ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ミス・ジコチョー 第8話 松雪泰子、堀井新太、須藤理彩、高橋メアリー… ドラマのキャスト・主題歌など…

『ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~(8)』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. エレベーター
  2. 橋爪
  3. 志保
  4. マンション
  5. 先生
  6. グエン
  7. ハシヅメ
  8. 新藤
  9. 栗原
  10. 郁美
  11. 真奈子
  12. 研究室
  13. バンザ
  14. 事故
  15. 手帳
  16. 床面
  17. 大丈夫
  18. 天ノ先生
  19. 悪霊
  20. 宇宙エレベーター

f:id:dramalog:20191206225114p:plain

『ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~(8)』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

無料で民放各局の動画視聴ができるTVerティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~(8)[解][字]

古いマンションで、老人が頭を打って死亡。老朽化したマンションは「呪いのマンション」と呼ばれていた。真奈子は被害者が残した、謎の数字から、真相に近づいていく。

詳細情報
番組内容
とある古いマンションのエントランスで、住民の老人・橋爪(宇崎竜童)が頭を打って死亡。たまたま頼まれたことから、真奈子(松雪泰子)は「たったひとりの事故調」に乗り出す。老朽化したマンションでは、高齢者たちと新住民の間の不和が激しく、不吉な事故が続くことから「呪いのマンション」「呪われている」と呼ぶ人も。真奈子は被害者が残した、暗号のような謎の数字の記録から、真相に近づいていく。
出演者
【出演】松雪泰子堀井新太須藤理彩高橋メアリージュン渡辺大知,宇崎竜童,余貴美子
原作・脚本
【作】徳尾浩司
監督・演出
【監修】畑村洋太郎
音楽
【音楽】眞鍋昭大,【主題歌】[ALEXANDROS]

 

 


♬~

(橋爪)ああ…。

ああ… うっ…。

(雷鳴)

(真奈子)志保が引き抜き?

(野津田)そうなんです。
今朝 研究室に南雲博士が来て…。

お~!

えっ これが宇宙エレベーターですか?

(喜里子)そう。
地球と宇宙をケーブルでつないで

高度3万6, 000mまで人や物を輸送する。

2050年 完成予定。 予算は30兆円。
(志保)30兆円!

うちの研究室も
地上での昇降実験に参加してるの。

えっ! ちょっと 今 初めて知りましたよ。

本格的に開発に入る前に

国際プロジェクトの進捗とか予算を
統括する事務局を作ることにした。

(郁美)へえ~。
事務局?

うわっ かっこいい!
(郁美)うわ~ かっこいい!

そこで志保ちゃんにお願いがあって。
はい。

あなたに
その事務局長をやってもらいたい。

私がですか!?

いいんじゃない?

いや そんな簡単な話じゃないんですよ。

その事務局長を受けたら
忙しくなって

研究室の仕事は
続けられないんじゃないかって。

ふ~ん。
「ふ~ん」じゃなくて。

だから 志保さんは
まだ迷ってるんですよ。

(グエン)お待たせしました。 はい。

青天の霹靂ラーメンと

麻婆丼ですね。

あれ? 僕もラーメンですよ。
麻婆丼じゃなくて。

あ~ すみません。 すぐにお持ちしますね。

んっ… グエンさん。
はい。

これ びっくりするほど辛くないんだけど。
え?

あ~ とうがらし入れるの忘れたね。
ごめんなさい。

すみません…。

ねっ グエンさん 何かあった?

いや その… 何でもないです。

いや 何かあるでしょ。 いつもなら
こんな失敗しないじゃないですか。

ん… ああ…。

死んでた。

(2人)えっ?
誰が?

今朝 ハシヅメさん
マンションのロビーで死んでた。

死んでた?
どういうこと?

みんな 呪いだって言うね。

うちのマンション 呪われてるって。

先生の力で どうかできませんか?

呪い…。

いや ごめんなさい。

先生は工学者だから
オカルトは専門外なんですよ。

まずは 警察に任せたら どうですかね?

燈君。
はい。

やるわよ。

♬~

<全てのしがらみとは無縁の
三者による真実の究明。

それが 事故調査委員会
事故調の使命である>

おかしいですよ 先生。
事故調の仕事でもないのに。

だって 早く解決しないと

いつもの辛さ20倍が戻ってこないでしょ。

そんな理由ですか?

