ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

時効警察はじめました 第4話 中島美嘉、津田寛治、オダギリジョー… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

時効警察はじめました #4』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 霧山
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  16. 幽霊
  17. セリフ
  18. ゾンビ
  19. 映像
  20. 救急車

f:id:dramalog:20191109100533p:plain

時効警察はじめました #4』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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時効警察はじめました #4[字]

時効警察』が12年ぶりに復活!時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗が、名(迷)助手・三日月と新人刑事・彩雲と共に未解決事件の謎に挑む。

詳細情報
◇番組内容
長回し1カットの異色ゾンビ映画『ロマンティックを止めるな』が、25年ぶりにリメイクされることに!しかし、この映画は曰くつきだった。元祖『ロマ止め』撮影中に監督・唐沢浩一郎(津田寛治)が殺されたのだ。時効を迎えたこの事件に興味を持った霧山修一朗(オダギリジョー)は助手の三日月しずか(麻生久美子)と共に主演女優・折原千香子(中島美嘉)が審査員を務めるゾンビエキストラのオーディションを受けにいくことに。
◇出演者
霧山修一朗…オダギリジョー
三日月しずか…麻生久美子
彩雲真空…吉岡里帆
又来康知…磯村勇斗
十文字疾風…豊原功補
サネイエ…江口のりこ
又来…ふせえり
蜂須賀…緋田康人
諸沢…光石研
熊本…岩松了
【ゲスト】
折原千香子…中島美嘉
唐沢浩一郎…津田寛治
◇ナレーション
由紀さおり
◇脚本
小峯裕之
◇音楽
坂口修

【主題歌】椎名林檎『公然の秘密』(EMI Records/ユニバーサル ミュージック)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英テレビ朝日
【プロデューサー】大江達樹(テレビ朝日)、山本喜彦(MMJ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/jikou2019/
☆Twitter
 https://twitter.com/jikou2019
☆Instagram
 https://www.instagram.com/jikou201910/
◇監督
森ガキ侑大

 

 


(岸田の声)待って… ああっ!

(折原千香子)もう嫌だ! キャ~!

(千香子)キャ~!

(岩井)監督! おい 誰か!

♬~

(熊本)知ってる?
伝説のゾンビ映画

(霧山修一朗)伝説のゾンビ映画
(サネイエ)なんですか? それ。

長回し1カットで撮影された
異色のゾンビラブストーリー

『ロマンティックを止めるな!』。

ああ ありましたねえ。

こんな映画ありました?

流行ったじゃないの。

この映画が25年の時を経て

オリジナルスタッフ キャストで
リメイクされるんだよ。

(彩雲真空)
えっ えっ えっ えっ えっ!

『ロマ止め』 リメイクされるんですか?
えっ? 何それ? 君…。

私 ゾンビとかホラー
大好きなんですよ。

そうなの?
はい。

君も守備範囲が広いねえ!
ヘヘヘ!

(十文字疾風)彩雲。
お前は面白くないんだから

そんなんじゃなくて
『Mr.ビーン』を見ろ!

ええ~!?
ほら ハチさんを見ろ。

ハチさんは 『Mr.ビーン』を見て
コミカルな動きを習得したんだ。

(蜂須賀)
そんな事ない そんな事ない~。

なっ? そっくりじゃないか。
まあ ちょっと似てますか。

(又来)まあ 言われてみたら
似てるかもしれないね。

ハチさん ありがとうございます!
(蜂須賀)とんでもございません。

ところで 皆さん

俺たちの前で この映画の話は
なしでお願いしますよ。

そうか。 これ 君たちが担当した
事件絡みだったね。

(熊本)
霧山くん これ 時効事件だよ。

あっ そうでしたっけ?
(サネイエ)どういう事ですか?

いや 確か 映画の撮影中に

監督が殺されたとかですよね?
(サネイエ)えっ?

必死の捜査もむなしく
犯人は結局わからずじまい。

今でも その映画の事を考えると

食事くらいしか
のどを通りませんよ。

(蜂須賀)他に何が通るんだい?

(又来)しゃべった!
ビーンが しゃべっちゃった。

ビーンは しゃべっちゃ駄目でしょ。
(又来)しゃべっちゃ駄目なんだよ。

この事件があったから
注目を集めて ヒットして。

しかも 公開後に スクリーンに
本物の幽霊が映ってるって

話題になったんですよ。
あったね。

(又来)監督を殺したのは
幽霊なんじゃないかって…。

何が幽霊ですか。

ちゃんちゃら おかしいや…。

おっと…。

この事件の資料とマスターテープが
倉庫に眠ってるはずだから

霧山くん この際 整理しといてよ。

マスターテープ?
それは面白そうですね。

よせ 霧山。
お前の手に負える事件じゃないよ。

まあ それは そうなんだけど…。
それ 見ましょうよ!

(十文字)また 彩雲…
いいから来い!

行くよ!
嫌! 嫌 嫌 嫌! ああ~!

嫌~!

あ~あ…。
(又来)あ~あ…。

あっ 三日月くん。

相変わらず 暇そうだし
映画でも一緒に見る?

(三日月しずか)えっ!?

あっ… うん!

