ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ 吉沢亮、今田美桜、吉沢悠… ドラマのキャストなど…

半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 高坂
  2. 半沢部長
  3. 城崎
  4. 浜村
  5. システム
  6. 鈴木
  7. スパイラル
  8. トロイ
  9. ネズミ
  10. 仕事
  11. 木馬
  12. 会社
  13. 若本
  14. 府川
  15. 佐藤
  16. 新システム
  17. 黒木
  18. 来栖
  19. パソコン
  20. ラッキーアイテム

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半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~[字]

2020年、半沢イヤーの幕開けにお送りするスペシャルドラマ!半沢直樹の出向先で起きた大事件~半沢のパスワードを守り300億を守れるか?仲間とともに理不尽と戦え!

詳細情報
番組内容
半沢直樹という一人のバンカーが上司に逆らい出向になる。行き先は東京セントラル証券。ある日そこで大規模なシステム入れ替えが決定する。開発を任されたのは、新進気鋭のIT会社・スパイラルだった。チームリーダーとなったプログラマー高坂圭(吉沢亮)はセントラル証券の新入社員・浜村瞳(今田美桜)らとともに開発に没頭していく。しかし、このシステム入れ替えには、半沢直樹をも巻き込んだある重大な陰謀があり…
出演者
吉沢亮今田美桜吉沢悠井上芳雄栗原英雄、玉置玲央、吹越ともみ、磯﨑義知、北村匠海尾上松也緒形直人 ほか
企画協力
池井戸潤
脚本
槌谷健 李正美 ・ 丑尾健太郎
スタッフ
監修:福澤克雄
チーフプロデューサー:伊與田英徳 プロデューサー:宮崎陽平
演出:松木
公式ページ
◇番組HP
https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/
◇番組Twitter
@Hanzawa_Naoki
https://twitter.com/Hanzawa_Naoki
◇番組Instagram
https://www.instagram.com/hanzawa_naoki_tbs/
公式ページ2
◇facebook
https://www.facebook.com/hanzawa.naoki/

 

 


(府川)損害は?
(浜村)300億円!?

(府川)
何が起きてる? 誰の仕業だ!

(城崎)まさか… 半沢部長が…

300億円の横領!?

高坂さん!
≪ダメです

全く制御できません!

≪もしもし?
情報システム部さんですか?

あれ いつ 対応してもらえるか
決まりました?

だからさ システムが遅すぎて

狙った額で半分も買えないんじゃ

うちの信頼 ガタ落ちだよ

はい 申し訳ありません

失礼いたします

(城崎)
現場からクレームか

はい システムが遅すぎるって
仕方ないさ

けど そんな悩みとも
もうしばらくで お別れだ

<私のいる情報システム部は>

<コンマ1秒を争う株取引の根っこを
支える 大事なシステムを扱っている>

(府川)みんな 聞いてくれ

新しいトレーディングシステムの導入が

ようやく役員会で
承認が下りたぞ

よしっ

<この度 そのシステムを入れ替える
コンペを行うことになったのだ>

(府川)今回のプロジェクトは
営業企画部から半沢部長

他は トレーダーの方々が
責任者として関わる

現場から 再三クレームを受けていた
取引速度の問題も

これで ようやく解決できる

(城崎)よーし みんな
我々 情報システム部で

最高のシステムを
導入しようじゃないか!

(一同)はいっ

<うわあ~
緊張感が ハンパない>

<ほんとは もっと
気楽な職場がよかったな>

<そんな私の ささやかな楽しみが>

<このスパイラルのサイトにある
レディーKの占いコーナー>

よく当たるんだ これが

ふたご座は…

大きな嵐に
巻き込まれる予感…

げっ…

(キーボードを打つ音)

(キーボードを打ち続けている)

(打ち終える)

(高坂)大きな嵐ね…

(若本)ラッキーアイテムが ネズミで
バッドアイテムが 緑のアクセサリー

フッ… 何だこれ?

これが
君の仕事の成果か?

(佐藤)でも その占い
結構当たるって評判ですよ

当たるも何も
AIが 日本中の占いの統計 取って

おいしいところ
つまみ食いしてるだけだろ

詐欺みてえなもんだなあ
詐欺…

僕のプログラムしたAIは
数百の占いをもとに

ベイズ統計学から導いたものです
確率論の観点からも…

はいはい 君は そのレディーKとやらに
集中してくれよ

やってらんねえよ

あれ? 何だこれ?

やっぱり 転職しようかなあ…

いや まずは運気を上げないと

えっと ラッキーアイテムは…

(城崎)浜村 何してんだよ?
仕事中だろ

すいません… すいません

あれ…? あれ?

(鈴木)うちの検索エンジン
サービスダウンしてます

ネットワーク トラフィックは?
今 確認してます

急いで解析しろ!
はい

交代しよう
(鈴木)お願いします

ダメだ おい 加納専務 呼んでくれ
(鈴木)役員会議中です!

≪加納専務の肝いりで始めた
システムインテグレーション事業ですが

目標の30%にも
到達していないようですね

(加納)しかし
我々も もっと新しい分野を…

そんな新規事業を広げるより
主力の検索エンジン

人材を集中すべきでは?

ねえ? 瀬名社長

≪そんなのやったところで
お金の無駄ですよ

≪時間の無駄だ

《≪結果を出してから
言うべきでは》

(鈴木)
加納専務 来ていただけますか?

(鈴木)すいません…
どいて どいて どいて

何で そんなに負荷がかかってんだ
全く分かりません

(佐藤)問い合わせメールにユーザーからの
苦情が殺到しているようです

高坂 お前も対処に当たれ

専務 変に新人に
いじられでもしたら 余計に…

いいから! すぐに始めろ!

はい

クーバネーテスのクラスタ
切り替えてください

えっ? えっ… と…

あっ いや それも僕がやります
(鈴木)一人で?

間に合うのか? このままじゃ
全面的にサービスダウンするぞ

取り急ぎ 食い止めました

≪すげえ…
≪えっ…

あっ 直った

ラッキーアイテムは…

ネズミ?

(佐藤)サービス 完全に復旧しました
お~っ…

(加納)よーし 各所 連絡しろ
(一同)はい

(鈴木)すーごい… 何なの 彼?

