ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

俺の話は長い 第3話 原田美枝子、生田斗真、安田顕、小池栄子… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『俺の話は長い 第3話 其の五「カボチャと喫茶店」・其の六「酢豚と墓参り」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. ハロウィーン
  2. 光司
  3. 自分
  4. ラジオ
  5. お父さん
  6. カボチャ
  7. ママ
  8. 親父
  9. 今日
  10. 春海
  11. 綾子
  12. 滝沢
  13. 牧本
  14. お母さん
  15. ダメ
  16. 凛菜
  17. クリスマス
  18. ハルミン
  19. 西堀
  20. 房枝

f:id:dramalog:20191026225518p:plain

『俺の話は長い 第3話 其の五「カボチャと喫茶店」・其の六「酢豚と墓参り」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

無料で民放各局の動画視聴ができるTVerティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

俺の話は長い  第3話 其の五「カボチャと喫茶店」・其の六「酢豚と墓参り」[解][字][デ]

房枝(原田美枝子)が店でカボチャを特別メニューとして出すと聞いた満(生田斗真)は、ハロウィンの安易な便乗だと猛反対。そして父との意外な関係が明らかに。

詳細情報
出演者
生田斗真安田顕小池栄子、清原果耶、杉野遥亮、水沢林太郎、浜谷健司ハマカーン)、本多力、きなり、西村まさ彦、原田美枝子 ほか
番組内容
房枝(原田美枝子)が頂き物のカボチャを店でハロウィンの特別メニューにすると聞いて激怒する満(生田斗真)。密かにネットでの転売を目論んでいたのだ。「この先ずーっと『あぁこの店はハロウィンみたいなチャラついたイベントに便乗する店なんだって』思われるんだよ?」ハロウィンと謳わずに出すという房枝に「ワールドカップの時に日本代表のユニフォームきてるのに『一切便乗してません』って言って通用する?」と訴える。
監督・演出
【演出】丸谷俊平
原作・脚本
【脚本】金子茂樹
音楽
【主題歌】関ジャニ∞「友よ」(インフィニティ・レコーズ)
【音楽】得田真裕
制作
【チーフプロデューサー】池田健司
【プロデューサー】櫨山裕子、秋元孝之
【制作協力】オフィスクレッシェンド
【製作著作】日本テレビ
おしらせ
【公式HP】https://www.ntv.co.jp/orebana/
【公式Twitter】https://twitter.com/orebana_ntv
【公式Instagram】https://www.instagram.com/orebana_ntv/

 

 


≪放課後 どうする?≫
≪おはよう!≫

≪おはよう!≫
≪おはよう!≫

(岸辺房枝) 満 コーヒーの段ボール
全部 処分したんだって。

(秋葉光司)
えっ! そうなんですか?

(秋葉綾子) 本人から聞いたの?
自分の口からは言わないわよ。

諸角君の所に
トラック借りに来て

リサイクルショップに売ったんだって。
(秋葉春海) よかったね

お母さんの思い通りに事が進んで。
(振動音)

どこが思い通りよ 処分するまでに
何年かかったと思ってるの?

(せき込み)

(房枝) 大丈夫?
何?

いや… あ~ あの段ボールの量で
幾らぐらいになったんですかね?

3万5000円だって。
安っ。

そんなもんでしょ
新品じゃあるまいし。

これでホントにいいのよね?
どういう意味?

毎朝 入れてくれてたコーヒーも
やめさせて

全部 道具も処分させて

満に無理させ過ぎてないかと
心配で…。

私 約束したよね?
ここにいる間に

満をこの家から追い出して
就職させるって。

うん そうよね。

目先の優しさは
満のためになんないから。

お母さんも協力してくれなきゃ
困るよ。

分かった!
私も今日から鬼になる。

まるで私が鬼みたいじゃない。

鬼だし。
んっ!?

(高平) ねぇねぇ ハルミン
歴史のノート貸して。

寝てたら 黒板 消されちゃったよ。

彼女 休んでるからって
なれなれしくしないで。

でも 凛菜が休んでるの
ハルミンのせいだからさ~。

はっ? 何で私のせいなの?

帰りに詳しく話すよ。

げた箱で待ってるからさ。

おい 昨日の…!

今 起きたの?

(岸辺 満) はぁ~
最近 よく眠れるんだよね。

もう少し規則正しい生活したら?
クラッチ行くから晩飯いらないわ。

聞いてるの?
光司さんに呼び出されたんだよ

相談したいことがあるって。

じゃ お店にカボチャ持ってく?
いや いいよ 重いし。

ウチじゃ こんなに
食べ切れないしね。

どうしたの? これ。
最近 よく店に来てくれる

薗田君っていう子がくれたの
「竜宮かぼちゃ」っていう

有名なカボチャみたいよ。
えっ カボチャ作ってんの?

違うわよ
ソーラーパネルの営業やってて

お客さんが そのカボチャ作ってる
農園の人なんだって。

ふ~ん。
薗田君 あなたと同い年よ。

奥さんと小さなお子さん
関西に残して

単身赴任で
こっちに来てるんだって。

偉いわね~。

(ドアが閉まる音)
だから何だよ。

(高平)
僕 実はさ ハルミンに内緒で
ポラリスに行ったんだよ。

知ってるけど
店に怪しい中学生が来たって。

ただ食べに行っただけなのに

凛菜が「浮気した」って大騒ぎでさ。

それで 学校休むって。

それの どこが私のせいなの?

