ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ミス・ジコチョー 第3話 松雪泰子、堀井新太、須藤理彩、余貴美子… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~(3)』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 失敗
  2. 先生
  3. ルナ
  4. エアコン
  5. 郁美
  6. 仮説
  7. 事故調
  8. 火災
  9. 原因
  10. 志保
  11. コーティング
  12. 可能性
  13. 花火
  14. 釧路
  15. 戸崎
  16. 問題
  17. 野津田
  18. ミス
  19. ロボットアーム
  20. 今回

f:id:dramalog:20191101225109p:plain

『ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~(3)』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~(3)[解][字]

ライブハウスで火災事故が発生、ステージの花火が原因と思われたが、真奈子は空調機械から発火した可能性を指摘。そのメーカーは、助手の野津田がかつて勤めた会社だった。

詳細情報
番組内容
とあるライブハウスで火災事故が発生、バンドメンバーの女性が死亡した。ステージでの花火が発火の原因と思われたが、真奈子(松雪泰子)は業務用空調機械から発火した可能性を指摘。だがそのメーカーは、真奈子の助手の野津田(堀井新太)がかつて勤めていた会社だった。野津田はそこで大きな失敗を犯し、立ち直れずに退社したのだった。古巣相手に萎縮する野津田を、真奈子は立ち直らせることができるか…。
出演者
【出演】松雪泰子堀井新太須藤理彩高橋メアリージュン余貴美子
原作・脚本
【作】八津弘幸
監督・演出
【監修】畑村洋太郎
音楽
【音楽】眞鍋昭大,【主題歌】[ALEXANDROS]

 

 


♬「風に乗って飛んでゆけ」

♬「季節に咲く花のように」

♬「揺れながら探してた
歓びに出会える歌を」

♬「眩しく輝いている 朝陽の方へ」

(火災報知機の音)

おい やばいんじゃないか これ。

(釧路)以上が ライブ当日に

ネット配信番組の撮影スタッフが
撮った映像です。

(戸崎)発生は 5日前の午後8時3分。

ロックバンド ルーズマリーのライブ中に
火災が発生。

キーボード担当のルナこと
水上瑠奈さんが

残念ながら命を落としてしまいました。

(真奈子)奇跡ね。

2003年 アメリカ・ロードアイランド州
ライブハウスで起きた火災は

演出で使った花火が カーテンに燃え移り
瞬く間に全焼。

ギタリストを含む
100人以上の犠牲者が出た。

それ以外にも ブラジル・サンタマリア
アルゼンチンのブエノスアイレス

中国・洛陽など 世界中のナイトクラブで
起きた火災事故で

数百人規模の犠牲者が出ている前例は
山ほどある。

それに比べれば たった一人の犠牲者で
済んだ今回は まさに奇跡。

非常に興味深いケースね。

(野津田)先生 顔 笑ってます。

(釧路)天ノ教授のおっしゃることも
分かりますが 弊社としましても

多数のイベントホールを
運営しております。

その安全性に問題がないことを
証明するためにも

皆さんに
原因の究明をお願いした次第でして。

会場での火気使用については
消防に許可はとってあったんですよね?

もちろんです。 ただ…。

実は 本番前に
もう少し派手にしたいから

花火の火薬を増やしたいとの
申し出がありまして。

許可したんですか?
(釧路)まさか。

(戸崎)いや しかし もしかしたら

バンドのメンバーが こっそり
火薬を増やしていた可能性もあるか…。

そのせいで 天井にまで火柱が上がり

燃え移ってしまったということですね。

どうかした?

燈君。

はい。

何か言いたいことがあるなら 言いなさい。

いえ… 別に。

♬~

<全てのしがらみとは無縁の
三者による真実の究明。

それが 事故調査委員会
事故調の使命である>

(ミッツ)確かに もっと火が大きくならないか
って頼んだけど

でも 無理だって言われたんで諦めました。

(リンコ)そんなものに頼らずに

うちらのパフォーマンスで
盛り上げようって

みんなで そう話して。

規則を破るようなむちゃは
していないってことですね。

(石橋)当たり前じゃないですか。
大体 そういうことは

専門のスタッフがやることで 彼女たちが
できることじゃありませんから。

単刀直入に聞くけど
どうして火災は起きたと思いますか?

