ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

科捜研の女 第22話 大和田伸也、沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美… ドラマのキャスト・主題歌など…

科捜研の女 #22 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 古田
  2. 蒲原
  3. 高柳
  4. 手紙
  5. 呂太
  6. ウサギ
  7. 古田憲一
  8. 亜美
  9. 場所
  10. 探偵団
  11. 日菜子
  12. マリコ
  13. 子供
  14. 事件
  15. 神社
  16. 先生
  17. 日野
  18. 被害者
  19. 付着
  20. 宇佐見

f:id:dramalog:20191128205709p:plain

科捜研の女 #22 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

科捜研の女 #22 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

マリコvs天才推理作家!被害者が事件当日に会っていた推理作家にマリコらは事情聴取。まるで見ていたかのように事件のことを言い当てる彼が犯人なのか?科学で真相を暴く!

詳細情報
◇番組内容
工場勤務の古田(今野浩喜)の遺体が空き地で発見された。別の場所で転落死し、何者かに運ばれたと思われる。所持品に児童書があり、事件当日の日付で作者のサインが入っていた。マリコらはその作者で『殺人トリックの魔術師』と呼ばれる人気推理小説家・高柳龍之介(大和田伸也)に事情聴取に行くも、次々と意図が先読みされてしまう。それは推理なのか、それとも…。謎が深まる中、マリコらは児童書から“暗号”を見つけ出し…!?
◇出演者
沢口靖子内藤剛志若村麻由美風間トオル斉藤暁渡部秀山本ひかる石井一彰
【ゲスト】大和田伸也今野浩喜吉本菜穂子麻乃佳世、辰己飛揚、横岡祐太、榎田貴斗、佐川満男 ほか
◇脚本
岩下悠子
◇監督
兼﨑涼介
◇音楽
川井憲次
◇主題歌
今井美樹『Hikari』(ユニバーサル ミュージック/Virgin Music)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】関拓也(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、中尾亜由子(東映)、谷中寿成(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/kasouken19/
☆Twitter
 https://twitter.com/kasouken_women

 

 


強引すぎるんですけどね。

(石川日菜子)
一文字も書けてない?

(日菜子)どういう事です?

締め切りまで
1週間もないんですよ。

(男性)気づいちゃったんだよ。

今の僕には
大事なものが欠けてるって。

(男性)実体験だよ。

(男性)推理小説家たるもの

やっぱり 一度は 身をもって

殺人事件ってやつを
体験しねえとな。

《でないと…

リアルな話なんて
書けやしねえ…》

♬~

(蒲原勇樹)あそこです。

♬~

(榊 マリコ)
この傷が致命傷かしら。

(橋口呂太)
これって引きずった跡だよね。

殺害現場は ここじゃないのかも。

(蒲原)奥に
こんなものが捨てられていました。

(蒲原)中に 被害者の従業員証が。

(涌田亜美)「古田憲一」…。

(亜美)工場で働いてたんですね。

(蒲原)あと
こんなものがありました。

『あおぞら探偵団』。

(呂太)あっ! 僕 これ 知ってる!
小学校の時 読んだ!

(蒲原)作者のサインもあります。

「高柳龍之介」…?

昨日の日付ね。

(亜美)ベストセラー作家ですよ。

児童向けの推理小説で人気になり

そのあと
大人向けのミステリーに進出。

(蒲原)殺人トリックの魔術師と
いわれているそうです。

殺人トリックの魔術師…。

♬~

♬~

(風丘早月)体表のあちこちに
擦過傷や打撲痕がある。

ええ。 着衣も
所々 切れていましたから…。

(早月)うん…。

階段のような場所から
突き落とされたかな。

そのご遺体を
何者かが空き地に運び

遺棄した…。

見て。

傷に何か付いてる。

砂… みたいですね。

うーん… 上着もズボンも
結構 砂 付いてるね。

あっ… あと 草も。

♬~

(チャイム)

(高柳美咲)
はーい。 どちら様ですか?

(土門 薫)
京都府警の土門と申します」

科学捜査研究所の榊です」

(美咲)たまに来るのよね
こういう 変なファン。

(日菜子)
でも 警察手帳 出してますよ。

(美咲)あら 本当だ。

顔も いかにも刑事ですし…。

(美咲)本物かしら?

あっ…。

(高柳龍之介)何か ご用かな?

