ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

これは経費で落ちません! 第7話 多部未華子、重岡大毅、伊藤沙莉… ドラマの原作・キャスト・音楽など…

『ドラマ10 これは経費で落ちません!(7)「石けんの秘密とキスの巻」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 留田
  2. 石鹸
  3. 藤見
  4. アイ
  5. 社員
  6. 仕事
  7. 回想
  8. 月前
  9. 彼女
  10. 失礼
  11. 住谷
  12. 窯焚
  13. 沙名子
  14. 仙台工場
  15. 天才
  16. 木島
  17. マイスター
  18. 経費
  19. 工場
  20. 織子

f:id:dramalog:20190907084834p:plain

『ドラマ10 これは経費で落ちません!(7)「石けんの秘密とキスの巻」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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ドラマ10 これは経費で落ちません!(7)「石けんの秘密とキスの巻」[解][字]

石けん作りの名職人(でんでん)が仙台から授賞式で珍しく本社へ来るが、若い女子を連れてるうえに石けんの質が落ちている噂が…一方森若さん(多部未華子)はついに!?

詳細情報
番組内容
会社の功労者を表彰する授賞式を前に、せっけん作りのレジェンドと呼ばれる仙台工場の留田(でんでん)が経理部に領収書を持ってくる。留田は藤見アイ(森田望智)という正社員になりたての女子とくっついてパンケーキの店に夢中で、森若さん(多部未華子)から見るとレジェンド感が薄い。そんな頃、留田が責任者として作っている新発売のせっけんの質が落ちているという口コミが入り、麻吹美華(江口のりこ)が調べ始めると…
出演者
【出演】多部未華子重岡大毅伊藤沙莉江口のりこ桐山漣角田晃広,でんでん,森田望智,平山浩行片瀬那奈吹越満
原作・脚本
【原作】青木祐子,【脚本】蛭田直美
音楽
【音楽】安田寿之,阿部真央

 

 


♬~

[ 回想 ] (太陽)ゆっくり行こう。

(沙名子)次は ちゃんと…。

♬~

(吉村)山崎柊一君!
マイスター受賞 おめでとう!

いや~ 快挙だ 山崎!

営業部から 初のマイスター!
しかも 史上最年少受賞だ!

さすがレジェンド!
(希梨香)天才!

(山崎)どうも。
いや~ お前は 俺の誇りだよ。

何か お前 欲しいもんないか?
(鎌本)ご褒美だって 山崎! 羨ましい!

あっ じゃあ 研究開発部に異動を…。

考えとく 考えとく! なあ? ハハッ!
(笑い声)

(美華)何なんですか?
マイスター授賞式って。

年に一回 会社に対して
特に重要な貢献を果たした社員が

マイスターとして認定されるんです。

(真夕)すごいですよね 山崎さん。

受賞するのって
いつも おじさんばっかなのに。

(新発田)…にしても
浮かれすぎなんですよ あのザル村は。

自分が受賞したわけでもないのに。

ボスはあるんですか? 受賞経験。

ないです。
(田倉)そういうもんだよ 経理部は。

数字が合って当たり前 合わなきゃ失態。

責められることはあっても
褒められたり 感謝されることはない。

いえ 経理だって 褒められたり
感謝される仕事はできるはずです。

私は 経理マイスターを目指します。

頑張って。
頑張ります。

勇さんと麻吹さんって
最近 仲よしですよね。

おっ! そうなんですか?

引き継ぎですよ。 製造部の。

田倉さんが 明日から連休ですし
それまでにと。

あっ そっか 製造部の担当
麻吹さんになるんですよね。

何だ~ お似合いだと思ったのにな~
田倉君と麻吹さんは。

ピピピピって。

ね~ 森若さん。

同意しかねます。

ボス それは 完全にセクハラです。

ああ そう やっぱり?
う~ん いや 僕はただ 田倉君に

早く幸せつかんでほしいな~って
思っただけですから。

珍しいですよね 勇さんが連休なんて。
旅行ですか?

いや 単に 忙しくなる前に
有休消化しとこうと思って。

申し訳ないけど
2日間 よろしくお願いします。

有休は 社員の正当な権利ですから。

やば!

留田辰彦が来ます!
(新発田)えっ!

授賞式の出張申請書に名前が。

仙台工場 留田辰彦!

留田辰彦さんって あの20年連続受賞の?

