ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

俺の話は長い 第9話 生田斗真、安田顕、小池栄子、清原果耶、杉野遥亮… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『俺の話は長い 第九話「トンカツと占い」・「ラーメンとフリーマーケット」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 仕事
  2. 光司
  3. 房枝
  4. ラジオ
  5. 春海
  6. トンカツ
  7. 高校
  8. 自分
  9. 女性
  10. ラジオパーソナリティー
  11. フフ
  12. フフフ
  13. 全然
  14. 滝沢
  15. ダメ
  16. ホント
  17. 男性
  18. 明日
  19. 明日香
  20. お母さん

f:id:dramalog:20191207225842p:plain

『俺の話は長い 第九話「トンカツと占い」・「ラーメンとフリーマーケット」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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俺の話は長い 第九話「トンカツと占い」・「ラーメンとフリーマーケット」[解][字][デ]

春海(清原果耶)が、高校進学をやめラジオパーソナリティーになると言い出す。「オレの人生相談に答えることが出来たら全力で味方してやる」と満(生田斗真)に言われ-。

詳細情報
出演者
生田斗真安田顕小池栄子、清原果耶、杉野遥亮、水沢林太郎、浜谷健司ハマカーン)、本多力、きなり、西村まさ彦、原田美枝子 ほか
番組内容
春海(清原果耶)が高校進学をやめ、ラジオパーソナリティーになると言い出した。満(生田斗真)が適性を確かめてやると、リスナーに扮し仕事が見つからない悩みを春海に相談するが-。
自分が不採用だった議員秘書が、満には向いていると気づく光司(安田顕)。満自身、イエスマンばかりに囲まれている偉い人にはっきり物言う仕事を思いついたことがあったらしい。さっそく綾子(小池栄子)は檀野(長谷川初範)と話を進めて-。
監督・演出
【演出】丸谷俊平
原作・脚本
【脚本】金子茂樹
音楽
【主題歌】関ジャニ∞「友よ」(インフィニティ・レコーズ)
【音楽】得田真裕
制作
【チーフプロデューサー】池田健司
【プロデューサー】櫨山裕子、秋元孝之
【制作協力】オフィスクレッシェンド
【製作著作】日本テレビ
おしらせ
【公式HP】https://www.ntv.co.jp/orebana/
【公式Twitter】https://twitter.com/orebana_ntv
【公式Instagram】https://www.instagram.com/orebana_ntv/

 

 


(岸辺 満) えっ。

夜 トンカツにするって
言ったのに何で?

(岸辺房枝) ごめ~ん
パン粉がなかったから

明日にすることにしたの。
何だよ 昼から

トンカツのギア 入れちゃったよ。
(秋葉綾子) だから何よ。

トンカツって言うから
昼メシ 抜いたのにさ~。

(秋葉光司)
そんなに楽しみにしてたの?

明日の夜は必ず
トンカツにするから。

いただきます…。
そんな顔することないじゃないの。

いただきます。
(房枝:光司) いただきます。

ねぇ 最近
あの 占い師のおじいさん

見ないけど どうした?
(房枝) いないの?

だって 私たちがこっちに来てから
1回も見てないよ。

(房枝) ご病気でもしたかしら?

有名なの?
だってお母さん

お父さんと付き合う前に
見てもらったんだよね?

えっ そんな昔から
いらっしゃったんですか?

そうなのよ もう一人
迷ってる人がいたんだけど

その占い師さんに
背中を押してもらったの。

フッ 昔から
魔性の女だったんですよ。

失礼しちゃうわ。
「トンカツ作る」って

その気にさせといて
作らなかったりね!

まだ言うの?

(牧本)
あぁ あの占い師のじいさん

腰のヘルニアで入院したらしいよ。
そうだったの。

毎晩 外に座ってたら
そりゃ悪くなるよ。

(薗田) お米屋さんの横で
やられてた方ですよね?

見たことある?
ええ こっちに引っ越して来た

ばっかりの時に 何回か。
もう40年近くなるわよね。

昔から ずっと同じアパートに住んで
ずっと同じ服 着てるんだよ。

ひとのことは占えても
自分のことは占えないんですかね。

失礼なことを言うな
罰が当たるぞ!

はい…。

今日もお昼抜くの?

パズルに夢中になってると
全然 お腹すかないんですよね。

無理して
完成させなくてもいいからね。

光司さん。
ん?

急に興味 失いましたよね?

何だろう…。

ベース触るように
なったからかなぁ。

♪~ 『ロッキーのテーマ』

[ ベース以外が時々 音を外している ]
♪~

[ ベース以外が時々 音を外している ]
♪~

(光司) ハハハハハ…。

(女性) 来た来た…!
ヤバいヤバい… どうしよう…!

えっ 行こう行こう…!

(男性) あっ 来た。

すいません サインお願いします。
(滝沢) 全然いいです 名前は?

(男性) コウキでお願いします。
(滝沢) コウキ…。

(西堀) はい はい…。
(女性) 握手してください。

(女性) ありがとうございます。
(西堀) はい…。

(西堀) あっ ありがとう。

(諸角) 光司さんは
『ロッキー』のシリーズだと

何作目がお好きですか?
迷いますね。

僕は4の雪山でのトレーニングと
最新トレーニングのカットバック。

あそこは酒 何杯でも飲めますね。
僕はやっぱり3ですかね。

(三浦)
ミスター・T 出て来るやつですよね?
そうそう…!