高柳龍之介さんに
お聞きしたい事があります。

「少し お時間よろしいですか?」

あなた… 何か悪い事でもしたの?

人を殺したんだよ。

♬~

古田憲一さん 峰倉町の空き地で
遺体で見つかりました。

解剖の結果
死因は転落による脳挫傷でした。

で 所持品のバッグに
僕のサイン本が入っていたと。

ええ。 これです。

(美咲)あら 懐かしい!
デビュー作ね。

昨日
サイン会があったそうですね。

(日菜子)この人 来ました!

サイン会に来ましたよ!

(日菜子の声)
1時くらい… だったかな…。

(古田憲一)お願いします。

(日菜子の声)
ちょっと変わった人でした。

恐れ入ります。 サインは

新刊をご購入頂いた方のみと
させて頂いてます。

会場入り口に
そう書いてあるはずですが…。

まあ いいじゃねえか。

♬~

はい。 ご愛読ありがとさん。

(日菜子の声)どうして わざわざ

デビュー当時の児童書を
持ってきたのか…。

不思議ですよね。

被害者のズボンの裾に
植物片が付着していました。

鑑定の結果 レンゲソウ
スズメノエンドウでしたが

どちらも 遺体発見現場には
ありませんでした。

サイン会のあと 彼は

これらの草の生い茂った場所を
訪れた可能性があります。

会場の近くに
そんな場所はなかったけど…。

(高柳)なるほど
犯行現場を探してるってわけか。

(美咲)空き地で
殺されたんじゃないの?

空から降ってきたって事か?

(日菜子)そっか 転落によって
亡くなってるって事は

現場は どこか別の場所ですよね。

念のために お聞きしますが

昨日の午後3時から7時の間
どちらにいらっしゃいましたか?

ほう… それが死亡推定時刻ね。
フフ…。

子供を探すといい。
子供?

『あおぞら探偵団』シリーズは
大人が読む本ではない。

殺された男は

どこかの子供のために
僕のサイン本を手に入れた。

そして その子供の背後に…。

背後に 何が?

推理は結構です。

何か思い当たりましたら
ご連絡を。

失礼。 行こう。

(高柳)砂といっても
いろいろあるからねえ。

川砂 山砂
アスファルトの撒き砂…。

転落現場の特定には
大変助かると思うよ。

なぜ ご遺体に砂が付着していたと
ご存じなんですか?

あっ… 図星?

微細証拠で一番ありそうなものを
言っただけだけど…。

(ため息)

(岩本 健)どんくさい奴だったけど
仕事は真面目でしたよ。

(蒲原)古田さんの周辺で
何かトラブルなどは?

(菊川久雄)トラブル以前に

人とコミュニケーションを
取らない奴だったんで…。

(市ヶ谷真彦)あっ でも たまに
おっさんが来てましたね。

来てたよな?
(岩本)ああ 来てた。

おっさん?
ええ。

人目を気にする感じで
古田の事 呼び出して…。

♬~

(菊川の声)2人で こそこそ
何か話してました。

(岩本の声)
なんだったんだろうな? あの人。

ただいま。

(日野和正)マリコくーん!
来て 来て!

この事件 復讐殺人かもよ。

復讐殺人?
うん。

被害者の部屋にあった手紙です。

(亜美)最初から最後まで ひたすら
憎しみの言葉が続いてます。

「私は おまえを許さない」

「おまえは
私の大切な人の命を奪った」

「おまえのような人間に
生きている資格はない」

命を奪ったって どういう事?

(宇佐見裕也)ああ…
被害者の古田憲一さんには

人を殺した過去があるそうです。

(蒲原の声)2010年4月

彼は 窪塚織物の社長
窪塚吉夫さん宅に盗みに入り…。

(窪塚吉夫)泥棒!

(携帯電話の操作音)
(窪塚)うわあっ…!

(携帯電話の操作音)
(窪塚)ああっ…!

ああっ…!
(衝撃音)

(蒲原の声)人を殺してしまったと
気づいた古田は

何も取らずに その場から逃げ

警察に出頭。

懲役13年の判決を受けています。

じゃあ 仮釈放中だったのね。

2カ月前に 刑務所を
出たばっかりだったんだって。

この手紙 9年前の被害者遺族が
書いたものかもしれませんね。

読みようによっては
犯行予告のような…。

(日野)
遺族の筆跡と照合してみたいね。

すぐに手に入れます。

ああ それと 古田の部屋からは…。

こんな妙なものも見つかりました。

あっ! これ お絵かきボードだ!