そうです!
信じられない… まさか あの

伝説の石鹸マイスターを
見られる日が来るとは。

そんな
留田さんは 河童じゃないんですから。

河童は 見られないじゃないですか。
その方

そんなに ビッグネームなんですか?
会社では 超有名人ですよ。

でも 今までは
授賞式に出席したこともなかったし

取材とかは 一切NGだから。

でも 開発部が作ったレシピどおりに
大量生産する仕事の どこに

マイスター認定のポイントが?

留田さんは 窯焚き製法の担当だから。
窯焚き?

うちの石鹸は 昔ながらの
窯焚き製法で作ったものと

生産性重視の
中和法で作ったものの2種類。

製造部を担当するんだから
そのぐらい把握しといて。

エス マスター。
その呼び方 やめて。

全てが数値化されて 誰でも安定した
品質を保ちやすい中和法に対して

窯焚き製法は
職人の勘が 必要とされるんですね~。

職人の勘?
はい。 その勘が優れているのが

留田さんなんです。
レシピどおりに作っても

気温や湿度 材料の微妙な変化によって
出来上がりに大きな差が出る。

だから そのつど
機械や時間の微調整をしないと

同じ品質の石鹸にはならない。

でも その微調整を数値化すれば
誰でも対応可能になるのでは?

(新発田)それ やろうとしたこと
あったみたいですよ。

でもね 湿度が1度上がったから こう

気温が下がっちゃったから こう
っていうんじゃなくて

感覚的なものだって
これ 留田さんがね…。

(美華)ナンセンス!
企業が 特定の一個人の勘に頼るなんて。

窯焚きが数値化不能なら
いっそ 中和法のみにするとか。

もしかしたら 手柄を独占するために
わざと数値化に協力しないとか?

心が すさみすぎです。
だって どういうこと?

説明できない感覚って…。

それが マイスターってことなんですよ
きっと。

(新島)留田辰彦が来る!?
(窓花)はい! もう みんな大騒ぎで!

どういう風の吹き回しだ?
ですよね。

毎年 かたくなに欠席だったのに。

くれぐれも 粗相のないように
しっかり準備をするように!

かなり頑固な
職人気質の方だと聞いている。

くれぐれも…。
くれぐれも 失礼のないように。

(一同)はい!
はい!

(織子)すぐ仙台工場に連絡して
留田さんへの取材の打診。

(野瀬)でも 今まで
一切NGだったんですよね 取材。

だからこそでしょ?
このチャンスを無駄にしないで。

今までNGだった理由は
くだらない用事で

工場を離れたくなかったってことだから
嫌とは言わせないわ。

分かりました。 戻りは いつでしたっけ?
2日後の夜よ。

出勤は 授賞式の朝よ。 よろしく。
はい。

 

(アイ)ねえ 経理って ここ?
そうですが…。

たっちゃん! こっち こっち こっち!
早く~!

あの…。
あの~ ここで領収書を

金と交換してもらえるって
聞いたんだけど。

経費ということでしょうか?
そう。

失礼ですが どちら様で?

仙台工場の者だけど。
仙台工場?

いや たっちゃん テンション上がって
お金使い過ぎちゃって

なくなっちゃったんだよね~? ハハッ!
言うなよ~ アイちゃ~ん。

(アイ)ハハッ ウケる。
はい。

あっ…。

10万3, 500円…。

っていうか 早すぎだし来んの。
授賞式 3日後なのに。

授賞式?

あっ…。

もう たっちゃん 落としてる!
おお サンキュー。

たっちゃん?
もしかして あなたは…。

留田辰彦さんで いらっしゃいますか?

(留田)そうだけど?
あっ 河童だ…。

レジェンド オブ 石鹸マイスター!

申し訳ございませんが このままでは

経費で落とすことができません。
えっ?

目的や同行者 接待でしたら
相手先を裏書きの上

承認権限を持つ上司の…。
いや よく分かんないな~。

明日 うちの工場長が来るから
そいつに言ってくれないか。

あっ たっちゃん たっちゃん ほら
さっきのも 経費ってやつで落とせ…。

いや あれは…。
いや いいから…。

何でしょうか?
あのね これなんだけど。

さっき 2人で食べた パンケーキ。

(留田)フフフ…。
(アイ)イヒヒ…。

えっ マジで? どんなんだった?

マイスター感 微妙。
えっ 何で?

だって 女の子 連れてて
「たっちゃん」とか呼ばれちゃって

パンケーキだよ? レジェンドが。

勝手な先入観とリアルに
ずれがあったからといって

相手に失望するのは
フェアじゃないですよ。

いや でも さすがに あれは…。

ねっ? 森若さん。

森若さん 最近よく塗ってますね。 リップ。

そっ そうかな?
私は 本日 計7回 目撃しました。

数えないで下さい。
あっ それ 私も使ってます! もも!

