ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

科捜研の女 第19話 菅原大吉、小澤亮太、沢口靖子、内藤剛志… ドラマのキャスト・主題歌など…

科捜研の女 #19 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 深田
  2. 平野
  3. 平野巡査
  4. パイプ
  5. 藤倉刑事部
  6. ガラスパイプ
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  15. 指紋
  16. 呂太
  17. マリコ
  18. 深田明良
  19. 鑑識
  20. 事件

f:id:dramalog:20191107211216p:plain

科捜研の女 #19 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

科捜研の女 #19 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

不審遺体の第一発見者は、藤倉刑事部長の親友の警察官…その階級は、巡査!?疑惑が巡査に向けられる中、マリコは元鑑識の藤倉と全ての証拠を現場に戻し、ある試みを始め…!?

詳細情報
◇番組内容
藤倉刑事部長(金田明夫)の同級生で、いまだ巡査どまりの警察官・平野(菅原大吉)が巡回中、資材置き場で若い男の遺体を発見する。現場で大麻の吸引パイプが見つかり、そこから被害者の唾液と平野の指紋が…。平野に疑惑が向けられる中、藤倉は捜査資料に疑問を抱き独断で現場へ向かう。そこでマリコ沢口靖子)と鉢合わせをするが、藤倉の行動にヒントを得たマリコは、全ての証拠を元の現場に戻し、前代未聞の試みに出て…!?
◇出演者
沢口靖子内藤剛志若村麻由美風間トオル金田明夫斉藤暁渡部秀山本ひかる石井一彰
【ゲスト】菅原大吉、小澤亮太白石糸、永沼伊久也、坪田秀雄、竹下健人、稲垣陽子 ほか
◇脚本
戸田山雅司
◇監督
濱龍也
◇音楽
川井憲次
◇主題歌
今井美樹『Hikari』(ユニバーサル ミュージック/Virgin Music)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】関拓也(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、中尾亜由子(東映)、谷中寿成(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/kasouken19/
☆Twitter
 https://twitter.com/kasouken_women

 

 


♬~

(榊 マリコ)科捜研で鑑定した
証拠品の返却に来ました。

(菅野芳樹)本来なら
こちらから取りに伺うのに

今日 うちの署は
ちょっと取り込んでしまってて…。

(橋口呂太)えっ 取り込んでるって
なんかあるの?

(菅野)実は 府警本部から
刑事部長が視察にお見えになって

署長たちも
もう 朝から大忙しで。

(涌田亜美)刑事部長って
藤倉刑事部長?

(菅野)はい。

♬~

(呂太)刑事部長って
実は すごい偉い人なんだね…。

警察は 階級社会だから

刑事部長ともなれば
雲の上の存在なのね。

(平野頼通)おっ 藤倉。
ハッ なんだ 藤倉じゃねえかよ。

なんだ なんだ おい。
こっちへ来るなら来るで お前

ひと声 かけてくれよ おい。
えっ?

(藤倉甚一)平野。
ん?

場をわきまえろ。
呼び捨てはやめてくれ。

ん?

刑事部長ともなると
堅苦しくて やっかいだな。

(呂太)
あの人も お偉いさんなんだ?

いや すまん すまん。 悪かった。

銀の葉に棒は1本… 巡査?

えっ 巡査の人が
藤倉刑事部長に なんで ため口?

おい 平野 失礼だぞ!

申し訳ございません!

実は 藤倉刑事部長に
直々にご報告が…。

よろしいですか?

(せき払い)

多幸金の板長から
初物の海老芋を入手した旨

近々 ぜひ 臨場を望むとの事。
以上。 フフフフッ…!

(平野)失礼しました!
海老芋…!?

大変失礼致しました。
さあ お車のほうへ。

あっ 今 笑ってたよね?

嘘!? あの藤倉部長が?

♬~

(大場蕗江)ねえ 平野さん。
ん?

