ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

少年寅次郎 第5話 最終回 井上真央、毎熊克哉、泉澤祐希、岸井ゆきの… ドラマの原作・キャストなど…

土曜ドラマ 少年寅次郎[終](5)』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 夏子
  2. 平造
  3. 本当
  4. ハハハ
  5. 光子
  6. 大丈夫
  7. 御前様
  8. 病院
  9. 竜造
  10. お兄ちゃん
  11. お父さん
  12. 冗談
  13. 先生
  14. お願い
  15. お前
  16. お母ちゃん
  17. フフ
  18. フフフ
  19. 駄目
  20. 寅次郎

f:id:dramalog:20191116215448p:plain

土曜ドラマ 少年寅次郎[終](5)』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

無料で民放各局の動画視聴ができるTVerティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

土曜ドラマ 少年寅次郎[終](5)[解][字]

光子(井上真央)がしきりに腰を押さえるように。車家の人々は心配でならないのに、平造(毎熊克哉)だけは知らん顔。しかしその後の平造の思わぬ行動に、寅次郎は…

詳細情報
番組内容
近所への家出中、寅次郎(井上優吏)は香具師(やし)の政吉と知り合う。しかし光子(井上真央)の迎えで帰宅。その光子がしきりに腰を押さえるように。車家の人々は心配でならないのに、平造(毎熊克哉)だけは知らん顔。御前様(石丸幹二)の知恵で、ようやく光子は病院へ行くのだが…平造の思わぬ行動に、ついに寅次郎は…
出演者
【出演】井上真央,毎熊克哉,泉澤祐希岸井ゆきの,井上優吏,岸谷五朗井頭愛海矢崎広石丸幹二,【語り】原由子
原作・脚本
【原作】山田洋次,【脚本】岡田惠和

 

 


「少年寅次郎」
早いもので 本日 最終話でございます。

ここで整理しておきますと

ドラマの舞台は 昭和24年の秋。

寅次郎 13歳。

妹の さくらは 7歳。

(平造)もういっぺん…。
うわ~!

前回の放送では
ついに平造さんと喧嘩をして

家を飛び出した寅ちゃん。

(政吉)七つ長野の善光寺
八つ谷中の奥寺で…。

そして数日後…。

おや? 寅ちゃんですかねえ。

結構毛だらけ ネコ灰だらけ
タコはイボイボ にわとりゃハタチ。

イモむしゃ 十九で嫁に行く。

黒い黒いは何見て分かる
色が黒くて もらいてなけりゃ

山のカラスは後家ばかりってね。

(鐘の音)

御前様だ。

おや 旦那様 お出かけで?
(平造)おう。

へえ~。

何だよ。
よく こんな時に出かけられるね。

こんな時って どんな時だよ。

息子ともめて その息子が
家を飛び出したっきりになってる時だよ。

心配じゃないのかい。
大げさだね おめえ。

便りのねえのは元気な証拠って
知らねえのか。

こういう時 使う言葉じゃないよ。

ふん 生意気な。 あの野郎
親父に刃向かいやがって。 冗談じゃねえ。

帰ってきたら ただじゃ済まねえぞ。
たたきのめしてやる。

いいか それが済むまで
家に入れるんじゃねえぞ。

へえ~… 二度と この家の敷居は
またがせねえとか

言うわけじゃないんだね。 どいて。
何だよ。

何か あれだな おめえ。
何ですか?

おめえこそさ 意外と平然としてるよな。
えっ。

もっと取り乱すと思ったよ。
「どうしよう どうしよう

警察とか行った方がいいんじゃないかね」
とか言ったりとかよ。

一日中「寅ちゃん寅ちゃん」とか言って

そこら中 捜して回ったりとかよ
泣きながら。

しねえよな。

だって 無事なのは分かってるし
近くにいることも分かってるからね。

どこにいるんだよ。
それは知らない。 でも近い。

片道10分かからないね。
何で分かるんだよ そんなこと。

ふん 教えてやらない。

怖いんだよ 女はね~。
亭主のことだって 見なくても

どこで誰と何やってるかなんて
分かっちゃうんだからね。

行ってくるわ。 どこで何してるか
分かってるなら 遅くなっても安心だ。

よかった よかった。 ハハハ。
ちょ… ちょっと!

何だい… 腹立つね 本当に。

ああ しまった。
(つね)えっ?

また作り過ぎちまった
寅ちゃん いないのに。

よいしょ。
ちょっと あと お願いしていい?

