ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ハムラアキラ 第1話 シシド・カフカ、間宮祥太朗、池田成志、津田寛治… ドラマの原作・キャストなど…

『ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(1)▽トラブルメイカー』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. メイ
  2. 珠洲
  3. 葉村
  4. 探偵
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  18. 浅川
  19. 大丈夫
  20. アハハ

f:id:dramalog:20200125074057p:plain

『ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~(1)▽トラブルメイカー』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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【ドラマ10】ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~[新](1)▽トラブルメイカー[解][字]

シシド・カフカ テレビドラマ初主演! 若竹七海原作の葉村晶シリーズ 初のドラマ化。クールでスタイリッシュ。令和時代の「探偵物語」をお届けします!

詳細情報
番組内容
古書店でバイト店員をしながら探偵業を営む葉村晶(シシド・カフカ)。ある日、葉村が毛嫌いしている姉・珠洲(MEGUMI)が訪ねて来る。珠洲は「今まで迷惑をかけてきたことを詫びたい」と海外旅行のチケットを手渡し、必ず行くよう葉村に強要する。そんな中、山中で女性遺体が発見される。その身分証には「葉村晶」と記されていた。葉村に付きまとう謎の男(村上淳)。葉村を亡き者にしようとする陰謀の真相とは…。
出演者
【出演】シシド・カフカ間宮祥太朗池田成志津田寛治,板橋駿谷,松尾貴史中村靖日大後寿々花浦上晟周,MEGUMI,村上淳中川知香中村梅雀
原作・脚本
【原作】若竹七海,【脚本】黒沢久子木田紀生

 

 


♬~

(サイレン)

♬~

(柴田)うっす。

(治松)う~わ。
ひっでえな。 顔 潰しやがった。

怨恨かなあ。
どんだけ恨まれてたんだ。

身元は割れてるんですか?
うん。 キャッシュカード。

ハムラ… アキラ。

♬~

(葉村)<私の名は 葉村 晶。

国籍 日本。

性別 女>
(鳴き声)

<ミステリ専門書店

マーダーベアブックショップの
バイトにして

書店のオーナー 富山が冗談で始めた

白熊探偵社の調査員である>

(鳴き声)

<何かと災難に巻き込まれる私を
人は 「世界で最も不運な探偵」と呼ぶ>

♬~

<だが 人は 私にとっての
一番の災難を知らなかった>

あっ。 ねえ~ ねえねえねえ!

ここ 葉村 晶って住んでる?

(ノック)

はい。

エヘヘヘ…。

≪ちょっと 何でよ!
ちょっと 開けてよ!

ねえ 開けてよ!

ねえ 急にいなくなっちゃったから
また すっごい捜したんだよ。

<当然だ。 私は この珠洲から
逃げ回っていたのだから。

珠洲。 私の3番目の姉。

ろくでもない男に入れあげては

私の職場に突然現れ
「金を貸せ」と詰め寄り

「ない」と断ると 私の部屋に押し入って
一切合財 持ち去った。

一度や二度の話ではない>

(珠洲)つうか あんたさ~
もっと 金になる仕事しなよ。

まとめて売っても 全然 金になんないから
男に逃げられちゃったじゃんよ。

どうしてくれんの!? あんたのせいよ!

分かった。 あんたもさ ここで働きなよ。
紹介してやるからさ。

ねえ! ねえねえ ねえねえ ねえ
今日から入った新人の…。

<逃げても逃げても 珠洲に見つかった>

(珠洲)晶!

<母親と 二人の姉たちが

家族の黒い羊である珠洲
私に押しつけようとしていたせいだ。

私は 住まいも仕事も
転々とするしかなかった>

(珠洲)晶 分かってるよ~。

もう あんたにはさ
すごい ひどいことしてきたよね。

だから お詫びさせて。 晶ちゃ~ん。

(くしゃみ)

<「家族」と書いて 「理不尽」と読む>

寒いんだから もう さっさと…。
何で ここが分かったの?

エヘヘヘ… マジで言ってんの?

アハハ… こんなの出しといて。

何なの この写真。
ひどすぎんだけど。

画像 悪くない?
行ったの? 事務所。

本屋にも? 富山さんにも会ったの?

