ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛 第4話 和田正人、松尾諭… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

土曜ドラマ9「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」第4話 三島』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. ジジイ
  2. 盗賊
  3. 弥次
  4. 女郎
  5. 十吉
  6. 三島
  7. お千代ちゃん
  8. 喜多
  9. お千代
  10. 助平
  11. 旦那
  12. お千代さん
  13. ハハハハ
  14. 沼津
  15. お二人
  16. ハァ
  17. バカ
  18. ハハハハッ
  19. ヘヘヘ
  20. 一緒

f:id:dramalog:20190427223129p:plain

土曜ドラマ9「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」第4話 三島』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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土曜ドラマ9「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」第4話 三島[字]

女好きのお調子者、喜多(和田正人)と弥次(松尾諭)が伊勢参りへ。ドタバタの珍道中を戯作者・十返舎一九竹中直人)が尾行してネタにする。痛快コメディー時代劇。

詳細情報
第4話あらすじ
天狗面の盗賊が現れるという三島宿はゴーストタウンのように寂れていた。喜多(和田正人)と弥次(松尾諭)は、茶店で意気投合した行商人の十吉(忍成修吾)と共に住吉屋に泊まる。主のお千代(宮嶋麻衣)によると、人がいないのは、天狗面の盗賊が現れたせいだという。健気なお千代に惚れた弥次喜多は、寝所に忍び込むが、十吉が良い仲となっていた。お千代を振り向かせるために、付近に現れる盗賊を捕まえようとするが…。
出演者
 喜多…和田正人
 弥次…松尾諭
 十返舎一九竹中直人
 村田屋…多賀勝一
 案内人/語り…瀧川鯉斗
ゲスト
 お千代…宮嶋麻衣
 十吉…忍成修吾
 戸口平作…旭屋光太郎
 お竹…中村彩実
 音吉…本山力
原作脚本
【原案】十返舎一九東海道中膝栗毛

【脚本】池田政之、佐藤雅俊
監督・演出
 六車雅宣
音楽
【主題歌】「Bon Voyage」ドレスコーズ

【音楽】濱田貴司
関連情報
【番組公式ホームページ】
www.bs-tvtokyo.co.jp/yajikita/

 

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(咳払い)

(鯉斗)え~ 「袖すり合うも
多生の縁」などと申しますが

旅先で出会った人を
すぐに信用しちゃいけません。

なんていうことが
江戸時代の旅行ガイド…。

『旅行用心集』に
ちゃんと書かれております。

とくに当時は
護摩の灰と申しまして

寝ている間に金品を奪う

そんな輩も
横行しておりましたようで。

とかく 人は見た目では
わかりませんですな。

まっ それは男と女も

同じことなんでしょうけどね。

(弥次)姉さん1人?
どこまで行くの?

旅は道連れってね。
よかったら一緒しない?

で 夜も一緒 なんつって ハッハハ…。

(お竹)うるせえな ジジイ。

ジジイ?

私のような若い女
声かけるにゃ百年早い。

いや 千年遅いんだよ ジジイ!

年がいもなく 若いフリして
声かけりゃ 俺もまだまだなんて

勘違いも甚だしいってんだよ!

おめぇみてえな唐変木
あたいが惚れる場所が

あるってのかい?
この すっとこどっこい!

盤台面 くだばり損ない
もうろくジジイ~!!

うわっ うわっ… うわ~!

(叫び声)

フンッ。

ジジイ…。

え~っと なんじゃったかの?

(喜多)だから 道中手形!

江戸から書状が届いてるでしょ?
その中にあるはずなんですよ~。

あ~ そんなもん
どこにも見当たらんがの。

だから それだよそれ!
あんたが手に持ってるやつ!

あ~ あったあった。

んっ?
あんた 喜多八じゃったのう。

そうです。
これ 宛名は
弥次郎兵衛になっとるよ。

俺の名は?

他 1名。
だからそれが俺なんだよ~。

もう弥次さん
証 立ててくれって。

しまった…。

宿を押さえるって
先に行っちまったんだったよ~。

しかしあんた
道中手形持っとらんわけじゃろ?

なのにあんた ここに居る。

はて?

どうやって関所を越えて
ここまで来たんかの?

えっ?
それが どうもわからんのう…。

ボケてるのか鋭いのか
何なんだよ このジジイ。

まぁ いっか。
はぁ~。

はぁ~ ようやくもらえた。

役人ってのは手間がかかるぜ。

今頃 弥次さんは
三島の宿で ひとっ風呂ってか?