(蕗江)何度も言ってるけど

3丁目の出屋町団地の騒音
もう なんとかしてよ。

いいじゃねえかよ 音ぐらい。

年の割には耳が達者だって
証拠じゃねえか。 フフッ。

(蕗江)音楽ならいいんだけど

赤ん坊の泣き声って
すごいんだよ。

うーん…。

(高萩幸乃)平野さん 巡回の時間
とっくに過ぎてますけど。

(平野)ああ すまん すまん。

いやいや 茶飲み話に
花 咲いちまってな。 フフフッ…。

近くへ行ったら 気にしとくわ。

続きはさ
うちの交番のエースが聞くから。

な? ほれほれ
飴ちゃん 飴ちゃん。 フフッ…。

いってきます。

♬~

♬~

(パトカーのサイレン)

(蒲原勇樹)お疲れさまです。

ご遺体は?
(蒲原)この中です。

♬~

(土門 薫)おお。

♬~

被害者は深田明良さん 22歳。

免許証の住所は近所だが
もう ここには住んでいなかった。

後頭部に
打撲痕と挫創が見られるわ。

鈍器で殴打された可能性が
高いわね。

ここって
工事用の資材置き場だよね。

ひょっとしたら
ここから凶器 持ち出したのかも。

第一発見者は
近くの交番の警察官で

巡回中に遺体を見つけたそうだ。

平野頼通巡査だ。

あっ…。

(菅野)科捜研の方!

先ほどは。

あっ どうも。

こちらを見て頂けますか?

奥に何かあって 動かさないほうが
いいと思いまして。

助かります。
蒲原刑事 呂太くん。

(呂太)せーの…。

(カメラのシャッター音)

(蒲原)ガラスの棒のようですね。

(蒲原)表面に何か付着しています。

血液反応あり。

持ち帰って鑑定を。

(風丘早月)防御創なし。

傷は後頭部のみ。

背後から襲われた可能性も。

では 開いてみましょうね。

♬~

♬~

(ノック)
はい。

(宇佐見裕也)これをお願いします。
はい。

♬~

(蒲原)被害者の深田明良さんは
高校時代から鳴らした不良で

去年 特殊詐欺の受け子をやり
逮捕。

執行猶予の判決を受け

最近は 市内の焼き鳥屋で
店員をしていたようです。

死因は脳挫傷
致命傷は後頭部の傷。

死亡推定時刻は
午後8時から9時の間だったわ。

(日野和正)
通報が9時過ぎだから

発見の直前に殺害された可能性も
考えられるわけだ。

傷口の形状から見て 凶器はこれ。

モンキーレンチ。

でも 現場にあった工具に
血痕はなかったから

凶器は 犯人が持ち去ったのかも。

(亜美)所持品のリュックサックには
被害者の指紋だけで

中身は 着替えやタオルです。

遺留品の棒状のガラスは
パイプでした。

これと同じ形状です。

(亜美)
パイプって タバコとか吸う…?

ああ 大麻などを吸引するのに
使われるケースが多いんだ。

煤の中からは 微量だけど
大麻の成分が検出されたし

吸い口からは
唾液も検出されたよ。

その唾液のDNA型は

被害者の深田明良さんのものと
一致したわ。

折れた部分の血痕については
引き続き 鑑定中です。

(日野)そのパイプなんだけどね

軸の部分から
被害者以外の指紋が出たよ。

(蒲原)…という事は
犯人のものである可能性も?

府警本部のデータベースに
一致する指紋があった。

じゃあ 前歴者の指紋って事?

それが

警察職員の
データベースだったんだ。

(呂太)あっ!
平野巡査…。

この人って 第一発見者で…。

(呂太)藤倉刑事部長のお友達!

♬~

このパイプに
見覚えはありませんか?

「記憶にございません」って
感じですかね。

いや ああいうのって
テレビで見ると腹立ちますけど

本当に そういう事って
あるもんなんですね。

どうぞ どうぞ おかけください。
どうぞ。

あの…
状況がわかってるんですか?

は?