(熊本)よーし 決まりだな。

映画は復活するし 捜査も復活だ。

おおっ! 止めるな 止めるな!
熊本を止めるな~!

えいっ!

〈時効を迎えた事件を

趣味で捜査する男 霧山修一朗〉

(ボタンを押す音)

映画って 捜査資料じゃん。
思ってたのと違う。

ごめんね 突然。
(又来康知)いえいえ。

諸沢さんが出張中で
暇でしたから。

「(おびえる声)」

(霧山の声)事件は 今から25年前

まだ無名だった新人監督と
役者 スタッフが

総武市郊外で ゾンビ映画
撮影する最中に起きた。

この映画は 全編 長回し1カット

つまり 一度もカメラを止めずに
撮影されたんだけど

問題の映像は
ラストに映ってるらしい。

問題の映像…?

♬~

(ボタンを押す音)

ほら。 この驚いた顔で
映画は終わるんだけど

このマスターテープには
続きが入ってて…。

(千香子)「キャ~!」

「(千香子の取り乱す声)」
うわっ!

(岩井)「監督! おい 誰か!」

「中止! 撮影中止!」

(友子)「何? どうしたの?」

(岸田)「おい 救急車!」

(友子)
「やだ… 刺されてるじゃない!」

(水野)「ああ…。
も… もういい カメラ止めろ!」

こんな感じで 死体発見の瞬間が
カメラに収められてたわけ。

ねえ この死んだ監督って

最初のほう
ちょっと出演してなかった?

そうそうそう。
(ボタンを押す音)

唐沢浩一郎監督は

この映画の冒頭に
役者として 少しだけ出演してる。

(ボタンを押す音)
つまり…。

(康知)監督が殺されたのは
このカメラが回り続けていた

長回し1カット
70分の間という事になりますね。

そのとおり。

(霧山の声)凶器はナイフで
死因は刺された事による失血死。

現場には 監督の筆跡で

「俺は自殺する。」と書かれた台本が
残されていた。

自殺?

いや でも 警察の捜査で
刺し傷の痕などから

他殺であると断定されてるね。

でも 犯人特定には至らず

そのまま
事件は時効を迎える事となった。

ちなみに…。
おっと!

最初に犯行を疑われたのは
主演の折原千香子。

なぜなら
彼らが宿泊した旅館の女将が

事件前夜 もめている2人を
目撃したからだ。

この旅館で
何か トラブルはありましたか?

(十文字の声)女将の証言によると
折原千香子は

唐沢浩一郎に「殺してやる」と
叫んでいたらしい。

殺してやるっつってんだよ!

怪しいですねえ…。

だが 折原千香子には
完璧なアリバイがある。

映画の主役だった彼女は
この作品に出ずっぱりだった。

ずっと
カメラに捉えられていたからな。

彼女に犯行は無理だ。

(十文字)ああ…。

無理なんだよ 霧山。

えっ? ど… どうしちゃったの?

でも 実際
この映画が話題になって

一番 得をしたのは
折原千香子じゃない?

(霧山の声)オーディションで
主演の座を射止めた

新人女優 折原千香子は

この映画を足掛かりに

一気に
スターダムに駆け上がった。

そして
すぐに連ドラ主演の常連となり

恋愛ドラマやヒューマンドラマ
医療ドラマでもヒットを飛ばし

その地位を不動のものにした。

うーん…。

直接 本人に
話を聞いてみたいけどねえ…。

(又来)はい サネイエ
熱いから ほら 気をつけて。

(サネイエ)すいません。 はい。

いります?
かたじけない。

霧山くん これ 見て!
何? これ。

リメイク版
『ロマンティックを止めるな!』の

ゾンビエキストラオーディションが
開催されるんだって!

なんだよ?
ゾンビエキストラって。

リメイクするに当たって
ゾンビ役を増やすらしいですよ。

そうなんですか?

霧山くん これ 行ってみようか?

いや いいよ~。

ほら 見て。 審査員を
折原千香子が務めるんだって!

話が聞けるかもしれないじゃない。

ああ なるほどね。

(久我山)霧山さん オーディション
頑張ってください!

あっ はい…。
(浜田山)もし 受かったら

みんなのサイン
もらってきてくださいね!

ああ なるほど…。
十文字さん!

私にも これ受けさせてください!
駄目 そんなもの!

(サネイエ)ちなみに受かった場合は

2泊3日の撮影合宿と
書いてありますね。

おお~ いいじゃない。

うちの署も働き方改革

全員 1週間の休暇を取れって
通達が来てるんだよ。

(十文字)熊本さん
自分たちは刑事ですよ!

刑事に
有給休暇なんか いらない!

十文字は 人の話 聞かないよな。

よーし ならば 聞こう!
(又来)だからさ…。

今 目の前で…。
(又来)やっぱ 聞いてねえんだよ。

(十文字)又来さん。
(又来)はい。

今 目の前で
銀行強盗が立てこもりを始めた。

近くの者が助けを求めてくる。

「刑事さん
お願いです 助けてください!」。

そんな時に
「すいません 今 休暇中なんで」。

こんな事 言えますか?

言えます!
おっと~!

言い切ったよ この子は。
いやあ 大したもんだ!

