ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

俺の話は長い 第6話 生田斗真、安田顕、小池栄子、清原果耶、杉野遥亮… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『俺の話は長い 第六話「毛蟹と体温計」・「モンブランと亀」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 光司
  2. 春海
  3. ヒモ
  4. ホント
  5. 一緒
  6. 今日
  7. 毛ガニ
  8. 雑炊
  9. ウチ
  10. カニ
  11. 仕事
  12. 彼女
  13. 明日香
  14. 満君
  15. 意味
  16. 房枝
  17. コウ
  18. 気持
  19. 大丈夫
  20. オーナー

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『俺の話は長い 第六話「毛蟹と体温計」・「モンブランと亀」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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俺の話は長い 第六話「毛蟹と体温計」・「モンブランと亀」[解][字][デ]

岸辺家ではいただきものの蟹を、高熱で寝ている光司に黙って食べるかどうかで揉める。一方、満(生田斗真)が明日香とさらに急接近。ヒモになるのでは?と心配する一同。

詳細情報
出演者
生田斗真安田顕小池栄子、清原果耶、杉野遥亮、水沢林太郎、浜谷健司ハマカーン)、本多力、きなり、西村まさ彦、原田美枝子 ほか

【ゲスト】
倉科カナ長谷川初範、辻本耕志
番組内容
光司(安田顕)が高熱で会社を休んだ。岸辺家では光司の一番の好物である、いただきものの毛蟹を黙って食べてしまうかどうかで揉める。春海(清原果耶)が出汁を雑炊にする提案をしてー。一方、満(生田斗真)が、犬の散歩を頼んでいる女社長、明日香(倉科カナ)とさらに急接近。2年前のように再びヒモになるのでは?と心配の岸辺家。昔ヒモだったという光司が話を聞きに行くと、今度は本気らしいとわかる。
監督・演出
【演出】中島悟
原作・脚本
【脚本】金子茂樹
音楽
【主題歌】関ジャニ∞「友よ」(インフィニティ・レコーズ)
【音楽】得田真裕
制作
【チーフプロデューサー】池田健司
【プロデューサー】櫨山裕子、秋元孝之
【制作協力】オフィスクレッシェンド
【製作著作】日本テレビ
おしらせ
【公式HP】https://www.ntv.co.jp/orebana/
【公式Twitter】https://twitter.com/orebana_ntv
【公式Instagram】https://www.instagram.com/orebana_ntv/

 

 


(小雪) ありがとうございました。
(客) ごちそうさまでした。

(駒野) ウチのオーナーからです。

(岸辺 満) サンキュ~。

(駒野) 一緒に
飲んだらしいじゃないですか。

いや
強引に付き合わされただけだよ。

オーナーは
相当 楽しかったみたいですよ。

ふ~ん そうなの?

めったに褒めない人
なんですけどね。

えっ! ちょ… えっ 何?
こんな もらっちゃっていいの?

それだけ気に入られた
ってことですよ。

でも 聞いたよ
お前にフラれたって。

(小雪)えっ そうだったんですか?
4年も前の話ですよ。

でも 明日香さんは ずっと
引きずってるかもしれないじゃん。

それはないですよ。
どうして?

その間に何人も
彼氏 入れ替わってますから。

えっ でもさ その

明日香さんのこと
ホントに何も思ってないの?

僕 年上に全く興味ないんで。
えっ でも この前は

「年下に全く興味ない」って
言ってたじゃないですか。

同い年しか
恋愛対象じゃないんだよ。

そんなヤツいねえよ。

まぁ
僕が言うのも変なんですけど

オーナーには
早く幸せになってほしいんです。

いや でも…
あの人は相当難しいぞ。

満さん どうですか?
バカ言うなよ。

彼女いるか聞かれたんで
興味は持ってると思いますよ。

どうだか。

一緒に飲んで
何とも思わなかったんですか?

いや まぁ
一回 会ったぐらいじゃねぇ。

なかなか ねぇ。

(コウスケの鳴き声)

けんけんぱ… おっとっと!

ねぇ 昨日 最後にさ

風呂 入った人 誰?
(秋葉綾子) 私じゃないよ。

(岸辺房枝)
綾子の後に入ったから私かも。

(秋葉春海) ううん 私。
浴槽の栓 抜いたら

風呂のフタ 上げとけよ
「あ~ まだお湯 残ってる」

…と思って フタ開けた時の絶望感
味わったことないのか?

学校 行く前に その説教を受ける
絶望感も相当なもんだけどね。

(房枝) 春海の言う通り~!
一回 上げ忘れたぐらいで

そこまで言わなくてもねぇ。
あれ? 光司さんは?

(房枝)
38度8分の熱で会社 休むって。

そんな悪いの?
あとで おかゆと氷のう

持って行ってあげてくれる?
えっ 俺が?

そのぐらい やってくれたって
いいじゃないの。

そうだよ
どうせ家にいて暇なんだから。

もうちょっと
風呂のフタの話するか?

