ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ミス・ジコチョー 第1話 松雪泰子、堀井新太、須藤理彩、高橋メア…ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~ 全10回(1)』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 水上
  2. 失敗
  3. ボンベ
  4. 事故
  5. 増渕
  6. 先生
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  9. 本当
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  11. 志保
  12. 事故調
  13. トランシーバー
  14. 原因
  15. 自分
  16. 真奈子
  17. ハト
  18. ミス
  19. 一酸化炭素
  20. 間違

f:id:dramalog:20191018225206p:plain

『ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~ 全10回(1)』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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ドラマ10 ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~[新]全10回(1)[解][字]

とある化学プラントで爆発事故が起こり、工学教授の天ノ真奈子は、助手の野津田とともに事故調査委員として原因解明に乗り出す。

詳細情報
番組内容
工学教授の天ノ真奈子(松雪泰子)は、「失敗学」という風変わりな学問を提唱しており、その研究も兼ねてさまざまな失敗に興味を持っている。工学者としても名高く、事故の調査委員会に招かれることが多い。とある化学プラントで爆発事故が起こり、真奈子は助手の野津田(堀井新太)とともに事故調査委員として原因解明に乗り出す。
出演者
【出演】松雪泰子堀井新太須藤理彩高橋メアリージュン
原作・脚本
【作】八津弘幸
監督・演出
【監修】畑村洋太郎
音楽
【音楽】眞鍋昭大,【主題歌】[ALEXANDROS]

 

 


(トランシーバー・増渕)「どうだ 水上」。

(増渕)水上 応答しろ!

何かあったのか!

(トランシーバー・水上)「白い鳥が…」。

(爆発音)

水上!

(爆発音)
(増渕)うわっ!

(爆発音)

(小磯)これより
弊社 東國実化学 第一工場で起きた

爆発事故の事故調査委員会
始めたいと思います。

この度は 皆様のようなご高名な先生方に
お集まり頂きまして まことに…。

(真奈子)「そういうの いいから」。

それでは まずは皆様の自己紹介を…。

「時間の無駄です」。

(野津田)勘弁して下さいよ 先生。

「ちょっと 燈君 見えない。
もっと上げて。

ほら そっち向けて」。
もう…。

「皆さん 著名な方ばかりですもの。

自己紹介なんか必要ないでしょ」。

(堂ヶ崎)天ノ教授
間もなく来られるようでしたら

お待ちしていますが。

「私のことはお気になさらず
どうぞ進めて」。

いや 気になるでしょ。

先に進めて。

(小磯)え~ 事故の概要については
資料のとおりです。

被害状況としては 工場の40%が焼失。

工業団地内に隣接する数社に
甚大な損害を与え

更に 弊社作業員1名が
死亡する結果となってしまいました。

いまだ
爆発の原因は分かっておりません。

これが 自然災害による
不可避な事故だったのか。

あるいは 作業員のミスによる
ヒューマンエラーなのか。

亡くなった方の無念を晴らすためにも
皆さん 頑張りましょう。

(大山)しかし 爆発事故というのは
手がかりが ほとんど残らないですからね。

「でも 例外もある」。

(大山)例外?

「今回の事故は 幸か不幸か
豪雨の中で起きました。

おかげで手がかりが燃え残ってる可能性は
十分に考えられます」。

(大山)
天ノ教授 長く海外でご活躍されて

新型産業ロボットや
自動運転自動車の研究で

世界にその名を知られる工学博士に
こんなこと言うのは

釈迦に説法でしょうが
あまり都合のいい仮説は

かえって調査を混乱させるだけかと…。

「仮説じゃないですよ」。

目の前にある事実です。

♬~

燈君
亡くなった方の無念を晴らしたいなら

僧侶にでもなりなさい。

♬~

<全てのしがらみとは無縁の
三者による真実の究明。

それが 事故調査委員会
事故調の使命である>

(シャッター音)

手がかりになりそうなものは
とっくに警察の鑑識が採取してますよ。

ここまで急いで
一体 何を探してるんですか?

