ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

セミオトコ 第1話 山田涼介、木南晴夏、今田美桜、三宅健、山崎静代… ドラマのキャスト・主題歌など…

セミオトコ #1』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 大川
  2. サチコ
  3. セミ
  4. ヒロシ
  5. 一緒
  6. 健太
  7. 大川由香
  8. 美奈子
  9. 本当
  10. 世界
  11. 日間
  12. 人生
  13. 由香
  14. 意味
  15. 駄目
  16. 翔子
  17. アパート
  18. ハハハハ
  19. マサ
  20. 学級委員

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セミオトコ #1』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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[新]セミオトコ #1[字]

【7日間、一緒にいてもいいですか?】
主演・山田涼介、脚本家・岡田惠和でおくる、この夏もっとも切なくてほんわか笑える、セミとアラサー女子の7日間のラブストーリー

詳細情報
◇番組内容
『うつせみ荘』に続く庭の地中、1匹のセミ(山田涼介)が羽化のときを待ちわびていた。
ついに迎えた羽化の瞬間。地上へと這い出たセミの頭上から、『うつせみ荘』に住む女性・大川由香(木南晴夏)が落下してくる!しかし由香は鮮やかにセミを避けて着地。
自分の命を救ってくれた由香に感動し、由香を幸せにしてあげたいと考えたセミは、7日間だけ人間の姿となり、由香の望みを叶えてあげようとするが…?
◇出演者
山田涼介、木南晴夏今田美桜三宅健山崎静代やついいちろう北村有起哉・佐藤仁美、田中美奈子、阿川佐和子檀ふみ
◇脚本
岡田惠和
◇監督
宝来忠昭
◇主題歌
Hey! Say! JUMP『ファンファーレ!』(ジェイ・ストーム
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英テレビ朝日
【プロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)、布施等(MMJ)、本郷達也(MMJ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/semio/
☆Twitter
 https://twitter.com/semio_tvasahi
☆Instagram
 https://www.instagram.com/semiotoko_tvasahi/

 

 


(大川由香)何やってるんですか?

セミ
(セミオトコ)はい!

(庄野ねじこ・庄野くぎこ)妖怪か!

(熊田美奈子)ああーっ!

だよね。 僕も そう思う。

(岩本 春)おかえり 大川さん。
(ねじこ・くぎこ)おかえり。

信じるわけです。
無理めな設定も。

大川由香さん。

7日間。 7日間
一緒にいてもいいですか?

どうも。
マジで? マジで!?

どこへ?
あっ あっ… うわっ うわっ…!

♬~

(セミの鳴き声)

♬~

♬~

(セミオトコ)〈どうも セミです〉

〈いや 本当です〉

〈皆さんには
見えないと思いますが

この地面の下に 僕はいます〉

〈生まれてから6年 ずっと
この下で生きてきました〉

〈イメージは こんな感じです〉

〈なんでも 僕の実際の姿は

人間の女性は 受け付けない人が
多いらしいので…〉

〈なんだか悲しいですが
嫌われるのも嫌なので…〉

〈あと少ししたら
地上に旅立ちます〉

〈楽しみで仕方ありません〉

〈どんな素晴らしい所なんだろう
地上って〉

〈僕らセミ
6年間ほど地下で生き

最後の7日間を
地上で生きます〉

〈7日間も外の世界を味わえる〉

〈なんて幸せなのでしょう〉

〈ちなみに
イメージは こんな感じ〉

♬~

〈この世界は
なんて素晴らしいのだろうかと

喜びと感謝の歌を歌い続け
僕らは 生を全うします〉

〈でも どうやら噂によると
僕らの その声は

人間には ミンミンとかにしか
聞こえないらしいです〉

〈悲しい…〉

〈僕らは 人間の言ってる事が
わかるのに〉

〈そう 生まれてから 僕は

ずっと ここで アパートの音や
住んでる人たちの声を

聞いていました〉

〈もうすぐ 声の主たちにも
会えるのでしょうか?〉

〈楽しみです〉

(目覚まし時計のアラーム)

