ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

偽装不倫 第3話 杏、宮沢氷魚、瀬戸利樹、MEGUMI、田中道子… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『偽装不倫#03』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 鐘子
  2. 大丈夫
  3. 賢治
  4. 葉子
  5. ハァ
  6. お姉ちゃん
  7. 結婚
  8. 指輪
  9. 不倫
  10. 結婚記念日
  11. 八神
  12. ダメ
  13. 今夜
  14. 絶対
  15. 明日
  16. 今日
  17. 病院
  18. ホント
  19. 自分
  20. 旦那

f:id:dramalog:20190725072440p:plain

『偽装不倫#03』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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偽装不倫#03[解][字][デ]

東村アキコ原作。本当は独身なのに、つい既婚者だと嘘をついてしまったことから始まるラブコメディ!姉の不倫アリバイ作りに巻き込まれ、終わったはずの恋心が動き出す!

詳細情報
出演者
杏、宮沢氷魚瀬戸利樹、MEGUMI、田中道子、夏子、伊沢弘、朝加真由美谷原章介仲間由紀恵
迫田孝也
番組内容
鐘子(杏)は、丈(宮沢氷魚)が預かっていた姉・葉子(仲間由紀恵)の結婚指輪を取り戻し、これで丈と会うこともないと、寂しさを感じる。一方、丈は人知れず頭痛とめまいに苦しんでいた……。
そんな中、葉子は不倫相手の風太瀬戸利樹)が怪我で入院したと聞き、夫・賢治(谷原章介)との結婚記念日ディナーを抜け出してお見舞いに行くため、鐘子に協力を頼む。呆れる鐘子だったが、姉の口裏合わせに付き合うことになり……。
監督・演出
【演出】南雲聖一
原作・脚本
【原作】「偽装不倫」東村アキコ(YLAB JAPAN)
【脚本】衛藤凛
音楽
【音楽】菅野祐悟
【主題歌】「us」milet(Sony Music Labels)
制作
【プロデューサー】加藤正俊、森雅弘、岡田和則(光和インターナショナル)、武井哲(光和インターナショナル)
【製作著作】日本テレビ
【制作協力】光和インターナショナル

 

 


(濱 鐘子)
やめよっかなぁ~ 婚活。

29歳からの3年間
さんっざん やって

全っ然 結果が出なかったの
知ってるよね?

この間 買ってた
マキシワンピ貸して。

(吉沢葉子)
また おひとり様旅行?

これ お姉ちゃんの
結婚指輪じゃん。

指輪が この下…。

(伴野 丈) これですか?

《イ… イケメン》

どっち?

左… です。

《…って
私 何で 今 嘘ついた~!?》

僕と不倫しましょうよ。

《この嘘のおかげで
もしかしたら 私…

やっと恋愛というものが
できるのかもしれない》

指輪?
ホテルに忘れちゃって…。

何で ホテルに忘れるのよ?

お姉ちゃん…。

出張だって嘘ついて
ホテルで着替えて

優しいお義兄さんを裏切って…。

お姉ちゃんは 不倫している!

私 離婚する気はないから。

だから あの指輪だけは返して。

指輪を受け取ったら
すぐに帰るつもりだから。

そうだよね。

旦那さんが待ってるよね。

《これでもう
二度と会うことはないのか》

ハァ ハァハァ…。

ハァ…。

あぁ…。

ハァハァ…。

ハァハァ…。

《この指輪と嘘のおかげで
始まった

期間限定の偽装不倫》

《これを
お姉ちゃんに返してしまえば

全てが終わってしまう》

ハァ…。

(振動音)

ヤッベ。
(振動音)

あっ はい…。
遅い!

鐘子 今 どこ?

私 明日
結婚記念日だっつってんじゃん!

指輪 必要だっつってんじゃん!
あ~ はいはい。

今 家に着いたから。

指輪も…。
(通話が切れた音)

あ~ 何なんだよ。

ちょっと! こっち!
はい。

はい はいはい 行って行って。

おっ…!

え~?
遅いわよ!

どこでチンタラしてたのよ!
いや ちょっと その…。

例のブツは?

へい か… かばんにありやす。

今 渡しやす。

(吉沢賢治) ≪葉子~!≫

≪葉子~!≫

(賢治) 葉子~!