だって 僕にポラリスのオムドライが
おいしいって教えたの

ハルミンでしょ?
全然関係ないし。

凛菜って
すげぇ子供っぽいんだよ。

学校でハルミンと
絶対話すなって言うし

連絡先も削除しろって
超うるさいし。

そんなに嫌なら
別れればいいじゃん。

別れたほうがいいと思う?
知らないよ。

だって
凛菜と親友だったんじゃないの?

そうだと思ってたけど
私の勘違いだったね。

えっ!?

ハルミンが僕のこと好きだって噂
やっぱり本当なの?

はっ? そんなわけないし!

何だ
もっと早く知りたかったなぁ。

僕もハルミンのこと
好きだったのに。

はっ!? いや 何言ってんの?
バカじゃないの?

まぁ また こっそり
相談に乗ってよ。

ハルミンが凛菜と
別れたほうがいいっていうなら

真剣に考えるからさ。

じゃあね。

♬~

(光司) 日曜日
中学校の体育祭だったでしょ。

そこでね
春海の同級生の男の子に 突然

「連絡先 交換してください」って
言われちゃったんだよ。

え~ 光司さんがですか?
(光司) ビックリするでしょ。

(駒野) 交換したんですか?
まさか。

それが交換しちゃったんだよ。
保護者として

あるまじき行為ですよ。
(光司) あぁ でも聞いて。

ちゃんと理由があるから。
(駒野) その同級生って

娘さんが片思いしてた男の子だ。
どうして分かったの?

ちゃんと理由があるって
おっしゃったんで。

だからって
連絡先 交換しますかね~?

だって もし俺が断って
春海が不利益 被ったらどうする?

もう一生 口利いてもらえないよ?

今だって
似たようなもんじゃないですか。

その彼から 連絡来たんですか?

体育祭が終わった次の日に
「昨日はお疲れさまでした」って

メール来たけど
怖くて返事してなかったの。

そしたら 今日の朝
「いいお天気ですね」って

初めてケータイ持たされた
お年寄りみたいなメール

送って来られて
どうしていいか分かんなくてさ。

このまま ずっと
無視するんですか?

だから それを
満君に相談に来たの。

じゃあ 思い切って 彼と
仲良くなってみたらどうですか?

随分 思い切ったこと言うね。

このまま 何もしないよりかは
マシじゃないですかね?

そうですよ じゃあ 何のために
連絡先 交換したんだ

…ってことになりません?

よし分かった 今日 彼に
返事を返すことに決めた。

(ラジオ:滝沢) 私 読みましょうかね
ラジオネーム 迷える子羊

26歳 女性 フリーター
お悩みです。

「6年間
あやふやな関係の彼がいます。

いっとき 付き合ってた期間も
ありますが…」。

♪~
『タイプな女』

♪~
(小雪) 来月 ライブあるんで
もし お時間あれば ぜひ!

♪~
ふ~ん
フォーサーティーでやるんだ。

♪~
そうなんです
初めてやる箱なんですけど。

♪~
オープンして
一番最初にライブしたの

♪~
「ズタボロ」なんだよ。
えっ そうだったんですか!

♪~
うん しかも 1曲目がこれ。

♪~
えっ すご~い!

♪~
じゃあ 光司さんも
ライブ行きましょうよ。

♪~
どうしたの? それ。
もうすぐ ハロウィーンですから。

は~い 撮りま~す。

(カメラのシャッター音)

はい 次 光司さんの番。

え? いやいや… 俺はいいよ。

(駒野) かぶって写真撮るの
この店の決まりなんです。

他のお客さん
やってなかったでしょ?

スーツで これ かぶったら
絶対かわいいと思うなぁ。

店の決まりなら
しょうがないよね。

かわいい! 仕事できそう!

(光司) ハロウィーン商会の
カボチャ谷パンプ郎です。

(カメラのシャッター音)

あんま面白くなかったですね。

やらせといて ひどくない?

(駒野)写真は面白く撮れましたよ。
(光司)言葉にトゲがあるなぁ。

今 光司さんに送りました。
(光司) あ… ありがとう。

あっ これ 同級生の男の子に
送ればいいんじゃないですか?

本気で言ってる?

取っつきやすいお父さんだ
って思われたほうが

仲良くなれる可能性
高まりますし。

じゃあ
ホントに送っちゃうからね。

(光司) 送信。

あ~あ。

いや 送った後に
そういうこと言うの なしだよ。

違いますよ
「カボチャ谷パンプ郎です」って

自己紹介まで送っちゃってるから。
(光司) えっ?

それは完全にアウトですね。
え… そんなにダメかな?

私はツボでしたよ。

(光司) いい子だね。
笑ってなかったけどね。

♬~


ストライ~ク!

ストライ~ク!

ストライ~ク!

ゲ~ムセット!

(男性) ありがとうございました。
…ます。

お兄さん この仕事一本で
食べてるんですか?

いや まぁ 他にもいろいろ
手広くやってまして。

うわ すごいっすね。
まぁまぁ…。

また お願いします。
あいっす。

(八百屋) さぁ
いらっしゃい いらっしゃい!

今 話題の高級カボチャ
「竜宮かぼちゃ」だよ~!

(自転車の急ブレーキ音)

す… すいません。
いらっしゃい!

このカボチャ
こんなにするんですか?

(八百屋)
他じゃ この値段で買えないよ!

ネットじゃ 1個3000円で
取引されてるなんて噂聞くけど。

もっと早く言ってくださいよ。

(ドアの開閉音)

どうしたの?

