ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

破天荒フェニックス 第3話 最終回 勝地涼、伊藤淳史、瀧本美織… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『新春3夜連続ドラマ 破天荒フェニックス 完結編』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 社長
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  18. 絶対
  19. 用意
  20. 億円

f:id:dramalog:20200106090340p:plain

『新春3夜連続ドラマ 破天荒フェニックス 完結編』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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新春3夜連続ドラマ 破天荒フェニックス 完結編[字]

実話を基にした話題のビジネス小説を初ドラマ化!負債14億…倒産確実のメガネチェーンを買収し世界一を狙う、茶髪社長と仲間たちの奇跡の企業再生物語、ついに完結!!

詳細情報
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/hatenkou/
◇番組内容
苦労して開発した新商品が大好評で、社長・田村雄司(勝地涼)をはじめ、サンデーズのメンバーは大喜び。だがそんなとき、経理担当・奥田(伊藤淳史)から「もうすぐ3億円の資金ショートに陥る」という衝撃の告白が!支払期限が迫る中、増資の提案があった海島商事の社長・京極(名高達男)と会うことにした雄司だが、指定場所には京極とともにライバル会社の御子柴(川平慈英)が待っていて!?涙の一発逆転…衝撃の完結編!!
◇出演者
田村雄司…勝地涼
田吉弘…伊藤淳史
神戸麻美…瀧本美織
松尾秀和…稲葉友
橋本悟…丸山智己
奥田静江…貫地谷しほり
御子柴徹…川平慈英

升毅
宮崎吐夢
山口香緒里
奥田洋平
中林大樹
名高達男 ほか
◇原作
田中修治『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』(幻冬舎・NewsPicks Book)
◇脚本
櫻井智也
◇音楽
沢田完

【主題歌】Da-iCE『Phoenix』(ユニバーサス シグマ)
◇演出
小野浩司
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】大川武宏(テレビ朝日
【プロデューサー】川島誠史(テレビ朝日)、浅井千瑞(MMJ)、森一季(MMJ)

 

 


(田村雄司)天下取るんだから。
(奥田吉弘)何やってんだよ!

こんな会社 買収しても
絶対 倒産しますよ。

(三上英司)ぶち壊されたんじゃ
困るって話をしてんだよ!

(御子柴 徹)
潰れるのを待つんじゃない…

こっちから潰しにいくんだ。

〈これは

目指すなら 世界一でしょ。

このままだと うちは
黒字倒産になってしまいます!

年末までに3億円 用意できないと
潰れてしまいます。

(京極和夫)お前

自分が終わっている事にも
気づいていないのか?

俺は こんなところで
立ち止まるわけにいかないんです。

〈サンデーズが立ち上げた
独自のメガネフレーム製作は

藤林光学の協力のもとで
順調に進み

店舗数は100を超えるまでに
成長していた〉

〈サンデーズが
起死回生を図り 開発した

画期的な新商品
ウルトラタフフレームは

いよいよ 本日
第一陣が投入される事となった〉

開店します!
よろしくお願いします!

(松尾秀和)なんか 緊張するよな。

大丈夫だって。 絶対 売れるよ。

奥田さん 笑顔。 笑顔だよ~。

難しい顔は 難しい状況しか
引き寄せないんだからさ

いつでも 心に余裕を持ってさ
笑顔じゃなきゃ駄目よ。

フッ…。 僕はね

社長みたいに
能天気でいられないんですよ。

あれ? おかしいな。

(松尾)どうしたんですか?

ちょっと これ見てください。

各店の販売状況を
見てるんですけど

今日 投入したばかりの
このフレームだけ…。

(松尾)何? これ!

もう ほとんど
在庫なくなってんじゃん。

この品番だけでも 100本近く
投入されてるはずなんですが…。

これって うちの
ウルトラタフフレームだよね?

すげえじゃん!
もう こんなに売れたって事?

いや さすがに
それはないでしょう。

だって まだ 各店 オープンから
30分も経ってないんですよ。

この短時間で 視力測定して
お会計まで終わらせるなんて

物理的に不可能ですよ。

じゃあ… どういう事?

もしもし?

えっ?

ああ それなんですけど 実は…。

あっ なるほど! そういう事か!

うん?

