ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

科捜研の女 第24話 升毅、早霧せいな、沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美… ドラマのキャストなど…

科捜研の女 #24 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 火浦
  2. 有雨子
  3. 土門
  4. 楡井
  5. 年前
  6. 楡井敏秋
  7. 広辺
  8. 学生
  9. 広辺誠児
  10. 殺害
  11. 可能性
  12. 自殺
  13. 室岡厚也
  14. 火浦義正
  15. 隠蔽
  16. 蒲原
  17. 森迫法学部長
  18. 捜査
  19. ウイルス
  20. サークル

f:id:dramalog:20191212211257p:plain

科捜研の女 #24 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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科捜研の女 #24 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

<さらば土門…旅たちの時!>1999年に起きた学生死亡事件の関係者が次々と殺害される中、姿を消した土門の親友刑事…その目的とは!?そして異動打診に土門が下した決断は!?

詳細情報
◇番組内容
フリーライターの男が絞殺された。遺留品から、土門(内藤剛志)と同期の元刑事・火浦(升毅)が容疑者として浮上。19年前に死亡したはずの彼が生きていることが分かるが、すでに逃亡していた。被害者が調べていた1999年大みそかに起きた2つの事件…大学サークルの集団自殺事件、同サークル学生・楡井敏秋の不可解な転落死。当時サークル顧問だった森迫(大河内浩)から被害者へ多額の振り込みも発覚し、何らかの隠蔽が疑われた。
◇出演者
沢口靖子内藤剛志若村麻由美風間トオル金田明夫斉藤暁渡部秀山本ひかる石井一彰
【ゲスト】升毅早霧せいな辻萬長、大河内浩、森下じんせい、中村凜太郎、大八木凱斗、井上藍香 ほか
◇脚本
戸田山雅司
◇監督
森本浩史
◇音楽
川井憲次
◇番組内容2
だが、森迫がほどなく絞殺体で発見!火浦にさらなる容疑がかかる中、土門の前に突如姿を現した彼は、「人間として犯してはいけない罪を犯した」と言い残して逃亡。20年前に起きた2つの事件、そして火浦と土門の元妻・有雨子(早霧せいな)との間で、一体何が起きたのか?真相を追う土門とマリコ沢口靖子)の前に、やがて恐るべき真相が明らかに!?そして警察学校への異動の打診が土門に告げられ…。土門の下した決断とは!?
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】関拓也(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、中尾亜由子(東映)、谷中寿成(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/kasouken19/
☆Twitter
 https://twitter.com/kasouken_women

 

 


(土門 薫)
警察学校の教官ですか?

(藤倉甚一)腕の立つ強行犯の
刑事を欲しいと言ってきてる。

自分には 人に教えるような事は
何もありません。

(榊 マリコ)
京都市内で 広辺誠児という

ネットニュースのライターが
絞殺体で発見〉

〈遺留品から 元刑事の火浦義正の
指紋が検出された〉

〈火浦は 19年前に
死亡したとされていたが

被害者の着衣からも
火浦の新たな指紋が見つかり…〉

火浦が生きていた?

〈火浦は 土門刑事と同期であり

彼が生きていると知った
土門刑事は

なぜか 自ら捜査を外れた〉

〈一方 私たち科捜研は
被害者の広辺さんが

1999年12月31日の深夜に起きた

ミレニアム集団自殺
調べていた事

さらに 集団自殺の1時間前
同じ大学の学生が

不可解な転落死を遂げていた事も
突き止めた〉

(風丘早月)「不都合な真実」とか
「隠蔽」とか 穏やかじゃないわね。

(宇佐見裕也)警察の隠蔽が
万が一 事実なら

火浦という元刑事が
事件に関わっている可能性も

否定できませんね。

〈そして 火浦という刑事の過去を
調べる過程で…〉

(土門美貴)火浦さんは
有雨子さんを寝取って

それが上司にバレたせいで

クビ同然で
依願退職になったって…。

〈火浦と土門刑事

そして 土門刑事の妻だった
有雨子さんとの間に

なんらかの確執があった事が
判明〉

(藤倉)今の土門は
刑事としてではなく

一人の男として

火浦義正を見つけ出そうと
しているのかもしれない。

(火浦義正)
手も合わせてやらないのか?

