ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

シャーロック 第9話 佐々木蔵之介、ディーン・フジオカ、大友康平… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『シャーロック #09【最終章へ…別れの予感!最後の晩餐は密室殺人レストラン】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 新井
  2. 加藤
  3. 古賀
  4. シェフ
  5. 今日
  6. 凛子
  7. 聖子
  8. デザート
  9. 西岡
  10. 料理
  11. 失礼
  12. 食事
  13. クミコ
  14. 獅子雄
  15. 不破
  16. カチャトーラ
  17. コース
  18. 最後
  19. 大事
  20. グレ

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『シャーロック #09【最終章へ…別れの予感!最後の晩餐は密室殺人レストラン】』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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シャーロック #09【最終章へ…別れの予感!最後の晩餐は密室殺人レストラン】[字][デ]

最終章突入!今夜、別れの予感…最後の晩餐は、高級イタリアンレストランで密室殺人フルコース!客と店員9人全員が容疑者…犯人は誰?リアルタイムサスペンス!

詳細情報
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/sherlock/
【公式Twitter】
https://twitter.com/sherlockcx
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/SHERLOCK_cx/
番組内容
謎の宿敵、守谷壬三に繋がっていた安蘭世津子(長谷川京子)に目の前で死なれた誉獅子雄(ディーン・フジオカ)の衝撃は小さくないようだ。そんな獅子雄を、若宮潤一(岩田剛典)、江藤礼二(佐々木蔵之介)は木暮クミコ(山田真歩)の誕生日をダシに外へ連れ出そうと計画。若宮は獅子雄に断られるが、絶対に来いと先に出た。若宮、江藤、クミコが集ったのは、とある有名リストランテ。獅子雄がなかなか来ないことにいら立つ若宮を
番組内容2
よそに、ソムリエの加藤茂(田邊和也)に案内されて獅子雄がさっそうと登場、江藤は1番安いコースを促すが、獅子雄はアラカルトを頼みだす。ところが店の看板料理が用意できないと言う。
その時、加藤が個室の客、高津みずえ(遊井亮子)に呼ばれる。個室には料理評論家、大石万作(升毅)がいた。取材で来ているのに看板料理がないことに不満を漏らすみずえは、シェフの古賀智志(大友康平)は不在なのかと問うが、加藤は
番組内容3
店の体制はいつもと同じだと答えた。大石も料理の味に文句をつけだすと、その声に、客の不破凛子(島かおり)、達彦(綾田俊樹)は不快な表情。別の客、中原聖子(峯村リエ)も、大石に声を落として欲しいと注意した。ギスギスした店内で、若宮は盛り上がって来たと獅子雄をうかがう。なぜ店の料理の味が変わったのか?なぜ名物料理が出せないのか?すると、獅子雄は今日、店がオープンする前に異常事態が起こったと指摘して…。
出演者
ディーン・フジオカ 
岩田剛典
 / 
佐々木蔵之介 他
スタッフ
【原作】
アーサー・コナン・ドイルシャーロック・ホームズ』シリーズ 
【脚本】
井上由美子(『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』、『白い巨塔』) 
【音楽】
菅野祐悟 
【主題歌】
DEAN FUJIOKA『Shelly』(A-Sketch) 
【プロデュース】
太田大(『モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー』、『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』)
スタッフ2
【演出】
西谷弘(『モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー』、『刑事ゆがみ』) 
野田悠介 
永山耕三 
【制作・著作】
フジテレビ

 

 


(若宮)よし。

おい 遅れるぞ。

起きろって。 もう 夕方だぞ。
7時に予約。

(獅子雄)俺は いい。
グレの誕生日なんだ。

祝ってやろうよ。
誕生日って年か?

とにかく 先 行ってるから
絶対 来いよ。

あっ 一応
ドレスコードあるから

ジャケット着てこいよ。
いいな?

絶対 来いよ!

♬~

♬~

(古賀)お前 今 何て言った?

(新井)耳まで悪くなった?

(加藤)
今日のご予約 分かってますか?

おい もう 5時になるぞ。

もちろん 知ってますよ シェフ。

(クミコ)フン!
人の誕生日を だしに使って。

(江藤)薄給の俺が
身銭を切るんだから 付き合えよ。

グレだって 獅子雄が元気なかったら
面白くないだろ?

まあ 獅子雄も
人間だったってことね?

