ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

おっさんずラブ みどころ凝縮SPだお(前編)田中圭、吉田鋼太郎、林遣都… ドラマのキャストなど…

『劇場版公開記念!今からでも分かる「おっさんずラブ」みどころ凝縮SPだお(前編)』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 春田
  2. 部長
  3. 武川
  4. 大丈夫
  5. 蝶子
  6. 黒澤
  7. 本当
  8. マジ
  9. 一緒
  10. 結婚
  11. お前
  12. ハルカ
  13. 携帯電話
  14. 着信音
  15. 今日
  16. 仕事
  17. 本社
  18. 相手
  19. 本気
  20. 離婚

f:id:dramalog:20190811114635p:plain

『劇場版公開記念!今からでも分かる「おっさんずラブ」みどころ凝縮SPだお(前編)』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

無料で民放各局の動画視聴ができるTVerティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)

 

劇場版公開記念!今からでも分かる「おっさんずラブ」みどころ凝縮SPだお(前編)[字]

今からでも間に合う!社会現象を巻き起こした衝撃ラブコメディ「おっさんずラブ」の見どころを凝縮した総集編!この夏一番のお祭りエンターテインメントに乗り遅れるな!

詳細情報
◇番組内容
2018年流行語大賞トップ10をはじめ、社会現象を巻き起こした「おっさんずラブ」。8月23日の映画公開に先駆け、これさえ見れば分かる「おっさんずラブ」SPをお届け!モテない独身ダメ男・春田(田中圭)は、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん部長・黒澤(吉田鋼太郎)と、イケメンでドSな後輩・牧(林遣都)にある日突然壁ドン告白され、前代未聞の三角関係に巻き込まれる!笑って泣けるこの夏一番のお祭り映画を見逃すな!
◇出演者
田中圭
林遣都
内田理央
金子大地
伊藤修子
児嶋一哉

沢村一樹
志尊淳

眞島秀和
大塚寧々
吉田鋼太郎
◇おしらせ
『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』
8月23日(金)全国ロードショー!
社会現象ドラマ「おっさんずラブ」が奇跡の映画化!
豪華キャストも参戦、前代未聞の五角関係に!?
おっさんたちのラブ・バトルロワイアル、ついに完結!!
【出演】田中圭林遣都内田理央、金子大地、伊藤修子児嶋一哉沢村一樹、志尊淳 ・ 眞島秀和、大塚寧々、吉田鋼太郎
【公式HP】https://ossanslove-the-movie.com/

 

 


(黒澤武蔵)
はるたんが… 好きでーす!!

(春田創一)
ちょ ちょ… 何? 何? 何?

(牧 凌太)好きだ。

〈前代未聞!
おっさん同士の恋愛を描き

日本のドラマ界に
衝撃をもたらした

話題のドラマ…〉

お前が俺を
シンデレラにしたんだ。

〈おっさん同士の恋愛なのに

見れば 笑って 泣けて
胸がキュンとする〉

〈『おっさんずラブ』は
誰もが楽しめる

とびっきりピュアな
ラブ・コメディだ〉

(司会)「グランプリは…
おっさんずラブ』です」

東京ドラマアウォード2018で

グランプリを獲得〉

〈主演男優賞
助演男優賞

ダブル受賞するなど

ドラマ界を席巻〉

〈名実ともに
日本を代表するドラマとなった

注目の作品だ〉

〈さらに

2018年の新語・流行語大賞
トップ10入り〉

Twitter
世界トレンド第1位獲得など

日本中に
社会現象を巻き起こした〉

ええーーーーっ!?

〈そんな『おっさんずラブ』が
待望の映画化!〉

〈豪華新キャストも加わり
世界観もスケールアップ!〉

〈この夏
一番見るべき映画

『劇場版おっさんずラブ』の
公開を前に

特別編として ドラマ版を
2週にわたって放送〉

〈これを見れば

〈映画にも まだ間に合う!〉

春田創一 33歳。 恋がしたい!

〈主人公は 結婚願望はあるのに
全くモテない

ポンコツサラリーマンの
春田創一〉

〈そんな春田の頼れる上司が
黒澤武蔵〉

〈春田は ある日

ひょんな事から 武蔵の
自分への恋心に気づいてしまう〉

えっ?

じゃあ 今日も よろしく。

〈そんな中
春田の前に現れたのは…〉

新しい仲間を紹介します。

本社の
開発事業部から異動になった

牧くんだ。
牧凌太です。

〈イケメンでエリートの後輩
牧凌太だった〉

家って この辺なんだ?

今は
ウィークリーマンションですね。

よかったらさ… 家に住まない?

ルームシェアってやつ?

急ですね。

〈親切心から 牧とルームシェア
する事になった春田〉

何これ!? うめえーっ!

〈気楽な男同士の生活が
スタートしたかに思えたが…〉

好きだ。
えっ?

〈突然
牧から告白をされてしまう〉

俺のために喧嘩するの
やめてください!

〈突如訪れた
予期せぬ形のモテ期〉

〈様々な思いが交錯する中

奇妙な三角関係は加速していく〉

何もかも違うのに
一緒に暮らすなんて無理です。

でもさあ!

〈初めて見る人も
これさえ見れば大丈夫!〉

〈映画に まだ間に合う!〉

〈『おっさんずラブ
スタートです〉

♬~

(携帯電話の着信音)

はい 天空不動産 春田です。

ルーブル新武蔵野の見学会ですね。

次回のご予約でしたら…。
11時からアポの大島さん

駅に着いたそうだ。
誰か迎えに行ってくれ!

じゃあ 私 行きます。

よっしゃー。 武蔵野坂
3000万の物件 売れちゃいました!

(宮島亜紀)おお!
栗林さん 今月5件目です。

♬~

みんな ちょっと聞いてくれ。

えー…
みんなが頑張ってくれたおかげで

今月の目標は達成。

売り上げは
関東エリアでトップになった!

(武川)よっ!
(亜紀)おお~!

じゃあ 続けて。

春田。
はい。

週末のキャンペーンの宣伝プラン
お前に任せるわ。

僕が…? はい!

成績挽回のチャンスだ。
はい…。

期待してるぞ。
はい。

(資料が落ちる音)

しょうがねえなあ…。

あっ… すいません。
大丈夫です。

すいません。

いきます! いきます いきます!
ひじ なめます。

絶対届かない距離。
イエーイ!

春田創一 33歳。 恋がしたい!

だから ひじ なめます。

よっしゃ! いけ!

なんか やっぱ
CAさんって いいっすね。

あれ?
なんか変な事 言いました?

皆さん アパレルです。
何 言ってるんですか?

はい えー… 牧凌太です。

天空不動産の本社で
都市開発やってました。

よろしくお願いします。
かっこいい!

はじめまして。
よろしくお願いします。

(黒澤蝶子)うん 美味しい。
うん。

フフフ…。
いやあ 結婚30周年…。

あっという間だね。

うん。 ねえ。

あの… ちょっと
照れくさいんだけど…。

はい どうぞ。
あー!

きれい!
そう?

ちょっと!
痛い 痛い 痛い 痛い。

あなたと結婚して よかったわ。
なんだよ それ。

これからも
よろしくお願いします。

フフフフ…。
こちらこそ。

(栗林)カラオケ行く人?
はい!

(栗林)行こう 行こう
行こう 行こう 行こう…!

うお~!
ちょちょちょ…。

もう 春田さん
どこ行くんですか?

