ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

悪魔の弁護人 第5話 要潤、ベッキー、玄理、田中こなつ、津田寛治… ドラマの原作・キャストなど…

『<オトナの土ドラ>・悪魔の弁護人 御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~ #05【呪縛】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 栃野
  2. 稲見
  3. 被告人
  4. 後藤
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  7. 久仁村
  8. 緊急避難
  9. お前
  10. 花瓶
  11. 御子柴
  12. 小笠原
  13. 証人
  14. 弁護人
  15. 裁判
  16. 無罪
  17. 遠山
  18. 倫子
  19. 佳織
  20. 恭子

f:id:dramalog:20200105005801p:plain

『<オトナの土ドラ>・悪魔の弁護人 御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~ #05【呪縛】』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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<オトナの土ドラ>・悪魔の弁護人 御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~ #05【呪縛】[字]

ついに逆襲への糸口を見つけた御子柴(要潤)。稲見(勝野洋)の沈黙の意味とは?あの日、何が起きたのか…法廷驚愕!判決の行方は?介護士殺し裁判、怒涛の解決編!

詳細情報
番組内容
混迷を極める老人ホーム介護士殺害事件。被告人の稲見(勝野洋)はなぜ被害者の栃野(小多田直樹)を殺害したのか。そんな中、御子柴(要潤)は稲見が隠しているある事実に気付く。沈黙を貫く稲見に御子柴が告げる。
「たとえあんたに恨まれようが、俺があんたを救って見せる」
しかし、そんな御子柴に稲見が重い口をようやく開く。
「御子柴、お前が本当に救いたいのは―――」

事件現場の伯楽園を再び訪れる御子柴。ここでは
番組内容2
恒常的に入居者への虐待が行われていた。だが口裏を合わせ虐待自体をひた隠しにする入居者たち。そんな彼らに御子柴がとった行動とは?
一方、岬(津田寛治)は再び稲見を取り調べていた。犯罪者に罰を与える検察官と、犯罪を犯した少年を更生させる元医療少年院の教官。お互いが持つ罪への考え方は全く相いれない。それでも岬にはひとつだけ稲見に言えることがあった。罪は償うべきだ、と。
少年法に守られ罪を償う機会を奪われた
番組内容3
御子柴。だからこそ、大ケガを負おうと悪魔と罵られようと命を削りながら依頼人のために行動している。そのことに気付いた洋子(ベッキー)。罰を受ける方が救われることもある。果たして稲見にとっての救いとは……御子柴にとっての救いとは―――
誰も予期しない衝撃の結末が待ち受ける、“介護士殺し裁判”怒涛の解決編!!
出演者
御子柴礼司: 要潤 
日下部洋子: ベッキー 
桜葉あすみ: 玄理 
宝来兼人: 本村健太郎(今回出演せず) 
横山紗矢: 田中こなつ
 / 
稲見武雄: 勝野洋
 / 
岬恭平: 津田寛治
スタッフ
【原作】
中山七里(講談社文庫)(弁護士・御子柴シリーズ)
『贖罪の奏鳴曲』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』『悪徳の輪舞曲』

【企画】
市野直親(東海テレビ

【脚本】
戸田彬弘

【音楽】
島崎貴光スマイルカンパニー) 
佐々木裕(スマイルカンパニー) 
コヤマヒデカズ(スマイルカンパニー

【監督】
松田祐輔

【協力プロデューサー】
遠山圭介(東海テレビ
スタッフ2
【プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ) 
渡辺良介(大映テレビ) 
椋尾由希子(大映テレビ

【制作著作】
大映テレビ

【制作】
東海テレビ
ご案内
公式サイトやSNSなど、充実のウェブコンテンツは「オトナの土ドラ」で検索!! 

【公式サイトURL】
https://www.tokai-tv.com/akumanobengonin/

【公式ツイッター
@tokaitv_dodra 

【YouTube
東海テレビ公式チャンネルも好評配信中!

