ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

遺留捜査 新作スペシャル1<2週連続SP!!>上川隆也、栗山千明… ドラマのキャスト・主題歌など…

『遺留捜査 新作スペシャル1<2週連続SP!!>』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 清香
  2. 亮子
  3. 青池
  4. 同窓会
  5. 千栄子
  6. 被害者
  7. 福本
  8. 年前
  9. コロッケ
  10. 糸村
  11. 真理
  12. 電話
  13. 本当
  14. 名前
  15. コロッケパン
  16. 同級生
  17. 大森春奈
  18. 八十嶋
  19. 犯人
  20. 村木

f:id:dramalog:20191124230637p:plain

『遺留捜査 新作スペシャル1<2週連続SP!!>』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

遺留捜査 新作スペシャル1[解][字]

<2週連続SP!!>風変わり刑事再び!糸村が参加した同窓会で殺人事件発生!被害者は同級生の誰も知らない男…。事件の鍵は宇宙旅行に!?遺留品のコロッケが語る真相とは!?

詳細情報
◇番組内容
京都市内の神社で男性の刺殺体が発見される。男のカバンの中には、なぜか“コロッケ”が…。被害者は身元不明だったが、偶然にも糸村(上川隆也)がひょんなことから参加した同窓会にいた人物で、宇宙旅行ツアーを発表した旅行会社社長・名波清香(南野陽子)に会いに来ていた様子だった。しかし、同窓会出席者は誰一人として被害者を知る者がおらず…。糸村は清香に事情を聴くが、彼女も同様に被害者のことを覚えていないと話す。
◇番組内容2
その矢先、同じ凶器を使った殺人事件が発生。被害者は、なんと宇宙旅行ツアーの申込者だった。疑惑の深まった清香はアリバイを問われ、同窓会の後は同級生の新田千栄子(田中美奈子)の自宅で過ごしたと話す。だが、もうひとりの同級生・八十嶋真理(濱田マリ)によると、2人は最悪の仲だと分かり…!?糸村は、コロッケから被害者の身元をたどっていくが…。30年間、隠し続けてきた清香たちの秘密、悲しき連続殺人の真相とは…!?
◇出演者
上川隆也栗山千明永井大、宮﨑香蓮・梶原善甲本雅裕戸田恵子
【ゲスト】南野陽子、田中美奈子、濱田マリ橋本さとし、マギー、中原果南矢柴俊博姜暢雄、竹下眞、高田里穂、森畑結美子、鈴木千尋、新実芹菜、井上うた、原芽生、若柳琴子、松大航也、松岡花佳、荒木琢都、浅海翼 ほか
◇脚本
真部千晶
◇演出
長谷川康
◇音楽
吉川清之

【主題歌】小田和正『やさしい風が吹いたら』『小さな風景』(アリオラジャパン
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子テレビ朝日
【チーフプロデューサー】佐藤凉一(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)、大西文二(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/iryu_2019/
☆Twitter
 https://twitter.com/iryusousa_tva

 

 


♬~

(名波清香)
ななみトラベルは

2028年の春
宇宙旅行ツアーを実施致します。

(一同)おお~!

搭乗する宇宙船は

アメリカの宇宙開発企業
NASTA-P38が製造中の

SPACE GALILEO

青い地球を宇宙から見る

かけがえのない
体験となる事でしょう。

♬~

(人々の話し声)

♬~

(千葉尚也)おっ…
久しぶりだな 西川!

いえ 糸村です。

糸村~! アハハハッ。

なあなあ 俺さ
今 こういう仕事やってんだ。

はい? 「便利屋☆ちば」。

なんでもやるからさ
何かあったら 連絡して。

あっ… ありがとうございます。
よろしく!

(八十嶋真理)千栄子
今日の着物も とっても素敵!

さすがは清雁流の次期家元ね。

私ね 千栄子のところで
お花 習ってるの。

えっ!? 本当に?
(新田千栄子)皆様も…。

八十嶋弁護士 それ 違法です!

(八十嶋敏和)
ハハハハッ…。

あっ こうか。 アハハハッ…!
テレビで見てるよ。

これにサインしてくれよ。
えっ? あっ いいよ。

主人の本
買ってくれたんだ。

何… 真理も「主人」なんて
言うようになったんだ。

当たり前でしょ。
ちゃんと写真係もやってね。

あの真理が
弁護士夫人なんてね…。

八十嶋くんって 高校の時と
随分 雰囲気 変わったわよね。

そうなの?

高校で ご一緒だった事も
知らなかったわ。

来た…。

あっ… 清香!

えっ? ああ~!
清香…。

(歓声)

もう 待ってたんだから!
久しぶり。

♬~

あのね みんな来てる。
みんな出てるよ。

清香!
本当に 宇宙に行けんのか?

(清香)もちろん!

宇宙…。

彼女 ななみトラベルの社長です。
宇宙旅行ツアーを売り出した。

ああ… 夢がありますねえ。

なんか 同級生が話題の人なんて
誇らしいよな。

えっと… 糸村。
(シャッター音)

ああ… 残念ながら
僕は同級生じゃないんです。

えっ… じゃあ
なんで ここにいんの?

この同窓会にお集まりになった
皆さんに

お伝えしたい事がありまして。

あの~ すみません!

あっ お楽しみのところ
失礼します。 あの 私…。

(マイクをたたく音)

「すみません 皆さん」

「3分でいいんです。
僕に時間を頂けませんか?」

♬~

(パトカーのサイレン)

(神崎莉緒)わかりました。

佐倉さん。
(路花)はい。

検視官の見立てだと

腹部を鋭利な刃物で
刺された事による

失血性ショック死。

死亡推定時刻は 昨日の夕方
5時から7時の間ではないかと。

凶器は見つかりません。

犯人が
持ち去ったんだと思われます。

現金も残ってるし

物取りの犯行ではなさそうですね。

身元を示すものは
何一つない。

いやあ これまた
ご面倒な事件になりそうだなあ。

そのために
うちらがいるんでしょ。

まずは 被害者の身元の特定を。

遅くなりました。
遅いよ 糸村くん。

どうぞ お構いな…。

あれ?

この人 確か
昨日の同窓会にいた人じゃ…。

(岩田)同窓会!? じゃあ この人

お前の同級生なのか?
いえ 違います。

僕は 京都帷子高校の
卒業生じゃありませんから。

ちゃんと
わかるように説明して。

先日 左京区の商店街で
強盗傷害事件がありましたね。

犯人は捕まえましたよね。

被害者は 確か
まだ入院中だよな。

その被害者が
フカヒレを持ってたんです。

フカヒレ!?
いつもの あれですよ。

被害者の思いを
伝えに行ったんですよねえ。

フカヒレの思い?
その被害者は

同窓会に出席するために
フカヒレを持って…。

ねえ そんな話はいいから!

同窓会は どこであったの?
ここから すぐ近くですよ。

「Eterno」っていう
レストランです。

その同窓会の最中に

被害者とトラブルになってた人は
いなかった?

さあ どうでしょう? 僕は 途中で
席を外してしまいましたから…。

あっ…
ちょっと待ってください。

あの この千葉っていう方が

同級生の動向に
詳しかったみたいです。

当たってみて。

(雨宮)はい。
では 失礼します。

♬~

これ なんでしょう?

揚げ物?
ああ。

コロッケ… メンチカツかな?

なんだ? これは。
食べていいの?

駄目ですよ!
遺留品なんですから。

調べてください。
また始まった…。

他の鑑定も急いでくださいね。
(滝沢綾子)もちろんです。

では 行きましょうか。
ちょっちょっ ちょっとお待ち!

あのさ これの
何をどう調べろっていうの?

「考える事が人生だ」

…って 誰かが言ってました。

えっ ちょっと…。

考えとるけど
わからんのじゃ!

のう?
ああ!

