ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

偽装不倫 第8話 杏、宮沢氷魚、瀬戸利樹、MEGUMI、田中道子… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『偽装不倫#08』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 鐘子
  2. 結婚
  3. 葉子
  4. 独身
  5. ホント
  6. 彼女
  7. 本当
  8. 手術
  9. 灯里
  10. お姉ちゃん
  11. 不倫
  12. 風太
  13. 指輪
  14. 大丈夫
  15. 八神
  16. 賢治
  17. ハァ
  18. バレ
  19. 丈君
  20. 病気

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『偽装不倫#08』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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偽装不倫#08[解][字][デ]

いよいよ物語はクライマックス!ついに「本当は独身なんだ」と告白する鐘子。嘘から始まった恋が大きな結末を迎える!そして姉のリアル不倫が夫にバレて、波乱の展開が!!

詳細情報
出演者
杏、宮沢氷魚瀬戸利樹、MEGUMI、田中道子、夏子、眞島秀和、伊沢弘、朝加真由美谷原章介仲間由紀恵
番組内容
東村アキコ原作、大人のピュアラブコメディ。メールで嘘を打ち明けた鐘子(杏)は、丈(宮沢氷魚)から返信がないことに落ち込む。そんな時風太瀬戸利樹)とバッタリ出会い、自分と丈の話を打ち明けるが、うっかり葉子(仲間由紀恵)が結婚していることをバラしてしまう!覚悟を決めて風太に会いに行った葉子は、今までと変わらない風太の姿に心を痛める。だが通りの向こうには、立ち尽くす夫・賢治(谷原章介)の姿があった!
監督・演出
【演出】鈴木勇馬
原作・脚本
【原作】「偽装不倫」東村アキコ(YLAB JAPAN)
【脚本】衛藤凛
音楽
【音楽】菅野祐悟
【主題歌】「us」milet(Sony Music Labels)
制作
【プロデューサー】加藤正俊、森雅弘、岡田和則(光和インターナショナル)、武井哲(光和インターナショナル)
【製作著作】日本テレビ
【制作協力】光和インターナショナル

 

 


(伴野 丈) 左手を出して。

大好きだよ 鐘子さん。

(濱 鐘子) 人妻の薬指に 指輪…。

どういう意味なんだろう?

わがままです 僕は。

自分が死ぬかもしれないと
分かった途端

最後に もう一度だけ
恋がしたいだなんて。

(一之瀬) 命を諦めていた君が
彼女に出会って

生きたいって強く思った
ってことなんじゃないのかな?

それでも

やっぱり彼女は
ひとの奥さんだから。

(吉沢賢治) 葉子的には
不倫してる人って どう思う?

(吉沢葉子) 最低でしょ。
《え~!》

仕方ないから
どっちも続けるわよ。

嘘の結婚生活と 本気の不倫を。

「あの指輪も 僕が言ったことも
全部 忘れていいから」。

え?

もう終わりにしたほうが
いいのかなぁ。

あんた 結婚してないんだから
不倫じゃないんだから

まだ どうとでもなるでしょ。

《もう 丈に嘘はつきたくない》

《本当のことを言って
ちゃんと向き合いたい》

(伴野灯里) あの… 丈のことで
聞きたいことがあるんですけど。

丈?

(シャッター音)

(鐘子の声) 「丈 嘘ついてたけど

私 本当は独身なんだ」。

いやいや…。

こんな大事なこと やっぱり
直接 会って言ったほうが…。

(まさ子) 鐘子! 何やってんの?

はっ!

どうしよう… いや いいんだけど
ちょっと待って 心の準備が…。

(まさ子) どうしたの?
送信取り消し 送信取り消し…。

あ…。

あ… あ…。
(まさ子) 鐘子 どうしたの?

わぁ~‼

あ~~~‼
しょ… 鐘子!?

あ~~~‼
《既読になった 既読になった!》

《どうしよう どうしよう
どうしよう…》

いや! もう…

別にいいじゃん!?

私 ホントのこと言うつもりで
メール打ってたんだし?

だから これは予定通りだし?

ハァハァ… 何か

落ち着いて来た…。

いや 時期尚早~~‼

フライング感 否めない~!

