ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

W県警の悲劇 第4話 芦名星、正名僕蔵、大石吾朗、松澤一之… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

土曜ドラマ9「W県警の悲劇」第4話 一途な女 ゲスト:優希美青』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

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  19. 三宅
  20. 樹脂

f:id:dramalog:20190817222157p:plain

土曜ドラマ9「W県警の悲劇」第4話 一途な女 ゲスト:優希美青』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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土曜ドラマ9「W県警の悲劇」第4話 一途な女 ゲスト:優希美青[字]

監察官・松永菜穂子(芦名星)は署内のガサ入れチーム内に問題があるとして調査する。担当の女刑事に話を聞くと、絶対に結ばれない恋模様があることが…【4K制作】

詳細情報
番組内容
3Dプリンタで銃を密造する半グレ集団を捜査する警察チーム内に問題があるという情報から調査するよう菜穂子(芦名星)に指令が下る。そのため鑑識課の女刑事の近田(小林きな子)と千春(優希美青)を呼び事情を聞く菜穂子。特殊な能力があり捜査に貢献できるという千春の話を聞く菜穂子。すると、チーム内に絶対に結ばれない恋模様があることが分かる。
内容つづき
そして、いよいよ命がけでガサ入れに突入する捜査チーム。彼らに半グレ集団からの銃声が響く!
出演者
松永菜穂子(W県警・警務部監察官・警視)…芦名星
W県警「円卓会議」メンバー…正名僕蔵大石吾朗、松澤一之、大河内浩、阪田マサノブ
野尻恒之(W県警・組織犯罪対策課課長補佐)…鶴見辰吾
近田花(W県警・鑑識課)…小林きな子
三宅豊(W県警・組織犯罪対策課)…金井勇太
木場大輔(W県警・鑑識課)…武田幸三
<ゲスト>
千春(W県警鑑識課)…優希美青
番組概要
男尊女卑の傾向が強いW県警。そんな県警で初の女性警視となった監察官・松永菜穂子が、毎回強力な女性警察官と対峙する。事件解決の過程で、不倫やセクハラなどの不祥事、隠蔽や揉み消しなど、清濁併せ呑む局面を目の当たりにする。秘めごとや罪と罰といった人間の心の奥深いところと絡み合い、イヤミスとしても女のバトルとしても、大人の鑑賞に堪えうる極上のドラマ。アッと驚くどんでん返しのラストを見逃すな!
原作脚本
【原作】
葉真中顕
『W県警の悲劇』(徳間書店

【脚本】
井上テテ
監督・演出
【監督】
日暮謙
音楽
【音楽】
松本淳一

【主題歌】
『鑑』安藤裕子
関連情報
【番組公式ホームページ】
www.bs-tvtokyo.co.jp/w-kenkei/

【番組Twitter
@BS7ch_wkenkei

 

 


《千春:絶対に
かなうはずがない恋。

私と あなたの場所は違いすぎる。

絶対に越えられない 壁がある》

(銃声)

うっ!
野尻さん!

(深井)先日の
半グレ集団へのガサ入れで

捜査官が
1人 負傷してしまったようだね。

(乾)そうみたいだね
まったく失態だよ。

こういうことがあると 我が県警の
評判を落としかねない。

(杉浦)撃たれたのは確か
野尻くんですよね 大ベテランの。

(橋爪)ああ 野尻くんは
随分と長いこと

この県警には
貢献してくれてる人だ。

大事に至らなくてよかったよ。
(三國)ホントですね。

なんでもミスをした鑑識をかばって
撃たれてしまったらしいですよ。

あんなベテランに けがさせるなんて
考えもんだね。

松永くん
処分はしてるんですか?

(松永)いえ 特にはしていません。

いいんですか? そんなことで。

申し訳ありません。

《処分するって言ったって…》

この前の女児殺人事件でも
面倒な鑑識がいたでしょ。

どうなってるのかな~
最近の鑑識は。

でも 危険ドラッグの押収と

その半グレ集団の逮捕は
成功したんだろ?

なんだっけ?
おもしろい名前の集団。

禁愚混愚。
はっ?

禁愚混愚。
ハハハハハ!

