ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

赤ひげ2 第8話 最終回 船越英一郎、中村蒼、佐津川愛美、前田公輝… ドラマの原作・キャストなど…

『BS時代劇 赤ひげ2[終](8)「養生所の危機」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 繁二郎
  2. 半七
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  12. 孝太
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  15. 去定先生
  16. 佐吉
  17. 大丈夫
  18. 費用切
  19. 奉行所
  20. お主

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『BS時代劇 赤ひげ2[終](8)「養生所の危機」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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BS時代劇 赤ひげ2[終](8)「養生所の危機」[解][字]

赤ひげ(船越英一郎)は公儀の役人・岡野(木下ほうか)から、養生所の取り潰しに等しい予算削減を要求される…。

詳細情報
番組内容
やくざ者に命を狙われている半七(松下洸平)は、身寄りも無い上に肺を病み、ひょんなことから老女おつた(藤田弓子)に、「死んだ孫娘の許嫁の繁二郎」と誤解され、そのまま繁二郎を名乗って養生所に入所する。半七の命をねらう無法者たちが養生所に迫る頃、赤ひげ(船越英一郎)は公儀の役人・岡野(木下ほうか)から、養生所の取り潰しに等しい予算削減を要求される…。
出演者
【出演】船越英一郎中村蒼佐津川愛美,前田公輝,鈴木康介,松下洸平,木下ほうか,藤田弓子
原作・脚本
【原作】山本周五郎,【脚本】尾崎将也

 

 


(およね)どいてくれ。

(去定)もういい。

みとってやりなさい。

(おつた)おいね…。

繁二郎さん…。

繁二郎さんって
誰なんだい?

繁二郎さん…。

あ… おいね!

(泣き声)

ごめんよ 苦労ばっかりかけて…。

ゆ… 許しておくれ!

ごめんよ おいね…!

(お常)おばあさんと2人っきりで…
頑張ってきたのにねえ。

(おつたの泣き声)

臨終に立ち会うのは つらいものですね…。

いつか 慣れるでしょうか?

いや…。
慣れないということに慣れる。

(泣き声)

(お雪)おばあちゃん
元気出してね。

何かあったら
すぐ ここに来るんだよ。

♬~

≪承知できぬ!
≪(岡野)何度 言わせるのだ。

≪できぬものは できぬ!
≪(岡野)しかたあるまい。

どうしたんです?
いつものことさ。

費用切り詰めの話だろう。

そんな話がのめるか! それでは
養生所を潰すのと同じではないか!

では 新出殿には

お辞めいただくしか
ありませぬなあ。

フン!

えっ 養生所が潰れる!?

そこまでの話ではないだろう。

いつもより 大きく出費を削れと
言われたんじゃないか。

でも これまでも
お金は減らされてきたんですよ。

それを 今まで以上に減らされて
やっていけるんですか?

去定先生が のらりくらりと
かわしてきたが

奉行所も 今度は強気だな。

聞き入れなければ 去定先生
お役御免にするとも言ってた。

新出先生がいなくなれば
この養生所は…!

(およね)ま 貧乏人を助けても

お上には 何の得もないからね。

あんた それでいいのかい!

そんなことは言ってないだろ。

すまない。

(せきこみ)

大丈夫か?

<せきをしていたが 病だろうか…。

私は その男の暗い目が妙に気になった>

(栄治)クソッ!
あそこで ぞろ目が出るとはな。

(孝太)ついてねえなあ。

(栄治)ま また今度だ 今度。 ハハハ…。
じゃあな。

(佐吉)兄貴 これのとこだべ?
ハッ。 ま そんなとこだ。

(佐吉)いいよな 兄貴はよ
昼間っから女と遊んで。 (孝太)ああ。

半七!

久しぶりだな 栄治兄ぃ。

ハハッ…。 よく戻ったな。
ま その辺で一杯やろう。

その前に… 金を返してもらう。

ああ 金か。

さあ 返せ。

フッ。 金なら あいにく使っちまったよ。

この野郎…!
フフフフッ 無い袖は振れねえってやつだ。

ハッ ハハハハッ…!

この盗人!

♬~

♬~

(せきこみ)

(孝太)兄貴! 兄貴! どうした!?

追え!
兄貴 大丈夫か!?

俺はいい。 あいつを捕まえろ!
半七って野郎だ。

ああ!
逃がすなよ!

♬~

紺の着物だったな。 名前は半七。
けどよ 顔が分からねえんじゃなあ。

♬~

(おつた)あの…。

おいねの知り合いですか?