そりゃ 目の前で人が死ぬのは
ショックさ。

それなら カワイイけど

目の前で逃げられたのが
悔しいだけだろ。

守谷ね? もはや
片思いの恋人だな。 ハハハ。

ああ。
(クミコ)ねえ 始めない?

もう 来ないわよ。
そうだな。

せっかく 引っ張り出してやろうと
思ったのに バーカ。

来た 来た。 獅子雄。

しけた面してんな。
遅えよ。

ありがとう。 始めよう。
(加藤)かしこまりました。

どんな高い店も
あんたらが並んでると

警視庁の食堂だな。
遅れてきて 挨拶 それか?

ハハハ。

ここは 去年 ロイロットで
トップを取った店なのよ。

私が出版社の知り合いに頼んで
予約 取ってもらったんですからね。

最後の晩餐の場所としては
俺の趣味に合わないな。

何だよ? 「最後の晩餐」って。

他人が作ったものを食べるときには
常に 危険が伴う。

だから 昔は 毒味役がいた。
みんな 覚悟した方がいい。

これが 最後の晩餐に
なるかもしれない。

私の誕生日なのに 縁起 悪いわね。

まあ 獅子雄は 毒を
飲まされそうになったばっかりだ。

人生観も変わるよな?
いや 小さいときから

ずっと こうだ。
さぞかし

嫌な子供だったんだろうな。
目に浮かぶよ。

(加藤)
ようこそ いらっしゃいました。

こちらが 本日のメニューです。
どうぞ。

あっ。

当店は 本格的な 北イタリア料理を
皆さまに お届けするために

1996年に オープンしました。

本日は シェフのお任せコースに

旬の食材が揃っております。
おっ いいですね。

じゃあ この
シェフのおすすめコース Cで。

ねっ みんなも それで どう?

それで。
(クミコ)お任せします。

俺は 人任せが好きじゃない。
アラカルトでいいか?

駄目?
いえ。

もちろん
お好きなメニューを どうぞ。

じゃあ アンティパストは

ホタテとマッシュルームのカルパッチョ
この季節に ぴったりだ。

スープは ミネストローネ。

プリモは
ゴルゴンゾーラのリゾット。

セコンドは…。

あれ? スペシャーレの
うずらのカチャトーラはないのか?

あいにく
本日は ご用意できません。

じゃあ あっ
牛肉のタリアータで許してやるか。

何さまだよ!?
誉 獅子雄さま。

何が プリモだ セコンドだ。
メインって言え。

≪(みずえ)ちょっと!

失礼します。

あっ。
あの人 何か見たことあるな。

知らないの?
(3人)知らない。

ハァー。 有名な料理評論家。
『ストーク』の取材だわ きっと。

(みずえ)どういうこと!?

うずらのカチャトーラが作れないなんて
先生 怒ってらっしゃるわ。

(大石)古賀シェフは
今日は休んでるのか?

いえ いつもの体制で
ご提供しております。

(大石)前菜も 味がぼやけてる。

(大石)先月 来たときと
全然 違うじゃないか。

申し訳ございません。

(凛子)ひどいわ。
何も あんな言い方しなくたってね。

(不破)気にせず 楽しもう。
(凛子)でも…。 大事な夜なのに。

(聖子)あの…。

はい?
(聖子)少し

声を落としていただけません?

そちらこそ ここは
食事を楽しむところですよ。

(聖子)色々な楽しみ方があって
いいんじゃないんですか!?

(みずえ)私は レストランこそ

一流の食事を楽しむ空間だと
思っています。

盛り上がってきたね。

さっき この店は 1996年に
開店したと言った。 創業23年だ。

去年は ロイロットでトップも取り
予約も取りにくい。

そんなレストランの味が
突然 変わった。

しかも 名物料理が出せない。
おかしくない?

料理を待つ間
なぜなのか推理してみない?

物好きな…。 どうでもいい
そんなことは お前。

いや 悪くないな。

グレの誕生日祝い代わりだ。
面白いじゃない。

それで勘弁してあげる。
え~!? 仕事じゃないときぐらい

推理は休もうよ。
係長 仕事のときでも

推理なんかしてないですよ。

分かったよ。 よし。

あっ じゃあ まず
名探偵の推理から聞こうか。

おっ。
俺は

今日 この店がオープンした直後に
何か異常事態があったと考える。

異常事態?