磁石の原理を利用して

砂鉄で絵を描くおもちゃね。
うん。

なんで 子供のおもちゃなんか
持ってたのかね…。

それと このシリーズも
全巻そろってました。

あれ?
あっ…。

それ 僕 読み直したくて
勝手に読んじゃった!

これ! デデーン!
『あおぞら探偵団』!

(蒲原)勝手に取るな。

これで全巻ね。

(高柳)
『あおぞら探偵団』シリーズは

大人が読む本ではない。

子供のために
僕のサイン本を手に入れた。

そして その子供の背後には…。

(窪塚信吾)こんな手紙
僕は書いたりしませんよ。

第一 古田の事は
もう恨んでいませんから。

ほう…
父親を殺されたのにですか?

(信吾)父のためにも

憎しみは捨てて生きると
決めたんです。

(信吾)
思い出の詰まった この家で…。

パパ ご本 読んで!

(信吾)また これ?
よく飽きないね。

(信吾)もう いいですよね?

あっ… 念のため
筆跡鑑定にご協力ください。

♬~

一致しなかった?

(日野)うん。 完全に別人の筆跡。

この手紙を書いたのは

9年前の被害者の
息子さんじゃないね。

(宇佐見)あの 便せんですが…
ちょっと来てください。

(宇佐見)便せんは
大手メーカーの量産品でした。

表面に わずかにヒノキの木くずが
付着していました。

(呂太)ヒノキ…。
(宇佐見)ああ。

木くずは ごく微細なもので

恐らく 機械で削った際に発生した
粉末だと思われます。

(亜美)古田憲一本人から付着した
可能性もあるんじゃ?

彼 工場で働いてたんですよね?

(蒲原の声)工場っていっても
作っていたのは自動車。

(岩本)俺らも 古田も
部品組み立て担当でした。

(菊川)俺らじゃ
一生買えない車っすよ。

環境に優しく バイトに厳しく。
それが うちの会社っすから。

(蒲原の声)工場では
木材は一切扱っていない。

じゃあ やっぱり
木くずは差出人から付着した…。

ご遺体から採取した砂を
詳しく調べたら

こんな粒子が含まれていたわ。

直径50ミクロン

炭酸カルシウムの小部屋が
連なった構造をしていて

表面には
小さな穴が無数にあいている。

これらの特徴から見て 有孔虫ね。

(呂太)ユウコウチュウ…?

世界中の海に生息する原生生物よ。

海岸の砂の粒子には

この有孔虫の死骸が
多く含まれているの。

(日野)海の砂だったんだね。
ええ。

これで 多少 犯行現場が
絞り込めるかもしれません。

我が身をもって経験した
事実だけが 作品の血肉になる。

僕は そう思うね。

「経験は あらゆる想像に勝る」
だよ。

(キャスター)とはいえ
犯罪小説を書くために

犯罪に手を染めるわけには
いきませんからね。

たとえ 手を染めたとしても…

私なら
決して捕まりはしないだろう。

(キャスター)はっ?

推理小説家の意地にかけても
捕まりはしない…」

嫌ねえ あんな事 言って…。

締め切りすっぽかして
テレビ生出演なんて

先生 最近 どうかしてますよ。

確かに。 最近 ちょっと変よねえ。

「(笑い声)」

まただわ…。

なんだか
家の中で よく見つかるのよ。

草?

まいど。
ああ…。

解剖鑑定書をお持ちしました。
ありがとうございます。

みんなさ なんか 忙しそうでさ…。

あれっ…。
あっ… お待ちかねだった?

今日のおやつは

葛餅~。
わあ やった~!

(呂太)宇佐見さーん おやつ!
(亜美)「葛な奴」~!

これ 美味しいんですよね。
(早月)そう。

最高級の吉野葛を使っております。

ねえ 知ってた?

秋の七草のうち
この葛だけが食用だって。

えっ じゃあ 七草がゆは?

あれは 春の七草

秋の七草
眺めて風流を楽しむの。

へえ…。

葛だけは
根っこから葛粉が取れる。

陸上植物の
グルコース貯蔵の一形態

つまり デンプンですね。
デンプン。

デンプンは
水を加えて加熱すると

水素結合が破壊されて
分子が規則性を失い…。

まあまあまあ。 風流を楽しもうよ。

食べられる草…。

どうかしました?