禁ずる 愚かに
混ざる 愚かで

キングコングですね。
暴走族じゃないんだから。

踊る阿呆に
見る阿呆みたいな意味か?

こんな半グレ集団が我が県で
のさばるのは よろしくない。

しかも その集団に
銃を流してるっていう

別の半グレ集団がいることが
わかったんだ。

イカーズという集団なんだがね。
なんでも

3Dプリンターで銃を自作して それを
密売してるとのことなんだ。

3Dプリンターで作った銃とはいえ

本物と変わらない
殺傷能力があるんじゃ

県内に その密造グループが
存在するというのは大問題だな。

なんとしてでも
それは潰さないといけませんね。

ああ それで
近々にメイカーズにはガサが入る。

そんな重要なガサ入れなら

前回みたいなことが
ないようにしてほしいもんだな。

鑑識の見直しも
必要かもしれないな。

そうですね。
県内での犯罪率を抑制させる

とても大事な
ガサ入れになるでしょう。

成功すれば話題になるし

我が県警の有能さをアピールする
絶好の機会だ。

そこに足を引っ張る者がいては
困るな~。 なんだったら

処分も必要なのかもしれませんね
松永くん。

処分というのは?

鑑識には
いらないと言ってるんですよ。

承知しました。

《自分たちの評判を
落とす存在がいれば

いらなくなった人形を
捨てるかのように

処分するのが この人たち。

だけど 私は
自分の目で判断させてもらう。

自分のやり方で結果を残して
上にのぼりつめてみせる》

(近田)ここか… 千春 こっち。

基本的には私が答えるから
あなたは静かにしてなさい。

鑑識課の近田です。
(扉をノックする音)

どうぞ。

お疲れさまです。
お疲れさまです。

近田さんと…。

彼女が例の?

はい 千春です。
連れてきました。

《この人が監察官…》

座って。 あなたもどうぞ。

はい。

《ほのかに香るバラの香り。

控えめで主張しすぎず
それでいて気品を感じる。

この人は できる人…》

あなた かわいいわね
姿勢よく座っちゃって。

《子ども扱いしてるのかな
私だって もう大人なのに…》

この前のガサ入れ

半グレ集団から危険ドラッグを
押収できたとのこと

ご苦労さまでした。
いえ。

ただ そのとき
野尻警部が負傷してしまったと。

《やっぱり その話…》

はい。

《まっすぐ私を見てる。

どういう状況か
わかってるのでしょうね。

そう これはあなたの問題》

聞いた話では
千春さんをかばって負傷したと。

はい 事実です。

野尻警部は
大事に至らなかったとはいえ

深刻な事態だと
上は捉えています。

鑑識課の体制に不備がないか
見直す必要があるかもしれません。

ですから 詳しい話を聞くために
お越しいただきました。

(近田)はい。

《私のせいで野尻さんが
撃たれてしまったから…》

あの 千春はどうなるんですか?

千春に 何か処分のようなものが
下るんでしょうか?

《処分?》

場合によっては
あるかもしれません。

監督責任は私にあります。
この子は悪くありません。

《近田さんは悪くない。
悪いのは私》

その判断のために詳しい話を
聞かせていただきたいんです。

この子は自分の仕事を
一生懸命やってくれたんです。

確かに野尻さんに ご迷惑を
おかけしてしまったんですけど

この子は ちゃんと
自分の能力を発揮して

貢献してくれたんです。

特殊な能力があるんですよね。

はい! この子は
特にすごい能力を持っています。

だからこそ あのとき
ドラッグだって見つけられたんです。

それ以前にも
この子がいたからこそ…。

《さて そろそろ
本題に入りますか》

近田さん。

とりあえず
その日 何が起こったのか

詳しく教えていただけますか?

わかりました。

その日は半グレ集団 禁愚混愚の

危険ドラッグ所持の
ガサ入れがありました。

それで現場検証の応援として
組織対策課と合流しました。

《あの日のことは忘れられない》

木場:おい 今日はよろしくな。
よろしくお願いします。

あれ?
今日 木場さんなんですか?

安岡のやつが急に辞めたから
俺が応援に行くことになったよ。

あいつ
な~んで急に辞めたんだろう。

わからないけど うわさでは
なんかあったらしいですよ。

なんだよ 何かって。
いや わかんないけど!

