ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

赤ひげ2 第1話 船越英一郎、中村蒼、佐津川愛美、前田公輝、鈴木康介… ドラマの原作・キャストなど…

『BS時代劇 赤ひげ2(1)「憎しみの果てに」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 先生
  2. 医者
  3. 田山
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  11. 保本
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  13. 改革
  14. 自分
  15. 病人
  16. 母上
  17. 母親
  18. バカ
  19. 一人
  20. 苦労

赤ひげ [ 三船敏郎 ]

赤ひげ [ 三船敏郎 ]

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『BS時代劇 赤ひげ2(1)「憎しみの果てに」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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BS時代劇 赤ひげ2[新]<全8回>(1)「憎しみの果てに」[解][字]

赤ひげの勤める養生所に、足を怪我した岡場所の遊女・およねが入所してくる。ひねくれた性格のおよねは、やがて、どうやら赤ひげに恨みを抱いていることが分かり…。

詳細情報
番組内容
江戸時代。貧しい人々のための医療機関である「小石川養生所」。所長の新出去定(船越英一郎)は、恐れを、あるいは親しみを込めて「赤ひげ」を呼ばれていた。保本(中村蒼)、津川(前田公輝)、そして新人の田山(鈴木康介)ら医師が日々奮闘する養生所に、足を怪我した岡場所の遊女・およね(佐津川愛美)が入所してくる。ひねくれた性格のおよねは、やがて、どうやら赤ひげに恨みを抱いていることが分かり…。
出演者
【出演】船越英一郎中村蒼佐津川愛美,前田公輝,鈴木康介
原作・脚本
【原作】山本周五郎,【脚本】尾崎将也

 

 


(保本)<享保の改革の時 江戸の小石川に
幕府直轄の養生所が作られた>

どけどけ~!

(竹造)ほら…! おい みんな 早くしろ!

<ここは 貧しくて医者にかかれない者を
救うために建てられた医療施設である>

少し しみるぞ。
うわ~!

ああっ!

<私 保本 登は
そんな養生所で働く医者だ>

(お雪)去定先生が すぐ来いと
おっしゃってます! はい。

ううっ! ううっ… うううっ…!

先生!
(去定)田山と代われ。

はい!

動くな!
ここと ここを押さえるんだ。

(田山)なるほど。
ううっ!

ううっ… ううっ…!

<ここの所長は 新出去定。

ある人は恐れを
ある人は親しみを込めて

彼のことを 赤ひげと呼ぶ>

いくぞ。

うわ~!

足を押さえろ!

しっかり押さえんか!

♬~

先生!
何だ?

この養生所は
改革をしなくてはなりません。

ほう… どんな?

もっと 医者を増やしましょう。

今では 到底 手が足りません。

人を増やす余裕などない。

ただでさえ 奉行所から
費用を削れと言われてるんだ。

今の倍ほど働けば なんとか。

何も分からんくせに
余計なことを言うな!

何をやってるんだ?

新出先生に 意見の具申をしておりました。

話は私が聞くから。
はい。 では。

保本。
はい。

あの男のことは お前に頼んだはずだ。

ちゃんと指導しろ。
失礼しました。

<田山は ひとつき前に来た
見習いの医者だ。

私は この男の教育係を

去定先生から任されていた>
おい 田山。

倍も働けるわけがないだろう。
心の持ち方次第ではないでしょうか。

<いや 押しつけられたといっていい>

(津川)大変だな 教育係も。

風邪だな。

<もう一人の医者 津川は我関せずだ>

3日分だ。
へえ。

食事は まだか?

(お常)今やってますよ。
見れば分かるでしょう?

