ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

シャーロック 第2話 ディーン・フジオカ、岩田剛典、佐々木蔵之介… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『シャーロック #02【探偵×医師最強バディ始動!天才VS聖女の謎解き心理戦】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 博美
  2. 高橋
  3. 美沙
  4. 先生
  5. 藍子
  6. 佐和子
  7. 山下
  8. 弁護士
  9. ボイスチェンジャー
  10. 自分
  11. 失礼
  12. 写真
  13. 大丈夫
  14. クミコ
  15. 人生
  16. 青木
  17. 青木先生
  18. 不倫
  19. ハァー
  20. ホント

f:id:dramalog:20191014230034p:plain

『シャーロック #02【探偵×医師最強バディ始動!天才VS聖女の謎解き心理戦】』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

シャーロック #02【探偵×医師最強バディ始動!天才VS聖女の謎解き心理戦】[字][デ]

探偵×医師の最強バディ始動!替え玉遺体の謎を解け―天才VS聖女の心理戦!唯一惚れた女と過ごす疑惑に満ちた1週間

詳細情報
おしらせ
「FIVBワールドカップバレーボール2019 男子 日本×ブラジル」延長の際、放送時間繰り下げの場合あり。
番組内容
ついにバディ結成で最初の事件に挑む!新宿駅で死んだ女は別人に成り代わった女だった…。“ディーン”シャーロックが対峙するのは、美しき弁護士・菅野美穂!天才が唯一惚れた特別な聖女との息詰まる心理戦が開幕!オリンピックを翌年に控えたTOKYOの街を舞台に、現代の日本に生まれ変わった世界一有名なバディ〈シャーロック=誉獅子雄×ワトソン=若宮潤一〉が、数々の難事件の謎に立ち向かうミステリーエンタテインメント
番組内容2
上の階からの水漏れにより宿無しとなった誉獅子雄(ディーン・フジオカ)は、医師の転落死を巡る事件で知り合った若宮潤一(岩田剛典)のマンションに転がり込んだ。そんな中、捜査一課の江藤礼二(佐々木蔵之介)から獅子雄のもとへ新たな捜査依頼が舞い込んでくる。それはとある女性が急行電車にはねられ死亡した一件。所有していた身分証から亡くなったのは29歳の高橋博美だと判明する。博美はかつて、とあるトラブルを抱えて
番組内容3
おり、敏腕弁護士の青木藍子(菅野美穂)に弁護の依頼をしていた。藍子は、依頼を受けた人にはたとえ弁護が終わっても一生寄り添うことをポリシーとする弁護士であり、生きづらさを抱える人々に対しグループワークを開くなど、社会的弱者の側に立った活動を一貫して続けている人格者。そんな藍子と博美の関係を知った獅子雄は、調査目的で藍子のもとを訪ねる。そこで獅子雄は弁護士としても女性としても完璧な藍子に興味を抱き…。
出演者
ディーン・フジオカ 
岩田剛典
 / 
佐々木蔵之介 他
スタッフ
【原作】
アーサー・コナン・ドイルシャーロック・ホームズ』シリーズ 
【脚本】
井上由美子(『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』、『白い巨塔』) 
【音楽】
菅野祐悟 
【主題歌】
DEAN FUJIOKA『Shelly』(A-Sketch) 
【プロデュース】
太田大(『モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー』、『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』)

 

 


♬~

(落ちる音)

(物音)

(若宮)痛っ! ああっ!

(男性)設置完了しました。
(男性)ありがとうございました。

(男性たち)失礼します。

(若宮)あっ。

あ痛っ。

何やってんだよ!?
(獅子雄)気にするな。

気にするよ!
ちょっとは遠慮しろ! 痛っ。

(ボイスチェンジャーの声)
女の子の声になるか実験してたの。

何なんだよ。

(ボイスチェンジャーの声)
女性に変装する日が

来るかもしれないじゃん。

(獅子雄)試してみるか?
結構です!

 

(ボイスチェンジャーの声)もしもーし?

(江藤)あれ? もしもし?

はい。
あっ。 すいません 間違えました。

俺だよ。
えっ?

はっ? ハハッ マジ?

お前 女嫌いじゃなかったの?
で 用件は?

あっ えーっと 何だっけ?
そうだ そうだ。

新宿駅の4番線で 女が死んでさ。
盛り上がりそうにないな。

そう おっしゃらずに。
なかなか 魅力的なホトケだよ。

何で 俺まで…。 チッ。

(クミコ)あれ? あなた。
その節は どうも。

えっ? 何? 一緒にやんの?
いや そういうわけじゃない…。

(クミコ)
ちょっと 何 勝手にやってんの!?