殺人の現場にあった遺留品の
しかも大麻吸引パイプから

指紋が出たんですよ。

いや… そう言われましても

自分は 第一発見者ですので

その時に 誤って こう
触ってしまったのかな…。

それは考えにくいと思います。

同僚の方に確認も取りましたが

あなたは巡回の際には

常に手袋を着用していて
昨夜もそうだった。

なおかつ 遺体を発見した現場で
手袋を外す事は

警察官としてはあり得ません。

いや さすがですね。

(蒲原)なのに あのパイプから
あなたの指紋が出た以上

何か理由があるはずです。

私のようなヒラの地域警察官には
これ 想像もつきませんよ。

亡くなった深田明良さんと
面識は?

(平野)もし 同じ町内に
住んでいたとしたら

顔くらいは合わせた事が
あったのかな…。

行きましょう。

(平野)あっ すいません。
お力になれなくて 本当…。

(幸乃)すみません。
お話が…。

何か?

実は 私…。

(平野)ふざけるな!

(幸乃の声)被害者と平野巡査が
一緒にいるのを見た事が…。

平野さん!
どうかしたんですか?

(平野)いやいや… なんでもない。

(蒲原)平野巡査が
被害者を恫喝していた?

はい。

死亡推定時刻は 平野巡査が
遺体を発見した時刻の直前です。

事件への関与が疑われても
仕方ありません。

わかった。

本件の捜査は これ以降

犬飼理事官の指示に従うよう
全捜査員に伝えてくれ。

藤倉刑事部長が
指揮を外れるという事ですか?

これは
最悪のケースに備えての措置だ。

忖度や余分な臆測を避けるために

刑事部長は
あえて捜査から外れると?

誰が指揮を執ろうと

お前たちは
お前たちのやる事をやればいい。

藤倉刑事部長は
元々 京都出身で

小中高と一緒だった親友が
同じ京都府警にいると。

それが平野巡査。

でも 藤倉刑事部長は 元々
奈良県警の鑑識課だったのよね?

うん。
平野巡査は京都 藤倉部長は奈良

それぞれ一般採用で警察官となり

地域警官と鑑識
進んだ道も府県も違うが

同じ公僕として
常に競い合っていたようだ。

親友で ライバルでもあったのね。

とはいえ 同じ警察官でも
天と地ほどの差がついた。

ノンキャリア刑事部長は
京都府警初の異例の抜擢だ。

それに比べて 平野巡査は

30年以上の勤務にもかかわらず
巡査長にすら なっていない。

まるで違う警察人生を歩いた2人。

でも あの2人の間には

階級や立場を超えた
別の何かがあるような気がするの。

♬~

えっ?

♬~

藤倉刑事部長!

はあ… 榊か。

脅かすな。

何しに来た?

また勝手に捜査でもする気か?

ええ 刑事部長と同じように。

誤解するな。

制服を脱げば 自分は一民間人だ。

だったら なおさら
ここは立ち入り禁止です。

ですが
私を手伝ってくださるなら

このまま ここで
捜査する事も可能です。

何か気になる事でも?

いや
ただの気のせいだったようだ。

それより榊
被害者や犯人が見た風景と

警察が見る風景は
決して いつも同じではない。

刑事や鑑識が現場を見る時は

証拠を見逃すまいと
できるだけ明るく作業灯を照らす。

だが この付近は街灯もなく

昨夜は
曇りで月明かりもなかった。

つまり 犯行時
室内は かなり暗かった。

確かに これだけ暗ければ

この棚に工具がある事さえ
わかりません。

明かりなしで犯人が

ここから凶器のレンチを
持ち出した可能性は低くなります。

その場合 凶器は
あらかじめ用意していた事になる。

犯行が計画的だったとすれば

直前まで交番にいて

巡回をせかされた
平野巡査の犯行とは考えにくい。

科捜研が勝手に筋を読むな。

それは お前の領分じゃない。

予断を持って現場に臨めば
証拠が濁る。

鑑識や科捜研は
あくまで捜査の道具にすぎん。

確かに 平野巡査が犯人ではないと
想像するのは 予断にすぎません。

願望のこもった予断に基づき
仮説を重ねても

真実を見誤る気がします。

お前の口から
そんな言葉を聞くとはな。

念のために
平野巡査からDNAを採取して

ガラスパイプの血痕と
照合する事にします。

もうこんな時間か。

榊 海老芋は好きか?