(石橋)
そんなこと 私たちにも分かりませんよ。

我々は 許容範囲の中で
ライブを盛り上げただけです。

もし あの花火が原因だとしたら
会場側の責任じゃないですか。

それなのに マスコミは まるで私たちが
ルナを殺したみたいな書き方をして。

燈君 トイレ 大丈夫?

いえ 別に。
我慢しない方がいいわよ。

さっき おなかが痛いって
言ってたわよね。

実は そうなんですよ。
痛いな 痛いな 痛…。

トイレって どちらですかね?
それなら 出て左行って 2つ目を…。

僕 方向音痴なんで
案内してもらってもいいですか?

何ですか? えっ?
自分の足で歩いて下さいよ!

さあ
もう 保護者が必要な年じゃないわよね。

ここからは ガチの女子トークよ。

(騒ぐ声)

(アイカ)お前ら 落ち着け!

非常口は 左右に2か所あるから
1か所に集中しないで 慌てずに!

大丈夫。 煙だけは吸わないように
頭を低くして。

イカ 私たちも早く逃げないと!

みんな 絶対に死なないで。

♬~

あなたが奇跡を起こしたのね。

ただ みんなを守りたかっただけ。

ファンがいてくれるから
ここまで来れた。

(アイカ)だけど もうおしまい。

ルナがいなかったら もう…。

そこ!

あれだけの観客が
無事 避難できたのに

どうして ルナさんだけが
犠牲になってしまったのか?

私が殺した。

それは違うって。
あいつが出口を間違えたんだ。

ルナだけ?

自分から中に戻ったとしか思えない。
どうして?

私 ルナと最近うまくいってなくて。

ルナ! いいかげんにしてよ。

何回 同じミスすれば気が済むの?

(ルナ)ごめん。

(アイカ)私じゃなくて
ファンに謝りなさいよ。

何のために音楽やってんの?

ファンのためでしょ。
自分のためでしょ。

そうだよ。 でも…

今の私は
あなたの顔色ばっかり気にしてるの。

私のせいってこと?
(ルナ)悪いのは私。 でも…。

♬~

これ以上 続けられない。

ルナさん あのライブを最後に
バンドを抜けようとしていたみたい。

もしかしたら 音楽そのものを
諦めるつもりだったのかも。

(志保)そんな時 火災が起きて

衝動的に死を選んでしまったってこと?

そんな…。

(郁美)ルナさんの遺体が発見されたのは
楽屋ですよね。

(志保)
確かに 出入り口とは真逆にあるわね。

(郁美)煙による一酸化炭素中毒か…。

もし本当に自殺だったとしたら…
大バカね。

自ら命を絶つのは 一番の大失敗よ。

みんな 先生みたいに強くありませんよ。

あれ!

何か あそこだけ照明の色
濃くないですか?

かなりスモークが たかれてるみたいね。

これ 煙じゃない?

でも まだ花火あがってないですよね。

あ…。

これだ。

えっ 出火源は花火じゃなくて

この大型エアコンってことですか?

エアコンが原因の火災は
過去に何件もある。

ありえない話じゃない。
そうよね 燈君。

え?

最初から その可能性に
気付いていたんじゃないの?

そうなの? 何で言わないの?

行くわよ。
えっ どこに?

そのエアコンのメーカーに
決まってるじゃない。

いや でも
まだ そうと決まったわけじゃ…。

失敗のにおいがする。

行ってらっしゃ~い。

大丈夫かな?
いつものことじゃないですか。

先生が アポなしで聞き込みに行くのは。

心配なのは 彼の方よ。
え?

ここは 野津田君が
うちに来る前に勤めてた会社よ。

え…。

(黒島)いや~ お待たせしました。

元気そうで何よりだよ 野田君。

野津田です。

ああ そうだったか。 失礼 失礼。

まあ どうぞ どうぞ。

しかし驚いたな。
まさか 君が事故調とは。

正確には 私の助手として
参加してもらってます。

でしょうね ハハッ。

天ノ教授のお名前は
かねてより耳にしてます。

お会いできて光栄です。
どうも。

ですが いきなり押しかけてきて

弊社の製品に不具合がないかと
言われましてもねえ。

あくまでも 一つの可能性ですので
問題がないかを証明するためにも

あのエアコンに関する書類を
見せて頂けませんか?

