ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

同期のサクラ 第8話 高畑充希、橋本愛、新田真剣佑、竜星涼… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『同期のサクラ#08』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. サクラ
  2. AIスピーカー
  3. 自分
  4. お前
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  6. AI
  7. 清水
  8. 世界
  9. ハァ
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  11. 大丈夫
  12. 仲間
  13. 土井
  14. 無理
  15. ハハハ
  16. 会社
  17. 頑張
  18. アハハ
  19. 小梅
  20. ヤツ

f:id:dramalog:20191204230118p:plain

『同期のサクラ#08』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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同期のサクラ#08[解][字][デ]

主演・高畑充希×脚本・遊川和彦が綴る人間ドラマ!
忖度できない女・サクラと同期4人の10年間を描く第8話(8年目)。

詳細情報
出演者
高畑充希橋本愛新田真剣佑竜星涼岡山天音草川拓弥(超特急)、大野いと相武紗季椎名桔平、他
番組内容
故郷に橋を架ける夢とたった一人の肉親である祖父を一度に失い、強い喪失感に襲われたまま社会人8年目を迎えたサクラ(高畑充希)は、なんとか仕事を続けていたものの、ある日心が限界を迎え出社できなくなってしまう。それ以来1年以上休職し続け、誰にも会わなくなってしまったサクラを、百合(橋本愛)たち同期はなんとか元気付けようと奮闘するが、サクラが会社から解雇される日は近づいていた……。
監督・演出
明石広人
原作・脚本
遊川和彦
音楽
【主題歌】 森山直太朗 「さくら(二〇一九)」 ユニバーサルミュージック
【音楽】平井真美子
制作
制作協力 AX-ON
製作著作 日本テレビ

 

 


(木島 葵) どういうことだよ
病院移れって。

(月村百合) 先生に言われたの。

これ以上ここにいても
回復は望めないから

サクラみたいな患者を受け入れる
専門の病院に入れるしかないって。

(清水) 何だよ それ。
(土井) もう諦めろってことか?

意識が戻るの。

私だって悔しいけど
入院費の問題もあるし

サクラに家族もいないから
私たちに決断してほしいって。

いやいや
そんなの無理に決まってんだろ。

(戸が開く音)
≪失礼します≫

(脇田) あの… 俺たち…。

サクラの部屋の お隣の?

あぁ… わざわざ
お見舞いに来てくれたんですか?

(2人) すいませんでした!

え? どうしたんですか?

(小梅) 北野さんが こんなことに
なってしまったのは

私たちのせいなんです。

(心電計の音)

(目覚まし時計のベル)

(北野 桜)《じいちゃん》

《サクラは まだ信じられねえ》

じいちゃん‼ じいちゃん‼

《じいちゃんが もう
この世界にいねえなんて》

《憧れの花村建設に
入社して8年》

《サクラのせいで…》

うちの島に橋を架けることは
できねんだて

♬~

《そらろも

サクラには まだ 同期の仲間と

たくさんの人を幸せにする建物を
造るって夢が残ってっけ

頑張るてぇ》

(小梅) えっ! 面接 受かったの?

今度こそ 自分のやりたいことが
見つかったって感じ?

よかった~!

良樹! パパ
やっとお仕事 見つかったって!

(脇田) すいませ~ん
取ってもらえますか?

♬~

(シャッター音)

いいです。

非常に…。


♬~


(振動音)


(リポーター) 政治の舞台では

この「忖度」という言葉が
頻繁に使われ

議論が白熱しています。

ありがとうございます。
(メッセージの受信音)

返信 来た!

(清水) えっ?
サクラ 何て?

(清水) 「すいません
体調がすぐれないので」。

ハァ… 俺がメールしても
いつも これ。

俺も何度か部屋まで行ったけど
全然 出て来る気配ないし。

私は2~3回
会う約束したんだけど

そのたびにドタキャンされて。

すみれさんが言ってたんだけど
休職して もう1年以上だから

このままだとヤバいらしくて。

クビになるってこと?