どうして
高坂を普段から使わないんだ?

ああ… 大学中退して
よその会社を転々としていた

落ちこぼれだって
聞いていたものですから

(加納)実力があるのは
今ので分かっただろ?

はい 申し訳ありません

それじゃ
開発部のみんなを集めてくれ

大事な話がある

≪半沢部長 戻り 何時だっけ?
≪今日も遅くなるみたい…

そういえば 部長
今回のプロジェクトリーダーの半沢部長も

出向組でしたよね?

銀行でミスをして 飛ばされてきた
って聞きましたけど

半沢部長が うちに飛ばされたのは

常務に たてついたからなんだよ

えっ?
(府川)常務の不正を暴いてな

やられたら やり返すってのが
半沢部長の流儀だそうだ

筋の通らないことは
許せない人なんだよ

まっ それで飛ばされたら
元も子もないんだけどね

《(中野渡)東京セントラル証券への》

《出向を命じる》

なかなか厳しい方ですね

城崎さん これ ネズミですか?

あれ? 興味あんのか?
はい

ああ… これ 半沢部長が
「みんなに」って

東京中央銀行粗品

USBメモリーね はい 君にも
えっ いいんですか?

(城崎)そんな嬉しいか?
はいっ

最近 みんな クラウド
USB あんま使わないだろ

こんなアナログで 役に立たないもの
もらってもな… って余ってんだ

よかったら
好きなだけ持ってってよ

ありがとうございます じゃ…
(府川)そうだ 浜村

はい
君も明日から

チームに入ることになったよ
えっ!? 私がですか?

半沢部長が 今回はぜひ 若い人
中心になって やってほしいと

おっしゃってる
そうなんですか…

よし 俺もサポートするよ
一緒に頑張ろう 浜村

<占いどおりだ…>

<大きな嵐に巻き込まれるって
このことだったのか>

コンペに?
でも トレーディングシステムのノウハウなんて

うちには ありませんよ
だからこそ やるんだよ

相手は 東京セントラル証券だ

発注が決まれば
親会社の東京中央銀行にも

食い込めるかもしれない
(鈴木)ビッグチャンスですね

いっちょ やってやるか
ああ

(加納)その意気だ
なお 本件に関して

新たにプロジェクトチームを立ち上げる

メンバーは

佐藤
はい

鈴木
はい

(加納)それから プロジェクトリーダーは

高坂

(ざわめく一同)

えっ!?
ちょっと待ってください 専務

何で 高坂なんですか?
(鈴木)まだ新人ですよ

だが 実力は 十分だ

若本
お前も 手いっぱいだろうが

サブリーダーとして
面倒見てやってくれ

(佐藤)何で 若本さんが
リーダーじゃないんだよ?

(鈴木)今まで ずっと若本さんが…
大きな嵐か…

<こうして
東京セントラル証券 始まって以来の>

<大規模なシステムの入れ替えが
行われることとなった>

<だけど このプロジェクトが>

<セントラル証券全体を揺るがす
大事件の発端になるなんて>

<誰が想像できただろう?>

<もちろん… 犯人を除いては>

以上が システムの概要になります

おい あれ ワールドビッグじゃねえか?
(鈴木)ワールドビッグデータって

海外の大手証券の
トレーディングシステムを開発してる

大会社じゃないですか
(佐藤)日本にも進出する気か

うちじゃ かないっこないですよ
(城崎)何か ご質問などは?

質問が ないようですので こちら
から 質問させていただきます

まず スパイラルさん

はい
(城崎)今回 トレーディングシステムには

初参入ということですが…
はい

御社 スパイラルの概要を
簡単に お聞かせ願えますか?

概要…?

えっ… 少々 お待ちください

すいません!

すいません…

弊社は 独立系の
ウェブサービス開発会社で

検索エンジン スパイラルの
開発 運用 および…

大丈夫なのか? あのリーダー

(城崎)なるほど 分かりました
ありがとうございました

概要ぐらい
聞かれるに決まってるだろ

どれだけ大事なプロジェクトか
分かってんのかよ?

すいません…
しっかりしてくれよな

リーダー

すいません

あの… すみません

スパイラルのご担当者様ですよね
ご挨拶が遅れました

今後 連絡窓口を
務めさせていただきます

情報システム部の浜村です
ああ…

高坂と申します
よろしくお願いいたします

ネズミ?
えっ?

あっ… これ ラッキーアイテムなんです

ラッキーアイテム?
私…

御社サイトの
レディーKの占いのファンで

何か ラッキーなこと
ありましたか?

ああ…
それは これから起きる予定です

とにかく レディーK 人気あるんです
自分の会社のサイトなのに

知らないんですか?
ご愛用ありがとうございます

あんなもの 信じていただいて
光栄です

あんなものって…

自社の占いなのに
信じてないんですか?

占いは
信じることから 始めないと

信じられるものなんて
世の中 ありませんよ

えっ!?
占いなんかに頼るより

ご自分の力を頼られた方が
いいと思いますよ

それでは

何それ…?

感じ悪

(城崎)やはり 世界最速のネットワークを
独自に持っているワールドビッグが

頭一つ 抜けていますね

取引の速度が 格段に違います

実は 半沢部長の方から

ワールドビッグは 国内の証券会社での
採用実績がないし

操作画面が英語だらけで
日本人にとっては

使い勝手が悪いと
懸念されていてな

それでは ワールドビッグは外す
ってことですか?

そこで 提案なんだが

日本国内向けに
強みを持っている会社と

組ませてみたらどうだろうか?
合同で開発するってことですか?

それなら
スパイラルは どうでしょうか?

(府川)スパイラル?
(城崎)ええ ヤフーやグーグルに迫る

検索サイトが売りの企業です
フッ…

リーダーが頼りなかったようだが
確かに…

浜村
あそこのサイト 使ってるよね?