嫌いなのよ 会議。
え?

それだけの理由ですか?

それに…。

失敗のにおいがする。

製造課長の増渕です。

天ノです。

(増渕)失敗学?

あなた 最近 どんな失敗しました?

は?

お気になさらないで下さい。
私は助手の野津田と申します。

こちらへどうぞ。

一口に工学といっても 機械工学をはじめ
宇宙工学や遺伝子工学

福祉工学 食品工学など多岐にわたります。

先生は
その多くの分野に精通していますが

最近は 失敗学という
新しい研究に力を注いでまして

それが事故調査にも
役立つということで…。

事故の時のことを
詳しく教えて頂けますか?

ええ 構いませんが 会社にも警察にも
何度も話したことなので

全部 報告書に載っていると思いますが。

あ~ あの報告書 全然面白くないのよね。
ユーモアのかけらもない。

報告書って そういうもんですよね 普通。

というわけで 増渕さん
今回は肩の力を抜いて

面白おかしく事故のこと 話して下さい。

あの夜 午前2時ごろ
近くに雷が落ちて…。

(雷鳴)

(増渕)この辺り一帯が停電してしまった。
それが全ての発端です。

[ 回想 ] 戻りました。
何で予備電源も入んないんだ。

どうだ?
ダメです。 冷却系に電気が来てません。

(増渕)落雷で 予備電源の一部も
やられてしまったようで

タンクの冷却装置が動かなくなりました。

水上 やむをえん。 一酸化炭素だ。

(増渕)たとえ停電が起こっても

タンク内の化学反応は
止まらないんです。

手順 間違えるなよ。 落ち着いてやれ。
はい。

そのままでは 温度が上昇して
爆発を起こしてしまうため

最後の手段として 一酸化炭素を注入して
反応を止め 温度を下げようとしたんです。

押します。

(増渕)まずいな。 温度が下がらん。

(水上)俺 現場見てきます!

♬~

(トランシーバー・増渕)「どうだ 水上」。

今から確認します。

パイプ接続部は…。

(トランシーバー・増渕)「どうした?」。

(トランシーバー・増渕)「水上!」。

何かあったのか!

(トランシーバー・水上)「白い鳥が…。

鳥がぶつかって 穴が…」。

(爆発音)

すいません やはり
面白おかしく話すことなんてできません。

それ 面白い。
え?

先生 なんてことを!

報告書には 白い鳥のことなんて
どこにも書かれていませんでした。

(増渕)省かれたんでしょう。
ありえませんからね。

鳥がぶつかって タンクに穴が開くなんて。

水上は 人一倍 不器用なやつでね。

しょっちゅう 小さな失敗を
やらかしていましたから。

失敗? いつ? どんな?

単純な操作ミスとか
数値の読み間違いとか

挙げれば切りがありません。
すばらしい。

正直 あの混乱の中で 水上が
一酸化炭素注入の手順を間違えたとしか

思い当たる原因はありません。

(シャッター音)
(増渕)それもこれも

あいつをフォローできなかった
私の責任です。

水上さんの業務記録
見せてもらえますか?

(増渕)それは…。 たとえ事故調の方でも。

タコマ橋の悲劇 ご存じですか?

1940年 アメリカ・ワシントン州

全長1, 600mにも及ぶ
つり橋 タコマ橋が

開通から僅か4か月で崩落するという
大惨事が起きました。

当然 事故後に専門家による調査が
行われることになりましたが

建設側はメンツを気にして 非協力的で
調査は なかなか進まず

その1年後
同じ構造の橋が崩落事故を起こし

再び 多くの犠牲者を出す
最悪の結果を招いてしまったのです。

もっと速やかに調査が行われていたら

2度目の崩落事故は防げたと
いわれています。

増渕さん いつ どこで また
同じような事故が起こるとも限らない。

そうなってからでは
後悔しても手遅れなんです。

こんなに…。

これじゃ 製造課長じゃなくても
疑いたくなりますね。

それにしても
あれは本当だったんですね。

先生は 過去に起きた事故の
膨大なデータを記憶しているって噂。

そういう前例を知っているからこそ

少しでも早く
現場に来ようとしたんですね。

あるわけないでしょ
そんな都合のいい前例。

え?