大丈夫!
迷惑かけるようなことしてないから。

ジャ~ン! セブ島 豪華リゾートの旅。

何で?
だから お詫びだって。

景品で当たったんだけどね。
私 行ったことあるから。

日本で こんな生活してるのが
うそみたいにさ

セレブ気分 味わえるんだから。

あんたにもさ 一回ぐらい
こういう経験してもらいたくてさ。

もう~ 分かった! 本当のこと言うよ。

フフッ。

結婚したいなって思う人ができたのね。

だから その人を置いて
リゾートなんか行く気になれないでしょ。

ふ~ん。

あっ 無理。 出発 10日後じゃん。
パスポートないし。

大丈夫。 パスポートなんかさ
1週間でできるからさ。

はんこ どこ?

あと 身分証。

よし パスポート作りに行こう。 行こう。
行かないって。 仕事もあるし。

休めばいいじゃない。

休めば お金ないし。

1 2 3 4 5

6 7 8 9 10!

はい。 これだけあれば十分でしょ?

今度の人 本当 いい人なのよ。

♬~

(テレビ)「お昼のニュースをお伝えします。

影山市・奥沢平の山道脇で

女性が倒れて死亡しているのが
見つかりました。

今日 午前9時過ぎ 人が倒れていると
地元の住民から通報があり

警察が駆けつけたところ
女性は 既に死亡していて

顔には 鈍器のようなもので
殴られた痕があるとのことです。

警視庁は 現場の状況などから
殺人事件とみて捜査を進めており

女性の身元の特定を急いでいます」。

♬~

(ノック)
はい。

≪(珠洲)晶 私。

何 その格好。

ねえ 荷物は?

忘れてた? 今日だよ 出発。

何やってんのよ。 ねえ
早く準備しなよ。 まだ間に合うから!

晶!

ごめん。 お金に換えちゃった。

はあ?

私 旅行するより
部屋で本読んでる方がいいんだもん。

そんな…。
だって お姉ちゃん言ったじゃん。

これまでの お詫びなんでしょ?

お詫びって
私の好きにしていいんじゃないの?

あんたは 旅行に行くのよ!

行くったら行くの。
あんたはね セブ島に行くの!

 

<「家族」と書いて 「理不尽」と読む>

<こんなことくらい 慣れっこだった>

あんたってさ~
本当 どうしようもないよね。

待って。 誰からだったの?

カレシ?

だったら 何よ?

今度の彼は
本当に いい人なんだなあと思って。

そうねえ… とってもいい人よ。

じゃあね。

<珠洲は いつだって
「いい人」だと言っては だまされてきた。

だが 今度の男は 本当に
今までの男とは違うのかもしれない>

 

はい。
もしもし 探偵さん?

今すぐ 仕事 頼みたいんだけど

影山3丁目の交差点のカフェに
来てもらえないかなあ。

あっ すいません。 今 休暇中でして…。
鳥羽メイ。

あんたの幼なじみ。 覚えてるよね?

俺 メイの夫 生沢 努っていうんだけど
そこからなら 30分で来れるよね?

いや ちょっと待って下さい。 あの…。
(電話が切れる音)

<私は やる気がない。
こんな失礼な依頼人

第一 メイとは中学を卒業してから
会っていない>

あっ。

<いや 会っている。 偶然 一度…>

♬~

(メイ)晶? 晶だよね?

え~? 何してんの? アハハ!

やっぱり 晶だ~!
きゃあ~ 久しぶり!

メイだよ! 鳥羽メイ!
今は結婚して 生沢メイだけどね。

<昔から こういうやつだった。

子どものくせに
ハイブランドの財布を持っていたり

誕生日に クラスの子全員を
高級フレンチに招待したり…。

正直 苦手だった>

♬~

<ところが 依頼人
なかなか現れなかった>

(野々村)
え~? 江戸川乱歩の直筆サイン?

(浅川)ああ そうです。 触っちゃダメ!