私も使ってる! いいですよね。

天・天コーポレーション
オーガニックシリーズ 第1弾

「もも」のリップクリームですね。
当然 私も使ってます。

今の 超わざとらしいCMみたいでしたよ。

自社製品の使用は
社員として 当然のことですからね。

もも石鹸も
ももハンドクリームも使ってます。

まっ 正直 もも石鹸は いまいちですね。

乾燥するというか ノー グッド。

それ 私も思いました。 カサつきますよね。

(希梨香)最近 口コミでも
いまいちなんだよね もも石鹸。

そうなんだ。
私が合わないだけかと思ってた。

試作品は
モニターの反応 すっごいよくて

販売当初も悪くなかったんだけど…。

そんなことってあるんですか?
材料が チェンジしたとか?

研究開発部が 成分を変更したら
経理部にも周知されるはずです。

予算の算出に関わるので。

ということは マスター田倉が言ってた
工場での調整の問題?

う~ん けど もも石鹸の責任者
マイスターの留田さんなんだよね。

お待たせ!

えっ 沙名子さん バイク好きでしたっけ?

あっ 特に…。
いや めっちゃ見てましたよね 今。

見てません!

はい。 えっ 手つなぎません?

え~!

あざっす!

(樹菜)太陽君?

樹菜?
(樹菜)え~ すごい偶然! いつぶり?

[ 心の声 ] 誰?

大学の後輩。

彼女さん?

そう。

めっちゃ きれいじゃ~ん!
やるね! 年上?

うん まあ…。
(樹菜)え~!

じゃっ!
あっ てか 太陽君さ 今 何してんの?

営業。 天・天コーポレーション。
えっ あの石鹸の?

そう。
えっ 知ってる 知ってる!

えっ すご~い!
いや…。

[ 心の声 ] 触ってる?
ごめんなさい デート中に。

あっ いえ…。

変わってない? 携帯。
うん。

じゃあ また連絡するね。

会えて 超うれしかった!

[ 心の声 ] めちゃめちゃ触ってる。
(樹菜)じゃあね!

ごめんなさい 何か…。
彼女さん…。

いえ 本当に ただの後輩です。

彼女さん… だったんですね 私。

そこ!?
えっ?

いや… 彼女ですよね?

ってことは
メールとかしますよね? 普通。

すいません。 調子乗りました。

就業時間中は ダメですよ。

あざっす!

♬~

森若さん ちょっといいですか?

はい。
昨日 話していた もも石鹸の件ですが

品質低下が ユーザーの声にも
上がり始めている以上

やはり 軽視すべきではないかと。

それは 経理の仕事ではありません。

それが そうとも言い切れないようでして。
えっ?

あの… 実は 私も すごい気になってて。
真夕ちゃん。

母も言ってたんです。 最近 石鹸が
ちょっと合わなくなってきたかもって。

ももですか?
プレミアムです。

えっ?
(新発田)プレミアム石鹸といえば

留田さんの代表作ですよね。
はい。

職人の勘なんて曖昧なもの
私は 信じてませんが

調整に問題がないと仮定すると
何か ほかに理由があるはずです。

まずは 経理的に不審な点がないか
チェックしてみました。

その結果 アテンション プリーズ。

ん? ん?

(美華)仙台工場の経費の推移です。

上がってますね。 3か月前から。

材料費 光熱費 雑費が
全て5%ほど アップしています。

もも石鹸の評判が落ち始めたのは
このことと 何か関係あるのでは?

でも ちょっと計算が合わないですね。
計算?

窯焚きシリーズは
完成までに 3か月かかるんです。

あっ そっか!
えっ?

3か月… そんなにも?

ですので この経費が上がってる
3か月間に作られた石鹸は

まだ発売前です。
評判の落ちている 現在発売中の石鹸は

これ以前に作られたものですね。
ゴッド…。

あっ そういうことか。 は~。

(住谷)失礼します。
ん?