あっ うん。

♬~

ご苦労さま。
(竜造)無事 配達 完了。

どうしてるかね~
大丈夫かね 寅のやつは。

ねえ。

でも 何だな~。

(あくび)

う~ん… もういいよね。

うん?
(竜造)何がだい? 義姉さん。

あれだろ? 竜ちゃん。
あれって?

どうせ あれだろ

帝釈天とこの防空ごうとかだろ
寅ちゃんがいるのは。

そうそうそう 帝釈天の防空ごう…
あっ…。

やっぱりね。 今 そこに
さくらが行ってるわけだ お弁当持ってね。

毎日ね。
あ…。

あの 光子さん…。
怒っちゃいないよ。 ありがとう。

え… 何で?

子どもたちの味方になってくれて
ありがとう。

子どもにとって 一番大事なのは

自分の味方になってくれる大人が
いるってことだ。

あの子たちは幸せだ。 ありがとう。

これからも よろしくね。

何かあったら あの子たちのこと頼みます。

(つね)何かあったらって何だい。

何かは 何かだよ。

それにしても
芝居が下手だね 竜ちゃんは。

えっ あっ 俺?
うん。

それでも やっぱり ごめん。

ちょ~っと驚かしてやるかね。

シ~。

帰ってなさい。 分かったかい? さくら。

はい。
うん。

ごめんなさい。
怒るのは後でね さくらちゃん。

はい。
フフフ…。

シ~。

うん… うまっ。

どうした? さくら。 忘れ物か?

お母ちゃん どうしてる? 俺がいなくて
メソメソ泣いてんじゃねえのか?

「寅ちゃ~ん」とか言ってよ。
寅ちゃ~ん…。

そうそう そういう感じだよ。
お前 母ちゃんのまね うまいな。

わっ!

痛っ!
あっ。

いって…。
どこに逃げるつもりだよ。

あ…。

何やってんだい こんなとこで。

だってよ…。
だって何?

そんなに許せなかったのかい?

あの夏子さんのこと
父ちゃんが悪く言ったのが。

何て言ったんだっけ?
えっ?

そういうことじゃないんだね…。

帰ろう 寅ちゃん。

あんたがいないと つまんないよ。

寂しいよ 私は…。

帰ろ。

ねっ。

うん。

寅ちゃ~ん!
(泣きまね)

何だよ もう。
フフフ… ほら。

あいたた…。

大丈夫か?
ハハハ…。

母ちゃん。

えっ? やだよ そんなの。

いいから ほら。

早く 置いてくぞ。
何言ってんだ。

早くしろって。
え~。 ハハ…。

そう? じゃあ お言葉に甘えて。

いくよ。 よいしょ。

大丈夫かい?
大丈夫。 行くぞ 母ちゃん。

大きくなったんだね 寅ちゃん。

フフ…。

重くないかい?
ちっとも。

へえ~。

よし じゃあ このまま上野まで。

合点だ!

冗談だよ 冗談。

♬~

それから ひと月ほど たちました。

竜造さんと つねちゃん
つまり おいちゃんと おばちゃんは

上野の元勤め先から誘われて
戻ることになり 今日がお別れの日。

じゃあ 行くか つね。
うん。

なんて顔してんの つねちゃん。
(つね)だって…。

頑張って いいお話なんだから。

竜ちゃんの仕事ぶりを買ってくれて
呼ばれたんだから。

腰? 光子さん 病院行った方がいいよ。

え~ 大丈夫だよ これくらい。
(せきばらい)

まあ あれだ なっ。

そこと そこの ちっこいの2人。

ほれ。
えっ…。

少ねえけど まあ 今までの礼だ。
ありがとな。

(つね)そんな…。
いいってことよ。 ハハハハ…。

これじゃあ 最後に 平造さんに

ありがとうって
言わなきゃなんないじゃないか。

嫌なのかよ。
嫌に決まってるじゃないか。

ああ?
(つね)うん?

(竜造)あっ 返すか じゃあ。

お世話になりました。 行くよ。

頼むな 寅。

よいしょ。 じゃあ。

♬~

その夕方のことでした。

(夏子)こんばんは。
あら。

夏子さん。
(さくら)夏子さん。

どうかしました?
はい。

何か 怒ってる?
はい。

皆さん 覚えてますでしょうか?

寅ちゃんの中学校の担任の
坪内散歩先生の一人娘さん。

前回の寅ちゃん家出騒動の
きっかけにもなりましたね。

怒ってますね 夏子ちゃん。

あんた 何かしたのかい?
夏子さん怒るような失礼なこと。

えっ? いやいや…。
(夏子)おばさん。

はい ごめんなさい。
泊めて下さい。

はい。 えっ?