〈アパートで
一番の早起きの彼女の名前は

大川由香さん〉

〈でも 彼女の声は
あまり聞こえてこない〉

〈あんまり しゃべらない〉

〈でも 時々 聞こえる
小さな声は

かわいらしくて 優しい〉

〈どんな人なんだろう?
気になるな〉

〈もうすぐ会えるかな?〉

(大川由香)いってきます。

〈いってらっしゃい〉

♬~

(セミの鳴き声)

♬~

おはようございます。
おはようございます。

♬~

♬~

(ため息)

みんな 幸せだな…。

こんなの
毎日 食べられるなんて。

(木下ひな)はあ…。 大川さん
どんな人生 送ってきたの?

あっ… フフフ…。
(ドアの開く音)

(柴田基子)大川さん。 大川さん!

こっち こっち こっち こっち…。

はい…。

えっ…?

(桜木翔子)そんなに驚く事?

あっ… 販売…?

そう! 弁当の販売スペースを
作ったから

今日から それを
2人に任せるから。

あっ… 無理です…。

はあ?

あっ… ってなわけで
よろしくね!

はーい…。

あの…
私 人と対面とか 接客とか

あの… あれで…。

…えっ?

わかる?
今 うんざりした顔してます 私。

いや… あの…

そういうのないと思って
工場に…。

あっ 私なんかより
ひなさんとかのほうが…。

もちろん そうです。
はい…。

でも ひなちゃんが出ると
効率が落ちるから 仕方なく。

ああ…。

♬~

いらっしゃいませ!

(木村)えーっとね…。

あっ… やっぱり 私
表舞台は ちょっと…。

何が表舞台だ。 アホか!

はい!
(木村)じゃあ これ…。

(翔子)あっ 幕の内弁当ですね。
はーい。

(女性)すいません
唐揚げ弁当 お願いします。

(男性)幕の内。
(翔子)はい 500円になります。

(翔子)はい。
(男性)幕の内が2つ。

(翔子)幕の内 幕の内…。
ありがとうございます。

日替わり 日替わり…。 はい。

えーっと… 600円になります。

あっ 500円です。
割引で450円です。

失礼しました。 450円です。

アイスラテ アイスラテ…。

(相田直美)そばはちみつレモネードで
お待ちのお客様

お待たせしました。

ありがとうございました。

いらっしゃいませ。

えっと… アイスラテを1つ…。

高っ…。

(直美)「高いだけの価値はある」と
言っています。

おお…。

ですよね…。

じゃあ あの… 2つ。
私も飲んでみます。

(直美)
はい。 ありがとうございます。

♬~

ド… ドンマイです。

はあ? ドンマイの使い方
間違ってるから。

あんたが言うな!

ありがとう。

♬~

(ため息)

1つ 聞いてもいい? 大川さん。

えっ?
いい?

ああ… はい。
いいです… けど…。

けど?

いえ… ど… どうぞ。

何? その無言で
早く飲めみたいな顔。

飲むわよ。 いただきます。

うまっ!
ですよね。

あのさ 大川さんさ
なんのために生きてるの?

わっ…。
生きてて楽しい?

うーん…。

どうやったら
そういう人が出来上がるの?

うう… うーん…。

ん? 何? どうなの?

時間ないんだからね
休憩 短いし。

私 最後の15分は
寝る事にしてるの。 早く。

あっ… はい。

ええ… まあ なんというか…

いるんだか いないんだか
わからないような人生

というかですね…。

あっ… 私は

言っても知らないような
田舎の村で生まれ育ちまして…。

まあ 田舎というのを飛び越えて
世界の果てのような場所です。

あまりに田舎すぎて
全く のどかではありません。

(大川サチコ)ああっ!

(サチコ)うりゃーっ!

(舌打ち)

(大川ヒロシ)フフン…。

(サチコ)おりゃっ! おりゃーっ!

(ヒロシ)痛っ! イーッ…!

(ヒロシ)ああーっ!
(サチコ)ハハハハハ…。

フンッ… 効かねえぞ!

