ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ドクター彦次郎 人気No.1病院の闇を… 寺島進、戸田恵子、宇梶剛士… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『ドクター彦次郎 シリーズ最新作!人気No.1病院の闇を彦次郎が暴く!』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 病院
  2. 野郎
  3. 宮脇
  4. 志乃
  5. 高梨
  6. お前
  7. 高梨先生
  8. 関本
  9. 向谷記念病院
  10. 西野
  11. 先生
  12. 美月
  13. 院長
  14. 貴子
  15. 本当
  16. 茂夫
  17. 麻友
  18. 医者
  19. 患者
  20. 左利

f:id:dramalog:20190704215842p:plain

『ドクター彦次郎 シリーズ最新作!人気No.1病院の闇を彦次郎が暴く!

』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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ドクター彦次郎[解][字]

シリーズ最新作!元タコ焼き屋台店主の破天荒ドクター・彦次郎が難事件を解く医療ミステリー!記者殺害の影に疑惑のスーパードクターが!?人気No.1病院の闇を彦次郎が暴く!

詳細情報
◇番組内容
大藪彦次郎(寺島進)は、屋台のタコ焼き店主から転身した破天荒な医師。ある日、志乃(黒谷友香)が営む旅館から、宿泊客が倒れたという知らせを受け急行。だが、すでに別の医師が駆けつけており、宿泊客の宮脇が食物アレルギーを装って慰謝料をかすめ取ろうとしたことを見破っていた。その男は、スーパードクターとの呼び声も高い外科医・高梨(山口祥行)で、なんと彦次郎の医大時代の同級生だった。しかも志乃に気がある様で…
◇番組内容2
ところが翌朝、宮脇が絞殺死体で発見される。刑事の後白河(宇梶剛士)らが捜査したところ、宮脇は元医療ジャーナリストで、向谷記念病院を調査していたことが判明。そこは彦次郎の恩師の娘・美月(大塚千弘)が院長を務めており、行きたい病院ランキング1位に君臨。その後、なぜか彦次郎の知人で飴細工職人の三島茂夫(高橋長英)が自首…。茂夫の無実を信じる彦次郎は独自の捜査に乗り出すが、第二の事件も起きてしまい…!?
◇出演者
寺島進戸田恵子宇梶剛士黒谷友香鷲尾真知子ビートきよし、田村友里、谷本麻衣、二宮星
【ゲスト】高橋長英山口祥行大塚千弘大西武志、伊藤正之、水野智則、芦川誠みやなおこ、水上竜士 ほか
◇スタッフ
【脚本】李正姫
【監督】吉田啓一郎
【ゼネラルプロデューサー】関拓也(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、榎本美華(東映)、武部直美(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/hikojiro/

 

 


ハナタカになるかも?

ご投稿 お待ちしております。

よし…。

(自転車のラッパ)
救急車だよ~! おう!

〈大藪彦次郎は
知る人ぞ知る京都の名医〉

〈医師としての腕は確かだが
美人には弱いし

院長である義理の姉には
頭が上がらない〉

さーせん。 お義姉さん。

お義姉さん?
あっ どうも失礼しました。 院長!

(後白河孝麿)お前が医者だと!?

お前が刑事だと!?

犬猿の仲のお坊ちゃま刑事とは
喧嘩ばかりだが

いざとなれば 力を合わせて

事件に巻き込まれた
弱き人々を救う〉

(享子)静かに!

〈それが
人呼んで ドクター彦次郎〉

♬~

あっ ここ ここ!

(2人)「東山三条医院」!

(女性)イケメン先生…。
(女性)そうそうそう。

あそこ 並ぼう 並ぼう。
早く 早く…。

(女性)行こう 行こう 行こう。
(女性)ねっ。

すっごい人。 並ぼう 並ぼう。

(古賀ふゆみ)次の方。

(内倉享子)
はい。 今日は どうされました?

(大藪彦次郎)
薬? ああ いらない いらない。

あのね ゆっくり寝てれば
治るから。

うんうん。
ピース ピース ピース。

あっ みんな
ピース ピース ピース ピース…。

(歓声)
(戸の開く音)

(福村)おーい 彦ちゃん。
今度の祭りの…。

んーまっ! んーまっ!
(福村)あれ? なんだ こりゃ…。

ん?
どうしちゃったの?

何が?
(ジョージ・ワシントン)大繁盛ですね。

うん。
これですよ これ。

何?

えっ?
「行きたい病院ランキング」?

1位が「向谷記念病院」…。

ええ… 9…。

ええっ! 「9位 東山三条医院」!?

「イケメンの先生が素敵」って
それ 俺だから 俺!

(福村)彦ちゃん!?
そうだよ。 ねえ? 皆さーん!

(歓声)
ほらほら ほらほら!

(高梨英一郎)癒やされるなあ。

(小川志乃)ほんま いい気持ち。

(高梨)僕には こういう時間が
必要なのかもしれません。

(志乃)先生は 大事なお仕事を
してはりますから。

志乃さん。

はい?

結婚を前提に
僕と付き合ってもらえませんか?

えっ!?

あっ… 待ってください。

先生とは まだ
お会いして 半年くらいしか…。

人間なんて
生きても せいぜい100年です。

その中の大切な半年で
ずっと あなたを見てきた。

(千葉貴子)女将さん! 女将さん!

あっ… えっ?

(貴子)女将さん!
お客様が… 倒れました。

彦を連れてきます!

(自転車のラッパ)

(女性)おーい 彦さん!
おお~!

(男性)おお~ 彦さん!
おう!

(自転車のラッパ)
おーい 救急自転車が通るよ!

(自転車のラッパ)
救急自転車が通るよ~!

どこだ?

(自転車のラッパ)

志乃ちゃーん?

(宮脇圭介)ううっ… かゆい…。

(せき込み)

かゆい…。

(荒い息遣い)

かゆい… ああ…。

これは アナフィラキシーだね。

小麦粉のせいだよ…。
お願いしたよね?

あれだけ 小麦粉は
絶対 駄目だって。

はい。 承っております。

お出しした料理に
小麦粉は使っていません。

ここは殺人旅館か!?

お客様…!

おかげで仕事もキャンセルだよ。
損害賠償しろ!

(貴子)彦を連れてきました!
おう! どうした? どうした?

俺に診せてみろ!
ちょっと どけ お前 おい…。

(宮脇のせき込み)

ん? ん!?

あれ? お前 洛東医大の高梨?

大藪か!
おうよ!

苦しい… ああっ… 苦しい…。

アドレナリンの注射液は?

持ってないのか?
それは おかしいな。

なんかあった時のために
普通 持ってるよね。

たまたま 忘れただけだろ。
かゆい…。

だったら
うちの病院で検査しよう。

本当にアレルギーかどうか
はっきりする。

てめえ この野郎… ぶっ殺すぞ!

あんた…。

なんだ?

覚えておけよ。

♬~

あいつ… 詐欺か!?