えっ?
えっ? 本当に?

お願いします。
駄目なら 河原ででも寝ます。

家には帰りません。
えっ…。

あっ 防空ごうが お勧めだけどな。
じゃあ そうします。

えっ 駄目だよ そんなの。
あんた もう黙ってなよ。

そうよ 夏子さん。
私 お出かけしてまいりますわ。

さてと。 ヘヘヘ…。

行ってらっしゃい。 お気を付けて。

じゃあ そうするかね。

本当に? 夏子さん お泊まりするの?
うちに?

うん。 ありがとう おばさん。
うん。

うれしい。
たくさんお話ししよう。 ねっ。

うん。 あら さくらちゃん
お勉強してたの? (さくら)うん。

お母ちゃん そっと
散歩先生のとこ行ってくるから。 でも…。

あっ うん。

(時報)

どしたら いんだべ?

≪ごめんください。

ああ…。

すいません。

うわっ!

どうも。

ああ これはこれは 寅次郎君の。

はい 車でございます。
あれですか?

もしかして お嬢さんと何かあって
困ってらっしゃる。

んだのよ。

えっ? なして…。

やっぱり。

(夏子)もう そしたら その男の人
「何だ このアマ」とか言って

もう どうしようみたいな…。

ごめんね。 紅茶いれたんだけど
こんな湯飲みしかなくてね。

ありがとうございます。
はい どうぞ。

そういえば 夏子さん。
うん?

何で怒ってたの? さっき。
何で家出してきたの?

うん… あ~。

お父さんと喧嘩したの?
うん…。

夏子さんの
おつきあいしている人のことで だよね?

えっ?
へえ~。

えっ おばさん…。

お父さんにご挨拶してきたのよ。
今夜 お嬢さんをお預かりしますって。

あ… すみません。
いいえ。

(夏子)父は…。
すご~く反省してらした。

何だっけ その ビ… ビオ…。

ビオラ奏者。
ああ そうそうそう。

夏子さんが おつきあいしているって
いきなり聞いて

つい 悪く言ってしまった。

会ってもないのに「そんなやつ やめろ」
とか言ったんでしょ?

反省してらした。

へえ~…。

で ホッとしてらした。

怒って出ていったきりだから
心配してたんだと思う。

うちにいますって言ったら 涙ぐんでね。

よかった~って。

ヘヘ… ありがと さくらちゃん。

いいお父さんね。

あっ 明日 先生のお好きな おだんご
用意するわね。

あっ はい。

あっ そうだ 寅ちゃん。
はい 何でしょう?

鯉なんだけど…。
恋?

うん。 いつか言ってたよね
江戸川で鯉を釣るって。

あっ… ああ 鯉ね。 あの泳ぐ鯉ね。
ハハハ もちろんでございますよ。

ハハハハ…。
お兄ちゃん 名人だもんね。

じゃあ 釣ってくれないかな。
お父さんの好物なの。

食べたいなって ずっと言ってて。
はい お任せを。 すぐ釣ります。

え~っと 確か あそこで釣れた。
ん? ん? あ~ 違う違う違う違う。

釣れないね…。
そんな簡単に釣れねえんだよ。 なっ。

鯉ってのはな こうやって
毎日毎日やって やっと釣れるんだから。

鯉?

どうすんの。
ん? いいから お前は帰ってろ。

は~い。

(小声で)あっち行け。

あっち行けっつうんだよ。

♬~

もっと匂いの強い餌にしてみたら
いいんじゃないかな。

その握り飯のおかか入れてみな。

何だ?

ああ~。

(ため息)

お父さん。

な な な な… 夏子。

先生。
あっ 鯉か。

さばいてよ。 寅ちゃんが釣ったのよ。
そ そ そ… そうか。

俺は これで。 仲よくするんだよ。
何?

お父さん ご迷惑かけたんだから
寅ちゃんには。

あっ そうか。 申し訳ありませんでした。
いいってことよ。 じゃあ。

寅次郎君。
あっ… はい。

うん… 一つ 気になることがあってな。

君のお母さんのことだ。
母ちゃん?

うん… お母さん
腰は ずっと悪いのかね?

えっ… ああ はい…。

実はな…。

死んだ妻 夏子の母親がな
同じだったんだ。

あんなふうに 腰を痛がってたんだ。

ただいま。
ああ お帰り。

先生 喜んだかい?
あっ… うん。

よかったね~。

よく釣れたね 鯉。

うん…。

(散歩)痛いのに我慢してな
病院さは行かず…。

私も そんな重い病気だと
気付いてやることもできなくて…。

動けなくなるまでな…。

女の人は 我慢強いからなあ。

やれ どこが痛いだの 具合が悪いだの

大騒ぎするのは 全部 男だ。

我慢してしまうんだよなあ 女の人は。

私の取り越し苦労だと思うんだけども

一度 病院で ちゃんと
診てもらったらどうだろうか?

