ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

悪魔の弁護人 第2話 要潤、奥菜恵、ベッキー、玄理、津田寛治… ドラマの原作・キャストなど…

『<オトナの土ドラ>・悪魔の弁護人 御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~ #02【逆転】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 亜季子
  2. 倫子
  3. 美雪
  4. 溝端
  5. 伸吾
  6. 被告人
  7. 稲見
  8. 要蔵
  9. 御子柴
  10. 先生
  11. 津田
  12. 彼女
  13. 弁護士
  14. 園部
  15. 信一郎
  16. 御子柴先生
  17. カッターナイフ
  18. 裁判
  19. 死体配達人
  20. 症状

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『<オトナの土ドラ>・悪魔の弁護人 御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~ #02【逆転】』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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<オトナの土ドラ>・悪魔の弁護人 御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~ #02【逆転】[字]

御子柴(要潤)の推理に法廷は騒然!被告・亜季子(奥菜恵)は何を隠している…?世田谷夫殺し裁判、驚愕の解決編!

詳細情報
おしらせ
「東アジアE-1サッカー選手権2019 男子 日本×香港」延長の際、放送時間繰り下げの場合あり。
番組内容
あの“死体配達人”事件の犯人が、御子柴(要潤)!?
彼がかつて日本を震撼させた事件を起こした元少年Aだと知った洋子(ベッキー)。親友で記者のあすみ(玄理)は「絶対に許せない」と御子柴を調べ始める。
一方、御子柴は夫殺し事件の被告・津田亜季子(奥菜恵)が何かを隠していると確信、手がかりを求め亜季子の生家があった福岡へ。そこで御子柴は亜季子の主治医だった溝端(大林丈史)から、彼女の幼少時代に家族が悲劇に
番組内容2
見舞われたことを聞き出す。

その頃、洋子とあすみは御子柴がかつて入っていた医療少年院の元担当教官・稲見武雄(勝野洋)の元へ。稲見は昔のことは忘れたと早々に切り上げるが、洋子はあすみと別れた後、改めて稲見に問いかける。本当の御子柴が知りたいと。そんな洋子を稲見はじっと見つめー

御子柴は再び津田家へ。いまだ体調を崩し部屋にこもる長女の美雪(豊嶋花)、なぜか御子柴に懐く次女の倫子(本保佳音)、そんな孫娘
番組内容3
たちを案じ亜季子の減刑を望む義父の要蔵(山田明郷)。全員と話し、御子柴の中で一つの答えが導き出される。なぜ無職の夫・伸吾(渡辺慎一郎)は殺されたのか。そして亜季子は何を隠しているのか…

いよいよ最終公判の幕が上がる。検事の岬(津田寛治)と対峙する御子柴。そこで御子柴は衝撃の告白を始め…
どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続!衝撃のラストまで目が離せない『世田谷夫殺し』裁判、堂々の解決編!!
出演者
御子柴礼司: 要潤 
日下部洋子: ベッキー 
桜葉あすみ: 玄理 
宝来兼人: 本村健太郎(今回登場せず) 
横山紗矢: 田中こなつ
 / 
津田亜季子: 奥菜恵 
稲見武雄: 勝野洋
 / 
岬恭平: 津田寛治
スタッフ
【原作】
中山七里(講談社文庫)(弁護士・御子柴シリーズ)
『贖罪の奏鳴曲』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』『悪徳の輪舞曲』

【企画】
市野直親(東海テレビ

【脚本】
泉澤陽子

【音楽】
島崎貴光スマイルカンパニー) 
佐々木裕(スマイルカンパニー) 
コヤマヒデカズ(スマイルカンパニー

【演出】
村谷嘉則

【協力プロデューサー】
遠山圭介(東海テレビ
スタッフ2
【プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ) 
渡辺良介(大映テレビ) 
椋尾由希子(大映テレビ

【制作著作】
大映テレビ

【制作】
東海テレビ
ご案内
公式サイトやSNSなど、充実のウェブコンテンツは「オトナの土ドラ」で検索!! 

【公式サイトURL】
https://www.tokai-tv.com/akumanobengonin/

【公式ツイッター
@tokaitv_dodra 

【YouTube
東海テレビ公式チャンネルも好評配信中!

 

 


(御子柴)世田谷で起きた
夫殺しの事件で

被告人の 津田 亜季子の
弁護人を されていましたよね?