あの 仙台工場で
工場長をしております 住谷と申します。

「飛んで火に入る夏の虫」。
部長。 あっ…。

ちょっと よろしいでしょうか?
はい。

よろしくないです。

住谷工場長 経理部の森若と申します。

留田さんの領収書の件でしょうか?
ああ そうです そうです。

お預かりしています。
すいません。 あの人

生っ粋の職人なもんで
こういうの からっきしで。

高っ! えっ 10万…。

裏書きの項目は ご存じですか?
ええ あの 確認して書かせます。

製造部担当の麻吹美華です。

「麻吹」は 爽やかに風が吹き抜ける麻の布。

「美華」は 美しく華やかと書きます。

はあ…。
聞き流して頂ければ。

早速ですが
住谷ファクトリーマネージャー。 ん?

麻吹さん。
留田さんの出張申請書の同行者欄に

藤見アイさんと記載されておりますが
この方と 留田さんの ご関係は?

あっ あの~ 仙台工場の社員です。

もともと アルバイトだったんですけど
あの 3か月前に社員になりまして。

(3人)3か月前。
あっ もしかして

昨日 留田さんと一緒に来た方ですかね。
あの 若くて かわいい。

藤見さん 一緒だったんですか?

珍しいですね。
社員の方が 同行というのは。

あ~ まあ 僕も そう言ったんですよ。

普通は ご家族ですよって。

でも 留田さん
どうしても 藤見さんを連れてくって。

せっかくだから 奥さんに
来て頂きたかったんですけど。

まあ 同行者は 1人って決まりなんで。

じゃあ あの 失礼します。

あっ あの 研究室って 何階ですかね?

3階です。
あっ ありがとうございました。

研究室に どんな ご用件ですか?
えっ?

あっ あの 成分や材料について
ちょっと ご相談したいことが。

仙台工場の仕入れ高と光熱費が
3か月前から

5%アップしていることと
関係ありますか?

あっ…。
[ 心の声 ] 分かりやすく うろたえないで。

あの… もうすぐ あの
オーガニックシリーズの第2弾が

発売なんですね。 それで 留田さんも
試行錯誤してるみたいで。

[ 心の声 ] 分かりやすく
疑いの目を向けないで。

失礼します。

どう思われましたか ボス。

グレーですね。
ボス!

ボス!?
麻吹さん

発言は TPOを わきまえて下さいと…。

後ろめたいことがなければ
何の問題もない質問です。

確かに 今のは 怪しすぎました。

研究室に行ってきます。
なぜ?

尾行です。 あの…。
それは ちょっと…。

そうですよ。
麻吹さん 目立ちすぎます。

あっ!
あっ そうじゃなくて。

美しく華やかって 時にネックね。

聞いて下さい。
この中で 一番 目立たないというと…。

[ 心の声 ] なぜ? どうして こんなことに。

失礼します。

あっ どうも。
あっ…。

あっ…。

もも石鹸の品質検査?

(美月)うん。 あとプレミアム。

つまり 留田さんが担当してる石鹸ね。

でも 美月 入浴剤の担当なのに。

僕が お願いしたんです。
どうして そんな…。

森若の口の堅さは 私が保証します。

留田さんが担当してる 石鹸の質が
落ちていると感じたからです。

マーケティングの結果ですか?
それもありますけど 僕自身が。

えっ?
僕 子どもの頃から肌が弱くて

質の悪い石鹸だと
すぐ かぶれちゃうんです。

でも 留田さんのプレミアムだけは
大丈夫で。

この仕事 始めてから 石鹸の品質を
一定に保つってことが

実は すごく難しいことだって
知ったんです。

今まで ずっと 何の心配もなく
プレミアムが使えてたのは

留田さんが
いてくれてたからだったんだなって。

でも 少し前から プレミアムでも
肌が荒れるようになって。

試しに在庫から 去年 作ったものを出して
使ってみたら大丈夫で。

う~ん… 誤差の範囲内ではあるけれど

ここで検査した数値も よくなかった。

今までの留田さんには
ありえないことです。

このことと 3か月前から
材料費や光熱費が上がったことと

何か関係があるんですか?

廃棄が増えたんです。

空気が入ったり 色や匂いや
手触りが悪かったり。

3か月前から 急に増えたんです。
そういう失敗作が。

(美月)何が起きてるんですか?

あの藤見アイが来たからだと
僕は思ってます。

えっ?

(住谷)彼女が アルバイトとして
工場に入ったのが 半年前。

つまり 質の落ちた石鹸が
作られ始めた頃なんです。

そのころから 留田さん
急に半日休暇や 休みが増えて。

で 彼女が社員になった途端
廃棄が増え始めたんです。

(美月)それなのに
なぜ彼女が 社員になったんですか?