でも どうやったら
働く気になってくれるんだろう。

俺も サクラを元気づけるような言葉
いろいろ考えたんだけどなぁ。

ありきたりな言葉しか
浮かばなくて。

たった一人の家族だけじゃなく

ふるさとの島に橋を架ける夢まで
なくしたんだからね。

俺 サクラに
プロポーズしようかな。

(土井:百合:木島) えっ?

元気 取り戻すまで
俺が守ってやりたいから。

いいかな? 葵。

えっ… べ… 別にいいけど。

いやいやいや…
OKするわけないだろ サクラが。

そうよ 今 そんなことされても
全然うれしくないし!

じゃあ どうすりゃいいんだよ~。

ハァ~。

俺 考えたんだけどさ…。
何?

俺らが 仕事で
つらいことがあったから

相談に乗ってほしい
って言ったら

あいつのことだから
助けてくれんじゃないの?

わざと悩んでるふりしろ
ってこと?

いや サクラに
元気になってもらうために。

それに 俺ら もう30すぎだし
本当にあるだろ いろいろと。

まぁ そりゃあ あるけどさぁ。

自分より苦しんでる人間に
そんなことするのは…。

でも 何とかしないと
本当にヤバいって。

サクラ? 百合だけど。

ねぇ いるんでしょ?
開けてくれない?

(メッセージの受信音)

あっ でも… 今日は ちょっと
相談があってさ。

ほら 私も
今年から主任になって

いろんなこと
任されるようになったから

上と下との板挟みっていうか

毎日 周りに気を使って
もう ヘトヘトで…。

っていうか こんなとこで
悩み 打ち明けるのも何だからさ

中に入れてもらえないかな?

(鍵が開く音)

散らかってますけど…。

うん 全然大丈夫。

お邪魔しま…。

ちょっと 何これ!

本当に散らかってるじゃん!
もう ひっどい臭いだし。

すいません
自分では よく分からなくて。

髪も伸びて… 何か別人みたい。

すいません
まだ外に出る気になれなくて。

気持ちは分かるけどさ
そろそろ会社に来たら?

このままだと
本当にクビになるよ。

そう思うんですが

なぜ会社に行くのかと
考えだしたら

どうしても
体が動かなくなってしまって。

こんな所に ずっとこもってるから
よくないのよ。

少し外に出て
気分転換でもしたら?

でも
特に行きたい所もないですし。

そう言うと思ったけどさ

菊夫が どうしても
連れて行きたい所があるみたいよ。

ここがどこか分かるか? サクラ。

(清水) 俺が入社2年目に
桑原さんにパワハラされた時

担当してた図書館あったろ?

あれが完成したんだ。

あぁ…。
(清水) あの時 お前

ここの完成図見て言ったよな。

「いいです 非常にいい」って。

そうですね。

それだけ?
写真とかも 撮らないの?

あっ すいません。

(シャッター音)

覚えてるか? あの時 水道管が
破裂して大変だったけど

お前が
コロッケ 差し入れてくれたの。

あれはマジでうまかったな~
それで職人さんたちに

「もしかして キクちゃんの
彼女か?」って勘違いされてさ。

なぁ サクラ。

何なら

俺と けっ… こっ… けっ…。

ケツは…

自分で叩くしか
ないんじゃないか?

あの時 俺が何のために働いて
いいのか分からなくなった

…って言ったら サクラが
励ましてくれたじゃないか。

自分のケツは
自分で叩くしかないって。

そうですね。
あぁ…。

あっ 何なら
俺が今度は叩いてやろうか?

アハハ…。

お願いします。
えっ…。

あぁ…。

(清水) よし… よし…。

ごめん やっぱり無理。

じゃあ 自分で。
えっ?

元気が出ません。

あっ えっ…。

やっぱりダメです。

(お尻を叩く音)
あぁ もういいから やめろって!

(お尻を叩く音)
とりゃ… おっ!

ちょ… あっ! あっ!

(お尻を叩く音)

(土井) ほら 食えよ。

ありがとうございます。
(土井) いただきます。

どうしたんだよ。

お前 うちのラーメンの
大ファンだっただろ?