(御子柴)
私と 代わってくれませんか?

(亜季子)
あの男は ろくでなしでした。

(紗矢)どの裁判も 強引な手を
使って 勝訴に 導いています。

(里美)この悪魔!

(岬)この事案は
私が 担当するよ。

あの女は 何かを隠してる。

噂どおり 強引な やり方だな。

法律が 秩序を
つくりあげるなんて思い上がりだ。

(洋子)あれ?
これ 御子柴先生?

(あすみ)じゃあ 御子柴が
あの 死体配達人だったってこと?

♬~

早く 死んでくれないか?

あっ。 すいません。
うっ!?

津田 亜季子は ダイニングにあった
カッターナイフを 手に取り

浴室にいた 伸吾を
三度 刺した。

伸吾が 絶命すると

亜季子は 物置から
ブルーシートを 取り出して

伸吾の死体を その上に移し

血のついた壁を
シャワーで 洗い始める。

検察側の 描いた絵に
矛盾は 見当たらないな。

これを ひっくり返すのは
かなり 難しいだろう。

いつまで 寝てるんだ?
もう 検証は 終わりだ。

あっ。 はい。

早く
ここから出たいと 言ったな?

だったら 全部 正直に話してくれ。

(亜季子)何を話せば
いいんですか?

君の過去が 知りたい。

(亜季子)過去?

一番 古い記憶は?

小学生のときだと 思います。

4年生のときに
東京に 引っ越してきて。

(父)《ここでなら つらいことも
悲しいことも

きっと 忘れられるけ》

《あんな ひどいことが
あったんやけ

この先は ずっと
いいことばっかりのはずや》

ひどいこととは 何だ?

東京に 引っ越す前に
何があった?

(亜季子)思い出せません。

思い出せ。

(亜季子)覚えてない。

そこまでしか 記憶が ないんです。

(紗矢)津田 伸吾の DVについて
聞きだしていなかったのは

警察の怠慢です。
所轄が 到着したときには

死体と 犯人と 目撃者が
揃ってた。

津田 亜季子も
犯行を 認めてたし

家庭環境の調査は そこまで
必要がないと 思ったんだろ。

(紗矢)ですが…。
警察の 怠慢であることは

もちろん 間違いがない。

だが 事前に 私が
そこに 気付くべきだった。

(紗矢)減刑は あるんでしょうか?

(岬)被告人は
明確に 殺意を認めてるから

大した減刑には ならんだろ。

(あすみ)御子柴について
知ってること

何でもいいから 教えて。

過去のことに関して
何か 言ってなかった?

そんなこと 聞いて
どうするの?

(あすみ)記事にするに
決まってるでしょ。

あいつは 少年法に守られて
のうのうと 生きてる。

前科だって つかなかったから
弁護士にだって なれた。

(あすみ)でも
あの 死体配達人だよ。

絶対に 許せない。

少年院で 名前 変えて
隠し通せると 思ってるんだよ。

何とか 証拠を つかんで
公にしないと。

♬~

♬~

あのう。
何だ?

先生は 死体配達人事件のこと
ご存じですか?

ああ。

(洋子)犯人の 園部 信一郎という
少年は…。

そのう。

御子柴先生なんですか?

そうだ。

えっ?
それが 何だ?

別に 隠してるわけじゃない。

私が 怖いか?
えっ?

辞めたければ
いつでも 辞めていい。

≪(倫子)こんにちは。

あっ。 倫子ちゃん。 一人?
(倫子)うん。

もう 来るなと 言っただろ。
お前がいると 仕事にならん。

(倫子)先生。
好き嫌いは よくないよ。

嫌いなわけじゃない。
私の喉を 通らないだけだ。

(倫子)いい子じゃないのね。

それは 当たってるな。

(倫子)ねえ? 先生。 弁護士って
正義の味方なんでしょ?

正義なんか どうでもいい。

あえて 言うなら
勝った方が 正義だ。

やめてください。
(倫子)先生。 勝てる?

そのために 雇われている。
余計な心配を するな。

(倫子)うん。

♬~

♬~

あっ。 倫子ちゃん 最近
レトルトばかりみたいなので

夕飯でも 作ろうと思って。

あれ? あれ?
あれ?

(倫子)どうしたの?
包丁 どこ?

(倫子)ないよ。
えっ?