何してんのよ?
母さんは?

店でハロウィーンの準備してる。

はっ?
カボチャ たくさんもらったから

特別メニューとして出すんだって。
はぁ?

何で止めないんだよ。
止めるって何を?

ハロウィーンに決まってんだろ!?
どうして止めなきゃいけないの?

見損なった
姉ちゃん マジで見損なった!

えっ 分かんない
ハロウィーンの何がダメなの?

いや ダメって… ポラリス
ハロウィーンに手を出すことを

何とも思わないの?
嫌じゃないの?

でも 満君 昨日 クラッチ
カボチャのかぶりもの…。

小雪ちゃんのライブ
見に行ってあげるんですか~?

誰? 小雪ちゃんって。

誰だっけ?

母さん 止めて来るわ。
今 行かないほうがいいと思う!

どうしてですか?
まだ早いよ。

止めるにしても まだ早いって。

お母さんのお店なんだから
お母さんのやりたいように

やらせたら いいのよ。
ハロウィーンに手を染めることを

軽く考え過ぎてない?
危険な薬物みたいに言うなよ。

後戻りできないという意味では
ハロウィーンも ヘロインも

同じだからね。
どっかの団体に怒られるぞ?

満君の言うことは一理あると思う。
何 寝返ってんのよ。

寝返ってなんかいないさ。
この先 ずっと

「あ~ この店は ハロウィーンみたいな
チャラついたイベントに

便乗するお店なんだ」
って思われるんだよ?

それで お客さんが来なくなる
なんてことある?

俺が もし常連客なら失望するね
そこまで成り下がったか

…と思うし 店には
もう二度と行かない自信がある。

だって ポラリス
一番古い常連客が

やろうって言い出したこと
なんだよ? 誰?

古本屋の牧本さん 今 お母さんと
一緒に飾り作ってるわよ。

あのジジイ…。

(諸角) お~ 満。
(薗田) えっ 息子さんですか?

(牧本) おっ お前も
手伝いに来てくれたのか?

ウチの母親
たぶらかさないでもらえますか?

(牧本) 人聞きの悪いこと言うな。
ハロウィーンは中止です。

(薗田) えっ?
今すぐ お引き取り願えますか?

何言い出すのよ
せっかく ここまで作ったのに。

(牧本) どうした? 何か
気に食わないことでもあるのか?

どうしてポラリス
このタイミングで

ハロウィーンに踏み切らなきゃ
いけないんですか?

踏み切るとか
そんな大げさな話じゃないよ。

ね? ママ。

薗田君に たくさん
カボチャ頂いたんだけど

使い切れないし じゃあ
ハロウィーンに便乗させてもらおうか

…って軽い気持ちよ。
じゃ たくさん武器もらったら

軽い気持ちで戦争するの!?
バカなこと言わないでよ。

(薗田) 満さん ヤバいっすね。
何がヤバいんですか~?

ヤバいのは皆さんのほうですよ
いい大人が がん首そろえて

ハロウィーンの準備を
してることのほうが

よっぽどヤバいと思いませんか?

(諸角) ハロウィーン
個人的な恨みでもあるのか?

えっ? 諸角さん
ハロウィーン 好きなの?

別に嫌いじゃないよ。
平成生まれの娘さんがいるから

やむなく嫌いじゃないふりしてる
だけでしょ?

まぁ そうかもしんないけど。

だって
俺たち昭和生まれの人間は

全員ハロウィーン
嫌いなはずじゃありませんか?

誰がそんなこと言ってるんだ?
特に牧本さんみたいな

昔かたぎの偏屈オヤジは
ハロウィーン否定派の急先鋒

…でなきゃ おかしいんですよ?
そういう考え方がもう古いんだよ。

60過ぎて 独身で
ハロウィーン大好きって

もう完全に終わってますからね。

お前 ひとに言っていいことと
悪いことがあるぞ。

この辺りじゃ どのお店も
ハロウィーンのお菓子 配ってるのよ。

ウチだって去年から配り始めたし
牧本さんの所は

もっと早くから配ってるわよね?
ああ。

ハロウィーンを受け入れることは
この町で

店を続けて行くなら
当然のことだぞ。

古くから店をやってる人間が
世間の浮ついた波に

簡単に のみ込まれるから 本当に
残さなきゃいけない祭りや

花火大会が どんどん
廃れて行くんじゃないんですか?

(諸角) じゃあ 来年の夏祭り
手伝いに来てくれよ?

そういうこと言ってるんじゃ
ないんですよ。

でも お前
まだ自分の店やってた頃

クリスマスのイベント
やってなかったか?

やってた! 私 窓ガラスに貼る
クリスマスの装飾

徹夜で手伝わされたんだから。
論点をずらさないでください。

今は
ハロウィーンの話をしています。

ずれてないぞ?
クリスマスとハロウィーン

年の離れた兄弟
みたいなもんじゃないか。

クリスマスはよくて
ハロウィーンはダメって

どういう理屈なんだ?
クリスマスは

俺が生まれた時点で
すでに市民権を得ていたけど

ハロウィーンは まだ
新参者じゃないですか。

今後 日本に定着して行く
イベントだと断言できますか?

さすがに定着してると思いますよ。
去年か一昨年には

完全に定着したよな?
僕の見立てだと

去年っすねぇ。

ハロウィーン
お前が思ってる以上に

揺るぎない地位を固めてるんだよ。

意地を張ってないで
受け入れたらどうだ?