(アケミ)文庫で見たよ。 小説じゃないんだね。

ポー ドイル ルブラン
クリスティーから横溝まで

ものすごい数のトリックを整理して
分類したわけ。

(アケミ)乱歩が?
(野々村)そう。 でも 下手すると

ネタバレになっちゃうからさ…。
すいません。 あの~

山東署の者なんですけど。
え~っ? えっ… もしかして刑事さん?

(浅川)事件っすか? 事件っすか?
ちょっと… 警察手帳は?

(柿崎)素人ですね。 今は名刺ですよ。
(野々村)いや 普通 見せるでしょ 手帳。

ほら。
お~っ!

(浅川)富山さ~ん! 刑事! 本物っすよ!
(富山)えっ?

事件? 事件? 何の事件?
ねえ。

それって もしかして あの惨殺事件?
(浅川)えっ? 何すか? 何すか?

近所の山で 女の死体が見つかったのよ。
顔 潰されて。

(アケミ)え~? やっば!
もう 絶対 怨恨でしょ。 三角関係…。

うるせえ! 人の話 聞けよ!

すいませんね。 こいつ 怒ると
柄 悪くなっちゃうんですよ。

なので まずは聞かれたことにだけ
答えてもらっていいですかね。

葉村 晶さんって…。

え~っ! 葉村ちゃんが?

やべえ! 人殺し?
誰も殺人事件とか言ってないだろ!

え~? じゃあ 何しちゃったの?
葉村ちゃ~ん。

刑事が二人で話を聞きに来るって
ただごとじゃないよ。

あれ? この名刺 強行犯捜査係…。

えっ? それって いわゆる
捜査一課ってことですか?

一係でしょ。
お前らさ 人一人 殺されてんだ。

面白がるのも いい加減にしろ!
そうだよ。 いい加減にしないと

署まで来てもらうよ。
え~? 何の罪でよ。

(浅川)公務執行妨害とか。
(野々村)そんなんで逮捕状出たら

乱歩も びっくりだわ。

(生沢)ごめんごめん 待たせちゃったね。

メイの夫の 生沢 努です。

<断っておくが 依頼人に対して

いつも こんな態度を
とっているわけではない>

いや~ 思ったより 道が混んでて…。

禁煙です。
あっ。

どうぞ。
ん?