言えるんなら仕方ないよね。
とにかく!

休暇はもちろん
オーディションなんか絶対禁止!

(十文字)わかったか? 返事は?

…わかりました。
はい。

(又来)ちょっとな…。
例えが長いですよ。

(男性)うっ… うっ… うっ…。

(水野)はい お疲れさまでした~。
じゃあ 次の方。

はい!
結局 来てるじゃない!

23番 彩雲真空です!
頑張ります!

よっぽど やりたいんだろうねえ。
(水野)じゃあ 始めてくだ…。

(岸田)ん?
(水野)あれ?

うおお~!

うわ~っ!

(岸田)えっ? 今のは一体…。

(千香子)演技よ。

完璧な演技で
本物のゾンビに見えたんだわ!

あなた 合格よ!

ああ…。

(拍手)

彩雲くん すごいじゃないか!

なら あなたたちが
再捜査をしてくれるのね?

ええ。
あくまで僕の趣味としてですが。

趣味?
ええ。

まあ
真相を突き止めてくださるなら

趣味でもなんでもいいわ。

今回のリメイクは あなたの
呼びかけで実現したそうですね。

当時のキャスト スタッフ全員が
参加する予定だそうで。

(千香子)今の私たちがあるのは

あの作品と
唐沢監督のおかげなの。

特に 私は新人だったから
あの人に演技の全てを教わった。

そうですか…。

フッ… 疑ってるんでしょう?

私たちの中に唐沢監督を殺した
犯人がいるんじゃないかって。

ああ…
いやあ まあ 正直疑ってます。

ちょっと!
あなた 失礼じゃないですか!

いいわ。

なら 2人とも
撮影合宿についてきたら?

おい~ 千香子~。
いいんですか?

あなたたち
役者向きの いい顔してるわ。

特に あなた。

セクシーなゾンビになれると
思うわよ。

いやいやいや…。

(千香子)2人とも合格。

当日 楽しみにしてるわね。

あっ もう1つだけ。

あなたは 唐沢監督の事を

殺したいほど恨んでいた
という事はありますか?

(水野)君!

当時の捜査資料に
あなたが監督を

恨んでいたかのような
記載があったので…。

あり得ないわ。

あの人は 私の恩師。
心から尊敬していたの。

感謝こそすれ 恨むとか憎むとか

考えた事もないわ。

ねえ あの人 嘘をついてたと思う。

えっ 何? どうしたの?

ほら 唐沢監督の事を恨んでない
って言った時

あの人 鏡を見てたでしょ?

女優だから お芝居をする自分を
確認せずにはいられなかった。

つまり あの発言は芝居! 嘘よ!

それは
決めつけが過ぎるんじゃない?

でも 彼女

瓶の牛乳を選んで飲んでただろ?
えっ?

普通 瓶の牛乳を飲むのは
お風呂から出た時でしょ。

彼女は
嘘をついて 体が火照ったから

湯上がりの気分になってたんだよ。

ええ~ そういう事?

でも もし彼女が唐沢監督を殺した
犯人だとしたら

自分から わざわざ リメイクを
呼びかけたりするかな?

話題作りが
したかったんじゃない?

ほら 彼女
最近 仕事が減ってるでしょ?

選んでるだけじゃないの?
いやいや!

最近は なんとかメロンの
CMでしか見ないもん。

とどめのメロンビーム!
うわっ!

♬~「ひとかぶりメロン」

(水野)本当によかったのか?

映画の宣伝にでもなれば
結構じゃない。

なんの問題もないわ。

♬~「温泉旅行~」

♬~「霧山くんと 温泉旅行~」

「はい 霧山くん お弁当」

「三日月くん 気が利くねえ。
君は女子力が高いなあ」

「ええ~? ウフフ…」

(人々の話し声)

はい 霧山くん お弁当。
おお…。

ゾンビのキャラ弁
うわ~! なんかすごいね。

昨日 寝ないで作ったの!

食べたら呪われそうだね…。
じゃあ もういい!

これ 食べてください。

(友子)あ… ありがとう…。

でも 皆さん 唐沢監督の事
本当に尊敬されてますよね。

だって 25年の時を経て

メンバー全員が集まるなんて
よほどの事ですよ。

さすが 伝説の監督だな!

ん?
どうかされました?

そんな
単純なもんじゃないんですよ…。

あ~ ここか!

(千香子)あの時のまんま。

なんか思い出すわ。

よし それじゃ
早速 ロケ地 確認して

問題なければ
リハーサルに移ろう!

(スタッフたち)はい!

映画の舞台は
この建物がメインとなる。

閉鎖された病院に入り込んだ
主演の男女がゾンビと遭遇し

しばらく攻防を繰り広げたあと
広場へと逃げ出す。

そして クライマックス。

ゾンビから逃れて

50メートルほど離れた別病棟に
入り込んだ折原千香子が

伝説の棺を見つけて 撮影は終了。

犯行があった時間

この場所で
撮影が続けられていた。

…となると 誰にも見られずに

あっちの建物に行って
殺害するなんて

不可能じゃないかな?

確かに難しそうね。

うーん…。

(水野)
じゃあ リハーサル始めます!

