ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ハムラアキラ 第2話 シシド・カフカ、間宮祥太朗、池田成志、津田寛治… ドラマの原作・キャストなど…

『【ドラマ10】ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(2)「静かな炎天」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 静江
  2. 鈴木
  3. 探偵
  4. 本当
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  6. 葉村
  7. 依頼人
  8. 依頼
  9. 糸永
  10. 万円
  11. 電話
  12. 角野
  13. 柴田
  14. 週間
  15. 袋田
  16. 調査
  17. 店長
  18. エアコン
  19. セミ
  20. バカ女

f:id:dramalog:20200201070141p:plain

『【ドラマ10】ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(2)「静かな炎天」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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【ドラマ10】ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(2)「静かな炎天」[解][字]

不運なはずのハムラに依頼が殺到!ついに幸運が舞い込んだかにみえた先にあるのは、違和感…。ハムラが突き止める、その違和感の真相とは、いったい?

詳細情報
番組内容
暑い夏の日。葉村晶(シシド・カフカ)のもとに久しぶりの依頼が舞い込む。早速調査を開始するが、その調査対象が何者かに襲われあっさり終了。調査費をあてにしていた葉村はガッカリするが、そこにまた別の依頼が…。そんなことが二度三度と続き、葉村は違和感を抱く。うだるような“炎天”の中、町内会長・糸永(長谷川初範)の母が救急車で運ばれる事態に遭遇し、葉村はその違和感の理由を突き止めるのだが…。
出演者
【出演】シシド・カフカ間宮祥太朗池田成志津田寛治,板橋駿谷,松尾貴史中村靖日大後寿々花浦上晟周,MEGUMI,長谷川初範鈴木拓綾田俊樹,梅沢昌代,宮田圭子,みのすけ,片岡富枝,中村梅雀
原作・脚本
【原作】若竹七海,【脚本】黒沢久子木田紀生

 

 


♬~

(村木)
うさぎックスだぞ! みんな 拍手~!

(拍手と歓声)

♬~

カンチョー!

おりゃ~!

やめて もう 痛いから。
あっ うさぎックス しゃべった!

テレビと 声 違うじゃん!

真面目にやれよ うさぎックス!

痛いって言ってんだよ!

うさぎックス 怒った~!

あの~ すいません。
一緒に写真撮ってもらえないでしょうか?

(村木)はいはい はいはい。 お任せ下さい。
あっ かたじけない。

いいえ。 はい いきますよ。

(シャッター音)
(村木)はい OK。

ありがとうございます。
ありがとうございます。
(シャッター音)

あっ もう大丈夫ですよ。
いやいや いやいや いや。

もう一枚ぐらい いいじゃないですか。
山際 誠さん。

かわいい子どもの養育費ぐらい
ちゃんと払ってあげて下さいよ 山際…。

うわ~っ! あ~っ!

あいてっ!
あいたっ!

♬~

待て こら~っ!

いたっ…。

♬~

サンキュー 葉村。
また 仕事 回してやるからな。

お願いしま~す。

<私の名前は 葉村 晶。 性別 女。

職業 白熊探偵社の調査員。

だが 最近 依頼が来ない…>

(セミの鳴き声)

依頼人のいない探偵ってさ
毎日 何してんの?

下の本屋でバイトですかね。
それじゃ 探偵じゃないよね。

そこ こだわってないんで。

またまた~。 強がってないでさ
うちに戻ってくれば? 結構で~す。

じゃ 仕事 回してやるよ。
本当ですか?

本当 本当。 うちの事務所
依頼人が ひっきりなしで忙しくってさ。

やっぱ 結構です。
嫌な予感しかしないんで。

そう言うなって。 葉村
依頼人のいない探偵は 探偵じゃないよ。

♬~

(富山)アハッ… いや あんた
あんなに見えてるの。 ハハハハ…。

葉村 依頼人 会ったの?

何ですか これ。
えっ 知らないの?

これね 盗聴器でしょ。
で これが 暗視スコープ。

いや それは分かるんですけど…。
まだ足りない?

あっ そっか。 足りないの 依頼人か。
アハハハ!

圧倒的に足りないもんね 依頼人ね。
アハハハ!

ちょっと ちょっと 待ちなさいよ。
何か用事があったんじゃないの?