あの 『特攻野郎Aチーム』の
コング役の ハハハ…。

(諸角) 3かぁ~ 光司さん
やっぱり変わってるわ。

そうですか?
(三浦) そんなことないっすよ。

お前 雪山の…。
(駒野) あの世代の人たちって

シルベスタ・スタローン
好きですよね。

『ロッキー』と『ランボー』は
国民全員が見てると思って

話して来るだろ?
(駒野) ウチの店に来たこと

あるんですよ。
えっ シルベスタ・スタローンが!?

似てると思ったから
多分そうだと思うんですけどね。

海星 すぐウソつくからな~!

(小雪) 光司さんのボトルで~す。

(諸角) あぁ 新しいボトル
頼みましょうよ。

いやいや これ
飲んじゃってください。

引っ越したら そうそう 飲みに
来れなくなると思いますので。

あっ じゃあ いただきます!
(三浦) いただきます!

(ラジオ:滝沢) やめてくださいよ
もうホントに スタッフと

サンバカーニバル
画像を検索して

何かテンション上がってる
みたいな話するの。

(ノック)

あなた 塾 どうしたの?

(秋葉春海) 休んだ。
どうして?

(ラジオ:滝沢)
女子大生チームが大好きだみたいな
話ばっかりするじゃない。

♬~

♬~

♪~ ニートニート
トンカツまだか?

♪~ ツッツ ツツツ ツッツ

ただいま!

春海は!?
えっ どうしたんすか?

満 ちょっといい?
よくない。

あっ! 何すんだよ?
春海が高校受験したくないって。

(房枝) えっ どうして?
私には話してくれないのよ。

また 高平 陸君のことじゃ
ないのかな。

それはないと思いますけどね~。
「満と2人だけで話をさせろ」

…って言うから ちょっと来てよ。
無理。

あ~! お願い。
も~う いいかげんにして!

春海の将来とトンカツ
どっちが大事なの?

トンカツだよ!

満君 頼むよ 行って来てくれたら
俺のトンカツも食べていいから。

そこまで
量は求めてないんですよね。

揚げたての今 食べたいんですよ。
お願いだから!

あぁ~ めんどくせぇな~!

ちょっ…!
あぁ あぁ…。

ちょっ…!
違う違う ソースが…。

ソース かかってるから!

♬~


(ラジオ:西堀)
≪我々にど~んとお任せあれ!≫

(ラジオ:滝沢)
≪はい 最初のメールはですね…≫

(ラジオ:滝沢)
ラジオネーム みれい 21歳 女性…。

(ノック)

(ラジオ:滝沢) お悩み
「私は婚活をしています…」。

何だよ?
そこ閉めて。

「来い」って言ったり
「閉めて」って言ったり

一体 何様なんだよ?

(ラジオ:滝沢) 「私とのデートを楽しみに
していないのでは?」と思い…。

大事な相談があるの。
だったら 自分から来るのが

筋じゃないのか?

高校に行くのやめようと思って。

知ってるよ 聞いたよ
その先をさっさと教えて?

私ね…。

ラジオパーソナリティー
なろうと思ってる。

うん ラジオパーソナリティー
いいじゃん 頑張れ!

待って! 何で
ちゃんと聞いてくれないの?

トンカツ食べながらじゃ
ダメなの?

トンカツと私の将来
どっちが大切なの?

だからトンカツだよ!
ひっど! 最低!

揚げたてじゃなかったら
ちゃんと話 聞いてやるんだけど

揚げたてなんだよ こっちは
昨日から我慢してるんだよ。

外にいるの誰?

じゃあ 分かった ラジオパーソナリティー
なりたいんだったら

まずトンカツ屋になれ。
真剣な話をしてるの。

俺だって真剣だよ
大好きなラジオをかけながら

仕事することだってできるし
その気になれば

食べに来たお客さんの
はがきを読んで

人生相談に
乗ったっていいんだから。

ふぅ。

ため息つきたいのは こっちだよ!

春海が ため息をついている
この数秒間にも

トンカツの劣化は
進んでるんだよ?

じゃあ もういいよ
食べに行けば?

ハァ…。

いつから ラジオパーソナリティー
なりたいと思ってたの?

真剣に考え始めたのは
2学期 入ってから。

ラジオパーソナリティー
目指すのは

高校 出てからでも
遅くないんじゃないか?

お~い!

満兄ちゃんが そんな当たり前の
こと言うと思わなかった。

ホント がっかり。
受験勉強が面倒になったから

わがまま言ってるだけじゃ
ないのか? 違うから。

じゃあ 高校 行かないで
どうするんだよ?

専門学校に行って声のプロになる。

専門 行ったからって
プロになれるわけじゃないからね。

じゃあ 高校に行ったら
プロに近づくの? 違うよね?

目標がはっきり見えてるのに
回り道したくないの!

ラジオの仕事 ナメんじゃねえぞ!

別に ナメてないし。
いや 声一本で勝負する厳しさを

分かってないね。
分かってるよ。

テレビの女子アナみたいに
ミスしても

見た目の華やかさでごまかせない
厳しい世界なんだぞ?

だから 一刻も早く目指したいの。

それに あなたの声は中の中。

だから 今からトレーニングして
磨くんでしょ!

そういう専門的な勉強をしたいの。

野球で3度の三冠王に輝いた
落合博満

プロになる前 ボウリング場で
アルバイトをしていたし

日米通算100勝100セーブを
達成した上原浩治

大学に入る前
浪人を経験している。

だから何?

中学卒業して
一直線でプロを目指すことが

成功への近道ではない
ってことだろ?

でも 大相撲の世界では

大学出身の力士は
今いちパッとしないよね?

