ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

科捜研の女 第15話 森口瑤子、沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

科捜研の女 #15 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 雪絵
  2. スキレット
  3. ルミ
  4. 社長
  5. 三島
  6. 森本雪絵
  7. 先生
  8. 日野
  9. 呂太
  10. 野村
  11. 亜美
  12. 早月
  13. マリコ
  14. ミニトマト
  15. 微生物
  16. ハンドルカバー
  17. 蒲原
  18. 救急車
  19. 凶器
  20. 雪絵先生

f:id:dramalog:20190829205751p:plain

科捜研の女 #15 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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科捜研の女 #15 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

マリコvs何でもぬか漬けにする女!?-ぬか漬けの女神と呼ばれる料理研究家の夫が殺害された!胃の中には、ぬか漬けが…!?微生物らの小宇宙、ぬか床に眠る真相を科学が暴く!

詳細情報
◇番組内容
“ぬか漬けの女神”として有名な料理研究家・森本雪絵(森口瑤子)の夫がオフィスで殺害された。鑑定により、死の直前にぬか漬けを食べたことが判明。しかし夫の死を前に雪絵は顔色ひとつ変えない…。ぬか漬けは、かき混ぜる人の手についた微生物により味が変わることを知ったマリコ沢口靖子)は、社員がそれぞれ管理している“マイぬか床”を調査する。しかしそこで思いもよらぬことが判明し…!?ぬか漬けが語る事件の真相とは!?
◇出演者
沢口靖子内藤剛志若村麻由美風間トオル斉藤暁渡部秀山本ひかる石井一彰
【ゲスト】森口瑤子少路勇介仲村瑠璃亜、戸井勝海、武野功雄、坂ノ上茜 ほか
◇脚本
岡崎由紀子
◇監督
田﨑竜太
◇音楽
川井憲次
◇主題歌
今井美樹『Blue Rain』(ユニバーサル ミュージック/Virgin Music)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】関拓也(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、中尾亜由子(東映)、谷中寿成(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/kasouken19/
☆Twitter
 https://twitter.com/kasouken_women

 

 


(パトカーのサイレン)

(橋口呂太)
「フォレストルーツ」って

どっかで聞いたような…。

(土門 薫)
被害者は この会社の社長

森本純一さん 51歳。

昨日まで東京に出張しており
今日は 休日出勤していたらしい。

(蒲原勇樹)土門さん
こちらが第一発見者の…。

(三島忠之)
この会社で専務をしております

三島と申します。

発見した時の事を話してください。
はい。

あれは 昼の1時過ぎでした…。

(森本純一)ああ 三島さん?
今 出張から戻ってきました。

(三島の声)社長が
出張から戻ったというので

私も 社に立ち寄ったんです。

おっ! 休日出勤ご苦労さん。

(3人)おはようございます。

よっ! おはよう おはよう。
(野村俊哉)おはようございます。

(ノック)
社長。 私です。

例のライセンス契約の事ですが…。

失礼します。

社長!?

社長…!

社長!
おい 救急車!

救急車…!
救急車だよ!

(榊 マリコ)頭部に挫創。
鈍器で殴られたようね。

(涌田亜美)これ 被害者が
食べてたものでしょうか?

ミニトマトと… ナス。

(呂太)ズッキーニだよ。
キュウリじゃないんだ。

この におい…。

(呂太)そっか!

きっと それ ぬか漬けだよ!

ミニトマトが?
(呂太)うん。

フォレストルーツって なんか どっかで
聞いた事あるなと思ったら…

あっ! これだったんだよ。

(亜美)「『ぬか床の小宇宙』」

「『ぬか漬けの女神が教える
クッキングDVD』」

そう! ここは

ぬか漬けの女神こと 森本雪絵様の
本とかグッズを売ってる会社。

被害者の森本純一さんは

その ぬか漬けの女神の
旦那さんだったんだ。

ぬか漬けの女神…。

♬~

♬~

(パトカーのサイレン)

奥さんには
まだ連絡取れないのか?

携帯の電源 切ってるみたいで。

すみません。
仕事に行っていいですか?