んっ?

弥次郎兵衛…。

弥次さん?

(ネコの鳴き声)

おい! 弥次さん?
待っててくれたのか。

おいっ?

おい! 弥次さん。

おお 喜多さん。 いたの?

いたのじゃねえよ。
どうしたんだよ?

ちょいと疲れちまってなぁ。

のんびりしてると
日のあるうちに宿につけねえぞ!

俺はもう 年寄りのジジイなんだ。

ちょっとは いたわってくれよ。
何言ってるの?

俺は もうジシイなんだ。

だからもう歩けねえ。

水戸の黄門様って人は

よくもまぁ 毎日あれだけ
歩けたもんだよなぁ。

俺 もうヤダ~。

こんなジジイに この先何にも
いいことなんかありゃしねえ。

江戸に帰りてえよ~。

おいおい… 弥次さん
どうしちまったんだよ?

ジジイ ジジイって えぇ?

どこかで玉手箱でも
開けたっつうのかよ。

しっかりしてくれよ!
あ~ぁ。

何だよ今日は。
ジジイに たたられてるのか?

(十吉)どうかなさったんで?
お二人さん。

誰だよ おめぇ。
私は 行商人の十吉と申します。

ちょっと やぼ用で
三島まで来たんですが…。

それより どうなさった?
相棒が急に

駄々こね出しちまってよ~。

おい
しっかりしろよ 弥次さん!

どちら様?
はぁ… 困ったなぁ。

私にお任せください。

弥次さんは
こっちはお好きですか?

大好き。

弥次さん。

弥次さんは
よ~く見ると いぶし銀な

いいご面相なすってますねぇ。

さぞかし
おモテになるんでしょうな。

おい 十吉さんとやら
目 腐ってるのか?
いやいや。

こんないい男が
三島に来たとなったら

女たちは黙っちゃいませんぜ。

なんせ三島には

弥次さんのような
いい男を待っている

かわいい女郎たちが
わんさかいるんですから。

女郎?
ええ。

女郎たちが 「弥次さん
あちきも あちきも」。

眠る暇すらありませんよ。

弥次さん どうぞ。
ぐふふ。

まとめて相手してやるぜ!
(はしゃぎ声)

そうか?

ええ。
この十吉 請け負います。

よ~し さあ 喜多さん
俺についてこい。

三島の女は 俺のもんだぜ。

三島の女 待ってろよ。

どうなってんの?

男は空元気でも
目指すものさえあれば

生きていけるもんですよ。
へぇ…。

いや でも 助かったぜ。
よろしくな 十吉。

へい。

女郎相手に 恥の上塗り。

いい道案内が できたもんだ。

おい 早くしろよ。
日が暮れちまうぞ。

暮れたら暮れたで 楽しみだな。

アハハハッ…。

なんだよ 調子いいな。

さあ どんどん はめを外して

道中記を盛り上げてちょうだい。

ハハハハッ…。

でも 虫のいい話にゃ
ご用心 ご用心ってな。

ハハハハッ…。

<女に弱くて お調子者

弥次さん喜多さん
二人道中 東海道

思いがけない道連れを得まして

何やら騒動の予感が
いたしますな>

人がいねえじゃねえか…。

ええ… この街道で

1 2の にぎわいと言われた
宿場なんですがね。

女郎であふれた
男の天国のはずだろ? フッ…。

お化けでも出そうだぜ…。

女郎は どこだい?
いねえよ。

いねえって ここ三島だろ?
うん。

ずいぶんと
人が少ねえようだけど

どうかしたのかい?
あの それは…。

女郎は どこなんだよ?

女郎 女郎って
女郎は 皆 沼津へ移ったよ。

えっ?
なんで?

それは その…。

おたくら 旅のお人かい?

ああ。
だったら 宿に泊まるだろ?

詳しいことは そこで聞きな。

教えてくれたっていいだろうが。

行くぞ。
ちょっ ちょっ…。

お 女 女がいない…。

はいはい 大丈夫ですよ。
女 女がいない…。

あんなこと言って きっと
どこかにいるんですよ。

女のいない世の中なんか
あるもんですか。

さあさあ
元気出していきましょう。
へい。

うん そうだな ハハッ そうだな。
はい どうぞ どうぞ…。

行きましょう 行きましょう。
うん うん。 行こう行こう

行こう。 うん…。

女郎だと? 羽振りがよさそうには
見えねえがな。

はぁ?
住吉屋に そっちが三松屋か。

どっちにする?