一本も ないのか?
はい。

母親は 料理を しなかったのか?

(倫子)いつも 使うのは
これだよ。

出張に 行ってくる。
戻りは いつになるか 分からない。

えっ!?
困ったら 連絡しろ。

あのう。
どちらに 行かれるんですか?

福岡だ。
福岡?

津田 亜季子の
生家があった場所に 行ってくる。

(溝端)弁護士という職業も
大変ですな。

依頼人のためなら 昼夜も
距離も 問わず 奔走する。

その辺は 医者も 同様だ。
どうぞ。

開業されたころは 近所に 医者は
溝端さんだけだったとか?

(溝端)ええ。

亜季子ちゃんについては
はっきり 覚えておる。

彼女が 小学校 3~4年時分だな。

(溝端)ある日 彼女の妹が
殺されたんだ。

(溝端)事件後
彼女は 記憶障害に陥った。

かわいがってた 妹だったから
彼女の受けた 衝撃は

並大抵のもんじゃなかった。

幼い精神力では 事実が
受け入れられなかったんだろう。

PTSDというものですか?
(溝端)さよう。

しかし 症状が 寛解する前に

一家 揃って 東京へ
引っ越してしまいましたから。

その後については
知る由が なかった。

一家が 引っ越した理由は?

(溝端)悪意です。

初七日が 過ぎると うちへ 電話が
かかってくるようになった。

両親にも 娘を 放置した
責任があるとか

そんなに 同情を買って
うれしいかとか

要は 誹謗中傷だ。

あのまんま うちにいたら
家族 全員

精神的に 支障を
来していたかもしれない。

だから 転居には 反対しなかった。

亜季子さんの症状は
記憶喪失だけでしたか?

いや。
もう一つ 別の症状があった。

それは もしかして?

(あすみ)あっ。
今 近くに 御子柴 いる?

出張で 福岡に 行ってるけど。

御子柴からさ 稲見 武雄っていう
名前 聞いてない?

稲見 武雄?
うん? その人が どうかしたの?

園部 信一郎が
医療少年院に いたときの

担当教官だったらしいの。

担当教官。
(あすみ)うん。

(あすみ)稲見さんに 今から
話を 聞きに行くから

何か 話の とっかかりに
なるようなこと

ないかなと 思ったんだけど
知らないなら いいや。

ありがと。 じゃあね。
待って。

(あすみ)うん?

私も行く。

(男性)あちらの 車椅子の方です。

すいません。
稲見 武雄さんですよね?

(あすみ)稲見さんは
園部 信一郎が

医療少年院に いたときの
担当教官だったんですよね?

ひょっとして 園部 信一郎は

御子柴 礼司と
名前を 変えたんじゃないですか?

御子柴 礼司は
有罪の人を 次々と 無罪にし

桁外れに 高額な報酬を得る
弁護士として 有名なんです。

もし 彼が ホントに
園部 信一郎だとしたら

彼を 糾弾するために
ぜひ 私に ご協力ください。

(稲見)悪いが 昔の話は
もう 忘れた。

(あすみ)稲見さん。

(稲見)帰れ。
話すことは 何もない。

(あすみ)すいません。
また 来ます。

(あすみ)帰ろう。

稲見さん。

(稲見)帰れ。 しつこい。

私は 御子柴先生の事務所で
働いてます。

実は 御子柴先生は

自分が 園部 信一郎であることを
認めたんです。

これ 先生と 稲見さんですよね?

先生は これは 呪いだって
言ってました。

(稲見)呪いか。

私は 今の
御子柴先生しか 知りません。

ホントは どういう人なんですか?
稲見さんなら ご存じだと思って。

(稲見)あんた
何で さっきの友達に

御子柴が 認めたってことを
言わないんだ?

分かりません。

何だか 告げ口に
なってしまう気がして。

言葉は いくらでも 嘘をつく。
えっ?

本当のところが 分かるのは
何をやるかってことだけだ。

♬~

いいかな?

同一事件の 検事と 弁護士が

テーブルを囲んでは
いけないという 法はない。

ハハハ。

津田一家に 何か 特別な
思い入れでも あるのかね?

ただの依頼人だ。

それにしても 見事な抗弁だった。

あの ストリートファイトみたいな
駆け引きは

いったい どこで覚えた?
聞いて どうする?

