ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ミス・ジコチョー 第10話 最終回 松雪泰子、堀井新太、須藤理彩… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~(10)』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. ブレーキ
  2. 失敗
  3. 事故
  4. 先生
  5. SHIMIZU自動車
  6. SHIMIZU
  7. 牧野
  8. 本当
  9. 運転
  10. 九坂
  11. 時間
  12. 実験
  13. 真奈子
  14. 以上
  15. 温度
  16. 検証
  17. 自分
  18. 清原社長
  19. 部品
  20. お父さん

f:id:dramalog:20191220225112p:plain

『ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~(10)』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

無料で民放各局の動画視聴ができるTVerティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~[終](10)[解][字]

車メーカーのリコール隠し、後編。高齢男性が、女性を死亡させる。真奈子は車両の欠陥の可能性を感じるが、「ホストに大金をみついでいる」との疑惑にさらされ危機に。

詳細情報
番組内容
車メーカーのリコール隠し、後編。高齢男性の運転する車が、女性を死亡させてしまう事故が発生。真奈子(松雪泰子)は実験を繰り返すうちに、車両側の欠陥の可能性を感じるが、同じ頃に「真奈子がホストに大金をみついでいて、研究費を使い込んでいるのではないか」という疑惑が爆発。日本の大学から追放される危機と闘いながらも、真奈子は母親・喜里子の協力も得て、自動車会社のリコール隠しを暴いていく…。
出演者
【出演】松雪泰子堀井新太須藤理彩高橋メアリージュン前川泰之岩城滉一寺脇康文余貴美子
原作・脚本
【作】八津弘幸
監督・演出
【監修】畑村洋太郎
音楽
【音楽】眞鍋昭大,【主題歌】[ALEXANDROS]

 

 


(ブレーキ音)

(真奈子)誰かが事故のあと
緩んでいたボルトを締め直した。

(沼尻)車両には 何も異常はなかった。

さあ スタート時間が迫ってる。

(ブレーキ音)

フットブレーキ きいちゃったわね。

私たちよりも先に事故車両を検証し

チェーンの緩みを隠蔽しようとした。

これは SHIMIZUのリコール隠しよ。

(モニター・清原)「私たち SHIMIZU自動車は

交通事故ゼロの世界を実現します。
実現します」。

(野津田)「ホストとご乱行」。

(トキオ)サンキュ。

私 大失敗しちゃった?

♬~

(学部長)この記事は本当なのかね?

数百万もの研究費を
ホストに使い込んでるなどと…。

絶対にあってはならんことだぞ。

ぬれぎぬです。

しかし ホストクラブに通っていたのは
事実なんだろう。

就労時間外に余暇を楽しんで
何がいけないんでしょうか。

君は 公序良俗に関わる
現職の大学教授なんだぞ!

本当は
研究費を使い込んでいるんじゃないのか!

天ノ教授 答えて下さい!

先生 大丈夫ですか?

別に。 問題なし。

そんなことより
タイミングチェーンの緩みと事故に

因果関係があるのか
一刻も早く突き止めたい。

(志保)その必要はない。

さっき
事故調の事務局から電話があって

事故調査委員会 降りてほしいそうよ。

よかったじゃない。 大学側は
研究費の使い込みを疑っているの。

この研究室にも調査が入る。

今は 事故調より
自分の身を守ることを考えて。

正式に解任されるのは 次の委員会よね。
まだ時間はある。

真奈子。

ポルトJの販売台数は 約10万台。

こうしている間にも いつ また どこで
同じような事故が起きるとも限らない。

お父さんの時みたいに?

[ 回想 ] (真一)急にブレーキが…。
え?

ブレーキが…。

(志保)
あの時 真相を究明できなかった後悔を

今回のことで
取り戻そうとしているんじゃないの?

そんなことは ちっぽけなことよ。

父の事故のあと ずっと考えてきた。

何がいけなかったのか。

どうしたら
同じような事故は起こらなかったのか。

そして 分かったの。

交通事故は 絶対になくならない。

100年も続いたSHIMIZU自動車が

一度の失敗もないなんて ありえない。

ただ失敗から目を背けて
ごまかしてきただけ。

そんな見せかけの安全神話
もう ここで終わらせる。

(清原)実は
5年後のロボットカー実用化目標を

3年に早めてもらいたい。

(喜里子)それは無理よ。
いくら何でも2年早めるなんて。

あくまでも目標ですよ。

できようが できまいが
そういうことにして下さい。

でないと 援助もお約束できなくなります。

こんなに急ぐ理由は何なの?