いや… 遺体に付着していた
レンゲソウスズメノエンドウ

食用だった可能性はないかな?

あっ…。

(日野)ラビットハッピー…
ウサギの餌?

ウサギは マメ科の植物を
好んで食べるんです。

この製品

レンゲソウスズメノエンドウ
主な原料なんですね。

事件前 古田さんは
草の中を歩いたんじゃなく

ウサギが飼育されている場所を
訪れていた?

ウサギが飼育されてる場所
っていうと…。

学校とか?

そういえば 学校の砂場には

海の砂が使われる場合が
ありますね。

ああっ! 丸太町小学校かも!

『あおぞら探偵団』に出てくる
学校は

丸太町小学校が
モデルなんだって!

なんかのインタビューで
作者の高柳先生が そう言ってた!

♬~

ラビットハッピー。

市内で ラビットハッピーを
購入している学校は

この丸太町小学校だけでした。

砂場と校庭の砂 採取しましょう。
(亜美)はい。

♬~

(呂太)ねえ! ねえねえ!
マリコさん マリコさん!

事件だよ 事件! 第2の事件!

ウサギ小屋のウサギがね

1匹 消えちゃってたんだって!
はっ?

昨日まで
4匹いたはずだったのに

今日見たら
3匹しかいなかったんだって!

ミステリーだよ!
ねっ 教頭先生!

ええ。
先週から 鍵が壊れてましてね。

誰かが
連れ去ってしもたんですかね?

ねっ? まるで
『あおぞら探偵団』だよね!

どういう意味?

シリーズ第2巻のタイトルは
『消えたウサギを追え!』。

学校のウサギが
行方不明になっちゃう話なんだよ。

主人公の 小学4年生
マサハルくんとタケシくんは

いつものように
力を合わせて事件を追い…。

(呂太)見事 ウサギを発見!

今回のウサギの失踪
この話をまねしてるのかも!

で…
古田憲一の転落死との関係は?

いや…
それは まだ わからないけど…。

ちなみにね ウサギの数え方は
1匹じゃなくて1羽ね。

ウサギの件はさておき
ちょっと見てください。

古田憲一が丸太町小学校を
訪れていたのは 確かでした。

校門の防犯カメラ映像を
調べた結果…。

(亜美)この人物 顔認証から
古田憲一で間違いありません。

時刻は 午後1時半。

高柳龍之介さんのサイン会のあと
その足で向かったって感じだね。

約20分後 校門を出る姿も
記録されています。

(宇佐見)ああ つまり 殺害現場は
この学校ではない…。

砂場に使われていたのも
不純物を含まない焼砂だった。

海の砂じゃなかったわ。
うん。

んっ? 何やってるの?

(呂太)えっ… ウサギ盗んだ犯人
映ってないかなあと思って…。

こだわってるう~。

(蒲原)失礼します。
(宇佐見)あっ…。

(蒲原)古田憲一が 服役中

木材工芸の訓練を受けていた事が
わかりました。

木材工芸?

研磨機や木工用ミシンを
使っていたそうですから

木くずには
常時 接触をしていたはずです。

木くずが付着していた この手紙

古田は
刑務所の中で受け取ってた?

うーん… ただ 問題は…。

えっ 刑務所内で受け取った
手紙であれば

検閲済みのはんこが
押されるはずだよね。

そこです。
(呂太)わっ ちょちょちょ…!

ちょっと これ… これ見て!

今朝7時の映像!

(呂太)ほら!

高柳さん!?

古田憲一が
殺害される直前に訪れた小学校。

あなた なぜ
今朝 ここに行ったんですか?

あなた…。

先生 何か おっしゃらないと…。

♬~

警察で話す。

おい。

「今回の事件について
あなたは何かを知ってる」

「違いますか?」
(高柳)「違う」

「やっぱ 違うねえ
リアリティーが」

いや ここに座ってみてね 初めて

取り調べられる犯人の心情が
わかった気がするよ。

ちょっと
場所 交換してくれたまえ。

場所を交換?

(高柳)「そっち側に立って
刑事の気持ちにもなってみたい」

(蒲原)「ふざけないで」

相手の気持ちになる…?

