ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

科捜研の女 第12話 沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美、風間トオル… ドラマのキャスト・主題歌など…

科捜研の女 #12 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

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  19. ナイフ
  20. バラ

f:id:dramalog:20190808211426p:plain

科捜研の女 #12 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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科捜研の女 #12 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

殺人未遂現場に残された謎の記号“YYY”、手帳に記された“赤い宝石”が示す驚きの意味とは…!?被害者と容疑者を結ぶ奇跡のような接点にマリコが最新脳科学で迫る!

詳細情報
◇番組内容
宝石店の警備員・春田(モト冬樹)が脇腹を刺され昏睡状態に。現場には花びらや赤い実が散乱。春田が犯人と争い、持っていた花束を振り回したらしい。また、地面には“YYY”、手帳には“赤い宝石”と謎の記号が書かれていた。花束のバラのトゲに付着していた血液から、逮捕歴がある男・諸星(石垣佑磨)のDNAが検出されるが、2人の接点は見当たらず…。だが、マリコ沢口靖子)が3つの“Y”が示す、ある秘密に気づき…!?
◇出演者
沢口靖子内藤剛志若村麻由美風間トオル斉藤暁渡部秀山本ひかる石井一彰
【ゲスト】モト冬樹石垣佑磨大村彩子、原扶貴子、木内義一 ほか
◇脚本
岩下悠子
◇監督
森本浩史
◇音楽
川井憲次
◇主題歌
今井美樹『Blue Rain』(ユニバーサル ミュージック/Virgin Music)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】関拓也(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、中尾亜由子(東映)、谷中寿成(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/kasouken19/
☆Twitter
 https://twitter.com/kasouken_women

 

 


♬~

♬~

(刺す音)
(春田光彦)あっ! うっ…!

♬~

あっ あっ…。

♬~

(蒲原勇樹)
被害者は 春田光彦さん 61歳。

血を流して倒れているのを

たまたま通りかかったカップルが
発見しました。

(榊 マリコ)現在の容体は?

一命は取り留めましたが
まだ昏睡状態が続いてます。

♬~

被害者は これを手に持ったまま
気を失っていたそうです。

(橋口呂太)どうして こんなに
花びら 散っちゃったんだろう?

(涌田亜美)まるで花束を持って
暴れたみたい。

うん…。 あれ?

なんだろう? これ。

アルファベットのYが3つ…。

♬~

♬~

♬~

♬~

(日野和正)マリコくん
体表観察の許可が下りたって。

防御創は一切なし。

(風丘早月)
ん? これ なんだろう?

砂?

被害者の春田光彦さんは
右の脇腹を刺されていた。

あと 右手の人さし指の先端に
砂が付着していたわ。

(呂太)きっと
これ 書いた時のものだよね。

(宇佐見裕也)
誰かのイニシャルだとすれば

アルファベットが3つもあるのは
変ですよね。

消防署のマークって
こんな形じゃありません?

うーん 電気回路の
Yパラメーターじゃない?

あっ
イットリウム元素記号かも。

どれも違う気がする…。

他にも
気になる記述がありました。

これ 被害者の手帳なんですが

昨日の日付のところに…。

「赤い宝石」

(蒲原)被害者は 大阪の宝石店で

警備スタッフとして
働いていました。

(店主)当店で取り扱っている
赤い宝石といえば

ルビー レッドトルマリン
それに 赤珊瑚がございますが…。

最近 それらの宝石に関する
トラブルなどは?

全くございません。

被害者が赤い宝石に
関心を示していたという事も

ないようです。

持っていた花束については?

あっ… バラのトゲから
微量の血液が採取できました。

これからDNA型を鑑定します。

ブーケの中身は バラ
マリーゴールド サンダーソニア

赤い木の実は
ペッパーベリーだったよ。

ペッパーベリー…
初めて聞いた。

南アメリカ原産の常緑樹で

観賞用の他に香辛料としても
利用されるものだよ。

取り扱っているお店が
絞り込めるかもしれないわね。

(香坂めぐみ)それでしたら…
こちらのブーケだと思います。

ヨーロッパの森をイメージして
作りました。

(蒲原)バラ マリーゴールド
サンダーソニア ペッパーベリー

一致します。

(土門 薫)昨日 このブーケを

こちらの男性が
買っていきませんでしたか?

さあ どうだったかしら…。

(香坂タケル)
ビビビビ ビビビビ…!