いいかげんにして。
光司 大丈夫かなぁ。

ただの風邪よ?
ううん そうじゃなくて。

何かあったの?

この前 私に
再就職の話をして来たから

今の仕事 つらいのかなと思って。
えっ じゃ 光司さん 仮病なの?

そうではないと思うけど。
相当 顔色 悪かったしね。

あれが演技だったら
なかなかのもんよ。

はい おかゆで~す。

(秋葉光司) 申し訳ないねぇ。

熱 何度あるんですか?
38度8分。

ホントは?

38度2分。

38度 超えてたら十分ですよ。

本当に
つらいは つらいんだけど

数値的に38度5分 超えてないと
どうも休みづらくてね。

気持ちは分かりますけど 今日は
胸 張って休んでいいんですから。

ありがとう。

(薗田) うわっ これ
まだ生きてるじゃないですか!

(諸角)
これ 買ったら相当しますよね?

(檀野)
せっかくの頂き物なんだけど

カニには全く興味がなくてね
ハハハ…。

でも こんな高価なもの
ウチで頂くわけには…。

(牧本) じゃあ 3人で
ジャンケンするか。

あっ でも 房枝さんの所は
5人でお住まいなんでしょ?

そんな個人情報
どこから入手したんですか?

諸ちゃんから。
(牧本) 「諸ちゃん」!?

(諸角) 檀ちゃんは
昔から大のお得意さまで。

諸角君
「檀ちゃん」って呼んでるの?

(薗田) お2人
そんな仲良しだったんですか。

せっかく 檀ちゃんがママにって
持って来てくれたんだから

もらっておきなよ。

でも 「いらない」って
言ってるからなぁ。

えっ カニ お嫌いですか?
いいえ。

家族みんな大好物なんですけど~。

じゃあ 食べてくださいよ~。

牧本さんもこの前 めちゃくちゃ
おいしい海苔の佃煮

ママさんに
プレゼントしてましたもんねぇ。

ああ あまりの人気で
なかなか手に入らない

幻の佃煮ね。
えっ?

海苔の佃煮って ひとに
プレゼントするものなんですか?

どういう意味ですか?
あぁ いやいや。

あの 特別な意味は アハハ…。

2人とも仲良くしてくださいよ。

じゃあ せっかくですから
遠慮なく頂きます。

どうぞ。

ちょっと重いっす。
うわ 重い!

ハハハ…。

♬~


(教師) 1945年7月
アメリカ イギリス 中国は

日本に無条件降伏を
呼び掛けるために…。

あっ ちょうど 今 出来ましたよ。

申し訳ないね。
(体温計のアラーム)

あら。
何度ですか?

37度4分。
おっ だいぶ下がって来ましたね。

こんなに早く下がると
罪悪感が湧いて来るなぁ。

そんな気にしないで
ゆっくり休んでくださいよ。

はい どうぞ。

ホントにありがとう。

いただきます。
はい。

何か 平日の昼間に

光司さんと2人きりって
変な感じですね。

うん…。

俺が仕事辞めたら 毎日
こういう状態ってことだよね?

ちょっと 何で
そんな うれしそうなんですか?

それはそれで楽しそうな気がして。

えっ 家事できるんですか?
俺 洗濯と掃除 得意なんだよ。

あっ 俺 料理以外 全然ダメなんで
ちょうどいいじゃないですか。

午前中にさ ちゃちゃ~っと
家事 終わらせたら

2人でテレビゲームなんか
やっちゃったりしてね。

信長の野望』できますね。
ごめん 俺 『三国志』派なんだよ。

あ~ じゃあ じゃあ…
『信長』と『三国志

1年置きに交代でやりましょうよ。
ハハっ。

それは いつか
夢に描いた理想の生活だよ。

ハハハ…!
ハハハ…!

(せき込み)

どうしよう。
えっ どうしたの?

また店に春海の同級生が来たのよ。

えっ 高平 陸君ですか?
そうなのよ。

えっ 光司さん
まだ連絡取ってるんですか?

取ってないよ。

え~ ホントに?
だって

もう連絡しないって
綾子と約束したし

陸君にも こういうことだからって
最後にメールしたら

向こうも 「分かりました」って
納得してくれて。

まだ学校の授業がある時間
でしょ?

注文 受けたけど
どうしたらいいのか分からなくて。

満君 ちょっと
会って来てくれないかな?

え~ 俺が?

俺も高熱がなきゃ行くんだけど…。

今日で随分
貸し つくっちゃったなぁ。

ねぇ オムドライ頼まれたんだけど
どうしたらいい?

う~ん…。

腹へってたら かわいそうだから
出してやって。

俺も準備できたら すぐ行くから。

(ドアの開閉音)

こんちは。

私の息子なの。

(高平)
え~! じゃあ 満さんですか?

えっ 俺 そんな有名なの?