そうか…。

所長?
(蒲原)「高柳さん」

あの手紙を書いたのは

古田憲一本人だったかも
しれないよ。

(呂太)ロールレタリング?

(日野)
そう。 別名 役割交換書簡法。

(宇佐見)確か…
九州の少年院で開発された

心理療法的な
更生プログラムでしたね。

(日野)うん。
罪を犯した少年たちは

まず 事件の被害者に宛てて
自分の気持ちを手紙に綴るんだ。

(日野の声)そして 今度は

被害者の立場に立って
自分への返事を書く。

自分自身へ宛てた手紙。

まあ ここが大きなポイントだね。

この手紙が
もし ロールレタリングの一環で

古田が 刑務所内で
書いたものだとしたら…。

うん。
木くずが付着していた事も

検閲印がなかった事も
説明がつくね。

失礼します。

お待たせしました。

古田の筆跡が確認できるものは
これだけなんですが…。

工場の作業着?
(蒲原)うん。

ここに名前が書かれています。

(呂太)なんか 子供みたいな字。

手紙と筆跡が全然違いますね。
(呂太)うん。

うん。 明らかに別人だね。

やっぱり…。

やっぱりって?

この手紙

もし ロールレタリングで
書かれたものだとすれば

口述筆記だったのかもしれません。

口述筆記?

手紙を書くという行為は

古田憲一ひとりでは
不可能だったはずなんです。

この手紙
あなたの筆跡と一致しました。

辻正孝さん。 あなたは
ボランティアの面接委員として

古田さんと
面会を重ねていましたね?

東山刑務所では
矯正教育の一環として

ロールレタリングを
実験的に採用していた。

この手紙は 古田が話した内容を

あなたが口述筆記したもの
だったんですね。

(辻 正孝)ええ…。
古田くんは字が書けなかった。

この国の教育制度から
こぼれ落ちた若者やったんですね。

(辻の声)父親は

彼が生まれる前に行方をくらまし

母親は 彼を学校にも行かさんと

行政の接触も全て
シャットアウトしてましたね。

逮捕時 古田の基礎学力は
小学1年生程度。

自分の名前を書くのも
やっとだったそうですね。

(辻)そうなんです。

読み書きのできへん者に

この社会は
居場所を与えてはくれへん。

まともな職も
助けを求める相手も…

古田くんは
なーんも持ってへんかった…。

そして 彼は追い詰められ
盗みに手を染めた揚げ句

人を殺してしまった。

はい そうです。

最初のうち 古田くんは

ロールレタリングに
乗り気やありませんでした。

手紙を書けだなんて…。

俺が
ひらがなも ろくに書けない事

知ってますよね?

書くのは わしや。

君は ただ 自分自身と
じっくりと向き合うて

被害者遺族に向けた言葉を
語ればええ。

んっ?

そして 今度は

ご遺族の気持ちになって

自分への言葉を語るんや。

(雨音)

(古田)「私は…

お前を許さない…」

(古田)「お前は…

私の大切な人の命を… 奪った…」

♬~

(辻)彼は
国語の勉強を始めました。

(辻)この本 君にあげるわ。

「あおぞら… たんていだん…」。

漢字には読みがな振ってあるし

それにな めっちゃおもろい。

ありがとうございます。
(辻)うん。 ハハハ…。

(辻の声)彼は 『あおぞら探偵団』に
夢中になりました。

(古田)
「首飾りを盗んだ犯人を追って

マサハル君とタケシ君は
力いっぱい自転車をこぎました」

「二人の上には
青空がどこまでも広がり…」

(古田の声)まるで
自分が冒険してるみたいな

気持ちになるんです。

友達と一緒に
謎解きしてるみたいな…。

俺には 友達なんて
一人もいなかったのに…。

いやいやいや… いや…。

それが読書や。

(辻)いやあ~ 君は
今 初めて 読書の喜びを知った。

新しい世界の扉を…

自分の手で開けたんや。

俺… この人の本 全部読みます。

少しずつ 漢字も勉強して…。

ここから出たら
真面目に働いて…。

読書を通じて 彼は

人生の失われた部分を
取り戻した。

古田さんにとって
高柳龍之介さんは

恩人だったんですね。

(日野)
じゃあ このお絵かきボードは

どっかの子供のためのもの
だったんじゃなく…。

(マリコの声)古田さん本人が

国語の勉強のために
使っていたんです。

(マリコの声)漢字を書いては消し
書いては消し…。

いつか 高柳さんの作品を
読破するために

1人で勉強を続けていた…。

被害者の足取りが
たどれました!