ちょっと 僕 呼んで来ますね。

ま… 待って待って。
渡せ渡せ! 早く早く!

違う!
早く! 早く!

違う!
早く 早く…!

あった! あった あった…。

今晩は お寿司だって。

あっ 鐘子ちゃん 帰ってたの。

うん。
鐘子も

今夜は お寿司で
前祝いが いいんじゃないって

言いに来てくれたとこ ね?
あ… うん。

覚えててくれてたの?
僕たちの結婚記念日。

あっ まぁ… そんなとこ。

(賢治) うれしいね。
ねぇ!

ハハハ…。

(濱みき子) 早いわねぇ。

2人が結婚して 明日で3年?
(賢治) はい。

(濱 幸一) 賢治君 ありがとう
ホントにありがとう。

(賢治)
いや お義父さん そんな…。

別に婿に来たわけでも
ないんだから…。

(みき子) 何 言ってるのよ。

こうして
2世帯同居してくれるだけで

私たちが どれだけ心強いか。

葉子 あんただってね

毎日 仕事仕事って
忙しくしてられるのも

賢治さんの
理解あってのことなのよ?

分かってるわよ。
まぁ 時代ですから。

で 明日は どこかに
お食事行くの?

はい 明日の夜は
結婚記念日ディナーに行こうかと。

(みき子)
まぁ 世間じゃ 不倫だ何だって

結婚早々
離婚する夫婦も多いのにねぇ。

(せき込み)
鐘子ちゃん 大丈夫?

うん。

そういえば 鐘子 明日から
新しい派遣先 行くんだって?

へぇ~ どんな仕事なの?
あっ… 通販会社。

ダイエット器具とか いろいろ…。
(振動音)

ねぇ あれないの? お母さんね
あれが気になってんのよ。

あの~ アンチエイジング

上司からだ
ちょっと電話して来る。

(みき子) ねぇ 後にしたら?

急用かも
明日 大事な会議があるのよ。

《お姉ちゃんは 嘘をついている》

《今の私には分かる》

《あれは絶対に 不倫相手からだ》

(呼び出し音)

もしもし 風太? ケガしたの?

何!? どこ!? 病院 行った?

(八神)
うん 今 病院なんだけど

練習の時 リングでスリップして
頭 思いっ切り打っちゃって。

ついでに 首もやっちゃって…。

大事を取って
入院して 様子見ろって。

え~ 入院って…。
ねぇ 葉子さん

病院のごはんって
おいしくないんだよ。

何か フルーツが入った
ゼリーが食べたい。

あっ! あと 桃 食べたい!

お肉も食べたい! それから…。

減量の反動が爆発してるわね。

ねぇ 来てよ~ 葉子さん!

ねぇ ねぇ ねっ?

何だって?

やっぱり
明日の会議のことだった。

えっ 明日の夜 大丈夫?

7時に グーフル
予約してあるけど。

うん 大丈夫よ。

そっか よかった。

グーフル?
あぁ はい。

僕が葉子にプロポーズした
思い出の店で

去年も そこで
お祝いしたんです。

まぁ~ ステキ!
お父さん 聞いた?

《せっかく手に入れた指輪を
外して不倫するお姉ちゃんと

その指輪をはめて
嘘の不倫をする私》

《愚かだ》

《日本一 愚かな不倫姉妹だ》

♬~

 

ん! おいしい これも おいしい。

(伴野灯里) あのね 丈
これ 新メニューの試作品だから

もうちょっと こう
感想 言ってくんないかな?

全部 おいしいよ。

灯里 天才。

ハァ… あっ そう。

あ~あ。

あの子に頼めば よかったかなぁ。

隠し味は… 隠し味は

イカの塩辛!

あ~ ダメダメダメ やっぱダメ。

丈。

あんた 何か私に
隠してることあるでしょ?

(せき込み)
え?

今日 昼間 店に来た鐘子って子が
あの指輪の持ち主なんでしょ?

ああ…。

ってことは

あの子 人妻ってことよね?

あんたは スペインから
帰って来たばっかりで

今の日本は
不倫が当たり前だなんて

勘違いしてるかもしれないけど

ダメだからね! 不倫 絶対 ダメ!

大丈夫だよ。

え?

