ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

科捜研の女 第4話 室井滋、笠松将、沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美… ドラマのキャスト・主題歌など…

科捜研の女 #4 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 早乙女
  2. 稲葉
  3. 遺産
  4. バク
  5. 水野
  6. 呂太
  7. ペットシッター
  8. 付着
  9. 稲葉剛
  10. 犯人
  11. 由子
  12. 亜美
  13. 契約
  14. 世話
  15. ヶ条
  16. クリーム
  17. ペット
  18. 宇佐見
  19. 蒲原
  20. 午後

f:id:dramalog:20190509221256p:plain

科捜研の女 #4 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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科捜研の女 #4 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

ネコに遺産8億円を残した女!~有名絵本作家が殺害された!遺産全額を、なんとネコに!?ペットシッターに疑惑が集まる中、マリコは最新鑑定でネコに証言してもらうことに!?

詳細情報
◇番組内容
絵本作家・早乙女由子(室井滋)が自宅で殺害された。現場には愛猫の“もも”が…。実はこの猫に8億円の遺産が相続される予定だという。しかし猫はお金が使えないため、ももの世話をするという条件で、ペットシッターの稲葉(笠松将)が遺産を受け取る契約になっていた。しかし、ももの世話には厳しいルールが…。被害者の体からは、犯人のものと思われる緑色の汗を検出。土門は、本来遺産を相続するはずの親族に事情を聴くが…
◇出演者
沢口靖子内藤剛志若村麻由美風間トオル斉藤暁渡部秀山本ひかる石井一彰
【ゲスト】室井滋笠松将諏訪太朗、小久保丈二、川俣しのぶ、谷口高史 ほか
◇脚本
森山あけみ
◇監督
西片友樹
◇音楽
川井憲次
◇主題歌
今井美樹『Blue Rain』(ユニバーサル ミュージック/Virgin Music)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】関拓也(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、中尾亜由子(東映)、谷中寿成(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/kasouken19/
☆Twitter
 https://twitter.com/kasouken_women

 

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「べき」だからね。

♬~

(殴る音)
(早乙女由子)ああっ…!

(鳴き声)

(パトカーのサイレン)

(榊 マリコ)猫がいた?

(土門 薫)
ああ。 それで 中をのぞいたら

人が倒れていたそうだ。

被害者は 早乙女由子さん 65歳。

早乙女さんには 心臓の持病があり
2カ月前から入院していた。

昨日は
昼から一時帰宅していたらしい。

(橋口呂太)あっ バクだ!

僕 好きだったんだ。
『バクのだいぼうけん』!

「さおとめゆうこ」

じゃあ…。

ああ。
被害者は 著名な絵本作家だ。

♬~

側頭部に裂創。

(カメラのシャッター音)

角膜の混濁。

死後硬直から見て
死後 20時間から24時間。

つまり 死亡推定時刻は
昨日の午後2時から6時か…。

(呂太)血液反応 出たよ!

凶器は このトロフィーかも。

ん?

なんだ? これ。

(呂太)お花…?

(涌田亜美)マリコさん
ちょっと来てください!

ここは…?

猫の遊び場 キャットルームです。

(亜美)見てください あれ。

「ももちゃん5ヶ条」

「私はセレブなお嬢様猫」

「心して仕えなさい」

「1 食事は新鮮な材料を使い
毎日心を込めて作りなさい」

「2 私は箱入り娘よ。
お屋敷から出さないで」

随分 猫を溺愛してたようだな。

あっ ももちゃん いたよ!

(鳴き声)

殺人現場にいた猫。

調べてみる必要がありそうね。

(鳴き声)

(蒲原勇樹)いや 困ります!
捜査中です!

(千堂頼嗣)ひと目…
ひと目 見るだけですから。

いや… ちょっと…。

よかった… 無事だったか。

無事?

あっ いえ… ももちゃんがです。

あなたは?

失礼。 弁護士の千堂と申します。

早乙女さんの遺産の件で…。

遺産?