ハァ…。

《返信 来ないし…》

ダメだ… 気が遠くなって来た。

《あ~ やった…
これは やってもうた…》

独身って どういうこと?

離婚したってこと?

「本当は独身なんだ」って…。

元々 結婚してないってこと?

丈を だましてたの?

(シャッター音)

「あの指輪も僕が言ったことも

全部 忘れていいから」

♬~

♬~

(まさ子) お願いします。
(社員) お願いします。

《返事が来ない…》

《何で? ケータイ落としたとか?
電源入ってない?》

《いや でも
既読になったわけだし…》

う~ん…。

鐘子 大丈夫?

うん… 大丈夫。

OK じゃあ これでお願い。
(小宮) はい。

(小宮) 1月の店舗オープンまで
忙しくなりそうですね。

チーフ 大丈夫ですか? ご家庭。

忙しいほうがいいのよ。

え?

ううん 何でもない。
はい。

(まさ子) ごめん!

私のせいで
そんなことになってたなんて…。

いやいや… 謝らないでよ
まさ子は悪くないよ。

私 ホントのこと言おうって
決めてたわけだし。

でも 丈からのリアクションは
ないんだよね?

うん…。

(まさ子) ねぇ 丈って
相当な遊び人なんじゃない?

「不倫しましょう」なんて
言って来る男だよ?

それは…。
人妻なら

後腐れなく遊べるって
思ったんだろうけどさ。

うっ。
結婚を迫られることもないし

飽きたら 「もう やめよう」で
終わらせられるし。

ううっ。
あっ ごめん。

いや… いいの いいの。

普通に考えたら…

そうなる… の… かなぁ。


《これでいいんだ これで…》

あっ…。

あぁ…。

♬~


(ドアが開く音)
丈?

(恵梨香) 空いてるお席に どうぞ。
(灯里) いらっしゃいませ…。

(灯里)
丈は 何か病気なんですか?

私は丈の姉です
何かあるんなら教えてください

丈君の意思には反しますが

ご家族の協力がないと
治療が不可能だと判断したので

お話しします

丈君の病名は

脳腫瘍です

え!? ヤダ…

彼の主治医のガルシア先生は

すぐにスペインに戻って 手術を
受けるべきだと言っています

ですが 丈君の場合
開頭手術で摘出するには

厄介な場所に腫瘍があって

正直 手術には
相当なリスクが伴う

それで 丈君は悩んでいます

リスクって?

命の危険も
あるということです

そんな…

手術 受けなかったら
丈は どうなるんですか?

正確には分かりませんが

持って あと1年ぐらいだと…

どうして…

そんな重い病気なのに
何で 丈は日本に…

彼は 諦めていたんです

だから 残りの人生で

やりたいことを
全てやろうと思ったと

そして 思いがけず
最後の恋に落ちた

最後の恋?

まさか 鐘子ちゃん?

そんな… あの子は人妻ですよ?
丈は不倫だなんて

不倫なら

自分が死んでも 彼女が
独りぼっちになることはない

彼は そう言っていました

「丈 嘘ついてたけど
私 本当は独身なんだ」

おかえり 葉子。
あっ。

ただいま
ごめんね 遅くなっちゃって。

ううん 今日も
また鐘子ちゃんと飲んでたの?

まさか 仕事よ。

新しい事業の担当を
任されちゃって。

そっか。

じゃあ その仕事が終わったら
考えてくれるよね?

子供のこと。

そうね。

もう終わりなのかな…。

いや 電波の悪い場所にいるとか?

いや 今どき
病院でも つながるしなぁ。

《まさか また倒れたとか…》

既読スルーされてるのに
電話は重い。

重過ぎる。

《結局 ひと晩たっても
丈からの返事は来ない》

《優しいあなたが
返事をしないなんて

よっぽど 私の嘘に怒ったんだね》

《そうだよね 本当は
婚活疲れの独身なのに

既婚者だなんて嘘
ドン引きするよね》

《ごめんね 丈
嘘ついて だまして》

《もう関わりたくないって
思ってるかな》

ハァ… ダメだ。

1人で考えてると
想像が悪いほうに行く。

あっ そうだ。

出て来い! もう1人の私。

(八神) お姉さん 大丈夫?

あっ!
あれ? 鐘子さん!