ほら 辰沢署の女児殺人事件が
関係してるとかって うわさが

《私は安岡さんから
聞いたことがある。

辰沢署に好きな人がいるって。

でも かなわぬ恋なのかもしれない
って言ってたけど》

何があったんだろうな あいつ。

友達だと思ってたのに
つれねえよな

《私に秘密の話をしてくる人は
わりと多い。

熊倉清ちゃんも その一人。

清ちゃんのお父さんは
警察の鑑っていわれてた。

でも 登山中の事故で
死んじゃったんだけど。

清ちゃんは お父さんは実は
事故死じゃないって言ってた。

きっと父親の死を まだ
受け入れられないんだと思う。

そして その死んでしまった
お父さんの代わりに

組対に加わったのが野尻さん。

私の好きな人。

好きになってはいけないことは
わかってる。

私をさえぎる大きな壁は
越えることができない。

まるで私の気持ちは
ロミオを思うジュリエット…》

三宅:じゃあ 皆さん!

おいで 千春!

《あっ でも…》

近田:どうしたの?

え~ よろしくお願いします!

今日のガサ入れは
禁愚混愚という半グレのアジトだ。

生意気に危険ドラッグなんか
所持してると思われ

今日は ブツを見つけるまで
帰れません。

そのつもりでお願いします!
はい お願いします!

お~ よろしく!
君がいりゃ楽勝だよ。

なんせ エースなんで。
この前みたいによろしく頼むよ。

(野尻)千春

《私と野尻さんとの間にある

見えない壁》

よろしくな。

野尻さんの ご指名なんだから
頼むよ!

《その壁が邪魔をして
近寄ることはできない。

野尻さんとは
県警のランニングサークルで出会った》

千春!

ハァ ハァ ハァ…。

相変わらず速いな。 ハハハハ…

《野尻さんが
いろいろな話を聞かせてくれた。

子どものころの思い出から

陸上競技に熱中した
学生時代のこと。

警察官の道を志したこと。
交番勤務時代の苦労話。

刑事になり 長年
現場で捜査に携わっていたこと。

奥様との出会いや お子さんや
お孫さんができたときのこと》

お前といると
話しやすいんだよな。

悪いな。
俺の独り言を聞かせてしまって

《悪いなんて とんでもなかった。

私は私で
野尻さんの話を聞いていると

とても ほっとするというか。

心地よい気分になれた。

相性なんだと思う。

自然と
私は野尻さんにひかれていった。

けれど今は あのときのようには
いかなくなった。

私と野尻さんの間には
壁ができてしまった。

とある ちょっとしたことが
きっかけで…》

《野尻さんは
ランニングサークルをやめてしまって

こうやって現場で たまに顔を
合わせるだけになってしまった。

野尻さんは
普通に接してくれるけど

決して壁を踏み越えてはこない。

もう昔みたいに
世間話を聞くこともなくなった》

よ~し そろそろ時間だな。

相手は武装も考えられる
半グレ集団です。

皆さんも注意してください。
はい。

私の指示があるまで絶対に
動かないようにお願いします。

はい。
はい!

千春もだぞ。

はっ はい!

フフ いい返事だ。 いくぞ。
はい

《野尻さんの期待に応えなきゃ》

 

それから輸送車に乗って

禁愚混愚のアジトの
マンションに行きました。

それで組対の人たちが乗り込んで
続いて私たち 鑑識が入りました。

どこだ! 危険ドラッグ!

ねえよ そんなもん!

《これは ほとんど
生まれつきのものだと思う。

生まれつき
何かを上手にできる能力を

才能というのであれば
私には きっと

探し物の才能があるんだと思う》

あっ 千春 待ちなさい!

ここです!

《このとき私は野尻さんに
いいところを見せようと

焦りすぎていたのかもしれない。

あの男の動きに
気付いていなかった》

(銃声)

野尻さん!
野尻さん!

救急車 呼べ! 呼べ!

ああ… ちきしょう…

それでソファーには
危険ドラッグはあったんですか?