余命宣告を受けていた
早乙女さんは

全財産8億に関して
ある契約を結んでいました。

8億円…。

契約によれば 早乙女さんの死後

その財産の全てを
譲り受けるのは…

ここにいる ももちゃんです。

(鳴き声)

8億円の猫…。

♬~

(水野幹夫)飼い猫に遺産を?

(蒲原)ええ。 この猫なんですが
聞いてませんか?

いえ 私は…。

ですが 先生らしいですね。
なかなかの変わり者でしたから。

水野さんは
早乙女さんがデビューしてから

ずっと 編集を
担当されてきたんですよね?

足掛け20年になります。

来月には
新作が出る予定だったのに…

信じられません。
あっ どうぞ。

あっ 失礼。

早乙女さんが 何かトラブルを
抱えていたというような事は?

そういえば おととい
病院に打ち合わせに行った時…。

青… お空の青が くすんでるなあ。

駄目ね。 刷り直し。

かしこまりました。 大至急。
(ため息)

(携帯電話の着信音)

はい もしもし?

また その話?
もう しつこいよ。

書き換える気はないって
言ったでしょ。

(水野)もしかすると あれは
遺産の話だったのでしょうか…。

(風丘早月)あなたが
『バクのだいぼうけん』の

作者ですか…。

子供が小さい頃
よく読んであげたんですよ。

どうかした?

ハーブの香りが…。

♬~

♬~

♬~

(鳴き声)

♬~

(日野和正)マリコくん。
はい。

死因は 頭部外傷による
急性硬膜下血腫。

現場に残されてたトロフィーと
傷口の形状が 一致したよ。

指紋は見つからなかった。
きっと 犯人が拭き取ったんだね。

現場に落ちていた この紙ですが
ガムの包み紙でした。

(亜美)1990年に
キンショー製菓から発売され

2008年に販売終了しています。

(呂太)でも 10年以上前だよね。
なんで そんな古いものが

セレブのお屋敷に
落ちてたんだろう?

セレブと言えば あの子も…。

(日野)ああ… 聞いたよ。

なんか
すごい猫ちゃんなんだって?

そうなんです!
体を調べたら 微物が2種類も!

あっ… そっちね。
一つは 頭の毛から

もう一つは
前脚の肉球から出ました。

今 宇佐見さんが鑑定中です。

それにしても…。

ねえ 猫に遺産なんて
本当に残せるの?

法律上 ペットの位置づけは 物。
遺産は譲れません。

しかし 負担付死因贈与という
方法を使えば

それが可能だそうです。

(亜美)負担付死因贈与

ペットの世話をするという
条件付きで 遺産を譲るんです。

これが その契約書です。

(亜美)
「早乙女由子は 以下の条件の下

私の死亡時に
全ての財産を稲葉剛に譲ります」

「1 稲葉剛は
早乙女由子の生存中より

その愛猫ももが
天寿を全うするまで

大切に世話をすること」

この稲葉剛さんというのは?

もものペットシッターです。

ペットシッター

(呂太)あっ 知ってる!
飼い主が留守の時に

代わりに
ペットの世話をする仕事だよね。

この稲葉ってペットシッター
超ラッキーですよね。

だって 猫の世話をするだけで
8億円って…。

でも… 見て。

「稲葉剛は “ももちゃん5ヶ条"を
厳守すること」

これ守るのって 大変かも…。

「幻のマタタビが食べたいわ。
探してきなさい」

幻のマタタビって 何かしら?

うーん…?

