ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ドクターY~外科医・加地秀樹~ 米倉涼子、遠藤憲一、勝村政信、片岡愛之助… ドラマのキャストなど…

『ドクターY~外科医・加地秀樹~』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 加地先生
  2. 七海
  3. オペ
  4. ママ
  5. 年前
  6. 大沢先生
  7. お願い
  8. 加地
  9. お前
  10. 大沢
  11. 早苗
  12. 江夏
  13. 未知子
  14. 原因
  15. 五十嵐
  16. 子供
  17. 一同
  18. 実紀
  19. 頭痛
  20. 母親

f:id:dramalog:20191007004315p:plain

『ドクターY~外科医・加地秀樹~』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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ドクターY~外科医・加地秀樹~[解][字]

「ドクターX」スピンオフドラマ!勝村政信・主演「ドクターY」!“腹腔鏡の魔術師”加地の知られざる過去…7年前に行った手術のミスが発覚!?さらに隠し子まで現れ…!?

詳細情報
◇番組内容
7年前、極秘手術により加地(勝村政信)は代議士・大沢(本田博太郎)の命を救う。その謝礼で高級クラブへ…ホステスの美里(倉科カナ)と出会う。月日は流れ、大沢の病状が悪化!手術ミス疑惑が…。さらに加地の子供だと名乗る6歳の女の子が現れる!7年前の手術を知る脳外科医・木田(片岡愛之助)は連絡が取れず、看護師長・古屋(石田ひかり)の手により隠し子疑惑が広まってしまう。極秘手術と隠し子騒動…驚愕の真相とは!?
◇出演者
【出演】勝村政信片岡愛之助倉科カナ、古川凛、石田ひかり本田博太郎
【特別出演】米倉涼子遠藤憲一鈴木浩介岸部一徳西田敏行
◇ナレーター
田口トモロヲ
◇脚本
林誠人
◇演出
山田勇人(ザ・ワークス
◇音楽
沢田完
◇スタッフ
【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子テレビ朝日
【プロデューサー】大江達樹(テレビ朝日)、峰島あゆみ(テレビ朝日)、西山隆一(テレビ朝日)、大垣一穂(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/doctor-y/

 

 


♬~

〈その脳腫瘍は

患者の頭蓋底部に深く入り込み

血管を巻き込んで
医師のメスを執拗に拒む〉

〈まさに
前人未到の闘いが予想された〉

〈手術は
7年前の暑い夏の日〉

♬~

〈完全な極秘裏に行われた〉

(加地秀樹)これより
コンバインドペトローザルで

頭蓋底腫瘍摘出を行います。
よろしくお願いします。

(一同)よろしくお願い致します。

♬~

(拍手)

(大沢正一郎)
ありがとうございます。

え~ こうして
トップ当選を果たせたのも

ひとえに 皆様方の
温かいご支援のたまものです。

え~ これからも大沢正一郎
地元 群馬のため

誠心誠意
尽くさせて頂く所存でございます。

(拍手)

大沢先生 万歳!

(一同)万歳!

(高橋)万歳!
(一同)万歳!

(高橋)万歳!
(一同)万歳!

(高橋)万歳!
(一同)万歳!

〈男は また一つ
患者の人生を救った〉

失礼します。

大沢先生
当選おめでとうございます。

いやあ 君のおかげだよ 加地先生。

君が命を救ってくれたおかげで
私は勝利を手にする事ができた。

それが私の仕事ですから。

大沢先生の脳腫瘍は
全て取り切りました。

もう 痛みが出る事はありません。

さすが
希代のスーパードクターだ。

君を選んでよかったよ。

私の目に狂いはなかった。

お役に立てて光栄です。

失礼します。

え~ これは… うん…。

感謝の意だと思ってほしい。

甘い物が好きだと
小耳に挟んだのでね

地元で作らせた紅白まんじゅうだ。

これは ご丁寧に。

おおっ!

これは縁起がいい。

♬~

千の束を3つばかり。 うん。

3000万…。
不満かな?

いえ。 ですが…。

あっ… 鼻血出ちゃった。

ハハハ…。

これも縁起がいい。
ハハハハ…。

あっ ですが 先生

こういう事は
私の意に反しますので。

フフフフ…。

この大沢に
一度出したものを引っ込めろと?

困りましたね。

先生の顔に
泥を塗るわけにもまいりません。

うん そうだな。 うん。

アハハ…。

では
ありがたくちょうだい致します。

♬~

〈彼の果敢な挑戦は
決して金のためでは… ない〉

今日もね 大きなオペを
一つ終わらせてきたんですよ。

(ボーイ)失礼致します。
お隣 失礼致します。

ああ どうぞ どうぞ。

(由佳里)お疲れさまでした。

また オペ室に落ちている札束を
拾われたんですね。

もう! ママにはかなわないな~。

(一同の笑い声)

あっ! あの 好きなボトルを
好きなだけ入れちゃって。

(由佳里)わ~!
ありがとうございます。

加地先生から
ドンペリ10本 頂きました。

(研修医たち)
ありがとうございます!

君たちも好きにやっちゃって。

(研修医たち)御意!

ハッハッハッハ!

ねえ ママ。
ん?

あの子 呼んでもらえる?

(由佳里)お早いわね。
新人なんですよ。

女子大生?
そうよ。

今どき珍しく真面目な子ですから
お手柔らかに。

ハハハ…。

美里です。

よろしくお願いします。

ど… どうぞ…。

はい。

あっ!

♬~

ごめんなさい。

体幹… 鍛えようか。

♬~

加地先生と
今夜 こうなるんじゃないかって

すごく怖かった。

こ… 怖い?

でも こうならないんじゃないか
って考えたら

もっと怖くて。

よし…。

体幹 鍛えよう! よし!

いいか? 外科医に最も必要なのは
オペのスキル…。

体幹 鍛えてほしい…。

お願いします!

〈もちろん
こんな事のためでも ない〉

〈男は 困難な
数々の手術を成功させ…〉

腹腔鏡の魔術師 加地秀樹です。

そっちの腸間膜を
もう少し引っ張って。

はい。

〈輝かしい栄光と名声を得た〉

今回の手術は
一度の全身麻酔

3つの疾患を同時に治す
という試みでしたが

無事 成功しました。

(拍手)

〈そして 一気に
医学界の頂点に上り詰める…

はずだった〉

〈あの女が
現れるまでは…〉

♬~

(神原 晶)例えば 論文の下調べ。
(未知子)致しません。

(神原の声)学会のお供。
(未知子の声)致しません。

(未知子の声)医師免許がなくても
できる仕事は一切致しません。

私 失敗しないので。

私 失敗しないので。

私 失敗しないので。

私 失敗しないので。

デーモンくん。
大門です。

なんなんだよ お前は!

