ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

偽装不倫 第6話 杏、宮沢氷魚、瀬戸利樹、MEGUMI、田中道子… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『偽装不倫#06』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 鐘子
  2. 灯里
  3. 葉子
  4. 風太
  5. 試合
  6. ホント
  7. 今日
  8. 賢治
  9. 仕事
  10. 大丈夫
  11. 本当
  12. 一緒
  13. 振動音
  14. お姉ちゃん
  15. レフェリー
  16. 心配
  17. 熱海
  18. 恵梨香
  19. 指輪
  20. 旦那

f:id:dramalog:20190814231823p:plain

『偽装不倫#06』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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偽装不倫#06[解][字][デ]

東村アキコ原作、ピュアラブコメディ!互いへの想いが溢れながらも嘘をつく鐘子と丈。そしてついに妻・葉子の行動を不審に思った賢治が動き出す!鐘子も巻き込まれて…!!

詳細情報
出演者
杏、宮沢氷魚瀬戸利樹、MEGUMI、田中道子、夏子、眞島秀和、伊沢弘、朝加真由美谷原章介仲間由紀恵
番組内容
本当は独身だということを打ち明けようとした鐘子(杏)の前で突然倒れた丈(宮沢氷魚)。病院で目を覚ました丈は、医師の一之瀬(眞島秀和)に病気のことを秘密にするよう頼む。また本当のことを言えなかった鐘子は、このまま“偽装不倫”を続けていくことに…。
葉子(仲間由紀恵)は風太瀬戸利樹)の試合と同じ日に賢治(谷原章介)から熱海旅行に誘われピンチに陥る。どちらにも行くつもりで、嫌がる鐘子に協力を仰ぐが…。
監督・演出
【演出】森雅弘
原作・脚本
【原作】「偽装不倫」東村アキコ(YLAB JAPAN)
【脚本】衛藤凛
音楽
【音楽】菅野祐悟
【主題歌】「us」milet(Sony Music Labels)
制作
【プロデューサー】加藤正俊、森雅弘、岡田和則(光和インターナショナル)、武井哲(光和インターナショナル)
【製作著作】日本テレビ
【制作協力】光和インターナショナル

 

 


(濱 鐘子) これ お姉ちゃんの

結婚指輪じゃん。

指輪が この下…。

(伴野 丈) これですか?
《イケメン…》

どっち?

左… です。

《何で 今 嘘ついた~!?》

僕と不倫しましょうよ。

旦那さんの写真 見たいな。

この人よ。

《姉の旦那~!》

僕と旅に出よう
2人で 銀河鉄道に乗りたい。

丈…。
(吉沢賢治) 鐘子ちゃん!

お弁当 忘れてるよ。

《ホントだったら 今頃
2人で銀河鉄道に乗って

ホントの幸せを
探してたのかな…》

《もう少しだけ
一緒にいたかった》

行ったんだ… 花巻に 一人で…。

お姉ちゃんみたいなことは
したくない。

自分のついた嘘に
振り回されるのは

もう嫌。

《どうか 彼に会わせてください》

鐘子さん?
丈…。

私 丈に会えたら
言おうと思ってたことがあるの。

私 本当はね…。

丈。

(サイレン)

(救急隊員) サチュレーション98
意識レベル100です。

(医師) 一之瀬先生 意識障害です
バイタルは安定しています。

(一之瀬) 丈君? 丈君?
(医師) 分かりますか?

CT 連絡して。
(看護師) はい。

(一之瀬) ご家族の方ですか?

いえ あの 家族じゃなくて
その… 一緒にいた者です。

私の隣で 急に倒れて…。

(一之瀬)
分かりました お待ちください。

《何? 丈に何が…》

《何が起きてるの?》

(恵梨香) 灯里さん?
(伴野灯里) 恵梨香ちゃ~ん

昨日のイケメン
今度 いつ来るかなぁ?

(恵梨香) イケメン? あの人…。

(灯里)
あの人 絶対 私に気がある。

そして 指輪してなかった
きっと 独身!

行ける~! アッハ!

(恵梨香) それより 灯里さん。

丈さん 旅行 行ったきり 全然
帰って来ないじゃないですか!

今日こそは
帰って来ますよね? ねっ?

