ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

病院の治しかた 第2話 光石研、小泉孝太郎、高嶋政伸、小西真奈美… ドラマのキャスト・主題歌など…

『ドラマBiz 病院の治しかた ドクター有原の挑戦 #2 小泉孝太郎』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 病院
  2. 事務長
  3. 銀行
  4. 院長
  5. お願い
  6. 看護師
  7. 倉嶋
  8. 医者
  9. 医師
  10. 患者
  11. 人事
  12. 先生
  13. ドクター
  14. 看護部
  15. 今日
  16. 砂岡
  17. 賛成
  18. 仕事
  19. 人事制度
  20. 説明

f:id:dramalog:20200131215517p:plain

『ドラマBiz 病院の治しかた ドクター有原の挑戦 #2 小泉孝太郎』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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ドラマBiz 病院の治しかた ドクター有原の挑戦 #2 小泉孝太郎[字]

倒産寸前の病院を立て直す!感動と奇跡の実話!東京医大のエリート医師・有原修平は父の病院である有原総合病院の危機に直面。様々な軋轢を生みながらも改革を進める。

詳細情報
番組内容1
有原健次郎(光石研)の理事長解任を要求、さらに自ら新理事長に立候補した有原修平(小泉孝太郎)。理事会は混乱し、紛糾する。裏切られた思いを抱きながらも、建て直しへの熱い思いを訴える修平を見た健次郎は、ある決断を下す。
番組内容2
修平にはすでに信甲斐銀行からサポートの約束があり、事務長として“経営のプロ”が派遣されることになっていた。ところが銀行からやってきたのは、売却計画を進めていた倉嶋亮介(高嶋政伸)だった…。
出演者1
有原修平…小泉孝太郎
倉嶋亮介…高嶋政伸
有原志保…小西真奈美

江口智也…稲葉友
三隅律子…磯野貴理子
砂岡武雄…福本伸一
牧原智美…安藤玉恵
倉嶋千廣…菜葉菜
出演者2
有原健次郎…光石研
兵藤悦子…浅田美代子
米田正光…中村雅俊
脚本・監督
【脚本】山本むつみ
【監督】清弘誠
【企画協力】社会医療法人財団慈泉会 相澤病院
音楽
【音楽】羽毛田丈史
【主題歌】久保田利伸 LIFE (「病院の治しかた」Ver.) Sony Music Labels
ホームページ
www.tv-tokyo.co.jp/byouinnonaoshikata/

 

 


< ある日 突然
あなたの住んでいる街から

病院が消える。

そんな衝撃の未来が

いまや
現実のものになろうとしている。

多くの病院が
瀕死の状態に陥るなか

地域の医療を守るために
敢然と立ち上がった医師がいた>

これは 1人の医師と
事務長の強い信念から始まった

奇跡の病院再生の物語である>

病院再生のために
現理事長を解任し

新理事長を選任することを
提案いたします。

新理事長には 私が立候補します。

バカな!

修平 だましたのか?

久しぶりに やるか。

おぉ 変わらないな 昔と。

いってぇ

和解したフリをして
裏切るつもりだったんだな。

裏切りとは
病院が崩壊していくのを

手をこまねいて見ていることです。

私も努力はした。
なんとか 立て直すつもりで。

しかし 院長の経営のもとで

赤字が膨らんだのは
紛れもない事実です。

地域のつながりを分断して
病院の評判を落としたのは

副院長じゃないですか!
そうだ!

地元の業者を切り捨てて
病院は恨みを買ってるぞ。

そういうなれ合いが
経営を圧迫してきたんです。

そのとおり!
こっちにも策はあったんです。

副院長が横やりを入れなければ
銀行の支援を受けた再建プランを

今日の理事会で
提案することができたんだ!