 

 


(稲見)お前は
今日かぎり 首だ。

(洋子)先生は 自分が
してしまったことを 償うために

ホントに 身を削って 生きてるの。

どうして
稲見さんの 別れた奥さんに

会いに行かないんですか?
(御子柴)謝ったところで

教官の足が
元に戻るわけではない。

(洋子)人は 間違ったことをすれば
謝罪をするものです。

本気で 謝罪をすれば
きっと 何かは変わります。

(御子柴)教官の体を
不自由にしたのも 私のせいです。

(恭子)稲見は 謝るなって
言ったんじゃないんですか?

稲見教官を 助けたいんです。

教官。
俺は あんたを救えるぞ。

あんたが 隠していたことが
ようやく 分かった。

(稲見)御子柴。

どれだけ あんたに 恨まれようが
俺が 必ず 救ってみせる。

(稲見)御子柴先生よ。

お前に 俺が 救えるか?
ああ。

お前が 本当に 救いたいのは…。

いや。
まあ よろしく 頼む。

じゃあ 法廷で。

おかえりなさい。
先生。 これ。

頼まれてた
ブルーオーシャン号の 資料です。

ご苦労だった。

ひどいです。
自分が 生き残るために

殴って 救命胴衣を 奪うだなんて。

船が 沈没するさなか 生きるか
死ぬかの中で 起こったことだ。

だからって…。

だが これは 栃野が
凶悪な人間だという 証拠になる。

今回の裁判では 有効な事実だ。

栃野 守は 何で 有罪に
ならなかったんですか?

緊急避難が 認められたからだ。
緊急避難?

自分。 もしくは
他人の命を 救うためには

人を殺しても
罪には問われないという 法律だ。

そんなことが
まかり通るんですか?

どんな理由が あっても 人を
殺したら 罰せられるべきです。

そうじゃないと…。

そうだな。

先生のことを
言ったつもりでは…。

稲見に 会いに行ったらしいな?
えっ?

はい。
何を吹き込んだ?

私は ただ
先生を 首にしないでほしいって

お願いしただけです。
そうか。

♬~

♬~

「事件当時 食事を食べ終え
膳を片付ける段になって

栃野と 稲見は 口論になった」

(栃野)《ちゃんと
残さず食べてくださいよ》

「募っていた 日ごろの不満から
稲見と 栃野は 言い争いになり

口論の末 稲見は
目の前の膳を ひっくり返した」

(栃野)《何やってんだよ!》

「そして その隙に 目の前にあった
花瓶を 手に取り

栃野の頭を 殴りつけた」

♬~

♬~

(久仁村)また 先生か。

久仁村さん。
あなたにも 用があります。

(久仁村)稲見は
裁判で 勝てそうか?

ええ。 あなたが
本当のことを 話してくれたら。

(久仁村)何も 隠してなどない。

無駄な抵抗は やめた方がいい。

あなたたちが 隠してることを
私は 全て 明らかにします。

(紗矢)明日の公判 御子柴は
どんな戦術で くるでしょうか?

(岬)御子柴のことだから
すでに 栃野の

ブルーオーシャン号事件のことは
つかんでるだろう。

(紗矢)では 栃野の人間性
とがめてきますね。

そうだろうな。

だが しょせん 裁判員の心証を
操る ネタにすぎん。

(紗矢)勝ってください。

(岬)私が 自ら 法廷に立つんだ。
負けることは 許されんだろう。

(遠山)では 証人尋問に
移りたいと 思いますが

よろしいですか?
裁判長。

その前に 被告人の無罪を
証明する上で

被害者の 栃野 守さんについて

調書にはない 事実を
明らかにしたいと 思います。

皆さん。 外国籍の船
ブルーオーシャン号が

転覆したという 事件を
ご存じでしょうか?

救命ボートや 救命胴衣が
足りないという

ずさんな運用のせいで
多くの命が 奪われました。

その中で ある事件が
起きていたんです。

日浦 佳織さんという
若い女性が

男に殴られ 着ていた 救命胴衣を
奪われた結果

死亡したという 事件です。

自分の命を 守るために

うら若き 二十歳の女性を
殴りつけた その男が

栃野 守だったんです。

(あすみ)知ってたの?