ハルミンから 噂は聞いてました。
えっ どんな噂?

働かない執念が すごいって。

情報が間違って伝わってるねぇ。

食べ終わったら
ゆっくり話そっか。

(凛菜) 一緒に帰らない?
何で?

また友達に
戻れないかなぁと思って。

無理 忙しいし。

陸と別れちゃったんだよね。

私からフッたの。

どうして?

他の中学にも彼女いたの。

あいつ 最低だよ。

でも ごめん 友達は無理かも。

♬~

もうちょっと離れて座ろうか。

近過ぎますか?

職質の恐れがあるからね。
はい。

さて… 何から聞こっかなぁ。

聞きたいこと
いっぱいあるんだけどなぁ。

じゃあ
僕から質問してもいいですか?

ダメだよ。

君 思ったより なかなかだね。

「なかなか」って?
手ごわそうだなってこと。

ありがとうございます。
別に褒めてないよ。

昨日 付き合ってた彼女に
フラれたんです。

そのこと自体は さほど
ショックじゃなかったんですけど。

えっ 彼女にフラれたのに
何でショックじゃないの?

それよりも 光司さんに
拒否られたってことのほうが

ショックだったんで。
いや 拒否とは違うよ。

そもそも 保護者と他の生徒が
連絡 取り合ってること自体さ

そんな健全なことじゃ
ないんだから。

元ミュージシャンでも
そういうこと気にするんですか?

当たり前だろ。

ここ最近の
心の支えだったんですけどね。

えっ 光司さんが?

春海に ちょっかい出したいから

光司さん
利用してたんじゃないんだ?

最初は
そういう気持ちもありました。

でも 今は別ですね。
別って?

同級生の彼女でも
担任の先生でも

埋まらなかった心の穴が

光司さんの存在で
埋まったような気がしたんです。

それは…
ものすごい特殊なパズルだね。

ウチもハルミン家と一緒で

母親が離婚して再婚してるんです。

ああいう
ユニークで優しいお父さんには

憧れるんですよね。

もしかして 君さ…

寂しいの?

♬~

ハルミンは いいですよね。

満さんみたいな人が
そばにいるんだから。

俺なんていたって
何の役にも立ってないよ。

今日だって
朝からケンカ売られてるし。

この満たされない気持ちって

時が解決してくれるもの
なんでしょうか?

う~ん…。

俺も いろんな問題の解決を
時間の経過に頼って来たけど

まぁ 半々かなぁ。

時間が解決してくれることも
もちろんあるけど

自分が変わらない限り
解決しない問題もたくさんあるよ。

春海のことは? どうなの?

好きですよ
ずっと好きですけどね。

君は正直だね。
フフ…。

だから 「ずるい」って言われます。

しょうがないよ
それが中3の特権だ。

ただいま~。

えっ!? 毛ガニじゃん!

(房枝:春海:綾子) シ~!
え? 何で?

まだ 光司さんには
毛ガニがあること言ってないのよ。

え? 言っちゃいけないの?

風邪で寝込んでるのに
かわいそうでしょ。

でも 昼飯の時
もう ほとんど治ってたよ?

また 夜になって
ぶり返したみたいなの。

でも 光司さん
魚介類 苦手なんだから

どうせ食べられないんじゃ
ないの?

それが カニが一番の好物なのよ。
意味 分かんないよね。

やっぱり食べるの明日にしよっか。
そうだよ 光司さん治ってから

みんなで食べりゃいいじゃん。

でもねぇ?
ねぇ?

何だよ。

せっかく生きてる毛ガニ
もらったのに

明日 食べるっていうのは
もったいない気もするしね。

頂いた壇野さんにも
失礼だと思うのよ。

確かにな。

光司さん かわいそうじゃないの?

だって これ5人で分けたら
食べるとこ ほとんどないよ?

いや そんなことないわよ。
4人だったら 1人 半分ずつで

ちょうどいいのよ。
そうだよ これ5人で分けたら

誰がツメ食べて
ミソはどう分けるかで もめるよ?

言われてみれば 確かに そうね。
だろ?

(ドアの開閉音)

光司 起きて来た。
(階段を下りる音)

(階段を下りる音)

ど どうしたんですか?

氷のうの氷が解けちゃったから。

そんなの俺やりますから
寝てないと。

あと 着替えをね…。
すぐ持って行くから 部屋にいて。

いいよ それぐらい自分でさ…。
お願い 寝てて。

病気の時ぐらい
頼ってくれていいから。

ありがとう
じゃあ お言葉に甘えて。

♬~

春海 そこで光司さん
見張っててくれ。

分かった。

(窓を閉める音)

どうだった?

熱は37度8分まで下がって
お腹は ちょっとすいてるって。

ふぅ…。

どうしたの?