しかし そのプランは
利益追求を優先するファンドに

病院を売り渡すものでしか
ありませんでした。

私は 経営を根本から立て直し
独立した医療法人として

有原総合病院を全国に誇れる
医療施設に作り変えたいんです。

メインバンクの信甲斐銀行からは

すでに
支援の約束を取りつけました。

銀行が?
猶予はありません。

すぐに
再建に取りかからなければ

病院は
消滅するかもしれないんです。

手遅れになる前に

私に改革のチャンスをください。

できもしないくせに。

あなたこそが
病院を崩壊させる元凶だ!

事務長。

では 緊急動議の決をとります。

待ってください。
まだ議論は尽くされていない…。

もう十分だ!

理事の皆さん
副院長の理事長就任

賛成の方 挙手をお願いします。

賛成が3人…。

反対は4人か…。 議案は却下だな。

えっ?

理事7名のうち 賛成4名。

賛成多数で議案は承認されました。

これをもって
私は 理事長院長の職を退き

今後は 有原修平氏
その任にあたります。

叔父さん!

なぜ賛成してくれたんですか?

お前と俺
どっちがリーダーにふさわしいか

理事の1人として
冷静に判断したまでだ。

病院を守りたい。

その思いは 俺も同じだよ。

一線から退いていただくことには
なりますが

今後は顧問として…。

形ばかりの名誉職なんかいらん。

俺だって医者のはしくれだよ。

叔父を追い出した血も涙もない男。

そう非難されても
お前は やるべきことをやりぬけ。

その覚悟がなきゃ
病院再生など夢物語だ。

はい。

昔の野球部仲間に

長野で精密機器の工場を
やっているヤツがいるんだよ。

前から 常勤の産業医
紹介してくれって頼まれてた。

俺が行くと歓迎してくれるよ。

事務長も連れて行く。

お前の下じゃ 安井だって
身の置き場がないだろう。

俺は中継ぎで登板して失点した。

だが まだ挽回できないほど
ひどい状態じゃない。

そうだろ?

はい。

あとは託した。

叔父さん…。

ありがとうございました。

そうか… 決まったか。

ご苦労だったね。

ここからが
本当の仕事の始まりだ。

ハァ~。

信甲斐銀行さんから
経営のプロの方が

出向してくださることに
なりました。

どなたがいらっしゃるか
倉嶋さんは もう ご存じですか?

えぇ もちろん。

その方 打たれ強いですかね?
えっ?

いや 病院は専門家の集団で
排他的なところがあります。

どうぞ。

医療関係者以外は口を出すなと
総スカンを食らうかもしれません。

そうですか…。

もちろん 職員たちには

敬意を持って接するよう
言いますよ。

でも ある程度の
あつれきがあることは

事前に お伝えしておいたほうが
よいかと…。

わかりました。
覚悟しておきます。

はい?

出向の内示が出ました。

本日は そのご挨拶に。

倉嶋さんが?

ハァ…。

私が有原病院に?

君には事務長のポストが
用意されている。

病院再生のために
力を尽くしてくれ。

何 やらかしたんだ?

副頭取のげきりんに触れるなんて。

心当たりは何も…。

島流しとは 気の毒にな。

島流しか…

倉嶋さんにとっては
不本意な人事かもしれませんね。

いえ そんな…。

でも僕は 大歓迎ですよ。

ご期待に そえるかどうか…。

ともかく 1週間で
銀行の残務を片づけて

こちらに赴任します。

わかりました。
よろしくお願いします。

こちらこそ。

あの笑顔が くせ者なんだよ。

のせられて巻き込まれたら
地獄へ道連れだ。

なんで地獄?
いいじゃないの 病院勤務。

どこが いいんだよ。

だって病気になったときに
すぐに診てもらえるでしょ。

次期融資部長の声が
かかってたんだよ。

同期の出世頭に
なれたかもしれないんだ。

別にいいじゃない
トップにならなくたって。

猿山の猿じゃあるまいし。

あのさ 俺は入行以来ずっと
失点なくやってきたの。

こんなとこで
コースアウトしてられないの。

はいはい。 それより
人間ドックの職員割引とかないの?