いいじゃん。
タクシー!

お願いします。

えっ? あっ… ねえ
どこのカラオケ?

(ため息)
そりゃ モテねえわ。

イッテェ…!

馬鹿野郎!

ああ~…。

あっ! イッテェ…!

何するんだよ…!

(春田幸枝)
それは こっちのセリフよ!

毎晩 毎晩 夜中に帰ってきて

靴 そろえない 服 脱ぎっぱなし
食べた皿そのまま

ズボンに
ティッシュ入れたまま洗濯

レシート入れたまま洗濯!
はいはい 今 何時だよ…?

とっくに8時過ぎてるわよ。
あんた いくつだと思ってんの?

33よ!
あっ イッタ…!

ってか
シャワー浴びる時間ねえし。

なんで
起こしてくれなかったんだよ?

決めた!
何が?

このままじゃ駄目になる。
あんた 今すぐ

この家 出て行きなさい!
なんだよ? 急に。

お母さん 本気よ。
いやいや… 遅刻すんだろ。

わかった。
なら お母さんが出て行く。

どうぞ!

♬~

ちょっと やめてください!

えっ?

お尻 触りましたよね?
お尻 触りましたよね?

痴漢です。 次で降りてください。

彼は 違いますよ。
ちょっと すいません。

部長…。

彼は 左手は つり革を持ってて

右手は カバンを持ってるでしょ?

だから
触りようがないと思うんだよね。

すいませんでした。
いやいや… 大丈夫 大丈夫…。

ありがとうございます…。
いやいや いやいや…。

(ブレーキ音)

♬~

あっ…。
あっ…。

拾います 拾います…。
大丈夫 大丈夫 大丈夫…。

いえ。
大丈夫だから。

えっ?

じゃあ 今日も よろしく。

はい。

あっ…。

週末から始まる
春の新生活応援キャンペーン

目標設定は
具体的に どうなってる?

(武川)はい。 期間中は この5軒を
売り切る事を目標にしています。

春田 ポスターとチラシは
できてるよな?

あっ… はい はい あの…
ポスティング もう 始めてます。

♬~

新しい仲間を紹介します。

本社の
開発事業部から異動になった

牧くんだ。
牧凌太です。

慣れない業務で ご迷惑を
おかけする事もあると思いますが

頑張りますので
よろしくお願いします。

じゃあ 仕事やろうか。

ハハハ… 春田。
はい。

もし わかんない事があったら
彼に聞いて。

面倒見いい奴だから。
はい。

(携帯電話の着信音)
あっ… 春田。 俺のパソコンから

春のキャンペーンの資料
牧くんに

よこしてあげてくれるか?
わかりました。

頼むぞ。
はい。

えっと… 春のキャンペーン…。

ん? キャンペーン…?

「Spring」… あっ これか?

(クリック音)

えっ?

(クリック音)

なんだよ これ…。

(操作音)

えっ?

(操作音)

えっ 嘘だろ?

うっ…!

《えっ なんで 俺の写真が?》

《えっ?》

うわっ! あっ あっ…。

見た?

えっ… 見てないです。

本当に見てない?

見てないです。

っていうか 何を?

わかんないですけど
見てないです。

♬~

〈神様…
僕が希望していた運命の恋とは

少し テイストが
違うような気がします〉

営業にしかできないと
いわれている

ポスティングの極意を教えましょう。
はい。

なるべく折り曲げないように
軽く入れる。

軽く。

やってみ。

(森崎眞砂子)あっ 春田くん?

ああっ こんちはっす!
ああ あの 管理人の森崎さん。

ああ 牧と申します。
ああ どうも どうも。

こんにちはっす!

(女性)春田くん こんにちは。
いってらっしゃい。

おっ お散歩してんのか。

同じ不動産でも
全然 やってる事 違うんですね。

ああ… まあ 営業所は

街とか 人が好きじゃないと
成り立たないからね。

なんつって。

いやあ すごいです 春田さん。

嫌みか? 成績ドベだわ。 嫌みか?
いやいや…。

(携帯電話の着信音)

ちょっと悪い。 もしもし。

すいませんでした!

この人 本当 失礼なんだけど!

あっ 今 業者を手配してますので
少々お待ちください。

私 何度も言ったわよね? ねっ?
はい はい はい。

(携帯電話の着信音)
すいません。 ちょっとすいません。

それ!
帰ったら

こいつの人生観 変わるぐらいの
きっついお仕置きするんで。

わかったな!?
はい!

なんなんだよ あいつ。

《えっ? 何 これ》

《なんで? 今まで 部長から

こんなコメント
なかったのに》

(ドアの開閉音)

(ため息)

うわあ~っ!

クレーム処理 ご苦労さん。

ありがとうございます。

♬~

《えっ?》

《いつも 定時には帰る部長が
なんで…?》

《もしかして 俺を待ってた?》

(ブラインドを閉じる音)

《いやいや…
えっ? 暗くして何する気?》

《おいおい なんで脱いだ?》

《なんで ジャケット脱いだ?》

《ぶ… 部長が
ま… 万が一 その気だとして…》

《いやいや
そんな事 あるわけないけど》

《そうだとしたら
どうすればいいんだ?》

《俺は 部下として
どう対応すればいいんだ!?》

(タブレット菓子を出す音)

《落ち着け
そんな事 あるわけがない!》

《春田 考えすぎだ 春田》

(タブレットをかむ音)

春田…。

あの… ああ… 失礼します!

春田!

(エレベーターの到着音)

ちょちょちょ ちょちょちょ
待て 待て 待て 待て…!

(ボタンを連打する音)

春田?

春田!

(ボタンを連打する音)
春田!

(ボタンを連打する音)
春田~!

ああ… はあ…。
(携帯電話の着信音)

(黒澤の声)「襟に クリーニングのタグが
ついてるお 黒澤」

なんだよ…!

ただいま。

あれ?

母ちゃん!

ん?

(幸枝の声)「ATARU君と
輸入雑貨のお店を始めます 母」

ATARUくんって 誰だよ。

(荒井ちず)
えっ お母さん 出て行ったの?

そうなんだよ。

絶対だまされてるよな
ATARUくんに。

まあ
アラサーの実家暮らしなんて

絶対モテないんだから

自立する
ちょうどいい機会じゃん?

ちずに言われたくねえよ。
お前だって ニートじゃん。

転職活動中だから。

こんな妹で 鉄平兄も大変っすね。

本当だよ もう。 誰でもいいから
早くもらってくんねえかな。

勝手に安売りすんな
馬鹿兄!

馬鹿兄ってなんだよ 馬鹿兄…?

じゃあさ 俺と結婚してみる?

やだよ 春田なんか。
家事が増えるだけじゃん!

そこ?

結婚するなら 執事みたいな
イケメンって決めてんの。

執事?
うん。 家事とか全部やってくれて

私が仕事から疲れて帰ってくると
黙って癒やしてくれるような…。

明太焼きうどん。
聞いてないし。

ごめん フード終わっちゃった。

早くないっすか!?
終わっちゃった。

えっ なんで?
いや 終わっちゃったから。

「なんで」とかじゃないし。

帰れよ もう。 なんもねえから。

帰れよって言ったな!

ふう…。

んっ? 牧!

春田さん。

お~!

家って この辺なんだ?

