ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

遺留捜査スペシャル 上川隆也、栗山千明、美村里江、益岡徹… ドラマのキャスト・主題歌など…

『遺留捜査スペシャル』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 桃子
  2. 糸村
  3. 宮路
  4. 梶田
  5. 梶田社長
  6. ママ
  7. ブロンディアファミリー
  8. 社長
  9. 人形
  10. 不正検査
  11. 村木
  12. 昭和
  13. 神崎
  14. 副社長
  15. 親父
  16. お母さん
  17. 梶田重工
  18. 大丈夫
  19. 牧村
  20. 女性

f:id:dramalog:20191004023319p:plain

『遺留捜査スペシャル』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

遺留捜査スペシャル[解][字]

あの風変わりな刑事が再び!300億円の遺産をめぐる殺人事件が発生…事件のカギは昭和48年に!?遺留品に秘められた想いから真実を導く刑事・糸村を描く「遺留捜査」最新SP

詳細情報
◇番組内容
大企業・梶田重工の社長・梶田正彦(団時朗)が撲殺された。正彦は半年前から会社を離れ、長男の一(蟹江一平)と次男の修(前川泰之)に半年間経営手腕を競わせ、事件当日に次期社長を決めようとしていた。京都府警特別捜査対策室、通称・特対の糸村聡(上川隆也)は、現場の敷地内に離れの部屋を発見。その部屋は昭和の家具や調度品で統一されていたが、一つだけ平成のヒット玩具・ブロンディアファミリーの人形が残されていた。
◇出演者
上川隆也栗山千明永井大、宮﨑香蓮・梶原善甲本雅裕戸田恵子
【ゲスト】美村里江益岡徹原日出子団時朗前川泰之蟹江一平遠山俊也加藤虎ノ介、比留間由哲、住田萌乃、高松咲希、新谷デイビッド、小林真琴、小山紗愛ほか
◇脚本
森下直
◇演出
長谷川康
◇音楽
吉川清之

【主題歌】小田和正『やさしい風が吹いたら』『小さな風景』(アリオラジャパン
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子テレビ朝日
【チーフプロデューサー】佐藤凉一(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)、大西文二(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/iryu_2019/
☆Twitter
 https://twitter.com/iryusousa_tva
◇番組内容2
一と修によると、正彦には経営コンサルタントの愛人・牧村桃子(美村里江)がおり、今回の次期社長指名争いは、彼女を経営陣に招くための出来レースではないかと疑っていた。桃子は疑惑を否定するも、ブロンディア人形を見せた時、一瞬の動揺を見せる。科捜研の村木繁(甲本雅裕)が鑑定すると、離れは昭和48年のアイテムが集められていたことが判明。さらに“後妻業”らしき謎の女・杉本宮路(原日出子)の影も浮上し…!?

 

 


あんまり それって
言っちゃダメなんですよ。

「恩を売ってこい
恩を売ってこい」って。

(プラントの稼働音)

あっ… 社長!
社長!

♬~

(梶田 一)親父… 親父!

(一)どうしたんだよ?
急に現場の視察なんて。

(梶田 修)そうだよ。
兄貴と俺まで呼びつけて。

(梶田)明日からの半年間

経営をお前たち兄弟に任せる。

ええっ!?

上半期の業績で
どちらを私の後継者にするか

決めたいと思う。

半年後に決める。

一 修… いいな?

(プラントの稼働音)

♬~『田園』

♬~

(殴る音)
あっ…!

ああ…。

♬~

(村木 繁)フフッ…。

うわあ! 嫌っ!

い… いつから いた?

(糸村 聡)えっ? ほんの
2~3分ほど前からですけど。

嘘 嘘 嘘。
ずーっと見てたよね?

いえいえ
あんまり真剣そうなので

声かけちゃ
悪いかなと思いまして。

もうね…。
何? 何しに来たの?

あっ 今日は お二人に

差し入れでもしようかなと思って
出てきたんですけども

途中で
うっかり忘れてしまいまして。

なんだ? それ…。

しかし また 細かい趣味ですよね。

いや ちょっと…
あの… あのね

私ね 最近
また胃の調子が悪いの。

でね お医者様に相談したら…
ストレスじゃないかって また。

だからね 息抜き勧められたから
やってるの! これを!

ミニチュア作り
はまっちゃったんですよね。

村木さん 手先は器用ですし
集中力すごいですからね。

逆に根詰めちゃって 息抜きには
どうかと思いますけど。

はい?
ちょっと 見て。

これ 見て。
はい。

あのね これね 私がね
これ全部 設計したの。 これ全部。

それで ここなんぞは
特に苦労致しましてね…。

(神崎莉緒)糸村さん!
どうしたんですか? 神崎さん。

八瀬で殺人事件発生です。

被害者は
梶田重工の社長のようです。

行きますよ。
わかりました。

じゃあ 村木さん 失礼しますね。
はい… うん。

あっ…。

あっ ああ…!

ああー…っ!!

ご苦労さまです。 ああ…。

♬~

後頭部を鈍器のような物で一撃
…ですか?

ああ。
ほぼ即死に近い状態だったとさ。

遺体の状況から見て

死亡推定時刻は 今日の正午から
午後3時の間だそうよ。

(ヘリコプターの飛行音)

(路花)被害者を発見した状況を
教えてください。

今日は 副社長と専務の命令で
初めて

こちら 八瀬の梶田社長のご生家に
伺ったのですが。

(雨宮)
副社長と専務の命令… ですか?

はい。 副社長と専務は

梶田社長のご長男と
ご次男なんですが

病気療養中の梶田社長へ

上半期の決算書を
お持ちするようにと

申し付かりまして。
(雨宮)病気療養中?

被害者の梶田正彦社長は
ご病気だったんですか。

(下元)実は… 病気療養というのは
取引先への口実で

本当は 次期社長指名の
テストだったんです。

(近藤の声)今朝
梶田重工上半期の決算書が

取締役会に上がって参りました。

兄貴が監督した京都東工場は
業績が横ばいか下降。

僕が監督した京都西工場は
逆に 格段に業績がアップした。

修 お前はパートタイマーを切って
コストカットしただけだ。

上半期は良くても
下半期は確実に落ちる。

数字が全てなんだよ 副社長。

株主も取引先も親父も
数字だけを見る。

あんた 甘すぎなんだよ。

僕が じかに
社長に持っていって説明する。

俺が行く。

お前じゃ この上
どんな嘘を親父に吹き込むか

わかったもんじゃない…。

嘘…? この決算の
どこが嘘だっていうんだ!?

みんな嘘だろう!? お前!
修 嘘じゃないっていうのか?

(近藤)副社長! 専務…!

社長には 私どもが
ご説明に上がりますから…。

(近藤の声)それで
副社長と専務から

社長が こちら 八瀬のご生家に
おられるという事をお聞きして

私どもで梶田社長にアポを
取らせて頂いて 参上致しました。

そのアポは 何時に?

本日の午後3時です。

時間は
梶田社長ご本人の指定でした。

社長 いらっしゃいますか?

社長!
しゃ… 社長?

(路花)つまり 今日は

次期社長を決める運命の日だった
という事ですか。

はい。
梶田社長が

こちらに移っていたのを
知っていた人物は?