〈火浦に 広辺誠児さん殺害の
容疑がかかる中

背後で糸を引いていると
思われた…〉

京都中央大学の森迫法学部長が
遺体で見つかったそうよ。

(蒲原勇樹)
火浦に先を越されました。

何っ!?

♬~

土門さん! どこにいるの?

土門さん!

♬~

死亡したのは
今日の午後1時から3時。

首には索条痕 吉川線も見られる。

広辺誠児さんと同じ手口ね。

(涌田亜美)被害者の森迫法学部長

この人と ここ数日 頻繁に
連絡を取り合っていたようです。

(橋口呂太)「古河大儀」?

(呂太)
どこかで聞いた事あるような…。

京都選出の国会議員だ。

元は 警察OB。
府警本部で警備部長を務めていた。

(蒲原)土門さん…。

待って。 その前に…。

20年前 火浦義正について
土門さんが知っている事

全部教えて。

火浦の事も有雨子の事も
俺の中では終わった事だ。

実際 この20年
ろくに思い出しもしなかった。

ただ 一つだけ確かめたい事が

俺の心に ずっと
埋み火のように眠っていた。

病気の事 どうして
もっと早く知らせなかったんだ?

(土門有雨子)
私は 許されない事をしたから。

もういい。 忘れた。

ううん。 私は忘れられない。
忘れちゃいけないの。

(土門の声)あいつが言うのは
俺の目を盗んで

火浦と関係を持った事だと
思っていた。

「思っていた」?
うん。

ついさっき 有雨子の墓で
火浦に会った。

(火浦)言い訳をするつもりはない。

有雨子さんがお前と別れ

あんなふうに亡くなったのは
全て俺のせいだ。

だから 有雨子を許せとでも
言うのか?

誤解だ。

俺が彼女と会っていたのは
捜査のためだ。

捜査?

20年前の捜査って 一体…。

その捜査の中で
俺は 刑事として…

いや 人間として
犯してはいけない罪を犯したんだ。

罪?

人間として
犯してはいけない罪…?

それを問いただそうとしたんだが
逃げられてしまった。

仮に 火浦の言う事が
本当だとしたら

有雨子の言葉にも 何か違う意味が
あったのかもしれない。

有雨子の遺品の中に
これがあった。

20年前の京都タワーの展望券…。

広辺誠児さんの殺害現場に
あったのと同じね。

今となっては
なんのために 有雨子が

こんなものを
後生大事に持っていたのか…。

20年前 何かが起き

そこに
隠された真実があるとすれば

絶対に明らかにしなきゃいけない。

土門さんと私の手で… 必ず。

♬~

(早月)索条痕に
微物が付着してる。

科捜研で鑑定します。

♬~

♬~

森迫法学部長は
頸部圧迫による窒息死。

広辺誠児さんの殺害と
同じ手口と見て間違いないわ。

凶器も
同じ太さのロープだったよ。

索条痕から見つかった微物は
塗料の一種でした。

主な成分の中に
特徴的なものが…。

「アクリルシリコン樹脂」…?

熱を遮る性質があり

宅建材などに
広く使われています。

凶器のロープについていた
可能性も高いですが

それ以上の事は…。

現場の法学部棟の入り口に
防犯カメラはありましたけど

火浦らしき人は
映っていませんでした。

カメラのない非常階段を使った
可能性も考えられます。

(日野和正)で 京都タワー
展望券のほうだけども…。

(日野)広辺誠児さんの
殺害現場にあった

火浦の指紋のついた展望券と

土門さんの妻だった
有雨子さんの遺品の展望券は

通し番号が連続してたよ。

つまり 2枚一緒に発券された
可能性が高い。

京都タワーに確認したところ
この展望券は

1999年 大みそか

カウントダウンイベント
専用チケットで

午後10時以降に
発券されたものだそうです。

ねえ 年越しイベントに
一緒に行ってたって事は

やっぱり デート?

少しは空気読め!

(携帯電話の振動音)

もしもし 土門さん?

お前と風丘先生に
診てもらいたいものがある。

20年前の
変死体の取り扱い記録だ。

2000年元日の未明

京都中央大学で起きた
学生の集団自殺事件。

警察は 終末思想に
取りつかれた学生たちが

2000年の到来で
世界が滅びると信じ込み

集団で自殺したと
結論づけたけど…。

うん。 最初の被害者だった
広辺誠児さんは

その事件に
隠された真相があるって

取材してたんだよね。

その集団自殺の1時間前

楡井敏秋という
同じサークルだった学生が

飛び降り自殺をしていた事が
わかったんです。

(早月の声)同じサークル?