おのれ 悪の手先!
くらえ! 正義のレーザービーム!

ビビビビ…!
ちょっと やめなさい タケル。

おい。

(タケル)ビビビビ ビビビビ
ビビビビ ビビビビ…!

やっ… やられたー!

(タケル)やったー!

土門さん これ。

「赤い宝石」…?

ペッパーベリーは
赤い宝石と呼ばれてるんですか?

私が勝手に
そう呼んでるだけです。

(宇佐見)バラのトゲから出た血液
鑑定が終わりました。

DNA型が 前歴者データベースに
ヒットしました。

(日野)「諸星大地」

過去に4度の逮捕歴か…。

(亜美)傷害に窃盗に恐喝。

2度の実刑もくらってますね。

うーん 春田光彦さんは
この男に境内で襲われ…。

おい よせ! やめろ!

花束を振り回して
抵抗したものの

結局 グサッとやられちゃった?

春田さんと諸星大地。
2人の接点が気になるね。

(小杉富生)諸星大地?

(蒲原)あなたが
以前リーダーをしていた

いわゆる 半グレグループの
一員だった男です。

覚えてませんか?

フッ… 後輩の事 忘れるほど
薄情じゃありませんよ。

(小杉)あいつは相変わらずです。

うちの店で雇ってやろうと
思ったんですが

面倒 起こすに決まってるんでね。

居場所 ご存じなんですか?

東山で 街金の取り立て
やってますよ。

(蒲原)諸星大地さん。

(諸星大地)
融資のご相談じゃないなら

お引き取り頂けますかね。

(蒲原)あの晩 神社で
この男性と会ってましたね?

(諸星)知りませんね。

春田光彦さんが持っていた
花束から検出されたDNA型が

あなたのものと一致しました。

フンッ 他人の空似でしょ。

DNAに
他人の空似はありません。

だったら 何かの間違いだ。

いいえ。
科学は決して嘘をつきません。

善良な市民も嘘はつきませんよ。

今は善良な市民かもしれませんが

あなたには
過去に4度の逮捕歴がある。

6年前には 殺人事件の
重要参考人になってますね。

2013年7月
大阪市浪速区のキャバクラで

オーナーの平野竜也さんが

何者かに刃物で胸を刺されて
殺害された。

あなたは その店で
ツケの取り立て屋をしていた。

当時 被害者と金銭トラブルが
あったそうですね。

だから?

重要参考人として浮上したものの
決定的な証拠がなく

逮捕には至らなかった。

だから?

融資のご相談なら
いつでも受けますよ。

(携帯電話の振動音)

すいません。 はい。

被害者の過去に
気になる点があった。

わかりました。 失礼します。

春田光彦さん 5年前まで

大阪の摂津医科大学附属病院で
働いていたそうです。

病院? 医師だったの?

いえ 臨床検査技師長だったとか。

臨床検査技師長…。

(染谷妙子)
お辞めになった理由については

よくわかりません。

今は あなたが技師長なんですね?

(妙子)春田先生ほど
人望はありませんけど。

春田さんが この病院を辞める前

数人の職員が あなたと彼が
口論してるのを見たそうですが…。

口論ってほどじゃありません。

大勢のスタッフが
あなたを慕って ここにいるのに

どうして退職なんて…。

何か不満でも おありなんですか?

そういうわけじゃないよ。

自分探しってやつだ。

そんなの納得できません!

随分 引き留めたんですけど
聞く耳を持ってくださらなくて…。

これは?

プリザーブドフラワーです。

これ ペッパーベリーっていう
植物だそうです。

赤い実が
かわいらしいでしょう?

あなたが飾ったんですか?

ええ。 それが何か?

(男)なんや お前 オラ!
(看護師)どこ行くんですか?

待ちなさい!
(男)どけ! 邪魔じゃ!

(看護師)駄目ですって。
(男)邪魔や言うとるやんけ。

(看護師)面会はできません!
何度言ったらわかるんです?

顔見るだけや オラ!
いい加減にしなさい!

(看護師)ここは病院ですよ。
(男)ガタガタ ガタガタ うるせえ。

ヤクザ仲間がケンカで
運び込まれたんです。 よくある話。

多いんですか?
ケンカの怪我人は。

繁華街が すぐ近くですから。

ああいう人たちって
本当 どうしようもないですよね。

何度 警察のお世話になっても
少しも生き方を改めない。

春田光彦と諸星の接点に
目星がついた。

7年前の乱闘事件だ。

乱闘事件?
うん。

2012年の12月
大阪市中央区の繁華街で

半グレグループ同士の
大規模な衝突があり

諸星が所属していたグループも
それに関わっていた。

うわっ… ううっ!