知らないわよ。

(救急隊員) こちらが荷物です。

あと スマホも。
あ… はい。

(灯里) 丈 出ないと思うけど?

(恵梨香) え~
出るまで かけてください。

ハァ…。

(振動音)

もしもし?

ん? 誰?

(灯里)
これ 丈のケータイじゃ…。

あっ そうです
あの 私… 鐘子です。

濱 鐘子です。
何で あなたが? 丈は?

あの… 私 今 病院にいて…。

病院? えっ どういうこと!?

(医師) お願いします。
(看護師) はい。

脳腫瘍で見られる
一時的な発作が起きたようだね。

東京駅のそばで 急に意識を失って
ここに運ばれて来たんだよ。

東京駅…。

一緒にいた女性が すぐに救急車を
呼んでくれて ホントによかった。

鐘子さんは?
あぁ 大丈夫 表で待ってるから。

お姉さんもね
今 病院に向かってるそうだよ。

(看護師) 先生 CT行けます。

ああ 分かった。

先生。

姉にも 彼女にも

病気のことは言わないで。

分かった。

(看護師)
伴野さんのお連れの方ですよね?

はい。
こちらへどうぞ。

丈!
鐘子さん。

大丈夫なの? もう 起き上がって。

うん ごめんね 心配かけて。

ホントに?
うん。

ちょっと疲れてただけ。

たまに あるんだよ。

貧血みたいな…?

そう! それ 貧血。

あぁ そうなんだ…。

何だ…。

あっ ごめん。

救急車なんか呼んじゃって。

声 掛けても 揺すっても
起きなくて

何か 大変なことに
なっちゃったのかと思って…。

怖くて…。

ハァ…。

鐘子さん びっくりしたよね?

あ… もう大丈夫だから。

よかった…。

鐘子さん

僕のこと追い掛けて
花巻に行こうとしてくれてたの?

えっ?

《そ… そうだ 私

丈に 「結婚してるっていうのは
嘘だ」って言うために

会いに来たんだった》

鐘子さん?

あ… あのね 丈…。

(灯里) 丈! 丈~!

ねぇ いきなり倒れたって
どういうこと?

大したことなかった 貧血だって。

貧血!? ちょっと もう焦った~。

ほら こないだ精密検査
受けたとかって言ってたから

もう心配しちゃったじゃない!

ホントに何でもなかったから。
そう…。

え?

え? っていうか
何で2人 一緒にいんの?

それは…。
まさか…。

一緒に旅行してたわけじゃ
ないでしょうね?

あっ う…。

はっ!? 昨日のイケメン…。

あぁ どうも。

具合は どう?

え~! お医者様だったんですか?

私 伴野 丈の姉です!

あ~ そうでしたか!
(灯里) はい!

あぁ いや 偶然ですねぇ…。

知り合い?
嘘みた~い!

昨日 たまたま
お店に来たお客さんが

弟を助けてくれた恩人だなんて。

すっごい偶然 これって運命…?

伴野さん 外傷もないですし
点滴が終わったら

今日は 帰って結構ですよ。
はい。

(灯里) ありがとうございます。

先生 今度 うちの店で
ぜひ お礼させてくださ~い。

いいえ 僕は医師ですから。

お礼なら 彼女にしてください。

(灯里) え?

炎天下で倒れたままだったら
大変でしたよ。

あ… あのあの

私 ちょっと急用がありまして…。

失礼します。

ちょっと…。
鐘子さん!

(ドアが開く音)

あぁ 結局 また言えなかった。

(濱みき子) あら 鐘子
今日 会社じゃなかったの?

あっ いや…。
《ヤッベ!》

いや あの そ… そうなんだけど

あの 今日 全然 仕事ないから
帰っていいよって。

そんなことあるの? ねぇ
会社 倒産しちゃうんじゃない?

いや…
大丈夫なんじゃないかなぁ?

え~?

セーフ!

(頭をぶつける音)
あっ…。

(鏡の鐘子) まったく…。
出たな!

ホントに彼に 言う気あるの?

あるわよ! もし 丈に会えたら…。
「今まで黙っててごめん!」。

本当のことを言おうって…。
「本当は私 独身なの~!」。

決めてたんだから!
「え~!」。

…って ひとの話 聞いてんの?