博士がお気になさることではありません。

(隆文)いまだに
加害者からの謝罪は受けておりません。

私はもう 怒り疲れて冷めています。

ただ 息子がふびんで…。

お父さんの運転
止めることはできなかったんですか?

以前から事故を起こすような兆候は
あったんでしょうか?

お父さん もう80歳 過ぎてますよね。
免許返納とかは考えなかったんですか?

免許更新の際
問題はありませんでしたか?

「ご家族としての責任を
どうお考えでしょうか?」。

(牧野)
ふざけるな! 娘は関係ないだろうが!

(守康)落ち着いて下さい。
血圧が上がりますよ。

(金属音)

(牧野)何の音だ?

タイミングチェーンが緩んだ音です。

え?

事故の時 健也君は
この音を聞いていたそうです。

そんな音 俺には聞こえなかったが。

窓を開けていないと
運転者には聞こえないようなんです。

何か ご家族から
指摘されませんでしたか?

あいつら 車に全く興味ないからな。

娘はペーパードライバーだし。

(九坂)ああ こいつだよ。

昔 SHIMIZUに出入りしてた記者。

それじゃあ その記事を書かせたのは…。

自分に必要がなくなると
容赦なく切り捨てる

そういうやつだよ 清原は。

もしかして あなたも?

いや そんなことはいいんだが

実験で使うポルトJ
あちこち借りに行ったんだけど

けんもほろろ 断られた。

でもな そのおかげで
2つの妙なことに気が付いた。

1つ目。

ああ チェーン・テンショナーね。
うん。

何ですか? それ。

タイミングチェーンの張りを
調整する部品よ。

(九坂)俺が調べた25台中

少なくとも8台は
新品の部品に交換されてた。

何か不具合があったってこと?

いや オーナーに聞いたんだが
部品を替えた覚えがないっつうんだ。

じゃあ 持ち主の知らないところで
黙って部品が交換されたってことですか?

そうしろって 上から指示があったそうだ。

半年前。

それと もう一つ。

知り合いの修理工場が 以前 ポルトJで
自損事故を起こした客がいたそうだ。

その時に その客が
「ブレーキがきかない」って言ったそうだ。

そこで また
SHIMIZUが出てきて検証したんだが

何もなかったって。 それも半年前だ。

SHIMIZUは 検証の直後に

内々にチェーン・テンショナーを
交換するように指示を出した。

やっぱり この部品が
引き金となっている可能性が高い。

あの… その部品がダメだと どうして
ブレーキが きかなくなるんですか?

通常 ブレーキは
踏むと その力が何倍にもなるように

バキュームポンプの負圧を使ってるの。

そのバキュームポンプの力は

ポルトJの場合は
タイミングチェーンから伝わってくる。

このタイミングチェーンが
チェーン・テンショナーの不具合で

緩んで ばたついてしまうと
その振動のしかたによっては

バキュームポンププーリーのボルトが
緩む可能性がある。

このボルトが緩むと
プーリーが空回りし

ブレーキに必要な負圧が足らなくなり

結果 ブレーキを踏んでも
固いロックが掛かったような状態になる。

牧野さんが ブレーキがきかなかったと
言っているのは

この状態かもしれないってことですね。

(沼尻)そんなことは ありえない。

沼尻さん。 どうして…。

俺が呼んだんだ。 公式な実験するんだ。

SHIMIZUの人間が
いてもらった方がいいだろう。

♬~

これから この機械で点検すっから。

これは
ブレーキテスターっていうんだけど

ブレーキの力を数値を使って表示する。

ブレーキがきくなら
800から900キロぐらい。

ブレーキがきかないなら
400から500キロぐらいが

表示されるわ。
なるほど。

九坂 元同期のよしみで来てやったが

たった一台で
何を証明しようっていうんだ。

私も暇じゃないんだ。
さっさと終わらせてくれよ。

(エンジン音)

いいよ。

♬~

牧野さんの自宅から事故現場までは
約7分間ね。

♬~

3分経過。

♬~

7分超えました。

♬~

(ブレーキ音)

♬~

ブレーキはきいてますね。

うまくいかねえな。

やっぱり ボルト緩んでるな。

なのに ブレーキはきく。 どうして…。

車というのは そんな単純じゃない。

何重にも安全を考えて作っているんだ。

何か条件が違うのかも。

回転数を上げて 試してみましょう。

ああ。

失礼します。
今から経理の確認検査 入らせて頂きます。

明日って聞いてますけど。

我々は 今日と指示を受けています。
勘違いなされたんじゃないですか?