司法修習生と 判事を
そこへ 放り込む。 フフフ。

あんたたちには 絶対に無理だ。
何で そう 言い切れる?

あんたたちは
ワルっていう人種を 知らない。

知ってるさ。 毎日のように
相手してんだから。

違う。 それは ただ
見ているだけだ。

本当に やつらの生態が
知りたいなら

ぬかるみの中に 飛び込み

やつらと並んで 泳ぎ
泥を はみ

暗い ぬめりの中で
息をしなけりゃ 意味がない。

福岡に 行ってたらしいな。

津田 亜季子の 実家にでも
行ってたのか?

できるだけ 無駄を省きたいから
単刀直入に 聞くが

君が隠してるネタは 何だ?

検事。
人の話を聞く前に

自分の話をするのが
ルールってもんじゃないのか?

何が知りたい?

押収した 証拠品は
まだ 保管されているのか?

ああ。 裁判が 終結するまで
所轄の倉庫にある。

凶器となった カッターナイフ。
ブルーシート。

それだけじゃない。

殺害現場の浴室。 居間。 キッチン。
家族の個室。

くず箱に捨てられた ごみ。

それら全部を 調べたのか?

何に 目を付けた?
それ以上は 明かせない。

あんたには 釈迦に説法だろうが

必要なものは
全て 現場に落ちている。

後生大事に 保管しておくんだな。

♬~

(青柳)
インサイダー取引のことも

会社には
内緒にしておいてください。

おかえりなさい。

弁護士の 御子柴だ。
少し 話せないか?

(美雪)何でしょうか?

君は 父親の 伸吾について
どう 思っていた?

(美雪)えっ? どうって。

(倫子)パパ お姉ちゃんのこと
かわいがってたよ。

なぜ そう 思う?

だって お姉ちゃんのことは
たたかなかったよ。

≪(要蔵)御子柴先生。
いらっしゃいますか?

(倫子)あっ。 おじいちゃんだ。

実は 伸吾さんが
株を購入していた

東京モーゲージから 取引履歴を
開示してもらったんです。

(要蔵)はあ。

事件発生の 4カ月前から
現金換算で 10万円程度の 追証

つまり 追加で
証券を 買うことですが

それが 4回
差し入れられていたんです。

そのころ 伸吾さんは
銀行預金の ほとんどを

利息支払いで 食いつぶし
無収入でした。

要蔵さん。 あなたが
資金提供したんじゃないですか?

(要蔵)そのとおりです。
黙っていて すいませんでした。

どうして
そんなことを したんです?

中途半端な金額を 渡しても
解決が 遅れるだけだ。

バカで かい性なしで
生活無能力者だが

それでも 私の息子だ。

最後まで 突き放すことは
できなかった。

先生には
理解してもらえんだろうな。

まったく 分かりませんね。

(倫子)先生。 あした 頑張ってね。
勝てるよね?

ああ。 だが 勝つことが
いいとは 限らない。

えっ?
余計な心配は するな。

母親は 必ず 連れ戻す。
うん!

♬~

ちょっと よろしいですか?

おはよう。 徹夜したの?

(あすみ)これ 読んで。
えっ?

裏が取れた。
御子柴が 認めたの。

すぐ 記事にしてもらう。

そんなことしたら
今やってる裁判 どうなるの?

倫子ちゃんは?
あいつは

このまま 正体 隠して
逃げ通すつもりだったんだよ。

あいつに 弁護士を
辞めさせることが 正義だと思う。

正義?
そう。

絶対に 正しいことなんて
あるのかな?

えっ?

この裁判が 終わるまでで いいの。
待っててくれないかな? お願い。

悪いけど それは できない。

原稿は もう 送ったし
後は デスクの判断。

♬~

♬~

♬~

あなたは
小学校 4年生のときに

東京に 引っ越したと
言いましたが

それ以前の記憶は ありますか?

(亜季子)いいえ。
覚えていません。

あなたには 妹が いました。

(亜季子)妹?

それも 覚えていないんですか?
弁護人に お尋ねする。

妹の話が
現在 係争中の本案件に

どのような関連が
あるというんですか?

これは 被告人が
殺害できなかったことの論証です。

そのために
次の証人を 呼びたい。

証人。 カルテの内容の説明を
お願いできますか?

