ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

相棒 season 18 第11話 瀧本美織、浅香航大、水谷豊、反町隆史、川原和久… ドラマのキャストなど…

『相棒 season 18 元日スペシャテレビ朝日開局60周年記念 #11』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 溝口
  2. 奥村
  3. 真鍋
  4. 恭一郎
  5. 誠司
  6. 紗耶香
  7. 中園
  8. 内村
  9. 入江
  10. 年前
  11. 宇津井
  12. 杉下
  13. 蓮見社長
  14. 事件
  15. 大丈夫
  16. 社長
  17. 青木
  18. 警察
  19. 銃声
  20. お前

f:id:dramalog:20200101231647p:plain

『相棒 season 18 元日スペシャテレビ朝日開局60周年記念 #11』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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相棒 season 18 元日スペシャテレビ朝日開局60周年記念 #11[解][字]

右京が人質に!?脱出不可能な地下で起きた監禁籠城事件!!
囚われた9人と犯人を結ぶ“点と線”…絶望的状況の中、特命係が見いだす驚愕の真実とは!?

詳細情報
◇番組内容
【第11話 元日スペシャル『ブラックアウト』】
年の瀬。右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は警視庁親睦ゴルフコンペに駆り出されていた。その帰路、地下駐車場で大爆発が発生し、右京をはじめ警察庁OBの蓮見恭一郎(長谷川初範)、秘書の雨宮紗耶香(瀧本美織)ら男女10人が閉じ込められてしまう。地上では亘や恭一郎の息子・蓮見誠司(浅香航大)が爆発は“事故”ではないと気付き、絶望的な籠城事件がベールを脱ぎ始める…
◇出演者
水谷豊、反町隆史
川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介小野了片桐竜次
杉本哲太石坂浩二
【ゲスト】瀧本美織浅香航大河相我聞螢雪次朗長谷川初範
◇スタッフ
【脚本】神森万里江
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
最新情報はツイッターでも!
ツイッターhttps://twitter.com/AibouNow
【番組HP】http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

 

 


(銃声)

♬~

♬~

♬~

♬~

(杉下右京)「これは何賞ですか?」

(青木年男)「これは猛打賞です」

♬~

(青木)意味わかんない。
何やらされてんですか? これ。

(冠城 亘)仕事だ 仕事。
せっかくの休みに。

予定がないから
副総監に呼ばれたんだろ?

ありますよ 僕にだって。

青木くん 角をきれいに。

好きだよな
おっさんって ゴルフ。

早起きしてまで
止まってる球 打って

何が楽しいわけ?

「馬鹿野郎!
いいか? おっさんはな

朝早く目が覚めるから
ゴルフするんだ」

君たち ゴルフというのは
もっと奥の深いものですよ。

世の中広しと言えど
審判のいない競技は

ゴルフだけと言っても
過言ではないでしょう。

礼儀正しさと
スポーツマンシップ

そして 洗練されたマナーで
プレーをする。

紳士のスポーツと言われる
ゆえんですねぇ。

また 得意のうんちくですか。
経験論です。

僕もロンドンにいた頃は
少々 たしなみましたから。

うまいんですか?
君よりは うまいと思いますよ。

本当ですか?
今度 お見せしましょうか?

じゃあ 今度 勝負しましょうか。
ええ。 暇な時に。

じゃあ
いつでも できるじゃないですか。

子供みたいな事 やめませんか?
(雨宮紗耶香)フフッ…。

ほら 笑われたじゃないですか。
(紗耶香)あっ… すみません。

フフフ…。

警視庁の方ですよね?

特命係の杉下です。
冠城です。

警視庁
サイバーセキュリティ対策本部

特別捜査官の青木です。

言っときますけど この人たちと
一緒くたにしないでくださいね。

蓮見警備保障で
蓮見恭一郎の秘書をしております

雨宮紗耶香と申します。

蓮見恭一郎さんって 確か…。

警察庁 刑事局長で

今は 警備会社を継いで
2代目社長。

今日は OBの方も
たくさん お見えになってますが

蓮見社長も
いらっしゃってましたか。

はい。

(一同)ナイスショット!

(蓮見恭一郎)
いやいや それほどでも。

(衣笠藤治)さすが 蓮見先輩。

(恭一郎)
現役には負けられないからね。

(2人の笑い声)

ところで
誠司は ちゃんとやってるかな?

それは もう。

あの若さで
すでに貫禄まで備えて…。

立派なご子息です。
将来が楽しみですよ。

いやいや…
まだまだ 手が掛かってね。

(2人の笑い声)

「蓮見誠司」?

蓮見社長のご子息ですね。
組対三課の係長です。

ああ そういえば
角田課長 ぼやいてましたね。

俺は課長止まりなのに
若いのに抜かされそうだって。

っていうか あっという間に
抜かされるでしょ。

(青木の声)
この人は キャリア入庁組で

出世頭なんだから。

(中園照生)
それにしても驚いたなあ。

誠司くんは ゴルフ
始めたばっかりだって聞いたけど。

(中園)ねえ? 部長。
(内村完爾)ああ。

(蓮見誠司)
ご迷惑をお掛けしないように

練習したんです。
いやいや 練習したってね

駄目な人は駄目だよ。

やっぱり 持ってる人は
ゴルフにしても仕事にしても

違うよ。 ねえ? 部長。

ああ!

♬~(音楽)

お疲れさまでした。
うん。

部長 いかがでした?

黙ってろ!
おやおや。

帰りは
お前たちの車に乗せてくれ。

えっ! なんで?
今の 見たろ?

帰りも一緒だったら お前
息が詰まるんだよ。

(誠司)特命係の
杉下さん 冠城さんですよね。

ええ。

角田課長から
お話は いろいろ伺っています。

難事件を
いくつも解決してきた方たちだと。

ほう…。
いやいや 先輩

彼らは そんな
大したもんじゃありませんよ。

蓮見と申します。

杉下と申します。
冠城です。

元警察官としては
そういった話が好物でして。

今度 ゆっくり聞かせてください。

我々でよければ いつでも。

組対三課の蓮見誠司です。

存じてます。
大したもんだよ 彼は。

3年前 交番研修時代に
凶悪な犯人と遭遇してね。

同僚が
ナイフで殺されそうになった

まさにその瞬間 バーン!
命を救ったんだ。

その手柄話なら 聞いた事が。

手柄話だなんて…。
ハハッ…。

ちやほやされて 調子にのってる
ところがありますから

厳しく指導してやってください。
アハハハ…。

さあ 先輩 行きましょう。

あっ…。

あちらです。
ああ。

(誠司)飲み物 頂けますか?

ビールとウイスキーの水割り

それに
コーヒーとウーロン茶と…。

どうぞ。

ありがとう。

♬~

ああ… そういう事ですか。

(すする音)

♬~

(男性)「あっ ありがとう」

(内村)痛い 痛い… 痛い!
(中園)はい。

(内村)もっと下だ!
(中園)下? 下ですか?

(恭一郎)いやいや いやいや…
つらそうだ。

(中園)もうちょい右? 右ですね。
ここですか?

(内村)もうちょっと右だ。
(中園)もうちょい右…。

よいしょ…! どうですか?
(内村)下!

(恭一郎のため息)

なかなか来ないね。

副総監が帰られる時に
一緒に帰ればよかったのに。

こういう席では 最後まで残って
挨拶をするもんだ。

お前は
このあと どうするんだ?