あっ… はい 日本語での検索は
他のサイトよりも 格段に いいです

(城崎)それに スパイラルのサイトは

日本人のユーザーに向けた
満足度調査では

常に上位にあります

よし 一度 スパイラルで検討してみよう

共同開発?
はい

すでに ワールドビッグの方は
同意済みとのことです

うちにとっては
ビッグチャンスじゃないですか

(加納)ああ
そうですね…

何だ 高坂 乗り気じゃないのか?
ああ いや…

うちは まだ それほど
実績もないのに よく ワールドビッグが

承諾してくれたなと思って
リーダーは ビビってるんですか

まあ ワールドビッグが
うちに要求してくるスキルのレベルは

かなり高度なものに
なるでしょうからね

不安なら 代わりましょうか?
リーダー

私は 高坂に任せると言ったんだ

頼むぞ
はい

<こうして スパイラルとワールドビッグデータ
共同開発に向けた>

<チームが組まれることとなった>

よろしくお願いします
お願いします

以前は どちらに?
(来栖)東南アジアを

転々としておりまして
日本支社 第一弾の仕事です

必ず成功させたいと思っています

では 早速…
弊社のシステムの速度に対応するには

1秒で2000件以上の受信処理速度が
必要になるかと思うのですが

対応できるのでしょうか?

ああ…

それは…

その点については

クライアント側PCのLANを10Gbpsにして
高速化します

その上で 当社検索エンジン内で
採用されているインメモリデータベースを

各クライアントに組み込むことにより

1秒で5000件以上の処理が
可能になると思います

それよりも まずは

海外からの時価データの
低遅延配信こそ

最優先の課題では
ないでしょうか?

ごもっともです

高坂さん

頼りにしていますよ
ああ こちらこそ

お願いします

やるじゃん…

業務要件について
確認しておきたいんで

先に戻っててください
ああ…

手伝おうか
いや 僕一人で大丈夫です

そうですか

じゃ お先に

浜村さん 入力画面の仕様を
見せてもらえますか?

ああ… はい
こちらへ どうぞ

少々 お待ちください
はい

これって…
ああ…

株取引のシミュレーションです

うちでは 社員は 個人で株を
売買するのは禁止されてまして

ただ これを使って練習しないと

お客様に
いい銘柄を薦められないので

シミュレーションですか?
でも もうかってますね

実は これも レディーKの占いで
買ってるんですよ

今年の運勢で
「北北東に幸運あり」なら

そっちの方向の会社とか

ラッキーカラーが イエローなら
黄色いロゴの会社とか

そしたら
大幅なプラスだったんです

ああ これを実際に買えてれば
大もうけしたのになあ

はあ…

とにかく レディーK

バカにできないんですから
すいません

あれ? 何だか さっきから
やけにログインミスが多いですね

(城崎)パスワードが思い出せない社員が
いるだけじゃないのか?

≪そうですかね

待ってください

そのログインは
不正アクセスの可能性があります

不正アクセス!?
ログイン間隔は?

≪2秒に1回 確かに不自然ですね

ブルートフォースアタックかもしれませんね

すぐにそのユーザーを
一時的に無効にして

ログインを
禁止にした方がいいです

アクセス履歴は確認できますか?
はい

ネットワークチームに連絡取れるか?
≪はい

不正アクセスなんて 誰が…
犯人の特定は 難しいでしょう

他にも パソコンに仕込んで
パスワードを盗もうとするウイルス攻撃や

サーバーにトロイの木馬といった潜伏型の
プログラムを仕込まれることもあります

最近は 社内システムを標的にした
サイバーテロも増えてますから

くれぐれも気をつけてください

はい

<その後の調べで 不正アクセスは>

<外部から 何者かが>

<社員IDとパスワードを
狙ったものであることが分かった>

これって…
(府川)このID

半沢部長のものだ

半沢部長のパスワードが狙われた
ってことですか?

何のために?
(府川)営業企画部は

大口の法人顧客を多く抱えている

半沢部長には
その個人情報や株式

預かり資産を動かす権限がある

つまり 半沢部長のIDと
パスワードがあれば

顧客の預かり金

300億円を盗み出すことが
できるということだ

すぐ コンプライアンス部に連絡しろ
はい

高坂さんのおかげで
未然に防げたな

はい でも また狙われる可能性が
あるってことですよね?

うん

狙ってきたのは
現行の古いシステムだ

次の新しいシステムは

セキュリティーを最新のものに
強化しないとな

(一同)はい!

<それ以降 不正アクセス
行われることはなかったが>

<新システムの完成が
急がれることとなった>

<その後 セントラル証券は>

<スパイラルと ワールドビッグデータによる
合同プロジェクトを正式に立ち上げ>

<6カ月後の新システム稼働に向け>

<本格的に
開発を進めることとなった>

今後は
こちらの共有クラウドを使って

データなどのやりとりを
行えればと思います

佐藤さんは 接続仕様書の確認を

若本さんと鈴木さんは ユースケース
一覧表の作成をお願いします

はっ? 肝心のデータベース内部の
設計は どうすんだよ?

それは 僕が 1から やります

セントラルは 完成を急いでるんだぞ
はい ですが

重要な部分ですので

ああ そうかよ
ムカつくけど

確かに その方が はやいわね

けど あの腕なら どの会社も
手放さないだろうに

何で うちに
転がり込んできたんだろうな?

<そんな中 半沢部長から>

<私達 新人も 案を積極的に
出すように言われて>

あの…
あの 私の企画なんですけど

システム操作のアシスタントに

ネズミのキャラクターとか いたら
面白いかなと思って

どうでしょう?

ネズミ!?
はい…

浜村 君が考えた
あのネズミのキャラクター

反対意見も出たらしいが あれ
企画 通ったぞ

ほんと… ですか?
うん

半沢部長が
後押ししてくれたらしい

半沢部長が… 私みたいな
プロパーの下っ端の意見を?

まあ あの人は いいものは
いいって言う人だからな

プロパーだからとか
新人だからとか 関係ないんだ

半沢部長って…

いい方ですね
はあ? フフッ…

現金なやつだな
フッフフ…

(バイブレーター着信)

はい 浜村です
高坂です

システムの設計に関して
少しお願いがありまして

過去10年分の株価のデータ?
はい 過去のデータが

システムに反映されてた方が
便利ではないかと

スパイラルさんの方から
(城崎)ああ…

確かに

それは 私の方で
共有のクラウドに上げておきますよ

そうだな 頼む
(城崎)はい

それから 浜村
例の 君が考えたキャラクターの件

今日の終わりにでも 直接 スパイラル
さんに説明に行ってくれないか

君 発案者だろ?

