ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

悪魔の弁護人 第6話 要潤、森脇英理子、浅野温子、市山貴章… ドラマの原作・キャスト・音楽など…

『<オトナの土ドラ>・悪魔の弁護人 御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~ #06【母親】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

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f:id:dramalog:20200112090231p:plain

『<オトナの土ドラ>・悪魔の弁護人 御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~ #06【母親】』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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<オトナの土ドラ>・悪魔の弁護人 御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~ #06【母親】[字]

最終章開幕!御子柴(要潤)に舞い込んだ新たな依頼…それは母親・郁美(浅野温子)の弁護!罪を犯した悪魔が生きる道は…御子柴礼司、最後の闘いが始まる!

詳細情報
番組内容
ある日、1人の女性が御子柴(要潤)の事務所を訪れる。薦田梓(森脇英理子)…御子柴が事件を起こしてから30年以上会っていなかった妹だった。梓は2人の母・郁美(浅野温子)が殺人容疑で逮捕されたと告げる。
郁美には再婚した成沢拓馬(市山貴章)を自殺に見せかけて殺害した疑いがかけられていた。弁護してほしいという梓を冷たくあしらおうとする御子柴。だが梓は「拒否する権利なんてない。ちょっとは罪滅ぼししなさい
番組内容2
よ」と言い放ち事務所を出ていく。

拘置所で郁美と対面する御子柴。再会を喜ぶ母に対し、御子柴はただの弁護人という態度を崩そうとしない。「私はやっていない」と訴える郁美だが、状況は最悪。資産家である成沢拓馬は自宅で首吊りの状態で発見されたが、鑑識の結果不審な状況証拠が次々見つかる。縄には郁美の皮膚片、遺書の署名部分はカーボン紙のインク、遺体から検出された多量のアルコール…。子供がいない成沢の遺産は
番組内容3
すべて郁美に相続される。すべての状況が郁美の犯行を裏付けている。果たして郁美は本当に無実なのか…

その頃、検事の岬(津田寛治)は事件現場を訪れていた。今度こそ御子柴を法曹界から抹殺するため、細かな証拠を集める岬。そこである驚愕の事実に気付き――

いよいよ始まる「大田区資産家殺人事件」の初公判!御子柴はまだ気付いていなかった。この裁判が御子柴を、そして家族を再び地獄に引きずり込むことになるとは……
出演者
御子柴礼司: 要潤 
日下部洋子: ベッキー 
桜葉あすみ: 玄理 
宝来兼人: 本村健太郎(今回出演せず) 
横山紗矢: 田中こなつ 
薦田梓: 森脇英理子
 / 
成沢郁美: 浅野温子
 / 
岬恭平: 津田寛治
スタッフ
【企画】
市野直親(東海テレビ

【原作】
中山七里(講談社文庫)(弁護士・御子柴シリーズ)
『贖罪の奏鳴曲』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』『悪徳の輪舞曲』

【脚本】
泉澤陽子

【音楽】
島崎貴光スマイルカンパニー) 
佐々木裕(スマイルカンパニー) 
コヤマヒデカズ(スマイルカンパニー

【監督】
村谷嘉則

【協力プロデューサー】
遠山圭介(東海テレビ
スタッフ2
【プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ) 
渡辺良介(大映テレビ) 
椋尾由希子(大映テレビ

【制作著作】
大映テレビ

【制作】
東海テレビ
ご案内
公式サイトやSNSなど、充実のウェブコンテンツは「オトナの土ドラ」で検索!! 

【公式サイトURL】
https://www.tokai-tv.com/akumanobengonin/

【公式ツイッター
@tokaitv_dodra 

【YouTube
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♬~

♬~

(御子柴)分かりました。 では。

(洋子)どうでした?

リッショウ建設から
顧問契約の依頼だ。

(洋子)懲戒請求
却下されましたからね。

やっと まともな クライアントが
戻ってきましたね。

(御子柴)まとも?
「まとも」とは

表向きの姿だけを 指すのか?
有名な建設会社じゃないですか。

建設費用を 浮かすために

くい打ちの データを
改ざんしたり

仕様書より 安価な資材を
納入したりする 建設会社が

まともか?
それは…。

住民側が 集団訴訟
起こしたから

会社側の弁護士として
私が選ばれた。

札付きの弁護士に 頼る連中が
清廉潔白なはずがない。

そこまで 言わなくても
いいじゃないですか。

≪(チャイム)
来客の予定は?