フレーム
社員が自分で買ってるようです。

ちょっと 電話 貸して。
あっ… はい。

もしもし?
あっ 社長。

どういう事だよ?

えっ?

社員に強制的に買わせるなって
言ってあるよな?

無理やり自腹で買わせて
作った数字なんて

なんの意味もねえんだよ!
変な気 回してないで

今すぐ全員に返品させろ!
いや… 違います。

「違うんです!」
何が違うんだよ?

いや だから…
何もかもがだよ!

うん?

みんな 欲しくて
勝手に買ってるの!

みんな 「こういうフレームを
待ってたんだ」。

「“こういうのをかけて
お店に立ちたかったんだ"」

「“どうしても欲しいから
買っていいですか?"って」

それ断る理由ってあります?

…ないです。

ないですよね? 他には?
他にも言う事ありますよね?

…ごめんなさい。

はい! はあ…。 忙しいんで。
それじゃあ よろしく~!

(電話が切れる音)

♬~

ウルトラタフフレーム…

うぃけるね!

「うぃけるね!」じゃないよ!
情緒がめちゃくちゃじゃん。

本当ですよ。
人には 心に余裕を持てとか

言っておきながら 実は
内心ビクビクだったんでしょ?

いや だってさ…。

メガネ屋で働く
メガネのプロたちが

思わず自腹で購入したくなるほど
いい商品という事ですね。

フフン… フフ…。

(橋本)藤林光学の藤林社長にも
報告しておきましょう。

あっ そうだね。 きっと喜ぶよ。

(ドアの開く音)
ふう…。

(せき込み)

♬~

はあ…。 ただいま。

(奥田静江)おかえり。
おかえり。

ただいま。

(静江)はい 雄ちゃん これ食べて。
なんで? いいよ。

こっちのほうが食べやすいから。

そうだけど 他人の嫁がほじくった
カニ食べるの 抵抗あるよ。

気にしないでよ。
気にするって。

もっと気にしてほしい事
ありますけどね。

この状況
おかしいと思わないですか?

いや 俺だってさ

奥田さんが甲殻類アレルギーだって
知ってたら

カニなんか買ってこなかったよ…。

それにしてもね 気遣いとか
そういうのあるでしょ!

自分がカップ麺がいいって
言ったんじゃん。

だって 他に何もないんでしょ?

雄ちゃんが
他に何も用意するなって言うから。

カニ食う時は カニ以外の食べ物
テーブルに置きたくないんだよ!

奇妙なこだわりを 他人の家に
持ち込まないでもらえますか?

何 怒ってんのよ。

そうだよ。 だって
カニ食べられないんでしょ?

そうだよ。
カップ麺 おいしくないの?

おいしいよ。

なんの不満があるの?

いや… 違うでしょうよ。
一日 仕事 頑張って

その締めくくりがカップ麺な
俺の気持ちだってわかるでしょ?

もう一度 聞くけどさ

そのカップ麺 おいしくないの?
おいしくないの?

いや おいしいよ。
おいしいけど… なんだろう…

幸せだけど不幸せっていうか…。

群衆の中で孤独になる事だって
あるじゃない!

麺 伸びちゃうよ。
麺 伸びちゃうよ。

(ため息)

う~ん カニはいいよねえ。

カニこそ 喜びの象徴だよ。 うん。

大好きだよね。 それ以外
目に入らないって感じだもんね。

そんな事ないって。

そんな事あるでしょう。

嫁がマニキュア変えたのだって
気づいてるもん。

♬~

愛してる。

いや ちょ…
愛してるとか やめて。

それだけは絶対やめて!

♬~

随分と話題のようです。

(御子柴)いや まだまだだろう。

(三上)いや でも このままだと…。

なんでも 腐りかけが
一番おいしいっていうだろう?

えっ?

もうちょっと
熟してもらわないとな。

(机をたたく音)
ちょっと待ってよ!

この物件は うちが
契約する予定だったでしょ?

今さらキャンセルとか
納得いかないっすよ!

こちらに手違いがありまして…。

本当に あの…
申し訳ございません。

スミスっすか?

いや~…。
(机をたたく音)

ここだけじゃないんですよ!

最近 うちが
契約しようとしてる物件が

ことごとく
スミスにかっさらわれてるんで

今回も
そういう事じゃないんですか?