はい

(黒木)フンッ…

頑張るねえ
何か手伝うことは?

大丈夫です

それじゃあ お先に
リーダーさん

お疲れさまです

(電話のベル)

はい システム開発

ええ いますよ

高坂 お前に お客さんだそうだ

アイランド技研の 黒木さんだと

黒木?
上がってもらっていいか?

ええ

すいません お願いします… はい

黒木亮介さんだそうだ

すいません 今の人
やっぱり 入れないでください

もう 上に?

《(激しいノック)》

《≪高坂圭さん? 高坂圭さん》

《警察です》
《えっ?》

《≪この男と知り合いだよね?》

《そう… ですけど》
《おい》

《入るよ》
《何なんですか?》

《≪ありました!》
《≪ご同行願えますか?》

《知りませんよ 俺が何したって
いうんですか? ちょっと…》

(エレベーターが到着する)

よう 圭 久しぶりだな

何しに来た?
何しにって 友達だろ

カッコイイとこで 働いてんなあ
おい ちょっと!

申し訳ございません
高坂は現在 接客中でして

ああ… でしたら
他の方でも かまいません

書類だけでも お渡ししたいので

(声をひそめて)昔のことは もう
関係ないだろ 帰ってくれ

いいのかなあ?

同僚や上司に
あの過去 言いふらしても

脅す気か?
それが嫌なら…

今の仕事 辞めろ

ムカつくんだよ
お前みたいに汚ねえやつが

こんないい会社 入って
まっとうな仕事なんか しやがって

これで 帰ってくれ

足りねえな
ちょっと それ見せろよ

ちょっと 上司と話つけてくるわ
おいっ…

やめろって! ここはお前なんかが
入っていい所じゃないんだよ

何だと 偉そうな口ききやがって!

おい 何するんだ

うるせえな
ただの紙切れだろうが!

やめろ やめろ 黒木!

あの!

何してるんですか?

何だ? あんた

浜村さん 大丈夫だから

大丈夫なようには
見えませんでしたけど

誤解だよ
俺達 友達だもん

ほら

(黒木)なあ 圭

俺達 友達だよな

やめて

ただの紙切れだろ

ただの紙切れ?

高坂さんが
これだけのものを作るのに

どれだけ苦労したのか

あなたには
分からないんでしょうね

分かるわけねえだろうが!
やめてください

離せよ!
キャッ

浜村さん いい加減にしろ 黒木!

お前には言われたくねえんだよ
犯罪者のくせに!

何してる!

若本さん

君 誰なんだ?

アイランド技研なんて会社
とっくに倒産してるぞ

高坂 警察呼べ

帰るよ うるせえな

何なんだ? あいつは

古い友達です

昔から素行の悪いやつで

ちょっと
金をせびりに来ただけです

おっ あったぞ

すいません

すいません この辺ですかね

あっ ありがとうございます

あとは自分でやりますから

すいません

じゃあ あとはよろしく

ありがとうございました

あの 本当にすいませんでした

いえ
そんなことより 株価のデータ

弊社の方で一時的に
クラウドの方に上げておきましたので

あっ 確認します

はい 確かに

あれ?

どうかしました?

あっ ネズミのUSBがどっか
いっちゃったんです えっ?

もしかして さっき ぶつかった時

ああ…
何か大事なデータ 入ってました?

中は空です
でも ラッキーアイテムなんで

何だよ 空かよ

きっと
大きなケガをしなかったのは

あのネズミが
守ってくれたんですよ

ポジティブですね

でも ラッキーアイテムと
お守りは違うと思いますよ

いいじゃないですか
高坂さんはネガティブなんですね

高坂さん
はい

一つ聞いてもいいですか

この写真

さっきの人が言ってた

犯罪者って何なんですか?

「都内の大学生を」

フィッシング詐欺
関与していた疑いで逮捕」

「容疑者は…」

さっきの黒木って男は

僕の大学時代の
プログラミング仲間でした

あいつが ホームページ作成の
アルバイトを紹介してきて

いいお金になると言われて
やったんですが

実は それはフィッシング詐欺
使うためのものだったんです

でも 僕がそれを知ったのは

逮捕されたあとのことでした

不起訴にはなりましたが

逮捕されたという事実は残ります

《≪ていうかさ この記事見た?
SNS ヤバイことになってる》

《≪もうさ
うちの学校 バレてるらしいのよ》

《ヤバイよね》
《不起訴? 無罪だったらしいね》

《そもそも こうやって関わってる
時点でアウトっていうかさ》

《ほんと就職とか関わってきたら
マジ最悪なんだよな》

《勝手に悪いことするのはいいけど
こっちまで迷惑かけないでほしい》

それが
きっかけで大学も中退しました

就職してからも 周りの社員に

過去のことを知られると
居づらくなって

でも どうして
辞める必要があるんです?

悪いのは その友達で 高坂さんは
何も知らなかったんでしょ

知らなかったで
済む話ではありません

実際に
僕が手伝ってしまったことで

被害を受けた人がいるんです

この会社も過去のことがバレたら
辞めるんですか?

高坂さん このお仕事
好きなんだと思うんです

だから 逃げることなんて
ないじゃないですか

逃げる?
うちの営業企画部に

半沢直樹という
部長がいるんですけど

銀行から
うちの証券に来られた方なんです

私 出向組の人達って

銀行内で何か問題を起こして

理不尽な目に遭って
みんな逃げるように

うちに飛ばされてきたんだって
思ってました

けど 一緒に仕事するようになって
気づいたんです

半沢部長は
逃げずに戦ってる人なんだって

銀行内であった
理不尽なことに対しても

上司に逆らってまで
立ち向かったそうです

逆らった?

やられたら やり返すって

どうして そこまで
できるのかは分かりませんけど

やられたら やり返すなんて

バカじゃないですか

えっ?

さっき あなた

逃げることはないとか
言ってましたけど

みんな 俺の過去を知った瞬間に
態度が変わるんですよ

そんな空気で
仕事なんかできませんよ

逃げるしかないじゃないですか

けど…
やり返したら

もっと やられるだけです

そもそも 占いなんかで
物事 決めてるような人に

偉そうなこと
言われたくありませんよ

はあ?
ラッキーアイテムのおかげで助かった?