乱闘は多数の重傷者を出し

中には輸血治療が
必要な者もいたらしい。

春田さんが勤務していた病院は
大阪市中央区

うん。

諸星大地が
そこに担ぎ込まれたとしたら

2人は治療を通じて
面識を持った可能性がある。

あっ… そういう事?

えっ?

地面に書かれていたY
あれは…。

おい! おい 榊!

♬~

(亜美)えー そんな漢字が
あるんですか?

うん。 まあ 見た目は

アルファベットのYに
そっくりだけどね。

れっきとした漢字でね
読み方は「あげまき」。

二股に分かれた木の枝を表す
象形文字で…。

謎が解けたわ!

そのYが意味していたもの

それは 人間の体が持つ
抗体の事だったのよ。

えっ 抗体って免疫の元になる
あの抗体ですか?

ええ。

抗体は基本的に…。

4本の鎖からなる
Y字形の構造を持っていて…。

Y字の先端部分が

体内に侵入した異物

すなわち抗原と結び付く事で

これを排除しようとする。

7年前 春田さんは

怪我の治療のために運び込まれた
諸星大地を血液検査した。

そして 気づいたのよ。

彼が 特別な抗体の
持ち主である事に。

特別な抗体って?

バラのトゲから出た諸星の血液を
抗体検査した結果…。

抗Dヒト抗体が
かなり高い値で含まれていたわ。

(宇佐見)えっ 抗Dヒト抗体!?

すごい! この値なら
人命救助ができる。

(日野)えっ 何…? どういう事?

日本では まだ研究段階ですけど

この抗Dヒト抗体を
多量に含む血液から

抗Dヒト免疫グロブリン製剤を
作る事ができるんです。

なんですか? それ。

血液型が…。

Rhマイナスの女性が…。

Rhプラスの赤ちゃんを
妊娠すると

母体が赤ちゃんの血液を
異物と見なして

本来なら存在しない物質を

発生させる事があるの。

この時点では
まだ支障はないんだけど

問題は 第二子を妊娠した時。

母体のこの物質が

赤ちゃんの赤血球を
攻撃してしまう場合がある。

攻撃すると どうなるの?

生後 黄疸や新生児溶血性疾患

それに
流産を引き起こす可能性も高い。

でも 第一子を妊娠した時に

この抗Dヒト免疫グロブリン製剤
という薬を打つと

母体のこの物質からの攻撃を
未然に防ぎ

安全に第二子を
出産する事ができる。

ただ 薬の原材料となり得る
血液の持ち主は

これまで国内では
ほとんど見つかっていなかった。

つまり 研究がうまくいけば
諸星の血液から

赤ちゃんの命を救う薬が
作れるって事だな。

そのとおり。
まさに お宝の血液だね。

お宝…。
うん。

春田さんが手帳に記していた
「赤い宝石」という言葉

あれは あなたの事を
意味していたんです。

彼は おたくに会う予定を
書き込んでいたんだ。

あなたの血液は
抗Dヒト免疫グロブリン製剤の

原材料となる抗体を
奇跡的な値で含んでいる。

まさに 赤い宝石です。

あなたは多くの胎児の命を
救う事ができる…。

なんで
俺が救わなきゃいけないわけ?

どっかの赤ん坊が
死のうが生きようが

俺の知ったこっちゃない。

春田さんは
摂津医科大学附属病院で

免疫グロブリン製剤を作る研究に
関わっていました。

あの日 神社の境内で

春田さんは
地面に抗体の図を描き…

抗Dヒト免疫グロブリンについて
あなたに語った。

この7年間
彼は ずっと あなたに

研究のための
血液提供を依頼していた。

違いますか?

それがもとで あの晩
何かトラブルが起きたのか?

馬鹿馬鹿しい。

前にも言ったろう。
春田なんて野郎は知らない。

日本では現在
抗Dヒト免疫グロブリン製剤の

原材料を輸入に頼っています。

国内自給は大きな課題…。

知ったこっちゃねえ
っつってんだよ!

おい 諸星!