(橋本)どうやら スミスは
家賃を2倍出すと持ちかけて

賃貸契約を
取りつけてるようですね。

そうなの?

じゃないと
こんな事にならないでしょう。

(橋本)薄型レンズ0円を
打ち出して以来

スミスは 業界ナンバーワンの座を
ほしいままにしてますからね。

2倍の家賃を払っても

採算が取れると
踏んでの事でしょう。

まずいねえ。

このまま 新規出店の物件確保が
ままならないと

現金が回らなくなるよ。

今ある店舗の売り上げだけじゃ
どうにもならないの?

そうですよ。

ウルトラタフフレームは
好調なんだし。

それが うちの首を絞めてる
原因でもあるんだよ。

えっ?

あのフレームは原価が高いんだ。

売り上げが好調だから
大量に発注しなきゃならない。

それが 仕入れ金額を
極端に増大させてるんだ。

だから 販売する店舗を増やして

キャッシュを
回さなければならない…。

そういう事。

うちも やろう。

やるって 何をですか?

薄型レンズの追加料金0円
うちも やろう。

でも それはさ…。

確かに 現状で

薄型レンズの追加料金による
収益を捨てるのは怖いけどさ

思ったように店舗数を増やせない
今 できる事は

全体数の売り上げを伸ばして
現金 回す事しかないんじゃない?

でも 薄型レンズの仕入れ価格が
高すぎて それこそ

利益率が とんでもない事に
なるんじゃないですか?

いや それに関しては
事情が少し変わってきました。

スミスの業績好調を受けて

薄型レンズの発注量が
飛躍的に伸びたおかげで

各レンズメーカーの納入価格が
軒並み下がってる現状があり

今のサンデーズでも
一定の購入枚数を保証すれば

なんとか利益が取れると思います。

他社にまねできない事を
スミスがしてくれたおかげで

結果的に うちも
そこに踏み出せるって事だよ。

なんか ざまあねえな。

奥田さんは どう思います?

はあ…。

今度ばかりは 失敗しても

次に取り返せばいいって事には
なりませんよ。

そうだね。

失敗が すなわち
会社の倒産に直結する。

その事を理解した上で

薄型レンズ0円を
断行するんですね?

♬~

やろう。

そもそもさ あとから追加料金で
値段つり上げるのとか

そういうやり方って
フェアじゃないよ。

今までのメガネ屋は

そういう生ぬるいやり方で
利益 上げてきたんだろうけどさ

俺たちは お客さんの利益を
第一に考えるべきじゃない?

それにさ 今なら 単に
スミスの猿まねにはならないよ。

今の俺たちは
どこにも負けない商品があって

かけがえのないスタッフたちが
いるんだからさ

俺たちのやり方として
それを選んで実行するんだよ。

このまま行ったら
死ぬのを待つだけなんだし

だったらさ

ここで生まれ変わらなきゃ
いけないでしょ。

(机をたたく音)

私は… 私は賛成です!
おっ!

メガネ屋が 値札以上に
お金を取らなくなれば

もっと気軽に
メガネを買ってくれるお客様が

増えるはずです。

毎朝 玄関で靴を選ぶように

その日の気分やTPOに合わせて
メガネをかけ替える

そういう時代を

私たちが作っていかなきゃ
いけないんじゃないでしょうか!

(机をたたく音)
私も賛成です!

(机をたたく音)
よし じゃあ 俺も。

奥田さん どうかな?

フン…。

嫁に しばらく帰りは遅くなると
伝えておきます。

だって そうなるでしょう?

(松尾)なんか 燃えてきたな。

スミスなんかに
負けてたまるかよ!

こうしちゃいられない。
私は 江に行ってきます!

私も 薄型レンズ0円のマニュアル
作ってきます!

(松尾)俺も 0円のチラシを!

♬~

(ドアの開閉音)

(橋本)薄型レンズ0円
大成功ですね。

先月から
180パーセントアップの数字を

たたき出してる店舗もありますよ。

うん そうみたいだね。

うん?
橋本さん タバコ吸わないの?

やめたんです。

あっ そうなんだ。

病気になってしまいまして。

えっ?

はい。

えっ… 病気って なんの病気?