あっ ちなみに
被害者は バツイチ 独身。

子供はいません。

契約がなければ 遺産は

弟の修一郎と

妹の英恵に渡るはずでした。

遺産相続っていうのは
いつの世もトラブルのもと。

「争う家族と書いて
ソウゾクと読む」

なんて言うぐらいだからね。

(宇佐見裕也)
被害者の耳に付着していた

ハーブの香りの正体が
わかりました。

ベイジャール社製の
ハンドクリームです。

被害者の所持品には
なかった事から

もみ合った際に 犯人のものが
付着したと考えられます。

さらに

猫の頭部の毛に付着していた
物質を調べたところ

これと同じクリームでした。

きっと ご主人が心配で
スリスリしたんだね。

その時にクリームが付いた
って事は…。

犯人の遺留物か…。

このクリームの中に
ごく微量ですが

人の汗と
緑の色素が混じっていました。

緑色の汗…。

もしかして 犯人は 色汗症…。

シキカンショウって 何?

色のついた汗をかく病気よ。
緑色の場合は

銅が原因である事が多いわ。

つまり 発症者は
日常的に銅に触れているか

水道施設が古く
流れ出た銅成分を

知らずに経口摂取しているなどの
状況が想像できます。

よし!

まずは 関係者の汗を調べよう。
(一同)はい。

終わりです。
ご協力ありがとうございました。

お二人は
お姉さんの遺産に関する契約を

ご存じでしたか?

(早乙女修一郎)契約?

ああ…
あの不愉快な紙切れの事なら

姉さんに見せられましたよ。

猫に遺産って…
姉さん 気は確かですか!?

私が稼いだ金だよ。
誰にやろうとさ 私の勝手だろ?

(松原英恵)ひどいわ 姉さん!
私たちは どうなるの!?

フン…。 人が死ぬのを待ってる
あんたたちよりもね

この子のほうが
よっぽど かわいいよ。

死んだ人の悪口は
言いたくないが

姉さんは 昔から
ひねくれ者でね。

やめて 兄さん。 そんな言い方…。

英恵さん。

近頃 頻繁に
お姉さんに電話をしていますね。

用件は なんだったんですか?

私は…
ただ 姉さんの事が心配で…。

今年になって
猫を飼い始めたと思ったら

全財産 譲るなんて言い出して…。

刑事さん! 疑うなら
もっと他にいるだろう。

姉さんが死んで
一番得する人間が。

あの…
稲葉ってペットシッターだよ!

(犬のほえる声)

(稲葉 剛)おとといの午後なら
アパートにいましたけど…。

その事を証明してくれる人は
いますか?

一人で漫画読んでたから…。

早乙女さんは
大切な ももの世話係に

あなたを指名した。
随分と信頼されていたんですね。

いや 別に…。

猫の世話する奴だったら
誰でもよかったんじゃないの?

ももちゃん5ヶ条だかなんだか
知らないけど

変なおばさんでしたよ。

ちょっと… 天然ブリは
今の季節じゃないじゃない!

ももちゃんにはさ

旬の食材を与えてくれって
言ってあるでしょ?

5ヶ条は あなたにとって
苦痛だったという事ですか?

いや そうでもなかったな。

だって… 8億もらえるんですよ。

現場から 犯人のものと思われる
汗が見つかりました。

任意で 汗の提出に
ご協力頂けますか?

任意なら断ります。
えっ…?

もういいですか? 仕事中なんで。

(蒲原)いや ちょっと…。

なんなんですか? あれ。

ただいま。
あっ おかえりなさい。

(亜美)病気とかですかねえ?
どうしたの?

あっ… マリコさん
ももの様子が おかしいんです。

ちょっとしかエサ食べないし
時々 変な顔するし。

変な顔?

(操作音)

(亜美)これです。

かわいいじゃない。
えっ…?

(呂太)ねえねえ ねえねえ…!
見て 見て 見て!

面白いサイト見つけちゃった。
ほら!

(亜美)「微表情から読み解く
ペットの気持ち」

あっ… 英洛大学の矢萩准教授。

(矢萩修武)表情は
舌よりも はるかに雄弁だ。

すごいんだよ。
ペットが犬か猫か チョイスして

顔の画像を取り込むと

何考えてるか わかるんだ~。

「エサがまずいニャ」

あっ…。

あっ… いや あの…

レシピどおりに
作ったんですけど…。

あっ 鑑定に戻ります。

ああ…
地味に傷ついちゃいましたね。

このエサ
宇佐見くんが作ったんだよね?