窃盗に恐喝に暴力。

ずっと他人を
食い物にして生きてきた男だ。

誰もが お前のように

人を救いたいと
願ってるわけじゃない。

(携帯電話の振動音)

もしもし。

うん。 わかった。
すぐ病院に向かう。

春田さんの容体に何か?

意識を取り戻したそうだ。
面会の許可も下りた。

いや… 三途の川っていうのは
本当にあるんだね。

ちょうど鴨川ぐらいの幅でね

向こう岸に花畑が見えてね。

いや… うっかり
渡っちゃうとこでしたよ。

危なかったな。

あなたを刺したのは
諸星大地ですか?

摂津医大病院で確認しました。

あなた 7年前

怪我で運び込まれた諸星の血液を
検査していますね。

その時に
気づいたんじゃありませんか?

彼が 抗Dヒト抗体の
持ち主である事に。

あの晩 諸星と
神社でトラブルになりましたね?

誰?

は?

いや 知り合いに諸星なんて男は
いないんだが…。

あなたが ここに書き込んだ
「赤い宝石」という言葉。

これ 諸星の事では?

確かに僕の字だが
書いた覚えが…。

おい どういう事だ?

一過性の健忘かもしれない。
意識を失った人に見られる症状よ。

脳指紋検査にご協力頂けますか?

えっ?

人間の脳は
外部からの刺激を記憶と照合し

P300と呼ばれる脳波を
出現させます。

これを測定する事で

無意識下の記憶を
確認する事ができるんです。

いや… どうもね

検査って名の付くものは
苦手でね。

は?

だって ほら
なんだか緊張するでしょう。

それに あれだよ

じっとしていなきゃいけない
っていう時に限って

あちこち
かゆくなったりするじゃない。

あれ なんなんだろうね?

脳指紋検査 断られた?

はい。 検査と名の付くものは
苦手だそうです。

(亜美)
臨床検査技師長なんですよね?

(呂太)えー なんか怪しくない?
まるで警察に

知ってほしくない事でも
あるみたい。

警察に知ってほしくない事…。

ひょっとして 赤い宝石を
守ろうとしてるんじゃ…?

春田さんを刺した犯人は
状況から見て

諸星の可能性が高い。

その諸星は
極めて貴重な血液の持ち主です。

そっか 逮捕されれば

研究のための貴重な血液を
手に入れるチャンスが失われる。

春田さんは 赤い宝石を
警察の手に渡さないために

真実を隠している。

でもさ 諸星には

元々 血液を提供する意思は
ないんだよね?

それなら かばったところで
意味ないんじゃない?

ですけど…。

(蒲原)失礼します。

諸星が この6年間
例の摂津医大病院の研究に

血液を提供していた事が
わかりました。

(呂太)えっ?
えっ どういう事?

彼が入院していた際

春田さんとの間に
トラブルがなかったか

当時の先輩に
聞いてみたんですが…。

そういえば あいつ
怪我が軽かった割には

退院してからも
長い事 通院してましたね。

通院?
ええ。

あいつを病院で見かけたって噂
聞きましたから。

乱闘騒ぎの
ずっとあとの事ですよ。

しかし 退院してから 諸星が
治療を受けていた事実はなく

摂津医大病院に来ていたのは
別の理由からでした。

(蒲原)
諸星が こちらの研究に協力を?

はい。

この6年間 ずっと血液の提供を
続けてくださってます。

6年間?

毎月欠かさず 第2金曜日に
お見えになりますよ。

諸星の協力を得たおかげで
研究は すでに臨床段階に移り

これまで何人もの赤ん坊が
彼の血液から作られた薬によって

命を救われているそうです。

人を踏みにじって
生きていた男が

一方では
人の命を救い続けていた。

本人は そんな事
一言も言ってなかったのに…。

どうも不可解だね。

6年間って事は
最初の血液提供は2013年?

うん。 8月だったらしい。

それって 大阪で
キャバクラオーナーが殺された事件の

直後じゃない?

(呂太)諸星が重要参考人として
浮上した事件!

確かにあれは 2013年の7月です。

それから1カ月後
彼は唐突に人助けを始めた。

♬~

諸星大地が

自らボランティア行為を行うとは
思えません。

彼が血液の提供を続けていたのは

そうせざるを得ない理由が
あったからではないでしょうか?