おそらく この店の
終焉を予感させるような事件だ。

[コース料理は
人の一生に似ている]

[ささやかな前菜に始まり

スープや パスタで
徐々に温まり

メインで 一気に花開き

甘いデザートと 苦いコーヒーで
幕を引く]

[そして 今日 出合った料理は
その日だけのもの]

[同じ味には 二度と出合えない]

[人生に 再びがないように…]

♬~

いいソムリエナイフですね。
手つきも流れるようだ。

いえ。

うん。
ちょうどいい 熟成具合。

ありがとうございます。
ただ 何だろう? このにおい。

えっ?
芝生のような においがする。

気のせいか?

まあ 大丈夫だろう。 これで。

では では グレの誕生日と

俺の一課長昇進の
前祝いも兼ねて 乾杯。

(若宮・クミコ)乾杯。
無理だろ。

お楽しみください。

じゃあ 始めよう。

なぜ 今日 緊急事態が起こったと
考えたんだ?

メニューだ。
気が付かなかったか?

あのシェフの
お任せコースのカードは

後で 張り付けたものだ。
その下には まだ

昨日まで使われていた
コースメニューが残されていた。

そして そこには
スペシャーレとして

うずらのカチャトーラ」と書かれていた。
おそらく 今日になって

突然 その料理が
出せなくなったんだろう。

スペシャ… 何? それ。
その店の名物料理のこと。

SNSで 火が付いて
予約が取れなくなったの。

まあ 普通に考えたら
食材が原因だよな。

仕入れに手違いがあったとか。
面白くない答えね。

ガス代を払ってなくて
オーブン止められたって どう?

そっちの方が つまんないだろ。
いっそ 殺人事件って どうだ?

厨房で シェフが殺されたんだよ。
お~ それで?

(クミコ)職業病ね。
≪(不破)ホントにないのか?

電車の中で落としたのかしら?
あら~ どうしよう。

結婚記念日のディナーに
大切なイヤリングをなくした。

何で 結婚記念日?
単純だ。

2人とも 結婚指輪をしている。
しかし

妻の方は使い込まれているのに
夫の方はピカピカだ。

つまり 普段はしていないのに

今日のために
特別につけてきたんだろう。

(凛子)ついてないわね。
(不破)しかたがない。

ここまでにするか。

イヤリングを捜すために
ディナーを諦めるんですか?

(凛子・不破)えっ?

私が捜しましょう。
(不破)えっ?

こう見えて
捜し物の達人なんです。

盛り上がってきたね。

(凛子)前菜を頂いた後

ここで 娘と孫に
電話をかけたんです。

寒いのに なぜ 外で?

だって お店の方に迷惑でしょ?
素晴らしい お考えだ。

ちなみに 何時だったか
覚えてますか?

(凛子)えっ?
携帯 見れば 分かりますよ。

あっ そうね。

えーっと…。

(凛子)18時19分です。

1時間くらい前か。

もし そのときに落としているなら
この辺にあるはずなんだが。

(凛子)
ホントに ご親切に どうも。

今日はね 結婚記念日で。
このイヤリング 銀婚式のときに

店で 主人が
プレゼントしてくれたものなの。

常連さんなんですね?
ええ まあ。

主人はね 会社を経営していて
昔は シェフの古賀さんに

社内の忘年会に
出張していただいたこともあるの。

有名シェフの出張。
きっと おっきな会社なんですね?

いえ 大したことなくて。
小さな工務店

なさそうですね。

この場所以外には どこにも
行かれてないんですよね?

(凛子)はい。

失礼ですが
トイレに行かれましたよね?

テーブルの上に
奥さまの分だけ お絞りがあった。

あっ 忘れてた!

お店に入って すぐ
トイレに行きました。

(凛子)あっ! あの もう大丈夫。
どうぞ あの

お食事なさってください。
あっ ありました。

あら。
どうぞ。

こんなところに。

ありがとう。
よかった。

♬~

♬~

あっ!
あっ!

おい ふざけんなよ!

これは 失礼した。
いえ。

≪(みずえ)すいません!

失礼します。

(不破)
ちょっと お手洗いに行ってくる。

もしかして 何かあった?

さすが 若宮ちゃん。

俺の考えてることが
分かるようになったな。

はっ?

名刑事の推理は
当たらずとも遠からずだ。

うん?