異議あり
弁護人の発言は

被害者の心証を 悪くするための
方便にすぎません。

裁判員の皆さんに
付け加えておきます。

被害者 栃野 守氏には
無罪判決が 出ております。

そのとおり。 栃野 守は
殺人罪で 起訴されましたが

無罪になりました。
理由は…。

刑法 37条 緊急避難。

自分 もしくは 他者の命を
守るためであれば

殺人も 致し方ないという
法律です。

(ざわめき)

(遠山)静粛に。

裁判長。 そんな解説は

今回の裁判には
一切 関係がありません。

関係あります。
今回の被告人も

栃野 守と 同じように

致し方なく 命を守るために
殺人を 犯したのですから。

あらためて 弁護人は
被告人が 無罪であることを

緊急避難を 理由に
主張します。

緊急避難だと?

緊急避難など
とんでもない 詭弁だ。

裁判長。
弁護人は 法廷を 愚弄してます。

これは 被告人が
無罪であることを

証明するための 主張です。
次の証人で 証明します。

証人に ご覧いただきたい
写真が あります。

♬~

(あすみ)何 これ? ひどい。

こちらに 写っている方々は

伯楽園の入居者で
間違いありませんね?

(久仁村)ああ。

皆さんの あざは
何によるものですか?

(久仁村)殴られた痕だ。
しつけと 称してな。

つまり 園内では
介護士による 虐待が

あったということですね?

その中でも 目に余る 介護士
いましたか?

(久仁村)殺された 栃野だ。

なぜ 抵抗しなかったんですか?

(久仁村)栃野が
脅してきたからだ。

脅し? それは どんな?

「俺は 前に 人を殺した」

(栃野)《だけど 裁判で
無罪になった》

(栃野)《だから お前 一人
殺すことなんか

何とも 思ってないの》

栃野は いつも 俺たちに
そう 言って 黙らせたんだ。

異議あり。 仮に 証人の証言が
事実だとして

なぜ 警察の取り調べでは
黙っていたのか?

弁護人と 証人による

口裏合わせの 可能性が
あったんじゃないでしょうか?

(久仁村)稲見に 虐待のことは
黙ってろって 言われたんだ。

そうしないと
施設自体が なくなって

俺ら 身寄りのない 老人は
行き場所を 失うからってな。

裁判長。 次に 緊急性について
立証します。

新証拠として
こちらの資料を

弁13号証として 提出します。

供述調書の内容には
誤りが ありました。

凶器となった 花瓶のあった
位置です。

調書では 花瓶は 稲見さんが
食事をしていた テーブルの

中央に 置かれていたと
されていますが…。

手元の おぼつかない入居者たちが
食事をする こんな場所に

不安定な形状の 花瓶が
置かれていたのは 不自然です。

この花瓶が 置かれていた
本当の場所は…。

ここです。
窓際の棚には

この花瓶の底と 同型の跡が
残っていました。

花瓶は ここに あったんです。

そうですね?

(久仁村)ああ。

しかし 花瓶には
被告人の指紋があった。

花瓶の位置と 事件は
関係のないことです。

いえ。 供述の全てが
事実では なくなります。

(遠山)弁護人。
詳しく 説明してください。

被告人は 栃野から 暴言を受け
かっとなって 殴ろうと

わざわざ 窓際まで行って
花瓶を取って

戻ってきたことになる。

車椅子の被告人に そこまでの
時間と猶予が あるでしょうか?