遺体は 金曜の夜7時45分
品川方面行きの急行にはねられた。

運転免許証から身元が判明した。

高橋 博美 29歳。 ファーストフード店員。
未婚。 家族はいない。

先生 何か気になる点は?

えっ?

まあ 怖いか。 精神科医
死体 見たことないもんな。

これは寝違え!
精神科は死と向き合う医学だよ。

遺書はないんですか?

一般に 男性より女性
年長者より若い人の方が

遺書を残してる可能性
高いんですが。

(クミコ)まだ見つかってません。

司法解剖でも
不審な点は見られなかった。

…が 妙な点が出てきたので
一課が預かることになった。

戸籍から たどって
血液型を照合したところ

高橋 博美は AB型だった。
しかし ホトケは違った。

先 言うなよ…。
身元が分かっているのに

314という番号 付いているのは
おかしい。

すなわち この遺体は
偽者の 高橋 博美だ。

盛り上がってきただろう?
まだ 足りない。

314番が住んでた部屋だ。

婚約指輪か。

日付は 1カ月前にもかかわらず
捜索願が出てない。

振られたってとこか。
身分偽装の結婚詐欺か?

いや 身分偽装なら
架空の名義で身分証を作る。

しかも 普通 複数の偽名で。

しかし 314番が所有する
全ての身分証は

高橋 博美の名義で
作られている。

あっ これ 見てみろ。
うん?

「氏名 高橋 博美。 生年月日
1990年8月10日 獅子座」

「血液型 AB型。
出生地 栃木県宇都宮市出身」

「両親は 高校1年の…
事故で他界」

「兄弟も親しい親戚も」って
ずいぶん詳しいな これ。

細かく プロフィルを
記憶する必要があったからだ。

なぜなら 実在する

高橋 博美という人間に
成り代わったからだ。

成り代わり。
替え玉か?

あっ 俺も そう思ってた。

必死で成り代わろうとしたんだな。

パスポートにも渡航歴はない。

高橋 博美の身分を欲しがった女。

遺体番号 314番は どこの誰か。

そして 本物の 高橋 博美は
どこへ行ったのか。

おい 何してる? 偽医者。

偽医者じゃねえよ!

写真 撮っとけ。

写真?
失業中だろう?

お前 俺の助手だ。

助手?

[誰でも別人になりたいと
思う瞬間がある]

[失敗ばかりの人生を
リセットできるなら

これまでの自分を失っても
構わないと願う]

[ちなみに 今の僕は

まさに 悪魔と
取引したい気分だ]

♬~

(佐々木)刑事裁判は
罪を犯した人を裁くものですが

罰を与えることだけが
目的ではありません。

更生を目指してます。

分かるかな?
人というのは過ちを犯すもの。

そして それを許すのも人です。
おい!

(佐々木)一度 過ちを犯した人が

立ち直れる社会を
目指していかなければいけません。

(佐々木)いいかな?
(児童たち)はい!

(佐々木)OK。 じゃあ 次。

気を付けてね。 さよなら。

博美が死んだ?
ええ。

この方ですか?
はい。

自殺ですか?
なぜ 自殺だと?

いや その…。 知りません。
僕は 何も知りません。

えっ?
結婚しようとしてたんじゃ?

あっ。 付き合ってたのは
事実ですけど。

嘘つけ。 左薬指の付け根に
日焼けの跡がない。

それは
婚約指輪をしていたからだ。

婚約なんかしてません!

こんなものを
高橋 博美の家で見つけたんだが

ずいぶん冷たいんだな?
佐々木 守さんは。

悪いのは あの女だ。

不倫を隠してたんだから。
不倫?

うちの親が
勝手に調べてたんですよ。

2年前に 不倫相手の奥さんから
慰謝料 請求されて

弁護士が交渉までしてて。
2年前? 昔のことだろ?

不倫は 一種の病気みたいなもので
一度する人は またするんだよ。

何で そんな女と
僕が結婚しなきゃいけないんだ!

あんな男と
結婚しようとするなんて

見る目ないな。
幸せに飢えてたんだろう。

♬~

失礼します。 先ほど
ご連絡した者なんですけど

青木先生は いらっしゃいますか?
(美沙)はい。

こういう者です。
(藍子)私は不幸な巡り合わせで

人生の歯車が狂った方に
寄り添い

壁を乗り越える
お手伝いをしてきただけです。

(記者)ありがとうございました。

青木先生の この活動が
行政にも届くような記事にします。

(藍子)よろしく お願いしますね。

失礼します。
(カメラマン)失礼します。

(美沙)先生 お客さんです。

高橋 博美さんの件で
聞きたいことがあるって。

おいおい…。
勝手に まずいだろ?