(岩田)ストップ!
(雨宮)被害者ですね。

(岩田)この男の名前は?

えっ… 誰だっけな?
ちょっと わかんないっすね。

えっ? いや… いやいや
でも 同級生なんですよね?

だって 学年全員の名前までは
わかりませんよ。

はあ?
(千葉)逆に わかります?

学年全員の… 名前。

…大体は。

(清香)「搭乗する宇宙船は

アメリカの宇宙開発企業
NASTA-P38が製造中の

スペースガリレオ

「青い地球を宇宙から見る
かけがえのない…」

宇宙に行くのって
いくらかかるんでしょうね…。

あっ パンフレットに
書いてありますよ。

3800万円。
3800万!?

それだけあったら
家が買えますよ。

あっ こっちなら…

1万5000円で済むみたいですよ。

本当だ…。
「星空観測ツアー」

へえ~。
(柴原 仁)お待たせしました。

ああ!
あっ… 香坂くんの代理の人。

昨日は失礼しました。

あっ もういいわ。
(柴原)はい。

あなたが 香坂くんの気持ちを
伝えてくれるまで

香坂くん 私たちの学年の中では

あんまり
イメージが良くなかったの。

例のフカヒレですか?
はい。

卒業式のあとの謝恩会で
香坂くんが悪ふざけをして

フカヒレスープの鍋を
ひっくり返した。

それで
雰囲気が一気に悪くなって…。

でも その事を 香坂くん
ずっと気にしてたんですね。

「30年ぶりに皆さんが集まる
この同窓会で…」

「香坂さんは
フカヒレスープを作って

皆さんに謝りたかったんです」

(清香の声)
あなたに教えられなかったら

みんな 香坂くんの事を
誤解したままだった。

で 今日は
なんのご用ですか?

申し遅れました
京都府警の神崎といいます。

同じく 糸村です。

あなた 警察の人!?
あっ… 変わった人。

昨日 同窓会に出席した
あなたの同級生が殺害されました。

その事で お話を。

あっ… 誰がですか?
この人です。

この人の名前と連絡先を
教えてもらえますか?

知りません。

えっ? でも 確か この方
あなたが会場に現れた時…。

来た…。

(糸村の声)そう言って

あなたのほうへ
行こうとしていましたけど…。

高校時代の
お友達じゃないんですか?

違います。 私 その人とは
ひと言もしゃべってません。

あっ! 揚げ物…。

揚げ物 出てましたよね
昨日のお料理に。

これなんですけど。

…なんですか?
気にしないでください。

あっ… それ
高校の卒業アルバムですよね?

お借りしてもいいですか?

私のじゃないんです。
先週 友達が置いていった…。

ねえ 清香…
なんで 返事してこないのよ。

真理 ごめん。
ちょっと 忙しくて…。

必ず来てよ。 卒業30年記念で

うちの旦那が発起人なんだから。

はい! みんなの顔 これ見て
思い出しておくといいわ。

(真理)これが私。

こっちが清香。

真ん中が千栄子。

この頃はな…

自分が おばさんになるなんて
考えもしなかったわ。

あれから30年 それぞれの人生を
歩んできたのよね…。

うん まあ そうでしょうね。
話を本題に移しますね。

先ほども伺いましたが
この男性の名前 ご存じですか?

覚えてない…。

きっと 他のクラスよ。

うちの主人もね 高校生の時
私たちとは別のクラスで

あんな奴 いたっけ?
って感じだったんだけど。

あっ それでね

弁護士になった時のお祝いの会に
たまたま 私も行ったのね。

で その頃から付き合い始めて
フフッ… 結婚して 仕事も順調。

これ 知ってますか?

ええ… これですよね?
(真理)そう。

うちの主人。

お花のね お顔の向きを
もう少し… ねっ。

あら! なかなか
個性的な作品ですわねえ。

筋は よろしくてよ。

ありがとうございます。

(千栄子)う~ん。
何やってんのよ…。

この同級生の名前を
覚えていませんか?

聞く相手を間違ってらっしゃるわ。
えっ?

わたくし その他の方には
興味ございません。

その他?

必要な方のお名前は
覚えますけど

どうでもいい その他の方々は
視界にも入っておりません。

はあ…。
では ごきげんよう

何様だよ…。

(綾子)被害者の傷口に
付着していた物質の

鑑定結果です。

グレイビーソース?

あの… ほら 洋食の
肉料理に添えるソースですよ。

ソース。
(村木)う~ん。

断面から見て

ジャガイモを蒸かしたものに
パン粉を付けて油で揚げた

コロッケとみて
間違いないでしょう。 うん。

同窓会会場のレストランに
昨日のメニューを聞いてきたんです。

昨日 出していた揚げ物は
カニクリームコロッケ

ジャガイモのコロッケは
メニューにはありませんでした。

では なぜ 被害者は
これを持っていたのか?

どうしたんですか?
急に前向きですね 村木さん。

シッ!

被害者の身元を知るための 唯一の
手掛かりかもしれませんからね。

30年ぶりに会った同級生に

名前を
思い出してもらえないなんて

もう… 悲しすぎるじゃ
あ~りませんか!

村木さんには
人ごとだとは思えないんですよね。

そうなの。
私も悲しい思いをしたの。

…って おい コラッ!
大丈夫ですよ。

僕ら 30年経っても
名前を忘れるなんて

決してありませんから。
村木…。

じゃあ。
じゃあ!

繁だーっ!!

覚えとけ!
はい はい。

(雨宮)丸印は
受付で会費を払った人。

同窓会の出席者です。

会が始まったあと

受付に人がいない時間帯が
あったみたいですね。

僕が お邪魔した時が
まさに そうでした。

(路花)じゃあ 被害者は

丸をつけてない可能性がある
って事?

(岩田)…にしても おかしいよな。

同窓会の出席者
誰一人として

この被害者の名前を
覚えてないなんて。

クラスで
どんだけ影が薄かったんだ?

みんなで何かを隠してたって事は
ないでしょうか?

みんなって 同級生たちが?

同窓会場となったレストランに
問い合わせたら

会のあと
ローストビーフ用のナイフが

1本なくなっている事が
わかりました。

(路花)それが凶器?

はい。 傷口とも一致します。

同窓会に出席していた誰かが
会場からナイフを持ち出して

会場近くの竹林で
被害者を刺し殺した…。

つまり 犯人は この同級生の中に
いるっていう事だな。

♬~

それ 違法です!

それ 違法です!

「違法です!」

(女性)「『八十嶋弁護士の
それ、違法です!』」

「絶賛発売中」

「皆さん こんにちは」

「今回は 八十嶋敏和弁護士に
お越し頂いております」

「八十嶋弁護士
今日は よろしくお願いします」

「はい。 よろしくお願いします!」

(ため息)

ただいま。
おかえりなさい。

今 見てたとこ テレビ。
ああ そう。

君が選んでくれたネクタイ
褒められたよ。

ああ… よかった。

すぐ ご飯の用意するわね。
うん。

あっ そうそう
今日 警察が来たのよ。

警察?

♬~

(携帯電話の着信音)

(ドアベル)

話って 何かしら?

わかってるでしょ…。
いい加減に お金払って。

やだわ…。
会った途端に お金の話?

カルーアミルク

ミルク多めでちょうだい。
かしこまりました。

もう待てないの。

なんで?

宇宙旅行を売り出すような
立派な会社の社長が

たかだか数十万のお金の事で…。

何言ってんの!?
2000万よ…!

あなたが積み重ねた未払い金は
2000万超えてるの。

宣伝費だと思えば
いいんじゃない?

わたくしは
毎年 生徒たちとの旅行で

清香の会社の宣伝をしてあげてる。
うん!

冗談じゃない!