受けたほうがいいわよ。
パパも もう若くないんだから。

一日も早く銀行に戻ってやる。

さっさと赤字を解消して
凱旋するか

再建不能の判断を下して

ファンドへの身売り話を復活させるか。

道は2つに1つだ。

医療を取り巻く環境は
激変しています。

有原総合病院は
環境の変化に対応できる

強い組織に
生まれ変わらなければなりません。

そのために目指す方向を
3つの理念として掲げました。

常に新しく
良質な医療を提供すること。

活力のある
チーム医療を確立すること。

そして 夢と希望に溢れる
職場環境を作ることです。

今後 多くの改革を
行っていきますが

判断基準となるのが
この3つの理念です。

すべての部署で

これを指針として行動することを
徹底してください。

(悦子/砂岡)はい。

新たに強力な助っ人を
お迎えすることになりました。

信甲斐銀行から出向していらした
倉嶋亮介さんです。

倉嶋です。

微力ながら
お手伝いをさせていただきます。

よろしくお願いします。

倉嶋さんには 事務長として
腕を振るっていただきます。

事務長?

医療の素人が事務長とは
院長も どうかしてるよ。

銀行は何企んでるんでしょうね。

波乱の幕開けだ。

こちらが事務長の部屋になります。

ここですか。

前の安井事務長が
使っていた部屋ですけど 何か?

個室にいては 病院の動きが
わかりづらいかなと…。

帳簿をご覧になる分には
いいんじゃないですか 静かで。

何かあれば
内線で連絡してください。

内線表はデスクの上です。 では。

ここでも また島流しか…。

新しい事務長って 銀行の人?

リストラでもしに来たのかな。
そうかもね。

今の院長 実の叔父さんを
追い出すような人だから

職員切るのも平気なのよ。
うわぁ イヤな感じ。

健次郎先生がいらしたら
こんなこと絶対に許さないのに。

あの…
血液検査の結果が届きました。

そこ置いといて。
江口さん

二宮さんの
MRI検査の案内してくれた?

早くしてよ
患者さん待ってるわよ。

あっ はい。

なんだよ ピリピリしちゃってさ…。

荒れそうな… 悪寒。

はい。
(ノック)

失礼します。
あっ 村尾さん しばらくでした。

大変でしょう。
見ず知らずの いわば敵地に

1人で
乗り込んできたわけですから。

いや 敵地ってことは…。

砂岡部長も人が悪いですね。

立派な個室を用意したといっても
これじゃまるで 隔離ですよ。

ねぇ?
えぇ まぁ ハハハッ…。

事務方のことは 財務部長の
私が把握してますから

必要とあれば情報を流しますよ。

院内に味方がいたほうが
何かと都合がいいでしょう。

ありがとうございます。

でも 自分で なんとかしますので。

そうですか。

 

はい。
倉嶋さん

これから
再生戦略会議を開きます。

院長室まで
来ていただけますか?

再生戦略会議…
はい すぐ行きます。

事務長にも加わっていただいて

今後は このメンバーで
話し合っていきます。

僕が院長になってから
始めた会議で

今日で3回目なんです。

率直に 意見交換をする場に
していきましょう。

はい。
銀行さんは あなたに

経営の立て直しを
委ねたわけですよね。

再建のお手伝いをするようにと
指示されました。

では 銀行から来た
事務長さんとして

何から
取りかかるおつもりですか?

まず 赤字からの脱却です。

そのためには やはり
コストを見直すべきかと。

薬や医療材料費の削減には
すでに取り組んでいます。

結果が出始めてることは
ご存じでしょう。

ええ 問題は人件費です。

一般企業では
人件費率が 3割なら優良

4割で ギリギリセーフ。

5割を超えていたら
レッドゾーンですが

こちらの場合
医業収益に対する人件費率は

58%にも上っています。

病院の仕事は
ほとんどが人力ですよ。

人件費が高いのは
当然じゃないですか。

しかし 黒字経営の病院では
人件費率は 55%程度に

抑えられています。

こちらは 年功序列式の
給与体系ですから

職員の年齢とともに
人件費は上昇し

早晩 6割を
超えることが見込まれます。

6割超えか。

給与を下げろということですか?