そのようだね。

志乃ちゃん 大丈夫だった?
怖かったね。

うん。
うん。 はあ…。

っていうか お前… 高梨!
お前 卒業以来かよ? おい!

(高梨)久しぶり。
(志乃)あの… あの…。

まさか 高梨先生と彦さんって
洛東医大の…。

同級生だよ。 2人で
助け合った仲だったんだよ。

こいつが
ノート貸してくれたりさ

俺が わかんないとこ
教えてもらったりよ… うん。

ん?
助け合ってないよ それ。

一方的に助けられてるだけ
なんじゃないのか?

まあ そうなんだけどね…。

っていうかよ お前
ちゃんと 医者やってんのかよ?

何言ってんだよ! 彦の馬鹿!
なんで 馬鹿なんだよ?

高梨先生はな
スーパードクターなんだぞ!

スーパーのドクター?

ハハハハ…!
スーパーのドクター?

(貴子)向谷記念病院って
知ってるだろ!

行きたい病院ランキングで
いつも1位の病院!

…ん? マジ?

そこの脳神経外科の先生よ
高梨先生は。

病院の親睦会で
うちを使うてくれはるの。

全国から 患者さんが
大勢 押し寄せてくる

超人気のお医者さんなんだよ。

全国から?

大藪も医者を続けていて
よかったよ。

手に余る患者がいたら
うちの病院に回してくれ。

偉そうに…。
俺のほうが年上なのによ。

っていうかよ お前
俺のとこだってよ

行きたい病院ランキングのよ
ほら 9位だよ 9位!

ほら! ねえねえ 聞いてる?

(高梨)志乃さん それじゃあ また。
(志乃)ありがとうございました。

(高梨)じゃあな 大藪。
おう…。

なんだよ あいつ…。

志乃ちゃんと
なんか 仲良さそうに… なあ?

同級生でも こんなに違う人生に
なってるとはねえ…。

えっ? 何?
あっ ところで 女将さん

高梨先生の話 どうするんです?
(志乃)えっ?

プロポーズ
されたんじゃないんですか?

結婚を前提に
僕と付き合ってもらえませんか?

えっ!?

プロポーズ!? 嘘~!

貴子さん!
ねえ 志乃ちゃん 本当なの?

あいつに… 何?
プロポーズされたの?

ノーコメント。
(手をたたく音)

貴子さん お客様がご到着の時間!
彦さんも おおきにね。

ちょっと 志乃ちゃん…。
志乃ちゃん…。

あいつに… 高梨に
プロポーズされたなんて…。

ああ… 悲しい 本当に…。

(自転車のラッパ)

♬~

♬~

(高梨)なんなんだ?
こんな所に呼び出して…。

(宮脇)
買ってほしいもんがあるんだよ。

買ってほしいもの?

あんたの秘密。

(パトカーのサイレン)

(カメラのシャッター音)

(後白河孝麿)ご苦労さま。

(佐山)今朝 犬の散歩をしてた
近所の主婦が発見しました。

死因は?

(徳山)首に ひも状のもので
絞められた痕があります。

絞殺か…。
(関本 保)死亡推定時刻は?

検視官の見立てでは

昨日の およそ
午後5時から7時との事です。

ガイシャの身元は?

財布も携帯も何も所持しておらず
まだわかりません。

物盗りですかね…。

♬~

ジャケットの内ポケットに
こんなものが。

(関本)「梅むら」?

志乃ちゃんのとこやな…。

♬~

それじゃ ここ 梅むらの客で
間違いないんやな?

ええ。 初めていらした方で
昨日まで1泊されました。

今朝 蘭鳳寺で
遺体で発見された。

ええっ!?

宿帳 見せてもらえますか?

(志乃)あっ…。

この 宮脇圭介さんいうのが
そのお客様ですけど…。

女将さん
忘れ物がありましたよね。

よいしょ…。

はい。

旅館のパンフレット?
なんで こんなものが…。

あっ…! 他の旅館でも 金
だまし取ろうとしてたんですよ!

金?
貴子さん お客様の事は…。

志乃ちゃん
これは殺人事件の捜査や。

ちゃんと話してもらわんと。

そうやね…。

貴子さん。
(貴子)はい。

昨日 このお客様が急に
かゆい かゆいって騒ぎ出して…。

ううっ… かゆい…。

で それが
うちで出した料理が原因だって。

でも その人 金目的で
アレルギーのふりしてたんですよ。

それを 高梨先生が
見破ってくれて。

高梨?
藪が診察したんやないんか?

ああ…。
彦は遅れて来やがって。

で クレーマーは 高梨先生に
「ぶっ殺してやる!」って

すごい剣幕で出ていったんです。

てめえ この野郎… ぶっ殺すぞ!

覚えておけよ。

班長
ん?

旅館のパンフレットに交ざって
こんなものが。

「向谷記念病院」

(志乃)それ 高梨先生の病院です!

えっ?

そういえば 宮脇って人
先生の顔を見て 驚いてました。

知り合いだったのかも。

てめえ この野郎… ぶっ殺すぞ!

あんた…。

えっ?

♬~

(徳山)死因は
頸部圧迫による窒息死。

背後から ロープ状のもので
首を絞められています。

力の入り具合から見て 犯人は
左利きの可能性が高いですね。

左利きか…。

(水野)ガイシャの身元は
判明したんか?

宿帳の住所は でたらめなんやろ?

課長 ガイシャには
マエがありました。

(水野)えっ?
(関本)違法賭博の現行犯で

書類送検されています。
(水野)うん…。

本当の住所は
京都市左京区堀井町17の201です。

(警察官)お疲れさまです。
(関本)おう。

(警察官)お疲れさまです。

お疲れさまです。
お疲れさまです。

お疲れさまです。 名刺が…。

(関本)「烏丸出版 記者 宮脇圭介」

烏丸出版なら 一流だろうに…。

記者の部屋なのに
パソコンがないな…。

♬~

このマークは…。

(関本)班長
ん?

旅館のパンフレットに交ざって
こんなものが。

向谷記念病院のものやな…。

梅むらでガイシャともめた
高梨という医者も

この病院でしたね。

ああ…。

♬~

院長の向谷美月さんですね?

(向谷美月)はい。

京都府警 捜査一課の
後白河と関本です。

(阿久津宏和)事務長の阿久津です。
どうぞ こちらへ。

♬~

申し訳ございません。

脳神経外科の診療受付
終了です。

ネット予約の患者様は
そのままお待ちください。

申し訳ございません…。

心臓血管内科の受付
終了です。

(男性)昨日のネット予約では
ギリギリ大丈夫だったのに!

大変な人気だ。

当病院には
脳神経外科の高梨先生を始め

いわゆる スーパードクターと
言われる先生方が

多数 在籍しているんです。

最善の医療を提供したいという
亡き父の考えを

継承 発展したいと思っています。

私も 微力ながら
お手伝いをさせてもらいたいと

思ってるんですよ。

一昨日 発生した
殺人事件の被害者が

これを所持していたんですが

お心当たり ありますか?

