ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

逃げるは恥だが役に立つ 第2話 新垣結衣、星野源、大谷亮平… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

逃げるは恥だが役に立つ #2』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 結婚
  2. 津崎
  3. 沼田
  4. 結婚式
  5. ウチ
  6. 津崎君
  7. 平匡
  8. 相手
  9. 百合
  10. 風見
  11. 両親
  12. 森山
  13. 時間
  14. 自分
  15. 普通
  16. お父さん
  17. 仕事
  18. 部屋
  19. クックパッド
  20. ベッド

 

f:id:dramalog:20191221123215p:plain

逃げるは恥だが役に立つ #2』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

無料で民放各局の動画視聴ができるTVerティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

逃げるは恥だが役に立つ #2[字]

新垣結衣星野源が共演し、社会現象を巻き起こしたラブコメディ。職ナシ彼氏ナシの森山みくりは、ひょんなことから「仕事としての結婚」をすることになる。

詳細情報
出演者
新垣結衣星野源、大谷亮平、藤井隆真野恵里菜成田凌、山賀琴子、高橋洋葉山奨之古畑星夏古舘寛治宇梶剛士富田靖子古田新太石田ゆり子 ほか
番組内容
契約で結ばれた雇用関係のため、結婚式を避けたいみくり(新垣結衣)と津崎(星野源)。双方の親族に式を挙げないことを説明し、説得するため、2人は両家の顔合わせを行う。みくりの伯母・土屋百合(石田ゆり子)や両親の反応を受け、「結婚」の重さをあらためて知ったみくり。一方、津崎は、嘘でも「結婚」することで両親を安心させられたと言い、“逃げるは恥だが役に立つ”ということわざの意味を語る。
番組概要
全11話
原作・脚本
【原作】海野つなみ【脚本】野木亜紀子
制作
TBS 2016
音楽
恋/星野源
プロデューサー
那須田淳峠田浩宮崎真佐子
ディレクター
金子文紀土井裕泰石井康晴

 

 


(駒田)こんばんは
(みくり)こんばんは

本日のテーマは契約結婚です ゲストに
森山みくりさんをお迎えしました

よろしくお願いします
つい先日 契約結婚をされたとか

はい
きっかけは就職活動の失敗でした

《クビ ですか?》

派遣先でも
契約を切られて困っていた時

家事代行のバイトをしたんです

《私が?
この津崎さんのお宅に行くの?》

《初めまして 森山です》
《津崎です よろしくお願いします》

その時 家事という仕事の
可能性に気づきました

《いっそ
住み込みで働きたいぐらいです》

《雇いませんか?
就職という形の結婚というか》

《家事代行スタッフを雇う感覚の
契約結婚というか》

この提案に
津崎さんが乗ってくれたんです

《試算した結果 事実婚という形で
森山さんを ここへ住まわせ》

《給与を支払い
主婦として雇用することは》

《僕にとっても有意義であるという
結論に達しました》

そして晴れて
専業主婦として就職することに

こうした雇用形態は男女が逆でも
成り立つと思うんです

需要と供給が結びつけば

どんなところからでも
仕事は生まれるという

(皆川)先ほど お話に出た
事実婚ですが これは

婚姻届を出していない状態で
同居して

生計を同一にしている場合を
指します 何らかの事情で

婚姻届を出せない 制度に
縛られたくないといった理由から

事実婚を選択するケースも
増えています

フランスではわりとポピュラーみたいですね
しかし 日本においては まだまだ

理解が得られにくいんじゃ
ないでしょうか

それもあって
対外的には普通の結婚として

推し進めることに決めました

今回の雇用契約については

2人だけの秘密ということで
よろしいですか?