すいません 今日は ちょっと
食欲が湧かなくて。

そうだ お前に見てもらいたい
もんがあるんだけど。

何ですか?
今度 来年 着工予定の

外資系のホテルの
コンペがあって

部長に初めて 設計図
描いてみろって言われたんだ。

そうですか。

(土井) できれば
意見 聞かせてくれないか?

もちろん今までみたいに
遠慮しなくていいから。

どう?

いいんじゃないでしょうか。
え?

腕を上げましたね 蓮太郎君。

それだけ?
はい。

いやいや…
俺的には まだ足りないところ

いっぱいあると思うんだけど。
そうですか。

(土井)
もうちょっと よく見てくれよ。

すいません 何も浮かびません。

え?

いくら見ても

何も思いつかないんですぅ…。

いやいや 泣かなくても…。
(泣き声)

(すみれ) ちょ… ちょ ちょっと!

サクラに何言ったの? 蓮太郎。
いや 俺は別に…。

すいません 私が悪いんです。

自分でもよく分からないのに

な… 涙が止まらなくて…。
(すみれ) あぁ あ~。

そんなにつらいなら
どうして相談しに来なかったの。

いつでも
私を頼ってって言ったでしょ?

だって…

すみれさんに
迷惑掛けたくなかったから。

私のせいで 社史編纂室に
行かされてしまったから…。

(泣き声)

そんなの心配する必要ないのに。

私 今年から

人事部に戻って来たの。

そうなんですか?
(すみれ) うん。

よかった…。

(泣き声)

ごめんな こんな所に呼び出して。

何ですか? 話って。

安心しろ。

無理やり 会社に引っ張って行こう
なんて思ってないから。

しかし 何だな…
俺も 30過ぎて

後輩が多くなって来たから
思うんだけど

最近の若いヤツは
何か やたら空気ばっかり読んで

上に逆らおうなんてヤツ
一人もいねえんだから。

そのたびに思い出すよ
お前のこと。

最近 マスコミでも
やたら「忖度」って言うけど

お前は まさに 入社式の時から
忖度しない女だったなと思って。

新人研修が終わって

結局 お前だけ
希望の部署に行けなくて

初めて

「私には夢があります」
って言われた時のこと

俺は 一生忘れない。

あの時は お前みたいなヤツとは

一生 分かり合えないと
思ったけど。

今は

お前と
一生 離れたくないって思う。

なぁ サクラ…。

俺と結婚しないか?

今は働く気になんないなら
無理に会社に行かなくてもいい。

お前一人ぐらい 俺 養えるし。

サクラはきっと いい奥さんにも

いいお母さんにも
なると思うからさ。

アハハハ… ハハハ…。

アハハ アハハ…。
え? どうしたのかな?

いや…。

こんな私なんかと
結婚したいって言うから。

フフフ… 私なんかが

いい奥さんにも
いいお母さんにも

なれるはずないのにって
思っちゃって。

アハっ アハっ…。

アハハ…!
ハハハ…!

あっ すいません あの
笑っちゃいけないって思うけど

ハハハ ちょっと抑えられなくて。
いやぁ…。

アハハハ! アハハ ハハ…。
ハハハ…。

ハハハハ… ハハハ…。

アハハ… ア~ハハ…。
フフフ…!

フフ フフフ…。

葵たちから聞いたけど
いろいろ大変だったんだって?

すいません。

皆さんが元気づけようと
してくれてるのは

分かるんですが…。

そんなに落ち込まないでよ!
こうなったら

今日は嫌なこと忘れて
パ~っと楽しまない?

そうだ! 服でも買って
思いっきり おしゃれしたら?

結構 ストレス発散になるから。

ねぇ 覚えてる?

セクハラ専務と
食事に行くのが嫌で

サクラについて来てもらった時
一緒に 服買いに行ったの。

その後 フレンチで
セクハラ専務を怒らせた時は

どうなることかと思ったけど…。

でも あれがきっかけで
仲良くなれたんだよね 私たち。

ちょっと… 何やってるの?