(ゾンビたち)「うう…」

「来るな! 来るな!
あっちへ行け! あっちへ行け!」

(ゾンビたち)「うう… うう…」

(ゾンビたち)「うう… うう…」

ヘタクソだな…。
(ドアの開く音)

「早く!」

えっ なんで?
ちょっと カット~!

(水野)おい 勝手に止めるなよ!

なんで 彼女が あんないい役を?

役者が1人 急きょ

体調不良で入院する事になってな
その代理だ!

監督~。

(スタッフ)どうぞ。
あっ どうも。

ちょっと
この感情のニュアンスが

自分的に まだ
しっくりこないんですけど…。

意外と悪くない宿ね~。
フフフフ…。

あっ ここね!

じゃあ 私は あっちなんで。
(2人)えっ?

一緒じゃないの?

はい。
私はメインキャストだからって

個室 もらえましたんで。

何あれ? 感じ悪い。

ん? って事は…。

《霧山くんと2人きり…?》

♬~

《こ… これは ついに
一線を越える日が来ましたぞ》

今夜 楽しみだね。

えっ!? いや ちょっ…
そんな ハレンチな…。

ほら 夜は海鮮三昧だって。

ああ~! そっち…。
えっ?

そんな事ないですよ…。
全然 緊張しないですよね。

アハハハハッ!

そんな奴 俺 初めてぐらい…。

ああ いやいや…。

唐沢監督は 生前

この先 ゾンビブームが来ると
主張していました。

(唐沢浩一郎)この先
ゾンビ映画が絶対来るからな!

(千香子の声)『ロマ止め』は
コンプライアンスが厳しくなった今

いわくつきの作品として
上映禁止になっています。

唐沢監督の遺志を継ぐためにも

なんとしてもリメイクを
完成させて

再び 世に送り出しましょう。

乾杯。
(一同)乾杯!

ああ~!

ああ… 緊張してきたな。

岸田 お前 人のセリフ
飛ばす癖あるから 気をつけろよ。

わかってますって…。
セリフを飛ばす癖?

こいつは
前の人のセリフを待たずに

焦って 先に
自分のセリフを言っちまうんだよ。

(女将)まあ~ 皆様
大変お久しぶりでございます。

今宵も どうぞ皆様 ごゆるりと。

(女将)ありがとうございます。

あっ… 女将さん 女将さん。

すいません。
はい。

当時の話を少しだけ
お伺いしてもいいですか?

当時の事でございますか?
ええ。

ええ。
確か 女将さんは

事件の前夜 殺された唐沢監督と
主演女優の千香子さんが

もめているのを
目撃したんですよね?

そうなんですよ!

(女将の声)監督が ありとあらゆる
罵声を浴びせてまして…。

この下手くそ!

もっと感情を爆発させろよ!

…ったく 才能ねえなあ。
(舌打ち)

私だって 精いっぱいやってます!

足りねえんだよ 全然!

(女将の声)私 本当に
もめてるのかと思ったのですが

そのあと 翌日撮影するお芝居の
リハーサルだったって

聞かされまして。 ウフフフ…!

いや でも 映画に
そんなシーンありましたっけ?

あっ そうそう。 その直後

折原様は 一人になったあと
彼氏さんらしき人に

泣きながら
電話をかけてたんです。

その彼氏さんが

そのあと わざわざ
会いに来てくれてたんです。

来てくれて ありがとう!

(女将の声)そうしたら
その直後…。

(唐沢)千香子。

誰だ? 今の男。
恋人か? なあ?

(ため息)

別れろ。
なんで そんな事まで…。

女優ってのは 不幸なぐらいが
ちょうどいいんだよ。

ゾンビに追われる役だったら
なおさらだろ。

今すぐ あの男に
別れるって言え。 なあ?

さもねえと お前…
役から降ろすぞ。

いい加減にしてください!

なんなんだよ!?
その中途半端な怒りは!

お前 女優か? それでも。

もっと感情を爆発させろって
言ってんだろ!

なあ? クソみてえな男と
付き合いやがって

このクソ女優が!

クソ女優!!

♬~

殺してやるよ!

こ… 殺す?

殺してやるっつってんだよ!

(唐沢)おお…
感情 出てきたじゃねえかよ。

やれるもんならやってみろ!
ほら 殺してみろ!

(女将の声)一瞬で
怒りが沸き立ったような

悪魔が憑依したような あの顔…。

もう 女優さんって すごいな!
と思いまして。 フフフ…。

それ 絶対に
リハーサルなんかじゃないでしょ。

やっぱり そう思うよね?

私も 彼女は 監督からパワハラ
受けてたんだと思います。

折原千香子の
「殺してやる」って言葉は

本心から出たものだった…。

そういう事だろうねえ。

折原千香子の
「殺してやる」って言葉は

本心から出たものだった…。

そういう事だろうねえ。

彼女 完全に
動機はありですねえ。

ん~ でも その代わりに
アリバイも完璧なんだよね。

1カット長回しの間

主演の折原千香子は
出ずっぱりだったからね。

でも ちょっとは出てない時間も
あったわよね。

んー… ただ 出ずっぱりって
どうなんだろうね?

