ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

相棒 season 18 第1話 船越英一郎、木村佳乃、水谷豊、反町隆史、川原和久… ドラマのキャスト・音楽など…

『相棒 season 18 #1 テレビ朝日開局60周年記念スペシャル』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. ミナ
  2. 三河
  3. 冠城
  4. 甘村井
  5. 岩田
  6. 杉下
  7. 死骸
  8. 大西
  9. 禾怜
  10. 警視庁
  11. 手掛
  12. 成田
  13. 遺体
  14. 楓子
  15. ロシア
  16. 写真
  17. 先生
  18. 通報
  19. 本当
  20. パパ

f:id:dramalog:20191010071123p:plain

『相棒 season 18 #1 テレビ朝日開局60周年記念スペシャル』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

[新]相棒 season 18 #1 テレビ朝日開局60周年記念スペシャル[解][字]

ドラマシリーズ史上最大級のスケールで描く波乱の幕開け!!
杉下右京が失踪!?北海道の離島で起きた謎の連続殺人に特命係が挑む!!

詳細情報
◇番組内容
【第1話】テレビ朝日開局60周年記念SP『アレスの進撃』
杉下右京(水谷豊)が消息を絶って1週間が経過していた。秋田の海岸に流れ着いたスマホを手掛かりに、冠城亘(反町隆史)は北海道の北に位置する最果ての離島“天礼島”に乗り込み、捜索を始める。そこで亘は、元レンジャー・岩田純(船越英一郎)が、娘のミナ(北香那)をある施設から連れ戻そうとする場面に遭遇し…
◇出演者
水谷豊、反町隆史
川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介芦名星神保悟志小野了片桐竜次
杉本哲太仲間由紀恵石坂浩二
【ゲスト】船越英一郎木村佳乃北香那団時朗
◇スタッフ
【脚本】輿水泰弘
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
最新情報はツイッターでも!
ツイッターhttps://twitter.com/AibouNow
【番組HP】http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

 

 


♬~

(社 美彌子)
まだ なんの音沙汰も?

(甲斐峯秋)そもそもが
風来坊気質だからね

気をもんでも
無駄な気がするが…。

(角田六郎の声)
そうは言ってもなあ…。

(角田)うん うん…。

もう 1週間だからな…。

♬~

(携帯電話の振動音)

(冠城 亘)久しぶり。
ご機嫌いかが?

(風間楓子)おかげさまで
すこぶるご機嫌ですよ。

そりゃよかった。

(楓子)「杉下さん
どうかなさったんですか?」

どうかって?

(楓子)「ずっと
電話 繋がらないから」

なんか用?

用もなく かけませんよ…
恋人同士じゃあるまいし。

どんな用?

(楓子)「それは直接 ご本人に」

うん…。 とりあえず 留守電に
メッセージでも入れとけば?

折り返し 来るんじゃない?

入れました とっくに。

でも 一向に連絡来ないから
どうしちゃったんだろうと思って。

(楓子)「あれ…?」

「もしもし?
聞こえてます?」

(楓子)「もしもーし」

ニュースバリューという観点から

こんな事
記事になるとは思えないから

ぶっちゃけると…。

行方不明!?

(伊丹憲一)フンッ…。

行方不明だろうが
知ったこっちゃねえや。

(芹沢慶二)とかなんとか…。

いなきゃ 張り合いないくせに。
フフフ…。

うるせえ。

(内村完爾)
今 我々が問題視すべきは

行方不明という点ではなくて

無断欠勤が続いている
という点だ。

(中園照生)おっしゃるとおり。
奉職中の身でありながら

無断欠勤など 許しがたき暴挙。

(衣笠藤治)早い話が

あの男の安否など問題外
という事だね。

このまま消えてしまえば
それで結構。

遺体で発見されれば
粛々と捜査ぐらいはしてやる。

生きて のこのこと出てきたら
承知しない。

そういう事ですね。

(大河内春樹)
無断欠勤については

いずれ 彼が現れれば
事情を聞いた上で

しかるべき懲戒処分を
下す事になるでしょう。

懲戒か…。
まさしく 粛々と。

だが そんなものが
あの男に無意味である事は

火を見るよりも明らかだね。

過去にクビにまでなりながら
復活を遂げている。

彼は ゾンビだよ。

(3人)ゾンビ?

本当に始末したいのならば
頭をたたき潰すしか方法はない。

あの頭脳がある限り
彼は生き続けるのだからね。

(青木年男)だから
ありませんよ 手掛かりなんて。

お前… 本気で捜してる?

サイバーセキュリティ対策本部が

行方不明者の捜索なんか
するわけないでしょ。

そりゃそうだろうが
お前の場合

個人的に情報収集したって
罰は当たらないはずだ。

だから 入国記録は
確認してあげたじゃありませんか。

恒例のロンドン旅行を終えて

間違いなく帰国してますよ
1週間前に!

知りたいのは
その後の足取り。

(土師 太)昼休み終わったぞ~
出戻り。

「出戻り」って言うなって
言ってるだろ。

サイバーに戻ったついでに
仕事にも戻れ 出戻り。

おい 土師!

(青木)土師太!

今度 僕に「出戻り」って言ったら
承知しないぞ!

もし このまま
杉下さんがいなくなれば

特命係は 自動的に
冠城さんの天下じゃないですか。

なるほど。
よっ! 天下取り。

そしたら お前を
家来に取り立ててやるから

また 特命係に戻れ
出戻り。

(次郎)生物兵器

(太郎)化学兵器かもしれねえな。
(花子)玉手箱が?