留田さんなんです。
藤見さんを 社員に推薦したのは。

[ 回想 ] 俺の言うことを信用してくれ!

(住谷)はっきり言って
優秀って感じは 全くしなくて。

ただ 留田さんが
そんなこと言うの初めてだったし

何かあんのかなって。

でも 彼女が社員になった3か月前から

留田さん 半日休暇は
取らなくなったんですが

そのかわり 仕事そっちのけで
仕事のあとも ほぼ毎日

藤見さんと どっかへ出かけたり
食事に行ったりしてるらしくて。

(美華)クレイジー フォー ラブ!
(住谷 沙名子)わっ!

いつの間に!
ごめんなさい 止めたんですけど。

つまり 若い女に夢中になって
仕事の手を抜いてるってことですか?

2人は 恋愛関係にあると?
あっ まあ どっちかっていうと

娘とか孫とかを
こう 猫っかわいがりしてる

っていう感じっていうか。

留田さん
娘さんを亡くしてるそうなんです。

まだ 本当 小さい頃に。
だから そういうのもあんのかなって。

でも 仕事に支障を来すのは問題ですね。

彼女を 別の工場に異動させたいって
留田さんに言ってみたこともありました。

でも 留田さん もし そんなことしたら

俺も辞めてやるって
ものすごい けんまくで。

ゴッド…。
でも 品質検査の結果を見て

決心しました。

藤見さんは 別の工場に回します。

僕の わがままかもしれませんけど
天才には 天才を貫いてほしいんです。

すいません。
この話は どうか ご内密に。

あっ そうだ。 あの これ よかったら
使ってみて下さい。

間もなく発売予定の「さくら」です。

「もも」に続く
オーガニックシリーズ 第2弾。

これも担当 留田さんですよね?

はい。 あの モニターの評判も
かなり いいようで。

留田さん これを きっかけに
目を覚ましてくれたらいいんですけど。

本当に いい匂い。

すごい すべすべしてる。

(メールの着信音)

「やった~!」。

♬~

おはようございます。
おはようございます。

あっ 使いました? さくら石鹸。

うん。
めっちゃよくないですか? さくら。

香りもいいし 肌もすべすべになって
ずっと潤ってるし。

全て同感です。 ヒットの予感がします。

ん? この香り…。
あっ ごめんなさい 気になります?

淡い香りだから
そんなに飛ばないかなと思って。

うん 大丈夫。 いい香り。

アロマ効果が ありそうですよね。

ですよね。 何か こう
ふわっとした気持ちになりますよね

石鹸の香りって。 幸せ。

(留田)邪魔するよ。
おはようございます 留田さん 藤見さん。

朝から悪いんだけど あれ どうなった?
領収書でしょうか?

ファクトリーマネージャーの
システム処理が まだのようです。

何だって?
住谷さんの入力が まだのようです。

何だよ 工場長! 参ったな 手持ちが…。

だから 私が 貸してやるって~。

いや そういうわけにいかないよ
アイちゃん…。

いいよ 利子つけて返してもらうから。

アハハハハ! 何だよ~!
いいじゃんかよ~!

あっ 留田さん!
これ めっちゃいいですね!

あっ ももか。
えっ?

アハハハハ! ウケんだけど~!
たっちゃん せっかくボケたのに

誰も 突っ込んでくんないし。

えっ ボケ?
(アイ)いや さくらだわ~!

もう めっちゃピンクで
プンプンしてるし。 ハハッ!

ボケと気付かず 大変 失礼いたしました。
ハハハ! 参ったな。 ハハハ…。

(新発田)ですよね~?
よく分かります その気持ち~。

わっ いたんですか? 部長。

ずっと いましたよね?

あっ おねえさん
もしかして リップ もも?

えっ? あっ はい。

え~ 私も使ってる!
それ めっちゃいいよね!

どうして?
おっ! やっば 遅れる!

パンケーキの予約!
おお! そりゃ大変だ!

(アイ)行こう 行こう…。
(留田)よし 行こう!

(アイ)行こう 行こう… 早く…。

お疲れさまでした。
お疲れさまです。

[ 心の声 ] 石鹸は
完成まで3か月かかる。

今 販売中の品質が落ちた石鹸は

半年前から3か月の間に作られた石鹸。

[ 回想 ] 彼女が アルバイトとして
工場に入ったのが 半年前。

つまり 質の落ちた石鹸が
作られ始めた頃なんです。

そのころから 留田さん
急に半日休暇や 休みが増えて。

[ 心の声 ] ウサギを追うな…。

♬~

[ 回想 ] あっ ももか。
(アイ)いや さくらだわ~!