それで
「11人目の殉教者」ってわけ?

先生には その死因を
調べ直してほしいんです!

えっ…?

いや まさか
この記録だけで

20年も前の検視をしろって
言ってる?

♬~

先生なら できますよね?

きた~… 最大級の目力ビーム。

♬~

ねえ 見て。

♬~

楡井敏秋さんは
この屋上から飛び降りたんだ。

あっ! ねえ ねえ ねえ
見て 見て 見て!

(呂太)京都タワー すぐ近くだよ。
(亜美)ああ…。

えー 鑑定の結果
楡井敏秋さんの死因は

ビルから飛び降りた転落死

…ではないという可能性が
高い事がわかった。

えっ 飛び降り自殺じゃ
なかったんですか?

ご遺体の両腕に 防御創と見られる
傷が残っていたの。

(早月)まあ これだけでは

自殺を否定する根拠には
ならないけど。

決定的なのは…

右太ももの この部分の傷。

20年前の報告書には
転落の際

ビルから張り出した
エアコンの室外機に接触して

できた傷とあったけど…。
(早月)私の診る限り

これは 生活反応のない傷。

(蒲原)つまり 転落した時は
すでに亡くなっていた…。

仮に そうだとすれば
楡井さんは

何者かに殺害されたあと
ビルから突き落とされたんだ…。

待って。 あのビル
京都タワーの目と鼻の先だったよ。

飛び降りがあったのは
午後11時頃だよね?

ええ。

その時刻
京都タワーの展望台には

火浦義正と土門さんの奥さんが
いたはずじゃ…。

妙だとは思わないか?

20年前とはいえ
いくら所轄署でも

殺人を 飛び降り自殺だと
判断するような

そんな単純なミスを
犯すはずがない。

確かに。

八条中央署で確かめたが

ミレニアム集団自殺の捜査資料は
ほとんど残ってなかった。

やっぱり
本当に隠蔽があったのかしら…。

火浦の古本屋で燃やされた紙には

「テロ」や「極秘捜査」という文字が
書かれていたわ。

20年前に起きたのは
ただの集団自殺ではなく

公安が動くような
もっと危険なテロ事案であり

その極秘捜査の過程で
火浦は…。

人間として
犯してはいけない罪を犯したんだ。

人間として犯してはいけない罪…。

まさか 火浦は
楡井敏秋という学生を…。

火浦だけじゃない。
有雨子もまた…。

私は 許されない事をしたから。

同じ罪を
背負っていたのかもしれない。

♬~

♬~

おい!

♬~

20年前 議員が
警備部長として

公安課を率いていた時の事を
お聞かせ頂きたい。

(秘書)先生は お忙しい…。

(古河大儀)少し席を外してくれ。

随分と昔の話を蒸し返すもんだな。

いいえ。

これは たった今 起きている
事件の捜査です。

20年前 京都中央大学
サークルで起きた

集団自殺を取材していた
広辺誠児さんに続き

そのサークルの顧問だった
森迫法学部長も殺害されました。

森迫さんは 広辺さんに
多額の金を振り込んでいました。

なおかつ
携帯電話で あなたと

頻繁に連絡を取り合っていた事も
確認済みです。

広辺さんがネットに書いた記事を
ボツにするように

森迫さんを通して 金を渡したのは
あなたですね?

フンッ。 なぜ 私がそのような事を
する必要があるのかね?

20年前のミレニアム集団自殺
もう一人の学生の飛び降り自殺

両者の裏には
府警本部の公安課が関わり

そして 隠蔽した事実が
あったはずです。

古河議員 あなたも
元警察官だったのなら

20年前に何があったのか
本当の事を話して頂きたい。

失礼します。

集団自殺を起こした
ノストラダムスの会は

表向きは 終末思想を研究する
同好会だった。

が その正体は違った。

最初から自殺を目的とした
いわば 自殺サークルだった。

一流大学に入学しながら
目的を失い

漠とした不安や
厭世観に駆られた学生たちが

当時
今ほど普及してはいなかった

学内ネットの掲示板などを使って
少しずつ集まった。

ところが 11人のメンバーの中に

悪魔のささやきに
耳を貸してしまった

愚かな者たちが現れた。

(学生)我々11名だけが
救われてよいのだろうか?