(美月)この記章は

パートを含めた職員全員に
配っているものですから

誰のものかまでは…。

高梨先生。

♬~

この被害者とは

梅むらで トラブルに
なっていたんですよね?

この人は 詐病
旅館を恫喝してました。

詐病
先生が見破られたんですよね?

ええ。

その時 被害者は 激怒して
「ぶっ殺すぞ!」と言っていた。

てめえ この野郎… ぶっ殺すぞ!

あんた…。
なんだ?

覚えておけよ。

被害者が 先生の事を

以前から知っていたのではないか
という供述もあるのですが。

僕は テレビや雑誌にも
出てますからね。

失礼ですが

一昨日の午後5時から7時の間
何してらっしゃいましたか?

アリバイってやつですか?

♬~

(高梨)時間ができたので
野外ライブを見てきました。

一昨日の午後5時 開演か…。

終わったのは
午後8時過ぎだったかな?

あの… 先生 お薬は?

必要ないと思いますよ。
えっ? でも…。

自然治癒力って言葉
知ってますか?

人間はね 自分の怪我や病気を

治そうとする力を
持ってるんですよ。

(和代)最近 急に白髪が増えたのが
気になって…。

うーん…。
少しフラフラするし…。

(ふゆみ)はい 次の方。
ちょっとね

これ 爪が二枚爪になって

貧血があるみたいだね。

貧血!? それで
白髪 増えたりするんですか?

うん。 貧血って言ってもね

その陰に
いろんな病気が潜んでいて

侮れないんですよ。
ええっ?

この間 診てもろたら
白髪は年のせいやって言われて

相手に
してもらえなかったんですよ。

本当に?

(和代)それでも 気になるから
検査をお願いしたら

混み合ってて 3カ月待ちやって。

3カ月待ち!?

ええ。 向谷記念病院。
行きたい病院1位の!

そんなに待つの嫌やって言ったら
検査をたらい回しにされて

京都鴨川病院っていうとこ
紹介されて…。

なんだ そりゃ…。

(ふゆみ)ちょっと 彦次郎先生!

院長 あと よろしく。
ああ… ちょっと 彦!

どこ行くの? 彦!

検査たらい回しにして
何がランキング1位だ!

♬~

ちょっと どけ どけ!
ちょっと… どけ どけ どけ…!

あっ… すいません すいません
すいません すいません…。

おい!

おい 高梨! おい!

おお… 大藪。

お前の病院 お前…
患者 選んでるのかよ?

はあ?

ここで診察を断られた
って患者がな うちに来たんだよ。

検査で3カ月待ちって言われてよ。

ああ… よくあるんだよ。

全国から たくさんの患者が
押し寄せてくるからな。

お前 何様だよ この野郎!

(高梨)イタッ…。 病院だぞ ここ!
(美月)お静かに願います!

あの… 患者様のご家族の方で
いらっしゃいますか?

あっ いや… 俺は あの…
この近くの あの…

東山三条医院っていう病院の
あの…

ドクターだよ。

あなたが… ドクター?

そうだよ。

大藪 お前も ここの院長だった
向谷先生のゼミだったよな?

ああ… あの先生は
立派な人だったけどな

この病院が この有り様じゃな…。

あの… あなた もしかして…。

ん? 何?

たこ焼きの露天商から
医者になられた方じゃ…?

そうだよ。

たこ焼きドクター 大藪彦次郎とは
俺の事だよ!

父からは聞いていましたけど
そうですか… あなたが。

父って… お父さん?

向谷美月さん。
向谷先生の娘さんだ。

今は この病院で
院長をしています。

あ… あなたが院長…。

だったらさ この病院…。
(貴子)彦! 彦!

携帯 切ってるんじゃないよ!

ちょっと ちょっと…
貴子さん ここは病院です。

マナーは守らないとね。
(荒い息)

麻友が 警察に補導されたんだよ!

えっ? ま… 麻友が?
補導…?

ま… ま…
麻友が補導された!?

(自転車のラッパ)

救急自転車だよ 馬鹿野郎!

(ブレーキ音)

おい 麻友!
(大藪麻友)パパ…。

てめえ この野郎!

うちの娘を補導するとは てめえ
いい度胸してんな この野郎!

(警察官)すいません…。

(三島茂夫)
相変わらずだな 彦次郎。

ん?

ん? あっ 茂さん!
お久しぶりです!

(茂夫)安心しろ。
お前の娘は悪くない。

ええ。 えびす川神社で

中学生が喧嘩をしていると
通報があり

私たちが駆けつけたところ
もう逃げたあとで…。

その場にいた娘さんたちに
事情を聞いていたところ

露店を片付けていた
こちらの方が 娘さんは

お金を取られそうになっていた
ラグビー少年を

助けようとしただけだと。
ああ…。

(タツヤ)ごめんね 麻友ちゃん
僕のせいで…。

(麻友)大丈夫。

警察に呼ばれるなんて
うちじゃ普通の事なんやから。

ハハハハ…!
さすが彦次郎の娘だよ。

大勢に囲まれた この子を
一人で守ろうとしたんだからな。

うーん… そうですか そうですか。

さすが俺の娘だ! 俺の宝物だ!

麻友~! 大好きだよ 大好き!
もうわかったって…。

よしよし よしよし…!
もうやめて!

(麻友)茂さんは
パパの先輩やったんか。

お~ もう大先輩だよ 大先輩。

茂さん まだ頑張ってるんですか?
あめ細工。

(茂夫)ああ まあな。

茂さんのあめ細工
鳥も猫も金魚も

全部 生きてるみたいに
きれいなんや。

ありがとよ。

でもな そろそろ
やめにしようかってな。

えっ 茂さん
引退しちゃうんですか?

いや 俺も年だしな。

正直 きつくなってきた。

そうすか…。

じゃあ 奥さんと2人で これから
のんびりするのもいいですね。

女房とは とっくの昔に別れたよ。

えっ 別れたんですか?

じゃあ 茂さん
あの ほら 自慢の娘さん

今 どうしてんですか?

さあな…。

もう何十年も会ってないよ。

そうなんですか?

いや… 俺の話はもういいよ。

それより 彦次郎

お前 ちゃんと
医者になったんだってな。

あ… はい。

いやあ あの頃 頑張ってたもんな。
アハハハ…!

♬~

たこ焼きください!
(子供たち)ください!

はい いらっしゃい。

(茂夫)はいはい いくつかな?

(男の子)4つ。
(茂夫)はい 毎度あり。

はい。 アツアツのね
今 焼くからね。

ほ~ら できたてだ。
できたてだい。

(茂夫)できたてのほやほやだ。
ハハハ…。

夢を実現させたんだな。

いや なんか照れるな。 なあ。

ハハハハハ!

ああ… もう 俺 行かなくちゃ。
じゃあ またな 彦次郎。

あっ はい。

(池崎吉弥)偽物ですよ これ。

ね? うちのとは
ロゴの形もサイズも違うでしょ?