えっ?

(板長)海老芋のうま煮です。

(藤倉)ありがとう。

さあ。
わあ!

このお店は 平野巡査と
よく来られるんですか?

奈良県警から京都に戻った時

なじみの店のなかった俺に
奴が教えてくれた。

さあ。
いただきます。

美味しい。

俺が刑事部長になった時も

奴と この店で飲んだ。

(平野)刑事部長か…。

いやあ 京都府警も
珍しく粋な人事しやがる。

鑑識馬鹿の俺が刑事部長だなんて
正直 荷が重い。

部下を使うより ブツや鑑識道具を
相手にしてるほうが

よっぽど楽だ。

まあ 仕事のできる人間に
楽はさせない。

それが組織の常だ。

まあ 何より
山のてっぺんに登らなきゃ

見えない景色だってある。

だったら お前こそなんで
昇進試験 受けないんだ?

ハッ… 俺は お前 この名のとおり
ヒラの巡査がお似合いなんだよ。

まあ ふもとには

ふもとからしか見えない景色も
あるんだ。

これも 案外 いいもんだぜ。
フフッ。

よし じゃあ 今日の勘定は…。

お前のおごりか?

割り勘だよ お前。

平野巡査は あえて

地域課の交番勤務に
こだわっていた。

都道府県単位で
犯罪を抑止するのは

確かに本部の責務だ。

反面 市町村の治安に
目を光らせるには

所轄署や交番の警察官の
たゆまぬ努力が不可欠だ。

割れ窓理論… ですね。

(藤倉の声)
窓が割れた建物を放置すれば

人の目が届かないという
サインになり

犯罪を起こしやすい環境を作る。

不法投棄などの軽犯罪は
住民の治安意識を失わせ

やがて
凶悪犯罪が起きるようになる。

だからこそ 治安の回復には

一見 無害に見える
軽微な秩序違反からでも

取り締まる必要がある。

それが
ふもとからしか見えない景色。

確かに パッと見は
ふざけた奴だが

平野は誰よりも
警察官という仕事に誇りを抱き

地域の治安を守る事に
人一倍 熱心な男だ。

これは 予断じゃないつもりだ。

(茶を注ぐ音)

平野さん!
こぼれてますよ。

ん?
あっ… お茶!

亡くなった深田明良さんは

先月まで こちらに住み込みで
働いていたそうですが

仕事ぶりは いかがでしたか?

(本原邦彦)ええ 明良の奴
真面目に頑張ってましたよ。

(本原)悪い仲間のせいで
振り込め詐欺

巻き込まれちまったけど
性根は いい奴ですから。

このお店は そういう若者を

積極的に雇っていると
聞いていますが…。

こう見えても 俺も元ヤンで
警察のお世話になった事も。

深田さんは どうして
辞めてしまったんですか?

それが
まるっきり見当もつかなくて…。

(本原)おい 庄司。
(庄司研作)はい。

(蒲原)深田さんが店を辞めた事に
何か心当たりでも?

深田の奴 実は逃げたんです。

逃げた?

交番の警官が
しつこくつきまとうから…。

それって 荒神橋交番の
平野巡査の事ですか?

あの人 毎日のように
店まで来て…。

(深田明良)嫌です。
俺は足を洗ったんですから。

なんだ この野郎 お前。

今でも お前
詐欺仲間と繋がってるんだろ?