もうさ 俺の後ろに立つなよ
いちいち 耳障りなんだよ!

(海老名 敬)大門未知子
あの女だけは絶対駄目だ!

(原 守)やっぱり 君は 人としても
医者としても間違ってる!

加地先生の言葉を借りるなら
大門じゃなくて デーモンだ!

併用すれば
腹腔鏡で切れるじゃない。

同時に
そんな事できるわけないだろう!

なんで?

調子に乗るな!
怖い…。

何が?
顔が。

見りゃ わかるでしょうが。
なんで お前が ここに!?

なんで お前らも こいつに!

(未知子)ちょっと 吸引してよ。
はい。

今に天罰が下るぞ!

絶対に お前は刺される!
グサッとな!

頭悪いんじゃないの?
頭は悪くない!

俺の邪魔はさせない
大門未知子…。

誰のせいで こんな事になったと
思ってんだよ!

お前のせいで
俺の人生 ガタガタだ!

あっ ねえねえ 加地ちゃん!
ちゃんって言うなよ ちゃんって!

大門 そこ どきなさい。
この患者さんは 私の担当なんだ。

致しません。

あんたにすれば あの患者は
大勢の中の一人かもしれないけど

患者にしたら
医者は あんた一人!

誰のためのオペなんだよ ボケ!

〈男の誇りは踏み付けられた〉

うめえな 長寿庵 これ。
あっ そうだ!

(原)神田の古本屋で
お宝 見つけちゃいました。

何?

これです。

うわっ 懐かしいな これ。

7年前 出版社に乗せられて
書いたら

ものすごい売れちゃったんだよ
これ。

あっ サイン書いてくれた。
ありがとうございます。

あの頃の加地先生
ブリブリでしたもんね。

この頃 つくづく思うんだよね。

あいつとさえ出会わなければ

俺は どんな素晴らしいドクター人生が
あったんだろうって…。

大門先生ですか?
大門ミチザネ。

ミチザネでしたっけ?
道の駅…?

ん?
道場六三郎…。

ミチコだったような…。

そうだ! 僕も実は7年前に…。

ん? 何?
これ。

『心に寄り添う医療』。

へえ~。
あっ サイン書かなくていい…。

いいんですよ。 なんで…。
何?

これでも
そこそこ売れたんですよ。

加地先生ほどじゃありませんけど。
そうなんだ。

あのさ 俺も出してるんだよね。
ほら。

『術式革命
チェンジ&チャレンジ』。

なんで 真ん中に入ってくる…。
えっ?

(原)『チェンジ&チャレンジ』。

当時は まだ ほら なんていうの?
時代が早かったと思うんだよね。

手を挙げてくれる出版社が
どこにもなくてさ

自費出版

自費ですか?
うん。

輝いてたね あの頃は みんなね。
(原)自費でしょ?

ああ…。
(原)ん?

戻りたいな もう一度 B.D.に。

B.D.?

ビフォー・ダイモン。
フフフ…。

なるほど。
A.D.がアフター・ダイモン。

俺たちの人生はさ B.D.と
A.D.に二分されるんだよね。

だけど ほら もう
大門いなくなっちゃったじゃない。

キューバ 行ってるんでしょ?
そうそう。

これからの私らの人生は
もう バラ色じゃないよ!

バラ色ですね。
「帰ってくんな!」っつって。

(3人の笑い声)
(携帯電話の着信音)

あれ? はい。

あっ はい わかりました。

蛭間病院長。

(蛭間重勝)加地くん。
はい。

民自党のね 大沢代議士から
連絡がありました。

はあ。

意外だったねえ。

あなたが あの大沢代議士と
懇意だったとはねえ。

大沢先生には 7年前

脳腫瘍のオペを
依頼して頂いた事があります。

あっ そう。 ああ そう…。

じゃあ あれ あの…

謝礼は たくさん
頂いたんじゃないんですか?

ハハハ…。
はあ…。

(大沢)千の束を3つばかり。 うん。

(蛭間)大沢代議士はね
厚生労働大臣だからね。

ハハハ…。

まあ
この私やね 東帝大学病院とは

深い深~い繋がりがある
お方ですからね。

それは あなたも知ってるよね?

も… もちろんです。
はい。

その大沢代議士がね
あなたに会いたいそうですよ。

大沢先生が?
うん。

もしかしたらさ

今 最も輝いてるドクターに
贈られる

大沢賞が頂けるかもしれませんね。
賞金1000万!

1000万!? 私が?

はいな! ハハハハ…!

(2人の笑い声)

加地くん。
はい。

あなたに とうとう
風が吹き始めたね 風が。

風…?

その 横風じゃないから。
上昇気流だから。

昇るから。 そうそう。

浮遊感があるでしょ?
なんか 浮遊感が。

本当ですね!

ねえ 気持ちいいね。
はい!

上昇気流に乗って
ぐんぐん ぐんぐん行っちゃえ!

御意!

(2人の笑い声)
わーい!

♬~

♬~

〈これは 自らの復活に挑んだ男の
不屈の物語である〉

(3人)加地先生!

(江夏雅之)外科の江夏です。

(村井貴久)村井です。

(五十嵐賢三)五十嵐です。

(江夏)いらっしゃると
お聞きしましたので…。

僕の事 知ってるんだ?

もちろんです! 加地先生は
この病院の偉大なレジェンドですから。

レジェンド?

7年前の加地先生のオペ。

あれほど鮮やかで完璧なオペは
いまだかつて見た事がない。

この病院では そう先輩から後輩へ
今も語り継がれています!

そうなんだ…。

こちらも読ませて頂いています。

お会いできて…。
(3人)光栄です!

えっ?

うわっ…。

あっ…。

すいません。

シクヨロで!

♬~

(村井)「Kj」…。
(五十嵐)…って なんですかね?

《風を感じる》

〈外科医 加地秀樹〉

〈またの名を ドクターY〉

♬~

♬~

(ノック)
(高代哲治)どうぞ。

失礼します。

ご無沙汰しております 大沢先生。

高代副病院長。

「副」は余計です。
は?

(大沢)私が病院長にしてやった。

あ… これは失礼致しました。

7年ぶりだな。

お元気そうで何よりです。

それが 元気でもないんだ。

どこか 具合でも?

君のせいだよ 加地秀樹先生。

は?

頭が痛い。
頭が?

7年前 君は言ったはずだ。

(加地の声)大沢先生の脳腫瘍は
全て取り切りました。

もう 痛みが出る事はありません。

だったら
なぜ 私は 頭が痛いんだ?

あっ… 痛…。

あっ…。

ううっ…!

大沢先生!?

(大沢)
時々 こういう痛みに襲われる。

なんなんだ? これは。

7年前の君のオペは
失敗だったんじゃないのか?