この野郎…!

(サチコ)おりゃーっ!
(ヒロシ)ああっ 痛え…!

ああっ 痛え! うっ うっ うっ…。

ううっ…! ああ… うっ うっ…!

(サチコ)おりゃーっ!
わかっとんのか? コラッ!

(ヒロシ)ああっ… ううっ…!

てめえ
出ていくんなら 金置いて

子供 連れていけよな。

(ヒロシ)わかったよ!
じゃあ 健太 連れていくからな。

文句ねえな?
(サチコ)ふざけんな!

こっち連れていけ こっち!

(ヒロシ)嫌だよ!
こいつ つまんねえんだもん!

(サチコ)私だって 嫌だよ!

(由香の声)学校でも
本当に 存在感というか

いる意味のない子供で…。

ある日 学校で

あだ名を付けようというのが
ありましてね… あだ名。

私 楽しみにしてたんですよ
あだ名。

家でも 「これ」とか
「こいつ」とかしか呼ばれないし

学校でも
そういう人じゃなかったんで

嬉しくて…。

自分で考えてみたりして…。

テヘヘヘヘ…。

(学級委員)次は 大川さんの
ニックネームのアイデアを読みます。

「大川さん」

(学級委員)「大川」

「大川さん」

「なし」

「むり」

「大川さん」

(学級委員)「大川」

「誰?」

「いた?」

で まあ 大人になったわけですが

相変わらずで…。

(由香の声)父と母は 相変わらず
死闘を繰り広げながらも

一緒にいて…。

はい ストライク!

(サチコ)おりゃーっ!

(由香の声)兄は 地元では有名な
伝説のヤンキーになりました。

「伝説」というのは
強いという事もあるのですが

伝説のバカという意味も
ありまして…。

(大川健太)ガンガン食えよ。
うん…。

(サチコ)それにしても
景気いいじゃん 健太。

(健太)おう。
(サチコ)何やってんの? 今。

(健太)物を売ってるよ。
(サチコ)んっ! すげえじゃん!

ハハハハ…。

お前 高校卒業か。
ここらで働くのか?

うん。 物を売る。

偉いなあ!
うん…。

あっ… 俺って高校卒業したっけ?

してないよ。
えっ? まだしてないの? 俺。

(サチコ)退学になっただろ。

えっ?
退学になると卒業しねえの?

じゃあ 何? 俺 まだ高校生?

バカは面白いねえ やっぱり。

(サチコ・健太)ハハハハ…!

(障子の開く音)
(ヒロシ)はい 帰った。

食い物のにおいにつられて
バカが帰ってきたぞ。

早く食え!
(ヒロシ)随分 豪勢じゃねえか。

(サチコ)手ぇ洗ってから食えよ!

(ヒロシ)俺を もっと敬え この野郎!
(サチコ)ああ?

(ブレーキ音)

(由香の声)その頃
工場に置いてあるものを

片っ端から盗む窃盗犯が
話題になっておりまして…。

(サチコ)何? あんた 通報したの?

えっ かっけえな おめえ!
ええ?

おい!
こいつがよ 通報したんだよ。

すげえだろ! ハハハハ…。

(サチコ・ヒロシ)ええーっ!?

(健太)えっ 駄目なの?

置いてあるの売ったら
ねえ 嘘? 駄目なの? ねえ?

(健太)なんだよ!

おっ… おう!

(健太)おっ やったー!
パトカーかっけえ!

おお~ かっけえ!
(警察官)乗って。

(健太)なんだよ…。

(由香の声)なんだか 田舎に
いづらくなってしまって…。

で 東京に
一人で出てきたわけです。

(由香の声)思います。
翔子さんが言うように

私は 何が楽しくて 何がしたくて
生きてるのかな? って。

死んでも
誰も悲しまないのかな…。

何一つ変わらないし…
私が死んでも。

生きてても仕方ないのかなって
思います。

でも… 死ぬほど
死にたいわけでもないし

今に至る。 はい…。

(セミの鳴き声)

何を
あんなに訴えてるんですかねえ?