まあ…
肺に腫瘍が見つかりまして。

悪性です。

えっ…。

まあ がんといっても
末期じゃなくて

手術や治療で
なんとかなるみたいです。

あっ… そうなんだ。

こうなるまでは
好きなものを我慢してまで

長生きしたくもないと
思ってたんですが

医者から病気を告げられた途端に
禁煙しましたよ。

まったく 臆病なもんです。

社長…

社長も
タバコやめてもらえませんか?

えっ?

病気なんかに
社長の邪魔をしてほしくない。

病気とは
なんとも こざかしいものです。

わかった。
えっ?

じゃあ これ 最後の一本にするね。

ハハッ…
社長は いつも 即決ですね。

うん… だって
そうしたほうがいい事は

すぐに そうしたほうが
いいでしょ。 当たり前の事だよ。

当たり前の事を
なんの迷いもなくできるところが

あなたの素晴らしいところです。

橋本さん…

死なないでね。

えっ?

今 死なれたら 本当に困るし
迷惑だし…。

笑えないよ。

もちろんです!

まだまだ
こんなところでは死ねません!

そうでしょ?
ええ!

社長の取る天下が どんなものか
見届けないといけませんから。

(山科 満)奥田さん
随分と お疲れのようですが

大丈夫ですか?

はい。 まあ なんとか。

ご相談 承っておりました
融資の件ですが…。

はい。

ご希望に添えず
大変申し訳ありません。

えっ?

個人的に遺憾ながら
上からの決定事項なので。

いや… ちょっと待ってください。
うちは 今 業績も好調で…。

ですから 個人的には遺憾であると
言っているでしょう。

サンデーズさんの経営努力や
それに伴う業績の回復は

私個人としては
大変に評価しておりますが…。

だったら…。
しかし それは 私が こうして

面と向かって サンデーズさんと
やり取りをしているから

感じる事であって

最終的に融資を決定する
上の人間からしてみれば

決算書が
判断の最重要項目になるわけです。

(ため息)

この数字では
さすがに厳しいでしょう。

いや… あの…
収支のズレが起こっているだけで

この年末を乗りきれば
なんとでもなるんです。

前年比でいえば

120パーセント以上の成長を
遂げてるし

経営的には黒字なんですよ。
最初にも言いましたよね?

スリーサイズでしか その女性を
知るすべがないとしたら

その数値で判断するしかないと。

僕は あなたが いい女だって事は
わかってますよ。

だけどね この数字だけを見たら

とんでもない女に
見えちゃうんですよ!

(ため息)

私の力及ばず
大変申し訳ありません。

どうしたのよ?
サシ飲みなんて珍しいじゃん。

このままいくと
年末には資金がショートします。

えっ?

いくら足りないの?

3億円です。

このままいくと
年末には資金がショートします。

いくら足りないの?

3億円です。

やっぱり 新規店舗を
展開できないのが痛いの?

それもありますが

支払いが年末に一気に重なるのも
大きいです。

取引先も
資金に余裕のないところが多く

なんとしても 年末までに
必ず支払ってもらわないと困ると

強く言ってきます。

年末までって あと3カ月か…。

社長… 本当に すいません。

なんで奥田さんが謝るの?

僕が キャッシュフローの予測を
もっと早く 正確にしていれば

こんな事にはならずに済んだと
思います。

急激な事業の拡大に追いつかず
後手後手の対応をしてきた

僕の責任です。

本当に…
本当に申し訳ありません。

そっか… だから 最近
ずっと 浮かない顔してたんだね。

えっ?
責任感じて

一人で なんとかしようと
してたんでしょう?

奥田さんの責任じゃないよ。

うちがギリギリでやってきたのは
今に始まった事じゃないしさ。

っていうか
奥田さん いなかったら

うちの会社 ここまで
持ちこたえてないんだから。

あっ… いえ そんな事は…。

うん まあ そんな事はなくてね。

ハハッ…。

もちろん 誰一人 欠けても

ここまでは
こられなかったわけだけど

みんなが それぞれ
やるべき事をやって

それでも足りない部分が
出てきただけなんだから

それを埋めていくには
どうするかを

考えるしかないでしょ。

あっ… はい。

でも うん…

いろいろ背負わせちゃって
ごめんね。

あっ… いえ。

具体的には
この先 どうしたらいいと思う?