なかったはずですけど。

(梓)御子柴 礼司は?
弁護の ご依頼でしょうか?

(梓)そうよ。 知り合いなの。

(梓)久しぶりね。
私のこと 覚えてる?

今し方 思い出した。

へぇ。 私の方は 片時も
忘れなかったんだけどね。

あのう。 先生。
こちらの方は?

薦田 梓よ。

私の妹だ。
えっ!? 妹?

もう二度と 会うことはないと
思っていたが。

こっちだって。
二度と 会いたくなかった。

じゃあ なぜ 来た?

その様子じゃ
やっぱり 知らないんだね。

お母さんが 殺人容疑で
逮捕されたの。

再婚して 名字が変わってたから
気付かなかった?

あんたに お母さんの弁護を
してほしいの。

断る。

この 悪魔!

信じられない。 お母さんだよ。

もう 家族の縁は 切った。

勝手なこと 言わないで。
お母さんが あんたのせいで

どれだけ 苦労したか
分かんないの?

帰れ。

お父さんが 死んだのは
聞いてるの?

罪悪感が 少しでも あった?

あんたのせいで 自殺したのよ。

どうせ あんたのことだから
無関心だったんでしょうね。

世間から 高い塀に守られて
ちゃんと 三食 保証されて

教官とやらが 付きっきりで
世話してくれて

悪党仲間と よろしく やって。

たっぷり 勉強も
させてくれたんだから

塀の外のことなんて
眼中になくて 当然だよね。

もう 私には
関わらない方がいい。 帰れ。

あんたに 指図されたくない。

だったら 他を当たれ。
弁護士は 山ほど いる。

触んないで。
どうせ 誰も 引き受けてくれない。

死体配達人の母親の 弁護なんて。

私だって あんたが 家族だなんて
思ってない。

できれば 関わりたくない。

でも 他に 頼れる人なんか
いないの。

助けてよ。

これ 手付金 100万円 入ってる。

いい身分よね。
名前を捨てて お金もうけ できて。

あんたに
拒否する権利なんか ない。

ちょっとは 罪滅ぼししなさいよ。

♬~

(岬)どうした?
(啓二)悪いね 仕事中に。

(啓二)洋介の演奏会の チケットが
届いたよ。 兄さんにも届いてる?

そんなことで
電話してきたのか?

(啓二)実は 父さんの具合が
よくないんだ。

(啓二)父さんに
会ってくれないか?

(岬)その話は よそう。

(啓二)父さんも もう 年だし
あした 何があっても

おかしくない。
兄さんも そろそろ…。

切るぞ。 今 仕事中だから。
(通話を切る音)

≪(ノック)
どうぞ。

≪(紗矢)失礼します。

(紗矢)先日 起訴された案件の
報告書です。

大田区で 起きた
資産家の夫殺しか。

(紗矢)典型的な 首つり自殺で

いったんは 事件性なしと
判断されましたが

明らかに 偽装という
状況証拠が出て

後妻による 遺産目当ての
偽装殺人に 切り替えました。

そっか。

(紗矢)担当は 矢野検事です。

ちょっと待て。

(郁美)信一郎?

その名前は
もう この世に 存在しない。

(郁美)大きくなったわね。
30年ぶり?

立派になって。
母さん うれしい。

(郁美)少年院に
面会に 行けなくて ごめんね。

気にしていない。

息子が あんな事件 起こしたんだ。
当然だ。

あなたと 私の 関係は
被告人と 弁護人というだけで

それ以上でも それ以下でもない。

手付金を 受け取った以上
弁護はさせてもらう。

それで いいですね?

質問に移ります。 あなたは
自分が どんな容疑で

勾留されているか
理解していますか?

(郁美)夫を殺した 容疑です。

あなたは 夫の 成沢 拓馬を
殺害したんですか?

(郁美)違います。
私は やっていません。

目を覚まして
成沢の姿を 捜していたら

彼が 書斎で
首を つっていたんです。

私を信じて。
信じてくれるわよね? 信一郎。

何度も 言わせないでくれ。

あなたの知っている
園部 信一郎という 人間は

この世に 存在しない。
私は まったく 別の人間だ。

かたくななところは
変わってないわね。

覚えてる?
あなたが 6歳のとき…。

いいかげんに してくれ。
私と あなたは 赤の他人だ。

裁判では その方が 有利になる。

何でですか? 納得できません。
私に やらせてください。

(桐生)もう 御子柴には関わるな。
いいか?

