ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ほんとにあった怖い話 肩にしがみ憑く悪霊・イタズラする生首・真っ赤な女の… ドラマの原作・キャストなど…

『<土曜プレミアム>・ほんとにあった怖い話 20周年スペシャル』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 真衣
  2. 孝史
  3. 恵介
  4. サトシ
  5. 彩花
  6. 真佐美
  7. 女性
  8. 美奈子
  9. 有希
  10. 店長
  11. 一同
  12. 武彦
  13. 今日
  14. 大丈夫
  15. 大谷
  16. 吉岡
  17. 仕事
  18. 出来事
  19. 先生
  20. 彼女

f:id:dramalog:20191012231211p:plain

『<土曜プレミアム>・ほんとにあった怖い話 20周年スペシャル』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

土曜プレミアム>・ほんとにあった怖い話 20周年スペシャル[字]

ほん怖20周年SP!▽肩にしがみ憑く悪霊▽イタズラする生首▽真っ赤な女の祟り▽振り向いたら死ぬ…▽死霊の片思い

詳細情報
おしらせ
「RIZIN.19~格闘技新時代 大阪の陣~」延長の際、放送時間繰り下げの場合あり。
番組内容
実際に起こった心霊体験をもとに、心底怖いゾッとする恐怖と、その恐怖や不安に翻弄(ほんろう)されつつも立ち向かっていく人々の姿を描くリアルホラーエンターテインメント!

「汲怨のまなざし」
宮崎孝史(佐藤健)は、妻、息子と共に平凡ながらも幸せに暮らしている。孝史は、ある日を境に不気味な女を見かけるようになる。そして、ある晩ベッドで背中に何かがピタリと張り付いてくるような気配を感じる孝史。孝史が背後を
番組内容2
振り返ると、そこには血のような眼を持つ不気味な女が!孝史を恐怖に突き落とす女の意外な正体とは果たして!?

「赤い執着」
宮岡真衣(中条あやみ)は事故で両親を亡くし、幼い妹の宮岡彩花(粟野咲莉)と生活していた。ある日、住んでいる団地の下を見ると、全身真っ赤な女がこちらを見上げている。真衣は気に留めず、バイト先の居酒屋の常連客・吉岡(昴生)や彼の後輩・大谷(泉澤祐希)に笑い話のように話していた。
番組内容3
しかし、この赤い女によって身の毛もよだつような恐怖が真衣に襲いかかる…!

「肩の女」
夢のラーメン店をオープンさせた氷川武彦(佐々木蔵之介)だったが、客足はさっぱり。氷川は、場所も味も悪くないはずなのに、客が全く来ない理由に何となく気づいていた。それは一緒に働いているアルバイトの立花恵介(佐野勇斗)の肩に、上半身だけの女が絡みついていること。そこで、氷川は恵介の肩を塩で清めようとするが…。
出演者
【「ほん怖」クラブリーダー】
稲垣吾郎 

【汲怨のまなざし】
佐藤健阿部純子藤野涼子、森優理斗、秋乃ゆに、趣里 他 

【赤い執着】
中条あやみ、粟野咲莉、昴生(ミキ)、泉澤祐希 他 

【肩の女】
佐々木蔵之介佐野勇斗 他
スタッフ
【原作】
『ほんとにあった怖い話』(朝日新聞社) 
『HONKOWA』(朝日新聞出版) 

【総合プロデュース】
後藤博幸 

【プロデュース】
古郡真也(FILM) 

【脚本】
「汲怨のまなざし」三宅隆太 
「赤い執着」穂科エミ 
「肩の女」酒巻浩史、鶴田法男(脚本協力) 

【演出】
「汲怨のまなざし」森脇智延 
「赤い執着」下畠優太 
「肩の女」森脇智延
スタッフ2
【制作・著作】
フジテレビ 第一制作室

 

 


[あなたを 釘付けにする
実録心霊ドラマ 5連発]

≪この机…。
≪えっ?

九十九里浜
≪そこで その机を焼くの。

あっ…。

何でだよ?

見えるって 何が?

僕にも 見えるんだ。

(悲鳴)

来ないで!
もう やめて!

≪ストーカー?
≪亡くなった?

≪あなた いったい 何したの?
≪♬「げんこつやまの」

(真衣)[これは 数年前
私が体験した 出来事です]

(真衣)もしもし。 彩花?

うん。 もう そばだから。
おなか すいたでしょ?

(真衣)もうすぐ 帰るから
待っててね。 じゃあね。

♬~

♬~

♬~

♬~

(真衣)ただいま。

(真衣)そろそろ できるよ。
(彩花)はい。

(真衣)私 今日は
夜も仕事だから 遅くなるけど

夜更かししないで
ちゃんと 寝ててね。

(彩花)あっ そっか。
今日 お姉ちゃん いないんだった。

(真衣)うん。 そうだよ。
(彩花)分かった。

(真衣)そうだ。 今度の週末
一緒に 買い物 行こっか。

(彩花)買い物?
(真衣)うん。

(真衣)たまには お姉ちゃんが
何か 買ってあげる。

ホント? やった!

[半年前 事故で
両親を亡くした 私たちは

2人で
暮らしていくことになり…]

[私は 大学を辞め

昼間は
クリーニング工場で 働き…]

[夜は 居酒屋と…]

[休みなく 働く
生活をしていました]

[妹には 日ごろから

たくさん 我慢をさせていることは
分かっていましたが

そのころの私は 妹に
ふびんな思いを させないため

とにかく 働いて
稼がなくてはと 必死でした]

(吉岡)真衣ちゃん 真衣ちゃん。
ちょっといい?