(太郎)だって
開けたら 煙もくもくで

浦島太郎は一瞬で
じじいさ なってしまったんだや。

兵器に決まってるべ。
(次郎)浦島太郎は童話だや。

(太郎)童話には恐ろしい真実が
隠されてるだが常識だべ。

(花子)じゃあ 乙姫様って
悪い人なんだが?

テロリストさ。
竜宮城はテロリストのアジトだ。

(次郎)タイやヒラメも
テロリストなんだが…。

怖え!

あっ…。

♬~

(亀 弥助)生物兵器

化学兵器かもしれねえな。

(亀)フンッ… 馬鹿こぐでねえ。
ハッハッハッ!

じゃあ 駐在さん 開げでみでよ。

♬~

逃げれ!

♬~

(鳥のさえずり)

(草津紀世彦)ご連絡したとおり

能越海岸さ
漂着しておりました。

ええ。

指紋の検出等は
済ませてありますんで どうぞ。

(波の音)

俺を張ってたのか…。

(楓子)行方不明なんて
心配ですもん。

何か 右京さんの手掛かり
つかめたんでしょ?

じゃなきゃ わざわざ
県警訪ねて秋田まで来ませんよね。

ゆうべ夜半 ここで
土左衛門があがってね…。

(楓子の声)まさか…。

(冠城の声)
…なんて言ったら どうする?

趣味 悪っ!

打ち上げられたのは本当。
土左衛門じゃないけどね。

えっ?

右京さんのスマホ
ここに?

ポリ袋で包んで

発泡スチロールの箱に
入れられて…。

(冠城の声)箱は しっかりと
テープで目張りされて

防水も完璧だったそうだ。

何者かが
そんな手の込んだまねをして

海に放り込んだってわけ。

つまり 安否までは まだ…。

残念ながら。

携帯に 何か手掛かりは?

覗いてみたけど 特に何も…。

でも 手掛かりはあるよ。

野放図に ここに流れ着いた
わけじゃないだろうからね。

♬~

(角田)
スマホが発見されたのが ここ。

で 出発点は…

ここじゃねえかって事で

島へ渡る船 飛行機
調べたところ

飛行機の搭乗名簿の中に
杉下の名前があったようです。

天礼島…。

♬~

♬~

♬~

♬~

(岩田ミナ)離してったら!

(ミナ)ねえ ちょっと離してったら。
ねえ ちょっと 聞いて!

♬~

ねえ やめて…。 待って 待って。
ねえ 待ってってば…。

ちょっ ちょっ…。
(岩田 純)なんでもない。

なんでもなくは見えません。

少なくとも 嫌がる女の子を
無理やりっていうのは

男の風上にも置けませんが。
早く来い!

痛い…!

♬~

(成田藤一郎)
駐在さん そいつだ!

(大西玲二)あんたか
人さらいっちゅうのは!

違う違う… 違うって。
ご協力 どうも。

礼には及ばない。

おい… ちょっ ちょっ…!
おとなしくしれ!

(三河大悟)駐在さん
人さらい あいつ!

(大西)えっ… えっ?

おいおい おいおい!
ああ もう 大丈夫です。

あの人の事は
放っといてください。

いや そういうわけには
いかないだろう。

あの… 父なんです。

父?

あれ… 君のお父さんなの?

はい…。

♬~

(音羽 暁)どんな事情か
わかんないけど

とにかく
やばい奴だと思ったからさ。

(松嶋 至)
見た感じ 極道だもんな。

(播磨長吉)おい…。

(松嶋)いや 思ったべ?
思ったけど…。

うい~。

ごめんね… 迷惑かけて。

まさか ここまで来るなんて
思ってもみなかった。

痛みます?
あっ… 大丈夫。

しかし 君のパパは強いね。

極道とは思えないけど
堅気とも思えない。

ソルジャーです。

兵士?
はい。

(成田)ミナの親父さん 自衛隊か?

あの人 ここを

財団法人を隠れみのにした
新興宗教かなんかだと思ってるの。

私が洗脳されてるって。

(橘 禾怜)で 連れ戻しに?
そう。

男親なんて
どこも同じね。

うちのは 特に横暴。
(ドアの開く音)

(甘村井 留加)どうした?
(成田)ああ おやっさん

何かあったの?
書斎におったから。

(ミナ)あとで ゆっくり。
(成田)あっ ここの代表。

甘村井といいます。
ようこそ。

冠城です。
お邪魔してます。

君の客人?
あっ…。

そういえば まだ ご用件
お聞きしてませんでしたね。

ああ… 実は 人を捜してまして。

島で この人物
見かけませんでした?

どうだ?
(三河)見てないですね。

見た事ないな…。
わからないです。

この島にいらしてる事は
確かなんですか?

ええ 間違いないと思いますが。

わかりました。 記憶にとどめて
注意しておきましょう。

お願いします。
(甘村井)あの…

差し支えなければ その写真
コピーさせて頂けませんか?