(美沙)断りますか?

いいえ。 お会いしましょう。

高橋 博美さんが
不倫で訴えられた際

弁護士として交渉を行ったのは
青木先生ですよね?

ええ。
私が代理人を務めました。

守秘義務があるため
詳しいことは言えません。

ハッ。 守秘義務ね。

医者と弁護士は すぐ これだ。

何か言えないことでもあるの?
(藍子)そんなものはありません。

慰謝料の支払いも含め
問題なく終了しています。

高橋 博美さんが何か?

亡くなりました。

≪(美沙)失礼します。

コーヒーじゃない。
まあ いいや。

最後に お会いしたのは
いつのことですか?

去年の春くらいだったと
思います。

この人ですか?
高橋 博美さんって。

はい。 間違いありません。

熱い!

あ痛っ!
大丈夫ですか?

平気です。
平気じゃねえよ。

美沙ちゃん もういいわ。
(美沙)あっ。

失礼します。

(藍子)大丈夫ですか?
ホントに 大丈夫です。

大丈夫です。 チッ。

あの… どうして 博美さんの顔を
確認する必要があるんですか?

事件性がある
ということでしょうか?

気になる?
当たり前です。

依頼を受けた方のことは
常に心配しています。

へぇ~。
もっと割り切んなきゃ

弁護士なんて
やってらんないんじゃないの?

私は
様々な事情を抱えた方の人生に

一生 寄り添う覚悟で
この仕事をしております。

失礼しました。

ところで ダーリントンって
イギリスのダーリントンから取った?

世界で 最初に鉄道が走った駅。
だから 機関車?

よく ご存じですね。

昔 訪れた 思い出の街です。

機関車
トルネードに乗ったときには

どこまででも
行けそうな気がしました。

この事務所に 助けを求めて
駆け込んできた方が…。

ここから
新しいスタートが切れるよう

そう願いを込めて付けた?
素晴らしい名前だ。

俺も困ったら
頼んでもいいですか?

フフッ。

ご依頼があれば
いつでも どうぞ。

当事務所は
紹介制ではございません。

(クミコ)成り代わりの時期は不明。

≪(ノック)
≪(刑事)失礼します。

はい。
(刑事)高橋 博美の

中学の卒業アルバムを
取り寄せました。

これです。

(クミコ)中学生じゃ
大人になって化粧したら

まったく分かんない。
東京に出てからの写真 ないの?

決まった職には
就いてなかったみたいで

交際範囲も特定できません。

本物の 高橋 博美の顔が
分かんないんじゃ

死んだのが別人だって
証明できないじゃん。

もっと真剣に探せよ!
(刑事たち)すいません。

ハァー。
みんな 真剣に探してますよ。

係長の何倍も。
ハァー。

この事件 ちゃんと派手になんの?

今んとこ
何にも分かってないんだけど。

 

おい 助手。

 


はい。
あれ?

何だ 助手さんか。
チッ。

弁護士に
顔 確認してもらいました。

あ痛っ。

不倫で訴えられたのは
本物の 高橋 博美ではなく

314番の方です。

ということは 成り代わったのは
その前からか。

取りあえず 不倫相手にも
確認してみるか?

青木 藍子が
過去に担当した裁判は…。

青木 藍子?
裁判記録 全部 調べろ。

俺に指図するな!
急げ。

≪(美沙)あっ あの…。

これ 忘れてないですか?
あれ? 俺のだ。

《熱い!》

《平気です》
《平気じゃねえよ》

《美沙ちゃん もういいわ》
(美沙)《あっ》

《失礼します》

合格。
えっ?

何だよ? 合格って。

すいません。
ありがとうございます。

いいえ。

この写真 見たかったんだろ?

知ってる人?

あっ ごめんなさい。
間違えました。

すいません。
そう。

わざわざ
ありがとうございました。

いえ。 失礼します。

あの子 タイプだろ? お前。
別に。

≪(ドアの開閉音)

あしたのグループワークの
打ち合わせに行ってきます。

今日は もう戻らないから
帰っていいわよ。

分かりました。

そうだ 美沙ちゃん。
(美沙)はい。

債権者の方への謝罪 来週だよね?