友達に会って帰るよ。

雨宮さんは 明日 休みだよね?
(紗耶香)はい。

おいおい…
親の前でデートの約束か?

ハハハ…。
いやいや こいつはね

私が彼女を秘書に雇ってから

用もないのに
会社に よく顔を出しましてね。

ハハハハ…!
父さん。

秘書になられたのは 最近ですか?

3年前に。

お二人とも お似合いですよ。

(エレベーターの到着音)

(紗耶香)あっ… ようやく。

♬~

(内村)ああ! あっ… 私も。

お前は乗らんのか?

いや あの… ちょっと
込み入った話がありまして。

今日はお疲れでしょうから
どうぞ お先に。

(内村)じゃあ 杉下。
はい。

バッグ 持ってくれ。

では 冠城くん…。
ご指名ですよ。

お疲れさまです。

(恭一郎)では よいお年を。

よいお年を!
(誠司)お気をつけて。

♬~

あっ! ああ…。

どうされました?

いや… つった! つったよ…。

情けないねえ。
満身創痍ですねぇ。

(内村)積んどいてくれ。
蓮見さんの隣だ。

わかりました。

大丈夫ですか?
ああ!

♬~

痛い…!
(真鍋克彦)大丈夫ですか?

(真鍋)
あちらに ベンチありますよ。

どうも。 痛い…。

♬~

それじゃ
今度 また ゆっくり。

では 杉下さん
お先に失礼します。

よいお年をお迎えください。

(爆発音)

(爆発音)

(中園)うわっ! な… なんだ?

(非常ベル)
(人々のどよめき)

(誠司)地下のようです。
(中園)地下!?

(非常ベル)

♬~

(佐々木)マネジャー!
マネジャー…。

(青木)マジか…。
(中園)こりゃ ひどい…。

(誠司)一体 何が…。
(佐々木)わかりません!

突然の爆発で 気づいたら…。

中に 人は どれぐらい?

(佐々木)10人ほど いたかと…。

(火花が散る音)

ああ…。

(火花が散る音)

(火花が散る音)

大丈夫ですか?

はい…。 社長は?

大丈夫だ。 ああ…。

(恭一郎)ああ…。

(火花が散る音)
(紗耶香)うわっ…!

(火花が散る音)

完全に埋まってるようですね。

(恭一郎)出られないのか?
そのようです。

(内村)ううっ! うっ…。

内村部長ですか!?

(内村)ああ…。

あっ… うう…。

俺は無事だ! そっちは!?

3人とも 無事です!

(恭一郎)皆さん 大丈夫ですか?

(宇津井亜紀)はい。
(宇津井将史)多分…。

(来島篤郎)なんなんですか これ!
何が起こったんです!?

(紗耶香)事故でしょうか?

いえ。

出入り口…。

エレベーター 非常階段

それぞれがピンポイントで壊され
ふさがれています。

どうやら
事故ではないようですね。

(真鍋)事故じゃない?
(内村)じゃあ あの爆発は?

(恭一郎)まさか 爆弾か?

(亜紀)一体 誰がなんのために?

(奥村 悟)
冗談じゃない… 出してくれよ!

外からの救出を待つ以外
ここから出る方法はなさそうです。

(宇津井)救出って いつ?
かみさん お腹 大きいんだ。

ちょっと待ってください。

1人 いません。
(宇津井)えっ…!?

たばこを吸ってた人…。

(内村)確かに。
(真鍋)まさか…。

巻き込まれた…。

(火花が散る音)

♬~

(青木)これって…。

起爆装置だ。
(中園)起爆装置!?

(誠司)まさか… テロ?

(亜紀)あっ!

(真鍋)よかった…。

ご無事でしたか。
(内村)人騒がせな奴め。

(銃声)
(紗耶香)キャーッ!

(銃声)

(溝口正吾)
よく聞け。 お前らは人質だ。

(内村)なんだと?

♬~

関東儀陽会の溝口だ。

生きて ここから出たけりゃ
黙って俺の指示に従え。

関東儀陽会…?
最悪だ。

そういう事だ。
おとなしくしてろよ。

(着信音)
あっ…!

(溝口)出るんじゃねえぞ!

まずは
全員 携帯と身分証を出せ。

出ませんね。

まさか 全員 爆破で…!?

(呼び出し音)

これが犯罪だとしたら
爆弾は これだけなんですかね?

♬~

地下駐車場に防犯カメラは?

(警備員)
それが 今朝から故障して…。

今朝から?
(警備員)はい。

映像が映らなくて
修理を呼んでいたところです。

(青木)地下駐車場だけ?
(警備員)はい。

(誠司)犯人が
事前に切っておいたんでしょう。

(青木)誰が巻き込まれたのか
わからないじゃないですか。

さっさとしろよ。

(奥村)ありません。
ああ?

携帯 車に置いてきてしまって…。

取りに行ってもいいですか?

ああ。

すぐに戻ります。

(銃声)

動くな。 全員 ああなるぞ。

(パトカーのサイレン)

♬~

今日のビジターで
連絡つかないのは この3人。

♬~

(溝口)真鍋克彦…。

宇津井将史…。

(溝口)あんたと一緒に来てた
あの男は?

(宇津井)奥村です。 奥村悟。

除草剤の納品に来た
業者のトラックがありまして

入庫の際にサインをもらってます。

(溝口)来島篤郎。

それと もう一人

旦那さんを迎えに来た
妊婦の方がいらっしゃいました。

旦那?
どれだ?

この人。

迎えに来たという事は
行きは仲間の車に乗ってきた人…。

真鍋さんは 一人客です。

残り2人のうち 宇津井さんの
ビジターカードの記入時刻は

奥村さんより7分早い。

一緒に来ていて
7分 差ができるという事は…。

奥村さんが運転してきて

宇津井さんを
エントランスで降ろしたあとに

車を駐車場に止めて
上がってきたから。

そういう事。

(溝口)宇津井亜紀。 女房だな?

(溝口)内村完爾…。

警察か?
(内村)ああ。

杉下… 右京? あんたもか?

ええ。

雨宮紗耶香。

そして 蓮見恭一郎。

(救急車のサイレン)

急げ!

中の人数は把握されてますか?

(誠司)少なくとも9人。

この起爆装置が
仕掛けられていました。

爆破されたのは 出入り口
エレベーター 非常階段です。

テロの可能性があります。
まだ爆発物が残されてる可能性も。

くれぐれも
作業は慎重にお願いします。

(衣笠)
「犯人からの声明文などは?」

いえ まだ…。

わざわざ その場所で
犯行を行ったという事は

我々 警察を狙った
テロの可能性がある。

「巻き込まれた一般客は
無事なのか?」

いや 今 レスキュー隊が到着した
ばかりなので なんとも…。

逐一 状況は報告しろ。

はっ!

(溝口)全員 後ろ手に縛れ。

(液体が流れる音)

この音…。

なんの音だ?

(液体が流れる音)

あれのようです。

先ほどの威嚇射撃が
当たったようですね。

(内村)おい… おいおい!

(宇津井)やばいぞ!
(亜紀)どうしよう…!

(銃声)
(一同)うわあっ!

(溝口)おい 何 運んでた?

(来島)除草剤と薬品…。

どっちが漏れてんだよ?
あの色は 薬品…。

なんて薬品だよ?
ス… ステアなんとか…。

どう危険なんだよ!?

水をかけちゃいけないと…!
ああ?

よろしいですか?
なんだよ?