何だ?

(平造)おうおうおう いい天気だね。

あっ… びっくりした。
どうしたんだい 寅ちゃん。

これでいいのか?
えっ… ああ うん はい。

ありがとう。

そして 寅ちゃん
こういう時は御前様だと…。

あ…。

そうでしたか。
(御前様)口に合いましたかね。

御前様! おいちゃん! おばちゃん!

寅。
寅ちゃん。

どうした 寅。

母ちゃんが… 母ちゃんが…。

どうしたの? 寅ちゃん。
母ちゃんが どうしたんだ?

やっぱりね…
何か 嫌な感じがしたんだよ。

ああ… 何で
そのままにしちまったんだろう 私は。

悪くなってる感じがするのか?
分かんねえよ。

光子さん…。

まだ重い病気だと
決まったわけではないだろう。

とにかく 病院で診てもらわないと。

行かないんだよね 病院に。

(竜造)
でも そんなこと言ってる場合じゃ…。

どうやったら 病院に行ってくれますかね
御前様。 何か いい知恵ないですか?

お願いします 御前様。
何か こう とんちで。

お願いします。

私は 一休さんではない。

♬~

うん! 作戦はこうだ!

うう~っ ううっ…。

つねちゃん?
どうしたんだ! つね!

いたたたたた…。
大丈夫かい?

病院… 病院行った方が
いいんじゃないのか?

そうだな! そうだな 柴又病院だ。
おばちゃん 大丈夫?

あっ… うん。
じゃあ 竜ちゃん ほら早く。

うちの人は嫌。
光子さん 一緒に… 一緒にお願い。

ああ… 分かった分かった。
じゃあ 行こう。 ねっ。

いたたた…。 大丈夫か?

(御前様)で 柴又病院へ行く。

医者には 私から話しておくから。

そうして…。

で… 先生に話を聞いてきた。

(竜造)すい臓が悪いんだそうだ。

(竜造)すい臓がんだ。

手の施しようがないそうだ。

そのまま入院することになった
というわけだ。

(つね)光子さんは何にも知らない。

いろいろ検査しなきゃいけないから
入院するって言ってある。

何だそりゃ。 えっ?
兄貴?

俺の知らねえところで何やってんだ
バカバカしい。

だって それは…。
バカバカしいって何だよ。

俺は認めねえ そんなこと。
冗談じゃねえよ。 ふん。

嫌なこった。 俺は認めねえ。 お断りだ。

兄貴!
うるせえ!

お母ちゃん 死んじゃうの?

さくらちゃん。

♬~

メソメソすんじゃねえぞ
お母ちゃんの前で。

うん。

どうした?
これ 見せる。

おう そうか。

うん。 お兄ちゃんは?

ん? そうだな… じゃあ これ見せるか。

ほら。
うわっ。

ハハハ 笑えるだろ。 なっ。

フフ…。
でも 0点ではないんだね。

そうだね。

これ 本当はな
全部 間違ってるんだよ。

でも よくも まあ
ここまで見事に間違えたからって

散歩先生が5点くれたんだ。
へえ~。

いい先生だね。
おう。

でも何だ 0点か 本当は。

まあね。
そんじょそこらの0点とは違うね。

何だい それ。
フフフ。

しかし すげえな さくら。 100点か。

これ 本当は10点なのに
自分で 0 一個足してんじゃないのか。

そんなわけないでしょ。

≪(平造)どこだ! 車 光子!
≪やめて下さい 大きな声は駄目です。

(平造)バカ野郎!
でけえ声は地声だってんだよ! どけ!

あ~ いや いたいたいた。

おめえ 何やってんだよ。
何 寝てやがるんだよ。

あんた。
ないないない。 死なねえ 死なねえ。

死ぬわけがねえよ 冗談じゃねえよ
ハハハハ。 死なねえ 死なねえ。

(笑い声)

ああ… 辛気臭えな おい。

帰ろ。

畜生…。

寅ちゃん。

バカだね… 本当にね…。

何 訳分かんないこと言ってんだろうね。

さっぱり意味が分かんないね。

バカだね 本当に…。

何 難しい顔してんだ。
似合わないよ 寅ちゃん。

ねえ。

寅ちゃんが?
どういうことだい? 逃げるって。

見舞いには
毎日のように来てくれるんだけどね…。

私が 大事な話 しようとすると

気配感じてさ 逃げちまうんだよ。

フフ 平造さん そっくりだと
思わないかい?