(真衣)はい。
(吉岡)ごめんな。 こいつさ

最近 入ってきた
大谷ってやつやねんけど。

(吉岡)ちょっと 仲良くしたって
ほしいねんな。 うん。

(大谷)どうも。
(真衣)よろしく お願いします。

(吉岡)うん。 頼むわ。
なっ。 うん。

(真衣)お代わり どうしますか?
(吉岡)お代わりな。

しよう それは。
唐揚げのこと ちゃうもんな。

♬~

[その瞬間
何か 気配を感じました]

♬~

♬~

[このときは 同じ団地の
住人だろうと 思っていました]

(真衣)ただいま。

全身 真っ赤な女?
(真衣)はい。

(吉岡)何 それ? 気味悪いな。
(真衣)ですよね。

(吉岡)気ぃ付けや。
夜 帰んのも 遅いんやろうし。

(真衣)はい。

≪(男性)すいません!
(真衣)はい。 伺います。

失礼します。

≪(男性)すいません!
(真衣)はい。

♬~

♬~

♬~

♬~

お姉ちゃん。 どうしたの?

ううん。 何でもない。
ごめんね。 起こしちゃったね。

(彩花)ううん。 大丈夫。

(真衣)よし。 寝よう。
あした 起きれなかったら 大変。

(彩花)うん。 おやすみ。
(真衣)おやすみ。

[次の日]

(大谷)あのう。
(真衣)えっ?

(大谷)いきなり こんなこと
聞くのも あれなんですけど。

はい。

(大谷)最近 何か おかしなこと
なかったですか?

えっ?

もし あるなら
早めに きちんと

対処した方が
いいかもしれません。

あのう。 実は…。

≪(吉岡)おいおい おいおい。
お前は。

真衣ちゃん ナンパしてんの?
(大谷)いやいやいや。

そんなんじゃないですから。
(吉岡)真衣ちゃん

ナンパしてんちゃうやろな?
(大谷)違います。

何か 飲みますか?
(吉岡)えっ!? どえらいことやぞ。

(大谷)違いますって。
座ってください。

♬~

♬~

[お客さんに 言われたことが
気になった 私は

少しでも 気を紛らわすために…]

♬~

[それが 効いたのか…]

[あの赤い女は
姿を現すことは なくなりました]

(真衣)お待たせしました。
日替わりサラダです。

≪(女性)すいません!
(真衣)はい。

[私は 今まで以上に
働きづめで…]

≪(従業員)真衣ちゃん ごめん。
休憩中に。 ちょっと 手伝って。

(真衣)はい。 すぐ 行きます。

[妹と過ごす時間は
ますます なくなりましたが…]

[妹が 成人式を迎えるまでは
頑張ろう]

[そう 思いながら
日々を 送っていました]

[そんな ある日]

♬~

♬~

♬~

(悲鳴)

♬~

(彩花)ごちそうさまでした。

(彩花)お姉ちゃん?

(彩花)具合 悪いの?

(真衣)あっ。 ううん。
お昼 食べ過ぎちゃっただけ。

大丈夫。
ごちそうさまでした。

(彩花)ねえ。 お姉ちゃん。
あした 何の日か 覚えてる?

(彩花)お姉ちゃんってば。
(真衣)うん? ああ。 あした?

あしたは 彩花の誕生日じゃない。
(彩花)ホントに 覚えてた?

(真衣)ホントに 覚えてたよ。
当たり前でしょ。

(彩花)なら よかった。

(真衣)彩花の大好きな イチゴが
たくさん載った ケーキ

買ってくるからね。

やった。 約束ね。
(真衣)うん。

[私は あの赤い女のことが
頭から 離れずにいました]

(従業員)ちょっと あなた。
何やってるの!

(真衣)あっ あっ。
すいません。 どうしよう。

すいません。

(真衣)いらっしゃいませ。
(男性)2人ね。

(真衣)2名さまですね。
お席 ご案内します。

(悲鳴)

♬~

♬~

♬~

(彩花)おかえり。

(真衣)あっ。 ただいま。

(彩花)あれ?
お姉ちゃん。 ケーキは?

(真衣)えっ?
あっ! ああ。 ごめん。

ケーキ屋さん
もう 閉まっちゃってたの。

(彩花)忘れたの?
(真衣)そんなわけないじゃない。

あした 必ず 買って帰るから。
ねっ。

もう いいよ。
(真衣)えっ?

お姉ちゃん。 私のことなんて
どうでもいいんだね。

(真衣)えっ? 何 言ってるの?
そんなわけないでしょ。

(彩花)この間だって
買い物に行く 約束したのに

仕事が 入ったからって
連れていってくれなかったじゃない。

楽しみにしてたのに。

ごめんね。

パパと ママは
絶対に 約束は 守ってくれたよ。

彩花。

本当は お姉ちゃん 私のこと
邪魔だと 思ってるんでしょ?

バカ 言わないで!
何で そんなこと 言うの?

誰のために 毎日 こんな
頑張ってると 思ってるのよ。

彩花。

大谷さん。

この間のことが 少し気になって。

(大谷)そんなことが
あったんですか。

(真衣)はい。

(大谷)だったら…。

(大谷)これを
持っていてください。

うちの家系は
代々 神主を やっていまして。

この中には
親父が おはらいした お札と

お清めの塩が 入ってます。

ありがとうございます。

もし 次に
その赤い女が 現れたら

何があっても それを
離さないように してください。

これをですか?