こんなもん 勝手に作って
勝手に置かないで下さい。

やっぱり 恥ずかしい?
依頼人も来ないのに。

(笑い声)

(セミの鳴き声)

<人は私を
世界で最も不運な探偵と呼ぶ>

(セミの鳴き声)

♬~

<そもそも
運がないんだから しかたがない。

…なんて 開き直っても始まらない>

<依頼人が欲しい。

結局 私は「探偵」という仕事に
しがみついている>

 


≪(静江)うるさいんだよ~!


≪(静江)うるさい! うるさい!

≪(静江)うるさいよ~! うるさい!
うるさい! うるさいんだよ~!

あっつ!
≪(静江)あ~ 驚いた!

≪(静江)うるさいんだよ!
すいませ~ん。

≪(静江)うるさい! うるさい! バカ女!

≪(静江)バカ女ったら バカ女!
ごめんなさい! ごめんなさい!

≪(静江)うるさいんだよ~!
ごめんなさい!

≪(静江)結婚できない バカ女!

すみません! すみません! すみません!

≪(静江)うるさい! うるさい!

ちょっと! 相手にしちゃいけないって
言ってたでしょ。 葉村ったら もう…。

≪(静江)うるさい! うるさい! バカ女!

≪(静江)結婚できない バカ女!

≪おかあさん やめて下さい!
(糸永)すみません。

本当に申し訳ありません。

お騒がせいたしまして。
お気になさらないで下さい。

いや 気にするなと言っても
無理でしょうが お許し下さい。

いえいえ うちの葉村が悪いんです。
はあ? 行きますよ。

ご旅行 お気を付けて!

私が悪いとか 意味分かんないんですけど。
あんたが相手をするからでしょ?

町内会長さん 困ってたじゃないの。
気の毒に。

町内会長さん。 あれ? 店長って
権力者に弱いタイプでしたっけ?

うん。 権力者 好き。 でもね
町内会長はね 権力者じゃないのよ。

雑用係みたいなもんだから
誰もが嫌がって なりたがらないのを

糸永さん ず~っと引き受けてくれて。
もう 本当に いい人なんだから。

だからって みんな我慢してるんですか?
そうよ。 だって お世話になってんだもん。

困ったことがあったらね み~んな
町内会長さんとこ行って相談するの。

もう本当に 面倒見のいい人なんだから。

(柿崎)それ どんな依頼だったんですか?
(アケミ)「調査対象 うさぎ!」みたいな。

(浅川)
「うさぎワールドに潜入完了!」みたいな。

(野々村)違うでしょ 君たち。

アニメキャラで潜入調査なんて
めったにない事件ですよ。

想像するだけで
スリリングじゃないですか。

アニメといえば子ども?
子どもってことは… あっ 誘拐?

人身売買組織に潜入しているとか?

すげえ~!
ちょっと。 あんたたち からかわないの。

全然 依頼人が来ないから

同業の探偵さんに
雑用 回してもらってんだから。 ねえ~?

(アケミ)何だ つまんないの。
捜査協力とかしたかったのに。

捜査じゃなくて調査。
探偵に捜査権ないから。

(浅川)一流じゃないと 面白い事件なんて
来ないんじゃないですか?

ごめんね みんなの期待に応えらんなくて。
…ってことで はい 葉村。

何ですか これ。
依頼人が来なければ 本屋の店員でしょ?

でも これ 開催日 火曜日のままですよ。

そうそう そうそう。 だから 早く配って。
えっ? でも だって

定休日だから 日にち変更するって
言ってたじゃないですか。

面倒だから やめたの。
もう あちこち 告知出しちゃったしね。

いや… 忘れてただけですよね。

私 嫌いかな。 そういう細かいこと言う人。

細かい?
あっ うさぎのまんまで行ってね。

大丈夫です。

 