そうだねとも言いづらいけど。

そっか。 フフ…。

似た者親子だと思うんだけどね。

かえって うまくいかないのかね…。

分かり合えないもんかね…。

あんた。

よう 元気か?

元気だったら こんなとこいないよ。

違えねえな。

あ…。
ん?

あ… いや…。

飲むか?

バカだね… 飲むわけないだろ。

♬~

母ちゃん。

ハハッ 申し訳… ハハハ…。

車君 ちょっと…。

すぐに お母さんの病院さ
行きなさい。

♬~

(鐘の音)

ああ~!

(泣き声)

母ちゃん!

(泣き声)

♬~

ありがとうございました。

とうとう帰ってこなかったですね
平造は。

本当に 申し訳ありません。

うん…。

寅次郎。

はい。

立派だったぞ。

では。

これは私が。

重いな。

(戸が開く音)

死なねえ 死なねえ。 死ぬわけがねえよ。

おっ… ご苦労さんです。 ハハハ…。

兄貴 何やってんだよ。
そうだよ あんまりだよ。

うるさい!

おい… おい そこの おにいさんよ
猫次郎だったっけ?

何?

喪主の代理だったそうじゃねえか。 ああ?

ハハ 見てみたかったねえ。 ハハハ。

しかし まあ 笑っちまうね。

あの捨て子がね。

感謝しねえとな 光子に。
光子がいなかったら おめえ

あのまま冬空の下で
野たれ死んでたんだからな!

ええ? それにしても まあ
偉くなったもんだよ。

なあ。 へへ…。

母ちゃん ごめん。

あ? 何か言ったか お坊ちゃま。

寅。

てめえ 親に向かって…。
うるせえや!

ああ~!

離せ!

(さくら)お兄ちゃん。

おいちゃん おばちゃん 申し訳ない。
このとおりだ。

俺は この家を出ます。 その方がいいんだ。

さくらを頼みます。

ちょっと…。
何言ってんだ お前。

(平造)ほっとけ。

では。

お兄ちゃん!

帰れ。

帰れ。

♬~

あのな だるまさん転んだじゃねえんだ。
お前は帰れ。

もう 駅だよ。

お兄ちゃん 何で行っちゃうの?

その方がいいんだよ。
ガキには分からねえよ。

どこ行くんだよ。
行くとこ あるの?

「お前は見込みがある。

働きたくなったら いつでも来い」って
言ってくれる人がいてな。

ふ~ん。
何だよ その兄を信用してない顔は。

お金は? 持ってるの?

あるに決まってるだろ。 ほら。

(ため息)
全然ないね。

♬~

えっ… えっ… お前 えっ…
何で こんなに持ってんだよ。

無駄遣いしないからよ。
いいから 持っていきなさい。

いいのか? あっ いや でも…。

フフフ…。
ハハ ハハハ…。

(汽笛)

お兄ちゃん…。

おう。

♬~(歌声)

飲みにでも行きますかね。

お兄ちゃん…。
達者でな さくら。 頑張れ。

お兄ちゃんもね
つらくなったら帰ってくるんだよ。

はい 分かりました。

(すすり泣き)

♬~(歌声)

(泣き声)

「前略 車さくら殿。
お元気でお過ごしでしょうか。

おねしょなど してはいませんか?」。
ん?

「さて 私 寅次郎でございますが

現在 日本全国を ビジネスの修業で
回っておるところでございます。

やがては 成功した姿を
皆さんにお届けできるのではないかと

思っております。 少ないですが

何かの足しにしてやってください。

それでは また。 寅次郎」。

手鍋さげても わしゃいとやせぬ
信州信濃の新そばよりも

あたしゃ あなたのそばがよいってね。

あなた百まで わしゃ九十九まで
共にシラミのたかるまでってね。

(政吉)いいぞ 寅!
結構毛だらけ ネコ灰だらけ

タコはイボイボ にわとりゃハタチ。
イモむしゃ 十九で嫁に行く。

さあ どうだ。 一声100円といきたいが
駄目か! どうだ。

80 60。
さあ 腹切ったつもりで 50でどうだ!

やけのやんぱち 日焼けのなすび…。

5週にわたってお届けしてまいりました
「少年寅次郎」。

お別れのお時間が
やって来てしまいました。

皆様 本当に ありがとうございます。

では これにて 失礼いたします。