ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛 第8話 和田正人、松尾諭… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

土曜ドラマ9「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」第8話 赤坂』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 弥次
  2. 志津
  3. 喜多
  4. 兵吉
  5. 嘉納兵馬
  6. 大丈夫
  7. 叔父上
  8. 兵馬様
  9. お前
  10. 志津殿
  11. 家名
  12. 気持
  13. 江戸
  14. 赤坂
  15. 兵馬
  16. 間違
  17. 田坂様
  18. 父上
  19. 平吉
  20. 本当

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土曜ドラマ9「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」第8話 赤坂』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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土曜ドラマ9「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」第8話 赤坂[字]

女狐の決闘!!愛知県豊川稲荷・赤坂宿で仇討ちに秘められた悲恋!!白装束の弥次喜多が剣豪と大乱闘!!喜多(和田正人)弥次(松尾諭十返舎一九竹中直人)の痛快時代劇

詳細情報
第8話あらすじ
愛知県豊川稲荷、パワースポットの霊狐塚を有する赤坂宿で仇討ちに秘めた悲恋話が。化けた狐の正体は!?白装束の弥次喜多が剣豪と大決闘する。ある日、喜多(和田正人)は志津(篠原真衣)という武家娘に頼まれて老武士を助ける。志津は嘉納兵馬という男に父を殺され仇討ちすべく探していた。腕の立つ喜多は仇討ちに加わることに。一方、弥次は足を怪我して炭焼き小屋の兵吉とおちかに助けられた。その兵吉は謎めいた男であったが…
今週のポイント
さて、今週のモルモット大福は、木の上で十返舎一九と共に弥次喜多を張り込んでいたが、うっかり一九の目の前に迫ったため、一九は驚いて木から落下してしまう。果たして大福はその後どうなったか、、、本編をお楽しみに!!また、島平役でドレスコーズの志磨遼平がカメオ出演します。
出演者
 喜多…和田正人
 弥次…松尾諭
 十返舎一九竹中直人
 村田屋…多賀勝一
 案内人/語り…瀧川鯉斗
ゲスト
 田坂志津…篠原真衣
 嘉納兵馬…喜多村一郎
 田坂藤右衛門…曽我廼家八十吉
 おちか…美都
 老女…香住美弥子
 島平…志磨遼平(ドレスコーズ
原作脚本
【原案】十返舎一九東海道中膝栗毛

【脚本】伊藤崇
監督・演出
 六車雅宣
音楽
【主題歌】「Bon Voyage」ドレスコーズ

【音楽】濱田貴司
関連情報
【番組公式ホームページ】
www.bs-tvtokyo.co.jp/yajikita/

 

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(鯉斗)東海道の宿場町
御油をたって

赤坂宿へ向かう
弥次さんと喜多さん。

赤坂といえば
現在の豊川辺り。

豊川といえば お稲荷さん。

お稲荷さんといえば 狐。

当時 街道に
旅人をだます狐が現れて

悪さをすると
話題になっておりました。

コン!

あっ? どうしたってんだよ
弥次さん。

そろそろ出るんじゃねぇか?
何が?

何がって…。

もし そこの方。

はい! 何でございましょう?

喜多さん。
えっ? 何だい 弥次さん。

何だいじゃねぇよ。
えっ?

さっき 茶屋で聞いた話
忘れちまったのかよ。

すっごい美人さんが
もし そこの方って

声をかけてきたら 用心なさい。

そりゃ 狐が化けてんのさ。

出された ごちそう 食ってみたら
あら びっくり!

馬の くそでした… ってね。

おまけに お酒は馬の小便さ。
はははは… ひひひひ…!

あははは…!
お前 狐じゃねぇだろうな

ありゃ 狐だ。 化かされてんだよ。

狐?

まさか~!
間違いねぇ 行くぞ。

えっ! ちょ…。

はい! すぐに まいります!
喜多さん!

止めてくれるな 弥次さん!

あんな美女にだまされるなら
まさに本望!

だまされて 馬の くそ
食わされても知らねぇからな。

何でございましょう?

あなた様を見込んで
お頼みしたいことが。

はい! 何でも頼んでください。
ふっふっふっ。

ぎゃ~!

さては あの女狐
よほどたちの悪い もののけだな。

こりゃ うかうかしたら
俺も やられちまう。

すまねぇ 喜多さん。
我が身かわいさに

逃げるおいらを許してくんな。

かたじけのうございます
ご面倒をかけて…。

あぁ いえいえ。
これぐらい… よいしょ!