洋服を買っています。

でも… そんなに大丈夫?
結構 高いけど。

大丈夫です
仕送りしていた お金を

じいちゃんが使わずに
残しておいてくれていたので。

あ~ でも そんな大事なお金
簡単に使っていいの?

いいんです 他に使い道もないし。

あ… せっかくだし

このネックレスも
買っちゃおっかな。

どうですか?

う~ん 何か…
サクラっぽくないかな。

じゃあ どれが似合うでしょう?

ごめん。

やっぱり私は いつもの格好で
仲間を信じて

「私には夢があります」
って言ってるサクラが好き。

つらいのは分かるけどさ
元のサクラに戻ってよ!

ふるさとの島に橋を架ける夢は
もう叶わないけど

私たちと一緒に

たくさんの人を幸せにする建物を
造る夢は残ってるわけだからさ。

サクラの夢を叶えるために
私たちも 一緒に夢を持って

これから頑張るからさ。

夢 夢 夢 夢 うるせぇんだわんね。

は?
夢があれば偉いんけ?

夢がなくちゃ
生きてちゃいけねえんだけ?

ちょっと
あんたが そんなこと言う?

もう やめれ?
上から目線で同情すんの。

何それ こっちが
こんなに心配してるのに…。

ん~ねっ いつか言ったれ。

私のやってることは
全部 無駄ら

うちの島の橋らて
どうせ架からねえって。

全部 その通りになって…
えかったろう?

いいかげんにして!
いくら友達でも許さないわよ。

あんたなんかに 私のつらさなんか
分かるわけねんだっけ!

ブス‼

あぁ?
ブス! ブス!

ブス ブス ブス ブス ブス‼

何 言ってんだて…。
分かった

もう あんたみたいなブス
どうなっても構わないから。

あの部屋に 一生 閉じこもって
孤独死でもすれば?

これくらいでケンカするなら

最初から友達でも
何でもなかったのよ 私たち!

♬~


すいませんが

また 1週間分のカレーを
頂けないでしょうか?

(オーナー) リクエストがあれば。

何やってるんですか? 皆さん。

あんたを励まそうと
おのおの 頑張ってみたけど

菊夫が 完成した図書館を見せても
全く無反応だし

蓮太郎が設計図の意見を求めたら
泣かれるし

葵は無謀にもプロポーズしたら
散々 笑われて。

私は気晴らしに
ショッピングに誘ったら

前みたいな大ゲンカになって。

みんなでガックリ落ち込みながら
これから どうするか

途方に暮れてたんだけど 何か?

さっきは…

すいませんでした。

自分でも いけないことだって
分かってるんですけど

この頃

自分の感情が
うまくコントロールできなくて。

悲しくもないのに
涙が出て来るし

おかしくもないのに
笑いが止まらないし

怒ると どんどん腹が立って来て。

だから

私みたいなヤツ
もう放っておいてください。

サクラ。

俺たちは
お前と出会ってなかったら

こんな おせっかい焼かないよ。

毎日 仕事だって大変だし

自分の人生 生きてるだけで
いっぱいいっぱいなんだからさ。

(清水)
でも もしサクラだったら

きっと 俺たちのことを
絶対ほっとかない。

何があっても 助けようと
してくれるって思うからさ。

実際
お前に救ってもらわなかったら

今頃 うちの会社に
いなかったかもしれないし

みんなと仲間になることも
できなかった。

だから

どうしてもサクラには
元気になってほしいの。

元のサクラに戻ってほしいの。

(清水) じいちゃんを失って
つらいのは分かるけどさ

でも じいちゃんは

サクラが こうなること
望んでるのかな?

お前は 俺たちが生きてる
この世界を

より明るくできる人間なんだから。

(土井) じいちゃんのためにも
元気出して

残った夢 叶えようよ
みんなで力を合わせて

たくさんの人を幸せにする建物
造ろうよ。

今までみたいに
誰にも忖度しないで

自分を貫いて 頑張ってくれよ。

皆さん…。

ありがとうございます。

分かってくれた?