来月までには
払ってもらうから。

今日ね うちに刑事が来たわよ。

昨日の男の素性が
わからないんですってねえ。

同窓会のあと

わたくしと ずっと一緒にいた事に
してあげてもいいんだけど。

大丈夫よ~。
清香の秘密は ちゃんと守る。

わたくしたち お友達だものね。

(千栄子)フフッ…。

フェンス倒れてるな。 風か?

おい。

(作業員)あっ ああ…!

(作業員)警察… 警察!
(パトカーのサイレン)

雨宮 雨宮。
はい。 すいません。

はい?
このナイフ

一昨日の同窓会の会場で紛失した
ローストビーフのナイフと

同じ型だそうだ。
(雨宮)えっ 同じナイフですか?

しかも 死亡推定時刻は
一昨日の夜の9時から11時の間。

前の被害者と同じ日ですよね。
(岩田)ああ…。

同一犯による連続殺人か?

で この人の身元。
身元は どうだ?

この被害者も 身元がわかるものを
何も所持していませんでした。

ええ~?
遅くなりました。

あれ?
えっ?

もしかして この人も
同窓会で会ったのか?

いえ 同窓会に
いたわけではないんですが…。

この人ですよね?

高雄天文台の星博士
福本貞夫さん…。

福本くんは
本当に星が好きで

先週も アメリカの
アリゾナセドナまで

天体観測に
行ってたくらいなんですよ。

何しろ 「友達は星だけだ」と
言ってたような奴ですから。

じゃあ
個人的に親しくされていた方も

いなかった?
…でしょうね。

あの… 福本さん

コロッケ お好きでしたか?
えっ… コロッケ?

はい。
気にしないでください。

福本さんは ななみトラベルの
ガイドもされていたんですよね?

前回 好評だったので
また呼ばれたと言ってました。

(福本貞夫)あそこに見えるのが
おおぐま座ですね。

(福本)見えますか? ミザールと
アルコルが見えますか?

あれ!?

これって… スペースガリレオ
じゃないですか!

スペースガリレオ

あっ… 3800万!

あんなに楽しみにされていたのに
亡くなられたなんて…。

どうぞ。
殺されたんです!

あなたに関係している人が
立て続けに2人も。

同窓会に出ていた男性が
殺された夜

同じナイフで 福本貞夫さんも
殺されているんです。

(刺す音)
うっ…!

(莉緒の声)2人の被害者と
あなたとの間で

何があったんですか?

何って… 何もありません。

福本さんは 宇宙旅行の予約の時に
ごあいさつをした程度ですし

その同窓会にいたっていう人も
私は名前すら知らないんです。

では 一昨日の同窓会のあと
どちらで何をされていましたか?

同窓会のあとは…。

新田千栄子さんと一緒にいました。

(路花)新田千栄子ね?

わかった。
それは こっちで確認しとく。

お願いします。 私は

ちょっと気になる社員がいるので
話を聞いてみます。

じゃあ 僕は これで。
えっ?

ちょっ… どこ行くんですか?

糸村!

もう…。

(千栄子)同窓会のあとですか?

ええ 清香は
うちに来ていました。

久しぶりに
ゆっくりおしゃべりできて

とても楽しかったですわ。

先生 こんにちは。
こんにちは。

よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。

(千栄子)どうぞ どうぞ。

(真理の声)あり得ない。

高校時代ならともかく
今の清香が

千栄子の家で楽しく過ごすなんて
あり得ない。

どうしてですか?

千栄子は 毎年

私たち お花の生徒を連れて
旅行するのね

清香の会社を使って。

でも その旅行代金を
千栄子は払ってないらしいの。

えっ?

いくら友達だからって
払うものは払わなきゃね。

その件で 清香さんと千栄子さんは
仲たがいしている?

(ため息)

でも そんな相手を
アリバイ証人に?

(柴原)このNASTA-P38という
アメリカの会社に

福本さんは
立ち寄ったそうなんです。

当初の目的は
それだけだったそうですが

一昨日 うちの会社に
乗り込んできたんです。

福本様…!
社長に会うまでは帰れません!

宇宙旅行の予約金として
僕は500万払いましたよね?

ええ…。
けど NASTA-P38は

予約金は1万ドル。

日本円にして百十数万円
っていうじゃないですか。

おたくが手数料を取ったとしても

500万なんて
ぼったくりでしょう!

(莉緒の声)ぼったくり…。

それで 福本さんは
社長と会ったんですか?

いいえ。

しばらくは お一人で
社長室に居座っていましたが

結局 帰っていかれました。

福本さんが言った事は
本当なんですか?

うちの会社…

やばいんです。

(泣き声)

福本貞夫さんのお母さんですね?

お力落としのところ
大変 申し訳ないんですが

息子さんの交友関係の中に
この男性はいませんでしたか?

(福本多恵)
この男が… 犯人なんですか?

いえ この方も被害者です。

かわいそうに
まだ身元が判明してないんです。

どうか 捜査にご協力を。

(多恵)協力…?

警察というところは
どこも同じなんですね…!

えっ?

コロッケの中身を調べたところ

ジャガイモの中に
シジミが混ざっておりました。

シジミ

海水と淡水が交わる汽水域

もしくは
淡水域に生息する二枚貝

その多くは雌雄同体。

つまり
雄と雌の生殖器官を併せ持ち

殻の中で子供を育てます。

まあ 日本在来種としては

セタシジミシジミ
ヤマトシジミがございます。

うーん なるほど。 それで?

被害者が持っていたのは
シジミ入りのコロッケでした。

以上。

え… えっ? それだけですか?
ウイ。

シジミだけじゃ 被害者の身元には
繋がりませんよね。

いいや 大丈夫!

糸村さん あなたなら大丈夫!

はっ?
なぜなら

糸村さんは
糸村さんなんですから。

おお~ いつもの逆バージョン。

いつか
どっかで聞いた事ありますね。

同級生に思い出してもらえない
被害者のためにも

ここはひとつ 糸村さん…!

頑張れ~!

(村木)頑張れ~。
いや 村木さん あの

コロッケを揚げるのに使われた
油は なんだったんでしょうか?

えっ な~に? それ 必要?
えっ 調べてないんですか?

私が調べておきました。
えっ?

綿実油という
綿の種からとった油と

ブドウ由来の
グレープシードオイルを

ブレンドしたものが
使われていました。

さすがは滝沢さん。

ああ… な~んだ。

それなら私も知ってる。
知ってた。

糸村くん!? 何やってんの!?

ここは職場!
調理場じゃないのよ!

すいません
ちょっと お借りしてます。

あっ そうだ。 この貝殻って
燃えるゴミでしょうか?

そうよ 燃えるゴミ。 …って
そんな事言ってる場合じゃない!

もう ひっくり返したほうが
いいですか?

ああ… 早く 早く。

そんな事やってる場合じゃない!
あっ いい色。

おいしい!

うまいな これ。
何が入ってるんだ?

シジミです。 こんなふうに
シジミが入ったコロッケ

どこかで見たり
食べたりした事って

ありませんか?
うーん…

シジミ祭に行った時
いろんなシジミ料理が出てたけど

コロッケはなかったわね。

そのシジミ祭って
どこで行われてるんでしょうか?

確か 琵琶湖の…。
琵琶湖…。

そんな事はどうでもいい。

神崎 名波清香はどうだったの?

あっ… 社員の柴原さんによると

ななみトラベルは
今 資金繰りが悪化して

入金されたお金は
すぐ別の支払いに回す

自転車操業に陥っているようです。

うん…。

そうなった原因の一つは どうやら
新田千栄子にあるみたいよ。

(真理の声)千栄子は 毎年

私たち お花の生徒を連れて
旅行するのね。

でも その旅行代金を
千栄子は払ってないらしいの。

金銭問題でトラブっている
清香と千栄子の間に

なんらかの取引が行われて

千栄子がアリバイ偽証を
引き受けたのかもしれない。

つまり 名波清香のアリバイは
確かじゃないって事だな。

♬~

(清香)なんなの?