はい
なかなか理解されないと思うので

同感です 続いて 森山さんの
労働条件についてですが

その他 必用な項目は その都度
話し合って決めていきましょう

詳細は
これを持ち帰って読んでください

確認します

で 問題の結婚式についてですが

ウチの両親
するのが当然って雰囲気でした

ウチもです
しかし実態は ただの雇用関係

挙式や披露宴は
何としても避けたいです

同感です
ご祝儀なんて受け取れないし

会社でも結婚式はしないのかって
問い詰められました

なぜか そのまま 結婚式を
するかしないかの意見交換会

異論! 反論! OBJECTION

(日野)そりゃ やるでしょう
自分が主役になれる日なんて

他にないんだから

えッ やったよ 楽しかった

いきなりポジティブですね
あんまり参考にならない人です

(風見)結婚式って
自己満足ですよね

幸せな姿を見せつけることで
納得する したい人はすればいい

見事な突き放し
この人も極端で

(沼田)俺は する派だな

結婚式っていうのは
いわば カミングアウトだ

世間に向かって 私達は
結婚しますと 宣言する儀式だ

宣言した以上
簡単には引っ込められない

覚悟が生まれる

説得力ありますね
基本的に ふざけている人なんで

意外でした
裏を返せば

結婚式をしないためには
それ相応の

覚悟を見せなければならない

会食では僕の方が主となって
話を進めます

でないと
ウチの父が納得しないと思うので

お父さん…?

いや とにかく

何としても
双方の両親を説得しましょう

両親と 百合ちゃんです
百合ちゃん?

《(百合)結婚!? はあ~ッ?
あなた誰? どこの馬の骨!?》

こないだは ごめんなさい

突然のことに驚いて

伯母さんが心配するのも
無理はないです

百合ちゃんです
えッ?

百合さんって呼んでください

あ… 重ね重ね
面倒くさい伯母で ごめんなさい

百合さんや ご両親が森山さんを
大切に思うのは当然のことです

津崎さんも
もう分かってくれてるから

あなた達は
名字で呼び合ってるの?

2人の時は名前で

今日 ちがや来る?
うん 来るけど

(舌打ち)

ちょっと メイク直してくる
うん

ちがや?
あッ 私の兄の名前です

小1の時 まだギリギリ
20代だった百合ちゃんに向かって

伯母さんは一生結婚できないと
思う そう言い放った兄です

それより 呼び方
盲点でした

練習しましょう これからは名前で
みくり

みく…

さん付けでも いいですか?
了解です

みくりさん

平匡さん

何か テレますね

気のせいです
ですね

平匡さん
みくりさん

平匡さん
みくりさ~ん

(知佳)何しちょる?

こちらは…
初めまして 森山みくりと申します

ふつつか者ですが
よろしくお願いいたします

(栃男)みくり

ウチの両親と兄夫婦です

森山みくりの父でございます

<ついにきた 両家顔合わせ
いよいよ 始まる>

<初めての共同作業>

<この場をどうにか切り抜ける!>

♬~

以前 津崎君の会社に
市のシステムを依頼したんです

(宗八)息子が
大変 お世話になりました

お世話になってるのは
こっちの方です

津崎君が今の会社に
ヘッドハンティングされてからも

パソコンで分からないことがあると
メールで教えてもらったりして ねッ

今は お仕事は?
3月に定年退職しました

それで千葉の館山に
中古の家を買って

先週 越したばかりです

みくりさんは?
(桜)前の家の契約を

少しだけ延ばしてもらって
今は みくりだけがそこに

一緒に暮らすにしても
津崎君のご両親に

ご挨拶してからと ねッ

≪(知佳)みくりさん
はい

みくりさんは
平匡の どこが良かったの?

今 聞かなくても
いつ 聞くんよ

え… そうですね

《掃除はキッチリしてください
水回りは重点的に》

《窓拭きも お願いします》

指示が具体的で明確

無駄がないんです

それから

《そこから時給を算出し》

《1日7時間労働と考えた時の
月給が こちら》

突拍子のない提案に対しても

現実的な解決策を探ってくれる

非常に好ましいです

(ちがや)
上司を褒めてるみたいだな

ちゃちゃ入れない

とても信頼できる
頼りがいのある人だと思いました

そう
はい

平匡さんは
みくりの どこが良かったの?