あっ 電話。

そうだ 電話なら…。

面と向かって言わなければ

案外 さらっと
言えちゃうかもしれない。

うまく行くといいわねぇ。

ねぇ?

もう!

今夜 電話で言おう。

♬~


(トレーナー) 風太! 試合まで
1週間 切ってんだぞ!

そんなんじゃ勝てねえぞ!

(八神)試合のチケット

(吉沢葉子)
今度の土曜日だよね?

(八神)絶対来て

(賢治)
今度の土日 熱海 行かない?

ちょっと予定 見てみて…
もう 旅館も予約してあるんだ

(葉子の声) 「ごめん 風太
土曜日 急な仕事で

試合 行けなくなった」。

(振動音)

(八神) 葉子さん!

(メッセージの受信音)

(八神の声) 「わかった!
仕事じゃ しょうがないよ!」。

(黒田)
吉沢 今度の週末 何してる?

え?

(黒田)
部長にゴルフ誘われちゃってさ
一緒に行かない?

悪い 週末は
奥さんと温泉旅行なんだ。

お前 奥さん ホント好きだな。

ハハっ 当たり前だろ
だから結婚したんだよ。

子供ができたら

2人きりで温泉なんて
しばらく無理だし

今のうちに 夫婦の時間を
大事にしないとな。

(濱 幸一) 鐘子 すごい食欲だな
夏バテ知らずで うらやましいよ。

今夜は 気合入れないと!

今夜 何かあんの?

いや 別に…。

あっ そうだ
葉子も賢治さんも

週末 熱海よね?
ええ。

熱海って 子宝で人気の
パワースポットなんですって。

へぇ~。
そうなんですか?

うん 有名な神社もあるらしいから
行ってみたら?

《そういえば お姉ちゃん

熱海旅行とあの子の試合が
かぶってるって言ってたけど

どうするつもりなんだ?》

どうする?
神社 行ってみようか。

ん~ そうね せっかくだから
いろいろ観光して回ろう。

じゃあ 良さそうなとこ
調べとくよ。

ありがとう。
うん。

いやぁ よかったよ。

お姉ちゃん お義兄さんと一緒に

熱海に行くことにしたんだね。

いやぁ しかしさ

旅館は押さえてくれるわ
旅先の下調べはしてくれるわ

お義兄さんって まさに
理想の夫だよねぇ。

あ~あ いいなぁ 温泉
私が代わりに行きたいわ。

それ いいわね。

は?
私の代わりに 鐘子 行ってよ。

何 言ってんの? お姉ちゃん。

まさか また 何か たくらんでたり
しないでしょうね?

冗談よ さすがに今回は

「結婚記念日のリベンジしよう」
って言われちゃったし。

風太の試合は諦めて
賢治と熱海に行くわ。

そうだよ。

これを機会に
不倫なんて やめなよ。

お姉ちゃん 「家庭を壊す気はない」
って言ってたじゃん。

割り切った遊びだって。
そうね。

それにさ あの子

お姉ちゃんのこと
独身だって思ってんだよね?

本気になっちゃったら
あの子だって かわいそうだよ。

鐘子は?

偽装不倫中の彼に
ホントのことを言ったの?

うっ…。

「私は お姉ちゃんみたいなことは
したくない」。

「独身だって絶対言う」って
偉そうに宣言してなかったっけ?

い… 言うよ!

今から言うよ!

だからさ お姉ちゃんも

もう お義兄さんの所に戻んなよ。
ん? え?

いや ちょっ… え?
ほらほらほら。

ハァ…。

《私は お姉ちゃんとは違う》

《今度こそ 絶対に言うんだから》

ふぅ!

(灯里) ごめん 今日ね パエリア
売り切れちゃった ごめんね。

≪アハハ…≫
(灯里) ≪何 言ってんのよ もう≫

これ… 銀河鉄道の夜空だ

(カナエ)あげたい人 いんの?

その人は もう指輪してるから

(振動音)

(振動音)

はい。

もしもし? 丈?
うん。

あ… 体調 どう?