♬~

どこか 目立つ所に貼ります。

これで 常に
我々の記憶にとどまりますし

ここを訪れる人の
注意喚起にもなる。

ああ ここがいいかな。

ああ… お手数おかけします。

(天蓋杜夫の声)ロシア人の血が
どんくらいかな…

とにかく混ざってますよ。

見た目 ちょっと
日本人離れしてるでしょ。

ん… ロシアですか。

この島は 昔から
ロシアとの交流が活発だったから。

あっ… いがったら
そちら どうぞ。

そちら… うん。

帝政ロシア時代に
ここに移り住んできた人たちの

子孫なんだわ。

甘村井さんの個人財産で
設立された財団なんですよね。

あそこは 元々
リゾートホテルでね

閉鎖されたのを
甘村井さんが引き取って。

そこに書いてあるとおり

そもそもは
日ロ両国の交流を生かして

互いの文化や芸術の振興を目的に
設立されたんだけど

今は 前ほど
公益性の高い活動はしてないです。

甘村井さん自身が
若い連中と

悠々自適な老後を楽しんでるって
感じですかね。

なるほど…。

あの人 一体 何を手掛かりに
この島まで来たのかしら。

…だよな。

当てずっぽうで
たどり着けるはずがない。

(音羽)捜してるって
写真 見せられた時

マジ 心臓止まるかと
思ったよ。

しかし おやっさんもさ

こんな わざとらしい事せんでも
いいのにな。

(三河)精いっぱいの
アリバイ工作のつもりだべ。

微妙にやる事 ずれてんのよね
おやっさんて。

(播磨)根っからの善人なんだよ。

善人なんてもんは
間が抜けて見えるもんさ。

(甘村井)さあ?
見当もつかんが…

確かに 手掛かりもなしに
来るとは思えんな。

ええ。
どちらにせよ

捜索者が現れた以上
迂闊なまねはできんな。

命取りになるよ。

(ため息)

なあ ミナ。

やはり 考え直さんか?

みんなで決めた事じゃない。

岩田ミナさんは
学生時代 ギリシャ

難民救済ボランティアを
してたみたいですよ。

ギリシャで?
アテネ

とにかく気持ちの優しい
いいお嬢さんですよ。 フフ…。

(爆撃音)

(子供の泣き声)

(爆撃音と銃撃音)

(秒針の音)

(杉下右京)うっ…。

ふう…。

(禾怜)目 覚めた?

フフッ。

すっかり眠ってしまいました。

うわっ…!
(成田)おっと… 平気?

これはこれは どうも。
申し訳ない。

ああ…。

ど… どろろ…。

どの… ぐらい 眠ってましたか?

(音羽)ほんの小一時間だよ。

(禾怜)
どうせ 明日の朝にならなきゃ

帰れないんだし
気にせず ゆっくりしなよ。

まだ来たばっかりじゃない。

パーティーの続きしよう。
いや…。

遠慮はなし。 さあ。

ああ…。

そう。 楽しまなきゃ。

フフフフフフフ…!

ハハハハハ…!

あなたのお召し物
とにかくゴージャス。

とってもお似合いですよ。

そう? ありがとう。

イッツ マイ プレジャー。

フフフフフフ…。

お目にかかれて光栄です 僕。

私もよ。
オー グレート。

(一同の笑い声)

あなた方は姫の家来ですね。

背びれと胸びれと尾びれが
動かぬ証拠!

(一同の笑い声)

(音羽)何 見てんだろうね?
(成田)時を忘れる楽しい夢さ。

ハハハハハハハ…!

(三河の声)
やっぱり やばくねえか?

(播磨)だよな。
始末なんて 簡単に言うけどさ。

尋ね人まで現れたし。

おまけに ミナの親父まで
押しかけてきてるんじゃ

どうにも 身動き取れんべや。

(三河)俺 抜けようかな…。

(松嶋・播磨)はっ?

だって 人殺しなんて…
話 違うだろ。

ああ…。

おやっさん… どうした?

(颯斗)おかわり どうです?

遠慮なく。

観光で来たんですか?

なかなか
ユニークな島みたいですね。

お客さん トリップついでに
トリップしてみるかい?

はっ?

旅行ついでに めくるめく夢でも
見てみるかい? って事。

これね コーヒーに入れて
飲んでみてやって。

たちどころに幸せになれますよ。

あっ 法に触れるような
やばいブツじゃないから安心して。

島に生えてる
ロシアンルーレットっていう

キノコの粉末。

ロシアンルーレット…。

正式名は知らんけど
元はロシアから渡ってきたから

そういうふうに
呼んでるみたいだけど。

試してみるかい?
(携帯電話の振動音)

あっ ちょっとすみません。

ビンゴ。 そう この男。

さすが 青木くん 仕事が早い。

陸海空合わせて 自衛官
何人いると思ってるんですか?

22万人余りですよ。

その中から 性別は男
年齢は中年 名字は岩田

そして めっぽう強い…。

まるで 子供の使いみたいな
手掛かりで捜し出せなんて

少しは 自分の幼稚なオーダーを
恥じたら どうですか?

「ご託はいいから 早くしろ」

(青木)まあ 僕にかかれば

それでも
お茶の子さいさいですけどね。

(青木)「陸上自衛官
フルネームは岩田純

年齢は58歳 階級は陸将補」

「めっぽう強いはずですよ」

「かつては 特殊作戦群所属の
レンジャーですから」

おお…。

「今は現場を離れて
陸上幕僚監部の作戦部長です」

(戸の開く音)

(女将)お待ちしておりました。

お世話になります。
(戸の閉まる音)

(女将)どうぞ こちらになります。

失礼します。

(岩田)手荒なまねして
申し訳なかった。

迂闊に手 出した俺が悪いんです。
岩田陸将補。

こっちも ちゃんと名乗ります。

警視庁の冠城です。

警視庁?

