを助けたいって言ってたのが

心に残ってね…。

じゃ 銀流の かんざらしば 教えるね。

お願いします。

(千草)まず 水は 大鍋に2升。

そこに 上白糖 半袋。

隠し味に 黒糖と… キザラ。

そこに… はぜの蜂蜜。

スプーン1杯。

これを 強火で 半分まで煮詰める。

そんなに煮詰めたら
甘くなりすぎませんか?

大丈夫。 意外と いけっとさ。

ああ… ごめんなさい。
こういう時 つい出ちゃう。

亡くなった息子の口癖でね。

そうだったんですか…。

白玉は 白玉粉の中に
ほんの少し 砂糖を入れて ゆでる。

えっ…?
砂糖を入れることで

白玉粉特有のクセが和らぐの。

それを 湧水で沸かした お湯で ゆでて

ゆで上がったら 30分 湧水に さらす。

やわらかくなりすぎませんか?

銀流の白玉は やわらかいほどいいと。

意外と いけっとさ… ですね。

今では 八田さんの口癖になってます。

そうなの?
大変な時に限って。

私 能天気な人だなぁって思ったんです。

でも… そうですか…

親友の口癖だったんですね。

シロップと白玉 両方を

よく冷やして 盛りつける。

あっ…。

八田さん!

瑞樹さん どがんした?

もしかして…。

見ていてください。

浮いとる…!

♬~

浮いとっぞ!

なんで?

秋生さんの お母さんが
教えてくださいました。

おばちゃんが…。

♬~

どうですか?

♬~

こいは 銀流の
かんざらしたい。

おぉ~ やった~!

♬~

おかみ!

はい!

また 来るけん。

ありがとうございます!

(拍手)

ごゆっくり!

湧水の掃除の日
店は休めることになったけん。

掛け合ってくれたんですか?
そもそも そいが当たり前たい。

湧水がなけりゃ
銀流の かんざらしは出来ん。

おいが間違っとった。

私も… 勘違いしてました。

島原の水は
恵みの水とばかり思ってたけど

そこには悲しい記憶もあって…。

島原のこと なんでも知った気になって。

そんな私が 一人で躍起になっても

なかなか 地元の味に
ならなかったわけですね。

ありがとう。

おいは ほんと うれしかった。

あがん ひどかことば言うたとに

瑞樹さん 白玉の浮いた かんざらし
おいに 真っ先に見せに来てくれた。

意外と いけっとさ…。

怒られ班長
秋生さんと一緒に戦ってきたんですね。

きれいに言い過ぎばい。

でも 秋生に笑われんように
しっかり生きんばね。

瑞樹さんのおかげで 改めて そう思えた。

頑張るぞ~!

(笑い声)

それば言うなら 「頑張らんば!」たい!

頑張らんば~!

<公介。 ずっと電話に出なくて
ごめんなさい>

おっ 銀流の おかみ!

<意地を張ってばかりで ごめんなさい>

できたよ~!
は~い!

<私は ずっと
自分のことしか見てなかった。

自分が正しいのだと
思い込んでいました。

それで 公介を たくさん傷つけた>

かつ子さん 白玉 追加すんね。
(かつ子)は~い ありがとう!

ちょっと かんざらし まだ?

あ~ ごめんなさい。
少々お待ちくださいね。

あっ… いいよ 急がんで。

あの笑顔 破壊力あるわ~。

<もし まだチャンスがあるなら
一度 きちんと話し合わせてください。

そして できたら 公介に
私の かんざらしを 食べてもらいたい。

いまさら ずうずうしいとは思います。

連絡 待ってます>

(戸が開く音)

いらっしゃいま…。
(かつ子 八田)いらっしゃいませ!

ごめん… 遅くなって。

公介…。

公介さん! よう来らした!

いや~ イケメンさんやね!
瑞樹さんがね わしに よう似とるって!

…んなわけないか!
ほんとに よう来らした!

ほら 瑞樹さん! ツーショット!
ツーショット! ツーショット!

いぇ~い! ラブラブラブ!

ラブラブラブ! ラブラブラブ!