セミたちは。

(セミの鳴き声)

(庄野くぎこ)
ああ… おいしかった。

さあ 片付けるわよ ねじこさん。

(庄野ねじこ)
まだ ひと口も飲んでないわよ。

遅い…。

何してたの?
一体 さっきから今まで。

どうしたら そんなに
どんくさく生きられるの?

ひどい… くぎこさん。
ちょっと待ってよ。

待つけど…。

(くぎこ)飲んだ?
(ねじこ)飲んでません。

おかわりしたら?

そうね。

♬~

くう~!

飲んだ?
(ねじこ)まだ。

ねえ なんで そんなに

チャカチャカ チャカチャカ
してるの?

そんなに急いで どうするの?
なんかする事でもある?

する事あるかないかじゃないの。

探して 見つけるもんなの!

見つけたくないの 私。
見つけても 知らんぷりするの。

早死にするわよ そんなんじゃ。

ボケるわよ そんなんじゃ。

どっちが幸せなのよ?

わかんないわよ。

〈この2人

くぎこさんと ねじこさんの姉妹〉

〈僕が声を聞くようになってから

毎日 同じような喧嘩ばかり
しています〉

〈でも 結局 いつも一緒で
仲がいいんだろうな〉

やあねえ。
ねえ。

(くぎこ)イチ ニの… サン!

あっ… 上がった。
(ねじこ)少しずつ…。

〈あっ… 来ました
謎の男の人 小川さん〉

〈何をしているのか 何者なのか
さっぱり わからないそうです〉

(くぎこ)小川さん 手伝って!
(ねじこ)お願い 助けて。

(小川邦夫)無理です。
体 弱いんで。 すいません。

余命 短いんで。

はあ? あんたね
いい加減にしなさいよ!

もうすぐ死ぬって言って
何年 ここに住んでるのよ。

いや… 本当 もうすぐなんで。
弱ってきてるんで。

(くぎこ)どこがよ!
(小川)全部です。

〈ずっと言ってるんですよね
この男の人は〉

〈「体 弱いんで」 「余命 短いんで」
「あと少しなんで」って〉

〈なんだか よくわからないな
セミには〉

とにかく いいから
ちょっと持って!

嫌です。 力 使いたくないんで。
残り少ない人生なんで。

ええっ!? 本当に行っちゃうの?

お願いだから…。
ああっ 落ちる 落ちる!

ですね。 頑張ってください。
失礼します。

〈ええ~っ!?〉

(ため息)

(セミの鳴き声)

(くぎこ)アイタッ…。
(ねじこ)危ない 危ない。

危ないって… 危ない。
危ないよ~!

(岩本 春)大丈夫ですか?

ああ… 春ちゃん
ありがとう 春ちゃん

どういたしまして。
どうします? これ。

あっ… あっちですか。

〈この声の人は
春ちゃんというらしい〉

(ねじこ・くぎこ)ありがとう~!

〈みんなに愛されてる人〉

春ちゃんと話してる人は

みんな 声が明るくて
優しくなる〉

〈みんな 春ちゃん
大好きなんだと思う〉

(ため息)

(ドアの開閉音)

(岩本マサ)ただいま!
春ちゃん ただいま!

〈この声の人は
春ちゃんの旦那さんのマサ〉

〈どこか 会社とかいう所で
働いてる〉

〈2人は お笑いとかいうのを
一緒にやってたらしいです〉

〈お笑いって なんだろう?〉

〈「笑い」に「お」を付けるのは
なんで?〉

〈とにかく お笑いでは
全然 売れなかったらしいです〉

(マサ)早く 顔 見たかった~!
(春)そんなに好きなのか?

〈面白いのになあ。
笑っちゃうのに〉

〈2人がしゃべってるのを
聞いてると〉

えっ? 春ちゃんは?
(春)何が?

いや だから…
俺の顔 早く見たかった?

うーん… どちらかといえば…。

えっ? その程度?