先生が待ってるんで。
(蒲原)あなたは 確か…。

雪絵先生のアシスタントの
野村です。

5時から 大阪で
番組の収録があるんで

もう行かないと…。

よし 俺たちも行こう。
はい。

♬~

先生。

(森本雪絵)
遅い! ぬか床は?

持ってきました。
すぐ支度します。

あっ 失礼します。

森本雪絵さんでしょうか?

はい そうですけど…。

実は 先ほど
フォレストルーツの社長室で

ご主人の遺体が発見されました。

…えっ?
何者かに殺害されたと思われます。

犯人の心当たりは?

可愛ルミさん 入られまーす!

(可愛ルミ)お願いします。
おはようございます。

雪絵先生 おはようございます。
(雪絵)どう? お料理 慣れた?

もう バッチリです!

炒りぬかのハンバーグ
練習してきたんですよ。

(雪絵)偉い 偉い。

(中野圭子)本人 やる気満々です。
よろしくお願いします!

よろしくお願いします。
(雪絵)こちらこそ よろしく。

あの…。
夫の話は あとにしませんか?

これから ぬか漬けの作り方を
収録するんです。

よかったら見ていってください。
勉強になりますよ。

ねえ ルミちゃん
ちょっと こっち来て。

はい…。

ジャーン!
うわっ すごい!

これね
うちの畑から とってきたの。

顔色ひとつ変えませんでしたね。
うん。

♬~

(風丘早月)左側頭部に陥没骨折。

これが致命傷でしょうか?
恐らく。

♬~

マリコさん 見て。
傷に何か付着していますね。

♬~

この微物…。
「持ち帰って 鑑定してみます」

でしょ?
さすが 先生。

ありがとうございます。

♬~

♬~

(アラーム音)

♬~

死因は 左側頭部を
殴打された事による脳挫傷

(呂太)その傷口の形状から見て

凶器は
直径14センチの丸い物だと思う。

でも 現場の社長室には
なかったよ。

事件現場となった
フォレストルーツのビルには

防犯カメラは
設置されていませんでした。

出入り口は
正面玄関と裏口の2つ。

(亜美の声)裏口は
夜間以外は施錠されておらず

ここから階段を上がれば

社員に見られずに
社長室に入る事が可能です。

(日野和正)
その裏口のドアの指紋は

きれいに拭き取られてたよ。

社長室のドアのノブからも

第一発見者の指紋以外は
出なかった。

被害者の胃の内容物ですが

にんじん
ミニトマト ズッキーニでした。

ほとんど
消化されていなかった事から

亡くなる直前に食べたものだと
思われます。

(宇佐見裕也)
ミニトマトとズッキーニは

デスクにも残っていたんですよね。
ええ。

調べたところ
やはり ぬか漬けでした。

表面には 米ぬかが付着していたし
乳酸菌も検出された。

ミニトマトにズッキーニか…。

僕らの頃は ぬか漬けといったら
キュウリやカブだったけどね。

奥さんが漬けたもの
じゃないかしら?

(日野)「『ぬか床の小宇宙』」?

森本雪絵さんの著書です。

この中に ぬか漬けにすると
おいしい野菜として

ミニトマトやズッキーニも
紹介されてるのよ。

いろいろありますね。

(日野)豆腐 チーズ

豚肉に さば?

やだ おいしそう。
そりゃ ぬか漬けの女神だもん。

雪絵さんは
大原の古民家で畑を耕し

野菜やハーブを栽培して
暮らしているそうよ。

森本夫妻の住所は 市内の
マンションだったはずだけど?

どっちにいるか
行ってみればわかるわ。

(トンビの鳴き声)

(蒲原)すいません!

京都府警ですが
森本雪絵さんは?

(雪絵)あの…
私に何かご用ですか?

やっぱり いた。

京都府警の榊マリコです。

鑑定の結果
ご主人が最後に食べたものが

ぬか漬けだと
わかりました。

それは
私のぬか漬けではありませんね。

私は ここ数日
夫とは会っていませんから。

それは 別居していると?
自然は

人間の都合などお構いなしに
作物を実らせます。

だから 私 この季節は
こっちに泊まり込んでるんです。

どうぞ!