はい ありました。

この子は自分の仕事を
全うしてくれたんです。

確かに
勝手に動いてしまったことは

よくなかったとは思うんですけど
あれは事故に近いというか…。

そうですか。

実は 一つ
気になることがあるんです。

何でしょうか?

組対の人にも聞いてみたんですよ。

その日のガサ入れで何があったか。
はい。

そしたら野尻さんは

彼女に対して距離をとっていたと
言っていたんです。

えっ?
実際は どうでした?

そういうことに
気がつきませんでしたか?

まっ 言われてみれば…
あまり近くにはいなかったような。

《それは…》

やっぱり そうなんですか。

その原因が何か知りませんか?

いや~。

彼女と
現場で会うことになったのは

野尻さんが
組対に行ってからだと思うんです。

それ以前に彼女と野尻さんに
接点はありませんでしたか?

接点…。
何か接点があって

そこで野尻さんが
距離をとる理由があったとか。

《それは… でも それは別に
今回のこととは》

わかりませんけど
それが今回のことと

何か関係があるってことですか?

そうかもしれませんね。

それは ちょっと
考えすぎじゃないでしょうか?

《そう 考えすぎ》

じゃあ その日
もしかしたら野尻さんが

死んでいたかもしれないと
思うのも考えすぎですか?

《えっ?》

いいえ。

《確かに 私は
野尻さんに気に入られたくて

いいところを
見せようとしすぎたんだと思う。

そのせいで銃を持っていることに
気付けなかったのかもしれない》

ただの事故なら しかたのないこと
かもしれないけど

もし 何かがあって
それが原因の一端を

担っていたとしたら
今後を考えなければなりません。

それって
千春はどうなるってことですか?

今の職務から降りてもらうしか
ないかもしれないですね。

そんな…
千春から この仕事 とったら…。

《嫌だ 唯一 野尻さんと
一緒にいれる時間なのに》

野尻さんのほうに
原因があるなら

野尻さんに退いてもらうことも
あるかもしれません。

《なんで?
野尻さんは何も悪くない…》

どうなの?
野尻さんと何かあったの?

聞いても無駄よね。

彼女からは
話せないんでしょうから。

まあ 野尻さんに
聞いてみないことには

わからないわね。

明日 またガサ入れでしたよね?
あっ はい。

イカーズという3Dプリンター
銃を製造する半グレ集団の所に。

鑑識は前回と同じチーム体制だと
伺っています。

彼女を また行かせるんですか?

《もう私は
行かせてもらえないってこと?》

私たちとの連携もありますし
急に変えるよりは そのほうが。

組対からは野尻さんが行きます。

えっ?
《野尻さんが?》

そうなんですか?
けがは大丈夫なんでしょうか?

詳しいことはわかりませんが
もう大丈夫みたいですよ。

いずれにしても あした また

彼女と野尻さんは
現場で会うことになります。

そうですね。

また何か起こる可能性は
あるんじゃないですか。

でも 事故があったのは
あのときだけなんです。

それ以外は
この子は結果を残していますし。

そうですか。

《野尻さんが来るなら
なおさら行きたいけど

だからこそ
行かせてもらえないか》

《彼女と野尻さんの間には
きっと何かある。

まあ でも ここで彼女が
何かを話してくれるなんて

期待してたわけじゃないし
様子を見るか》

また何かあったら
今度こそ処分せざるをえません。

はい。

ただ あした
結果を残してくれれば…。

《えっ?》

あなたの力を発揮して
あしたのガサ入れを成功させるの。

ちゃんとやれる?

はい!

やってくれそうね。

この子は ちゃんとわかってます。
大丈夫です。 チャンスをください!

わかりました。 あしたのガサ入れ

いい結果が出ることを信じてます。

ありがとうございます!
ほら 千春も頭 下げなさい!

あっ…。

《あしたの現場で
成果を出さないと

野尻さんに会えなくなる!》

おはよう。
おはようございます。

昨日 千春の件で
監察官に呼び出されたんだろ。

大丈夫だったのかい。
とりあえずは。

今日 成果出さないと
まずいかもしれないです。

大丈夫だ 千春
今日も頑張れよ。

いつもどおりにやれば
いいだけなんだから ね!

《わかってる
今日は絶対失敗できない》

あっ おはようございます。
おはようございま~す!