♬~

(郁美)ちょっと!
ぐちゃぐちゃにしないでよ!

いつもの検査と違うじゃないですか。

ここだけの話ですが
この研究室の不正が明らかだという

密告があったそうで。

(ブレーキ音)

♬~

もう十分でしょう。

これ以上やったところで
結果は変わりませんよ。

 

もしもし… ごめん 今 取り込み中。

(志保)真奈子 ごめん。

突然 検査が入って 全部持ってかれた。

例のファイルも。

先生 どうしたんですか!? 先生!

(九坂)SHIMIZUに入りたての時は

みんなで こうやって
夜通し 作業したっけな。

何十年前の話だ。 もう忘れたよ。

SHIMIZU自動車 大丈夫なのか?

当たり前だろうが。

そうか。

合わせたのか?

RFVにランアウト。 基本だろ。

当たり前だろ。

そこまで町工場でやれってか。

どけ。 そんな手つきじゃ見てられん。

ちゃんと覚えてんじゃねえか。

お前の体に染みついているんだよ。
車好きが。

何ですか? これ。

粒子加速器

粒子加速器

え?

誰かいないの?

あれ? 先生 珍しいね こんな時間に。

あっ ホスト!

あっ もしかして 先生の彼氏?

はあ?

先生! こんばんは!
お久しぶりです。

先生!
お久しぶりです。 先生!

みんな ごめんね。
大学に ここのことがバレた。

万が一の場合
すぐにここを畳めるようにして。

ちょっと待って下さい。

これ どういうことなんですか?

みんな 私の教え子たちよ。

え?

え? 先生の個人ラボ?

そこの研究資金を
サポートしてたってこと。

もちろん 全部 自分のお金よ。

チームリーダーのトキオ君だけは
ちょっと変わってて

ホストクラブで稼いだお金を
ここの資金として入れてくれてるの。

ほかの子たちも
国内 海外の研究機関に籍を置く

優秀な子たちよ。

先生 それじゃ俺だけ
優秀じゃないみたいじゃない。

一応 彼も 元NASAのエンジニア。

一応って…。

本来は トップシークレットの
研究内容を

ここでは みんなで共有して
開発を続けてるの。

それって…。

出るところに出たら問題になる。

みんなの未来も潰れかねない。

だから
ここのことだけは言えなかったの。

そんな小さいこと言ってたら

100年かかっても完成しないからね
アレは。

アレ?

♬~

タイムマシーン。

[ 回想 ] この日付…。

スリーマイル島 チェルノブイリ

♬~

父はね 売れないSF作家でさ。

どの作品も ありえないぐらい
理想の世界が描かれていて。

最後にはね み~んなハッピーエンドでね。

オ~。 オホホ…。

そんな嘘くさい話 そりゃ売れないわよね。

ああ いや…。

私もさ そんな夢物語が大嫌いで。

だから
男手一つで私を育てた父を裏切って

で 私を捨てた母と同じ
工学者の道を選んだの。

さぞショックだろうと思ったんだけどさ

父は うれしそうな顔して

「頑張れ。 応援してるぞ」って。

いいお父さんだったんですね。
うん。

どことなく 燈君に似てる。

え?

いい父だったなあ。

だから あの人の影響で

私も ずっと
ありえない夢を追いかけてる。

ごめんね。

私のせいで また
職 奪われることになっちゃったらさ。

いや…。

はあ… 事故調も証明できなかったし。

私…。

また失敗しちゃった。

♬~

何?

泣いてんの?

いや~ ごめん ごめん。

新しい就職先 ちゃんと紹介するからさ。

そうじゃなくて…。

何か うれしいんです。

うれしいって…。

私が失敗したことが うれしいわけ?

そうじゃなくて あの…

何か そうかも…
よく分かんないんですよ。

でも うれしいんです。

♬~

何 泣いてる。 痛たた。 泣いてないですよ。

ちょっと
泣きたいのは私の方なんだからね。

「世界第3位の自動車メーカー
SHIMIZU自動車は

アメリカの自動車メーカー
ラプラタ社との合併を発表しました。

新しい会社のCEOには
清原社長が就任予定で

世界第1位の自動車メーカーとなります」。

これがあったから SHIMIZUは 絶対に
不祥事を出すわけにはいかなかった。

(モニター)「記者会見では 清原社長と
アダム・スミシーCEOとが

自動車産業の絶対安全を実現する

未来に向けた大いなる一歩であると
抱負を…」。

[ 回想 ] (清原)実は 5年後の
ロボットカー実用化目標を

3年に早めてもらいたい。

できようが できまいが
そういうことにして下さい。

でないと 援助もお約束できなくなります。

ロボットカーは 取り引きの材料…。

(ノック)
どうぞ。

失礼します。
博士 事故調の野津田さんが…。

失礼します。 資料を返しに参りました。

そんなに急がなくていいって
言ったでしょ。

いえ もう一度
博士に見てもらおうと思いまして。

この資料
結構 抜けがあったもんですから。

抜け?