(下元)副社長の一さん
専務の修さん

それと取締役の一部。

息子さん方は
今 どちらに?

それが… 110番したあと
携帯に電話したんですが

どちらも切っておられて まだ…。

大至急 被害者の長男と次男の
居所を確認して。

はい。 こちらへ。

(路花のため息)

あれ? 糸村は?
えっ?

おい 糸村… 糸村?

はあ…。
(舌打ち)

おい 神崎。

はあ… 結局
お守りは私ですか!

♬~

糸村さん?

いた…。

何やってるんですか!

えっ?

離れがあるんですね。

ちょっ… ちょっと 勝手に…。

お邪魔します。
お邪魔します…。

うわあ…! ザ・昭和って感じ。

映画とか
撮影したい雰囲気ですね。

あっ… 黒電話?

(発信音)

あっ 生きてますよ! これ。

すごい…。
これ 日常使い?

神崎さんって
平成生まれでしたっけ?

(せき払い)

糸村さん 相手が女性の場合
それ セクハラですから

気をつけてください。

ああ… 元号 変わって
一気に年を取った気分です。

…っていうか 聞いてないし。

♬~『田園』

あっ… これも生きてる!

このステレオ
電源 入ってました。

かかっていたLPレコードは

交響曲第6番 田園』
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

へえ~ これがステレオ…。

♬~『田園』

アナログの音って
やわらかくていいですね。

…っていうか
本当 マイペース!

ん~?

あっ! 懐かしい~。
ブロンディアファミリー。

これも昭和ですか?
平成です。

私が懐かしいんだから
平成ですよ。

小学校の時 これで
よく おままごとをしました。

ブロンディアファミリーを
持ってないと

仲間外れになるくらいの
平成の大ヒット商品です。

糸村さん 知らないんですか?

はい 知りませんでした。

このアンティークな離れは
被害者の梶田さんの趣味の部屋。

憩いの部屋だったのかも
しれませんね。

…かもしれませんねえ。

レコードは回ったままだった。
という事は…

梶田正彦さんは
ここでレコードを聴いていて

何者かが母屋を訪問。

呼び鈴が聞こえて
母屋に移動し

リビングに招き入れ
襲われた…。

でも 母屋の呼び鈴が

この離れにまで聞こえてきた
っていうのは

ちょっと
微妙じゃないですかね…。

よいしょ。

レコードを聴いていたのなら
なおさら。

…ですね。

しかも 今日の午後3時
大事な報告を持って

会社の人たちが来るのを
知っていたわけですから

梶田さんは ずっと母屋にいた。

でも ステレオのレコードに
針は落ちていた。

だとしたら ここで
レコードを聴いていたのは誰?

梶田さんって お孫さん
いらっしゃったんでしょうか?

はあ? それって重要ですか?

この昭和だらけの部屋の中に
たった一つだけ

平成が紛れ込んでいるんです。

気になりませんか?

♬~

(雨宮)凶器は 重量のある鈍器。

恐らく 始末に困り 犯人が
持ち去ったんだと思われます。

さっき 鑑識から
報告が上がってきた。

犯行現場から採取した
指紋の中に

前科前歴者は
ヒットしなかったそうよ。

室内も
荒らされた形跡はなかったし

物取りの線は
外してよさそうだな。

やはり 次期社長指名争いが
本筋だと思います。

そうねえ…。

梶田重工の次期社長を巡る

長男 梶田一と
次男 修の骨肉の争い。

または
それに絡む周辺の事情が動機。

雨宮。
はい。

梶田兄弟と連絡取れた?
ええ。 先ほど やっと。

居場所はわかりましたが

アリバイは
まだ確認できていません。

神崎さん。

梶田社長に お孫さんって
いらっしゃいました?

孫?
ああ… はい。

長男の一氏にはおらず
次男の修氏には2人。

でも 2人とも中学生と高校生で

ブロンディアファミリーで遊ぶには
ちょっと年齢が高い気がします。

ああ… ちょっと待って。
えっ 何ファミリー?

ブロンディアファミリーです。
ああ…。

ブロンディアファミリー!
懐かしいな~。

アハハッ… ねえ。
知ってる?

知らない。 なんだよ? 糸村
ブロンズファミリーって。

違います。
ブロンディアファミリーです。

だから なんなんだよ?

まだ なんとも。

喪主は長男の俺だ。
社葬か密葬かは 俺が決める。

フフッ…。

こんなところで
次期社長アピールか。

…なんだと!?

(ノック)

失礼します。
お邪魔します。

京都府警 特別捜査対策室の
神崎です。

同じく糸村です。
お取り込み中 失礼致します。

それでは…
私どもは これで。

一つ確認なのですが…。

お父様の死亡推定時刻が

昨日の正午から3時の間と
判明しました。

その頃 お二人はどちらに?

お二人とも
ずっと携帯を切っておられて

連絡が取れたのは
随分あとでした。

父が上半期の決算を
どう判断するか…。

正直 仕事が手につかなくて。

けど そんな様子を
社員に見られるのは嫌だから

僕は一人で美術館にいました。

お兄さんのほうは?

一人で飲んでた。
おかげで二日酔いだ。

2人とも
アリバイは不成立か…。

兄貴は知らないけど
僕は犯人じゃありませんよ。

息子が親を殺すなんて…。

(一)近頃は珍しくもない。

お前なら やりかねん。

(修)なんだと?
あの… すいません。

お二人のうち
どちらでも構わないんですが

この人形に
お心当たりありませんか?

あの… ブロンディアファミリー
というのですが。

何言ってるんです? この人は。

ですから…。
あまり気にしないでください。

専務 お客様がお見えです。

じゃあ 僕は これで。

♬~

父親殺しで
アリバイを聞かれるなんて

まるで ドストエフスキーだ。

カラマーゾフの兄弟』で
暴君の親父を殺したのは

優秀な次男だった。

でも 次期社長指名争いで
一歩リードしたらしい弟さんに

梶田社長を殺す動機があるか…。

正直 疑問ではあります。

じゃあ 弟にリードを許した
俺のほうに動機があると?

いえ… そういう意味では。

ところが違うんだな これが。

弟は 俺よりも
決算書が上がるのを…

いや 上がる日を恐れていた。

それは どういう意味でしょうか?

親父には
頭の切れる愛人がいてね。

実は 俺たちよりよっぽど
経営のセンスがある。

その 頭の切れる愛人というのは?

親父が去年から雇っていた
経営コンサルタント

名前は 牧村桃子。

へどが出るほど やり手だ。

(審判)エド・ブ・プレ? アレ!

♬~

(電子音)

(審判)エド・ブ・プレ? アレ!

♬~

(電子音)

(審判)アレ!

♬~

(電子音)

(審判)
ラッサンブレ・サリュー。

(拍手)

(拍手)

(桃子)私が梶田社長の愛人?

馬鹿馬鹿しい…。

私は経営コンサルタント
梶田社長の助言役。

それ以上のお付き合いはないわ。

そんな妄想を
刑事さんに吹き込んだのは…

お兄さん
副社長の一さんのほうかしら?