(溝端)彼女が 9歳の夏

彼女の妹が ある事件に
巻き込まれ 殺されました。

(溝端)彼女は その事件のせいで
PTSDを 患ったんです。

自己防衛本能から 妹の記憶
そのものを 消去したんです。

(溝端)治療の途中で 一家は
東京へ 引っ越してしまったので

その後の経過については
知らないまま

現在に至っている。

被告人の症状は
記憶障害だけでしたか?

(溝端)いえ。 もう一つ
別の症状も 発症していた。

強迫神経症の 一種です。

その強迫神経症は 自然治癒する
類いのものなのでしょうか?

(溝端)症状は 重篤だったので
あのまま 放置していれば

自然治癒の可能性は
極めて 低かった。

裁判長。 ここで 弁護人は
被告人の神経症

現在 どの程度の 病状であるかを
明らかにするため

証人に あるものを 見せたいと
思います。

ここに 映し出す
被害者宅 内部の写真は

全て 検察側の提出した
甲14号証。 つまり

事件直後 世田谷西署の鑑識係が
撮影 記録したものを

そのまま 使用します。

(溝端)よく 分かりました。
一目瞭然だ。

何が 分かったんですか?

(溝端)亜季子ちゃんは まだ
あの神経症を 患っている。

証人。 被告人は 神経症
患っているということですが

その症名を 教えてください。
(溝端)彼女は…。

(溝端)先端恐怖症です。

先端恐怖症。 つまり

とがったものを
つかむことは できない。

伸吾氏を カッターナイフで
殺すことは できない!

(亜季子)やめて!
嘘 つかないでよ!

(三条)被告人は 静粛に。
(亜季子)私が 殺したのよ!

私が 殺したの!
私が…。

♬~

裁判長。
今 ご覧になったとおりです。

被告人は 凶器の
カッターナイフを 握るどころか

近づくことも できません。
被告人に 犯行は 不可能です。

警察の調書では カッターナイフは
ダイニングにあったと されていました。

しかし ダイニングだけでなく

キッチンにも とがったものは
一つも なかった。

台所に 包丁や 調理ばさみが
一本もない。

料理は 全て スライサーと
フードプロセッサーで作っていた。

あの家には そもそも
とがったものは なかったんです。

しかし 凶器には 被告人の指紋が
しっかりと 付着してた。

被告人は
誰かを かばうために

勇気を振り絞って
カッターナイフに 指紋を付けた。

そうですよね?

いったい 誰を
かばってるって いうんだ?

それは…。
(亜季子)やめて。

もう やめてください。

それを 明らかにする必要は
もう ないでしょう。

被告人の犯行が 不可能なことは
すでに 立証されました。

裁判長。 反対尋問を。
(三条)どうぞ。

いくら カワイイ妹が
死亡したからといって

先端恐怖症になるような
トラウマに なるもんでしょうか。

記憶障害も 先端恐怖症も

被告人の 演技の可能性だって
あるんじゃないでしょうか?

原因となった事件を 聞けば
分かりますよ。

被告人。
私が誰か 分かりますか?

(亜季子)弁護士の先生です。

私が 弁護士になる ずっと以前に
お会いしたことが あります。

それは 覚えていますか?

あなたが 東京に引っ越す前

あなたは 家族で
福岡に住んでいた。

4つ年下の妹を
とても かわいがっていた。

しかし あなたが 9歳のとき
その妹が 殺され

ばらばらになって 発見された。

♬~

犯人は 死体配達人と呼ばれた
近くの町に住む 14歳の少年

園部 信一郎で…。
嫌! 嫌! 嫌…。

(亜季子)嫌! 嫌…。

♬~

あなた 園部 信一郎。

やっと 思い出してくれましたか。

人殺し!
みどりを かえして!

(亜季子)みどり…。

これでも 演技だと思われますか?

以上のことから
被告人が 無罪であることを

あらためて 主張します。

どうして…。

出てってよ。
あんたなんか 解任よ!

消えてよ! 消えろ!
消えろ!

♬~

♬~

当分 まともな仕事は 来ない。
辞めていいぞ。

ちゃんと
1カ月分の給料は 支払う。

あのう…。
岬検事!?

まさか 死体配達人だったとはな。

日本の弁護士制度は
どうかしてる。

お前のようなものが
弁護士とは。

司法試験に
人格は 関係ないんでね。

それが おかしいって 言ってんだ。

そんなこと 言いに来たのか?