朝飯前ってもんですよ。
はっはっはっ。

えっと…。

志津です。 田坂志津と申します。

志津さん… へっへっ。
かれんで いい名だ。

俺ぁ 涼風の喜多八。
喜多と お呼びください。

拙者 南部藩
田坂藤右衛門と申す。

しかし わしも老いたものだ…。

あの程度の山道で
ぎっくり腰になるとは…。

まぁ そんなお気を落とさずに。

ちょ… ちょっと…
田坂様… 何を?

あははは! くすぐったい!

やめて やめて…
あぁ… そこはだめ…。

あっ… あぁ… あの…。

あっ ちょっと休んでいきません?
ねっ。

ぜひ 休みましょう! うっ…。

よいしょ…。

へへへっ… へっへっへっ…。

大丈夫ですか? 叔父上。
ああ 大丈夫だ。

たあ~っ!

あっ 痛っ!
あっ! 叔父上!

あぁ すまねぇ! つい…。
あぁ いや…。

悪いのは こっちだ。 すまぬ。

お主の腕を確かめたかったのだ。
でっ?

背負われていて わかった。

お主の その体つき
さぞかし鍛錬を積んだのであろう。

あぁ… それで
俺の体 なで回したのか!

そなた 剣術の心得があるな?
しかも かなりの腕前。

それを見込んで頼みがある。
頼み?

まだ あんのかよ…。

わしと志津は4年前に逐電した

同じ藩の
嘉納兵馬という男を追っておる。

ふ~ん… 何で また?

嘉納兵馬は志津の父であり
わしの兄でもある

田坂清右衛門を手にかけたのだ。

ってことは あだ討ちですか…。

仔細は わからぬが
大方 仕事のうえでの恨みだろう。

ひきょうにも闇討ちしたのだ。

えっ? あぁ… そりゃひでぇ話だ。

兄の子どもは志津一人。

だが 女一人での
あだ討ちは荷が重い。

そこで わしが助っととして
同道したというわけだ。

それで あっしに助太刀しろと。

そなたの腕を見込んで 頼む。

どうか 力を貸してくれぬか?

見事 本懐を遂げたあかつきには
私に できることでしたら何でも。

いや 何でもって…。

本当に何でも~?
はい!

喜んで
引き受けさせていただきます!

おぉ かたじけない!
それで 敵の居場所

目星は ついてるんですかい?

先日 藩に
出入りしている行商人から

ここ赤坂で
嘉納兵馬に よく似た男を

見たという話を聞いたのだ。
赤坂 あだ討ち…。

あだ討ちか!

こいつは おもしれぇぜ!
ふふふふ…。

うわっ! だぁ~!

あっ! 背骨を折った…。
おっと! ぐっ…。

あれ? もう そろそろ
赤坂に着くころなんだが…。

慌ててて
道 間違えちまったかな?

あっ! あ~!

ここは?

あっ
気が付きなすったようですね。

あいたたた…。
あぁ 無理なさらないほうがいい。

その足 折れてはいないでしょうが
2~3日は寝ていたほうが。

ここは?
赤坂宿の外れで

あっしは兵吉と申します。

弥次郎兵衛です。
弥次郎兵衛さん。

見てのとおり
わびしい 一人暮らし。

気兼ねすることはありません。

足が治るまで
ゆっくりしていったらいい。

あぁ…
そりゃありがたいことですが

先を急ぐ旅ですので。
そうですか…。

では すぐ効く薬を
煎じてみましょう。

あっ…。
お待ちください。

気持ちは ありがたいが
こんな女っけがないとこ

何日もいたんじゃ
干上がっちまうぜ。

兵吉さん! おっ… あれ?
お客さん?

あっ! 弥次郎兵衛と申します…
いった~い!

大丈夫ですか? 弥次郎兵衛さん。

弥次と呼んでください。

あぁ おちかさん。

あっ あの…
ちょっと お伺いしますが

そちらの方は兵吉様の女房様で?

嫌だ! そう見えます?
ふふっ!

このお方は おちかさんといって

この かじ屋の
持ち主だった人のお孫さんで

時折
手伝ってくださってるんですよ。

本当に いつも助かってます。

いつも気にしないでって
言ってるじゃない。

こっちも
ここを引き継いでもらって

助かってるんだから。

ふ~ん… さようでしたか。

それで 兵吉さん
この方は どうして ここに?

沢で足を滑らせて
けがをなすったんだ。

けが? 私に任せて!