まあ 取り柄と言えば
若さだけじゃないですか?

(葵)パパ!
ごめんね みくりちゃん

いえ そのとおりで

いえ そんなことはないです

みくりさんは何でもできて
僕には もったいない人です

むしろ
森山家の皆さんに申し訳ないと

いや こっちこそまさか京大出身の
息子ができるなんて ねえ

うん

それで? 式はいつ挙げるの?

津崎さんのところは山口だし
どこで挙げるにしても

早く段取らないと
洋装? 和装?

両方って手もあるよね
東京と山口で2回挙げてもいいし

伯母さんの
結婚式じゃないんだから

張り切るなら
自分の結婚式にしなよ

パパ!
ちがや

≪(栃男)どうしてお前は そう…
いつか誰かに刺されちゃうわよ

ごめんなさい 百合さん
別に気にしてないから

じゃあ

お父さん ビールでもいかがです?

お気遣いなく
ありがとうございます

お父様も… もうこの子
根はいい子なんですけど

ちょっと口が悪くて
≪(知佳)お母様もどうですか?

ぜひ…
そんなとんでもないです

結婚式は しません

しないと 2人で決めました

2人で

《入籍した夫婦の約3割が
結婚式を挙げていない》

《という統計があります これを
根拠に説得を試みようかと》

《ここは統計よりも
心理に訴えるのはどうでしょう》

《片方が
ゴリ押しした印象を与えると》

《もう片方の両親が
面白くなく感じます》

《なので 2人で決めたという
部分を強調するんです》

僕達にとって重要なのは

共に暮らし共に生活する
この一点です

結婚式や披露宴などの
形式張ったものは必要ないと

2人で 決めました

でも… 2人とも初婚なんだし
みくりちゃんだって

ウエディングドレス 着たいでしょ?

幸い そういう憧れはない方なので
式や披露宴にお金を使うよりも

その分 貯蓄に回した方がいい
それが2人の考えです

お金なら 少しぐらい出すぞ

古民家で
退職金使っちゃったでしょ

2人でやっていこう
という門出から

ご両親のお金をあてにするのは
本意ではありません

そう 2人とも
2人 2人って

2人にとっては それで
いいのかもしれないけどさ

式っていうのは周りの人のために
やるもんなんだよ

おっしゃることは もっともです

ですが あまり付き合いのない
知人を招いて

大々的な祭りごとをするよりも

静かで ささやかな

そういった暮らしを大切にしたい

それが僕達2人の目指す 生活です

ですから どうか…
はい

私 賛成
2人が決めたならいいじゃない

周りのためだけにっていうなら
やる必要ない

まあね 実際 披露宴挙げてみると
疲れることばっかりで

何で こんなことって
思ったりしたけどね

それ どういう意味?
もっと 別の言い方あるでしょ

結婚したことないから
分かんないじゃん

はーッ?
3人とも やめて!

百合ちゃん
うん?

ありがとう おかげで流れができた

寂しくなるなあ
えッ?

気軽に会えなくなるでしょ
いいよ 今までどおりで

結婚するんだもん
そうはいかないわよ

みくりちゃん

結婚は
始まってからが生活だからね

頑張ってね

あいつの嫁の言葉かと思うと
考えちゃうわね

あいつって甥なんだから

じゃ お先 じゃあね 桜
あッ 館山遊びに来て

はーい

お父さん ガッカリしてた
えッ?