失敗…?

(大沢)もし 失敗だったら…。

私は 君を訴える!

お待ちください。
とにかく 検査を!

♬~

大沢先生のMRIだ。

ここが
7年前に脳腫瘍のオペをした所。

(3人)おお~!
完璧です。

伝説は本当だったんだ!

なのに…
なんで 頭痛が起きるんだ?

頭痛が?

見たところ
何か問題があるようには思えない。

確かに。
ですね…。

(携帯電話の着信音)

あれ? はい もしもし?

あっ 加地くん。

いや だから「加地くん」じゃなくて
「加地くん」ですよ。 なんですか?

ちょ… ちょっと待ってね。
今 代わるから。

は?

電話代わったよ。

なあ 加地…。

お前 なんて事してくれたんだよ。

この馬鹿野郎が!

蛭間病院長!

「お前さ 7年前に…」

大沢代議士に施したオペ

ミスしたそうじゃねえかよ。

「えっ? いえ ミスでは…」

うん?

手術ミスを犯した者は
犯罪者だぞ。

お前 わかってんのか?

でっ ですから ミスでは…。

「大沢代議士のご機嫌を損ねたら

寄付金とか 補助金とか

全部 なくなっちゃうんだぞ お前」

わかってます。

「そうなったら…」

東帝大学病院と この私は

どれだけの損害を被るか

わかってんのか?

「はい わかってます!」

うん。 だったら 根治させろ。

もちろんです。

「だけど もし
根治できないなと悟ったら…」

できないなら?

妙な言い掛かりを
つけられる前に…。

つけられる前に?

殺しちまえ。

御意!
あっ びっくりした。

「あっ びっくりした」

♬~

(古屋早苗)加地先生…。

師長さん?

大変ご無沙汰しております。

あのオペでは
大変お世話になりました。

師長さん 7年前のあのオペに?

7年前のスタッフは もう
私だけになってしまいました。

はあ…。

お客様が食堂でお待ちです。

客?

島田七海さんという 女性です。

島田七海?

どういう関係の方か知りませんが。

♬~

あの方です。

♬~

隠し子。

冗談です。

こんにちは。

僕に何か用かな?

見ていいの?

(美里の声)「加地先生」

「七年前のあの夜のことを
覚えていますか?」

「今 あなたの目の前にいる
女の子は

たった一夜の奇跡の夜に

神様が 私たちに授けてくださった
宝物です」

「訳あって
私は しばらく日本を離れます」

「夏休みの間
その子をよろしくお願いします」

「美里」

美里…?

奇跡の夜?

あっ!

体幹 鍛えてほしい…。

まさか あの時の…!

♬~

お母さん どこにいるの?

ママ。
ママ?

あっ ママは どこ?

ニューヨーク。
ニューヨーク!?

なんで ニューヨーク?

お仕事。

あの… ママの連絡先
教えてくれるかな?

♬~

早く。

(ブザー)

はい。

(アナウンス)「お掛けになった電話は

電源が入っていないか
電波の届かない場所…」

飛行機の中。 多分。

飛行機?

ママ 私が おなかにいるのに
司法試験に合格したの。

ママ 弁護士なの?
そう。

弁護士になれたのは

加地先生がかけてくれた
魔法のおかげだって

ママ いつも言ってるよ。

僕の… 魔法…?

弁護士を目指してるんだ?

うん… でも 司法試験が難しくて。

合格できるように
魔法をかけてあげようか?

フフッ!
加地先生の魔法 効きそう!

かけて かけて!

♬~

はっ!

出ようか。

(間柴良成)加地秀樹?

どうして この病院に…?

(ため息)

お前みたいな心強い弁護士が
同級生で助かったよ。

(柏原太郎)
いや 助けられるかどうかは

わからない。

状況は かなりまずいぞ。

どうしたらいい? やっぱり
警察に行ったほうがいいのかな?

警察は駄目だ。
どうして?

よく考えろ。

本当の子供だったら どうする?
俺の子じゃないよ。

身に覚えがあるくせに。
フッ… 年齢までぴったりで。

まあ そうだけど…。

このまま警察に届けて 万が一
本当の子供だって証明されたら

お前 児童虐待だぞ。

虐待!?

逮捕だよ。 逮捕!

脅かすなよ。

こうなったら DNA調べて
はっきりさせるしかないか。

DNA鑑定は手続きが難しい。

やり方によっては
違法になるしな。

違法?
うん。

こっそり唾液を採取したり
髪の毛を抜いて調べたりしたら

のちのち まずい事になる。

マジかよ…。

とにかく
母親に会うのが先決だな。

連絡が取れるまで
面倒見るしかないようだな。

人ごとだな。 弁護士のくせに。

人ごとですよ。

相談料はもらってない。

(ため息)

♬~

なんか食べるか?

♬~

欲しいのか?

いらない。

♬~

どうして頭痛が起こるんだ?

何が原因なんだよ。

あげる。

僕は もう少し仕事するから。

ベッド使っていいから
今日は もう寝なさい。

パパ。

私の事 自分の子供だって
思ってないでしょ?

いきなり現れて
子供だって言われても

信じられるはずないよね。

そうだな。

でも 私は違うよ。

ちっちゃい頃から
ママに聞かされてきたから。

何を?

あなたのパパは
すごく素敵なお医者様なのよって。

だから どんな人なんだろうなって
ずっと思ってた。

1回でいいから
会いたいって思ってた。

おやすみなさい。

♬~

(リモコンの操作音)

(呼び出し音)

(アナウンス)
「おかけになった電話番号は

現在 使われておりません」

(呼び出し音)

「前橋総合病院 受付ですが」

東帝大病院の加地ですが

脳外科の木田先生は

そちらの病院に
いらっしゃいますか?

「木田先生は
お辞めになりましたが…」

辞めた? 今はどちらに?

「存じ上げておりません」

そうですか…。
ありがとうございました。

♬~

どう思う?

(木田光彦)錐体斜台部髄膜腫だな。

腫瘍が脳幹を圧迫していて

脳神経や脳動脈を巻き込んでいる。

位置から見ても
かなり難しいオペになる。

…だろうな。

加地。 これをお前がやるのか?

ああ。

木田… どこにいるんだ。

(七海)んんっ…。

(七海)おはよう。

おはよう。

もう仕事に行くから。
これ 朝ご飯。

いて いいの?

お母さんが…
ママが帰ってくるまでね。

うん。

どうした?

ありがとう!

いってらっしゃい。

いってきます。

♬~

何やってんだよ 俺は。

♬~

うわっ…! なんですか?

大沢さんがお呼びです。
大沢先生が?

また痛みでも出たのかな?

加地先生。

7年前のオペに やはり問題が。

♬~

失礼します。

どうされました?