フリーの記者で 一回だけ
記事を採用してやっただけです。

そのあと うちの名前使って

恐喝まがいの事をしてるようで

もう あちこちから苦情が。

(関本)
詐病で金をだまし取るとか?

お客様…!

おかげで仕事もキャンセルだよ。
損害賠償しろ!

そうそう 慰謝料を払わないと

ネットにいろいろ書いてやるぞ
って旅館を脅したりして。

違法賭博で
相当 借金があったんでしょ?

前は切れ者
医療ジャーナリストだったらしいけど

この世界も厳しいからな。

あの…

事件とは関係ないんですが

この9位の病院って
これ 本当に本当ですか?

あ… これ?

実は申し上げにくいんですが
アハハ…。

車山だとー!?
本当申し訳ございません!

似てますよね。 「東山」と「車山」。

それで発売前に
誤植を見つけられなかったんです。

なんやて!? 東山三条医院が
9位って間違うたんかいな!

ちっともイケメンじゃないし
おかしいと思った。

これ お詫びの印です!

いらねえよ。 ちょちょちょ…
待てよ。 ちょっと!

(後白河静子)あら~!

これは 一体
どうした事でございましょう?

あら あらら。

何が車山だよ!

車寅次郎じゃあるめえしよ…。

そういう事でしたら
和清ちゃんに聞いてみまひょ。

和清ちゃん?

幼なじみなんです。

和清ちゃんは
お勉強は ようでけたけど

蹴鞠では
いつも私が勝ってたんです。

蹴鞠!?

約1400年前に
中国から伝えられた

古典的な屋外遊戯です。

ああ わかった わかった。

その和清ちゃんが
帝都新聞の社長はんでな。

帝都新聞の? まあ さすがは
後白河さんの幼なじみ。

ウフフフ 有名な週刊誌も
出してはるって言うてましたから

こちらの病院の事
書いてもらいましょ。

いえいえ そんな…。

そやかて 大藪先生は

うちの孝麿ちゃんの
昔からのお友達ですやろ?

オラ!
待て!

なんだ? この野郎 コラ オラ…。

オラッ!
あっ!

(静子の声)
孝麿ちゃんと大藪先生は

最初に出会った時から
意気投合して

親友になったって。

オラッ!

オラッ!
うっ…!

ああ それね

悪いけど 孝麿ちゃんの作り話…。

彦! テイッ!

お友達が悲しい顔してはったら

孝麿ちゃんも悲しいと思うんです。

9位と言わず
1位にしてもらいましょ。

いえいえいえ そんな…。

もう うちは順位なんか
どうだっていいんですよ。

少ないほうが 一人一人を
丁寧に診察できますしね。

なるほど。

さすが 院長先生。

さあさあ さあさあ
血圧測りましょうね。

何が車山だよ…。

彦! いつまでも
ウジウジしてないで

オラッ 邪魔! ほら!

すいません。
はい。

すいません。
はいはい。

お菓子は持ってくんだね。
はい 血圧測ろう。

元医療ジャーナリストか…。

昔の血が騒いで

向谷記念病院のネタを
探していたのかもしれません。

そのネタ 金になるって
踏んだんでしょうか?

うーん…。

向谷記念病院には
全国展開している もみ会という

少々きな臭いバックが
ついているんです。

課長。

宮脇と向谷記念病院の
接点が見つかりました。

♬~

院長
今日はありがとうございました。

もみ会の会長も喜んでおられた。

いえ。

7年前 会長は
周囲の強い反対を押し切って

あなたを支援して投資した。

おかげで今や
人気ナンバーワンの病院だ。

♬~

(関本)どうも。

パーティーでしたか。

ちょっとした
医療の集まりがありまして。

医療法人もみ会
設立30周年のパーティーですか?

ええ。

あの… 今日は また何か?

そちらの西野さんに
お伺いしたい事がありまして。

♬~

宮脇圭介さんを
ご存じですよね?

(西野康文)さあ 誰ですか? これ。

それじゃあ
これは どう説明しますか?

うちの生活安全対策課が

裏カジノ摘発の張り込みの時に
撮影したものです。

いい笑顔ですな。

とっても親しい間柄のように
見えますが…。

この男は殺されています。
殺人事件だ。

きちんと話してもらわないと。

5年ぐらい前
裏カジノで知り合って

店の情報なんかを
交換していたんですよ。

宮脇とは
裏カジノだけの付き合いですか?

そうです。

宮脇は向谷記念病院について

何か探っていませんでしたか?

うちの病院を?
いえ 知りません。

(携帯電話の着信音)

あの… もういいですか?
車 出さなくちゃいけないんで。

はい 関本。 どうした?

またゆっくり
話を伺いに参りますよ。

えびす川神社?

ガイシャと もめていた?

♬~

ああ。

あめ細工 露天商…
ああ…。

(沖田宗助)
車山と東山の間違いとはな…。

あの時の彦の落ち込みよう
面白かったね。

やめてくださいよ お義姉さん。

すっかり 元の東山三条医院に
戻っちゃったよね。

本当 なんだったんですかね?

(貴子)大変だー! 大変! 彦!
なんだ? タコ。

大変だ! 大変だ!
何?

女将さんが すんごいおしゃれして
向谷記念病院に向かった。

えっ?

プロポーズ
受ける気かもしれない。

志乃ちゃんがプロポーズ…。

結婚を前提に
僕と付き合ってもらえませんか?

えっ!?

彦さん。

(雷鳴)

彦さん…。

(雷鳴)

(雷鳴)

キャーッ!

今日のお仕事 おしまい!

(ため息)

(自転車のラッパ)
お~!

おう 久しぶり!
あっ 彦ちゃん。

梅むらのよ 志乃ちゃん
見なかった?

いいえ。
女将さん いいのかよ!

行くよ 行くよ!
じゃあね バイバイ。

♬~

志乃ちゃーん!

おい 貴子 志乃ちゃん どこだよ?
おい!

高梨先生
捜せばいいんじゃねえのか?

高梨 捜せばいい?
タコ さえてる!

よし 手分けして捜そう!
ちょっと休ませてよ!

♬~

おっ! 高梨 あの野郎…。

(インタビュアー)高梨先生は
なぜ こちらの病院に?

前院長の向谷先生は
僕の大学時代の恩師なんです。

当時 悩んでいた僕に
アメリカ行きをすすめてくれ

ボストン留学の手配まで
してくれたんですよ。

(高梨)先生のおかげで
ボストンでは

最先端の脳神経外科
学ぶ事ができました。

向谷先生に出会っていなかったら

今の僕はいませんよ。

(インタビュアー)向谷先生が

今のスーパードクター高梨先生を作られた
っていう事ですね。

父は 高梨先生を
高く評価していました。

私は そんな父に代わって

高梨先生と共に医療の発展に
貢献しているつもりです。

彦さん?

あっ 志乃ちゃん。

どうしたの?

な~んだ 志乃ちゃん
お見舞いだったの。

もう~ 早とちりしやがって
このタコ!