今は
ウィークリーマンションですね。

本社にいる時は
実家から通えたんですけど。

ああ そうなんだ。

会社に近くて 家賃が安いとこ
探してるんですけど

これが なかなか…。

ん?

料理するんだ?

まあ 簡単なもんしか
作らないですけど。

今日は から揚げです。

すげえじゃん!
揚げ物 すげえじゃん!

適当っすよ。
あっ じゃあ 俺 こっちなんで。

お疲れさまです。
お疲れっす。

あっ… 牧!

よかったらさ… 家に住まない?

はあ?
俺 実家なんだけどさ

母ちゃん 出て行っちゃってさ
部屋 空いてんだよ。

ルームシェアってやつ?

急ですね。

あっ から揚げ目当てですか?

バレた? まあ まあ まあ まあ…
気が向いたら。

ああ… はい。
じゃあ おやすみなさい。

おやすみ。

〈この何げなく誘ったひと言が

のちに 俺の人生を
大きく揺るがす事になる〉

〈それから数日後 牧凌太は
我が家に引っ越してきた〉

これ どこ置く?

あっ じゃあ…
とりあえず 全部 部屋で。

〈牧が家に来て わかったのは

超が付くほど まめな奴という事〉

いや マジ ティッシュ…。

ごめん…。

えっ もう… お菓子こぼすの
ガキじゃないんですから!

ああ ごめん ごめん。
いやいや… ああ…!

すっげえ!

カロリーとか
バランスが大事なんで。

どうぞ。

あっ じゃあ… いただきます!
いただきます。

何これ!? うめえーっ!

ん~!
ハハッ…。

〈男同士
気を使わなくていい上に

驚くほど
俺の生活レベルは向上した〉

ねえ 半分ずつ出し合ってさ
VR買わない?

えっ?
VR

いいですけど
ゲームとか 好きでしたっけ?

エロも すごいらしいよ。

そっちかい! 目的は。
いらない!

なんで
割り勘しなきゃいけないんすか。

♬~

はるたんが… 好きでーす!!

好きだ。
えっ?

〈社会現象を巻き起こした
あのドラマが…〉

ええーーーーっ!?

(山田正義)春田さんって
お兄ちゃんみたいですね。

ビビビビッ…。
(狸穴 迅)ちょっと付き合えよ。

結婚って 本気で言ってます?
なんてこったぁーーっ!

俺は 一体
どうしたらいいんだぁ!?

♬~

この間 部長を見かけちゃったのよ
奥さんと一緒のところ。

えっ 部長が奥さんと?

そう!
仲良さそうに ひっついちゃって。

♬~

ですよね
いらっしゃいますよね! 奥様。

そこそこ美人よ。
まあ そこそこだけどね。

(ドアの開く音)

いらっしゃいませ!
いらっしゃいませ。

すいません あの…
このチラシ見て 来たんですけど。

(舞香)あら!
お客様 お目が高い!

《なんだ…
やっぱり 俺の勘違いか》

《部長にも失礼だし
自意識過剰にも ほどがあるぞ》

(黒澤の声)「本日19時

大場海浜公園にて待つ 黒澤」

…えっ?

部長… 部長
お… お疲れさまです。

おう お疲れ。
悪いな。 仕事 大丈夫だったか?

はい 終わらせてきました。

週末のキャンペーン よろしくな。

あっ… はい。
そっちの準備も順調です。

あとは 当日のオペレーションを
武川さんを中心に…。

好きです!

えっ…?

はるたんが… 好きでーす!!

ちょ ちょ… ぶ ぶちょ…
いや… えっ ぶ ぶ ぶ…。

本当は…

ずっと 自分の心の中だけに
しまっておくつもりだった。

でも… 写真 見たよね?

見たでしょ? はるたんの写真。

あ…。

はい…。

だから もう 自分に嘘をつくの
やめようと思ってさ!

いやいや いやいや…!
部長 それ なんの一礼っすか!?

ちょっと 頭上げてくださいよ
部長! 頭…!

はるたん。
はい…。

俺は… 結婚していて 妻がいる。

ですよね! そうですよね!

だから… 俺がちゃんとするまで
待ってほしい。

…え?

春田。
(つばを飲み込む音)

俺に…

時間をくれ!

ありがとう!

ぶ ぶ… 部長部長 部長部長!

《えっ!? なんの ありがとう!?》

《いや…
ちゃんとしなくていいから!》

告られた!? やったじゃん!

いやいや… 俺の話 聞いてた?
相手 おっさんだよ? 部長だよ!?

社内恋愛が嫌なの?
それとも 年上だから?

男だからだよ!
お前 わざと言ってんだろ!

ん… 好きになるのに
男も女も関係ない。

あるだろ。 そこは あるだろ。
嫌いなの? その部長さんの事。

えっ…?

いや… 上司としては尊敬してるし
部下の面倒見もいいし

まあ… 好きだよね 人としてはね。

じゃあ 問題ないじゃん。

えっ なんで? だからさ…。

春田。

私…

その部長さんを応援する。

お前 本当 意味わかんねえな
マジで。

ファイト!
「ファイト!」じゃねえわ!

あっ 牧~!

牧~! ハハハハ…。

(ちず)
ああ… ハハ… ごめんなさい。

あの はじめまして。
春田の幼なじみの荒井ちずです。

どうも 牧です。

こいつね 俺に惚れてんだよ。

はあ!? うるさい 馬鹿春田!

なんか 好きでもない人に
迫られて 困ってるって…。

ヒュ~って…。
ちょっと うるさい… うるさい!

好きでもない人に迫られて
困ってるんだって!

えっ なんですか? それ。

あ~… ちょっと とりあえず…。

うわあ…! ハハハハ…。

あ~ もう!

ちょっと そんなとこで
寝ないでくださいよ!

牧 鞄 取って~。

おい!
(舌打ち)

鞄…。 鞄 どこ?

鞄の中には~ 何が~…

これ! これ!
なんですか? これ。

プレゼント!

♬~

春田さん これ…。

♬~

おはようございます。
春田さん 春田さん!

おはようござい… ます。
春田さん!

えっ?
キャンペーンのチラシと

ポスターの地図が
間違ってたらしいです。

えっ?

(武川)お前 何年目だよ?
しっかりしろよ!

確認ミスです。 すみません!

おいおい!
下向いてて どうするんだよ。

武川と牧は先に販売会の準備行け。
(武川・牧)はい。

瀬川と栗林は駅のポスターの回収。

はい!
やれる事から やっていこう!

お前らも動け! はいはいはい。

皆さん すみません!
はい!

春田さん こっち!
こっちです 早く 早く!

ハァ ハァ… 間に合った?

ねえ 俺 間に合った?
早く かぶっちゃってください。

俺たちも行きましょう。
ああ…。 よっしゃあ。

(物音)

えっ?

部長!

部長ーっ!!

ああっ! うっ…。

春田…!

春田さん…。 は… 春田さん!

春田さん!

春田!
春田さん! …武川さん!

春田!

(戸の開く音)

まだ若いのにね。

大変だね。
そうだね。

先生 春田は どうなんですか?

どうなんですか!?
できる事は やりましたが…。

できる事って どういう事ですか?
なんてこった。

できない事があったんですか?
なんてこった!

できる事は やりました。
先生… なんてこった!

♬~

そっちのほうじゃないですね。
えっ? だって これ…。

…えっ?
お… おう。

あっ なんかね 無傷だって。
はっ?