はい。

大丈夫。
何度も丁寧に足を運べば

いつか 分かってくれるから。

私 付き添うから
心配しないで。

ありがとうございます。

最後まで寄り添うのが
私のポリシーだから。

はい。
(藍子)じゃあ いってきます。

♬~

♬~

10月9日。 あの男と
住み始めてから 2日目にして

早速 事件現場に
踏み込んでしまった。

 

はい。

(美沙)私です。
あの ダーリントン法律事務所の。

あ~。 えっ どうして?
突然 ごめんなさい。

ちょっと
聞いていただきたいことがあって。

えっ? 俺に?
はい。

あした 会えませんか?

あっ 駄目ならいいんですけど。
いやいや…。

大丈夫です。
よかった。

じゃあ 朝 待ち合わせの場所
連絡します。

分かりました。 じゃあ あした。

あっ!

びっくりした。
あの子だろ?

よかったな。

えっ? 何で あの子って…。

《知ってる人?》

何 勝手なことしてんだよ!?

あの子 何かを知っている。

あした 行って 聞き出してこい。
はあ?

≪(ドアの開く音)
ひでえ ありさまだな~。

何 勝手に入ってきてんだよ!?
鍵 開いてたよ。

しかし 若宮君も よく
あんなやつと一緒に暮らせるね?

好きで暮らしてないですよ。
はい これ。

青木 藍子が
これまでに担当した 裁判記録。

♬~

フッ。 嘘つきだな。

何が?

四谷で 薬局の夫婦が
息子に殺された事件。

青木先生 一審で
無期懲役を勝ち取ったのに

二審では 弁護を降りてる。
関係ないだろ? 今回の事件と。

「一生 依頼人の人生に

寄り添う覚悟だ」
って言ってたのにな。

分かんないのはさ 314番が いつ
高橋 博美を名乗り始めたかだ。

2018年4月。
えっ? 何で?

女の身分証 見てないのか?
全て 同じ時期に発行されていた。

死んだ女が 高橋 博美を
名乗り始めたのは 去年の4月。

だが 不倫の事実は 2年前だ。

でも あの女弁護士は
本物だって言ったんだろ?

《はい。 間違いありません》

だから 嘘つきなんだよ。

ダーリントン

♬~

ダーリントン

「分け合ってみませんか」

ハッ。

分け合ってこい。

(レオ)マスト?
常に。

♬~

♬~

 

おっ。
(レオ)藍子ちゃん到着。

分かった。

♬~

♬~

どうも。

ごめんなさい。
何か 呼び出しちゃって。

いえ。 えっと…。

行こう。
えっ?

ちょっと…。

お~!

(美沙)お~ すごい!

あ~!
あ痛たた!

≪(ドアの開閉音)

誉 獅子雄と申します。

(山下)取材だって?

(銃声)
お~!

(美沙)すごい! 当たった!
すげえ!

二審で弁護人が代わった件について
お伺いしたいのですが。

知らねえよ。

突然 辞めてったんだ。
あの 青木とかいう女弁護士。

何か理由があったんですか?

妹が消えたことに 責任 感じて…。
ああ 勝手に辞めてった。

妹さん 行方不明なんですか?

(山下)はあ? ふざけんなよ。

何の罪もねえ 妹
追っ掛け回してよ

あいつの人生 めちゃくちゃにしたの
てめらじゃねえかよ!

ハッ。 いや あんただろ?

(山下)
おい! ふざけんな この野郎!

てめえら
マスコミが悪いんじゃねえかよ!

(刑務官)落ち着け。
(山下)おい!

妹さんは この人?

てめえ 免許証なんて
どっから取った? この野郎!

佐和子 どこ やったんだよ!?
(刑務官)山下!

(山下)おい! どこ やったんだよ!?
(刑務官)接見禁止!

あ~ 面白かった。 久しぶりだ。
フフフ。

よく来るのかと思ってた。

私 自己破産してるから。
えっ?

(美沙)驚くよね?

最初は 買い物に
はまっただけだったの。

カードで お金 借りて
払ってるうちに

訳 分かんなくなって
え~! って金額になっちゃった。

ハハッ。

大丈夫だよ。
お金 貸してなんて言わないって。

藍子先生に
債務整理してもらったから。

アルバイトもさせてもらってるし。

軽蔑した?
いやいや…。

いや 青木先生って
本気で優しいんだね。

うん。 すごい人だよ。
親も 私のこと見捨てたのに

藍子先生は見捨てなかった。

(藍子)こんにちは。
弁護士の 青木 藍子でございます。

よろしく お願いいたします。

ここでは 誰も批判しない。
そして ここで聞いたことは

誰にも言わない。
約束できますか?