車椅子の老人が 屈強な介護士
殴打するためには

よほどの隙を
突かなければ なりません。

つまり 栃野は 他の誰かを
虐待している最中だった。

そうですね? 証人。

(久仁村)ああ。 本当は 栃野は

後藤の じいさんを 殴っていた。

食事を こぼしたことに
ひどく 怒ってな

馬乗りになって 殴りつけた。

しかも 後藤の じいさんは
骨粗しょう症を 患ってる。

あのままだったら
殺されていただろうな。

後藤さんが 骨粗しょう症である
診断書も すでに 手配済みです。

つまり 事件の真相は こうです。

(栃野)《おい》

(栃野)《おい!》

《後藤の じいさん
いいかげんに しろよ!》

(栃野)《おい。
じじい。 食え!》

(後藤)《嫌だ!》

(栃野)《食えって 言ってんだよ。
こら! 聞いてんのか? てめえ》

(久仁村)《やめろ!
死んじまう!》

(栃野)
《うるせえ! 黙ってろ!》

《奇麗にするんだよ! お前が》
(後藤)《ごめんなさい。 やめて》

(栃野)《早く 食え!
てめえが 汚したんだろ!》

(後藤)《やめて!》
(栃野)《早くしろ! おら!》

《大人なんだから
自分の後始末くらい…》

♬~

その後 被告人は
居合わせた 入居者たちに

自分が お膳を ひっくり返し
それが原因で

栃野と 口論になった末に

テーブルの上にあった 花瓶で
殴りつけたことに してほしいと

口裏を合わせた。

被告人の行為は
後藤さんの命を 救うために

仕方のない
緊急避難だったんです。

(あすみ)さすが 御子柴ね。
裁判員の 稲見さんを見る

顔つきが がらりと 変わった。

虐待の件と…。 あっ。
ブルーオーシャン号の件も

私 調べてみなきゃ。

あすみ。 御子柴先生のこと…。
(あすみ)勘違いしないでよ。

(あすみ)前にも言ったけど
私は ちゃんと

事実を 報道したいだけだから。
≪(足音)

(あすみ)じゃあね。

お疲れさまでした。
勝てそうですね。

緊急避難を 押し通せるほど
日本の裁判は 甘くない。

あれで勝てれば
世の中 無罪だらけだ。

じゃあ どうすれば?

教官が認める 殺意自体を
無効化するしかない。

えっ?
虐待されていた 後藤を

守るためだったと いうことを
補強する必要がある。

出掛けるところがある。

(紗矢)お疲れさまでした。

御子柴が ひきょうな弁論をしたと
聞きました。

いや。 見事な弁論だった。

だが 間違ってる。

法律は 秩序を 守るためにあり

悪を 野放しにしないがための
盾だ。

その法律を あいつは 武器にして
悪を かばおうとしてる。

だから 御子柴は この法曹界
置いておけないんだ。

(紗矢)どうして
そんなに こだわるのですか?

あいつが 少年法に守られ

罰を受けずに済んだ 自分のことを
他の事件を通じて

正当化しようとしてるからだ。
(紗矢)申し訳ありません。

稲見 武雄を もう一度
取り調べる。 連絡してくれ。

(浦口)お待たせしました。

11年前の事故について
お伺いしたいんですが。 これです。

(浦口)ああ。 あの事故ですか。

当時の状況を
教えていただけますか?

(浦口)はい。

あのとき お年寄りが
発作を起こして

道路上に 倒れていたんです。

偶然 通り掛かった 男性が
それに 気付いて

助けに 入ったとき
そこに トラックが来て…。

男性の家族については
ご存じですか?

(浦口)ご家族かは
分からないですが

花を 供えに来る方が いました。
月命日には 必ず。

じっと 事故現場を
見ていらっしゃるので

おそらく 親御さんかと。
車椅子の男性です。

助けられた 老人は
この方ですね?

(浦口)ええ。 この方でした。

♬~

♬~

(稲見)《武士。 仕事は 慣れたか?
介護は 大変だろう》

(武士)《うーん。
まあ 逃げたくもなるよ》

(武士)《でも
父さんみたいに なれるように

もっと 尽くそうと 思ってるよ》

《武士は 優しいからな。
大丈夫だよ》

(武士)《何だよ それ?》

♬~

♬~

先生。 この裁判に 勝ったら
終わりますか?

何がだ?

私 これまで 思ってたんです。

どんな理由が あっても

人を殺したら
罰を 受けるべきじゃないかって。

栃野 守が どれだけ
凶悪な人間だと いっても

殺されて よかったのか?
悲しむ人が いるんじゃないか?

無罪になったら 遺族は どこに
気持ちを 向ければいいのか?