私が呼んだんじゃない。

そちらの方々だ。

あんたが加地秀樹先生かい。

…はい。

大沢先生の地元後援会会長
高橋っちゅうもんだ。

副会長の岡部だい。

同じく 成田だい。

(高橋)国政選挙が迫った
こんな時期に入院するなんざ

呆れ返って
ものが言えねえって

今 大沢先生を
叱りつけてたところなんだ。

はあ…。

君のせいだよ 加地先生。

はあ!?

(大沢)
頭痛の原因はわかったのか?

いえ…。

MRI CT
どの検査結果を見ても

頭痛の原因になるような
明らかな病変は

画像では見つかりませんでした。

原因は7年前の君の手術ミスだ!

いや…!

手術ミス…?

(高橋)次の選挙でも
大沢先生に勝ってもらわなきゃ

うちら地元は困ってまう!

7年前に 大沢先生が
あんたに渡した3000万

俺らも知ってるんだい。

遠いな! こっち来い!

(高橋)はい!
はあ…。

着席。
はっ?

着… 着席!
はい。

あの金は
元々 うちらが出した金だ。

次の選挙で 大沢先生が
落ちるような事になったら

40年かけて進めてきた
ダムの工事が止まってまう!

ダム?

3000万なんてケチな話
してるんでねえんだ!

加地先生! これは
1兆 2兆の話なんだ!

1丁 2丁…? お豆腐ですか?

(成田・高橋・岡部)違う! ダムだ!

失礼しました。

大沢先生の病気が外に漏れりゃ

選挙は はなっから
危ねえ情勢になる。

(岡部)秘密裏に素早く

決して 外に漏らさねえように
完治させてくれんかの?

それが あんたの任務だい!
加地先生。

は… はい。

(大沢)あっ…!

あっ…! きた! ああっ!

ううっ! うう…! ああっ!

(早苗)大沢さん
気持ち悪いですか?

酸素3リットル。
(早苗)はい。

エヌセイズとメトクロプラミド
用意して。

(早苗)はい。
(栗山実紀)筋注にしますか?

よろしく。 ルート確保しましょう。
(早苗)はい。

先生 点滴しますね。

つらいですね。 頑張ってください。

(江夏)
精密検査の結果も同じですね。

異常があるとは思えませんが。
うん…。

(江夏)あっ…!
(五十嵐)すみません。

でも これで どうして
頭痛が起こるんでしょう?

(江夏)両側性の硬膜下血腫が
吸収された場合

正常と診断って事も
あるんですけどね…。

考えにくいな。
だったら 髄膜炎はどうですか?

それも低いだろう。

原因がわからなければ
治療のしようがありません。

わかってるよ!
(村井)すいません。

♬~

(江夏)あの… 加地先生。

師長さんから
聞いちゃったんですけど。

何を?

加地先生には隠し子がいるって。

僕たちにできる事があれば
なんでも言ってください。

うち 子供3人いるんで。

いないよ! 隠し子なんて。

(ぶつかる音)

(ドアを閉める音)

いるな。
(村井・五十嵐)いる。

あれ いますよね?
いるよ 絶対…。

どうして
根も葉もない噂を流すんですか!

そうかしら?

7年前の加地先生は

夜も随分と ご活躍だったって
聞きましたけど。

あなた 僕の何を知ってる
っていうんですか!

なんですか?

♬~

全部 知っています。
はあ…?

7年前の あのオペ室で
何があったかも。

だから 動かないで!

♬~

今は我慢しておきます。

(ドアの開く音)

どうした?

おい!

うっ! うう…。

うっ…。

どうした?

おなか痛い。

えっ? どこ?

もう治った。 触らないで!

パパ 嫌い!

パパ?

パパ!?

原みのる…。
(原)守! 原守!

(原)聞きました
大沢代議士の事。

だから ちょっと
心配になっちゃって。

ああ…。
わかったんですか? 頭痛の原因。

わかんない。 7年前の医療ミスが
原因だって言われてる。

それは大変ですね。
見てみる? 大沢先生のMRI

やめときます。
なんでだよ。

心配して来てくれたんだろ?

もっと大変なものを
見ちゃいましたから。

何?
さっきの女の子

加地先生の事 パパって。
ああ… あれ。

隠し子がいたんですか?
加地先生。

違えよ! 突然 現れて
昔の写真 見せられて

俺が父親だって。

やっぱり!
やっぱりって?

それ
「あなたの子ですよ詐欺」ですよ。

「あなた」…?
「あなたの子ですよ詐欺」ですよ。

語呂が悪い。
なぜか狙われるのは医者ばかりの。

手口は こうです。

いきなり子供が現れて

しばらく預かってくれと
母親からの手紙を見せる。

そして 頃合いを見計らって

子供を引き取りに来たと
母親が現れる。

♬~

(店主)はい ラーメンお待ち!

チャーシュー
サービスしといたよ。

ありがとう。

これ あげる。

♬~

(原)もう二度と
あなたの前には現れない。

迷惑もかけない。 その代わり

今までの養育費に
色をつけてちょうだい。

くれなきゃ
マスコミにバラしちゃうわよ。

男のほうは有名ドクターです。
当然 バレたらまずい。

ほとんどが言いなりの金で
片を付けるそうです。

詳しいな。
知り合いに だまされた人が。

えっ 知り合い? 誰?
それは僕の口からは。

(携帯電話の着信音)

おっ!

はい。

「加地くん 殺しちゃ駄目だよ」

蛭間院長に何を言われようとさ

医者が患者さんを殺しちゃ
絶対 駄目だよ。

「海老名先生」

「突然 病院に
女の子が現れたんですね?」

何?

「出会いは銀座の高級クラブ」

名前は美里。

な… なんだよ 突然。
それは終わった事だよ。

「そういうの
ほじくり出さないでくれるかな」

原から聞きました。
僕は言ってません。

いくら払ったんです?

100万。

200万。

300万。
そんなには払ってないよ。

つまり 200と300の間
ずばり250万。

あっ 切った。 わかりやすい。

(携帯電話の着信音)

はい。

(柏原)加地。 気になったんで
母親の事を調べてみた。

ああ。 「あなたは」…。

「あなたの子ですよ詐欺」です。
それだ。

ああ 間違いない。

島田美里。
その名前の弁護士はいなかった。

やっぱりな。

どうする? 警察行くか?

そうだな…。 また連絡するわ。

用心しろ。

ああ。

決まりだな。

ああ 神様…。 あかん。
なぜ身内に3人も。

神様…。 えっ 3人?
あと誰?

3人って言いました? 僕。

神様って言った?
神様って言いました?