(加藤)大石先生が ご立腹です。
(古賀)後で行く。

おい ソースまだか?
(西岡)あ~ 待ってください。

赤ワインが
まだ 煮詰まってないです。

(古賀)佐伯 早くしろよ お前!

(佐伯)俺 スイーツ以外
作れないんすけど。

そんなこと言ってる場合か?
手 動かせ。

(佐伯)はい。

味が変わった原因は 殺人事件だ。

まさか。
(クミコ)もう。

遺体を発見した。
いいかげんなこと言うな 獅子雄。

最後まで よく聞け。
死んでいたのは 男性。

おそらく 30代だ。

場所は トイレ奥の
掃除道具入れの中。

まだ 体温があった。
死後2時間以内だ。

待て。 まだ どのテーブルも
コースの途中だ。

食事の邪魔をする無粋はするな。

でも…。

いないじゃん。

≪(聖子)新井は消しました。

≪(聖子)ちょっと待ってください。
店のスタッフには バレてません。

必ず 他を見つけますから。
はい 失礼いたします。

何か分かったか?

うん?

おい 早く言えって。

遺体が消えてたぞ。

そうきたか。

「そうきたか」って何だよ?
ドアを開けたら

モップとバケツがあるだけだった。
誰かが移動させたな。

何のために? ってか ホントに
死体なんてあったのかよ?

ただ 殺人は
本当にあったかもしれん。

被害者の名前は
おそらく 新井だ。

そして 犯人は あの女だ。

《新井は消しました》

新井って 何者?
そして 彼女 誰?

よし 盛り付けるぞ。

(西岡)ソースの味見
しなくていいんすか?

しなくていい。
何年やってると思ってるんだ?

(加藤)西岡 お客さまが お呼びだ。
(西岡)えっ? 俺ですか?

大石先生なら 後から 俺が行く。
(加藤)いえ 違うんです。

えっ?

パスタを担当した 西岡ですが。
あ~ あなたが。

あの 何か不手際でも?
いや すごく おいしかったです。

うずらのカチャトーラが食べられなくて
今日は 少し 残念でしたが

このパスタで満足できます。

本当ですか?
ええ。

あ… パスタは
引き立て役なので うれしいです。

こちらの厨房は 何人で?

えーっと シェフ セコンド 私
パティシエ ソムリエの5人です。

少数精鋭で素晴らしい。

ところで その眼鏡 どうしたの?

(西岡)これは ちょっと
あの… 壁にぶつけて。

今日のオープン直後。

メインも デザートも
楽しみだな。

(佐伯)パティシエの 佐伯です。

甘党だから デザートが
何より楽しみなんだよ。

先に おすすめ聞いていい?
意外だな。

こちらが
デザートメニューでございます。

何か すすめたいものないの?

それどころじゃなかったよな。
ジャガイモの皮 むかされて。

さっき ピーラー持ってただろ?

パティシエなのに
おかしいなと思ったんだ。

今日は 一人休みなんで。

新井さん?
副料理長と お知り合いですか?

ええ。 副料理長。

まあ 古い仲じゃ
ないんですけどね。

ありがとう。 考えとくよ。

デザートは
何よりも大事だからな。

やっぱり気になる。

私は 現場保全のために
所轄を手配します。

係長は ここから スタッフ 客を
出さないように お願いします。

俺に指図するな。

了解。

おい グレ。 くれぐれも
コースが終わるまでは穏便にな。

(加藤)
お客さま どうかされましたか?

ああ 申し訳ない。

彼女 気分屋でね あなたが
嘘をついていることを知って

帰ったよ。
嘘?

さっき あの個室の先生に
言ってただろ?

《いつもの体制で
ご提供しております》

でも パティシエの方によると

副料理長の新井さんは
休んでいるそうじゃないですか。

正直に打ち明けてほしかったな。

俺が話そう。
何も やましいことはないんだ。

はい。

本日は ありがとうございます。
シェフの古賀です。

セコンドピアットの
鶏のディアボラでございます。

うまそう。
いただきます。

副料理長の新井の件ですが

ご報告が遅れて
申し訳ありません。

彼は この店を
退社いたしました。

辞めた?
(古賀)はい。

それは いつですか?
昨日いっぱいで。

失礼ながら
当店の料理長は 私でございます。

スタッフの入れ替わりは
ございますが

責任を持って お客さまに
満足いただけるよう

つとめております。

このタリアータも とても いい味だ。
ありがとうございます。

ただ 少し塩気が強過ぎる。

使っている塩は
モンゴル産ですか?