そんな感情論だけでは
何も 解決できない。

だから 裁判で 罪への罰を
決める必要が あるんですよね。

被害者にとっても…。

加害者にとっても。

だけど 先生は 少年法
守られて 裁かれなかった。

罰を与えられず
償う機会も 与えられなかった。

だから 今も 死に物狂いで
人のために 弁護を続けている。

自分にとっての 償い方が
それしかないと 信じているから。

勝ってください。

そのつもりだ。

そして 裁判に勝ったら
一区切りにして 生きてください。

じゅうぶん 先生は
罰を受けたと 思います。

♬~

「余計なこと するな」ですよね?

♬~

ありがとう。

勝つために

まだ 突き止めなければいけない
事実がある。

はい。

♬~

(頌栄)あんたが
電話をくれた 先生か?

そこで 待っていてくれ。
失礼します。

(頌栄)お待たせして 悪かった。
突然 お伺いして すいません。

その写真がね
家族で撮った 最後の写真でね。

ずっと 片付けられずのままでな。

奥さんは?
死んだよ。

まあ もともと 病弱だったけどな。

栃野の無罪が 確定してから
急に 具合が悪くなって

あっという間に
佳織のところに 行っちまった。

栃野 守が 殺されたのを
ご存じですか?

ニュースで見て
ざまあみろって 思ったよ。

どうせなら 私が この手で
あいつを 殺したかった。

先生は 栃野を殺した人の
弁護をするんですか?

ええ。
その人を 助けてやってくれ。

そのためには 裁判員の心証を
さらに 悪くする必要があります。

というと?

日浦さん以外に
栃野を 恨んでいた人物。

もしくは 佳織さんを
大事に思っていた人に

心当たりは ありませんか?

それなら いい人が いる。
今 写真 取ってくる。

弁護人が主張してる
緊急避難による無罪っていうのは

あなたも 承知の上ですか?

(稲見)そんなわけ ないだろ。

弁護人とは
うまく いってないんですか?

あいつは あいつなりに
俺を救おうと 一生懸命だ。

救うですか。

稲見さん。 私はね 法律ではなくて
罰則こそが

秩序を つくるもんだって
考えてるんですよ。

(稲見)いかにも 検察官らしい
発想だな。 俺とは 相いれん。

フフッ。
じゃあ あなたの考えは?

(稲見)俺は 元 医療少年院
指導教官だ。

少年法は 更生が 前提だ。

まだ 人格形成が
できてない 子供には

ただ 罰を与えるより
どう 教育するかが 大切なんだよ。

教育が いつも 正しい人間を
つくるとは 限らんでしょ。

法律が いつも 正しいとは
限らんだろ。

稲見さん。
かつての あなたと同じ

犯罪者の更生に 関わる者として
伝えておきたいことが あります。

栃野は 御子柴と 同じなんです。
自分の罪を 償うことなく

この社会で
のうのうと 生きてきた。

だが あなたは そうじゃない。

栃野が どんな人間であろうと
罪は 罪ですから。

そうですよね? 稲見さん。

承知のことと 思いますが
罪は 償うべきですよね?

(遠山)では 弁護人。 最終弁論を。
はい。

証人。 以前の ご主人は
どなたですか?

もし この法廷内にいたら
指さしていただけますか?

(恭子)あの 子供みたいに
むくれた顔してる人が

その人です。

ご夫婦だったころ
ご主人は どんな人物でしたか?

(恭子)仕事 一筋で 家庭を
顧みない ひどい夫でした。

だから 離婚したんです。

お二人に お子さんは
いらっしゃいましたか?

(恭子)はい。 武士という名前の
男の子が 一人。

家庭を持って 間もなく
亡くなってしまいました。

(稲見)やめろ。
(遠山)被告人は 静粛に。

退廷させますよ。

続けてください。

今から 12年前。
夜 交差点で

トラックに
ひかれてしまいました。

発作で倒れていた 老人を
見つけて

それを 助けようとして。

♬~

息子さんは 亡くなり
その ご老人は?

(恭子)助かりました。

証人と 被告人は
その ご老人のことを

ご存じでしたか?
(恭子)はい。

葬儀に 参列していただき

過分な お言葉も
頂戴いたしました。

稲見も 知っています。

離婚したとは いっても
親子に かわりは ありませんから。

この方は 今回 事件のあった
伯楽園の 入居者です。

証人。 この ご老人を
知っていますか?