だって 女将さん

すんごいきれいな格好して
出かけるからさ

てっきり 高梨先生のプロポーズ
受ける返事しに来たのかな…。

んな事あるわけねえよ
志乃ちゃんが。

あんなスーパーのドクターと
一緒になるなんて

あり得ないよね~。

彦よりは全然あり得るぞ。

なんだと このタコ!

タコじゃねえよ 貴子だよ。
なんだ お前…。

2人とも やめて!

結婚なんて 今は梅むらの事で
頭がいっぱいで考えられへんわ。

女将さん そんな事 言ってたら
いつまで経っても…。

なんか甘いもんでも
食べて帰りましょ。

白玉 ダブルでいいですか?

ダブル! ええな。
わ~い!

志乃ちゃん…。

志乃ちゃんと
白玉 行きたかったな…。

あ~あ…。

茂さん…?

♬~

(子供)切れた。 あ~!

さっき 病院の前にいましたけど
どっか 悪いんですか?

ん? いや 知り合いが
ちょっと入院しててな。

あっ そうすか。

うわ~! 懐かしいな あめ細工。

茂さん ちょっと
なんか作ってみてくださいよ。

ん?
ちょっと ちょっと ちょっと…。

♬~

さすが 左手の魔術師。
まだ引退なんか早いですよ。

ヘヘヘヘヘヘ…。

あっ し… 茂さん?

なあ やっぱり 年だろ。

ちょちょちょちょ… ちょっと
ちょっと座ってください。

ちょっと診せてください。

いやいやいや…
ただの寝不足だよ。

ゆうべ 志ん生の落語を
聞いてたら

面白くて
寝られなくなっちまってな。

アハハハ
やっぱ 志ん生はいいよな。

あ?

なんだよ ゴジラ河。
大藪。

お前 こんなところで
何やってんだ?

おめえこそ 何しに来たんだよ?
この野郎。

お前 暑苦しい顔
出すんじゃないよ。

あめが溶けちまうだろ。
なんだと てめえ! 暑苦しいだと。

暑苦しいだろ この野郎!
お前だろ 暑苦しいのは。

熱いおでこしてるな お前。
お前のね 温度が

熱いんだよ これは。
この野郎 頭突きしたな。

この野郎!
オラ やってみろ。 オラ!

大した事ねえな。
この野郎! この野郎!

石みてえな野郎だな この野郎!

お前 頭突きの彦次郎
っていうんだ。 馬鹿野郎。

三島茂夫さんですよね?

ええ。

この男 知ってますよね?

♬~

あんたと この男が ここで
もめてたって証言がありましてね。

おいおいおい お前 茂さん
疑ってるのか? お前。

藪は引っ込んでろ!
なんだ この野郎!

イテッ…。

もめた原因はなんですか?

いちゃもんをつけてきたんですよ。

ああ… かゆい!

なあ 俺 聞いたよね?
小麦粉入ってないよなってな。

だから
そんなもん入ってませんよ。

だったら なんでだよ。
これしか食ってねえんだよ!?

おい。
なんだよ?

この袖口に付いてるの
青のりとソースじゃねえのか?

ええ?
たこ焼きでも食ったか?

何? 何?
食ったんだろうが!

食ってねえ。
何言ってんだ お前 この野郎!

メガネ
合ってねえんじゃねえのか?

なんだと この野郎!

あの野郎 茂さんにも
因縁ふっかけてきやがったのか。

そのあとは?

いや 諦めて帰りました。

はい わかっただろ。
はいはい はいはい。

お前たちも警察ごっこ
このぐらいにして

さっさと帰りなさい。
うるせえ!

言われなくても帰るよ 藪!

藪って言うんじゃないよ!
このゴジラ河。

先輩 馬鹿が移るから
帰りましょう。 藪!

この野郎!
何言ってんだ お前は本当に。

馬鹿だな あいつは本当に。
彦次郎。

すいませんね 馬鹿で。
いや おめえも もう帰れ。 な?

あっ はい。 じゃあ 帰ります。

あっ! なんかあったら
絶対にうちの病院来てくださいよ。

それとね 近くの公園で
太極拳やってますから

それも来てください。

ああ 必ず行くよ。
はい じゃあ 失礼します。

ああ それじゃあな。

♬~

♬~

♬~

ええ あなたとは
一蓮托生ですからね。

スーパードクターを守るのも
楽じゃありませんよ。

♬~

(パトカーのサイレン)

(佐山)お疲れさまです。

向谷記念病院の西野か…。

(佐山)はい。

もっと早くに引っ張っておけば
よかったですね。

ああ…。

(カメラのシャッター音)

(水野)宮脇殺しの容疑者が
殺されたなんて

どういう事や。

申し訳ありません。
(関本)死因は?

失血死です。
左の背中から刺され

傷は胸部大動脈まで
到達しています。

傷口から判断して
犯人は左利きの可能性が高いです。

また左利きか?

♬~(音楽)

はい 今日はここまで。
お疲れさまでした!

(一同)お疲れさまでした。

茂さん きつくないですか?

いや 全然。
すごく気持ちがいいよ。

(土方俊夫)
そうでしょ! すっきりですわ。

いや 俺もさ 最初 彦ちゃんに
太極拳やるよって言われた時

嫌で嫌で
しょうがなかったんだけどね。

そうですわ。 みんな 無理やり
引っ張ってこられた口ですわ。

最近は 一日でもサボると

なんか こう 体の調子が悪うて。
(近藤 治)そうそう。

不思議な
ドクターの太極拳マジック。

毎日 体を動かして
体の声を聞いてれば

薬なんか頼らなくても
大丈夫なんですよ。

彦次郎の立派な医者姿も
見られた。

もう これで思い残す事ねえわ。

ちょっと待ってくださいよ。

なんか 二度と会えないような
言い方しないでくださいよ。

いや 年取るとな

明日が どうなるかなんて
わからねえし

そういう言い方に
なっちまうんだ。

じゃあな。

あっ 失礼します。
お疲れさまです。

(福村)彦ちゃん 俺たちも帰るわ。

あっ 帰りますか。

お~ さっぱりした。

あれ? これ 誰か忘れ物。

あっ 茂さんのと ちゃうか?

茂さーん!

ガリガリ隊の近藤くん 土方くん
沖田くん

ジョージ・ワシントンくん!
はい!

今から茂さんを捜してください。

(一同)了解!
はい。

(沖田)茂さーん!
(ジョージ)茂さーん!

茂さーん!

♬~

救急自転車のお帰りだよ~ん。

よいしょと…。

あっ 茂さんの。

あっ あっ…
やべえ やべえ やべえ。

ん?

志ん生さん。
ふーん…。

♬~

パパ!
おう 麻友。

茂さんが… 茂さんが…!

茂さんがどうした?

自首するって…。
えっ?

人 殺したから…。

茂さん。
(茂夫)おう。

弟子にしてください。
お願いします。

駄目だ。

(麻友)なんで?