それに ぬか床も手がかかるし。

見て! 私のぬか床。

(発酵する音)

毎日 構ってあげないと
すぐに具合が悪くなっちゃうの。

赤ちゃんと同じ。

このぬか床 鑑定用に
少し頂いていってもいいですか?

もちろん。

いい香り。
でしょう?

よく
「ぬか漬け臭い」なんて言うけど

質のいいぬか床は いい香りがして
食べても おいしいの。

…うん!

どうぞ。
いえ。

どうぞ!
ああ…。

あっ… おいしい!
ねえ?

ちょうど 食べ頃のぬか漬けが
あるから 食べてって。

野村くん これ切って お出しして。
(野村)はい。

(蒲原)ああ… どうぞ お構いなく。

それにしても 随分古い樽ですね。

夫の母から
受け継いだものだから。

ここは 元々 夫の実家なの。

こちらが 夫の母の蕗子先生。

この家で
季節の料理教室を開いてたの。

(切る音)

(雪絵の声)
疲れていたら にんじん。

胃が弱っていたら キャベツ。

手で混ぜる事で ぬか床は

その人や その家族の体に
最もふさわしいものに

進化していく…。

私は 先生のぬか漬けに惚れて
押しかけ弟子になり

そこで夫と知り合ったの。

うまい!
本当!

(蒲原)ぬか漬けって こんな
おいしいものでしたっけ?

(雪絵)刑事さん ぬか漬けって
ひと口に言うけど

この世の中に
ただのぬか漬けなんてないのよ。

どういう意味ですか?
ぬか床は

同じ材料 同じ工程で作っても
みんな 違う味になるから。

そうか!
ぬか漬けは発酵食だから。

そう 野菜や家
土地についた微生物や

何よりも 毎日かき混ぜる

この 人の手についた
微生物の種類によって

全く違うものに変化していくの。

という事は
ぬか漬けで個人が特定できる。

森本純一さんが最後に食べた
ぬか漬けは

奥さんの漬けたものじゃ
なかったわ。

森本雪絵さんのぬか床は
もっと深くて複雑で…

まさに小宇宙よ!

おお… お前が味を語るなんて
珍しいな。

味じゃなくて微生物の話。
はあ?

雪絵さんのぬか床のミクロフローラを
調べてみたんだけど

乳酸菌の種類は

社長室に残っていたぬか床の
なんと10倍もあったの!

じゃあ
あのぬか漬けを漬けたのは誰だ?

ぬか床さえあれば
特定できるんだけど。

ぬか床か…。

そういえば…。

(柳原彩花)こちらが
社員たちのマイぬか床です。

うわあ~ すごい!
(三島)我が社では

お客様の問い合わせに
いつでも答えられるよう

社員全員で
ぬか漬けを作っております。

…なんて言って これは元々

「ぬか漬けキット」という
我が社の商品なんですけどね。

ぬか漬けキット?
ええ。

雪絵先生の発案で
届いたその日から

誰でも ぬか漬けができちゃう
っていう商品を作ったんです。

誰でも ぬか漬けが作れる。

(呂太)もしかして マリコさん
やってみたいんじゃ…?

でも 実は それ
なかなか売れなくて…。

仕方ないので
従業員全員に配布しました。

専務もやってるんですよね。
(三島)もちろん!

おかげで うちのランチタイムは
ぬか漬けタイムですよ。

ハハハハッ!
では

こちら全て お借りしていきます。
あっ… はい。

♬~

♬~

この人は…。

鑑定の結果

森本純一さんの社長室にあった
ぬか漬けの微生物の組成比

つまり 微生物の種類や割合が
あなたのぬか床と一致しました。

森本さんが最後に食べた
ぬか漬けは

あなたが
漬けたものだったんですね?

柳原彩花さん。

驚いた…。

本当に
ぬか床でわかっちゃうんだ。

あなたが今持っている
そのバッグも時計も

森本社長のカードで
買われたものでした。

あなたは
森本社長の愛人だったんですね?

まあ… そういう事になるね。

あの日の事を話してください。

前から あの人には

ぬか漬けキットの成果を
報告しろって頼まれてて…

それで 本にも載ってた
ミニトマトとズッキーニを

ぬか漬けにして持っていったの。

あれは 確か
お昼の11時半頃だったかな?