何かあれば 次席検事という
今の立場も 危うくなるんだぞ。

いや。 ですが…。
(桐生)この件は 矢野君に任せる。

どうですか?

状況は 最悪だ。
えっ?

成沢 拓馬の首に
巻きついていた 縄の内側から

郁美の皮膚片が 採取された。

さらに 遺書の署名部分は

カーボン紙の インクだと
いうことが 判明した。

警察が 不審に思って
死体を 司法解剖に回すと

成沢の体から
大量の アルコールが 検出され

郁美の容疑が 決定的になった。

成沢 拓馬と 前妻の間に
子供は おらず

財産は 全て 郁美が
相続することになる。

裁判員の心証は
真っ黒だろうな。

でも 郁美さんは 殺してないって
言ってるんですよね?

先生は お母さんを
信じるんですよね?

君に答える 必要はない。

うわ!? こんなに。

(あすみ)ああ。 どうしたの?

実家の お母さんから。
(あすみ)お母さん 元気?

元気 元気。 女手一つで
育ててくれたから

少しは
楽させてあげたいんだけど。

仕送りなんか いらないって
逆に 心配さしちゃった。

(あすみ)御子柴の事務所で
働いてること 知ったら

余計 心配かけちゃうね。

ねえ? どうして そんなに
先生を 目の敵にするの?

(あすみ)目の敵って。

忘れられないんだと 思う。
何を?

新聞社に入った 最初の年にね

ある少年犯罪事件の 被害者の
遺族の取材を 担当したの。

高校生だった 息子が
亡くなって

残された お母さんは
病気を 患ってた。

息子さんが 好きだったっていう
カレー

よく 食べさせてくれたんだよね。

だけど 少年法に守られて

加害者側の取材は
ろくに できなかった。

被害者の お母さんは 結局

事件の全貌を 知ることが
できないまま 亡くなった。

あのときの 悔しさが
忘れられないの。

悪人を 絶対に 許しちゃいけない。
被害者の遺族のために

正義を貫くって
あの お母さんに 誓ったの。

そっか。

そういえばさ 岬検事が また
法廷に 立とうとしてるらしいね?

大田区の 資産家の夫殺しだって
聞いたけど。

えっ!?

被告人の弁護 御子柴が
担当するんじゃない?

さあ?

あっ。 私 あれ 片付けてくるね。

(高須)薦田さんね。
娘の 梓ちゃんは

就職すると
ここ 出てったけど

郁美さんは
30年近く 住んでたわね。

(高須)初めっから 訳ありだと
思ったのよ。

どっか
うさんくさいって いうかさ。

うさんくさいですか?

(高須)そりゃね
会えば 挨拶はするし

まっとうな
暮らしぶりなんだけどさ。

やっぱり 陰みたいなものは
感じるのよ。

そしたら それが 大当たり。
というと?

10年ぐらい前だったかな?

近所の子が インターネットで
えらい情報 拾ってきたの。

何と 薦田親子は
大昔 話題になった

あの 死体配達人の
家族だったのよ。

この話 郁美さんから聞いた?
いえ。

(高須)14歳の中学生が

近所の女の子を
ばらばらにして 切り刻んで

郵便ポストの上とか
さい銭箱の上に 載せたって。

もう 鬼畜の所業よね。

そんな子供 育て上げた 家族が
まっとうなわけが ない。

ちょうど そのころ 梓ちゃんに
縁談が 持ち上がったらしくてね

相手の家族が 興信所 雇ったの。
こちらにも 来たんですか?

(高須)そういう話は
隠しおおせることじゃない。

結婚してから バレるより
早く 知られた方が 傷も浅い。

私も 正直者だから
ありのままを 話したのよ。

梓ちゃんの将来を
思ってこそのことよ。

結局 破談になったらしいけど

最初から あの2人は そういう
運命だったのよね。 うん。

(梓)《お母さん。
駄目になっちゃったの》

(郁美)《えっ? 何が?》
(梓)《結婚》

そんな過去が 明るみに出て

郁美さんは その後
どうだったんですか?