確かに タコマ橋の話は事実だけど

あらかじめ 危険が予測されて
封鎖されていたから誰も死んでいないし

まして 別の橋で
第二の崩落事故は起こっていない。

ええ!?

そうでも言わなきゃ
これ貸してくれないと思って。

だましたってことですか!?

♬~

ウミネコ カモメ…

ハクチョウ…

コウノトリ…。

ライチョウヒル

…は飛べないか。

シラサギ… サギ?

サギ…。

詐欺だ こんなの!

(志保)どうしたの?
(郁美)誰かに だまされちゃったの?

あなたたちにですよ!

ここは日本の最高峰
東京第一大学工学部の研究室ですよね。

なのに 何で一人は
ロボットの衣装 縫ってるし

一人は 今どき
そろばん はじいてるんですか?

これが一番 直感的なの。
別に暗算でもいいんだけどね。

自分だって 鳥オタクじゃない。
好きで見てませんよ!

そもそも 僕は

工学者 天ノ真奈子教授の下で学びたくて
この研究室に入ったんです。

なのに やることは
事故調のことばかりだし

先生は あまりにも自分勝手だし。

はい 出た! あいつは
ジコチョーじゃなくて ジコチューだ。

みんな一度は言っちゃうのよね それ。

いや 言ってませんけど。

言ったあとに辞めていくのよ 大体。
だから 言ってませんって。

まっ 事故調より 本業の研究や開発を
進めてほしいのは同感だけどね。

え?
(志保)彼女が本気で

新型カメラや ロボットスーツ
研究に取り組めば

年間 数億円を投資する企業も
たくさんあるのに…。

あ~ また赤だ。

天ノ先生は どうして あそこまで
事故調査をやろうとするんですか?

それは…

趣味ね。
趣味?

1928年
アメリカの損害保険会社の安全技術者

ハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが
50万件以上の事故事例を調査し

一つの法則を導き出しました。

1件の重大災害の陰には
29件のかすり傷程度の軽災害があり

更に その陰には
300件のヒヤリとした体験がある。

これが ハインリッヒの法則です。

(志保)事故調査は 失敗の宝庫でしょ。

真奈子は 人の失敗が大好物だから。

ほら それも真奈子のコレクション。

失敗に終わった商品の数々。

最低じゃないですか。
ここに来たことが大失敗だったな~。

何 何? 燈君 また何か やっちゃった?

いえ すこぶる順調です。

あら そう。

がっかりしないでもらえますか?
調べてくれた?

あの辺りには
白い鳥は何種類か生息していますが

どれも夜行性ではありません。

というか そもそも 白い鳥なんて
最初から いないんじゃないですか。

仮にいたとしても ぶつかって
タンクに穴を開けるなんて

ありえませんよ。

だから?
いや だから…

やはり 水上さんが…。
3年以内に完成させなければならない

新製品の契約書です。

既に たくさんの研究開発費を
もらっているから

今更できませんでは済まされません。
分かってるわよね?

もちろん。

(志保)事故調も失敗学も 大いに結構。

でも 人工補助脳の中間報告
提出期限 明日までだけど。

えっ 嘘! そうだっけ!?

一応 たたき台 作っておいたから
データも送るわね。

あ~ ありがとう 志保。
全く…。

志保さんて 秘書なのに
そんなことまで できるんですか?

元工学者だからね~。
えっ? じゃあ 今はどうして…。

私のことは どうでもいいから
野津田君

これ以上 真奈子が脱線しないように
しっかり見張っててね。

僕がですか?