そいつらのところ行ってよ

ちょっとでいいから
情報 仕入れてきてくれ。

(深田)できません!
もう勘弁してください。

ふざけるな この野郎。
誰のおかげで

お前 まともな仕事やってると
思うんだよ。

(蒲原)平野巡査が そんな事を…。

深田の奴
それが嫌で逃げ出して…。

深田さんを訪ねたのは
昔の仲間に接触させ

特殊詐欺の情報を
得るためだった。

さすがですね。
いや やっぱり あの…

一課の刑事さんの筋読みは
違いますね。

平野巡査 あなたの指紋が付いた
このパイプから

深田さんの唾液も検出されました。

あなたは 執行猶予中の深田さんが
大麻を吸っていると知り

それをネタに深田さんを脅し

自分の協力者になるよう
強要したが

かたくなに断られたために
殺害した。

いや それは あの…
何かの間違いです!

深田に限って 大麻なんか
やるわけありません!

いや 本当です。

平野さん。
あっ… 失礼しました。

風丘先生。

栗ようかん!

マリコさんには解剖鑑定書。

被害者の血液からも毛髪からも
大麻の反応は出なかった。

血液なら1週間
この長さの毛髪なら

最大90日は残るはずだけど。

少なくとも その期間 深田さんは
大麻を吸引してはいなかった…。

(早月)まいど。

吸引パイプの血痕のDNA型鑑定
終了したんですが…。

えっ 一致って… 平野巡査と?

(呂太)指紋だけじゃなく 血痕も
平野巡査のものだったんだ。

(早月)でも なんで そんなとこに
血が付いたんだろう?

ガラス製ですから
折れた時に切ったのかも。

平野巡査の右手には
傷があったけど…。

被害者が大麻を吸ってたのを
見逃していたとすれば

平野巡査にとっては
ますます不利な状況だね。

(早月)藤倉刑事部長の
親友だったよね?

気が気じゃないかも…。

藤倉刑事部長は
どうして あの現場に…。

鑑識の報告書…。

ひょっとして…。

釘屋町の事件の証拠資料でしたら
こちらになります。

証拠を全部って
何を始める気ですか?

ちょっと
犯行現場を再現しようと思って。

はい お願い。

よければ もう少し詳しく
話を聞かせてもらえないか?

話って
さっき言ったのが全部で…。

まだ言ってない事があるはずだ。

(日野)これで よし。
(呂太)うん。

窓は暗幕で隠したし
これで事件の夜と同じだね。

それにしても 採取した証拠を

元の場所に戻して再現するなんて
前代未聞です。

裁判の証拠になるから

このまま戻せないものは
代替品にしたけど

一体 なんのために…。

みんな お連れしたわよ。

♬~

コスプレ?

何をさせるつもりだ?

今から藤倉刑事部長には
道具になってもらいます。

うわあ… すごい挑発的発言。

藤倉鑑識員なら
この現場から どのような証拠を

どういう手順で採取するか
全て教えてください。

♬~

(藤倉)まず最初に
ゲソ痕を避けて歩行帯を敷く。

ゲソ痕の担当者は
遺体から出口に向けて

全てのゲソ痕に この大きな数字の
鑑識用標識を置いていく。

同時に ゲソ痕の場所や特徴
標識の番号を

専用の現場鑑識採取資料一覧表に
順番に書き込んでいく。

(藤倉)
指紋係はALSで指紋を探し

この小さいほうの数字を使う。

これも当然 一覧表に
細大漏らさず書き込んでいく。

(藤倉)血痕や毛髪などを
担当する人間は

ゲソ痕や指紋とは別に
アルファベットの標識を使う。

A 遺体左下肢横 滴下血痕 3点。

B 遺体より50センチ出口寄り

同じく 滴下血痕。

なんか 刑事部長さん
鑑識さんみたい。

シッ!

(藤倉)
凶器や遺留品などの物品係は

カタカナを使う。

(藤倉)ア リュックサック

緑 衣類 タオル。

♬~

鑑識の作業は ひとまず以上だ。

これで 何がわかるというんだ?

あの夜 藤倉刑事部長が
この現場を訪れたのは

鑑識の記録に何か違和感を
覚えたからではありませんか?