私が禁煙してるんで。
(生沢)あ~。 灰皿 結構ですよ。

<嫌だと思う相手には
とことん嫌な人間になる。 私の得意技だ>

あの 電話でも言いかけたんですけど
私 今 休暇中で…。

ああ そうそう。 これ 100万。

1週間で100万。
メイを尾行してほしいんだ。

それだけあれば
もっと優秀な探偵をご紹介できます。

いやいやいや
葉村さんじゃなきゃダメなんだよ。

どうしてでしょう?
見知らぬやつを近づけたくないよ。

尾行は近くに寄りません。
でも 秘密を握られる。

信頼できる人じゃないと。
でしたら

秘密をバラさないような信頼できる探偵を
ご紹介します。 では 私は これで。

ああ じゃあ…。

尾行じゃなくていいから。

座って。 座って。

つまりね こういうことなんだ。

メイは 万引きの常習犯なんだ。
もはや病気でね どうしてもやめられない。

だから 医者にも通ってるし
行きつけの店にも話を通してある。

それで これまでは
うまくいっていたんだけど

メイの父親が死んで
大問題になっちゃった。

万引きが?
そう。

そのせいで 父親の遺産を
ぶんどられそうなんだ。

知ってるだろ?
メイの父親が資産家だったの。 まあ。

一人娘だったメイが
遺産を相続したんだけど

強欲な親戚たちが
それを横取りしようとして

「メイには 財産管理能力がない」…
言いだしたんだよ。

万引きのせいで?
(生沢)遺産が手に入るまで

それまで メイには いい子で
いてもらわないと困るんだよ。

見張っててくれないかな? 探偵さん。

葉村なら 休暇取ってますけど。
私 おとといの夜に会った。

あ~ 僕も おとといの夜 7時30分過ぎに
この書店に立ち寄って

で 1時間ほど みんなと雑談して…。

そしたら 葉村さんから
「もう 閉店時間 過ぎてんですから

帰って下さい」って
追い出された時が最後かな。

その時いたのは 僕… あっ 野々村と
柿崎さんと そして アケミちゃん。

あっ 俺は そのころ
大学の仲間と飲んでました。

私は 3日前かしらねえ

休暇を取りたいとか
迷惑なこと言ってきて

もう ムカついたからね
話をするのも避けてたんですよ。

(野々村)休暇って 葉村さん
どっかに行く予定でもあったのかなあ。

浅川君 何か聞いてないの?
いやいや… 教えてくれるわけないっすよ。

確かに 秘密主義なところはありましたね。
(浅川)壁があるっつうか。

家族だね。 アケミね 今
家族に何かあるって ピンと来た。

そうそう。 はぐらかすのよね
家族のこと聞こうとすると。

それなのに雇ったんですか?
だって 探偵ですよ。

探偵が 本屋のアルバイトに
応募してきちゃったんですよ。

雇うでしょ それは。
ちょっと待って下さい。

探偵事務所に雇ったわけじゃ
ないんですか?

違いますよ! 本屋のアルバイトに
元探偵が応募してきちゃったんで

だったら 探偵事務所もやっちゃおうか
っていうんで

白熊探偵社を立ち上げたんです。

履歴書とかって残ってますかね?
ええ。 こっちにありますよ。

見たことないね。
うん。

ど~れ どれどれどれ…。

もう あんたたちはいいから!
座ってて ほら もう。

(治松)何だ これ。

私ね 持ってきた履歴書に
お茶こぼしちゃったのよ。

まあ 連絡先さえ分かればいいと思って。
でも 探偵なんて仕事してると

トラブルに巻き込まれることも
あったんじゃないんですか?

えっ? もしかして 葉村
犯人じゃなくて被害者なんですか?

うそでしょう?

あ~ 確かに
トラブルメイカーではあった…。

(柴田)トラブルメイカー? いやいや
むしろ トラブルメイカー・マグネット。

どういうわけか
やっかいな依頼人ばっかり

引き寄せちゃってたからねえ。

いや でも まさか
殺されちゃうなんて そんな…。

な~んで? 単純でしょ?

メイが万引きしないように
見張っててって話でしょ。

だったら 自分で見張ってれば
いいじゃないですか。

それができたら こんなこと頼むと思う?

 

あっ そうだ。

別荘があるんだよね。
そこに二人で行くっていうのは どう?

そこで一緒に過ごせばいいじゃん。
いいとこなんだよね これが。

♬~

(柴田)こんな生活してる30女って
一体 何者なんですかね?

(治松)前に 指名手配犯の隠れが
踏み込んだ時も こんな感じだったなあ。

へえ~。

へえ~。
何すか?

日記でもないな これ。
じゃあ 何なんすか?

(治松)社会のダークサイドっつうの?
はあ?

いろんな仕事のノウハウから始まって

会社の内部事情やら業界内のカラクリやら
まあ 几帳面に記録してるわ。

 

(治松)ほら 読んでみ。

(柴田)家庭教師? 清掃業。

コールセンターのオペレーター
業界紙のライター。

よく まあ 短期間に
コロコロと仕事替えてんなあ。

あのガイシャが持ってた
キャッシュカードさ

口座作ったのが1週間前で

で その時に
現金で800万 入金されてんだと。

ところが すぐにATMで引き出して
残金ゼロ。

マネーロンダリング
ああ。

(柴田)で トラブルに巻き込まれた。

ほら 言ってたじゃないですか
本屋のおやじ。

トラブルメイカー・マグネット?

自分から飛び込んでいってんじゃないの?
トラブルに。

じゃあ 私が直接 メイさんと話しますよ。
番号 教えて下さい。

はっ?
メイさんの電話番号。

分かったよ。
じゃあ もういいよ。 諦めるよ。 はい?

これだけ頼んでもダメなんだ。
諦めるしかねえだろ!

さっさと諦めればよかったね。 ごめんね。
時間とらせたお詫びに送ってくよ。

車 近くに止めてあるんだ。
いえ 結構です。

そんなこと言わないで。
俺の気が収まらないって。

じゃあ ここは ごちそうになります。
ちょっと待って。 待ってって!