もう めっちゃピンクで
プンプンしてるし。

[ 回想 ] (アイ)
もう たっちゃん 落としてる!

(留田)おお サンキュー。

[ 心の声 ] このウサギは…。

あれ?

これは…。

(メールの着信音)

「沙名子さん 今どこ?」。

♬~

勇さん…。

えっ? 織子さん?

あっ!

♬~

どうして… 織子さんには 旦那さんが…。

(メールの着信音)

「駅着いた! カフェ向かうね」。

(チャイム)

えっ?

来ちゃった!

引いてます?

ごめんなさい。 何か 心配で。

あっ すごいっすね それ。
本物の天才っす 留田さん。

山崎さんも同じこと言ってました。
営業の技を盗みたくて

いろいろ聞いてみたんです。

[ 回想 ] 技って言われてもな…
感じるっていうか…。

感じる?
今押せとか ここは引けとか そういうの。

オーラっていうか…。
オーラ?

オーラ?
マジで 天才って感じっすよね。

う~ん…。

あ~ でも よかった!
えっ?

急に 家に来たりして

マジで 引かれてたら
どうしようと思って。

いつもだったら 引いてたかも。

沙名子さん やっぱり 何かあったでしょ?

言いたくなかったら
言わなくて大丈夫… あっ です。

すごく尊敬してて 信じてた人の…
う~ん 何ていうか

そうじゃない部分を見ちゃった時
どうする?

そうじゃないって 悪い意味で?

う~ん ものによるけど
基本 うれしいかな。

うれしい!?
うん。 どうして?

この人も 人間だったんだな~って。

尊敬してたってことは
何か すごかったってことですよね。

その人に感動したってことでしょ?

感動して 何つうか
幸せにしてもらったってことですよね。

それって なくならないじゃないすか
何があっても。

ずっと大事で
ずっと残るんじゃないですかね。

何があっても変わらない。

あっ…
えっ そういう話じゃなかったすか?

今 すごく 好きだなって思いました。

私 あなたのことが。

ちょっと待って!
がっ! うわ~! えっ!?

は~! 急に ぶち込まないで! 爆弾!
爆弾?

うん。 俺だって すっげ~好きです。
沙名子さん。

ありがとう。

待って!
すいません! 違うの! ちょっと待って。

はい!

お待たせしました!
ウハハ! ちょっ… だはっ!

ちょっと待って! だ~! だっ!
何!?

かわいすぎる! 殺す気か!

♬~

おはようございます。
おはようございま~す。

おはようございます。
おはよう。

ちょっといいかな?

昨日のことだけど…。
勇さん。

私 勇さんのことを
とても尊敬しています。

何があっても ずっと変わりません。

ご存じかと思いますが
私は おしゃべりが苦手です。

うわさ話にも 興味がありません。

仕事に戻りましょう。
今日は 午後から授賞式ですし。

ありがとう。

いえ。

(窓花)オーライ オーライ オーライ
オーライ… ストップ!

今日は よろしくお願いいたします。

新島部長 何やってんですか!

部長 あっち!
あっち 並べて下さい。 あっち。

(住谷)お願いします。

(美華)
この接待交際費 随分 大人数ですね。

取引先ですか?
まあ 一応。

機械製造会社 型枠工場
あと 材料の取引先とか。

一応とは?

何か気になることがあったら
今のうちに おっしゃって下さいね。

不備の発覚は あとになるほど
大ごとになっちゃいますから。

留田さん 会食とか 大の苦手なんですよ。

しかも これだけの人数
ちょっと考えにくいなって。

この領収書 本当は 藤見さんが
友達でも連れてきたんじゃないかとか

ちょっと思っちゃって。
藤見さんには 確認してみたんですか?

友達と待ち合わせしてるって
朝から出かけちゃってるみたいで。

何考えてんだか。
友達 多そうですもんね あの子。

疑惑がある以上 経費として
落とすわけにはいきませんし

虚偽の裏書きをすることは
私文書偽造になります。

留田さんが
自分の意思でやってるとは思えません。

多分 藤見さんの入れ知恵です。

社員なんかにするんじゃなかった。

来月にも 異動してもらいます。

待って下さい。
えっ?

その件 私に預けて頂けませんか?