大丈夫?
全然 元気だよ。

今日は本当に ごめんね
心配かけて。

ううん 私こそ
お姉さんにまで心配かけて…。

いや 先生がカッコ良くて
うれしそうだったし。

あ…。
鐘子さん ありがとう。

電話くれて うれしい。

あっ そ… そっか。

電話するの初めてだよね。

うん。

《そう思ったら
急に緊張して来たな》

《顔が見えないほうが
言いやすいって思ったけど

つまり それって

「結婚してるのは嘘だ
私は独身だ」って言った時の

丈の反応が見れないってことか》

《いやいや… でも
今日こそは言うって決めたんだ》

鐘子さん
電話してて 旦那さんは大丈夫?

丈 そのことなんだけど…。

何?

《今だ! 「旦那さんなんていない」
って言え!》

旦那さんは いないの。

えっ?

《言った~!》

《濱 鐘子 ついに言った~!》

いないって…。

あぁ 仕事?

へっ?

忙しいって言ってたもんね。

いや そういうことじゃなくて…。

すごくステキで
仕事ができそうな感じで。

ああいう旦那さんがいれば
鐘子さん ずっと安心だ。

えっ?

鐘子さんに帰る家があると
僕も安心だよ。

僕との遊びのせいで

鐘子さんの幸せを
壊すわけにはいかないからね。

「遊び」?

鐘子さんも 旦那さんと
別れる気なんてないでしょ?

《こ… これは言えない》

《本当のこと言ったら 終わる》

《嘘でも 不倫だから
この関係は続いてるんだ》

《終わらせたくなければ

もう この偽装不倫を
続けるしかない!》

もちろん 別れる気なんて

な… ないない それは うん。

そっか よかった。

うん…。

だから その…

今まで通りでいいからね。

そうだね。

あ… じゃあ

旦那さん 帰って来たから
じゃ また。

《や… やっぱり そうか

遊びだったのか》

《いや 分かってた》

《分かっちゃいたけど…》

う~…!

《一瞬でも 嘘から本物の愛が
芽生えたと思った

私がバカだった》

♬~

♬~

課長 昨日は急に お休み頂いて
ホントに すいませんでした。

心配したよ~ 濱さん。

で お腹のほうは
もう大丈夫なの?

あ~ もうもう… 全快です。

(まさ子)
鐘子 鐘子 何? 何があったの?

えっ?

前の会社だって無遅刻 無欠勤。

丈夫が取りえの鐘子が
腹痛で休み?

絶対 嘘! ジョー・バンノと
何かあったでしょ!?

シ~。

ごめんね
昨日の今日で 呼び出して。

いえ…。

実は ガルシア先生から
何度も連絡があってね。

日本での検査結果を見て

「ジョーのことがとても心配だ」
って。

先生は すぐにでも
スペインに戻って

手術を受けるべきだと言っている。

でも 僕の病気は…。

最近 頭痛や目まいがすることが
増えてるんじゃない?

はい。

丈君の場合 腫瘍がある場所が
とても厄介で

手術には相当なリスクが伴う。

だから
様子を見ていたんだと思うけど

ここでの検査で 腫瘍が
予想よりも早く大きくなって

頸動脈や神経を
圧迫していることが分かった。

はい。

このままだと
状況は厳しくなる一方だろう。

もし 次に倒れたら

かなり危険な状態になると思う。

怖いよな。

逆の立場だったら 僕も怖いよ。

決めるのは丈君だから

僕が無責任に言えることじゃ
ないって分かってるけど

丈君は まだ若い。

ガルシア先生の手術に
賭けてみてもいいと思う。

やっぱり 怖いか。

怖くなかったんです。

えっ?

どこかで
もう諦めていたんです。

この病気を受け入れて

残りの人生を
悔いなく過ごそうって

そう思ってました。

丈君…。

でも 日本に帰って来て

ある人に出会って

怖くなってしまった。

今は怖いです。

そうか…。

というわけで 私 人妻のふりして
偽装不倫 続けることにしました。

はぁ? それって一周回って
振り出しに戻っただけじゃん。

だって もう
しょうがないじゃん!

私だって言いたいよ
「結婚は嘘だ」 「独身だ」って。

言いたいけどさ…
って も~ この話 何回目?