(千栄子)わたくしが せっかく

清香のアリバイを
証言してあげたのに

真理がね…。

(真理)
私は ただ 警察に聞かれたから

本当の事を話しただけよ。

本当の事って?

清香とわたくしは
本当は仲が悪い。

そうとでも言ったんでしょ。

確かに それは本当の事よね。

だって 清香が疑われてるなんて
知らなかったし…。

ねえ 同窓会にいた
あの人って誰なの?

なんで殺されたの?

わたくしたちが
知るわけないでしょう。

(千栄子)ねえ 清香。

違うよね?
清香は犯人じゃないよね?

(真理)人を殺すなんて そんな事
清香がするわけないもんね。

(千栄子)たとえ犯人だとしても

わたくしたちは
清香の味方でいなきゃ。

友達だもの。

♬~

(男性)
敏夫 ちゃんとウキを見とけよ。

じゃあ
シジミ祭は4月なんですね。

ああ はいはい。

あっ そうだ。

もしよかったら このコロッケ
召し上がってみて頂けませんか?

おい 敏夫 お前も頂け。

(下島直子)うん おいしい!

シジミが入ってるんやね。

そうなんですよ。 こちらには

いろんな シジミの入った料理が
あるそうなんですけれども

こんなふうに
シジミが入ったコロッケを

作ってらっしゃる方って
ご存じないですか?

(直子)ああ~…
どこかで食べた事あるような…。

(三井加代)ARIESあおいけの
コロッケにも

シジミが入ってますよね。
アリエス

あっ
うちの近所にあるカフェです。

あっ あのコロッケパンや!
(加代)そうです そうです。

おいしいよねえ。
ねえ。

コロッケパン…。
入ってるんですよ。

(加代)これです。
この挟んでるコロッケ

ジャガイモの中に
シジミが入ってるんです。

ほお~。

去年の忘年会以来
行ってないよね。

はい。 あそこの奥さん
亡くなったんですよ。

先月 がんで。

あっ!

あの… この男性の名前は?

神崎 琵琶湖に行ってきて。

えっ?
被害者の身元がわかった。

青池広務 滋賀県暁月市で
カフェを経営していた。 はい。

いってきます。
よかったら食べてください。

うん…。 好きねえ。

はあ…。

えっと 青池 青池…。

♬~

ああ ここですね。
はい。

♬~

ごめんください。
お邪魔します。

不動産屋さんによると

青池広務さんは
2010年から ここを借りて

夫婦で
このお店をやっていました。

あっ… 天体写真。

青池さんも
星がお好きだったようですね。

もう一人の被害者 福本さんは
星の専門家です。

知り合いだった可能性が
ありますね。

♬~

コロッケ…。

ここで揚げて
同窓会に持っていった。

♬~

どうして…。

♬~

コロッケパン…。

糸村さん!
はい。

これ 見てください。

♬~

♬~

青池さんの奥さん 亮子さんです。

先月 がんで亡くなったそうです。

♬~

1人目の被害者の身元が
わかったんだって?

(路花)青池広務さん 52歳。

滋賀県暁月市に住んでいた。

(雨宮)同窓会のメンバーは
48歳ですから

同級生ではなかった
って事ですよね。

なのに なんで
あの同窓会に出てたんだ?

名波清香に会うためだったと
思います。

(青池広務)来た…。

(岩田)でも
彼女に会いたいんだったら

会社に行けばいいだろ。
なんで わざわざ 同窓会に?

名波清香と青池広務 関係は?

まだわかりません。

ただ 店内には 清香に関する
記事が集められていました。

宇宙旅行を発表した時のもの
だけでなく

数年前の記事もありました。

青池さんの趣味は
星の写真を撮る事でした。

近所の人の話でも よく夫婦で
夜空を撮影していたそうです。

(青池亮子)おお きれい。

撮ってみたら? 今。
(亮子)えっ?

福本さんと同じように

青池さんも宇宙旅行
申し込んでいたって事はない?

そんな金銭的な余裕は
なかったと思います。

ここ半年
家賃を滞納していました。

先月 亡くなった妻の亮子さんの
お墓を建てるお金もないと

近所の人に漏らしています。

金に困っていた… ねえ。

よし まずは この3人の繋がりを
明らかにしよう。

殺害の動機は
そこに隠されているはず。

福本さんの母親に
もう一度 聞いてみるか。

はい。
私は名波清香を当たります。

お願い。

♬~

青池さんから
現像を依頼されてますよね?

ああ~。 こういう
レンズ付きフィルムのね。

最近 あんまり売れないけど

昔は結構 流行ったんでしょ?
そうですね。

なんか 30年前のを
現像できないか? って言われて。

30年前?
ええ。

(青池)これ 30年間
しまいっぱなしだったんですけど

現像できますかね?

ああ…
感光してなきゃできますよ。

じゃあ 1枚ずつ
プリントをお願いします。

(店主)ああ…。 お名前を。

はい。 青池といいます。

あの… どんな写真だったか

現像した時
ご覧になりましたよね?

それは言えませんよ。

お客さんのプライバシーに
触れますから。

♬~

いや いや… あっ ちょっと。
そこ ちょっと 駄目…。

ちょっと! なんもないですよ。

♬~

♬~

名波さん?

どうされました!?

大丈夫ですか?

ええ。 ちょっと疲れただけ。

また私に何かご用ですか?

最初に殺害された被害者の
身元がわかりました。

青池広務さん。

琵琶湖畔で
アリエスあおいけというカフェを

経営していた人でした。

青池さんは あなたに関する記事を
集めていました。

同級生でもないのに
あの同窓会に来ていたのは

あなたに会うのが目的だった
としか考えられません。

あなたと青池さんは
どういうご関係なんですか?

だから そんな人 知りません。
なんで 私ばっかり疑うんですか?

あなたが嘘をついてるからです。

同窓会のあと

新田千栄子さんの家にいたと
おっしゃいましたが

周辺の防犯カメラを調べたところ

あなたの姿は
映っていませんでした。

本当の事を話してください。

話す事なんてありません。

仕事がありますので。

♬~

(千葉)清香。

あっ 千葉くん?

今 ちょっといいか?

(雨宮)福本さん

息子さんから青池という名前を…。
(多恵)帰ってください。

息子さんを殺した犯人を
捕まえるためなんですけどね。

そう言って
結局は捕まえられないくせに。

警察が無能だから

あの子が どれほどつらい思いを
してきたか…。

全部 警察のせいです!

ありゃりゃ…。
警察と何かあったな。

すみません。
あっ はい。

福本貞夫さんの
親戚の方ですよね?

どちらさんで?

京都府警の者です。

これって…。
(村木)あっ ちょっと 違う 違う!

もう!
それは こっちでしょ。 もう…。

そうですか?
(村木)あのね 私はね

もう
パズルがとっても得意なのね。

(綾子)何やってるんですか?

誰…?

あの こういう フィルムで
撮影された写真っていうのは

現像 ネガ 焼き付け
という工程を経て

プリントされるんですね。

で たまに
プリントミスが起こるんです。

そうそう。
暗かったり 明るかったり

もうね 色調節が本当に難しいの。

はい。 最近はフィルムを現像する
機会も減ってますから。

で そうしたプリントミスは
破棄されるんですね。

お客様のプライバシーを
守るために

絶対に外に出る事はありません。

でも 今回 特別に
捜査に協力してもらうために

そのプリントミスを
もらってきたんです。

はっ! できました!

(綾子)これは…

池か湖の風景写真ですね。

そうそう そうそう。

よし! こっちもできましたよ。

あれ? これって…

京都帷子高校の制服…。

(路花)青池さんは

30年前のレンズ付きフィルム
現像を頼んで

同窓会当日に
ネガと写真を受け取っていたの?