どう?

うん…。

おいしいでしょう?

これ… 生で食べたほうが
うまいんじゃないか?

嘘…。

ん? おいしいじゃん。
ハハッ。

まあ 彩花みたいに
料理しない女子が作っても

それなりに
ぬか漬けっぽくなるって事だな。

ハッハッハッ…
どうもありがとう。

それだけ?

ねえ… 出張に行って
お土産もないの?

お前なあ…。
なんなの!?

せっかく漬けておいたのに。

何もかも ぬか漬け臭くなるし…
もう嫌!

彩花… ちょっと 彩花!

(土門の声)そこで言い争いになり
思わず殺したわけか。

してません!

頭にきたけど 言い争っても
無駄だと思って 出て行っただけ。

だったら どうして
最初から そう証言しなかった?

あの場で 「私は愛人でした」って
名乗り出ろとでも?

確かに 私は
社長と付き合ってました。

でも 悪いけど 罪悪感ゼロ。

何?

だって 社長んとこの夫婦仲は
とっくに壊れてたんだもん。

社長 いつも愚痴ってた。

あいつは 俺より
ぬか漬けが大事なんだって。

それに 奥さんとは
ライセンス契約の事で揉めてたしね。

ライセンス契約?
社長は 商社と組んで

勝手に ユキエモリモトっていう
ブランドを展開しようとしてたの。

まあ 私を疑うんだったら
まずは奥さんを疑う事ね。

ちょっと待って。
まだ何か?

あなた にんじんも
漬けてたんじゃありませんか?

そんな普通の野菜
漬けて どうすんの?

(ドアの開閉音)

にんじん…。

(蒲原)マリコさん
どうかしたんですか?

柳原彩花さんが
被害者に食べさせたぬか漬けは

ミニトマト
ズッキーニだけだった。

でも 胃の中には
にんじんも残っていた。

つまり
ぬか漬けを持ってきた人が

もう一人いたかもしれない
って事だね。

ええ。 にんじんを持ってきた誰か。

(亜美)ぬかの微生物で
特定できないんですか?

にんじんは 胃の内容物よ。
胃酸の影響で

微生物の組成比までは
わからないわ。

(早月)まいど!

(呂太)うわっ!
(早月)今日のおやつは

炒りぬかクッキー!

(呂太)ええ~! さすが 先生
いつもながらに空気読めてる。

(早月)…と解剖鑑定書。
ありがとうございます。

(早月)あれ どうだった?
頭部の付着物。

(日野)それなら 宇佐見くんが…。
(ドアの開く音)

あっ…。
まいど!

被害者の頭部の傷から出たのは
鉄サビでした。

(早月)鉄サビ?

さらに 微量ですが炭化物も。

(日野)鉄サビに炭化物か…。

フライパン!

でも 凶器は
直径14センチだよね?

そんなに小さなフライパンなんて
あるかな?

そうね。 森本雪絵さんの台所にも

そこまで小さいフライパンは
なかったわ。

いやいやいや…
みんな 本当 料理しないんだね。

直径14センチの
鉄のフライパンっていったら…。

スキレットでしょう。

スキレット

オーブンに入れて
そのまま食卓にも出せるって

今 流行ってる。
へえ~。

(亜美)そういえば
森本雪絵のDVDに…。

「中の空気を抜いていきます」

「そして
食べやすい形に整えて…」

「ハンバーグを入れます」

「片面に焦げ目がついたら
ひっくり返します」

「両面に焼き色がつきましたら

今度は オーブンで
じっくりと火を通します」

(亜美)これですよね? スキレット
(早月)そう これ。

炒りぬかのハンバーグ。

(蒲原)そういえば 事件の日の
番組収録でもやってたような…。

事件の日?

亜美ちゃん その番組 見られる?
映像 借りてあります。

「よいしょ~!
こんな感じですか?」

(雪絵)「じゃあ 隠してあげて」
(ルミ)「は~い」

(早送りの再生音)

「これ こうやって
中の空気を抜いています」

「は~い」
「アハハハッ」

(雪絵)「じゃあ
早速 焼いていきますね」

(ルミ)「おお~!」

(ルミ)「ぬかって いろんな料理に
使えるからいいですね」

「そうよ」

「さて こうやって
両面が こんがり焼けたら

出来上がりです」

(早月)ストップ!
亜美ちゃん ストップ!