(高須)うん。

中には 義憤に駆られて
無言電話を かけたり

窓や玄関に
いたずら書きする人も いた。

家主としたら
家を 汚されるのは 嫌だから

それは 何度も 郁美さんに
注意したんだけどね。

(高須)《ちょっと ちょっと
ちょっと…。 何回目よ?》

(郁美)《すいません》
(高須)《勘弁してよ》

何度 消しても 切りがない。
(高須)そうなのよ。

でも 書いた人の気持ちも
分かるのよね。

あんな 怪物の 家族が
近くに いるなんて 嫌だから

遠ざけたいと 思うのが
普通よ。

それを 人権だの 何だのって
責めたてる方が間違ってるのよ。

それに 罰ってことも あるんだし。
罰?

ああいう怪物を 育てたのは
家族だったわけでしょ。

肝心の怪物は
まだ 14歳だからって

裁判にも かけられず
どっか 少年院に入れられて

何の罪にも 問われなかったって
いうじゃない。

それじゃ 殺された 女の子と
その家族が かわいそ過ぎるわよ。

(高須)せめて 犯人の代わりに
親に 責任 取ってもらうべき。

それが 道理ってもんじゃない?

(郁美)《信一郎。
イカ 切ったの。 食べる?》

(梓)《私が 切ったんだよ》

(郁美)《はい》

(梓)お母さんに
会いに行ったんだって?

金を 受け取ったからな。

(梓)まあ いいわ。

今から 事務所に行って
詳しく 話そうか?

いや。 来るな。
(梓)えっ?

できる限り 接触したくない。

(梓)あっそ。 こっちだって
別に 会いたくないけど。

成沢 拓馬とは 1年ほど前

高齢者向けの 婚活パーティー
知り合ったらしいな?

(梓)そう 聞いてるけど。

どうして いまさら
再婚しようなんて 思った?

生活が 苦しかったのか?

(梓)私も お母さんも お金より
大事なものがある 人間なの。

大事なもの?

安らぎが 欲しかったんだと思う。

あの暮らしに
いいかげん 疲れてたから。

また 連絡する。

あのう。 これ お裾分けです。

母が 送ってきたんです。

子供のころ 私が 好きだったもの
たくさん。

親にとっては いつまでも
子供は 子供のままなんですよね。

くだらない。
えっ?

過去に縛られて 生きるなんて
滑稽だ。

ホント 子供。

(木嶋)へぇ。
奥さん 弁護士 雇ったんだ。

(木嶋)そういうことなら
協力しても いいけど

何が聞きたいの?

成沢さんと 郁美さんの
夫婦仲です。

(木嶋)そうだね。 2人とも
再婚同士で あの年だから

初々しさは ないけど
夫婦仲は よかったんじゃないの?

(木嶋)あんなことの起こる
前々日だって 仲むつまじく

ガーデニングの廃材を まとめて
ごみ集積所に 出してたからね。

そうですか。
(木嶋)旦那さんは 温和な人でね

近所で いさかいが起こったときは
よく 仲裁役してもらった。

何せ 人格者だから
誰も 何も言えなくてね。

陰の
町内会長みたいなもんだよね。

奥さんの評判は どうでした?

(木嶋)変に 出しゃばるとこも
ないし 評判 よかったよ。

ぜいたくも しないし
まあ 控えめな奥さんでね。

一緒に歩いても 絶対
ご主人の前に 出ないっていう

昔ながらの タイプ。

(木嶋)2人とも
幸せそうだったのにな。

(郁美)ご苦労さま。
忙しいのに ごめんね。

仕事で やってるんだ。
ありがたがる 必要はない。

(郁美)でも…。

成沢 拓馬とは 婚活パーティー
知り合ったそうですね?

どうして そんなものに
参加したんですか?

寂しかったのよ。

この年になって 独りぼっちって
結構 こたえるのよ。

もう一度 家庭というものを
持ってみたかった。

何てことない 普通の世間話をして
笑い合ったり

一緒にいて 落ち着ける人が
欲しかった。

あなたの お父さんが
そういう人だったから。

余計な情報は いらない。

(郁美)成沢さんはね

ちょっと あなたの お父さんに
似てたのよ。

本当に 善良な人で
話していると ほっとしたの。

それだけの理由で 再婚したのか?