社長が殺されたのは
ニュースで知ったわ。 驚いた。

まさか 八瀬に
隠れていらっしゃったなんて。

驚かれているようには
正直 見えませんが。

ビジネスシーンでなら…

いくらでも
動揺してみせるわ!

でも 今はプライベートタイム。

感情の無駄遣いしたくないの。
時間もね。

でも さすが
経営の鬼の梶田社長だわ。

悪くないアイデアね。

次期社長の
指名レースだったとは…。

長男は 人がいいけど
経営者としては弱い。

次男は 優秀だけど
目ざとすぎて人望がない。

兄弟のどちらが梶田社長を
殺したとしても 私は驚かない。

他に ご質問は?

昨日の正午から3時の間
どちらに?

アリバイ? 昨日は
ロスの出張から帰ってきて

移動中だった。 同行者はなし。
他に ご質問は?

あの… 僕

フェンシングの試合って
初めて直接拝見したんですけど

迫力がすごいっていうか
あの… 美しいんですね。

ありがとう!
ピストが…。 ああ…

あの試合用のコートなんだけど
細長いでしょう?

はい。
あそこから出ちゃ駄目なの。

剣を構えたら
もう横には逃げられない。

つまり…。
前に進んで

攻撃するしかない。

敵を恐れず ひたすら前に。

だから美しい。
なるほど…。

じゃあ これで。

あっ すいません。
もう一つだけ。 あの…。

この人形 ご存じありませんか?
梶田社長の家にあったんですが。

牧村さん…?

ブロンディアファミリーでしょ。
誰でも知ってるわ。

♬~

(ドアの開く音)
失礼します。

ああ! ブロンディアファミリーの
鑑定結果ですよね?

できてますよ 糸村さん…。
そうです。

あれ?
村木さん どうしたんですか?

あっ… すごいですね。
さらっと それ聞きますか?

何か?
ああ…。

大丈夫です。
指紋! 指紋 指紋 指紋。

いくつか指紋 出たんですけども

ここからも
前科前歴者はヒットなし。

被害者 梶田正彦さんの指紋も
出ませんでした。

じゃあ これは
誰のおもちゃだったんでしょう?

おもちゃ?
(綾子)さあ?

ブロンディアファミリー人形の
販売元は

ドイツのおもちゃ会社です。

対象年齢は
3歳から小学生まで。

毎年 モデルチェンジをしていて…
ほら。

例えば 目の虹彩とか
毎年 ちょっとずつ違うんです。

本当だ。 面白いですねえ。

じゃあ この人形は…。
データと照合したところ

去年 販売されたものですね。
去年の製品ですか。

去年? 去年ですか…。

ブロンディアファミリーシリーズは

ただの子供のおもちゃでは
ござんせん!

大人にも
熱心なコレクターがいるんです。

そうなんですか?
はい。 ちょっと ごめんなさい。

ちょっと ごめんなさい。 はい!

(村木)ご覧なさい。

人形に加えて この精巧な
ドールハウスや小物の数々!

コレクターは
これらを喜々として集め

マニアの間では かなりの金額で
取引されているんですよ あなた。

しか~し!

あなたが持ち込んだそれは
去年のシリーズ。 まだ日が浅い。

その上 ドールハウスも小物も
親も兄弟も友達も

お着替え用のお洋服もない
ただ1体だけのそれは…

無価値。
無価値?

ウイ 無価値。

従って その人形は文字どおり
ただの子供のおもちゃです。

はい!
うん? あの これは…。

日本でブロンディアファミリーの
販売契約を結んでいる

売店のリストです。

どうせ欲しがるだろうと思ってさ。

さすが村木さん!
ありがとうございます。

はい! では 二度と科捜研に
足を踏み入れないように。

あなたは ずっと前から出禁なの。
「出禁の男」なの!

では 村木さん
出張鑑定をお願いできますか。

さあ…。
出張? ちょっ… ちょっとお待ち。

あっ… あなたが来れないから
私が出て行く。

ズバッと お断りだ!

♬~(村木)「いいな ウッ ウン!
いいな ウッ ウン!」

♬~「昭和って いいな」

♬~「私 癒~や~さ~れ~る~」

黒電話! テレビ ステレオ 家具

この部屋にあるものは 全て昭和!

特に 昭和40年代後半に
特化しているようですね。 ウフフ。

昭和40年代後半…。
はい。

それよりも
新しくなく 古くもない。

はい ご覧なさい。

この雑誌だって
発行年が昭和48年5月。

なぜなんでしょう?

うーん… 知らんがな!

村木さんのご指摘のとおり

この部屋に置いてある雑誌類は
全て 発行年が…

昭和48年に統一されているんです。

さらに 新聞まで。

えっ?

あら あら… あら 本当。

昭和48年…

百恵ちゃんがデビューした年。

『としごろ』。
そう~!

いや でも
なんで 全部 昭和48年なんだ?

というわけで 村木さんには
引き続き この部屋と

この人形の
さらなる鑑定をお願いします。

えっ? ちょっ ちょっ…
えっ 何? 置いていくの?

ひ… 一人? ねえ。
おい! おい! おーい!

(ドアを閉める音)
えっ 無視?

300億円の遺言状!?

ちょうど
2カ月ほど前の事でした。

(梶田)私の資産の全てを
相続する人間の名前は

空白にしておきたい。

(弁護士)えっ?

(雨宮)遺言状がない場合は
法定相続人は長男と次男。

総資産 300億円は
50パーセントずつの相続です。

だが 兄弟の間で
遺恨が残っちまった場合…。

兄弟の相続が同額だと

将来
梶田重工が割れる可能性がある。

そうそう そうそう。
だから 梶田社長は

次期社長に
全てを相続させるために

遺言状の相続人の空白の欄は
一つだけ。

さすが 経営の鬼と
呼ばれただけの事はあるね。

次期社長に指名されれば
300億の相続。 負ければゼロ。

いくら会社のためとはいえ
えげつないですよね。

親子なのにね…。

そりゃあ 殺したくもなるか。

300億円か…。

被害者の
私的経営コンサルタント

愛人だと噂される
牧村桃子も怪しいです。

私たちが聞き込みに来るのを

まるで
予期していたみたいですし

クライアントが殺されたのに
動揺も見せませんでした。

何か隠している気がします。

経営権と300億円の遺産を巡る

梶田一 梶田修 牧村桃子の

三つどもえの争いの中

梶田正彦さんが殺害された
ってわけね。

(瀬田和夫)恩に着るよ 桃子さん。

ノー タイム フォー ユー
ボーイ。

♬~

♬~

(ため息)

♬~

(ドアの開く音)

(牧村 花)
また お酒のにおいさせてる。

(桃子)ごめん。 起きてたの?

お仕事よ。

花… たまにお酒を飲むのも
仕事のうちなの。

でも ママの一番は花よ。

ママは嘘ばっかり。

(桃子のため息)

近頃 何を怒ってるの?

花…。

♬~

(雷鳴)

(桃子)ママは…

ママは嘘ばっかり!

♬~

(莉緒の声)
牧村桃子はシングルマザーで

経歴には謎が多いです。

アリバイですが
本人の言うとおり

事件の起こる5日前に 出張で
ロサンゼルスに出国しており

帰国は事件当日。

関西国際空港からなら

午後3時より前に
犯行現場に行く事は可能です。

うーん… アリバイはなしか。

で 愛人だというのは?