今日は もう
帰って頂いて結構ですよ。

えっ…? 大丈夫なんですか?

いや それがさ
俺 脳年齢85歳だったんだよ。

はあ?
そんなわけねえだろっつうの。

な… 何?
「若いのに」って これの事?

なんだよ もう…!

えっ?

もう…!
イテテ… なんだよ?

もう 俺
どうしようかと思ったんですよ!

ごめん ごめん。 心配かけました。

牧も そんな顔するんだね。

はるたん!

はる… たん…。

は… は…。

ま ま ま… 牧 牧… 悪いんだけど
席 外してくれるか?

はるたん…!

(戸の閉まる音)

馬鹿ぁーっ!

部長 部長 部長 部長!
ぶ… 部長…!

はるたんに もしもの事があったら
どうしようかと…。

(泣き声)

誰か来るかもしれないですから。
部長…。

はるたん…。
あっ あっ…。

無事で… よかった…。

(泣き声)

好きです!

♬~

《なんだ? これ》

《何やってんだ? 俺》

すいません…。

♬~

(黒澤の声)
ランチミーティングしましょう」

(黒澤の声)
「今日は定時で上がりますか?」

「土曜日は空いてますか?」

「卵焼きは甘い派? 甘くない派?」

あ… 蝶子。

ああ… はい コーヒー。

ああ…。 ちょっと話がある。

何?

あの…

俺と 離婚してほしい。

ハッ… えっ?

すまない。

いや… ちょ ちょ ちょ ちょ…
ちょっと待って。 えっ なんで?

すまない!

ちょ ちょ ちょ ちょ ちょっと…。
何? ねえ。

あーっ! 女? 女がいるの?

いや… すまない。

牧! ごめん
バスタオル取ってくんない?

忘れちった。

♬~

おお ごめん ごめん ごめん…。

ちょ ちょ… 何? 何? 何?

好きだ。
えっ?

春田さんが巨乳好きなのは
知ってます。

でも… 巨根じゃ駄目ですか?

♬~

おい!

♬~

あっ おはようございます。
おう… おはよう。

春田さん。
何?

今日 ちょっと本社に寄って
帰り遅いんで

夕飯 冷蔵庫のカレー
あっためて食べてください。

お… おう… サンキュー。

♬~

《えっ なんなの?
昨日のは なんなの?》

《なかった事になってんの?》

《もしかして… ドッキリ?》

あっ… あのさ…。

すいません
じゃあ 先 行きます。

はい…。

部長 本社か… よかった。

うわあっ!
(武川)頭にゴミついてたぞ。

あざーす。

(亜紀)どうぞ。
(棚橋陽菜)ありがとうございます。

(棚橋一紀)寝室と廊下を分けて…。

いらっしゃいませ… カズ?

春田さん?

カズ!
えっ 小説家になったんだよな?

電車の広告でよく見るよ。

えっ… 結婚?

はい。 まだ 周りには
言ってないんですけど…。

おめでとうございます。
(2人)ありがとうございます。

カズは地元の後輩なんですよ。
(陽菜)あっ そうなんですね。

こちらになります。
(陽菜)うわあ~ すごい。

こちらは 奥様が普段
食事に気を使われるという事で

広いキッチンが特徴ですね。
わあ~ すごい!

日当たりもいいですね。
ええ。 朝は太陽の光を浴びて

体内時計を整えたいとの
ご希望でしたので。

(棚橋)う~ん… でも

書斎がちょっと狭いかな…。

そう?
もっと広くないとダメ?

収納もないと困るし…
仕事の資料 いっぱいあるんだよ。

わかりました。
次 見てみましょうか。

こちらは 収納が十分にあります。

おお… いいじゃん!

広いし 静かだし
ここにしようよ。

(陽菜)う~ん… でも
お風呂が狭いのと

グラウンドから
ちょっと遠くなるんだよね。

お風呂ぐらい我慢しろよ。

いや… 練習で疲れてんのに
浴槽で足伸ばせないと困るの。

それくらい別にいいだろ。

えっ… えっ なんで私ばっか
我慢しなきゃいけないの?

あの… まあ
他の物件もありますし…。

こだわりが多すぎる
って言ってんだよ!

小説なんて その辺のカフェか

ファミレスで
書きゃいいじゃん。

はあ?
何? 何 急に熱くなって…。

やめましょう やめましょう…。

家探しで もめてるようじゃ
先が思いやられるな。

ですよね…。

大体 育った環境が違う他人が

いきなり一緒に暮らすなんて
無理があるんだよ。

武川さん 結婚とかって…。
興味ないな。

俺には向いてない。
へえ~ そうなんですか?

清潔な空間が汚されるのも嫌だし。

っていうか
本当に愛し合ってるなら

わざわざ 結婚なんて形に
こだわる必要ないだろ。

確かに…。

はあ…
愛って なんなんでしょうね?

何? なんかあったのか?

あっ… いえ…。

ああ?
あっ いや…。

友達の話なんですけど

今までは意識してなかった
相手から

突然… なんていうか

キスされて…。

うん。
なのに 次の日会った時に

なんにもなかった感じに
なってたんですよね。

それって 相手は
どういう気持ちなのかな? って。

やっぱ 冗談なんですか?

本気だな。
えっ?

2人の関係性にもよると思うけど
元々 友達なんだろ?

そう… ですね
まあ 友達です。

本気だな。
マジですか?

まあ そいつも カーッと
盛り上がってキスしたものの

冷静になって考えると
順番間違えたなって

今頃 後悔してるんじゃないか?
あっ あっ あっ あっ…。

あの あの…
男女じゃないんですよ。

その… 男同士なんですよね。

うん…。
だから まあ よくある

男子校ノリなのかな
って思ったんですよ。

その話 聞いて…。
ノリじゃないな。

マジっすか?
キスって何? どういうキス?

なんだろうな こう…
チュッて感じの…。

されて 春田くんはどう思ったの?

いやあ… とにかく びっくりして
よく わかんなかったんですよね。

俺じゃないですよ?

戻りました~。

ん?

「明日
ランチミーティングするお」?

おお! 転職決まった?

おめでとう!
ありがとう。

もう ニートとは呼ばせないよ。
は~い。

で 今度 何やるの?
広告代理店。

本社はアメリカなんだけど。
アメリカ? なんか すげえな。

私は仕事に生きるから。

そして いつか
優秀なイケメン執事を雇う!

そうやって
結婚が遠のいていくんだよ。

うっせ!
イテッ!

シュッ! シュシュシュッ…。
シュシュシュッ…。

はい 新作メニュー。

鯖のヨーグルト煮。

なんでヨーグルトで煮るの?
料理も人生と同じ。

どこに運命的な出会いが
転がってるかわかんないだろ?

えっ?

殴っていいですか?
なんでだよ!

鯖とヨーグルト
出会っちゃいけない2人です。

ダメか。
ダメです。

ちょっと待って
あっ… メロディー降りてきた。

ちょっと 食べてみ?
絶対嫌だ! 無理~…。

♬~「俺とお前はまるで」

♬~「ロミオとジュリエット

♬~「出会わなければ」

それで あれから
部長さんとはどうなった?

ああ いや… 何もないよ。

なんだ… 諦めたのかな?

あっ いや…。

(キーボードを打つ音)

「1 復縁を試みる」…。

「2 不倫の場合は証拠保全」…。

あっ! これだ!