ああ。 だが 特に現場に
不審な点はなかった。

その違和感の正体を
明らかにするために

こんな手間のかかる
お願いをしました。

でも おかげでわかりました。

事件当夜 鑑識作業のあとに…。

この辺りから撮った写真です。

(呂太)わあ やっぱり すごい!

同じ所に標識 置いてあるよ。

でも カタカナだけ
微妙に ずれてませんか?

そう。

これを見てください。

事件の夜に書かれた
物品の一覧表です。

藤倉刑事部長が書いた一覧表と
比べてみると…。

(日野)ああ やっぱり ずれてるね。

ええ。 ア イ ウまでは同じですが
問題は ここ。

事件の夜

事務机の裏のガラスパイプを
示すために置かれたのは

エの標識なのに

今日 藤倉刑事部長が使ったのは

サの標識。

(亜美)そっか だから そこから
一つずつ ずれちゃったんだ。

藤倉刑事部長が抱いた
違和感の正体ではありませんか?

そういう事か。

もう一つ
この一覧表には妙な点が…。

書き直した跡…。

(藤倉)まさか…。

(日野)消しゴムで消された
文字の復元 終わったよ。

リュックサックの中身を 最初は

折れたガラスパイプと書いたのに

その後 衣類 タオルと
書き直している。

それとは別に エの欄にも

ガラスパイプと書かれている。

あの夜 現場にはガラスパイプが
2本あったって事?

藤倉刑事部長なら
もうおわかりですね?

あってはならない事が
起きたようだ。

菅野さん。

榊さん… 藤倉刑事部長!

あの夜 臨場したあなたは
物品の担当として

この一覧表を書いた。

それが仕事ですから。

鑑識作業は 通常
遺体などの重要証拠を起点に

犯人が逃走したと思われる
出口に向かって

進められていきます。
ええ。

従って 鑑識用標識は…。

遺体のすぐ近くの
リュックサックに まず ア

その後 イ ウと

遺体から少しずつ離れるように
順番に置かれていった。

なのに…。

このエだけは

ご遺体から かなり離れた
事務机の足元に置かれていた。

それは たまたま…
順番が飛んだだけで。

あの小屋に
事件直後の現場を再現し

藤倉刑事部長に
鑑識作業を行ってもらいました。

えっ…。
その結果

本来の鑑識作業では
事務机の裏のガラスパイプには

サ つまり 最後の標識が

置かれるはずだという事が
わかりました。

ですが あなたが行った鑑識では

サより はるか前の
エが置かれていた。

その矛盾に対する答えは一つ。

あなたは このパイプを
事務机の裏ではなく

ご遺体のそばにあった
被害者のリュックサックから

見つけたのではありませんか?

♬~

(菅野)パイプ?

♬~

そして あなたは
もう一つ別のパイプを

ご遺体から
さほど離れていない場所で

見つけた。

これもパイプか。

でも あなたは
その2本目のパイプを

証拠として
残しておく事ができなくなった。

そんな事
あるわけないじゃないですか。

なんらかの理由で
証拠を汚染してしまったとしたら

どうでしょう?

(菅野)全部で11点 以上。 よし。

(マリコの声)あなたは11点の物品
全てを記録し終えたあと

再び エのガラスパイプに戻った。

(菅野)これ ひょっとして
大麻吸引パイプ…?

(マリコの声)事件の日は熱く
夜になっても気温は下がらず

作業用の照明が
さらに室温を高めていた。

そのため…。

(マリコの声)自分の汗を
ガラスパイプに垂らしてしまった。

鑑識員のあなたなら
パイプに付着していた微細証拠が

汚染されてしまったと
思ったはずです。

だから…。

(マリコの声)
自らのミスを隠蔽するため

大事な証拠品のガラスパイプを
なかった事にしようと持ち去った。

ですが その時点で
すでに一覧表には

エの欄以降も書き込まれていて

途中の一行だけを消す事は
不自然で できなかった。

そこで あなたは

リュックサックの中にあった
もう一つのガラスパイプを

代わりに使う事を思いついた。

♬~

(マリコの声)あなたは
一覧表の最初の記述を書き換え…。

♬~

(マリコの声)あたかも
その折れたガラスパイプが

最初から そこに
落ちていたかのように装った。

科捜研の方!