それが…

梶田社長が信頼していた相手
というのは 確かなようですが

愛人かどうかは
まだ 確証が得られません。

うーん…。 牧村桃子 気になるね。

(岩田)出た 出た。
有力情報が出ましたよ~。

(路花)有力情報? 何が出た?

それが…。
事件当日の朝 八瀬の現場周辺で

被害者と一緒にいた人物の
目撃情報です。

この女性ですよね?

(女性)いや こんなに若うないわ。

(男性)梶田はんと
ちょうど釣り合うぐらいやから

まあ 60前後やと思いますけどね。

(雨宮の声)60前後…。

60前後の女性ね…。

その女性 いつから 梶田さんと?

2カ月ぐらい前から
見かけるようになったそうです。

2カ月前!?

佐倉さん
梶田さんが遺言状を作ったのも…。

2カ月前ね。

梶田さんの戸籍に
再婚記録はありません。

恐らく 内縁関係ではないかと…。

内縁の 60前後の女性。

そういえば 糸村さんも
梶田さんが殺された時

「離れでレコードを聴いていた
誰かがいた」って言ってました。

マジか。

後妻業かもしれない。

後妻業?

身寄りのないお金持ちの
後妻に入って

財産を横取りするっていう…
あれですか?

そう。 遺言状を作るところまでは
こぎ着けたけれども

梶田社長に正体を見破られ
殺害して逃走した。

骨肉か 愛人か 後妻業か。

よりどりみどりだ… ったく。

(電話)

はい 特対 佐倉です。

(氏家隆明)氏家だ。
ちょっと テレビつけてみろ。

はっ? テレビつけて。

お前たちの案件の企業で
製品の不正検査が発覚した。

昨日 一部のマスコミが
スクープを打ったが

今朝 経産省にも

不正検査の内部データを
匿名で送りつけられたようだ。

梶田重工…?

「大手メーカー 梶田重工で
不正検査が発覚しました」

不正検査と殺しは
関係があるかもしれん。

俺は これから 経産省へ行って
状況を聞いてくる。

それから 今 問題のデータを
そっちに送らせるから。

了解。

氏家刑事部長からです。

タイトルはなし。

数字の羅列だけね…。

ん…? これって…。

神崎 大至急 鑑識課に行って

ガイシャの書斎にあった紙と これ
同じかどうか照合して。

はい。

岩田と雨宮は

不正検査のデータを
マスコミにリークした人間の特定。

はい。
了解。

あっ ちょっと待って… 神崎。
糸村くんは どこ?

あっ… 昨日
途中まで一緒にいたんですが

行方不明です。

もうっ! 糸村ぁ!

去年
この人形を万引きしようとした

女性がいらっしゃったのは
覚えていますが。

万引き…。

♬~

(店員)お客様!
お客様 レジはあちらです。

(店員の声)お諫めしたところ

「お金は払ったでしょ」と
開き直られて

店先で大騒ぎをなさいました。

それは困りますね。

仕方がないので
こちらがお詫びをして

お持ちの電子マネー
決済をして頂きました。

電子マネーですか?

はい。

あっ ちょっとすみません。

電子マネー

ええ。
村木さんなら瞬殺ですよね。

無理! そんなの無理!

村木さん 困難な壁というのは

乗り越えられる者の前にしか
現れない。

…って 誰かが言ってました。

なぬ?

手がかりは?

ここ 梶田重工本社前には
会社側から動きがないか…。

(リポーター)
「先日 社長の殺害事件が…」

駄目です。
副社長と連絡が取れません。

まさか 副社長が
マスコミにリークを?

兄貴は馬鹿だが
そんな度胸はない!

(修)マスコミには
現在 内部調査中で通せ!

一切 相手になるな!
(社員たち)はい!

(修)近藤は とにかく
兄貴を捕まえろ!

(近藤)はい!
(修)下元は俺と来い。

取引先に 謝罪と事情説明だ!

(修)クソ…。

そうだ 専務 搬入口からなら。
(修)それだ!

はじめまして。
京都府警 特別捜査対策室

室長代理 佐倉です。

早速ですが
脱出のお手伝いしましょうか?

安心してください。
ここは 私の隠れ家カフェ。

どうせ 府警にも マスコミが
押しかけてるでしょうから。

まずは ひと休み。

ここのラテ 美味しいんですよ。

ほっこりしますから。

(ため息)

誰かに助けられたの… 初めてだ。

そう…。

修さんは優秀なんですね。

♬~

八瀬の犯行現場の机の上に
数枚の紙があったの。

マスコミと経産省に流された
不正検査の内部データだった。

親父の机の上に…。

お父様
梶田正彦さんが殺害されたのは

不正検査が
関係してたんじゃないか

っていう線が出てきた。

詳しい話を聞かせてくれますか?

(ため息)

不正検査は
お父様の指示だったの?

違います!

それに 品質に問題はありません。

ただ…
厳しい納期をクリアするために

1年前から 検査基準を
甘くしていたのは事実です。

指示を出したのは 僕です。

その事を把握していた人間は?

経営の一部と
製造現場の上層部です。

でも 親父には隠してました。

バレるのは時間の問題だと
思ってたけど…

やっぱり バレてたか…。

不正検査は
副社長のお兄さんは知ってたの?

ええ。 兄貴も
見て見ぬふりをしていたくせに

親父が 次期社長の事を言いだした
次の日

不正検査を公表して
謝罪会見を開こうと言いだした。

何 言ってんだよ。
そんな事したら 会社が…!

(修の声)あいつは いつも
いい子でいようとする。

けど そんな事したら
会社はどうなるんです?

僕は
ソフトランディングを主張した。

平たく言うと… 隠蔽。

そうとも… 言います。

身近に相談者がいない。

あなたも つらかったわね。

ガキの頃から そうですよ。

親父は女性関係にいい加減で
おふくろは ずっと苦労してた。

おふくろの慰め役は いつも 僕。

兄貴は見て見ぬふりをして
僕を慰め役に けしかけて…。

参ったな。 まさか
刑事さん相手に愚痴るなんて。

いいんじゃない?

こういうのは 身内に話すよりも

他人のほうが話しやすいって
言うでしょ?

警察に行きましょう。
事情聴取は早めにお願いします。

株価が急落している。
大至急 善後策を協議しないと。

事情聴取は終わりました。
えっ?

お兄さん…
副社長は 今 どこに?

雲隠れですよ。

あいつは いつも
肝心な時に これだ。

助けてくれた ためしがない…。

♬~

(岩田)京都日報 瀬田和夫。

あいつが 不正検査
スクープしたんだよな 最初に。

ちょっと 岩田さん。
何?

奥は個室ですよ。
えっ?

(舌打ち)

じゃあ ここで張るしかないか。
はい。

いらっしゃいませ。
あっ どうも。

コーヒー 2つ。
はい かしこまりました。

失礼します。

おい。
えっ?

ここ
コーヒー1杯 1000円超えてるぞ。

えっ!?

あっ…。
ん?