あぁ… あぁ… う~ん…。

どう?
痛くて気持ちいい。 あはは!

弥次さん
やっぱり しばらくここで

養生なすったほうが
いいんじゃありませんか?

そうなさいよ。
毎日 私が もんであげるから!

そこまでおっしゃるなら
そうさせていただきます!

ちょっと 表も
やってもらおうかな!

いてて…
よいしょ… あっ よいしょ…。

あ~! そうそうそう!
血の巡りがよくなるね!

う~ん そうそうそう
もうちょっと上いこう うん。

上?
お~ いいよ。 結構 結構!

あ~ うん!
その勢いで もうちょっと上。

もうちょい上かな?
もうちょい うん…。

もう一丁 上… そうそう…。
もうちょっと上。

あ~! そうそう…
そのまま 横に こういってさ。

隣の足っつ~か 真ん中の足に。
真ん中? はい… うん?

真ん中って?

弥次さんのすけべ!

志津さん
ちょいと休んでいきませんか?

武家のお嬢さんっていうのは
生真面目すぎていけねぇな。

けど まぁ
そこがまた そそるんだけど。

志津さん 軽く 一杯…。

あぁ そういえば…。

宿場の外れに
そのような男を見たなぁ。

何? 誠か?
はい。

宿場町の外れに 1年ほど前から
男が住み着いたそうです。

その男の
人相 風体を尋ねてみたところ

嘉納兵馬に よく似ております。

よし! 明日 そこへまいる!

喜多殿 頼みますぞ!

はい…。

おちかちゃ~ん
足 もんでくんないかな?

いててて…。
今 忙しいから あとで。

え~ もんでくんないと
俺 死んじゃうよ~。

あぁ… いててて…。

あっ…。

そんなに痛いなら いっそのこと
切り落としちゃおうか?

もう平気です。

志津 わかっておろうな?

4年にもおよぶ旅で
路銀も ほとんど使い果たし

あの男に払う礼金など
びた一文 出せはせぬ。

かくなるうえは…。

心得ております。

は~っくしょん! あぁ…。

風邪かな?

これを全うすりゃ 志津さんが
何でもしてくれるんだぞ~。

うっし! あぁ…。

あぁ…。

喜多さん。
はい。

いっ! いてっ!
恥ずかしいので

こっちを見ないでくださいまし。
恥ずかしいってことは…。

裸!?
お聞きにならないでください。

お背中をお流ししますね。
はい…。

では…。

はっ!

しっ… 志津さん?

今は これで我慢してください。

大願成就のあかつきには
私の身も心も あなた様のもの。

でも 一つだけ
気がかりなことがございます。

えっ… 何でございましょう?

嘉納兵馬は
一刀流免許皆伝の腕前。

失礼だとは存じますが
喜多様の身に

危険が及ぶようなときは
無理をせず お逃げくださいませ。

心配ご無用! この喜多 必ずや
あなた様のお力になりましょう。

だから ちょっとだけ…
こう… 前借りというか…。

とりあえず お触りだけでも…。

じゃっ 兵吉さん またあした!

おちかちゃん。
あぁ 弥次さん どうしたの?

いや ほら あの
この辺 化け狐が出るんだろ?

心配だから送ってくよ。
大丈夫だって!

いやいや… あの ほら…
兵吉さんもさ

心配だから送ってけって
言ってたような気がするな…。

しょうがない。
弥次さんで我慢するか。

おぉ~ ごめん ごめん。
大丈夫 大丈夫!

おちかちゃんは やっぱり あれ?
兵吉さんのこと 好きなの?

好きなんかじゃないわ。

大好きよ!
ははっ! そう…。

でも 望み薄。
何度も気持ちは伝えたんだけど

そのたびに
はぐらかされちゃって。

あの人にとって
私は妹みたいなもんで

ほれた はれたっていうふうには
ならないみたい。

ふ~ん…。
あ~あ…。

どっかに いい人いないかなぁ。

じゃあ 俺が。

いけない!
ずいぶん遅くなっちゃった。

弥次さん ここまででいいわ。
ありがと! またね!

いや… あの… えっ… あっ…。

敵を追う者。

追われる者に弥次と喜多か。

それ以上に
乙女心は複雑だぜ… なっ?

あぁ~ 志津さ~ん。
はぁ~!

志津さ~ん!

おちかちゃん… いつも
もんでばかりじゃ悪いから

今日は おじさんが
もんであげるね。

うっ… やっ…。

やっ… 弥次さん…
あぁ… 弥次さん。

《こりゃ 高く売れそうだ》

差し上げるのではないぞ。

ええ。 お任せを… と!