例えば 6年前の殺人事件について
弱みを握られていた。

バラされたくなければ
血液を提供しろ。

そう あなたに
脅されていたとしたら…。

(ため息)

神様ってのは
何 考えてるんだろうね。

よりにもよって あんな男の体に
お宝を埋め込むとはね。

(春田)夜のゴミ出しは
感心しないなあ。

(舌打ち)

おい!
しつけえんだよ てめえは!

悪いね。

こういうのは 強制しちゃ
いけないもんなんだが ついな…。

なあ 頼む。
一度だけでいいんだよ。

赤ん坊を救う研究に
力を貸してくれないか?

♬~

(ため息)

血だ…。

(春田の声)その翌朝

キャバクラオーナー殺しの
ニュースを見た。

諸星が出入りしてた店だった。

僕は 気が弱くてね。

人を殺した刃物なんかが
家にあるのは

気味が悪くてしょうがない。

やっぱり これは警察に…。

おい!
俺を脅すつもりか?

ハハ…。
相変わらず 血の気が多いな。

ちょっと減らしたほうが
体にいいと思うんだがな。

それから ずっと あなたは

犯行の証拠をネタに 諸星に
研究への協力を強制していた。

あの病院に勤めていた頃

つまらない いざこざで
担ぎ込まれるチンピラを

山ほど見てきたよ。

ああいう連中は
反省なんか しやしない。

何度逮捕されようが
何度服役しようが

少しも変わりゃしないんだよ。

それなら いっそ 別のやり方で
罪滅ぼしをさせようと?

赤い宝石が必要な親子は
大勢いたからね。

(春田)毎度 いい気分だろう。
人助けをしたあとってのは。

いつか 絶対 てめえをぶっ殺す。

新生児室 のぞいてごらん。
ああ?

そこにいる一番左の赤ん坊の
母親はRhマイナスだ。

君が救った命だよ。

知るか!

おい!
どこ見て歩いてんだ ボケ!

(佐藤)すみません!

あの… 佐藤です。
さっき連絡もらって…!

おめでとうございます。
母子ともに元気ですよ。

よかった。 血液型不適合の事
聞いてたんで…。

(看護師)研究の成果が
出たみたいで よかったですね!

(佐藤)感謝します。
ありがとうございました!

(春田の声)それから まもなく
僕は病院を辞めた。

殺人犯をかばいながら
人の命を扱う仕事を続ける事に

耐えられなくてね。

そのあとは

年に2~3回ずつ
彼が血液提供を続けているか

チェックしていた。

そして 6年が過ぎ
諸星は とうとう

あなたに脅され続ける事に
耐えられなくなった。

あの晩 彼は
ひどくイラついていてね。

持っていた花束を
僕に たたきつけてきた。

おい! 警察に言いてえならな

とっとと
チクりゃいいじゃねえかよ!

(春田)おい! 落ち着けよ!

むかつくんだよ!

まるで血液型不適合だな。

(諸星)ああ?

胎児の赤血球を敵だと勘違いして
そうやって攻撃に出る。

それを防ぐのが
抗Dヒト抗体を含んだ血液なんだ。

神様が 君の体に埋めた
赤い宝石だよ。

(春田)おい。

おい! 忘れ物だ!

(春田の声)彼を脅し続けるのも
もう 限界かもしれない。

そんな事を考えながら
歩き出した時…。

(刺す音)
あっ! うっ…!

♬~

(春田の声)僕を刺したのは

諸星大地ですよ。

6年前の殺人事件の凶器
今も持っていますか?

提出します。

申し訳ありませんでした。

花束をたたきつけてきた…。

あの花束は あなたが
買ったものじゃないんですか?

持っていたのは諸星ですよ。

誰に渡すつもりだったのかは
知らないが…。

あの日 この男が

このブーケを
買っていきませんでしたか?

いらっしゃいました。

リボンは お付けしますか?

いらねえ。

なんだか怖そうな方だったので
よく覚えてます。

(タケル)ビビビビ ビビビビ…!
おっ?

(香坂マサル)ビビビビ…!
ああっ!

(タケル)おのれ 悪の手先!
プリンセスを放せ!

(マサル)プリンセス! 今 助けるぞ!

ビビビビ…!

(めぐみ)ちょっとやめなさい
2人とも。

うっ! あ~っ! やられた…!

やったー!

悪は滅びた!
ヒーロー2号 大勝利!

ヒーロー3号 大勝利!

2号と3号…。
1号は どこ?

1号は
こいつを助けてくれたあと

別の子供を
助けに行ったんだって!

別の子供?