風太君…。

(八神) 頭 大丈夫?

あっ いや もう… 全然 平気。

あっ 風太君は?
バイト中じゃないの?

ちょうど休憩だから。
そっか。

あれ? キレイな指輪。

あぁ。

星空と銀河鉄道の煙が
閉じ込められてるの。

へぇ~。

僕も 指輪 買ったんだよ
葉子さんに。

安物だけど。

風太君って お姉ちゃんのこと
ホントに好きなの?

え? そうだよ。

本気で付き合ってるよ 僕たち。

《「君は知らないけど
お姉ちゃん 結婚してるよ。

君たちのそれ 不倫だよ」》

《私が清廉潔白の身なら
言えただろうか》

《言えないか…》

鐘子さんも その指輪
彼氏にもらったの?

え? あぁ…。

彼氏…

だったのかな…。

私…。

嘘ついてたから。

(八神) えっ どうしたの?

う…

嘘ついてたの。

結婚してるって。

何で?
分かんない。

飛行機で思わず…。

お姉ちゃんの結婚指輪が

ポケットに入ってて…。

葉子さんの結婚指輪?

《しまった!》

どういうこと!?
葉子さんって独身じゃないの?

《まずい… お姉ちゃんは
独身のふりしてるんだった》

結婚してるんだね? 葉子さん。

いや まぁ
何と… 言ったらいいか…。

そっか…。

おかしいと思ってたんだ。

家には 絶対 呼んでくれないし

泊まるのは いつもホテルだし。

でも 僕みたいなのといるの

ひとに見られたら
恥ずかしいからかなぁって。

いや 恥ずかしいだなんて
そんな…。

こんな頭だし…。

ガキだし…。

いいや!

今は鐘子さんの話 聞かないと!

僕は男だから大丈夫!

いや… 君は

いいじゃん その…

不倫とはいえ お互い

ちゃんと… ちゃんと好きで

愛し合ってて…。
うん。

愛し合ってる それは分かる。

え? すごい自信…。

エヘヘ。

初めて会った時から
そうだったんだ。

(八神の声)
初めて 目が合った時から。

僕 葉子さんに夢中で

指輪なんて見てなかったもん。

(男) 子供が大きくなるって
あっという間だな。

(女) そうねぇ。

(男) へぇ~ 本物のカメラマンさんに
撮ってもらえるなんて

いい記念だ。

普段は 風景専門なんです。

でも とても
ステキなご夫婦だなと思って。

ご結婚されて どれくらいですか?

50年だな。

わぁ すごい。

君は? 結婚してないの?

はい。

僕は 多分 結婚は…。

あっ いえ…。

(男の子) おじいちゃ~ん!
(男) は~い。

ちょっと失礼。
はい。

(男) はいはい 何ですか?

(男の子) もっと大きくして。
大きく?

ハハハ…!

はいはい 分かりましたよ。

(八神) じゃあ 鐘子さんは
葉子さんと逆で

結婚してないのに
してるって嘘をついた。

で 思い切って
独身だってメールしたら

それっきり
返事がないっていう…。

何で?
独身だったら喜ぶはずじゃん。

遊びだったのかなぁ。

その人 そんなに悪いヤツなの?

人妻キラー?
それとも 怖い系の人?

全然 違うよ。

だよね。

そんな指輪 くれるんだもんね。

え?
そんなステキな指輪。

その人に
「好き」って ちゃんと言われた?

言われた… かな。

一応。

葉子さんも言ってくれたよ。

何回も 何回も。

僕は あれが嘘だと思えない。

鐘子さんは 嘘だと思うの?

その人が言ったこと
全部 嘘だったと思う?

小宮君 デザイン費の見積もり
確認 取ってくれる?

分かりました。

(メッセージの受信音)

(鐘子の声) 「ごめん!
さっき風太くんに会って

お姉ちゃんが結婚してること
思わず言っちゃった!」。

え!?

どうかしました?

ううん。

(振動音)

はい。

風太にバラしたって
どういうこと?

ち… 違うの。

バラしたんじゃなくて
バレちゃったの。

「お姉ちゃんの結婚指輪が
ポケットに入ってて」って

言っちゃったの ポロっと…。

お姉ちゃん ごめん
何と おわびしていいか…。

ハァ…。

まぁ いいわ。

え? いいの?