(木場)野尻さん
足 大丈夫なんですか?

大丈夫 大丈夫。
かすり傷程度だから。

《野尻さん》
(三宅)休んでればって

言ってるのに
大丈夫って聞かないんですよ。

三宅さん なんなんですか
その格好は。

あっ メイカーズのうわさを聞きつけて
やって来た

チンピラっていう設定です。 通称 ジョー。

ジョーって。
こいつが訪ねて来て

ドアを開けさせる手はずなんだ。
緊張してんだよな。

してないっすよ。
どう見ても緊張してるんですけど。

してね~よ!
恥ずかしい。

《足 本当に大丈夫なのかな》

千春 この間のことは気にすんな。
今日も頼むぞ。

よ~し 談笑するのは ここまでだ。

予定どおりいけば8時に突入する。
気を引き締めていくぞ!

(一同)はい!

みんな今日のヤマはでかいんだ。
気合い入れろよ!

(一同)へい!

三宅さん 気合い入ってるね。

国内で銃を作れる組織を
捕まえられるかですもんね。

3Dプリンターで作ったものとはいえ

普通の銃と おんなじように
機能するらしいし ここで

押さえられるか押さえられないか
かなり大きいですよね。

(木場)それに野尻さんを撃った
銃の製造元なわけだからな。

みんな借りを返したい
気分なんだろうな。

(近田)三宅さんの場合
緊張しすぎな気もするけど。

《野尻さんは
ランニングサークルをやめてしまった》

《私との間に
壁が生まれてしまったから。

その壁を乗り越えたかったけど。

無理だった。

それは野尻さんを
苦しめることになるから。

こうやって遠くで
見つめることしかできない。

私は それでいいと思った。

もし私と距離を置くために
サークルをやめたのだとしたら

私は野尻さんから

貴重な時間を
奪ってしまったのかもしれない。

いけない。
目の前の仕事に集中しなきゃ。

今日は失敗しないで 役に
立たなきゃいけないんだから》

なんだ 千春 どっかかゆいのか?

黙っててください!

なんだよ え?

朝のミニトマトは たまらないのよね。

今日のガサ入れ大丈夫かな。

鑑識の皆さん あの線路を越えて
すぐのマンションの4階

阿久津インダストリーという会社が
イカーズのアジトです。

はい。
わかりました。

みんな聞いてくれ
イカーズの主要メンバー3人は

昨夜 建物の中に入ったまま
出てきていないそうだ。

ここまで連中が
行動確認に気付いた様子はない。

まさか こんな朝っぱらから
ガサが入るとは思っていないだろう。

不意を突いて
一気に証拠物件を押さえる。

スピードが勝負だ
気合いを入れてくれ!

(一同)はい!
《かっこいい》

え~ みんな聞いてくれ
今回のガサ入れでは

やつらが銃の密造を
行っているかどうかが

成否の分かれ目だ。 具体的には
製造に使う3Dプリンター

材料に使う じゅ… 樹脂。

設計図 そして…。

何だっけ?
銃の現物だろ。

銃の現物。

《かっこ悪い》
(野尻)たとえ3Dプリンターがあって

材料があって 設計図があっても
現物がなければ

銃を密造した証拠とは言いがたい。

現物は絶対に
押さえないとならない。

わかったな!
(一同)はい!

相手は銃を持っている
可能性も高い。

心していくぞ!
(一同)はい!

よし… よっしゃ! よ~し。

よ~し いくぞ~!
三宅さん 気負いすぎなんだよ。

よ~し 俺たちもいくぞ!
はい!

千春 いくよ!

《私も気負いしすぎないように
しないと》

イカーズ。
表向きは阿久津インダストリーとして

フィギュアの制作をする
ベンチャーということになっている。

既存の暴力団とは
結びつきがない集団で

メンバーは20代が中心。

リーダーの金原は
東京の名門大学出身で

高校の後輩に声をかけて結成か。

半グレもインテリ化を始めてるのね。

(玄関チャイム)

誰? こんな朝っぱらに。

よう よう
俺はジョーって者なんだけどよお。

ジョー?
おう 俺の名はジョー。

ちまたじゃ結構
名の知れた存在なんだぜ。

悪そうなやつは だいたい友達。

いいから早くしろ。

あ~ あんたらメイカーズだろ?