ケガまでして
どこがラッキーなんですか

そんな言い方はないでしょ
これまでだって

占い信じたおかげで
いいこと たくさんありましたよ

こっちこそ そんなマイナス思考の
人に言われたくありません

あんなバカげた占い
信じるよりマシですけどね

教えてあげますよ あの占いはね…
信じて何が悪いんですか!

何も信じられないあなたより

信じるものがある私の方が
よっぽど幸せだと

私は思いますけど
いや 俺は…

すいません…

冷却剤の替え 買ってきます

(ため息)

<システム稼働日が
3カ月後に迫る中>

<スパイラルは開発をさらに
進めていったが>

<作業は
遅れていて>

<開発は 思うようには>

<進んでいなかった そんな時>

失礼します
先ほど お客様センターに…

これって…

≪何だよ これ

何か?
実は 今し方

お客様センターのメールに

このような記事が届きまして

詳しく
お話を聞かせていただいても

よろしいでしょうか

(鈴木)まあ 過去のことだし

そもそも 高坂君
不起訴処分だったわけだし ねえ

うん 先方も うちのシステムは
評価してくれてる…

《黒木亮介さんだそうだ》
《もう上に?》

《お前には言われたくねえんだよ
犯罪者のくせに!》

<このことを
知ってる社内の人間は>

<あの人しかいない>

あの情報を流したの
若本さんですか?

俺が そんなことするわけねえだろ
でも…

そうやって誰も信じねえで

最後まで ずっと
一人で仕事を抱え込むのか?

できるわけねえぞ そんなこと

だったら
どうしろっていうんですか

こんな俺のこと 誰が
信用してくれるっていうんですか

それは お前次第だろ

今はまだ お前が
プロジェクトリーダーなんだ

だったら 最後まで
リーダーとしての自覚を持てよ

分かりました

《この会社も過去のことがバレたら
辞めるんですか?》

《だから 逃げることなんて
ないじゃないですか》

(バイブレーター着信)

お疲れさまです
お疲れさまです

上司には
例の記事の経緯については

一応 説明したんですけど

たぶん僕は
リーダーを外されるでしょうね

慣れてます

ああ またかって

また 辞めようかなって

そう
昔なら思ってたかもしれません

えっ?

浜村さんに言われた言葉が
ずっと心に残ってました

逃げることなんてないって

そのとおりです

僕は 自分の過去を言い訳にして

人にも仕事にも
ちゃんと向き合わずに

ずっと逃げてきました

でも あの時のあなたは

あんな紙切れを

こんな僕の仕事を

必死で守ろうとしてくれた

それを見て

僕は何をやってんだって思って

もう
逃げるのは嫌だって思ったんです

今の仕事 すごく大変だけど
やりがいがあって

だから 雑用でも何でも構いません

どうしても
この仕事を完成させたいんです

高坂さん

理不尽なことに
立ち向かえる半沢部長は

すごい方ですね

そんな大人になりたい

実は 私も同じなんです

偉そうなこと言いましたけど

私も 会社なんて

いつ辞めてもいいやって
思ってました

でも 今の高坂さんを見て

私も もっと
役に立ちたいって思いました

だから
辞めるの やめます

あっ そうだ

これ
あっ それ

廊下の隅に落ちてました

もしかして捜してくれたんですか

ああ いや まあ 一応…

あっ そうだ

この新品のネズミと
それ 交換してください

えっ?
たくさん持ってるんです

この子は
私と同じで 役にも立たない

アナログなものだって
相手にされてませんから

でも
このおかげで 高坂さんと会えて

仕事も辞めずに済んだ

私にとっては
本当のラッキーアイテムです

本当に信じてるんですね

「信じる者は救われる」って
いうでしょ

あれは 信じられるものがあると
強くなれるからなんですよ

「強くなれる」ですか?

はい 周りの人のことも
もっと信じてみてください

怖がらずに

そうですね

あっ じゃあ

ありがとうございます

これで
高坂さんも運が上向くはずです

よく見ると このネズミ

半沢部長にも似てるんですよ

へえ~

若本さん

あの 先日の取引所テスト結果の
確認をお願いできますか

俺でいいのか?

あの記事 流したのは

俺だって
疑っていたんじゃないのか

僕をチームから外したいのなら

社内メールだけで
十分だったはずです

セントラル証券にまで
メールを送って

うちの会社の立場を
悪くするようなことを

若本さんが するはずがない

若本さんじゃありません

昨日は すいませんでした!

お願いします

<そうして スパイラルと>

<ワールドビッグデータの合同チームは>

<迫る稼働日に向けて>

<新システムの完成を急いだ しかし>

何だ これ

これって 仕様変更で
不用になったファイルだよな

何で また追加されてんだろ

時間ないんだから 確認はあとで
(佐藤)ああ そうだな

待ってください 一応
確認しましょう どのファイルですか?

(佐藤)これなんだけど

(佐藤)何だ これ

不正プログラムです

若本さん プログラム止めて!

やってるよ!

(大きく息を吐く)

(鈴木)大丈夫?
はい 何とか

でも これって…

恐らく
トロイの木馬の一種でしょう

起動と同時に他のサーバーのプログラムを
書き換える仕組みになってます

どうやって書き換えるんだ?

そこまでは分かりません

一度 実行されると 自ら
自動削除される仕組みのようです

クッソ 他にも仕込まれてないか
徹底的にチェックだ

はいっ
はい

(佐藤)トロイの木馬なんて
いつ どこで感染したんだよ

<その後
トロイの木馬は完全に削除され>

<システムに
問題はないことが確認された>

<ワールドビッグの
来栖さんの調べでは>

<テストの際に ネット経由で>

<外部から感染した可能性が
高いとのことだった>

そういえば
前にも うちのシステムに

不正アクセスってありましたよね

あの黒木って人の
仕業じゃないんですか

黒木?
嫌がらせしてたじゃないですか

記事をリークしたのは
黒木だと思いますが

プログラミングに関しては
素人レベルですし

黒木には無理でしょうね

じゃあ 誰が何のために…

けど 考えてみたら不思議ですよね

えっ?
もし私が犯人なら

今回みたいに新システムに
トロイの木馬を仕込むよりも

旧型のシステムを狙いますけどね
旧型を?