これ… スキレットじゃない。

(宇佐見)ああ
普通のフライパンのようですね。

不思議ね… DVDでは
スキレット使ってるのに

なんで この日は
フライパンで焼いたんだろう?

もしかして…!

スキレット
凶器に使ってしまったから

料理には使えなかったとしたら…。

番組のディレクターから
話を聞いた。

予定では スキレットとオーブンを
使う事になっていたのを

本番直前になって 森本雪絵が

ハンバーグの焼き方を変えたいと
言ってきたらしい。

やっぱり…。
土門さん ありがとう。

呂太くん お願いがあるんだけど。

(呂太)捜すのは 直径14センチの
鉄製のフライパン

スキレットだよ! よろしくね。
(一同)はい!

♬~

この先の列も お願いします。
わかりました。

(雪絵)私が夫を殺したと
思ってるんですね。

ご主人には 愛人がいた。
妻なら 恨んで当然です。

そう。 恨みもしたわ。

でも だからって殺す?

とにかく我々は 証拠を捜します。

(雪絵)どうぞ ご自由に。

朝まで捜しても
無駄だと思うけど。

刑事さん!

イライラには緑黄色野菜。
パプリカがおすすめよ。

大原の古民家も 畑も
市内のマンションも 会社もね

徹底的に調べたんだけど

結局 スキレット
見つからなかったよ。

(日野)森本雪絵さん本人は
なんて言ってるの?

なんか テレビ収録で
使うつもりだったのに

いつの間にか
なくなってたんだって。

んなもん
嘘に決まってるじゃないですか。

ねえ マリコさん。

あれ? マリコさんは?

亜美ちゃん 呼んだ?

(宇佐見)ああ…
何やってるんですか?

お散歩。 この子に外の空気を
吸わせてみようと思って。

(宇佐見)ぬか床?
そう。

フォレストルーツの
ぬか漬けキット。

やっぱり 買ったんだ。
面白いわよ。

野菜と私の手についた微生物が

熟成と発酵を繰り返して変化し

私だけの菌が増えていくの。

それは まるで…。

(日野)小さなマリコくんが
増殖してる感じか?

1時間ごとに観察してるんだけど
楽しくて楽しくて…。

(呂太)やばいよ
うっとりしちゃってる…。

で 肝心の味は
どうなんです?

味って?

だから ぬか漬け。
ああっ それ。

ちょっと わからないんだけど

食べきれないから
みんなにもあげるわね。

亜美ちゃん 紙皿お願い。
はい!

あら~ これは…。

どうしたの?
いまいち おいしくなさそう。

(亜美)っていうか…。
(呂太)元は なんの野菜だったの?

ナスよ。 他に何に見える?

(宇佐見)いや… だって
すっかり変色しちゃってますし…。

変色って?
(日野)マリコくん。

こういう時にはね ぬか床に
さびた釘を入れるんだよ。

えっ? さびた釘を?
(日野)おばあちゃんの知恵袋。

鉄の成分が変色を防ぐんだ。

そんな事 雪絵先生の本には
書いてなかったわ。

でも 可愛ルミのぬか漬けなんかは
すごくきれいでしたよ。

(日野)可愛ルミって誰?
ほら!

雪絵様のテレビ番組に出てた
アイドルの子!

ああ…。
SNSに載せてました。

これ 事件当日の
番組の収録で漬けた

ぬか漬けじゃない?

(宇佐見)そうみたいですね。
容器も同じですし。

まさか…!

(日野)どうしたの? マリコくん。

ぬか漬けが
犯人を教えてくれるかも。

(蒲原)すいません。

可愛ルミさんですよね。
(ルミ)そうだけど…。

(圭子)なんなんです?
あなた方は…。

これは あなたが先週の土曜日
SNSに投稿した写真ですね?

それが何か?

このぬか床は
その日の番組収録時に

スタジオから持ち帰ったものでは
ありませんか?