百歩譲って

この店が 元々クリスマスにも
力を入れてる店なら

まだ話は分かるんですよ
でも クリスマスですら

何事もなかったかのように
平然と やり過ごすのが

この店のやり方だったでしょう?
そうなんですか?

お父さん クリスマスの日に わざわざ
餅つきやるような人だったから。

でしょ? ね? 親父が
大切にして来た店のポリシーが

この店にはあるんじゃないの?
どうして そこを大事にしないの?

でも さっき ママが巌さん
カボチャ 好きだったって。

親父が好んで食べてたのは

カボチャの煮付けに限った話
ですからね。

じゃあ カボチャの煮付けも
出せばいいじゃないか。

親父はハロウィーンという
イベント自体を

絶対に
好まないような人だったんです。

自分が苦労して
築き上げた大切な店に

こんな装飾される日が来るなんて。
もう分かったわよ。

ハロウィーンは やめにするから。
(牧本) どうして?

ママがやりたかったら
やるべきだと思うなぁ。

満の言う通りよ
お父さんが生きてたら

きっと反対したと思うし。

それが 賢明な判断だと思うよ。

だから ハロウィーンとは
一切言わずに

カボチャの料理だけ
出すことにするから。

(薗田) ママさんの
カボチャ料理さえいただければ

どんな形でも…。
それもダメに決まってんだろ?

(房枝) どうして?
え~?

カボチャ どこに持って行く気だ?

え? 邪魔だから
どかしただけなんですけど。

何でダメなのよ?
え~?

え~ 説明しなきゃ分かんない?

ハロウィーンの飾り付けも
しないし

一切 ハロウィーンとは
謳わずにやるって言ってんのよ?

ワールドカップの時に 日本代表の
ユニホームで接客してるのに

「一切 便乗してませ~ん」って
言って通用する? しないよね?

ハロウィーンの期間中に
普段のメニューにはない

カボチャ料理を出したら
それはもう ハロウィーンだから。

お前は どこまで難癖つければ
気が済むんだ。

じゃあ このカボチャは
どうすればいいのよ!

僕~! やっぱり持って帰ります。

いや 薗田君 それは違うって。
(薗田) いやいや

僕が持って来たカボチャのせいで
ママさんと満さんが

ギクシャクしてるのを
これ以上 見てられませんので。

いやいや あのね これは
ウチが一度 頂いたものなんだよ。

頂き物を返すなんて
そんな失礼なことはできないし

それこそ 親父が作ったこの店の
ポリシーに反することになるから。

そんなポリシー
聞いたこともないわよ。

いや 死に際に言われたのよ。

「頂き物は 死んでも返すな」って。

お前 さっきから怪しいな。

カボチャを持って行かれると
不都合なことでもあるのか?

いや
あるわけないじゃないですか。

あ~! あっ!

もしかして 転売しようと
してるんじゃないですか?

あ~ あ~ あなたね 何?
初対面なのに失礼ですよ!

頂いた時に
農園の方に言われたんです。

ネットで高値で
取引されることもあるから

扱いには 十分気を付けてって。

ハロウィーン反対に見せ掛けて

カボチャをくすねるのが
真の目的だったのか?

誤解もいいところですけど。

(諸角)
じゃあ ママがカボチャ料理出す
ことに どうしてそこまで

反対するんだよ?
いや 俺は この店でハロウィーン

やるべきじゃないと思うし
ハロウィーンをやるつもりはなくても

ハロウィーンだと誤解されるような
料理も出すべきじゃ ない

…と言ってるだけじゃないですか。
じゃあ もう分かったわよ!

ハロウィーンが終わった次の週から
カボチャ料理を出すことにするから。

洋風のものだとハロウィーン
勘違いする人が

出て来るかもしれないから
ランチの小鉢で

カボチャの煮付けを
サービスで出す。

これで文句ないわよね? ハァ。

最初から そう言えよ。

あ~あ。

無職で実家暮らしなんですよね?

何で
あんな大きな顔できるんですか?

驚いたか? あれが満の実力だよ。

せっかく作ってもらったのに
ごめんなさいね。

ママが謝ることないよ。

あの おつまみ持って来るから
もう少し飲んでってね。

(薗田) どうも。

満君 満君
ちょっといい? ちょっといい?

え~ あんま よくないですけど。

「カボチャ谷パンプ郎」の
返事が返って来た。

よかったじゃないですか。
それが そうでもないんだよ~。

ちょっと 上で話そうか
ね? ちょっと。

牧本さんさぁ。
うん?

最近
ママの前で態度 変じゃない?

俺は30年来の客だぞ?

今更 態度が急に変わる
なんてことがあると思うか?

だって ママのことを
本気で狙ってんじゃないの?

バカなこと言うな。
薄気味悪いから

普段通り接したほうが
いいと思うけど。

あれは 薄気味悪いのか~。

ほら 自分でも自覚あるんでしょ?

俺の普段通りってどれだ?

それだよ。

これでいいのか?

今のが薄気味悪いやつ。

違いが分からないんだよ!
今のは普段通り。

頼む
練習するから付き合ってくれ。

嫌ですよ!
ちょっとぐらい いいだろ?