その女に 何かされても

絶対に 視線を
合わせないように してください。

目が合えば…。

それと その女は ご家族にも

悪い影響を
及ぼすかもしれません。

彩花。

(ボタンを押す音)

♬~

♬~

何で?

♬~

(ボタンを押す音)

♬~

♬~

♬~

♬~

(真衣)あっ! 痛っ。

♬~

(真衣)彩花。

♬~

♬~

♬~

♬~

(真衣)熱い…。

♬~

(真衣)来ないで!

♬~

(真衣)もう やめて!

♬~

♬~

♬~

お姉ちゃん?

彩花。

お姉ちゃん。 どうしたの?

ごめんね。

[後で 分かったことなのですが
あの赤い女の霊は

私と 妹に
取りついていたのだそうです]

(真衣)夜ご飯 何がいい?

[あの出来事を機に 赤い女が
姿を現すことはなくなり…]

[私は できるだけ
妹と 一緒にいる時間を

つくるようにしました]

(彩花)うれしいな。
(真衣)えっ?

ことしは ケーキ
ちゃんと あるから。

ああ…。

(彩花)去年は お姉ちゃん
忘れちゃったもんね。

(真衣)えっ? そうだったっけ?

(彩花)そういえば さっき
すごい人 見ちゃった。

(真衣)すごい人?
(彩花)うん。

何かね 服も 靴も 爪も 唇も
真っ赤な女の人。

何で 真夏なのに
コート 着てたんだろう。

[あの赤い女は
まだ 私たち姉妹に

執着しているのでしょうか]

[そう 思うと 今も
不安な日々が 続いています]

(稲垣)怖っ!
(メンバー)怖い。

20周年 怖い!
何 これ?

終わってないじゃん。
解決してないじゃん。

さあ みんな。
怖がってちゃ 駄目だ。

弱い心を 吹き飛ばす
あの おまじない いくぞ!

(一同)はい。 吾郎さん。

(稲垣)
それでは 心霊研究を始めよう。

(一同)はい。 吾郎さん。

先生。 お願いします。

[恐怖郵便を
鑑定してくれるのは…]

(一同)よろしく お願いします。

さあ 先生。 あの…。

(下)まず 両親
亡くなってますよね。

あの きょうだいの。

(下)ずっと 見ていたいんですね。

見守ってるわけだ。
(下)そうです。

別の悪霊が いる?
2人の霊が いるってこと?

(下)そうなんです。
(一同)えーっ。

(メンバー)重なってるってこと?
(慶人)そんなことが

できるなんて 霊 すごい。
(下)くっついて。

(下)あの子たちが
熱心に やってて。

(下)そこを くっついていって
便乗したいわけですよ。 この霊は。

便乗したんだ。
(下)はい。

お経を 聞きたいんですよ。
とにかく もらってない方は。

ひららちゃんは? 質問?

(ひらら)吾郎さんは…。

えっ!? 全身…。 唐突。

そうだね。 でも…。

僕は…。

(一同)えーっ!? 嘘!?
駄目?

(想矢)えっ? 何で?

[この後 背筋も凍る
心霊現象が 次から 次へ]

[あなたは 耐えられますか?]
≪あなた いったい 何したの?

では 続いての 恐怖郵便を
読んでみよう。 なつみ君。

(なつみ)はい。 吾郎さん。

(なつみ)「それは 新学期が始まって
間もないころの 出来事でした」

(美奈子)
[それは 新学期が始まって

間もないころの 出来事でした]

♬~

(美奈子)みんなと 1年間 一緒に
勉強することになりました。

戸田 美奈子です。

実は 先生も
この学校の 卒業生なんです。

(一同)えーっ! そうなの?
(美奈子)よろしくね。

じゃあ プリントを 配りますから
後ろに 回してください。

(一同)はい!
(美奈子)ああ。 いい返事。

はい。 よろしくね。
(児童)ありがとうございます。

(美奈子)はい。 お願いします。
(児童)ありがとうございます。

(児童)わっ!

(児童)何やってんだよ。

[実は 私が 小学生のときから
この学校では

不思議なことが
よく 起こっていました]

[そして その当時から
特に 噂が絶えなかったのが…]

[この教室だったのです]

[そんな ある日]

(美奈子)「まったく。
豆太ほど 臆病なやつは いない」

「もう 5つにもなったんだから
夜中に 一人で

せっちんぐらいに
行けたっていい」

≪(開く音)

(一同)えっ? えっ!? 何で?

(美奈子)静かに。 関口さん。
続き 読んでくれる?

(関口)はい。
「ところが 豆太は

せっちんは 表にあるし

表には 大きな モチモチの木が
突っ立っていて

空いっぱいの 髪の毛を
ばさばさと…」

[その数日後]

≪(倒れる音)

(山下)痛え!
(一同)大丈夫? どうしたの?

(美奈子)大丈夫? 山下君。

ケガ ない?
(山下)大丈夫。

(美奈子)立てる?
(山下)うん。

(美奈子)ケガ ない?
(山下)うん。

(美奈子)どこ 痛かった?
(山下)膝。

(美奈子)膝か。 大丈夫かな。

[さらには…]

≪(割れる音)
(悲鳴)

(美奈子)ケガ ない? 大丈夫?

三上君。 えっと。
ほうきと ちり取り 持ってきて。

(三上)はい。

♬~

(美奈子)佐藤君?