はい。

はい! 白熊探偵社の葉村です。

ああ ご依頼ですか。

尾行。

1週間。 承知しました。
では 一度 事務所の方へ。

あっ すぐ かけ直しますんで
少々 お待ち下さい。 はい 失礼します。

すいません。

明日から まるまる1週間
探偵のお仕事 入っちゃったんで

書店の方の仕事は… すいません。

じゃ これ 一式… 借りていきますね。

失礼しま~す。

♬~

(ノック)
はい。 どうぞ。

<久しぶりの依頼人

角野史郎 54歳>

<依頼内容は 袋田浩継 28歳の素行調査>

<袋田は 5年前 運転していた車を

バス待ちの列に突っ込ませ

7人をはね飛ばした。

被害者の中に
角野の一人息子 亮太がいた>

(角野)インターハイにも出場するぐらい
頑張ってたんですよ。

なのに その事故で
脊髄を損傷してしまって…。

今も車椅子です。

袋田は 直前まで店をはしごして
酒を かっくらっていたんです。

それなのに 下された判決は懲役6年。

もう 交通刑務所を出所して

親の豪邸で 働きもせずに
遊び回ってるそうです。

亮太は まだ けなげに
リハビリを続けているというのに…。

あっ すいません。

「日本お散歩振興会」。

亮太が… 歩き始めたかと思ったら

「お散歩 お散歩」って 外に出たがるので

うちのが見つけてきて
3人で ず~っと…。

亮太は 散歩すら
もう できなくなってしまいましたが…。

あっ… まだ6年もたってないんですね。

仮出所なんて おかしいでしょ?

あいつ 絶対 ネコかぶってますよ。

(袋田)どんなに詫びても 足りません。

でも これだけは絶対に誓います!
もう二度と 酒は飲みません!

罪を償ったあとも…。

(角野)金があるって いいですね。
弁護士が優秀だったんですよ。

確かに賠償金は すぐに支払われました。
けど 全部 親の金。

今も働きもせず
親の脛をかじって暮らしてますよ。

それで どうなさりたいんですか?

だから あいつ 絶対 酒飲んでますよ。
飲まないわけがない。

その証拠を突きつけてやるんです。
あっ…。

一生 アル中から抜け出せないって
公安委員会が認めれば

もう二度と あいつは免許が交付されない。
なるほど。

もう二度と 犠牲者は出したくないんです。
喜んで お引き受けしますが

こういうケースは
長くかかる場合が多くてですね…。

まずは1週間… 50万円で足りますか?

報酬として 最初の3日間は 1日7万円

それ以降は 1日4万円と
かかった経費を頂くことになります。

分かりました。
では こちらにサインをお願いします。

<ついてる! 1週間で37万円。

よだれが落ちそうになるほど
おいしい仕事だった>

(セミの鳴き声)

(ラジオ)「さて 日本列島は
猛暑に襲われています。

皆さん くれぐれも
熱中症には ご注意下さいね。

では お待たせしました!
本日の運勢です!

今日 一番ついているのは…

みずがめ座の あなたです!

そして ラッキーカラーは 黒!」。

♬~

<午前11時20分。 袋田浩継 自宅を出る。

尾行開始。

袋田 着古したTシャツに
トロピカル柄のパンツ

ツッカケ。 寝癖のついた ぼさぼさの頭。

繁華街へと向かう>

<昼前からあいている飲み屋だってある。
だが 袋田が入るとは限らない。

きっと入らない。 入ってはいけない。

入れば 調査が完了してしまう>

<いや これだけ暑いのだ。
ウーロン茶… コーラかもしれない>

へい お待ち! 生ビール 1丁!
ありがとうございます!

<午前11時35分。
立ち飲み屋「ベロベロ」に入店。

ビールの大ジョッキを
立て続けに3杯飲み干す>

<だが ノンアルコールビールであった
可能性も ないではない。 尾行続行。

ノンアルコールビールで酔う人も
いる… はずだ>

(急ブレーキの音)

♬~

(どよめき)

♬~

痛い~。 いたっ…。

♬~

<午後1時5分。

袋田浩継 どう頑張っても しばらくは
飲みに行けそうにない状態となる。

調査継続 不可能。 故に 調査終了>

<「みずがめ座さんのあなた」は
ラッキーだったはずだ。

それなのに
1週間で37万のおいしい仕事が

突如現れた暴漢のために ふいになった…>

あいっ… いたっ… いたっ…。

≪(静江)
うるさ~い! 殺す気か? 黙れ~!

≪(静江)うるさいんだよ~!
うるさいんだよ~! バカ女~!

葉村ちゃん 遅いよ。
暑い中来たのに 開いてないんだもん。

もう 早く…。
≪(静江)死んじゃうよ~!

(エアコンのスイッチを入れる音)

(野々村)暑い~ 暑い~。
言いたくないけど暑い。

それにしても異常ですよね この暑さは。
熱中症で死んじゃうよ~。

もしもし? 店長?
店番 どうなってるんですか?