俺は 人を殺した。

だから これから警察に自首する。

(麻友)えっ…?

あめなんか やめろ。

ちゃんと勉強して
いい大学 入って

いい会社 入って 親孝行しろ。
わかったな。

♬~

ゴジラ河~!

ゴジラ河~!

藪…。

おい 茂さんに会わせろ。
何?

茂さんは犯人じゃない。
今すぐ釈放しろ!

フン… 三島茂夫本人が
自首してきたんだ。

馬鹿か お前たちは。

お前たち警察は 捜査もしないで

年寄りの話を うのみにすんのか?

「捜査もしない」だと!?

あのな 犯人は左利きなんだ。

力の入り具合から見て 犯人は
左利きの可能性が高いですね。

三島茂夫も左利きなんだよ!

馬鹿。
あん!?

左利きなんか
ごまんといるだろうが。

班長。 余計な事 言っちゃ
駄目でしょう。

あとで たっぷり
話を聞かせてもらう。

イタッ。

暴力はいけませんね。 うん。

宮脇って奴は 俺の仕事に
いちゃもんつけてきて…。

(茂夫)そんなもん入ってませんよ。

だったら なんでだよ。
これしか食ってねえんだよ!?

もめて 殺した…。

向谷記念病院の西野も
殺したのか?

♬~

…そうだ。

凶器は どうした?

宮脇を殺したロープは
嵯峨池に埋めた。

♬~

♬~

♬~

(徳山)ありました!

♬~

(美月)高梨先生。

講演の依頼が来ています。

そんな時間はありませんよ。

急に駄々をこねるのね。

ノーという答えは許されないわ。

また もみ会ですか。

そうよ。

あなたが望んだ
術中MRIも ガンマナイフも

もみ会が投資してくれた。

確かに 設備投資はすごい。

でも 実態は…。

向谷先生だったら
なんとおっしゃるでしょう?

父は…。

父だって わかってくれるわ。

♬~

(高梨)僕は そうは思わないな。

講演の依頼は断ってください。

♬~

高梨先生…。

♬~

(高梨)志乃さん…。

♬~

先生…?

♬~

すみません…。

♬~

茂さんは 絶対に犯人じゃない。
それはわかってる。

証拠があるの。

「大阪高槻で飴細工体験なう」

「講師のおじいちゃん
めっちゃ優しい」

このつぶやきがアップされたのが
2日前の夜8時なの。

それって… 西野って人の
死亡推定時刻の間よね。

この「講師のおじいちゃん」って
茂さんだよ!

だけど 茂さんの名前が
書いてあるわけじゃないし…。

ううん。 絶対に茂さんなの。

ここに写ってる
生きてるみたいな金魚

模様も 目の入れ方も
絶対に茂さんのなんやから!

♬~

西野を刺した凶器は?

まだ 発見できずで…。

藪…。

茂さんに会わせろ。

だから…。

茂さんには アリバイがある。

アリバイ?

西野が死んだ時
茂さんは大阪にいた。

これが証拠だ。

残念だな。 三島茂夫の供述で

宮脇が殺された時の凶器は
発見された。

お前のホラには付き合ってられん。

だったら…。

医者として確認したい事がある。
うん?

茂さんに会わせろ。

(関本)班長班長

三島茂夫が倒れました。
何!?

(警察官)大丈夫ですか?
しっかり…。

(関本)拘置所
移監するところだったんですが…。

どけ。

茂さん ちょっと…。

おう 彦次郎…。
なんでもないんだ…。

茂さん ちょっと 両手貸して。
ん?

両手で強く握って。

ん?

(茂夫)うう…。

もっと強く!

ううっ…!

(茂夫)ううっ…!

(茂夫)うっ… うっ…!

ううっ…!

ううっ…。

ううっ…!

(荒い息遣い)

おい! 何すんだよ 藪!

茂さん。

このボタンを取ってくれ。

♬~

やっぱりそうか…。

(救急車のサイレン)

「やっぱりそうか」って
どういう事だ?

恐らく茂さんは… 脳梗塞だ。

脳梗塞!?

さっき 茂さんの右肩に
ボタンを置いたろ?

このボタンを取ってくれ。

♬~

あの時 茂さんは

右肩に置いたものを
右手で取った。

でもな 普通は

右肩についたものは自然と
左手で取るものなんだ。

…そうだな。

茂さんは 左半身が麻痺してる。

両手で強く握って。

ううっ…!

(茂夫)ヘヘヘヘヘヘ…。

後白河 これでわかったろ?

茂さんは左利きだが
力が入らない状態だ。

2人を殺したのが
左利きだとすれば…

茂さんは 絶対に犯人じゃない。

(パトカーのサイレン)

♬~

(関本)班長

宮脇の置き土産が
見つかりましたよ。

置き土産?

宮脇のパソコンの行方が
不明でしたんで

クラウド
何か残してるんやないかと

サイバー犯罪対策課に
調べてもらってたんですが。

クラウドって なんや?
まあ インターネット上に

自分のパソコンのデータを
保存しておく

サービスみたいなもの
らしいんですがね。

宮脇は こんなもん残してました。

向谷記念病院のデータやないか。

宮脇は この病院の事を
嗅ぎ回っていたんですね。

班長! 宮脇が殺害された
現場付近の防犯カメラに

このような人物が映っていました。

(キーボードを打つ音)

♬~

なんや?

お願いした
講演のお話なんですが…。

その件でしたら
院長にお断りしましたけど。

高梨先生。

この病院の置かれてる状況が
全くわかってないんですね。

もみ会が今 手を引けば
どうなる事か…!

大藪…。

あの男 また…!

警備員 呼んできます!

先日 伺っていた
アリバイについて

疑問を持たざるを得ない証拠が
上がってきましてね。

♬~

(美月)あなた…。

お父さんの話を聞かせてくれよ。

えっ?

そのお父さんじゃなく
本当の父親の事。

いきなり なんの話ですか?

俺が医者になる前

屋台で
たこ焼きを焼いていた時にな

茂さんという
あめ細工の職人さんがいて

よく娘の自慢話をしていた。

鳶が鷹を生んだって
嬉しそうに笑って…。

♬~

娘は いつか

病院の先生になるに違いないって
話していた。

これは その茂さんが
後生大事に持っていたものだ。

茂さんは あんたの父親なんだろ?

そんな人 知りません。

私の父は 向谷の父だけです。

♬~

私の母は 前の夫のせいで
とても苦労をしたんです。

♬~

(美月の声)その人は
腕のいい和菓子職人だったのに…。

おい そうじゃないんだよ!
形がさ!

なんだよ。
形が違うだろ!

ほら もっと丁寧に
やってもらわなくちゃ!

どこが違うんだよ この野郎
ええ!?

何が違うんだよ この野郎!