(一同)はい。

今日のテーマは
「過去を許すこと」

誰でも思い出したくない
経験がありますね。

つらいことほど
自分のせいだと思いがちです。

でも そんなことは
決してありません。

悲しい記憶を言葉にすることで

乗り越えてきた自分を
褒めてみましょう。

さて どなたから?

ありがとうございます。

(女性)あの… 私
いじめを受けていました。

中学生のときです。

ある日 突然 クラスの友人から
無視されるようになりました。

(受信音)
うん?

ちょっ… ごめん。

チッ。
えっ?

いやいや…。 何でもない。

あ~ でも 今日
ホント楽しかった。 ありがとう。

何か言いたいことが
あるんじゃないの?

初対面の人に誘われるほど
モテる自信ないよ。

(美沙)自信満々な人よりいいよ。
ハハハ。

あの写真の女の人だけどさ…。
うん。

あの人は
高橋 博美って人じゃないよ。

えっ? 誰だか知ってんの?

うん。

青木先生の依頼人ってこと?

教えてよ。

あの人が
誰だか分からないままじゃ

荼毘に付してあげることも
できないんだよ。

1日 時間くれる?
どうして 今じゃ駄目なの?

自分で確かめたいことがあるから。
でも…。

(美沙)あした 必ず 電話するから。
信じて。

うん。

山下 佐和子。

では 次。

え~ そこの お若い方
いかがですか?

えっ? いや 別に
悲しいこととかないんで。

(ざわめき)

≪遅くなりました 青木先生。

俺が話します。

何でもいい?
どうぞ。

みんな ホントに
誰にも しゃべらない?

(一同)はい。

俺 罪を犯したことがあるんだ。

両親 殺しました。

幸い いい弁護士に
ついてもらって

こうして 今 ここにいる。

けど 妹が
いなくなっちゃったんだ。

俺のせいで。

散々 マスコミに
追い掛けられたからだと思う。

だから 今 どこで
どうしているのか 心配で 心配で。

とにかく 生きててくれさえすれば
いいって思うときもある。

こんな 俺でも
生きてる価値あるのかな?

(拍手)

よく話してくれましたね。

罪を償えば 生きることそのものが
贖罪になります。

早く 妹さんが見つかることを
祈っています。

ありがとう 先生。

あっ そうだ。

先生も 何か話してよ?

先生も 悲しい経験
したことあるでしょう?

みんな 先生の話 聞いたら
勇気もらえるんじゃない?

ねえ?

そうですね。

私にも つらい経験があります。

一番は…。

高校のときに
母が亡くなったことです。

(藍子)シングルマザーとして
私を育ててくれた

優しい母でした。

亡くなった日も

母は いつもと変わらぬ顔で
私を送り出してくれました。

その日は 国際英語試験で

奨学金で留学するための
重要なテストでした。

でも 無事に試験が終わって
家に帰ると…。

母は…。

手首を切って
亡くなっていました。

あまりにも 突然のことで

私は どん底に落ちました。

母が死のうとしていたなんて
思ってもみなかった。

私が気付いてさえいれば…。

独りぼっちになった 私は

後を追うことまで考えましたが…。

試験の合格通知が来ました。

母が背中を押してくれたと思い
イギリスに留学しました。

そこで
様々な国の方たちと出会い

悲しい経験をした 私だから
できることもあると思いました。

それは 困っている方を
助けることです。

死を考えざるを得ないような
状況に追い込まれた方を

そういう方の命を救うことです。

今 私が ここにあるのは

母が亡くなった日に
流した涙のおかげです。

(拍手)

先ほどは感動的でした。
ご用件は?

「仕事の依頼なら いつでも
どうぞ」って言ってくれたよね?

どんな ご用件でしょうか?

生まれ変わりたいんだ。

フフッ。
それは 無理な相談です。

別人になりたい。
戸籍を用意してくれないか?

冗談が過ぎますよ。

314番には用意したのに。

314番?
新宿駅で死んだ女だ。

彼女は 本物の
高橋 博美じゃない。 偽者だ。

先生が 高橋 博美に
してやったんじゃないの?