☎あっ 葉村? 遅いよ~。

「暑い中 待たせるな」って
こっちにも苦情が来てるよ。

いやいやいや。
本当なら 私 まだ調査中。

この時間 ここにいる方が
おかしいんですけど。

でも いるんですよね?
いるんなら さっさと店を開けて下さいよ。

こっちはね 買い取り依頼で
遠くまで来てるんですから。

ところが その家が見つからなくて もう
本当に大変な目にあってるんですよ。

店番頼んだくらいで文句言われるのは
心外ですね。

(電話が切れる音)
チッ。

はい もしもし。
☎(角野)ふ… 袋田が襲われたって…。

ああ… はい。
まさに 袋田は 袋だたきにされまして…。

☎(角野)ニュ… ニュース見て下さい。
ニュース?

「警視庁は 男性を殴ったとして
40代の女を逮捕しました。

傷害の疑いで逮捕されたのは

影山市の主婦 赤塚陽子容疑者 42歳です」。

☎(角野)赤塚さんが
やってくれたんですよ。

私たちの無念を晴らしてくれたんです。
えっ ちょっと待って下さい。 じゃあ…。

☎(角野)ええ。 赤塚さんのお嬢さんも
袋田の被害者なんです。 ああ…。

☎(角野)そういうことですので
調査の方 もう結構です。

お世話になりました。
(電話が切れる音)

<1週間後には
私のものになるはずだったお金が…>

(ドアが開く音)
(アケミ)葉村ちゃん お客さん。

あっ すいません。 いらっしゃいませ。

(明子)エアコンの音がしたから
急いで来ちゃった。

ああ 確かに うるさいよね。 室外機。
今まで気にならなかったんだけど

ほら ご近所が静かだから。
(野々村)ハハッ お盆だからね。

(明子)そうなのよ。 みんな留守なのよ。

鶴野さんは 娘さんが留学してる
オーストラリアでしょ。

(野々村)
渡辺さんちは ハワイ旅行だっけか?

(明子)そうそう。
私も明日から鹿児島の実家に帰るの。

どうりで静かなわけですね。
それだけじゃないじゃん 静かなの!

(柿崎)まあまあまあ。

糸永さんのお母様?
どなられました?

日増しに ひどくなってる。
何かね 施設に入ってらしたんだけど

もう限界って
追い出されてきたんですって。

じゃあさ もう こっちも我慢しないで
言っちゃえばいいんだよ。

言えないわよ。 ねえ~。
ああ 言えないよ。

(アケミ)何でよ?
だって いい人だもん 糸永さん。

うちも 書道教室やってるでしょ?

糸永さんのご紹介で通い始めてくれた人
結構いるのよ。

じゃ しょうがないか。
あれ? 簡単に引き下がった。

私も客商売なんで。

それはそうと 葉村さん。
はい。

探偵さんなんでしょ?
お願いしたいことがあるの。

(明子)人を捜してもらいたいの。
石塚幸子って 私のいとこなんだけども。

これが 7年前 最後にもらった年賀状。
はい。 失礼します。

(明子)祖母の家を処分するんで
久しぶりに さっちゃんに電話したら

つながらなくなってて
手紙も戻ってきちゃうし

今 どこでどうしてるのか
さっぱり分からないのよ。
なるほど。

いつまでも 空き家にしておけないから
さっちゃんに相談したいのよね。

捜してもらえないかしら?
これ 10万円。 足りるかしら?

料金はですね… ちょっと待って下さいね。

<1週間の調査が
1日で終わってしまったと思いきや

すぐに次の依頼とは…。

いよいよ 私にも運が向いてきたのか?>

♬~

おはっ… ようございます。 すいません。

<危うく 朝っぱらから
どなられるとこだった。

だが どなられずに済んだ。
本当に 運が向いてきたのかもしれない>

<「のどか」で「しずか」と書いて「閑静」>

<そう ここは
本来 閑静な住宅地なのだ>

(村木)おい 葉村!

≪(静江)うるさい! うるさいよ~!

≪(静江)
どいつもこいつも うるさいんだよ~!

はい。
おっ 何だよ 何だよ。

まあまあ まあまあ。

また仕事回してやりに
わざわざ来てやったのに

追い返すようなまねしやがって。

仕事? また うさぎですか?
あ~ たぬき? クマ? あっ パンダ?

似合ってたな うさぎ。 でもな
今度は着ぐるみを着なくても大丈夫。

浮気調査。 この暑さだから
張り込みも きついと思うけどさ。

ちょっと待って下さい。
誰が暇だって言いました? へ?