ありがとうございます。

呪いねえ。

うわ~。

何か 大変な騒ぎになってますね。

今朝 ハシヅメさん あそこで死んでた。

♬~

(シャッター音)

(シャッター音)

-23?

あれ 一体 どういう意味なんですかね?

()何なんだ あんたたち!

このマンションは呪われてるからね。

さっさと出ていきなさい!

こんにちは。
こちらにお住まいの方ですか?

いいから出ていけ!

呪いって何ですか?

先生 ここは一旦 出ましょうかね。

いいから 早く出てけ!

はい! ああ 出ます 出ます…。

(栗原)まあまあ まあまあ おばあちゃん
ここは僕に任せて。 ねっ?

すみません。

(栗原)
あれ? もしかして 天ノ先生ですか?

はい。

ファンです。

あの 南品川署の栗原といいます。

いや~ テレビで見たことある人だ!
と思って。

…っていうか 先生

テレビで見るよりも 全然すてきですね。

あの… 死因は何だったんですか?

あっ あの… 後頭部を
強く打ったことによる脳挫傷です。

脳挫傷
何だ。 呪いじゃないじゃないすか。

でも 何で打ったのかは
まだ分かっていないんですよ。

遺体のそばに 数字があったんですよね。

あっ 「-23」ってやつでしょ?
さすが見てますね。

いや 今 調べているところなんですよ。

ふ~ん そうですか。

あの~ もしかして 天ノ先生が
いらっしゃるっていうことは

何らかの事故だと にらんでるんですか?

ああ いや まだ… それは まだ。

よかった…。
ん? よかった?

いや… こんなことを言うのも
不謹慎なんですけどね

僕 まだ 殺人事件というものを
担当したことがないんですよ。

やっぱり 刑事になったからには

鮮やかに ズバッと
真犯人を逮捕したいじゃないですか うん。

事件性はあるんですか?

それがですね ここだけの話なんですが
妙だなあって思うことがあるんですよ。

えっ ちょっ… 妙なこと?
亡くなった橋爪史郎さん

右手のそばに
ペンだけが置いてあったんです。

夜中にペンだけを持って
ウロウロしているとか

ちょっとおかしいと思いませんか?

確かに。

これ 失敗学的には どう分析します?

 

ちょっと… ちょっと失礼します。

はい もしもし。 …ああ どうも どうも。

何か調子のいい人ですね。

それでは 伺います。 どうも。

これから
このマンションの管理組合長さんと

集会室でお会いするんですけれども
先生も よかったら一緒に どうですか?

あの 僕らは この辺で。

行きましょう。 え?
行きましょう。

こちらです。

(新藤)あっ どうも。

(栗原)新藤さん
昨晩亡くなった 橋爪史郎さんは

住民の皆さんと こう 日頃から何か

トラブルを抱えたり
していませんでしたか?

(新藤)ああ 橋爪さんという人は

昔から ちょっと気難しいというか

ほかの住民と
あまり つきあわない方だったもんで

私も よく分からないんですよね。

彼は1人暮らしだったんですよね?

(新藤)ええ 多分。
3年前に奥様が亡くなられてからは。

グエンさんのご家族とは
仲がよかったんですよね?

ああ そうかもしれません。

あの このマンションが呪われているって
本当ですかね?

それは あくまで噂だと思うんですけど。

ですよね
呪いなんてものは ありえないですよね。

どんな呪いがあったんですか?
先生!

まあ 一つ一つは
大したことはないんですけど。

例えば 階段で転倒する人が
最近 妙に続いたり…。

あ~!

(警報)

(新藤)火事でもないのに
廊下の警報が急に鳴り響いたり…。

(新藤)
防火シャッターが 突然動き出して

ぶつかって転んだり…。

うわっ! 痛っ!

もう それ 絶対何かあるじゃないですか。

そうですね。

こうやって
亡くなった人が出たりすると

何だか
噂だってバカにできないっていうか。

♬~

呪いかあ。

天ノ先生 呪い殺すっていうのも
殺人事件になりませんかね?

大体 そんな 呪いなんて
定義が はっきりしない…。

危ない!

だ… 大丈夫ですか?
あ… うん。

先生 これ 立派なポルターガイストです!

(郁美)うわ~ これって
ダイイングメッセージですか?