どうして そんな愚かな事を…?

殺人事件の現場にあった
大麻吸引パイプです。

唾液のDNAなど

犯人に繋がる証拠が検出される
可能性は十分考えられます。

それを自分の汗で汚染したなんて
言えるわけがありません。

その場で すぐ報告していれば

ミスを取り返す方法が
あったかもしれないんだぞ。

ですが…
ミスをした記録は残ります。

昇進にだって 必ず影響する。

甘えるな!

今 お前がやるべき事は
他にあるはずだ。

お前が棄損した もう一つの
ガラスパイプはどこだ?

まさか 遺棄したのか?

いえ 鑑識員として
証拠を遺棄する事なんか…。

頼む。

この男のミスを取り返せるのは
お前だけだ。

申し訳ありませんでした。
お願いします!

わかりました。 必ず。

(ドアの閉まる音)
マリコくん どうだった?

吸い口から
唾液が検出できました。

幸い 菅野鑑識員の汗は
混じっていません。

うん。 じゃあ その唾液から
DNA 採れたんだ?

ええ。 前歴者データと照合します。

(検知音)
この人が犯人…。

(蒲原)これより
家宅捜索を始めます。

失礼。
待ってください。

いきなり なんなんですか!?

深田明良さんの殺害現場で

新たに見つかった
ガラスパイプから

あなたのDNAが検出されました。

おい 榊。

これ 見てくれ。

凶器の形状と一致するわ。

拭き取った痕跡はあるけど
血液は残ってる。

鑑定して 深田さんの血液と
一致すれば 動かぬ証拠になるわ。

本原邦彦さん

深田明良さんを殺害したのは
あなたですね?

殺すつもりなんてなかったんだ…。
本当です!

あんたが雇った店員の中には

悪い連中と縁が切れずに

違法薬物を所持し続けているのが
何人かいたそうだな。

あんたは そんな連中から
薬物を取り上げて

ネットを使って
高額で売りさばいて儲けていた。

店が赤字で そうでもしなきゃ
潰れるしかなくて…。

ところが それを深田明良さんに
見つかってしまった。

(深田)店長 何やってるんですか?

売れ残りだよ。
捨てるわけにもいかないしな。

これ 使っていいから。

嫌です!

こんなもの… 絶対!

このパイプ お前にやるから。

黙っててくれたら
いつでも分けてやるからさ。

(本原の声)
そしたら 交番の警官が

妙にあいつに
ちょっかい出してきて…。

(平野)んっ どうした?
元気ねえな おい。

まさか 昔の仲間と
会ってるんじゃねえだろうな?

そんな事ないっすよ。

俺 平野さんに心配かけるような事
してませんから。

(平野)そうか。

あいつ 変にマジなとこあるし
まずいですよ。

(蒲原)それで
深田さんを辞めさせたのか?

金を渡すから

仕事を辞めた事にして
店から出て行ってくれって…。

おまけにあんたは
店員の庄司に

被害者と平野巡査の関係について
嘘の供述をするように言った。

深田が死んだ件で
交番の警官が疑われてるらしい。

(庄司)なんで そんな事に?

いいから! 警察が来たら
深田が警官につきまとわれて

迷惑してたって そう言うんだ。
いいな?

事件の夜 深田さんを あの小屋に
呼び出したのも あんたか?

深田の奴が
いきなり連絡してきて

やっぱり 自首したほうがいいとか
言い出しやがるから…。

深田?

まだ来てないか。

♬~

(深田)そんな事
まだやってるんですか?