大船に乗った気でいてください。
あぁ…。

志津さん! ふふっ ははっ!

嘉納兵馬!
そこにいるのは わかっている!

出てくるがいい!
何だ 何だ?

兵吉さん?

おぉ… まさしく嘉納兵馬!

ここで会ったが100年目!

兄の無念 晴らさせてもらおう!

志津! 喜多殿!

田坂清右衛門が娘 志津
まいります!

涼風の喜多八。
義によって 助太刀いたす!

あら? 喜多さんじゃねぇか。
あれっ?

弥次さん
何で こんなとこいんだよ。

まぁ いろいろあってよ。
んなことより訳聞かせてくれよ。

どういうことなんだ?
その男

ここにいる
志津さんの父親の敵なんだ。

敵?
うそ!

兵吉さんは
そんなことする人じゃないわ!

うそ うそ うそ!
おちかさん下がっていてください。

でも…。

弥次さん! あの人を止めて!
えっ?

もう足 治ってるでしょ! ほら!

邪魔するな 弥次さん。

これには男の本懐がかかってんだ。

そうはいかねぇ。

こっちだって引けねぇ訳がある。

待てよ…
弥次さんが俺の邪魔するわけねぇ。

さては
おめぇ 狐が化けてやがんな!

はぁ?
この性悪狐! 退治してやる!

危ねぇ! 殺す気か お前!
や~っ!

この狐野郎!
化けの皮 剥がしてやる!

いたたたた!

さぁ 観念して正体 現せ!
いてぇっつってんだろ! お前!

あれ? 正体 現さねぇ。
ってことは本物の弥次さん?

当たりめぇだ!
何をやっておる!

お前の相手は そっちじゃない!
あぁ こりゃ失礼。

あはは~ はっ!
ちょっと どさくさにまぎれて

何やってんのよ!
あ~!

いざ まいる! はっ!

どうした? 逃げるだけか?

一刀流免許皆伝だと聞いてたが
とんだ眉唾もんだ!

悪いが これまでだ!
嘉納兵馬 覚悟!

志津さん!
来ないで!

大丈夫… 大丈夫ですから。

志津さん… 俺のことを案じて…。

けなげだ…。

もうやめて!

志津殿 改めて
出直してはいただけまいか?

私は逃げも隠れもいたしませぬ。

おのれ 嘉納兵馬!
見苦しいぞ!

叔父上 関わりのない人たちを
巻き込むのは気が引けます。

日を改めましょう。
しかし!

明日 お待ちしております。

二言はないな?

ございません。

もう… 何なのよ あの人たち。
ねっ 兵吉さん!

あなたには関わりのないこと。

さぁ もう お帰りください。

そして 二度と
ここへは来ないでください。

えっ! 兵吉さん! ちょっと…。

兵吉さん!

《おちかちゃん
ものにしてやるぜ!》

はっ! はっ!

はっ!

次こそは斬る!
そして志津さんを…。

ふふっ…。

志津殿…。

いけねぇ!

兵馬様。
お会いしとうございました。

私と一緒に逃げてください。

叔父上は腰を痛めて
一人では動けません。

今なら逃げられます。

それは できません。

どうしてです?

私たちは夫婦になると
誓い合った仲ではございませんか。

だからこそ できぬのです。

私は あなたのお父上を…。

あなたは
父上を殺めてはいません。

志津殿…。

父上は藩の上役たちの
不正を正そうとして殺され

あなたは その濡れ衣を
着せられたのでしょう。

父上が残した書付です。

自分に もしものことがあれば
読むようにと預かっておりました。

志津 この書付のことは忘れろ。

なぜでございますか!?

もし お前が このことを
公にしようものなら

今度は お前が殺される。

しかし!
お前に もしものことがあったら

田坂の家は どうなる!?

家名を守るのが
残された お前の役目。

そのためには
お前は父の敵を討たねばならん。

私に兵馬様を討てと!?

濡れ衣だと わかっていながら。

それが
武家に生まれた者の定めだ

お許しください。 間違っていると
わかっていながら

私には どうすることも…。

あのとき
お父上が殺されたと知った私は

急いで藩を出て
江戸の藩邸へ向かいました。

不正を正していただくためです。

しかし…。

 

命を狙われた私は
必死で逃げました。

それから4年。
逃げることに疲れ果てた私は

赤坂に たどり着き
あの かじ屋を見つけたのです。

主が病で倒れ 誰も引き継ぐ者が
いないと知った私は

そこに住みつき
あなたを待つことにいたしました。

私を待つ…?