うん -23ってやつでしょ。 そうよ。

(郁美)へえ~。
-23 何だろう? 温度かな?

僕 分かりますよ。
えっ?

23をマイナスするってことは

犯人が東京23区じゃないとこに
住んでるってことなんですよ。

燈君。
はい。

もう 現場来なくていいから。
えっ? 何で?

 

ちょっと 先生…。


ええ…。

聞いた? 私が志保ちゃんを推薦したのよ。

国際プロジェクトの事務局長に。

知ってます。

志保ちゃんも
やりたいと思うんだよね。

宇宙エレベーターは 彼女が研究者として
最後に扱ったテーマだからね。

そうね。

まあ 彼女がいなくなっちゃう
っていうことは

あなたの研究室を潰すようなもので
胸が痛むけど。

まあ 好きにすればいいんじゃない?

じゃあ 志保ちゃんに
ちゃんと話をしてくれるわね?

♬~

(郁美)お疲れさまです。
お疲れ。

♬~

増えてる…。

(騒ぐ声)

結局 昨日の件は
殺人事件なんですか? 違うんですか?

刑事さん はっきりさせてもらわないと
怖くて住めないじゃないですか。

(騒ぐ声)

現在 警察の方でも 事件と事故
両面から捜査しているところでして…。

()呪いに決まってるじゃないか!

そうだ!
呪いで死んだんだ! おう。

何言ってんだ。
呪いなんてあるわけないだろ!

あんな気持ち悪い札
あちこち貼らないで下さい。

もう うんざりなんです!

あんたらが ここに来てから
このマンション おかしくなったんだよ!

何を言ってる!?

≪(騒ぐ声)

≪(栗原)まあまあ。 やめませんか。

落ち着いて下さい 皆さん。

呪いのせいだよ。

ハシヅメさんは呪われたりしてない!

あのじいさんは
あんたの味方についたから死んだんだ。

これは天罰だ~!

落ち着いて。
とにかく

あんたらはね
マナーがなってないんだよ!

そうだ! ゴミ出しのルールだって
守ってないだろうが!

それは 今 関係ないだろ。

何もかも 後から越してきた
私たちのせいにしないで下さい!

あ… あの 皆さんにご紹介します!

えっ えっ えっ?
え~ こちら

天才工学者の天ノ教授です。

なんと 今回
このマンションにかかった呪いを

解決するために
特別にいらっしゃいました。

えっ?
あんた 呪いを解けるのか?

どうやって?
本当に解決してくれるんですか?

ああ… まあ 呪いというのは
全て科学で解明できます。

あと少し 私に時間を下さい。

(ざわめき)

8月12日 9月22日 10月13日 10月29日

3か月で計4回も
住民の転倒事故が起きてます。

原因は何なんですか?
(新藤)分かりません。

誰かに突き落とされたとか?
あと 床に油がまいてあったとか?

いえいえいえ。 そんな話は聞いてません。

ここなんですけど。

6月15日には エレベーターが
階と階の間に止まってしまって

子どもが中に
10分ぐらい閉じ込められてしまいました。

そのあと どうしたんですか?

ドアを鍵で外から開けて

子どもを上の階から引っ張り上げました。

そしたら
エレベーターは そのあとすぐに

何事もなかったように動き出したんです。

10日前には この防火シャッターが
突然 勝手に閉まって

それで おじいさんが
ぶつかって腰を打ちました。

ふだんは
このストッパーが掛かっていて

勝手に動いたりはしないんですけど。

うわ~! 痛っ!

誰かが 事前に
細工でもしたんじゃないですか?

()いや 違うね。

それも呪いだよ。
ん?

あの橋爪って男はね
悪霊から天罰を受けてんだ~!

(グエン)デタラメ言わないで!

ハシヅメさんは 呪われたりしてないよ!

呪われてないよ!
呪われてんだ!

違うよ!
ああ グエンさん。

どうですか?

うん! 春巻き おいしい。

フフフ… よかったです。

ハシヅメさん 本当 いい人だった。

扇風機とか トースター
壊れたら直してくれた。

ねっ。
(グエンの夫)うん 助かったね。

昔 電器修理の仕事してたって。

それに うちは共働きだから

時々 子どもも預かってくれた
ハシヅメさん。

ハシヅメさん どこ~?

う~ん… どこかな?