うん。 すごい張り切ってたよ。

わざわざ
市場に材料まで買いに行って…。

そんな事より
汗の鑑定をしましょう。

そう来ると思ってました。

これ 弟の修一郎さんと
妹の英恵さんの汗のサンプルです。

(呂太の声)で これが
編集担当の水野さんの分。

2人とも ご苦労さま。
行って 得しちゃった~!

ねえ 見て見て!
水野さんから借りたんだ。

バクの絵本! 懐かしいな。
バクはヤシの実王国の王子様…。

…あれ?
(ドアの閉まる音)

♬~

出なかった?
ええ。

3人の汗から
緑の色素は検出されなかったわ。

残るはペットシッターの稲葉剛か。
ええ。

実は 気になってる事がある。

早乙女さんが
ももを飼い始めたのは

今年になってから。
たった3カ月前の事らしい。

えっ?

3カ月 飼っただけの猫に
遺産を残すと思うか?

そうね…。
ももは何か特別な猫なのかしら?

うん…。
俺も それが気になっていて

ももが どこから来たのか
蒲原に探らせている。

だが もう一つ 妙な事がある。

ペットシッター会社に
聞いたんだが

稲葉が ももの担当になったのは

早乙女さんの
指名があったかららしい。

えっ? つまり
2人は知り合いだったって事?

過去に接点がないか洗ってみる。

どうも
この遺産騒動には裏がある。

それに…。
それに?

殺しの動機が
8億だけとは限らん。

(呂太)懐かしい これ ほら!
(早月)懐かしい!

(早月・呂太)ああ~ これ…!
風丘先生。

あっ まいど!
解剖鑑定書 できたんですね?

はい。 可及的迅速に仕上げました。
ありがとうございます。

懐かしい…。
これは?

もう~! さっき言ったじゃん…。

これが バク。
ヤシの実王国の王子様。

ヤシの実王国?
うん。

ある日
バクは お宝探しの旅に出るんだ。

冒険のお供は これ!

ラクルバルーン!

どんな遠い所へでも
連れていってくれるんだ。

最後の言葉は いつも 「さぁ」…。

(早月・呂太)「つぎの ぼうけんへ
しゅっぱつだ!」

「せかいは
ワクワクで いっぱいだよ!」

イエーイ!
イエーイ!

ラクルバルーン!

大樹が 欲しいって駄々こねて
本当 参った。

あの頃は 私も忙しくて
カリカリしてたから。

カリカリ…。

どうかしたんですか?

忘れてた…。

カリカリ猫 鶏ささみ味!

くう~! ももちゃんに。

食べませんよ。
その子 グルメだから。

何っ!?

どれどれ…。 ももちゃ~ん。

ももちゃ~ん。

(早月)
平気で 普通に食べてるけど…。

(亜美)えっ 嘘!?
(呂太)ん? 本当だ 食べてる!

(早月)おいしいねえ。
(日野)まあ あるよね 人間でも。

ごちそうばかり続くと
たまに お茶漬けが恋しくなる時。

もしかすると 日常的に
食べていたかもしれませんよ。

ももの肉球の付着物が
わかりました。

キャットヤミー。

スーパーなどで売られている
格安ドライフードです。

おかしいわ…。

ももには 手作りの高級なエサしか
与えてはいけないはずよ。

あっ… もしかして
稲葉ってペットシッター

料理するのが面倒で
手を抜いたんじゃ…。

もしそうなら ももちゃん5ヶ条を
破った事になるね。

その事が
早乙女さんにバレたとしたら…。

契約は無効。

8億円は
もらえなくなってしまう。

知りませんよ
キャットフードなんて。

一度も与えた事はないと?