とりあえず それ しまう しまう。
はい。

結局 事故の真実は 鳥だけが知っている。

…なんつって。

それだ。
え?

こういう時 鳥の言葉が分かれば
全て解決するわよね。

え…。
(郁美)あ~ そっか そっか そっか。

最近 赤ちゃんの言葉や イヌ語やネコ語が
分かるっていう機械 ありますもんね。

鳥だって できないことないですよ…。
いや いや いや。

すご~い。
あれは遊び半分みたいなもんでしょ?

本気で会話ができるわけじゃ…。
イクミン 早速 設計図 作ってみて。

はい!

病院に搬送されていた弊社職員の意識が
回復いたしまして

新たな証言を得ることができました。

彼が 現場に向かう水上君と
すれ違った時に…。

[ 回想 ] 水上!

状況は?

俺のせいだ。

(堂ヶ崎)やはり 彼が
何かのミスをしたということか。

残念ですが そう考えざるをえないかと。

(鳴き声)

(鳴き声)

ああ これ アオサギが敵を威嚇したり

バカにしたりする時に出す
鳴き声なんですって。

先生 何で 今
そんなこと やってんですか!

間違えて押しちゃっただけよ。
あっ ごめんなさい。 どうぞ続けて。

まさか 本気で 白い鳥がぶつかって

穴を開けたと思ってるんじゃ…。


(小磯)え~ 一酸化炭素の注入というのは
タンク内が…。

今度は どうしたんですか?
イクミンから連絡があった。

鳥声翻訳機の設計図でも
出来上がったんですか?

そっちは かなり苦戦してるみたい。
やってんのかよ!

この前 現場で採取した布が
何の切れ端か分かった。

ああ…。

アオギリサービス」?

(青切)
確かに うちの制服ですね。

多分 どっかに置いてあったものが
あの台風で飛ばされたんでしょう。

こちらの社員が
東國実化学に行くことは?

ないと思いますよ。
あそことは取り引きもありませんし。

そうですか。

(青切)でも 隣接する会社には
うちの機材を貸し出していましたから

あの火事で みんなダメになってしまって。

大変ですね。

ひと事みたいに言うな!

あんたらが さっさと結論出さないから

いつまでたっても
保険が下りないじゃないか。 すいません。

あなた 最近どんな失敗しました?

は?
(物音)

(青切)おい どうした!?

(遠藤)隆のやつがミスって。
(池田)すいません!

バカ野郎! お前は いつもいつも
足引っ張りやがって。

この くそ忙しい時に。
ほら 早く積み込め。 ほら!

お前 何 ボサッと突っ立ってんだ。
お前もやれ!

はい。
(青切)また徹夜だぞ。 はい。

お前 何やってんだよ。

(青切)頼んだぞ おい。
はい。

バルブ しっかり確認しとけよ。
はい。

鳥の翻訳機を開発しても無駄ね。

ボンベ?

はい。 まだ仮説ですが
タンクに穴を開けたのは

アオギリサービスの
産業用ガスボンベです。

こんなものが
風で飛ばされてきたというのか?

いいえ。 自分で飛んできたんです。

(ざわめき)

ボンベが保管されている
アオギリサービスの倉庫には

1本の竹ざおが下げられていました。

聞いたところによると あれは…。

作業服を干すために
使われているものだそうです。

事故の夜も 台風でぬれた作業服が
干されていたそうです。

そして その近くで 強風にあおられた
ボンベが倒れて バルブが破損。

一気にガスを噴き出して飛び

干してあった作業着を引っ掛け

窓ガラスを割って 外へと飛び出した。

そして それを見た水上さんは

白い鳥が飛んできたように錯覚した。

そして ボンベがタンクに直撃し…。

(爆発音)

しかしね アオギリサービスから
この東國実化学まで

どれだけ離れていると
思っているんですか?