♬~

髪の毛… 証拠保全

(蝶子)証拠保全 証拠保全…。

はあ… ないか。

(春田の声)
今は 奥さんがいるから

ちゃんとするまで
待ってほしいって…。

えっ めちゃくちゃ誠実じゃん!
いやいや 誠実ってさ…。

だって 春田の事
大切に思ってる証拠じゃん?

それ 真剣に考えたほうがいいよ。

あのさ! 簡単に言うけど

お前 本当に 俺が
部長のものになっていいのか?

えっ…?

だって… 玉の輿だよ?

た… 玉の輿? た… た…。

なんか嫌だ! それ。 やめて。

あら! 牧くん まだいたの?

どうしたんですか?

スマホの充電器忘れちゃって…
年取るとダメね。

すぐ いろんなとこに忘れちゃう。

まだ お仕事?

ああ こんな時間か…
そろそろ帰ります。

ちょっと… 何?
暗い顔しちゃって。

もしかして 恋の悩み?
ぐいぐい くるなあ…。

嫌だ! 何? 本社の子?
いや…。

まあ その…。

好きになっちゃいけない人を

好きになってしまった
っていうか…。

不倫!?
いやいや 違いますよ…。

不倫 ダメ ゼッタイ!

だから
そんなんじゃないんですけど…。

最初から可能性のない恋って
あるじゃないですか。

そうね… 私は 全部それ。

なのに 止められない自分が
嫌になるっていうか…。

今までは意識してなかった
相手から

突然 キスされて…。

男同士なんですよね。

チーン!
じゃあ お疲れさまです。

牧くん。

好きになっちゃいけない人なんて
いないんじゃないかしら?

えっ?

押して うまくいかないんなら
引けばいいじゃない。

そうですね… はい。
ありがとうございます。

なーんつって!

♬~

そんなとこで寝たら
風邪ひきますよ。

ああ… サンキュー。

あっ…。

俺 風呂入ってくるわ。

春田さん。
何?

冗談ですよ。
えっ?

いや… 昨日のあれ。 冗談ですよ。

春田さん 本気だと思ってません?
ああ…。

っつか… 何? とは思った…。

いや あそこは

「おい!!」って
ツッコんでほしかったんですよ。

「おい!!」って…。

わかりにく~!

いやいや お前…
それはわかりにくいわ!

あるじゃないですか ほら あの
男子校のノリみたいなやつ。

いやいやいや お前… ちょっと
マジで焦ったから!

いや だってさ お前
いきなり ガバッて入ってくるし

なんか
ビシャビシャになってるしさ。

いや 俺
そんなノリわかんねえし!

っつか 目がマジだった…。
ギャグですよ ギャグ。

もう~!

もう~…
お前な 俺が 今日一日

どんな思いで過ごしてきたか
わかってんのか!?

マジで出て行ってもらおうと
思ってたもん。

すいません。

いや まあ 俺も悪いな…
気づけなかった俺も悪い。

いや 高度すぎんだよ!

大体 男同士でキスとか もう
マジでねえから!

はあ…。

じゃ… じゃあ 風呂入ってくるわ。

もう やめろよ?
はい。

フリじゃねえからな?
わかってますよ。

もう 早く…。
やめろよ? お前。

早く行けよ!
ハハハハ…。

♬~

(携帯電話の着信音)

(黒澤の声)
「12時に本社の屋上で待つ 黒澤」

♬~

♬~

顔認証?

♬~

う~ん…。

はるたん…。

はるたん…。

はる…。

好きなの…?

うん…。

誰が好きなの?

はるたん…。

ハルカ…!?

ハルカ~…!

すいません。

いらっしゃいませ!

ああ… お部屋探しっすか?

「すか」はやめろ! 「すか」は…。

いらっしゃいませ。

黒澤さん。

ご無沙汰してます。
(武川)ご無沙汰してます。

♬~

ジャン。
すげえ!

ジャン。

えっ?
たくさん食べて。

はるたん 空揚げ好きでしょ?

だって いつも食べてるもんね。
はい…。

いただきまーす。

どう?

おいしいです!

あっ…! 星三つ?

はい!
ああ…! やったあ!

星三つ。
(カメラのシャッター音)

フッフフフフ…!

それにしても
厄介な案件につかまっちまったな。

ああっ… あ… はい。

新婚夫婦の部屋探し破局

まあ よくあるケースなんだけどな。
はい…。

意見の不一致で板挟みか…。

10年前の事を思い出すよな。

僕が入社した頃ですか?
うん。

ふざけるな!

俺は… 何があっても
出て行かんからな!

どうやって
この家 維持するの?

お父さんのために
言ってるんでしょ!

俺はだな…!
ちょ… ちょっと2人とも…。

(黒澤の声)あの時も
春田は家族の板挟みになって…。

でも諦めず 辛抱強く

せっせと おじいさんのとこ
通ったんだよな。

はい。

この木は 亡くなった妻が
大事にしていてね…。

これで もう 本当のお別れだな…。

(泣き声)

なんで君が泣くんだ?

すいません…。

あの…。

移しましょう。
えっ?

新しい家の庭に移植しましょう。

(黒澤の声)家や土地っていうのは

そこに住んでる人の
人生そのものだ。

俺たちの仕事は
その人生を預かる仕事なんだよな。

諦めずに向き合っていれば
そのうち きっと答えは見つかる。

はい! 頑張ります。

ちなみに…。

その話の続き 覚えてる?

続きですか?
うん。

えっと…。

その初めての契約を終えて…。

あっ… 会社に戻ろうとした時
契約書の入った鞄を取られて…。

よっしゃあ~! この野郎!

春田! あーっ!

イタッ…!

黒澤課長ーっ!
いや 大丈夫…。

(春田の声)
部長が怪我をしてしまった…。

そのあと!

…僕の記憶は ここまでです。

そのあと あったじゃ~ん!

決定的な瞬間が!
決定的な瞬間…?

あったじゃーーーん!!

イタッ… やべえ。 ああイタッ…!
(舌打ち)

黒澤課長 すいません!
ああ! いや ごめんね。

いえ コンビニ近くになくて…。

ああ 冷たい…。
大丈夫ですか?

冷たくて気持ちいい。
よかった。

よし…。

そろそろ会社帰ろう。
あっ…。

♬~

(黒澤の声)あの時

お前が
俺をシンデレラにしたんだ。

嘘でしょ!?

大丈夫だ!
えっ…?

妻とは離婚の話をしてきた。

だから もう少しだけ… なっ?
もう少しだけ時間をくれ。

部長 部長 部長!
そ… その件でお話があります。

はるたん 大丈夫だから。
春田さん!

皆さんに ちょっと
ごあいさつをと思って。

いや 奥さん 超やばいっすね。

えっ?

クッソ美人じゃないっすか!

俺ね 全然アリっすよ。

アリよりのアリです。

何? 宇宙人…?

すいません。

あっち行ってなさい!

黒澤部長。
ん?

今は業務時間中ですよね。

会社で公私混同は
やめてもらえませんか?

どういう事だ?

春田さんが嫌がってるのが
わかんないんですか?

どどど… どうした? 牧。

もういい。

これは
上司と部下の関係を抜きにして

無礼を承知で言います。

春田さんから
手を引いてください。

ひょっとして 君…。

はい。 俺は春田さんが好きです。

たとえ相手が部長でも
絶対に渡しません!

いやいやいや いやいや…!

おいっ!

うおいぃぃーっ!!