危険物を運搬するトラックには
万が一 事故に遭った時のために

イエローカードの携行が
義務づけられているはずです。

イエローカード

薬品名や その性質などが
記載されています。

じゃあ 取ってこい。

余計な事をしたら…。

承知しています。

薬品名は
ステアリン酸アキロイド。

水と反応して
塩化水素を発生するようです。

(溝口)塩化水素?
極めて危険な有毒ガスです。

目 鼻 のどの粘膜を損傷し
大量に吸入すると死に至ります。

このまま 排水溝に流れ込めば

あなたも
ひとたまりもありません。

まずは 流れをせき止めては
いかがでしょう?

(伊丹憲一)ご苦労さまです。

(角田六郎)おう。

(伊丹)はあ…。
とんでもねえ事になったな。

本当ですよ。

(芹沢慶二)杉下警部も
巻き込まれてるんでしょ?

生きてるかどうか
わかりませんけどね。

(誠司)状況は聞いていますか?

(角田)警察を狙った
テロの可能性もあると…。

(捜査員)参事官!
(中園)どうした?

(捜査員)犯行声明文です!

たった今 警視庁ホームページの
問い合わせ用アドレスに…。

読み上げろ。

(捜査員)「蓮見警備保障社長・
蓮見恭一郎を含む

八名を人質に捕り

既に一名を射殺した」…!

射殺?
誰をだ!?

(捜査員)
「死者を増やしたくなければ

会長・富樫茂雄以下
収監されている七名の組員の

釈放を要求する」

「なお
直ちに救出作業を中止せよ」

「さもなければ人質の命はない」

「関東儀陽会・溝口正吾」

(誠司)関東儀陽会…。
(伊丹)よりにもよって…。

(角田)ああ。
平気で人を殺す連中だ。

連中をきっかけに
暴対法ができたと言ってもいい。

直ちに その溝口に 連絡取れ。
はい!

ファイバースコープ 準備だ!
中の状況を確認するぞ。

儀陽会の連中 誰が どの刑務所に
収容されてるか調べろ。

はい。
(捜査員たち)はい!

♬~

(紗耶香)
交渉が始まったんでしょうか…。

そのようですねぇ。

溝口の要求で考えられるのは
2つ。

金か 仲間の釈放だな。

そこで 蓮見社長の存在が
気に掛かります。

社長の?
蓮見社長は 当時

警察庁 刑事局長として
暴対法の成立に関わっていました。

いわば 生みの親。
まさか 溝口は

蓮見さんを狙って…?
恐らく。

交渉の切り札を
そう簡単に殺すとは思えませんが

十分 気をつけて。
はい…。

♬~

(溝口)ああ。 全員 人質だよ。

(捜査員)蓮見係長 会社の方が…。
(誠司)えっ?

なんで ここに…?

(佐分利俊明)
知らせを聞いて 心配で…。

社長は 今 どのような状況で?
確認中です。

雨宮くんも一緒に?
ええ…。

こちらは?
ああ… 父の会社の常務です。

佐分利と申します。

冠城です。
ここは危険です。

何かあれば伝えるので
会社で待機を。

いやいや…
そういうわけにはいきません!

社長のそばに…。

じゃ 俺は現場に。

誠司さん。

上には伝えておきます。

ですが 本部の中に入れるわけには
いかない。

目の届くところにいてください。

十分です。 ありがとうございます。
(誠司)いえ…。

それにしても なぜ 社長ばかり…。
これで二度目ですよ?

ええ…。

失礼ながら お仕事は何を?

なぜです?

それ 二重8の字結びですねぇ。

一般的には カラビナやハーネスを
結ぶ時に使うものです。

山登りが趣味で。

それに その靴

靴ひもの先を内側に折り込んで

物に引っかからないように
してあります。

さらに 上着
ボタンを いつも きちんとしめて

ポケットのフラップを
中にしまい込んでいる。

だから なんです?

「ボタン一つ 靴ひも一本にまで
注意を向ける心構え

それが習慣化されるようになって
初めて

救助活動に臨む基礎が
完成される」。

消防学校で
最初に教わる言葉です。

もしかして そうしたお仕事に
就いているのではないかと

思いましてね。
ええ… まあ…。

(溝口)
何をぐちゃぐちゃ しゃべってる!

おい。

何? どうかしたのか?

おかしいですよ これ。
何が?

声明文には 「八名 人質に捕り」と
ありますけど

このメモ 何枚あります?

(角田)9枚だな。

数が合わない。

もしかして 1人 爆破で…。

それは ないんじゃないかと。
なんで?

人質1名を殺したと

誇らしげに
報告するような奴ですよ。

自分の仕掛けた爆破に
戦果があったんだったら

当然 それも言ってくるはずです。

って事は 爆破による死者は
いないって事か?

そこです。

今回の爆破は 脱出経路だけが
ピンポイントに壊されてて

巻き込まれている人もいない。

溝口に そんな技術があるのか…。

確かに そうだな。
何が言いたいの?

いるんじゃないかと思って。

この中に一人 溝口の仲間が。

♬~

100億出せって
言ってんじゃねえよ。

俺の仲間を出せって
言ってんだよ!

準備もクソもあるかよ 馬鹿野郎!

ドア開けりゃ
それで済む話じゃねえか。

…ったく。 何時間かかってんだよ。

いらだってますね…。
(内村)まずいな。

(亜紀)寒い…。
(宇津井)大丈夫か?

この先 もっと冷えてくる。
こんなもんじゃない。

救出だって
下手すりゃ 2~3日かかる。

(内村)こんな状態のままで…?

詳しいんだな。

まあ…。

(宇津井)経験が?

ああ。 5年前に一度。

なるほど。 そういう事でしたか。

何がだ?

出入り口の崩落 真冬の停電
ステアリン酸アキロイド。

今の この状況は まるで

5年前のトンネル崩落事故を
彷彿とさせます。

どういう事だ?

あまり 嫌な事を
思い出させないでくれるかな。

これは失礼。

溝口は なんで こんな

手の込んだ方法を
取ったんでしょうかね?

確かにな。 人質に取る方法なら
他にもあったろうに。

蓮見社長がついてないのは
確かですよ。

(伊丹)まあ
事故と事件は違うとはいえ

二度も閉じ込められるなんてな。

とんだ人生だ。

それにしては出来すぎてる。
こんな偶然 あるんですかね?

何?

(青木)知ってました?
何が?

蓮見係長と一緒にいたおっさんが
妙な事 言ってて…。

佐分利さんか。
で 調べたら…。

あれ?
もったいつけて 何かと思えば…。

(伊丹)誰でも知ってる。
(芹沢)5年前だろ?

天井の落盤で
トンネル内がふさがって

20人くらいが中に。

あれ 救出に 2~3日
かかったんじゃなかったかな。

そうそう そうそう。
トラックの荷台にあった

ドラム缶が破損して

薬品から
有毒ガスも発生したんだよな。

あっ そう 有名。
なら いいですよ。

ちょっと待った。

これ…。

(冠城の声)
ビジターカードにあった

真鍋克彦という男の経歴で
気になる事がありました。

(誠司)これ どういう事ですか?

レスキュー隊は
閉じ込められた人を救出する時に

爆破を仕掛ける事もあります。

もちろん
人を巻き込まないように配慮して。

もし真鍋が

蓮見社長に なんらかの恨みを
持っているものだとしたら

溝口と共謀して
この事件を起こしたとしても

不思議じゃありません。
恨み?