否!

(古河の声)自分たちが
この世界から消え去る時

より多くの仲間を
連れていくべきだと主張し始めた。

その揚げ句 メンバーの中の
楡井敏秋という医学生

医学部の病理研究所に入り込み

致死性の高いウイルスを
盗み出してしまった。

(マリコの声)アルタイラ出血熱…!?

ですが
サルギスタンで大流行したのは

2006年のはず。

当時は 世界的には
まだ無名のウイルスで

レベル4施設ではない
京都中央大学の研究所にも

保管されていた。
まさか

学生たちが
そのウイルスを散布する計画を?

土門くんと言ったね。

その計画を最初につかんだのが

君の妻だった
有雨子くんだったんだ。

その計画を最初につかんだのが

君の妻だった
有雨子くんだったんだ。

彼女は 当時 京都中央大学病院で
看護師をしていて

そこに
楡井敏秋が臨床実習に来た。

骨は避けて。

(古河の声)彼女は
臨床実習のサポートを受け持ち

楡井は 彼女の事を

姉のように慕うように
なっていたそうだ。

楡井くん?

(楡井敏秋)このままだと
大変な事が起きるかも…。

なんの話?

止めようとしたんです。

でも もう 僕一人じゃ駄目で…。

よかったら
詳しく聞かせてもらえるかな?

有雨子が その情報を
火浦に伝えたという事ですか?

ああ。

でも どうして
土門さんには…?

当時 八条中央署の刑事課は
広域強盗事件で

大阪府警と合同捜査の
真っ最中だったはずだ。

確かに あの頃 自分は…。

(警察官)土門巡査部長は
大阪府警の捜査本部のほうに

ずっと詰めていて…。
何か ご伝言でも?

いいえ 結構です。
失礼します。

(火浦)有雨子さん!

何かありました?

あの… 実は…。

そして 火浦は
府警本部の警備部公安課

つまり あなたのもとに
その情報を上げた。

楡井という学生の供述は
具体的で

仮に実行されれば
大惨事になりかねない。

テロ事案として認定して
公安課が担当する事になった。

ひょっとして 火浦は
その楡井敏秋さんを

協力者にしたのでは
ありませんか?

まさか その捜査に
有雨子さんも協力を?

楡井敏秋から情報を聞き出すには

彼が慕っていた
有雨子くんの存在は不可欠だった。

当然 捜査情報は
家族にも漏らさないよう

彼女にも厳重な口止めをした。

(有雨子)もう 自殺なんて
考えてないわよね?

実は 僕
子供ができたみたいで…。

恋人がいるのか?

(楡井)夏にフラれて

それで ノストラダムスの会に
入ったんですけど

この前 彼女から
妊娠してるって…。

だったら その人と
おなかの中の赤ちゃんのためにも

わかってる事 全て話して。

みそかのカウントダウンを
狙うのは わかってるんですけど

どこで撒くのかは
幹部の人しか知らないし…。

それに 僕
最近 疑われてるみたいで。

(古河の声)
全ての情報を入手したのは

決行の直前だった。

(携帯電話の着信音)

楡井くん?

やっぱり 僕
見張られてるみたいで…。

場所と散布方法を書いた
メモを渡すから

京都タワーの展望室に来て。

(有雨子)もしもし?

それで 大みそかの夜
有雨子さんと火浦さんは…。

♬~『Boys & Girls』

楡井くん…。

あっ 有雨子さん!

(火浦)古河警備部長
場所がわかりました。

東山大社の鳥居の下。
大至急 処理班を!

東山大社って…
初詣の参拝客を狙うつもり!?

(古河)火浦くんの情報をもとに
処理班が急行。

装置を無事回収し

ウイルスの散布は
未然に防ぐ事ができた。

ノストラダムスの会の
他のメンバーは?

サークルが
部室代わりに使っていた

学生寮の部屋に
急行した時には

楡井敏秋以外の10人が
服毒自殺をしていた。

ウイルスが
確実に散布されると信じて

0時ちょうどに
毒を飲んだものと思われる。

それほどの事件が
なぜ 公表されなかったんです?

当時の日本社会は 東京で起きた
忌まわしいテロの記憶も

まだ生々しかった。

未遂とはいえ 同じ悪夢が
京都で起ころうとしたなどと

公表できるわけがなかった。

公表すれば

同様のテロの呼び水になる
可能性があると判断し

隠蔽したという事ですか?