いや ツッコめって言ったじゃん!
何 これ!

うるさいな!!

毎日メシ作って
春田さんの胃袋支えてるの俺です。

えーっ!?
えっ?

俺たち 今 一緒に住んでますから。
えっ はるたん 同棲!?

いや ルームシェアですよ。
はい!

俺はよぉ! はるたんと
10年一緒に働いてんだよ!

だから? 大事なのは
長さより深さだと思うんですけど。

今のはるたん作ったのは
俺なんだよ!

だから なんなんですか!
やめましょうよ 2人とも…!

じゃあ お前 はるたんのいいとこ
10個 言えんのかよ?

春田さんの悪いところ
10個 言えますか?

えーっと… えー…。

かわいすぎる! 存在が罪!

ピュア!
ハハハ…!

えっ… かわいすぎる!

優柔不断 朝不機嫌
服脱ぎっぱなし

好き嫌い多い 靴そろえない
皿洗いしない

ちょっと それ ひと口ちょうだい
って言う

改札で引っかかる 方向音痴
うつ伏せで寝る!

そんなにか?
な~んにも知らない…。

はるたん そんなんじゃねえよ!

なんだ おっさん!
おっさん 関係ねえだろ!

っていうか
春田さん 迷惑してるんですよ!

おっさんとか関係ねえと思うし!
2人とも…!

てめえ この野郎! ガキ!
関係なくないんだよ!

ガキ! ガキ!
ジジイ!

ちょっと! 2人とも…!

ああぁぁぁーっ!!

俺のために喧嘩するの
やめてくださぁぁーーい!!

(荒い息)

(3人の荒い息)

〈あの社会現象ドラマが…〉

ええーーーーっ!?

好きです。

(山田)
春田さんの事 大好きなんで。

(狸穴)ちょっと付き合えよ。
俺は 一体どうしたらいいんだぁ!?

春田さんが…!
なんてこったぁーーっ!

触るなって だから!

(山田)春田さぁーーーん!!
いやあぁーーーーーーっ!!

えっ…? ちょっと
なんで こんな険悪なの?

(手をたたく音)
あっ わかった!

春田が 洗濯したばっかのシャツに
しょう油のシミ付けた。

違えし。

ねえ 何があったの?
なんもないですよ。

何もないって事はねえだろうよ!

もう 冗談もいい加減にしろよ!

冗談なわけないじゃないですか…。

本当に ものわかり悪いな。
はあ!?

いや 好きなんですよ!

えっ わかんないですか?

俺は春田さんが
本気で好きなんですよ!

相手が部長だろうが
なんだろうが

そんなの
関係ないじゃないですか!

え… 何? 何?
わけわかんねえ。

えっ? それ 何?
マ… マジで言ってんの?

マジですよ!

い… いや…。

俺… 俺 別に そういうつもりで

一緒に住んでるわけじゃ
ねえからな!

最初から わかってますよ
それぐらい!

ちょっと… 春田!

えっ…? ちょっと待って 待って。
えっ 何? 何? 何?

俺たちさ
か… 会社の同僚なんじゃねえの!?

えっ? じゃあ 何?

一緒に住み始めたのもさ

メシとか
そそ… 掃除とかも

ぜ… 全部
そういうつもりだったのかよ!

はあ?
すっげえ裏切られた気分だわ!

…そうですね。
(鼻をすする音)

すみません。

お会計 お願いします。

待てよ!
まだ話終わってねえよ!

(たたく音)
イッ…! はあぁ!?

最低! 一緒に暮らそうって

あんたのほうから
言ったんじゃないの?

被害者面してるけどさ
好意に甘えてたのは どっちよ?

相手を思いやれない あんたに
一緒に暮らす資格なんてないよ。

(牧の声)帰り遅いんで

夕飯 冷蔵庫のカレー
あっためて食べてください。

クッソ…。

超うめえ…。

♬~

ああっ…!

《なんで走ってんだ? 俺》

《なんでだ!?》

牧凌太です。
よろしくお願いします。

♬~

うわっ!

(男性)バカ野郎! この野郎!
すいません…。

〈確かに
牧との生活は楽しかった〉

〈もし牧が女だったら…〉

好きだ。

〈あの告白は
嬉しかったのだろうか〉

牧!

すいません…。

〈ただ 牧が男だから
ダメなのか?〉

俺は春田さんが
本気で好きなんですよ!

(荒い息)

〈俺は… 俺は…!〉

俺は ロリで巨乳が好きなんだよ!!

クソオォォォーーッ!!

♬~

さっきは… ごめん。

じゃあ 俺
これから友達に呼ばれてるんで。

牧。

離してください。
牧 俺…。

可能性がないなら
優しくしないでください。

ルームシェアなんか
するんじゃなかった。

聞けよ!
出て行きますから!

もう全部忘れてください。
それは嫌だ。

何もかも違うのに
一緒に暮らすなんて無理です。

でもさあ!

いや 俺にはさ
多分 なんていうか…

お前が必要なんだよ!

どういう意味ですか?

いや… まあ…。

いや… 一緒にいて楽しいしさ。

いや 俺 ダメなとこあったら
直すからさ

その… 友達として…?

なんか こう… 今までみたいに
普通に暮らせないのかな?

(鼻をすする音)

本当… ずるいですよ 春田さん。

へっ?

♬~

普通には戻れないです。

おい… ちょっ… 牧!

ごめんなさい!

2人の希望する条件の家は
見つかりませんでした。

えっ…。

(陽菜)じゃあ なんで わざわざ
こんな所に…。

カズ 陽菜さん

もう一度
一から考え直してみない?

一から?

今まで見てきたのはさ こう…

それぞれ 自分が住みたい家
だったと思うんだよね。

でも今度は これから2人が…

2人が一緒に暮らしていくための

2人にとって必要な条件を
教えてほしいなって。

2人にとって…?

そう。 2人の家。

(蝶子)すいません。

あっ… すいません。

いらっしゃいませ。

春田創一さん…。

ですよね?

…はい。

えっ… どうかされましたか?

えっ?

いや…。
ああ~ いや…。

あの… 広めの1LDKを
探してるんですけど。

はい! 広めの1LDK。

えっと お一人様ですか?

はあ?
あっ すいません。

こちらですね。 どうぞ。

ここは駅からは まあ…
ちょっと遠いんですけど

その分 バスの本数も
たくさんありますし

大きな公園も近くにあるので
とっても人気の物件です。

へえ~。
はい。

春田! …は外か。

お客様と
内見に出ておりますが 何か?

これって…。
あら!

やだ! 部長の奥様じゃない!
(武川)また来てる。

一人暮らし用の家を
探しているという事は…。

チーン! 別居! 離婚!

まさか部長のところに限って…。
熟年離婚

だから…。
皆さーん! 事件よ!

(武川)でかい声 出すなって!
まだ わかんないだろ?

離婚って…。

次の物件は もう
そこの角 曲がれば すぐなんで…。

本当にすぐ?
はい。 すぐです!

さっきから すぐすぐ言って…。
いやいやいや…!

すいません。
はい!

北武蔵野公民館って
どこですかね?

そこの広い道路に出てもらって

左に ちょっと歩いていくと
バス停があるんですよ。

一緒に行きましょうか。 ねっ。

すいません。 ちょっとだけ
待っててもらっていいですか?

えっ?
すぐ戻ります!

ここで…! すぐ戻りますから!