もう会わないから。

えっ そうなの?
うん。

やっぱり おいしい。
うん…。

そっか。

ハァ…。

あ~ 疲れた。

これで
もう会うことはないのか…。

連絡先も交換してないしなぁ。

《もちろん SNS
メッセージは送れるけど

あの店に行けば
会えるかもしれないけど

でも そしたら私

また 嘘をつかなきゃ
いけなくなる》

《優しかったなぁ》

《短い間だったけど 楽しかった》

あ~ もう!

あ~ 何で あんな嘘ついたのかな。

ハァ…。

(鳥の鳴き声)

(メッセージの受信音)

え? 痛っ!

え? 何?

(葉子の声) 「ちょっと来て」。

ゲ~!

(ノック)

おはよう。
おはよ。

お義兄さんは?

今日は 早く仕事
終わらせたいからって

先 行った。

あ…。

こういう時 2世帯っていいわね。

はぁ? あのさ

私も今日が 派遣の初日だから
早く行きたいんだよね。

ねぇ お願いがあるんだけど。
え?

鐘子 今日
急病になってくれない?

何 言ってんの?
何でもいいのよ。

食中毒でも 急性胃腸炎でも
ぎっくり腰でも。

今夜 お義兄さんと
結婚記念日のディナーでしょ?

私 そのために指輪を…。

ディナーは行くわよ
ただ その後 抜けたいのよ。

抜けたいって あ~た…。

自分の結婚記念日を
会社の歓送迎会みたいに…。

私 ディナーを食べ終わった後
病院に行きたいのよ。

何でよ?

鐘子が何かしらで 救急外来に
行ったってことにするから。

いやいやいや…。

今夜は 家に帰らないで

あっ 漫画喫茶にでも
行ってくれる?

だから 何でよ!?

私 友達いないからさ

言い訳に使えるの
鐘子しかいないのよ。

言い訳っていうか

「嘘」でしょ?

1万円あげるから。

やるけどさ!

やるけど… でも…。

お姉ちゃん お義兄さんと
うまく行ってないの?

ホントのところ教えてよ。

お姉ちゃんさ 私に共犯者になれ
って言ってんだよね?

だったら私 聞く権利あるよね?

お姉ちゃん あの若い男の子と…。

不倫してるんでしょ?

不倫はしてるけど

賢治と別れる気はないのよ。

割り切った遊びってこと?

そりゃそうよ 当たり前でしょ。

もちろん 悪いことしてるって
自覚はあるわよ。

でも 結婚して

あぁ もう結婚相手 探さなくても
いいんだって思ったら

急に 男に求めるハードルが
下がったの。

結婚相手じゃないんだから

経済力とか学歴とか年とか
何にも気にしなくていいし。

何 言ってんの? お姉ちゃん。
そしたら

急に周りの男たちが
かわいく見えて来ちゃって。

嘘ついてるって罪悪感はないの?

嘘?

別に大した嘘じゃ ないじゃない。

世の中には もっと
すごい大嘘ついてる人たちが

たくさん いるじゃない
政治家だって何だって。

鐘子だって
嘘ついたことあるでしょ?

そ… それは…。

だから 私は今の生活を
壊さない程度に楽しむつもり。

結婚記念日のディナーは

ちゃんとデザートまで食べてから
彼の所に行くわ。

(ドアの開閉音)

《え~…
お姉ちゃん マジですか…》

(課長) え~ 今日から
事務をお願いする

濱さんと山田さんです。

濱です よろしくお願いします。

はじめまして
山田まさ子と申します。

(課長) あぁ さぁさぁ…
デスクは こちら こちら。

濱さん こっちね。

(社員) これ 追加でお願いします。

はい。
(社員) それから会議室の準備も。

はい! ただ今。
(社員) よろしく。

(まさ子) どうぞ~。
失礼します。

失礼します。

(まさ子) どうぞ~!
ネクタイ ステキですね。

(まさ子) あっ お疲れさまです。

鐘子も ちょっとは
愛想よくしなさいよ。

派遣のいいところはね
会社がかわるたびに

新たな出会いがある
ってところなんだからさ。

うんうん…。
ねぇ 今夜 暇でしょ?

いや 何で決めつけるかな。

早速 合コン取り付けたんだ~!