中学卒業して角界の道に
いち早く入った力士のほうが

大成してますけど?
いや 相撲の話 関係ねえから。

そっちが野球の話
して来たからでしょ。

じゃあ 高校 行かなかったら
リスナーの高校時代の話とか

現役高校生の悩みに
どうやって答えるんだよ?

それは 行かなかった人間の
視点で答えればいいし

逆に 高校に行けなかった人に
寄り添えるから

武器になると思う。
それは邪魔な武器だわ。

どうして?
若い役者さんや芸人さんが

ゲストに来て 昔のヤンチャエピソード を
披露するとするよな?

「高校 停学になりました」
「高校 退学させられました」。

話 聞いてる お前が中卒だと
エピソードかすむんだよ。

お前の生き方のがヤンチャじゃねえか
ってなっちゃうんだよ。

聞いてる人はラジオパーソナリティー
最終学歴なんて気にしないから。

じゃあ 分かった
ラジオ愛聴歴20年の俺が

ラジオパーソナリティーとしての
適性を確かめてやる。

どうやって?

見んなよ。

これは実践形式のテストだ。

あっ。

常聖付属に放送部あるよ
しかも 全国大会 出てるし。

放送部の全国大会って
何を競うのかしら?

原稿を正確に読むとか
なんでしょうかね。

光司 「ズタボロ」で
ラジオに出た時

しゃっくりが止まらなく
なったことあったよね。

あれは 生放送で地獄だったな~。
フフフ…。

ずっと止まんなかったの?
ボーカルの田原が

「わっ!」て驚かせて 止めようと
してくれたんですけど

今度は鼻水が出て来ちゃって
大騒ぎでした。

アシスタントの女性が笑い過ぎて
番組進行できなかったもんね。

曲の間 その子 ディレクターに
こっぴどく怒られてて

申し訳ないことしたなぁ。
フフフ…。

♬~

続いての おはがき。

ラジオネーム 「ボルトの父さん」
31歳 無職の方から頂きました。

ちょちょちょ…
「無職」なんて書いてないぞ。

「春海さん こんばんは」
こんばんは。

あ~ 挨拶返すタイプね。
うるさい。

はい じゃあ もう1回 最初から。

ラジオネーム
「ボルトの父さん」から頂きました。

「春海さん こんばんは。

6年間 仕事が見つからず
困っています。

どうすれば
仕事が見つかるでしょうか?」

…という
おはがきを頂きましたけども。

ん~ もし
自分で決められないんだったら

周りの人が薦めてくれた お仕事を
やってみるっていうのは

いかがでしょうかね。

はい 不合格で~す。
ずるい!

最初から否定する気 満々だし。
そんなことはな~い。

じゃあ どこがダメだったか
言ってみてよ。

まず 俺が書いたラジオネームが
「ボルトの父さん」なんだから

「『ボルトの父さん』さん」っていう
敬称を付けるべきだったなぁ。

いきなり引っ掛けじゃん セコっ。
初歩的な問題だろ。

ラジオネームを
あえて 呼び捨てにして

親近感を出す人も多いけどね。
それだけじゃ ない。

6年間
仕事を探して来た人間に対する

いたわりの心
全く感じられなかった。

「お疲れさまです」
「いつもご苦労さまです」の

優しい言葉は もっと自然に
出て来てほしかったなぁ。

それは 生身の満兄ちゃんを
知ってんだから無理だよ。

そうやって言い訳してる時点で
まだ無理だよ。

こんなテストじゃ
全然 納得できない。

俺はな

ラジオパーソナリティー
素晴らしい仕事だって思ってる。

パソコン スマホ ユーチューバー
全盛のこの時代に

ラジオの仕事を目指す その心意気が
まず 素直にうれしいよ。

ありがとう。
別に お礼 言われても…。

春海の複雑だった
幼少期の家庭環境が

全く無駄にならない仕事だし

ホントに応援してやりたいって
思ってる。

でも

もっと いろんな経験積んでから
目指してほしいんだよ。

満兄ちゃんは
コーヒー屋さんやる時に

大学卒業を待たずに
中退して始めたでしょ?

「今だ!」って思ったから
辞めたって言ってたよね?

そうだよ。

私も 今すぐ目指したいの
「今だ!」って思ったから

高校に進学しないことを
理解してほしいの。

お母さんとか
満兄ちゃんの時代と違って

学歴が ものをいう時代じゃ ない
ってことは

理解してくれるよね?
もちろん分かるけど

俺は大学中退して
すぐには始めなかった。

開業資金ためるために
必死に働いたからだよ。

俺が開業資金ためたように

春海には もっと経験を
ためてほしいんだよ。

高校に行かなきゃ ためられない
経験が確実にあるから。

友達つくって 恋をして
勉強して

楽しんだり傷ついたりしないと
たまらない経験が

高校にはあるから
それを経験しないで

ラジオパーソナリティー になりたい
っていうのは ウソだよ。

春海だって そう思わないか?

満兄ちゃんって ひとの人生は
冗舌に語るくせに

どうして 自分の人生になると
途端に迷子になるんだろうね。

え? これって もしかして

春海より 俺のほうが
ラジオパーソナリティー に向いてるって話?

♬~

高校には行くことにしました。

お騒がせして すみませんでした。

春海の今の学力と同じぐらいで

放送部や
アナウンス部がある学校。

そんなに本気なんだったら
高校 行きながら

専門のスクールに通っても
構わないから。

知り合いをたどれば ラジオ局の
人間にも紹介できると思うよ。

(房枝) そういう話は
ごはん食べながらにしたら?

そうですね。
じゃあ トンカツ温め直そうか。

えっ ちょっと待って!
え? 今から

揚げたてじゃないトンカツを
俺に食べさせようとしてる?