さすがでございますね。
ちなみに 銘柄は?

ジャ… ジャムツダウス…。
えっ?

ジャムツダウスです。
ジャムツダウス?

ジャムツダウスは 他の岩塩に比べて
塩分が濃く感じられる。

うま味はあるが
その分 量の加減が とても難しい。

全ては シェフの味覚しだい。

あの…
両手を見せていただけませんか?

いや あの…
名店のシェフの手に刻まれた

歴史を見たいと思いまして。
はい。

シェフらしい 厚みのある手だ。

ありがとう。
ああ…。

これは 不破さま
大変 ご無沙汰しております。

「ご無沙汰」
とっても おいしいわ。 古賀さん。

立派なお店になられて
私も うれしいです。

いえ 古くから ご支援いただいた
不破さまのおかげです。

いつでも また お越しください。
(凛子)ええ。

(古賀)失礼します。

お楽しみいただけてますか?
(聖子)ええ。

あっ 今日は コース
お願いしなくて ごめんなさい。

いいえ。 お店に
足を運んでいただけることが

何よりの喜びです。

本日は ありがとうございました。

いったい 何があったのか
説明してもらえませんか?

ここまで 味が
やぼったくなるなんて

信じられない!

お気に召さなかったら
申し訳ございません。

試行錯誤をしているためで
ございます。

試行錯誤って そんな年か 君!?
(古賀)はあ。

いや 確かに変だよな。
殺されたのは 副料理長。

シェフはいるんだから
味は落とさず 作れるはずだよな。

いいところに 目を付けたな。

おそらく 味こそが
この殺人事件の原因だ。

♬(バイオリンの演奏)

♬~

♬~

(凛子)《小さな工務店

《大変 ご無沙汰しております》

♬(バイオリンの演奏)

(大石)《先月 来たときと
全然 違うじゃないか》

《新井は消しました》

(加藤)《いつもの体制で
ご提供しております》

♬(バイオリンの演奏)

♬~

(聖子)いいですか?
(加藤)はい。

お帰りですか?

(聖子)ええ。 ゆっくりと
ワインが頂けないので。

ハイエナ。

私は 多くの人に おいしい料理を
楽しんでほしいだけ。

レストランに来られない人だって
いるのよ。

って言って
金もうけがしたいだけでしょ?

言っておきますけど

彼は あなたとは
仕事をしないと思いますよ。

≪(凛子)あの… 食事は
笑顔の方が おいしいわよ。

すいません。

よかったら われわれのテーブルで
一杯 飲み直しませんか?

えっ?
いや 別に

引っ掛けようというわけでは
ありません。

ちょうど 連れの一人が
仕事で帰ってしまったので

もし よかったら。
でも…。

一杯だけです。
あちらの夫人も言ってましたよね。

「食事は楽しく」って。

さあ。

じゃあ 一杯だけ。
どうぞ。

チッ。

(木下)小暮さん
搬送用車両の手配 完了しました。

では 表と裏を固めて。
(一同)はい。

あの… 早く現場に入った方が
いいのでは?

待機の指示なの。
(木下)江藤係長ですか?

まあね。

(聖子)お連れの女性は お仕事?
もう 仕事熱心なやつでね。

きっと あなたも そうですよね。

さっきも ずっと 食事をせずに
タブレットを見ていた。

ああ 私は 待ち合わせをしてたの。

すっぽかされちゃったんだけど。
(獅子雄・若宮)えっ!?

あなたみたいな魅力的な女性を
すっぽかすなんて。

ちなみに 普段
どんなお仕事されてるんですか?

私 あの… 投資関係。
投資家 カッコイイな。

(佐伯)失礼します。

こちら
パンナコッタのフルーツ添えです。

お飲み物は いかがされますか?

いよいよ 仕上げね。

私は エスプレッソ頂こうかな。
(凛子)じゃあ 私も。

あ~。
(グラスの割れる音)

(加藤)失礼します。

お騒がせしました。

デザートの前に 皆さんに
お伝えしたいことがあります。

この店で
殺人事件が発生しました。

これから
事件の真相を解明します。

その場から 動かないでください。
何を言ってるんだ!? あの男は。

警察を呼びなさい。

はい 警察です。
(一同)えっ!?