何か問題でも?

ちゃんとプロデューサーに
許可 頂いてますけど。

中に 何か入ってませんでしたか?
知らないですよ。

だって 私 それアップした
次の日から グラビアで

今 帰ってきたところなんですよ。

(ルミ)う~ん…。

はい。 これが写真のぬか床です。

冷蔵庫に入れとけば
ほっといていい

って聞いたんで
ここに入れときました。

このぬか床で
何か漬けてみました?

番組で漬けたナスとキュウリ
取り出して そのまんまです。

失礼します。

♬~

あった。

♬~

ありましたね…。
ええ。

恐らく これが凶器。

凶器!?
えっ… いや 私 知らない。

私 ただ 冷蔵庫に入れといてって
言われたんです。 メールで。

メール?

(呂太)「正直ぬか漬けは面倒です」

若い女性にはお勧めしません」

「蓋を開けると匂いがしますので

手を触れずに 冷蔵庫に
保存しておいてください」

「後で回収に伺います。
野村俊哉」

この野村俊哉って…。

森本雪絵のアシスタントです。

可愛ルミさんが ぬか漬けの写真を
SNSにあげたら

彼から そのメールが
届いたんだそうよ。

でも 野村は 一体 どの時点で
スキレットをぬか床に?

だって… これ
番組でゼロから作ってできた

ぬか床ですよね?
(日野)いや。 料理番組なら

最初から 複数のぬか床を
用意してるんじゃないかな。

確かめてみましょう。

「今回は この容器を使って
ぬか床を作ってみたいと思います」

「はい」
「じゃあね ルミちゃん」

「この生ぬか。 生ぬかを

中に入れてください」
(ルミ)「わあ!」

(雪絵)「フフフ…」
(ルミ)「サラサラだ!」

「そしたらね この塩水を

少しずつ
この中に入れてください」

(ルミ)「このぐらいですか?」
(雪絵)「もうちょっと入れて…」

(雪絵)「これ 少しずつ入れながら
よく混ぜ合わせます」

これが 第一のぬか床。

「これを よく混ぜ合わせたものが
こちら」

これが 2つ目。

(雪絵)「これに 今度は
この唐辛子と

昆布を入れていきます」
(ルミ)「はい」

(雪絵)「こうして
捨て漬けを繰り返して

2週間経った ぬか床が
こちら」

(ルミ)「おお~ すごい!」

これが 3つ目ね。

「この中に入れてみましょう」
「はい!」

(ルミ)「こんな感じですか?」

(雪絵)「はい。
じゃあ 隠してあげて」

なるほど。

これなら 底に何か入っていても
わからないね。

ええ。 すでに この時点で
ぬか床の底には

スキレット
埋められていたんだと思う。

そうか あの時…。

5時から 大阪で
番組の収録があるんで

もう行かないと。

(蒲原の声)こいつは
凶器を入れた ぬか床を持って

俺たちと一緒に
堂々と出ていったのか。

僕は 殺してない!

じゃあ
どうして凶器を隠したんだ?

そ… それは…。

社長の遺体のそばに
スキレットが落ちていたので

見つかったら やばいと思って…。

何が やばいんだ?

だって そのままじゃ
雪絵先生が疑われると…。

森本雪絵が?

はい。

あの日 本当は
雪絵先生も会社に来ていました。

(野村の声)僕と一緒に
収録の準備をしていたんです。

(雪絵)あら?
ねえ スキレットは?

あっ それなら 社長が

ちょっと借りると言って
さっき…。

あの人 帰ってきたの?
ええ。

(野村の声)ところが…。

そのあと 何分か経って
戻ってきた先生は

真っ青な顔で
涙がにじんでいました。

先に行ってるね。

先生 どうかしたんですか?

大丈夫。 スタジオで会いましょう。

先生!

それから しばらくして
あの騒ぎが起こったんです。

(三島)社長!
(男性)どうしました?

社長…!
社長!

おい! おい 救急車!
救急車だよ!

救急車!