私たち 肩身狭い このマンション。

新しく引っ越してきたから?
そう。

昔から住んでる人に怒られる。

足音がうるさいとか マナーが悪いとか。

ハシヅメさんは そんなこと言わなかった。

あの子がエレベーターに
閉じ込められた時も 助けてくれた。

[ 回想 ] (泣き声)

(橋爪)おいで。 おいで。

(泣き声)

もう大丈夫。

よかった よかった。 よかった よかった。

大丈夫。 もう大丈夫…。

(グエンの夫)
とっても優しい方ね ハシヅメさん。

絵 描いて。
今はダメ。

ん? ねえ ちょっと それ貸して。

♬~

この手帳 どうしたの?

いや… 怒ってないから。 ねえ。

おねえさんに教えて。

エレベーターで拾った。

エレベーター?

中身は写したので お渡ししますね。
あっ ありがとうございます。

♬~

この数字と
関係あるんじゃないですか。

う~ん… そうかもしれませんね。

ここに真犯人のヒントが
きっと あるんですよ。

もし解けたら
僕の手柄にしてもいいですか?

どうぞ。 私 そういうこと興味ないんで。

♬~

そういうことか。

う~ん 加速度 足りてないね。

(郁美)お~。
おっ。 行け行け~。

やった~! お~!
大成功!

いけましたね。
かわいいね~。

それで 志保さんは
どうしたいと思ってるんですか?

今の気持ちは半々かな。

もちろん
宇宙エレベーターの開発は魅力的だけど

真奈子の研究のスケジュール管理とか
予算のコントロールとか

ほっとけないよね~。

志保さんは自分のことだけ
考えたらいいんですよ。

だって こんなチャンスは
二度とないですよ。

うん。 先生のことはね
トモルンが支えてくれるしね。

いやいやいや 何だったら僕
志保さんに ついていきますから。

いい いい いい。
いらない いらない いらない…。

お疲れ。
(郁美)おかえりなさい。 お疲れさまです。

あのさ…。

あっ あっ… あっ!

ああ!

(ため息)

フフ… 僕 解けちゃったんですよ。

橋爪さんの手帳の暗号。
え?

この頭の数字 621って

部屋番号なんですよ。

ああ。

えっ… で -17っていうのは?

(栗原)それは これから考えます。
これから?

はい。

少しお話をお聞かせ頂けませんか?

知りません 何も。

あっ ちょっと… ちょっと…。

ちょっと おじいちゃん…。

次は 805か。

≪♬~

あの 少し話を聞かせてもらえませんか?

ああ?
あの… 話を…。

これらの数字が何を意味するのか…。

(雷鳴)

よし 次は 914か。

(2人)うわっ!

あの男はね 悪霊に取りつかれて
夜 うろついてたんだよ。

()雨の呪いにかかって
呪い殺されたんだ。

あっ あの… ちなみに
おとといの夜は どうされてました?

ああ?

天ノ先生
僕 手帳の暗号 解けちゃいました。

これ 最初の4桁は部屋番号なんですよ。

多分 橋爪さんは 自分と
敵対していた人たちの部屋を調べて

こっそり仕返ししようと
してたんじゃないですか?

それで 逆に殺されてしまった。

あっ いや… あの 刑事さん…。

ここからが肝心なんですよ。

あの 呪い呪いって言ってる
おばあさんの部屋番号

914もメモにあって そのあとの数字が
なんと -23なんですよ。

つまり 橋爪さんは あのばあさんが
犯人だってことを伝えたかったんです。

やつは 雨の呪いで殺された
なんて言ってますけど

絶対 作り話ですから。

雨の呪い?

いや~ いろいろと
ありがとうございました。 では!

あっ いや あの… 刑事さん これは…。

(電話を切る音)

切れた。

次が 1103だから

11階の3号室…。

あれ?

(雷鳴)

この上 屋上? え? 10階で終わり?

嘘!?

9月14日。

曇り時々雨です。

9月22日。

雨です。

10月1日。

雨のち曇り。

これって?

彼は なぜか雨が降る夜に
マンションを徘徊していた。

じゃあ やっぱり
雨の呪いじゃないですか!