3億円という金額になると

もう 小手先の資金繰りでは
どうにもなりません。

どこかに増資を検討してもらうか
最悪 株式や商品を担保に

金利の高いところから
一時的に借りてくるなりしないと

さすがに 今回は
回避できそうにありません。

3億の投資を
引き受けてくれるところなんて

あるのかな?

可能性はあります。

決算書が汚いだけで
客観的に見て 今のサンデーズは

投資家にとって 魅力のある案件に
なってると思います。

3カ月で3億か…。

はい。

3カ月で3億です。

お酒の味する?
全くしないです。

だよねー。
(足音)

あれ? これはどうも。

サンデーズの社長さんですよね?

確か スミスの えーっと…。

フフ… 御子柴ですよ。

ああ どうも。 奇遇ですね。

この近くに 今日 オープンした
店舗がありまして。

おっ… なるほど。

あっ よろしければ
あちらで ご一緒に。

いや 俺たちは ここで。

そのフレーム
すごくいいですよね。

えっ?
いや…。

うちでも 藤林光学のフレームを
取り扱おうと思いましてね

先日
社長に会いにいったんですよ。

(御子柴)いかがでしょう?

(御子柴)条件的には

サンデーズさんよりも
うちのほうが

ベターだと思いますが。

わかった。

ありがとうございます。

(藤林)サンデーズで買えばいい。

はい?

うちのフレームが欲しければ
サンデーズで買えばいい。

こんな 金 出さなくても
全然安く買えるぞ。

たくさんの人に メガネを通して
美しい世界を見せたい。

あなた 藤林社長に
そう言ったんでしょ?

ええ。

それができるのは
私たちだと思いませんか?

あっ…
これは長々と失礼しました。

何か ご相談に乗れる事が
ありましたら

ご遠慮なく連絡ください。

いや 今のところ
大丈夫でーす。

そうですか。 それでは。

どうも。

よいお年を。

今 まだ10月だけどね…。

社長…。

あいつ
こっちの現状 つかんでるな…。

なんか…

絶対に負けられない気持ちに
なりました。

なりましたね~。

♬~

Xデーは12月20日

この日までに 3億円強の
資金手当てができないと

サンデーズは
深刻な資金ショートを起こし

甚大な信用不安を招いて
黒字倒産しちゃうかもしれません。

マジで?

うちって
そんなやばい状況だったの?

大丈夫! 僕も 前の職場で

たくさんの再生案件を
手掛けてきましたが

もし 僕が
今でも その職場にいれば

サンデーズには
積極投資の判断 出してます。

アメリカや中国だったら
すぐにでも

100億近い資金が
サンデーズには集まります。

うちは 今 そういう会社です。

まさに ここが正念場だよ。

年末までに 3億円 用意して
笑顔で年を越しましょう。

その先にある明るい未来を
つかみ取るためにも

絶対に よいお年を迎えます!
いいですか?

よいお年を!

よいお年を!

よいお年を!
よいお年を!

あの…。
(橋本)よいお年を!

(松尾)えっ?
(田村・奥田)よいお年を!

(橋本・奥田・田村)よいお年を!
よいお年を!

(一同)よいお年を! よいお年を!
よいお年を! よいお年を!

〈増資の引受先を探し始めて
数日もすると

何人かの経営者や投資家
複数のベンチャーキャピタル

早速 強い興味を示してきた〉

〈しかし…〉

前経営陣の時代の膿を
出したもので

現在の損益計算書には
ほとんど影響ありません。

収益力も確実についてきてますし

ここから
さらなる成長が見込める事は

これまでの実績を見て頂ければ
ご理解頂けると思います。

しかし 増資のもくろみが
少し楽観的すぎじゃないですか?

それに関しましては…。
それに 好調なら

なぜ そんなに慌てて
資本を必要としているのかが

疑問ですね。
それはですね…。

この売上数字は
粉飾されてるのではないですか?

あっ いえ あの 粉飾は…。
してませんけどね。

慎重に調べてからでないと
簡単には 手は出せませんね。

増資して資金集めても
この債務超過じゃね…。

今回は ご縁がなかった
という事で。

お帰りください。

全然駄目じゃん!
全然駄目じゃん!

うちって
そんなに危ない企業なのかな。

いやいや そんな事ないですよ。
だよね?