はい。 この方が
武士が 助けた

後藤 清次さんです。

♬~

葬儀の参列で 出会った 2人が
伯楽園で 再会した。

これは 単なる偶然では
ありませんでした。

こちらを ご覧ください。

被告人の所有物を 拝借しました。

これは 2015年に 放送された

伯楽園を紹介した
情報番組の ワンシーンです。

この映像の中に
後藤 清次さんが 映っています。

この放送の 1カ月後

被告人は 伯楽園に
入居いたしました。

(遠山)弁護人は 何を
立証しようと しているんです?

被告人にとって 後藤さんは

一人息子が その身を犠牲にして
救った命です。

いわば 遺産にも等しい。

彼は 息子さんに 成り代わって
後藤さんを 見守っていたんです。

しかし 入居した 伯楽園の
環境は ひどいものだった。

後藤さんは 栃野の ひどい虐待を
毎日のように 受けていた。

それを知った 被告人は

後藤さんを かばい続ける日々が
始まります。

そして 事件当日が やって来た。

証人に 伺います。

もし 目の前で 後藤さんが
命の危機を 迎えていたら

被告人は どう 行動したと
思いますか?

(恭子)何があっても
助けたと思います。

武士の思いを
無駄にしないためにも。

それだけで 緊急避難を
認めるための要因とは なり得ん。

被告人の殺意自体を
重要視すべきだと 思います。

その殺意自体が 他人に
植え付けられていたんです。

次の証人で 証明します。

あなたは 伯楽園の入居者で
被告人とは 同じグループですね?

(小笠原)そうです。

この写真に 写ってるのは
あなたで 間違いありませんね?

(小笠原)はい。
横の女性は どなたですか?

(小笠原)私の孫です。

名前は 何といいますか?

(小笠原)日浦 佳織です。

日浦 佳織。
つまり 証人は

ブルーオーシャン号の 被害者
日浦 佳織さんの

祖母ということですね?

はい。

あなたが 伯楽園に
入居したのは

2015年の 4月20日

被告人が入居した
わずか 5日前でした。

任意で選んだ 老人ホームに
偶然

孫娘を 殺害した人間がいた。

そういうことだったのでしょうか。

あなたも 被告人と同じ情報番組を
見たのでは ないでしょうか?

そこで あなたが 見つけたのは
別の人間だった。

あなたが見つけたのは
孫娘を殺した 張本人 栃野 守。

異議あり。 弁護人は
推測を 話してるにすぎません。

(遠山)異議を 認めます。

いずれにせよ あなたは
入居した後に

栃野の存在に 気付いた。

あなたの中で 憎しみが
湧き上がってきたでしょう。

そんな あなたが
栃野の 後藤さんへの暴力を

指をくわえて 見ていたんですか?
いや。 そんなことはない。

栃野が 許せなかったはずだ。

裁判長 弁護人は 自分の推論…。
(小笠原)先生の 言うとおりです。

許せませんでした。

佳織を 殺した揚げ句
のうのうと 生き延びて

さらに 暴力を振るい続ける
栃野が。

あなたは 栃野の暴力から
後藤さんを 守るように

被告人に 頼みましたか?

ええ。
それは 一度だけですか?

(小笠原)いいえ。 何度も 何度も
頼みました。

私からの質問は 以上です。

♬~

(小笠原)私は 何か
罪に問われるのかしら?

いえ。 小笠原さんは
何も 問われませんよ。

(小笠原)裁判員の 栃野への心証を
悪くしたかったのね?

(小笠原)佳織はね そりゃ
おばあちゃん子だったんですよ。

自分が 助かるために
他の人間を 犠牲にする。

そんなことが 法律で
許されるなんて

いったい どこの国の話なんだって
思います。

先生。 私も 稲見さんも

自分が 無罪になりたいなんて
これっぽっちも 思ってないのよ。

何が 言いたいんですか?