警視庁捜査一課の
江藤と申します。

くしくも 事件に遭遇しましたので
捜査を進めます。

こちらは 捜査に協力いただく

誉さんと 若宮さんです。
(聖子)えっ!?

ここにいる 皆さん全員が
容疑者です。

コースの締めくくりに
どうぞ お付き合いください。

(木下)もう 待てません。
現場保全の限界です。

(クミコ)
係長の指示があるまで 待機。

犯人逮捕のためよ。
(一同)はい。

おい。

殺されたのは
この店の副料理長 新井さんです。

えっ!?

遺体は トイレ奥の
掃除用具入れの中にあります。

死後2時間程度。

すなわち この店が
オープンしたころです。

いったい 誰が?
(大石)私じゃないぞ。

俺も関係ないっす。

では まず
皆さんに質問させてください。

今日の料理について
率直に どう思われましたか?

では あなたから。

わ… 私は
先生を お連れしたので。

私は 率直なところ
感心できなかったね。

うずらのカチャトーラは出せない。
前菜は 味が ぼやけてる。

これが Elenaの味かと
思ったぐらいだ。

僕は 写真撮ってただけなんで。
そちらは?

私は 頂いてないので
差し控えさせてください。

うん。 そちらは どうですか?
うまかったです。

以前と変わらず 安心しました。
(凛子)そうよね。

私も とても おいしかったです。
メインは 最高でした。

では 皆さんは
順番に お願いします。

正直 もう この店
終わりだなって。

それだけ。 っていうか
もう 早く帰りたいんですけど。

(西岡)僕は とにかく大変でした。
新井さんがいなかったので。

うん。
私は 今日のディナーは

Elenaらしい
いいディナーだったと思います。

私は すいません…。

この店の責任者ですので
自分では 評価ができません。

ただ 全力で お作りしました。

ありがとうございます。

犯人が分かりました。

誰よ!? この女でしょ!?
(聖子)おかしなこと言わないで!?

もったいぶらないで言いなさい。

少なくとも あなたではない。
当たり前だ!

どうぞ お帰りください。

あなたのような人間には
この店のデザートを味わう権利も

犯人が誰かを知る権利もない。
何だと!?

君 彼を連れて
この店を出てくれ。

はあ。

それから 君。
帰りたいようだから 帰っていい。

この店を終わりだと
思っているような パティシエに

サーブされるデザートは
おいしくないからな。

分かりました。
早く現場に踏み込ませてください。

(ドアの開く音)
(クミコ)彼らは 無関係よ。

名前と 連絡先だけ聞いて。
(一同)はい。

ここに残された皆さんは

今日の料理を
否定しなかった方々です。

だが 今日のメニューは
普段とは違っていた。

この店を 一躍 有名店に
押し上げた スペシャーレ。

うずらのカチャトーラ。
それが外されていた。

それは いったい なぜか?

新井さんがいなくなって
作れなくなったから。

そう考えるのが妥当でしょう。
(みずえ)そうよ。

うずらのカチャトーラは

新井さんが考えて
新井さんが作ってた。

でも 古賀シェフは
自分が考案したと言ってたの。

あなたは なぜ
それを知っているんですか?

店にとっては 極秘情報だ。

私は この店を 何度も取り上げて
人気店にしてきたの。

(聖子)それだけじゃないわよね?

(みずえ)何のこと?

新井さんと
個人的な関係だったんでしょ?

だから 今日 大事な取材を組んだ。
新井さんに頼まれたのよね。

自分がいなくちゃ この店は
駄目だってことを知らしめたいって。

変なこと言わないで!
(聖子)新井さん

女性の好意を利用するのが
上手な人だった。

あなた 彼を つなぎ留めるために
言いなりだったものね。

さすが 彼を
引き抜こうとしただけあって

よく ご存じだ。

あなたは 彼を
ビジネスパートナーにしたかった。

例えば 今はやりの
出張シェフサービス。

ええ。 いい条件で
お迎えするつもりでした。

しかし 裏切られてしまった。

あなたは 今日 食事もせずに
ずっと いら立ってましたね?

新井を獲得できるかどうかは

事業が立ち上げられるかどうかの
生命線だったんです。

言われるままに
支度金も用意しました。

なのに 新井は

別の店の引き抜き話に
応じていたんです。 だから…。

≪(聖子)《新井は消しました》

《必ず 他を見つけますから》

そういう意味だったの?
でも 殺したりなんかしてません。

あんなやつ 殺したくもない。
(みずえ)そんな言い方しないで!