(美月の声)喧嘩をして
職場を転々と変えて

とうとう和菓子職人を
辞めてしまい

家を出ていきました。

(戸の閉まる音)

そんな人についていけなくなった
母の気持ちは

まだ子供だった私にも
よくわかりました。

だから 向谷の父と再婚した時には
本当によかったなって…。

母は それから
よく笑うようになりました。

向谷の父は

私の事を 実の娘みたいに
かわいがってくれて…。

そして この病院まで
私に残してくれた。

だからって…

実の父親の事を
忘れたっていうんですか?

♬~

茂さんと同じ…

左利きなんだね。

♬~

(ドアの開く音)

お願いします!
はい!

お帰りください!
出ていけ!

なんだよ! なんだよ お前たち…。
(警備員)早く!

なんだよ!
(警備員)帰りなさい!

宮脇さんが殺害された
現場近くの

防犯カメラに映っていたものです。

撮影時間は 午後6時13分。

先生が野外ライブに
行っていたはずの時間じゃ…?

呼び出されたんですよ。
話があるからって。

(高梨)なんなんだ?
こんな所に呼び出して…。

♬~

僕が詐病を見破ったせいで
当てが外れたから

金を貸してくれと…。
先生。

本当の事を言ってもらわないと
困りますよ。

宮脇は この病院の事で
脅していたんじゃ…?

おい 離せよ!
大事な話があるんだよ!

(警備員)静かにしてください!
おい ちょっと待った…。

離してください。

とっとと帰れ。

院長とな 大事な話があるんだよ!

いいから帰れ!

てめえ 帰らねえって言ってんだろ
この野郎!

オラ!

この野郎…!

公務執行妨害! 現行犯逮捕!

ちょっと待て! ちょっと…!
(関本)はい どうぞ。

ありがとう。
(携帯電話の着信音)

マジかよ!
(携帯電話の着信音)

何? シクレソニドが付着?

ん?
(関本)ガイシャの衣服に?

ああ。 班長は今 じゃれ合ってる。

相変わらず 遅えな この野郎。
イテッ!

早くやれよ オラ。

はい 入って。
何が「入って」だよ。

偉そうに この野郎。
はい はい。

ん? どうしたの?

まあ 楽にしなさい。 なっ?

(秋川 毅)あの… あなた様は

随分と こういう所に
慣れていらっしゃるというか…。

まあな。

やっぱり…。

あの… 今まで何人ぐらい
お手にかけられたというか…。

「お手にかけられた」って
言われても…。

ううっ…! うっ うっ…!

どうしたの? どうしたの?
えっ どうしたの?

ちょっと診せてみな?
いえ だ… 大丈夫です。

いやいや
ちょっと診せてみなって。

ヒイーッ! 殺さないで!
ここ出たら なんでもしますから!

あのね あの 俺 医者だから。

ねっ 殺さないの。 助けるの。
ねっ うん?

医者…?
うん。

♬~

はあ…。

随分 楽になった。

うん…。

これは
ストレス性の胃炎ってとこだね。

ほんまに
お医者さんやったんですね。

うん。 よいしょ…。

ストレスか…。 女房の事や。

あんたのかみさん
そんなに怖いの?

はい!

私が 去年 定年退職をしてからは
邪魔者扱いで…。

女房は ボランティアで

ご近所のお年寄りの
話し相手みたいな事をしていて

私を役立たずみたいに
言うんですよ!

じゃあ あんたも一緒に

ボランティア活動
したらいいじゃない。

えっ? 大変ですよ。

この間もね
独り暮らしのお年寄りが

手術を受けたらしいんですけどね

行きたい病院ナンバーワンの
病院だかで

手術を受けたはずが

違う病院に入院させられてた
って事があったみたいで。

なんだ? それ…。

そのお年寄りは

手術を受けて2日後に
亡くなったらしいんですけど

病院と 話 したけど
らちが明かなかったりで。

うん うん…。

違う病院で死亡…?

ねえ これで何回目だっけ?

すいません。

次はさ いっそ
刑務所まで行っちゃったら?

はあ?
だって ここ もう飽きたし!

刑務所と留置場が どう違うのか
比べてみたいじゃない?

あのね お義姉さん。

かわいい姪っ子を
犯罪者の娘にしたいんですか?

それは困るんだけど…
私 好奇心が旺盛なタイプだから。

あのですね…。
何?

実に恐縮なんですけれども…。
うん。

俺と もう1人

ここから出してもらいたい人が
いるんですけど…。

もう1人?
はい。

例のごとく
後白河の奥様に頼んでみるよ。

毎度毎度 すいません。

毎度毎度
どういたしまして!

♬~

ん? わからねえ…。

秋川…。

秋川さん?

秋川さん?

♬~

(チャイム)

(秋川昌美)3カ月前に ご近所の
身寄りのないお年寄りが

入院しはる事になって

私が
その保証人になったんですよ。

へえ~… その病院は?

確か 向谷記念病院やったと…。

ふーん…。

せやけど 病院から 手術のあと
危篤やって連絡があって

それがね
京都鴨川病院からやったんですよ。

京都鴨川病院?

おじいちゃんから 書類に
サインしてくれって頼まれた時

さっと目を通しただけやから

もしかしたら 私の勘違いかも
しれへんねんけど…。

あっ でもね

病院で 少し意識取り戻した
おじいちゃんに 話 聞いたら…。

おじいちゃん 入院しはったん

向谷記念病院と
ちゃうかったっけ?

ああ…? ああ そうなんや…。

手術終わって 目 覚めたら

いきなり
こんなオンボロの病院でなあ…。

ああ… ああ…。

(昌美の声)結局 おじいちゃんも
そのまま亡くならはって…。

サインした書類も見つからんで

そのままに
なってしもうたんですけど。

いやあ 向谷さんで

スーパードクターに
手術してもろうてたら…。

なあ? って言うてたんですよ
この人と。

なあ? あんた。
は… はい…。

そうそう!
あっ イタッ! 痛い…。

そういうたら あんたみたいに
この事 聞きに来た人おったわ。

えっ?
友達にな 今の話 してたら

隣に座ってはった男の人が
詳しく聞かせてくれって。

いや 痛い… 痛いな…。
でもさ その男の名前は?

名刺! 名刺持ってんで 名刺!

さすが! さすが 嫁はん!

いい強い嫁はんだな お前!
さすがやな!

はい。
おお そうか? ありがとう! ん?

宮脇…?

てめえ この野郎… ぶっ殺すぞ!

あんた…。
なんだ?

覚えておけよ。

♬~

それでも 気になるから
検査をお願いしたら

混み合ってて 3カ月待ちやって。

(雷鳴)

そんなに待つの嫌や言うたら
検査をたらい回しにされて

京都鴨川病院っていうとこ
紹介されて…。

♬~

名刺持ってるよ 名刺!
いやあ しっかり者の嫁はんやな!

はい これ。
おっ? ん?

宮脇…?

♬~

何? シクレソニドが付着?
ガイシャの衣服に?

♬~

茂さん。
ん?

このボタンを取ってくれ。

♬~

(雷鳴)

(雷鳴)

(雷鳴)

♬~

♬~

茂さん。

茂さんは
大事な人をかばってるんでしょ?