トンネル事故の時
真鍋と何かあったんですか?

知りません。

5年前も今も
社長は ただの被害者です。

(溝口)「いいかげんにしろ!」

(溝口)「釈放する気あんのか?」

「時間稼ぎに
交渉を引き延ばしてるだけだろ!」

上等だよ。

そういう事なら
こっちにも考えがあるぞ!

(紗耶香)ハッ…!

おい! ちょっと待て…。

聞こえてるか? 脅しじゃねえぞ。

(恭一郎)「おい… やめろ!」

落ち着け。
要求は必ず実行する。

やめなさい。

せいぜい 後悔しろ。

や… やめろ!

♬~

(銃声)

切れました…。

(荒い息遣い)

状況の確認だ。
もう一度 連絡しろ!

(携帯電話の着信音)

(呼び出し音)

(携帯電話の着信音)

(呼び出し音)

大丈夫だ…。

はあ…。

(溝口)
「代わりに 杉下って奴がな…」

右京さん…。

早く釈放しねえと
次は 本当に誰か死ぬ事になるぞ。

あんたも むちゃするよな。

あなたの思いどおりには
させません。

要求をのむわけにはいかん。
だが 救出作業もできん!

ファイバースコープ
どうなっていますか?

レスキュー隊と組んで
作業中ですが

がれきが多くて
まだ半分程度までしか…。

(中園)半分!?
あと何時間かかるんだ?

朝方には…。

(中園)捕まってる関東儀陽会の
構成員についての調べは?

すでに。
各刑務所にも連絡済みです。

では 参事官 至急
会長の富樫と話ができるように

手配をしましょう。
しかし…。

今は それしか
他に打つ手がありません。

時間さえ稼げば
きっと 打つ手はあるはずです。

(解錠音)

(刑務官)2173番 出なさい。

大丈夫ですか?
心配いりません。

余計な口 きくな。

ほら。

うっ…。
(ロープで縛る音)

杉下…。
かすり傷です。

…にしても
あんた いい仕事してくれたよ。

おかげで 警察も動くだろう。

次の電話が楽しみだよ。

(宇津井)それで…。
あっ?

うまくいったら
助かるんですか?

おう。

だが いかなかったら…

あんたらを殺し続ける。

うまくいったとして

あなたは ここから
どうやって出るおつもりですか?

ハッハー。

出る事など考えていない…。

肝臓をやっちまってな。
もって半年。

なるほど。 あなたを説得するのは
無理なようですねぇ。

そういう事だ。

(捜査員)
いいか? このとおり話せ。

溝口は 会長であるお前の釈放を
一番に望んでる。

そのお前が 司法手続きに
時間がかかると説けば

奴も待つしかない。

(中里)真鍋さんの事ですか?
ええ。

中里さんは 以前
同じ所属だったと聞きましたが。

そうです。 まさか
こんなふうに再会するとは…。

当時 真鍋さんがレスキュー隊を
辞めた理由は聞いてませんか?

あのトンネル事故のあとに
辞めてますが。

正義を失ったと…。

俺には もう…
人を助ける資格はない。

正義を失った…。

むしろ
お手柄だったんじゃないですか?

新聞に 蓮見社長を助けたと
名前が載るほど。

確かに そこだけを見れば
そうなんですが…。

…というと?

あの時は 救出に
小さな穴しか確保できなくて

まずは 確実に中を通せる
子供たちから救おうって話でした。

ですが 真鍋さんは

先に蓮見社長を助けたんです。

まさか 忖度で?

いえ あの人は
気管支喘息で危険な状態でした。

(恭一郎の荒い息遣い)

(真鍋)もう大丈夫です。
あとはお願いします。

(中里)急ぎましょう。
中には まだ人が…。

子供も まだ残っています!

(落盤の音)

助けた直後に また落盤が…。

取り残された人たちが
救出されたのは半日後。

その間に
亡くなった命もあります…。

ですが それは…。

蓮見社長の救出には
時間がかかりました。

あの人一人にかけた時間で
何人の子供や女性が助かったか…。

言っても仕方のない事です。

ですが 真鍋さんは

良心の呵責を覚えたんだと
思います…。

♬~

何カ月?
えっ?

女房。

ああ…。

は… 8カ月。

あんた ろくな親父じゃねえな。

うちは いい親父だった。

兄弟も 多い時で204人。

フッ。 あんたの組の話か。

家族の話だよ!

それが今じゃ 16人だ…。

やってくれたよな あんたら。

捕まったり やめちまったりで

家族みんな
バラバラにしてくれたよ!

(携帯電話の着信音)

おう。 釈放の用意できたか?

(捜査官)「その前に 会長の富樫が
話をしたいと言っている」

親父が…?

(富樫茂雄)ガタつくな!

(富樫)「俺だ…」

親父…。

俺たちのために 釈放を
要求してくれてるんだってな。

お前さんの気持ちは
ありがてえんだがな…

もう…
ヤクザなんて流行らねえよ。

(富樫)「ここの中なら
飯の心配はいらねえし

病気の面倒も見てくれる」

もう…
そっとしといてくれねえか?

えっ…。

(富樫)「今まで世話になった」

「ありがとな」

えっ…。

♬~

俺の言葉で…
話したかっただけだ。

ちくしょう!
全部 お前のせいだ!

お前が作った暴対法はな

ヤクザに
みんな死ねって言ってんだよ!

家は借りられねえ 口座は作れねえ
葬式は出せねえ…。

人間は
みんな 平等じゃねえのかよ!?

クソッ…。

死ね。

(恭一郎)うっ…。

(キーの操作音)
(車の解錠音)

うわっ! 痛っ…!

痛っ! クソッ…!

♬~

やっぱり 杉下右京だな。

少々 時間がかかって
しまいましたがね。

♬~

さて 何から聞きましょうか?

あなた一人の犯行では
ありませんね?

蓮見社長がここに来る事を
どのように知ったのですか?

何も答える気はありませんか。

フン…。

何!? 何 何 何?

おい! 繋がらなくなっただと?

はい。 溝口に繋がりません!

ああ…
もう 一体 どうなってるんだ!?

おーい!

中の様子は
どうなってるんだー!!

(亜紀)ありがとうございます。

(宇津井)あれ?
(内村)繋がらないよ。

(来島)なんで?

(恭一郎)どうなってんだ?
奴はずっと話してただろ?

(紗耶香)急に どうして…?

妨害電波が出ている可能性が
ありますねぇ。

えっ?

真鍋さん。

来島さん。

宇津井さん。

亜紀さん。

あなた方は
初対面ではありませんね?

皆さんは
5年前のトンネル崩落事故で

被害に遭われた方々なのでは
ありませんか?

まだトンネル事故なんかに
こだわってるんですか?

真鍋はビジターカードに
実名を書き残してる。

よほどの覚悟がなきゃ
そんなまねはしない。

必ず関係がある。

あっ…。

あっ?
これ…。

どうなってんの?

奥村 宇津井 来島…。

真鍋も含め
今 駐車場にいる人たちは

全員 5年前のトンネル事故に
関係している。

こんな偶然あるか…?

どういう事ですか?

この爆破を仕掛けたのは

真鍋さん あなたですね?