(黒島)無理ですね。

あれは 社外秘中の社外秘ですので。

では 同タイプのエアコンが出火した
というような報告はありませんか?

あらゆる電化製品は
ユーザーのうっかりミスや誤解で

発火することは常にあります。

ですが 製品不良が原因で
出火したと断定されたものは

もちろん ありません。

いいですか? あれは
うちが2年前に空調機械に進出した

旗艦製品ですよ。

1か月後には あれをベースにした
家庭用エアコンが

発売されることになってます。

確証もないのに
うちの製品に悪評を立てられたら

多額の損害賠償を請求することにも
なりかねませんよ。

そもそも
あのエアコンに問題がないことは

そこにいる野津田が
誰よりも よく分かってるはずだ。

そうだよな。

どうなの?

あなたから聞きたいことはない?
それは…。

お前 また同じ失敗 繰り返すつもりか。

辛さ20倍 青天の霹靂ラーメンです。

あ~ おなかすいた。 いただきます。

うん… うん! おいしい。

オーバーねえ。

よく こんなの食べれますね。

感情に流されそうになった時には
辛いものを食べるの。

神経が味覚に持ってかれて
そのあと冷静さを取り戻せるから。

うん。 でも まだ足りないわね。

3年前 僕も あのエアコンの開発に
参加していたんですよ。

といっても
下っ端の雑用係みたいなもんでしたけど。

たまたま 製品にミスがある可能性を
見つけてしまって

上司だった黒島に報告しました。

[ 回想 ] 基板を守る この新素材の
コーティングですが

放熱特性が低いので 蓄熱して
制御系が故障する可能性があるのではと。

バカな。
既に最終チェック段階にあるんだぞ。

ここに来て そんなミスなど…。

もし その仮説が正しければ

全ての販売計画を
白紙に戻さなければならない。

いくら損失が出るか 分かってるのか?

ですが 世の中に出て 問題が起これば

それこそ
取り返しのつかないことになりませんか?

検証して 何も問題がなければ
それでいいわけですし…。

検証をするのに 3週間かかりました。

でも 何の不具合もありませんでした。

しかも そのせいで
ライバル社に先を越されてしまって。

二度と俺の前で
つまらん仮説を口にするな。

お前一人のせいで 10億の損失だ。
どう責任取るつもりだ。

(黒島)分かってるのか!
お前は失敗したんだ。

いいか 次の商品では
何としても挽回しなければならない。

失敗は許されないぞ。
(一同)はい!

(黒島)
チームを分けて 同時進行でやっていく。

機械系 木村。 はい。
吉川。 はい。

その後 開発に関わる仕事からは外され

単純なデータ整理の仕事を
押しつけられました。

(ため息)

♬~

データは メールでお送りしました。

お先に失礼します。

課長。

おい 野津田。

お前 何てことをしてくれたんだ。

メールの送信先を誤って

社外秘の情報を
流出させてしまったんです。

あの時 みんなの信頼を取り戻したくて
焦ってました。

自業自得ですよね。

そもそも 軽はずみに

あんな仮説なんか
口にするんじゃなかった。

あの…
そんなに興味ないですか? 僕のこと。

あるわよ。
えっ?

失敗は 対処を間違うと 次の失敗を生む。

失敗の連鎖を いかに断ち切るか。

あなたの失敗は そのいい検証材料に
なると思っていたから。

知っていたんですか? 僕のやったこと。

採用する時に 志保たちが調べたから。

じゃあ どうして
僕を一緒に行かせたんですか?

あの会社にとって 僕は汚点なんですよ。

僕が行ったら 相手は協力したがらないに
決まってるじゃないですか。

開発に関わった あなたが行ったら

相手は焦ってボロ出すんじゃないかと
思ったんだけどね。

今回の事故調は 僕を外して下さい。

…って言ったのに 何で僕一人で
事故調をやらなきゃならないんですか!