はあ?
いや だって

出てるのに「出ず」って
なんか変じゃない?

まあ かといって
「出っぱり」って言うと

もう 全然
話が違う事になるもんね。

ずっと 何 言ってんの?

(木桶の音)

だから 「ババンバ バンバンバン」
っていうのは

「いい湯だな」って気持ちを
表してるんじゃないの?

えっ…
壁をたたいた音なんじゃないの?

なんで 壁をたたくのよ!
でも それで言うと

「アー ビバノンノン」って
どういう感情ですか?

知らないわよ…。
加トちゃんに聞きなさいよ。

ひぃ~っくしゅん!

風呂 入ったか?

歯 磨けよ?
えっ!?

ねえ 卓球しようよ。

何? 卓球ってか?

ちょっとだけよ。
あんたも好きねえ。

フフフッ… 行こう 行こう。

ええ~!?

生 加トちゃ~ん!

(千香子)霧山さん。

少し飲み直さない?

あっ… じゃあ
みんなで飲みましょうか。

悪いけど
霧山さんと2人で飲みたいの。

…悪いけど。

行きましょ。

唐沢監督を殺した犯人
見つかりそう?

誰にも言わないから
私だけに教えてちょうだい。

今のところ 一番怪しいのは
あなたです。

霧山さん あなた
サスペンスドラマの犯人を

キャストを見て
推理するタイプでしょう?

はい?

確かに
これがサスペンスドラマなら

私は
ゲスト主役かもしれないわね。

けど これは
フィクションじゃない。

疑われるなんて心外だわ。

事件の前夜
この旅館の女将さんが

あなたと唐沢監督が
もめているのを目撃したそうです。

もめてなんかないわよ。

(バーテンダー)お飲み物のおかわりは?

瓶の牛乳 あるかしら?
(バーテンダー)はい。

(バーテンダー)失礼します。

♬~

いいわ 本当の事を言いましょう。

私は あの男を憎んでいた。

新人の私を あの人は
いつも ボロクソにけなした。

(唐沢)クソ女優が!!

(千香子の声)自分がオーディションで
私を選んだくせに

私を無能扱いして
私の心はズタボロだったわ。

けど 霧山さん

殺したいって思うのと
実際 殺すのは別でしょう?

私は 彼を今も尊敬している。
これは本心よ。

そうじゃなきゃ
リメイクなんて企画すると思う?

あの…。

やっぱり!
ああ~!

メロンのCMの方ですよね?

メロンビームやってくださいよ。
(千香子)ごめんなさい。

あの… 今 プライベートなんで。

(2人)すいません…。

ところで 殺害現場では

「俺は自殺する。」というメッセージが
残されていたそうですね。

遺書としては
なんとも不自然ですが…

実は自殺だったという可能性は
あると思いますか?

自殺… なのかもしれないわね。

♬~

彼は あの作品に命を懸けていた。

自分の命に代えてでも
この作品を完成させる。

よく そう言ってたわ。

霧山さん

私を疑うなら
とことん疑いなさい。

ここは あなたのおごりよ。

♬~

(歓声)
やばい やばい…。

(2人)はあ…!

ああ~!

何よ? あの女 偉そうに!

女優が そんなに
偉いのかってのよ!

オエッ。
ちょっと…

ちゃんと聞いてるの!?

メロンビーム!
うっ…。

メロンビーム!
オエ~。

もう…。

三日月さんって
霧山さんの事 好きなんですか?

はあ~?

いや… そ…
そんなわけないじゃないぞよ!

「ぞよ」って何よ。
急に なんなのよ…。

霧山さんって素敵ですよねえ。

こう イタリアの靴の先みたいで。
はあ?

私 2人の事 応援しますよ!

えっ… 本当?

じゃあ 私
先 戻りますんで。

あ~ あ~ あ~。

あっ 三日月くん
ちょっと。

えっ!? ちょっ… どうしたの?

三日月くんの気持ちを
聞かせてほしい。

えっ!?

うん… わかった。

(諸沢)霧山…

こんなとこに呼び出すなんて
あんまりだぞ。

お前のせいで こっちは
スクーターで あぜ道を

ガッタンゴットン ガッタンゴットン
ガッタンゴットン ガッ…。

聞いてる?
あっ…

例の件 調べてもらえました?

ああ そうそう
例の死体の刺し傷について

改めて分析したんだが…。

あれ…?
えっ? えっ?

(康知)諸沢さーん。

よかった… 間に合った。
ああ これこれ。

はい これですね。
再分析してみたんだが

やはり 自殺ではなく

三者によって刺されたものと
考えて 間違いない。

やっぱり 他殺ですか…。

ねえ
三日月くんの気持ちは どう?

気持ちって…
思ってたのと違う!

(康知)それと 現場にあった台本に
書かれていた遺言について

最新技術で
鑑定をやり直したところ

唐沢浩一郎の自筆である可能性が
非常に高いとの結果が出ました。

はい 合わせて2000円。

プラス スクーターのガソリン代
セット割引で2600円。

あと 深夜割り増しが付いて
5000円だな。

結構しますねえ…。 はい。

ああ… で
ちょっと 実験したいんです。

実験?
これを見てください。

よっ。

この女性 主演だから
ほぼ出ずっぱりなんですが

途中… ほら ここ!