おいねは 私の孫ですが…。

ええ…。 おいねちゃんとは ちょっと。

おいねちゃん 今頃になって悪かったなあ。

あんた もしや…

繁二郎さんじゃないのかい?

え…。
そうなんでしょ?

え… ええ。

まあ あんたが…!
おいねとは どこで?

それより おいねちゃんに…。

おう あんた。
お前 半七か?

何のことだ。

えっ 繁二郎さんに何か?

(佐吉)繁二郎?

この人と なじみの者の墓参りを
していたところだが 何か用かい?

(せきこみ)

チッ。 違ったか…。

(せきこみ)

何なんだい あれは?

さあね…。

(せきこみ)

大丈夫かい?
(せきこみ)

で おいねとは どこで?

それは… 聞かないでおくんさい。

え… どうして?

実は 俺は…

人から あらぬことで ぬれぎぬ着せられて
逃げてるところなんで…。

(せき)

詳しいことを 今 話すと
そちらにも 迷惑がかかるんで。

(せき)
そうかい…。

それじゃあさ
一つだけ教えてくれないかい。

あんたは おいねと その…
いい仲だったのかい?

俺は そのつもりだった…。

おいねちゃんがどうかは知らないが。

そ… そりゃあ
おいねだって そのつもりだったさ。

だってさ いまわの際に
あんたの名前 呼んだんだよ。

繁二郎さんって。

そうか おいねちゃんが…。

(およね)次 繁二郎さん 繁二郎さん!
あっ はい。

(せきこみ)

肺を病んでるな。
このままでは 労咳になる。

労咳!? 治りますか?
養生次第だ。

すぐに入所だ。
世話をしてやれ。 はい。

けど… 俺には金が。

ここはね
金のない人のために作られたんだ。

だから そんなことは
気にしなくていいんだよ。

な 先生。
そういうことだ。

では お願いします!
(せきこみ)

(せきこみ)
こっちだよ。

♬~

すまない。

(せきこみ)

しっかり 養生するんだよ。

おい およね。
ん?

あの男は…。

例の 繁二郎って人だよ。

え… おいねが いまわの際に言ってた?

繁二郎さん…。

うん…。

(栄治)金なら あいにく使っちまったよ。

無い袖は振れねえってやつだ。
ハッ ハハハハッ…!

(2人)すいません!

半七の野郎…
また 俺を襲ってくるにちげえねえ。

で どうするんで?

半七には あの世に行ってもらう。

おめえら 何が何でも捜し出せよ。
捜すって どうやって?

そういえば あの野郎

悪い病気だか何だか知らねえが
せきこんでいやがったな。

あのばばあと 一緒にいた男…!
そうだ 妙なせきをしてた!

よし。

どうも。

繁二郎さん 具合はどう?

ああ いいよ。

これね あの
死んだ亭主のものなんだけどね。

すまない…。

身寄りはないと言ったな。

あの そのことなんですけどね…

私が 身元を引き受けるんじゃ
駄目ですかね?

だって この人は うちの
おいねのいい人だったんですよ。

だったら 私にとっても
この人は 身内同然じゃありませんか。

繁二郎さんは おいねの亭主として
私が身元を引き受けます。

それで どうですか?

ああ うん…。
ありがとうございます!

先生…

この養生所が なくなるかもしれないって
うわさなんですが どうなんです?

ああ ただのうわさだ。
心配するな。

≪先生 よろしいですか。
入れ。

繁二郎という男の容体ですが

今は落ち着いています。
そうか。

それで 先生 費用切り詰めのことが
うわさになっています。

ここが なくなるのではと
皆が心配しております。

案ずるなと伝えておけ。
申しました。 しかし…。

何だ。

私の舅は ご存じのとおり 御殿医です。
よければ 話をして…。

そんなことは しなくていい!

お前は 自分の仕事だけしていろ。

よかれと思って言ったのに何だ。

<あの手紙 どこへ出すんだろう…>

♬~

どれどれ 見せてみな。

ああ これは もっと ここ削らないとな。

♬~

よし 飛ばしてみな。
うん!

わあ! 飛んだ 飛んだ!

ありがとう!

冷えると よくないよ。
すまねえ。

具合は どうだい?
だいぶ いいよ。

おいねちゃんは いい子だった…。

私も大好きだったよ。
そうかい…。

泣きぼくろが ちょっと色っぽくってね。
ああ… 俺も好きだったよ。

おいねちゃんに 泣きぼくろはないよ。

えっ。

あんた…
本当は 繁二郎さんじゃないだろう。

ま いいさ。

どんな訳があるか知らないけど
あんたは悪い人じゃない。

訳を教えてくれたら

黙っててやってもいいよ。

何で 俺のことなんか聞くんだ?