ええ。 きっと誰かが
俺を はめようとしてるんだ。

それとも 俺がやったっていう
証拠でもあるんですか?

それは…。
あなたと早乙女さんが

口論していたという
証言ならあります。

えっ?

見られてるんですよ
事件の3日前に。

無理なもんは無理なんだよ!

あれは ただ 幻のマタタビ探しを
やめたいって言っただけで…。

幻のマタタビ…。

ももちゃん5ヶ条に
ありましたよね。

なんなんですか? それは。

知りませんよ。
俺だって 見た事ないんだから。

(由子)はい これ。

日本名は大和木天蓼。

平安時代にね
この地方に生えてたらしいよ。

まさか
これ 探せって言うんじゃ…。

うーん… なめてみたいんだよね?
ももちゃん。

(ももの鳴き声)
(由子)ねっ?

(稲葉の声)それからは
週末になると山に行かされて…。

(稲葉)うわあっ…!

なんで 俺が…。

(稲葉の声)あの日 思い切って
早乙女さんに言ったんです。

やめたい?

これだけ探して
見つからないんです。

もう諦めましょうよ。

まったく…。

見つからないなら よその山を
探せばいいじゃないか。

遺産が欲しいなら
マタタビ探しは続ける事だね。

うまくいかなきゃ
すぐに投げ出す。

そんな根性じゃ
ろくな人生 送れないよ!

そんな事 言ったって

無理なもんは無理なんだよ!

(稲葉)あのおばさん
俺の顔 見れば 文句ばっかり。

それで つい
イライラしただけです。

本当に それだけですか?

そうですよ。
他に何があるって言うんですか?

あなたは 早乙女さんと 以前から

知り合いだったんじゃ
ないんですか?

そのコネで あなたは

もものペットシッター
指名された。

だが 何かのきっかけで
関係がこじれて…。

ちょっと待って!
ないですよ その流れ。

早乙女さんと
面識なんてなかったし

指名したのだって 一番
扱いやすそうだったからでしょ。

俺は ただのペットシッター
ももの下僕で…。

いいっすよ。
えっ?

調べてくださいよ 汗。

言っておくけど
俺 殺してませんから!

(足音)

おう。

稲葉さんの汗から
緑の色素は検出されなかったわ。

そうか。 こっちも

稲葉剛と早乙女さんとの間に
接点は見つけられなかった。

早乙女さんは
京都生まれの京都育ちだ。

絵本作家を目指して
なかなか芽が出ない中

40代半ばで書いた
『バクのだいぼうけん』が

コンクールで入賞。
シリーズ化 アニメ化。

早乙女さんは
一躍 時の人となった。

一方 稲葉剛は
瀬戸内の農家の生まれだ。

あと少しだ! 頑張れ!

(土門の声)
一家は 堅実に暮らしていたが

剛が8歳の時

父親が知人の保証人になった事で
借金を背負った。

(ドアをたたく音)

まもなく 父親は病死。

母親も
あとを追うように亡くなった。

稲葉さんに そんな過去が…。

稲葉にとって 今回の遺産話は

人生を立て直すための
チャンスだったのかもな。

(携帯電話の振動音)

俺だ。

土門さん
猫が容疑者を連れてきました。

うん?

(蒲原)ももの出どころを探したら
この男に行き当たりました。

滝俊介 三重県在住 銅版画家か…。

20年前に別れた
早乙女さんの元夫です。

茶店のマスターの証言では…。

(滝 俊介)
俺を相続人にしてくれよ。

(滝)由子ちゃん!
しつこいな もう…。

(蒲原の声)滝は 数度にわたり
早乙女さんを呼び出し

契約の書き換えを
迫っていたそうです。

ちょっといい?

銅版画…。

緑の汗の持ち主かもしれないわ。

遺産話?