何を言ってるの?
意味が分からない。

不幸な巡り合わせで

人生の歯車が狂った彼女と
手を携えて

壁を乗り越えようとした。

(記者)《お願いします》
《どいてください!》

≪《先生 何で 私
こんな目に遭うの?》

《私は 何にもしてないのに…》

《もう こんな人生 やめたい!》

今の日本の社会じゃ

一度 落とし穴に落ちた者は
落ちっ放し。

はい上がる支援は
十分とは言えない。

だから 別人になりたいと
願う者は多い。

実際 闇では
戸籍は取引されている。

弁護士なら スムーズに
手続きができるはずだ。

どうして 私が そんな危ない橋を
渡らなきゃならないの?

それは 俺も分からない。
フフフ。

当ててみようか?

不謹慎なゲームに
付き合う趣味はないわ。

この世で起こることは
ゲームだって思うくらいが

ちょうど いいんじゃない?

さよなら。

ねえ 先生。
何で 弁護士になったの?

言ったでしょ。

困っている人を
一人でも救いたいの。

嘘じゃないわ。

♬(バイオリンの演奏)

♬~

《不倫?》

(佐々木)
《弁護士が交渉までしてて》

(藍子)
《はい。 間違いありません》

(山下)《突然 辞めてったんだ。
あの 青木とかいう女弁護士》

(山下)
《佐和子 どこ やったんだよ!?》

(刑務官)《山下!》
《山下 佐和子》

(藍子)
《あまりにも 突然のことで

私は どん底に落ちました》

《母が死のうとしていたなんて
思ってもみなかった》

♬~

(ノック)
(クミコ)やっぱり 駄目でした。

ハァー。

また あいつに頼むんですか?
ホント やめた方がいいですよ。

あっ もしもし? 俺。
(クミコ)係長!

あのさ…。
せっかちだな。

おい。 獅子雄。
どうなってんの?

こっちには もう 手がないんだよ。
お前。

不倫相手にも 面会 断られた。

和解した後も 切れてないのが
バレて 血を見たらしい。

女房が乗り込んできて

逃げる際に 階段から落ちて
派手に骨折。 怖いね。

で その後 青木 藍子が
間に入って

無理やり 別れさせたんだってよ。

不倫男は
もう 追い掛けなくていい。

でも 他に 関係者
見つからないじゃねえか。

骨折の手当てをした病院を
割り出して

ケガの特徴と 身元不明遺体の
データベースを照合しとけ。

何?

本物の 高橋 博美は
死んでるっていうのか?

ハァー。 やっぱり
今日 会うのやめよっかな~。

(ボイスチェンジャーの声)えっ 何で?
やめろ!

何でだよ?
何か これ以上

踏み込んじゃいけないような気が
してさ…。

(ボイスチェンジャーの声)もう じゅうぶん
踏み込んでるよ。

だから やめろって! チッ。
向こうから

314番は 高橋 博美じゃないって
言ってきたんだろ。

踏み込ませたのは 誰だよ!

≪(チャイム)

(ボイスチェンジャーの声)江藤さんだよ~。
あんたの客だろ。

はいはい。
お~い 出たよ 出た出た。

(ボイスチェンジャーの声)
博美ちゃん死んでたぞ。

だから 先 言うなよ。

不倫相手の女房に襲われたとき

手当てを受けた病院に
記録が残ってた。

これを 警視庁自慢の

身元不明遺体データベースで
検索かけたところ

DNA型が一致するホトケが出た。

年齢もドンピシャだ。

場所は?
神奈川県のタカミヤマ山中。

ことし3月の大雨で
地中に埋まってたのが

出てきたらしいよ。
死後1年半か…。

死因は
頭部の外傷によるものと推測。

凶器は不明だが 撲殺とみられる。

頭蓋骨の骨折の形状からは
特殊な鈍器で

形は おそらく 輪状だそうだ。

輪状…。
俺は 314番が高橋 博美を殺して

成り代わったとみてる!

ハッ 今回 お前の力を
借りるまでもなかったな。

2人の接点を見つけて
被疑者死亡のまま送検!

314番は殺していない。

誰なんだ?

青木 藍子。

何で 殺さなきゃなんないんだよ?
それは これからだ。

ただ あの先生
高橋 博美を殺して

その戸籍を 山下 佐和子という
殺人犯の妹にあてがった。

(ボイスチェンジャーの声)私 危ないかも。

《自分で確かめたいことが
あるから》

《いや でも…》

変なこと言うなよ。

(呼び出し音)

(アナウンス)留守番電話に接続…。

(ボイスチェンジャーの声)ねっ。

出てけよ!

あんたの助手なんか
もう できない!

彼女に何かあったら
どうすんだよ!