でも もう無理なんです。

何だか

今まで自分がやって来たことが

全部 無駄なような
気がするんです。

これから どれだけ頑張っても

もう意味がないような
気がするんです。

そう思うと

どうしても気力が湧かなくて。

焦れば焦るほど 体も
言うことを聞いてくれないし。

せめて じいちゃんからの
FAXが来ないかなって

思うんですけど…。

じいちゃんが死ぬ前

FAXを送ってくれたんです。

「桜は 決して枯れない。

たとえ散っても 必ず咲いて

たくさんの人を幸せにする」。

でも

そんな人間じゃないんです 私。

皆さんに会うのも つらいんです。

「お前ならできるよ」

「頑張れ」って 言われるたびに

苦しいんです。

だから…。

もう私なんか

仲間なんて思わないでください。

♬~

(ドアが閉まる音)

♬~

すみれさん。

大丈夫? 蓮太郎。

(土井) もしかして
心配して待っててくれたとか?

どうだった? サクラ。

結局 何もできなかった。

やっと 本当の仲間が
できたと思ってたのに。

一体 何だったんだろ…。

俺たち。

(操作音)

(呼び出し音)

(清水の妹) どうしたと?
お兄ちゃん こんな時間に。

あぁ… 何か みんなの声が
聞きたかったったい。

みんな もう寝とるよ。

そうね… なら よかよ。

何かあったと? 元気なかよ。

別に。

大好きだったヤツに
フラれただけ。

えっ 何? それ。

ハハ… 冗談たい 冗談。

そうだ お盆には熊本に帰るけん。

母さんたちには
伝えとってくれんね。

うん 分かった。
(清水) じゃあな。

♬~

じゃあ 俺 こっちだから。
うん お疲れ。

百合。

大丈夫か?
何が?

お前が一番頑張ってたからさ。

サクラのために。

そっちこそ大丈夫?
サクラにフラれて。

笑っちゃうよな。

バットを一回も振らないうちに
ゲームセットって感じだったし。

私は…

何だか 自分のいる世界が
変わったみたいな気がする。

世界で一番 信頼できて

ずっと そばにいると思ってた
サクラが

世界で一番遠くに行っちゃった…。

私に 初めてできた親友なのに。

♬~

あんたって…

こんなに温かかったんだ。

♬~

ごめん。

♬~

(ノック)

お願いですから…。

(ノック)

もう放っておいてください…。

≪北野さん
いらっしゃいませんか?≫

≪書留です 印鑑お願いします≫


(ノック)

(黒川) どうぞ。

失礼します。

お~ 久しぶりだなぁ 北野。

ん? 何か イメージ
変わったんじゃないのか?

部長…。

すいません 専務も

随分 貫禄が出られた感じで。
ハハハ…。

いや 俺も年だからさ。

最近は やたら会食が増えて
参るよ まったく。

ハハハ…。

長い間 お世話になりました。

言うことは それだけか?

はい。

残念だな。

お前には期待していたんだが。

なぁ 覚えてるか?

入社試験の時に
俺が お前を面接したの。

はい。

あん時な

周りの反対を押し切って
お前を入社させたんだよ。

うちの会社に活を入れる
起爆剤になると思ってな。

そうだったんですか。

結局 俺の見る目が
なかったってことか。

失礼します。
桜は散ってしまったか?

花の命は短くて

苦しきことのみ多かりき… だな。

♬~

すいませんが

また 1週間分のカレーを
頂いてもよろしいでしょうか?

ごめん 無理。

もう この店 畳むからさ。

どうしてですか?