最後の一服ぐらい いいだろ。

(缶の転がる音)

♬~

(殴る音)

(ガラスパイプの落ちる音)

(本原の声)パイプを残しちゃ
やばいと思ったけど

暗くて
どこ行ったか わからなくて…。

殺したくなんかなかったんだ。
けど 警察にチクられたら

店も俺の人生も駄目になる。
そう思ったら…。

わかってるのか? お前。

自分が犯した罪を償い

必死に更生しようとしていた
若い命を…。

♬~

あんたは身勝手な思いで
奪ったんだぞ。

(幸乃)平野さん。
(平野)ん?

(幸乃)児童相談所の方が…。

あっ どうも。

(相談員)
通告頂いた件で ご報告を。

出屋町団地の虐待児童

おかげで
無事に保護する事ができました。

出屋町団地って 確か…。

(蕗江)3丁目の出屋町団地の騒音
もう なんとかしてよ。

赤ん坊の泣き声って
すごいんだよ。

あれって ただの茶飲み話じゃ
なかったんだ…。

すみませんでした。
(平野)うん。

(相談員)
平野さんのような警察官が

うちの地区にいてくださって
本当に助かります。

自分は ヒラの巡査ですから
フフフッ…。

まだ一つ わからない事が…。

その右手の傷 古いものですよね?

ひょっとして このパイプで
切ったのではありませんか?

さすがですね。

そこまでお見通しとは…。

折れたのが
事件よりも前だとすれば

どうして深田さんは こんなものを
ずっと持っていたんでしょう?

このパイプは
小さな割れ窓だったんだ。

相談する気になったか?

ちょっといいか?

何 持ってるんだよ?

お前 まさか…。

ふざけるな!
(深田)違うって!

俺はやってないよ!

信じて!

一度だけ信じてやる。

でも よく聞け。

これは ちっぽけなガラスだ。

持ってるだけでは罪にならない。

それこそ
路地裏の割れた窓と同じだ。

だがな これが 大きな罪の
入り口になる事だってある。

こんなちっぽけなものが

やがて とんでもない事に
繋がるかもしれない!

いいか?
それだけは絶対に忘れるな!

(折れる音)
うっ…!

頼むから 忘れるな。 いいな?

平野さん!
どうかしたんですか?

いやいや… なんでもない。

ひょっとしたら
深田さんは これを戒めとして

持ち歩いていたのかも
しれませんね。

自らが二度と
犯罪に手を染める事のないように。

そして あなたのように

悪に立ち向かう強さを持つための
お守りだったかもしれませんね。

♬~

どうして
パイプの事を話さなかった?

そうすれば あらぬ疑いを
かけられる事もなかったはずだ。

そのパイプが深田のものだと
俺が言えば

警察は
あいつが大麻を使ったと疑う。

仮にシロでも 死んだあいつには

もうそれを弁明する機会すらない。

なら 俺が それだけは守ってやる。

それが
あいつへの最後の手向けだ。

ああっ… もう行かないと。

また油売ってるって
叱られちまう。

♬~

まさか
辞める気じゃないだろうな?

自分から降りるなんて
そんな きざなまね

てっぺんにいるもんが
考えそうなこった。

まあ ふもとの俺は
ひたすら ふもとで

這いずり回るさ。 な? ヘヘッ。

おい たまには飲みに行こうぜ。

今晩 多幸金 予約してるぞ。

おおっ…!
いいな。 おごりな?

(藤倉)割り勘だ。
(平野)おい おい おい。

コラコラ コラコラ!

あの2人
どこか似てるような気がする。

立場は違えど
親友でライバルか…。

♬~

土門さんにはいないの?
そういう人。

若い頃
一緒に刑事を目指した人とか。

土門さん?

ああ…。

悪いな。
お前に話せるような事はない。

(蒲原)被害者の妻です。
マダム・ヨーグルト?

(呂太)今の奥さんは乳酸菌で
前の奥さんは納豆菌か。

存在してはいけないはずの
納豆菌が入り込んでいた…。

納豆菌が空を飛ぶか
調べてみましょう。

ネバネバネバー!