(郁美)二度目だと
そういう理由が 大きくなるのよ。

それに…。
それに?

結婚を 申し込まれたとき
彼に 打ち明けたの。

私が あなたの母親だってこと。

彼は それでも 構わないと
言ってくれた。

そんな人
今まで いなかったから。

パーティーで 声を掛けたのは
どっちだ?

(郁美)彼の方よ。

成沢氏を 資産家だと
知ったのは いつだ?

(郁美)ひどいこと 聞くのね。
それが 仕事だ。

結婚を 申し込まれた後。 初めて
成沢の家に お邪魔したときよ。

(拓馬)《郁美》
(郁美)《はい》

(郁美)大田区の ど真ん中に
結構な大きさの家だったから。

そのころは とっくに
隠居してたけど

元は 大手企業の役員さんを
務めていたんだって。

前の奥さんとは
死別だったんだな?

佐希子さんといって

ずいぶん前に 病気で
亡くなったって 聞いた。

そうか。

私は 幸せになりたいなんて
思っちゃいけなかったのよね。

どういう意味だ?

あなたを
犯罪者にしてしまったのは

私の育て方が 悪かったせい。

そのことで 梓も
不幸にしてしまった。

全部 私のせいだから。

違う。

私がしたことは あなたたちには
何の関係もない。

じゃあ どうして
あんなことしたの?

♬~

≪そうやって くつろいでるときも
仏頂面か?

飯を食べるときも
そうなんだろうな?

君の生活には
潤いってもんが ないのか?

あんたの言う 潤いがなくても

飯は 喉を通っていく。

子供は ちゃんと 育つ。

まるで 自分も 潤いのない食卓で
育ったような 口ぶりだな。

君の起こした事件は
家庭環境が 原因か?

そういう あんたは
どうなんだ?

ずいぶん前に 奥さんを
亡くしたと 聞いた。

一人息子は 法曹界を捨て
ピアニストになったから 疎遠。

それから 7年前
弁護士だった 父親は

詐欺組織の 片棒を 担がされて
逮捕された。 あんたは

最後まで 起訴するように
提言していたらしいが

結局 検察上層部の
判断によって 不起訴になった。

それ以来 父親とは
没交渉らしいな。

あんたの生活だって それほど
潤ってるとは 言えないんじゃ…。

黙れ!

それほど
罰を受けない人間が 嫌いか?

ああ。 嫌いだ。

罰を与えるのが
私の宿命だからな。

だから お前みたいな人間は
許せないんだ。

差し違えても
地獄に 引きずり落としてやる。

その必要はない。

私は もう 地獄の中だ。

お願いします。

(桐生)どうしても
やるっていうのか?

私の 検事生命を懸けます。
やらせてください。

(梓)おかえり。

ここには来るなと
言ったはずだ。

あんたに 指図されたくない。
帰れ。

いよいよ あした 初公判ね。
どうなってんの?

勝ち目は あるんでしょうね?
状況は 厳しい。

何やってんのよ? お母さん
かわいそうだと 思わないの?

もっと 死ぬ気で やんなさいよ。

あんた それでも 人間?
ホントに 悪魔なんじゃないの?

気が済んだら 出ていってくれ。
仕事の邪魔だ。

私は お母さんを信じる。

♬~

追い掛けなくて いいんですか?

必要以上に
関わらない方がいい。

(梓)どっか 行ってよ。
記者なんかに 話すことない。

(あすみ)成沢 郁美さんの
関係者ですか?

娘さんですか? 御子柴さんとは
何を 話されてたんですか?

教えてください。
やめて。

(あすみ)えっ?
行ってください。

(あすみ)ちょっと。
何で 邪魔すんのよ?

あの人 誰? 事件の関係者?

あの人には もう 関わらないで。

♬~

梓さんを 送ってきました。
そうか。

梓さんのためですか?
何がだ?

あえて 冷たいこと 言って
事務所に来るなと 言ったのは。

先生の家族だと
世間に バレないように。

そういうことですか?

何のことだ?

私 先生のこと
もっと 知りたいです。

ネットや 昔の新聞を 見れば
分かる。

知りたいのは
本当の先生です。

どうして 佐原みどりちゃんを
殺したんですか?