それは ごめんって。
トンカツってさ

揚げたてだと最高のおかずだけど
揚げたてじゃないと

もやし炒めと同じぐらいの価値に
なっちゃうんだよね。

じゃあ どうしろっていうのよ?

確かに この時間からトンカツは
ちょっと重たいわね。

お母さん ピーナツすっごい
食べてたからね。 フフフ。

もう10時になるし
そりゃ お腹もすきますよね。

じゃあ サクっと
ラーメンでも食べに行く?

トンカツは
明日の昼に カツ丼にするから。

そうしよう!
春海も明日は 学校 休みだから

ちょっとぐらい
遅くなってもいいでしょ?

うん。
ちょっと! ねぇ 早くしないと

10時に来々軒 閉まっちゃうよ。
さぁ 急ごう。

♬~

占い師のおじいさん いたね。

(房枝) ヘルニア治ったのかしらね。
あの人 有名なの?

この辺じゃ当たるって評判なのよ。
そうなの?

綾子も 光司さんと結婚する前に
見てもらったんだから。

初耳だなぁ。
お母さんみたいに

占い師の意見に従ってないから
参考程度に聞いただけ。

何て言われたの?
う~ん 「多少の苦労は伴うけど

楽しい家庭を築ける」。
当たってるね。

当たってるかなぁ。
私も見てもらいたい。

じゃあ 人生に迷ってる満と
光司さんと3人で行って来たら?

行かねえわ。
僕も遠慮しときます。

どうして?
僕の場合 聞いちゃうと

影響を受け過ぎちゃうので。
そうだよ 一番ヤバい時なんて

カルト宗教の説明会に
行きかけたんだから。

もう だいぶ
昔の話なんですけどね。

姉ちゃんと行って来いよ。
行こうよ。

そうだね 新しい家のことでも
見てもらおうかな。

そうするといいわよ。
(店長) ラーメンの方?

全員 ラーメンだけどね。

じゃあ お母さんと…。
は~い。

お嬢ちゃんから。
お先 どうぞ。

いただきま~す。
いただきま~す。

はい お待ち。
はい。

はい どうぞ。

久しぶり~。

(光司) いただきます。
いただきま~す。

ん~ あっさりでおいしい!

おじさん?
1個 忘れてたでしょ?

すぐ出すよ。

(ラジオ) 介護施設で働いている
女性の方からです。

(ラジオ) 「先日 介護を担当している
90歳の男性から

プロポーズを受けました。

冗談かと思い 笑いながら
お断りしたところ

泣きだしてしまい
ヨーグルトを投げ付けられました。

傷つけてしまったのかと
反省しております」

…との おはがき 頂きました。

(ラジオ) 本当にご苦労さまです。

(ラジオ) これは
もう時効だと思うんですが

私も 高校3年生の時に
当時75歳だった男性から

「お付き合いしてほしい」と
真剣に言われて

お断りしたところ
つえで顔をたたかれて

鼻の骨を折ったことが
ありまして…。

(ラジオ) 今は いい思い出なんですが
当時は 大変 悩みました。

(ラジオ) 今 思えば
人間 いくつになっても…。

まだ経験が足りないか。

だろ?

何の話?
いや 何でもない。

おじさん まだかな?
(店長) もうちょい。

♬~

新しい家ってコタツなんですか?

ううん 床暖。
味気ないですね~。

ルンバがスムーズに
掃除できるように

家具もほとんど置かないみたい。

(房枝) コタツ 「強」になってる?

わっ! また「弱」になってるよ。
綾子よ。

ホント 余計なことしかしねえな!

あの占い師の人 お義父さんに
似てませんでしたか?

(房枝) 全然 似てないわよ。

ただいま~。
ふぅ~ 寒 寒。

(房枝) おかえり~。
(光司:満) おかえり~。

ふぅ~。

(房枝) どうだった?
春海はいいこと言われて上機嫌よ。

(房枝) 何だって?

喋る仕事が向いてるって ねぇ?
何にも言ってないのに

いきなり言われたんだよ
すごくない?

そんなの当たるかどうか
分かんないし。 当たるよ!

(房枝) 当たるわよねぇ。
(光司) 新しい家のことは?

その前に 満のこと
占ってもらったら…。

ねぇ~。
フフ…。

っつうか 人の運勢
勝手にのぞき見んなよ。

どうだったの?
「弟の仕事運を見てください」

としか言ってないのよ
そしたら…。 フフフ…。

何だよ? もったいぶるなよ!

「上司とうまく行ってないから

来年あたり
転職を考えたほうがいい」って。

(房枝) アハハ… 何? それ。
何が「当たる」だよ。

全然 当たんねえじゃねぇかよ。
私の弟だから

もう 無職のはずがないと
思ったのかしらね?

そうだよ インチキだよ。

もう それ聞いたら
がっかりしちゃって

家のこと聞いて来るの
忘れちゃった アハハ…。

(光司) ちょっと待って
ちょっと待って。

でも その話
今の俺のことだったら

ドンピシャ で当たってるんじゃない?
確かに。

「確かに」じゃないだろ。
綾子の周りに見えてるものが

ちょっとだけズレてたら
俺なわけだし。

「ちょっとだけズレたら」って何?
(光司) 水晶の中に

男の姿がぼんやり2人見えて

間違って
俺のほうを見てしまったとか。

自分から占いに当たりに行く人
初めて見ましたよ。

しかも 自分が占ってもらった
わけじゃないのにね。

光司さんの言ってることが
正しいと思う。

自分の占いが当たっててほしい
からフォローに必死だな。

分かるもん
あの人は 絶対 当たると思う。

そうよ 当たると信じて
努力すればいいの。

今度 どの高校 受けたらいいか
聞きに行きたい。

それは頼り過ぎ
ここからは自分で努力しないと。

は~い。

ちょっと この足 誰?
ちょっと 触んなよ!