バージンロード
みくりと歩けると思ってたから

予行練習までして
新しい家の廊下で

みくりが こんなに早く
結婚するとは思わなかったな

お母さん 私産んだの23でしょ
今の私より2つも下

そうだけど みくりは昔から
結婚するより

バリバリ仕事したいんだ
っていう子だったでしょ

仕事っていう
幸せもあるとは思うけど

私は嬉しかったな
みくりが結婚するって聞いて

幸せになってね

うわッ
みくり…

みくり…

あッ お父さん ちょっと お手洗い

そこで待っちょって ね

仕事 忙しいのに ごめん

若いのに
しっかりした娘さんじゃなか

うん

若すぎるぐらいじゃ

中身は老けてるよ

本人の弁
何じゃ 早速

尻に敷かれちょるんか
そんなんじゃないよ

男が家庭を持つっちゅうことは

全て背負って
責任を持つっちゅうことじゃ

お前には できんのんじゃないかと
思いよった

今日は うまい酒が飲めそうじゃ

おめでとう

父も母も 想像以上に
ガッカリしたり喜んだりしてくれて

結婚という言葉の重さを

ズシッと 今さらですが

僕は むしろホッとしました

肩の荷が下りた

僕は父の望むような息子には
なれないので

たとえ真実じゃなかったとしても
喜んでもらえたならいいと

両親を安心させられた
という点においても

今回のことは有意義でした

良かった~

津崎さんが
後悔してたら どうしようかと

嘘つかないといけないし
重いことさせちゃってるかなって

周りを説得する自信がないから
普通の結婚のふりをするって

逃げといえば 逃げだし
逃げたって いいじゃないですか

えッ?
ハンガリー

こういう ことわざがあります
「逃げるのは恥 だけど役に立つ」

役に立つ?

後ろ向きな選択だって
いいじゃないか

恥ずかしい逃げ方だったとしても

生き抜くことの方が大切で

その点においては
異論も反論も認めない

逃げるのは恥だけど 役に立つ

はい

そうですね
逃げても生き抜きましょう

オブジェクションしてる場合じゃ
ありません

あの こないだも思ったんですけど

異論!反論!オブジェクションって
結構 古いですよね

何で知ってるんですか?
年は ごまかしてないですよ

父が好きで よく見てて
ホントにお父さんにそっくりですよね

やめてください 津崎さんこそ…

古いことや難しいこと
たくさん知ってそうです

そうでしょうか
はい

<津崎さんこそ
お父さんに似ている>

<言いかけてやめた>

<そこまで立ち入るべきじゃない>

<私達は夫婦でも恋人でも
友達ですらない>

<雇用主と 従業員の関係なのだ>

問題なかったのでサインしました

了解です

ここに入れておきます

はい

では 寝ます

津崎さん

平匡さん

おやすみなさい

はあ~

<隣の部屋で平匡さんが寝ている>

<緊張するような しないような>

<どうして しないんだ?>

<一つ屋根の下で
危機感すら感じない>

<あッ 草食系だから?>

<違う>

<あの人は>

《逃げたって いいじゃないですか》
<相手の意に反することを>

<する人じゃない>

<そんなふうに思えるからだ>

<そんなふうに…>

<隣の部屋で森山さん
みくりさんが寝ている>

<変な人だ>

<一つ屋根の下で
危機感は ないのだろうか>

<安全パイだと思われているのか>

<安全パイだけど>

<本来 人に家にいられたり>

<構われたりするのは
好きじゃない>

<でも彼女は
距離感を わきまえていて>

《やめてください 津崎さんこそ…》

<何か察すると>

《古いことや難しいこと
たくさん知ってそうです》

<波のように引いていく>

<波のように>

どうですか? 新婚生活2週間

そうですね

《おはようございます》
《おはようございます》

《いただきます》
《いただきます》

《お弁当です》
《ありがとうございます》

《行ってらっしゃい》

まだ 緊張感はありますが
案外 普通です

思い返せば
最初の夜 あまりにクタクタで

何も考えずに眠れたのが
良かったんだと思います

結婚 したくなりましたか?
いえ 僕は

よっぽど メリットのある相手なら
考えてもいいかな

メリット…
≪(日野)結婚が嘘!?