わかってほしいのは
この判断は 京都を…

そして この国の治安を
守るためだったんだ。

恐らく 火浦が刑事を辞めたのは
協力者だった楡井敏秋さんを

死なせてしまった事が
原因のはずです。

今回の2件の殺人は 火浦という
元刑事の犯行だとすれば…

蒲原 動機は なんだ?

最初の被害者の広辺誠児さんは

20年前の真相をつかみ
記事まで書いていたのに

森迫法学部長から金を受け取って
記事をボツにしていました。

そして 森迫法学部長は
サークルの顧問として

隠蔽に加担した可能性が
高いです。

だとしたら 火浦は
真実を隠蔽しようとする人間を

次々と殺害してる
って事でしょうか?

ですが 19年も
名前を捨てて生きていた火浦が

なぜ 今になって

殺人を犯すようになったかは
不明です。

だとしても 犯行は
まだ続く可能性も考えられる。

今は 火浦義正の行方を追う事が
急務だ。 いいな?

はい。

♬~

広辺誠児さんの解剖鑑定書ですね。
何か気になる事でも?

風丘先生の鑑定では

広辺さんの肋骨は
胸部に強い圧力を受けたため

何カ所も
亀裂骨折した事になってるわ。

ええ。
それに…

広辺さんのシャツにあった
火浦の指紋は

胸の中央に
両手を重ねる形でついていた。

(宇佐見)これって
心臓マッサージみたいですけど…。

(日野)殺害した相手に
心肺蘇生を試みたっていうの?

火浦義正は 広辺さん殺害の
犯人じゃないのかも…。

(亜美)
マリコさん これ 見てください。

(呂太)
火浦義正の古本屋が映ってる

防犯カメラの映像だよ。

11月26日…
広辺さん殺害の当日ね。

♬~

(日野)火浦は さっきの男を
追いかけていった…?

少し前に戻して さっきの男が
入ってくるところを。

はい。

♬~

この男 顔認証で
身元とか わからない?

いえ… 前歴者データや
免許証データにもヒットしなくて。

若いですね…。
10代かもしれませんね。

♬~

蒲原さん?
調べてほしい人がいるの。

はあ…。

それ
古本屋の買い取り台帳だよね。

なんでまた?

世捨て人同然だった火浦と
接触した人物がいたとすれば

客として訪ねてきた可能性が
高いはずでしょ?

ああ… やはり 店は
開店休業状態だったようですね。

古本の買い取りは
5月に1件あっただけです。

(日野)名前が… 「室岡厚也」。

身分証は 市内の専門学校だね。

買い取ったのは医学書のようです。

「『内科診断学』」…。

レジの近くにあった
この本の中にありました。

あった。 これじゃない?

待って! 最後のページ。

(日野)「楡井敏秋」…。

火浦義正の協力者で
殺害された学生…。

(蒲原)失礼します。

亡くなった楡井敏秋と
同じ学部の人から

楡井の恋人の事が わかりました。
その人は 今 どこに?

あいにく 今年の4月に
病気で亡くなっていました。

名前は… 室岡千佐子。

室岡って…。

この前 彼女から
妊娠してるって…。

20年前に妊娠していたとすれば
生まれた子供は 19歳…。

じゃあ この室岡厚也って人が
楡井敏秋の息子って事?

蒲原さん この人を捜して。

室岡厚也の自宅は留守だ。

バイト先がわかって
今 そこにいるが

無断欠勤している。
だが 興味深いものがあった。

道路工事現場だ。

11ミリのトラロープも見つけた。

ひょっとして
舗装改良工事じゃありませんか?

ヒートアイランド対策の
遮熱舗装」とありますが…。

「アクリルシリコン樹脂」…?
熱を遮る性質があり…。

土門さん 2番目の被害者の
森迫さんの索条痕にあったのは

遮熱性のある塗料だったわ。

室岡厚也が実行犯だった
って事か…。

土門さん。
室岡のロッカーに こんなものが。

榊…。

京都文化博物館に古河議員が来る。

室岡は そこを狙うつもりだ。

イベントの開始は 今日の15時だ。

(秒針の音)

♬~

土門さん! 古河議員は?