しかたないでしょ。
緊急事態なんだから。

完成したはずのロボットアームに
問題が見つかったの。

だから 先生 しばらく現場に泊まり込みで
作業することになるって。

だったら 僕も そっちを手伝います。
事故調には ほかのメンバーもいますから。

私も そう言ったんだけど
そんな無責任なことはできないって。

後のことは あなたに任せるそうよ。

あなたが事故調を続けることが条件で
真奈子は向こうを引き受けてくれたの。

そういうことだから
君は君で しっかり頑張って。

イクミン 手伝ってあげて。
(郁美)えっ 私がですか?

いかがでしょうか?

手首作動関節の可動範囲が
足りないのよね。

(喜里子)
やっぱり 事故調なんかより似合ってるよ。

何しに来たの?

ここの会社とは
うちもプロジェクトを進めてるから

ちょうど あなたがいるって聞いてね。

今 何度? 23度です。
2度上げて。 はい。

邪魔しないでくれる?
随分ねえ。

せっかく 母親が
娘を心配してきてやったのに。

お願いだから 気が散るから帰って。

はい はい。

可動範囲 あと10度上げて。
やってみます。

♬~

エアコンの出火で よくあるのは
結露によるショートだよね。 うん。

でも この機種は
新素材のコーティングで基板を保護して

結露防止を徹底しているから
そんなことは起こりえない。

(郁美)タコ足配線も
ねじれの問題もなし… か。

前に トモルンが疑った設計ミスは
どんなことだったの?

このコーティングのせいで
放熱特性が低くなり

蓄熱して制御系が故障する可能性が
あるんじゃないかって。

(郁美)なるほど。

でも その仮説は間違ってた。

やっぱり エアコンじゃないのかもな~。

ここまで
仮説の一つも立てられないんじゃね。

もしかして 何か思ってることがあるの?

ああ いや… いいんだ。

あんたさあ ずっと そうだよね。

燈君は どう?

(志保)
しぶしぶ 事故調を引き受けたけど

本当は あなたの方を
手伝いたかったみたい。

彼 もともと ロボット工学やりたいって
言ってたから。

そう。

でも無理ね 今の彼じゃ。

失敗を恐れて
自分の考えを押し殺している限り

工学者としての未来はない。

厳しいわね 志保さんは。

あなただって そう思ってるから
事故調を続けさせたんでしょ。

怖いんだよ。
また取り返しのつかないことになって

ここに いられなくなるんじゃないかって。

もし また安易に仮説を立てて
それが間違ってたら

俺だけじゃなくて 先生の信用も
傷つけてしまうかもしれない。

先生は トモルンを見捨てたりしないよ。

いや。

ここに採用された理由だって
失敗学の検証材料としてなんだと思う。

工学者として認められたわけじゃない。

だから
いつクビになっても おかしくない。

なら せめて私には教えて。
どんな仮説を思いついた?

(釧路)あれから調べを進めたところ

あの花火には 通常より多くの火薬が
使われていたんです。

(戸崎)過剰な演出を求める
バンドとのやり取りの中で

何らかの手違いがあったんだろう。

次回の会議で 最終意見をまとめて
報告書を作ろうと思うが いかがですか?

はい。 異論ありません。
(戸崎)何かありますか? 野津田さん。

え?

あ… その…。

いえ 何でもありません。

(戸崎)
では 次回の会議は 10月4日 金曜日…。

♬~

火事の原因
やっぱり 花火だったそうですね。

まだ 100%そうだと決まったわけでは…。

私なんです。

もう少し派手にならないかって
最初に言いだしたのは。

ルナとの最後のライブだったから。

私のせいなの。

真奈子は?
(郁美)お疲れさまです。 どうかしました?

ロボットアームの開発が 全部白紙!?

一体 どうして?

開発の前提となる環境設定で
ミスが発見されたの。

今更ですか?
真奈子は いけるって確信してた。

改善するには
一からやり直すしかないそうよ。

そんな… 先生が そんなミス…。

そして
それを指摘したのは南雲博士だった。

(郁美)それは 相当ショックですね 先生。

(志保)さっきから連絡してんだけど
出てくんないのよ。

まさか また飛び降りるつもりじゃ…。

飛び降りる?