(岩田)ここのコーヒー
なかなか 美味しいんだよね。

牧村桃子が
瀬田のニュースソース?

(桃子)それで ご用は何?

つれないな。

俺のスクープで
梶田重工の株価は急落した。

梶田社長の経営コンサルタント

なぜ クライアントを
陥れるようなまねをしたのか。

お互いに探り合いはしない。
それが約束。

ところが… 反響の大きさに
デスクが前のめりでね。

(瀬田)殺しと不正検査とは
絶対に関係がある。

君の狙いが知りたい。

ノーコメント。

(ノック)

ごめんくださーい。
どちらさん?

あっ。
杉本宮路やったら あんた

家賃滞納して 夜逃げしよってな。
ほんま 殺生やで。

あっ あの…

京都府警の糸村と申します。

やっぱり あの女
なんか やらかしました?

ほんま ろくな女やあらへん。

(店長)これがお尋ねの
杉本宮路ですわ。

おきれいな方ですね。

きれいなんは顔だけや。

杉本さん 何 やらかしました?

店長さん あんまり
いい印象 持ってないんですか?

もう
二度と関わり合いは ごめんやな。

遅刻はするわ お客に暴言吐くわで
2週間でクビにしました。

せやのに 刑事さん

次の日も知らん顔で出勤してきて
警備と大騒ぎや。

いわゆる
トラブルメーカーですか。

そう。

随分 転職もしてるんですね。

あの… これ お借りしていっても
よろしいでしょうか?

(事務員)最初は
真面目そうに見えたんですけど

だんだん ルーズになってきて…。

(事務員の声)遅刻や早退の常習犯。
3カ月でクビになりました。

(糸村の声)3カ月ですか…。

とにかく お天気屋さんなんで…。

ニコニコ笑ってると思ってたら
急に食ってかかってきたりして。

あの… そこのところ

もう少し詳しく
教えて頂けませんか?

(携帯電話の着信音)

ああ 村木さん 先ほどは
ありがとうございました。

例のブロンディアファミリー
ですけどね

衣装の一部から ごく微量の
シナモンが検出されました。

シナモン…。

(村木)「香辛料です。
別名 ニッキ あるいは 桂皮」

「まあ 詳しい分析は
特対に回しておきますから

見ておいてください」

それとね くれぐれも…

くれぐれも 科捜研に
足を踏み入れないように!

ただ今 戻りました。

糸村くん あのさ…。
はい。

ああ… もう
どこから話せばいいかな。

梶田重工の不正検査騒動は
もちろん 知ってるわよね?

いいえ 知りません。
ああっ…。

とにかく
今 梶田兄弟 牧村桃子に加えて

不正検査も
殺人の動機に上がってるの。

特対はね 猫の手も借りたいの!

ねっ? 糸村くん わかるかな?
大変ですね。 頑張りましょう。

なんで 他人事? ねえ なんで?

ん?

神崎さん これって…。

ああ… 被害者と2カ月前から
八瀬の家で暮らしていたらしい

内縁の女性です。

こっちも 今
梶田さんの資産 300億円を狙う

後妻業の可能性があって。
後妻業?

そう! やっと 似顔絵ができたら
不正検査騒動。

もう 人手が足りないっていう時に
あなたは 何をのんきに…。

あっ! 糸村くん!
この女性は?

杉本宮路さん。

右京区のアパートで
一人暮らしをしていたんですが

2カ月前から行方知れずで…。

2カ月前!
その情報 どこから?

ブロンディアファミリーを追っていて
突き当たりました。

事件発生時 離れで
レコードを聴いていたのは

この杉本宮路さんだと思われます。

神崎 大至急 裏取り。
はい。

それで?

杉本宮路さんの戸籍を
調べてみると

娘さんがいました。

名前は「桃子」…。

牧村桃子さん あなたですね?

だから 何?

宮路さんを
梶田社長に紹介したのは

あなたですね?
はっ?

宮路さんは 梶田さんに取り入って
遺言状を作らせた。

あなたたちは
親子でグルになって

梶田さんの総資産 300億円を
根こそぎ奪い取ろうとした。

でも あの日 後妻業が見破られ
宮路さんは梶田さんを殺害。

あるいは あなたが手を下して

宮路さんを逃走させ…。
あの女なら やりかねない。

だけど 私まで疑われるなんて…
大迷惑。

あの女?

母親だと認めてない。

杉本宮路とは 11年前に絶縁した。

もっと調べれば わかる事よ。
ここにきて言い逃れですか?

事実よ。
私は 一切 関わってない。

その女が どうやって 梶田社長と
知り合ったかも知らない。

ちょっと よろしいでしょうか?

このブロンディアファミリーから
シナモンが検出されたんですね。

また それ? いい加減にしてよ。

宮路さんは 昨年
防虫剤の工場で働いていました。

シナモンは
料理や薬に使われる他

防虫剤としても
利用されるそうなんです。

つまり
このブロンディアファミリーは

杉本宮路さんのもので
間違いないと思われます。

どうしても気になるんですよね。

宮路さんが なぜ この人形を
大切に持っていたのか…。

何か ご存じありませんか?

本人を捜して本人から聞けば?
ああ…。

牧村さんは どうして それほど
お母さんを嫌うんですか?

あの女は 私の全てを否定した…。

否定?
それは どういう意味でしょうか?

お引き取りください。
アポもなしに押しかけてきて

図々しいったらないわ。
待ってください。

まだ お聞きしたい事が…。
わかりました。

えっ?
では 失礼します。

ちょっ… 糸村さん!
神崎さんは どうぞ ごゆっくり。

えっ!? あっ ちょっ…。

(ため息)
変わった刑事さんね。

わかります? 特に
言葉の使い方がイラッとくる。

ザッツ トゥー バッド。
ご愁傷さま。

♬~

(拍手)

花ちゃん すごい!

(2人)イエーイ! イエイ!

花。

一体 何 怒ってるの? 言って。

言ってくれたら 花の嫌なところ
ママ ちゃんと直すから…。

花!

おい… おい!
(桃子)花 逃げなさい!

(桃子)ああっ…!
(花)ママ!

逃げなさい!

来ないで… 来ないで!
ち… 違う! 違う!

離せ…! あっ… ああっ!

傷害の現行犯で逮捕します!

うっ…。

梶田さん!?
(桃子)一さん…。

離してくれ! この女は

梶田重工を狙ってる
外資の手先なんだよ!

(泣き声)

大丈夫よ! 安心して ほら。
ママ 大丈夫。 ねっ?

ごめん ごめん ごめん。
怖かったね。

(花の泣き声)
(桃子)はあ… ごめん。

うちの神崎に 牧村桃子は
外資の手先だと言ったそうね。

詳しい話を聞かせて。

(ため息)

副社長さん あんた
梶田社長殺しの容疑者なんだよ!

協力しないと
まずいんじゃないんですか?

(ため息)

初めて見た時から
油断できない女だと思った。

(一の声)俺は 昔から
勉強は弟に負けるが

勘だけはいい。

調査会社に身元を調べさせた。

牧村桃子が外資の…

M&A企業の
エージェントだって事をつかんだ。

海外企業が 梶田重工の吸収合併を
もくろんでいたって事?