<何かが おかしい。
誰かが侵入した形跡がある>

≪(物音)

ガビー。 (ガビー)お~ 葉村。 大丈夫?
何があった? ポリス 来てたよ。

ポリス? 刑事? 刑事 そう。
多分 大家さんから 鍵もらったね。

で 二人 鍵開けた。
で 中 入った。

何で来たのかとか言ってた?
分からない。

でも 私 今からバイトね。
もう遅刻する。 だから 行くね。

ごめんごめん。 ありがとう。
行ってらっしゃい。

<生沢メイが
何か事件に巻き込まれたのか?>

<だが 私は依頼を断っている。

警察に部屋の中まで調べられるほど
メイには関わっていない… はずだ>

あれ?

珠洲

ん? 何これ。

また システム障害ですか?

おいおいおい。 私 殺されてるよ。

「影山市・奥沢平の山道脇で

女性が倒れて死亡しているのが
見つかった事件で

警視庁によりますと 女性の身元は

探偵事務所 白熊探偵社に勤める調査員

葉村 晶さんと
確認されたということです。

顔には 鈍器のようなもので
殴られた痕があり 警視庁は…」。

<とにかく 警察に行こう>

<そりゃそうだ。 襲われて当然だ。

私は殺されているのだ。

幽霊に出歩かれては困る人間がいる>

<生沢 努か>

<男に襲われたら 股間を蹴るに限る。

今どき
これも セクハラになるのだろうか?>

♬~

あ~っ!

見た目ほど 大したことないんで。
大丈夫です。 すいません。

♬~

<この事件 私が気付くよりも

ずっと前から
始まっていたのかもしれない>

♬~

(岡田)葉村 晶。 現行犯逮捕する。
はっ?

冗談ですよ。

最近 ここの書店を見つけて
うれしくてね。

しかも バイトしてるのが探偵とか
最高ですよね。

女探偵さん やっと会えた。

いや ホームページの写真でしか
見たことなかったけど やっぱり…

黄色いコートなんか着るタイプじゃ
ないですよね。

着ますけど 黄色いコート。 持ってれば。

ひどいケガですね。
はい。

このままだと出血多量で
本当 死にそうなんで。 失礼します。

死にそうってことは
まだ死んでないんですね。

だったら 誰なのかなあ
あの黄色いコートの死体は。

あなたが生きてることを知ってるのは
今のところ私だけです。

それに 私は
この事件の担当ではありません。

やっぱ 警察なんじゃん。

警視。 ふ~ん なるほどね。

これだけ偉けりゃ
自己紹介も もったいぶりますよね。

役職で 管理官なんて呼ばれてますけどね。

それにしても ひどいケガですね。
通報する前に手当てしましょうか。

結構です。 さっさと
連行すればいいんじゃないですか?

まあまあ そう言わずに
手当てさせて下さいよ。

いや だって… 普通
自分が殺されてることになってたら

連行されなくても
すぐに警察行きますよね 人違いだって。

何で そうしないのかなあ。

それにしても ひどいケガですね。
手当てするのにも 時間がかかりそうだ。

面白がってるわけね?
はい。 とっても。

いやいや そういうんじゃないですよ。

ちょっと。 それ 私の日記じゃん。
ええ。 持ち出せるくらいには偉いんで。

それにしても いろんな仕事してますね。

自分探しってやつですか?

いや… 違うな。

あなたは どちらかというと
自分を投げ出してるような人だ。

ということは 仕事が続かなかった。
まあ 協調性なさそうですもんね。

さっきから何なの?
すいません。

探偵になろうなんて
どんな女性なのか興味があったんで。

ふ~ん。
私は 警察なんて組織の中で

出世しようっていう男性の方が
不思議ですけどね。

はぐらかしましたね。

素直に探偵になった理由を言えない訳が
あるんですか?

…っていうか 探偵になろうなんて
思ってなかったんで。

思ってもいなかったのに
探偵になってた。

まるで天職じゃないですか。
じゃあ そういうことで。

どうして
そんなに防御線を張るんですか?

初対面ですから。
いや 何度会っても同じでしょう。

あなたは人を信用していないから
自分の胸の内を明かしたりしない。

面倒くさいなあ。
何で探偵になったのかって

それだけで ネチネチ ネチネチ。
ミステリって そういうことでしょ?