一度 未遂があるの。 須津川渓谷で。
やっぱり 同じような大失態して。

その時は どうにか
思いとどまってくれたんだけど。

(志保)失敗学なんて やってるから
自分の失敗の大きさが分かって

かえって もろくなるのよね。
(郁美)大丈夫かなあ。

俺 行ってきます!

野津田君。

真奈子を頼むわね。
はい。

♬~

先生!

♬~

先生!

先生 ダメです!

自分から命を絶つことは
人生最大の失敗って

そう言ったのは先生じゃないですか!

何のこと?
何って…

今 飛び降りようとしてましたよね?

私が?
はい。

まさか。 飛ぶのは あなたよ。

3 2 1 バンジー

え~!
キャ~! アハハハ!

キャ~! エキサイティング!

(燈の叫び声)

ハハハ… はあ…。

ソー アメージング!

サンキュー! ナイス バンジー
ナイス バンジー

(2人)イエ~イ!
サンキュー!

あ~ すっきりした。

飛んだの 僕ですから!

知り合いが落ちてくのを見るの
たまんないのよね~。

何すか それ! 僕は てっきり
先生が飛び降りるって聞いて…。

あ~ 私は無理よ。 高い所 苦手だから。

前に一度 チャレンジしたけど
やっぱりダメだった。

あれ? 志保たちから聞いてない?

え?

[ 回想 ]
まさか また飛び降りるつもりじゃ…。

一度 未遂があるのよ。

あ~ それで勘違いしたんだ。

わざとですよね 絶対。

さっ 次 行くわよ。
はい?

それでは あおむけにお変わり下さい。

あ~ よく寝た。

全く。 人が心配して来てるっていうのに

よく爆睡できますね。
いいじゃない。 気持ちよかったんだから。

こんなの ただの現実逃避ですよ。

自分の失敗から
逃げてるだけじゃないですか。

そうよ。
え?

逃げなきゃダメなのよ。

失敗したら 誰だって落ち込むし
冷静じゃいられないでしょ。

そんな時に無理して頑張っても

かえって大きな失敗するだけよ。

大体 私が失敗したのは
あいつのせいなのよ。

母親面して ウロウロするから
気が散っただけ。

私のせいじゃない。 そう思うでしょ?

先生らしくないですよ。
人のせいにするなんて。

そんな つまんない正論 言ってると
天罰下るわよ。

何… 痛え~! そこ…。

フフッ ほら見なさ… 痛っ!

痛っ… 痛い痛い…。
痛たた…。

また激辛ですか?

失敗から回復するには
1 まず 逃げること

2 誰かに愚痴を言うこと
3 ぐっすり眠ること

そして 4 おいしいものを食べること。

どうしました?

来た… これは やばい…。

燈君も食べなさい。

絶対 嫌です。
上司の命令が聞けないわけ?

それ パワハラですよ。
僕が訴えたら 僕の勝ちです。

やれるもんなら やってみなさい。

バンジーで泣いちゃった あなたの写真
流出させるから。

泣いてませんから!

う~ん! うん…。

強いっすね 先生は。
辛い。

僕が先生の立場だったら
恐らく1か月は立ち直れませんよ。

う~ん 辛っ。

僕も先生みたいに強くなれたらな。
辛っ。

辛すぎる。 涙出てきた。

(はなをすする音)

はあ…。

「辛い」っていう字と「辛い」っていう字は

区別がつかないわね。

何言ってんだろう 私。

野津田 燈 いきます!

♬~

(笑い声)

辛すぎて… 笑えますね。

(笑い声)

笑うか泣くか どっちかにしなさいよ。

先生こそ。 ああ つらい。

あっ 辛い!

遅くなって すいません。
大丈夫?

喉とお尻が痛くて…。

あれ? 先生も やっぱり まだ…。

夜中に来て 新しいロボットアームの
設計と格闘してたみたいよ。

え?

朝一で
ロボットアームのプレゼンに行くって。

また ここから1年はかかるから
のんびりしてらんないって。

(志保)野津田君のおかげで
すっかり吹っ切れたみたいね。

いや 僕は何も…。

次は君の番じゃないの?