見たくないほうかな。

そっちか~! うん! フフフフ…。

やっぱり つまんないね 俺たち。
(春)だな。

なんで つまんないか わかる?
(春)なんでだ?

俺が 本当に

春ちゃんを好きでたまらないから
じゃないかな。

やっぱり そうか。
そうじゃないかと思ってた。

駄目だね それじゃ。
ツッコミも優しいしね…。

うーん…
デレデレしちゃうしなあ。

(春)駄目だな。

だね。 フフフ…。

(母親)「男の子なんです」
(リポーター)「ええ~!」

「かわいい顔してるから
女の子かと思いました」

「お名前は?」
(母親)「名前は 亮太っていいます」

どう? いい絵本 描けそう?

ううん…。

全然。 ハハッ…。

(マサ)あれま!

フフッ… ゆっくりな。

〈なんでだか わからないけど

この2人の声を聞いてると
泣きたくなってきちゃうんだ〉

〈なんでだろう?〉

(ため息)

(熊田美奈子)ああーっ!

(美奈子)ああーっ!

〈おかえりなさい〉

ただいま…。

〈あっ きました きました!〉

〈そろそろなのかも〉

〈僕 羽化の準備に入ります!〉

(美奈子)ああーっ!
(ドアの開閉音)

(荒い息)

大川さんは?

(くぎこ)さあ…。
(ねじこ)まだなんじゃない?

(ため息)

(春)どうした?
(美奈子)別に。

(ねじこ)なんか怒ってるのかな?
(美奈子)いえ 別に。

わかるわ。
あなたとか私みたいな

どちらかというと
クールビューティーな女性は

「なんか怒ってる?」って
よく言われるのよねえ。

別に そんなに いつもいつも
怒ってないわよねえ。

はあ…。

誰がクールビューティーだって?
(くぎこ)うらやましいわよね。

こういう 小さな子供が描いた絵
みたいな顔の人が。 ねえ?

(春)えっ 私も?

何? それ。 どういう顔よ。
(くぎこ)簡単なつくりだって事よ。

こう マル描いて
チョンチョンみたいな。

はあ? 大体ね…。

ちょっと聞いてくれる?
美奈子ちゃん この人…。

あっ いいです。 興味ないんで。

あら…?

あの… ちょっと
疑問に思ったんですけど

大家さん お二人

このアパートから
外に出る事あるんですか?

そりゃ たまにはあるわよね。

どういう意味?

いや 噂によりますと

このアパートの外に出ると
溶けて消えちゃうとか

本当は 300歳 超えてるとか…。

(ねじこ・くぎこ)妖怪か!

はい! いいですねえ。
ハハハハ…!

とりあえず 笑おうよ。

面白くないけん 笑えん。

(マサ)おお お疲れ。

(春)おかえり 大川さん。
どうも。

(2人)おかえり。
ただいま。

大川さ~ん…!

いいよ。

(美奈子)うまいね 大川さん。

そう?
うん。

ありがとう。
地味な仕事は好き。 得意。

助かる。
大家さん2人 全然下手だし。

お嬢様だから
やった事ないんだって。

へえ~…。

春ちゃん
ちょっと強引なところがあって

針 折るし すぐ。
フフッ…。

それは これと縫い合わせるの?

そうそう…!

すごいねえ。
本当?

かわいいけど 喧嘩売ってる
感じする? 世の中に。

する。
世界と戦ってる感じする?

する!
パンクな感じする?

パンク… わからない。

だよね。
いいよ わからなくて。

かっこいいね 美奈子ちゃん。

ありがとう。
絶対 成功してやるけん。

うん!

でも 手縫いって
地味な仕事だよね。

ねえ。
でもね

このステッチは絶対外せないの。
大好きなの。

服をね 大切に大切に縁取るの。

うん。

あっ そうだ。

試しに これ作ってみたんだけど
どう? 大川さん着る? あげる。

着ないけど 欲しい。

飾るの好きなの
美奈子ちゃんの服。

それって どうなんだ?