知りたいからさ。
暇潰しで話すようなことじゃねえ。

怒った!

やっぱり あんたは悪い人じゃない。

フッ。

あんたに見抜かれて 少し楽になった…。

確かに 俺は繁二郎じゃねえ。
半七ってんだ。

あれは 3年前のことだ。

俺は 指物職人の腕を買われて
上方に呼ばれた。

(半七)これまで 俺がためた金だ。

上方で仕事して戻ってくるまで
3年の間 預かってほしい。

随分と ため込んだな。
ああ。

帰ったら この金で
表通りに 店を持つつもりよ。

そんな大金を 他人に?

兄貴は 身寄りのない俺を拾って

親方のところで
弟分として修業させてくれた。

身内以上の恩人だ。

(半七)これは 預かり賃だ。

そんなもん 要らねえよ。

この栄治を 見くびってもらっちゃ困るぜ。

お前さんの大事な金だ。
戻ってくるまで きっちり預かるぜ。

そうだ 上方で稼いだ金も送るといい。

ありがとよ 兄貴…。 恩に着るぜ!

江戸に帰って店を持つ…。

俺は それだけを楽しみに 必死で働いた。

給金は みんな 兄貴に送った。

ところが… 妙なことを聞いたんだ。

そいつは 俺より半年遅れて
江戸から来た男だった。

(半七)そうか。
栄治の兄貴を知ってるのか。

おう なかなか気風のいい男でよ。
そうだろう。

しかも 遊びっぷりがいいや。
え?

金離れがいいっつうのかい。
仲間には ポンポン おごってやる。

博打も そりゃ 見事な賭けっぷりでよ。

おいおいおい 栄治の兄貴が博打を?

おう。
仕事は?

いや あいつは仕事なんかしてねえ。
遊び人だ。

仕事もしねえで
余裕しゃくしゃくの暮らしだよ。

みんな 言ってたぜ。

何で あの男は
あんなに金持ってんだろうってな。

(半七)兄貴が まさか 俺の金を…。

そうこうしてるうちに
俺は 病になっちまった。

金のことが気が気じゃなく
俺は たまらず 江戸に戻った。

丁! 丁!
半! 丁!

丁方ないか。
半!

いい賭けっぷりだな。

俺には 西の方に 金のなる木があってね。
ハハハハッ…!

はい 丁半駒そろいました。
勝負!

二六の丁!

(半七)俺の金だ…!

俺が汗水たらして ためた金を

あの男は 湯水のように
遊びに使ってやがる!

それで 栄治をやろうとしたんだが…。

(せきこみ)

このざまさ…。

みんなに言えよ。

こいつは 繁二郎なんかじゃねえ
偽者だって…。

どうせ もうすぐ死ぬんだし…
同じことさ。

(せき)

言わないよ。

私も 前に 人を殺したいほど
憎んだことがあるからね。

えっ それで どうしたんだ?

ここで働くようになってから
恨みは消えた。

それは本当か?

ああ そうさ。

フッ フフッ…
恨みが そうたやすく消えるもんか。

消えたって
自分を ごまかしてるだけじゃないのか?

自分の気持ちぐらい 分かるさ…。

養生しながら ここの人たちを見ればいい。

そうしたら分かるさ。

≪(お常)およねさ~ん!
は~い。

(せきこみ)

大丈夫かい!? おい! おい!
ちょっと… 誰か! 誰か!

繁二郎さん
倒れたんだって!?

もう心配ないよ。
そうかい よかった…。

気休めは やめてくれ。

どうせ 俺は死ぬんだ…。

何 言ってんだい!

何で そんなこと言うんだよ…!

すまねえ。

(せきこみ)

せ… 先生!
ん?

あの男を 助けてやっておくれ。

分かってる。
しかし 何で お前が そんなことを言う?

いや… 何だか 哀れっぽいんでね
ほっとけないんだよ。

あ… ああいう病人のために
ここを なくしちゃいけないよ。

もし お金がないんだったらさ
私に暇を出しておくれ。

私は どこだって やっていけるさ…。

でも 病人を このまま
放り出しちゃいけないよ。

お前は変わったな…。

≪(笑い声)

先生。
≪おう。

義父上!