ああ したよ。
英恵に頼まれたんだよ。

(滝の声)
由子が妙な契約しちまったから

破棄するように
説得してくれってな。

ですが あなたは
破棄するのではなく

自分を 遺産の受取人に
変更してくれるよう

早乙女さんに迫っていた。
(滝)フッ…。

ももは
3カ月前まで うちにいたんだよ。

由子の奴が いきなり
猫 飼いたいって言うから

くれてやったけどよ。

なんか… 訳のわかんない
ペットシッターよか

俺が遺産もらって
世話したほうがいいだろうよ。

これは…。

7日の午後2時から6時の間は
どちらにいましたか?

7日?

えーと… ああ。

その日なら みかんがいなくなって
午後から ずーっと捜してた。

みかん?
そいつだよ。

(蒲原)
いや これ ももじゃないですか。

ももと みかんは
一緒に生まれた姉妹猫なんだよ。

捜したけど見つかんなくてさ…。

みかんの奴…
どこ行っちまったのかなあ。

あっ…。

ハンドクリームがあった?
(宇佐見)ええ。

早乙女さんの耳に
付着していたのと同じ製品でした。

それに…。
出ました!

滝俊介さんの汗から 緑の色素が。

早乙女さんの遺体に
付着していたのは

元旦那の汗だったって事か。

つまり
犯人は その元旦那さん…!

失礼します。

滝俊介のアリバイが
証明されました。

(一同)えっ!?
事件があった日の午後

三重の自宅付近で
飼い猫のみかんを捜す姿が

複数の住人に目撃されています。

つまり
犯人は元旦那さんじゃない…。

ええ。

あの日 早乙女さんに会う事も
早乙女さんの家に行く事も

不可能です。
そんな…。

不思議ですね。
アトリエには

ももに付着していたのと同じ
キャットフードの

空袋が捨ててあったんですが…。

元旦那さんの
犯行じゃないとすると

どうして
汗の混じったクリームが

早乙女さんの耳や
ももちゃんの体に

付いてたんだろう?

もしかして その犯人は

猫かもしれない。

(一同)えっ…?

おはようございます。
(呂太)何してるの?

この猫の鼻紋を調べるのよ。

鼻紋?

(カメラのシャッター音)

動物の鼻には細かいしわがあって
一匹ずつ違っている。

これは 人間の指紋と同じく
個体識別に利用できるの。

でも どうして
ももの個体識別を?

この猫は

ももの替え玉かもしれない。

(2人)替え玉!?

♬~

…やっぱり。

鼻紋鑑定の結果

この猫は 早乙女家のももでは
ありませんでした。

(宇佐見)えっ?
(日野)じゃあ どこの子?

恐らく 元夫の滝俊介さんの家で
飼われていた

姉妹猫のみかん。

じゃあ 本物のももちゃんは
どこ行っちゃったの?

それは わからないけど
この子が みかんだとすれば

滝さんのハンドクリームが

早乙女さんのご遺体に
付着していた説明がつくわ。

まずは

滝さんが みかんをなでた事で
クリームが付着した。

その後 何者かが みかんをさらい
早乙女家に連れてきた。

(鳴き声)

みかんが 早乙女さんに
頭をすりつけた事で

さらにクリームが付着した。

♬~

この猫が みかんなら

肉球にキャットフードが付いていた説明が
つきますね。

食べ慣れない高級なエサを
まずいと感じた理由も…。

だけど
一体 誰が そんな事を…?

それは
ももがいないと困る人物よ。

滝俊介さんの飼い猫
みかんを拉致し

ももの代わりに
早乙女家に入れたのは

あなたですね?

いい加減にしてくださいよ。
だから 疑うんなら証拠を。

事件があった日の午後1時

滝俊介さんの自宅近くの
防犯カメラです。

猫用のキャリーケースを持った
あなたの姿が映っています。

このあと あなたは

早乙女家に向かい
みかんを放った!

だが それを
早乙女さんに見られてしまい

殺害した。
(稲葉)違うよ!

殺したのは…
殺したのは俺じゃないよ!