まぁまぁ 飲もう。

嘘は良くない。

いつかは言わなきゃいけない
って分かってる。

でも 今は無理 自信がない。

自信ね…。

本当のことを言って 彼が
いなくならないなら言うけど

いなくなっちゃうなら
言いたくない…。

まさに究極の選択ね。

彼が 私のこと
本当に好きだっていう

絶対的な確信が持てたら…。

その時は 本当のことを言う。

絶対的な確信って何よ?
丈から 愛の告白されるとか?

えっ 何?
そういえば私

「不倫しましょう」って
言われただけで

丈から 「好き」って言われたこと
一度もない…。

えっ。

あ~…。

(賢治)
土曜日は旅館で ゆっくりして

日曜日は レンタカー借りて
一日 観光しよう。

いいね 車で あちこち回って
夜 帰ればいいもんね。

楽しみだね。

そうね。

葉子。
ん?

僕たちの今後のことも
ゆっくり話そう。

分かった。

風呂 入って来るね。
うん。

(ドアが閉まる音)

これで いいんだよね…。

(メッセージの受信音)

風太…。

(八神の声) 「葉子さん

ひとつだけ
お願いがあるんだけど」。

「何?」。

(八神の声) 「声が聞きたい
電話してもいい?」。

お疲れ。
お疲れさまです。

(振動音)

あっ 葉子さん? 急にごめんね。

仕事中じゃなかった?
大丈夫。

風太は? 調子どう?

うん ばっちり!

そう… 珍しく
メールの返事が来ないから

心配しちゃったよ。

試合 終わるまで 連絡するの
やめようって思ってたから。

え…?
だって

メールしたら 声 聞きたくなるし
声 聞いたら

会いたくなるし。

会ったら
試合に来てほしくなっちゃうし。

風太…。

でも やっぱり
声だけでも聞けてよかった。

これで また頑張れる。

ごめんね 風太 試合 行けなくて。

勝てば 6回戦に上がれる
大事な試合なのにね。

平気だよ。

僕… 仕事に一生懸命な葉子さんも
大好きだから。

葉子さんが頑張ってるって
思ったら

僕も頑張れるから大丈夫。

心配しないでよ!

僕… 勝つからさ。

うん。

頑張ってね。

じゃあね。

♬~

♬~

八神風太です!
今は4回戦ですけど

夢は世界チャンピオンです!

試合を見に来てください!
シュシュッ!

(賢治) 葉子~ お風呂いいよ。

うん ありがとう。

偽装不倫 続けるっつったって

何をどうすりゃいいのよ…。

(ノック)

はい。

鐘子 ちょっといい?

何? どうしたの?

私… 風太の試合 行くわ。

えっ…
何 言ってんの? お姉ちゃん。

だって 土曜日はお義兄さんと
熱海 行くって…。

風太の試合は
多分 1時半ぐらいからだから

電車に間に合うギリギリまで
試合 見て

その後 熱海に行く。
いやいや… 絶対 無理だよ。

お義兄さん 怪しむよ。

もう怪しんでるかも。
だったら 余計…。

でも 行きたいのよ!

この数か月 試合のために
頑張ってる姿 見て来たんだもん。

少しでもいい ひと目でもいいから
そばで見たいの。

そんな… 昭和の歌謡曲
みたいなこと言われても。

だから もしもの時は協力して。

お義兄さんにバレそうになったら
ってこと?

ねぇ… お姉ちゃん 正気なの?

何で お義兄さんじゃダメなの?

こんなにも お姉ちゃんを
幸せにしてくれてるのに…。

フッ… 幸せ?
そうでしょ!

鐘子の言う 幸せって何?

えっ?

私も 若い頃は思ってたよ。

いつの間にか 雑誌とかテレビに
影響されて

誠実で 優しい正社員の男に
いいブランドの指輪もらって

マイホームをローンで買って…。

そういう一般的な女の幸せを
自分も手に入れなきゃって。

でも… この年になって

私 そういうものに
興味ないんだなって気付いたの。

風太に出会って

お金がなくても
将来の保証がなくても

自分の腕だけで戦って

倒れても 何度でも立ち上がる姿を
見て 引かれたの。

待って 待ってよ お姉ちゃん。

遊びなんじゃないの?

まさか あのピンク頭の子に
本気ってわけじゃないよね?