私が結婚してることは

いつかバレるだろうって
覚悟してたし。

風太 何か言ってた?

う~ん 取りあえず
へこんでたけど…。

(通話中着信音)

(通話中着信音)

あっ お姉ちゃん
また かけるから。

え?
(通話が切れた音)

もしもし 丈?

灯里だけど。
え?

今日 お店 来られる?
話があるんだけど。

あ… はい。

(メッセージの受信音)

(八神の声)
「葉子さん 今日会える?」。

(灯里) はい。
どうも…。

丈 いないんだ。

そうですか…。

昨日 ケータイ置いたまま
写真 撮りに出掛けちゃったのよ。

はぁ…。

え? じゃあ 私のメールが
既読になったのって…。

見たの私。

呼び出し音

振動音

振動音

ん?

鐘子ちゃん?

え!?

しかも その…
勢いで つい消しちゃって…。

だから 丈は まだ知らないの
あなたのメールのこと。

ねぇ ホントなの?
あなたが独身だって。

はい…。
何で そんな嘘ついたの?

つい とっさに…。

そしたら どんどん
言い出せなくなっちゃって。

本当に ごめんなさい。

じゃあ 何で 今になって

ホントは独身だって
言おうと思ったの?

もう 嘘をつきたくないって
思ったんです。

彼には
会って ちゃんと謝ります。

ねぇ。

あなた 知ってるの? 丈の…。

え?

ううん いいの。

♬~

♬~


(灯里) 丈 おかえり。

あっ ただいま。

病気のこと
一之瀬先生に聞いたよ。

スペインの 何とかって有名な先生が
手術してくれるんでしょ?

とにかく
すぐにスペインに帰って

その先生の言うこと聞こう
私も一緒に行くから。

いいんだよ 灯里は今まで通りで。

はぁ!?

僕は病気のことで
大事な人を困らせたり

悲しませたりしたくないから
ずっと黙ってたんだ。

だから 灯里は
今までの灯里でいてよ。

何 言ってんのよ!?

あんたが死ぬのが 一番困るに
決まってんじゃない‼

悲しいに決まってんじゃない!

お願い!

スペイン 一緒に帰ろう。

怖いんだよ。

ホントは 手術が怖い。

もし うまく行かなかったら
死ぬかもしれない。

手術にリスクがある
っていうのは聞いた。

でも このまま 放っておいたら

あんた
ホントに死んじゃうんだよ。

ねぇ。

あの子のこと 好きなんでしょ?
鐘子ちゃん。

え?

そんなわけないよ。

だって 彼女は ひとの奥さんだよ。

丈。

あの子

あんたがいなくなったら
独りだよ。

だから
鐘子さんには旦那さんが…。

鐘子ちゃん
結婚なんかしてないの。

え?

あれ? チーフ?
雰囲気 違いますね。

旦那さんとデートですか?

まぁね。

お疲れさま。

(葉子の声) 「今日も
仕事で遅くなりそう ごめんね」。

葉子さん!

ごめんね 風太 待った?

全然 今 来たとこ。

♬~

ごめん… ちょっと
急用 思い出しちゃって。

また連絡するね。

賢治…。

(灯里)鐘子ちゃん
結婚なんかしてないの

丈 私…

私ね…

あ… あのね 丈…

大好きだよ 鐘子さん

(八神)
鐘子さんは 嘘だと思うの?

その人が言ったこと
全部 嘘だったと思う?

《本当だって信じたい》

(賢治) ただいま~。

おかえり。

葉子 仕事 早かったんだ。

ちょうどよかった。

駅前のケーキ屋さん
リニューアルしてたから

寄って来たんだ。

葉子の好きなミルフィー
一緒に食べよう。

賢治…。
コーヒー 入れようか。

賢…。
あ~ 紅茶かなぁ。

うん。

どうして聞かないの?

「あの男は誰だ?」って。

「あの男」?

誰のこと?

フッ。

…なんてね。

だって…

聞いたって
また君は嘘をつくだろ?

ホントは
ずっと前から気付いてたよ。

君が他の男と会ってるってこと。

でも 認めたくなかった。

認めたくないに決まってるだろ。

自分の奥さんが
不倫してるなんて!