もし 俺が3億持ってたら
今すぐにでも投資するもん。

いや… 社長のそれは
ちょっと違うかもしれないけど。

そうですよ。 絶対 問題にされる
債務超過だって

前の経営陣が計上してた
実体のない資産を

きちんと落とし込んで
正しい会計処理をした結果なんだ。

今のサンデーズの営業利益には
ほとんど影響ないんだよ!

ないんだよ!!

(携帯電話の着信音)
あっ…。

はい もしもし。
あっ どうも。

えっ 本当ですか?
はい はい はい。

ああ… そうですか。

わかりました。 じゃあ
検討して 折り返しますので。

はい。 失礼します。

どうしたんですか?

知り合いから 増資の引受先を
紹介されたんだけどさ…。

えっ 本当ですか?

全国のショッピングモールに
店舗を展開してる

海島商事って会社が
あるんだけどさ そこの社長で…。

京極さんですか?

あっ 奥田さん 知ってるの?

名前だけは。

かなり具体的な支援に
乗り出す用意があるって。

大丈夫ですかね?

あまり いい噂を聞かない
人物ですよ。

だよね…。

どうします?

でもさ もう 時間ないよね。

ええ。

万策尽きて
ここにいるわけだしさ

希望を持って
最後の望みをかけて

その上場企業の社長に
会ってみようよ。

わかりました。
そうしましょう。

♬~

失礼します。

♬~

やあ どうも~。

えっ?
えっ なんで?

やあ どうも~。

えっ?
えっ なんで?

(御子柴)ああ 社長! こちらです。

(京極)ああ。

♬~

突っ立ってないで
座ったらどうだ。

あっ… はい。

♬~

はじめまして
サンデーズの田村です。

奥田でございます。

今日は お時間を頂き
ありがとうございます。

海島商事の京極だ。

(京極)ああ…
これの事は気にしなくていい。

俺が メガネに関しては素人だから
呼んだだけだ。

社長 こちらが
決算書と再生案になります。

まあ ほら とりあえず。
あっ…。

(京極)あんたらの現状は
これから聞いている。

不利益にならないように着飾った
こんな紙切れより

しのぎを削る同業者から
話を聞いたほうが

あんたらの本質が
よく見えるってもんだろ。

とりあえず
3億 すぐに用意してやる。

えっ?

それを当座の資金繰りに使い

お前は うちの人間に引き継ぎして
さっさとサンデーズから出て行け。

いや ちょっと待ってください。

うちの資金で
ここから先の再生は やってやる。

それで社員の生活も守られるし
何も問題ないだろ。

いや それだと
ちょっと 話が違ってきますね。

選択の余地があるのか?

心配するな。

万が一 うまくいかないようなら
同業他社に売却する。

それで 投資した金額ぐらいは
簡単に回収できるだろ。

そういう事か…。

何がです?

最初から そのつもりなんだろ。

えっ? 何がですか?

社長 私たちは今まで

数え切れないほどの困難や試練を
乗り越えて ここまで来ました。

サンデーズという

暗闇の中で身動きができず
死にゆくだけの会社に

この先を照らす光を
差し込む事ができたのは

ここにいる
田村社長がいたからです。

お前が ここでするべき話は

努力でも 根性でも 夢でも
信念でも 情熱の尊さでもなく

現在の 現実的な解決策の話じゃ
ないのか?

1万円札が
3万枚 足りないんだろ?

俺は それを持ってるんだよ。

わかりました。
検討させて頂きます。

駄目だな。 今 ここで返事しろ。

えっ…。

お前には もう
前なんか ないんだよ。

お前 自分が終わっている事にも
気づいていないのか?

(御子柴)まあまあ。
まだ 少し時間はありますし

ここで即決しろというのも
酷な話ですよ。

おい! 料理 用意しろ。

(御子柴)おお カニですか!
(京極)おお…!

(御子柴)あれ? どうしました?
食べましょうよ。

社長

時間はありませんが なんとか
別の方法を考えましょう。

こんなの…
こんなの悔しすぎますよ!

なんか疲れちゃったな…。

ごめんね。

なんか疲れちゃったよ。

(携帯電話の着信音)

あっ もしもし。

(橋本雅子)「田村社長で
いらっしゃいますか?」

はい そうですけど…。
そちらは?