よく こんな所で寝られますね。

テントの中で寝てるみたいで
快適だよ。

こっちに来てからさ 快眠 快便で。

ヘヘヘ…
体調も すこぶるいいしね。

でね これなんだけどさ。
ん? 何ですか? これ。

(光司) 「マグロ浜カマ造
『好きな呼吸はエラ呼吸』」だって。

ちょっとした大喜利バトル
挑まれてるじゃないですか。

そうなんだよ~ もう
カボチャ谷パンプ郎とか

書くべきじゃなかったよ。
だから言ったじゃないですか。

この後 どうすればいいと思う?

それは マグロ浜カマ造を
越える画像で返さないと。

やっぱり そうかな~。
当たり前じゃないですか。

普通に返したら幻滅されて
返事 返って来なくなりますよ。

じゃあさ あの ほら 次の画像もね
ほら 一緒に考えてよ。

嫌ですよ!
俺一人じゃ無理だって。

いやいや ね?
光司さんなら絶対できます。

ね? 自信持ってください。

(光司) ダン田ボル之介です。

好きな分別は資源ごみ。

手 抜かないよ!

(ラジオ:滝沢) じゃあ
次のメール 行っちゃおうかい。

じゃあ 続いてのメールは
ラジオネーム ニート31。

中3の女の子から頂きました。

(ラジオ:西堀) お~ 思春期の子
ありがとう。

(ラジオ:滝沢) 「初めてメールします
ずっと好きだった人が

私の親友と
付き合うことになりました」。

(ラジオ:西堀) いや~ それキツい。

(ラジオ:滝沢) 「でも その彼から
ホントは私のことが好きだった

…と言われました」。
(ラジオ:西堀) 何だ 何だ 何だ…。

(ラジオ:滝沢) 「そして 今の彼女と
別れたほうがいいか

相談されています 私は
どうしたらいいのでしょうか?」。

(ラジオ:西堀) ちょっと待ってね
彼に相談をされてるって

どういう状況なの?
(ラジオ:滝沢) だから ニート31さんが

彼に「別れて」って言えば
自分と付き合えるかもしれない

…ってことなんじゃない?
(ラジオ:西堀) いいじゃん それで。

(ラジオ:滝沢) いや でもね
相手の子は親友だったんだよ。

(ラジオ:西堀) いやいや だってね
最初に裏切って付き合ったのは

親友のほうなんだろ?
(ラジオ:滝沢) いや だからってさ

2人を別れさせて
自分が幸せになるって これ

罪悪感ない?
(ラジオ:西堀) う~ん 確かにな。

できれば自分は手を下さずに
一刻も早く2人が別れてくれる

…っていうのがベストよね。
(ラジオ:滝沢) じゃあ何?

それまで待つしかないってこと?

(ラジオ:西堀) あとは神頼みだな。

2人のことは静かに
見守ってるふりをしといて

全力の神頼み!

(ラジオ:滝沢) 俺らから言えることは
全力の…。

(ラジオ:2人) 神頼み!

(凛菜) 何で連絡取ってんの?
(高平) 春海は関係ないから。

(凛菜) 関係ないわけないじゃん!
(高平) 関係ないの。

(凛菜) 関係あるよ。
ないよ。

(凛菜)
ちゃんと私に教えてよ 何で?
ちゃんと私のことも考えて。

よそ見しないでよ ねぇ!
ちゃんと こっち見て!

ママ おいしいよ。

辛口の日本酒の当てに最高だね。

作り置き まだ たくさんあるから
なくなったら遠慮なく言ってね。

満は あのカボチャ ホントに
売りさばこうとしてたのかな?

ん~ そういう気持ちも
あったかもしれないけど

でも ポラリスハロウィーン
やってほしくない

…っていう気持ちも
ウソじゃなかったと思うの。

どうして そう思うの?
ポラリスに入って来た時

わざわざ 外回って来たでしょ?

ウチの台所からカウンターを
抜ければ すぐなのに。

満が 自分のお店を始める
ちょっと前ぐらいかな?

お父さんと大ゲンカして

「店のカウンターに
二度と入るな!」って

怒鳴り散らされたの。

その時の約束を
いまだに守ってんだ。

うん そう。

お父さんは 満に自分の店のやり方
を否定されたと思ってたけど

満は本心では あの店が
好きだったんだと思うの。

だから
お父さんとは違うやり方で

自分の店を成功させたかったのよ。

そうじゃないと お父さんに
男として認めてもらえない

…って思ったんじゃないかな?

やっぱり ママの中で
満の存在って大きいんだね。

出来の悪い息子ですからね
フフっ。

満が実家からいなくなって
一番困ることって何?

ん~ 強いて言えば 車かな?

ママ 免許 持ってないんだっけ?
そうなのよ。

だから ホームセンターとか
デパートとか

大きい買い物したい時に
居てくれるとホント助かるの。

これから年を重ねて 徐々に
動けなくなることを考えると

余計に
そう思っちゃうんだろうね?

そうなのよね。

♬~

(ノック)

≪春海≫
何?

≪これ ちょっと
仏壇に供えてくんないかな?≫

ご自分でどうぞ。

♬~

お前も線香 上げんの?
うん せっかくだから。

(鈴の音)

えっ あの…
そんなお願いしても無駄だよ?

ウチの親父 神様じゃないからね?

でも私の言うこと
何でも聞いてくれたよ。

まぁ お前には甘かったもんな。

幼稚園の年長の時
サンタに会いたいって言ったら

完璧なサンタの格好して
プレゼント持って来てくれたし。

親父が? えっ ウソでしょ?
初耳なんだけど。

ちょうど お母さんたちが
離婚した年だったから

おじいちゃんも
私をふびんに思ったんだろうね。

お母さん
あの時 すごい驚いてたな。

おじいちゃん 絶対サンタの格好
なんかする人じゃないのにって。

ひでぇ母親だな。
え?