2人とも あっち行ってなさい。
(タケル・マサル)はーい。

Rh血液型不適合は

最初の妊娠で出現した
物質によって

2人目の妊娠の際に発症する。

もしかして あなたは

Rhマイナスの血液型なんじゃ
ありませんか?

はい…。

すごい。 よくおわかりですね。

過去に 摂津医大病院の
免疫グロブリン製剤の研究に

参加していた事があるのでは?

ええ。

治療法の発展に繋がれば
という思いもあって

研究の被験者として

免疫グロブリン製剤を
投与してもらいました。

おかげで
2人目も無事に生まれて…。

あの薬は 人の血液から
作られているんですよね?

赤い実を見ると 思い出します。

どこかに 私たちを救ってくれた
ヒーローがいるって事。

それで この実に「赤い宝石」と?

ペッパーベリーが
教えてくれてるような気がして。

世の中には 見返りなしに
誰かに手を差し伸べる

宝石のような心を持った人が
いるんだって。

(呂太)えっ! それって

諸星大地が 自分が救った親子に
接触してたって事だよね?

一体 なんの目的で…。

目的は もしかしたら…。

(ドアの開閉音)

6年前の凶器の鑑定
終了しました。

付着していた血液は

殺された平野竜也さんのもので
間違いなし。

問題は

ナイフの柄から 諸星の指紋以外に
正体不明の指紋が検出された事。

(一同)えっ?

ナイフを隠していた
春田さんのものでもなかった。

えっ それって つまり…。

ええ。

事件当時 もう一人 このナイフに
触れた人物がいたんです。

って事は あの事件には
共犯者がいた可能性も…?

だとすれば 春田さんを
口止めする動機のある人物が

もう一人いるって事になりますね。

で… でも 春田さんは
諸星に刺されたって…。

いや 顔を見たわけじゃない。

じゃあ
諸星に刺されたと言ったのは…。

だって 諸星しかいないじゃない。
僕 彼を脅してたし。

何か覚えてる事はありませんか?

犯人の着ていたものとか
特徴的な持ち物とか…!

痛い 痛い 痛い…!
僕 一応 病み上がりなんだよ。

すみません。

いや ちょっと待てよ…。

そういえば においがしたな。

えっ?

刺される直前に においが…。

甘いにおいがしたんだ。

そのにおいを元に
脳指紋検査をさせてください。

♬~

反応なし。

♬~

反応なし。

♬~

反応なし。

♬~

(反応音)

反応あり!

ちょっと…。

このにおい…!

諸星が行方不明?

うん。 自宅にも事務所にも
いないらしい。

大阪府警と手分けして
捜索してるって。

あっ 摂津医大病院に
行ったのかもしれませんよ。

だって ほら
今日は第2金曜日。

研究のために
血液を提供する日です。

(宇佐見)いや 彼は まだ

春田光彦さんが目を覚ました事を
知らないはずだよ。

そっか。 脅迫者が意識不明と
思い込んでるなら…。

今の諸星には
病院に行く理由はないわ。

そうとも言い切れないよ。
(宇佐見)えっ?

昨日から考えてたんだ。

諸星が

グロブリン製剤に救われた親子に
会いに行った目的。

で 思ったんだよね。

彼は ただ 会いたかっただけかも
しれないってね。

ただ 会いたかった?

うん!

この6年間 諸星は

春田光彦さんに脅されるまま
研究に協力させられていた。

当然 そこには
善意など 少しもなかった。

それでも
彼自身の意思とは無関係に

赤い宝石は この6年間
多くの赤ん坊の命を救い続けた。

その事実が

本人に 少しずつ
なんらかの影響を及ぼした。

♬~

春田光彦さんを襲った犯人は
当時

この香水をつけていた可能性が
高いんだ。

あなたがつけている香水と
同じものです。

春田なんて男は知りませんが。

じゃあ
このナイフは わかるよね?

6年前 キャバクラオーナー殺しに
使われたナイフ。

付着していた指紋の数点が
あなたの指紋と一致したよ。

♬~

被害者の店は 暴力団を通じて

あなたの半グレグループと
繋がりがあった。

あなたと被害者は

店の権利を巡って
対立する関係だった。

6年前の事件
諸星に殺害を指示したのは

当時 グループのリーダーだった
あなただったのでは?

♬~

(蒲原の声)
あなたは 諸星に凶器を渡し…。

(刺す音)

(諸星)ああっ…!