ボンベが保管されている倉庫から
爆発したタンクまで

直線距離で 約320mです。

320? あんな鉄の塊が いくら何でも
そんな距離を飛ぶとは思えんが。

2008年のアメリカで 消火設備の点検中に
誤ってボンベを倒し

暴発して 200m以上もの距離を
ロケットのように飛んで

壁に激突し 破損した例もあります。

暴発したボンベには それほどの
運動エネルギーがあるということです。

(大山)仮にそうだとしても
今回 320mだろう。

あの日の強風に あおられたとしたら

320m飛ぶことも可能ではないかと。

(堂ヶ崎)ちょっと待って下さい。
事故現場付近からは

そんなボンベの残骸らしきものは
見つかっていない。

もし間違っていたら
事故調査委員会としての我々のメンツは

丸潰れだ。
メンツ?

やはり
水上さんの操作ミスという可能性が

最も現実的と考えますが
皆さん どうでしょうか?

異存ありません。 同意します。
賛成です。

そのとおり。
そのとおり。

はい 左手 大きく回して。

再現実験をしませんか?
ボンベが 本当に320m飛ぶのかどうか。

勝手なこと言わないで。
実験費用だけで 500万かかるのよ。

志保が許すわけないでしょ。
はい 右手回して。

このままでいいんですか?
もし不可能なら不可能だということを

実証すべきじゃないですか。

ボックスステップ。

先生 もしや 僕で遊んでませんか?

はい そこでストップ。

どう?
完成まで どれぐらい かかりそう?

え~? たった一晩で ここまで?

約束どおり 予算1, 000万のうち500万
貸してもらうわね。

本気で 再現実験やるつもり?

事故のあった夜と同じ規模の台風は
そう めったに来ないわよ。

めったに来ないなら

こっちから行けばいいのよ。

先生!
こんなところで どうやって実験を~!

フォ~!

何だ これは。

ヘイ マナコ!
ハ~イ!

♬~

オ~ マナコ!
ハ~イ!

ヘイ マナコ! ハウ アー ユー?
グレート!

ハウ アー ユー?
アイム ファイン サンキュー。

オ~!
マナコ~!

ジョーンズ・マッケンジー

フランソワ・ベッケル。

ナザル・カネフスキー

全員 ノーベル賞候補に名前が挙がる
科学者ばかり。

何ですか? 例の開発って。
あなたには関係ない。

タイムマシーン?
ジョーンズ。

え~?

(英語)

(英語)

(英語)

(英語)

OK。

OK。

レディー…

ゴー。

♬~

すごい…。

微調整して もう一回いきましょう!

♬~

気を付けて下さい。

♬~

♬~

レディー フォー ローンチ。

ゴー!

♬~

100…。

「150…」。

カモン!

200…。

♬~

どうぞ。

最初から ボンベが原因だという仮説に
無理があったんです。

この失敗を受け入れて
次のことを考えましょう。

そうだ そうですよ。

でも タイムマシーンには
ちょっと驚いたな。

先生って
意外とロマンチストなんですね。 は?

今 てれました?

何なんですか? 先生が そこまでして
どうしても やり直したい

人類最大の失敗って。

昔に戻って 自分に教えてあげるのよ。

その男だけは やめておけ。
泥沼にハマって 1年で離婚するぞってね。

そんなこと?
そんなことって何よ。

そもそも 元をたどれば 先生が
結婚すること自体が失敗だったんじゃ…。

元をたどれば…?

あっ… すいません。 冗談です 冗談。

♬~

私 失敗しちゃった。

(小磯)それでは アオギリサービス様への
聞き取り調査を始めたいと思います。

天ノ教授 お願いします。

お聞きしたいことは 一つだけです。

あの夜 何がきっかけで
ボンベが飛んだのか?

心当たり ありませんか?

(遠藤)待って下さいよ。

それは うちのボンベが事故を
起こしたこと前提の質問じゃないですか。

そのとおりです。
ふざけるな!