理由などない。

あのとき
目の前で 虫が死んだ。

好奇心で
それを ばらばらにした。

人間の体も どうなってるのか
興味が湧いた。

誰かが 言っていた。

人間も 動物も 虫も
同じ命だと。

あのころの私は
何の疑いもなく そう 思っていた。

別に 何か あったわけでもない。

虐待されていたわけでもない。

はたから見れば 普通の家族だ。

私は 生まれてくる場所を
間違えたと 思った。

悪魔か 獣が 人間の体を持って
生まれてきたのかもしれない。

だから
距離を 取ってきたんですね。

館林に行って 思い知った。

私は 被害者家族だけでなく

自分の家族も
不幸にしているのだと。

これ以上 苦しめたくない。

関わらない方が 家族のためだ。

本当の自分など
私にも 分からない。

私に できることは

依頼人を 救うことだけだ。

♬~

♬~

♬~

♬~

(南条)被告人。 今から あなたが
法廷で 話したことは

証拠として 採用されます。

従って 自分の不利になると
思うことに関しては

黙秘する権利が あります。
よろしいですね?

(郁美)はい。

(南条)それでは 質問します。

今 検察官が 読み上げた
起訴状の内容は 事実ですか?

いいえ。 私は 夫を
殺してなど いません。

無実です。

(南条)弁護人。
何か 意見は ありますか?

弁護人は
被告人の主張どおり

本事案は 誤認逮捕であると考え
それを 立証していきます。

被告人 成沢 郁美。
旧姓 薦田 郁美は

平成30年 11月に 熟年者向け
婚活パーティーで 知り合った 被害者

成沢 拓馬氏と 結婚。

被告人には 二度目。
被害者も 再婚でした。

当時の被告人は パート勤めで
生活が 困窮していました。

一方の 成沢 拓馬氏は
独身ながら 資産家であり

この結婚は 被告人に 一方的に
有利な条件で ありました。

親族のいない 被害者が
死亡すれば

全財産は 妻である
被告人に 転がり込むからです。

被告人は 被害者に
大量の酒を 摂取させ

正体を なくしたところを
見計らい…。

準備していた縄を
その首に かけました。

その証拠に 被害者の縊死に
使用された縄の 先端からは

被告人の皮膚片が
検出されました。

(ざわめき)

被告人は さらに 被害者 所有の
パソコンで

遺書を作成し 自殺であるという
証拠を 偽造しました。

被告人は カーボン紙を利用し

被害者の 自筆の署名を
遺書に 転写したんです。

遺書の署名部分が
カーボンインクであったことは

鑑識結果で 明白になっています。

被告人は 被害者を
はりに つるし

死亡を確認した後
朝を待ちます。

そして 午前 6時30分になると
110番通報します。

この 一連の振る舞いも
偽装工作の 一つであり

極めて 計画的な
殺人事件と いえるでしょう。

被告人に 聞きます。

被害者が 残したとされる 遺書を
読みましたか?

(郁美)はい。 警察の人が
到着する前に 読みました。

内容を 覚えてますか?

簡単に まとめてもいいので
裁判長に 伝えてください。

(郁美)はい。
「自分は もう 75にもなり

日ごと できることが
少なくなっていく」

「このままでは 妻に
迷惑を 掛けることになる」

「だから 自分の意思で
体を動かせるうちに

けりを つけたい」
そんな内容だったと 思います。

それを読んで 被告人は

奇異に 感じることは
ありませんでしたか?

(郁美)遺書を 読んだときは
とにかく 気が 動転していて…。

成沢氏は これから先の人生を
悲観するほど

体力 気力に
衰えが あったんですか?

まともな日常生活を 送れないほど
支障を来していましたか?

主人は トイレや 入浴は
一人で こなしていました。

若い人が するような 力仕事は
無理だったと思いますけど。

力仕事は 無理だった?

本当に そうでしょうか?

被害者は 亡くなる 前々日も

ガーデニング
不要になった 枕木を

被告人と 2人で
ごみ集積所に 出しています。

枕木といえば
それなりの重さが あります。

衰弱を理由に
自殺を考える老人の

できる仕事では ありません。

検察側は 新たな証拠として

甲33号証を
事前に 提出しています。

これは 被害者 成沢 拓馬氏が
去年の 6月

かかりつけの病院で 行った
定期検診の報告書です。

この報告書を 熟読するかぎり

被害者は 後期高齢者にしては
すこぶる健康体でした。

なのに 遺書では 今にも
死にそうな 書きぶりです。

この矛盾を 被告人は
どう 考えますか?