まさか
SHIMIZUが わざと入れていなかった…

なんてことはないと思いますけどね。

真奈子は 大丈夫なの?

今回は 大丈夫じゃないかもしれません。

それなのに 先生は
事故の原因究明を優先しちゃってて…。

あっ でも それは
お父さんのことがあるからでも

SHIMIZU自動車に 憎い相手を
重ねているからでもありませんでした。

そんなちっぽけなこと どうでもいいって。

あのスキャンダルも
本当は 何にお金を使ってたと思います?

タイムマシーンですよ タイムマシーン。

フフ… ありえませんよね。

でも 先生は本気なんです。

いつだって ずっと先を見ているんです。

だから 俺 何だか すごくうれしくて。

誇らしくて。

見てみたいんです。 先生のつくる未来を。

♬~

ごめんね お父さん。

今回も うまくできなかった。

[ 回想 ] 帰って。

今は 誰とも話したくない。

そんな落ち込みなさんな。

誰だって失敗はするさ。
あの かあさんでさえな。

しないわよ。 あの人は いつだって完璧。

いや 俺と結婚したことは
かあさんの最大の失敗だ。 ハハハハハ。

自分で言ってて 悲しくない?

う~ん… 悲しくなんかないね。

その失敗のおかげで お前と出会えた。

お前さんはね 失敗の申し子だ。

何か そんなこと言われても
うれしくない。

(笑い声)

♬~

お父さんの命日 明日でしょ。
何で来るのよ。

そっちこそ。

会いたくないから 一日早く来たのに。
私もよ。

これが もし
おとうさんの導きだとしたら…。

大きなお世話ね。

フッ…。

実験をしたのは たった一台だけだそうね。

それじゃ よほど時間をかけて
実験を繰り返さないと

何も分からなくて 当然。
明らかに準備不足。

しょうがないでしょ。 こっちも いろいろ
横やりが入って大変だったのよ。

…ていうか 何なの?

ロボットカーを ここまでするのに
20年かかった。

やっと
もうすぐ実用化できるところまで来た。

私も いつの間にか
客観性をなくしていたのかもしれない。

SHIMIZU自動車が
共同開発に ふさわしいかどうか

もう一度 この目で確かめてみる。

はあ?
その 何とかモータース 案内しなさい。

はあ?

やるの? やらないの?

(郁美)はい どうぞ。

頭使うと おなか減るね。
フフフフ。

燈君も ほら
食べられる時に食べておきなさい。

はい。
お疲れ~。

お疲れさまです。
お疲れさまです。

だいぶ苦戦してるみたいね。

何かほかに考えられる条件は…。

ダメだ これ。 固まっちゃってるよ。

(九坂)何やってんの 開かねえのか。
はい。

ちょっと 待ってろ。

え?

(九坂)OK。

えっ 開いた。
開いた!

(郁美)ガテン系 ありだわ~。

カムシャフトの素材は ダクタイル鋳鉄。

プーリーの素材は アルミ。

温度が40℃以上 上昇すると…。

0.022マイナス0.012…。

最大10ミクロン しめ代が減る…。

それなら 空回りする。

温度が カギだとすると…。

1件目から3件目の事故は
7月と8月の猛暑日に起きてる。

どの車も 密閉された車庫の中にあって

エンジンルームの温度は
相当高くなっていたはず。

4件目は10月だけど 事故の前に
3時間以上のロングドライブをしていた。

当然 エンジンルームの温度も
上昇していたはず。

でもねえ 肝心の今回の事故は 冬の今よ。

走った時間も
家から事故現場までの僅か数分。

それで温度が上がるとは考えられない。

じいさん
その前にも運転してたんじゃないのか?

いや それはないですね。

牧野さんは 直前まで
近所の寄り合いに参加していたので。

 

はい 守康さん?

悪いけど 今 余裕ないから…。

え?

和解!?