あの女が親父を殺して

不正検査のデータを
マスコミに流したんだよ。

殺人事件と株価暴落で
梶田重工はダブルパンチだ。

株価が底値になるのを待って
ハゲタカみたいに買収する!

それが牧村桃子の狙いなんだよ!

だからって 小さな子供の前で
母親を襲っていいって法はない!

俺は 話をしようとしただけだよ!

でも 結局
怪我させてしまっただろう。

ああ…。

こんな事件を起こしたら

ますます 会社にダメージを与える
って考えなかったの?

長男でしょ? あなた!

うう…!

俺は駄目人間だ…。

弟みたいに
小ずるく動けない…!

不正検査 あなた方にはあなた方の
言い分があるんでしょうけど

私に言わせれば 身から出た錆よ。

(ため息)
でもね

弟さんは この危機に
懸命に立ち向かおうとしている。

あなたを捜してたわよ。

俺を…?

肝心な時に
助けてくれた ためしがない。

わかる?

肝心な時に 弟さんは
いつも お兄さんをさがしてた。

あなたに助けを求めていたのよ。

修が 俺に…?

(桃子)ありがとうございました。

あっ…。 大丈夫よ 花。

お医者様が
全然 心配いりませんって。

ごめんね ママ。
花がママに意地悪したから…。

何 言ってるの?

ママ ずっと お仕事ばっかりで

花のそばに
いてくれなかったから…。

それで怒ってたんだ。

♬~

明日の朝で構いませんので
事情聴取をお願いします。

お断りします。
被害届も出しません。

牧村さん…
あなた 狙われたんですよ?

あっ…。

大丈夫よ。
刑事さんは間違ってるの。

ママは誰にも狙われてないし
怖い事は もう起こらない。

大丈夫よ。

♬~

♬~

♬~

これは…。

あっ…!

あっ…。

あなたねえ…。
何度もすみません。

あの このブロンディアファミリーの
人形の事について…。

糸村さん! 何を勝手に!
あれ? 神崎さん。

あっ…。

糸村さん。
はい。

連絡も入れないで
何を勝手に動いてるんですか!

いや このブロンディア人形が

どうしても
気になってしまいましてね…。

この人形が
犯人を教えてくれるとでも

言うんですか!?
何言ってるんですか 神崎さん。

人形が 犯人 見てるわけ
ないじゃないですか。

だったら どうして
人形にこだわるんですか!

はあ… 前から言おう言おうとは
思ってましたけど

糸村さんって 物にしか
心が動かないんですか?

それでも刑事ですか!?

シャット アップ!

はあ… もう あなたたちには
いい加減 うんざり!

どうしても話が聞きたいなら
私に勝ってごらんなさい。

本当ですか?

あなたも。 私が勝ったら
もう 二度とつきまとわないで。

そういうわけには…。
わかりました。

糸村さん!
変な約束しないでください!

フェンシングなんて
やった事あるんですか?

ありません。 でも
素人じゃなかった玄人はいない。

…って 誰かが言ってました。

いや そりゃ そうだけど…。

ラッサンブレ・サリュー。

♬~

プレ? アレ!

♬~

(電子音)

うう…。

糸村さん!?

大丈夫ですか?
ああ…。

大丈夫です。 いや… ウイ。

(審判)アンガルド。

(審判)プレ? アレ!

♬~

(電子音)

♬~

足もありか…。

♬~

(審判)アンガルド。

プレ? アレ!

(電子音)

♬~

(電子音)

♬~

(電子音)

♬~

(電子音)

(電子音)

(せき込み)
糸村さん!

もうやめましょう。
これじゃあ 練習にもならないわ。

失礼しました…。 はあ はあ…。

殺すつもりで攻めてきなさい。

もし 1ポイントでも取れたら
あなたの勝ちにしてあげるから。

わかりました。 次こそ…。

プレ? アレ!

♬~

(電子音)
(審判)アルト! トゥシュ ポアン。

あっ… 大丈夫ですか!?

生きてます? 糸村さん…。
大丈夫ですけど それより

ほら! 勝ちました!
僕 勝ちましたよ…。

あなた 本当に今日が初めて?

ウイ。

勝ちました… アハッ!
勝ちました! アハハハ…。

(桃子)おっしゃるとおり
私の本業はM&A。

梶田重工に
もう何年も狙いをつけてた。

何年も前から?

設備投資に人件費
生産高の推移を分析していた。

食いつけると思った。
そしたら 不正検査まであった。

実はね 梶田社長も
半年前から把握してたの。

世間に速やかに公表し

謝罪したほうを
次の社長に指名して

全責任は私が負い
引責辞任しようと思う。

社長が引責辞任ですか…。

人も企業も過ちを犯すものだ。

大切なのは 過ちを早く認め

誠心誠意 謝罪をし
再発防止に努める事だ。

人も企業も
そこで価値が決まる。

私は 一と修を信じたい。

フフフ…。 親馬鹿だな 私も。

いいえ。

なので

M&Aは 少し待ってくれんか?

ハハッ…
社長 なんのお話でしょう?

(桃子の声)さすが
経営の鬼と呼ばれた男だった…。

でも 兄弟は隠蔽を続け
社長は殺された。

だから マスコミにリークした。

狙いどおり 株価は暴落。

もうじき ロスの本社から
M&Aの交渉人が来るわ。

あの兄弟じゃ 太刀打ちは無理ね。

あなたが 内部データを手に入れた
相手は誰ですか?

あなたが梶田社長を殺して
手に入れた…?

M&Aはスリリングで
報酬も莫大。

だけど 人を殺してまで
成功させたいと思わない。

私の一番大事なものは 娘なの。

花を悲しませるリスクは
絶対に負わない。

でも お母さんの宮路さんは
梶田社長と暮らしていたようです。

私が あの女を使って
内部データを手に入れたとでも?

それも絶対にない。
前にも言ったけど

あの女とは絶縁してる。
では

このブロンディアファミリーに
ついては…。

あなた どうしても
そこから離れないのね。

はい。

あの女が ブロンディアファミリーを
持っていた理由は

神に誓って 私もわからない。

でも 先日
この人形をご覧になった時

少し 動揺なさったように
お見受けしたんですが…。

(ため息)

封印してた子供時代が
よみがえりかけたからよ。

(桃子)ママ! ごめんなさい!
もう聞かないから!

(桃子の声)
うちは貧乏だったから

あの人は 3つも4つも
仕事を掛け持ちして

娘のそばにいてくれなかった。

ねえ お願い! 開けて ママ!
ねえ 開けて!

(桃子の声)
知らない男が家に来てた。

1人や2人じゃなかった。

男が来ると
食事が しばらく豪華になったわ。

でも… すごく嫌だった。

ママは…。

ママは嘘ばっかり!

完全に縁を切ったのは 11年前。

♬~

(杉本宮路)
早いほうがいい。 おろしなさい。

どうして そんな事言うの?
どうして?

また そんな顔して
「どうして」って聞くの!?

私は嫌!

彼がなんと言おうと
一人でも この子を産む!

(桃子)何? 痛い… 離して!

ちょっ… 離して!

お母さんだって
一人で 私 産んだでしょう!?