「橋本の妻でございます」

橋本さんの?

「主人が 本日…」

(雅子)入院先の病院で
息を引き取りました。

(読経)

社長…。

橋本さんが入院する
ちょっと前にさ

会社 行く途中で
橋本さんの事を見かけて…。

橋本さん
すげえゆっくり歩いててさ。

うっす。
先 行きますね。

(田村の声)俺 素っ気なく
追い越しちゃったんだよね。

(田村の声)あのあと
すぐ入院しちゃったから

あれが 橋本さんと顔合わせる
最後だったんだよな…。

時間がねえって
焦ってばっかりでさ。

今思えば 橋本さんこそ
時間がなかったのに

なんで 俺は
寄り添えなかったんだろうって。

自分の事しか
見えてないんだもんな。

嫌になっちゃうよ。

(雅子)もし その時

社長が 歩幅を合わせていたら

あの人は きっと
怒っていたと思います。

…えっ?

橋本の妻でございます。

この度は…。

(雅子)あの人にとっては
それでよかったんだと思います。

自分のせいで…

あなたの歩みを止めたくないから。

♬~

先に進んでくれって。

追いかけるから…

追いつくから
先に行ってくれって。

♬~

社長の取る天下が どんなものか
見届けないといけませんから。

(雅子)主人は
サンデーズが大好きでした。

最後まで
仕事に戻ろうと頑張ってました。

だから…

必ず 世界一になってください。

♬~

藤林さん
お忙しいところ すみません。

どうした? ハハハ…。 ほら。

♬~

今日は 出資のお願いに来ました。

年末までに
3億円 用意できないと

サンデーズは潰れてしまいます。

なんとか
力になって頂けないでしょうか?

うーん…。

そこまでする必要あんのか?

全部 放り投げて
逃げ出しちまったほうが

よっぽど楽だろう。

そうしてやろうかなとも
思ったりしたんですけどね。

みんな
俺のために笑ってくれるんです。

幸せそうな顔してくれるんです。

俺が逃げ出そうとしてるのに

がむしゃらに
頑張ってくれるんです。

俺を信じてくれる人がいて
俺を走らせてくれる人がいて

俺で幸せになってくれる人がいて。

だから 俺は こんなところで
立ち止まるわけにいかないんです。

♬~

うーん…。

2億までなら なんとか出せる。

えっ?

あとの1億は 俺のほうから
仲間に声かけておくから

お前が説得して かき集めるんだ。

それができなきゃ
その時こそ おしまいだぞ。

サンデーズに 出資を
ご検討頂けないでしょうか?

よろしくお願いします。
よろしくお願いします!

もしもし。
「ああ 藤林さん?」

やっぱり 無理だよ。
ここだけの話 スミスから

サンデーズに協力したら
取引をやめるって

言われてるんだよね。

(社長)スミスの営業マンから
聞いたんだけどさ

サンデーズ
倒産の準備 始めてるらしいよ。

(ため息)

(藤林)社長さん?

あっ…。

(藤林)何してんだ?
こんなとこで。

ご報告に行かなくちゃいけないと
思ってたんですけど…。

俺の力不足でした。

会社は売却します。

あんた 天下の器なんだろ?

えっ?

先月 橋本さんが来たんだよ。

どうか 私を信じて 増資のほう
ご検討頂けないでしょうか!?

いや うちもさ そんな
余裕ある状況じゃないからさ

無理だよ。

信じてください!

我が社は
この先 絶対に天下を取ります!

なんで
そこまで言い切れるんですか?

うちの社長は
天下の器だからです!

(藤林)きっと
体調も悪かっただろうに

微塵も そんなところ見せないでさ
すごい剣幕だったよ。

残りの1億も うちが出すよ。

えっ でも…。

こっちも 慈善事業で出資する気は
ないからな。

お前が この先 走り続けて
本当に天下を取れば

こっちが得る株の価格は
何百倍にも膨れ上がる。

こんな おいしい話 ないからな。

橋本さんのおかげですね。

ん?

橋本さんの思いを受けて
出資を決めてくれたんですよね。

馬鹿だな お前は。

橋本さんの気持ちに
動かされたのは事実だが

その橋本さんを動かしたのは
お前じゃねえか。

えっ?