どんな事があっても 絶対
お金だけは払っちゃ駄目ですよ。

わかったよ。
断る勇気を持って。

子供がかわいく感じ始めても

母親が どんなに好みの女性でも
寄り添っちゃいけません。

いいですね? 加地先生。
わかったよ。

なんで そんな熱く…。
あかん。 ちゃんと聞かな あかん。

わかった。 ありがとう。
じゃあ 僕はこれで。

ありがとう…。

あっ… おい。

嘘でしょ!?

♬~

お… お前! 馬鹿…。

何度も電話したんたぞ。
なんで出ないんだ?

どこ行ってた?
ラーメン食べてた。

ママと話がしたい。

この前の番号は
何度かけても繋がらない。

連絡 取ってるんだろ?
教えなさい。

おなか痛い。
嘘をつくんじゃない!

寝る!

(携帯電話の着信音)

はい…。

加地先生。 大沢さんが…!

なんだって!?
わかった。 すぐ行く。

♬~

(ドアの開閉音)

♬~

加地先生!

(記者)大沢代議士の極秘入院は
本当ですか?

(記者)7年前に手術ミスがあった
という事ですが

今回の病状と関連性は!?

ありません! すいません
患者様のご迷惑になりますので!

(記者)加地先生
質問に答えてください!

(記者)加地先生!

加地先生。 子供の母親の居場所
捜しましょうか?

えっ?

詐欺に遭ってるんですよね?
今 加地先生。

うちの社で
「あなたの子ですよ詐欺」を

追っている人間がいます。

問い合わせたら
わかるかもしれません。

あなたは?
間柴といいます。

『週刊日報』で記者をしています。

慢性の胃潰瘍で 時々 こちらで
ご厄介になっていましてね。

まさか あなたが
大沢先生の入院をネットに?

大沢代議士の詳しい病状を
教えてもらえませんか?

母親の居場所は
それと引き換えに。

悪い取引じゃないと思いますがね。

お断りします。

あれだけ極秘裏にと
念を押したのに

これは 一体 どういう事だ!

(大沢)高代病院長!

この病院の危機管理は
どうなっているんだ。

申し訳ございません!

政治家にとって
健康は生命線なんだ。

特に 選挙前は
誰もがナイーブになる。

承知しております。
加地くん。

すぐに 私の主治医として
記者会見を開け。

記者会見?
(大沢)言うべき事は一つ。

病状は軽い。
数日中に完治し 退院できる。

ちょっと待ってください…。

それが できないというのなら
こんな病院 潰してやる!

医者なら 嘘を言え。

御意。

加地くん 病院を救ってくれ!

やめて…。

(大沢)あっ! ああ…。
また きた。

大丈夫だ。

会見をやるんだ!

うっ…! ああっ!

♬~

(蛭間)加地くん。

あなた
記者会見 開くんだってな。

いえ それは…。

高代病院長から泣きが入ってさ。

どうか 蛭間院長
地方の分院を

お見捨てになりませんように…
だと。

高代病院長が?

「なあ 加地くん」

あなたさ 腐っても

我が東帝大学病院に身を置く
医者だからね。

はい。

記者会見なんて
もっての外だからね。

(蛭間)だからさ 私は
あんたに言ったじゃないかよ。

ええ?

妙な言いがかりを
つけられる前に…。

(海老名)殺してしまえ!
(蛭間)ああ びっくりした!

ああ びっくりした!
ああ びっくりした!

もしもし。

あっ あのさ
あの… ぶっちゃけさ

大沢代議士って
あと どれぐらい持つ?

ですから 持つも何も
まだ頭痛の原因がわからなくて。

原因はわかってんじゃねえかよ!
馬鹿野郎 お前。

お前が7年前に犯した

医療ミスが原因じゃねえかよ
馬鹿!

いいえ! ですから…。
「加地くん」

もう あなたね

東帝大学病院に帰ってくる必要は
ございませんので!

はい…?

さようなら。

蛭間病院長…! 蛭間病院長~!!

海老名くん。

私が 今 電話していた相手って
誰ですか?

あっ…。

知りません。
会った事もありません。

(早苗)
加地先生はミスをしていません。

私は知っています。

(早苗)なぜなら

7年前の あのオペをやったのは
加地先生ではないからです。

オペは替え玉でした。

加地先生は あのオペを
別の先生に依頼したんです。

位置から見ても
かなり難しいオペになる。

だろうな。

加地 これを お前がやるのか?

ああ。

お前の専門は腹腔鏡だろう。

300でどうだ?

脳外の魔術師。

お前なら間違いない。

これより
コンバインドペトローザルで

頭蓋底腫瘍摘出を行います。
よろしくお願いします。

(一同)よろしくお願い致します。

(ドアの開く音)

(足音)

これより
コンバインドペトローザルで

頭蓋底腫瘍摘出を行います。
よろしくお願いします。

(一同)お願い致します。

奇跡のような
素晴らしいオペでした。

私は あのオペに立ち会えた事を
今でも誇りに感じています。

あの時の先生に相談すれば

今回の大沢さんの頭痛の原因が
わかるかもしれません。

それが 見つからないんです。

えっ?

連絡も取れなくて…。
どうしてですか?

わかりません。
今 どこにいるのかも…。

(男性)ごちそうさま。
(店主)ありがとうございました!

♬~

(七海のうめき声)

どうした?

(七海)おなか…。
痛いのか?

(うめき声)

♬~

大丈夫か!? しっかりしろ!

(早苗の声)捜しましょう

あの時の先生を 一緒に。

もちろん
この事は誰にも言いません。

2度目…。

♬~

私 初めて会った時から
加地先生の事が好きでした。

一目惚れです。

その方と
秘密の共有ができるなんて…。

(PHSの着信音)
(早苗)ああっ!

(PHSの着信音)

もしもし?

(看護師)「師長 急患です!」
えっ!?

♬~

…七海ちゃん!

右上腹部痛を訴え
意識レベル低下!

木田!?
加地!?

脈拍102 血圧150の80。
眼球結膜に黄疸。

すぐに腹部CTと採血を!

肝臓に原因があるはずだ。
エコーを準備して!

♬~

何度も
おなかが痛いって言ってたのに

どうして
気づいてやれなかったんだ…。

お前の子供なのか?

話がある。

お前 医者 辞めたのか?

ああ。 今はラーメン屋だ。

7年前のオペの事で
聞きたい事がある。

7年前?

お前がやった大沢先生のオペだ。

大沢先生は
頭が痛いと言ってる。

頭が?

オペにミスがあった。
先生は そう思ってる。

馬鹿な事 言うな!
俺にミスはない。

なんで言い切れるんだよ。
絶対にない。

絶対?
だから なんで言い切れるんだよ。

(足音)

オペをしたのは
その先生じゃないからです。

どういう事ですか?

おい 木田!
どういう事だよ?