鐘子も行くよ!

あ… ダメ。

今夜は
急病になんなきゃなんだよ。

は?

あっ いや… 別に。

知ってるでしょ?
私が男に 話 合わせられないの。

ハハハ! よく言うよ。

年下のイケメン カメラマンに
合わせて

人妻のふりしてたくせに!

あ~。
うわ…。

(シャッター音)

(シャッター音)

(シャッター音)

(まさ子の声) 東京にいた!?

すいません。
(まさ子) ごめんなさい。

ちょっと。

じゃあ 鐘子が独身だってことも
話したんだ?

え 何で?

「私 結婚なんかしてないんです。

だから私たち 付き合っても
何の問題もないんです」って

言えばいいじゃん!
言えないよ そんなこと。

独身なのに 「結婚してます」なんて
趣味の悪い嘘ついてたなんて。

「じゃ 何で そんな嘘ついたの?」
って聞かれたら…。

じゃ 何で そんな嘘ついたの?

何でって…。

飛行機 乗ったら 隣にイケメン
来たからテンパっちゃって

思わず 見え張っちゃった
っていうか…。

意味不明じゃん。

「独身」って言うと
若い男の子をナンパしたい

お姉さん感が出ちゃうかもだから
それを消しとこっかなって。

自意識過剰。
ハァ…。

う~ん 何でそんな嘘ついたのか
自分でも分かんない。

不思議ちゃん?

(2人) 寒っ。

そう 何にせよ寒いのよ。

考えてみたらさ
今どきの若い男にとっては

相手が既婚者より
独身のほうが問題なのかな?

「実は 独身でした」なんて
ホラーかも。

そうだよね。

彼は 恋人が欲しいんじゃなくて

日本で不倫ってものが
してみたかっただけ。

今さら 私が独身って
分かったところで

重たがられるだけだよね。

ハァ…。

これ以上 嘘の不倫を続けても
自分が傷つくだけだから

だから もう会わない。
え! つまんないの~。

つまんなくてもいいの!

《私は お姉ちゃんみたいには
なれない》

(恵梨香) オッシャレ~!

(恵梨香) これ 絶対
人気メニューになりますよ。

さすが プロのカメラマン!

いやいや
こういう写真は専門外だから

まだまだ勉強中。

普段は どういう写真
撮ってるんですか?

見せてください!
あっ うん…。

(恵梨香) え~ すごい!
これって熱海ですか?

いや… ナポリ

あっ 新宿だ!

ニューヨーク。

丈 次 これお願い。
OK。

(灯里) こうが いいか。

よっしゃ これで。

あ…。

ちょっと… どうしたの?

ハハ… 写真撮ってたら
お腹 すいて来ちゃって。

な~んだ もう。

ですよねぇ 私も。

あんた
何もやってないじゃないの。

何か食べる?
(恵梨香) はい。

(灯里) 手伝って。
(恵梨香) はい。

[ 賢治が英語で電話をしている ]

Thanks.

よし。

(黒田) おっ 今日は早いな。

ひょっとして今夜は
奥さんに内緒のデートか?

(賢治) 残念 奥さんとだよ。

え?
結婚記念日なんだ。

何だよ 若いお姉ちゃんと
じゃないのかよ。

やめてくれよ
僕は妻を愛してるから。

(葉子の声) 「鐘子 やっぱり
今夜は漫画喫茶じゃなくて

東京中央病院に来て」。

(小宮)
チーフ 名古屋出張のお土産です。

おひとつ どうぞ。

しゃちほこサンド。
(小宮) あっ 知ってます?

ハハハ まぁ 今どき
ネットで買えますもんね。

ありがと。
(小宮) はい。

それで どうだった? 定例会。

私 いなくても大丈夫だった?

はい 今後も僕一人で行くんで
大丈夫ですよ。

チーフ 担当 抱え過ぎだし
それに家庭もありますし。

そうねぇ
じゃあ お願いしようかな。

(小宮) はい。

すいません
これの花言葉は何ですか?

(店員) それも 「永遠の愛」ですよ。

じゃあ これも入れてください。

(店員) こんな感じで
いかがでしょうか?

ステキです
ありがとうございます。

ハァ… 来てしまった。

何なんだよ もう…。

♬~

ん?