(野村の声)そこで 僕は 思わず…。

それで スキレット
ぬか床に埋めて持ち出したのか。

はい…。

ルミちゃんは どうせ指先でしか
ぬかを触りませんし

収録が終わったら
こっそり取り出すつもりでした。

でも 肝心のぬか床を
彼女が持ち帰ってしまったんです。

(ルミ)ルミ このぬか床
持って帰りたいなあ。

(プロデューサー)もちろんです。 どうぞ。

えっ いいんですか?
やったー!

(圭子)すみません。
ありがとうございます。

(ルミ)ありがとうございます。

彼女が スキレットを見つけたら
どうしようって…。

もう メールを送るのが
精いっぱいでした。

(雪絵)そう…。

スキレットを隠したのは
野村くんだったの。

余計な事を…。

何があったか 今度こそ
ちゃんと話してもらいますよ。

「あの人… スキレット
ハンドルカバー付きで

1万円で売り出すなんて
馬鹿な事 言い出して…」

ハンドルカバー?

どうだ? この刺繍。

高級感があって いいだろう?

(雪絵)ライセンス契約の事は
考えさせてって言ったのに…。

(森本)悪いが もう決めてきた。

ラインアップは

食器 台所用品
エプロンなどの衣料品。

それから 食品。

(雪絵)ちょっと待って…!

いっぺんに こんな数のぬか漬け
どうやって…。

誰も お前に漬けろなんて
言ってないよ。

えっ…?

大手食品メーカーの
漬物を作ってる工場が

滋賀にあるんだ。
そこに委託する。

そんなの 私のぬか漬けじゃない。

会社が倒産するかしないかの
瀬戸際なんだぞ!

あなた わかってない!
ぬか漬けっていうのはね…。

ぬか床に 野菜 突っ込めば
誰でもできる!

あのぬか漬けキットなんて
まさに そういう商品だろう?

あれは ぬか漬けを
普及させるための商品で…。

どうだ。 ぬか漬けキットでも

これだけの
ぬか漬けができるんだ。

素人に
味の違いなんかわからないさ。

フッ… フフフ…。

なんだよ!

あなた 本当に忘れちゃったのね
ぬか漬けの味。

♬~

今時 にんじんか…。

離婚しましょう。

私たちの関係は
ビジネスだけにするべきよ。

(森本)雪絵…!

おっ… おい!

♬~

(雪絵の声)熟れすぎた
ミニトマトのぬか漬けは

ひどい味がしたわ。 屈辱だった。

でも あれを食べて わかったの。

あの人にとっての
ぬか漬けの味は

もう この愛人の味なんだって。

それで 殺したのか!

殺したかった。

めちゃくちゃに
殴り倒してやりたかった。

でも 私は殺してない。

(ノック)

失礼します。
榊!

ハンドルカバーって なんですか?

お前 取り調べ中に…!

スキレットの持ち手に付ける
布製のカバーよ。

スキレットなら 量販店で
1000円以下で売ってるのに

ぼったくり値段にするための
付属品。

あなたが部屋を出る時

スキレットには そのカバーが
付いていたんですね?

そうよ。 あの人が勝手に…。

(ドアの開閉音)

ハ… ハンドルカバーなら
僕が拾いました。

拾った?
(野村)ええ…。

(野村の声)スキレットと一緒に
社長室に落ちていたので…。

(女性)何があったんですか?
(男性)社長が倒れてたんだよ。

(女性)ええっ!?
雪絵先生 どうされます…?

(男性)雪絵先生か…
今は収録だよな。

(女性)はい。

(男性)早く救急車 呼んでこい。
(女性)はい…!

(野村の声)ハンドルカバーは
ポケットに入れて

スキレットは大きいので
隠しきれないと思い

ぬか床の中に…。

(男性)救急車を1台
お願いします。

それで そのハンドルカバーは
今 どこに?

あっ そういえば エプロンの
ポケットに入れたまま…。

ポケット?
多分 まだアパートに…。

ありました!

スキレットのハンドルカバーです。

早速 鑑定してみましょう。

♬~

♬~

そういう事だったのね。

失礼します。

森本社長を殺害した犯人が
わかりました。

凶器のスキレットには

布製のハンドルカバーが
付いていました。

これに あなたの手の常在菌が
付着していたんです。

三島専務。

手の常在菌?