何か 急に
売れっ子になっちゃったっていうか

次から次に依頼が来てるんですよね。

評判が評判を呼んでみたいな
感じなんですかね。

もう忙しくて 困っちゃ~う。
調子に乗ってんな。

調子に乗ってるっていうか 今までが
ついてなさすぎたんだと思うんですよね。

やっと 運が向いてきた感じ?

あっ なので もう お仕事
回して頂かなくて結構なんで。

で? どんな依頼なんだよ?

猫捜し? あっ なくした指輪
捜してくれとか?

どうせ すぐ終わる仕事なんじゃないの?
残念。 人捜しです。

身内のいない60歳 独身 女。

だから
結構 時間かかると思うんですよね。

郵便物の転送手続きさえ
してないみたいなんで。

あ~ 忙しい 忙しい。 失礼します~。

♬~

コーヒー あんがとな!

♬~

すいません。 すいません。

ちょっと お尋ねしたいんですけど
以前 こちらに住んでた

石塚幸子さんっていう方
捜してるんですけど

ご存じないですか?
私。 はい?

だから 私が石塚幸子。

あれ? えっと… 引っ越してない?

引っ越しましたよ
ここの4階から1階へ。

ほら ここ エレベーターないでしょ?
だんだん つらくなってきちゃって 階段。

<またしても あっけなく
調査は終了してしまった。

ついてるのか ついていないのか…。

これでは 調査費1日分すら請求できない>

[ 回想 ]
調子に乗ってるっていうか 今までが

ついてなさすぎたんだと思うんですよね。
やっと 運が向いてきた感じ?

あっ なので もう お仕事
回して頂かなくて結構なんで。

<「豚もおだてりゃ木に登る」。

私は調子に乗りすぎた>

(セミの鳴き声)

♬~

よければ いらして下さい。

あ~っ!

≪(静江)うるさい! 殺す気か~!
うるさいんだよ~!

≪(静江)死んじゃうよ! 死んじゃうよ!

すいません。

≪(静江)殺す気か~! うるさいんだよ!
うるさい! うるさい!

今日 お店 開いてないんですけど。
☎えっ? おかしいなあ。

浅川君が バイトに来てるはず…
あっ メールが来てたんだっけ。

もしもし?

☎「急に田舎に帰ることになりましたので
バイトは休ませて下さい」だって。

はあ?
☎浅川君からのメール 昨日来てたわ。

えっ 昨日?
☎しょうがないでしょ!

私ね 昨日見つからなかったおうち
住所が違ってたっていうんで

出直して来てるんですよ。
こんな田舎に。

だから
メールどころじゃなかったんです!

(電話が切れる音)

☎明日の夜ですからね イベント。
ちゃ~んと準備しといて下さいよ。

(電話が切れる音)

<むかつく>

(鈴木)こんにちは。
こんにちは。

(鈴木の妻)今日も お暑いですね~。
本当 暑いですね。

<ご近所の鈴木さんご夫妻だ。

二人とも元教師で

退職後は フリースクール
ボランティアをしているという>

サマーホリデーといえば
イギリスのバカンスを思い出すわ。

(鈴木)バカンスって
パックのツアーじゃないか。

(鈴木の妻)でも 本場のティータイムを
体験できたじゃないの。

焼きたてのスコーンに
本物のデヴォンシャークリーム。

(鈴木)しなびた胡瓜のサンドイッチ。
(鈴木の妻)サーモンのパイ。

この人が 私の分も全部食べちゃってね。

濃くて熱くて おいしい紅茶。
本当 おいしかったわよね~。

こうして アフタヌーンティー
出かけさせようとしてるんだ。

(鈴木の妻)招待して頂いたのよ。
(鈴木)おかげで

明日の午後は
このクソ暑いのに お出かけだ。

それはそうと あなた。
ん? ああ。

葉村さん あなた 探偵なんだって?
あっ はい。

じゃあ お仕事を頼みたいんだが。

それで ご依頼というのは?

(鈴木の妻)
あら メモとか取らなくていいの?