はい そうです。

でも 遺体で発見された時

所持品の中には ネガも写真も
ありませんでしたよね。

うん。 犯人が持ち去ったのなら
30年前の写真には

犯人にとって
不都合な事が写っていたって事?

青池さんは
お金に困っていました。

写真をネタに
犯人をゆすろうとして

殺されたという事でしょうか?

うん…。

高校の卒業生たちの同窓会。

(路花の声)八十嶋真理 新田千栄子
名波清香。

彼女たちの同級生でもないのに
青池広務は会場にいた。

その日の夕方
同窓会場近くの竹林で…。

(刺す音)
うっ…!

使われた凶器は 同窓会場から
持ち出されたナイフと判明。

さらに 同じ凶器で

第二の被害者 福本貞夫が
殺された。

予約金を巡るトラブルで

福本貞夫は殺されたと
思ってたけど

1人目の
青池広務が殺された理由が

30年前の写真にあるとしたら

2人目が殺害された理由も…。

このアルバムに
この女生徒は写っていませんね。

一体 誰なんでしょう? この子。

(ドアの開く音)
(雨宮)意外な事がわかりました。

30年前 福本貞夫さんは

殺人事件の
第一発見者になっていました。

(路花・莉緒)えっ?

詳しい事件の内容は
まだ これからなんですが

女子高校生が殺害された事件
だそうです。

女子高校生!?

えっ まさか この子が?

あなた方の学年ではないのかも
しれませんが

この女生徒を知りませんか?

ええー…

あっ 秀才さんだ。

えっ? あの ご存じなんですか?

確か 高3の2学期 始まって
すぐやめた子です。

はあ~。 しゅうさい なんて
いうんでしょう?

あっ あの
下のお名前なんですけど。

(八十嶋)
「秀才」は名字じゃありません。

はい?
(八十嶋)ハハッ。

いつも成績がトップだったから
みんなに そう呼ばれてたんです。

あっ その「秀才」ですか。

(八十嶋)本当の名前は…

あっ 高野さん。

で 下の名前が… なんだっけ?

覚えてない。 清香に聞けば?

清香さんと高野さんは
仲が良かったんですか?

1~2年の頃は
2人で一緒に登下校してたけど。

ああ 難しいね それ。
でしょ?

(真理の声)3年生になって

清香は高野さんの事を
露骨に無視し始めた。

無視?

清香 一緒に帰ろう。

♬~

清香…。

何があったんですか?

知らないわよ。 私は高野さんと
しゃべった事ないし。

あっ すいません
じゃあ 私 もう出かけますので。

(真理)気をつけてね。
(八十嶋)うん。 じゃあ。

では 失礼します。

(真理)いってらっしゃい。

清香以外に
友達はいなかったみたいだから

清香に無視されて
きつかったんじゃない?

そのうち 学校をやめてった。

えっ 清香さんのせいで
やめたんですか?

今 思えば 清香のあの態度は
一種のいじめだよね。

いじめ…。

30年前に
3年生の2学期でやめた

高野さんという生徒に関する
記録は残っていませんか?

ちょっと待ってくださいね。
はい。

(女性)30年前…
下の倉庫じゃないですか?

そっちのほうが でかい。
あっ ほんまやわ。

やった!
ええな。

あれ?

あの すいません。
これ コロッケパンですよね?

(生徒たち)はい。

(男子生徒)もちろん
コロッケパンください。

(北野 恵)もちろん… はい。
200円になります。

(男子生徒)これ2つください。
(恵)これ2つ。 じゃあ 400円で。

コロッケパン2つ お願いします。
2つ。 はい 400円ください。

ありがとうございます。

あの… 売り切れちゃいましたね
コロッケパン。

フフッ まだありますよ。

ありがとうございます!
じゃあ あの 1つください。

1つ? 200円になります。
はいはい。

うわっ… シジミ入ってる。

糸村さん!
あっ 神崎さん。

ほら これ コロッケの中に
シジミが入ってます。

そんな事より

高野さんの名前 亮子でした。

亮子って 青池さんの奥さんと
同じ名前ですね。

恐らく 同一人物です。

これ
青池さんの奥さん 亮子さんの

高校時代の写真だったんですよ。

うーん… なるほど。

よし。
えっ? 糸村さん

どこ行くんですか?

お構いなく。
えっ?

出たよ…。 はあ…。

(一同)えっ!?
(千葉)千栄子!

(千葉)清香に金を払え!

あなた 一体なんなの?

お前のせいで
あいつ 今 困ってんだよ。

すぐに金を払え!

あなたには関係ないでしょ。
出ていきなさい。

ここは あなたみたいな人が
来る所じゃないのよ。

俺みたいって なんだよ!?

落ちこぼれ。

昔っから お馬鹿さんのままね。
ハハハハハ…!

この野郎…!

(千葉)ううっ!
(一同の悲鳴)

♬~

(パトカーのサイレン)

名波清香に頼まれて
やったの?

(千葉)違いますよ。

俺が勝手に やったんです。

千栄子の事は
高校時代から むかついてた。

いっつも偉そうに
女王様気取りで 傲慢で…。

清香は いっつもニコニコして
誰とでも仲良くできて。

男子は みんな
清香のファンだった。

(千葉)大丈夫。
よかった…。

千葉くんのTシャツ
かわいいね。

ありがとう。

久しぶりに同窓会で再会して

俺 やっぱ
清香の事 好きだわって…。

あいつが
ややこしい事になってるなら

なんか 力になってやりたくて…。

清香には
笑顔でいてほしいんですよ

昔みたいに。

それで この2人も殺した?

はあ!? 俺は やってませんよ!

この人が同窓会にいたのは
覚えてるけど

なんにも話してないし
本当に知らないんです。

この被害者が
こういう写真を持っていたの。

あっ これ 修学旅行の時の写真だ。

修学旅行?
(千葉)はい。

♬~

(悲鳴)

(頭をぶつける音)

♬~

亮子には関係ない!

(清香)放っといてよ!

♬~

(高野亮子)じゃあね…。

♬~

どうして こちらのコロッケには
シジミが入ってるんですか?

京都帷子高校で
売るようになった時

父が 若い子たちの
栄養の偏りを心配して

肉じゃなくて貝を入れたんです。
ふ~ん。

琵琶湖近くのアリエスあおいけ
っていうカフェにも

シジミ入りのコロッケパンが
メニューにあるんですよ。

青池さんのところでしょ?

ご存じなんですか?
はい。

(北野伸介)青池くん
あの高校の卒業生なんですよ。

青池さんもですか?

奥さんの亮子さんもですよね。

年は離れてるんですよ。

ただ 2人とも
天文部だったんですって。

天文部?

共通の趣味で
2人は知り合って

偶然にも
同じ高校と部活だとわかって

運命を感じたって言ってました。

うちに来たのは
10年くらい前か?

そうね…。

自分たち 今度
カフェをやるんですが…。

ほう。

コロッケパンを
メニューに出したくて…。

よかったら
作り方を教えて頂けませんか?

それから
お互いに行き来するようになって。

でも…。

はい 来た 来た…。
(恵)ありがとうございます。

今日もドライブですか?
そうです。

僕は ただの運転手です。
(亮子)フフフ…。

(恵)何? その言い方~!
(亮子)仲良し~!

ごゆっくりどうぞ。

♬~

(恵)亮子さん!? 亮子さん!?
亮子さん!

(青池)亮子!? 亮子!

亮子… どうした!? ん!?
亮子!

(恵の声)あれから3年…

一度は回復したんですけど
再発して…。

亮子ちゃんは
最後まで気丈に振る舞ってた。

病院でも コロッケパンが食べたい
なんて言ってくれて… なっ。

(恵)宇宙食の話も
面白かったわね。

宇宙食

あっ… 亮子さん 昔
食品会社に勤めてたんだそうです。

♬~

ここに来る途中
一番星 見つけました。

(村木)一番星?
はい。

一番星というのは
金星の事です。

地球の軌道より
内側にあるため

夕方の西の空 もしくは

明け方の東の空に見えます。

…という そんな事よりね

残りの分も繋いでおきました。

本当ですか!?
はい どうぞ。

うわあ…!