幼稚園の子供に向かって サンタの
中身がおじいちゃんって

絶対言っちゃダメじゃん。
確かに。

フフ…。


(ドアが開く音)
いらっしゃい。

ただいま。
(房枝) おかえり。

ん? 綾子と
デパート行くんじゃなかったの?

ドタキャンされた。
三者面談には来たんでしょ?

それもドタキャン
ホント信じらんない。

≪お疲れさまです≫
この書類 お願い。

≪お疲れさまです≫
見積もりの直し まだ?

(八木)
はい すみません 急ぎます。

三者面談も
デパートで靴 買いに行くのも

3週間前から
決まってたんだからね。

(光司)
今日は どうしても外せない
緊急な用件みたいだったから。

その間もボロボロの靴で
ずっと我慢して来たのに?

ボロボロってほど
汚くなかったわよ。

汚いよ。
(光司) 今日の埋め合わせは

日曜日に必ずするって
言ってたから。

この前だって
提出しなきゃいけないプリント

書いといてって頼んだのに
そのプリントなくしたんだからね。

引っ越しでバタバタ
してたんだから仕方ないわよ。

自分のことも
ままならないくせに

ひとのことにまで口出し
して来るから腹立つんだよな。

お母さんは 他人に厳しく
自分に甘いから。

そう 小さい頃 俺にね

「行儀よく食べなさい!」って
怒るんだけど

その服に めちゃめちゃ
ケチャップをこぼしてるわけ。

「ケチャップ付いてるよ」って
指摘したら無視だかんね。

都合の悪い時に聞こえないふり
するのも得意だからね。

そう 不自然なぐらい
ス~ンって 表情 消すんだよな。

そうそう。
2か月ぐらい前に

綾子と外で待ち合わせて
ごはん食べて帰って来たら

家のクーラーが つけっ放しで
怒られたんだけど

よくよく思い返してみると
最後に家を出たの綾子なんだよ。

分かるわ はなから自分は
そんなミスするはずないって

勘違いしてんですよね。
そのことを遠回しに伝えたら

「今日は たまたま私だったけど
あの時と あの時と あの時は

光司だったから気を付けてね」って
ものすごい けんまくで怒られて。

俺の目の前で
そんなこと言おうもんなら

マジ ぶん殴ってやりますよ。
綾子がいない所で

悪口 言わないの。
すいません。

いない時に言うから
楽しいんじゃん。

家の建て替えはあるし
春海の高校受験は控えてるし

今が頑張り時だ!って
一生懸命 働いてんだから。

いや だから 仕事と子育てに
集中してればいいんだよ。

なのに 俺の生きざまに
いちゃもんつけて来るなんて

身の程知らずもいいとこだよ。

生きざまって言えるような
カッコいい人生だったっけ?

いや ここで対立すんのやめよう?
今は 一致団結して

あの憎きラスボスを倒すのが
俺たちの使命だよ。

(八木) 課長。

折り入って ご相談がありまして。
どうしたの?

ちょっと 個人的な話なんですが。

軽く ごはんでも食べながら
聞こっか。

(八木)
ウチの兄貴の話なんですけど。

3年前に事業に失敗してから
実家に引きこもっちゃってて。

お兄さん おいくつ?
(八木) 29です。

まだまだ これからじゃない
そんなに焦らなくて平気よ。

でも お客様の人生に寄り添って
行く仕事をしてるのに

肉親の人生も まともに
プランニングできない自分が

ホントに無力で情けなくて…。

八木君は悪くない
そんなに自分を責めちゃダメよ。

でも 課長の弟さんは
再就職して

今は立派に
正社員で働いてるんですよね?

まぁ うん…。

まぁ いろいろ大変だったけど

でも そんなに簡単な
ミッションじゃないよ。

そもそも 事業をやろうとしてた
人間なんて

プライドが高いんだから。

僕も 課長みたいに家族の力に…。

いやいや もう力 入り過ぎよ
取りあえず もう1杯 飲みなさい。

店員さん 生2つ!
(店員) はいよ。

♬~

(店員) はい お待ち~!
ありがとうございま~す。

いただきます。

♬~

あっ ガソリン入れてから
行こうかな。

じゃあ 次の信号 左ね。
了解。

え~! 今から免許 取るの?

うん 教習所の受け付けも
昨日 済ませて来た。

えっ それって
ママさんのためってこと?

そうじゃないよ。

前々から
取りたいとは思ってたんだ。

もちろん
俺が免許を取ることによって

ママの子離れに
つながるというのであれば

それに越したことはないけど。

だって 満を卒業させた後に

牧本さんが入学しようって
魂胆でしょ?

(牧本) バカ言うな!

そんな下心はないって
言ってるだろ。

ホントかなぁ?
(クラクション)

やっぱり満だ。

どうして隠れてるの?

お母さん 今日 お墓参りに行く
って言ってたよね?

うん
満君が車 出してくれるって。

あっ。

♬~

尻尾 捕まえたぞ~。

すいません。
(店員) はい いらっしゃいませ。

これと これと あと…。

これと これと これを
1本ずつ。

(店員) はい。

お願いします。

あっ 大丈夫です。
はい。

(店員) ありがとうございました。

♬~

今日 姉ちゃんたちは?
デパートに買い物よ。

この前 行けなかった
春海の靴を買いに行くって。

あぁ あれね。

春海が 靴がボロボロだって
あんなに文句言ってたのに

朝になったら やっぱり行かない
って言い出して。

すねてるだけだよ。

そう簡単には許しませんよ
っていうメッセージでしょ?