その前に 助ければ?

早くしろって!

急ぐぞ!

痛ててて… 痛えな!

急ぐんじゃなかったのか?

♬~

♬~

しっかり つかまってろ!

えっ?
痛っ!

何っつった?

♬~

♬~

あっ 美沙ちゃん。
どうしたの?

少し お時間 頂きたくて。

どうぞ。

あの写真…
ホントは 佐和子さんですよね?

藍子先生
何で 嘘ついたんですか?

佐和子さんが
高橋 博美の名前になってるって

どういうことですか?

(藍子)《博美さん 和解というのは
双方の信頼の下に交わすのよ》

《もう 絶対に会っては駄目よ》

(藍子)《あなたは 早くに
ご両親を亡くしてる》

《だから 私も タダ同然で
代理人を引き受けたわ》

《それは あなたに
不倫を清算して

生き直してほしいと
願ったからよ》

(博美)《フッ》

《先生》

《私に説教でもするつもり?》

美沙ちゃんは
知らなくていいことよ。

亡くなった日…。

佐和子さん ここに来たんです。

《あっ 佐和ちゃん?》
(佐和子)《美沙ちゃん》

《すごい久しぶりだけど
元気?》

《うん。
ごめんね ずっと連絡できなくて》

《ううん。
藍子先生に会いに来たの?》

《うん》
《ごめん 今日 もう帰っちゃった》

《あー そっか》

《ちょっと
相談したいことがあって》

どうして…
それ 言わなかったの?

また来るって言ってたから。

(美沙)死んじゃうなんて
思ってなかったから…。

別人になってるなんて
知らなかったから…。

(美沙)先生。

戸籍 変えたとかじゃ
ないですよね?

佐和子さん あの日

その件で相談があったとかじゃ
ないんですか?

♬~

♬~

先生…。

何で
何にも言ってくれないんですか?

おい!

ふざけんなよ。

飲まないの?

先生…。

チッ。 くそ…。

(ボタンを押す音)

何なんだよ。 あ~!

かわいそうな 美沙ちゃん。

♬~

忘れたの?

あなたが今 生きていられるのは
誰のおかげなのか。

ごめんなさい…。

ごめんなさい…。

ハァ ハァ ハァ…。

何でだよ!

おい。

大丈夫ですか!?

何ですか? あなたたち。

警察 呼びますよ。
彼女に何したんだよ!

行こう。

(ドアの閉まる音)

もう大丈夫だから。

邪魔者は消えた。

先生 もう一度 聞いていい?

この人が 高橋 博美さんですか?

違うよね。

本当の名前は 山下 佐和子。

あんたが国選弁護を担当した
被告人の妹だ。

兄の犯罪のせいで
マスコミに追われた彼女は

別の人間に成り代わって逃げた。

あんたが 高橋 博美を殺して
その戸籍を与えたんだ。

(佐和子)
《私は 何にもしてないのに…》

《もう こんな人生 やめたい!》

(佐和子の泣き声)

《佐和子さん》

《ちゃんと聞いて!》

《提案があるの》

バカバカしい。

皮肉だな。

山下 佐和子が死ななければ

あんたの罪も
明るみに出ることはなかった。

証拠でもあるの?
証拠?

証拠なら…。

これで どうだ?

白骨化した 高橋 博美の遺体には
頭部に外傷があった。

凶器は不明。
特殊な輪状の形をした鈍器。

警察が鑑定すれば
彼女の血液が出てくるはずだ。

どうして そう思うの?

あんた 最初に失敗した。

《最後に お会いしたのは
いつのことですか?》

《去年の春くらいだったと
思います》

依頼人が死んだと聞いたら 普通

最後に会った正確な日付を
調べるのが弁護士だ。

しかも 依頼人
一生 寄り添う覚悟の

青木先生なら なおさらのこと。

だが あんたの回答は
ずいぶん 曖昧なものだった。

そのとき あんた

これを見てたんだよ。

(藍子)《うっ…》

《ああ…》

(殴る音)

《ハァ ハァ…》

人は危機にひんしたとき

無意識に 一番大事なものを見る。
知ってたか?