わざわざ 南の島で実験して

その結果 一度も ボンベは
届かなかったそうじゃないか。

確かに実験は失敗でした。

でも その失敗が
答えを教えてくれました。

燈君。
はい。

実験は全部で15回。 その全てでボンベは

170mから210mの間に落ちました。

随分 手前だな。

この多くのボンベが落下した地点には

実は 太いパイプが走っていました。

一酸化炭素
タンクに送るための配管です。

水上さんが 最後に残した言葉は…。

[ 回想 ] 白い鳥が…。

鳥がぶつかって 穴が…。

私たちは てっきり
タンクが破損したものだと思い込んだ。

でも実際には
タンクから100m離れた配管に

ボンベはぶつかって 穴を開けたんです。

もともと 冷却系を失って
爆発寸前だったタンクは

最後の手段の一酸化炭素の供給も止まり
爆発したんです。

元をたどってみて 分かりました。

言いがかりだろ!
そんなの ただの臆測じゃないか。

燈君。

これまでは タンクのあった場所を中心に
調査が行われていましたが

今回は その新たな場所から

再度 残留物の採取と鑑定を行いました。

その結果 素材と形状が

御社のボンベと一致しました。

事故後に ボンベの数を
確認していないんですか?

1本足りなくなっていることぐらい
すぐに分かりましたよね。

どうなんだ 遠藤。 ああ?
それは…。

もしかして
分かっていて隠したんですか?

違います。 私は本当に何も…。

隆 またお前が
しくじったんじゃないのか?

何で俺が…。
俺は いつも ちゃんと確認してるよ。

もういい! もういい。

すぐに全員 集めろ。
誰の責任か すぐに突き止めてやるから。

あ~。 どうでもいいです そんなこと。

私たちは 事故調ですから
誰の責任かではなく

なぜ起きてしまったのかを
知りたいだけです。

1件の大事故の裏には
およそ29回の軽微な事故が起こっている。

例えば あなたが この前起こした
荷崩れのような。

そして その軽微な事故の裏には

更に 300もの小さなミスが
見過ごされている。

ハインリッヒの法則

御社の勤務状況を検証しましたが

過重労働によって 社員たちが
慢性的に疲労している傾向があります。

当然 注意力も労働意欲も低下し
ささいなミスが頻発する。

ボンベの個数を把握していなかったことも
その一つ。

そういう ずさんな管理体制が
ボンベの暴発を招き

爆発事故の引き金となってしまった。

以上が 事故調査委員会としての結論です。

♬~

先生 ありがとうございます。
よかったね~。

これで 少しは
水上さんも浮かばれますね。

まだ何か気になってるんですか?

水上さん どうして
「俺のせいだ」なんて言ったのかしら。

確かに。 でも きっと
工場の職員の一人として

責任を感じてしまった
ってことじゃないですか。

これで水上さんの名誉は
守られたんですから

よかったじゃないですか。

辞表を出されたって本当ですか?

(増渕)ええ。 こんな事故を
起こしたんですから当然です。

でも あなたは悪くない。

アオギリサービスのボンベが原因じゃ
どうしようもなかった。

水上さんの業務記録 お返しします。

これの最後の書き込みのところを
見て下さい。

あっ いえ 最後の書き込みは
ここじゃありません。

私も さっき気付いたんですけど…。

UPS修理連絡」。

UPSって 確か…。

無停電電源装置
つまり 非常用電源のことですよね。

[ 回想 ] (増渕)落雷で 予備電源の一部も
やられてしまったようで

タンクの冷却装置が動かなくなりました。

事故当日に落雷によって壊れた
非常用電源の修理予定を

そのすぐあとに亡くなった彼が
どうして書き込むことができたのか。

しかも 1か月も先の日付に。

非常用電源は 最初から壊れていた。

えっ?

そして それを彼は知っていたのに

なぜか1か月も先に修理を予定し
それまで黙って放置した。

もし それが本当だとしたら…。

明らかに
水上さんのヒューマンエラーです。

だから「俺のせいだ」って言ったのか。

確証はあるんですか?