そんな乱暴な話ではなく…。

年功序列の人事制度から

能力を評価する方向に
転換していくべきでしょう。

それは 事務部門に
限った話ですよね。

えっ?

当たり前だ。
医者は評価の対象にはならん。

しかし 事務部門の職員数は
全体の2割にすぎません。

そこだけを変えても
経営は好転しませんが…。

年功式なのは 国公立病院の

人事制度に
合わせてきたからなんです。

国公立病院は 9割が赤字で
補助金頼みというのが現状です。

同じことをしていたら
医療法人は破綻します。

その解決策が 能力評価の導入
という発想が素人考えなんだ。

病院を工場や何かと
同じように考えてませんか?

そんなことは…。
そもそも

能力があるから
医者になってるんだ。

アンタのように見識のない
事務長じゃ 先が思いやられるね。

坂本先生。

倉嶋さんに事務長を
お願いしたのは 僕ですよ。

じゃあ 院長の任命責任だ。
まぁまぁ… そういう極論は。

戦略会議と銘打つなら
病院の実情に即した

提案をお願いしたいですね。

忙しいなか 時間を割いてんだ。

わかりました。

では この件は改めて…。

失礼します。

ただいま!
(扉の開く音)

おかえり。

はい これ 東京土産。
ありがとう。

どうだった?

いい結婚式だったよ。

お婿さんが お医者さんだから
ちょっと変わってたけど。

何が?

ほら 私たちのときも
そうだったけど

スピーチや何かで お互い同士を
先生って呼び合うでしょ?

あれ 違和感あるんだよね。
ふ~ん そうなの?

うん だって 仕事の同僚なら
普通 「くん」とか 「さん」だもの。

医者は資格持ってるからね。

弁護士だって
先生って 呼ばれてるでしょ?

看護師さんも資格あるけど
先生とは呼ばれないよ。

先生と さんって
どこで 線引きするんだろうね?

変だと思ったこと
今まで 一度もなかったな。

修平さんは 病院で育って
医学部行って 医者になって

周りは ずっと
医者だらけだったから

それが 当たり前に
見えてたんじゃない?

ふ~む。

倉嶋さんが 先日の
戦略会議で問題提起した

人事制度の件ですが。

すみません あれほど
反発が強いとは。

病院の特殊性を考えて もっと
慎重に発言するべきでした。

着任早々 きつい
洗礼を浴びましたね。

ともかく 人事改革は焦らずに
時間をかけてやりましょう。

いや 僕の考えは逆です。

いずれは 人事に手をつけなければ
と思っていましたが

すぐに 取りかかって
半年後を目標に

人事制度を一新しましょう。

(2人)えっ!?

先送りしても
反対されるのは同じです。

そうこうするうちに
赤字が膨らんで

取り返しがつかなくなる。
でも 先生方の言い分にも

一理ありますよ 病院は病院
一般の会社とは違うんですから。

本当に そうでしょうか?

妻と話していて
気づいたんですが

病院の常識は
世間の非常識じゃないかって。

病院は こういうもんだと
決めつけてきたことは

一度 疑ってみたほうがいい。

外から来た事務長が
変だと思うことは

やっぱり 変なんです。

それにしても 半年をめどに
というのは

一般企業でも
人事を刷新するとなると

相当 抵抗があります。

病院の抵抗勢力
まさに 岩盤です。

普通のやり方では
とても 太刀打ちできません。

でしたら いっそう
時間をかけて…。

いや… この際 病院の常識を
一気にひっくり返しましょう。

一般企業とは
同列に語れないとか

医師だけは 特別な存在だとか
言っていたら

人事改革は進みませんから。

僕も考えてみますが…。

新しい人事制度の素案を まずは
お二人で作ってみてください。

そうだな…。

1か月くらいで おおよその
方針をまとめてみましょう。

(2人)えっ!