あなたは 人を助ける仕事を
していると言いながら

こんな状況にもかかわらず
それを隠していました。

それは
皆さんにとって この爆破が

予定どおりの事だったから
なのでしょうねぇ。

あなたの仕事が
レスキュー隊ならば

爆破は お手の物のはずです。

そして
トラック運転手の来島さんが

有毒ガスの演出をした。

(杉下の声)トラックの中に
運搬には必要のない

ドリルが積まれていました。

頃合いを見計らって
ドラム缶に穴を開け

液体を漏れさせるつもり
だったのでしょう。

ですが

爆破で人を巻き込まないよう
配慮していた あなたが

本物の有毒ガスを使うとは
思えません。

亜紀さんは

ご主人の宇津井さんを迎えに来る
という名目で ここに来ました。

初めから不思議でした。

ただ迎えに来るだけならば
玄関に横付けにすればいい。

身重で
ゴルフ客を装えないあなたが

ここに居合わせる理由を
作るために

宇津井さんは 来る時は

奥村さんの車で
一緒に来たのでしょうねぇ。

そう 皆さんの目的は
ゴルフではなく

この駐車場でした。

なんで そんな事を?
そこです。

そのようにして
皆さんが ここに集まった目的は

蓮見社長の前で

5年前のトンネルの中の状況を
再現する事でした。

トンネルの中で何があったのかは
わかりませんが

単なる復讐であれば
殺せば済む話です。

しかし このような方法を取った
という事は

それ以外に 何か別の目的が
あったのでしょうねぇ。

ところが そこに…

溝口という
招かれざる客が紛れ込んだために

皆さんの計画は
大きく狂ってしまった。

皆さんは 一体
何をしようとしていたのですか?

ハハハハハ…。

私が 君たちに
一体 何をしたというんだ?

ああ?

本気で言ってるのか?

あんたのために
こういう手を使ったんだ。

5年前の事
思い知らせてやるためにね。

あなたの言うとおり
妨害電波の装置も用意しました。

でも
それを持っていた奥村さんは…。

だから 急に
妨害電波が入るわけないんだ!

(亜紀)消えてる…。

生きてたのか?
(来島)どこへ…?

つまり 彼は溝口の仲間…。

(紗耶香の悲鳴)

ハア ハア…。

そういう事です。
気がついた時には遅いですけど…。

裏切ったな…。

裏切った?

僕は初めから
あなたたちの仲間じゃない。

駐車場にいたのは 溝口以外 全員
トンネル事故の関係者でした。

(芹沢)事故の時に
真鍋はレスキュー隊員。

奥村は妻を失い
宇津井夫婦は母親を…

来島は息子を失っています。

トンネルの中には
彼ら自身もいました。

皆 目の前で
家族を失っているんです。

普通 犯行を計画している者は
偽名を使います。

なのに
彼らは実名を書き残している。

この意味 わかります?

それだけの覚悟で臨んでるんです。

逆恨みなどではなく

自分たちに正当性があると
信じているんです。

つまり…?

(冠城の声)蓮見社長は
たばこを吸われますよね。

蓮見社長の喘息は
詐病だったんじゃないですか?

えっ…?

もし喘息と偽って
優先的に助けられ

そのために奪われた命が
あったんだとしたら…。

何を言うんです?

運ばれた病院の診断書を
調べてみてください。

確かに
気管支喘息とあるはずです。

おい! なんのつもりだよ?
外せよ!

もう十分 任侠ごっこ
楽しんだじゃないですか。

どういうつもりだよ? ああ?

釈放に力貸してくれるんじゃ
なかったのかよ。

まさか。
あなたを利用しただけです。

爆破 仕掛けたのも

お前じゃなくて
あいつらだったのか?

この人たちも
利用しただけですけどね。

この… クソッ…。
(携帯電話の振動音)

この野郎…!

あっ…! ううっ…!

一体 何が目的なんですか?

知って どうするんです?

さあ…
いよいよ クライマックスです。

(銃声)

(来島)そんなの撒いても仕方ねえ。

ああ…。

(奥村)
本当に偽物だと思ってますか?

(蒸発する音)

すり替えたのか…?

(紗耶香)えっ…?

♬~

あと2つ。

欲しい人。

♬~

遠慮深いですね。

本物ですよ これ。

♬~

死にますよ。

♬~

(捜査員)映ったぞ!

(中園)中の映像 映ったか!
(捜査員)はい。

ああ… みんな 無事だ。

なんか 変じゃありません?

溝口が縛られてる…。

(中園)一体 どういう事だ?

♬~

(奥村)
「欲しい人 いないんですか?」

ああ… 私に…。

なんだ?
どうせ いらないんだろ?

だったら…。

(来島)
あんた 警備会社の社長だろ?

(真鍋)女性が先でしょうが。
(宇津井)かみさんは妊娠してんだ。

(奥村)
社長は 喘息持ちですからね。

(恭一郎)
そうだ。 診断書も持ってる。

よくも そんな嘘を…!

どうせ
金を積ませて書かせたんだろ!

恥を知れ!
卑怯者!

私が死んだら
日本の大きな損失になる。

お前たちの命とは
重みが違うんだよ。

ついに出ましたね… 本音が。

♬~

(恭一郎の声)
優遇されて 何が悪い。

私は 国家の安全と
国民の幸せを守るために

今日まで
この身を捧げて生きてきたんだ。

特権ぐらいあって 当然だろ。

許せない!

あんたのせいで 私たちは
お母さんだけじゃない…

お腹の子まで失った!

そうだ…。 あの時 あんたの前に
亜紀が助けられてたら

子供は生きてた!

何が「国民の幸せを守る」だ!
ほざきやがって!

(笑い声)

どんどんやってください。

僕ね あなたたちの事も考えて
この計画 立てたんですよ。

今から 有毒ガス吸って
死ぬまでの間…。

(奥村)「思う存分 やってください。
ハハハハ…!」

(芹沢)えっ?

有毒ガスって…。
ああ…。

(角田)参事官…。
(中園)クソ…!

お… おい!

いけーっ!
よし!

イチ ニ サン…!
イチ ニ…!

誰にしましょうか?

レディーファーストで。

なんで 秘書なんかに…。

(奥村)あなた
本当に人でなしですね。

この親にして あの子あり
って事ですか。

おい… いくら欲しいんだ?

金なら 好きなだけやる。

俺に渡せ!

♬~

その防毒マスク 点検しましたか?
傷が入ってるようですが…。

(銃声)

(内村)杉下!

(銃声)

♬~

(空撃ちの音)

弾の数ぐらい
数えておくべきでしたねぇ。

(奥村)ああっ!

♬~

よーし! 救出活動開始だ!

(一同)はい!

♬~

(レスキュー隊員)
頭 気をつけてください。

(レスキュー隊員)頭 低く。

♬~

(佐分利)社長! 大丈夫ですか?

ああ…。
(佐分利)よかった 無事で。

ごめんなさい。 心配かけて…。

♬~

あとで お話が。

ああ…。

♬~

(芹沢)大丈夫? 大丈夫? はい…。

あっ すいません。
お願いします。

(救急隊員)
大丈夫ですか? 痛いですか?

♬~

守ってくれて ありがとう…。

さあ 行きますよ。

さあ 皆さん 来てください!

救急車で搬送します。
奥村は救急車で搬送します。

開けてください!

♬~

♬~

(中園)ご無事で…!

遅いわ! 馬鹿者! ああ…。

右京さん…。
冠城くん…。

怪我は?