「綾子に こんなに優しくされたの
結婚してから初めてだ」って

目を潤ませてたから
ちょっとショックで。

これ以上 優しくしたら
逆に怪しまれる可能性あるな。

ねぇ もう正直に 「毛ガニあるけど
どうする?」って聞かない?

半ベソ見たぐらいで
ほだされてんじゃないよ。

そうだよ 今さら
いい妻 演じたって 手遅れだから。

お~ 今日の春海は
やけに心強いね。

春海も カニ大好きだもんね。
特に毛ガニは 別格だからね。

だったら分かるでしょ?
自分が寝込んでるうちに

大好きなカニをみんなが食べた
って知ったら どう思う?

発狂して家出する。
バカなこと言わないの。

ねぇ やっぱり光司に聞くだけ
聞いてみない?

4人で食べようって
一致団結したんじゃないの?

でも 「いらない」って言ってくれる
かもしれないじゃない。

そっちのほうが
罪悪感はなくて済むわね。

じゃあ 「食べたい」って言われたら
どうするのよ?

その時は
みんなで食べるしかないでしょ。

でも さっき調べたら
「消化があんまり よくないから

病人にカニは よくない」って
書いてあったよ。

そうまでして
たくさん食べたいの?

いや でもさ 風邪ひくって
自業自得じゃない?

今日一日
仕事してないんだからさ

そんな 贅沢言える立場じゃ
なくない?

お前が言うな。

じゃあさ カニのゆで汁で
雑炊 作るのは?

春海 今日めちゃめちゃ さえてる。

カニの雑炊ね~。

いやいや… 雑炊で十分でしょ。

でも カニのダシで雑炊作ったら

私たちがカニを食べたってことは
絶対 バレるよ。

分かった 作った雑炊を
春海が持って行くってのは?

春海が雑炊 持って行った時の
光司さん 想像して?

毛ガニをたくさん食べる時よりも
うれしそうな顔しますよね?

疑いの余地 ありませんよね?

でも 春海が光司の部屋に
持って行くわけないでしょ?

私 やるよ!

あなた…
そうまでして食べたいの?

だって この毛ガニは なかなか
お目にかかれる代物じゃないし。

春海が持って行くんだったら
水でも 泣いて喜ぶぞ。

春海が部屋に行けば
何でも喜ぶだろうけど。

だって 姉ちゃんが氷のうと
着替え持って行っただけで

泣きそうになってた人だよ?

春海がカニ雑炊なんて
持って行った日にゃ

号泣 失神 場合によっては

心臓発作で
天国行きまであり得るよ。

じゃあ そこで「お父さん」って
呼んであげたら?

おばあちゃん ホント しつこい。

じゃあ 雑炊をフ~フ~して
「あ~ん」は?

バカじゃないの?

分かった
春海が雑炊 作ってあげたら?

それだ。
それは喜ぶわね!

でも 雑炊なんて
作ったことないけど。

簡単よ。
作り方 教えてあげるから。

よし これで全員 文句ないな。


(光司) ≪はい どうぞ≫

え? えっ… ど どうして。

ど ど… どうして?

カニ雑炊なんだけど
食べられそう?

もちろん。

もちろん食べられますよ。

(においを嗅ぐ音)

冷えるから開けなくていいよ。

いや… だって 相当 汗臭いから。

平気だって。
(窓を閉める音)

熱 何度?

さっき 体温計の電池
切れちゃってさ。

下で 今から
毛ガニ食べるんだけど 来る?

いやいや… もう雑炊だけで十分。

無理してない?

これだけでも 今の私にとっては

分不相応なごちそうでございます。

私が作ったから
おいしくないかもしれないけど。

え?

お大事に。

♬~

いただきます。

♬~

あ~…。

♬~

♬~

♬~

雑炊
春海が作ってくれたんだって?

何だ 春海から聞いたの?
うん。

絶対に自分からは言わないと
思ってたのに。

風邪ひいて よかったって
初めて思ったよ。

明日は
ちゃんと行ってくださいね。

もちろんです いろいろと
ご迷惑をお掛けしました。

どういたしまして。

♬~

へぇ~ 毛ガニ食べると
洗い物まで手伝っちゃうんだ。

光司さん 喜んでた?

さぁ? 食べてるとこ見てないし。

だから フ~フ~からの「あ~ん」
してやれって言ったんだよ。

体温計の電池って
どうやって交換するの?

ん? あ 電池切れた?
うん。

コンビニで電池って
売ってるよね?

へぇ~。

毛ガニ食べると そんなにも
ひとに優しくなれるの~?

うるさいな。

今日 ポラリスに 高平 陸 来たよ。

うん おばあちゃんから聞いた。

俺に会って
ちょっとテンション上がってたわ。

陸と どんな話 したの?

ん? 他愛もないことだよ。

光司さんのこととか
家族のこととか。

あいつのこと どう思った?

う~ん
いろいろ こじらせてるから

面倒くさそうなヤツかなとは
思ったけど

まぁ 俺は好きだよ。

ホントに?