拙速は巧遅に勝るですよ。

グズグズしていたら岩盤は
ますます硬くなる。

ただ ここが いちばん
重要なんですが

人件費を削ることを
改革の目標にはしないでください。

目指すのは 活力のあるチーム医療。

夢と希望に溢れる職場作り

そういう理念の実現なんです。

それが できれば
むだな人件費は

しぜんと
減っていくはずですから。

よろしくお願いします。

まさに 暴走特急…。

どうにも止まらない。

では ご健闘を。
ええ お互いに。

むちゃにもほどがある。

1か月で何ができるっていうんだ。

人事に失敗して 医者たちに
辞められでもしたら…。

再建どころか
買い手もつかなくなる…。

(ため息)

院長 本気だ…。

いらっしゃいませ。

あれ?
あっ。

おや。
どうも。

このままスライドすると
5年後には財政破綻です。

じゃあ 年齢給の割合を
変えてみましょうか。

(砂岡)提案の骨子は
能力主義人事の導入と

適性に合わせた人材登用です。

基本給を年齢給と職能給に分け

その割合を 年齢によって
変動させる方式を作りました。

年齢が上がるほど
職能給の割合が高くなり

横並びの昇給で
人件費が膨らむのを防ぎます。

若手にとっては
成果が昇給に直結するので

モチベーションのアップにつながると
考えます。

なるほど。

これを実現するには
公正な人事考課が欠かせません。

目標達成度 能力の習熟度
それから仕事への前向きな姿勢。

この3点に分けて
評価基準を作りました。

運用にあたっては

職員をランク付けする道具に
ならないよう

フィードバックを
丁寧に行う必要があります。

う~ん…。

いいですね
よく1か月でここまで。

お見事です。

よし よし。

早速 明日の再生戦略会議で
検討しましょう。

あっ でも ちょっとここは
修正したほうがいいな。

大丈夫でしょうか…。

また お怒りを買いそうですが…。

(砂岡)手ごわいですからね
あの部長たち…。

まぁ 難関ですが…。

ここは正々堂々
正面突破でいくしかないでしょう。

(坂本)なんだこれは!
査定など

医師に対する侮辱です。

高度な技術を持つ医者と
いつでも代わりのきく事務職を

同列に語るな!

えっ… あらまぁ…。

これは 先生方が怒るのは
無理ないですよ。

看護部でも
導入は難しいと思います。

悦子さんまで…。

人事改革は
すべての職種でやることに

意味があるんです。

医療部門も事務部門も
同じ病院のチームじゃないですか。

でも 医療現場は
経験年数が物を言うんです。

命に関わる仕事を
採点されることは

やはり 抵抗があります。

とりあえず 事務部門から
導入してみましょうか。

うまく運用できれば

先生方も
聞く耳を持つかもしれない。

いや 最初は医師からです。

えっ…。
新しい人事制度は

まずは医師から導入しましょう。

無理ですよ 今
あんなに怒らせたじゃないですか。

いちばん難しいから
最初にやるんです。

楽なところからはじめたら
必ず途中で頓挫します。

確かに…。

まずは 10人ずつのグループにして
説明会を開きましょう。

ドクターたちのローテーションを調べて
スケジュール 組んでください。

(倉嶋/砂岡)はい…。

今日も 誰も来ませんね。

5回連続 参加者ゼロです。

今 砂岡さんが
呼びに行ってますが…。

これは持久戦になるな。

えぇ…。

 

はい 有原です。

あっ 甲府医大の…。

えっ
いや それは誤解です。

すぐにご説明にあがります。

どうしたんですか?
(ため息)

医者をランク付けするとは
何事かと

教授会で
大問題になっているそうです。

派遣した医師を 全員
引き上げると言ってきました。

えぇ 全員!?
釈明に行ってきます。

説明会は
砂岡さんと進めててください。

あっ
参加者が来たらの話ですけど…。

すみません。

大学まで敵に回したか…。

1週間前から
お願いしてたじゃないですか。

事務屋さんと違って
こっちは病人相手です。

予定どおりにはいきませんよ。
(砂岡)そんな…。

先生たちにランクを付けて

それを口実に
給与を減らす算段ですよ。

銀行から来た事務長の
入れ知恵です。

やっぱり…

医者のプライドの高さを
甘く見るなよ。

今日は もう諦めましょう。

声かけしてから
2時間近く経つのに

誰も来ないんです
明確なボイコットですよ。

ですね…。

医大ともトラブったようだし

こんなことで
大丈夫なんですかね?