幻覚? いかん いかん いかん。

もう会わないって
決めたんだから。

♬~


ごゆっくり どうぞ。
ありがとうございます。

じゃあ 3回目の結婚記念日に
乾杯。

乾杯。

うん。

このシャンパ
お店からのサービスだってさ。

あら そう。
僕らのこと覚えてくれてるんだよ。

プロポーズの時から ここだから。

じゃ 来年はグラスじゃなくて

ボトル1本
サービスしてくれるかも。

ハハハ…。

あぁ そういえば
昨日 言ってた大事な会議って

大丈夫だった?

あぁ… 何とか。

よかった。

賢治は? 最近 仕事どう?

う~ん… 相変わらずかな。

そうだ 来週
大阪に出張になりそうなんだ。

そっかぁ…。

私も 今月は泊まりの出張
多そうだな~。

私が担当してる名古屋の
ほら ういろう会社。

あそこの社長さんがさ
夜 絶対うちの若い社員 連れて

スナックとかクラブとか
行きたがるのよ。

君だけ
先に帰ってくればいいじゃない。

そういうわけに いかないわよ。

結局うちみたいな
弱小コンサル会社は

接待とか たいこ持ちで
顧客つないでるんだから。

ねぇ 葉子。

そろそろ ちゃんと考えない?

子供のこと。

そうね。

でも まだ私 仕事続けたいし

今は忙しくて無理なんだよ。

もう少ししたら
落ち着くと思うから そしたら

チャレンジしてみても
いいのかもしれない。

僕たちって うまく行ってるよね?

どこからどう見ても
うまく行ってるでしょ?

そうか。

でも

たまに早く仕事が終わって

あの大きな家に帰って来ても

君はいない。

(賢治の声)
共働きの擦れ違い生活は

結婚した時から
覚悟してたけど…。

そろそろ 夫婦として
ゆっくり過ごす時間が欲しい。

僕も頑張って 残業減らして

週末 休むようにするから。

だから…。

考えてもらえないかな?
子供のこと。

分かった 考える。

ホントに?

ありがとう 葉子。

あ…。

あっ 鐘子から電話 入ってた。

いつもメールなのに。

何かあったのかな?

かけ直したほうが
いいんじゃないの?

じゃあ デザートとカプチーノ
頼んでおいて。

すいません。
(店員) はい。

あ… もしもし 鐘子?
どうしたの? 何かあった?

そこまでやんなきゃダメなわけ?

変な小芝居やめて お姉ちゃん。

言われた通り 病院に来ましたよ。

で? 私は何?
急性胃腸炎ってことでいいわけ?

あ…。

まさか お義兄さんまで
ここに来たりしないよね?

大丈夫よ ここでまくから。

まくって…。

結婚記念日に
旦那に使う言葉か それが!

最っ低!

とにかく鐘子は
デイルームにでもいて。

後々 嘘をつくにも

そういう病院のディテールを
知っておくのも大事だから。

私が着いたら写真を撮って
賢治に送る。

ディテール… 写真…。

そこまでして結婚記念日に

不倫相手に会いに来る理由は
何なの?

もしかして彼が危篤とか?

30分後に行くわ。

(通話が切れた音)
あっ ちょ…!

(賢治) 鐘子ちゃん何だって?
あぁ うん。

急な腹痛で
今 救急病院にいるんだって。

えっ!?

いや 全然 大したこと
なさそうなんだけど。

鐘子 慌てたもんだから
診察券やら保険証やら

何も持ってないらしくて。

診察代
立て替えに来てほしいって。

ホント こんな時ばっかり。
じゃあ僕も一緒に行くよ。

大丈夫よ 私 デザート食べたら
1人で行って来るから。

そのほうが
鐘子も気が楽だろうし。

いや でも!
お待たせしました。

賢治は ゆっくり食べてって ねっ。

タクシーお願いします。
かしこまりました。

おめでとう お姉ちゃん

結婚だけは
鐘子が先かと思ってたけど

まぁ でも 勇気もらったよ~

地味で堅物な お姉ちゃんでも

賢治さんみたいなイケメンと
結婚できたんだもん

地味で堅物?

あ いや… とにかく!

おめでとう 幸せになってね

ありがとう

教会の鐘の音

幸せか…。

ん~…!