(ため息)

正直に言うよ。

7年前 お前に
大沢さんの手術を依頼された時…。

300でどうだ?

(木田の声)
俺にはできないかもしれない。

そんな事が頭をよぎった。

失敗するかもしれないオペには
誰だって二の足を踏む。

じゃあ 誰が あのオペを?

あのオペをしたのは女医です。

女医?

俺は どんな難しい手術でも
引き受けてくれるという

名医紹介所に依頼した。

名医紹介所?

神原名医紹介所だ。

まさか…。

そこから派遣されてきたのは
鼻っ柱の強い女医だった。

だ… 大門…!

♬~

これより
コンバインドペトローザルで

頭蓋底腫瘍摘出を行います。
よろしくお願いします。

♬~

ニアミスをしていたのか…。

7年前に 俺は 大門未知子と…!

♬~

(木田の声)
その腕前は 神の領域だった。

顔面神経への癒着が激しい。
無理に剥がせば 聴力を失うぞ!

これじゃ 剥離なんて不可能だ!

(未知子)私 失敗しないので。

♬~

早い…!

(木田の声)いや
神をも超えたと言っていいだろう。

♬~

俺は 自分の力のなさに絶望した。

その瞬間 俺は
燃え尽きて 真っ白な灰になった。

そして 俺は決意した。

もう二度とメスは握るまいと。

よかった~!
えっ?

大門がオペをしたんなら
失敗はない。

って事は
7年前のオペに原因はない。

よし よし よし よし よし…。

(呼び出し音)

出ろよ デーモン!

(未知子)「もしもーし」
おお 大門か。 加地だ。

「もしもーし!」
もしもし?

「今 無理。 メッセージよろしく」
(発信音)

なんだよ 留守電かよ!
紛らわしいな! おい 電話くれ!

(五十嵐)加地先生!
どうした?

隠し子の検査結果が出ました。

隠し子 言うな!

こ… これは…!

プロトロンビン時間が
29パーセント。

急性肝炎重症型。

肝不全を生じ
劇症化する可能性が高い。

かなり深刻だ。

(江夏)すぐにでも
肝移植したほうがいいのでは?

脳死ドナーを待ってる時間は
ないですね。

生体肝移植ドナーとなると
まずは母親でしょうが…。

♬~

(呼び出し音)

(アナウンス)「おかけになった電話は

電源が入っていないか
電波の届かない…」

母親がいなきゃ 父親がいる。

僕がドナーになる。 調べてくれ。

(七海)私 病気なの?

心配しなくて大丈夫よ。
加地先生が治してくれるから。

うん…。
ねっ。

今 話せる?

うん。

ママがどこにいるか
教えてくれるかな?

ニューヨーク。
違う。

ママはニューヨークじゃない。
ママは弁護士でもない。

よく聞いてほしいんだ。

君は 重い病気にかかってる。

大きな手術が必要だ。

もし 手術できなかったら
君の命はなくなってしまう。

死んじゃうんだよ。

残念だけど
僕は 君を助ける事ができない。

パパじゃなかったんだ。

君を助ける事ができるのは
ママだけだ。

僕の仕事は 君の命を守る事だ。

♬~

ママの本当の連絡先を
教えてほしい。

教えたら ママはどうなるの?

捕まっちゃうんでしょ?

嫌だ! 教えない! 嫌だーっ!

嫌だーっ!!

(七海の泣き声)

(七海)嫌だ…!

(七海の泣き声)

間柴さん
母親の居場所を教えてください。

子供の命が危ないんです。
一刻を争う事態なんです!

えっ? 手ぶらで情報を得ようと?

言ったはずです。
大沢代議士の病状と引き換えだと。

お願いします。
教えてください。

無理ですね。

(早苗)加地先生!
七海ちゃんがいないんです。

七海ちゃんが?
(早苗)はい。

(早苗)ちょっと目を離した隙に…。

♬~

七海ちゃん!

七海ちゃん!

七海ちゃん!

♬~

(早苗)七海ちゃん! 七海ちゃん?

(江夏・村井)
七海ちゃん! 七海ちゃん!

いました?
いない…。

俺 もう一回 あっち見てきます。
(村井)痛い 痛い…! 何!?

七海ちゃん!
(五十嵐)七海ちゃん!

どこにもいません!
そうか…。

あっち捜してくれ。
はい!

♬~

あっ どうでした?
(早苗)いません。

(江夏)加地先生!
おお どうだった?

駄目だ! いない。

クソッ…。 どこ行ったんだ?

(五十嵐)加地先生?
(江夏)加地先生?

やっぱり ここか。

心配したぞ! 病院に戻ろう。

何よ! パパでもないくせに!

パパだ。

♬~

♬~

いらない!

♬~

似合うぞ。

♬~

♬~

加地先生。

お久しぶりです。

来てくれたんですね。

私 加地先生の事をだまして…。

そんな事は どうでもいいんです!

あの… 七海は?

血漿交換をしても
肝臓は機能していません。

移植が必要でしょう。

えっ?

まずは検査を。

♬~

♬~

肝臓の大きさ 左右のバランスも
問題ありません。

血液検査も異常なし。

血液型も同じ。

ドナー適格でしょう。

私の肝臓をあげれば
七海は助かるんですね?

はい。 必ず治します。

でも…。

何か?

私は 男の人をだまして
生きてきた女です。

あの子を育てるためには
仕方なかった。

遊びの代償として
お金持ちから お金をもらって

何が悪い。

貧しい人から
取ってるわけじゃないんだ。

…そんな思いもありました。

最低ですよね。

そんな女の肝臓をもらって
あの子は嬉しいのかしら?

僕には 子供がいないから
わかりません。

僕だって 大した人間じゃない。

だけど

こんな僕の事を 七海ちゃんは
あんなに求めてくれた。

♬~

ありがとう!

♬~

あなたが うらやましい。

肝臓をもらって嬉しいかどうかは
あなたが決める事じゃない。

元気になった七海ちゃん自身が
決める事です。

♬~

会わせてください…。

七海に。

♬~

七海。

ママ!

♬~

ごめんね ママ。
私 病気になっちゃった。

謝らなきゃいけないのは
ママのほう。

七海を ずっと
悪い事に付き合わせてきちゃった。

ごめんね。

ママーッ! ママ…! ママ…。

加地先生 七海を…
七海を助けてください!

お願いします! お願い…。

必ず。

(ノック)

(鍵谷 豊)島田美里さんですね?

群馬県警前橋西署の鍵谷です。

詐欺容疑で
署まで ご同行願えますか?

(服部 誠)逮捕状です。

逃げて! ママ!

待ってください!

今 母親を連れて行かれたら
この子の命が危ないんです!