誰かが大学に
告げ口したんでしょうね。

だから事務部門からはじめれば
よかったのに…。

言わんこっちゃない。

あれ…。
宇野先生 来てくれたんですね!

どうぞ 座ってください。
どうぞ どうぞ。

院長は出かけてますが
説明は私たちが…。

説明は結構です
要望を伝えに来たので。

えぇ もちろん
ご要望もうかがいますよ。

我々の要望は

事務長に 銀行に戻って
いただきたいということです。

(西脇)信甲斐銀行は
病院を乗っ取るつもりですか。

まさか 人事の刷新は
病院の将来のためです。

病院の将来が
あなたに関係あるんですか!?

えっ…。
どうせ2年かそこらで

銀行に戻るんじゃないですか?

赤字を減らして
自分の成績を上げれば

あとのことは
関係ないわけでしょ!

(大塚)そんな立場で
人事に口出すなんて 無責任だ!

(西脇)銀行員は
金の勘定だけしてろ!

どうしたんです?
(砂岡)院長…。

(宇野)今 事務長に
辞任を要求したところです。

(大塚)事務長が変わらないかぎり
人事改革には応じられません。

(西脇)銀行の言いなりで
まともな医療機関と言えますか。

皆さんは 勘違いをしている。

倉嶋さんをお招きする前に
僕は忠告したんです。

あなたは ここでは排除される。

銀行員に何がわかるかと
総スカンをくらいますよ と。

まあ 実際
今そうなっているわけですが。

にもかかわらず
倉嶋さんは逃げずに

事務長を引き受けてくれた。

なぜだか わかりますか?

それは 僕たちと同じ思いを
持ってくれたからです。

患者さんのために 地域のために
有原総合病院は つぶせないと。

えっ…。

(大塚)院長は
銀行にだまされてるんじゃ…。

なぜ 銀行が僕をだますんですか?

理屈で考えてください。

経営状態が改善し
病院が存続し続けるほうが

銀行にとって
得に決まってるじゃないですか。

議論は歓迎します。

しかし 不平や不満があるなら

直接 僕に言ってください。

院長室の扉は
いつでも開けておきます。

皆さん せっかく
集まってくれたんですから

少しだけ人事の話をしましょうか。

チッ 行くぞ。

ほら 行くぞ!

じゃあ 始めましょうか。

まず
現状の問題点についてですけど

最初のページ見てください。

(ノック)

失礼します。

先ほどは…。
いけますよ 倉嶋さん。

えっ?
人事制度改革 必ずやれます。

今日の会議室で
自信から確信に変わりました。

ドクターたち 話を聞かずに
出ていったじゃないですか。

でも 2人は話を聞いて
理解を示してくれた。

たった2人ですよ。

2人も なんです。

2・6・2の法則で言えば
これは いける。

2・6・2?

どんな提案でも 全員が賛成なんて
まずありえない。

2割くらいの人は
何だって反対するんです。

でも 賛成する人が2割いれば

残りの6割は いずれ ついてくる。

10人のドクターのうち
2人が賛成でした。

2・6・2の法則でいけば これは
できるということなんです。

はあ…。

あとの6割の心を どうやって
つかむかなんですが…。

大学のほうは どうなりました?