すげえ~!
(蝶子)わあ~!

あれ なんですかね?
あれ 山みたいな…。

なんだろうね?
なんだろう あれ…。 えっ?

どっちだ あれ…。

ねえ 君。
はい。

君の会社に
ハルカさんっていう子 いる?

ハルカさんですか?

私どもの営業所にはいないですね。

じゃあさ
本社にいないか調べてもらえる?

名字は?

あっ… 名字は変わったから
わからないの。

ほらほら 結婚したから。 ねっ!

そっか。 わかりました。
ちょっと聞いてみますね。

ありがとう。
ハルカさん。

うん。
はい。 ハルカさん…。

(舞香)どうだった?
どうだった?

何がですか?
案内してきたんでしょ? 物件。

えっ? はい。
広めの1LDK いくつか…。

どんな様子だった?
えっ?

いや… さっぱりした
いい感じの人でしたよ。

まあ いかにも
仕事 頑張りすぎちゃって

結婚するタイミングを逃したご婦人
って感じでしたけど…。

(武川)いやいや… 奥さんだから。
はい?

部長の奥さん!

えーっ!! ぶ ぶ ぶ… 部長の!
そうだよ!

離婚の素振りあった?
えっ?

妻とは離婚の話をしてきた。

だから もう少しだけ… なっ?
もう少しだけ時間をくれ。

《お… 俺やん》

やっぱ 原因は部長の女性問題か。
それって もしかして不倫?

ドロドロ フゥ~ッ!

だとしたら 相手は誰だよ!

まさか…
この営業所の中にいたりして。

(蝶子の声)君の会社に
ハルカさんっていう子 いる?

私どもの営業所にはいないですね。

《俺やん…》

じゃあ
皆さん お疲れさまでした!

乾杯!
(一同)乾杯!

(舞香)あれ 部長は?

なんか 急に来れなくなったって。
あら やっぱり

奥さんと もめたりなんか
しちゃったりして!

ハハハハハハハ!
(武川)嬉しそうに言うなよ。

あー 春田さん チャンジャ。
なんで俺に言うんだよ。

えっ? いや 幹事なんですよね?

そうだけど… 腹立つな!

お願いします。
わかってるよ。

(舞香)家では 全部
牧くんにやらせてるのよね?

いやいや
俺だって ちゃんとやってますよ。

どういう事っすか?
ルームシェアしてるのよね? 2人。

ああ… はい。
えーっ! めっちゃ仲良しっすね!

楽しそうだな! ハハハハハ!

(武川)牧。

鉄平兄 オーダーいい?
うん。

何? そのカレー。
すっぱカレー。

カレーにレモンと梅干しと
お酢が加わって

すっぱさと辛さが もう口の中で
カーニバルってやつだ。

じゃあ モツ煮。 あとチャンジャ。
うん。 そうか。

(ため息)

出た~ 春田の疲れたアピール。
違えわ。

今日さ 部長の奥さんが
営業所 来てさ…。

えっ? 春田と部長の事 バレた?

いや 離婚 切り出されただけで
理由は知らないみたい。

はあ~。 そりゃ 部長さんも
全部は言えないんじゃない?

どういう事?

だって 理由を言うっていう事は
カミングアウトするって事じゃん。

そっか。

普通の不倫よりは重いわな。
確かに。

すまん。

私は別れる理由が知りたいの。

私の何が悪かった?

君が悪いんじゃないんだ。

じゃあ なんで?

うーん…。

他に好きな女ができたの?

女じゃ… ないんだ。

そうなんでしょ!

違う。

(ため息)

この30年 なんだったの?

なんでも言い合えるのが
夫婦なんじゃないの?

ああ…。

私にだって…

プライドがあるのよ。

♬~

実は…

俺は…。

実は…

俺は…。

うわああーっ!

ほら 春田 空いたグラス 早く。
人使い荒くねえか? 俺 客だぞ!

2人は お付き合いしてるの?

いやいや…
こいつ 幼なじみだから。

えーっ!
からの~?

ない ない。 俺 もっとロリで
巨乳ちゃんが好きだから。

キモッ。
(栗林)からの~?

そんな事言って こういうのは結局
幼なじみとくっつくんだから。

絶対ないです。

え え え え え…?

じゃあ マジで
俺 狙っていいですか?

えっ?

すいません
顔がドストライクです。

ありがとう。
私 ほら 褒めて伸びる子だから。

ええっ? じゃあ…
連絡先 教えてくださいよ。

えっ マジで?
はい。

いいよ。
やった。 振る… 振ってください。

ふるふる? ああ これね。
あれ? 牧は?

さっき 武川さんと
外に出ていったけど。

そういう事です。

説明になってないだろ!

(舌打ち)
すいません。

(武川)そんな報告で
通用すると思ってるのか?

いや だから…。
(武川)だから?

風呂 先 入っちゃって
いいっすよ。

おう サンキュー。

なあ なんだったの? さっきの。
何がです?

いや なんか 武川さんに
めっちゃキレられてなかった?

ああ…。
いや 大した話じゃないんで。

なんだよ~。
俺とお前の仲だろ?

ちょっと それ 相談してみ?
ありがとうございます。

でも 本当 大丈夫です。
いや…

相談してみればいいじゃんか…。

(携帯電話の着信音)

(黒澤の声)「明日の仕事終わりに

少し宣伝戦略の話をしたい 黒澤」

「宣伝戦略」…。

(携帯電話の着信音)

(蝶子の声)
「お家のことで相談があります」

「外で会えないかしら?」

うわっ 奥様だ…。

気が重い…。 あ~…。

俺 一緒に行きましょうか?

えっ いいの?

はい。
牧!

牧! なんだよ この報告書!

縦書きは右とじ
横書きは左とじって

決まってるだろ!
はい。

すぐに やり直せ!
あの でも…。

ああ いいよ いいよ
俺一人で。

すいません。

♬~

すいません。 お待たせしました。

あっ すいません。 失礼します。

君を見込んで
相談したい事があるの。

えっ?

(ため息)

こんな事 恥ずかしいから
言いたくないんだけど…。

実は 主人から
離婚を切り出されたのよ。

《知ってますぅ~》

私は 絶対に他の女がいると
思ってるんだけど

頑なに 認めないの。

はあ…。

多分 この前 話した
ハルカって女よ。

《それ 俺ですぅ~》

君には
ハルカ捜しを手伝ってほしいの。

(携帯電話の着信音)
すいません。 すいません。

(黒澤の声)「今晩8時 よろしくな」

「4月の歓迎会で使った居酒屋で
待ってるお」

どうかした?

いや あの…。

あっ… わかりました。

はあ… ありがとう!

(ため息)

あ~あ…。

あ~あ…。

あ~あ…。

手伝おうか?
大丈夫です。

でも 手伝ったら
半分で終わるじゃん。

いいです いいです。

やっぱ お前 これ
一人でやるの大変だから…。

いいですって!

武川さん。

五十音順に並んでないと
気持ち悪いんだよな。

はあ…。
何?

いや 牧の事なんですけど

なんか
うまくいってないんですかね?

ん?

いや なんか 最近 ちょっと
つらそうにしてるから。

牧が つらいって言ってるのか?

あっ いやいや そういうわけじゃ
ないんですけど…。

俺の… 俺のフォローが
よくないのかな? って。

いや あいつは よくやってるよ。

それより お前
自分の担当はどうなんだよ?