(宮路)二十歳そこそこで
父親のない子を産むっていうの?

あんたの人生
めちゃくちゃになるよ!

おろしなさい。

お母さんの人生は…。

私を産んで
めちゃくちゃになったの…?

お母さん…。

私を産んで

ずっと後悔してたの…!?

♬~

フッ…。

お母さんなんか大っ嫌い!

お母さんが私を嫌いなぐらい

私も…
ずっと大っ嫌いだったから!

(桃子)さようなら。

(桃子の声)結局 恋人とは別れて

一人で花を産んだ。

でも 私は
あの女みたいに子供を否定しない。

花は私に勇気をくれた。

花を幸せにするためなら
どんな苦労も苦労じゃなかった。

必死に勉強して
貪欲にチャンスをつかんで

ここまで のし上がった。

梶田社長のところに
なぜ 杉本宮路さんがいたか

本当に心当たりはないんですね?

誓って ない。 見当もつかない。

興味もないし
知りたいとも思わない。

もう いいかしら?

勝負に負けた分は
洗いざらい話したわ。

ありがとうございました。 ただ…。

ただ?
もう一つだけ。

宮路さんは この人形だけを残して
姿を消してしまいました。

今 彼女がどこにいるのか
心当たりはありませんか?

ない。

神崎さん。
んっ?

八瀬の梶田さんの離れ

特に 玄関周りを
調べてもらえませんか?

えっ?
こう… んっ? 違う。

光ったんです。
えっ… 光った? 何が?

では 僕は これで。
えっ? えっ…。

離れの玄関…。 光った?

♬~

なんで わざわざ 科捜研の方々が
お越しになってるんだ?

その上 ここは現場じゃなくて
離れですよね。

まあまあ そう言わずに…。

あっ!

佐倉さん。
んっ? んっ?

(村木)これ これ これ これ…。

何やってんの?

糸村さんによると
何か 光ったそうで…。

何が?
さあ…。

(綾子)光った!
えっ?

なんだろう?
レンズみたいだけど…。

うん… うん… んっ?

ん!?

うーん…。

ほうほう…。 ん?

あっ。

(村木)はあ~!
うん… うん うん うん…。

あっ… 神崎! ほい。
あっ…。

♬~

これか?

佐倉さん お願いします。 どうぞ。

了解。 いくよ。

(警報音)

反応しました。 どうぞ。

(警報音)

お答えしよう。

おっ…。
ああ… はい。

これは 人感センサーでしょう!
うん。

人感センサー?
うん うん。

なんで そんなものが…?

でも 特対が現場に到着して

糸村くんと神崎が
勝手に離れに入った時には

センサーは鳴らなかったのよね?
どうぞ。

はい。 スイッチが
オフになってましたから。

はい ちょっと ごめんなさい。
はい トス。

(綾子)はい。

トス。 トス。
(綾子)はい。

♬~

参ります。

(一同)出た…!

京都府
特別捜査対策室の者です。

府警まで ご同行願えますか?

下元さん。

♬~

(路花)過剰なノルマを課す
専務の修さんに

現場は悲鳴を上げていた。
その上に不正検査。

もし 修さんが次の社長になったら
子飼いの社員が反旗を翻し

会社は 近い将来 破綻する。

そう危惧して

ひそかに社内を探っていた
桃子さんと接触

内部データを渡した。

(莉緒の声)
M&Aが成功した暁には

新体制の
それ相当のポストに就く。

それが見返りだった。

(路花の声)そして
そんな下元さんの行動に

気づいていた人間が
もう一人いた。

近藤さん… あなたですね?

あなたは 外資に会社を売り渡す
若手の動きに我慢できなかった。

そして
八瀬に引っ込んでいる社長に

引退撤回を直訴した。

あの日 あなたは

梶田さんが指定した
午後3時より早く

梶田さん宅を
単独で訪問しましたね?

そして 梶田さんに直訴した。

でも 梶田さんは
聞いてくれなかった。

(近藤の声)このままでは
外資に乗っ取られます。

副社長と専務では…
ご兄弟では持ちません。

社長 経営にご復帰を!

そんな…
どこに証拠があるんです?

梶田さんの離れの玄関には

人感センサーが
取り付けられていました。

これは ある女性が外に出るのを
知らせるためのものでした。

人感センサー…?

センサーのスイッチは

私たちが現場に到着した時は
オフになっていたの。

だから 最初 誰も
それに気づかなかった。

一方で 離れのステレオの電源は
入ったままでした。

その女性は 事件の直前まで

離れで
レコードを聴いていたんです。

そして センサーのスイッチが
まだオンになっている時に

外に出た。

お願いします!
会社を救ってください。

社員は家族。

それが梶田重工の
社風だったじゃありませんか!

(警報音)

社長… 社長!

(梶田)ああっ… 離せ!
それどころじゃない!

(警報音)

それどころじゃない…?

会社は
創業家だけのものじゃない!

(殴る音)
あっ…!

カッとなったあなたは
梶田さんを殴り

梶田さんは亡くなった。

社長…?

(警報音)

社長…。

(警報音)

(警報音)

(路花の声)
いったん 現場から逃げた。

どこかに凶器を隠した上で
下元さんと合流し

何食わぬ顔で被害者宅を再訪した。

そして 第一発見者として
警察に通報した。

(路花)動かぬ証拠。

母屋の人感センサーの
スイッチから

あなたの指紋が検出された。

ごく微量の血液と共に。

その血は
梶田正彦さんのものと一致した!

(ノック)

(岩田)失礼しまーす。

室長代理の推理
ドンピシャでしたよ。

お前が下元さんと3時前に
八瀬駅で落ち合ったとしたら

凶器を隠す時間はない。
という事で…。

(雨宮)八瀬駅の近くの
竹やぶから出ました。

センサー…
なんで そんなものが…。

うちに糸村っていう
風変わりな刑事がいるんだけど

手がかりは
昭和48年だったそうよ。

♬~

牧村さん。

また あなた?
しつこいにも程がある…。

いえ 僕は宮路さんを捜し…。

牧村さんこそ
どうして こちらに…?

ここは確か
牧村さんが子供の頃

宮路さんと住んでいた
家ですよね?

はあ…。 私があの女を心配して
捜しに来たとでも思う?

失礼。

ちょっと待ってください。

牧村さんに どうしても
聞いてもらいたい話があるんです。

3分で構いません。
僕に時間を頂けませんか?

はあ?

手がかりは 昭和48年でした。

梶田社長のお屋敷の離れは

昭和48年に統一して
設えられていました。

宮路さんが14歳だった年です。

調べてみて わかったんですが

宮路さんが生まれ育ったのも
八瀬だったんです。

梶田社長と宮路さんは

同じ中学校の吹奏楽部の
先輩と後輩だったんです。

♬~

(糸村の声)
僕は もしかしたら 宮路さんは

梶田社長に ひそかに
思いを寄せていたんではないかと

考えています。
フッ…。 だから 何?

何十年も経って

あの女が 初恋の男と
逢引してたとでも言うの?

そんなふうにも
言えるのかもしれません。

牧村さん。

杉本宮路さんは
若年性認知症だったんです。

若年性認知症…?