もっと奥に引っ込めてよ!

えっ 布団も
そっちに引っ張り過ぎよ。

そもそも このコタツに5人は
多過ぎるんだって。

新しい家って床暖あるんだよね?
うん。

あ~ 家族が不仲になる原因な。

そうなの?
ウソに決まってるでしょ!

満君は「世界平和の秘密兵器は
タツだ」っていう

新しい説を提唱してるんだもんね。
10年後のノーベル平和賞

頂きましたね。
狭くてケンカになるコタツより

どこにいても暖かい床暖のほうが
絶対 平和でしょ。

俺たちは低温調理の
チャーシューじゃないんだよ。

温めるのは足だけで十分なの!

チャーシューの話
言う必要あった?

余計なこと言い続けないと
死んじゃう生き物なの。

それにしても
さっきより寒いんじゃない?

出たよ また姉ちゃんじゃねえの?
ほら~!

もう 何で弱くするの?
暑過ぎると足がかゆくなるのよ。

だったら コタツ入るなよ!
それじゃ寒いの!

おばあちゃん 三つ葉買ってある?
三つ葉はなかったと思うけど。

えっ もう明日のカツ丼の
心配してんの?

だって 三つ葉があると
ないとじゃ 全然 違うよね?

分かるよ お雑煮にちょっと入れる
ユズとかね。 そうそう。

光司と春海が意気投合するなんて
珍し~い。

これがコタツの魔力 分かった?

うるさい。
(房枝) フフフ…。

♬~

は~い。

これで満足?
大満足。

フフ…。


これが仕事に
ならないもんですかねぇ…。

(光司) ん?

パズル作って お金もらえたら
最高じゃないですか。

ハハ… そうだね。

1つ はめるごとに
10円もらえる内職とか

あったらいいのになぁ。

3000ピースで3万円か。

もう少し安くても
喜んで やりますけどね。

似たような仕事は
あるんじゃない?

ありますかね?
うん レゴを組み立てて

すごいものを作ってる人とか あれ
仕事になってるんじゃないの?

いや あれは もう芸術家とか
リエーターの領域ですよ。

そっか…。

じゃあパズル 一本で
食って行くとなると

ものすごいスピードで作るとか
目隠しして作るとか

何か曲芸的なことが
求められちゃうのかな。

自分にとって嫌じゃないことを
ずっと考えてるんですけど

全然
仕事に直結しないんですよね~。

例えば?

ひとと会話することと
喜んでもらうことが

嫌じゃないとしますよね?
うん。

その2つを満たす仕事は 世の中に
たくさんあるんですけど

あり過ぎて どれを選んでいいのか
分かんなくて…。

それを片っ端から
試してみるんじゃダメなの?

ん~… 何か どれを見ても

「何か違うな~」って
なっちゃうんですよね。

あっ 嫌じゃない順番に並べて

一番 上にあるものを
やってみるとか。

ダメか。

♬~

こんなにも要るかしら?

(業者) 使わない分は
お引っ越し当日に持ち帰るので

ご心配なく。

じゃあ来週よろしくお願いします。
はい。

失礼します。
ええ。

どうも~。

あっ 新居に引っ越す前に
思い切って断捨離するんだけど

フリーマーケットで売る物ない?
う~ん… 特には。

明日 手伝ってくんない?
光司も春海も いないから

お母さんと2人なのよ。
えっ? 何で光司さん いないの?

新しい家で カーテンの取り付けとか
家具の搬入に

立ち会ってもらうから。
ふ~ん…。

で? 幾ら?
何が?

「何が?」じゃ ないよ
手伝わせるんだから

タダっていうのは
あり得ないでしょ。

じゃあ売り上げの5%は?
何で 売り上げのパーセンテージ なんだよ。

やる気になってもらわなきゃ
困るから。

消費税が10%の時代に
5%は あんまりでしょう。

じゃあ10%でいいよ。
フランスの消費税は

20%だっていうのに?
うるさい!

10%で決まりだよ!
じゃあ明日ね~。

ハァ~…。

売れるような物あった?

これは? タジン鍋
300円かな~?

使ってないから
1000円ぐらいで

売れるんじゃないかしら?
そんなに甘くは ないよ。

結局 綾子でも無理だったわね~。
何が?

引っ越すまでに
満を就職させることよ。

あの頑固さは想像を超えてたね。

「絶対に就職させて
ウチから追い出してやる」

…なんて豪語してたくせに。
すみませんでした。

元々 そんなに
期待してなかったけどね。

私たちが出てったら どうするの?
「どうするの?」って…。

あなたたちが来る前の生活に
戻るだけよ。

(田原)♪~ どっちかと言うと
明るいほうがいい

♪~ どっちかと言うと
わがままがいい

♪~ どっちかと言うと
頭が良いほうがいい

♪~ どっちかと言うと
Mのがいい

♪~ タイプな女

♪~ タイトな女

♪~ タイツな女

♪~ 大した女

♪~

(田原) いるからビックリしたよ
どうしたの?

(光司) この間 せっかく
声 掛けてくれたのに

電話なんかで
ぞんざいに断ってしまったから

申し訳ないと思って。

気にしなくていいのに。

あらためて

力になれず申し訳ない。

この前 コウちゃんに

「やめるのが怖くて
しがみついてるだけだ」

…って言われて

あの後 柄にもなく
真剣に考えちゃったよ。

フフ… いや あの日は
少し感情的になっただけで

本心では
そんなこと全く思ってないから。

それでも やっぱり
続けたいと思ったんだよね。

意志を持って しがみついてやろう
と思ったから。

それでいいんだよ。

音楽をやってない田原は
田原じゃ ない。

コウちゃんは ホントに
もう やんないの?