遅れている。
定めのとおりにしてくれないと。

人を増やしてもらわないと 無理ですよ。

倍は働けませんよ。

改革しなくては…。
ほら 改革 お仕事。

お仕事 改革 ほれほれ!
言われなくても分かってる。

<下働きのお常と お雪。

前にいた お光が田舎に帰り
忙しくなった>

ちょっと あんた…
ちょっと 切れてないじゃないか。

もうバカだね 本当に。

<頼りになる2人だが 怒らせると怖い>

♬~

鶏肉や卵など 滋養のありすぎるものや
酒は お控えなさるように。

質素な食事を心がけ
少しは体を動かしなさい。

でなければ 命を縮めますぞ。

命! あ…。
旦那様!

では 薬料を頂きましょう。

<去定先生が
お金持ちの病人から 高額な薬料を取り

養生所の費用に充てていたが

それも 焼け石に水

養生所もまた
貧困と闘っていた>

<そんな ある日…>

ほらほら 早くしろ!
こっちだ こっちだ! ほら!

(新太)けが人だ。
(政次)お願いします。

奥に運べ。
こら 履き物を脱げ!

今はいい! すまん 開けてくれ。
こっちだ こっち。

(およね)ああっ!

傷口を洗うぞ。
はい!

岡場所か?
へえ 根津の。

名前は?

およね。

田山 押さえろ。
はい。

少し しみるぞ。
うん…。

うあ~!

これは刺し傷だな。 誰にやられた?

忘れたね。

どうなんだ?
さあ…。

あっしらも 見ていたわけじゃないんで。

(田山)どんな男だった?

さあ…。
すぐ姿を消しちまって はっきりとは。

(田山)
そんないい加減なことで どうする!

奉行所に届けねばならんな。

やめとくれ!
そういう定めになっている。

あんた うるさいね!
(田山)失敬な!

(およね)ううっ! ううっ… ううっ…。

岡場所の女か…。

命に別状はありませんが
しばらく 入所させねばなりません。

ただ 奉行所に届けを出すことを

本人も 岡場所の者も
ひどく嫌がっております。

そりゃ 岡場所は そうだろうが

役人が来たりすれば
痛いところを つつかれるからな。

よろしいですか?
構わん。

届けろ。

(間下)
では 男の顔は覚えていないのだな?

そうですよ。 もう何度も言ってるでしょ。

どうして 客の男と もめたんだ?
知りませんよ。

このおよねは 前にも
客と喧嘩したことがありやしてね。

よくあることでさあ。

男のことで
何か覚えてることはないのか?

どこかに彫り物があったとか…。

でないと 俺たちも
捜しようがないではないか。

捕まえてもらったところで
どうしようもないでしょ。

いいですよ もう。

ご苦労。

顔も名前も分からないで
どうやって召し捕れというのだ。

それが 貴殿たちの仕事だろう。

傷は どれぐらいで治りそうだ?

ひとつきほどでしょうか。

♬~

痛むか?
そりゃ 痛むさ。

ああ…。

ここの連中は よく働くね。

貧しい者を救うためだ。

救う? こんな冷たい板場に寝かされて
薄っぺらいお仕着せ 着せられて

なにが救うだ。

畳は ノミとシラミの巣だ。

こういう板場の方が 病人にはいいんだ。

このお仕着せも
汚れが目立つからいいんだ。

どれも 新出先生がお考えになったことだ。

フン… みんな だまされて。

何?

この辺も痛むんだよ。 見ておくれ。

そ… そんなとこが痛むはずがない。

あんた かわいいね。

では また来る。

(お常)食べてないじゃないか。

私 毎日 鯛の尾頭付きを食べてたの。
だから こんなものは口に合わないんだよ。

こういう質素な方がいいんだよ。

新出先生のお考えかい?
そうだよ。

赤ひげ先生のおかげだよ。
もうすぐ うちに戻れるよ。

養生所がなけりゃ
私なんか とっくに お陀仏だったよ。

(笑い声と せきこみ)

♬~

あの女 嘘ばっかり。

岡場所で 鯛の尾頭付きが
毎日出るわけないじゃないか。

私にも でたらめなこと言ったのよ。
ええっ?