はい。

症状が始まったのは
1年ほど前からでした。

周囲の人々との
トラブルが絶えず

無断欠勤や遅刻を繰り返し
クビになっても

それを忘れて
また出勤してしまう。

社会生活が難しい状態に
なっていたんです。

最近では 一人歩き…。

よく言われる
徘徊もあったようです。

専門家の先生に確認してきました。

症状は 人によって
千差万別なんだそうですが

大抵は 直近の記憶から失われて

徐々に 過去へと
さかのぼっていくんだそうです。

2カ月前 宮路さんは
恐らく中学生…

14歳の時代にまで さかのぼって
その無邪気な心のまま

初恋の先輩の家に
会いに行ったんだと思われます。

梶田さんも その頃
不正検査という難題を抱えて

八瀬のお屋敷にこもっていました。

(宮路)こんにちは。

(宮路)今日は
学校がお休みみたいなの。

レコード聴かせてもらえる?

宮路… さん?

何?

どうしたの…。
何十年ぶりかなあ?

何十年ぶり?

フフッ… やだわ。
昨日も会ったわ。

(糸村の声)
梶田さんは そんな宮路さんを

保護したんだと思います。

認知症には 回想療法という
対処法があるんだそうです。

♬~

(糸村の声)昭和48年に生きている
宮路さんが

混乱して
また一人歩きをしないように

梶田さんは 大至急
離れに昭和48年の世界を再現し

宮路さんが一人で出かけても
すぐに気がつけるよう

玄関に
人感センサーを設置しました。

でも 事件があった日

宮路さんは
離れから出ていってしまいました。

もう5日経っています。

早く見つけて
保護して差し上げないと…。

一人歩きには
動機があるそうなんです。

14歳の宮路さんが行きそうな場所
その可能性のある…。

私にわかるわけないでしょ!

なんでもいいんです。

お願いします。

♬~

…ブロンディアファミリー。

はい…?

子供の頃 持ってないと
遊びに入れてもらえなかったの。

うちは貧乏だったけど

必死にねだって…
何度も 何度も…。

そしたら…。

(宮路)桃子。 ちょっとおいで。

何?

はい プレゼント。

えっ…?

開けてごらん。
うん…。

♬~

(桃子)ブロンディアファミリー!

ママ~!

いつも我慢させてるから
ママの罪滅ぼし。

ママ だ~い好き!

(桃子)ただいま~。
おかえり 桃子。

これは桃子。

ママ この子ね 桃子よ!

あら。 かわいい女の子ね。
(桃子)うん!

(桃子の声)それが子供時代の
たった一つのいい思い出…。

ブロンディアファミリーに
自分の名前を付けた…。

もしかして…。

あの…
このブロンディアファミリーは

1年前 宮路さんが
ご自分で購入したものです。

その日は 宮路さんが

若年性認知症
診断された日でした。

宮路さんは その帰り道に

このブロンディアファミリーを
見つけたんです。

娘が大喜びをして
「桃子」と名付けた人形を…。

桃子…。

(糸村の声)元同僚だった人が
教えてくれました。

宮路さんは 職場にも
この人形を持ってきていて

事あるごとに 見つめていたと…。

もしかしたら 牧村さんにとっての
たった一つのいい思い出は

宮路さんにとっても
とびきりの大切な思い出で…。

ママ だ~い好き!

(糸村の声)たとえ
認知症と診断されたとしても

あの時の牧村さんの笑顔だけは
忘れたくなくて

毎日毎日 この人形を見る事を
習慣にしていたのかもしれません。

宮路さんは 一人歩きをして
初恋の先輩を訪ねた時も

この人形だけは持っていました。

だから この人形は
あの離れで発見されたんです。

しかし 事件があった日

とうとう宮路さんは
この人形すら忘れてしまいました。

♬~

宮路さんの記憶は

いつ 何を思い出すのか
予測がつきません。

もしかしたら
この一人歩きの その途中で…。

途中で何…?

桃子~?

(糸村の声)このブロンディアファミリーが
ない事に気がついて

今は この人形を… いえ

桃子さんを
捜しているのかもしれません。

桃子…?

私を… 捜してる…?

今の宮路さんは

この人形と桃子さんを
混同していたとしても

おかしくありません。

桃子さん。

もし お母さんが
あなたを捜すとしたら

それは どこですか?

そんなの…。

では 昔 お母さんが

あなたを捜してくれた事は
ありませんでしたか?

♬~

物心ついた最初の記憶…。

家を出てしまって
迷子になって…。

泣いてる私を
母が迎えに来てくれて…。

(宮路)桃子!

(桃子)ママ…!

(宮路)ああ… ごめんね。
もう大丈夫だよ。

桃子 ごめんね。
ママが 目 離したから…。

もう しないから 大丈夫だよ。

(桃子)うん…。
ごめんね。

お母さん…。

♬~

ママは嘘ばっかり!

♬~

お母さんなんか大っ嫌い!

お母さんが私を嫌いなぐらい

私も…
ずっと大っ嫌いだったから!

♬~

全部 忘れてしまうんですか…?

♬~

ママ だ~い好き!

桃子よ!

桃子…。

♬~

(桃子)お母さーん!!

どこーっ!?

♬~

お母さーん!

牧村さん!

お母さん!

お母さん ごめん…!
ううっ…!

そばにいなくて ごめん!

つらかったよね…?

寂しかったよね…。

ごめんなさい…!

(すすり泣き)

今なら わかる…。

私も 子供を産んで 育てて…

お母さんが どれくらい
私を大事にしてくれてたか…。

わかる…。

♬~

宮路さん。
お捜し物は これですか?

ああっ…!

よかった~…。
この子 捜してたんです。

この子 桃子っていうの。

娘にあげようと思って。
フッ フフフ…。

知ってる。

もう心配いらないよ。
一緒に帰ろう。

大好きだよ お母さん…。

♬~

そうか。 杉本宮路さん
無事 保護されたか。

はい。

バラバラになった家族が
また一つになれるかもしれません。

嵐を乗り越えたからこそだな。

♬~

(一)修…。

さあさあ さあさあ…。

♬~

お前が身元引受人か。

ああ。

刑事さんから
親父の本心 聞いたよ。

(一)うん。

今夜 不正検査の謝罪会見を開く。

一緒に出てくれないか? 兄貴。

もちろんだ。

大至急 株価を買い支えてくれる
支援者も探さないとな。

(村木)やったあ~!
やっと元どおりになった~!

昨日から寝ないで
直したみたいです。

はあ…。

失礼します。

ちょっと ちょっと…!
糸村さん!

出入り禁止って言ったでしょ
あなた!

えっ そうでしたっけ?

今日は これを持ってきました。
ちょっ ちょっ 待って…!

危ない 危ない 危ない…!
な… 何よ? もう!

どうせ 遺留品かなんかでしょ
それも。 危ないなあ…。

いや この間 忘れたって
言ったじゃないですか。

差し入れです。

ほら おにぎりと
あと デザートもあります。

糸村さん…。
はい。

滝沢さん お茶の準備を。
(綾子)はい。

皆さんで おにぎりパーティー
開きましょう!

あっ!? …あっ!?

ヒャアアアアアーッ!

(3人)あっ…!