どっちでもいいよ
女のいない宿場なんて…。

(お湯をかける音)

ああ いいお湯だった。

女だ! あっちから聞こえた。

お~い 宿 頼むぜ。

女の部屋の隣な。 フフッ…。

ああ いいお湯だった。

気持ちいいわ 楽になった。

ああ!

なんだい このジジイ 人の尻ばっかり
追いかけ回しやがって

気持ち悪いったら
ありゃしないんだよ。

この ドスケベジジイ!

ジジイ ジジイ!

ああ ああ… もう さっきより
ひどくなっちまったよ。

こっちだ。
どっち?

こっちだよ おじいちゃん。

重っ こっちだよ こっち。

ごめんよ。

おい 宿を頼めるかい?

かわいい…。
えっ? なんか言うたかいの?

ん?

かわいい。
えっ?

あっ いや 宿の方ですか?

はい この屋のあるじで
お千代と申します。

そんな お若いのに ご主人?

はい いろいろとございまして…。

そんなことより
お泊りのお客様ですか?

(2人)はい。

部屋は ございますか?
はい。

今 すすぎを お持ちいたしますね。
うん…。

(2人)かわいい…。

こちらの部屋でございます。

ヘヘッ おお…
いいお部屋でございますね。

宿帳 置いておきます。

お千代ちゃん
なんでも1人で たいへんだね。

よかったら手伝おうか?
それは
俺が言おうと思ってたのに。

しかし あんなに
にぎわってた この宿が

なんでこんなに
寂れちまったんですか?

どうしたんだい?
ええ…。

何か心配ごとでもあんのかい?

だったら話してみな。
なんでも力になっからさ。

ありがとうございます。

実は この三島宿に
盗賊が現れたせいなんです。

(2人)盗賊!?

金目のものなら何もかも
根こそぎ持ち去るヤツらなんです。

しかも 人の命なんて
なんとも思っていないので

町の者も
怯えて暮らすようになり

そのせいで とうとう旅のお方は

この三島を 素通りするように
なってしまいました。

道理で人が少ねえわけだ。

だから女郎は 沼津へ移ったのか。

男がいねえと
商いになんねえからな。

役人には 相談したのかい?

もちろん でも
捕まえることができなくて。

情けねえ。
ただの盗賊だろ?

それが 神出鬼没で お役人様も
居所をつかめていないんです。

厄介だな。

実は私 三島を盛り上げようと
江戸から戻ってきたのです。

というと?

幼い頃は この三島で育ちました。

だから この騒ぎで
荒れ果てていくのが

見てられなくて…。

そこで 空き家になっていた
この宿を再び 立ち上げました。

旅の方々の宿り木に
なれればと思いまして。

なんて健気な…。

抱きしめてやりてえ。

でも 今も うちに
お泊りなのは お客様方だけ。

このままじゃ…。

三島宿そのものが
終わってしまいます。

うっ…。

ごめんなさい 心細くて つい…。

すみませんでした。

それでは ごゆっくり
なさってくださいましね。

こよいは 心を込めて

おもてなし
させていただきますので。

盗賊か…
何とかならねえもんすかね。

ヘヘヘッ こよいは
心を込めて おもてなしか。

ハハッ たまらねえ!

おめぇ どこに耳が付いてんだ?
あれは 俺に言ったんだよ。

バカ言え チラチラ
俺ばっかり見てたぜ。

俺には聞こえた
お千代ちゃんの心の声が。

弥次さん
こよい 私を奪って ってな。

弥次さんには
女郎がいるだろうよ。

その女郎がいねえんだ。
従って お千代は俺のもんだ。

お千代は 俺のもんだ!
俺のもんだ!
俺のもんだ…。

俺のもんだ…。
俺のもんだ…。
やめてください お二人とも。

今の話 聞いてたんでしょ?

もちろん…。
ああ 身につまされたさ。

お千代さんの真心を

あなた方は そんなふうに
受け止めるんですか?

いくらなんでも
ありえなくないですか。

そのとおり。

なら こうしよう。

とりあえず 今夜は
お互いに お千代には

手を出さねえって。
勝負は明日ってか いいだろう。

抜け駆けすんなよ。
そっちこそ 真心で勝負だぜ。

じゃあ 俺の勝ちだな。
はあ? はあ?

ハハハハッ!
うるせえ ブー ブー ブー!

約束なんて守るかよ。

お千代ちゃん 今行くよ~。

お千代ちゃん 今行くよ~。

何だ 匂うな。

俺の尻に悪さをするのは誰だ?