いや 今

町内会のおじさんたちのバンドに
交ぜてもらってる。

へぇ そうなんだ。

売れなくても許される音楽は
楽しいよ。

いつか そう思える日が
来んのかなぁ~…。

お互い じいさんになった時に
また やれたらな。

フフフ…。
フフフ… だね。

ほい! フフフ。

(小雪) ≪ライブどうでした?≫

(光司) 良かったよ~
「ズタボロ」の曲も やってくれて。

自分の生まれ持った才能を

仕事にしてる人って
うらやましいですよ。

いや 田原は
仕事ってほど食えてないから。

いや 光司さんもだけど
音楽の才能で

ちゃんと食えてた時期も
あったわけじゃないですか。

その成れの果てが
四十を過ぎての無職ですから。

お代わり 作りますね。
(光司) ありがとう。

満さんも 仕事になりそうな
隠れた才能 ありそうですけどね。

それを教えてくれ! 何だ!?

はい!
はい。

あの 家で いつも
感心して聞いてるんだけども

ひとの揚げ足取ることと
屁理屈こねることに関しては

ものすごく才能があると思います。
私も そう思います。

周りから 同じようなこと
あんまり言われるもんで

1回 本気で仕事にしようって
考えたことあったんですよ。

えっ? 屁理屈と揚げ足を?
前に そんな話 してましたよね。

ほら 政治家とか
経営のトップの人たちって

ごますって来る人に囲まれて

本音を言ってもらえないのが悩み
っていうじゃないですか。

週刊誌で読んだことあるよ。
それで

SMクラブの女王様に
高いお金払って

叱ってもらいに行くんですって!

本当に政治家 多いらしいですよ。

何で知ってんの?
続けてください。

だから イエスマンに囲まれて
困ってる

お偉いさん方の発言を
ことごとく否定したり

揚げ足取ったりする
家庭教師みたいな仕事には

需要あるんじゃないか
って思ったんですよね。

無職が長いと そんな変なこと
考えるようになるんだね。

港区とか世田谷区の高級住宅街で
チラシ配るって

具体的な話まで してましたよね。

あれ 勢いで やってたら
今頃 どうなってたんだろうな。

どうもなってないと思いますよ。
分かってるよ!

でも動いてたら 別の選択肢が
生まれてたかもしれないよね。

えっ 別の選択肢って?
ほら 俺

諸角さんに誘われて 町内会の
バンドに顔 出してるでしょ?

最初 全く
乗り気じゃなかったんだよ。

でも いざ 重たい腰を上げて
行ってみると

思ってたより全然 楽しいし。

そこのメンバーの人が
新しい就職口を

持って来てくれたりするわけ。
へぇ~ よかったじゃないですか。

仕事が決まるかどうかは別にして
新しい場所に行くと

新たな道が チョロチョロ
出来たりするなぁ~と思ってね。

(鳥の鳴き声)

(衣類を詰める音)

テスト終わったら電話してね。

分かった。
(階段を駆け下りる音)

どうかしたの?
いや…。

どうして 昨日
気が付かなかったんでしょうか!

何が?
満君が望んでる仕事が

すぐ身近にあったんだよ。
えっ 何よ!?

議員秘書の仕事。
光司さん 断られたやつじゃん。

昨日 満君本人が言ってたんです。

前に 政治家や経営者 相手に

仕事しようと
妄想したことがあるって!

でも やるかしら~?

やらせるわよ。

もう
誰か決まっちゃってるかもよ?

檀野さんに聞いてみようか。
お願いします。

引っ越し前の大荷物を
片付けるとするかな~!

ハハハ…。

よぉ~!
(一本締め)

ハハハ…。
ククク…。

♬~

(房枝) 300円です。
(女性) はい。

(房枝) お待たせしました~。
少々 お待ちください。

(房枝) ありがとうございました。

これ下さい。
は~い! え~っと

3点で8000円になります
ありがとうございま~す。

(女性) これ安くない?

それサイズが合わなくて
1回しか着てないんです。

ねぇ これ3000円なんだけど
2500円でもいい?

いいよ。
フフ…。

(店員) これ ブランド 品なんですよ!
(女性) え~! 幾らですか?

えっ これ5000円?

毛皮ですよね~ 安~い!
(店員) いいですよね~。

≪どうぞ~ 見てってくださ~い≫
≪いらっしゃいませ~≫

≪いかがですか~?≫

結構 売れるものね。
楽しくてハマっちゃいそう。

ねぇ! もしかしてさ

わざと安く さばいてない?
どういう意味?

俺のギャラを低くしようと
してないかってことよ。

だって元々 1円でも多く
利益を上げようなんて

思ってないから。
はぁ?

私も あのタジン鍋
1000円でも売れたと思う。

あれは300円が妥当だよ。
適正の値段って あるんだよ。

あっという間に
安く さばけてるってことは

安過ぎて儲けを損してる
ってことだからね?

高く設定して売れ残っても
しょうがないし。

ここで安く買った商品を
向こうで

1000円増し 2000円増しで
転売されてんだぞ。

そうなの?
もう うるさいな!

私の古着なんだから
幾らで売ったっていいでしょ?

もっと考えて値段 付けろよ~。

(檀野) あぁ~!
(房枝) あっ いらっしゃいませ!