そしたら綾子が ブーツ
買ってあげるって言ったら

すぐに行くって機嫌直して。
姉ちゃん 春海に甘過ぎでしょ。

そんなことしてたら
金でしか動かない人間に育つよ。

さっきのほうが良くない?

う~ん 私はこっちのほうが
似合うと思うけど。

こっちのほうが安いからでしょ?
違うわよ。

じゃ どっちが似合うかお父さんに
聞いてみたら いいじゃない。

何か忙しそうだし。

(光司) あぁ ちょっと君たち
どいてくれる?

(カメラのシャッター音)

どうして
あの人 選んだんだろう…。

こっちが聞きたいよ。

また ガソリン入れてくれたんだ?
ああ。

花と合わせて
5000円でいいよ。

えっ 何?

ん? あっ 今度から
レシートもらっといてくれる?

俺のこと疑ってんの?
ううん そうじゃないけど。

そりゃ 100円200円の
誤差ぐらいあるし

俺のほうが多めに払ってること
結構あるからね。

いや 私は全然
気にしてなかったんだけど

綾子に チクチク言われるのよ。

姉ちゃんの言うことなんて
気にすんなよ。

自分は春海に
どんだけ甘いんだって話じゃん。

そうなんだけどねぇ。

ホント腹立つわ。

大体さ 姉ちゃんも今日が

親父の月命日だって
分かってたんでしょ?

たまには墓参りして 先祖を
供養しようという気持ちは

起きないもんかね。

みんな
仕事に学校に忙しいんだから

たまのお休みぐらい
ゆっくりしたいわよ。

春海との約束もあったことだし。

墓参りなんて
大して 時間かかんないじゃん。

うん 分かった
満に聞いて すぐ折り返すね。

どうしたの?

綾子がね この後 一緒に
ごはん食べないかって。

どこで?
雲水楼は どうかって。

お父さんが好きだった
中華屋さんがあるでしょ。

えっ 何で?

嫌なの? 違う店にする?

いいよ 雲水楼で。

ありがとうございました。

満兄ちゃん
全然 食べてないじゃん。

ん? あぁ。

俺 昼飯 中華だったからね
あんまり食う気しなくて。

(光司) そうだったの?
何か申し訳なかったね。

だから 違う店にする?
って聞いたのに。

お昼 何食べたの?
チャーハン。

チャーハンだけでしょ
他のもの食べればいいじゃない。

いや 「だけ」って言うけど
中華は中華だからね。

え? それで ずっと機嫌悪いの?
いや 別に機嫌悪くないけど。

ケンカは やめて。

温かいうちに いただきましょう
ねっ。

満君 あの コーヒーの段ボール
全部 処分してくれたんだって?

いや 別に光司さんのために
やったわけじゃないんで。

たまたま そういう
タイミングだっただけで。

でも 何かこう 一歩前に
踏み出した感はあるんじゃない?

単純に
部屋は広くなりましたしね。

あれだけの荷物を
片付けたんだから

もうすぐ いい運気が
ド~っと流れ込んで来るわよ。

お義母さん やっぱり
風水 お好きなんですか?

(房枝) フフフ。
まさか 荷物処分したぐらいで

満足してないわよね?
はぁ?

綾子…。
処分したぐらい?

え? 6年もかかって
やっと下した決断に対して

そんな言い方しかできないの?
敬意を払えって言いたいわけ?

一定の評価はあって
当然だと思うけどね。

早く食べないと 麺 のびるよ。

じゃ 何? これから
ちょっとした進展があるたびに

褒めて おだてなきゃいけないの?
お母さん しつこい。

当然だろ
だって 俺に 一刻も早く

就職してほしいって思ってんの
姉ちゃんでしょ?

じゃ 仕事探し始めたら 褒めて

履歴書の写真 撮ったら
祝杯 挙げて

面接 行ったら
赤飯でも炊けっていうわけ?

赤飯は あんま好きじゃないから
鯛飯とかね。

甘えんのも
いいかげんにしなさいよ!

私が職場で どんな思いで
働いてるか分かってんの?

もう うるさいってば!

満兄ちゃんのこと
いろいろ言う前に

もっと自分のやるべきこと
ちゃんとやったら?

(房枝)
そんな言い方 ないじゃない。

今日だって 約束の靴
買ってもらったんでしょ?

冬用のブーツだって
買ってもらったんだから。

姉ちゃんはさ

何で今日 ここで
ごはん食べようって思ったの?

だって お義父さんが
ここの酢豚 好きだったんでしょ?

からしたら そういうのも
いちいち気に障るんですよねぇ。

墓参りには来ないくせに 親父の
好きだった店に行こうって

俺だったら 逆に言えないけどね。

(房枝) 月命日のお参りなんて

私が好き好んで
行ってるんだから

年に1回でも行けば 十分よ。

え? 親父の好きだった店で

親父の好きだった
メニューを食べたら

それで 故人を
しのんでることになるの?

それは あまりにも
都合が良過ぎるんじゃないの?

小遣い稼ぎで
墓参りに行ってるヤツが

何 偉そうなこと言ってんだよ。
はぁ?

今日のガソリン代とお花代
合わせて5000円

請求したらしいじゃない。

本当は幾らかかったの?