なんか いい物
作ってるって話聞いてさ。

取引したいんだよね~。

よう 中に入れてくんねえかな。

なんのこと? うちは
阿久津インダストリーだけど間違いだろ。

そうか じゃあ うちは警察だ。

阿久津インダストリーさん
これから家宅捜索を行う。

これが令状だ。
よ~く確認してくれ。

ガサだ。

突入!

突入!

ドリル!

早くしろ スピード勝負だ。
はい。

樹脂は金属よりも
簡単に溶かすことができる。

完全に溶かされてしまえば

その樹脂が密造された
銃であることを

証明するのが不可能になる。

今日のガサ入れ 時間が勝負ね。

急げ!

いけます!
よし!

(野尻)お~ 切れ切れ切れ。

よ~し いくぞ~!

動くな! 何も触れるんじゃない!

なんですか こんな朝っぱらに。

お前らには
銃密造の容疑がかかってる!

銃? そんなもの作ってませんよ。

うそつけ!
そいつで作ったんだろうが。

作ってませんって。

どこに そんな証拠が
あるっていうんですか?

それを これから見つけてやる。

そこでお前ら黙って見てろ!
一歩も動くな!

動くなよ。

千春? どう?

《あれが樹脂
あれと同じにおいが どこかに》

《感じない》
こっちにはありません。

やっぱり溶かしたんじゃねえか?
でも あの時間ですよ。

溶かしてたとしても 溶解途中の
ものがどこかにあっても。

おい 千春 わかんねえのかよ。

《もう うるさいな 黙っててよ》

おい ガキども 銃はどこだ?

だから ないって
言ってるじゃないですか。

なんすか これ
横暴じゃないですか。

こっちは納税してる市民ですよ。

あ?
(加山)な… なんですか。

こっちは出るとこ出ても
いいんですよ。

下に投げた形跡もないです。

どこにもありません。

そんなはずはない
こいつらの動揺を見ただろ。

絶対に作ってる
どっかにあるはずだ。

野尻さん ありません。

フフフフ… あの~ こっちは
納期直前で忙しいんですよ。

これじゃ営業妨害ですよ~。

さっさと帰ってくれたら
水に流してもいいんで

この部屋から出ていけ!

あれ? 言葉通じません?

警察って物分かり悪いんだっけ?

ばかでもなれんのかもな。

お~ 暴力反対。

ちょっとでも触れたら訴えますよ。

(笑い声)

《え? ちょっと》

《野尻さん それ以上近づいたら》

千春 頼む 助けてくれ。

わからないか?
俺たちには無理でも

お前にだけわかる何かがないか?

千春! 何か わからないの?

千春!
《壁を越えてきた

我が身の危険も顧みず
私たちの間に たちはだかる

あの壁を踏み越えてきた…》

千春 頼む。

《今度こそ
この人の役に立ちたい》

わかりました 絶対見つけます。

あいつ なんつったの?

《樹脂のにおい 集中しろ
集中しろ

私は鍛えられてきたんだ。

試験で一番いい成績を収めたから
ここにいるんじゃないか。

助けるんだ 野尻さんを》

お~い 何したって
ないものはないんだよ~。

おい 外にはなかったぞ。

《違う 下じゃない》

《あそこだ!》

(近田)千春!

え~ どこ行った?

あっちだと思います。

《あれだ!》

《あった…》

千春 千春!

あった あった。
よくやった。

ありました 密造銃ありました。

お~ あったか。
野尻さん。

大丈夫 大丈夫。

《野尻さん…》

よくやったぞ 千春。

《だからだめだって 近づいちゃ》

了解 ドローンで飛ばしてたのか。

凝ったことしやがって。

すぐ そっち向かう。

よし 現物は押さえた
あとは設計図とかよろしく。

(一同)はい。

あんのやろ~。

さっさと受け取って
逃げろって言ったのにな。

死刑っすね。

高校も名門高校。
友人たちもみんな偏差値が高い。

なんのために勉強してきたんだか。

(園崎)失敗した。

見つかった。

金原さんに怒られる。

行くよ 千春。

《まだ樹脂のにおいがする。

それに…。

人?》

うわ~!