いいえ。 単なる私の妄想です。

ハインリッヒの法則とかってやつですか?

あいつも
小さな失敗ばかりしていたから

アオギリサービスの連中と同じ
ってことですか?

同じじゃありませんよ。

水上さんの失敗と
アオギリサービスの失敗は全く違います。

確かに 水上さんは失敗が多い人でした。

でも それは ほかの人なら
目を背けるような失敗にも

彼が ちゃんと向き合ってきたことの
裏返しです。

彼は 自分の失敗を 全て包み隠さず
全員と共有しようとしていた。

同じ失敗を繰り返さないために。

違いますか?

このプラントは
ここ最近 収益が下がってて。

本社から厳しく言われてたんです。

なんとか挽回するため
納期に向けて フル稼働しているやさき

非常用電源の不具合を 水上が見つけて…。

修理して点検するのに
プラントを何日も止めなきゃならない。

そんなこと できるわけがない。

1か月だけ黙っててくれと 水上に…。

私が殺したようなもんだ。

本当に申し訳ないことをした。

(泣き声)

動画で撮影してもよろしいですか?

今のセリフ もう一回 お願いできます?

ちょっと 先生!

失敗を伝えるのに 最も効果的なのは

当事者の生々しい感情のこもった言葉よ。

いや いくら何でも それは…。

タコマ橋の話 しましたよね。

あれ 嘘なんです。
はあ?

造って僅か4か月で崩落したというのは
事実です。

ですが 調査が滞って 同じような事故が
起こってしまったというのは嘘です。

実際には あらかじめ
危険が予測されていたので

設計者たちは 橋の崩落の瞬間を
撮影することができました。

そして その自分たちの失敗の映像を
世界中に公開したんです。

その結果 二度と同じような事故は
起こらなくなりました。

私は あなたが水上さんを殺したとは
思っていません。

ただ 彼の死を無駄にしないためにも

第二の水上さんを出さないためにも

できるだけ たくさんの人に
あなたの失敗を伝えて下さい。

♬~

この失敗を 終わりじゃなく

始まりにして下さい。

♬~

本当に 非常用電源のことまで
明らかにする必要があったんでしょうか。

(ハトの鳴き声)

真実が分かっても
水上さんが生き返るわけじゃない。

(ハトの鳴き声)
ただ むやみに

厳しい条件を押しつけた本社にも
原因が…。 (ハトの鳴き声)

あ~ うるさい!
さっきから クルポポ クルポポ!

ああ ダメか。

話の内容が重いし
暗いのがいけないんじゃないですか。

ああ ダメか。

このハト どうしたんですか?

さっき 屋上で鳴き声とろうと思って
餌あげたら 懐いちゃったのよ。

それ 勝手に飼育したら違法よ。
そうなんですか?

うん… しょうがない。 逃がしてこよう。

言っとくけど 事故調において
隠していい真実なんてない。

全てを明らかにする覚悟がなければ

もっと大きな事故は防げない。

(ハトの鳴き声)

分かればいいの。

いや 今の 僕じゃないですから。

♬~

もっと大きい事故って
あれ以上に大きな事故なんて

そうそう ありませんよね。

人類最大の失敗… とかね。

それ 聞いた!

自分が結婚するのを止めるために
タイムマシーン作るって。

非現実的だし 動機は不純だし
大学の研究室を何だと思ってんだよ。

本当にねえ。

野津田君 悪いんだけど
そこ片づけておいてくれる?

真奈子 いくら言っても やらないのよ。

あ~あ…。

これか。

タイムマシーンね。

この日付…。

♬~

ありがとう。

♬~

♬~

食中毒?

原因は うちの給食センターにあると
考えられます。

復讐よ。

南雲博士は 真奈子のお母さんよ。

たとえ世界が滅んでも
あなたの世話にだけはならない。