管轄外の この島で何を?

誤解されたら困るから言いますと
野暮用で島に来てるだけで…。

捜査だの そういう事ではなくて。

ああ… そう。

とはいえ
さっきみたいのに出くわすと

好奇心が湧き上がってしまうのは
警察官の性ですかね。

あれこれ調べなきゃ
気が済まないもんで。

で 俺の事も調べた…。

チラッと。

信頼と友好の館について
リサーチしましたけど

あそこが新興宗教ってのは
誤解だと思いますけど。

ん?

あっ…
そう思われてるって聞きましたが。

娘が そう言いましたか。

余計なお節介は百も承知で
申し上げれば

お嬢さん もう大人なんだから

父親の意のままには
ならないんじゃありませんか?

♬~

(片山雛子)連戦連敗。

(雛子)これをなんとかしないと。

国際会議と同時開催の
この見本市は 大きなチャンスよ。

(桂川宗佐)長年の束縛を思えば
まだ 緒に就いたばかりですよ。

焦りは禁物です。
私 せっかちなの。

おまけに 負けず嫌い。

新たな第一歩でしょ?

ええ。
防衛装備移転三原則の制定で

日本は
新たな局面を迎えています。

盛り上げていかないと。

しかし まだまだ
武器輸出にはアレルギーがある。

国民にも産業界にも…。

武器なんていうと どうしても
ミサイルや戦車みたいな

軍事兵器を
思い浮かべてしまうものね。

ええ。

でも 我々のやろうとしているのは
デュアルユース技術の輸出。

軍事衛星のおかげで 日々
GPSの恩恵にあずかりながら

軍事技術は けしからんなんて
ナンセンスだわ。

さすが 片山先生。

ただ一つ 懸念するのは

あまり この方面で
目立った動きや発言をなさると

議員返り咲きが
遠のくのではないかと…。

そうね。
票に結びつかないどころか

減らしかねない ナーバスで
デンジャラスな分野だものね。

我々としては なんとしても
先生に返り咲いて頂きたいので。

言ったでしょ。

私 負けず嫌いなの。

選挙も出るからには勝つわ。

それに 不殺生戒に縛られている
比丘尼

あえて この分野を推進する事で
世間の蒙を啓きたいのよ。

少なくとも
選挙で不利だからって

本音を隠すような
卑怯な代議士にはなりたくないの。

(猿若 均)うーん…。

(猿若)ここら辺りは

ロシアの生活ゴミなんかが
よくあがるんですよ。

こんにちは。
あっ こんにちは。

確かに ロシア製品みたいですね。

基本的には
無害な漂着物ですけど

旧ソ連邦が崩壊した頃は

この島も
戦々恐々としたそうですよ。

とんでもないもんが
流れ着くんじゃないかって。

核廃棄物や毒ガスが

日本海に投棄されて
問題になった事

覚えてませんか?

ああ…
旧ソ連邦 軍事兵器関連のね。

低いとはいえ

放射能を帯びた作業用手袋
帽子 服なんかが

金属製コンテナに入れられて
捨てられたそうですが

いつ何時 コンテナが破損して

中身が漂流するか
わかりませんからねえ。

もっとも そんな懸念も

たちまち
風化してしまいましたけど。

ちなみに 観光で?

あっ いえ。
ですよね。 観光客に見えない。

ハハッ。 それはお互いさまです。
ハハハハハハハ。

私 こう見えて
大学で教鞭を執ってるんですよ。

北海大学 海洋生物学部です。

大学の先生で…。

そうも見えないでしょう。
ハハハハハハ。

いや 実はね 数年来 ここで

アザラシの死骸の漂着が
頻発してましてね。

アザラシの死骸…。

それも ただの死骸じゃなくて

腹を引き裂かれてたり

頭部や四肢が切断されて
バラバラだったり…。

まるで 猟奇殺人ですね。

あなたで2人目ですよ。

この異常事態については これまで
いろんな人に話をしてきました。

それこそ 海上保安庁
水産庁の役人を始め

家族 友人 知人を含めると
延べで100人は下りません。

ですが その中で
この事態を猟奇殺人と例えたのは

あなたと もう一人だけ。

それは まるで
猟奇殺人のようですね。

えっ?

それって… いつの事です?

ええー… ごく最近ですよ。
1週間ほど前かな。

そのユニークな人は

この海岸に
興味を持った様子でしたか?

興味持ったどころか あなた…。

♬~

(猿若の声)早速 その場で
島について調べ始めたばかりか

なんと 帰国後
実際に この島に来たそうですよ。

ところが 来たのはいいけど

行方不明に
なっちゃってるらしくて。

(ミナ)ご存じなんですか? 先生。

(猿若)うん 知ってる。

…ってほど
知ってるわけじゃないけどね。

つい この間 ひょんな事で…。

でも どうして この人の写真
こんなとこに貼ってあるの?

(ハーモニカ)

信頼と友好の館
行かれたんですか。

ええ。
島に来ると 必ず顔を出してます。

何しろ 死骸の漂着を
監視してもらってましたから。

監視?

定期的に この海岸を
トロールしてもらって

死骸があがると
報告をもらってたんです。

私は 普段は札幌ですから。

それじゃあ
この数年 ちょくちょく?