≪(沼田)しッ!
えッ じゃあ津崎さん ホントは

結婚してなかったってこと?
この前 津崎君 言ってたろ

結婚は
自分にとって最も遠い出来事だと

あれから わずか1ヵ月半

相手は10歳年下だという

おかしい おかしい と俺の勘が
耳もとでささやいている

この辺りで

そういえば…
≪(沼田)言っちゃえ

のびのびと言っちゃえ

津崎さん 前にね

《奥さんの写真 見せてよ見せて》

《ないです》
《ないわけないじゃん》

《撮るでしょ 普通》
《ウチは普通ではないので》

普通ではない?
しかも

《じゃあ
津崎さんちに家族で遊びに行く》

《無理です》
《ウチ来たことあんじゃん》

《ありますけど 無理です》
《うーん 津崎さんが奥さんの前で》

《デレてるところ見~た~い~》
《デレませんし》

《何があっても無理です》

これでハッキリしたな

津崎君の嫁は 非 実在嫁だ

全ては彼の妄想

現実には存在しない
マジかあ~

津崎さん
二次元の国の住人だったか

カウンセリングを勧めよう
違います!

実在です 物理的に存在しています
三次元?

三次元です 言葉もしゃべります
ペッパー君?

ペッパー君じゃないです
生身の人間です

何か やらしい
そういう意味では…

電撃結婚なのに
オーラがないんだよね

何かこう ほら全身からあふれる
恋の喜びとかさ

ほとばしる 情熱とかさ
パッション!

パッションの国の人ではないし そんな
毎日 パッションを身にまとっていたら

疲れて死んでしまいます
毎日 パッションしてないの?

新婚なのに?
何の話ですか もういいです

日野さん
ご家族で遊びに来てください

いいの?
はい ウチの妻を紹介します

やったーッ
やったーッ

日野さん一家だけです

土曜の17時 了解です

お休みの日に すいません

休日手当は出します

しかし 沼田さんには
今後も気をつけなければ

鋭い人なんですね

本人に
確認したわけじゃないんですが

沼田さんは
ゲイだという話があります

はあ
男性視点と女性視点

どちらも持っているからこその
鋭さがあるんじゃないかと

うーん でも何が
そんなに怪しかったんでしょう

恋するオーラがない と言われました

恋?
していないので当然です

その場で
きちんと反論しておきました

結婚した者同士が
毎日ドキドキしていたら

生活に支障をきたすし
体に悪いこと この上ないと

そうですね
はい

あッ そういえば
津崎さん 前に言ってましたよね

僕はプロの独身だって

プロの独身って?

端的にいえば 平穏です

それ以上でも
それ以下でもありません

平穏 いい響きですね

はい

<そう 平穏>

<刺激よりも平穏を愛する>

<それが プロの独身の極意>

<みくりさんを
住み込みで雇用することは>

<我ながら信じられないほどに
思い切った決断だった>

<しかし彼女は 良き従業員として
働いてくれている>

<栄養が行き届いたおかげで
肌ツヤまでいい>

<家事や買い物といった雑事の
一切から解放され>

<好きなことに時間を費やせる>

<費用対効果は抜群だ>

日野さんご一家を
迎えに行ってきます

行ってらっしゃい

<安定と充実の毎日>

<平穏な日常>

<これこそが…>

≪(沼田)津崎くーん お待たせ

日野君ね 下の子が熱出ちゃって
来れなくなっちゃった

ドタキャン悪いから
俺達に代わりに行ってくれって

聞いてませんでした?
俺もね 忙しいから困るって

言ったんだけどさ
どうしてもって頼まれてさ

今 ウチのマンションの地図をメールしました
303号室です

僕は用事があるので先に行きます

あとからゆっくり
ゆ~っくり来てください

よし!

沼田さんが来ます!
沼田?

例の勘が鋭い人です 少しでも

怪しい物
森山名義の郵便物隠して!

すいません
布団 なぜ出しっぱなしに?