ご無沙汰しております。

堅苦しい挨拶はよい。

せんだって新出殿から手紙で相談を受けた
費用切り詰めの一件。

去定先生が?
では あの手紙…。

いろいろ 探ってみた。

かたじけない。

ご公儀の財政が厳しいのは本当だが
養生所を取り潰すまでは考えていない。

では お上の意向ではないんだな。
うむ。

費用切り詰めを逆手に取って
養生所を潰そうとしているのは

奉行所の岡野という与力だ。

チッ。 やはり そうか。

あの男 蘭学の医学所を
作ろうとしているらしい。

蘭学の医学所を?
それは よいことだが

しかし なぜ そのために
この養生所を潰さねばならんのだ?

この地と費用を
そのまま振り替えるたくらみであろう。

それは 体のいい
乗っ取りではありませんか。

うむ。 恐らく 蘭方医から
岡野に金が流れておる。

このところ あやつ

羽振りがいいと
専らのうわさだ。

義父上 養生所がなくなったら

病を抱えた貧しき者たちは
一体 どうなるのですか?

無論
捨て置かれるだろう。

そんな…。

私腹を肥やすために
民を犠牲にするなど許せません。

先生 なんとかならないのですか?

言語道断だ 岡野のやつめ。

新出殿。 あの岡野という男
一筋縄ではいかぬらしいぞ。

(おつた)おいね…
繁さんの具合が よくないんだよ。

あの人のこと 見守っておくれね…。

あのばばあだな?
ああ 間違いねえ。

♬~

先生 この養生所を守るには
どうすれば…。

案ずるなと言っただろ。

いいか 保本
先ほどのことは 他言無用だぞ。

はい。

わしは出かけてくる。
どちらへ?

蛇の道は蛇」だ。

養生所?
(孝太)ああ 間違いねえ。

半七は 養生所に入ってる。
あの野郎!

兄貴 居場所が分かったんだ!

出てくるのを待って…。
いや 待てねえよ!

(せき)

♬~

(お常)先生。

何だ。

奉行所の岡野様が お見えになりました。

来たか…。

例の奉行所の与力が来てるようです。

いいから仕事しろ。

よし いいぞ。
ありがとうございます。

次。

(せき)

お願いします。
どうした?

ちょっと だるくて…
熱もあるようで。

風邪かな。
次。

(せき)

どうした?
へえ 熱があるようで…。

風邪が はやってるのかな。

♬~

どうだ 腹は決まったか?

これ以上の費用の切り詰めは のめん。

うん。 ならば
その方には辞めてもらおう。

そんなことが できるかな。

何? どういうことだ。

お主のねらいは分かっているぞ。

何だと?

これは 一体 何かな。

蘭方医の桑原玄庵から

お主の配下の同心 神野龍之進が

20両を受け取ったという書きつけだ。

お主らが賄賂を受け取ったという
動かぬ証拠。

いや~ これは ありがたい! ハハッ…。

何?
神野を きつく問い詰めよう。

もし 賄賂を受け取ったことが
まことであるならば

切腹ものの大罪である。

その書きつけは こちらで預かろう。
さあ。

ハハッ どこへでも訴えるがよい。

所詮 同心風情と蘭方医の不始末。

その者らが わしの名を出すと思うか?

わしには 関わりのないことだ。

無論 この養生所とも
関わりはなかろう。

フフッ フハハハッ…!

よし いいぞ。
ありがとうございます。

念のため 薬を3日分出しておくから
よくならないのなら また来なさい。

何だ それは?

え? いや これは…。

医者にかかるのに
なぜ そんなものがいる?

おい お前…!

おい!

♬~

おい!
いねえ!

何だい あんたたち!
どけ!

(孝太)半七を捜せ!
(佐吉)ああ!

≪絶対 逃がすなよ!
半七さん 逃げて!

≪半七!
≪どこ行きやがったんだよ!

半七…。

くたばれ!

♬~

ん? 何事…。

しばらく。

♬~

お前らは何者だ!

うるせえ!

な… 何やってんだ!
は… 刃物を捨てろ!

♬~

待て~!

♬~

そりゃ~!

おい こいつらを縛っておけ!

(田山 津川)は… はい!
(お常)何やってんだ!

ほら 部屋に戻って! ほら!
(お雪)危ないから!

ほら 戻って! 戻って ほら! ね?

♬~

俺を ここから出せ。

さもないと こいつを殺す。

おい… 助けてくれ!

侍のくせに情けない。

そんなことして 何になる!
(栄治)うるせえ!

さあ それを渡せ!

近づくな! 本当に殺すぞ。

勝手にしろ。
え?

その者が死んでくれたら 「渡りに船」だ。

何だと!?
何を言う!