(牧野)悪いな。

俺がいないと
うちは女2人だけになっちまうからな。

いつまでも留守にはできない。

親っていうのは
いくつになっても 子どもが心配でね。

本当にいいんですか?

和解をするってことは
非を認めることになるんですよ。

本人が決めたことだ。
これ以上 余計な口出しするな。

もう十分だ。

大丈夫だ。
賠償は この保険で私がなんとかする。

あっ! ちょ… ちょっと待って。

(守康)何だ?

牧野さん もう少しだけ時間を下さい。

使い込みについては 証拠は出なかった。

ただ 天ノ教授は 何かの
個人プロジェクトをやってるようだね。

そこに かなりの自己資金を投じている。

問題は
その参加メンバーが不透明ということだ。

ファイルにも
イニシャルでしか書かれていない。

辻留君 君は どこまで知っているのかね?

まさか 君も不正行為に
手を貸してたんじゃないだろうね?

教授 これ以上 事を荒だてるようなこと
言わないで下さいよ。

そうですね 今 大事な時ですからね。
次の学長選の前に

学部長の顔に
泥を塗るわけにはいきません。

とにかく
天ノ教授には 速やかに責任を取って…。

どこまで知ってるかと聞かれましたよね。

全部知ってます。
彼女のことは全部 誰よりも。

勘違いしないで下さい。

私は
彼女を辞めさせないでほしいなんて

これっぽっちも思ってません。

むしろ もっと最先端の研究施設で
彼女の力を存分に発揮してほしいと

そう願ってきました。

でも 彼女は 真奈子は

ここで
大学教授をすることを選んだんです。

なぜだか分かりますか?

未来は 人がつくるものだからです。

工学者として
どんなにすばらしい発明をしても

それを扱う人間が間違いを犯せば
取り返しのつかないことになってしまう。

時には
大勢の犠牲者を出してしまうことも。

だからこそ 次の世代に
正しい知識や経験をつなぐ必要がある。

同じ過ちを繰り返さないために。

♬~

それが失敗学です。

失敗を乗り越えてこそ
明るい未来があると

真奈子が教えてくれたから。

どうですか?
(九坂)いいよ。

どうも。

これは どういうことですか?

博士の最高傑作を
見せてもらえるというから

わざわざ 時間を割いて 来たのに。

それが 以前頂いた資料に
記入漏れがあったみたいで。

もう一度 検証することにしました。

バカバカしい。
何度やっても結果は同じだ。

帰るぞ 沼尻。

事故の時 本当は2時間近くも
あの車 走っていたんです。

当然 エンジンルームは
かなりの高温になっていた。

今回は 温度が60℃以上になったところで
検証します。

(牧野)ちょ… ちょっと待ってくれ。

俺は そんな運転なんかしていないぞ。

運転していたのは あなたの娘さんです。

娘?

[ 回想 ] あっ! ちょっと待って。

何だ?

あの時見た保険の資料には

あなたのほかに 娘さんの
牧野福江さんの名前がありました。

加入したのは つい最近です。

ペーパードライバーなら
入る必要ないのに。

あいつ 俺に隠れて運転していたのか。

何のために?

あなたのためです。

え?

これからは 自分が
あなたを乗せてやりたかったと

そう おっしゃっていました。

事故のあった日も こっそりと
運転の練習をしていたそうです。

あなたが帰宅する直前まで。

親は いくつになっても 子どもが心配だと
おっしゃっていましたよね。

子どもも同じです。

ただ 皮肉にも そのことが引き金で
事故が起きてしまった。

あの車の欠陥のせいで。

決めつけてもらっては困る。
ただの臆測だろう。

臆測かどうか 実験したいと思います。

♬~

エンジン スタート。

(エンジン音)

♬~

40℃。

♬~

ブレーキまで あと5秒。

♬~

ブレーキ!

ダメです。 踏み込めません。

ブレーキは ほとんど きいてない。

牧野さん つらい瞬間を
思い出させてしまって すいません。

でも これで 事故の原因が
あの車両にあったことが実証されました。

(清原)バカバカしい。

こんな町工場でやった実験など
信ぴょう性に欠ける。

大体 この一台だけ検証したところで
それは個体差にすぎん。

SHIMIZUの安全神話
こんなことで崩れたりはしない。

イクミン どう?

現在 158台が実験中。

(九坂)全国の町工場に声かけて
同じ実験をしてもらうように頼んだんだ。

♬~

たかが町工場だが
三度の飯より車が好きだって連中でね。

全国に
このポルトJが およそ10万台ある。

そのうちの何台が
同じ不具合を起こしたら

国土交通省に報告する義務がある?