お子さんが
そこで寝転がったりできるかなと

すいません
子供来ません 子供来ません

2人が別々に寝てるなんて
知られたら また変に疑われて

何を言われるか
寝室 見られたら危険ですね

シングルベッドだし
決して入らせないように

はい

(チャイム)

何で走ってるんだ 風見さんまで

とにかく布団を
はい

あッ
すいません

言動には最大限に注意しましょう
了解しました

それ絶対 入んないですよ
こっち こっち

これ…? えっと
こうなんですよね

違います 違います こう

いらっしゃい

津崎の妻の みくりです

どうぞ 中へ

どうぞ
ビールとワインです

ありがとうございます どうぞ

ふーん 1LDKか

はい
じゃ ここが寝室だな

のぞいちゃおっかな~
ダメです

どうぞ 座ってください

座ってください
は~い

≪(風見)ダメですよ 失礼しちゃ
うわッ すっごい料理

簡単なものばっかりで
ホント 簡単なものばっかり

これ クックパッドでしょ

クックパッドって いいですよね

クックパッド すごいいいですよね

じゃーん クックパッド
俺のつくれぽ

この ハートフル坊主さん?
そう クックパッドいいよねえ

あッ たくさん作ってる
簡単でおいしい それが一番だよ

分かります
頑張ったね

お口に合うかどうか

生身だった ペッパー君じゃなかった
当たり前です

「なら いっそ結婚しませんか」って
奥さんだったんだね

逆プロポーズ ロマンだね~

ウチは もっとビジネスライクです
需要と供給が一致した結果なので

要するに お互いが必要だった
それです

いいねえ

ちょっと 残念だけど
えッ?

だって俺 津崎君 狙ってたから

ハハハハ… 冗談だよ 冗談

じゃあ 風見さんは
一生 結婚しないんですか?

今のところ
したいとは思えませんね 面倒で

面倒?
自分の時間を誰かと分け合うのが

煩わしいんです
要するに自分勝手なんですよ

時間を分け合う

もしかしたら 風見さんは

相手の気持ちも
大事なんじゃないですか?

えッ?
相手を尊重してるからこそ

自分だけじゃなく相手の時間も
同じように奪いたくない

自分勝手なようで
実は優しいのかもしれませんね

あッ すいません 心理学部の癖で
いえ 興味深い

奥さんは気になりませんか?
結婚して自分の時間減ったでしょ

ウチは時間については
キッチリしてるんです

だから余計に お給料に見合った
仕事を ちゃんとしないとなって

給料?

例えです

ウチの場合 お互いの役割を
全うすれば あとは自由なんです

私の役割は家事全般
相手に干渉もしないし

邪魔もしません
ドライだな

どちらかというと

みくりさんって
メリットのある相手かも

うん?
褒め言葉です

ありがとうございます

できました~ パン粉ケーキ

あー うまく焼けたね
おいしそうです

向こうで2人で何してたの?
奥さんの話が面白くて

津崎君が嫉妬しちゃってさ
大変だったんだから

してません 嫉妬なんか
あれ 嫉妬しないんだ?

しま…

します

しますれば

しまする時
何活用?

あの もう夜も更けましたので
ケーキは各自持ち帰っていただいて

そろそろ お開きに…

(雷鳴)

あ~

キレイ

ふう~!

大雨洪水警報 解除されませんね

私鉄も運休してる

こんな日に
家で1人じゃなくて良かった

大丈夫ですか?

今日 泊まってっていいかな?
えッ?

風見君も泊まろうよ
1人じゃ肩身狭いし

いや それは…
電車動いてないし いいよね?

ねッ?

えっと じゃあ
2人にはリビングで寝てもらって

みくりさんと僕は この部屋…

ダメだ
でも そうするしか

でも しかし
問題は部屋よりも寝床です

今 この部屋にベッドは1つ

うッ…
しかも シングルベッド

試しに寝てみます?
何の!?