大した事ありませんよ。

まあ 右京さんの事だから
無事だと思ってましたが…。

♬~

なんだ…
もっと弱ってるかと思ったのに。

元気そうじゃない。
お二人とも ご挨拶ですねぇ。

お土産がありますよ。

(恭一郎)「私が死んだら…」
なんだ? これ。

(角田)
誰か 隠し撮りしてたんだな。

ついに出ましたね… 本音が。

(青木の声)調べたら
真鍋のアカウントでした。

なるほど。
トンネルの中を再現し

蓮見社長を
精神的に追い詰める事で

当時の罪を告白させる…。

これが 彼らの復讐でしたか…。

(救急車のサイレン)

(携帯電話の振動音)

戻るぞ。 事件の後始末だ。
(中園)はい!

どうした?

何!? 奥村が?

どうした?

(中園の声)病院へ搬送中
停車を見計らって

警察官を昏倒させて
逃走したそうです。

何をやってるんだ!
申し訳ありません。

催涙スプレー
隠し持っていたようで…。

緊急配備だ! 急げ!
(一同)はい!

右京さん…。

腑に落ちません。

確保した時に
身体検査はしました。

どういう事です?

♬~

(中園)
奥村について 何かわかったか?

(伊丹)参事官 奥村なんですが…。

…なんだと!?

(甲斐峯秋)これは
大変な事になったねえ 衣笠くん。

もちろん 警察の威信に関わる
問題ですからな…。

誰かが責任を取らなきゃ
ならんでしょう。

人質にとられた
まぬけな刑事部長か

おめおめと犯人を逃がした
参事官か

あるいは その両方か…。

誰かの首を切って済む
問題じゃないよ。

これは警察に対する挑戦だ。

早急の解決が
何より優先される。

(衣笠)言われなくとも
わかってますよ。

(甲斐の声)杉下くんと冠城くんも
その場に居合わせたそうだね。

彼らは 彼らなりに
事件を解決しようとするだろう。

組織というものに
とらわれずにね。

(衣笠の声)でしょうな。

気をつけたほうがいい。

あの蓮見恭一郎という男

たたけば
まだ ほこりが出そうだ。

ご忠告 ありがとうございます。

(芹沢)これが 本物の奥村さん。

(伊丹)あんたらに近づくために

あの男は トンネル事故被害者を
装ったらしい。

奥村悟は 偽名だ。

じゃあ 彼 誰なんですか?

(伊丹)それが わからないから
聞いてる。

(伊丹)「あんたの知ってる事 全部
話してもらうぞ」

どこで知り合った?

「災害事故に遭った被害者の会」で。

そこで 宇津井さん夫婦や
真鍋さんと知り合って

連絡を取るように…。

あいつが加わったのは 最近です。

挨拶の時 こう言いました。

(奥村)
僕は これまで 妻が死んだのが

天災なのか 人災なのか

自分の中で
はっきりしませんでした。

(奥村)皆さんも
そうなんじゃないですか?

だから 誰も
蓮見恭一郎の事を悪く言わない。

♬~

(亜紀の声)そのとおりでした。

みんな 蓮見の喘息が

詐病だったんじゃないかって
疑ってて…。

でも 証拠なんてあるわけない。

そしたら…。

これは
蓮見恭一郎の健康診断書です。

♬~

(真鍋)どう復讐しようかと
考えていた時に

今回のアイデアを あの男が…。

あいつには
まんまと のせられたよ。

警視庁主催の
年末ゴルフコンペに

あの蓮見恭一郎が
参加するそうですよ。

関東儀陽会は あいつのせいで
年を越せないっていうのに

あいつは 楽しそうに遊んでる。
頭きませんか?

冷静になれば
担がれてるって わかったろ。

余命半年ってとこで
自暴自棄にでもなったか?

俺は ただ…

どうせ死ぬんなら その前に
恨み言のひとつも ぶちまけて

行き場をなくしちまった
家族の連中に

新しい人生を
送ってほしかっただけだ。

それを あの野郎…。

「任侠ごっこだと…!?」

♬~

奥村が駐車場に残した車は
盗難車だったそうです。

車内には レスキュー隊の服が
用意されてたとかで。

恐らく 当初の計画では

救出の際に 隊員に紛れて
消えるつもりだったのでしょう。

一体 奥村の目的
なんだったんでしょうね?

そもそも 奥村は

溝口や真鍋たちが
蓮見社長を恨んでいる事を

どのようにして知ったのか…。

取り調べでも
接点が見つからないようです。

ですが 必ずあるはずです。

はあ…。
このままじゃ 正月返上だよ。

ですね…。

しかし 溝口も馬鹿だね。
余命半年だっていうのに

最後の時間を
裁判に費やす事になる。

まあ ムショ暮らしが長いから
慣れてるんだろうけどな。

なるほど。 裁判ですか…。

課長。
ん?

溝口の弁護士を ご存じですか?

えっ? ああ 確か…

木村先生っていう
人権派の弁護士さんだな。

普通は断る ヤクザの弁護も
情けで引き受ける… そういう人。

急に どうした?
(キーボードを打つ音)

やはり…。

なんです? 木村弁護士の
ホームページですか?

ここ。
「災害事故に遭った被害者の会」。

主催は この木村弁護士です。

繋がった…。
行きましょう。

木村先生は
彼をご存じではありませんか?

(木村修一)ええ 知ってますよ。
うちで働いてましたから。

やっぱり…。
名前は なんと?

入江くんだね。 入江良文。

彼が何か?

ちょっと
事件に関わってまして。

加害者として?

おや…
なぜ そう思われるのでしょう?

いやあ 彼はね 頭が良くて
仕事もできたんですが

なんていうか…
人として ちょっと…。

弁護士を目指したのも
金のためだと言ってました。

私がね
金にならない仕事をしてるのも

馬鹿馬鹿しいと
思ってたらしいですよ。

で まあ 結局

司法試験に落ちて 挫折して
辞めてしまいましたけどね。

金のため… ですか。

♬~

(芹沢)入江良文…。
これが奥村の正体か。

(伊丹)手間かけさせやがって…。

ところで 青木くん
駐車場から出る時に

この入江から押収した
携帯の解析は 進んでいますか?

さっき ロックの解除が済んで

メールの送信内容を
確認したところです。

(マウスのクリック音)

何? これ…。 暗号ですかね?

(青木)さっぱり。

それに対しての返信が これ。
(マウスのクリック音)

(青木)やり取りの相手は
飛ばし携帯を使ってたみたいで

まだ 誰か わかってません。

これは
スイス銀行の口座のコードです。

はあ?

スイスの銀行口座に
国際送金を行う際に必要な

IBANコードですよ。

スイスのIBANは 21文字で
「CH」から始まります。

そのあとに 2桁のチェック番号
5桁の銀行コード

そして 12桁の銀行口座番号。
間違いありません。

じゃあ 「完了」って事は…。

送金を終えた
という事でしょうね。

つまり 入江は
溝口が釈放を要求した裏で

誰かから 金を取り立てた…?

恐らく。

もし 大金を
手にしているんだとしたら…。

海外逃亡の恐れがありますね。

(伊丹)おい… 参事官に報告だ!
(芹沢)はい!

青木くん 君に もうひとつ
頼みたい事があります。

(紗耶香)はい。 本当に
申し訳ございませんでした。

はい。 失礼します。

(ため息)

あっ… 杉下さん。

お体は大丈夫ですか? あまり
ご無理をなさいませんように。

私は 全然…。

それに こんな状況で
休むわけには…。

ガーベラですねぇ。

ゴルフ場にも
飾ってありました。

ええ。 好きなんです。

きれいですね。

黄色いガーベラの花言葉
「崇高な愛」でしたね?