警護を増強したが
イベントは続行するそうだ。

一連の殺人の犯人が

楡井敏秋さんの息子の
室岡厚也だとしたら

ウイルス散布未遂や

楡井さんの殺害を隠蔽した
張本人の

古河議員を狙う可能性が高いはず。
うん。

防犯カメラを確認させてください。

会場へ行こう。

♬~(会場の音楽)

分かれよう。

♬~

駄目です。 見当たりません。

土門さん! これを見て。

(亜美)顔認証でヒットしました。
室岡厚也です。

10分前の映像よ。

このどこかに いるはず…。

室岡 来てるぞ。

(司会者)ただ今より

クリスマスチャリティー音楽祭を
開始致します。

まず初めに
衆議院議員 古河大儀様より

開会のお言葉を頂きたく存じます。

古河様 よろしくお願い致します。

(拍手)

土門さん あそこ…。

いたぞ。
最後列 サンタクロースの横だ。

♬~

ただ今 ご紹介にあずかりました
古河です。

えー 今年の
クリスマスチャリティー音楽祭は

令和初であり また…。

やめろ!
危険です! 離れて!

(人々の悲鳴)

(室岡厚也)
邪魔しないで。 どいて!

もう やめるんだ。

君が殺すべきなのは…

俺なんだ。

どういう事だ? 火浦!

俺は 君のお父さんを…

見殺しにした。

(有雨子)火浦さん あそこ…!

♬~『BE TOGETHER

(ドアの閉まる音)

クソッ…。

有雨子さんは ここに残って!

(携帯電話の着信音)

楡井くんが
近くのビルの屋上に…。

(有雨子)あそこ!

警察と会ってたんじゃないのか?

そんな事してないって…。

嘘つけ! ああっ!

(蹴る音)
(学生)オラッ!

(学生)オラッ!
(蹴る音)

(殴る音)

火浦さん 早く通報して!

あの学生たち
もう 正気じゃないわ!

止めないと…!
楡井くんが殺されちゃう!

いや… 今は駄目だ。

何 言ってるの!?

今 通報して 警察が急行したら

楡井が情報を漏らした事が
奴らにも伝わる。

そうなれば
自暴自棄になった連中が

0時よりも早く
ウイルスを撒くかもしれない。

だけど このままじゃ
楡井くんは…。

処理班が到着する前に
ウイルスが散布されたら

大勢の死者が出るのは
避けられないんだ!

このまま 楡井くんを
見殺しにしてもいいっていうの?

(操作音)

もしもし?

(火浦)駄目だ!
今 通報しちゃ駄目なんだ!

頼む!

♬~

(DJ)エンジョイ
ザ ミレニアムパーティー

♬~「日本の未来は」
♬~(一同)「Wow Wow Wow Wow」

♬~「世界がうらやむ」
♬~(一同)「Yeah Yeah Yeah Yeah」

(火浦の声)
俺は 楡井を見殺しにした…。

人間として犯してはいけない罪を
犯したんだ。

火浦さんが… 親父を…?

(火浦)
全ては 俺一人の判断だった…。

憎むのなら 俺だけを憎め。

(火浦)俺は 人生を一度失った。

この場で死んでも構わない!

だが これだけは わかってほしい。

君のお父さんは
大勢の命を救うために…

生まれてくる君を守るために
俺に協力して 命を落とした。

だから 君は… 生きてくれ!

♬~

犯した罪を償い

俺が助けられなかった
お父さんの分まで…。

頼むから… 生きて…!

(すすり泣き)

♬~

19年前 野本康治という男に
すり替わった時の事を

話してもらおうか。
あの頃の俺は

滋賀で ホームレス同然の暮らしを
していた。

たまたま転がり込んでた小屋から
火が出て

住人の男が焼け死んだ。

(火浦の声)気づいた時には
俺が死んだ事になっていた。

(火浦の声)だが 半年ほど前…。

(厚也)
亡くなった母の荷物にあって…。

♬~

君… ひょっとして 楡井の…?

父の事 知ってるんですか?

父親の楡井敏秋さんが

自殺ではなく 殺害された事を
話したのか?

だが 俺が見殺しにした事だけは
どうしても言えなかった…。

すると 厚也は 広辺という男に
事件を調べるように依頼した。

ところが 広辺は
それをネットに書く代わりに

サークルの顧問だった
森迫法学部長を脅迫した。

(森迫宏成)こんなもの…
公表されたら困る!