ひと月半くらい前に

いつものように
ももの世話してたら…。

もも?

(稲葉の声)
ちょっと目を離した隙に

逃げ出してしまって…。

(稲葉)もも…! もも! もも!

(稲葉の声)必死に捜したよ。
だけど 見つかんなくて…。

もも?

(稲葉の声)次の日 来てみたら…。

(ももの鳴き声)

(鳴き声)

もも…!

(稲葉の声)助かったと思った。

だけど 1カ月後の定期健診で…。

(獣医師)おめでたですね。
出産は3週間後です。

もも… お前…。

(稲葉の声)こんな事が
早乙女さんに知れたら

大変な事になる。

5ヶ条を破ったってバレたら
8億が…。

その時 思い出したんだ。

ももはね
別れた亭主の所にいた猫なんだよ。

もらいに行ったらさ
そっくりな猫 2匹いてね…。

(稲葉の声)
あの猫を身代わりにすれば…。

そう思って あの日

滝さんの目を盗んで
みかんを捕まえて…。

(鳴き声)

(稲葉の声)
その足で早乙女家に向かった。

♬~

(稲葉の声)合鍵で入ろうとしたら
扉が開いてて…。

(稲葉の声)中に入ったら
早乙女さんが死んでた。

パニックになった。

だけど

とにかく 猫を入れ替えなきゃって
必死で…。

♬~

(鳴き声)

♬~

つまり 早乙女さんが殺された時

現場にいたのは
本物のもものほうだった。

ももは
今 どこにいるんですか?

いたよー!
ペットホテルで元気にしてた。

はい~ 到着。

(日野)やあ!

君が 本物の8億円の猫ちゃんか。

なんか 微妙に
視線を感じるんですけど…。

これは なんでしょうか?

この子が
どうしても離さなかったみたい。

♬~

ももちゃん 犯人を教えてくれる?

♬~

ももちゃん 大丈夫よ。

♬~

これは…!

事件現場にあった
猫のおもちゃから

早乙女さんの血液で付着した
指紋が見つかりました。

鑑定の結果
あなたの指紋と一致しました。

♬~

早乙女さんを殺害したのは
お前だな?

『バク』を…。

私たちの作品を守りたかった…!

「早乙女先生と私は
同志であり戦友でした」

「時に 酒を酌み交わし…

そんな中で
先生が話してくれた事があります」

「バクにはモデルがいるのだと」

(水野)
20年前に 一度だけ会った少年。

絵本作家として
なかなか芽が出なかった先生が

夢を諦めようと
傷心の旅に出た先で出会った。

そして 今から4カ月前…。

あっ 水野ちゃん!
バクを見つけたよ。

ほら 稲葉剛。

ペットのね 世話をする仕事を
してる人らしいよ。

(水野の声)先生は
稲葉さんに会って 礼を言い

財産を譲るつもりだと言いました。

しかし 私は それに注文をつけた。

遺産を譲るのは ご自由ですが

バクのモデルが彼だという事は
伏せておきませんか?

ええ? どうして?

絵本を読む時 子供たちは
自分をバクに重ねます。

バクは
みんなの心にすむ 永遠の少年…。

そのイメージを守るべきです。

ああ…。

そうだね。

うん。 水野ちゃんが正しい。

だけど 事情を話さないで
遺産って譲れるのかね?

負担付死因贈与のアイデア
考えたのは私です。

(由子)猫を飼って
その子に遺産を?

ペットシッターの稲葉さんを雇い
遺産の受取人にするんです。

そうすれば
事情を話さずに遺産を譲れます。

猫に遺産…。

アハハハ! ハハハハ…!

それはいいね。 気に入った!
フフフ…!