暇だ。

ハァ~… ダメ!

ダメ。

もう会わない。

もう会わない もう会わない
もう会わない…。

もう会わない!

もう 会わない!

≪あっ!≫

《ゲッ!》

《お… お姉ちゃんの年下彼氏》

残念 いちごミルク売り切れ。

《危篤にゃ見えないな…》

いいや! 今日は
コーヒー牛乳で我慢しよっと。

《か… かわいい子だな…》

あ… 何かすいません これ。
いえいえ。

病院のごはん少ないから

夜になると
お腹 すいちゃうんだよな。

カップラーメンの自販機も
あればいいのに ねっ?

そ… そうですね ハハハ…。

《は… 話し掛けて来ないで!》

お姉さんも入院してるんですか?
あっ それともお見舞い?

えっ?
えっと その 何ていうか…。

お腹が痛くなっちゃって。

で 救急に行こうと思ったんだけど
順番待ちで。

え~! お腹痛いのに
そんなの飲んで大丈夫?

あっ 温かいお茶にしとけば?
あそこにあるよ。

持って来てあげようか?
えっ?

(八神) 痛てて…。
《お姉ちゃん なるほどですわ》

《優しい》

《もちろん お義兄さんも
めちゃくちゃ優しいけど

この子の優しさは 何か違う
種類が違う》

《初対面なのに
いきなり こんなふうに

話し掛けて来るなんて

まるで 旅先で出会った
人懐っこい子供みたいな

この感じ》

はい ほうじ茶。

《かっわええ~!》

あれれ? 大丈夫?
また お腹痛くなっちゃった?

い… いや!
《タイプではない》

《こういう かわいい系は
私のタイプでは ない》

《でも… かわええ~!》

先生 呼んで来てあげようか?
《ギャ~‼》

それとも
おぶって連れて行こうか?

《天使!》

何やってんの?

あっ!

何で あんたたちが
仲良くなってんのよ。

葉子さん。
ち… ちが…。

仲良くなんてしてな…。
妹よ それが例の。

え… この人が例の

婚活に疲れて
旅行ばっかしてる妹さん?

そう 似てないでしょ。
え~!

思ってた感じと全然違う!
キレイな人じゃん!

えっ?
すごい美人姉妹だね。

美人姉妹…。

この子 何でも
すぐ真に受けるから やめて。

(八神) え~? いいじゃん
ホントのことだもん。

あ…。

お姉ちゃん 私 そろそろ帰るね。

あとは お義兄さんに
うまく口裏 合わせれば。

「おにいさん」?

えっ。
兄もいるのよ うち。

え~! そうなんだ!
知らなかった。

お姉様 ちょっと…!

言ってないんかい!

言ってないわよ。

結婚してるって
言ってないんかい!

うん 一応 黙っといて。

一応って…。

お義兄さんだけじゃなくて
あの子も だましてるってこと!?

(振動音)
えっ 誰? 今!

(振動音)
賢治でしょ。

何で!?
私が出ないから。

出てよ~。
鐘子が出れば済む話でしょ。

何で私よ?
早く! 切れる。

はい。
うわぁ~ はい もしもし!

(賢治) あっ もしもし
鐘子ちゃん? 大丈夫?

葉子に電話しても出ないから。

あぁ…。
ごめんね 後で行くから

病室 行ってて。
うん 分かった。

もう診察 終わったの?
あっ いや え~っと…。

俺 家に戻ってろって
言われたんだけど

やっぱり心配だから
今から そっち行くよ。

えっ それは ちょっと
えっ あっ…。

お… お姉ちゃんに代わるね!

あぁ 賢治? 今 病院で
点滴 打ってもらってるとこ。

そう そのほうが
治りが早いからって。

でも 全然 元気そうにしてる。
そっか。

あっ まだ かかるなら
俺 付き添い代わろうか?

あぁ 大丈夫 大丈夫。

私 こっちで
パソコン仕事しちゃうわ。

ちょうど会議用の資料
作んなきゃって思ってたから。

分かった…。

じゃあ
鐘子ちゃんに お大事にって。

葉子も無理すんなよ。

じゃあ。

お姉ちゃんさ 何が不満なの?