今まで お前がしてきた事が
この先の道を開いたんだ。

♬~

ありがとうございます。

いいよ もう…。

なんだよ!
さっさと 頭 上げろよ。

いや このままで。
えっ?

(すすり泣き)

泣き顔… 見られたくないんで。

断るだと?

はい。

もう一度
よーく考えたほうがいいですよ。

ここで急場をしのいだとしても

この先
同じような事が必ず起こります。

先に進んでいるようで
元来た道に戻ってるだけ。

結局 堂々巡りを
繰り返しているだけなんですよ。

それでも
同じところを ぐるぐる回って

疲れ果てて 迷子になったとしても
僕には帰る家がありますから。

そこで仲間と笑い合って
英気を養い 対策を練り

また踏み出せばいい。

その時には

前よりも成長した自分が
いるはずです。 うん。

だから そのためにも

僕は 僕の帰る家が…
僕らのサンデーズが必要なんです。

若造 少しは
身の程を知ったほうがいいな。

あっ 身の程は知ってます。

っていうか 身の程しか知らない。

何?

この先どうしていいかも
よくわかってないし

どうにもならないかも
しれないけど

それでも

自分が天下を取るって事だけは
わかってるんで。

(京極)なぜ わかる?

自分が天下の器って事だけは
思い知りました。

♬~

御子柴さん
俺 思うんだけどさ…。

なんでしょう?

誰かに嫌われるような
やり方をする会社って

長続きしないと思いません?

だから サンデーズは

関わった人みんなが
笑顔でいられるような

会社にします。

♬~

(御子柴)まあ そのうち
泣きを入れてくるでしょうね。

甘く見ないほうが
いいかもしれないぞ。

はい?

かつての非常識が いつの間にか
常識として君臨している事なんて

ザラにあるだろう。

常識を作るのは いつだって
常識を逸脱した厄介者だ。

あれが そういった人間だと?

まあ 見てみようじゃないか。

少なくとも 退屈はしなさそうだ。

…失礼します。

♬~

むむっ…。

(松尾)どうぞ!
お待たせしました!

松尾が焼きました 野菜です。

野菜…。 焼き野菜です!

よく頑張ったね。
まだまだ。

やっとスタートラインに立った
って感じだけど…。

でも よく頑張ったよ。
銀行から

融資を受けられるようにも
なったわけだし。

調子いいんだよ あいつ。

これまでの事は水に流して
前向きな取引をお願い致します。

どうしました?
私たちの間に 遠慮はなしですよ。

いや…。
どうぞ どうぞ。 遠慮なく。

あれ 何語だったんだろう?

でも よかったじゃない。

少しは落ち着けるから
温泉にでも行こうか。

雄ちゃんも一緒?

なんで 一緒よ…。

ねえ 松尾 社長は?
ああ 買い出し 行ってるっす。

ねえ なんで 野菜しかないの?
肉とか食べたいんですけど!

社長が買ってくるだろうから
もうちょっと待っててくださいよ。

雄ちゃんに任せたら
お肉 買ってこないかも。

カニしか買ってこないかも。

えっ! 嬉しいんですけど
バーベキューだからな…。

(携帯電話の着信音)
おっ。

社長から電話ありました!

(松尾)うぇ~い!
(拍手)

あっ もしもし?
何してるんですか?

ああ ごめん。
今 買い物してるんだけどさ…。

わかってますよ。 今 どこですか?

シンガポール
シンガポール…。

シンガポール!?

シンガポール
いい物件があってさ… 見にきた。

あれ? 僕は
馬鹿と会話をしてるのかな?

契約した。

したの? 契約をしちゃったの?

サンデーズ
シンガポール1号店だよ!

とりあえずさ
あと何店舗か契約したら帰るから

それまで ちょっと
そっちの事 よろしく頼むね。

いや 待って。 あのね 僕 ちょっと
温泉にでも行こうかと…。

そんな暇ある?

ないっすね! 馬鹿!

ハハハハ…!
じゃあ よろしく頼むね!

あっ…。

何やってんだよ!

ハハハハ…。

〈この物語は

フェニックスのような
不屈の精神で

倒産寸前のメガネチェーンを
海外進出するまでに育て上げた

一人の若き経営者と
その仲間たちの記録である〉

♬~

よし。 どんどんいこうか!

破天荒ねえ。

♬~