(檀野) こんにちは。
こんにちは。

満は ご挨拶するの初めてよね?

あっ はじめまして。
どうも 檀野です。

先日は大変ごちそうさまでした。
あぁ ううん!

逆に 光司君には
大変 申し訳ないことをした。

とんでもございません。

でも満君が興味を持ってくれて
本当に よかった。

えっ?
友竹君に話したら

ぜひとも 一度 お会いしたいと
乗り気でしたよ!

じゃあ
まだ決まってないんですね?

よかったわね~!
えっ? 何の話?

議員秘書の仕事に
興味 おありなんでしょう?

そうなんです!
ないよ?

昔から議員さんと
一緒に仕事をするのが

夢だったみたいで。
勝手に話 進めんなよ。

友竹議員 光司とは性格が真逆の
気骨のある若者が欲しい

…って言ってくれてるのよ!
満にピッタリじゃな~い!

俺 興味あるなんて
ひと言も言ってませんよ。

まさに! 今の満君みたいに
ちょっと生意気なタイプが

いいらしいんですよね~!
アハハ…!

大いに刺激を与えられる存在に
なると思います。

いいかげんにしてくんない?
あの 会長には お会いしました?

あっ いらしてます?
じゃあ ご案内します。

ぜひ いいお返事 お待ちしてます。

こちらで~す。
はい。

どういうつもりだよ。

あなたが 一向に重い腰を上げて
働こうとしないから

お膳立てしてあげようと
してるんでしょ?

余計なことすんなよ。
えっ 何が不満なの?

議員秘書の仕事なんて
全く興味ないんだよ?

だって政治家相手に
商売してみようと

一度は考えたんでしょ?
そんなの何年も前の話だし

本気じゃないから!

どうして そうやって逃げるのよ?
逃げてねえし。

今のまんまの生意気な満でいい
って言ってくれてるんだよ?

だから 議員秘書の仕事なんて
やりたくないんだよ!

一度 面接に行って違うと思ったら
断ればいいだけの話でしょ!

いやいや 面接に行ったら

先方を その気にさせちゃうし
それは失礼でしょう!

やらない理由を探すの
もうやめたら?

別に探してないよ 探すまでもなく
やりたくない理由が

目の前に並んでるから
順番に ぶつけてるだけ。

あなた自分に どんだけの高値を
付けてるのよ。 高値?

ひとに「値段の付け方 間違ってる」
って説教したけど

自分の値段の付け方
完全に間違ってるからね!

俺は 自分に500円の値段しか
付けてないつもりなんだけど

それって高いの? 安いの?

じゃあ友竹議員は 500円の
価値しかない あなたに

5000円を払ってくれる
って言ってるんだよ?

どうして その
ありがたい申し出を断るのよ!

俺は 500円を頂ければ それで
文句ないんだけど

もし俺のことを買いたいって
言ってくれてるんだったら

向こうから来てくんないと。
はぁ?

来々軒のラーメンと一緒。

500円の据え置き価格の
代わりに 出前は お断りなの。

友竹議員に 直接 会いに来い
って言ってるの?

だって来々軒だって
そのスタイルでしょ?

どんなに偉い社長さんだろうが
総理大臣だろうが

食べたかったら 店に行かなきゃ
食べられないんだよ。

その代わりに たったの500円。
だから その屁理屈を

友竹議員の前で披露して来い
って言ってるんだよ。

それで気に入られるか嫌われるか
試して来いって言ってるの!

でも それだと
出前になっちゃうから~。

出前だと麺が伸びて
スープが冷めちゃうように

切れの悪~い揚げ足と 間延びした
屁理屈になっちゃうから。

ねぇ 千載一遇のチャンスだと
思うんだけど

そんなにも働きたくないの?

どんだけ お金を積まれても
出前は やってないんです~。

ただ アツアツを
食べてほしいだけなんです。

ご理解いただけませんかね~
お客さ~ん。

あ痛っ!

高平 陸君いたわよ。

姉ちゃんに
「先 帰る」って言っといて。

どうして?
方向性の不一致。

うまっ。

(高平) 肉まん 1つ下さい。
(店員) はい。

2つ下さい お会計 一緒で。
(店員) かしこまりました。

満さん…。
ごちそうしてやるよ。

お金あるんですか?
相変わらず失礼なヤツだねぇ。

ん。
(高平) ありがとうございます。

ウチの店で 小さい頃の
春海の服 売ってるよ?

買ったら
ただの変態じゃないですか。

だって
それ目当てで来たんじゃないの?

フリマとか骨董市で
古いレコード探すの 趣味なんです。

へぇ~ 気持ち悪っ。

ごめん ウソだから。

機嫌 悪いんですか?
僕でよかったら聞きますよ。

そういうところに 女子中学生は
引っ掛かっちゃうんだろうなぁ。

僕 変なこと言ってます?

どう?

相変わらず 親父さんとは
あんま うまく行ってないの?

それが

ちょっとだけ いいかもなんです。
えっ! よかったじゃん。

たまたま
母親が家にいなかった昼に

インスタントラーメン
作ってくれたんですけど

それが妙に おいしくて。
う~ん そういうの大事かもね。

こんな些細なことで

ちょっと許せるように
なるんだな~と思ったら

何か 不思議で。

ちゃんと
「おいしい」って言ったの?

フッ…。
フフフフ…。

お前も まだまだだな。

肉まん ごちそうさまでした。
おう! 出世払いでいいよ~ん。

♬~

(業者) 分かりました。
(明日香) はい。

おはようございます。
(明日香) あっ ねぇ。

去年って ツリーって
どこ置いたっけ?