ちゃんと話したら素直だし
普通に いいヤツ。

そうなんだよね
誤解されやすいんだけど。

彼女と別れたらしいじゃん。

うん そうらしいね。

やっぱ うれしいもんなの?

う~ん… そうでもないね。

どうして?

ずっと望んでたはずなんだけど

いざ実現してみると
どうしていいか分かんない。

そういうもんだよ。

望みが かなわない人は
悩みが尽きないし

望みが かなった人も その後
どうするかで悩み続けんだよ。

じゃあ 結局
人生は苦しいってことじゃん。

苦しい?

あんだけ毛ガニ頬張って
幸せそうな顔してたヤツが

よく言うよ。

でも
もうちょっと食べたかったな。

俺も~。

♬~

(ラジオ:滝沢) 続いて行きましょう。
(ラジオ:西堀) はい 私 行きます。

ラジオネーム 湯豆腐 年齢はね…。

(メッセージの受信音)

(ラジオ:西堀) 学生さん
いろいろ考える時期ですな。

マシンガンズのお2人に
相談があります。

私は来年から就活をしなければ
いけないのですが

やりたいことが見つかりません。

お2人は芸人の仕事をやろうと
思ったきっかけがありますか?

どのようにして進路を決めれば
いいのか アドバイスを…」。

(鳥の鳴き声)

何 書いてんの?
壇野さんにお礼よ。

「家族みんなで
おいしくいただきました」って。

「みんな」かどうかは怪しいけどね。

「みんな」で合ってるよ
ホントにおいしかったから。

(体温計のアラーム)

何度?
36度7分。

ホントは?

36度1分。

もう 光司さん
すぐサバ読むんだから。

それだけ下がれば大丈夫ね。

カニ雑炊のおかげですかね。

ごちそうさまでした。

カニ雑炊のおかげだって
言ってくれてるよ?

ねぇ? うれしいんじゃないの?

♬~

大丈夫だから。

無理しないでね。

ちゃんと言ったほうがいいよ。
何を?

お父さんのために…。
うるさい 朝から うるさい。

(明日香)
大会にエントリーしたんだけど

全然 準備できてなくて。
12月のハーフマラソン

(明日香) うん それ。
商店街のポスターで見た。

一緒に練習する?

えっ いいの?
うん。

時間あるんだったら
明日の夜からやろっか。

え~ すごい助かる。

じゃあ 明日の朝
コウちゃんの散歩して

夜 また来るわ。

ねぇ ホントに彼女いないの?

いるわけないでしょ。
えっ どうして?

だって 働いてないのに
デートする金ないし。

お金なんて
あるほうが払えばいいじゃん。

さすが 明日香さん 違うわ。

いや もう 「明日香」でいいよ。

えっ 明日香はさ…。

何?

ぶっちゃけ 合鍵 渡してる人って
何人ぐらいいるの?

満だけだよ。

ウソだね~!
だって

コウちゃんのお散歩は
信頼できる人にしか頼めないし。

そういう意味じゃなくて。
えっ どういう意味?

その 何ていうの?

親密な 男友達っていうの?

もし そんな人がいたら

誕生日に一緒にごはん食べてって
お願いすると思う?

しかも丁寧な敬語でね。
ホント性格悪いね!

いやいや 性格悪かったら
家の用事 無視して

誕生日 付き合わないから。

そうだ ケーキ食べない?

あぁ ケーキにもよるかな?
モンブランなんだけど。

えっ ウソでしょ?
えっ 苦手だった?

俺が一番好きなケーキで
驚いてる。

え~ 私も大好きなの。

いや 俺のが絶対好きだね。

どっちでもいいよ。

「どっちでもいい」っていうの
やめようよ。

どっち食べる?
それは どっちでもいいよ。

じゃあ 大きいほうあげるね。
う~ん。

こっちのほうが大きそうだけどね。
じゃあ 交換する?

いや そっちのが おいしそうだし。

お口に合うといいんだけど。

うまっ!

マジで うま! 何? これ。

ホントに?
うん。

おっ。

♬~

(鳥の鳴き声)

どこ行くの?

どうせ 人さまの犬の散歩でしょ?

そんなことしてる場合なの?
朝から うるさいなぁ。

コーヒーの道具 処分してから
何週間たった?

「もっと敬意を払え」
って言うから

当然 就職に向けて
動きだすんだと思って

黙って見てたけど 何かしてるの?
ハァ~ 一刻も早く就職して

ウチから出てってほしいんだろ?
そのために

地道に努力してんじゃんかよ。
何の努力よ?

犬の散歩が
就職と自立につながってるの?

説明してやってもいいんだけど
今日は忙しいから。

ごまかすんじゃないよ!
今日 晩飯いらないわ。

えっ どっか行くの?
ちょっとね~。

何が「ちょっとね」だよ どうせ
女社長の家に行くんでしょ!?