5000円弱だよ。

ウソつくんじゃないよ。
いちいち細かく覚えてねえよ。

ガソリン代 2325円
お花代 1100円

合計3425円。

つまり 1500円以上があんたの懐に
入ってる計算なんだけど

どういうこと?

何で知ってんだよ?

小遣い稼ぎだって認めんのね?
何で知ってんのか聞いてんだよ!

たまたま ガソリンスタンドに
いるところを見掛けたのよ。

本当に たまたまだから
ねぇ 光司。

うん ホントに偶然 満君が
給油してるとこに出くわして。

何で 俺がいるって分かってて
声 掛けないんだよ?

声 掛けたら
証拠隠滅の恐れがあったからね。

花屋は たまたまじゃないよな?
完全に尾行して来たよな?

あの辺で花屋っていったら
大体 見当がつくでしょう?

そう たまたま 綾子の予想が
さえてたってだけでね。

あ~ 姉ちゃん 最低だよ!

どっちが最低なことしてんのよ。
姉ちゃんでしょ!

あんたは お父さんのお墓参りを

小遣い稼ぎの手段として
使ってたんだよ?

多少のお駄賃的なお金を
上乗せしてたとしても

お墓をキレイに掃除して
手を合わせてた気持ちに

ウソ偽りはないから!
全然 説得力ありませんが。

姉ちゃんの何が最低か
教えてやろうか?

ガソリンスタンドと花屋まで
尾行して来たくせに

墓参りには
尾行して来なかったことだよ。

はぁ?
俺のこと

いくら尾行してもいいけど
どうせだったら

親父の墓まで
尾行してほしかったわ。

お墓の前まで
尾行 やめないでほしかったわ。

もう 親父が
かわいそうでなんないね。

親父が かわいそう?

よく そんなことが
言えたもんだね。

姉ちゃんよりは よっぽど
マシなことしてるから。

お父さんのお見舞いに
ろくに来なかったヤツが

墓参りに行ったぐらいで
何 威張りくさってんの ねぇ?

2か月の入院中
何回 お見舞いに来た?

いや もう覚えてねえよ。

(房枝)
覚えてないはずないでしょ?

たった1回だけよ。

行こうと思えば
毎日でも通える場所に

住んでいるにもかかわらず
たった一度きり。

いろいろ忙しかったんだよ。

女の人のヒモだったのに
そんなに忙しかったの? へぇ~。

私たち家族が
気付いてないとでも思った?

ヒモじゃねえから 同棲だから。

無職の男が 働いている女の家で
養ってもらうことを

ヒモっていうんだよ。

自分だって ヒモ同然だった人と
結婚してるくせに。

春海! あなた もう
いいかげんにしなさい!

フフフ…。

何 笑ってんの?
いや 別に。

光司は バンドがダメになった後も
すぐに働こうとしてくれてたし

仕事が
なかなか決まらなかった間も

バイトは ものすごく
頑張ってくれてたからね。

満と一緒にしないでくれる?

お父さんと大ゲンカして

実家に居づらくなったら
外の女に養ってもらって

お父さん いなくなって
実家に戻って来たら

今度は お母さんに養ってもらって
情けなくないの?

父親として まっとうなこと
言っただけなのに

お父さん
自分のこと責めてたんだよ。

最期まで 満にキツく当たったこと
ずっと後悔してたんだよ。

病院に お見舞いに行くたびに

お父さんに ずっと
同じこと言われてた。

「満が心配だ」。

「満を よろしく頼むぞ」って。

私もお父さんに
散々 心配かけたから

ひとのこと言えないけど…。

いいかげん ちゃんとしろよ!

30過ぎて 母親に
小遣い せびってんじゃねえよ!

(房枝) お父さん

綾子には感謝してたじゃない。

春海を産んでくれて
ありがとうって。

それが何よりだって。

(はなをすする音)

♬~

言っとくけど…。

この店で親父が好きだったの

酢豚じゃないから。

酢豚のタレをかけた

チャーハンですから。

へぇ~ おいしそうだね。


♬~

♬~

♬~

光司さん さっきの店で

獅子舞かぶって
写真 撮ってたでしょ。

え?

見られてた?

今日の靴屋さんでも
変な写真 撮ってたよね。

あぁ… うん 今頃になって

自撮りブームが押し寄せて来て…。

誰かに送ってんじゃないの?
送ってなんかいないよ。

分かった 小雪ちゃんだ。

ハハ… そんなわけないだろ
連絡先も知らないし。

小雪ちゃんって 誰?
ん?

クラッチのバイトの女の子
バンドやってるんだって。

へぇ~ 楽器は?

う~ん よく覚えてないけど…
ベースって言ってたかな。

なるほど…
元ロックバンド のベーシストとして

先輩風 吹かせながら
気持ち良く飲んでるわけだ。

俺が そんなことする人間に
見える?

見える!

見える。

勘弁してくれよ…。

病院に お見舞いに来た時

お父さんと 何 話してたの?

何も話してないよ。

私が戻って来たら

お父さん うれしそうに
笑ってたのを覚えてるわよ。

あ… 飼ってる亀の名前
聞かれただけ。

亀?
そう。

「ボルト」って答えたら
何か ツボ入ったみたいでさ

ずっと笑ってた。

最後なんだから

もうちょっと まともな会話
してくれりゃ いいのにさ…。

でも よかったじゃない。

最後 笑ってくれたんだから。

まぁね。

♬~

♬~ ふぅ…。

♬~