それは あのう。

まるで 他人が書いた
遺書のように 思いませんか?

異議あり
誘導尋問です。

被告人にも 客観的な判断を
仰いでいるだけです。

(南条)異議は 却下。
検察官は 続けてください。

さあ 答えてください。
被告人。

この遺書は 被害者本人が
認めたものと 思いますか?

分かりません。

質問は 以上です。

裁判長。
再主尋問を したいんですが。

(南条)どうぞ。

被告人は 夫婦だったとき

被害者と 生活を
共にしてきたんですよね?

(郁美)はい。
期間は?

(郁美)1年になります。
1年も 一緒に 生活すれば

被害者の 持病や 体調は
把握できると 思うのですが

いかがですか?
(郁美)もちろんです。

食事も 一緒で
寝るときにも 隣の布団でした。

体調が すぐれないとか
何か 病気がちだったら

すぐに 分かります。

お聞きのとおりです。 裁判長。
(南条)何がですか?

被告人は
被害者の 健康状態を

容易に 知り得る立場に
ありました。

仮に 被告人が 遺書を
偽造したとすれば

健康状態を 自殺の理由になど
するのでしょうか?

何しろ 事実とは
まったく 異なりますからね。

偽造をしたということが 容易に
露呈する可能性が あります。

それに 女 一人の力で

大の大人を つり上げることなど
できるのでしょうか?

♬~

裁判長。 そのことについて
今 この場で 検察側から

新たな証拠を 提出します。

この滑車は 成沢家の納戸から
見つかりました。

これを使えば 女性の細腕でも
じゅうぶん 作業は 可能です。

実際 はりには この滑車を
取り付けた 痕跡が ありました。

それは 状況証拠にすぎない。

滑車を取り付けた 痕跡は

被害者が 亡くなったときに
ついたのではなく

それ以前に ついた 何らかの
痕跡という 可能性もある。

それに
被告人と 被害者の 夫婦は

近所の人から 見ても
仲むつまじいもので

被告人の人柄は
真面目で おとなしいと 評判で

殺人を犯すとは
とても 思えない。

思えない!? 優秀な弁護士の
弁論とは 言えませんね。

それは あなた個人の
主観的な感想でしょう。

弁護人。 あなたは 被告人と

いったい
どういう関係なんですか?

弁護人と 依頼人という 関係です。

いいや。
それだけでは ありません。

裁判員の皆さん。 被告人は
弁護人の 実の母親です。

(あすみ)えっ!?

死体配達人の 母親となれば
相当な苦労が あったでしょう。

だからこそ
金に 執着するようになった。

しかし
いかなる理由が あろうと

殺人は
許されることでは ありません。

(記者)マジか?
(記者)特ダネだ。

♬~

(記者)被告人の娘だよな?

(記者)死体配達人の
家族ってことですよね

行きましょう。
(記者)少し 話を。

(梓)やめてください。

岬検事。 どうして
あんなこと 言ったんですか?

言う必要 なかったですよね?

やめろ。

法廷では 使えるものは
何でも使う。

ですよね? 検事。

あんたも 私の 闘い方に
近くなってきた。

一緒に するな。
私は 正義のために やってる。

♬~

(記者)岬検事。 お話 いいですか?
急ぎますんで。

(記者)
なぜ ご存じだったんですか?

(記者)岬さん。
(記者)御子柴 出てきたぞ。

(あすみ)実の母親を 弁護するのは
どんな お気持ちですか?

いつもの依頼人と 変わらない。
(記者)死体配達人の親も

殺人者だったってことですよね。

30年前の事件は 母親の
影響だったんじゃないですか?

♬~

(記者)あいつ おかしいよ。

梓さんは ひとまず
近くの ビジネスホテルに

泊まってもらうことに しました。
そうか。

これから
どうなっちゃうんでしょう?

何も 変わらない。
えっ?

私に できることは
依頼人を信じ

救うことだけだ。

そうですね。

♬~

♬~

♬~

《ごめんなさい。
ごめんなさい》

《ごめんなさい…》

♬~