彼には 才能があったの!

あんただって
利用されてんじゃない! ハハハ。

私は 純粋にビジネスがしたかっただけ。
(みずえ)何すんのよ!?

2人の思いは 表で
ゆっくり語り合ってください。

はいはい。 続き 外で。
はいはい。 出て…。

(みずえ)触んないで!
おい グレ! 頼むよ これ…。

さて 本題に移りましょう。

なぜ ワイングラスを
落としたのか。

それは あなた方
一人一人の反応を見るためです。

割れたグラスを
片付けるためには

死体を隠した物入れを
開ける必要がある。

犯人なら
穏やかではいられないはずだ。

あなたは 動揺していましたよね?

(古賀)そこまでにしてください。

私が やりました。

(古賀)実は
新井は オープン直前に…。

《俺 辞めます》

《お前 今 何て言った?》

《せめて 今日は
ちゃんと働いてくれないか?》

《終わったら 話し合おう》

《不満があるなら 何でも聞くぞ》

《もう 話すことはありません》

《ゴーストには 飽き飽きです》

《そのために わざと 今日
取材を呼んでるってわけか?》

(新井)《ハハッ まあね》

《編集者のバカ女は
俺の言いなりなんだよ》

(古賀)《俺に復讐するのはいい》

《しかし お客さまは
料理を楽しみに来てるんだ》

《だったら あんたが作れば?》

《シェフなんだから》

それで あなたは
死んだ 新井さんを

物入れに隠した。
はい。

(西岡)殺すくらいなら どうして
自分で作らなかったんですか?

俺 シェフは 料理への
情熱をなくしたと思って

だから 新井さんに…。

あなた 新井さんに
何か頼まれたんですか?

《はい》
《俺だ。 裏口にいる》

《レシピ帳を持ってこい》

《えっ? そんな…》

(新井)《あれがなきゃ
古賀のやつ もう 何も作れない》

(新井)《終わってるって
思い知らせた方が 店のためだ》

《いや でも…》
(新井)《できなきゃ

分かってるよな?》

♬~

(加藤)《西岡》

《そのレシピ帳
どうするつもりだ?》

《まだ あいつに
借金してるのか?》

《言うことを聞かないと
ヤミ金で借りさせるって言うし

逃げ道がないんです》
(加藤)《俺が 話つけてやる》

《そいつは 戻せ》

《なっ?》

≪(新井)
《さすが シェフの手下は違うね》

(加藤)《どの面 下げてきた!?》

《もう 最初の客が
入ってるんだぞ》

やっと あんたが登場したか。

最初に ワインを注いだとき…。

《芝生のような においがする》

あれは
ドライフラワーのにおいだ。

はい。

《やっぱ 強えな》

《人を殺したことがあるやつ》

(加藤)私は 若いときに
粋がっていて

ケンカで人を死なせました。

《シェフに拾ってもらったから
尽くしてるっていうわけか》

(加藤)働き口なんてなかった 私を
シェフは雇ってくれた。

だから シェフからもらった
ソムリエナイフを大事にしていた。

《でも 俺がいなくなれば
この店も 古賀も終わりだ》

《つまり… お前も終わりだよ!》

(新井)《古賀も バカだよな》

《この俺を
大事にしておきゃよかったのに》

《ハハハ》

(殴る音)

♬~

(加藤)すいません。

全て 私の一存でしたことです。

連れていってください。
そんな素直に吐くなら

どうして すぐに
自分から出頭しなかった?

(凛子)ごめんなさい。
なぜ 謝るんです?

イヤリングをなくしたとき
全て 聞いていた。

そうですよね?

(凛子)電話をかけに行ったときに
聞いてしまって…。

≪(新井)《俺だ。 裏口にいる》

《レシピ帳を持ってこい》

《あれがなきゃ
古賀のやつ もう 何も作れない》

(加藤)《西岡》

≪(加藤)《そのレシピ帳
どうするつもりだ?》

まさか こんなことになるとは…。

(殴る音)

そんな怖い思いをしたのに

どうして
すぐに届けなかったんですか?

最後の晩餐だったから。

さっき 1つだけ
皆さんに嘘をつきました。

死体は 「物入れの中にある」と
言いましたが

正確には 「あった」

今は もう ありません。
えっ?