ですね。

(秒針の音)

♬~

♬~

あなたも
いらっしゃってたんですね。

留守みたいだな。

ここは
夜 誰もいなくなるんですね。

いや… みんな 住み込みで

ここで共同生活をしてるって
聞いてる。

なのに 今夜は留守。
明かり一つない。

どうしたんでしょう?

さあね。

引っくくってでも
連れ戻そうと思って来たんだが

当てが外れた…。

ああ…。

野暮用って言ってたけど
どんな用?

こんな夜中に あんたも
随分 しつこいじゃないか。

♬~

(秒針の音)

はっ…。

ああ…。

♬~

♬~

♬~

ご連絡 どうも。

中ですか?
(大西)ええ。

ああ… ちょちょ ちょちょ…。
念のため 警察手帳を。

どうぞ。

(大西)こちらです。

どうぞ。

(ため息)

やあ! まさか

君が この島にいるとは
思いませんでした。

身分を証明するものが
何もないものですからね

とにかく
君に連絡してもらったところ

近くにいるので
すぐ駆けつけてくると聞いて

驚きました。
私も

こちらが 警視庁の方だと聞いて
びっくりしましたよ。

正直 今の今まで半信半疑…。

ああ…
昨日は どうも失礼しました。

こちらこそ。

それより
その格好 よくお似合いですが

今の今まで
どこで何をしてたんですか?

竜宮城で めくるめくひとときを
過ごしていました。

ハハハハハッ…!

あなたのお召し物
とにかくゴージャス。

とってもお似合いですよ。

そう? ありがとう。

イッツ マイ プレジャー。
フフフ…。

お目にかかれて光栄です 僕。

私もよ。

グレート。

(2人の笑い声)

あなた方は姫の家来ですね。

背びれと胸びれと尾びれが
動かぬ証拠!

(笑い声)

あなたたち
お客様のために もっと舞を!

(笑い声)
はっ!

ほんのひと晩
過ごしたつもりだったのですがね

さっき 1週間以上
経過していた事を知って

驚きました。

確認ですが
今日は本当に10月8日ですか?

あの… マジで聞いてます?

多分 ロシアンルーレット
盛られたんだと思います。

ああ…
トリップしちゃうっていうキノコ。

そのせいで
一時的に見当識に障害が…。

本当は あのキノコ
効く人と効かん人がいて

効く人には めっぽう効くけど

効かん人には なんじゃこれ?
って代物なんです。

したから ロシアンルーレット
なんて言われてるんだわ。

なるほど。

感受性の強い人には
よく効くなんて言われてます。

持ち前の感受性のせいで

僕は竜宮城を体験するはめに
なりましたが

1週間程度のタイムスリップで
済んで よかったです。

本家本元のように 何十年も
歳月が過ぎてしまっていたら

目も当てられません。

もう二度と 君とも
会えなかったでしょうしね。

あっ 冠城くんも来た事ですし
向こうの部屋 駄目ですかね?

駄目ですよ!

稚内中央署の応援が来るまで
現場保存してるんだから。

現場保存?

あなただって どうやら
間違いなく警視庁の人だって

わかったに過ぎないですからね。
こう言っちゃなんだけど

第一発見者が犯人って
結構あるでしょ。

あなたを部屋に入れて
証拠隠滅のために

現場
荒らされちゃったりでもしたら

私 困りますから!

あの… 第一発見者って?

僕です。
つまり 犯人かもしれん。

さっきから
現場保存とか 証拠隠滅とか

第一発見者とか 犯人とか

どう考えても
殺人事件が発生してるとしか

思えないんですが。
ご名答。 隣の部屋に…。

(ミナの悲鳴)

(悲鳴)

ミナさん いたのかい。

とにかく ここは 保存中だから。

♬~

パパが?

ああ… だから
いくらなんだって人殺しは…。

私の奪還のためなら
やりかねません。

しかし 殺害の仕方が
とても素人とは思えませんがねぇ。

(杉下の声)何しろ 素手です。

首をひねって
恐らく一撃でしょう。

あなた 遺体を勝手に調べたのか?

調べたりしてませんよ。

(杉下の声)通報後
あなたがお越しになるまでの間

遠慮がちに観察していただけ。

遺体に 一切 手は触れていません。

素手で人を殺すのは
言うほど たやすくありませんよ。

妙な言い方ですが
素人には骨の折れる仕事です。

父は 殺しのプロです。

はい?

彼女のお父さん

元特殊作戦群の
レンジャー隊員なんです。

だからって
殺しのプロはないだろう。

肉体を極限まで鍛え上げて
人殺しの技術を学び

殺傷兵器を身につける。

それが父です。

なるほど。

ゆうべ パパは 性懲りもなく

君を連れ戻しに来た
って事だよね?

ええ。

ミナ!

ミナ どこだ?

(ミナの声)昼間 思わぬ邪魔が入って
失敗したせいか

怒りまくってました。

とっとと出てこい!!

ミナ!!

帰れ!

さもないと
住居侵入で通報するぞ!

貴様…。

ひとの娘をたぶらかしておいて

偉そうな事を言うな!

邪魔だ。 どけ!

(成田)とにかく逃げろ。
(三河)ああ それがいい。

でも…。

(ミナの声)とても
手がつけられない感じでした。

ミナ どこだーっ!?

俺から逃げ切れると思うなよ。

ミナ!!

下手に出て行ったら
何されるかわかんないから早く!