それは それで
いいんじゃないかな。

そっか。

はい!
ありがとう。

うわあ…!

〈うーん… えい!〉

〈ああ…!〉

〈よいしょ よいしょ よいしょ〉

♬~

すごいなあ…。

♬~

(風の音)

♬~

〈よいしょ よいしょ〉

〈あと少しだ!〉

〈うーん! 頑張れ 僕!〉

(きしむ音)

えっ…。

〈んっ? んん!?〉

ああっ…!

〈え~っ 死ぬの!?〉

〈僕 あと少しなのに…
あと少しで飛べるのに 死ぬの!?〉

んっ?

〈えっ えっ えっ…!
どうしよう? どうしよう?〉

あっ 駄目…!

うっ…!

(うめき声)

いっ… いてててて…。

あっ…。

ああ… よかった…。

ごめんね。 怖かったでしょう?
ごめんね。

(うめき声)

いてて… いてて…。

♬~

あっ…。

死のうと思ったのか?

えっ?

そうなのか?

ああ いや…。

あっ… でも 落ちていく時

それは それでいいかなって
ちょっと…。

ふん。
そんなんじゃ 死にはしない。

命なめるな。

♬~

いっ…! いてててて…。

あいたっ…!

♬~

えっ…!

(ため息)

怒られちゃうなあ…。

〈なんて優しい人なんだろう。
なんて…〉

〈でも なんて寂しそうな顔
してるんだろう〉

〈僕にできる事はないだろうか〉

セミにはないのか できる事…〉

〈わっ! そうこう言ってる間に
ついに…〉

〈虫が苦手な人のために
アニメで どうぞ〉

♬~

♬~

何やってんだろ 私…。

やだ もう 消えたい…。

〈このままでいいのか?〉

〈何かできる事は
ないのだろうか?〉

〈この人を笑顔にするような
そんな事〉

〈ん? こういう男が好きなのか〉

〈うん。 なるほど…〉

〈よし!〉

(ぶつかる音)

(ため息)

どうも。

へっ?

えっ… えっ?
あっ あっ あっ ああーっ!

しーっ!

夜は 鳴いたり
大きな声を出す時間じゃないよ。

鳴くのは
太陽が空にある時間だけ。

それが 世界のルールさ。

はい…。

うん。
えっ?

あっ あっ あの…
お金なら ありませんけど。

給料の半分 仕送りする約束で
上京しているものですから…。

なんて素晴らしい世界なんだ!

はい?

ねっ?

エヘ…。

えっ…? えっ!?

いっ…!
なんて美しい生き物なんだ!

えっ? いやいや いやいや…!
あっ あっ…。

あっ!
えっ?

うわあっ!

♬~

♬~

大川由香さん。
はい。

えっ? 私の名前…。
もちろん知ってます。

えっ なんで?
えっ! そもそも誰?

恩返しに来ました。

恩返し…? なんの? 鶴?

あなたは 命の恩人なんです。
大川由香さん。

命の…?
はい。

恩人…?
はい。

という事は
私が あなたの命を助けた?

そうです。 ありがとう。

ああ~! はいはい はいはい。
あ… あの時の? ねえ?

はい。 あの時の。

ごめんなさい。

この際 のってみるかと
思いましたが

罪の意識が生まれてしまい…。

それ 多分 私じゃないです。
人違いです。

いえ あなたです
大川由香さん。

えっと…。

えっ? あくまでも 私だと?

そうです。 間違いありません。

それは… あれですか?

もし仮に そうだとすると
無自覚というか…

誰かを助けようと
した事ではなく

たまたま 私がした事で
あなたの命が助かった。

だから 私の記憶にはないが
あなたは覚えている。

なぜなら
それによって命が助かったから。

…的な?

そうなのかもしれません。

へえ~ そうなんだ…。

でも 知らぬ事とはいえ
偉い 私。

こんなに美しい方を
死なさなかったなんて

人として偉い! でかした!
よくやった! と

褒めてやってもいいような…!