だって 旧型の方がセキュリティー
破りやすいんじゃないですか

何で わざわざ新システムの方
狙ったんだろうって

<そして 新システムの>

<最終テストが行われた>

すべて問題ありません 合格です

やった!

よっしゃ イエイ!

ありがとうございます
こちらこそ ありがとうございます

いや~ 色々ありましたが
やっと ここまで来れました

あとは システム移行作業日を
待つだけですね

若本さん
本当にありがとうございました

まだ気は抜けねえぞ

また この間の
トロイの木馬みたいなのが

仕込まれてたら
もう うちの信用はなくなる

稼働日まで
徹底的にチェックします

バグの一つも
見逃すつもりはありません

そうか

だが 高坂

ずっと
気になっていたことがあるんだ

何ですか?

前に
あの浜村って女が うちに資料を

届けに来たことがあったろう

その時 俺 見たんだよ

《冷却剤の替え 買ってきます》

あの時 トロイの木馬

仕込んでいたんじゃないのか

でも
どうして彼女が そんなことを

本当に信用できるのか? あの女

(メール受信)

(府川)コンプライアンス部から昨日

君が他社の証券会社から

株を
購入したという報告が上がった

これは社内規定違反に当たる

(城崎)我々だって 君を信じたい

ただ 会社としては
慎重に対処するしかなくてな

大体 君は いつも占いやら何やら

余計なことばっかり
してたらしいな

仕事に対する責任が
足りてなかったんじゃないのか

君がやったのは
自分を支えてくれた人達に対する

裏切り行為なんだよ

(城崎)もう
お耳に入ってることでしょうが

浜村は今後しばらく
自宅待機となりまして

株の売買をされたと
お聞きしました

ええ お恥ずかしながら

それも値上がりが確実な
モリオゲームズの株でして

インサイダー取引
重大なルール違反です

お疲れさまでした

≪あいつ 何やったか知ってるだろ
≪何やったんですか

インサイダーだよ
インサイダー?

研修で
あれほど やるなって言われたのに

何考えてんですかね

信じらんないよな
商品を扱ってるっていう自覚…

お疲れさまでした

ゆとり世代ってやつかな

《≪ていうかさ この記事見た?》

SNS ヤバイことになってる》
《ヤバイよね》

《勝手に悪いことするのはいいけど
こっちまで迷惑かけないでほしい》

やってくれたよな
ホントに

≪もう終わったな

《本当に信用できるのか? あの女》

《≪何だか さっきから
やけにログインミスが多いですね》

《そのログイン 不正アクセスの可能性が…》
《共同開発?》

《よくワールドビッグが
承諾してくれたなと思って》

《(来栖)
性能テストの準備 遅れ気味ですが…》

《今後は
こちらの共有クラウドを使って…》

《(城崎)
インサイダー取引は重大なルール違反です》

《(府川)このID…》
《半沢部長のパスワードが》

《狙われたってことですか》
トロイの木馬の一種でしょう》

《これ ラッキーアイテムなんです》
《ネズミ?》

《旧型の方がセキュリティーも…》
《システム移行作業日を待つだけです》

《(府川)300億円を盗み出す…》
《何で わざわざ新システムの方…》

《(来栖)必ず成功させ…》
《潜伏型のプログラム…》

今度こそは仕事をしろよ

金が欲しいんだろ

はい 何があっても
空港まで送り届けますんで

忘れるな

送るのは俺と もう一人

(足音)

例の件 うまくやってくれましたね

あとは
システムの稼働日を待つだけです

我々の成功を祝して

乾杯しましょう

やっぱり そうか

おい 高坂
もうすぐ時間だ 遅れるぞ

新システムに移行すれば
もう安心だな

現行のシステムに比べて

新システムはセキュリティー
最新のものになるからな

僕が引っかかってたのは
そのことです

前に 浜村さんが
こんなことを言っていました

《いや もし私が犯人なら》

《今回みたいに新システムに
トロイの木馬を仕込むよりも》

《旧型のシステムを
狙いますけどね》

《旧型を?》
《だって旧型の方が》

《セキュリティー
破りやすいんじゃないですか?》

例えば 人工知能

囲碁や将棋のような
完璧なルールが存在するものだと

人間に圧勝しますが
逆に 子供が遊ぶような

おもちゃのパズルが
できなかったりしますよね

一流のプログラマーも同じで

最新型の
複雑なセキュリティーよりも

旧型のシンプルな
セキュリティーを突破する方が

苦手な場合もあるんです

それって…
以前 起きた

不正アクセス

旧型のセキュリティー
破るためではなく

早く新システムに移行させるための
ものだと考えられませんか?

どうして そんなことを

盲点でした

犯人にはシステム移行後の方が
都合がよかった

しかも 移行した直後が

一番セキュリティー
破りやすくなっているはずです

システム移行
中断するべきじゃないか

いや そうすると
こちらの動きに気づいた犯人が

証拠を消してしまう恐れがある
そうなると

今後 いつ
また狙われるか分かりません

しかし もう時間ないぞ

若本さん

僕を信じてくれますか?

信じてくれますか?

(バイブレーター着信)

いよいよですね

では 最終確認をお願いします

はい

(足音)

浜村?

何してるんだ

忘れ物取りに来ただけです
すぐに帰りますから

プログラム確認 終了しました
異常なしです

浜村 悪いが…

大丈夫です 見つかりました
失礼します

(府川)時間だ お願いします

まもなく社内の
すべてのパソコンに

こちらのシステム移行画面が
表示されます

全社員 こちらの画面に
IDとパスワードを入力し

システムの移行手続きを
お願いします

各部署の上長は 先に
こちらのマスターPCで

作業を行っていただきます

では こちらへどうぞ

ちょっと失礼

では まずは営業企画部からですね

半沢部長の移行手続きを
最初に行いたいと思います

半沢は出張で出てましてね

総務部長が代行いたします

手続き 無事終了しました

やった~

では 私は会社に戻って
システムの稼働状況を確認します

君達は手続きの準備を

それじゃあ
移行の手続きを続けよう

(社員達)はい

ちょっと待ってください

システム フリーズしてます

原因は?
分かりません 全く反応しません!