えっ? あっ あの いや…。

奥様には 失礼のないように
対応してます。

事情は複雑だが
大切なお客様には変わりない。

いい物件 探してやってくれ。

はい。

《なんだ? 俺の勘違いか?》

(亜紀)春田さん。

黒澤様からお電話です。

はい。

はい もしもし。

あの人
家に手帳を忘れていったんだけど

今日の8時に
予定が書いてあるの。

(黒澤の声)「今晩8時 よろしくな」

あっ あっ…
それ これから あの…。

「デート」って。

デ… デートですか?

(蝶子)ほら やっぱりいた。

本当だー。

ハルカ 遅いわね。
そうっすね…。

(携帯電話の着信音)

(メッセージの受信音)

(メッセージの受信音)

(メッセージの受信音)

仕事?

あっ いや… 大丈夫です。

ねえねえ 私
ちょっと お手洗い行ってくる。

♬~

(荒い息)

あっ もしもし 春田です。
あの 部長 すいません

今日 ちょっと
行けなくなっちゃって。 あの…。

はるたん。
ああっ!!

いるじゃない。

ハハハハ…。

はるたん。
えっ えっ…?

会いたくて 会いたくて…
震えちゃった。

ぶ 部長… 駄目ですよ 部長。

ちゃんとするまで待ってって
言ったけども

食事ぐらいは
いいかなと思って。

い… いいよね?

はい…。

♬~

ハハ…。

(携帯電話の着信音)

いえ…。

(メッセージの受信音)
(蝶子の声)「何 バレてんの?」

(春田の声)
「申し訳ございません!」

もう…。

(蝶子の声)「早く戻って来なさいよ
ハルカが来るじゃない」

(春田の声)「あ その件ですが」
(蝶子の声)「何?」

はるたん。

(蝶子の声)「今 ハルカって言った?」

(春田の声)「言ってないです」

は~るたん。

(蝶子の声)「え? 何て言ってる?」

は~るたん。

なんでしょう?

ちょっと トイレ行ってきていい?

はるたん。
はい…。

(笑い声)

ああーっ もう!
疲れたあ~!

もう どうしよう…。

わっ! あっ あっ…!

えっ 何? どうしたの?

何 余計な事
してくれてるんですか。

余計な事って?
えっ なんでキレてんの?

武川さんに 今日
俺が なんか困ってるって

言いましたよね?

ああ…。 ああ いや…。

いや なんかさ 最近さ 武川さんに
しぼられてるのかなと思って。

だから?
だから…。

いや 俺も 一応ね 先輩だし

なんか 力になれる事はないかな
って思って…。

いやいや いやいや…。 えっ?

それで それを
なんで武川さんに言うんですか?

(ため息)
(舌打ち)

いや もう 本当
マジ デリカシー…。

いやいや いやいやいや…。
でも ほら 武川さん

潔癖みたいなところあるから
あんま気にしすぎないほうが…。

ほっといてくださいよ
俺の事なんか。

ええっ… えっ 何?
俺 そんな悪い事したの?

あ~ もう…
はいはい はいはい。 そうですね。

もういいです マジで はい。
ありがとうございました。

えっ?

はぁっ!?

ちょっと 聞いてよ!
いらっしゃいませ!!

なんで いんだよ!

春田さんも
この店 ハマったんすか?

(栗林)いい店っすよね。

俺のテリトリー 荒らすなよ~。

すいません!

ちーちゃんに
会いたくて 会いたくて…

震えました。
(ちず)いや 震えんなって。

いい! そういうのも
嫌いじゃないっすね。

はあ?
俺と 今度デートしてください。

いや もう どうしようかな~。

(栗林)いいじゃないっすか!

♬~

異常なし。

レシートだ。

うわっ 私じゃん…。

私じゃない… レシート。

臭っ!

♬~

♬~

いらっしゃいませ。
何名様ですか?

あっ あの… 待ち合わせです。

奥様…。

駄目だった…。

あの人 やっぱり… 不倫してた。

えっ? あの… えっ…。

どうやって わかったんですか?

♬~

蝶子?

(蝶子の声)あの人の鞄からね

不倫相手との日記が出てきたのよ。

まだ詳しくは読んでないけど…

はるたんが どうしただの
はるたんが どうなっただの…。

はるたん はるたんって…。

…そうですか。
「たん」って何!?

♬~

蝶子!

部長…!

いやいやいや これは一体…?
蝶子…。

家を借りる相談に
のってもらっただけよ。

いやいや…
おかしいだろ! こんな夜中に。

(すすり泣き)
…泣いてるじゃないか。

なんかしたのか!?
いや… 俺は違います。

あなたに言いたい事があるの。

俺もだ。

あっ… じゃあ
わたくし そろそろ帰りますね。

待て。
待て! 待て。

いや! いやいや…。

離婚の理由が知りたいの。

私の事 嫌いになっちゃったの?

そうじゃない。
蝶子の事は大切に思ってる。

それは
30年前から なんにも変わらない。

でも…。

(飲み込む音)

好きな人が… できたんだ。

すまない…!

(ため息)

相手は はるたんでしょ?

どこの女よ!

女じゃないんだ。

はるたんは… 女じゃない。

はあ?

はるたんは… 男だ。

えっ…。

俺が好きなのは…。

彼なんだ。

まさか…!

君の名は?

はるたんです…。

えええーーっ!?

うわああーーっ!!

本当に まだ何も…。

〈おっさんたちの恋の行方から
目が離せなくなりましたか?〉

あなたを訴えます。

奥様… 奥様!
ちょっとお待ちください。

俺は 春田さんにとって
恥ずかしい存在なんですか?

〈全く先の読めない
衝撃ピュアラブストーリー〉

家庭的…。

うわっ!
おかえり♥

〈そして
まさかの第3の男が登場!〉

〈幼なじみの ちずとの関係は?〉

〈さらに 次週は
キャストインタビューをお届け〉

〈公開間近の
『劇場版おっさんずラブ』の

魅力に迫ります!〉

〈映画へ繋がる
おっさんたちの恋の結末は!?〉

〈後編も見逃せません!〉

春田さんの事なんか
好きじゃない…!

はるたんが… 好きでーす!!

好きだ。
えっ?

〈社会現象を巻き起こした
あのドラマが

ついに スクリーンへ帰ってくる〉

(狸穴)開発事業部の狸穴です。

速やかに
この部屋から退出してください。

はああぁ!?

この一年で何があったの?
(狸穴)離してもらっていいかな?

新入社員の山田くんだ。

(山田)春田さんって
お兄ちゃんみたいですね。

(狸穴)
要求に応えられない営業所には

退場して頂くしかありませんね。

あああぁぁーーっ…!!

部長!

君の名は?
…えっ?

私は…。
武川くんだろう。

ジャスティス!
ジャスティース!

部長!
君の名は?

《そんな記憶喪失あんの!?》

結婚って 本気で言ってます?
冗談だと思ってたの?

(狸穴)家族になるのとでは
次元が違うからな。

(山田)粉が付いてる。
あっ! 広がった。

ビビビッて きちゃったんだお。
俺 牧とさ 本気で

家族になりたかったんだよね。
別れようぜ。

俺は 一体
どうしたらいいんだぁ!?

春田さんが…!
なんてこったぁーーっ!

触るなって だから!
触るな!

(山田)春田さぁーーーん!!
いやあぁーーーーーーっ!!