フッ。

面白い人ね。

でも 弁護士の立場から
言わせていただくなら

正確さに欠けるわ。

ほう。

戸籍を奪うために
博美さんを殺したんじゃない。

《先生》

《私に 説教でもするつもり?》

《私が言ったこと 全部 嘘だよ》

《交渉のときに言ったことも
全部 嘘》

《奥さんがいるなんて
知らなかったとか 嘘》

《だから 先生が書いた合意書
全部 嘘》

《だから 先生も
罪に問われちゃうね》

《博美さん…》

(博美)《っていうかさ
嘘だって思ってたんでしょ?》

《だって 「あなたを信じるから
何でも言って」とか言って

すっごい 私のこと
軽蔑してたじゃん》

《あんたみたいな女
一番 嫌いなんだけど》

何の反省もない
博美さんを見て

自分でも抑えられなくなった。

ホントは 自分が
一番 言われたくないことを

言われて カッときたんだろ?

「偽者」って。

《私 知ってる》

《あんた 優しい顔しながら

人の不幸を利用して
笑いたいだけでしょ?》

《褒められたいだけでしょ?》

《偽善者じゃん》

《偽者じゃん》

《ハッ。 笑っちゃう》

《ハァー》

《偽者…》
(博美)《フフフフ》

♬~

(博美)《何すんだよ。
偉そうにすんな 偽者!》

あんた
母親のこと忘れるために

人助けしてきただけだもんな。

母のことは関係ないわ。

あんた ホントは
母親のこと捨てたんだろ?

人は 自分の写真を飾るときに

自分が
一番輝いていたときのものを選ぶ。

あんたが選んだ写真は

留学時代
母親が死んだ直後の写真だ。

いい笑顔だな。

開放的で。

《母が死のうとしていたなんて
思ってもみなかった》

《私が気付いてさえいれば…》

母親が死のうとしてたこと

あんた ホントは
ずっと気付いてたのに

放置してたんだろ。
やめて…。

その罪滅ぼしのために
人を救ってきたんじゃないのか?

痛っ。 ああ…。

なあ。

偽者でも 別にいいんじゃない?

本物だろうが なかろうが

あんたに救われてきた人は
いるんだろ。

フッ。

いないわ そんなもん。

虫けらでも 助ければ

少しは 私も救われるかと
思ったけど…。

ハァー。 知らない?

虫けらって
人に 甘い顔をされたら

最後まで蜜を吸い尽くす
害虫になるの。

母とか…。

あの女みたいにね。

人は
自分で立ち直るしかないのよ。

ハッ。 ハハハ。

やっぱ 面白いな あんた。

もっともらしい顔で

「人を救いたい」とか
言ってるときより

よっぽど 美しい。

やあ ご苦労さん ご苦労さん。

あの… ちょっと待ってください!

先生。

佐和子さんは
自殺したんじゃないと思います。

佐和子さん あの日
別れ際に言ったんです。

私たち 頑張ってきたよねって。

また 頑張るだけだって。

♬~

♬~

だから 何?

フッ。

♬~

♬~

(ボイスチェンジャーの声)
ねえ そんなに 私のこと好き?

違えよ!
じゃあ 何だよ?

ずっと こんなことばっか
やってきたのかなと思ってさ。

どういう意味だ?

だから
毎回 こんなヘビーな事件に

首 突っ込んでさ。
よくやるよね。

お前の事件もやったしな。
おい それ言うなよ。

あっ あんた 人の心がないもんな。

だから
そんな平然としてられんだろ。

そんなに おだてんなよ。
ハァー。

見て 見て。
また表彰されちゃったよ。

っていうか
何で 勝手に入ってきてんの?

あっ 鍵 開いてたよ。
防犯 防犯! ハハハ…。

ねえ 悔しくないの?
こんな手柄 取られて。

別に。
俺は事実が知りたかっただけだし。

あっ そう。
いや~!

一課長になっちゃうかもよ!
これ…。

(バイブレーターの音)

あっ ヤベえ あー 俺は タラコパスタね。
はいはい。

(クミコ)
係長 どこにいるんですか!?

会議ですよ!

(ボイスチェンジャーの声)
係長 こちらに お願いします!

分かった。
取り込み中だ かけ直す。

寝違え 治ったのか?
あっ… そういえば。

てか あの弁護士
何か 最後 笑ってなかった?

罪に問われない自信が
あるのかもな。

ふーん。
はい できた。

おい こんなん食ったら
集中力が低下して

睡魔に襲われ
脳は思考停止になるぞ。

そうですか!
あっ 俺 もらうわ。

[10月14日]

[たくさんの人を救った
優しい女は

もう一つの恐ろしい顔を
持っていた]

粉チーズある?
自分で やってください。

[この男と付き合うことは

危険な道に
足を踏み入れることなのか]

[僕は
どこへ向かっているのだろう]

[若宮 潤一]