私も もう年だし
ずっと赤字続きだったから

もっと早く 店閉めようと
思ってたんだけど

あんたたち同期が
毎日のように来て

仕事頑張ってるの見たら

応援したくなっちゃって。

「リクエストがあれば」って
どんなものでも作ってやろうと

頑張って来たけど

体も持たないし

息子夫婦の
世話になろうかと思って。

もう あんたたちも
来ないみたいだし。

(店員) ありがとうございました。

(AIスピーカー)
こんにちは AIトークです。

(店員)
いかがですか? AIスピーカー

「電気をつけて」とか
「エアコンの温度を上げて」とか

いろいろなリクエストに
応えてくれるので

とっても便利ですよ。

それに いつでも必要な情報を
教えてくれるし…。

(AIスピーカー) 私に 何でも
話し掛けてください。

(AIスピーカー)
どんなことでも お答えします。


(カラスの鳴き声)

AI エアコンつけて。

(AIスピーカー) 分かりました。
(エアコンがつく音)

AI 今 何時?

(AIスピーカー) 17時3分です。

AI 音楽かけて。

(AIスピーカー)
では いつもの曲をおかけします。

(AIスピーカー)♪~
AI 3分たったら教えて。

♪~
(AIスピーカー) 分かりました。

♪~
AI やっぱり 音楽止めて。

♪~
(AIスピーカー) 分かりました。

ねぇ AI。

私は

どうすれば 仕事に行く気に
なるんだろう?

(AIスピーカー) 仕事の意欲がなくなる
理由の1位は 「上司が嫌」

2位 「労働時間 環境が不満」

3位 「同僚や先輩後輩と
うまく行かない」です。

私は

じいちゃんが死んじゃったし

ふるさとの島に
橋を架けるって夢も

叶わなくなったから。

やっぱり

島のみんなに橋は安全だって
言ったほうがよかったのかな。

事故が起こるって 決まった
わけじゃなかったのに

そのくらいのウソ
ついたほうがよかったのかな。

そうすれば
もっと早く家に帰れて

じいちゃんを助けることが
できたかもしれないし…。

(AIスピーカー) それについては
情報が少なくて分かりません。

(AIスピーカー)
サクラさん 3分たちました。

ねぇ AI。

人は一体 何のために生きてるの?

(AIスピーカー)
乃木坂46は 儚い一瞬一瞬が

生きてる意味だと
言っています。

アンパンマン』では 生きる意味を
見つけたアンパンマン

「行け みんなの夢 守るため」
と歌っています。

そんなの無理だよ 私には。

(AIスピーカー)
サクラさん 4分たちました。

ねぇ AI

やっぱり 私みたいな人間は

この世界で生きて行くのは
無理なのかな?

(AIスピーカー)
そんなことはありません。

AI 何で人生は
こんなにつらいの?

(AIスピーカー)
それについては ウェブで

こちらのサイトが見つかったので
参考にしてください。

何でこんなことに
なっちゃったの?

私は ただ みんなに
幸せになってもらいたくて

自分が正しいと思った道を
進もうと思ってただけなのに。

同期たちとも

もっと 喜びや悲しみを
分かち合いたかった。

みんなで

一緒に大切な時を
過ごせると思ってた。

私たちには

素晴らしい未来が待ってると
信じてた。

この世界は 夢や希望に
あふれていると思ってた。

なのに 実際は

そんなの何もない。

だったら…。

やっぱり 私みたいなのは
死んだほうがいいのかな?

(AIスピーカー) それについては
言いたくありません。

じゃあ 私は
これから どうすればいいの?

教えてよ AI。

(AIスピーカー) それは
サクラさんが決めることです。

分かった。

(AIスピーカー) 気持ちがふさいだ時は
閉じこもっていないで

気晴らしに外に出るのがいい
というデータがあります。

1人で悩んでいないで

お友達と会うのも有効な手段
だともいわれています。

AI…。

もういいから黙って。

《サクラ
もう1年以上会ってないけど

どうしてるの?》

《菊夫は あれから会社を辞め

ボランティア活動をする団体に
入りました》

ちょっと休憩しませんか?

《熊本で地震が起きて

地元の友人や親戚が
被災したりしてから

自分のいるべき場所は
大手ゼネコンじゃ ないって

思ったみたいで》

《蓮太郎は 新しいプロジェクトを
任されて 毎日大変だけど

すみれさんと結婚して
充実した日を送っています》

《ただ 自分の設計したものを

サクラに見てもらえないのは
寂しいみたい》

《そして 私は今…》

≪もう一回 息んで!≫
ん~…!