探偵やってんのは たまたま
続いてるだけ。

ああ だからって 天職かどうかなんか
分かんないですけどね。 以上。

了解。 では次に

あなたが生きているとなると
あの死体は誰なんですかね?

捜査会議かよ。

金持ちの友達を殺して
なりすまそうとした。

パトリシア・ハイスミス
太陽がいっぱい」?

で あなたは誰になりたかったんですか?

誰かに なりすまそうとしたんなら

のこのこ
自分の職場に現れたりしないでしょ。

確かに。

でも あなたが事件の主犯
もしくは共犯じゃない限り

死体の偽装なんて
すぐに バレてしまいますよね?

実際 バレてるし。
バレる前に

誰かが あなたの口を封じるはずだった。
で 失敗した結果が これ。

危うく 「死人に口なし」でしたね。

ああ そっか。
だから スマホつながんなかったのか。

そうですよね。
電波障害じゃないですよね。

死んだ人間は 電話に出ませんからね。

誰かが あなたの知らないところで
サービスを停止したんでしょう。

一体 何があったんですか?

<何があったのか?

そもそも この騒動の始まりは
どこなのだろう?>

そうですか。
傷の手当ては もうおしまいですか。

分かった。 話すよ。

<そもそもの始まりは…>

昔 近所に 鳥羽メイっていう
お金持ちの女の子がいたんだよ。

お城みたいな豪邸で暮らす
お姫様みたいな そんな女の子で。

正直 苦手だったんでしょ?
フンッ 分かる?

だから ずっと
つきあってなかったんだけど

突然 そのメイの夫だっていう男が
仕事を依頼してきて。

聞けば聞くほど
うさんくさい話だったんだよね。

今思えば 本当の目的は
仕事の依頼ではなかった。

[ 回想 ] (生沢)今すぐ来てよ。 今すぐだよ。
お願いしますね。

いやいやいや
葉村さんじゃなきゃダメなんだよ。

じゃあ 尾行じゃなくていいから。
尾行ということではなく

ボディガードのように
メイに付き添う…。

時間とらせたお詫びに送ってくよ。
車 近くに止めてあるんだ。

もしも その依頼を受けていたら
どうしてました?

メイに会いに行ってた。

で メイを監視するつもりが監視され…

あ~ でも きっと 監禁されてたろうね。

ということは あなたを襲ったのは
生沢 努なんですね?

岡田です。
至急 身柄を確保してほしいんだが。

生沢 努と その妻 メイ。
うん。 大至急 頼むぞ。

普通に考えたら 生沢が遺産目当てで
妻を殺したってことでしょ?

でしょうね。

しかし 妻を普通に殺したら 真っ先に
自分が疑われるに決まってるから

死体を別人に偽装した。
でも メイは いきなり いなくなっても

やっぱり 自分が怪しまれるに
決まってるよね。

疑われないようにすればいいんですよ。
二人で一緒に

海外に移住したことにするとか?

ほとぼりが冷めた頃に
失踪届を出してもいい。

メイの死体を
葉村 晶として断定されてるから

もう 怖いものなしですよ。
メイの死体が見つかることは

絶対にないからね。
まさに完全犯罪。

でも 失敗した。

そこなんですよ。
この事件が奇妙なのは。

なぜ あの死体は
葉村 晶だったのか?

この計画が失敗したのは
死体のあなたが動き回ってるからでしょ?

あなたじゃなければ
成功していたのかもしれないのに

どうして あなただったんですか?

誰でもよかったんじゃない?

誰でもよかったら
探偵なんて職業の女性は選びませんよ。

じゃあ 私である必要があったんだね。

この事件…

登場人物が もう一人いますよね?

うん。 いるね もう一人。

じゃなかったら 警察が簡単に あの死体を
私だって断定したりしないもんね。

私が推理してみましょうか?

ダメだよ。 それは私がやる。

じゃあ お任せします。

この話は 悪い男ばっかに引っ掛かって

だまされて 食い詰めた女が

偶然を装って 金持ちの幼なじみに
近づいたところから始まるんだと思う。

あ~っ! 晶のお姉ちゃんだ~。
あげようか?