そんなもの どこで…?

あの時 お借りした
あなたのマイぬか床です。

専務もやってるんですよね。
(三島)もちろん!

ぬか床…?

ぬか床は 同じ材料で作っても
毎日 手でかき混ぜる事によって

手についた微生物が
発酵を繰り返し

人によって全く違うものに
成長していくんです。

そして
あなたのぬか床の菌の組成比が

このハンドルカバーについていた
菌のものと一致しました。

あの日 社長は ライセンス契約を
見直すって言い出したんですよ。

エプロンや台所用品はいい。

だけど
ぬか漬けだけは やめたいって…。

ぬか漬けだけは やめたい?

森本雪絵と言えば
ぬか漬けの女神ですよ。

そのブランドラインアップに
ぬか漬けがないなんて

話にならない!

今 行きますから
落ち着いて話し合いませんか?

(三島の声)
言い争いになりそうだったので

私は 社員たちに見られないよう
裏口から入りました。

そして…。

社員を路頭に迷わせる気ですか?

(森本)すみません!

私の事は? 今まで ずっと
あなたを支えてきたのに…

こんな仕打ちを受けるなんて…!

ぬか漬けを食べて
思い出したんです。

この2人が守ってくれた
うちの味なんです。

(殴る音)
あっ…。

(三島)この会社は
あんただけのものじゃないんだ!

俺だって… 俺だって
人生かけてるんだ!

三島さん…!
(殴る音)

♬~

(三島の声)
私は 慌てて裏口から出ると

表に回り…。

(三島の声)社員たちに声をかけて
中に入りました。

おっ! 休日出勤ご苦労さん。

そして
遺体の第一発見者を装ったわけか。

まさか
ぬか漬けが証拠になるなんて…。

マイぬか漬けなんか
やるんじゃなかった…!

いや お前が後悔すべきは…。

お前が 人を殺した事だ。

森本さん。

ご主人は 殺される直前に
これを見ていたそうです。

これ 写真ではなくて…。

ハガキだったんですね。

ご主人のお母様が
息子さんに宛てたエアメール。

「純一 元気ですか?」

「あなたが
いつ帰ってもいいように

雪絵ちゃんと
ぬか漬けを漬けて待ってます」

♬~

お義母さん…。

疲れた時は にんじん。
胃が弱っていたら キャベツ。

あなたは 前に
そう言ってましたよね。

あの日も 純一さんが出張帰りで
疲れていると思ったから

にんじんのぬか漬けを

持っていったんじゃ
ないんですか?

あの人と出会ったのは

お義母さんが
亡くなったあとなんです。

彼 お葬式に
間に合わなかったんです。

どうぞ。
お母様のぬか漬けです。

あなたが あのハガキの…。

あっ…。

先生
息子が疲れて帰ってくるから

にんじんのぬか漬けだけは
毎日 漬けておかなくちゃって…。

♬~

(森本)ありがとう…。

この味… うちのぬか漬けだ。

私たちの関係は
ビジネスだけにするべきよ。

(森本)雪絵…!

おっ おい…!

(ドアの閉まる音)

♬~

♬~

そうだ…。
うちのぬか漬けだ。

(携帯電話の操作音)

(呼び出し音)

あっ 三島さん。

あのライセンス契約を
見直したいんです。

エプロンや台所用品はいいんです。

でも ぬか漬けだけは
やめたいんです!

♬~

人生最後の食べ物が

思い出のぬか漬けになったのね。

忘れられない味
ってやつだったのかもな。

風丘先生!

(早月)え~っ!

どうしたの お二人さん!
おそろいで。

先日は ありがとうございました。

先生のおかげで
事件も 無事 解決できました。

いやいや いやいや…。
やめてよ。

いつも こき使ってるのに
改めてお礼なんて…。

なんか起こりそうじゃない。
あっ 先生…!

私 急ぐから!
失礼します。

(古森謙一)全員 動くな!
(早月)離れて!

人質の中に風丘先生が?

(日野)新任の解剖医の先生ですか。

(早月)人が死ぬのを
見過ごすなんて 絶対にできない。

(古森)死にたいのかよ?
風丘先生!!

(銃声)