《絶対にかなうはずがない恋》

千春!

《私とあなたの場所は
違いすぎる。

絶対に越えられない壁がある》

千春! 千春 おい 千春!

《野尻さん 私に近寄っちゃだめ》

千春!

《だから離れてないと。

でも役に立ててよかった。

私の思いが かなうはずがない。

だって私は…》

《犬だから》

千春! 千春!

ねぇ起きて 千春!

大丈夫なのかよ おい! 千春!

(近田)メイカーズは
もしものときはドローンで

あの屋上に銃を飛ばす手はずに
なってたみたいです。

あのとき 偶然グループの一人

園崎がアジトに向かう
途中だったみたいで

それを受け取るよう
指示してたらしいです。

急いで屋上に上がったんですけど
この時点で すでに

10分近く経過していた。

あった。

(階段を上がる音)

犬か

最初は ただの犬だと思って
安心したらしいんですけど

すぐ私と木場さんが到着したから
動けなくなったみたいで。

 

園崎はグループでも
いじめられてたみたいで

金原に怒られる恐怖感から

気が動転して
銃を放ったらしいです。

そう。

でも大事に至らなくてよかった。

今度は千春が
野尻さんを救ったんですね。

はい。

どうぞ。
ありがとうございます。

あっ! 例の野尻さんが
避けてる理由 わかったんですよ。

え?
野尻さん アレルギーだったんですって。

アレルギー?
はい 動物アレルギー。

それも結構 重度なものらしくて。

そうだったんだ。
は~。

じゃあ野尻さんは千春に限らず

警察犬と一緒に現場に行くことが
難しいってこと?

そうなんですけど千春は ちゃんと
アレルギーのことを理解してて

ちゃんと
距離を取ってくれるから

「むしろ千春じゃなきゃ
だめなんだ」って。

そうなんだ 千春から距離を。

だったら千春を外すことは
できないですね。

はい そうしてあげてほしいです。

ランニングサークルのころも
いっつも一緒にいたみたいで。

あの子 野尻さんに
すっごいなついてたって。

そう…。

なんだか かわいそうですね。

そうなんです。
でも距離はあっても

お互いの絆は深いみたいですね。

だから
野尻さんは千春をかばったし

千春も野尻さんを
かばったんだと思います。

早く よくなって回復したら

また現場で
頑張ってもらいましょう。

はい。

どうぞ。
あっ いただきます。

(橋爪)いや~ 無事
イカーズを取り押さえられて

一安心だな。
(深井)ああ しかし今度は

警察犬が
野尻さんをかばうなんてね。

ひょっとして
借りを返したってことか?

まさか!
いや それは犬の恩返しじゃった。

(笑い声)

犬が そんなこと
考えられるわけないだろうが。

しかし今度は
自分が けがをしてしまうとは

なかなかトラブルメーカーな犬ですね。

処分はどうするか
決めたんですか 松永くん。

はい 今回は千春なしでは
解決できない事案でした。

けがの後遺症などを
確認してからにはなりますが

今回の彼女の貢献を鑑みて

処分の必要はないと
判断しております。

恐縮ながら私見を申し上げますと
今後も彼女は

我が県警に貢献してくれると
私は信じております。

そうですか わかりました。

行け! 名犬!

(笑い声)

《よくやったわね 千春》

まだ あんまり
無理して走るんじゃないよ。

千春。

あれ 野尻さん。

近田さんも
ランニングサークルに来たんですか?

はい
千春が走りたそうだったんで。

でも 野尻さん
やめたんじゃなかったですか?

いや 俺も鍛えなおそうと思って。

千春 また一緒に走ろうな。

あら 振られちゃいましたね。

違うよ こいつは俺の
アレルギーのことをわかってるから。

冗談です わかってますよ。

こいつは俺のことを
よくわかってくれるんだ。

千春
距離を置かなきゃならないけど

また一緒に走ろうな
気持ちは ずっとそばにいるぞ。

喜んでますね この子。

元気になってよかった。
ありがとな 千春。

《この壁は
決して壊れることはないけど

それでもいい》

《気持ちだけでも 壁を
越えてくれるなら それでいい》