津田 亜季子が
やったんじゃ なければ

誰が 伸吾を刺し殺した?

それを調べるのは
私の仕事ではない。

亜季子が かばうとしたら
娘 二人のうち どちらかだ。

被害者を刺したのは
長女の 美雪。 そうなんだろ?

あのパッケージが 鍵だな。

被害者は 娘の 美雪に
性的虐待を 繰り返してた。

犯行は 美雪からの 報復。
もしくは 過剰防衛。

亜季子については
無罪とまでは いかないまでも

犯人隠避が 妥当だから
罪状を切り替え

あらためて
立件することと なるだろう。

今度こそ 正しい捜査をさせ
正しい裁判を 受けてもらう。

津田 亜季子に 真実を
語らせるのは 難しい。

彼女は 真実を知らない。

どういう意味だ?

ついてこい。

体調 悪いのに ごめんね。
(美雪)いえ。

どうぞ。

お前が やったんだな?

父親を刺したのは。

先生。

≪(ドアの開く音)

≪(要蔵)御子柴先生?

逃げるな。

真実を明らかにする
最後のチャンスだ。

(要蔵)どうしたんですか?
皆さん お揃いで。

伸吾を 殺害したのは

あんたの推理したとおり
確かに 美雪だ。

だが 殺害動機は

性的虐待の 報復でもなければ
過剰防衛でもない。

なぜなら
美雪を 陵辱していたのは

伸吾では ないからだ。

美雪を 陵辱していたのは

要蔵さん。 あんただ。

(要蔵)バカな。
いくら 先生でも

言って いいことと 悪いことが
ありますよ。

私が 津田家を訪れた際

あんたが来ると
美雪は 自室に こもり

扉を 閉ざして 開けなかった。

今だって そうだ。

私が 止めなければ
彼女は ここには いなかった。

あんたが 怖いからだ。

ここに 要蔵の指紋が
付着している。

パッケージを 調べてくれ。
同一の指紋が 検出されるはずだ。

しかし 君の話が事実だとしたら
殺されるのは 要蔵氏のはずだ。

美雪は 自分の父親に
売られたんだ。

要蔵から 伸吾に渡る
四度の送金。

あれは 伸吾の窮状を 見かねての
資金提供ではない。

美雪を買った金だ。

おそらく そのときから
性的虐待が 始まったんだろう。

美雪ちゃん。 本当なの?

このままで いいのか?

罪を 償わないままで。

一生 後悔するかもしれない。

お前が 決めるんだ。

(伸吾)《なあ? 父さん。
また 金 頼むよ》

《10万で いいからさ》

(要蔵)
《分かってるんだろうな?》

(伸吾)《いつもどおり 美雪が
一人になるとき 連絡する》

(要蔵)《いつもの口座に
振り込んでおく》

(伸吾)《これからも 頼むよ》

♬~

♬~

(叫び声)

(美雪)ごめんなさい。
ごめんなさい。

(美雪)ごめんなさい。
ごめんなさい。

全ての真実は 私が 明らかにする。

お前には それ相応の罰を
受けてもらう。

誰にでも
人に言えない 醜悪がある。

あんたにも
そこの 弁護士先生にもね。

あんまり 格好つけなさんな。
死体配達人のくせに。

♬~

美雪ちゃん。
しっかりね。

≪(倫子)お姉ちゃん。
どこ 行くの?

(美雪)お姉ちゃん
ちょっと 遠くに行くの。

でも ママは 帰ってくるから。

(倫子)えっ? 裁判 勝ったの?

ああ。
(倫子)やった!

ありがとうございました。

♬~

♬~

♬~

♬~

どうしてですか?
何がだ?

どうして 脅しとってまで

津田 亜季子の 弁護人を
引き受けたんですか?

どうして 死体配達人だった
過去を さらしてでも

津田 亜季子を
無罪にしたかったんですか?

罪を 償うためじゃないですか?

買いかぶりも いいところだ。

もう 辞めていいと
言ったはずだ。 帰れ。

二度と 会うことも ないだろう。

《言葉は いくらでも 嘘をつく》
《えっ?》

《本当のところが 分かるのは
何をやるかってことだけだ》

私 辞めません。

この事務所を
辞めるつもり ありません。

好きにしろ。

仕事に 戻ります。

♬~

♬~

(里美)天罰よ。
この悪魔。

♬~

♬~

♬~