(広辺誠児)だったら…。

買ってもらえませんか?

(火浦の声)それを知った厚也は
あの日 俺の所に来て…。

(厚也)広辺の奴 原稿を
全部 消したみたいだけど

こっそり
コピーを取っておいたんだ。

君は これを どうするつもりだ?

どうするって…
公表するに決まってるだろ。

♬~

何するんだよ!

今さら そんな事をしても
意味なんかない!

何も変わらないんだ!

(火浦の声)嘘だった。

俺は 真実が明らかになるのが
怖かった…。

だったら… 俺が変えてやる。

♬~

(火浦の声)厚也を止めなければ…。

とにかく 俺は そう思って…。

誰だ? 君は。

室岡厚也は…?
楡井敏秋の息子は来てないか!?

楡井? 今さら なんの話だ?

広辺誠児は知ってるだろ?
広辺の居場所は どこだ!?

(火浦の声)森迫から
広辺の仕事部屋を聞き出して…。

(広辺)ああっ…!

(広辺)ああっ! ああっ…!

ああっ…。

(火浦)厚也!

(火浦)ああっ…!

大丈夫か!? おい!

♬~

しっかりしろ!

森迫法学部長を殺したのも
君だね?

広辺から 記事を消させたのは
あの男だって聞いたから…。

話そうよ! 金だろ…?

うっ…!

あっ…。

♬~

なあ… どうしてだ?

そんな事をしても
君のお父さんは喜ばない…。

親父は 俺が生まれるのを待たずに
自殺した。 そう聞かされてた。

俺は この世に
望まれて生まれてきたんじゃない。

ずっと そう思ってた…。

あいつらのせいで…!

(火浦)すまなかった 土門。

20年前の あの日
俺が声をかけなければ…。

(火浦)有雨子さん!

有雨子さんを
巻き込まずに済んだのに…。

(火浦)「楡井を
助けられなかった時から

俺は 死んだも同然だった」

「そして 有雨子さんが
一人で亡くなったと聞いた時…」

俺の心は 本当に死んだ。

全て俺のせいだ。

だから 室岡厚也に
殺されてもいいと思ったのか?

ああ。

♬~

(ドアの開閉音)

それでも
あなたは生きてください。

20年前 あなたは

目の前の一人の命と 大勢の命を

まるで 天秤にかけるような選択を
迫られた。

もし 私が その場にいたら
どちらを選ぶのか…

私には わかりません。

選ぶ事すら
できないかもしれない。

それでも あなたは
一つの答えを選んだ!

一人の人間として
心を振り絞り…。

♬~

だとしたら あなたは

その答えを受け止めて
生きるべきです。

室岡厚也さんに言ったように

あなたもまた
生きなくてはいけない。

亡くなった楡井さんや…。

有雨子さんのためにも。

あなたには
生きる義務があるはずです。

♬~

(ため息)

♬~

(亜美)大変 大変 大変!
大変です! 土門さんが…!

警察学校に行っちゃうって!

(宇佐見)警察学校!?
(日野)えっ…?

警察官に異動は付きものだ。

不満はあるだろうが…。

(蒲原)いえ…
覚悟はできてましたから。

土門さんには

刑事として 一番大切な事を
教えて頂きました。

今度は 俺が
あの人のようになる番です。

そうか…。

これから警察官を目指す諸君に

最初に
一つ 話しておきたい事がある。

それは ある刑事だった男の話だ。

その男は 職務の中で
ある選択を迫られた。

目の前の一人の命と 無数の命
どちらを選ぶか

という選択だった。

仮に どちらを選んでも
その結果が心の傷となり

一生 引きずるかもしれない
残酷な選択だ。

♬~

だとしても… いや だからこそ

警察官という
命を扱う仕事に就く事が

残酷な選択に
立ち向かう事が

どれだけ つらく 苦しく
そして 大事な事か

それを君らに伝える事が
自分の使命だと

俺は思っている。

土門さん?

♬~

♬~

♬~

(堀切 徹)生活安全部の堀切です。

(蒲原)波風立てるの怖がってたら
殺人の捜査なんかできませんよ。

上海から来た人物が
被害者と接触した。

(日野)マリコくん 上海に行く気!?
すぐに ここで鑑定します。

(堀切)蒲原刑事
あなたも異動になるんですよ。