これを さらに
パソコンに取り込んで

修整をかけて 色調整もして…。

(村木)こんなにきれいな画像に
なりました!

さすが 村木さん
頼りになりますねえ。

ん? これ… 誰なんでしょう?
う~ん…

よっちゃん さっちゃん
みっちゃん…

って知るわけねえじゃん!
じゃあ 言わなきゃいいのに…。

1人だけ制服が違いますね。
あっ 本当だ。

あの…

この範囲だけ拡大して
それぞれの顔がわかりやすく…

なんて無理ですよねえ。

村木の辞書に
「できない」なんて文字はない。

ああっ…!

ホッ ハーッハハハハハ…!

やってくれると思ってました。
悪魔ですね。

ホッ ハーッハハハハ…!

(岩田)帰りました~。
(路花)おかえり。

はい これ 東京土産。
結構うまいぞ。

えっ 岩田さんたち
東京に行ってたんですか?

あれ? 聞いてなかったのか?

30年前の 福本貞夫さんが
殺人事件の第一発見者になった時

当時 住んでいたのが
東京だったんだ。

(雨宮)警視庁から
捜査記録を借りてきました。

これが また
ご面倒だったんだから。

30年前の7月13日
武蔵野市内の雑木林で

近所に住んでいた
小学校2年生の福本貞夫くんが

偶然 遺体を発見して
交番に届けた。

(雨宮の声)被害者は

東京都杉並区在住の高校3年生
大森春奈さん。

死因は窒息死。

そして 後頭部に
打撲痕と出血が見られた。

第一発見者の福本少年は

雑木林で
学生と思われる若い男を見たと

証言しているんですが…。

だが 捜査線上には
その男は浮かんでこなかった。

それとは別に
被害者の大森春奈の母親が

事件の前日に

家にかかってきた電話を
娘に繋いでる。

その電話の声は
女の子だったらしい。

女の子?

(大森春奈)もしもし…?

「明日 武蔵野森林公園に来て」

「時間は3時」

(岩田の声)その電話で
大森春奈は

犯行現場近くまで
呼び出されたわけだが

その電話をかけてきた女の子が
誰なのかは

突き止められなかった。

事件は未解決のまま。

やがて 福本少年は同級生から…。

嘘つき! 本当は
犯人なんて見てないくせに!

(子供たち)嘘つき! 嘘つき!
(多恵)貞夫!

(多恵)何やってんのよ
あんたたち!

(子供たち)嘘つき!
(多恵)帰んなさい!

(子供たち)嘘つき! 嘘つき!

(雨宮の声)学校に行きづらくなり
部屋に閉じこもるようになった。

それで 母親が息子を連れて

親戚を頼って
京都に引っ越してきたんです。

ただいま戻りました。

糸村くん どこ行ってたの!

どうぞ お構いなく。
(ため息)

あっ… ちょっと
アルバムをお借りしますね。

…あれ?
ん? どうした?

この女性…。

この子じゃありません?

ああっ!

これは あなたですよね?

一緒に写っているのは
新田千栄子。

で 制服の違う子が大森春奈さん。

30年前の修学旅行。

大森春奈さんを
電話で呼び出したのは

あなたですか?

違います。

千栄子です。

あの頃 わたくしは
大学生と付き合ってた。

彼が東京にいた頃の元カノが…。

大森春奈。

しつこく彼に
手紙を送ってきてたから

もう 彼は わたくしのものだって
わからせるために

修学旅行で東京に行った時に
電話をかけて呼び出した。

電話してきたのは あんた?

私よ。
人がいない所で話しましょう。

♬~

高校時代の私は

人に嫌われる事を恐れて
誰にでも いい顔してました。

特に
千栄子には気を使ってました。

千栄子に嫌われると
ひどい陰口を言われる…。

高2の時

真理が そんな目に遭ってるのを
見てたから

千栄子に
付き合ってって言われたら

断れませんでした。

2人は すぐに喧嘩になりました。

(千栄子)なんなのよ もう!
(清香)やめて…!

ねえ 千栄子 やめてって…!
(千栄子)最っ低!

ブス!
(清香)やめて!

(春奈)離して…!
(清香)ねえ… やめて!

もう やめて…!

(春奈の悲鳴)

(頭をぶつける音)

♬~

(清香)ねえ 大丈夫…?

ねえ 大丈夫?

ねえ! 大丈夫!?

ねえ! ねえ 大丈夫!?

嫌っ!!

死んだの…?

逃げよう!

逃げよう! 早く!

♬~

(路花)少し休みますか?

修学旅行から戻ってからも

警察が捕まえに来るんじゃないか
って おびえてました…。

そんな私の様子に亮子は…

高野亮子さんは気づいたんです。

(亮子)清香!

なんかあった?

なんか 悩んでるみたいだけど…。

(清香の声)亮子は 唯一
気の許せる友達でした。

亮子の前では
いつも自然体でいられた。

でも…

人を殺したなんて
言えるわけもない…。

亮子には関係ない!

私に構わないで!

放っといてよ!

♬~

清香 一緒に帰ろう。

(清香の声)亮子の顔を見ると

全て打ち明けて
すがりたくなる…。

清香…。

でも そんな事したら…。

行くわよ。

♬~

(清香の声)私が亮子を遠ざけ
ずーっと無視し続けるうちに…。

待って!

亮子がやめるの 私のせいなの?

♬~

(亮子)じゃあね…。

(清香の声)亮子は
学校をやめていきました。

私のせいだったんだと思います…。

(清香の声)あのあと
亮子がどうなったか

私は 何も知りません。

私は30年間 自分の犯した罪を
ずっと隠し続けてきました。

その事を知っているのは
千栄子だけ…。

そう思ってきました。

でも あの同窓会の日

見知らぬ男性に
声をかけられたんです。

(青池)名波清香さん。

はい。

あっ…。

この子 覚えてますか?

亮子…。

私は 亮子の夫です。

青池といいます。

どうして 亮子のご主人が
こんな所に…?

亮子は 先月 亡くなりました。

えっ…!?

いや…
墓を建ててやる金もないんで

どうしようかなと
思ってたんですが…。

亮子の遺品を整理してたら

昔のカメラが見つかったんで
現像しました。

♬~

その写真は
あなたに持っていてほしいんです。

亮子から
いろいろ聞いてるんです。

あなたの事や
その修学旅行の事…。

(春奈の悲鳴)

(頭をぶつける音)

♬~

あっ いや…

まだ お話ししたい事が
あるんです。

ああ…。 同窓会が終わったら

この先の木嶋の竹林に
寄ってもらえませんか?

(青池)そこで待ってます。

(清香の声)
亮子は気づいてたんだ…。

私がした事 知ってたんです。

おトイレから戻ってきた清香が

30年前の事で脅迫されそうだ
って言ってきたわ。

それで? いくら要求されたの?

それは まだ…。
木嶋の竹林に来いって。

そう…。

のこのこ行く必要は
ないんじゃない?

お金が目当てなら
また 必ず連絡してくるでしょ。

その時は

ボディーガードをつけるぐらいの
準備をして行くがいいわ。

(千栄子の声)
そうアドバイスしてあげたわ。

アドバイスって…
人ごとみたいに言ってるが

元はといえば
あんたが 原因 作ったんだろ。

30年も前に。

いいえ!

大森春奈を殺したのは清香よ。
わたくしじゃない。

♬~

ひっどい女ですよ。
名波清香の弱みを握ってるから

当然 旅行代金も
払う必要がないと思ってたって

言いやがりましたからね!

名波清香は
竹林には行ってないって?