ああ… 情報が漏れるもとになりますので。

まあ 本物の探偵さんみたい。
本物です。

(鈴木の妻)すてき。
私たちも本物の依頼人ですよ。 あなた。

では まず
これを聞いてもらおうか。

☎「もしもし? ボクだけど」。
☎(鈴木)「はあ?」。

☎「ちょっと困ってて。
今 飲み屋なんだけど

財布を落としたみたいで
支払いができなくて。

これから友達が行くから
現金を渡してもらえないかな。 30万円。

でないと 店から出してもらえないんだ」。

☎(鈴木)「ということは
監禁されてんのかい?

警察に連絡した方がいい」。
☎「あのねえ 警察行ったら犯罪者だよ。

人生 棒に振るけど
その辺り 分かってんですかねえ」。

☎(鈴木)「いや 分からない。

払う意思があるんだし
逃げたわけでもないんだから

無銭飲食の罪は成立しない。

むしろ 警察に
立ち会ってもらった方がいい。

店の名前と…」。
(電話が切れる音)

すごい。 よく録音できましたね。
今の世の中 油断できんからね。

これ いつかかってきた電話なんですか?
(鈴木)5日前の夜中だ。

寝てたんで 頭が働かなかったが
その友達とやらを家に来させて

同時に警察呼んで
逮捕させるべきだったよ。

(鈴木の妻)
でも そうしなくてよかったじゃない?

と言いますと?

電話をかけてきたのは
教え子かもしれないの。

失礼します。
(鈴木)大隣正樹という子の声に

よ~く似てるんだよ。
最初の 助けを求めてきた男の方ですか?

(鈴木)そのとおり。
大隣正樹だったら

本当に助けを求めてきたかもしれないと。
私には 声が似てるだけの

「助けて詐欺」にしか
思えないんですけどね。

しかし そうじゃない可能性がある限り

警察に相談するのは
正樹君と話をしてからにしたいんだ。

どうだろう。 今 どこで どうしているのか
調べてもらえないかね。

そうですね…。

<また依頼だ。 次から次に。
やはり 私は ついている>

≪(静江)この鬼嫁 うるさいんだよ!

はあ~ うるさいって
何が うるさいのかしらね。

いいから ほっときなさい。
はあ~。

じゃあ よろしくお願いいたします。

≪(静江)バカ嫁! ハハハハハ!

≪おかあさん いい加減にして下さい!
一体 何が そんなにうるさいんですか!

≪(静江)聞こえないのか?
トラックだよ!

≪(静江)
ガーガー ガーガー あ~ うるさい!

あっ。

(室外機の音)

♬~

(エアコンのスイッチを切る音)

やっぱ エアコンか。

♬~

[ 回想 ] (静江)トラックだよ!
ガーガー ガーガー あ~…!

♬~

ついてんじゃない?

よいしょ。

おおどなり… まさ…。

えっ?

うそ…。

あっ もしもし? 柴田さん?
(柴田)はい 刑事の柴田です。

朝っぱらから何だよ。
ちょっと聞きたいことがあるんですけど。

(柴田)モーニングコーヒー
飲むところなんだよ。

しかたねえな そっちで飲んでやるよ。
いやいや 来なくていい。

電話で済む話… です…。
(電話が切れる音)

<驚くべきことに 大隣正樹という男

詐欺グループの一人として
逮捕されていた。

大隣などという名字が
そうあるとは思えない。

だが 全くの別人の可能性も
ないわけではない>

お願いします。 別人であって下さい。

(ドアが開く音)

早っ。
(柴田)うん。 近所だから 俺んち。

そんな近所なのか。
あれ? コーヒーは?

てか ここ 暑いよ。 アイスにしてよ。
はいはい はいはい。

邪魔。 邪魔。
何だよ。

この事件か。
そう。

うん。 あっ こいつ 今 うちの署にいるよ。

<はい 調査終了>

(柴田)大隣正樹君。 こいつ 悪いやつよ。

容疑は 今のところ
今どき オールドファッションな

「母さん助けて詐欺」だけど
それだけじゃないんだよね。

ほかに 何したの?
詐欺グループの内部分裂で

仲間殺して 山に埋めちゃったの。
うわっ。

筋金入りのワルだね。
…っていうか 葉村 マジ 暑いよ ここ。

何で エアコンつけないんだ?
エアコンつけなくていい。

はい アイスコーヒーあげる。
えっ?

ちょっと 私 本屋で仕事あるんで。
一緒に出よう。

おいおい 何だ
ここで飲むんじゃねえのかよ。

何でだよ。

ゆっくりしなくていいんだって。

(柴田)せっかく来てやったのに。
呼んでもないし。

あっつい…。

じゃ ありがとうございました。
すいません。 おい ひとつ貸しだぞ!