(ドアが閉まる音)

♬~

(メッセージの受信音)

(八神の声) 「葉子さん 大丈夫?」。

(着信音)

葉子さん?

うん…。

さっきの人 旦那さんだよね?

うん…。

(恵梨香) いらっしゃいませ。

(恵梨香) あっ…。

(恵梨香) 灯里さん 来ましたよ!
うん。

どうも。

丈君 いますか?

(ノック)

私。

お姉ちゃん ごめん。

賢治にバレた。

…というより バレてた。

えっ!?

それで お… お義兄さんは?

あんな賢治 初めて見た。

きっと お義兄さんなりに

お姉ちゃんのこと
愛してるから…。

風太君とは話したの?

さっき電話でね。

あの子 優しいの。

嘘ついてた私を
責めるようなこと

ひと言も言わなかった。

それどころか

こんな私のことを心配してくれた。

(八神)葉子さん 僕…

何があっても 葉子さんを守るよ

結婚してるのがバレたら

あの子は
面倒に巻き込まれたくなくて

すぐに いなくなっちゃうって
思ってたけど…。

バレたことによって

風太の本性が見えたって感じ。

いい本性がね。

(一之瀬) ありがとう。

すまなかったね。

その… 病気のこと

お姉さんに話してしまって。
いえ。

いつかは言わなきゃって
思ってましたから。

正直 先生が言ってくれて
ほっとしたところもあるんです。

彼女… 結婚してなかったんです。

えっ?

嘘だったみたいで。

どうして そんな嘘を?

普通は逆だよね?

結婚してるのに
してないっていう。

多分 何か理由があったんだと
思います。

きっと僕に 何度もホントのこと
言い出そうとして…。

でも そのたびに僕は

「こんな関係
もう終わりにしよう」

…って
言われるんだとばかり思って。

彼女の話を聞くのが怖かった。

ハァ…。

僕が ちゃんと
聞いてあげればよかったのに…。

まぁ… まぁ でも
彼女が独身でよかったじゃない。

旦那さんがいないなら

彼女と付き合うのに
何の障害もない。

あ… そっか。

君は 彼女が
既婚者だと思っていたから。

はい。

僕が いなくなっても

平気な人だと思っていたから。

でも…

ホントは独身ってことは

僕が死んだら
彼女を独りぼっちにしてしまう。

風太
鐘子のこと心配してたわよ。

諦めるなんて もったいないって。

「僕は 葉子さんが
結婚してても諦めない。

なのに 独身の鐘子さんが
諦めるなんて

あべこべだ」って。

「あべこべ」か…。

私たちも あべこべだったね。

えっ?

結婚してる私が
「独身だ」って嘘ついて

独身の鐘子が「結婚してる」って
嘘つくなんてさ。

そうだね。

嘘ついても
誰も幸せになんてなれないね。

このままじゃ
誰も幸せになれない。

賢治も 風太

私も。

じゃあ… どうするの?

私は
今から自由の身には なれない。

そんな私が
風太を縛るなんてことできない。

賢治のこと
これ以上 苦しめられないし。

お姉ちゃん…。

鐘子は? どうするの?

私は…。

先生…。

手術

受けます。

そう…。

そうか。

はい。

すぐに
ガルシア先生に連絡するよ。

よろしくお願いします。

「彼女のために生きたい」

そう思ったから
手術を受ける決意をしたんだよね。

はい。

大丈夫 ガルシア先生は
この分野の権威だ。

先生なら
きっと君を救ってくれる。

彼女も
丈君のこと待っていてくれるよ。

いえ 彼女には

病気のことも 手術のことも
言わないで行こうと思ってます。

えっ どうして?

もし 手術が
うまく行かなかったら

本当に彼女を
悲しませてしまうことになるから。

(鐘子の声) 「会って
話したいことがあります」。

(伴野の声) 「鐘子さん
今度の日曜日 会えませんか?」。

丈!

(メッセージの受信音)

(鐘子の声) 「日曜日 大丈夫です」。

「私も会って話がしたい」。

《あれこれ考えるのは
もうやめよう》

《彼に ちゃんと言う》

《「私は結婚なんてしてない
あなたが好きだ」って

今度こそ 絶対に》

(ノック)

ん? カメラ持って行かないの?