私は どこかのお殿様の
落としだねだとか言って!

「かわいい」も 嘘か…。

どうかしたんですか?
いや あの女は体だけではなく

心を病んでるようだ。
はあ…。

(お雪)去定先生みたいなこと言ってるよ。

あの田山って先生 去定先生に憧れて
自ら望んで ここに来たんですって。

そんなことするやつの気が知れないな。

その割には 津川先生も
ずっといるじゃないの。 ねえ?

俺がいないと
あんたらが寂しがると思ってな。

<私は およねが言った言葉が
妙に気になっていた>

みんな だまされて。

<誰に だまされているというのだ…>

(おみよ)およね?
あんな女のことなんか知らないよ。

いや あの男から
お前が およねと親しかったと聞いたが。

おい! ねえ こっち こっち!

およねに 親しい者なんていないよ。

嫌われ者だったのか?

こっちが優しくしてやっても
ありがとうも言わないで

恩を仇で返すようなことばっかりして
爪はじきだよ。

どうして そうなったんだ?
さあ…。

親を早くに亡くして
苦労したって聞いたけど

ここにいるのは
そんな事情を抱えた女ばかりだからね。

(せきこみ)

どうした。 風邪か?

吐いて…。

(せきこみ)

よし いいぞ。

悪いね。

これが仕事だ。

風邪薬の葛根湯だ。

煎じて 飲みなさい。
すまないね。

そういえば あの女

自分は いつか 人を殺すかもしれない
なんて言ってたよ。

えっ 殺す? 誰を殺すっていうんだ?

知らないよ。
それだって 口から出任せだろ。

ほかにも 街に火をつけるだの
井戸に毒を入れるだの

思いつきで言ってたからね。

(せきこみ)

<およねは どうして
すぐ ばれる嘘ばかりつくのか…。

何が あの女を そうさせるのか…>

我々は まだまだ無知だ。 そして無力だ。

無知と貧困…
こいつと闘っていくしかない。

<これも
無知と貧困から起こることなのだろうか>

♬~

今 帰った。

(まさを)お帰りなさいませ。
(八重)お帰りなさい。

いつも こんなに遅いのですか?

母上 いらしてたんですか。

尾八木出羽守様から

あなたを お抱え医師に欲しいと
お話があったのですよ。

そのことは お断りしたはずです。

いつまで こんな貧乏暮らしを
続けるつもりなのですか?

まさをさんにも 苦労させて。

私は別に…。

すぐ 夕餉を用意いたしますから。

私は帰ります。
そうおっしゃらずに ご一緒に。

母上が帰らないと
父上が ご機嫌斜めでしょう。

そうなのです。 では ごめんくださいませ。

お構いもいたしませず。

お気を付けて。

すまないな。 母上の相手をさせて。
いえ。

どうしました?

いや… 人には恵まれている者と
そうでない者がいる。

どうしてなのだろう。
さあ…。

私は恵まれている。

私も。

母上は ちょっと うるさいけどな。

フフッ…。
ハハッ…。

(おきぬ)ごめんなさいまし。

はい。

災難だったねえ。

今頃 親切めかして何だい。

実の叔母に そんな言い方ないだろ!

だから どうした。

これまでだって
よくしてやったじゃない…。

どこが。

事あるごとに 私から金を奪うことしか
考えてないくせに。

親を失って 一人になったあんたを拾って
世話してやったんだ。

少しくらいもらって 何が悪い!

あんたにやる金なんかないよ!
チッ。

野たれ死ねばいいんだ!

何 見てんだよ!

♬~

ちょっと。

何だい。 何か文句でも?
あ いや…。

およねは 早くに親を亡くしたそうだな。

あの子の父親は およねが赤ん坊の頃に
姿を消しちまってね…

母親が 女手一つで
あの子を育てたんですよ。

でも その母親も
およねが13の時 病気で死んじまった。

13で 孤独の身か…。

しょうがないから 私が あれこれ
世話してやったんですがね。

あの恩知らずが。

世話してやったのに
なぜ 岡場所に身を落としている?