「思いやり」じゃありませんか?

ああ 確かに。 それもありました。

あっ… 社長にご用ですよね?

いえ 佐分利常務に。
えっ…?

(キーボードを打つ音)

大至急って…
俺を なんだと思ってるんだ!

失礼します。 杉下さんたちが…。

(恭一郎)いやあ… まだ何か?

捜査には 十分 協力したと思うが。

もう 全てお話ししました。
お帰りください。

コンペのパーティーじゃ

今度 ゆっくり話そうと
言ってくれたじゃないですか。

社交辞令も通用しないようだね。

昨日 捜査本部にやって来た理由は
なんです?

もちろん 社長が心配で…。

捜査状況を
探りに来たんじゃないですか?

はあ?

このメールを送ったの
あなたですよね?

いいえ。 知りません。

飛ばし携帯を使ってたようですが

使用されてた電波の基地局
調べたら

奥多摩カントリー倶楽部の
エリアでした。

一体 なんの話ですか?

(携帯電話の振動音)
失礼。

♬~

では はっきり ご説明しましょう。

昨夜 10億の金が

蓮見警備保障からスイスの銀行に
送金されていますね。

(誠司)どういう事です?

犯人の入江の目的は
この10億だったんです。

真鍋 宇津井 来島の3名は
実名を書き残していました。

溝口の犯行声明がなければ

警察は もっと早い段階で
彼らの存在に気づき

トンネル事故との関連から
蓮見社長を人質にとって

会社に なんらかの要求を
しているのではないかと

疑ったはずです。

しかし そうなってしまっては
入江にとって 都合が悪い。

そこで 入江は 溝口という
かき回し役を入れる事で

捜査の目を そらせたわけです。

なぜ 黙ってた!?
ええ… そこです。

なぜ 10億もの大金を
入江に支払ったのでしょう?

社長の命がかかってるからに
決まってるでしょう!

では なぜ ひと言の相談も
なかったのでしょう?

あれだけの捜査員が

昨日 あなたの周りには
いたというのに。

後ろめたい取引でも
あったんじゃないですか?

警察に言えば 命はないと
脅されて…。

しかし 10億もの大金

そう簡単に払う人なんて
いませんよ。

一体 何を隠しているんですか?

(恭一郎)取引の内容など
関係ないだろう。

問題は 入江という男が

10億を奪って 逃げている
という事じゃないのか?

さっさと
行方を捜したら どうなんだ?

そのためにも
取引の内容を知る必要があります。

杉下くん
君は 推理が得意なようだが…

今どき 防犯カメラを調べたほうが
もっと早く犯人にたどりつく!

君と こうして話してる時間が
無駄なんだよ。

お引き取りを。

♬~

何か隠してるんですかね?

ええ 気になりますねぇ。

そして その隠し事を
入江は どうやって知ったのか?

確かに…。

そこで もうひとつ 気になる事が。

本当に人でなしですね。

この親にして あの子あり
って事ですか。

蓮見係長の弱みを
握っているような口ぶりでした。

10億の取引が成立するような
ネタ…。

♬~

(パトカーのサイレン)

(パトカーのサイレン)

♬~

なんで 犯人に10億も払った!?

全て 会社と あなたのためです。

えっ…?

佐分利
ちょっと席を外してくれ。

はい。

お前は何も知らなくてもいい。
全部 私に任せておけ。

まさか 取引って あの時の…。

心配するな。

主要な施設には ほとんどが
うちの警備システムが入ってる。

入江が どこにいようが
必ず見つけ出す。

警察より先にな。

見つけて
どうするつもりですか?

逃がすんだ。

何 言ってるんですか…!?

ここさえ乗り切れば
また 日常が戻ってくる。

あの時だって
そうだったじゃないか!

お前は 捜査本部に戻ってろ。

ずっと あなたの背中を
追いかけてきました。

同じように 国家や社会に尽くす
仕事がしたくて…。

蓮見の名に恥じないように
生きなきゃいけないと思ってきた。

どうやら それは…

間違いでした。

じゃあ どうする!?

全て さらけ出すか?
できるのか? お前に!

入江が捕まれば
全て おしまいだ!

全部 お前のためだ!

私は お前の尻拭いを
してやっただけだ!

(恭一郎)
過去は 変える事ができるんだ。

力さえあれば。

お前は 蓮見家の人間だ。

♬~

(紗耶香)誠司さん
社長と何かあったんですか?

いや…。

大丈夫です。

会社の事は
私たちに任せてください。

♬~

いいにおいだね。

えっ?

その花 いつも飾ってある。

この前を通ると
いつも このにおいがするから

気持ちが落ち着くよ。

よかった。

♬~

なんて事件名でしたっけ?

港区宮ヶ丘宝石店窃盗事件。

関係ありますかね?

まだ 読んでみなければ
わかりませんがね。

あっ! ありました。

射殺された窃盗犯は安藤浩介。

器物損壊の前科があります。

路上アーティストだった
ようですねぇ。

路上アーティスト…?

あっ 堤防や高架下に

スプレー缶で
絵 描いたりする あの。

ええ。 事件が発生したのは
3年前の10月20日

交番勤務研修中の蓮見係長は

先輩の田村巡査部長と
管内を巡回していた。

(杉下の声)その途中
宝石店で窃盗を犯した安藤と遭遇。

2人は追跡。

(杉下の声)安藤は ナイフで
田村巡査部長を切りつけ…。

やめろ!
(銃声)

(杉下の声)一度 威嚇射撃するも

なおも 安藤は
ひるまなかったために…。

(銃声)

やっぱり 蓮見係長は

先輩警察官の
命の恩人じゃないですか。

いかに正当防衛であろうと
犯人を射殺すれば

それは
警察官として汚点になります。

ですが 彼の場合は
手柄話として語られてきた。

印象操作だと。

ええ 恐らく。

それと もうひとつ
気になる事があります。

よろしいですか?

(ドアの開く音)

(田村 功)閉めまーす。

宮ヶ丘町2丁目まで。
はい。

えっ?

宮ヶ丘町2丁目です。

何か?

あっ いえ…。

運転手さん
田村功さんというんですね。

ええ。

以前は警察官だった。
なのに 今はタクシーの運転手。

なぜ そんな事を?

港区宮ヶ丘宝石店窃盗事件の
犯人の安藤の事ですが

右腕に腕時計をしていました。

という事は 恐らく 左利き。

ですが
ナイフは右手で持っていました。

あとで握らせたんじゃないかって。

お客さん…。

元々 ナイフを持っていなかった
安藤を

蓮見係長が撃ったと仮定すると

事件は
全く話が変わってきますねぇ。

♬~

(携帯電話の振動音)

♬~

(携帯電話の振動音)

♬~

少し お付き合いください。

♬~

うわっ!

♬~

なぜ 今さら
3年前の事件なんか…。

おととい
奥多摩カントリー倶楽部で

爆破事件がありました。

それに
その事件が関わってたんです。

えっ?

犯人は 恐らく
その3年前の事件の事で

蓮見警備保障から
金をゆすり取っています。

田村さん あなたが
警察官をお辞めになったのは

3年前 事件の真相の隠蔽に
加担した事への罪の意識

それが理由だったんじゃ
ありませんか?

♬~

あなたが
口を閉ざしてしまったせいで

今 新たな事件が起きています。

罪の意識があるのならば
全て話して頂けませんか?

田村さん!