はい。 今回の連続殺人については
否認してます。

でも 今回の2人の被害者は

30年前の事件が原因で殺された
としか考えられない。

あの ちょっと いいでしょうか?
(路花)何?

名波清香さんは
大森春奈さんの事を

突き飛ばして死なせてしまったと
証言してるんですよね?

でも 大森春奈さんの死因は

窒息死です。

(一同)あっ。

じゃあ 僕 ちょっと
出かけてきます。

そうだ… 窒息死だ。
(ドアの開閉音)

(鈴)

♬~

あの子が描いた こんな絵じゃ
犯人は割り出せないと

当時の警察に言われましたけど…。

私は 捨てられませんでした…。

この男のせいで貞夫は
いろんなものを失ったんです。

(泣き声)

うん?

確かに 当時の警察は
無能だったようですねえ。

♬~

(小平)この時期だと
8時~9時に

はくちょう座が よく見えますよ。

(ノック)

はい どうぞ。

失礼します…。 あっ すいません。

あの こちらに 京都帷子高校の
天文部で顧問をなさっていた

小平先生がいらっしゃると聞いて
来たんです…。

わたくしですけど。
ああ…!

はじめまして。

あっ! この子!

あっ… 間違いないな。

えっ!
えっ… まさか この人が?

至急 裏取り。 みんな 頼んだわよ。
(3人)はい!

ほくろを取ったんですねえ。

30年前
福本さんが目撃した男の絵だ。

当時のあなたには

この絵と同じ位置に
ほくろがあった。

フッ…。

こんな落書きみたいな絵が
私だというんですか?

8歳の子供が描いた絵だからな。

だが 福本さんの記憶の中には
30年経った今でも

鮮明に男の顔が残っていた。

あの日 福本さんは

ななみトラベルに
行っていたんです。

(柴原)福本様!
社長は 今日はお休みです!

どうせ居留守だろ!

何度 電話しても
取り合ってくれない!

いや あの…。

福本様…!
社長に会うまでは帰れません!

社長室に居座った福本さんは
そこにあった卒業アルバムを

何げなく開いてみたんだと
思います。

♬~

僕が見た男だ…!

あなたが30年前の事件の犯人だと
気づいたんです。

そうですか…。

だから 私が福本さんという方を
殺したと?

たとえ 30年前に
私が人を殺したとしてもですよ

刑事訴訟法改正前の事件ですから
すでに時効が成立している。

今さら犯人だと気づかれても
痛くもかゆくもない。

確かに。

今さら何か言われても

関係ないと
無視すればいいだけですよね。

時効は成立していますしね。

ちょっと席を外してくれる?

はい。

♬~

(ドアの閉まる音)

どういう事ですか?

ここから先は
一切 記録は取りません。

私の個人的な興味で
知りたいんです。

なんで
大森春奈さんを殺したんですか?

(路花)それだけでも
教えてくれませんか?

(ため息)

なんで
大森春奈さんを殺したんですか?

それだけでも
教えてくれませんか?

(ため息)

いいでしょう。

あの頃の私は
千葉くんと同じ側の人間でした。

つまり 清香さんの事を
好きだったんですね?

まあ… そんなとこです。

(春奈)電話してきたのは あんた?

私よ。
人がいない所で話しましょう。

(八十嶋の声)
いつも遠くから見てた。

修学旅行の時も…。

(八十嶋の声)
どこに行くんだろう?

なんとなく ついていったら…。

(清香)千栄子 やめてよ!
(春奈)離して!

あんたなんて似合ってない!
(千栄子)はあ!?

(春奈)離して…!
(清香)やめて!

(春奈の悲鳴)
(頭をぶつける音)

(清香)ねえ! ねえ 大丈夫!?

嫌っ!!

(千栄子)逃げよう! 早く…!

(千栄子)早く!

(八十嶋の声)何が起きたのか
わからなかったが

確認しようと思った。

♬~

嫌! 誰か…!

(八十嶋)静かにして 静かにして!
(春奈)誰か…!

静かに!
何もしないよ! 叫ばないで!

静かにして… 静かに!

(春奈)嫌!
(八十嶋)静かにして…。

静かにして!
静かに… 静かにして!

お願い。 静かにしてってば!

静かにして! 静かに…。

♬~

(八十嶋)ちょっと… 大丈夫?

嘘…。

♬~

(ため息)

時効が来るまで
気が気じゃなかったでしょう?

法律の勉強を懸命にしました。

日常に潜む わずかな法律違反も
犯さないようにしてきた。

まあ そのおかげで
今の私がある。

ハハッ ハハハ… ハハッ…。

怪我の功名というやつですね。
ハハッ…。

なるほど。 あなたは
とても頭がいいんでしょうね。

だけど あなたが知らない事も
あるんですよ。

なんでしょう?

あの日 福本さんは
お宅に電話をかけていたんです。

えっ…?

僕が見た男だ…!

あっ… ああ…。

(操作音)

(呼び出し音)

八十嶋さんですね?

ななみトラベル
社長室の電話の発信記録に

お宅との通話履歴がありました。

この日の この時刻

社長室にいたのは
福本さんだけです。

しかも 電話機には
福本さんの指紋が付着していた。

そんな電話
かかってきていない。

それは
あなたが知らなかっただけよ。

同窓会の日 主人は幹事なので
先に出かけたんです。

(電話)

もしもし。

(福本)「八十嶋さんですね?」

はい。 どちら様ですか?

八十嶋敏和さんに
代わってください。

主人は出かけてます。
なんのご用でしょうか?

30年前に
大森春奈さんを殺した件でと

お伝えください。

(福本)「また電話します」

(電話が切れる音)
(不通音)

♬~

「大森春奈」…。

ご主人から 30年前の事を
聞いていたんですか?

いいえ…。

付き合っている頃から

彼は何かを隠していると
感じていました。

(真理の声)スクラップブックは
15年くらい前

ゴミの中に見つけました。

(真理の声)その頃から 彼は急に

マスコミに
積極的に出るようになりました。

(真理の声)もしかしたら
時効を待っていたのかなって…。

殺人犯だと気づきながら
一緒に暮らしてきたんですか?

(真理)だって…

やっと 千栄子や清香を
見返す立場になれたのよ。

見返す?

彼女たちは結婚していない。
私は結婚できた。

しかも 弁護士の妻。

クラスの中心にいた彼女たちと
堂々と渡り合える立場になれた!

そんな事で…?

電話の男が誰なのか
気になりながら

同窓会に出ていました。

そしたら…。

まだお話ししたい事があるんです。
(ドアの開閉音)

ああ…。 同窓会が終わったら

この先の木嶋の竹林に
寄ってもらえませんか?

私 そこで待ってます。

(青池)よかったら どうぞ。

ネガはあるんで
焼き増しすればいいだけですから。

ネガ…?

電話してきたのは あなた…?

はい?

あっ… いえ…。

どうぞ。
差し上げますよ その写真。

♬~

ちょっと体調悪いから
先に帰る。

大丈夫か?

あなたは みんなと
二次会 行ってて…。

♬~

(青池)ああ… さっきは どうも。

やっぱり これ お返しします。

はい?

(刺す音)
うっ…!

♬~

ああっ…。

(荒い息遣い)

♬~

これで ひと安心だと思ったのに

家に帰ったら また電話が…。

主人に
どうしろって言うんですか!

お金ですか?

違う! 30年前 僕は見たんだ!

八十嶋は人を殺した。

そんな奴が弁護士やってるなんて
おかしい。

テレビで人殺しだと告白して
被害者に謝罪しろ!

わかりました。
西方稲荷で待っていてください。

これから主人を連れて行きます。

♬~

八十嶋は!?

♬~

(刺す音)

♬~

同級生たちには
知られては駄目なの…。

主人の過去は 絶対に… 絶対に!

犯罪者の妻なんて
言われたくない!