何の試し?
冗談です

みくりさんは
冗談のタイミングが変です

すいません
私が床で寝れば大丈夫です

それはいけません 僕が床で
私が床です

みくりさんはベッドで
従業員が床です

ここは雇用関係を忘れて
雇用関係を忘れたら 私達は一体

どういう関係で
同じ部屋で眠るんですか?

なので 私が床です

卑怯だ
私の布団 こっちに

隠しとけば良かった
沼田さん

沼田さん?
風見さんと2人きりで寝かしたら

マズいんじゃ…

あっちもこっちも どうしたら

何で 向こうで奥さんと寝ないの?

いえ たまには男同士 ボーイズトーク
するのもいいんじゃないかと…

おッ いいね
じゃあ初体験の話から

寝ましょう

津崎君 津崎君

寝ちゃったか
何で こっち来たんだろう

俺が風見君に良からぬことを
するんじゃないかって

心配になったんだよ
≪(風見)えーッ?

男と見れば誰かれ構わず
襲いかかると思ってんだよ

その気のない相手に
襲いかかったら

男女問わず犯罪ですよね
≪(沼田)だよね

いいよなあ 普通に愛を育める人は

俺ストレートだけど
育んでませんよ

育もうよ 少しは

<知らないって怖い>

<僕は これまで どれだけの人を>

<どれくらい
傷つけてきたんだろう>

<ひょっとしたら
みくりさんだって>

<僕の考えなしの言動に>

<傷ついたり>

<言いたいけど言えない気持ちを>

<隠していたり
するのかもしれない>

(津崎・みくり)いただきます

あー

2人で食事 久しぶりな気分です

沼田さんと風見さんが
丸24時間 いましたからね

これ 朝ご飯に沼田さんが作った
お味噌汁の残りなんですけど

おいしいですよね
沼田さんが昼に作ったパスタも

タラコソースに わさびおいしかった

あのまま夕飯まで作られていたら
胃袋をガッチリつかまれて

2連泊されてしまうところでした

さすがに それは…
今日は ゆっくり眠りたい

ゆうべ 眠れなかったんですか?

誰か いびきとか?
僕は気づきませんでしたが

いいえ 特に何も
眠れないほどの悩みですか?

お気になさらず
みくりさん

はい
僕は ゆうべ反省しました

知らなかったじゃ
済まされないこともあります

もっと周囲に目を配らないと

職場というものは 従業員だけの
努力じゃままなりません

雇用する側も努力しないと

僕は雇用主として

みくりさんが働きやすい環境を
提供したいと思っています

もし何か気になることがあったら
遠慮せず

何でも言ってください

ありがとうございます

でも

眠れなかったのは

単なる コーヒーの飲み過ぎです

ご心配おかけして すいません

もう30時間 一緒にいます

(山さん)高校生じゃないんだから
まあいいじゃない 人生は

壮大な暇つぶし

暇つぶしついでに
見ちゃったんだよね

帰りがけ 津崎君んちの寝室

《≪(風見)奥さんの料理
ホントおいしかったですよ》

《良かったです》

≪(沼田)シングルベッドに枕が1つ

あそこに一緒に寝てるようには
見えなかった

あの2人
ホントに夫婦なんだろうか

おやすみなさい
おやすみなさい

<言えない>

<とても言えない>

<絶対に言えない>

<昨日の夜>

<平匡さんが
毎日寝てるベッドだと思ったら>

<気配が…>

<まるで
平匡さんに包まれているようで>

<すぐそばで
一緒に寝ているようで>

<甘い香り>

<そうだ ゆうべ このベッドに
みくりさんが寝たんだ>

<まるで みくりさんが近くに>

<すぐそばで
一緒に寝ているような>

危険だ

エアーをかけて どうする

匂いくらいなんだ

たかが匂い

たかが匂い

されど 匂い

自分の布団

落ち着く…

<この日にかぎって私は>

<平匡さんのベッドのシーツを
替え忘れたことに気がつかず>

<朝までオブジェクションが
続いたことにも>

<まったく気づかず>

<でも それが>

<あんなことになろうとは>

♬~