知ったことかい。

それが 私のせいだって言うんですか?

身持ちが悪いのは 自分のせいだろ。

母の病気は 何だったんだ?

労咳だよ。 長く伏せってた。

それが ある晩 急に悪くなったそうでね。

医者に診せなかったのか?

診せたくても 診せられなかったのさ。

え?

およねは 母親を助けてくれって
麹町の町医者んとこへ走っていった。

でも そこの医者は 忙しいからって
取り合ってくれなかったんだ。

そんな… ひどい医者だな。

その夜 あの子の母親は死んじまった。

あの女 岡場所の女だってさ。

何だよ。

(およね)先生 お願いします!
おっ母さんが苦しそうで…。

来てください! お願いします!

先生!

♬~

おっ母さん…。

きっと 先生が来てくれるからね。

そしたら 治るからね。
ううっ…。

おっ母さん!?

ううっ…!

(せきこみ)
おっ母さん!

おっ母さん? おっ母さん!

おっ母さ~ん!

おっ母さ~ん! おっ母さ~ん!

♬~

お呼びでしょうか。

およねのことだ。

田山の手に余るだろう。
少し見てやれ。

はあ…。

やっております。
何?

気になって およねのことを
調べていたのです。

およねの叔母から聞いたのですが

およねは 母を病で失った時
医者が診てくれなかったそうです。

およねは
そのせいで母が死んだと思っています。

どこの医者だ?

麹町の町医者だと言っていました。

そのせいで およねは 心が
ひねくれてしまったのかもしれません。

それは わしだ。

は?

その医者は わしだと言ってるんだ。

え? いや しかし 先生が
病人を放っておくようなことは…。

したんだ。

あの娘のことは気になってた。

後で家を探したんだが 見つからなかった。

では およねは その時の医者が
先生だということは…。

知ってるだろうな。

そういえば あの女

自分は いつか 人を殺すかもしれない
なんて言ってたよ。

まさか…。

どうした?

いや…。

およねは いつか 人を殺すかもしれないと
言っていたそうです。

そうか…。

落ち着いてる場合じゃありませんよ。

おい 何をする気だ?

いや 問いただして ここから出します。

問いただされて 「そうです。 私は殺しに
来ました」などと言うバカが どこにいる。

では どうすれば?

何もするな。
何も?

そうだ。

そんなバカなことをおっしゃらず
十分 お気を付けください。

お前は 自分の仕事をしろ。

少し慣れてきたからといって
いささか 図に乗ってるんじゃないか。

図に乗ってなどおりません!

全く 赤ひげは…。
せっかく 心配してやったのに。

<去定先生は
麹町で町医者をしていたのか…。

先生は 昔のことを何も話そうとしない>

(お雪)はあ…。

食べないの?

それじゃ 治るもんも 治りませんよ。

ほっといてよ! 岡場所の女だからって
哀れんでるんだろう!

あ! あ~ もう…。

後で おなか すきますよ。

これでも食べて。

傷の具合を診よう。
お願いします。

あんた かわいいね。

失敬な!

あ~ 腹が立つ!
(お常)ええ?

何で我慢しなくちゃいけないんですか!

辛抱してくれ。 あの女は
人に優しくされたことがないんだ。

それに 今 変な気を起こされると まずい。

変な気って 何です?
いや…。

やはり 俺は かわいいのか…。

は?

あ…。
何ですか?

あ いや… 仕事が終わったあと
包丁などは どこにしまってる?

いや そこに そうして…。

いかん!

どこか…。
はい?

いや ここでは すぐ見つかるな。
ここは…。

先生?
どうしたんですか?

ここか…。 いや ここもな…。

(喜助)早く仕事に戻りてえなあ。

仕事… 道具かい?