(岩田)俺から
逃げ切れると思うなよ!

(成田)俺たちも
適当に ここを出るから。

おやっさんに任せときゃ大丈夫さ。
早く行け。

(岩田)ミナー!!

(岩田)ミナ!!

だから 仕方なく
逃げ出す事にしたんです。

(荒い息)

♬~

ちなみに 脱出した あなたは

ひと晩 どちらに
いらっしゃったんですか?

崖下の小屋に。
小屋?

ええ。 古い漁師小屋です。

見てみたくありませんか?

よろしいですか?
案内して頂いても。

え… ええ
それは構いませんけど…。

善は急げ。 参りましょう。

いやいや… 行くんですか?

あっ 隣の部屋は お任せします。

応援が到着したら しっかり
遺体を調べるよう伝えてください。

何しろ 僕のは目視なので
確実な事は何もわかりませんから。

よろしく。
いやいやいや…。

あなた どういう立場で
物を言ってるんですか。

あなたの嫌疑 まだ
晴れたわけじゃないんですから。

ふらふら出歩かれちゃ
私 困ります!

ああ ならば
あなたも ご一緒に。

監視付きなら 多少のふらふら
大目に見てくださいますよね。

さあ 行きましょう!

すっかり忘れてました。

これはこれで
気に入ってるのですが

僕のスーツ どこか
ご存じありません?

あっ そうだ。 俺も忘れてた。

殺人事件とは別件で
君に聞きたい事がある。

俺が 昨日 ここを訪ねた時
とぼけたのは どうして?

俺 写真まで見せて
心当たりないか聞いたよね?

そしたら みんなして知らないって
嘘ついて…。

そればかりか
ご丁寧に写真をコピーして

壁に貼り出すなんて
手の込んだまねをして。

なるほど。 あの写真は
そういういきさつでしたか。

(杉下の声)遺体の発見以上に
あれには面食らいましたよ。

まるで お尋ね者ですからねぇ。

納得のいく説明
してもらえるかな?

普通の状態じゃなかったから

引き合わせるのには
躊躇があったんです。

ロシアンルーレット

本当に ごめんなさい。

面白いようにトリップなさるから
みんな 悪ノリしちゃって…。

海岸で
皆さんとお目にかかって…。

♬~

こんばんは。

こんばんは。

アザラシです。
そのようですねぇ。

(播磨)死んでます。
ええ。

(三河)しょっちゅう あがるんで
僕ら パトロールしてるんですよ。

(禾怜)北海大学の先生に頼まれて。
そうでしたか。

(成田)そちらは
こんな夜に こんな所で何を?

実は その北海大学の先生に
お聞きしましてね

実際 この目で見てみたいと。

(音羽)死骸を?
ええ。

幸運にも
こうして目撃できました。

(松嶋)いやあ 死骸見物なんて
おじさん 変態だな~。 ハハ…。

ちなみに これは

自然死で流れ着いた死骸では
ないようですねぇ。

私たち これから
この死骸を回収して

先生に報告に行くんですけど

よろしかったら
ご一緒にどうですか?

それは願ってもない事です。

(杉下の声)死骸の回収を
お手伝いする事になり…。

では 新たなる出会いに乾杯。

(一同)乾杯。

(杉下の声)そのご褒美に

夕食まで
ごちそうになりましたが

まさか ごちそうに そんな爆弾が
仕掛けられているとは

夢にも思いませんでしたよ。

ほんのいたずらで
ロシアンルーレット使ったら

とうとう 1週間も
引き留める事になっちゃって…。

下手したら 訴えられても
おかしくない状況ですし

あの場で ここにいますよとは
言えなかったんです。

確かに 正常な判断力を奪って
居続けさせたら

立派な監禁だからね。

すいません。

お待たせしました。
僕の携帯知りませんかね?

確か
ここに入ってたはずなんですが。

これですね。
あっ それです。

驚きました。 いつの間に?

まるで手品のようですねぇ。

なるほど。
これが手掛かりとなって

君は
ここへたどり着いたわけですね。

もっとも どういう具合で

ポケットの携帯が
君の手に渡ったのか

具体的ないきさつは
見当もつきませんが。

説明します。
お願いします。 道々。

潮流ですか…。

ええ。 そこから割り出すなんて
なかなか気が利いてるでしょ。

潮流は くせ者です。

この島の海岸に

アザラシの死骸の漂着が
頻発した事も

潮流と無関係では
ありませんからねぇ。

♬~

秘密基地みたいだね。

(ミナ)天体観測で使ってる
場所なんです。

東京じゃ考えられないくらい
満天の星ですよ。

軍用の双眼鏡ですねぇ。

レティクルが入ってます。

なんですか? それ。

相手までの距離や
対象物の大きさを測る目盛りです。

ああ これね。

ロシア製のようですねぇ。

この島でロシアのものは
珍しくないですよ。

なるほど。

ところで
ひとつ よろしいですか?

はい。

大海原を旅し

この度 無事 持ち主に戻った
この携帯なんですが

誰が
海に流してくれたのでしょう?