シ~ッ。 (柴田)あ?
シッ。

(セミの鳴き声)

最初の1日は 1日7万円ですので

1 2 3 4 5 6 7万円。

では こちらを お返しいたします。

失礼します。

アフタヌーンティーなんて
行ってる場合じゃない。

(鈴木の妻)でも せっかく
糸永さんが招待して下さったんですよ。

急にお断りしたら悪いでしょう。
糸永さんが?

(鈴木の妻)あっ 昨日 言ってなかった?
いえ。

ホテルの宿泊もついた
豪華なティーパーティなんですって。

お前は楽しめるのか? 正樹君が
こんなことになってるっていうのに。

分かってますよ。 せめて
いい弁護士さんでも探してあげましょう。

<全て予定どおりとはいかなかったが
しかし…>

<立て続けに3件も依頼が来たので
それなりの収入になった。

実際 楽な仕事ばかりで…>

ついてたなあ。

<本当に ついていたのだろうか?

私と幸運。
豚が空を飛ぶくらいありえない>

♬~

<私が ついているはずがない。
だとすれば…>

 

もしもし。
今日も 店番お願いしますね。

あの~ 私 探偵なんで

毎日 店番 当てにされても困ります。

えっ?
じゃあ 何で事務所にいるんですか?

今 事務所ですよね? ということは

現在進行形の仕事が
あるわけじゃないってことですよね?

店番をしたら 探偵の仕事に
何か支障が出るような…。

<面倒くさい>

(糸永)知り合いがね
「古本を売りたい」と言ってるんですよ。

ちょっと 行ってやってもらえませんか。

あっ… じゃあ
店長が来たら伝えておきますね。

あっ いやいや
今日中に なんとかしたいという話で…。

ほかの本屋探すとか言ってたな 確か。

本当 今すぐ行った方がいいですよ。
でも えっと…。

そもそも この店
今日 休みのはずじゃないか!

メモありますか? 住所 書きます。

メモ?

[ 回想 ]
こちらにサインをお願いいたします。

[ 回想 ] 葉村さん 探偵さんなんでしょ?
お願いしたいことがあるの。

探偵なんだって?
お仕事 頼みたいんだが。

[ 回想 ] よければ いらして下さい。
あ~っ!

[ 回想 ] (静江)うるさい うるさい!
親不孝者が! バカ息子!

お母様は ご無事なんですか?

♬~

糸永さん?

♬~

<私の推測は正しかったのか。

そして これで よかったのか>

♬~

(岡田)自殺だ。 海に飛び込んだ。
レスキューを手配しろ。

彼女は…。
大丈夫。

<私は まだ この人に
礼を言っていない…>

ありがとう。

今日は 一人なんですか?

一人もいないはずだったんだけどね。
ん?

≪(救急車のサイレン)

静江さ~ん!
今から 救急車 乗りますからね!

♬~

ご迷惑をおかけして
申し訳ありませんでした。

糸永さん。

本当に すみません。

糸永さん!

♬~

事件ですか。

自首しに来た人が
あんな顔してますよ。

♬~

(エアコンのスイッチを入れる音)

母親を熱中症にして
殺害しようと計画した。 違いますか?

さあ。

あのおばあさん 糸永静江さんですよね?
トロールの警官も困っていたそうです。

どうして近隣から苦情が来ないのか
不思議でしたが

町内会長の母親だったんですね。

町内会長は
よほどの人格者だったんでしょう。

だから 近隣の住民も我慢していた。

だけど 人格者は 当然 どれだけ
迷惑をかけているのか分かっていた。

それで?
それで この暑さを利用した。

これだけ暑ければ

熱中症で 一人 老人が亡くなっても
誰も変だとは思いませんからね。

警察の人が推測で
人を犯罪者にしてもいいんですか?

僕 今 非番ですから。

一ミステリファンの好奇心ですよ。

一ミステリファン?
今は。

♬~

これは 全て仮定の話ですよ。

仮定の話です。

仮定の話として あなたは どうして

その男が母親を殺そうとしていると
気が付いたんですか?

私が こんなに ついてるはずがないから。

そうやって しあわせに懐疑的になるから
不幸になるんじゃないですか?

まあ それはさておき
どう ついてたんですか?