おお。 肌身離さず持ってんだ。

そう。

大黒寺の普請は この俺がやったんだぜ。

一本立ちして 初めての仕事だ。

そうかい… 大したもんだ。

ところがよ
博打に手ぇ出したのが 運の尽き。

借金作って 仲間にも見放され

しかも 病まで しょって…。

きっと やり直せるさ。
おお もちろん そのつもりさ。

ううっ! ああ…。

やり直せる人はいいね。

おめえだって…。

私は もう無理。

それより…

やり残したことがあるのさ。 何だい?

♬~

保本先生! お役人が…。

え?

どうかしましたか?

実は およねを刺したやつが捕まったのだ。

え? 無理と言われていたのに よく…。

フン。 ああ 酒場で酔った勢いで

金をもらって
女を刺したと言う男がいてな。

そいつを とっ捕まえてみたら…。

何! およねに刺してくれと
頼まれただと!?

ええ そうなんですよ 旦那。

そんなことを頼む者が どこにいる?

いたんだから しかたないだろ!

およねが 刺してくれと頼んだ?

うむ。 まあ どうせ
苦しい言い逃れだろうが…。

<もしや およねは
ここへ運び込まれるために わざと…>

♬~

待て待て待て およね およね…!
もう よしなさいよ。

どうかしたのかい?

あの男…。
ああ。

養生所の赤ひげとか呼ばれてる医者さ。

赤ひげ…。

先生! お願いします 先生!

おっ母さ~ん! おっ母さ~ん!

おっ母さ~ん!

♬~

ううっ… ああ…!
≪(足音)

寝ていなくては駄目じゃないか。

私のことなんか どうでもいいだろ。

けが人が どうでもいい
などということはない。

ああ そうかい。

ん… ん…。

治ったら どうするつもりだ?

さあね…。
また あの岡場所に戻るさ。

借金でもあるのか?
うるさいねえ!

ほかに どこに行けって言うんだい!

何だよ。

うん…。

どうかしましたか?
いや… 何もない。

どけよ。

(戸をたたく音)
≪(竹造)けが人です。 お願いします!

うあ~…。
(おすみ)
私の亭主と お父っつあんなんです。

(津川)どうした?
2人で仕事をしてたら

足場が崩れて…。

出血がひどいな。

助けてやってください。
うちには3人の子どもがいるんです。

分かったから 早く外にいろ。

骨が折れてる。
うあ~!

去定先生を呼べ。
多分 裏の薬草園だ。 はい。

(喜助)ううっ… ううっ…。

助けてくれ。 ううっ…。

ううっ…。

うっ ううっ…。
ちょ… どうしたんだい?

ううっ うっ…。

(足音)
あっ ちょ… ちょっと!

忙しいんだよ!
ううっ…。

病人が… 死んでも知らないよ!
うう~っ…。

あっ… ああ…。

ちょっと…。
ああ~!

先生… 先生!

ううっ… うっ うっ ううっ…。

ああ… ああっ… ううっ… ううっ…。

聞こえるか?
(足音)

先生は どうした?
あっちで 喜助さんが苦しんでます。

喜助?
癰のせいで熱が高いんだろう。

痛みも増してるかもしれない。
私が行く。

先生!

大丈夫か? 少し起きろ。

ううっ 痛え! ああっ ああ…。

ううっ うっ… 熱いよ。 あっ…。

うっ… ううっ…。

ああっ! あっ ううっ…。

何だ こっちもか。

腫れが大きくなっています。
熱も高いようです。

いいっ… いててて…。

毒が全身に回ったら事だ。

あっちの けが人はどうだ?
2人です。

1人は骨折
1人は腹を打ちつけて 難しい状態です。

よし 3人まとめて手術だ。

え… 3人!?
手分けすれば なんとかなる!

はい!