皆さんして 僕をいたずら気分で
館に引き留めたという事ですが

それを けしからん! と思う方が
いらっしゃった。

だから 僕の事を
外に知らせようとしてくれた。

これを使って。

そういう事ですよね?
ええ。

箱詰めの上 防水処理までして
流したわけですから

そういう事で
間違いないと思います。

まあ それにしても
誰が こんな手の込んだ事を…。

ええ。 何しろ
配送経路は海ですからねぇ。

しっかり
潮流を見極めて流さないと

日本列島に漂着しない可能性も
あります。

まかり間違って
ロシアに着いたんじゃ

意味をなしませんよ。

普通に考えて
外に知らせるならば

もっと手っ取り早い
簡単な方法があります。

しかるべき所に通報すればいい。

ところが そうはしなかった。
それは なぜか。

その解答を僕なりに導き出すと
こうなります。

その人物は

みんなの意向に表立って
逆らえないが 同調もできない。

そこで こんな手段に出た。

確実性は高くはありませんが
何もしないよりはマシ。

まあ 穏便な裏切りと
呼べるかもしれませんねぇ。

一体 誰が 僕の身を案じて

仲間を
穏便に裏切ってくださったのか

あなた 知りません?

私です。

あなたでしたか。

いたずらにしては
ちょっと度が過ぎてたから…。

でも それで 実際
どうこうなるなんて思ってなくて

正直 気休めでした。

良心の呵責を和らげるために
したにすぎません。

だから まさか
捜索者が現れるなんて…

本当に驚きました。

お茶したくありません?

はい?

ごちそうしてください。

淹れられるでしょ?

海の臨む小屋で
コーヒーブレーク。

ああ… 乙ですね。

どうぞ。

どうも。

どうぞ。
ありがとう。

(大西)
あの… まだかかるんですか?

あっ せっかくですから
ご一緒に お茶 いかがですか?

いいです。

適当に切り上げてくださいよ。

(ヘリコプターの飛行音)

♬~

(ヘリコプターの飛行音)

第一陣が到着したようですねぇ。

(隊員)
「航空隊から稚内捜査員宛て

現場には約5分で到着予定。
どうぞ」

(署員)「稚内中央署 了解」

「こちらから連絡致します。
どうぞ」

♬~

(大西)勘弁してくださいよ。

捜査のお邪魔はしませんので。

(大西)館をうろうろする事自体
立派に邪魔ですから。

館内をご案内しましょうかって
言ってくださったものですからね

お言葉に甘えようかと。

あのね
この人 観光客じゃないんだわ。

話を聞く限り あんたのお父さんも
もちろん怪しいんだけど

こちらだって まだ完璧に
白ってわけじゃないんだからね。

♬~

あれ? 冠城さんは?

♬~

(ノック)

怪しい登場の仕方だけど
決して怪しい者じゃありません。

警視庁の冠城です。

(木埜實平)警視庁… なんで?

この指紋も ついでにサクッと
採取してもらえませんかね?

えっ…。

(ミナ)ここが
昔 プールがあった所です。

(大西)絶対 お二人
北海道警 馬鹿にしてますよね?

そんな事ありませんよ。

してるべさ!
してなきゃ こんな他人様の庭

土足で踏み荒らすみたいなまね…。

ここは道警の縄張りですからね。

冠城くんの
身勝手な行動については

僕からもお詫びしますので
どうか機嫌直してくださいな。

集団行動 取れんなんて
警察官失格だわ!

僕からも あとで
強く… 強く叱っておきます。

(ミナ)集会室です。

島の方々が
いろんな発表会をしたり

そうじゃない時でも自由に来て
くつろいだりできる場所。

なるほど。

どうしました?

この方々は お仲間ですよね?

えっ?

あっ…!
あっ!?

♬~

(大西)さ… 触っちゃ駄目!
そのまま…。

見てるだけです。 ご安心を。

目視のみですので
確実ではありませんが

こちらも 一撃のようですね。

父が…?

あなたの証言から考えれば

甘村井さん同様
お父上の犠牲になった可能性は

大いにありますねぇ。

ああ 無論
まだ僕の仕業という可能性も

承知していますよ。

しかし こうなると

館の中をつぶさに見たほうが
いいかもしれませんねぇ。

まだ犠牲者がいるかもしれない。

いやあ こうやって見ると
やたら広いな この館は。

でも もう
おおかた 終わりましたよね?

はい。

まあ 他に見つからなくて何より。

遺体は さっきので打ち止めと
願いたいです。

(禾怜)ああーっ! ああーっ!
ああーっ! ああーっ!

ハナ 待って! 私…。
誰か!

ああーっ! ああーっ!

落ち着きなさい!

うっ うっ…。

ハナ… わかる?

ミナーっ!
怖かったよ…!

何があったの?

親父さんだよ。

あんた 逃げ出したあと
あんたの親父さんが…。

娘をどこへ隠した?
言え!

どこへも隠しやしない。

本人が嫌だと言ってるのが
わからんのか。

(岩田)うるさい 黙れ!
(甘村井)ああーっ!

(岩田)俺の娘だ。
邪魔立てすると承知しないぞ!

(甘村井)放せ 放せーっ!

(甘村井)ああーっ!

(ドアの開閉音)

おやっさん やられちゃったの?

シーッ!
なんかやばいよ。 早く逃げるべ!

ああ そうしよう なっ!
おい おやっさん

このまま 放っとく気か?
任しときゃいいっつったろ。

(ドアの開く音)

貴様ら ミナをどこへやった?

やっべ…。
(播磨)逃げろ!

(岩田)うおおーっ!!

うおおーっ!!

♬~

(禾怜)息 してる?

(禾怜)ああ…。

救急車…!

もう死んでんだべ?
だったら 駐在だ。

まだ助かるかもわからんべや!