あんな優しいお義兄さんと
結婚して

仕事も続けられて
マイホームも手に入れて

おまけに毎年 結婚記念日には
高級レストランで お祝いしてさ。

女の幸せ
全部 手に入れてんじゃん!

そうなのよ。

みんなが言う
女の幸せの条件はクリアした。

でも 私は幸せにならなかった。

それに気付いた時に
出会っちゃったのよ。

ありがとうございました

(八神)
あれ!? 20円足りない!

昨日まで
100円だったのに…

はい

ん?

あっ! ありがとう お姉さん
今度 返すね

今度って… いいわよ

え! じゃあ お礼に
これあげる

はい
え?

無料体験チケット?

うん ここ

ジムのバイトの子?

(トレーナー)
おい 風太! 何やってんだ!

ヤバっ! またね お姉さん
あっ いちご…

バイバイ!

(トレーナー)早くしろ!
(八神)すいません

(八神)シュシュシュ…

ハァ ハァハァ…

♬~

あんな顔でボクサーなの!?

てか 全然 答えになってないし。

信じらんない。

お姉ちゃんが
カップラーメン買って

彼氏の所に駆け付けるなんて…。

今夜しか食べらんないのよ。

はっ?

あの子 普段 絞ってるから
こういうのは食べられないの。

入院してる時だけ特別。

だから?
だから

今夜は 私も一緒に
食べようと思って。

お姉ちゃんさ どうしちゃったの?

たった今 レストランで
高いコース 食べて来たんでしょ?

愛する旦那さんとの
結婚記念日のディナーの後に

あの不倫相手の若い子と
カップラーメン食べるってこと?

そうよ。
何で?

ハァ…。

こっちのほうが おいしいのよ。

なぜか… 困ったことに。

う~ん! うま~い!

葉子さん ありがとう。

うん。

(八神) これ食べたら
明日から また減量 頑張る。

んっ それより
ちゃんと言ったの?

お医者さんに 「プロボクサーです」
「来月 試合です」って。

あ…。
言ってないのね?

ねぇ まさか
試合 出ないわよね?

出る!
えっ ダメよ!

頭 打ってるんだから
また同じとこをやられたら…。

言っても聞かないわよね どうせ。

僕 勝つよ。

葉子さんのために。

絶対 勝つからね。

エヘっ だから!
今日だけは いっぱい食べる。

(麺をすする音)

(八神) うん!

(麺をすする音)

(八神) アハハ…!
ん?

(八神) 葉子さん 眼鏡!

ハハハ… 何それ 面白い!

僕にも貸して!
え?

ちょっと…。
あっ ねぇ見て。

フフフ…。

僕にも食べさせて。
フフフ 何 言ってんの! バカ。

ねぇ 食べさせて! ねぇ!

フフフ ほら 早く食べなさい
冷めちゃうよ。

(八神) もう 何でよ?
フフフ…。

《お姉ちゃんの
あんな幸せそうな顔

久しぶりに見た》

いやいやいや!

嘘をついて不倫するのは

絶対 ダメ!

ハァ…。

(鏡の鐘子)
自分だって 嘘ついてるくせに。

え!? あっ いや そんな…。

私の嘘なんて 大した嘘じゃ…。

(鏡の鐘子) 嘘は嘘でしょ。

彼を だましてることに
変わりはないんだし。

それに…。
何よ?

だましてるのは 彼だけ?

あっ!

ハァ…。

《お姉ちゃんは 嘘をついてる》

《でも お姉ちゃんは
ものすごく自分に正直だ》

《それに比べて 私は
彼だけでなく

自分に対しても 嘘をついている》

《本当は…

本当の私は…

丈に会いたい》

夜は ここから
東京の夜景が見れるんだ

鐘子さんにも見せたい

(メッセージの送信音)
あっ!

え? え? 送っちゃった!

何やってんの!? 私!
送信取り消しって どうやって…。

送信… え? ちょっ… あっ…。

♬~

返事なんて来るわけないのに…。

(振動音)

♬~

♬~

《会いたい》

《会って 本当のことを言おう》

《「私は
結婚なんてしてない」って

彼に ちゃんと伝えよう》


(窓が開く音)

丈。

私…。

私ね…。
鐘子さん。

お腹すいてない?

え?

そうめん?