(美奈子)どうしたの?

もう 下校時間
とっくに 過ぎてるよ。

(美奈子)忘れ物?

(佐藤)先生も
気付いてるんでしょ?

(佐藤)僕にも 見えるんだ。

見えるって 何が?

先生も 昔は この学校の
生徒だったんでしょ?

だったら…。
(美奈子)ごめん。

先生 ちょっと 分からないな。

見えてるんでしょ?
先生も。

(美奈子)もう とっくに
下校時間 過ぎてるから

帰りましょ。
おうちの人 心配してるよ。

先生だって
本当は 分かってるくせに。

[佐藤君は
それから しばらくして

父親の仕事の都合で
転校していきました]

(美奈子)はい。
では この漢字が 書ける人?

(一同)はい!
(美奈子)おっ。 すごいな。

[それからも この教室では
時々 おかしなことが…]

(美奈子)自信ある?
(水内)はい。

[立場上
話すことが できないので

子供たちには
申し訳ないのですが…]

[実は 私には
原因が 分かっているのです]

♬~

[それは
私が 小学生のときから…]

[ずっと…]

では 続いての 恐怖幽便を
読んでみよう。

慶人君。
(慶人)はい。 吾郎さん。

「今日は 私の話を
聞いてください」

(武彦)[今日は 私の話を
聞いてください]

[脱サラした 私は
10年越しの 夢をかなえ

ようやく 自分の店を
持つことが できました]

(恵介)ああー。

[しかし…]

(恵介)お客さん 来る気配
ゼロっすね。

(恵介)何すか?

(武彦)いや。

(恵介)ああ。 痛え。

[店の場所も 悪くない。
味も 悪くない… はず]

[それなのに…]

≪(戸の開く音)
≪(恵介)店長 店長。

見てくださいよ これ。

(恵介)ほい。
商売繁盛 三点セット。

これで 少しは
お客さん 増えますよ。

(武彦)あっ。 ありがとう。

[そういうことではないと
思ったのですが

せっかくの 彼の厚意を
むげにするのも 申し訳なく]

(かしわ手)

[実は 私には
この店が 繁盛しない 理由が

何となく 分かるのです]

(恵介)店長。

俺 店長の作る ラーメン
最高に うまいと 思ってんすよ。

(恵介)俺 一生
店長に ついていくんで。

ああ。

[アルバイトの彼が
いなくなれば あの女も…]

[しかし 彼には 彼なりの
いいところも あり

辞めさせるのも
気が引けました]

[そこで 私は

何か 方法が ないか
調べてみることに]

(かしわ手)
(恵介)今日も お願いします。

(恵介)店長。 何してんすか?
(武彦)えっ?

ああ。
新作メニューを ちょっとな。

(恵介)おお。 いよいよ
インスタ映えっすか?

いいっすね。

(恵介)ああー。 痛え。

♬~

♬~

(恵介)よし。

(恵介)よし。

♬~

(恵介)どうしました?

いや。

そろそろ のれん 出して。

(恵介)あっ。 はい。

(恵介)あっ。 その前に。

(恵介)もう1回 もう1回。

(恵介)さっきから
何してんすか?

いや。 別に。

(かしわ手)
(恵介)お願いします。

≪何か したわけじゃないよね?
≪あっ。 姉さん。

≪この机。
≪ねえ。 ねえ。 ねえ。

≪絶対に 振り向いちゃ 駄目よ。

≪店長。 大丈夫ですか?

(恵介)ああー。 ああ…。

(恵介)店長。
俺 チラシ 配ってきますわ。

おう。

♬~

(恵介)よし。

♬~

(恵介)店長?

(恵介)うわ!? うわ!?

うわ!?
何するんすか?

どうしたんすか?

(恵介)店長。 朝から 変っすよ。
何か あるなら 言ってくださいよ。

(恵介)あれ? あれ?
何か 急に 楽になった。 あれ?

♬~

(恵介)ちょっ… 店長?

(恵介)ちょっと 店長。
何やってんすか?

♬~

(恵介)お待たせしました。
次の方 どうぞ。

(恵介)
あちらの テーブル席になります。

(武彦)はい。 いらっしゃいませ!
(恵介)いらっしゃいませ…。

チャーシュー麺 1つ。
分かりました。

(武彦)ラーメン 2丁
お待たせしました。

(恵介)店長。 しょうゆラーメン
大盛り 2つと

チャーシュー麺 1つ。
(武彦)はいよ!

[こんなことは
オープン以来 初めてでした]

(恵介)ありがとうございました。

(恵介)ほら。 店長。
やっぱり 御利益 あったんすよ。

(武彦)ハハッ。
(恵介)お参り お参り。

(かしわ手)
(恵介)ありがとうございます。

♬~

♬~

[やはり あの女を
おはらいできたことで

店に 客が 来るようになったのだと
思いました]

♬~

[ところが その深夜]

♬~

≪(水音)

[店にいた女です]

♬~

♬~

♬~

[昨日は あまりに
疲れていたせいで

おかしな夢を
見たのかもしれない]

[そう 思ったのですが…]

ああっ!?

♬~

♬~

[はらったのではなく

結果として 自分に
取りついただけだったのです]

(武彦)ビールしか ないか。

[とにかく
何とかしないと いけない]

[私は 焦りました]

何でだよ?

ああっ。 ああっ。
(恵介)店長?

ああっ…。 ああっ!

ああっ。 ああっ。

(恵介)店長。 大丈夫ですか?