(雷鳴)
おお~…。

♬~

OK。 いいよ はなして。
はい。

イクミン。 はい。
この数値に何か法則性がないか

解析してくれる?
はい 分かりました。

ねえねえ ねえねえ
天気だけ調べさせられて

何も教えてくれなかったんだよ。

もう 本当
宇宙エレベーター 行っちゃおうかな。

何? 何? 何?
トモルン ラボの作業 手伝って!

(志保)真奈子。
うん?

これから 昇降機のブレーキチェック
するから 手伝ってくんない?

ああ ごめん。 私 これから
事故現場のマンション行くの。

こんな時間に?
今夜 雨だから。

雨だから 何?

雨の呪いを解かなきゃ。

お疲れさま。

何で避けるの?

うん?
(志保)話したいこと あるのに

何で逃げるのよ。

逃げるって何よ。
私は調べなきゃいけないことがあるの。

私… 宇宙エレベーターの方に行くよ?

行けばいいじゃない。

行けばって 私が ここ辞めたら
誰が今の仕事を引き継ぐのよ。

言っとくけど
トモルンには 絶対 無理だからね!

任せられるわけないでしょ。
マネージメント能力ゼロなんだから。

ゼロ…。
ドンマイ。

(志保)ちゃんと 研究室の将来
考えてって言ってるの!

もう いいから。 行けばいいじゃない。
何? それ。

私 それだけの存在だったの?

迷ってるのを 人のせいにしないで!

してないし!
してるじゃない 優柔不断!

何よ 事故調バカ!
バカって何よ。 今の撤回して。

(志保)じゃあ もういい。

私の好きにさせてもらうから。

好きにすれば。

♬~

雨… 午後11時30分。

橋爪さんが亡くなった時と同じ条件。

彼は メモ帳とペンを持って…。

一体 何をしようとしていたのか。

そして
どうして エントランスに向かったのか…。

(物音)
えっ?

えっ…。

すいません。

はあ… 圏外。

ゼロ。 お~。

早いね。 ブレーキのワイヤー張力
上げてみよっか。 はい。

ねえ ちょっと これ 見てもらえます?
ん?

先生に頼まれた資料の解析なんですけど

横軸が日付で 最近になるにつれて

プラスであれ マイナスであれ

大きい数値が出る頻度が上がってて
これ 何だと思います?

その日付は 全て雨の日なんですよ。

(郁美)
これが何の数値かが想像つかなくて。

呪いの強さを
数値化したんじゃないですか?

バカなの?
え?

ねえ 志保さん 明日の研究会の件
真奈子先生の都合 聞いてます?

さっき電話したけど つながらなくて。

知らない。 直接聞いて。
はい。

俺 かけますよ。

(呼び出し音)

(留守電)「発信音のあとに お名前…」。
あれ? つながんないな。

もう寝ちゃったのかな…。
え?

(雷鳴)
うわ~! うわ~!

(郁美)うわ~! 怖い…。 やだやだ…。

[ 回想 ] 雨の呪いを解かなきゃ。

ん…。

ああ… もう 何なのよ このエレベーター。

(ため息)

♬~

[ 回想 ] ()呪いのせいだよ。

雨の呪いにかかって
呪い殺されたんだ。

(ため息)

[ 回想 ] (グエン)ハシヅメさん
扇風機とか トースター

壊れたら何でも直してくれた。

(グエン)この子が エレベーターに
閉じ込められた時 助けてくれた。

もう大丈夫。

この手帳 どうしたの?

♬~

私… 失敗しちゃった。

(扉をたたく音)

真奈子…。

志保…。

今 助けるから つかまって。

ああ…。
(新藤)大丈夫ですか?

(志保)いくよ。 せ~の…。

よいしょ…。

(真奈子 志保)あ~…。

よかった。

びっくりした。

バカ。

(稲森)
こちらが エレベーターの機械室です。

(栗原)これは かなり古いですね。

(新藤)ええ。 このマンションが出来た
40年前のままです。

少し前にも
子どもが閉じ込められたんですよね?

はい。 その時も 恐らく
電気系統の不具合だったと思うんですが

ここまで旧式だと
どう修理したらいいのか難しくて

だから 丸ごと取り替えられることを
お勧めしたんですが…。

実は そのあとも
ドアが うまく開閉しなかったり

降りる時に つまずいたり…。

降りる時に つまずいたり?
(新藤)はい。

(栗原)しかし 夏でもないのに
ここは すごい湿気ですね。

湿気…。

あっ ピット…。

エレベーターのシャフトの底
見せてもらえますか?