あぁ… 大き過ぎて邪魔だから
トイレの通路に置いたんです。

なるほど どうりで
置く場所がないと思ったら

そういうことか。
(駒野) はい。

(明日香)
最近 満って飲みに来てる?

ええ
前よりは回数 減りましたけど

たまに来てくれますよ。
そう それは よかった。

明日香さんに言われた言葉
大事にしてますよね。 うん。

ふ~ん… そっか。

じゃあ 出会った意味が
少しは あったかな~?

フフ… でも 相変わらず
動きだせないで

いるみたいですけどね。
フッ…。

ったく。

しょうがないねぇ。

≪はい 危ないから
ちゃんと つかまっててね~≫

(男性) いいね いいね~。
(女性) ちゃんと にぎっててね~。

(男性) ちゃんと にぎっててね~。
もう1回 ガタンって行くよ

せ~の…。
はい。

は~い。

面白いねぇ。

♬~

(女性) え~っと じゃあ1つで
お願いします。

少々 お待ちください… よいしょ。

♬~

(男性) こんにちは。
(店員) おぉ! こんにちは!

あっ… 今 持って来ますんで!
はい。

♬~

(介護士) 段差 行きますね~。

(老人) はい。
(介護士) は~い。

(介護士) 寒いですよね。
(老人) 寒いですね。

手 入れちゃいましょうか。
(老人) はい お願いします。

おっ。
(牧本) おう。

働いてる人が
そんなに うらやましいか?

いや? 日曜日なのに大変だな
って思って。

あんまり悠長に構えて
より好みしてると乗り遅れるぞ。

別に より好みなんて
してないけど…。

俺みたいな
シケたオヤジになっちまうぞ。

フフ… それは勘弁だね。

ハハハ…。

キッチン広くなったわね~!
ここには だいぶ お金かけたから。

(光司) フリーマーケット どうだったの?
すっごい売れたよね~。

綾子のは
元々いい物ばっかりだから。

あっ…。
ちょっ…!

もう~ 気を付けてよ。

(ノック)

どう? こっちのほうが
勉強はかどりそうでしょう。

う~ん…
前の部屋のほうが好きかな。

フフ… また そういうこと言う。
ハハ…。

今日は どうして
そこに座ったんですか?

ん? 何となく。

2時間前まで
明日香さんが座ってたんですよ。

マジで?

何で移るんですか?

何か 生き霊ついてそうじゃん。

ホント失礼ですよね~。

フフ…。

お母さんが来るまでは
客間にしようと思うんだけど。

(房枝) やっぱり新しいおウチは
いいわね~。

もう こっちに
越したくなって来たでしょ?

うん そうね。

フゥ…。

もう満はダメだね。
ん?

あいつは本当のクズだよ。

ちょっとでも期待した私が
バカだった。

でも 家族が見捨てちゃ
終わりでしょ?

お母さんも 考え方
改めたほうがいいかもよ?

昔は まだ キッカケ次第で
いい方向に行く可能性が

あったけど もう無理。

あいつは ただ働きたくないだけだ
ってことが よ~く分かった。

満さんが議員秘書か…。
絶対 あり得ないだろ?

でも普通の仕事だったら もっと
拒絶してると思うんですよ。

よ~く考えると

割と絶妙なラインの
仕事な気がしますね。

でもさぁ 最初は 光司さんの
就職話として来た話なんだよ?

光司さんがダメだったから
じゃあ弟で って どうなん?

そういうの気にしますよね。

それに 自分で見つけた答えじゃ
ないわけじゃん。

6年も探して来て 結局 周りが
お膳立てしたことに乗っかる

…って何か恥ずかしくない?

自分じゃ
見つけられなかったんだから

しょうがないじゃないですか。

ずっと探して来た答えが
これでいいのかって思うよ。

コーヒー屋 始めた時みたいな
高揚感が全くないんだよ。

こう… 俺には これしかない!
っていう

圧倒的な手応え
みたいなやつがさぁ…。

でも コーヒー屋さんも
違ったんですよね?

うん まぁね。

満さんって 小学校の時の初恋を
ず~っと引きずってる

高校生みたいですよね。

初恋を超えることなんて
一生ないんですよ。

「これしかない」なんて仕事は
最初だけですから。

同じ感覚を求め続けても
無駄だって

いいかげん
気付いたほうがいいですよ。

さすがに気付いて来たよ
だから悩んでんじゃねえかよ。

もう 明日香さんからの伝言
伝えたんですか?

えっ 何? 伝言って。

実は オーナーから満さんに
メッセージ預かってるんです。

何?
しかも たった2文字です。

2文字っていったら… ねぇ。
ねぇ。

いやいや ないって!

それが あるんですよ
小雪ちゃん 言ってあげて。

えっ!?
この大役 私でいいんですか?

やっぱり
女性が言うべきだと思うから。

じゃあ 明日香さんだと思って
聞いてくださいね。

「やれ」。

えっ?

たった2文字。

やれ。
さっさとやれ。

とにかく やれ。
からかうの いいかげんにして?

(小雪) これホントですから
2文字は ホントですから。

何か楽しそうですね!
お会計して。

いや 一緒に飲みましょうよ!
いや もう 気分悪いわ~!

(薗田) え~ ちょっと
どうしたんですか?

ちょっと 何で?
何で そこ座んの?

えっ 何でダメなんですか!

もう~~…。

♬~

やれ。

(麺をすする音)

(店員) おかえりなさい。
(店長) おう!

え 待って おじさん…。

えっ 出前 始めたの?
ああ 昨日からな。

ウソでしょ?

(ベル)

はい 来々軒です。

出前 始めました!

♬~