この場面でフレームから消えて
3分後に…。

またフレームインするんです。

空白の3分間って事ね。

その間に 監督を捕まえて
刺し殺して

棺の中に押し込んで
また戻ってくる。

それが可能か検証したいんです。

いや それは無理だろう。
なあ?

う~ん…。

うん…。

彼女がフレームアウトしたのが
この場所だよね?

「間に合うかしら」

じゃあ まずは
ここから現場まで行って

戻ってくるのに何分かかるか
計ってみようか。

(諸沢)おい… お前ら…
ここ 暗いよ。 怖いよ!

あれ? ど… どこ?

♬~

(悲鳴)

(岸田)驚かせて すみません…。

お二人に
どうしても話したい事が…。

なんですか?

俺 知ってるんです
監督を殺した犯人。

犯人!?
…誰ですか?

俺 知ってるんです
監督を殺した犯人。

犯人!?
…誰ですか?

犯人は…。

幽霊です。

(3人)幽霊!?

(岸田)聞いた事ありませんか?

この映画に
幽霊が映っているっていう噂。

あれ だたの噂じゃないんですか?

(諸沢)ああ~ よく寝た!

あれ? どうした?
(康知)大丈夫ですか?

例の映画に霊が映ってるって!

ハハッ 「例の映画に霊」って
ダジャレのつもりか? フフッ…。

(岸田)当時

映像を編集した男でさえ
気づかなかったんですけど

いざ公開されて
スクリーンの色味で見た時

霊に気づく観客が現れて…。

あっ! ほら ここです!

ほら! この時間に こんな所に
人がいるはずありませんし。

それに…。

(岸田)ほら!
消えた…。

ああ…!

(康知)えっ… 諸沢さん!?

ちょっと…
しっかりしてください 諸沢さん。

もう 深入りしないほうが
いいんじゃ…。

《唐沢浩一郎を殺害したのは
現場にいた幽霊なのか?》

う~ん どう思う?
三日月くん。

んん…。

霧山の馬鹿…。

はあっ!!

しまった… 朝だ。

霧山くん。

失礼します。

(2人の悲鳴)

(携帯電話の振動音)

もしもし。

(十文字)「その声は霧山だな?」

いや…
そっちが かけてきたんだけどね。

よく聞け。
その中に 犯人などいないんだ。

なんで そんな事が言えるの?

(十文字)俺たちは事件直後

誰一人 犯行は不可能である事を
確かめた。

それに 皆

「あの監督は本物の天才だ」などと
心から尊敬している顔をしていた。

刑事と役者は似てる。

目を見て話せば 俺には 相手が

嘘をついているかどうかくらい
わかる。

このヤマを追うのは よせ。

「えっ…?」

(十文字)
「いいか 一度しか言わないぞ」

あの事件の犯人はな…。

(蜂須賀)えっ 何?
十文字くん 犯人わかってるの?

あの事件の犯人は…
幽霊なんだよ。

俺は見たんだ。 聞き込みの最中…。

(水野)
よく怒られたりはしましたけど。

誰が?
(水野)いや 私が。 私とか…。

(蜂須賀)えっ?

えーっ!

(蜂須賀)「えーっ! ええーっ!?」
(電話を切る音)

(千香子)また私のセリフ
飛ばしてたわよ。

(岸田)えっ?

私が「助けて」って言ってから

「大丈夫 俺がついてるから」
でしょ?

あっ… そっか そっか。

「(千香子の取り乱す声)」
(岩井)「監督! おい 誰か!」

「中止! 撮影中止!」

(友子)「何? どうしたの?」

(岸田)「おい 救急車!」

(友子)
「やだ… 刺されてるじゃない!」

ん?

「も… もういい。 カメラ止めろ!」

そろそろ 本番ですよ。

は… はい!
よし 行こ 行こ 行こ。

(ぶつかる音)
痛たたた…。

みんな 一発で決めるわよ。

(一同)はい!

(水野)
それじゃあ 長回し1カット

よーい… アクション!

(サネイエ)クビになった?

私と霧山くんが
NG連発しちゃって。

そう考えると 長回し一発撮りって
すごい事だったんだね。

霧山 残念だったな。

まあ この映画の事は
もう忘れるこった。

(彩雲たち)ああっ!
あーっ ちょっと!

そのポスター 皆さんに
サインもらったやつなんですよ!?

じゃあ はい。
もうー…!

(熊本)まあまあ まあまあ…。

破けたって
貼り合わせればいい事じゃない。

そうですけど…。
(熊本)あっ テープ テープ。

はい。

うおー!

うおー!
(お茶を吹き出す音)

何か わかったんですね。
はい。

今回は一緒に行きましょう!
行きましょう。

はい 彩雲 行く。
嫌ーっ!!

(熊本)あっ ハチさん
サウナに行くっていう約束は?

連絡する!
ちょっと びっくりしたぞ おい。

又来さん…。
ごめん。

(霧山の声)
一つ お断りしておきますが

これからお話しするのは
あくまで 僕の趣味の結果です。

事件そのものは
すでに時効ですので

たとえ この事件の犯人が
幽霊であろうと誰であろうと

僕がどうする事でもありません。

みんなを呼び出したからには
なんか わかったんでしょ?