確かに あんたは
死体を物入れに隠した。

だが その後に
動かした人がいる。

ご主人は 彼がワインを
こぼした後に 席を立ちましたね。

《あっ!》
《ちょっと お手洗いに行ってくる》

奥さんから 死体が物入れに
あることを聞いていた あなたは

死体を奥の部屋へと移動した。

工務店を経営し
この店を施工した あなたは

店の構造について詳しかった。

だから 物入れの奥に
ドアがあることを知っていた。

奥さんの携帯には
たくさんの着信がありました。

ほとんどが 金融関係や
登録されていない番号からだった。

何度も しつこく
電話をかけてくる金融関係は

借金の取り立てでしょう。

ご主人の会社は
負債を抱えていた。

だから もう 何年も この店で
外食をする余裕なんてなかった。

そして 奥さんも
精いっぱい着飾って

オパールのイヤリングを身に着けても
靴までは 手が回らなかった。

子供たちに
迷惑をかけたくないので

今夜の この食事が終わったら

女房と 2人で死ぬつもりでした。

《あなたも 体に気を付けてね》

(凛子)商売が
うまく いかなくなってから

この店は 私たちにとって
心のよりどころでした。

せめて もう一度 この店で
食事をしたいねって

ぜいたくをしようって 古賀さんの
お料理を食べに来たんです。

ディナーの間だけでも
見つからないようにしたいって。

身勝手な理由で

死者を冒涜するなんて
どうかしておりました。

いえ 全て 私の責任です。

いつの間にか
夢や熱意をなくしてしまい…。

若い… 若い才能を
利用してしまいました。

違う。 違うだろ?

なくしたのは
夢でも熱意でもない。

あんたが なくしたのは…。
(加藤)やめてください。

お前も知ってたんだよな?

なぜ そこまでして
隠そうとする?

死人が出ているのに 大事な客が
デザート食べそびれているのに。

さっき
両手を見せてもらったとき

右手と左手の高さが
揃わなかったのは

脳梗塞が原因じゃないですか?

見たところ 日常生活に
問題はありませんが その影響で

塩分が分かりづらくなるという
ケースがあります。

岩塩の銘柄について
語ってたときも…。

《ジャ… ジャムツダウス…》

あんた ろれつが回ってなかった。
シェフは 料理人として

この店を
守ろうとしてただけなんです。

だから 言えなかったんです。
分かった。 落ち着け。 なっ?

後は 警察で聞こう。

(加藤)待ってください。

♬~

今まで ありがとうございました。

加藤。

眼鏡 お前も来い。
えっ?

古賀さん これで いいんですか?

味覚を失った かわいそうな
シェフの物語として

終わらせていいんですか?

1つだけ ずっと
引っ掛かってたことがあるんだ。

なぜ あんた 最初に
自分がやったと言ったんだ?

加藤を かばうためか。

いや その時点では 誰がやったか
まだ分からなかったはずだ。

まあ あんたが
このままでいいなら

俺は 別に構わないが。

気が付いてました。
えっ?

≪(新井)《古賀も バカだよな》

《この俺を
大事にしておきゃよかったのに》

《ハハハ》

(殴る音)

♬~

(古賀)新井が憎かった。

だから 止めなかった。

(古賀)加藤に 罪を犯させたのは
この私です。

私の… 私のエゴです。

料理は芸術だ。

それは エゴによって磨かれる。

警察です。 そっち。
≪はい。

詳しくお話を聞きたいので
署まで ご同行 願います。

(凛子)あっ ちょっと待って。

シェフ 今日の料理

私は 懐かしくて
とても おいしかった。

(古賀)ありがとうございます。

最後の締めくくりに
あなたの作るデザートを 彼に。

えっ?

分かりました。

おい?
何で 俺に デザートなんだよ?

一応のお礼だ。
えっ?

ありがとう。
なかなか うまい飯だったぞ。

へぇ~。

へぇ~。

「ありがとう」って いい響きだな。

ハハハ。

(古賀)デザートの
ティラミスでございます。

いただきます。

うん! うまっ! うん!

[なぜ 彼は 今夜のディナーが
最後の晩餐だと言ったのだろう]

[いつもの言葉遊びだろうか]

[それとも こんな日々にも

終わりが近づいていると
予感したのだろうか]

[僕も覚悟を決めた方が

いいのかも知れない]