めちゃくちゃ つらそうですよ。

(恵介)今日は もう 帰って
寝た方が いいんじゃないっすか?

[結局 その日は
営業することを やめました]

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

[急に 楽になり

今までの つらさが嘘のように
体が軽くなりました]

[それ以来…]
(恵介)お待たせしました。

2名さま。 どうぞ。 皆さま。
もう少々 お待ちください。

どうぞ。
(武彦)はい。 いらっしゃいませ!

[上半身の女も 下半身の女も
いなくなり…]

(男性)ごちそうさんです。

[これで この店も 軌道に乗り
全てが うまくいく]

[そう 思いました]

(武彦)はい。 ギョーザ
お待たせしました。

[そんな ある日のこと]

♬~

≪(水音)

♬~

♬~

♬~

♬~

(うめき声)

(うめき声)

♬~

♬~

♬~

(武彦)ああっ。

ああっ。 ああっ。 ああっ。

(武彦)ああっ。

ああっ。 ああっ。 ああっ。 ああっ。
ああーっ! ああーっ!

[昨夜の あれは
いったい 何だったのでしょう?]

(恵介)おはようございます。

(恵介)ああー。 痛え。

フゥー。 よし。

[あれ以来 私は
おはらいすることは やめ…]

(恵介)ああー。 痛え。

(かしわ手)

(恵介)今日も
たくさん お願いします。

[結局
元に戻ってしまいました]

[それにしても この先…]

(恵介)さあ
いらっしゃい いらっしゃい。

[この店は いったい
どうなってしまうのでしょうか]

(恵介)おかしいな。

えーっ?
(一同)怖い。 やだ。 やだ。

何だ あの霊?
下半身と 上半身が ばらばらで。

みんな。 どうだった?

(蒼太郎)何だろう?
あそこの…。

なるほどね。 その場所に いた
霊かもしれないんだ。

先生。 あれは いったい
どんな霊なんでしょうか?

(下)どろどろしたような。
普通の池とか…。

(下)そこから 私は
見えてきたんですけれども。

でも そうだね。

最後 出てくるときね。

(下)だから
事故だとするならば…。

(下)ちぎれちゃったのか。
結局 あの…。

あの店長…。

『きたかぜと たいよう』って お話が
あったじゃないですか。

それと 一緒で 今度
優しくしてあげれば いいんです。

冷たくすれば するほど
エネルギーが 強くなるんです。

マイナスの エネルギーが。
(想矢)優しくした方が いい?

優しくする方が
来るような感じ しちゃうよね。

だから 自分たちでは
無理なんですよね。 だから…。

ここまで ひどくなってても。
じゃあ ああいうふうにさ

主人公みたいに インターネットとかで
調べて。 おはらいの。

自分で しちゃうの
危ないんですね。

(下)とっても 危険だと思います。
危険。

では 続いての 恐怖幽便を
読んでみよう。 咲希君。

(咲希)はい。 吾郎さん。

「これは
私が体験した 出来事です」

(真佐美)[これは
私が体験した 出来事です]

(真佐美)ジャーン。
(有希)おっ。

(真佐美)ようこそ わが城へ。

(有希)へえー。 ここが
真佐美の 新しい城か。

(真佐美)座って 座って。

[念願の 一人暮らしを
始めることになった 私は

リサイクルショップを 回って
家具を 揃えていました]

(有希)うん? この机

部屋の雰囲気と マッチしてて
いい感じじゃない?

(真佐美)ホントですか?
(有希)うん。

(真佐美)よかった。
実は これ 一目ぼれなんです。

(有希)あんた 机に

一目ぼれしてる場合じゃないよ。

毎日 私たちの 目の前で
何組もの人が

幸せに なってるんだから

取り残されないように しないと。

≪(物音)

♬~

♬~

[このときは
気にもしませんでした]

(有希)そしたら
フラワーコーディネーターに 連絡して…。

[一人暮らしにも慣れた 私は
担当する結婚式の準備で

忙殺される日々を
送っていました]

(真佐美)もしもし。
エスパール東京の 田中ですけれども。

[そんな ある日のことでした]

≪(物音)

(真佐美)何 これ?

♬~

[昨日の出来事は
いったい 何だったのでしょう?]

♬~

♬~

(有希)ちょっと。 私が相手で
不満なのは 分かるけど

これも 仕事のうちだからね。
(真佐美)すいません。

(有希)不満なのは お互いさまよ。
私だって

未来の旦那さまと 歩きたいよ。
どうせなら。

どうかした?

(真佐美)あのう。 金縛りって
遭ったこと あります?

(有希)金縛り? 金縛りって…。
(真佐美)いやいや。

何でもないです。
気にしないでください。

(有希)欲求不満なんじゃない?
(真佐美)はっ?

いや。 いっつも 人の幸せばっか
おもてなししてるから

変な夢でも 見たんでしょ。
あっ。 太田さん。

[確かに 残業続きで
休みなく 仕事をしていたので

疲れて おかしな夢を
見たのかもしれない]

[そう 思おうとしたのですが…]

えっ?

[けさ 家を出るときは
間違いなく 閉まっていたのです]

[このときからでした]

(バイブレーターの音)

もしもし。

えっ?

お父さん。
(弟)シーッ。

[大きな病気を
したことがないのが 自慢だった

父が 突然の体調不良で
病院に 運ばれたのです]

(真佐美)分からないって…。

[それだけでは
終わりませんでした]

(真佐美)ちょっと。
どうしたのよ?