どんなことをしても 稲見さんを
救うって あなた 言ってたけど

彼にとって それが
よかったのか? 邪魔だったのか?

(小笠原)年を取るとね
譲れない信念を

譲らないことが
大切になってくるの。

だって 自分の人生

否定したみたいに
なっちゃうじゃない。

♬~

(遠山)介護士 殴殺事件。
被告人 稲見 武雄の

判決を 言い渡します。

(遠山)主文。
被告人を…。

(あすみ)
まあ 当然の結果だよね。

緊急避難なんて
なかなか 認めらんないから。

これで よかったのかも。
えっ?

罰を受ける方が
きっと 救われるから。

教官。 控訴するぞ。

裁判官は こちらの主張を
まったく 考慮していない。

これは 緊急避難の前例を
つくりたくないための 逃げだ。

(稲見)俺は もう 満足だ。
控訴は しない。

御子柴先生よ。
お前は お払い箱だ。

ちょっと待ってくれ。
一審で諦めるなんて バカげてる。

何のための 三審制だ?

これは 誰の裁判なんだ?

お前のじゃない。
俺のための 裁判なんだ。

どんなに 奇麗事を並べようと

実際に 血で 手を染めた人間は
外道だ。

裁判官に 言い訳できても
てめえには 言い訳できん。

だから 俺は 栃野を殺した報いを
受けなきゃならん。

でなきゃ 俺は ずっと
外道のままだ。

いいかげんに してくれ。
それじゃ 俺が

弁護士になった意味が
ないじゃないか。

そんなことはない。
仮退院の日 お前は 俺に

更生後の生き方を
誓ったはずだ。

(信一郎)《稲見教官》

(稲見)《何だ?》

《僕 弁護士になります。
自分の犯した罪は

一生 許されることはないと
思っています》

《だから 生きることを
許された分

助けを求める人に
人生を 捧げます》

《僕を 見捨てないでいてくれて
ありがとうございました》

♬~

《必ず 恩返ししますから。
本当に お世話になりました》

《お前は 俺の自慢の息子だよ》

忘れるもんか。
だから 今 俺は

あんたの目の前で
弁護士として 立ってるんだ。

あんたを 救いたいんだ。
お願いだ。

お前が 本当に 救いたいのは

お前自身だろう。

(稲見)御子柴。
お前は 俺を 助けることで

俺にしたことが 許されるとでも
思ったんじゃないのか。

佐原みどりのことを
もう一度 思い出せ。

遺族というのは
何年たっても 傷は癒えない。

お前は 何の理由もなく
その子供の命を 奪った。

忘れてなどいない。

一生 償え。
俺も この先 一生 償う。

(稲見)ああ。 そうだ。

大事なことを 言い忘れていた。

ありがとう。

お前は 今でも

俺の 自慢の息子だよ。

頑張れよ。
園部 信一郎。

(恭子)《稲見を
救ってやってください》

(稲見)
《お前が 本当に 救いたいのは

お前自身だろう》

(紗矢)岬検事。
せっかく 勝ったのに

納得いかないようですね。

被告人に 救われただけだ。
御子柴に 勝ったわけじゃない。

♬~

≪(ドアの開く音)

倫子ちゃん。
(倫子)お姉ちゃん。

どうしたの?
(倫子)テレビでね

先生 見たから
会いたくなったの。

ああ。 そっか。

先生ね 出張 行ってて
今日は 帰ってこないの。

(倫子)えー。 そうなんだ。

倫子ちゃん。 先生 好き?

(倫子)うん。 好き。
そっか。

(倫子)お姉ちゃんは?
えっ?

(倫子)先生のこと 好きでしょ?

♬~

うん。 好きだよ。

(倫子)カワイイ。

一緒だね。
うん。

お姉ちゃんと
ご飯 食べに行こうか?

行く。
よし。

今度 先生も 一緒に行ける?

うん。 次は 先生も入れて
3人で ご飯 食べに行こう。

♬~

♬~

(みどり)《こっちかな?》

(みどり)《あっ》

待て!

♬~

やめろ!

(絶叫)

♬~

どうすれば 許される?
どう 生きれば…。

♬~