(佐分利)わかった。 ああ。

続けてくれ!
(ため息)

まだ見つからんのか?

ええ。

誠司さんから何か連絡は?

…ない。

(ため息)

もしかして

うちのシステム外の所に
いるのかも…。

だとしたら もう 警察の手に
渡っているかもしれません。

そうなったら 全員で心中だ。

(ドアの開く音)
(秘書)ちょっと 困ります。

(佐分利)なんです? 勝手に。
(恭一郎)また君たちか。

ええ また君たちです。
失礼します。

(恭一郎)おい!
(佐分利)何してる!

右京さん ありました。

やはり そうでしたか。

ここでの会話は
全て何者かに盗聴されています。

蓮見警備保障のシステムが
入っている施設の中で

意図的に
防犯カメラやセキュリティー

切られている所があるはずです。
(佐分利)えっ?

時間がありません。
至急 調べてください。

(呼び出し音)

(ため息)

(足音)

(入江良文)遅いですよ。

(入江)撃ち殺すんですか?

♬~

(入江)うっ!

♬~

入江良文 確保。

いいんですか?

あなた 道連れですよ。

全部 しゃべりますからね。

一人で来たんですよね?

逃がしてくださいよ。

捜査本部に連絡する。

♬~(音楽)

えっ?

遅いですよ。

なんで君が…?

この男の居場所を
メールで送ったのは私。

えっ?

全部 見てた
あなたがどうするか。

入江を捕まえるのか

それとも
また 3年前のように殺すのか…。

彼のように。

彼…?

安藤浩介は 私の大事な人だった。

(安藤浩介)どう?

(紗耶香)はあ?

この絵。

(紗耶香)どうって…。

空の下で見る絵ってさ

部屋に飾られてる絵とは違った
表情があるんだよ。

♬~

ちょっと寂しいです。

じゃあ 今度
晴れた日に また見に来て。

(紗耶香の声)それが出会いだった。

はあ~。

ハハハハ…。

(紗耶香の声)いつの間にか
彼が私の全てになった。

ずっと支えたいと思った。

なのに…。

(恭一郎)
「過去は 変える事ができるんだ」

「力さえあれば」

「お前は 蓮見家の人間だ」

「汚点など残してもらっては
困る!」

わざとじゃない。

ああ! だが 殺した!

それを正当防衛にしてやったのは
誰だ!?

やっぱり そうだった…。

彼は あなたに殺された。

そんなもの どこで…。

銃を捨てなさい。

♬~

(銃声)

♬~

(銃を滑らす音)

♬~

あんたには これから

彼と同じ痛みを
味わわせてあげる。

どうして殺したの?

どうやって殺したの?

君は それが知りたくて…。

そう。

だから 我慢して

ずっと
あんたなんかのそばにいた。

♬~

答えなさい!

…3年前
交番勤務研修での巡回中

窃盗犯に遭遇した。

(男)離せ!
おーい!

(田村)おとなしくしろ!

(切りつける音)
うわっ! ああっ…! ああ…。

♬~

ああ…。

追え! いいから早く!
(誠司)はい!

♬~

(物音)

(猫の鳴き声)

ハア ハア ハア…。

(銃声)

♬~

それで 正当防衛として
彼を犯人に仕立て上げた。

父親の力も使って。

本当 最低の親子。

あの人には夢があった。
絵で生きていくって。

私は あの人と生きたかった!

紗耶香さん!

♬~

もう やめましょう。

どうして?

我々は 安藤さんが亡くなった
事件現場に行ってきました。

事件現場の近くに

安藤さんが描き残した
絵がありました。

あなたが
ゴルフ場で飾っていた花も

会社のデスクに飾っていた花も
同じ ガーベラ。

安藤さんが好んで
モチーフにしていた花ですね。

蓮見係長の事件は3年前。

あなたが 社長秘書として
雇われたのも 3年前。

あなたは 安藤さんの死が
本当に

正当防衛によるものだったのか
どうかを探るために

会社に潜り込んだ。

どれだけ証拠を探そうにも
見つからなかったのでしょう。

そこで あなたは
入江を利用する事を思いついた。

あなたが
入江の計画に乗ったのは

会社から 10億という金を
引き出させるため。

隠れて10億もの金を支払ったと
わかれば

警察も不審に思い

なんの取引に応じたのか
調べるはず。

それを隠そうとする
蓮見社長たちの会話を

あなたは盗聴したんですね。

社長室に仕掛けた これを使って。

そう。

♬~

あなただけは許せない。

♬~

すまない… 本当に。

俺のせいで…。

♬~

紗耶香さん あなたは
安藤さんが なぜ 殺されたのか

その真実が
知りたかったんですよね?

それなら
もう十分じゃありませんか。

これ以上
罪を重ねてはいけません。

いえ

それ以前に あなたは

そこまで悪い事をできる人じゃ
ありませんよ。

あなたの目を見れば わかります。

もう やめましょう。

♬~

(入江)銃 捨ててください。

捨てろ。

(銃を蹴る音)

タラタラしないでくださいよ。

(入江)
僕が代わりにやりましょうか?

やめて!

入江!

うっ…。 うう…。

♬~

♬~

♬~

(ノック)

失礼します。

社長 警察の方が…。

(ドアの開く音)

♬~

(アナウンサー)「犯人蔵匿の疑いで
逮捕されたのは

蓮見警備保障社長の

蓮見恭一郎容疑者です」

「警察によりますと 蓮見容疑者は

自身の息子である蓮見誠司…」

♬~

(いびき)

♬~

(甲斐)いや よくやってくれた。

いえ…。

しかし まさか
事件を解決する事で

3年前の不祥事を
掘り返すとはね…。

これから 緊急対策会議だよ。

今年は
幸先の悪いスタートになりそうだ。

お疲れさまです。

どうだね?
今年も また こうして

君たちに
悩まされる事になりそうかね?

そんなつもりは
毛頭ないのですがねぇ。

ほどほどにね。

しかし 衣笠くんは
君たちを許さないと思うよ。

おお… 怖っ。

ご忠告 ありがとうございます。

♬~

♬~

♬~

♬~

(冠城の声)
復讐に苦しんだ人にしか

わからない気持ちというのが
きっと あるんでしょうね。

ええ。 我々は
常に事件を追いかけていますが

そこで明らかになる事など
ほんの氷山の一角。

人の心というのは
もっと深くて複雑なものです。

俺が思うに

お互いが 生き直す事を
誓ったんじゃないですか。

前向きですねぇ。

君のそういうところ
嫌いじゃありませんよ。

ああ そういえば
もう 新年でしたねぇ。

ああ…。

いつも これですよ~。

年越しそばとか
カウントダウンとか

らしい事して迎えたかったのに。

では 正月らしく

おみくじでも引いて
帰りましょうか。

あっ いいですね。
俺 大吉引きますよ。

初日から 運を
使い果たすつもりですか? 君。

あっ…。 後ろ向きですね。

右京さんの そういうところ
嫌いです。

おやおや…。
まあ 何が出ても

いい年にしましょう。
ねえ 右京さん。

ええ。
いい年になるといいですねぇ。

〈10月 開催決定!〉

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〈「相棒コンサート」で検索〉

(伊丹)一体 何があるんだ?
この殺しの裏に。

〈来週の夜8時からは
『相棒シリーズ X DAY』〉

僕の分析では トリプル暴落が
起きるというデータです。

(伊丹)
犯人を挙げるなって事ですか?

(岩月 彬)X DAY…。