あ~ もう 早く
リフォーム終わってくんないかな。

ウチ帰って来る気 うせるわ~。

満!

あぁ…。

だから
そんな腿は上げなくていいかも。

もうちょっとこう すり足みたいな
感じでいいっていうか。

難しいね。

いや でも
初日にしては上出来だよ。

思ったより走れてビックリした。

あっ ごはん食べてく?
あ~ あぁ どっちでも。

あっ じゃあ
先にシャワー入って来たら?

うん…
でも 着替え持って来てないし。

大きめのジャージーあるから
持って来るね。

♬~

最近 満君が
全然 相手してくれないから

寂しくてさ。
家に いないんですか?

家にも いないし
ここにも いないし

どこに行ってるんだろうと
思ったら ここのオーナーさんに

かわいがられてるって
話じゃないの。

(駒野) まぁ 2人とも
いい大人ですからね。

あっ いらっしゃいませ。

(田原) ハハっ。
(駒野) いらっしゃいませ。

お~ コウちゃん!

お会計してもらえる?

そんなに慌てて
帰んなくてもいいじゃん。

また 光司さんのボトルにします?
1杯 もらっていい?

(光司)
「また」って前も飲んだのか?

小雪が 「1杯だけなら大丈夫だ」
って言うから。

ごめんなさい。

フフっ。

え? どうかした?

ん? 何か贅沢だなって思って。

ワインも1000円以下だし

パスタも全然お金かかってないよ。

いや お金じゃなくて時間がさ。

実家が騒がしいから

こんな穏やかな気持ちで
ごはん食べるの

久しぶりだなと思って。
逆に賑やかな食卓 憧れるけどね。

いや 賑やかとかじゃ ないの
うっとうしいぐらいに

うるさいんだよ
特に 姉ちゃんがさ。

なるほど だから私に優しいんだ。

えっ どういう意味?

実家が居づらいから
逃げ場所 探してるんでしょ。

そんなわけないじゃん。
ホントに?

マジで性格悪いね。
怒った?

本気で怒った。

けど… パスタが
抜群においしいから許す。

やった~。

さりげなく 料理 褒められた。

海星君 もう1杯ちょうだい。

ボトル 終わっちゃいましたけど。
じゃあ 俺 入れるよ。

いいよ どうせ 金ないんだろ?

俺 本気だからさ。

本気でボトル入れるそうです。

コウちゃんが またバンドやるって
言ってくれるまで

諦めるつもりないから。
しつこいヤツだな。

田原さんは どうしてそんなに
再結成にこだわるんですか?

そりゃあ 売れたいからだよ。

じゃ 「ズタボロ」じゃないだろ。

「ズタボロ」で
やり残したことがあるんだよ。

ないよ!

あんなに必死に 音楽やったこと
ないってぐらいまでやって

俺たちは売れなかったんだよ。
今やれば また違うって。

音楽やめるの怖いからって
無理やり続けようとするな。

でも コウちゃんだって
まだ未練あるんでしょ?

ないよ。

じゃ 何で この店で
ベース預かってもらってんの?

そうですよ。

「『ズタボロ』やめよう」って
最初にさじを投げたの

お前だろ。

だから 反省してるって。

「だから 反省してる」。

それで謝ってるつもりなのか?

あの時は 本当に申し訳なかった!

だから 最後にもう一度だけ
チャンスくれない?

頼むよ コウちゃん!

(明日香)
私 偉そうなこと言ってるでしょ。

脚 組んじゃってるしね。

先に寝るけど 居たかったら
自由にしてていいからね。

うん ありがとう。

満も上で寝る?

え?

ベッド大きいから
3人までなら余裕で寝られるよ。

へぇ~。

あっ そんな大きいんだ。

あ… 後で見に行ってみようかな。

おやすみ。

おやすみ。

(ドアの開閉音)

♬~

♬~

(光司)♪~ ブンブン ブブブブン

♪~ ブブン ブン…

(鳥の鳴き声)

(房枝) おはよう。
おはよう。

満 帰って来てないの?
うん。

靴がなかったから
帰って来てないと思うんだけど。

おはよう。
おはよう。

あっ ごめん
台所 勝手に借りちゃってる。

うん 自由に使って。

今 コーヒー入れてるから
ちょっと待って。

あ~ うれしい。

どうぞ。
ありがとう。

今週分 ここ置いとくね。

あぁ… お金 もういいよ。

どうして?

お金のために来てないから。

じゃあ 何か必要な時は言ってね。

うん そうする。

はぁ…。

おいしい。

こういうのを
幸せっていうんだろうね。

ハァ…。

まずい流れだなぁ。
(光司) 「まずい」って?

満が着々と
ヒモになろうとしている。

前の時と すごい似てるのよねぇ。

あ~ お義父さんが
ご健在だった頃の。

そう
2年前もウチに居づらくなって

年上の人の家に
転がり込んだでしょ?