代わって

(佐藤)おい どうなってんだ

おい どうなってんだ!

(鈴木)顧客のお金が
次々と引き出されています

どうなってるんです?
≪どういうことですか!?

システム本体は止められないのか?
高坂さん!

(鈴木)ダメです
全く制御できません!

損害は?
(城崎)このままでは

300億です
300億円!?

顧客の口座から盗まれます!

何が起きた 誰の仕業だ!

まさか 半沢部長が

300億円の横領!?

(佐藤)いや 横領じゃない

パスワードが盗まれたんです

(鈴木)恐らく サーバー側のプログラムが
書き換えられたものと思われます

直前のチェックでも異常は
なかったはずだろ!

そうなのですが これは…

(鈴木)社内のパソコンから
書き換えられています

発信元のIPアドレスは…

あのパソコンからです
何?

浜村のパソコンだ

君 どうして…

いや… 私 違います

とぼけるな!

何てことをしてくれたんだ 君は

彼女じゃありませんよ

(府川)高坂さん

プログラムを書き換えるには
高度なハッキングの技術が必要です

彼女の能力では不可能でしょう

そんなもの分からないだろう

大体 彼女は社の目を盗んで
個人的に株の売買を行ってた

そんな人間を
信じることはできない

その件ですが
彼女が売買を行ったのは

御社が値上がりを見込んだ
モリオゲームスとのことですが

おかしいですね

えっ?
私の知っている

彼女の買い方は独特でして

株価の値上がりなんて一切考えず

占いを頼りに買うんです

しかも
その売買を行った日の占いでは

バッドカラーはグリーン

占いでは その会社の株は
絶対に買うなと出ているんです

彼女が買うはずがない

それがどうした そんなもの…

はい 何の証拠にもなりません
ですが

私が 彼女ではないと信じる
根拠になります

私の知っている浜村さんは

占いを心から信じすぎる

少し変わった人ではありますが

真っすぐな人でした

前に 黒木という男に

大切な書類を奪われた時も

彼女は必死で
それを奪い返そうとしてくれた

自分を犠牲にしてまで

プロジェクトを
仲間を守ろうと戦ったんです

そんな彼女が

プロジェクトを妨害するなんて
1ミリも想像できません

彼女ではない

別の人間の仕業です

その犯人の正体も

ようやく
突き止めることができました

犯人が分かったのか?

はい 先日 仕込まれた
トロイの木馬ですが

感染源だけは突き止めました

共有クラウドに置かれた
データからです

共有クラウド
以前 私が御社に頼んで

取り寄せたデータに
仕込まれていました

《株価のデータ 弊社の方で一時的に》

クラウドの方に
上げておきましたので》

《確認します》

《はい 確かに》

では

そのデータをクラウド
上げたのは どなたでしょうか

それは…

《それは私の方で
共有のクラウドに上げておきますよ》

ちょっ…
ちょっと待ちなさい

私は何も知りませんよ!

ねえ 高坂さん
妙な言いがかりは困るな

そんな大それたこと
私にできるわけないだろう!

ええ あなたには
協力者がいたんですよ

精巧なトロイの木馬を作り上げた
プログラマー

調べたところ
数年前 マレーシアで

今回と
非常に よく似た手口で

トロイの木馬を使い

銀行の預金が盗まれる事件が
あったようです

マレーシア?

《以前は どちらに?》

《東南アジアを
転々としておりまして》

まさか来栖さんが…

それは彼のパソコンを調べれば
分かることです

来栖さんは?
先ほど社に戻ると

探せ!
≪はい

城崎さん
あなたは来栖さんと

今回の新システム導入を利用して

何百億もの金を盗み出すことを
計画したんです

《(来栖)例の件
うまくやってくれましたね》

《あとは
システムの稼働日を待つだけです》

高坂さん さっきから一体
何を言ってるんです

そのために あなたはサーバーに
トロイの木馬を仕掛けた

ですが システム稼働までに
我々に気づかれ

削除されてしまった

そこで あなた方は

別の方法を考えたんです

それは システム稼働直前に

浜村さんのパソコンを
遠隔操作して乗っ取り

新システムへの切り替えの
タイミングで

半沢部長のパスワードを抜き取る
という作戦です

そのために
私を謹慎処分にしたんですよね

何を言ってる
あれは君の失態だろう

何をバカなこと言ってるんだ

こんなことをしてる場合じゃない
早く対処しないと 失礼

それなら ご安心ください

犯行は未然に防ぎました

(社員達の どよめき)

よく見てみろ

今も不正送金は
続いてるでしょう!

この画面

私が作った偽物です

フィッシングってやつですよ

犯行に失敗したことを

犯人に すぐに悟られないよう
仕掛けておいたのですが

見事に引っかかってくれましたね

そんなこと どうやって…

これですよ

《若本さん》

《僕を信じてくれますか?》

《それで?》

《どうする? リーダー》

《彼らの描いたシナリオどおりに》

《動かしてやりましょう》

このネズミは…

かわいいでしょう
半沢部長似のネズミ

《(府川)浜村? 何してるんだ》

《すぐに帰りますから》

《プログラム確認 終了しました
異常なしです》

あの時か…
実は

このUSBの中に
私の作ったトロイの木馬

仕掛けさせていただきました

犯人が このパソコンを
遠隔操作しようとすると

プログラムが作動して

犯人の操作を阻止し

偽物の画面が流れる仕組みに
なってます

人気のない
アナログなUSBが役に立ちました

いい加減にしろ!

その話が事実だとしたら

それは すべて 来栖一人が
やったことじゃないのか

どうして私が疑われるんだ

分かりました でしたら

証拠を お見せしましょう

えっ?
皆さん

よく ご覧になってください

城崎さん…

(佐藤)遠隔操作アプリだ

これは 私のスマホ

実は 私の作ったトロイの木馬

遠隔操作をしようとすると

発信元に
感染するようになっています

どうして今 あなたのスマホ画面が
写ってるんですか?