25年前
唐沢浩一郎監督を殺害したのは

折原千香子さん あなたですね。

フフ…。

クライマックスに
ふさわしい展開ね。

けれど 霧山さん

本当に
その推理は合ってるのかしら?

そうですよ。
彼女に殺せるはずがない!

そうだ!
言いがかりは やめてください。

彼女は犯人ですし

恐らく あなたたちは 全員
その事を知っているはずです。

じゃないと
この事件は成り立たない。

忘れたの?

唐沢監督が殺された
長回し一発撮りの時間

私は出ずっぱりで演技をしていた。

私に殺せるわけがないじゃない。

僕も 最初は そう思いました。
でも そもそも あの映像は

長回しの一発撮りなんかでは
ありません。

あれは あとで編集し
繋ぎ合わせた映像。

つまり あの日
カメラは止められていたんです。

(霧山の声)あの日 本番の長回し
見守っていた唐沢監督は

思わず熱くなり 撮影を止めて
千香子さんに駄目出しを始めた。

カーット!

千香子
お前 なんだ? その芝居!

そんなテンションで
クライマックスが撮れるか!

(水野)監督
ちょっと落ち着いてください!

うるさい!
俺の映画 潰す気か!?

できねえんなら
もう やめちまえよ!

このクソが! クソ女優が!

(霧山の声)
そこで瞬間的に怒りが沸き立ち

あなたは理性を失った。

なんだよ?

(刺す音)

(唐沢)えっ…?

(すすり泣き)

あっ…。

(倒れる音)

(霧山の声)その後 千香子さんは
皆さんと対応を検討。

改めて 後半を撮影し

撮影済みの前半と
編集で繋ぎ合わせる事にした。

その際 後半のラストで

唐沢監督の死体を発見したという
演技をすれば

長回し1カットの最中に
監督が殺されたという事となり

皆さんのアリバイも成立すると
考えた。

キャ~!

(霧山の声)
そう 映像の最後に映った

ライブ感あふれる
あの死体発見のシーンも

あなたたちの演技だったのです。

あれが演技だったなんて

そんなの 全部
あなたの推測でしょ?

証拠ならあります。
えっ?

死体発見の場面が
お芝居であるという証拠。

それは 岸田さんの
このセリフにあります。

三日月くん。

「(千香子の取り乱す声)」
「監督! おい 誰か!」

「中止! 撮影中止!」

(友子)「何? どうしたの?」
(岸田)「おい 救急車!」

(友子)
「やだ… 刺されてるじゃない!」

これが なんだっていうの?

わかりませんか?

岸田さんは
唐沢監督の死体を発見する前に

「おい 救急車」と叫んでいます。

(友子)「どうしたの?」
(岸田)「おい 救急車!」

(友子)「やだ…」

まだ状況を把握していない
この段階で

なぜ このセリフが
言えたのでしょうか?

確か 岸田さんは

人のセリフを飛ばす癖がある
との事でしたね。

本当は このセリフは
そのあとの

「やだ 刺されているじゃない」の
あとに

発せられるべきだったのに

あなたは焦って
そのセリフより先に

「おい 救急車」というセリフを
言ってしまった。

これは このシーンが

台本ありの演技である
という証拠に他なりません。

それと この映画が
長回しの1カットではなくて

編集で繋ぎ合わせたものだという
決定的な証拠が 幽霊です。

完璧に繋ぎ合わせた映像でしたが

不運にも
ちょうど その繋ぎ目の場面に

窓の外に人間がいた。

この人は

当時 千香子さんが交際していた
彼氏さんですよね?

当時 話を立ち聞きしていた女将に
確認しましたが

あなたの彼氏は ロン毛の
ミュージシャンだっだそうですね。

パワハラで気持ちが折れている
あなたを心配した彼は

帰ったと見せかけて
ひそかに撮影を見守っていた。

少しでも顔を隠そうと

長い髪の毛を
前に垂らしていたわけです。

人間がパッと消えるなんて
あり得ませんから。

ここが映像の編集点である事の
動かぬ証拠となります。

これで
アリバイは全て消えました。

ただ 僕は この事件には

全てを指示した黒幕がいると
考えています。

えっ 黒幕?

もちろん
皆さん ご存じですよね?

それは 殺された唐沢浩一郎監督
本人です。

事件の直後 千香子さんを始め
皆さんは 監督の事を

心から尊敬している様子だった
そうですね。

殺した直後なのに
どういう事だろうと

考えていたんですが…。

死の間際 唐沢監督は

千香子さんを
かばったんじゃないですか?

以上が 僕の推理です。

ここからは

犯人である あなたのご厚意に
甘えるしかないのですが…。

知らなかったのよ…。

あの人が本当に 私の才能を
信じてくれてたなんて…。

(唐沢)うっ…。

(倒れる音)

(水野)監督
そろそろ 現場のほうに…。

(千香子の泣き声)

(岸田)監督?

き… 救急車!
救急車 救急車!