お母さんが
うるさく言い過ぎるからだよ。

私が黙ってたら
ずっと あのまんまだよ?

もうちょっと言い方があるでしょ。

こっちだって
冷静でいようとはしてるけど

あの いかにも
ひとをばかにした顔と

言い方されたら
つい感情的になっちゃうのよ。

このまま
女社長の家に逃げ込まれたら

就職なんて 夢のまた夢だね。

困ったわねぇ。

僕にお任せいただけませんか?

任せるってどうするの?

2人だけで 話をさせてください。

家族全員が味方だっていうことを
理解してもらい

ウチに戻って来てくれるよう
全力で説得して来ます。

ホントに大丈夫?

話せば
きっと分かってくれると思う。

お母さんのほうが心配だよ。
何が?

満兄ちゃんが戻って来た時
ちゃんと冷静に話し合える?

大丈夫 どんなに
挑発的なことを言われても

感情的にならないと約束する。

じゃ 光司さん
よろしくお願いします。

不肖 秋葉光司 不退転の覚悟で
連れ戻してまいります。

ただいま~。
おかえり~。

おっ ウチでお好み焼きやるなんて
珍しくない?

光司さんが「お好み焼き屋に行く」
って言うから

急に食べたくなっちゃって。
しかも餃子まであるとは。

今日はビール飲んだら
ダメだからね。

分かってますよ~。

♬~

あっ。

何で 今日クラッチじゃ
なかったんですか?

(光司) いや ほら あそこだと
海星君が満君に味方して

話を押し切られちゃうもんだから。

えっ 今日 何か目的があって
来たんですか?

(光司) うん…。

満君を
ウチに連れ戻しに来たんだ。

えっ? 俺 家出したことに
なってるんですか!?

ううん そうじゃないんだけど

また 2年前のようにヒモになって
しまうんじゃないかと

みんな心配してる。

それで姉ちゃんに
送り込まれたわけだ。

違うよ 自分の意思だよ。
どうして光司さんが?

それは満君が心配だから…。
いやいや 光司さん

そんなキャラじゃ ない
じゃないですか。

頼む!
今日 お好み焼きを食べたら

ウチまで一緒に帰ると
約束してほしい。

あっ 分かった。
(光司) 何?

ホントに仕事 辞めようと
してるんでしょ?

バカなこと言うもんじゃないよ。

今のうちに姉ちゃんに
手柄を挙げて

仕事 辞めた時の損害を
最小限に抑えようとしてるんだ。

俺を生け贄にして 仕事 辞める
許しを得ようって魂胆だ。

だから違うって!
そうじゃなかったら

光司さんが俺を連れ戻すメリット
ないじゃないですか。

かつては俺もヒモだったからね。

一度 はまってしまうと
そこから抜け出せなくなる

そういう難しさを誰よりも
理解してるつもりなんだよ。

えっ ヒモって?
姉ちゃんとですか?

違うよ 綾子と付き合う前の人。

光司さんなら理解してくれると
思って 言いますけど

今回はヒモにはなりません。

じゃあ オーナーの家に
住むつもりはないってこと?

それは分かりません
今後 一緒に住む可能性も

十分 考えられるでしょうね。
だから そうなったらヒモでしょ?

いや…
だからヒモじゃないんすよ。

じゃあ 家賃とか食費とか
負担するつもりあるの?

そういう問題じゃないんですよ。
いや だって

それを負担してもらいながら
一緒に住むことを

ヒモっていうんじゃないの?
違いますよ!

ヒモか ヒモじゃないかは

相手への愛情があるかないかの
問題ですから。

また そうやって
けむに巻こうとして…。

いや 確かにね 2年前の人との
関係はヒモでしたよ。

まぁ 彼女のほうから

「私たち付き合ってるんだよね?」
と念押しされても

曖昧にうなずくのが
精いっぱいでしたし

友達には一回も紹介したこと
ありませんでした。

あっ あと 記念日のプレゼントも
もらう一方で

あげたことなかったし 一緒に
撮った写真も1枚もありません。

まぁ ひどい話ですよね~。

よ~く分かるよ。
え?

俺なんて
3年も一緒に住んでいながら

心の中で
彼女だと思ってなかったからね。

俺のエピソードを軽々と超えるの
やめてもらっていいですか?

あっ ごめん 続けて。

お金だってそうです ヒモの時は

一日 1000円の小遣いまで
もらってましたけど

今回は違います。

犬の散歩とマラソンの付き添いで
もらえる報酬を

こっちから断りましたからね!

俺は風呂に入ってる間に
財布から小銭くすねてたな。

じゃあ 姉ちゃんと
付き合ってる時も

小銭くすねたりしてたんですか?
ないよ。

それは神に誓って ないよ。
つまり

姉ちゃんの
ヒモにならなかったのは

愛情があったから
じゃないんですか?