襲われた際に受けた傷です。

今では刀を振るうどころか
握ることもできません。

そんな私の望みは
もはや一つだけです。

あなたが私を討ち
見事 本懐を遂げ

田坂の家名を守っていただくこと。

私に あなたを
殺せとおっしゃるのですか?

それが私の最後の望みです。

明日 お待ちしております。

お待ちください! 兵馬様!

弥次さん。
喜多さん。

兵馬様…。

志津さんが かわいそうだ。

おちかちゃんだって
かわいそうだ。

よう。

(2人)なんとかならねぇかなぁ。

《待てよ…。
嘉納兵馬を逃がしてやれば

志津さんは 一人きり。

兵吉さん いや
兵馬さんを逃がしてやれば

おちかちゃんは一人きり。

(2人)そこを俺が慰めてやれば…
いける》

(2人)でも どうすりゃいいんだ。

大丈夫 私に任せて!

おちかちゃん!
2人とも平吉さんを

逃がしてあげたいんでしょ?
私も同じ。

だって 好き合ってる2人が
殺し合うなんて 絶対におかしい!

だから 力を貸して! お願い!

(喜多/弥次)よし きた!
ありがとう!

これで 平吉さんは 私のもの…。

志津さん 今日は すべて

この涼風の喜多八に
お任せください。

でも…。

大丈夫 信じてください。

きっと志津さんの
願うとおりにしてみせます。

あの… いつまでお手を…。

あぁ… すいやせん。
失礼しやした。

弥次さんに任せろと?
ええ 悪いようにはいたしません。

この弥次を信じてください。

引いてくれ!
と言っても無駄みてぇだな。

手加減は なしだぜ 弥次さん!

望むところだ… 喜多さん!

いよっ!

やぁ! あ~!
やるじゃねぇか!

こうなりゃ やけだ! あ~!

へへへへ…。

おっ… おお… あっ…!

弥次さん…。

うっ… うわぁ! 弥次さん!

喜多さん… 気にするな。
俺も 覚悟のうえだ。

弥次さん…。

志津さん 兵馬さん すまねぇ。

実は この間 神社での
あんたらの話

聞いちまってたんだ。
えっ!

藤右衛門さん 俺は もう だめだ。

だから この俺に免じて

兵馬さんを
逃がしてやってくんねぇか?

しかし…。
うっ… 頼む…。

俺の命 無駄にしねぇ…。

弥次さん… 弥次さん!

うわぁ! 弥次さん!

弥次さんを殺しちまったぁ!

はっ… 弥次さん!

ごめんなさい。
私たちのために

何の関わりもない あなた方を
巻き込んでしまって…。

ごめんなさい。

おっ… お願いだ! 田坂様!
弥次さんの最後の頼み

どうか
むげにしないでやってください!

しかし… 私一人で逃げるなど…。

兵馬様の代わりに
これからは あっしが

志津様のお力になります!
だから…。

わかった。
兵馬 どこへでも行くがいい。

叔父上…。

きゃ~! 何するんですか!

痛っ!
何やってんだ 弥次さん!

面目ねぇ 喜多さん。
でもよ 俺も男だ。

あんなのが目の前に来たら
手が勝手に動いちまって。

その気持ちは わかる。
だろ。

ばか!

痛っ!
痛ぇ!

おちかちゃん!
あれ? 何で旅支度なの?

首尾よくいけば
平吉さんと一緒に

旅の道行きって手はずだったのに。
もう この役立たず!

えっ? えっ? 何? 何?
俺 置いてけぼり?

これは いったい?
どういうことです?

これで刀を防いだのですか。
ご名答。

わしらを騙そうとしたのか!
ごめんなさい!

みんな 私が考えたことなんです。

おちかさんが!?

死んでいく人の頼みなら
むげにはできないだろうと思って。

こんな狂言を…。

おちかちゃんだけが
悪いんじゃねぇ。

俺たちみんなで考えたんだよ。
そうだ!

けどよぉ だいたい 藤右衛門さん
あんたが悪い。

何もかも知ってながら
見て見ぬ振りした挙句

好き合ってる2人を
殺し合わせるなんて あんまりだ。

そうだ そうだ!

たわけっ!
黙っておれば言いたい放題。

わしが 何の迷いもなく
藩命に従ったと思っておるのか!