珠洲は メイに取り入れば

おこぼれにあずかれると思い
近づいたが…。

(メイ)取って~。

いらなかったら ポイしてくれてもいいし。
はい。

ありがとう。

♬~

(一同)
♬「ハッピー バースデー トゥ ユー」

♬「ハッピー バースデー トゥ ユー
ハッピー バースデー ディア メイちゃん」

(メイ)すご~い!

♬「ハッピー バースデー トゥ ユー」

そんなことよりも
もっと いいものを見つけた。

(メイ)ありがとう~!
ダーリン ありがとう~!

♬~

とてつもない悪人は

半端な いい人よりも
いい人に見えるのかもしれないね。

♬~

二人は メイのおこぼれをもらうだけでは
満足できなくなっていった。

もう少しで メイになれるよ。

かわいそうに。

メイは 出会ってはいけない
最悪の二人を引き合わせてしまった。

最悪って…。 あなたのお姉さんですよ。

自分の不幸をさ 全部
世の中のせいにする人っているじゃん。

世の中が悪いっていうのを
突き詰めていくと

何で こんなとこに生まれたんだろう
ってとこに行き着くんだよね。

ここではない どこか。
私ではない 私。

珠洲は 財産が欲しかったんじゃなくて

メイの人生そのものを
手に入れようとしたんだと思う。

だから 死体の偽装なんて
面倒なことをした。

私を海外に追い払って

その間に
メイに成り代わってるはずだったのに…。

行くったら行くの。
あんたはね セブ島に行くの!

 

(珠洲)晶のやつ まだ旅行に行ってないの。
警察が ここに来ちゃう。

偽装だってバレちゃうよ。

(生沢)俺が呼び出して監禁するから
お前は 計画どおり警察に行って

この遺体は 妹の晶ですって
ちゃんと言えよ。

あと 電話を止めるの忘れるなよ。

うん… 分かった。

(珠洲)首筋に ひょうたんみたいな
アザがありました。

間違いありません。 晶です。

これで 葉村 晶の死体の出来上がり。

大丈夫ですか?
うん。

珠洲に言われるまま セブ島に行ってたら
どうなってたんだろうって考えてた。

きっと セブ島にいるうちに
全てが片づいて

生沢メイの遺体は
葉村 晶として 骨になってたでしょうね。

でも そこに私が帰ってきたら?

空港で お姉さんが
待ち構えていたんじゃないですか?

で?
ん?

いや あなたに分け前を渡して
姿を消すように説得するとか。

あんたって 育ちがいいんだね。

私も 言われるまま旅行に行ってたら
着いた途端に殺し屋が…。

フフッ… やばいよね 私。

実の姉に殺されかけちゃった。

まあ 今は そんなこと考えるよりも

お姉さんの行きそうな所を思い出すのが
先じゃないですか?

知らないよ そんなとこ。
そうですか?

妹のあなたが
一番よく知ってるんじゃないですか?

[ 回想 ] (珠洲)ねえ 晶。 私 これから
お船の舞踏会に行くのよ。

珠洲 お姫様だから。

子どもなら
無邪気だなあって笑ってられるのにね。

♬~

見逃してくれるよね?
見逃せるわけないでしょ。

これでもダメ?

本気で メイになるつもりだったんだ。

もう 完璧~。
ねえ お願い。 見逃してよ。

そんなことできるわけないじゃん。

だよね。 やっぱ 死ぬしかないか。

あんたが死んだら あんたの男が みんな
あんたに罪を押しつけるよ。

それでもいいの?

(笑い声)

まさか 全部
珠洲が たくらんだことなの?

晶ってさ 私のこと
バカだと思ってるよね?

あんただけじゃない。
み~んな 私のことバカだと思ってる。

一度 悪い男につまずいたら

バカな女が歩む道
まっしぐらだったからね。

でも その道が間違ってるって気付いても
どうしようもないんだよね。

私が私でいる限り。

世間ってさ やり直しを
許してくれないから。

だからって
メイを殺していいわけないよね?