あなたがスマホで このパソコンを
遠隔操作したからだ

遠隔操作した時
トロイの木馬に感染したんです

城崎さん あなたは

浜村さんのパソコンを

遠隔操作しているつもり
だったのかもしれませんが

遠隔操作されていたのは
あなたの方だったんですよ

そして これが

犯行の証拠です

(社員達)わあ…

来栖さんとの やりとりだ

「サーバーに
仕掛けたトロイの木馬は」

「高坂に削除された プランBに移る」

「浜村のパソコンを利用する」

「問題ない 誰もあんな新人の
言うことなど信じるわけがない」

やめろ!

抜いても止まりませんよ

うわ~っ どけ!

知らない こんなのデタラメだ!

この画面だって偽物だ!

ああっ

(バイブレーター着信)

出なくていいんですか?

いや 今は…

でしたら 私が

(来栖)おい 城崎
金が動いてないぞ!

どうなってんだ!
もしもし?

おい 聞こえてんのか
城崎!

もしもし? 聞こえてんのか?

おい 金が動いてねえんだよ!

城崎!

これで もう明白でしょう

それから
実は半沢部長の指示のもと

すでに城崎さんの身辺について

調査が行われたようです

半沢部長からのメールだ

城崎君

どうやら君は
個人的に不動産投資をして

大損害を出したそうだな

補てんのために 闇金にまで
手を出していたそうじゃないか

残念だが

動機は
すべて揃っているようだな!

私の言うことなんて

誰も信じない ですか

でも いたんです

私のことを信じてくれた人が

《この前は 何も言えず》

《すいませんでした》

《僕は》

《あなたのことを信じています》

《これ》

《あなたがくれた
ラッキーアイテムです》

《半沢部長の言葉》

《やられたら やり返す
でしたよね》

《まさに今が その時です》

《一緒に戦って
無実を証明しましょう》

《高坂さん》

《無実を証明するだけじゃ
ダメです》

《実は 半沢部長の言葉には
続きがあるんです》

《やられたら
やり返すだけじゃない》

《やられたら…》

《倍返し》

《倍返し…》

あなたが盗もうとした
お金には

預けた方々 一人一人の
大切な人生がかかっています

そんな大切な
お金を預けてくださるのは

お客様が我々のことを
信頼してくれているからです

信頼なくしては
この仕事は成り立ちません

だからこそ ここにいる方々や
エンジニア達は

汗と情熱を注ぎ

プライドを持って
仕事をしています

にもかかわらず
あなたは私利私欲のために

このプロジェクトを食い物にし

我々の信頼を裏切ったんだ!

これから先

また あなたのように
汚い手を使って

大金を手に入れようとする者が
出てくるでしょう

ですが

ですが私は
必ず守って見せます

ここにいる

信頼できる仲間達と力を合わせ

完璧なシステムを作ってみせる

私の信じる人達と

必ず作ってみせますよ

<その後の調べで
城崎主任の抱えていた負債は>

<5億円に上っていたことが
分かった>

<そんな中
闇サイトで知り合ったのが>

<来栖さんだったのだ>

<一方 来栖さんは…>

《こんなところで
何をされてるんですか?》

《何で…》

<あの時 ひそかに
あとを追っていた若本さんにより>

<取り押さえられ…>

《あなた 前に海外で手がけた
システムに不具合が起きて》

《かなりの損害賠償
請求されてるみたいですね》

<その後 黒木とともに
警察に引き渡された>

<結局 新システムの導入は
延期となった>

<スパイラルの加納専務は>

<以前から社長の瀬名と
経営方針で衝突しており>

<今回の件を機に
スパイラル社を辞め>

<新しい会社を立ち上げることを
決めた>

(指を鳴らす)

(渡真利)ごめん ごめん お待たせ

何だ かわいいネズミと
一緒に飲んでたのかい? 半沢君

(半沢)久しぶりだな

ちょっと 奥行こう

今回の事件
大変だったみたいだな

早速 情報収集か

まあね 情報と人事は
銀行員にとって命ですよ

その件なら
若い社員の頑張りで解決できたよ

ついでに
このネズミも役に立ったらしい

これって うちの銀行が
もう使わないからって

お前に押しつけた粗品だよな

銀行は
いつだってそうさ

面倒なものは
下に押しつけて

必要なくなれば
切り捨てる

今の俺は
この捨てられたネズミと同じだよ

半沢

何とかして
銀行に戻ってこられないのか?

出向は片道切符の島流し

今更 戻ろうなんて
思っちゃいないよ

本当に それでいいのか?

あの大和田は
態度を180度変えて

今や中野渡頭取の
忠実な部下だ

お前だけが
出向の憂き目に遭って

大和田は のうのうと
役員として生き残ってるんだぞ

何とも思わないのかよ
お前

やられたら やり返す

それが半沢直樹って男だろ

渡真利 時代は変わったんだ

俺は立場も変わった

今の俺は
メガバンクの銀行員じゃなく

証券会社の一社員だよ

だけどな

だからって
何もしないわけじゃない

セントラル証券にいる以上は

セントラルのルールの中で
戦ってやるさ

それが俺の流儀だ

うん… フフフ

半沢

いつかだ 渡真利

俺は ここで
デカい仕事をやってみせる

いつか

銀行を見返してやるためにも

浜村さんは配属先 決まったの?

私 営業企画部になりました

おおっ あっ
じゃあ半沢さんの下で?

そう でも厳しい部署みたいだから
ちょっと心配だけど

浜村さんなら大丈夫だよ

私 高坂さんが
スパイラルに残ってくれて

よかったと思ってるんです

えっ?

実は 私

高坂さんに
ずっと黙っていたことがあります

黙ってたこと?

前に 高坂さんの職場に
お邪魔した時

見ちゃったんです

レディーK

高坂さんだったんですね

えっ 知ってたの?
フフフ

でも よく当たるし
これからも使いたいし

えっ?
えっ もしかして

俺が辞めようとしたのを
引き留めたのって

だって この占い 更新する人
いなくなっちゃうでしょ

俺は てっきり…

てっきり?

何でもない どうせなら

最後まで
知らないふりしてほしかった

私も そう思ったんですけどね

「意中の相手に
一つ秘密を打ち明けてみて!」

やっぱ 何も信じない 俺

私は信じますよ

あっ どうも すいません