丸太町小学校から
約200メートル先のバス停で

嵐山方面のバスに乗っていました。

このあと…

有栖川古墳前で下車した事までは
わかっています。

でも そのあとの足取りは不明…。

有栖川古墳って 確か…

標高十数メートルの
小さな丘だよね。

ええ。 誰でも登れるはずです。

でも そこでは
海の砂は付着しない。

『消えた財宝を追え!』…。

これだよ!
『あおぞら探偵団』の第3巻だよ!

古墳の出土品が
行方不明になる話なんだけど

その話の舞台

有栖川古墳だよ!

そういえば 丸太町小学校も
小説に登場するんだよね?

あっ… 聖地巡礼かも。

(亜美)事件前 古田さんは1人で
『あおぞら探偵団』の舞台を

訪ね歩いてたんじゃ
ないでしょうか?

(亜美の声)思い入れのある作品の
聖地を訪ねるのって

ファンにとっては
最高の喜びですから!

じゃあ 彼が殺された場所も
もしかしたら…!

『あおぞら探偵団』の舞台の
どこか…。

ねえ。 話の中に
海の砂がある場所は出てくる?

えっ? う~ん…!
呂太 わかんないな…。

あっ 高柳さん本人なら
見当がつくかもしれません。

嫌疑不十分で
家に帰されたらしいよ。

本当に ご迷惑おかけしました!

犯人捜しをしてたって…
どういう事です?

(日菜子)先生 スランプだったのを
隠してたみたいで…。

実際の殺人事件をネタにすれば
考える手間が省けるでしょ。

それで 先回りして小学校に…。

亡くなった男性の服に

マメ科の植物がくっ付いてたって
聞いた時

すぐ ウサギの餌だって
ピンときたんですって。

で 丸太町小学校が

事件に関係あるって
思ったらしいんですが…。

あっ…! 待て…! ウサギ!

待て!
コラッ! コラッ! ウサギ!

待て 待て! ウサちゃーん!

ああっ…! うっ…!

ウサちゃん…。 ウサちゃーん…!

たっぷり叱っておきました。

本当にすみません!

すいません!
すいません!

高柳さんは 今どちらに?

推理小説家は廃業だ…。

廃業ー! ハハハハ…!

(ホステス)先生 なんか荒れてる。
(ホステス)先生 いつもと違う。

元気出して 先生。
ハハハハ…。

高柳さん!

あっ ちょっと すいません!
(日菜子)いや~だ もう!

こんなに酔っ払って!
ちょっと すいません!

起きて! 目を覚まして!
(ホステス)先生に何すんの!

古田憲一さんは あなたの小説の
舞台となった場所で

殺害された可能性があります!

『あおぞら探偵団』に

海の砂が存在する場所は
出てきませんか?

あるいは 転落死が起こりうる
崖や階段などは?

(ホステス)わけわからん事言うてんと
早よ帰りぃ!

ほら ちゃっちゃと…!
ちょっと…! ちょっと…!

(日菜子)
先生を連れて帰ります…!

(ホステス)何…!?

キャーッ! ああっ…!

高柳さん! 思い出してください!

あっ 神社!

海の砂は知らねえが

石段のある神社なら…。

どこの神社です? 名前は?

う~ん… いや それ ちょっと
思い出せないんだよな…。

たまたま通りかかって

気に入った神社を写真に撮って
帰ったんだ。

で 確か
イラストレーターに見せて

小説の挿絵に…。

『あおぞら探偵団 第4巻
消えた狛犬を追え!』です。

ありがとうございます!
失礼します!

あっ ちょっと…!

カバン カバン!

なんなん? あれ…。

彼女…
昔の先生に よく似てます。

(日菜子)
情熱と使命感にあふれてた。

聖地巡礼の最後の場所は
ここだったのかもしれないわ。

古田さんは
この挿絵をもとにして

舞台となった神社を
探し当てたのかも。

ここ 大文字山が描かれてますね。

写真を正確に写したのだとしたら
多分 大北山だね。

左大文字のほうだよ。

えっ なんでわかるの?