その者は
この養生所を潰そうとしている張本人だ。

殺してくれたら 大変ありがたい。

お おい…!
畜生!

た… 頼む! 助けてくれ!

助ける? なぜだ。

分かった。 養生所は潰さぬ。
だから 頼む。 助けてくれ…。

聞こえませんなあ。
だから…

養生所は潰さぬ!
来るな!

♬~

終わったぞ。

お… おい! おい… 血! 血~!

それはいかん。 すぐに手当てだ!

(一同)はい!

(悲鳴)

いや~ 先ほどは あの嘘が うまくいった。

嘘?
お主を殺してくれたら ありがたいと。

それでは…。

ああ言えば あの男は動揺する…。
その隙をついたのだ。

死んでいい人間などおらん。

そういえば…

養生所は潰さぬと言ったな。

やくざ者に 刀を奪われ
人質に取られた不始末…。

うえに知られたら ただでは済むまいな。

おまけに 多くの者たちが見ていた。

果たして 皆の口を塞げるかな。

そ それは…。

養生所は?

潰さぬ。

わしは 辞めなくても
いいのだな?

ああ。

費用の切り詰めは?

考え直すとしよう。

何分 よしなに。

♬~

すまねえ おつたさん…。

俺は 繁二郎じゃねえ。

本当は 半七っていうんだ。

そうだったのかい…。

すまねえ!

俺は すぐに消えるから… 許してくんな。

(せきこみ)
おい その体で どうする気だ?

寝てなよ!

このままじゃ あんたにも迷惑が…。

所詮 他人だ。

病を治さなきゃ!

ここに いておくれよ!

しかし 俺は…!

あんたが 半七さんだろうが
繁二郎さんだろうが

どうでもいいんだよ…。

私が独りぼっちになった時
あんたに会って…

孫ができたみたいな気がして
うれしかったんだよ。

あんた 夢があんだろ?

自分の店を持つんじゃなかったのかい?

だったら 病を治さなきゃ。

無駄だ! 治るわけねえんだ。

私 手伝うよ! あんたの店 手伝うよ!

でもよ 治ったところで 俺には金が…。

金など どうとでもなる。

自分の命と 大切な人がいればな。

お前の病は治る。

本当か? 治してくれるのか?

お前が諦めなければ わしらも諦めない。

待っててくれ…。

うん。

(泣き声)

♬~

はい!
(一同)よいしょ!

さあ お餅だよ!
よっ 待ってました!

さあ みんな お餅だよ!

うっ…!
(お雪)お茶 お茶 お茶!

喉 詰まらせないように ゆっくり食べて。

はい! (一同)よいしょ!
はい! よいしょ!

はい! (一同)よいしょ!
はい! よいしょ!

(笑い声)
情けないねえ。

女には無理だ。
言ったね!

(一同)よいしょ!
はい!

(一同)よいしょ!

去定先生も どうぞ。
おいしいですよ。

フン… のんきなもんだ。

(一同)よいしょ! はい!
よいしょ! はい!

いや~ 今年も いろいろありましたね。

先生 来年も ご指導
よろしくお願いいたします。

いつまでも わしを頼るんじゃない。

わしがいなくなったら この養生所は
お前たちでやっていくんだぞ。

え! 先生がいなくなる!?

バカ者! もしもの話だ。
はあ…。

赤ひげは
そう やすやすと くたばらないよ。 ああ。

<そうだ。 小石川養生所から

赤ひげが いなくなるものか…>

(一同)よいしょ! よいしょ!
はい!

(一同)よいしょ!
はい! よいしょ!

はい!
(一同)よいしょ!

何だ。

いえ。
フン…。

はい!
(お常)先生!

お願いします! けが人です!
何!

行くぞ!
(保本 田山 津川)はい!

♬~

橋の上で喧嘩して
2人して川に落ちたそうです!

体が冷えきってるな。

およね 湯で拭いて温めろ!
はい。

お雪 布団を!
(お雪)はい!

お常は 湯と さらしを
ありったけ持ってこい!
(お常)はい!

水 飲んでるかもしれません。
横に向いて吐かせましょう。
はい。

保本 津川!

(2人)せ~の!

<いつか先生が言っていた 美しい風景。

それは 無知と貧困にあらがい続ける

その先に広がっているのだろう。

私も その景色を見てみたい。

どんなに困難であろうと
この仲間と この場所で。

ここは 小石川養生所。

貧しくて医者にかかれない者たちのために
建てられた 医療施設だ。

ここの所長は 新出去定。

ある人は恐れを
ある人は親しみを込めて

彼を 赤ひげと呼ぶ>