(蒲原の声)諸星は 指示どおり
オーナー殺害を実行。

(蒲原)そして 今回 あなたは

春田光彦さんが 真相の一部を
知っている事に気づいて

彼の口を封じようとした。

春田さんが刺された翌日

ジャケットを
クリーニングに出してるよね。

回収して鑑定したら ほら 出たよ

血液反応。

諸星。

春田光彦は
すでに目を覚ましたぞ。

あっそ。

あなたが遺棄したというナイフを
提出してくれました。

あーあ…。

なんで生かしておいたんだろうな。

あいつを殺すチャンスは
いくらでもあったっちゅうのによ。

手紙を
受け取っていたんじゃないのか?

感謝の言葉をつづった手紙を。

(めぐみの声)「不躾な手紙を
差し上げることをお許しください」

「あなたのおかげで 無事に
生まれることができた次男は

すくすくと元気に成長しています」

(諸星)おい!

払えねえならな
腎臓売れ この野郎!

(めぐみの声)「昨日
次男に はじめて伝えました」

「あなたは ママのお腹にいた時

ヒーローに
命を救われたんだよって」

♬~

サンクスレターですね。

私から 血液提供者に届くよう
手配します。

ありがとうございます。
よろしくお願いします。

(タケル)これ あげる!

(妙子)えっ…。
あっ ありがとう~!

♬~

そして あなたは
あの親子に会いに行った。

(めぐみ)ありがとうございました。

(タケル)ビビビビ ビビビビ…!

おのれ 悪の手先!
くらえ! 正義の…。

ちょっと タケル やめなさい。
申し訳ありません。

♬~

あいつ 絶対 悪の手先だよ。
(めぐみ)こら!

一言 言ってやりたかったんだよ。

あいつらを助けるつもりは
これっぽっちもなかったってな!

クソーッ! ああっ! ああっ…!

あいつの事は 目が届くところに
置いておきたかった。

ハハハハハ…!

(小杉)相変わらず
フラフラしてんのやろ?

面倒 見たるわ。

お前には
6年前の借りがあるしな。

おい! 聞いてんのか?
あっ すみません…。

(小杉の声)
こいつ なんかあったな?

そう ピンときた。

悪い予感がして
あの晩 あとをつけると…。

(諸星)警察に言いてえなら
とっととチクりゃいいんだよ!

(小杉の声)
あの男が誰かは知らない。

けど 確かなのは
6年前の殺しがバレてるって事や。

(春田)おい。 忘れ物だ! おい!

♬~

(小杉の声)
考えてる暇は なかった。

(刺す音)
ああっ…!

♬~

(小杉の声)
あのまま死んでくれると思った。

昔の俺やったら
とどめ刺してたはずや。

フッ…。

人間 年とったら
変わってまうもんですね。

クソーッ!

いら立ってるのか?
変わり始めた自分に。

ああ…?

何も変わってねえよ 俺は!
ああーっ! クソッ!

あなたは
今日も ここに来た。

脅迫者が意識不明だと
信じているにもかかわらず

これまでと同じように
血液を提供しに来た。

あなたは 今 初めて 自分の意思で
誰かを救おうとしている。

お前の身柄を大阪府警に引き渡す。

だが その前に…。

「輝く心」。
えっ?

そいつの花言葉だとさ。

♬~

えっ…
あの人 殺人犯だったんですか?

ええ。

先ほど 大阪府警が逮捕しました。

あいつ 悪の手先だったの?

そうよ。
すっごく悪い奴だったんだって。

今度 来たら
僕が やっつけてやるー!

他人の命を奪って
逃げ続ける人もいれば

誰かの命を
ずっと救い続けてくれる人もいる。

人間って不思議ですね。

ええ。 本当に不思議です…。

免疫グロブリン製剤の
研究の成果が

国内でも実用化されるよう

学会が
厚労省に要望書を出すそうだ。

宝石のもとになるのは
地中のマグマなの。

マグマ?

それは とても危険な存在だけど

ある条件のもとで結晶化すれば
輝く存在に変わる事ができる。

(宇佐見)これ… お茶の葉ですね。
お茶…。

(角倉長治)
茶の道をなめてるんじゃない?

(久住博之)
究極のお茶をお出しします。

(招待客)なんだ? この味は!
この茶葉を鑑定しましょう。

(亜美)
マリコさんが お茶淹れてる…。

お前が淹れたのか?
どうぞ 飲んでみてください。