♬~

(戸崎)本日 最終的な意見をまとめて
報告書にしたいと思います。

では まず 火災が起きた原因は

演出効果で用いたステージ用の花火が
通常より多い火薬量で使われたことで

施設天井に引火し そこから…。

お待ち下さい。

やはり エアコンから出火したとは
考えられないでしょうか?

それは 前にも議論して
起こりえないと結論が出たはずだが。

はい。 ですが ライブ会場においては

ある仮説が成り立ちます。

(釧路)仮説?

度々 スモークという 粘着質のある気体を
使用する会場内では

当然 エアコン内にも それが付着します。

あのエアコンは
新素材のコーティングが使われています。

積み重なった油性の付着物と熱応力で
コーティングが傷み

それが原因で 基板から発火する可能性も。

それは 天ノ教授のお考えですか?

いえ 私独自のものです。

仮説というには 少々 強引すぎますね。

君は あくまでアシスタントだろう。

わきまえたまえ。

(戸崎)
まあ 今回は検証するまでもないだろう。

やってみて
何事も起きませんでしたでは

恥をかくのは君ばかりでなく
天ノ教授だよ。

私は 彼に従います。

事故調は 彼に一任したので。

先生。

♬~

博士 施設を貸して頂き
ありがとうございます。

今回は 野津田君のためだから。

いい年して ああいう若い男が好きなの?

否定はしないけど
興味あるのは彼の才能ね。

こんな針に糸を通すような仮説
なかなか見いだせない。

…ってことは つまり
実証される可能性は まずない。

やっぱり そうよね~。

つい 勢いで言っちゃったのよね。
あいつ すごい自信ありそうだったから。

全く…。

準備 できました!

今回使うのは
火災があったものと同じ使用年数で

同じ経営グループのライブハウスで
使用されていた

ニゾンエアーの大型エアコンです。

基板周辺に
油性スモークの成分を付着させた状況で

動かしていきます。

では 実験開始。

♬~

10分経過。

内部温度32度。

♬~

(郁美)30分経過。

内部温度40度。

サンキュー。

(郁美)1時間経過。 内部温度43度。

確かに だいぶ温度は上がってるけど
発火するほどではないね。

♬~

(郁美)間もなく1時間半です。

ちょうど火災が起きた時間ね。

♬~

(郁美)2時間30分経過。

♬~

もう十分じゃないですか。

全く人騒がせな。

我が社の製品に問題などないと
最初から申し上げましたよね。

(戸崎)まあ それが証明できたわけだから
よしとしましょう。

冗談じゃない!

今回の件で 家庭用エアコンの発売を
遅らせることになったんですよ。

おい 野津田!

お前 どこまで みんなの足を引っ張れば
気が済むんだ。

この件は きっちりと償ってもらうからな。

あなたも野津田に賛同したそうですね
天ノ教授。

この責任 どう取るおつもりですか?

聞いてるんですか?

♬~

燈君 あなた 失敗しちゃったわね。

え?

釧路さん あなた方は
エアコンのメンテナンスは

どのようにされていましたか?

(釧路)うちのグループでは
毎回 公演前にチェックして

必ずクリーニングしてます。

このエアコンも そうだし
火事になった会場のも同じです。

新型コーティングのおかげで
基板を外さずに

簡単に クリーニングできる。

イージー・メンテナンスが
我が社のエアコンの特徴だからな。

今度は私たちを疑うんすか?

いいえ。 ただ そのメンテナンスこそが
火災の原因かもしれません。

(釧路)どういうことだ?

やってみましょう。

まず ライブハウスでやっていたように

溶剤でクリーニングを施します。

それでは 実験を開始します。

エアコンは 寒い中 暑い中

完全なメンテナンスが
行われるとは限らない状況で

長年 使われています。

メーカー各社では
さまざまな失敗を経て

基板部分からの発火を
ゼロにすることはできない

という考え方が主流なんです。

だから 仮に発火しても
火災にはならないように

鉄の板で
基板部分をガードすることが多い。

そんなことなら知ってますよ。

でも
我が社が導入したコーティングなら

絶対に そんな失敗は起こらない。

無駄なガードがいらない分
コストカットができる。

失敗が起こることを前提に
コストをかけていては

競争できないですよ。

(郁美)
内部温度 間もなく80度になります!