[弟も アルバイト中に
事故に遭ってしまったのです]

えっ?
(弟)大丈夫。

すぐ また
歩けるようになるからさ。

[さらには…]

(有希)熱は 下がったみたいだね。

[私も 突然の高熱で
仕事を 休んでしまい…]

(有希)確かに
それって おかしいよね。

いや。 お父さんに 弟さん?
それに 今度は 真佐美でしょ?

絶対に 変だよ。

(有希)あっ。 もしかして…。

(有希)いや。

ほら。 よく あるじゃん?
ほら。 事故物件とか。

そのせいで 真佐美の周りにも…。

実はね…。

ホントは 黙っておこうと
思ってたんだけど。

前に泊まったとき

夜中に 変な物音
聞いちゃったんだよね。

あの辺から。

[その夜のことでした]

(ゲームの音声)

≪(物音)

(真佐美)はっ!? 嫌!

≪(物音)

(真佐美)はっ!? 嫌!

♬~

♬~

(絶叫)

[きっと 悪い夢を
見てしまったんだ]

[そう 思いました]

[いえ。
そう 思いたかったのですが…]

♬~

(真佐美)おはようございます。
(有希)おはよう。

(有希)ごめん。 はさみ
勝手に 借りちゃった。

(有希)うん? どうかした?

[私は 昨夜の出来事を
話しました]

(有希)それ 誰かに 一度
相談した方が いいんじゃない?

(有希)私 心当たり あるよ。

(真佐美)でも あんまり
大げさにするのも 何か。

≪(外れる音)

(有希)危ない!

[翌日 私は

先輩の紹介してくれた
女性の元を 訪ねました]

(女性)あなた
最近 机 買ったでしょ?

(真佐美)えっ?
(女性)今のうちに

手を打たないと 取り返しの
つかないことに なるわよ。

次は あなたの番です。
(真佐美)私の?

これは 命に関わることよ。

今夜 深夜 3時 ちょうどに

九十九里浜の 砂浜に
行きなさい。

(真佐美)今夜? 九十九里浜

(女性)そこで その机を 焼くの。
いい? 必ず 一人で行くのよ。

(真佐美)あ… あのう。

(女性)火の付け方は 分かる?

砂浜 真っ暗だから
懐中電灯がないと 駄目よ。

(女性)いい? 今夜よ 今夜。

3時 ぴったり。
1秒でも 遅れるようなら…。

もう 私には 抑えられない。

それから もう一つ。

これは ホントに
大切なことだから よく 聞いて。

♬~

九十九里浜など
行ったことは ないし

だいたい 砂浜で こんなものを
燃やしていいのか?]

[そんなことを 考えながら
とにかく 私は

深夜に 九十九里浜
向かいました]

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

≪(女性)あのう。

[やっぱり 見つかってしまった。
監視員か? 近所の人か?]

[とにかく 怒られる。
そう 思って…]

す… すみません。

(女性)《気を付けて》

《机を 燃やしてるときに

後ろから 声を
掛けられるかも しれないけど

絶対に 振り向いちゃ 駄目よ》

《絶対に 反応しないで。
知らんぷりするの》

≪(女性)あのう。
すみません。

≪(女性)あのう。

≪(女性)財布 落としてますよ。
(真佐美)えっ!?

≪(女性)あのう。

≪(女性)ねえねえ。
財布だって。

≪(女性)ほら。 すぐ 後ろ。
落ちてますって。

(砂を踏む音)

[このとき 気付きました]

[自分の足音は 聞こえるのに

この女性が 近づいてくる足音は
まったく 聞こえなかったのです]

≪(女性)ねえ。 ねえねえ。

≪(女性)ねえ。
ねえねえ ねえねえねえ。 ねえ。

≪(女性)聞こえてるよね?
ほら。 財布。

≪(女性たち)ねえ。 ねえ。 ねえ。
ねえ。 ねえ。 ねえ。 ねえ…。

≪(女性たち)ねえ。 ねえ。 ねえ。
ねえ。 ねえ。 ねえ。 ねえ…。

≪(女性たち)ねえ。 ねえ。 ねえ。
ねえ。 ねえ。 ねえ。 ねえ…。

[そのときでした]

♬~

♬~

[そこには ただ 真っ暗な砂浜が
広がるだけでした]

[あのとき
もし 振り返っていたら

いったい
どうなっていたのでしょうか?]

[今となっては
知る由も ありません]

(孝史)[これは 今から 数年前の
出来事です]

[大好きな人と 結婚し
子供も生まれ

あのころの僕は 本当に
幸せな日々を 送っていました]

(ゲームの音声)

(あすか)ほら。
幼稚園 遅れちゃうよ。

パパも 仕事 仕事。

(サトシ)あっ。
(あすか)おしまい。

(サトシ)えーっ!?