失礼します。

(ノック)

失礼します。

この領収書と
この石鹸について 伺いたいことが。

ああ さくらね。

留田さん。 本当のことを教えて下さい。

えっ?
すいません。 試すようなことをして。

これは さくらではありません。 ももです。

ごめんなさい。 留田さんの勤務状況を
確認させて頂きました。

半年ほど前から 週に2回 必ず
半休を取っていらっしゃいますよね。

毎週火曜日の午前中と 木曜日の午後。

不思議に思ったんです。
仙台に お住まいの留田さんが

なぜ 山形の病院の診察券を
お持ちだったのか。

調べさせて頂きました。

あの病院 火曜日の午前中と
木曜日の午後が

高齢者外来の診察日なんですね。

でも 週に2回の半休は 3か月前から
ぴたっと止まっていました。

3か月前 藤見さんが社員になったことと
何か関係があるのでしょうか?

すごいな あんた。

聞こえなくなっちまったんだよ。
石鹸の声。

ハハハ…
なんて言ったら かっこつけすぎか。

もう40年前か。
俺も アルバイトで入ったんだよ。

もちろん 石鹸作りなんて

一生の仕事にする気は
さらさらなかった。

働きだして
1か月くらいたった頃だったかな~。

[ 回想 ] (留田)あれ?
何か いつもと違うな。

(留田)材料の攪拌中に感じたんだよ。

違和感ってえのかな?

違和感?
うまく言葉にできねえんだけど

匂いも 見た目も 泡の音も
窯の周りの空気みたいなのも

何か いつもと違うんだ。

一応 言いに行ったんだよ。
木島さんってベテランに。

今でも忘れられねえよ。

あん時の木島さんの顔。

そん時は 分からなかった。
何で あんな顔をされたのかも。

でも 次の日 工場長に呼び出された。

木島さんが
「あいつは 石鹸の天才だから

絶対に 社員にするべきだ」と
言ってきたってよ。

それから木島さんは 毎日
仕事中も仕事のあとも

付きっきりで
石鹸のことを教えてくれた。

大抵 食いもん屋でな。

今思えば 飯で釣られてたんだろうな。

それから 40年。

石鹸一筋でやってきた。

うちには 子どもがいねえんだ。

1人 授かったけど 病気でな。

だから 石鹸が 俺たちの子どもだ
なんて 女房と話したりもした。

けどな 急に聞こえなくなったんだよ。

石鹸の声がな。

老化ってやつだ。

目も鼻も み~んな 衰えてきた。

それで 病院に…。

病院で治るもんじゃねえってことは
分かってたよ。

けどな 石鹸が作れなくなったら
俺には 何にもなくなる。

いや そんなことより

人生懸けて守ってきた石鹸たちは
どうなるってな。

しがみついたよ 必死でな。

慌てて 後継者を育てようとも思った。

けど どうしても
言葉で うまく説明できねえんだ。

寂しかったな あん時は。
そんな時だった。

[ 回想 ] あれ 何か
今日 いつもと違くない?

(留田)その時 思ったよ。

今 俺は あの時の木島さんと
同じ顔をしてるんだろうなってよ。

それが 3か月前だったんですね。

さくらを作り始めた時だった。

じゃあ 落ちてしまっていた
石鹸の品質が

また さくらで上がったのは…。
アイちゃんの おかげだ。

あの子は 天才だ。

それで 病院通いを。
うん きっぱり やめたよ。

時間が もったいねえ。
俺が 木島さんに教わった

窯焚き石鹸作りの全部を
今度は 俺が アイちゃんに教えるんだ。

そう思ったら 子どもみてえによ
明日が来るのが 楽しみでよ。

それまでは 明日が怖かったのによ。

同じことをしてあげたんですね。

留田さんが
木島さんにしてもらったことを

藤見さんに。

(留田)いや~ 難しいよな
飯で釣ろうってのは。

ダイエット中だの
ごはんより パンケーキがいいだのって。

廃棄が多くなったというのは…。

こっそり
アイちゃんに練習させてたんだよ。

それも 俺が
木島さんにやってもらったことだ。

どうして それを
工場長に話さなかったんですか?

住谷さんは お二人のことを
誤解されています。

藤見さんのことを かわいがるあまり

留田さんが
仕事に身が入らなくなっていると。

この領収書も疑われています。
えっ?