(栗原)うわ~ 水がたまってますね。

知りませんでした。

雨が降ると エレベーター全体
シャフトから機械室まで

湿気が回っていたようですね。

先生 言われたとおり
うちの子に聞いてみた。

やっぱり 手帳のほかにも
拾った物 あるって。

何か当ててみようか?

定規じゃない?

何で分かった?

ありがとう。

♬~

ああ…。

-25mm。

そうか。 それで つまずいたんだ。

えっ 何なんですか?

これが雨の呪いの正体よ。

まず初めに 工学者として
はっきりさせておきたいことがあります。

この世には 悪霊の呪いなどというものは
存在しません。

呪いはある!

呪われてるんだよ。
それ以外に説明できないだろうが!

よそ者のあんたたちに何が分かんだよ。

とにかく 最後まで聞いて下さい。

確かに このマンションには
呪いはありました。

え?
(ざわめき)

でも 階段で転倒したのは単なる偶然で

廊下で警報が鳴ったのは 機械の故障

突然 防火シャッターが閉まったのは
ストッパーの劣化のため。

どれも 呪いは関係ありません。

あの… ハシヅメさんが亡くなったのは
どうして?

橋爪さんが
マンションを徘徊していたのは

悪霊に取りつかれていたと
言う人もいます。

しかし 彼が取りつかれていたのは
悪霊ではなく 特別な思いでした。

橋爪さんは 以前

エレベーターの中に閉じ込められた
グエンさんのお子さんを

助けたことがありました。

長らく電器製品の修理をしていた
橋爪さんは 恐らく この時に

原因は エレベーターの老朽化に
あるのではないかと疑いました。

橋爪さんは 管理組合の総会の日に
エレベーターの危険性を訴え

コストをかけてでも
何か手を打つべきではないかと

訴えたんですよね。
そのとおりです。

[ 回想 ] 今のままでは いつか
大事故につながるかもしれません。

ここは ちゃんと検査して
早く何か手を打った方がいいです。

そんなこと 急に言われてもねえ。

金 かかんだろう。
子どものいたずらだよ。

(ざわめき)

結局 そのあと
グエンさんの子どもの閉じ込めは

いたずらのせいじゃないかという
意見も出て

うやむやになってしまったんですよね。

「もう ちゃんと動いてるじゃないか」

「そんな大金をかけるほどのことじゃ
ないだろう」って。

橋爪さんの徘徊は
その総会の日から始まっています。

どうして そんなことが分かるんですか?

これは 橋爪さんが事故に遭った日に
持っていた手帳のメモの中身です。

初めの日付は 6月21日。

管理組合の総会の日になっています。

その日は 雨が降っていました。

覚えていませんか?

ああ 雨 降ってました。

橋爪さんは 雨の日には 湿気のせいで

電気系統に
不具合が起きやすいのではないかと思い

このフロアの床面と
エレベーターの床面のずれが

どれだけあるのかを
この定規を使って計測し始めました。

床面のずれというのは エレベーターの
不具合を示す目安となるからです。

この-15mmというのは

フロアの床面よりも15mm沈み

この+22というのは

床面よりも
22mm上がっているという意味です。

そういうことか。

橋爪さんが亡くなった先日の夜も
雨でした。

1階で止まったエレベーターの中で

彼は いつものように
床面とのずれを計測し始めました。

しかし 電気系統のトラブルが発生し

エレベーターは扉が開いたまま

突然 上昇し始めました。

あっ…。

頭を打った橋爪さんは
そのままロビーに転落しました。

ああ…。

彼は 雨の呪いに
かかっていたわけではなく

雨の日のたびに なんとか エレベーターの
不具合を証明しようとして

亡くなりました。

じゃあ 結局 誰の責任なの?

エレベーターのメーカーを
訴えた方がいいんじゃねえか?

(ざわめき)

40年前
このマンションのエレベーターは

大手メーカーのエレベーターに比べ
かなり安い費用で済みました。

そのかわり
適切なメンテナンスが必要で

15年をたったら ブレーキパッドなど

重要な部品を交換することを
勧められていました。

じゃあ その
何とかパッドを交換しなかった

メンテナンス上の怠慢じゃないのか。

業者をここに呼んで 追及しましょうよ。
(ざわめき)

しかし このメーカー自体
30年前に廃業しています。

(ざわめき)

なので 現在のメンテ業者から 十分な
メンテナンスをするのが難しいので

エレベーター自体を新しいものに
取り替えるように勧められていました。

そんなの聞いてないよ!