医者として
同行の許可は出せません。

そういう事は 署に戻ってから
判断させてもらいます。

(服部)来るんだ。
嫌…。

(服部)ほら…! ほら!
嫌! 嫌!!

(七海)ママーッ!

(服部)動くな! どけ! ほら!
七海! 七海…!

(カメラのシャッター音)

(七海)ママ! ママ! ママーッ!

ママーッ!!

七海! 七海…!

(カメラのシャッター音)

あんたが警察に…!
おかげで いい写真が撮れました。

ふざけるな!

ここは病院で
私は患者 あなたは医者だ。

まずいんじゃありませんか?
こういう事は。

♬~

あんたは罪を認めた。

ここにサインしろ。 供述調書だ。

サインしたら
帰してくれるんですか?

いつ帰れるかは
検察が決める事だ。

私が帰らないと
子供が死んでしまいます!

今さら よく言うよ。

あんたは 子供を巻き込んで…
いいや。

利用して
詐欺を繰り返してきたんだよ。

母親失格なんだよ。

だから…。

だから帰りたいんです。

お願いします。 帰らせてください。
お願いします!

(ノック)
お願い…。

(服部)失礼します。

鍵谷警部
被疑者の弁護士が来てます。

弁護士?

弁護士の柏原です。

加地に頼まれて来ました。

加地先生に?

しかし 状況は
非常に厳しいものがあります。

出られないんですか?

(柏原)少しでも早く
釈放が認められるよう

努力するつもり…。
七海が心配なんです!

くれぐれも 問題を
起こさないようにしてください。

では 今日は これで。

ああっ…。

(柏原)あれ? 鳴らないな。

接見室って ドアを開ける度に
ブザー鳴るんですけどね。

電池 切れてるのかな…。

(ドアを閉める音)

♬~

警部!

♬~

(荒い息)

♬~

(無線)「県警本部から各局。
マル被は島田美里 女性」

「現在 徒歩にて
帝都医大 前橋分院方面に進行中」

「警戒員にあっては
手配女性 発見の際には…」

(七海)加地先生…。

ママ どうなっちゃうの?

ママは ここに来て 七海ちゃんを
助けようとしてるんだ。

でも 来たら また捕まっちゃうよ。

来ないで! ママ!

(七海)ママ 来ないで…。

来ないで… ママ…。

どうする…? どうしたらいい…?

大門なら どうする…?

♬~

(荒い息)

♬~

(カメラのシャッター音)

間柴さん。

お話があります。

♬~

(ブレーキ音)

いたぞ!

待て!

(服部)いたぞ! 待て!

♬~

♬~

♬~

ああっ…! 離して!

七海!

(服部)20時31分 確保!

七海…! 七海!

♬~

(鍵谷)手錠を外してやれ!

えっ?

私と一緒に病院へ。

(服部)ど… どういう事ですか!?

大きな力が働いたようだ。

♬~

ああ…。

(戸の開く音)
いらっしゃい!

加地…。

「替え玉禁止」か…。

替え玉なんかすると
ろくな事がねえからな。

いや そうとも限らないぞ。

ん?
ほら。

ん?

着替えろ。

何!?

力を貸してくれ。

俺は もう メスを捨てた人間だ。
できない。

お前が魂を抜かれた女医だがな

俺は 何度も あいつに
魂 抜かれちゃってんだよ。

抜かれては立ち上がり
抜かれては立ち上がり…。

それでも
俺は 決して負けなかった!

そして 俺は
とうとう あの女医と

互角にやり合う力を身につけた。

マジか!?

いや… 今の俺は

あいつを超えたと言っても
過言ではない!

私 嘘をつきました。

超えたと言ったのは過言だが
俺は 絶対に負けるつもりはない。

戻ってこいよ 木田!

ああっ…!

おおっ…。

デーモンから逃げるんじゃない!

♬~

ママ… ありがとう。

頑張ろうね。

うん。

♬~

(七海)これ…。

♬~

もう 寂しくないから。

うん…。

♬~

君は 超スーパードクターの
加地秀樹と出会った。

超スーパーラッキーだ。

超とスーパー 同じだよ。

加地先生。

準備して。
よろしくお願いします。

お任せください。

行こう。

動きます。

♬~

これより 急性肝不全に対する
生体部分肝移植を始めます。

よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。

(麻酔科医)
血圧105の73 心拍数90です。

これより
ドナー手術を始めます。

よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。

メス。
(実紀)はい。

♬~

メス。
(清宮浩子)はい。

モノポーラ。
(浩子)はい。

♬~

短肝静脈を処理して 脱転。

俺が結紮するから
肝臓挙上して。

(江夏)はい。
ケリーと4-0吸収糸。

(実紀)はい。

(五十嵐)クーパー。
(実紀)はい。

♬~

門脈左枝のテーピング完了。

次に 肝静脈剥離します。

モノポーラ。
(浩子)はい。

(村井)すごいな…。

第1助手 術野展開して。

(村井)はい。

♬~

よし。
もう少しで全肝摘出終了だ。

(江夏)早い…。

(五十嵐)すげえ。
これがレジェンドの技か…。

(早苗)母親の肝臓グラフトを
持ってきました。

♬~

(江夏)完璧な採取グラフトですね。

ああ。
相変わらず いい仕事をする。

(五十嵐)ラーメン屋の
おじさんっすよね?

肝臓を摘出して
グラフトを移入しよう。

サテンスキー。
(実紀)はい。

クラッシュアイスも用意して。
(看護師)はい。

メッツェン。
(実紀)はい。

♬~

グラフトください。
(早苗)はい。

♬~

この糸 挟んで。
(江夏)はい。

(江夏)モスキート。
(実紀)はい。

(江夏)あっ…。

(心電図モニターのアラーム)

まずいな…。 出血点を探そう。

第2助手も 吸引 入って!
(五十嵐)はい!

(早苗)ガーゼ出して!
(看護師)はい!

(心電図モニターのアラーム)

(麻酔科医)血圧 60を切りました!
輸血 急いで!

(早苗)RBC20単位!
すぐ取ってきて!

(看護師)はい!

(早苗)確認 お願いします。

(五十嵐)吸引 追いつきません!

クソッ…。
どこから出血してるんだ?

手伝おう。

木田…。

俺は あの女医の呪縛から
立ち直ってみせる。

止血 頼む。

了解。 ガーゼ。
(実紀)はい。

クソッ…。 どこからの出血だ…?

加地 お前は吻合を続けろ。
こっちは俺がやる。

わかった。 動脈吻合に戻る。

第1助手 糸 挟んで。
(江夏)はい。

モスキート。
(実紀)はい。

♬~

しっかり吸引して。
(五十嵐)はい。

見えた! ルーペ下げて。

(早苗)はい! 失礼します。

4-0吸収糸。
(実紀)はい。

♬~

結紮終了。

(五十嵐)メイヨー。
(実紀)はい。

(心電図モニターのアラーム)

(江夏)血圧 70まで戻りました。

よし。 ラスト 胆管再建だ。

木田 胆管 支えてくれ。
了解。

5-0モノフィラメント。
(実紀)はい。

鑷子。
(実紀)はい。

♬~

終了。 バイタルは?