だったら両方 呼べ!

どっち先だ?
好きにしろ!

死にたくなければ
ミナの居場所を言え。

ミナは どこだ?

(荒い息)

ハナ こっち。

隠れろ。

静かにしてろ。

あんたは?
俺も どこか隠れる。

(足音)

ミナは ここにはいないよ。
どこだ?

知らない。

(三河)あっ!

(岩田)言え! 言え!

(たたきつける音)

(三河)知らないってば!

来るなよ こっち!
あっち 行けよ!

あっ…!

(たたきつける音)
(三河)ああっ!

うわっ… あっ!

(三河)知らないってば!

どこだ!

(三河)ああーっ!

(たたく音)
(うめき声)

(三河)あっ…!
(折れる音)

(杉下の声)
岩田さんが殺戮を繰り広げた…。

そういう事ですね?

(ミナ)マッチとハリーも
殺されてた…。

嘘…。

カンブツは どこ?

あなたの証言から推察するに
殺された公算が高い。

が 遺体は見当たらない。

とするならば…。

ここら辺りでしょうか。

(禾怜)ああーっ!!
(大西)うわっ!

この方も 一撃ですねぇ。

これで4人ですよ 犠牲者。

父は もはや壊れた殺戮兵器です。

あなた ひと晩 ここに?

朝になってるなんて
思わなかった。

はい?

ここに隠れて
しばらくして気が遠くなって

どれくらい時間が経ったか
わからないけど

話し声と足音で気がついて

ものすごい恐怖が込み上げてきて

そしたら
突然 扉が開いて あなたが…。

なるほど。
あなたの感覚では

ほんの数分
あるいは数十分ほどしか

経過していなかったわけですね?

つまり まだ殺戮の渦中にあると
思い込んでいた。

先ほどのパニックの意味が
わかりました。

そういう事であれば
通報はできませんね。

えっ?

あなた
携帯電話 お持ちですよね?

…持ってます。

殺戮の渦中とはいえ

とりあえずでも身を隠す事に
成功していたならば

普通 携帯電話で
通報しませんか?

それをしていないのが
不自然に思ったのですが

できる状態ではなかった
という事ですね。

(ミナ)いいえ。

たとえ できる状態だったとしても
携帯での通報は無理です。

電波状況が悪くて。

この部屋の電波が悪い?

館中 どこも無理です。

高台なもので この辺一帯。

そうでしたか。

いや それで少しほっとしました。

ほっとした?

殺戮の行われる前に 館を脱出した
あなたは除外するとして

殺害された4名と
この中で気絶していた1名を除く

あとのお仲間のお二人

実は お二人とも
絶望的だと思っていたんですよ。

通報が一切なかったという事は

そう考えざるを得ないじゃ
ありませんか。

しかし 高台が圏外となれば

まだお二人とも
生存の可能性は十分あるはず。

希望が見えて
ほっとしたという事です。

♬~

(鯉川繁喜)
まだ確固たる証拠はなく

連続殺人の容疑が
固まったわけではない。

あくまで
参考人としての任意同行だ。

相手は丸腰と思われる。

だが 陸自の特殊部隊で

しかるべき訓練を
受けてきた人物であり

油断はできない。
くれぐれも注意を怠るな。

(一同)はい!

(ミナの声)
もう子供の頃の私じゃない。

(ミナ)「パパの自由にはならないわ」

卒業したら どうするつもりだ?

「パパには関係ない」

(ため息)

なあ ミナ アテネから戻ったら

一度 会って話をしないか?

「えっ… なんのために?」

お前の事が心配なんだよ。

「はあ…。 自分の心配しなよ」

「いつ 加害者になるか
わかんないんだから」

「もう切る」

おい ミナ?

ミナ!

♬~

失礼します。

こちら 杉下 私の上司です。

はじめまして。

警視庁がおそろいで
どんな御用でしょうか?

なんで現れたか
おわかりにならない?

ええ 一向に。

ゆうべ 館の中には
入らなかったんですか?

ゆうべは留守で
閉まってたでしょ。

館で何かあったんですか?

まもなく 道警稚内中央署の
捜査員が現れます。

あなたを訪ねて。

なんでか わかりますよね?

警察は面白いね。

なんでか なんでかって

自ら かたくなに
用件を言おうとしない。

逮捕の時も そうなんでしょ?

どんな容疑かを先には言わない。

ええ 相手に
罪を認めさせるための手法ですね。

で 俺に どんな罪を
認めさせたいんですか?

殺人です。

ハハハハハ…。

おとなしく 道警の任意同行に
応じますか?

さっぱり わかりませんな。

警視庁が道警の先触れですか?

♬~

♬~

♬~

稚内中央署です。 こっちに
岩田純さんがお泊まりですよね?

はい。 お泊まりでしたが

先ほど ご出発になりました。

ええっ!?

何!? 特命の2人が
被疑者と共に逃亡した?

(中園)連続殺人の被疑者です。

どういう事だ?

いや 詳細については まだ…。

ちょっと待て。

そいつはつまり
杉下は生きていたという事か?

はい。
がっかりです!

♬~

♬~

〈10名様にプレゼント〉

〈番組終了後 公式ホームページへ〉

〈連続殺人の容疑者との
最終決戦〉

キャー!
冠城くん 急ぎましょう。

館での殺戮を認めるんですか?
待ちなさい!

〈誰も予想できない衝撃のラスト〉