先生たち
引き上げてしまうんじゃ…。

ひとまず
思いとどまってもらいました。

ご理解いただくまでは 当分
日参することになりそうですが。

なんとかなりますかね。

なんとかします。

そうだ! 今後は
3人ずつの面談形式にしましょう。

10人まとめて説明しようなんて
いささか横着でした。

わかりました。
では スケジュールを組み直します。

倉嶋さん。
はい。

今日のようなことは
今後も あると思います。

でも ひるまないでください。

あなたのことは 僕が守ります。

院長。

傲慢だわ
先生方に ランクをつけるなんて。

院長先生
すっかり銀行の言いなりですね。

ドクターの次は 私たちが
格付けされちゃうのかな。

冗談じゃないわ よそ者のくせに。

今まで病院を支えてきたのは
私たちよ。

甲府医大が激怒しているそうです。
医大が?

院長が進める人事制度が教授会の
げきりんに触れたそうで。

ほう… 実施前の人事でねぇ。

やけに情報が早いな。

それはまあ 医局の医師を
派遣しているわけですから。

耳が早いというのは
君のことだよ。

有原病院は 要注意案件ですので。

人事の刷新で
経営改善をはかるというのは

我々としては
歓迎すべきことだとは思うがね。

しかし 人事考課を
取り入れている病院でも

多くの場合 実施できるのは
事務職止まりです。

医師や看護師には
導入できないと?

彼らは 高度専門職ですので。

強引に進めれば
人材の流出を招きかねません。

やっかいだねぇ。

ドクターへの説明は
今週で終わります。

次は 看護部の番ですね。

やっと説明のコツが
つかめてきました。

看護部では もう少し
うまくやれそうです。

失礼します。

なに? どうしたの?

受理してください。

私たち 辞めさせていただきます。

申し訳ありません。

一部に不満があるのは
わかっていたんですが

まさか
こんな過激な行動に出るとは。

気持ちは
わからなくもないんです。

看護師は
医師よりも下に見られながら

患者さんの いちばん近くにいる
というプライドを支えに

過酷な勤務を
こなしているんですから。

なんとか 引きとめられませんか?

それが もう 全員

転職先を決めたって言うんです。
えぇ~。

看護師不足で
求人は いくらでもありますから。

(倉嶋)じゃあ うちもすぐに
中途採用を採りましょう。

(悦子)もっといい条件の病院でも
常に求人が出てるんです。

しようがない。

看護部への人事制度導入は
中止して 慰留しましょう。

ベテランに ごっそり抜けられたら
病院は回りません。

院長?

いや 慰留はしません。
でも…。

無理に残ってもらっても
いずれ病院のお荷物になる。

そんな!
みんな優秀なナースなんです。

患者さんのために
骨身を惜しまずに

働いてきたんですよ。

反対意見は歓迎します。
論戦も大いに結構。

でも 変わることを
かたくなに拒んで

みずからリングを降りてしまう人は

僕は 引きとめても
しかたがないと思うんです。

すぐに求人を出してください。

来年度の採用計画を変更して
新卒ナースを獲得します。

でも 補充できるのは当分 先です。

それまで
どうやって しのぎますか?

現実問題として 病棟を1つ
閉めるくらいのことを しないと。

今のメンバーでなんとかできませんか。
現状でも

看護師は 過重労働なんです。

これ以上 無理を強いたら
みんなが潰れます。

だったら 病院全体で
カバーするというのは?

えっ?
僕も そうなんですが

看護師の献身的な働きに

つい
頼りすぎてしまいがちなんです。

病院は 1つのチーム。

看護部の負担を 他の部署で
補うことは できないでしょうか。

確かに 資格がなくても
できる仕事まで

看護師に任されてますよね?

それを分担すれば
当面は なんとかなるか。

看護部の負担軽減策
すぐに 取りかかりましょう。

(3人)はい…。

患者さんへの説明と 検査の予約

採血の準備は
クラークさんにお願いします。

そんなことで
穴埋めできるんでしょうか。

ドクターや事務方にも
協力をお願いしています。

仕事の優先順位を考えて
無駄なく動けるように

それぞれの持ち場で
指導を徹底してください。

看護部が分担していた
医療材料の管理は 総務部で。

医薬品の補充管理は薬剤部で
それぞれ 受け持ちます。

先生たちが
お忙しいのは承知していますが

ご協力を お願いします。

看護師の離脱を招いた責任は
そちらに あるんですよ。

しわ寄せは迷惑です
と 言いたいところだけど

内輪の事情で 患者さんを
放り出すわけにはいかないな。

病棟での採血なんかは
検査技師と協力すれば

僕たちで
なんとか できるんじゃない?