(着信音)

鳴ってるわよ じゃあね。
(着信音)

あっ ちょ…。
(着信音)

(着信音)

もしもし 丈?

灯里だけど。
あか…。

お姉さん!?

今度の土曜日さぁ
うちの店 来れない?

は?
丈を助けてもらった

お礼がしたいの
私ね 借りは 即 返さないと

気が済まない性格なのよ。
はぁ…。

で? 来るの 来ないの?

あっ いや… 行きます 行きます。

あっ そう じゃあ待ってるから。

(通話が切れた音)

《お姉さんが誘ってくれた…
うれしい》

《けど お姉さんも 私を
人妻だと思ってるわけだから

気まずい…》

あれ?

はい。

え…。

(メッセージの受信音)

(伴野の声) 「鐘子さん
灯里が無理 言ったみたいで

ごめんね」。

ううん…。

「全然大丈夫だよ!」。

違う違う…。

「土曜日はダンナさん仕事だから」。

よし!

《取りあえず 人妻のふりを
完璧にするしかない》

(灯里) ありがとうございま~す。

(恵梨香)
ありがとうございました。

(みき子) 賢治さん
お天気でよかったわねぇ。

まさに 行楽日和。
はい。

(みき子) お土産は やっぱり
温泉まんじゅうかしらねぇ。

干物だろ なぁ? 鐘子。

あっ まぁ…
どっちもいいんじゃない?

おはよう。
おはよう。

(みき子) あら 葉子
出るまでに まだ時間あるでしょ?

それが 急に呼び出されちゃって。

ちょっと会社で
仕事をして来るけど

新幹線の時間には
間に合わせるから。

品川駅集合でいい?

(みき子) こんな日まで仕事なの?
何とかならないの?

分かった
じゃあ 3時に品川駅で。

いいの?

いいも何も仕事だろ?

ほら そうとなったら
早く行かないと。

いってきます。
(賢治) うん。

いってきま~す。
いってらっしゃ~い…。

(幸一) 母さん 我々が
熱海に行ったの いつだっけ?

葉子が2歳…。

えっ 2歳だったから35年前よ。

(幸一) そんな前か…。
(みき子) ねぇ また行きたいわね。

(声援)

葉子さん!

来てくれたんだ。

(八神) うれしい。

ねぇ。
(八神) ん?

風太
風太の試合って 3番目だよね?

そうだけど?

じゃあ 2時ぐらいには終わるか。

ごめん 試合終わったら
私 すぐに出なきゃいけなくて。

えぇ!?

試合は ちゃんと応援する。

だから

とにかく勝って
大事な試合なんだから。

うん 見ててよ。

葉子さんのためにも 絶対 勝つ。

私は人妻 私は…。

私は 人妻。

こんにちは…。

(恵梨香)
いらっしゃいませ あっ…。

鐘子さん。
(灯里) あぁ。

本日は お招きいただき
ありがとうございます。

いらっしゃい
よく来てくれたわね。

はい。

この間は 丈を助けてくれて
ホントにありがとう。

あぁ いや そんな…
私は何も…。

今日はね 何でもごちそうするから
どんどん食べてね。

じゃあ お言葉に甘えて。

いただきます!
(灯里) はい。

でも ホント心配したのよ?

丈は子供の頃から
誰よりも 元気で健康で

風邪ひとつ
ひかない子だったから

いきなり倒れただなんて
もう びっくりしちゃって。

たまに あるんだよ

(灯里) まぁまぁ でも大したこと
なかったから よかったわね。

うん。

さてと

もう これで
借りは返したわよね?

はい?

2人は 一体どうなってんの?

大体 何で この間
あなたが東京駅にいたの?

それは…。

ホントは 2人で
旅行してたんじゃないの?

違うよ。

鐘子さんは あそこで
偶然 会っただけで…。

あっ あの… 私

人妻ですから!
え?

そんな2人で旅行なんて
行くわけないじゃないですか。

あの日は たまたま友達…

ほら まさ子と
旅行に行った帰りで

たまたま 東京駅で
丈君を見掛けて

もうホント それだけで…。

ホントなの?

うん。

もう 何だ よかった~。

私 もう てっきり

2人が不倫でも
してんじゃないかなと思って。

ハハハ…。
もう 心配してたのよ~。

あぁ もうよかったぁ
不倫してなくて ハハハ。

(アナウンス)
青コーナー 豊国ジム所属

八神風太~!