1週間かかるはずの依頼が
思わぬ展開で 1日で終わってしまった。

まあ 私らしい
ついてない展開なんだけどね ここまでは。

ところが
儲け損なったなあと思ってたら

すぐに依頼が来て
それもすぐに終わったなあと思ってたら

またまた依頼が来た。
それは ついてますね。 でしょ?

でも 本当に
ついていただけなのかもしれない。

「日本お散歩振興会」。

最初の依頼者も同じペンを使ってた。

50万円で足りますか?

二人が知り合いだったなら

最初の依頼者は
その男の紹介だったんじゃないかと。

その男は 探偵は1週間 調査に出るから
事務所を留守にするはずだと思っていた。

ところが 調査に出ているはずの探偵が
帰ってきてしまった。

仕事が早く終わっちゃったからね。

で 慌てた男は 次の依頼人をよこした。

お願いしたいことがあるの。

でも よく見つかりましたね。
いろんな人の相談に乗ってたから

依頼人候補は 何人もいたんじゃない?

仕事がなくて やさぐれている探偵を
助けようと

親切にしてくれただけかもしれない。

だったら そう言えばよくない?
依頼人を紹介するよって。

何で隠す必要があるの?

いいことを隠れてするのが
人格者なんですよ。

ほかにも怪しむ理由があったんでしょ?

店にいるはずの人がいなかった。

こっちはね 買い取り依頼で
遠くまで来てるんですから。

ところが その家が見つからなくて
もう 本当に大変…。

浅川君も 前の日に メールひとつで
急に休んだりするし。

ふだんから
そういうことする人なんですか?

多分 初めて。

(呼び出し音)

あっ 浅川君?
何で急に田舎に帰ることになったの?

(浅川)何でって… えっ? そういう話に
なってるんじゃないんですか?

だから どういう話なの?
いや まあ

店長の友達っておじさんから
電話来て

甥っ子が お盆に上京してくるんだけど

ミステリマニアで どうしても
うちでバイトしたいっつってて。

でも 店長 「もうバイトいるから」って
断ったんで

俺に バイト休んで帰省してくれって。

店長に その友達のことは話したの?
いやいやいや。

自分が手を回したと分かると
店長 へそ曲がりだから

甥っ子を
雇ってくれなくなるかもしれない。

だから 「帰省します」とだけ
メールしておいてよって。

お礼に 3万円くれるっていうし。

3万円? じゃ
その 店長の友達って人に会った?

いやいやいや
アパートの郵便受けに入ってた。

えっ? 何か 俺 はめられた?

あなた方に
店にいられたくないってわけですか。

そうみたいね。
でも あなたたちを追い払っても

ほかに近隣住民がいますよね。

お盆だから 旅行や帰省で…。
みんな留守だった?

まあ この辺はね。

唯一 どこにも行く予定がなかった
鈴木さん夫妻も

糸永さんに誘われて
アフタヌーンティーの予定だった。

どうりで ここに来るまでの道が
やけに静かだったわけですね。

ふだん いるはずの人たちがいない

エアポケットに入ったような
無人の町を見て

「今なら」と思ったのかもしれない。

今なら 誰にも気付かれず
母親を熱中症にして

殺してしまえるかもと。

唯一 心配なのが 近所の探偵だった。

追い払うために
次々と依頼人を紹介してよこした。

そして それが かえって
墓穴を掘るはめになった。

私が どれだけ ついてない人間か
知らなかったから。

それに 誤算が もうひとつ。

おい ひとつ貸しだぞ!
シッ。

ふだんなら聞こえるはずの どなり声が
聞こえなかった。

私なら おばあさんのわめき声を録音して
いいタイミングで流したかな。

完全犯罪を夢みてるんですか?
ミステリマニアの夢でしょ?

まあ 私が言いたいのは

糸永さんは 犯罪をするような人じゃ
なかったってこと。

でも やってしまった。
仮定の話をしてるんだよ 私たち。

♬~

「炎天」…。

最後の一文 覚えてます?

♬~

(セミの鳴き声)

<「この炎天下じゃ

人間だって たいがい変になる」>

8年前に亡くなられた
由良香織さんの死因に

疑問を持たれてる。
後ろめたいことでも

あったんじゃないですかね。
いろいろあるのよ 女なんだし。

中山慧美が自殺に絡んでるってことか?
本当に そうなんですかね。

分かったようなこと言わないでよ!

私の調査に手加減はありませんから。

(取材者)え~っ!