そうですね。
よろしくお願いします!

珍しいね
今日は 先生が注射するんだ。

僕の腕じゃ 不安ですか?

そりゃあ 看護師さんのほうが
いいよ。

手握ってください。
はい。

お疲れさまです。

今帰りですか?
遅くまで お疲れさまでした。

今夜は宿直ですか?
いえ。

夜間救急も人手が足りないので
ちょっと様子を見に。

そうですか ご苦労さまです。

どうなるかと思いましたが

今のところ
ギリギリ 回ってるようですね。

ドクターたちが 思った以上に
協力的で 助かってます。

みんな 再認識したんじゃないかな
看護師たちが

当たり前のように
やってくれることのありがたみを。

怪我の功名ってとこですかね。

(サイレン)

ストレッチャー急いで!
こちらに運んでください!

(サイレン)

ストレッチャー通ります。
病院 着きましたよ わかりますか。

バイタルは?
こちらです。

はい 大丈夫ですか。

悦子さん どうしました?

高齢者施設 大里園の入居者です。

夕食後 2時間ほどしてから
腹痛 嘔吐

発熱 下痢の症状を訴えています。

重症者は?
意識障害を含め

全身症状の方が2名。
そのうちの1名は脈拍微弱です。

全員 高齢者です。
高齢者ばかり…。

ブドウ球菌食中毒か?

食中毒ですか?
ブドウ球菌のようです。

ショック性の虚脱に陥る危険がある
急ぎましょう。
はい。

診察入ります。
お願いします。

ここに 簡易ベッド作ってください。

手伝います。
ありがとうございます。

患者さん 増えそうですね。

ロビーにベッド作って 軽症の患者さん
そっちに運びましょう。

宇野先生 ロビーお願いします。
わかりました。

先生 お願いします。

ここ 病院です わかりますか?

悦子さん 脱水のショック症状
点滴 お願いします。

はい。
寝かせましょう。

これが 本来の有原病院…。

すみません お願いします。
は はい。

(砂岡)院長!

食中毒の患者さん
無事 全員退院されました。

そう 初期対応の早さが
よい結果につながりましたね。

みんなの協力の賜物ですよ。

看護師不足を カバーしてきたのが

今回のチームプレーに
つながったのかも しれませんね。

ええ 少し
意識が変わってきたかな。

喜んでばかりは いられませんよ。

一日も早く 看護師を増やさないと
もう どうにも回らなくなります。

そうでした…
看護学校のほう どうです?

県内の学校は回りましたが
苦戦中です。

事務長と一緒に 次は
近県の看護学校を当たってみます。

そういえば 事務長は?

銀行に行かれたようですが
院長 ご存じですか?

いや 何も聞いてませんよ。

看護師が 大量に
病院を去ったそうだね。

ベテランほど 人事考課には
抵抗があったようです。

今は 病院全体でカバーして
なんとか対応してます。

たかが 看護師と
侮っては いないだろうね?

えっ?
長年 勤めていた看護師は

患者にとっては 病院の顔だ。

その彼女たちが
一気に辞めたということは

病院の信用を
落としかねない事態だよ。

はい…。

桐山常務が 再生ファンドで

債権処理を進める方策を
今でも 強く推してるのは

知ってるよね?
承知してます。

君は どう見てる?

病院内部の 本当の状況が
わかるのは君だけだ。

再生は可能なのか?

それとも
無謀な挑戦にすぎないのか?

融資を担当してきた
銀行員として

あの病院の価値と将来性を

君は どう査定する?

さあ 次は…。