もう そんなに…。

使われているコーティングは
多様性のある新素材ですが

エアコンでの使用については
実験が不足していたんじゃないですか?

そんなことはない。

100度を超えます! 更に上昇!

例えば エアコン独特の熱応力の負担で

コーティングに
僅かなひび割れが発生する。

ありえん!

130度!

燈君が指摘した油性の付着物は

むしろ逆に 一時的に そのひび割れを
埋めていたとも考えられます。

180度!

皮肉にも
頻繁にクリーニングをしたことで…

その付着物も取れ…

水分が少しずつ 基板部分に入り込んだ。

200!

それを1年 2年…

と続けたとしたら…。

♬~

あ… そんなバカな!

失敗をゼロにはできません。

機械も そして 人も。

失敗を認めず
頭ごなしに非難するばかりではなく

失敗から回復できる力
回復できる環境を作ることが

大きな失敗を防ぐんです。

よかったですね 黒島部長。

今回の事故で気が付かなければ

また御社の製品で
犠牲者が出るところでした。

野津田君に救われましたね。

♬~

あなたの最大の失敗は

彼を手放したことよ。

♬~

君の仮説は間違ってた。

でも それがあったおかげで
本当の原因に たどりつくことができた。

あなたの失敗は

価値のある失敗だった。

♬~

これが今回の火事の真相です。

君たちのせいじゃなかった。

でも ルナが私のせいで死んだことに
変わりないから。

僕は そうは思わない。

ずっと気になってたんだ。

どうして楽屋だったんだろうって。

もし本当に死ぬつもりなら

火が燃えてるステージの方へ
戻るんじゃないかな。

楽屋で亡くなっていた
ルナさんの手には

スマートフォンが握られていました。

ルナさんは
スマホを楽屋に取りに行ったんだ。

スマホ? そんなものを 何で…。

僕も そう思って ご家族に頼んで
そのスマホを借りてきました。

この中には 歌詞のアイデア
思いついたメロディーが

いくつも記録されていました。

一番最近のものが…。

(ルナ)♬「ありがとうって言いたいはずが」

これって…。

イカが 次の新曲にって
書いたメロディー。

♬「一緒にいてよと」
詞をつけてたんだ あいつ。

♬「思っているのに」

彼女は やっぱり 君たちと一緒に

バンドを続けていこうって
思ってたんじゃないかな。

♬「いくつも失敗のりこえて ぼくらは」

これは 彼女にとって
掛けがえのないものだった。

だから…。

命懸けで取りに戻ったんだ。
♬「優しくあるために」

♬「正しい失敗 くりかえす」

♬「僕は決して つぶれない」

彼女は決して自殺なんかしてない。

♬「ぼくらの愛は つぶれない」

♬「レジリエンスを信じてる」

結局 バンドは続けるんだ ルーズマリー。

うん そう決めたって。

それで 先生 これを…。

何? これ。

ルナさんの演奏を完コピできる
ロボットを作ってほしいって

彼女たちに頼まれちゃって。

でも ロボットアームの開発が
うまくいけば

決して夢じゃないと思うんです。

だから 頼みます 先生。

お断りよ。

え?

あなたが頼まれたんだから
あなたの責任でやりなさい。

いや でも…。

ロボットアームの仕事は 君に任せる。

いいんですか?

嫌なら 別にいいけど。
いや もちろんやります!

ありがとうございます!
(笑い声)

じゃあ とりあえず 挨拶に行ってきます!

行ってらっしゃい!

彼を採用した理由

失敗学の研究材料として
じゃないんでしょ。

本当は 並外れた工学者としての…。

あの… すいません

ロボットアームの会社って
どこでしたっけ?

♬~

やっぱ 私が行くわ。
はい お願いね。

♬~

ほら 行ってらっしゃい。
行ってらっしゃい。

♬~

先生 待って下さいよ!

僕が… 僕にやらせて下さい! ねっ!

チャンス! チャンス下さい 先生!

もう お願いします!

そんな勝手なことは認めない。

椎名先生の手術に
ミスがあったんじゃないかと。

やるわよ。
かなり変色してますね。

だから それは関係ないですから 全然。

何か疑ってるんですか?
パンダよ。 事故調のパンダ。