あぁ てめぇ 何やってんだよ。

おめぇこそ 約束を破ったな。

弥次さんだって そうだろ。

まぁ怒るなって
こうなりゃ3人で楽しもうぜ。

いいね ヘヘヘ…。
ヘヘヘ…。

(2人)お千代ちゃ~ん!

(2人)えぇ~!

何ですか あなたたち!
あっ いや あの…。

みっ 水がかわいたんで
喉は どこかなって…。

お… お取り込み中
どうも 失礼しました。

アハハハ…。
ハハハ…。

すみません お千代さん
こんなこと。

いえ 二人が
こよい 忍んでくるって

十吉さんが
教えてくれなかったら…。

助かりました。

てめぇ どういう了見だ!

人のこと 説教しといて
抜け駆けたぁ!

俺のお千代に何をした!

俺のお千代に何をしたんだよ!

す… すみません!

お二人が夜ばいにいくことを
知らせにいったら

いい雰囲気になっちまって
それで あんなことに…。

(2人)う… 羨ましい!

抜け駆けする気は
毛頭なかったんです。

でも 男と女って
そういうもんじゃないですか。

確かに さっきのは
俺たちが悪かったがな。

お千代ちゃんに言いにいくか!?

そうだよ 男だろ?

男だったら
告げ口なんてすんな!

あんなきれいな娘さんを
無理やり 襲おうなんて…。

正々堂々 口説いてものにするのが
男じゃないんですか?

(2人)それは…。

そのとおりです。

お千代ちゃん…。

私… 悲しいです。

お客様に
こんなことを申し上げるのは

どうかと思いますが…。

お二人がやろうとしたことは
盗賊と何ら変わりがありません。

それに引き換え…。

十吉さんは
本当に心がきれいなんですね。

いえ…。

(小鳥のさえずり)

お千代ちゃんを振り向かせるには
どうすりゃいいか…。

そうだ!
盗賊たちを捕まえりゃ…。

盗賊だ!

(2人)ついてるぜ!

いたぞ!

(喜多たちの怒鳴り声)

盗賊だ!

ん? 盗賊?

あ~ よく寝た 盗賊だと?

何だ 何だ 盗賊?

あぁ…。

おっ おい 何だよ お前…。

柔らかい。

うっ…。

何じゃこりゃ…。

あぁ…。

あれ どっこい生きてる。

生きてる 生きてる。 な~んだ。

あれっ?

クソッ 消えやがった。

雲か霞か師走の霧か。

逃げ足の速ぇヤツらだ。

やわらけぇ胸だったな~。

あの烏天国 女だな。 ハハハハッ!

おもしれぇじゃねえか。

こりゃあ なかなか
捕まえられねえぞ。

ああ。

気づけよ てめぇら!

盗賊を捕らえる手立てを考えた。

どうやるんですか?

この住吉屋に 大金持ちのお大尽が
泊まっているという

うわさを流す。 当然
盗賊たちは お大尽の金目当てに

盗みに来るだろう?
ソイツを待ち構えてた俺たちが

捕まえるって寸法よ。

何を話してるんですか?

お前は いいんだよ。 あっち行け!
油断も隙もねえな。 しっし!

任せとけって。 ただ このスジには
人手がいる。 できれば 役人が。

いた!

(笑い声)

(咳払い)

どなたですかの?

喜多八と申します。 道中手形では
ずいぶんと お世話になりやした。

おぉ~! 覚えとるよ~。

あのときの あの
産気づいた奥さんは お元気かの?

ええ ええ ええ ええ
そうです そうです。 ええ。

女房は 無事に
三つ子を産みやしてね。

はて? あの産気は ウソっぱちで

お腹には 人形が
入ってたんじゃなかったかのう?

なんで 知ってんだ コイツ。

あっ そっか そっか。
それは この話じゃったわい。

おっ 十辺舎一九の本。

なら 芝居好きだろ。 話が早ぇや。
あの 折り入って ご相談が。

何じゃ?
盗賊を捕まえたいんです。

力 貸してくれやせんか?

すまんが
もう一度 言ってもらえるかの。

ああ~。

お大尽様 今日は
どちらへ お泊まりでしょうか?

そこの住吉屋にするとしようかい。
へい。

財布が重うて かなわんわい。
お前 持っておれ。

しかと お預かりします。
ああ。

お大尽が住吉屋に泊まるようで。
こりゃ 今夜は大漁ですぜ。

(悲鳴)

喜多さん 弥次さん
悲鳴が 悲鳴が…。

えっ… おい
弥次さん 起きろ。 起きろ!