(孝史)しゃあねえな。
行くか? サトシ。

(サトシ)行くかぁ。
(あすか)何 言ってんのよ。

(孝史)よしよし。 かばん 持って。

(孝史)よし。 いってきます。
(あすか)いってらっしゃい。

(サトシ)いってきます。
(あすか)いってらっしゃい。

気を付けてね。
(サトシ)うん。

(2人)♬「げんこつやまの
たぬきさん」

♬「おっぱい のんで
ねんねして」

(サトシ)♬「だっこして
おんぶして また あした」

(サトシ)着いた。
(孝史)うん。 着いた。

(サトシ)♬「げんこつやまの
たぬきさん」

♬「おっぱい のんで
ねんねして」

♬「だっこして おんぶして
また あした」

(サトシ)パパ。 バス まだ?
(孝史)うん。 もう少しかな。

(サトシ)♬「げんこつやまの
たぬきさん」

♬「おっぱい のんで
ねんねして」

♬「だっこして おんぶして
また あした」

[最初は その程度のことでした]

[ですが この後 あの 恐ろしい
出来事が 待っていたのです]

(サトシ)バス 来た。

♬~

(孝史)せーの。 よいしょ。

♬~

♬~

♬~

[一瞬 ひやっとしましたが

よく 見ると その人は どこか
具合が 悪そうでした]

(孝史)あのう。 大丈夫ですか?

(孝史)あのう。

≪(女性)♬「げんこつやまの
たぬきさん」

♬「おっぱい のんで
ねんねして」

♬「だっこして おんぶして
また あした」

♬「げんこつやまの
たぬきさん」

♬「おっぱい のんで
ねんねして」

♬「だっこして おんぶして
また あした」

♬~

≪(あすか)おかえり。
どうしたの?

(孝史)いや。 何でもない。

(あすか)あっ。
ご飯 すぐ 用意するね。

[その夜は 何事もなく
過ぎました]

[ところが…]

♬~

(サトシ)間に合った。

(孝史)よいしょ。

(孝史)ほら サトシ。 危ないから
ちゃんと 座んなさい。

(サトシ)はい。

♬~

(サトシ)パパ どうしたの?
(孝史)うん。

♬~

(佐々木)ストーカー?

(ユミ)何か 身に覚えとか
ないんですか?

(佐々木)どうせ 昔 遊んだ女だろ。
(カオリ)あっ。

佐々木さんと 一緒に
しないでください。

(ユミ)そうですよ。
イクメンの 宮崎さんが

そんなこと するわけ ないでしょ。

(カオリ)愛妻家だしね。
(ユミ)ねえ。

(佐々木)で どうしたんだよ?
バス 降りた後。

(佐々木)まさか 幼稚園まで
ついてきたわけじゃ?

(孝史)いや。
それは 大丈夫だった。

(ユミ)じゃあ やっぱり
偶然なんじゃないですか?

(佐々木)気のせい 気のせい。

[ただの偶然。
そうなのかも しれません]

[ですが その夜のこと…]

≪(泣き声)

≪(サトシ)ママ 怖い。

≪(泣き声)

≪(泣き声)

≪(足音)

(ベッドに入る音)

(孝史)お疲れ。

≪(あすか)何か 怖い夢
見たんだって。

≪(足音)

(あすか)っていうか
まだ 3時じゃん。

♬~

♬~

♬~

(孝史)うわ!? うわ!?
(あすか)えっ? 何? 何?

どうしたの?

(孝史)女が…。

(あすか)女?

(あすか)何か 変な夢でも
見たんじゃないの?

[それから しばらくして…]

(カオリ)おはようございます。
(孝史)おはようございます。

(ユミ)宮崎さん。

何か お客さんが
いらっしゃってるんですけど。

(孝史)お客さん?

(ユミ)何か
ちょっと 変わった人で

どうしても 宮崎さんに
会いたいって。

女の人なんですけど。

どんな人?
(ユミ)どんな人って。

あの部屋に いらっしゃいますよ。

♬~

♬~

♬~

(ちづる)真鍋です。
姉が お世話に。

お姉さん?

(ちづる)専門学校で
ご一緒してたって。

(ちづる)
覚えていらっしゃいますか?

(孝史)ああ…。

[正直 その瞬間まで
忘れていました]

[いつも 地味で 目立たず

いるのか いないのかも
分からない]

[真鍋みなみは
そんな女性でした]

[もう一つ 思い出したことが
あります]

[それは 当時 彼女が 僕に
気があるらしかったという噂です]

お元気ですか? お姉さん。

亡くなりました。
(孝史)亡くなった?

先月 アパートで
遺体が 発見されて。

高校を出てから
ずっと 一人暮らしで

最初の方は お互いに
行き来してたんですけど

何年か前から 急に 電話しても
出てこなくなったり。

そのうち 仕事も
辞めてしまって。

姉の日記に 宮崎さんのことが
書かれていたので

もしかしたら
何か ご存じかなと。

ご結婚なさってるんですね。

ああ。 ええ。 まあ。

(ちづる)やっぱり。

あっ。 いや。

何か いろんなことが
書いてあって。

でも 姉は 昔から
思い込みが 激しい人だったので。

ここ何年かは 疎遠だったんで
私たちも 分かってないんです。

すいません。
お名前を お見掛けして

学校に 連絡して
事情を お話しして

それで こちらのことを。

(ちづる)突然 失礼しました。

(孝史)いえ。
あのう。

(孝史)もし よければ
読ませてもらえませんか?