志津の思いを
遂げさせてやりたいと

誰よりも強く思っているのは
この わしだ。

しかし 理不尽は世の常。

家名を守るためには
鬼になるしかないのだ!

かましい!

家名だか すっぽんだか知らねぇが
こんなに好き合ってる2人を

引き離す家名なんか
くそくらえだ!

喜多さん 弥次さん
それに おちかさん。

ありがとうございました。
もう十分です。

叔父上 本当の気持ちを
お聞かせいただき

ありがとうございました。

これで私も決心がつきました。
決心だと?

私は国へ帰ります。

そして 父上の死の真相を
藩主様に訴え出ようと思います。

そんなことをすれば
お前は殺されるぞ!

それでも それが
私の成すべきことと信じます。

だめだ… だめだ! 志津殿!

田坂様 今すぐにでも
私の首をはねてください。

いえ 兵馬様 私が…。

志津殿 私が死ねばいいのです。

そうすれば志津殿は…。
死ぬのは 私です。

兵馬様… どうか生きてください。

志津殿… そんなことできぬ。

兵馬様…。

もういい。

叔父上。

わしが間違っていた。

自分の命を省みず
互いを守ろうとする

勇気を持つ この2人を

誰が 分かつことができようか。

2人とも どこへでも
好きな所へ行くがよい。

(喜多/おちか)えっ? 2人とも?

叔父上…。
兵馬殿 志津を頼んだぞ。

どこへ行かれるんですか?

藩に戻る。 わしは家名を口実に
真実から逃げた。

藩に戻り 今度は戦う。

たとえ この腹を斬ってでも

志津 お前の父の無念は
私が晴らしてみせる。

田坂様 お供いたします。

私も。

お前たち…。

あい わかった。

ともに
兄 清右衛門の無念を晴らそうぞ。

(兵馬/志津)はい。
えっ… ってことは

志津さん?
喜多さん 旅立つ2人に

水さしちゃいけねぇよ。
笑顔で送ってやんなきゃ!

なぁ? はははっ!
そんなぁ…。

残念だけど しょうがないか。

喜多様…。
あんたは いいよぉ…。

あっ おちかちゃん!

よし 私も
せっかく旅支度をしたんだし

そろそろ旅に出ようかな。
いいねぇ!

旅の道行きとしゃれこむか!

えっ… ちょいちょいちょい…。
おちかちゃん…。

伊勢は こっちだよ?
私 江戸に行くの。

江戸?
そう。 江戸に行って

兵馬さんより かっこいい男の人
見つけるの!

じゃあね 弥次さん! 喜多さん!

あっ… いやいや…。
おちかちゃん おちかちゃん!

ちょっと ちょっと! ちょっと!

弥次さん 旅立ちに
水をさしちゃあいけねぇよ。

そんなぁ…。

あだ討ちに秘められた悲恋。

燃え盛る恋心が悪を暴く!

よし! できた!

大傑作の完成だ! はははは…!

一九先生!
おっ! おちかちゃん!

先生 いろいろと ありがとう。

こんなところに ご飯粒つけて…。

いやぁ
筋書きは悪くなかったんだがな。

役者が弥次と喜多じゃ
まぁ こうなっちまうのも

しかたがあるめぇ。

江戸に着いたら
与次郎兵衛店を訪ねるといい。

ほれ! 気をつけてな。
はい! 先生も気をつけて。

う~ん 気をつけるよ!

大福もね!

きっと いい男が見つかるぜ。

本当にお元気で。

平吉さん…。

おい 娘さん… どうしたんだい?

んっ? 泣いたりなんかして。

おい どうした…。

コン!
うわぁ!

き… きつね! きつね!

あれ?

あなた… どなた?

村田屋さん これ 一九先生から。

確かに お渡ししましたよ。
じゃあね!

まさか 一九先生の… これ?

あぁ 志津さん…。
なんでぇ 元気 出しなよ!

随分 立ち直りが早いじゃねぇか。

弥次さんだって おちかちゃんに
逃げられて がっかりなんだろ?

ふっ… 俺は昨日は振り返らねぇ。

だってよ 次の宿場で志津さんより
美人に会えるかもしれねぇぜ。

弥次さん こうしちゃいられねぇ!
急ごうぜ!

随分 立ち直りが早いことで。

あっ…。
うお~!

あっ… あ~!

おぉ… なんだありゃ?
落としもんだぜ。

<果たして 次の宿場で
弥次さんと喜多さんは

きつね以外の いい女に

巡り合うことができるんですかね。

七転び八起きの このお二人
それは次回の お楽しみ>