《子供を産もうとしています》

ハァ ハァ ハァ ハァ…。

(産声)
≪おめでとうございます!≫

≪おめでとうございます
産まれましたよ≫

≪赤ちゃん 元気ですよ≫

(産声)

《父親は…》

考えたんだけどさ

「夢」ってどうかな 名前。

珍しく気が合った。

え?

私も同じこと考えてたからさ。

結婚しよう。

百合。

幸せにするから。

やめとく。

何で?

だって 相談もせずに産んだのは
私だし。

それに あんたは…。

今でもサクラが
忘れられないでしょ?

(戸が開く音)

(清水)
うお~! おめでとう 百合!

びっくりしたよ… いきなり
子供産んだとか言うから。

ごめんね ちゃんと知らせなくて。

それで お前ら結婚するのか?

ううん それはない。
え? 何で?

それは また
ゆっくり説明するからさ。

それより 今日はお願いがあるの。

みんなに。
おぉ。

何だよ?

私ね 子供を産もうとして
意識が朦朧としてる間

いろいろなことを考えた。

いろいろなことを思い出した。

でも 一番覚えてるのは

サクラのおじいちゃんに

「サクラのことをよろしく頼む」
って言われたこと。

あんなに頭下げて頼まれたのに

このまま サクラのこと
諦めていいのかな 私たち。

すっごくバカな考えかも
しれないけど

最後に 1つだけ試してみたいの。

協力してくれるかな。

(鳥のさえずり)

AI… 今日は何日?

(AIスピーカー)
2019年3月31日です。

サクラさん お誕生日
おめでとうございます。

最高気温は16度。

日中は とても過ごしやすい
穏やかな晴天です。


(振動音)

(振動音)

もしもし。

(FAXの受信音)

♬~

♬~

♬~

《じいちゃん》

《サクラには

こんげステキな仲間がいるてぇ》

♬~

《みんなに会いてぇ》

♬~

《もし この世界に

私が生きている意味が
あんだったら

今までの自分に戻ると
4人に伝えねえと》

(小梅) はぁ?
ちょっと また仕事辞めたの?

やっぱ 俺には他に向いてる
仕事があると思うんだよな。

(小梅) そうやって今まで いくつ
仕事変えたと思ってんのよ。

分かってるよ…。
(小梅)ちょっと しっかりしてよ!

ダメ…。

(泣き声)

(脇田) 大丈夫か? 良樹。
(小梅) ケガしてない?

(泣き声)

あの… 大丈夫ですか?

(泣き声)

はい…。

(泣き声)

あ… 大丈夫ですか?

(脇田) 病院に行ったほうが…。

私には夢があります。

ふるさとの島に
橋を架けることです

私には… 夢があります。

あっ 痛っ…!

一生信じ合える…

仲間をつくることです。

ブス ブス ブス…!
ちょっと

誰に向かって言ってんのよ
ブス!

私には夢があります。

♪~ いいことだけ
いいことだけ

♪~ 思いだせ

その仲間と…。

♬~

たくさんの人を幸せにする
建物を造ることです。

♬~ ハァ ハァ…。

♬~

はい 同期

カメラのシャッター音

それだけは 絶対…

諦められないので…。

私は…。

♬~

自分にしかできないことを

やります。

♬~

(心電計の音)

きっと
立ち直ろうとしてたんだね。

サクラ。

それなのに 何で お前だけ
こんな つらい目に。

ホント神様は 不公平だよな。

できれば俺が
代わってやりたいけど。

(看護師) すいません。

先生が例の件でお話がって…。

あ… はい。

サクラ
今から先生に会って来るね。

専門の病院に移せって
言われたけど

みんな お前が目覚めるって
信じてるから。

俺たちは いつまでも待ってる。

お前と また 一緒に働ける日を。

だから どんなにつらくても
諦めない。

サクラのいない世界なんかに

生きていたくないから。

じゃあ…。

(4人) また明日。

♬~

(心電計の音)