(喜助)痛っ…。

うっ… あっ… ああっ… うっ…。

ううっ… ああっ…。

ああ~っ!

(うめき声)

保本! 切開の用意をしろ。
はい。

おい 聞こえるか? おい!

おい! 聞こえるか!

はい…。

意識はあるな。 代われ!

あっ! ああっ…。

折れてるな。

止血が終わったら
両方から脚を引っ張って

まっすぐにして副え木する。
(田山 津川)はい!

まずは喜助からだ。

ここを切って 膿を絞り出す。
はい。

しっかり押さえろ!
はい!

ううっ… んんっ…!

もっとしっかり押さえろ!
はい。

(うめき声)

(うめき声)

骨を合わせるぞ。
(田山 津川)はい。

先生 引っ張ります。
待て。

おい くわえろ。

しっかり。 よ~し 引け!

そのまま ずらすなよ。

副え木 もっと高く!

かっ! くあっ…!
(津川)先生!

息が止まらないように 横向きにしろ!
(津川)はい!

いかん…。

分かるか?

聞こえるか おい!
(血を吐く音)

聞こえるか! 分かるな?

(津川)先生。

♬~

保本 なぜ手を休めてる!

膿を出し終わったら
焼酎で洗って縫うぞ。

はい。
お常 お雪!

持て。 持て!
はい。

よし 急げ!
うっ!

しっかり押さえてろよ。
はい。

(喜助)う~っ…!

保本 押さえろ。
はい。

(うめき声)

♬~

どうでしたか?
亭主は もう心配ない。

ありがとうございます!
しかし…。

お前の父親は 助けられなかった。

すまん…。

そうですか…。

最後まで手を尽くしてもらって

お父っつあんも喜んでるでしょう。

(泣き声)

少し休んでくる。
お前たちも休め。

(泣き声)
はい。

♬~

いかん。

♬~

先生!

もういい。

放してやれ。
しかし…。

いいから。

どうしてだ。 どうして やらなかった?

(すすり泣き)

どうして あの人たち 助けたのよ。

私のお母ちゃんは見捨てたくせに…。

あの時 わしは一人だった。

先生 お願いします!
おっ母さんが苦しそうで!

来てください! お願いします!

先生 急いでください。

先生 お願いします!

どうした?
息をしていません。 何?

脈も触れない。 戻ってこい!

うっ… うっ… うっ… うっ…!

あの子に 隣町の医者を教えてやれ。
はい。

うっ… うっ… ふっ… ふっ…。

いませんけど…。

くっそ~!

しっかりしろ!

♬~

すまなかった…。

今は わしにも仲間がいる。

しかし まだ力が足りない。

まだまだ やらなければならないことが
たくさん…。

どうして!

起きてたくせに

どうして
私に刺されるつもりだったのよ!

お前には刺せない。

お前は そんなことができる女じゃあない。

人のこと 知ったようなことを
言わないでよ!

あんたに 私の何が分かるのよ!

ああ 分かっちゃいない。

ただ 賭けてみたんだ。

たまには 賭けもいいもんだ。

(泣き声)

痛むのか?
痛む。

おかしいな。

あら きれいに食べましたね。 フフフ。

そろそろ治ってもいい頃だが
ほんとに痛むのか?

いたた… とっても痛む。

いいんですか?
およねを このままにして…。

まだ治っていない。

ああ 痛い。

<あの女が 痛みを感じているのは
どこだろう?

いや およねは
もっと 去定先生のことを

見ていたくなって
嘘をついたのかもしれない>

フッ…。

<それは いつかの私と同じだ>

何だ?
あ… いえ。

フッ…。 チッ。

♬~

火事だ~!

この子らを診てやってください!

立派な娘だよ 十七の若さで。

今どき いませんよ あんないい子。

親を亡くしたんだね。

なぜ 嘘をついた?

あの娘の強さを信じてやれ。

すまなかった。

あの子たちに
本当のことを話します。