彼女たちに…

もう 見下されるのは嫌なの!

(机をたたく音)
馬鹿な女だ!

時効が成立してるんだから
放っておきゃよかったのに!

あーあ!
今までの30年間 台無しだよ!

馬鹿なのは あなたよ。

時効なんて 単なる法律の手続き。

あなたが犯した罪は

決して消える事はない!
(机をたたく音)

♬~

大森春奈さんに対する
あなたの罪は

時効が成立しています。
お帰りになって結構です。

後悔してます。

春奈さんを
あんな目に遭わせた事。

それと
亮子を傷つけてしまった事…。

きっと 亮子は 最後まで
私を恨んでたんでしょうね。

すみません。

名波さんは どうして

宇宙旅行のツアーを企画しようと
思ったんでしょうか?

あっ… それは うちみたいな
小さな会社が生き残るには

話題性が必要だと思ったからです。

なるほど。

名波さん 僕に3分だけ
時間をもらえませんか?

(清香)ここは…?

亮子さんと青池さんがやっていた
お店です。

名波さん 千切りできますか?

えっ?

神崎さんは
テーブル拭いておいてください。

はい。

京都帷子高校の
天文部の顧問だった先生が

亮子さんの事を覚えていました。

とても頭が良くて

大人びたところのある
生徒だったと。

ご両親の離婚のせいで
学校をやめる事になった時も

仕方のない事だからと
淡々としていたそうです。

離婚?
はい。

それで お母さんのふるさとに
引っ越す事になったんです。

なんで 私に
言ってくれなかったんだろう…。

もしかして あの時…。

待って!

亮子がやめるの 私のせいなの?

違うよ。 清香…。

♬~

じゃあね…。

♬~

きっと 亮子さんは

別の事を伝えたかったんじゃ
ないでしょうか?

別の事…?

できました。

このコロッケパンは

高校で売られているものと
同じレシピで作られています。

青池さん夫婦は
高校に納入しているパン屋さんに

わざわざ この作り方を
教わりに行っています。

こちらのコロッケパン
私にとって 思い出の味なんです。

思い出の味…。

亮子さんは このコロッケパンを

宇宙食にしようと
思っていたんです。

宇宙食

はい。 亮子さんは 大学を卒業後

とある食品会社に
研究員として就職しました。

2004年 その頃

アメリカ製とロシア製しか
選択肢のなかった宇宙食

バリエーションを増やそうと

日本でも 宇宙日本食を作ろう
という動きが おこったんです。

その時 亮子さんの発案で
その食品会社でも

宇宙食の開発に
乗り出したんです。

亮子さんの同僚だった皆さんに
話を伺ってきました。

亮子さんは 高校生の頃

宇宙に行きたいと
思っていたんだそうです。

そんな話 名波さんにした事は
ありませんか?

宇宙…。

はい… 言ってました。

へえ~。 清香 ツアーコンダクター
目指してるんだ?

うん。

世界中を旅して
自分が一番輝ける場所を探すの。

輝ける場所?

どこかに 絶対あると思うの。

私が私らしく輝いていられる場所。

こんな事 言うと
亮子 馬鹿にするでしょ?

えっ しないよ!

清香が世界を目指すなら
私は… 宇宙に行ってみたいなあ。

宇宙なら 星みたいに輝ける。

フフッ…。

やだ… なんか
死んだ人みたいじゃない?

(亮子)ハハハ… そうだね。
(清香)うん。

(糸村の声)名波さんにとっては

ある日の たわいもない会話
だったのかもしれません。

でも その言葉は
亮子さんの心に刻まれました。

私の言葉?

はい。
「自分が一番輝ける場所を探す」。

それが 亮子さんの
座右の銘になったんです。

亮子さんの事を知る人は
皆さん おっしゃっていました。

亮子さんは いつも輝いていたと。

食品会社で
研究員として働いていた時も…。

(亮子)ああっ… やったー!

やったー!

やった! よし!

青池さんと結婚して
このお店を始めた時も…。

(戸の開く音)
いらっしゃいませ。

あっ 来てくれたの?

おめでとうございます!
(亮子)ああ~ ありがとう。

(青池)おお~! いらっしゃい!

ああ~! おめでとうございます!
(青池)ありがとうございます。

見て見て!
きれいなお花 頂いたの。

(青池)できました。
(亮子)はい。 いってきます。

(一同)いただきまーす!

どこから食べたらいいの?

ガブッといってください。
ガブッと。

(恵)じゃあ いただきます。
(直子)いただきまーす!

(糸村の声)亮子さんは輝いていた。

たとえ 遠く離れて会えなくても

亮子さんの心の中には いつも
名波さんがいたんですね。

そして そんな
星みたいに輝く亮子さんに

青池さんは
惹かれたのかもしれません。

名波さん。

これを見てください。

名波さんが旅行会社の社長として
活躍していると知った時

亮子さんは
本当に喜んでいました。

清香も輝ける場所を見つけたんだ
って…。

宇宙旅行のツアーが
発表された時は

もしかしたら 高校時代の話を

覚えていてくれてるのかも
しれないと

特に嬉しそうだったそうです。

そんなんじゃないのに…。

しかし その時 すでに

亮子さんの余命は
あとわずかでした。

清香も頑張ってるから

私も 頑張って
病気と闘わなきゃ…。

そうだな。

そうだ…。
(青池)ん?

コロッケパン…
宇宙に持っていってもらおう。

私が… 宇宙食に改良して

清香に持たせよう…。

(青池のすすり泣き)

(青池)うん…。

♬~

おいしそうだ。

つらくないか?

これは… 私が作りたいの。

♬~

お昼休みに いつも
2人で食べていたコロッケパン。

お二人が仲良くなったきっかけも
コロッケパンだったそうですね。

だから 青池さんは
お礼を言いに来たんです。

いつも 亮子さんの心の中にいて
励まし続けてくれた事を。

そのおかげで 亮子さんが
どれだけ輝いていたのかを

名波さんに伝えるために
思い出のコロッケを携えて

青池さんは
同窓会の会場を訪ねたんだと

僕は そう思います。

♬~

亮子…。

おなかすいた。

ねっ。 おなかすいた。

ねえ 見て。

(亮子)一番星!

♬~

半分ずつ… しようか?

♬~

待って!

♬~

清香も見つけたんだね…。

自分が一番輝ける場所。

♬~

♬~

おいしいね。

うん。

半分ずつ。

(泣き声)

(泣き声)

(清香の泣き声)

♬~

♬~

ジャーン!

村木特製
スペシャルコロッケパンの

完成です!

またシジミが入ってるの?

いえいえ。
今回は 村木さんのおすすめ食材

ええ… 明石のタコ…。
(岩田)おっ いいねえ。

但馬牛…。
(岩田)いいねえ。

ハモ…。
(岩田)あっ ハモいいねえ。

…など いろいろ検討した揚げ句
ふな寿司にしました。

(4人)ふな寿司!?

なんだ よりによって
そんなもん入れんなよ!

やめるように
言ったんですけどね…。

♬~「ふな寿司は 乳酸菌で善玉菌」

はい どうぞ。
今 おなかいっぱいなんで。

どうぞ! どうぞ!
はいはいはい はいはいはい…!

♬~

じゃあ いただきまーす。

どうじゃ?

♬~

(水島俊樹)逃走資金として1億。
(岩田)その拳銃の線条痕が

5年前の未解決殺人事件のものと
一致した。

(石神一志)一連の事件の犯人は
水島で間違いありません。

この鍵の柄のデザイン
ちょっと変わってるんですけど…。

(小川舞子)逃げて!
(水島)すまん!

早く水島を捕まえないと

また犠牲者が
出るかもしれないんですよ!

(銃声)
あっ…。

(綾子)村木さんが…!

この鍵に隠された真実を
どうしても解き明かしたいんです。