留田さんが こんな大人数で
接待するなんて考えにくい

藤見さんが
友達でも連れてきたんじゃないかって。

いや~ 無理ねえか。

あいつが そう思うのは。

確かに 俺にとっちゃ
一世一代の大仕事だ。

けど どうしても
アイちゃん 紹介したかったんだ。

ハハハッ!
住谷さんの誤解を解いて下さい。

このままでは 藤見さんは
別の工場に異動になってしまいます。

藤見さんは きっと 何も言わずに
異動を受け入れてしまうと思います。

だって あんなに一生懸命 留田さんのこと
かばってたじゃないですか。

[ 回想 ] たっちゃん 落としてる!
おお サンキュー。

あっ ももか。
アハハハ! ウケんだけど~!

たっちゃん せっかくボケたのに
誰も 突っ込んでくんないし。

窯焚き石鹸は
天・天コーポレーションの看板です。

年間売上額は 約4億5, 000万円。

藤見さんが異動してしまって

また品質が低下して
売り上げが落ちれば

会社にとっても 大きな損失です。

あんたには 分かんねえだろうな。

誤解を解くってのは…。

分かりません。

私は 天才でも
マイスターでもありませんから。

でも 私は 経理部員です。

数字の裏の真実を
読み取る努力はできます。

留田さん この接待交際費は

あなたが これまで
築き上げてきた信頼の証しです。

あなたに会うために
これだけの人が集まったんです。

あなたの作った石鹸を使っている人は

40年間で 延べ5, 250万人。

その中には あなたの作った石鹸だから
肌荒れの心配がないと

安心して使っている人たちがいます。

私たちは あなたに
安心や幸せをもらいました。

それは ずっと大事で ずっと残ります。

何があっても変わりません。

(織子)この天天マイスターは

天・天コーポレーションで
卓越した技術や ノウハウを生かし

商品の開発や製造 または 集客増や

売り上げ拡大に つなげている社員を…。
沙名子さん!

(織子)マイスターと認定し表彰いたします。
沙名子さん!

(織子)天・天コーポレーション
常務執行役員 佐東喬太郎より

ご挨拶がございます。

(拍手)

(佐東)ただいま 紹介頂きました
佐東でございます。

よく分かりましたね。
えっ?

もものリップクリーム。

[ 回想 ] おねえさん
もしかして リップ もも?

つけたの 何時間も前だったのに。

フフッ キモいでしょ 私。 犬並みなの。

ねえねえねえ あの後ろの白い服の人。

たっちゃんの奥さん。
えっ?

(アイ)たっちゃんに
サプライズで呼んじゃった。

待ち合わせしてた友達って…。
あ~ 奥さん。

あっ 大丈夫 私の自腹だから。

同行者 1人だもんね。
たっちゃん 私 連れてきちゃったからさ。

(拍手)
(織子)では 続きまして

我が社の誇る 石鹸マイスター

製造部石鹸製造課主任 留田辰彦さんです
どうぞ!

(拍手)

本当に怖かったのは
石鹸が作れなくなることじゃない。

プライドってやつだな。

作れなくなったと 周りに知られて

価値のない人間だと思われること。

それが ず~っと怖かった。

でも… 間違いだ。

そんなプライド。

たっちゃん…。

マイスターは 辞退させて下さい。

(ざわめき)

留田さん…。

やっと分かりました。

こっちです。 本物のプライドは。

心配は ご無用です。

天・天の窯焚き石鹸は
これからも ずっと守られます。

石鹸を愛する優秀な仲間たちと

それから… 未来の石鹸マイスターに。

石鹸の材料の半分は 苛性ソーダ

劇薬です。

肌につけると やけどします。

でも そんな 跳ねっ返りも
いいあんばいに 油を混ぜてやると

優しく汚れを落とす石鹸になるのです。

未来の石鹸マイスターは 今は まだ

石鹸よりも パンケーキの好きな
生意気な女の子です。

でも ご安心下さい。

私が 必ず一人前に仕込みます。

私は 石鹸も 跳ねっ返りも

仕込むのが得意なもんで。

(笑い声)

(拍手)

待っててね。

えっ?

いつか 絶対 私が石鹸マイスターになって
連れてくるから。

たっちゃんのこと。

同行者として。

お待ちしてます。

それと 奥様の旅費

領収書があったら持ってきて下さい。

同行者として 申請し直します。

えっ でも 1人でしょ? 同行者。

あなたの分は
引き継ぎ業務のための出張費として

切り替えられると思います。

マジで?

はい。 これは経費で落ちます。

ウフッ。

 

♬~

転売屋?
いいです 信じてもらえないなら。

専務に就任されました 円城格馬さん。

アウトソーシング
経理部も対象にする予定です。

私が喜ぶと うれしくなる?

やめるって言ったじゃないですか!