それは 私たちに黙ってた
新藤さんの責任じゃないの!

何で早く言わなかったんだ。
そんな大事なこと!

いい加減にしろ!

私は言いました 総会で。
金がかかるだの何だの

話に取り合わなかったのは
あんたたちじゃないか!

こんな大きな事故が
起きてしまったんですから

誰かのせいにしたい気持ちは分かります。

でも 皆さんに
全く責任はないんでしょうか?

私たちに?

(ざわめき)

この20年間で
今回の橋爪さんのような事故は

何件か起こっています。

それを受けて 最近のエレベーターでは

このような事故が起きにくい対策が
法律で義務づけられていますが

昔のエレベーターには
それは適用されず

全体の7割以上が
いまだに対策がとられないままです。

お金をかけ
補修するのか 取り替えるのか。

それとも 放置するのか。

最後は それぞれ エレベーターの
オーナーの決断に任されています。

今回のマンションの場合は
皆さんなんです。

(ざわめき)

じゃあ 私たちは
これから どうすればいいんですか?

教えて下さい 先生。

エレベーターは 便利である一方で

もともと 運転手のいない乗り物です。

誰かが常に安全を
保証してくれるわけではありません。

ましてや ここのエレベーターは
40年たっている以上

絶対に安心安全であるはず
という思い込みを

まず捨てなければいけません。

亡くなった橋爪さんは そのことを
なんとか皆さんに伝えようと

たった一人で記録をとり続けていました。

-18か。

♬~

このマンションに呪いがあるとしたら

皆さんがお互いに対立し
疑心暗鬼に陥ったこと

そして 橋爪さんの小さな声に
耳を傾けることができなかったことです。

その呪いを これからどうするのか。

皆さんが決めて下さい。

皆さんの心の中にある
呪いを解くことができるのは

恐らく愛です。

愛?

皆さんの愛だけなんです。

♬~

(栗原)天ノ先生!

先生 僕を弟子にして下さい!

悪いけど 今は間に合ってます。

え?

じゃ。
え… ちょっ…。

(志保)あのあと
グエンさんから聞いたんだけどさ

亡くなった橋爪さん 近所に
息子さん一家が住んでたんだってね。

ふ~ん。

高齢者の1人暮らしは
何かと心配だから

一緒に暮らそうって言ってたんだけど
橋爪さん 断ったんだって。

ふ~ん。 何で?

自分は ここでやるべきことがあるって。

志保も やればいいんじゃない?
え?

宇宙エレベータープロジェクトの
事務局長。

志保がやるべきことは
そこにあるんだよ きっと。

迷ったら 世の中のため
人のためになる方を選ぶのが

科学者の常識でしょ?

そうね。

♬~

OK。

よし。

皆様 よろしいでしょうか。

じゃあ いきます。

10…。
(一同)9 8

7 6 5 4 3 2 1…

0!

行け~!
行け~!

(拍手と歓声)

時速100キロ超えた! 目標スピード達成!

(拍手と歓声)

よ~し!

♬~

よくやったぞ! イヌワシ3号。

すげえなあ。
まさかね あんなとこまで行くとはね。

真奈子に話をしたの?

迷うなら 世の中のため
人のためになる方を選べって。

ふ~ん。
それで…

研究室に残ることにしました。

真奈子の失敗学を支えた方が
未来の人類のためですから。

あ~あ 残念。

まあ 私がいないとダメなんで
あの研究室は。

確かに そうね。

嘘です。

私が 真奈子じゃないとダメなのかも。

♬~

イヌワシ3号 実験成功!

バンザ~イ!
(一同)バンザ~イ!

バンザ~イ!
(一同)バンザ~イ!

天ノ先生 バンザ~イ!
(一同)バンザ~イ!

♬~

ブレーキが きかなかったせいで…。
信じてくれ。

運転手の操作ミスで決まりね。

確実に痕跡は消せと言ったはずだが。
何も分かってないな。

SHIMIZUのリコール隠しよ。

もうやめた方がいい。
彼が必要なの。