うん 手術が うまく行ったら

また ここに戻って来るから。

丈…。
ん?

ホントに
鐘子ちゃんに黙って行くつもり?

ちゃんと お別れはして行くよ。

だから 灯里…

もし僕に何かあっても

彼女には何も話さないで。

っていうか

あんたたちバカじゃないの?

ホントは最初から
ただの独身カップルなのに。

(濱みき子)
せっかくのお休みだし

お昼は
どこか食べに行きましょうか。

(濱 幸一) いいね!
(みき子) ねぇ 葉子は?

洗濯 済ませて来るそうです。

(みき子) ふ~ん。

(呼び出し音)

(着信音)

(呼び出し音)

風太

うん。

葉子さん?

風太…。

しばらく 会うのやめよう。

えっ?

メールも 電話もして来ないで。

旦那さんに何か言われたの?

この間も言ったけど
僕 どんなことがあっても

葉子さんを…。
ごめん。

私…。

私 もう嘘つくの疲れちゃったよ。

♬~

そっか 分かった。

じゃあ また会える時が来たら
連絡して。

僕 待ってるから。

じゃあね。

♬~

♬~

(幸一) 王手。

ハァ… 参りました。

(みき子) お父さん やるわねぇ。

あっ 葉子 今からね 賢治さんと
ランチ行きましょう

…って話してたんだけど
あなた 行ける?

いいね 何 食べようか?

(みき子) じゃあさ 久しぶりに
駅前の あそこの…。


丈。

鐘子さん。

元気だった?
え?

あっ いや… もしかしたら

また倒れたりしたんじゃないか
って ちょっと気になってたから。

全然 元気だよ
写真を撮りに行ってたんだ。

そっか。

丈。
鐘子さん。

え?
え?

あっ… 何?
鐘子さんは? 何?

いや 丈から…。

鐘子さんの話 聞くよ。

じゃあ…

ごはん食べに行こっか。

え?

いただきます。
いただきます。

んっ! おいしい。

うん ホント おいしいね。
うん。

僕たちが初めて会った日は
お好み焼き食べたよね?

うん 丈が子供の時 行ってた
お好み焼き屋さん。

おいしかったなぁ…
もう1回 行きたいなぁ。

僕も。

《この食事が終わったら
本当のことを言おう》

《私が独身だって言ったら

私たち
本物の恋人同士になれる?》

《それとも あなたは
困って逃げ出してしまう?》

《たとえ そうだとしても

私もう嘘は嫌だ》

《この食事が終わったら
さよならを言わなきゃ…》

丈。

何? 鐘子さん。

丈に ずっと
言いたかったことがあるの。

ごめんなさい。

ずっと嘘ついてたけど

私 ホントは
結婚なんてしてないの。

独身なの。

あの日…

丈に初めて会った
あの博多行きの飛行機で

私が落としたのは…。

(鐘子の声)
お姉ちゃんの結婚指輪で。

それを 丈が拾ってくれて

「どっち?」って。

私 なぜか とっさに
「左」って答えた。

深い意味は なかったの。

ただ… 見え張っちゃっただけで。

でも…

今まで
全然 恋愛できなかった私が

たった1つ

「既婚者だ」って
嘘をついただけで

あなたみたいなステキな人と
恋ができた。

銀河鉄道の夜』のジョバンニと
カンパネルラみたいに

本当の幸せを
見つけられるかなって

うれしかった。

何度も ホントのことを
言おうと思ったけど

でも私… 何もないから。

何の魅力もない

つまんない女だから

自信がなかった。

あなたの前でだけは
何者かでいたかった。

本当の私を知って

あなたがいなくなっちゃうのが
怖くて

逃げて

嘘を重ねた。

でも 私…

もう嘘は つきたくない。

あなたに
本当に恋をしてしまったから。

丈…。

私…。

あなたが大好き。


ごめんね 鐘子さん。

僕は不倫っていう関係が
よかったから

あなたに声 掛けたんだよ。

だって
あなたには愛する人がいる

帰る場所があるって
思ってたから。

後腐れなく遊ぶには
ちょうどよかったんだよ。

だから…。

僕たち もう終わりにしよう。

さようなら 鐘子さん。

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

ハァ…。