大川由香さんは そんなに
しゃべる人だったんですね。

いえ! 今 27年分 一気に
しゃべっているような感じです。

制御不能になってしまい
ダムが決壊しております。

自分でも怖いです。

こんなにも 思ってる事が
口から出てくるなんて

生まれて初めてで…。

ど… どうなってるんでしょうか?
誰か助けて!

でも ちょっと楽しいけど
なんだか怖いような…。

よかった。 心配してたんですよ?
あんまり 声 聞かないから。

あっ ありがとう。

私も 自分の声を
こんなに聞いた事がなくて

戸惑ってます。

素敵な声です。
ええっ!? いえ…!

やだなあ もう。 参ったなあ。
デヘヘヘ…。

そ… そうですか?
はい!

フフフフ…!

あれ?
うん?

心配してた?

はい。

えっ?
んっ?

あっ! ちょっ… ちょっ…
ちょっと待ってください!

しばしお待ちを!
今 頭の中を整理しますので。

♬~

なるほど。
はい?

あの…。

私 ずっと どちらかというと
孤独な人生を送っておりまして。

生まれてから ずっと…。

僕もです!
えっ? あっ そうなの!?

はい。 ずっと潜ってて 地下に。

なるほど。

私も潜ってました。
アンダーグラウンドな感じで…。

あっ そうなんですか?
一緒ですね。

僕は 6年間 潜ってました。

6年? ハハ…。

私なんか 27年間
ずっと潜ったまんまの人生です。

すごい!
いや 褒められても… ねえ。

でも 大丈夫だったんですか?
何がですか?

いや あんまり長く
地中に潜ってると

腐って そのまま死んでしまうと
言われていたので。

結構 辛辣な事を
さらりと まあ…。

いや まあ 確かに

若干 腐りかけてるような感じは
しますが…。

いや もう腐ってるのか?
いや 腐ったら死ぬんで。

あっ じゃあ 大丈夫なんだ。

はい。

なんで そんなに
かわいい顔をなさるんですか?

あっ!
やっぱり好きですか? この顔。

そうですか!
ですよね。 そう思ったんですよ!

いや そう言われると
若干引きますが…。

意外と あれですね。
うん?

いや まあ はい
ええ 好きですけど…。

やっぱり! よかった~!

というか
どこかで見た事あるような…。

あっ ごめんなさい!
安いナンパみたいな…。

された事ないけど。 ハハハ…。

っていうか 意外と
あれなところがあるんですね。

王子的な あれ。
でも 目をつぶります。

ええ…
なんの話をしてたんでしたっけ?

「ずっと潜ってて」という…。
ああ! そうでした。

つまり 孤独な時間を

様々な空想や妄想で
やり過ごすというか

フィクションと共にある
人生だったわけです。

現実を見ると 希望ゼロなので…。

なので そういう事に関しては

普通の人よりも
寛容というか信じるわけです。

無理めな設定も。

なので 聞きます。

ちゃんと答えてくださいね。
いいですか?

どちらの星から
いらしたんですか?

星?

はい。 大丈夫です。
誰にも言いませんから。

星とは なんですか?

そんな とぼけ方します?

いや あの… ごめんなさい。
わからないんです。

その顔は
嘘ついてる顔じゃないですよね。

違ったか。
そっちじゃなかったか…。 よし。

では 第2の質問です。
はい。

西暦何年の未来から?

未来?

あっ 過去? 過去のほうか!
何時代? 平安… 平安?

ああ やっぱり それとも
人気の高い 戦国時代? そう?

えっ! まさか 織田信長だとか
言うんじゃないでしょうね?

いやいや それは ありがちですよ。

なんの事だか さっぱり…。

あっ それも違う? えっ?

宇宙でもなく
タイムスリップでもないとなると…。

ゾンビ? はっ!

ずっと潜ってたとか言ってるし…。
ゾンビか? ゾンビだ!

えっ! 噛まれたら
私もなっちゃうの!?

ああ でも 噛まれてしまいたい。

…みたいな あれですか?
そうなの?