(拍手と歓声)

(アナウンス) ジャッジ 西村隆史
同じく 和田湊人。

レフェリー 玉川勝巳。

(レフェリー) お互い 中央へ。

反則のないよう
いい試合をしてください。

(アナウンス) ラウンド1!

(ゴング)
(レフェリー) ボックス!

♬~

(レフェリー) ブレーク! ブレーク。

ボックス!

いいよ 風太! その調子。

風太

まだ早いか。

♬~

風太

(レフェリー) 6!

7! 8! 9…。

OK?

(歓声)

(レフェリー) ボックス!

ごちそうさまでした!

(灯里) は~い。
今日こそは お腹いっぱい!

すごい 完食だ。

いや だって おいしいんだもん…。

(ドアが開く音)

(恵梨香) いらっしゃいませ!
(灯里) いらっしゃいませ!

すいません 10人なんですけど
入ります? (灯里) 10名様?

あっ じゃあ こっちのテーブル
片付けましょう。

鐘子さん ありがとう。
ううん。

手伝うよ。
あぁ 助かる。

私も手伝います。
え?

この店のメニュー
全品制覇してますから。

(灯里) あぁ ありがとう。

(トレーナー)
足 使え 足 もっと動いて。

(アナウンス)
セコンドアウト ラウンド3。

(ゴング)
(レフェリー) ボックス!

風太 行け!

(トレーナー) ガード ガード!
相手も疲れてるぞ!

♬~


(レフェリー) ダウン!
(アナウンス) 1・2・3・4…。

(レフェリー) 5・6・7

8・9…

10!

(ゴング)
やった!

(アナウンス) 3ラウンド 1分10秒
KOにより

勝者 青コーナー

八神風太~!

(歓声)

風太

いい匂~い!
お待たせしました パエリアです。

お~!
うわ ホントおいしそうだね。

おいしいんですよ あと
イカスミのライスコロッケも

おいしいんですよ。
じゃあ それももらおうか。

灯里さん
ライスコロッケ 人数分で~す!

あっ は~い。

(客) おいしい!
ちょっと これ ビールに合うね。

ビールにも合うし
白ワインも合うんですよ。

(客) いいねぇ!
ねぇ 白ワイン飲まない?

(客) 飲む 飲む!
(客) じゃあさ ボトルで!

灯里 ボトル出すね。
うん。

お待たせしました~。

これが ホントに合うんですよ
ねっ。

(客) へぇ~。
ハハハ…。

風太

あぁ 葉子さん。

ハァ… 勝った。

(トレーナー) どうぞ どうぞ。

大丈夫?
大したことないですよ。

さっき ドクターにも
診てもらったんで。

よかった…。

全然 大丈夫!
ピンピンしてるし…。

痛っ…。
バカ!

しばらく安静にしてろって
言われただろ? もう…。

じゃあ 俺 まだセコンド
つかなきゃいけないんで。

すいません。

葉子さん
僕 1人で大丈夫だから。

でも…。
仕事でしょ?

行っていいよ。

(賢治の声) 「今 どこ?」。

(メッセージの送信音)

ハァ…。

(振動音)

(葉子の声)
「ごめん 仕事が終わらない。

熱海 行けなくなった」。

えっと ここのお店で
私が一番好きなのは…。

ねぇねぇ
鐘子ちゃんって いい子だね。

そうかな。

(メッセージの受信音)

少々 お待ちください。

お… お義兄さ…。

(賢治の声) 「鐘子ちゃん
お願いがあるんだけど

葉子に 『お姉ちゃん
今 どこにいるの?』って

聞いてもらえないかな
さりげなく」。

(賢治の声) 「あ でも
僕から連絡きたことは言わないで。

さりげなく 今 どこにいるか
聞いてもらえると」。

お姉ちゃん… やらかした。

(鐘子の声) 「お姉ちゃん
今 どこにいるの?」。

バカ!
(メッセージの送信音)

おめでとう 風太

すっごく感動した。

私 久々に
大声出して叫んじゃったもん。

ちょっと 無理しちゃダメだって。

はい!

何?