(唐沢)駄目だ!
救急車は呼ぶな…。

どうしてですか?

この傷じゃ もう助からねえ…。

それよりも
映画を完成させるぞ…。

何… 言ってるんですか?

あの… 私 自首します…。

駄目だ!

お前が捕まっちまったら
誰が主演 務めるんだよ…。

千香子…

お前ほどの女優は
他にはいねえんだよ…!

お前しか
この役はやれねえんだ…。

最後まで演じきれ…。 いいな?

お前だったら 絶対にやれる…。

(すすり泣き)

(千香子の声)あの人は

私を女優として成長させようと
あえて きつく当たっていた。

皮肉なもんよね…。

あの人を刺した事で

初めて
その本心に触れた気がした。

お前ら 撮影の準備いいか?

何やってるんだ… 山崎 花びら!

(山崎)はい!

(唐沢)はあ はあ…。

いいか 千香子…
お前 絶対に捕まるんじゃねえぞ。

お前が捕まったら
作品がお蔵になっちまうからな。

よし… できたと…。

ああ…。

俺は自殺だ!

だから このまま 撮影続けて

なんとしても
公開に こぎつけろ…!

ほら… 優秀なお前らだったら
きっと すげえ作品 作るから…

観客が喜んでる…。 ハハハッ…。

(泣き声)

絶対に… 上映をとめるな…!

罪を隠したかったわけじゃない。

監督との約束を
果たしたかっただけ。

一連の作戦は 全て

上映に こぎつけるための
作戦だったんです。

(岩井)
今回のリメイクだって そう!

あの作品は
今は上映禁止扱いを受けてる…!

だから 俺たちで
もう一度 作り直そうって

彼女が…。

当然でしょう?

それが あの人の望みだもん。

(千香子)霧山さん

見事な推理だったわ。
全て あなたの言うとおり。

これで やっと肩の荷が下りた…。

覚悟はできてるの。

全て世間に公表して。

私が悲劇のヒロインになるなら
唐沢監督も不満はないはずよ。

せっかくですが
事件は もう時効ですから

僕が この件を口外する事は
ありません。

はい?

で せっかく ご協力頂いた
犯人の方を

不安にさせるのは
あれですから…。

これ
誰にも言いませんよカードZです。

ゼット?

「Z」というのは ゾンビの「Z」。

あと 「Z」は
アルファベットの最後ですので

「もう 捜査は最後にします」
という意味も込めています。

ほお~…。

この
ゾンビ色をあしらったカードに

僕の認め印を押しますので
お持ちになっててください。

(息を吹きかける音)

どうぞ。

何よ? これ。

こんなの あり得ない!

私の物語は もっと劇的で
もっと悲しくて 切ないものなの!

こんなゆるい結末 あり得ない!

これじゃ まるで
深夜ドラマじゃないの。

まあ ゆるくても
いいんじゃないですか?

人生って 案外 こんなもんですよ。

ああ… それに 深夜ドラマって
すごく面白いですよ。 テレ東とか。

そうかもしれないわね…。

はーい。
あっ ありがとう。

(十文字)いや~
今日は 本当に気分がいい!

何しろ 事件の真相が
解明されたんだからな。

解明したのは
十文字くんじゃないけどね。

その意見に1票。
(十文字)俺の助言がなければ

真相は闇の中だった。

だから 俺は 幽霊なんかいない
って言ったんだよ。

感謝しろ 霧山。
そうだね…。

という事で 俺は明日から
有給休暇を取りますので。

あれ?
刑事に有給休暇はないんじゃ…。

三日月くん 働き方改革
どこで起きてます?

中目黒です。

ええー!
えっ… ちょっと なんで?

いや ちょっと なんで?
会議室では何が起きているの?

大変 大変。

今 折原千香子の事務所から
連絡があって

今回 撮った映像に
幽霊が映ってたってさ。

えっ!?
えっ 嘘でしょ~。

本当だよ。 今 バイク便で
その映像が送られてきたよ ほら。

見る? ほら これ見てよ。

(熊本)ほら ここ!
えっ ちょっと…!

ああっ!
(湯飲みが割れる音)

えっ? ねえ これって…。

不肖・諸沢 銀幕デビュー決定です。

霧山 俺だけ出演して悪いな。

あっ ちなみに
今はCG技術が発達してて

ヒョイッと消しときますってさ。

(諸沢)ぶ~…!
(倒れる音)

(康知)諸沢さん? 諸沢さん!
しっかりしてくださいよ!

大の大人が…。

(康知)誰か助けてくれませんか?
ちょっと…。

康知 放っとけ!

(康知)ちょっ…。 ああ…。
諸沢さん!

(熊本)ラジオお笑い芸人殺人事件。

(夏歩)お父さん 殺した犯人
めちゃくちゃにして。

(栗原くりごはん)
「ゲ・ゲ・元気~!!」

一番疑わしいのはラムネと水。

(中村)村瀬は
誰とも交わらない変人です。

(夏歩)あなたが殺したんですよね
私の父を。

〈又来康知です〉

〈僕の恥ずかしい衝撃の過去が
明かされる特別編が

AbemaTVとビデオパスで
配信中です〉

〈詳しくは 番組ホームページで〉