(麻酔科医)血圧92の71
心拍数88でサイナス。

(一同)お疲れさまでした。

お疲れさん。

おかえり。

よく頑張ったね。

♬~

お疲れさま。

(一同)お疲れさまでした。

♬~

うん…。

(大沢)フフッ…。

(大沢)ああ… いい記事だ。

ありがとうございます。

君も相当な策士だな。

私と この男を利用するとは…。

大沢先生のお力で
手術をする事ができました。

術後の経過も順調です。

で 私は どうする気だ?

はい?

痛い…。

ものすごく 頭が痛い…。

(大沢)早く…

早く治せ…!

す… すぐに!

(呼び出し音)
ああ… 出てくれ デーモン!

(未知子)「もしもーし」

また留守電かよ…。

(未知子)
「留守電じゃないよ。 出てるよ」

うわっ 出た。

お… お前… えっ?

お前 どこにいるの!?

ヒマラヤ。
「ヒマラヤ!?」

冒険家のおじいちゃんに
付き合ってるの。

あっ 晶さんもいるよ。
(神原)はーい!

加地先生 お久しぶり~!

すごいな 相変わらず
あなたたちのスケールは…。

「で? なんの用?」

えっ? ああ…! あのさ

7年前 前橋二十七分院で
お前がオペした

脳腫瘍の患者
覚えてる?

ああ 覚えてるよ。
腫瘍が脳幹を圧迫し

脳神経や脳底動脈まで
巻き込んでたから

剥離して 全摘した。

「ああ… それ。 また頭痛がする
って言ってるんだよ」

あーあ… 出てきちゃったか 頭痛。

はっ?

そろそろ 心臓の穴を塞がなきゃ。

心臓? 頭だぞ。

頭痛の原因は 卵円孔開存。

えっ?

「心房中隔の卵円孔という
小さな穴を通って…」

静脈血に多く含まれる
セロトニン

脳動脈に流れ込んで
片頭痛を起こした。

その穴を塞ぐ事で
症状を改善できると。

今なら
卵円孔閉鎖デバイス

お前…

7年前に その事 わかってて…。

あの頃は
まだ器具が開発中だったの。

確か あのオペは

脳外の魔術師と言われた
木田先生からの依頼だったわね。

報酬は 30万円だったかしら。

30万!?

当時は お安かったのよ。

(電話が切れる音)
(未知子)あっ… 切れちゃった。

何? 切れちゃって…。
電波 悪いもん ここ。

ねえ 晶さん。
ん?

私 あのオペ…

3万円だったけど。

ああっ…!

この… 泥棒!
(神原)あら!

泥棒~!
(神原)未知子! ああ…!

泥棒~! 泥棒~!

(神原)ああ~っ!

お前…。
ん?

7年前の大沢先生のオペ

30万で
名医紹介所に依頼したらしいな。

俺は お前に… 300万 渡したよな。

いいのか? そんな事 言って。
ん?

フッ… 知ってるぞ。

お前 大沢さんから
3000万もらってる事。

よし…。

行こうか。
よし。

♬~

ええ… 少女の命は 見事に救われ

私も 無事 生還致しました。

(カメラのシャッター音)

(大沢)ええ…
それもこれも 全て 隣にいる

脳外の魔術師
木田先生のおかげです。

ありがとう 木田先生。

(カメラのシャッター音)

私は 与えられた任務を
全うしただけです。

その任務を
私に与えてくださった

当病院の高代病院長に
感謝致します。

ありがとうございました
高代病院長。

今回の手術は 我々医師だけでは
どうする事もできませんでした。

大沢先生の
大きなご決断があっての

たまものだと思っています。

ありがとうございました
大沢先生!

ありがとう。

ありがとう。

(カメラのシャッター音)

(記者)目線 お願いします。
(記者)目線 お願いします。

ねえ どうして
加地先生じゃなくって

ラーメン屋のおじさんが
あっちにいるの?

不思議だね。

これって すごい詐欺じゃない?

確かに。 でもね
あのラーメン屋のおじさんも

実はスーパードクターなんだよ。

へえ~!

〈これは 自らの復活に挑んだ男の
不屈の物語である〉

裁判は ご心配なく。

なるべく早く出られるように
最善の努力をします。

よろしくお願いします。

七海ちゃんの予後は順調です。

検査結果も問題ありません。
ご安心ください。

加地先生には
なんて感謝したらいいか…。

ありがとうございます。

〈こうして
自らの復活に挑んだ男は…〉

よろしくお願いします。

大丈夫か?
うん。

時々 会いに来るから。
うん。

じゃあね。

うん。

♬~

(七海)パパ!

♬~

ありがとう!

♬~

〈見事に復活を遂げた…

はずだった〉

(未知子)ねえ 本当は
パパだったんじゃないの?

残念ながらな。

でも まあ
それでもよかったのかなって…

まあ これぐらいはね。

あら 意外。 加地先生
ひとつ 大人になりましたね。

で? だけど
こんなとこへ何しに来たの?

お礼を言いに来たんだよ。

俺は お前に勝つ事ができた。

(未知子)えっ 何? それ…。

それって ロン!
ええっ!?

(未知子)国士無双役満

マジか!?

やっぱり 勝てませんでしたね。
ええっ!?

ヒマラヤで国士無双なんて
なんか ツイてる~!

嘘でしょ~!?
東でロンなんて…。

えっ? 東に吉あり?

未知子!
そろそろ日本に帰れって事かな?

(未知子・神原)イエーイ!

日本に帰って じゃんじゃん
オペするぞ! イエーイ!

うう~…!

やめろ… やめろよ! やめろよ!

やめろ! ノーッ!

もう嫌だ~!

〈男の復活は遠い〉

〈外科医 加地秀樹〉

〈またの名を…

ドクターY!〉

(大岩純一)
被害者の無念を晴らすために

必ずホシを挙げる!
(一同)はい!

おもてなしバスツアーで殺人!?
(小山田大介)乗員乗客444名

全員を調べる必要があるんです。

(須村順子)気持ち良く
捜査ができる空間を心がけました。

(新開沙織)「おもてなしの名人」と
呼ばれています。

(御殿山里美)
私を買いかぶらないでください。

(奥野親道)白馬の王子。
(大岩)お元気そうで何よりです。

(木相田蓮子)気合いだ!

(大岩)とてつもない裏が
あるのかもしれないな。