開けてみて。

試合に勝ったら プレゼントする
って言ったでしょ?

指輪…。

うん 葉子さん
いつも指輪してないから

僕があげたいなって。

あっ 安物だけど… ヘヘ。

うれしい。

どうも。

すいません。
(警備員) はい。

10階のL&Uコンサルティング
用があって来たんですが

表の入り口が閉まってて。

あぁ 土日は基本的に
表は閉まってるんで。

でも 今日は
妻が休日出勤で来てるはずで…。

L&Uコンサルティング
吉沢葉子です。

(警備員) え~っと
ちょっとお待ちくださいね。

はい すいません。
(警備員) はい。

10階のL&…。

今日は 誰も
いらっしゃってないですよ。

そうですか…。

ありがとう 風太

ホントにキレイ。

うん 本物の宝石みたい。

宝石より こっちのほうがいいよ。

僕 葉子さんの
そういうとこが好きだな。

そういうとこって?
だから!

普通なら もっと ほら

値段とか どこで買ったとか
気にするじゃん。

指輪そのものよりも
ブランドが大事!みたいな。

フッ…。
何?

君が変えてくれたんだよ。

風太に出会って
本当の幸せに気付いたの。

よく分かんないけど…。

葉子さんが幸せなら
それでいいや!

フフフ。

(振動音)

葉子さん ケータイ鳴ってるよ。
(振動音)

うん 会社からかな。
(振動音)

(振動音)

(葉子の声)
「ごめん 今 会社で会議中。

電話 取れない」。

(賢治の声)
「今 君の会社の下にいる」。

(賢治の声) 「怒らないから
本当のこと教えて」。

「誰といるの?」。

(メッセージの受信音)

(葉子の声)
「本当は鐘子といるの」。

嘘だ。

(灯里) ありがとうございました。
ありがとうございました。

あぁ もう…。

お礼するつもりが
また助けてもらっちゃった。

いえ!
あっ お茶入れるね。

ビールがいい?
いやいや あの

取りあえず 片付けちゃいますね。

あ~あ あなたが
独身だったら よかったのになぁ。

え?
だって 丈

あなたといると
よく笑ってるもん。

いつも 何 考えてんのか
全然 分かんないし…。

特に最近 何かもう
暗い顔ばっかりしてたけど

今日の丈 すごい楽しそうだった。

これが新花巻の駅前。

えっ これも?
うん。

え~ こんなオブジェ
あったかなぁ?

めがね橋は? 覚えてる?

これは覚えてる。

この人たちは?
ハハハ 撮り鉄さん。

あぁ いいなぁ。

ホントは私も
丈と一緒に行きたかった。

あっ! SL銀河。

乗った?
いや。

そっか…
じゃあ いつか一緒に行こう。

いつか2人で 銀河鉄道に乗ろう。

《って 今 完全に
人妻設定 忘れとった~》

《ヤバい ヤバい
どうしよう どうしよう》

《これは 遊びの恋なのに

何 言ってんだって思われた!?》

(一之瀬)もし 次に倒れたら

かなり危険な状態になると思う

鐘子さん。
丈?

銀河鉄道の夜空だよ。

銀河鉄道
うん。

指輪の中に

星空と銀河鉄道の煙が
閉じ込められてる。

ホントだ。

キレイ…。

鐘子さん。

手 出して。

手… えっ?

どっち?

左手。

左手を出して 鐘子さん。

♬~

♬~

大好きだよ 鐘子さん。

鐘子さんといると楽しくて…

もっともっと 一緒にいたいって
思ってしまう。

花巻にも 一緒に行きたかった。

ごめんね。

鐘子さんの幸せを壊すつもり
なんてないって言ったのに…。

でも…。

今だけは 僕のものになって。

《丈…
私 誰のものでもないんだよ》

《私 ずっと独りなんだよ》

《全然 モテないし

婚活だって
途中で投げ出しちゃったし

夢も目標も 何にも持ってない》

《私 何者でもないんだよ》

《だから 結婚してるふりしたの》

《あなたの前でだけは

何者かになりたくて…》

《本当のことを言っても

あなたが
いなくならないのなら…

その保証があるのなら言うけど

いなくなってしまうのなら
言いたくない》

《どっち?》