ハァ…。

「はい」と答えないと
殺される質問だね。

ヒモの時は一日中
家でだらだらしてるくせに

食器なんて
洗ったことありませんでした。

でも 明日香さんの家では

犬が使った食器まで
洗ってますからね。

もう その人とは
お付き合いしてるの?

いや まだ付き合っては いません。

でも
家に泊まったりするんだよね?

言っときますけど 「一緒に寝る?」
と誘われたにもかかわらず

ソファで寝ましたからね
これ すごくないですか?

じゃあ
正式にお付き合いするまでは

そういうことするつもりは
ないんだ?

心の中で この人と恋人になりたい
と決心するまで

絶対 そういうことはしません。

つまり… 今回はヒモではなく
本気だってことだね?

まぁ そう思ってもらって
差し支えないと思います。

さっきの満君の読みが
半分 当たっててビックリしたよ。

えっ 何でしたっけ?

仕事 辞めたいと思ってるって話。
あ~。

えっ 本気だったんですか?
ううん。

まだ 辞めたいな~って
ぼんやり思ってるぐらいで。

ふ~ん そうだったんですか。

でもね 満君を生け贄にして

手柄を挙げようとしたわけじゃ
ないんだよ。

むしろ逆でさ。

満君に今 出て行かれると
強力な助っ人がいなくなるから

困るな~と思ってね。
なるほど。

そっちだったんですね。
うん。

何か困ったことあったら
いつでも助けに行きますから。

その時はよろしく。

じゃ こっちなんで。

餃子 もう一人前 焼いちゃう?
そうだね。

でも ケーキ
買って来てくれたのよね?

そっか 忘れてた。

じゃ 紅茶の準備
しとこうかしらね。

うん。
(ドアが開く音)

ちょうど帰って来た。
(光司) ≪ただいま~≫

(房枝) おかえりなさい。

満は?

力不足で申し訳ありません。

今日は
向こうの家に行くそうで…。

あ… そう。

(房枝) 「クリステッセンの
モンブランがある」って言ったら

帰って来たかもしれないわね。
そうだよ ちゃんと言わなきゃ。

一応 言ったんだけどね…。
「いらない」って?

ちょっと前に 1個800円する
絶品のモンブラン

食べたばっかりだって…。
感じ 悪。

ホントだよ。

1個 余っちゃうけど
どうしよっか?

食べるに決まってんでしょ!

ねぇ?
当然でしょ。

満は どれくらい
働いてないんだっけ?

ん? 6年。

そんなに働きたくないんだ…。

まずいこと聞いちゃった?
ううん。

誤解してほしくないんだけど

働きたい気持ちは
めちゃくちゃあるよ。

でも その 肝心の やりたいことが
見つからなくてね。

あぁ… 分かるよ。

ホント?
うん。

昔 私もやりたいことが
見つからなくて

どうしていいか
分かんなかった時期が

3年ぐらいあったから。

それで どうやって
今の仕事にたどり着いたの?

ある人に言われたの。

「やりたいことが見つからなくて
何もしないのは よくないから

嫌じゃないことから
始めてみたら?」って。

嫌じゃないことか…。

あぁ… そんなふうに
考えたことなかったな。

でしょ?

私も最初聞いた時は
目からうろこでさ。

好きなことを仕事にしたい
っていう気持ちに

こだわることは全然悪いことじゃ
ないんだけど

動かないと やりたいことに
新たに出合う機会が減るから

余計 悪循環なんだよね。

あっ ごめん 説教くさかった?

ううん。

ありがとう。

ん?
うん…。

何か… うまく言えないんだけど

その言葉を
ずっと待ってたような気がする。

大げさだよ。
いやいや マジで。

マジで完璧に腑に落ちた。

長いこと やりたいこと
見つかんなかったのは

そういうことだったのかって
納得させられちゃった。

満って 思ってたより
真面目なんだね。

♬~

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♬~

♬~

おっ ヒモ男だ。

日本語おかしいだろ。
間違ってないと思うけど?

まず 俺はヒモじゃないし

そもそも「ヒモ」という言葉に
「男」って意味も含まれてるからね。

「頭痛が痛い」みたいなこと?
そういうこと~。

ふ~ん
ボルトも持ってっちゃうんだ?

うん 面倒 見てやんないと
いけないし。

しばらく帰って来ないの?

いや まぁ たまには帰って来るよ。

ふ~ん…。

え?

何? もしかして 満兄ちゃんが
いないと寂しいのかい?

別に 運転手がいなくなって
ちょっと不便なだけ。

失恋した時は
いつでも連絡して来いよ。

また 海までだったら
車 出してやるから。

まぁ…
連絡することはないと思うけどね。

えっ! 何? 高平 陸と
うまく行きそうなの?

さぁ どうだろうね?

受験勉強もちゃんと頑張れよ。

言われなくてもやってるけどね。

よいしょ。

じゃあな。
バイバイ。

(ドアが閉まる音)

♬~

♬~