そう 日本に帰ったら

夏の暑い日に そうめんを食べる。

僕がやりたかったことの1つだよ。

やりたかったこと?

鐘子さんは?
やりたいことある?

人生で 絶対にやりたいこと。

人生で?
うん。

絶対に?

(伴野:鐘子) あっ!

えっと お水でいいんだっけ?

じゃあ 始めよう。
うん。

いただきます。
いただきま~す。

わ~。

う~ん おいし過ぎる!

考えてみたら
夜ごはん食べてなかった。

ホント? よかった。

生まれ故郷の
博多は行ったでしょ。

浅草も行った。

あっ 東京タワーは? まだある?

フフっ あるよ。

鐘子さん
南の島は行ったことある?

あ~ 沖縄なら昔…。
ハワイは?

あ~ ない。
えっ ないの?

旦那さんと ハワイ行かないの?

あ~ あっ…。

ハワイは…。

いや 「ハワイは」じゃ ない。

丈。

《今だ! 言え!
言うんだ 鐘子!》

私…。
そっか。

旦那さん 忙しくて なかなか
休み取れないって言ってたもんね。

あ~…。

だから 博多旅行も
1人だったんだよね。

う… う~ん…。

鐘子さん?

あ…。

そうなの!

うちの旦那 仕事ばかりで
全然 家にいなくて…。

晩ごはん 家で食べることなんか
ほとんどなくて。

結婚してから旅行なんて
したかなぁ。

そうなんだ…。
うん。

《あ~ また
嘘で ごまかしてしまった》

じゃあ 僕と旅に出よう。

え?

鐘子さんと
行きたい所があるんだ。

私と?

2人で 銀河鉄道に乗りたい。

銀河鉄道
そう。

岩手に 銀河鉄道をモデルにした
SLがあって

週末だけ運行してるんだ。

へぇ~ 私 地元なのに
そういうの 全然知らなくて。

ジョバンニと
カンパネルラのように乗ろうよ。

僕がジョバンニで
鐘子さんがカンパネルラ

僕たち 2人とも似た名前って
すごいよね

鐘子さんに出会って
それも人生で

絶対にやりたいことの
1つになったんだ。

うん 行く。

えっ ホント?

じゃあ 今度の週末は?

うん!

《あぁ~… 嘘をついたまま

また流されてしまう》

《だって

好き》

《好き過ぎる》

岩手って遠いよね?
3時間くらい?

あぁ…
新幹線なら全然遠くないよ。

行けると思うよ。

でも…

旦那さんには何て言うの?

それは… まぁ…。

私 嘘つくのうまいから 大丈夫。

《嘘》

《そう

嘘なの 全部》

《嘘ついて
悪いことしてるふりして

本当は 何も悪いことしてないの》

指輪

してないの?

だって あなたに会うから。

《でも私 つまんない女だから》

《何の魅力もない女だから》

《嘘というアクセサリーで
自分を飾って

罪悪感を媚薬代わりにしないと

あなたみたいなステキな人に
好きになってもらえない》

鐘子さんといると楽しいんだ。

だから

もう少し一緒にいようよ。

うん…。

私も もっと一緒にいたい。

じゃあ

少しでも長く一緒にいよう。

鐘子さんがいられる時間まで。

《ずっと…
ずっとずっと大丈夫なんだよ

本当は》

《だって私
結婚なんかしてないんだもん》

《今も独りなんだよ》

《でも それを言ったら

あなたは引いてしまう》

《あなたを好きになるほど

嘘を重ねてしまう》

(鏡の鐘子) 嘘をつき続ける
覚悟ができたって顔してるわね。

でも大丈夫?

旅先なら まだしも

東京じゃ嘘がバレる
リスクもあるし。

何より

彼のこと 本気で
好きになっちゃうんじゃ…?

大丈夫。

私 その辺は空気読めるから。

私は

彼が私に飽きるまで
楽しみたいだけ。

彼が言うように
いろんなことをしたいだけ。

ただ それだけだよ。

♬~

♬~

じゃあ。

気を付けて。
うん。

あっ 鐘子さん。
ん?

連絡先 今度こそ交換しよう。

うん!

これ…。
ごめん。

はい これ僕の連絡先。

ありがとう。

またね 鐘子さん。

うん またね。

♬~

♬~

♬~