2つの大文字は
それぞれ 微妙に筆跡が違うんだ。

(亜美)
筆跡って言うんですかね…?

如意ヶ岳の大文字は

右はらいの長さが特徴的。

それに対して
左右のはらいが ほぼ均等で

横線の上の部分が真っすぐなのが
左大文字。

左大文字が見える神社となると…

西大路通り周辺の可能性が
高いですね。

西大路通り周辺の…
神社のマップです。

んっ? ねえ この白波神社って
気にならない?

海っぽい名前だし…。

(日野)京都の真ん中に どうして
海っぽい名前の神社が…。

(亜美)あった。

何? 何? 「三重県鳥羽市
白波大神宮の分祀

境内の立て砂には
鳥羽白浜の砂が使われている」…。

海の砂…!

(呂太)立て砂は
常時 置いてあるらしいから

境内には 相当
海の砂が散乱してるはずだよ。

ええ。

(亜美)ちょっと来てください!

石段もありますね。
かなり急です。

始めましょう。

♬~

(亜美)出ました! 血液反応です!

やっぱり ここが殺害現場…。

この石段から
血液反応が検出され

鑑定の結果

古田憲一さんの血液であると
判明しました。

さらに 階段周辺から見つかった
複数の足跡が

古田さんの勤務先の工場で
支給されていた

安全靴のものだと わかりました。

ゲソ痕は3人分。

いずれも
被害者とはサイズ違いだ。

事件当日 あなた方は 早朝から
昼過ぎまでのシフトだった。

その後 この神社の近くを
通り抜ける姿が

防犯カメラに映っていました。

♬~

事故だったんですよ!

(蒲原)事故! …ですか?

(菊川)俺ら
ちょっと からかっただけです!

(菊川)よう! 偶然じゃん!

(岩本)
一丁前に読書の秋ですかー?

なんじゃこりゃ。
ガキが読む本じゃねえか。

(古田)返してください。
おおっ…。 うぇーい!

♬~

(古田)やめてください!
(市ヶ谷)それ~!

(菊川)シュートだ シュート!

(市ヶ谷)ちょっと… 止めんな…!
古田… 離せ!

古田…? 古田!

♬~

(蒲原の声)それで死体を運んで
空き地に遺棄したのか。

死ぬなんて思ってなかったんすよ
マジで!

おい…。
(高柳)ふざけんなよ。

そんな死に方ってありかよ。

本一冊のために…。

そんな…。

そうだろうが!
うっ…!

なんだ お前!

(市ヶ谷)うっ…!
俺らだって わけわかんねえよ!

たかが本に
あんなムキになるなんて!

本じゃない!

お前たちが もてあそんだのは
本じゃない。

一人の人間の
生きる希望そのものだったんだ。

高柳さん。

古田憲一は やっと手に入れた
希望を抱き締めて

あの石段から転落したんです。

(市ヶ谷)痛えな この野郎!
ああっ!?

(高柳)哀れな一生だよな。

いい事なんか…

なんにもねえじゃねえか…。

でも 物語があった。

あなたが生み出した
心揺さぶる物語があった。

(マリコの声)
あなたの小説の舞台を訪れ

その世界に浸る。

(マリコの声)それは

人の命を奪った過去を持つ彼が…。

(マリコの声)ただ一つ 自分に許した
楽しみだったのかもしれません。

たった一つ
好きな作品があるだけで

ただ一人
好きな作家がいるだけで

人は生きていけるんですね。

♬~

(高柳)はい。
ご愛読ありがとさん。

♬~

♬~

高柳龍之介の新連載が始まった。

主人公は
人を殺した過去を持つ男だ。

えっ…?

服役を終えたのち

生き方を改めようと
夜間学校に通い

そこで出会った仲間たちを通じて

様々な事件に関わっていく事に
なるらしい。

古田憲一さんが
歩んだかもしれない未来ね。

うん。
物語の中で 彼に新たな命を

吹き込んでやりたかったのかも
しれないな。

その物語が きっとまた
どこかの誰かに力を与える。

ああ そうなるさ。

(呂太)1999年12月31日…?

19年前に死亡したはずの
火浦義正は生きていた…。

(大西)土門のかみさんの事も
あったしな。

2人の間に何かあったの…?

警察学校の教官ですか?
(藤倉)お前なら適任だと思うが。