その お姉さんの日記。

でも…。
(孝史)お願いします。

(孝史)「7月1日 土曜」

「最近は いつもより 早めに
目が覚めてしまう」

「でも たーくんの寝顔を
独り占め できるのは

何よりの 幸せ」

「7月4日 火曜」

「たーくんったら

朝ご飯のときまで
息子と ゲームに夢中」

「まるで 子供が
2人 いるみたい」

「でも そんなところが
カワイイんだけど」

(孝史)「7月9日 日曜」

「今日は 家族みんなで
お買い物」

(みなみ)「たーくん。
息子に せがまれて

UFOキャッチャーに
挑戦するも 惨敗」

「新聞紙を 取りだした
たーくんは

虫を 見つけるなり たたいた。
さすが たーくん」

「息子のために
一生懸命やる たーくんの姿」

「仕事を 早く 切り上げて
帰ってきてくれた」

「たーくんが
ご飯を作ってくれた」

「料理が 苦手な たーくん」

「本当に いいパパだね」

「たーくんが いてくれて
よかった」

「たーくん 大好き」

♬~

(みなみ)「たーくん。 たーくん。
たーくん。 たーくん。 たーくん…」

(あすか)どうしたの?
電気も つけないで。

(あすか)病気だったのかな?
(孝史)たぶん。

(孝史)うん?

(あすか)何かしたわけじゃ
ないよね?

(孝史)何かって?
(あすか)うーん。

(孝史)いや。
何もないよ。 ホントに。

(あすか)孝史は
覚えてないだけで

彼女は 何か 覚えてたのかも。

♬~

(あすか)ご飯 食べよっか。
おなか ぺこぺこ。

(孝史)うん。

(サトシ)ママ おなか すいた。
(あすか)ねっ。

今晩は ハンバーグですよ。
(サトシ)ハンバーグ? やった。

[いずれにせよ これで 終わった。
そう 思っていました]

[それから しばらくして…]

(あすか)どう?
(サトシ)似合う。

(あすか)似合う?

(あすか)こっちか?
(孝史)こっちの方が いいな?

(サトシ)こっち。
(孝史)こっちだって。

(孝史)ああ。 惜しい。

ちょっと 両替してくるから
ちょっと 待ってて。

(サトシ)うん。

♬~

(サトシ)このミニカー 取るから
待ってて。

(あすか)サトシ?

(孝史)どうした?
(あすか)サトシは?

(孝史)サトシ?

(孝史)サトシ?

♬~

(あすか)サトシ。
サトシ!

(孝史)あすか!

(あすか)サトシ。

(孝史)あすか!
ちょっと待って。

♬~

(踏切警報機の音)

(孝史)ねえ? ねえ?

まだ 中に いるかもしんないし。
(あすか)しっ!

≪(踏切警報機の音)

♬~

♬~

(あすか)サトシ! サトシ!

≪(列車の走行音)

♬~

♬~

(あすか)サトシ! サトシ!
サトシ! サトシ! サトシ!

サトシ…。

(サトシ)たーくん?

(サトシ)パパのこと
たーくんって。

(あすか)何したの?
あなた いったい 何したの?

♬~

[僕は 彼女に 何を?]

[これだけ
恨まれるようなことを]

[憎まれるようなことを
僕は してしまったのでしょうか]

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

(孝史)はっ!?

♬~

(みなみ)たーくん。

(みなみ)たーくん。

(みなみ)たーくん。

(みなみ)たーくん。

(みなみ)たーくん。

(みなみ)たーくん。

[その瞬間 彼女の思いが
彼女の記憶が

僕の 心の中に
入りこんできたのです]

≪(足音)

≪(孝史)《はい》

(みなみ)《ありがとう》
(孝史)《うん》

♬~

♬~

(みなみ)うれしかった。
うれしかった。 うれしかった。

(せき)

♬~

♬~

(せき)

[ようやく 分かりました]

[彼女は 恨んでいたのでも
憎んでいたのでもなく

ただ 心の底から
僕との幸せを 望んでいた]

[その 一心だったのです]

(孝史)ごめん。

俺 全然 覚えてなくて。

なのに こんな俺のこと
ずっと 思っててくれて。

ありがとう。

ホントに ありがとう。

♬~

♬~

(あすか)サトシも パパも
遅れちゃうよ。

♬~

(孝史)おしまい。
(サトシ)えーっ。

(孝史)じゃあ 行くか? サトシ。
(サトシ)うん。 行くか!

(孝史)ほい。 これ 持って。
(あすか)忘れ物は ないですか?

(孝史)ほい。 これ かけて。

じゃあ いってきます。
(あすか)いってらっしゃい。

(孝史)行くぞ。
(あすか)気を付けてね。

[その後 彼女が 姿を現すことは
なくなりました]

(2人)♬「げんこつやまの
たぬきさん」

♬「おっぱい のんで
ねんねして」

♬「だっこして おんぶして
また あした」

[ですが これから先

彼女のことを 忘れずに
生きていこうと 思います]

[そのことが 僕なりの 彼女への
供養に なるのではないか]

[そんな気がして
ならないのです]

さあ みんな。
今日の 恐怖幽便は どうだった?

咲希さん。 どうだった?
(咲希)夜 寝れなくて ヤバいよ。

今日 ヤバいね。
(咲希)今日 ヤバい。 夜。

今日 ヤバい? 寝られない?
(咲希)寝られない 絶対。

そうだよね。 ってことは
やっぱり みんな

怖過ぎて 来るんじゃなかったって
思ってる人 いる?

(一同)はい!
えっ? 来なきゃ よかったの?

(一同)いや。 いやいや。
楽しいんだけど 怖い。

柊斗君。
来なきゃ よかったの?

(柊斗)そうですね。 怖いから。

じゃあ 最後に もう一度 皆さん
やっておきましょう。

(一同)はい。 吾郎さん。

イワコデジマ イワコデジマ。
ほん怖 五字切り。

皆!
祷!

怖!
憮!

弱気 退散!

(一同)喝!

あなたからの 恐怖幽便
お待ちしています。