違う…。

俺がやったんだよ。

茂さん。 もしかしたら

自分の病気が もう治らないって
思ってるんじゃないですか?

だから 娘さんに会いに
京都に…。

放っておいてくれ。
お前に何がわかる。

(ノック)

後白河…。

相談したい事がある。

(カセットテープ)「渡すぞ? よいか?
十両 百両 百五十両

「うう…」

「泣かなくてもいい。
二百両だ! 二百五十両…」

「水 一杯ください」

「なんだ! 手数のかかる奴だな。
水を持ってきてやる」

「よいか? 三百両だ。
持ってけ!」

「私どもは
もう いったん売ったものは

もう 引き取らない事に
なっておりますので」

「これは おじいさんの遺言に
なっておりましてね…」

ハハハ…。
ハハハハ!

フフフ…。
アハハハハ…!

お父さん…。

(2人の笑い声)

♬~

先方には連絡済みね?
はい。

(美月)急いで!

いよっ… よいしょ!

あなた…!

見込みのない患者は
京都鴨川病院に回すってか?

この病院で死ぬ患者の数を
減らしたかったんだろ。

全て
病院のランキングを守るため…。

それが
あんたらの考えた答えか。

そのために
西野を殺害したんですか?

美月さん… あなたには
ぜんそくの持病がある。

♬~

殺された西野の服には

ぜんそくの薬の成分が
付着していた。

宮脇を殺したのは西野です。

凶器のロープから
皮膚片が採取されました。

だが その西野に
宮脇を殺すよう指示したのは

あなたじゃないですか?

違います!

私は 西野が宮脇を殺すなんて
思わなかった…!

♬~

ひと月ほど前
宮脇が脅迫してきました。

脅迫の内容は
手術成功の見込みの低い患者を

京都鴨川病院に転院させていた
という事ですね?

はい…。

宮脇は この病院が

患者を転院させていると
嗅ぎつけて

旅館で出会った高梨先生を
呼び出しました。

(高梨)なんなんだ?
こんな所に呼び出して…。

(宮脇)
買ってほしいもんがあるんだよ。

買ってほしいもの?

あんたの秘密。

私は 西野が運転する車で
宮脇に会いに行きました。

はした金だな。

はした金…?
話になんねえよ。

ガキの使いじゃねえぞ
この野郎…。

(美月)キャーッ! やめて!
やめて…。

(美月)やめて!
(宮脇)うう… ああっ…!

こいつの事
よく知ってるんです!

一度 金を渡したら 死ぬまで
食らいついて離れませんよ。

なぜ 殺したの…?

こいつにやる金あったら
俺にくださいよ!

(物音)

行きましょう。

行きましょう… 早く!

その後
西野があなたを脅迫した。

向谷記念病院のために
宮脇を殺したのだから

金を出せと…。

(茂夫)彦次郎!

(貴子)茂さん 連れてきたよ。

(関本)すいません 班長

本人が どうしても
話したい事があると…。

俺のせいなんだ…。

俺のせいで…。

なんなんだよ あんた…。

(西野)悪いけど

あんたに自殺してもらおうと
思ってね。

何?
(西野)あんた…。

宮脇って男
殺したんじゃないかって

警察に疑われてるでしょ?

だから 罪かぶって
死んでもらいたいんだよ。

オラ! これで宮脇を殺した。

これで
あんたが首くくって自殺したら

警察も そういう事かって
わかってくれると思うんだよね。

いいから オラ… オラ!

うわっ!

(刺す音)

(荒い息遣い)

美月… お前 どうして…。

(せき込み)

美月… 大丈夫か?

(荒い息遣い)

♬~

茂さんを守るために…。

全部 俺のせいなんだ。

♬~

この人の事
ずっと忘れようとしてきた。

それが
向谷の父に対する礼儀だって

そう思ってきたから…。

でも…。

この…。

父の事を
思い出してしまったんです…。

♬~

(カセットテープ)「私どもは
もう いったん売ったものは

もう 引き取らない事に
なっておりますので」

「これは おじいさんの遺言に
なっておりましてね…」

「どうして あの太鼓が
三百両で売れるんでしょう?」

ハハハ…。
ハハハハ!

フフフ…。
アハハハハ…!

お父さん…。

(2人の笑い声)

お父さん 面白いよ!

(茂夫)ハハハハ…!

あの時の幸せな時間を…。

あめ細工をしていた父の事を…。

父の手の あの甘いにおいを…。

馬鹿だな…。

こんな ろくでもない奴の事

なんで
思い出したりなんかしたんだよ。

(すすり泣き)

美月…。

俺は お前のためなら

死んだっていいって
思ってたのによ…。

お前を
ここまで立派にしてくれた

向谷さんに
申し訳が立たねえよ…。

♬~

お父さん…。

♬~

美月…。

♬~

茂さん…。

本当の親子の縁ってもんは

自ら切ろうとしても
切れるものじゃないんですね。

♬~

美月…。

♬~

この病院の1位を保つ事。

院長は それが
育ててくれた父親に対する

恩返しだと思ったんだ。

そのためには金がかかる。

有能な医者 最新の機械…。

だから 院長は
医療法人のもみ会を頼った。

だが もみ会の目的は

院長の失脚と
そのあとの乗っ取り。

院長は だから
患者の転院まで行った…。

どうして止めなかった?
そんな事が世間に知れたら

スーパードクターの名に
傷がつく。

正直 それが怖かったよ。

俺たちの仕事はよ…。

目の前の患者さんに
一生懸命 向き合う。

ただ それだけじゃねえのか?

ああ… そのとおりだ。
俺が間違ってたよ。

高梨…。

生まれて初めて

お前に教える事を教えたな。

ああ… 一番大切な事を。
うん…。

まあ わかったなら
早く仕事戻れ この野郎! ほら!

お前だって仕事だろ!

♬~

ええ! 振っちゃったんですか!?

うん。
どうして?

かなりの
優良物件だったんでしょう?

もったいない!

でも まだ これからよ。

(高梨)志乃さん…。

先生…。

すいません…。

♬~

うわあ! 情熱的!

それ聞いたら
彦は また大騒ぎだね。

アハハッ! うるさいですよ!
ハハハ…。

断った!?

えっ 志乃ちゃんが
あいつのプロポーズ 断った!?

だからって パパに
チャンスあるわけじゃないから。

ないから。
ちょっと待てよ! でもさ

あれだけ条件がいいのに
断るって事は

誰か他に
思う人がいるからじゃないか?

後白河さんとか?

志乃ちゃん…。

馬鹿野郎!
あんなの問題外だよ お前!

教養ないし 乱暴だし
口悪いしよ!

ちょっと ちょっと
自己紹介してるの?

ほんまや! 全部 自分の事や。
何言ってんだよ!

あんな ゴジラ河と…。
(タツヤ)麻友!

タツヤ!

ありがとう!
なんだ?

早く行こう!
おい! おいおいおい…!