へそ曲がりの私には
ぴったりだわ。

(水野の声)それからは
ももを引き取り 稲葉さんを雇い

全て うまくいくはずでした。

(水野)直しは以上ですね?
(由子)ああ…。

(水野の声)なのに 事件の前日…。

それと もう一つ。

扉の裏に献辞を入れるよ。

えっ…。

(水野の声)献辞というのは

特別な人に捧げる
作者からの言葉です。

やっぱり 感謝の気持ちを
ちゃんと伝えたい。

(水野の声)私は 当然
そこに自分の名前が入るのだと…。

明日 一時帰宅するから
お昼頃 原稿 取りに来て。

わかりました。

(水野の声)ところが
次の日 行ってみると…。

先生… 稲葉さんとの関係は
公表しない約束ですよ。

(由子)ああ そう言ったよ。

遺産をあげれば
あの子は幸せになれると

思ってたんだ。

だけど 違った。

生きてるのがつまらない
みたいな顔しちゃってさ。

剛は
子供の頃の気持ちをなくしてる。

取り戻してほしいと思って
いろいろ やってみたんだけど

駄目だった。

私も こんな性格だし…。

だから

そうやって気持ちを伝えたいって
思ってるんだ。

20年間 尽くしてきた…!

えっ?

ああっ…!

(水野)『バク』は2人の作品だ…!

誰にも汚させない!

♬~

(ももの鳴き声)
(水野)ああっ…!

私は… 編集者として
やるべき事をしたまでです!

あんたが何を言おうと 俺には

嫉妬に狂った男の言い訳にしか
聞こえんがな!

(泣き声)

起訴猶予になったそうですね。

あの…。

早乙女さんの事 聞きました。
昔 会った事があるって。

悪いけど
俺 全然覚えてなくて…。

早乙女さんは 亡くなる時まで
これを大切に持っていました。

あっ…。

♬~

(稲葉)えっ 捨てちゃうの?

えっ?

捨てるんだったら
ちょうだい。

♬~

おばちゃん
すっげえ 絵うまいんだね!

♬~

おばちゃん ここで何してるの?

なんにも。

これから
どこ行こうかなと思って…。

僕は どこ行くの?

冒険。

はい! これ あげる!

さぁ 次の冒険へ出発だー!

♬~

セイヤッ! ヤアッ!

ハハハハ…!
フフフフフ…。

♬~

早乙女さんが

『バクのだいぼうけん』を
描き上げたのは

それからすぐの事だったそうです。

あの時の…。

でも わかりませんよ。

俺に感謝してたんなら
なんで あんな無理難題…。

思い出してほしかったからじゃ
ないでしょうか?

えっ…?

これは 早乙女さんが書いた
最後のメッセージです。

(由子の声)
「私のバク 稲葉剛くんへ」

「さぁ 次の冒険へ出発だ!」

「世界は
ワクワクでいっぱいだよ!」

♬~

天然ブリは
今の季節じゃないじゃない!

ももちゃんにはさ

旬の食材を与えてくれって
言ってあるでしょ?

そんな
背中を丸めて歩いてるから

だから 季節の事なんか
わかんないんだよ!

見つからないなら よその山を
探せばいいじゃないか。

遺産が欲しいなら
マタタビ探しは続ける事だね。

やっぱ へそ曲がりだわ…。

♬~

言ってくれればいいのに…。

♬~

♬~

ももと生まれた子猫たちは
稲葉さんが引き取るそうよ。

結局 稲葉は
遺産を受け取れなかった。

ももも 今までみたいな贅沢は
できないだろうが

意外と 気ままな暮らしを
楽しんでいくのかもな。

そうね。

猫は自由で
誇り高い生き物だから。

誰かさんと似てるな。

えっ?
いや…。

フフフフ…。

なんて言ったの?
えっ? 何も言ってない。

ねえ もう一度 言ってよ。

言ってないよ。
フフフフ…。

(宇佐見)リチャード・マクレガー。
アメリカ人だったのね。

(杉山義臣)怪しい男でした。
受付で でまかせを言って…。

(宇佐見)半世紀前の傷害事件?

なぜ 今になって
京都にやって来たのか…。

ここから
50年前の真実がわかるかも。