そうかなあ? だって あの子
自分の人生に感謝してないんだよ。

「お金なんか」とか言っちゃって
信じらんない。

だから メイの代わりに私が メイの人生
大いに楽しんでやろうと思ったのよ。

外国に行けば バレないと思った?
船に乗って。

覚えてたんだ…。
うん。

メイの遺産を手にしたら
あの男と二人で

クルーズ船に乗って
海外逃亡でもしようとしてたってわけ?

まさか… あんな男 置いてくよ。

(珠洲)ねえ 何で あいつの依頼

引き受けなかったの?

うさんくさかったから。
使えないやつ~。

もっと簡単な依頼にしとけば
よかったんだよ。

もう 本当 使えないやつ。

≪(パトカーのサイレン)

♬~

ねえ 何か…
ほかに聞きたいことないの?

私が 言われたとおり
旅行に行ってたら どうなってた?

喜んだ。
喜んで 殺し屋を差し向けた?

あいつさ ひよって
殺す代わりに 戸籍買えって言ったの。

それで あんたの口座作って
800万 振り込んで…。

もう 無駄だった~。
だって ちょっと考えればさ

あんたって そういうのに応じるような
人間じゃないもんね。

よく分かってんじゃん。

実の妹だからね。

その実の妹を…。

うん 殺そうと思った。

何で?
(珠洲)何でって…。

ああ… 違う そうじゃなくて。
メイになりたかったのは あんたでしょ?

だったら あの死体は私じゃなくて

珠洲 あんた自身が死んだことにすれば
よかったんじゃないの?

何で私を巻き込んだ?

アハハ… やだ 本当だ!
何でだろう 私。

あんた殺すことしか考えてなかった。
アハハ…。

♬~

あんたが死ぬか 私が死ぬか
どっちかだって思ったんだよね。

待って! まだやり直せるって!
バカじゃないの? 偉そうに!

まだ分かんないの?

あんただって 私と同じ黒い羊なのよ。

(珠洲)じゃあね。

バイバ~イ。

♬~

あれ? お母さんは?

(カエ)来てないよ。
(タエ)黒い服着る気分じゃないって。

はあ? そんなことで?

(タエ)それだけじゃないのよ。
(カエ)あんたのこと怒ってんの お母さん。

(タエ)当たり前でしょ。
あんたが ついていながら

珠洲を死なせたんだから。

(カエ)だからさ 逆に来てくれなくて
よかったんじゃない?

(タエ)すっごい怒られたよ きっと。

ママ~ グミちょうだ~い。

さっき グミあげたでしょ?
え~?

もう帰りたいんです。

<黒い羊… 珠洲は死んだ。

もう一匹の黒い羊も追い払って

自分たちの「しあわせ」を
むさぼればいい…>

こりゃ スナフキンだな。 アハハ…。
あ~っ!

葉村ちゃん 帰ってきた!
ほら! ほらほらほら。

あっ。
あっ。

(野々村)葉村さん。 おかえり。

(アケミ)葉村ちゃ~ん。
大丈夫ですか~?

待って 待って~。

ほら。 寝床が変われば
気分も変わるっていうでしょ?

聞いたことないです。
本当に そうなんだから。

あんた お金もないんだし
住んじゃったら? 事務所に。

家賃 タダにしてあげるわよ。

じゃあね おやすみ。 ほらほら みんな

次のフェアの企画 考えましょう。 ねっ?

♬~

≪(猫の鳴き声)

(鳴き声)

<随分 親切だなと思ったが
何のことはない。

常連客が集まるサロンのために
私に常駐してほしかっただけだ>

<世界を回る 豪華クルーズ船。

その予約の中に
生沢メイの名前があった。

珠洲は その船に乗って
旅立つはずだったのだ。

やり直しのきかなかった

自分の人生から逃げ出すために>

♬~

(汽笛)

私 探偵なんで
店番 当てにされても困ります。

依頼人が来なければ
本屋の店員でしょ?

探偵なんだって?
ご依頼ですか?

次から次に依頼が来てんですよね。
もう忙しくて 困っちゃ~う。

<だが 私が
ついているはずがない…>

<私は調子に乗りすぎた>