い… いいですよ 噛んでも。

ぞんび?

えっ? それも違う?

えっ! となると…。

あっ わかった。
意外とベタですね。

もしかして 名前とか
わからない感じじゃないですか?

そうでしょ? お名前は?

あっ…。
わからないです。 ないのかな?

ないとか言っちゃって!

はい 正解
記憶喪失ですね? ねっ?

どんなもんだい! ハハハーッ!

違うの?

何 ちょっと
疲れた顔してるんですか。

(直美)ごゆっくりどうぞ。

ちょっと言いすぎちゃってさ
その子に。

なんかイライラしちゃって 私。

「なんのために生きてるの?」は
ないよね。

ひどいよねえ…。

明日 仕事に来なかったら
どうしよう。

(ため息)

ねえ。

聞いてる? 聞いてないか。
フッ…。

来てくれたらいいなあ…。

謝ろう。

♬~

何よ?

「蕎麦は食べないのか?」って…。

わかったわよ! 食べるわよ!
もり1枚。

はい。 もり1枚。

(ため息)

♬~

いいかも いいかも…!

待ってろ~! 世界!

♬~

♬~「オー」

♬~「オーオー ウーヨー」

ツッタン! ツッタン!

あの… あっ。

7日間。
えっ?

7日間 一緒にいてもいいですか?

一緒に…?

7日間。
えっ?

7日間 一緒にいてもいいですか?

一緒に…?

あっ ここに?
はい。

私と…?
はい もちろん。

えっ… えっ? えっ!?

恩返しに なんでもします
僕にできる事。

えっ? なんでも…?

はい なんでも。

本当に なんでも?

あっ ごめんなさい。 違います。
そういう意味じゃなくて…。

そういう意味って
だから 違います!

何をしたらいいですか?

なんで…?
そうしたいんです。

7日…。
うん。

なんで7日だけ?

7日だけ? 違います。

「7日も」です。

はあ…。

7日も。

そうです。 「7日も」です。

「7日も」か…。
はい。

いくつ…?

ん?

お願い… いくつまで?

だって それによって その…。

あっ ごめんなさい。

いくつでも。 僕にできる事なら…。

本当に…?

うん。

い…。

生きてていいんだよって言って…

そっと抱き締めてください。

あっ… ごめんなさい!
調子に乗りました。

嫌なら いいんです!
違うのを考えるから…。

生きてていいんだよ。

♬~

ありがとう…。

♬~

なんて呼べばいいかな?
大川由香さんでいいのかな?

あっ…。
はい。

(学級委員)「大川さん」 「大川」
「大川さん」 「大川」

「なし」 「むり」 「誰?」 「いた?」

おかゆ…。

うん?

さん… ちゃん…。

さん!

よろしく おかゆさん。

(泣き声)

♬~

生きてて… 生きててよかった。

うん?
えっ?

あっ… あの…。

余韻が もうちょっと まだ…。
あの すみません。

おかゆさん。 これは なんですか?

メイプルシロップですけど…。

めいぷるしろっぷ?

カエデの樹液…。

えっ! 樹液!?

そんなものがあるんですか?
木から吸わなくていいんですか?

いや 木から吸う人は あんまり…。

おかゆさん これ頂いても?
はい…。

(においを嗅ぐ音)
おお~っ!

えっ ええ~っ!? えっ…!

なんだ これ うめえ~!

ええっ!? えっ? えっ?

あの… そんなに?

私にも ちょっと… これ。

えっ ねえねえ えっ? いや…。
ええっ?

ちょっと… ちょっとだけ。

うめえ~!

それ 私のなんだけど。 ちょっと…
ねえ ちょっと ちょうだい。

ああ うめえ~! わあ~!

楽しい~~っ!!

なんて素晴らしい世界なんだ!

おかえりなさい。
お仕事 お疲れさまでした。

よく頑張ったね。 偉い。

(美奈子)なんか怪しいんですけど。

夜 休まないと 昼間
大きな声で鳴く事ができない。

美しくて かわいい。 最強っすね。