お前も知ってるだろう。 3台か4台だ。

うん。

158台のうち…。

♬~

9台に異常発生!

清原社長 これ以上
こいつを悪者にしないでやって下さい。

10億だ。

それで 目をつぶってくれ。

あんたねえ!

たった10億…。

SHIMIZU自動車の安全神話
そんなもんなんですか。

なら いくらだ? 20億か! 50億か!

もう やめましょう 社長!

何?

私たちは
走る道を間違えてしまったんです。

もっと早く引き返せばよかった。

黙れ! お前だって全てを失うんだぞ!

もう とっくに失っていますよ!

SHIMIZU自動車が大好きだったのに。

SHIMIZU自動車が大好きだった…。

清原社長 今 この瞬間も
世界中で この車は走っているんです。

全てを公表し
緊急リコールを行って下さい。

ふざけるな。 誰がリコールなど。

俺は失敗などしてない!

失敗など…。

清原社長 自動車業界は
新規参入が難しいといわれています。

それは なぜか分かりますよね?

自動車は
その時代時代の最先端技術の結晶です。

長年の研究開発と
たくさんの失敗を積み重ねて

今があるんです。

SHIMIZU自動車も
以前は そうだったはずです。

だからこそ ここまで大きくなった。

でも あなたは
そのかけがえのない失敗を

私利私欲のために握り潰した。

確かに あなたは失敗なんかしていない。

分かっていて リコールを隠した。

それは失敗じゃなく

ただの犯罪よ。

あなたに安全神話を語る資格はない。

♬~

ロボットカーの実現も
これで10年遅れますよ。

しかたないわね。

スイッチの入っちゃった この子を
止めることはできないのよ。

私の最高傑作だもの。

♬~

「SHIMIZU自動車の清原社長が
道路運送車両法違反 ならびに

業務上過失致死傷容疑で
逮捕されました。

ラプラタ社との合併は
白紙に戻る見通しとなりました」。

牧野さん。

あなたには
ひどいことを言ってしまった。

本当に申し訳ありませんでした。

いや どんな理由があろうと
車を運転していたのは私です。

責任が全くないなんて
そんなことはありえません。

本当は
もっと早く来なきゃいけなかったのに

自分の失敗を認めることができなかった。

すいませんでした。

本当に…。 許して下さい。

♬~

健也君 クリスマスプレゼント。

(健也)おばちゃん サンタさん?

サンタさんでもないし
おばちゃんでもないわよ。

これ な~に?

♬~

免許は返すことにした。

え?
今でも運転には自信がある。

…が まあ 娘の隣ってのも悪くはない。

♬~

(エンジン音)

♬~

お見事でした。

♬~

メリークリスマス 健也君!

お母さんからの伝言だよ。

いつも そばで
健也君のことを見守っているって。

だから また笑ってほしいって。 アハハ!

お母さんが…。

健也 よかったな。

すごいな これ。
うん。

うまくいったみたいですね。
そうみたいね。

でも よく引き受けてくれましたよね。

ああ見えてね
あの人 ああいうの大好きなのよ。

よ~い スタート!

メリークリスマス!

え~! 全部 先生の仕業だったんですか!?

言葉が悪いなあ。
健也君のためのサプライズよ。

ああ… あっ もしかして

そのホログラムって
この間 完成したばかりの…。

シッ!
えっ 「シッ!」って何?

ホログラム装置を どうしたって?

あれはね ドイツの企業から
極秘で開発を頼まれたものよ。

まさか それを プライベートで
勝手に持ち出して使っちゃったの!?

まあ ざっくり言うと そうね。

(志保)詳しく言っても そうでしょうよ。

勘弁してよ!

あんたたちは いいわよね。
SHIMIZUの不正 暴いて

さぞ 気持ちいいことでしょうよ。

私はね その間 あっちに謝り…。

あ~! もう そろそろ 事故調行く時間だ。
燈君 行くわよ。

え… ああ はい!

真奈子~ まだ話 終わっ…。

志保。

ありがとう。

どういたしまして。

先生。
うん?

もし 本当にタイムマシーンが出来て
いろんな時代に行けるようになっても

俺は きっと 今が一番好きです。

そう思うなら

いつか その仮説を証明しなさい。

はい!

<一切の偽りなく 忖度なく 見返りなし。

全てのしがらみとは無縁の
三者による真実の究明。

それが 事故調査委員会
事故調の使命である>