俺も俺も。 俺も。
俺にも食わせろよ。

うわっ わっ!
ととと 盗賊 盗賊だよ 盗賊!

誰か助けておくれ! 誰か!

大丈夫ですかい?

大丈夫かい?

あたいのお足
一切合財 取られちまったんだ。

取り返しておくれよ~。

よくもまぁ こんな女のとこに
盗みに入りやがったぜ。

何だって?
聞こえてるんだよ このジジイが!

ジジイって言うな! わっ!

フン。

(いびき)

あれっ!? 財布がねえ! やられた。

クソッ アイツら いったい 何者なんだ。

裏をかかれて 三松屋を襲われ
今頃 アイツら 歯ぎしりしてまさぁ。

そろそろ 三島も潮時。

次は 沼津にでも移って
しゃぶりつくしてやりますか。

(笑い声)

見事に やられちまったなぁ。

お千代ちゃんに
合わせる顔がねえ。

でも なんだか おかしくねえか?

おかしいのは てめぇの顔だよ。
バカタレ そうじゃねえよ。

あまりにも見事すぎる。

まるで
俺たちの策を聞いてたような…。

そう言われれば…。

あっ!
(2人)怪しいのは アイツだ!

わしも そう思っておった。
わかったか? 戸口の旦那。

何じゃこりゃ?

あっ わし
かわやに行きたかったんじゃ。

あぁ!?

おいおい そっちじゃねえよ!
旦那 こっち こっち もう!

何やってんだよ もう。

ったく あのジジイ。

ジジイって言うな。

あ~!

いいかげん 気づかんかい!
バカどもが!

これで もう三島宿は
おしまいです。

お千代さん 申し訳ありません。

いえ 十吉さんは 何も悪くないわ。

ありがとうございました。

でも 私 今まで なんとか
頑張ってきたけど

もう耐えられそうにない。

使ってくだせぇ。

このお金は?
あなたのお力になりたいんです。

十吉さん。
お千代さん。

お取り込み中すまんがのう
かわやは どこじゃの?

あっ そこを入って
まっすぐ突き当たりです。

すまんのう。

しかし アンタ
おきれいなお嬢さんじゃのう。

この三島では
初めて見る べっぴんじゃ。

嫌ですよ 戸口様。

私 お千代です。 子どもの頃
この三島に住んでたんですよ。

そうだったかの。
まったく覚えとらんの。

あっ…。

あっ…。

大丈夫かしら?

あれで 結構
しっかりしているんですよ。

あ… そうなんですか。

おい 十吉。

どこへ行くんだ?

おめぇが盗賊に
密告してたんじゃねえの?

あっ… うっ…。

どうなんだよ!
違ぇます。

(2人)えっ?

あっ! 俺の財布!
おいらのも…。

おい 十吉。 どういうことだ?

あっしは盗賊なんかじゃねえ。

枕探しで ちびちび食いつなぐ
けちな男でさ。

お二人の信を得たときに
財布を頂戴して

どろんしようと思ってたんですよ。
何だと?

信じらんねえ…
おめぇ 護摩の灰だったのかい。

尻尾 つかまれちまいましたね。

じゃ 本当に
盗賊じゃねえんだな?

あんなやつらと
一緒にしねえでくだせぇ。

人様の一生を左右するような
大金を盗む性根なんて

さすがに
持ち合わせちゃいませんよ。

人のもの盗んでおいて
居直るんじゃねえ! バカ野郎が!

おめぇは そんなやつじゃ
ねえだろうが!!

おめぇは 俺たちを出し抜いて
お千代ちゃんを

ものにしようとするくらいの
助平だ。 ど助平だ。

助平に悪いやつはいねえ。

みんな 自分の心に正直なだけだ。

そういう おめぇの正直さに
俺は救われたんだよ!

ああ おめぇみてぇな助平
そう ざらにはいねえ。

俺たちゃ おめぇの助平具合に
感服してたんだぜ。

こんな正直な助平 いねえってな。

はっ… 褒められてんだか
何なんだか…。

こんな けちな野郎の俺でも
あんたらと一緒にいるときは

自分が洗われてるような
心地がしたよ。

もしかしたら俺も まっとうに
暮らせるんじゃねえかって…。

十吉
おめぇほどの助平なら できるさ。

俺たちみたいな
まっとうな人間になるんだ。

盗賊を捕まえて
盗みのなりわいから抜け出すんだ。

うなずけねえところも
たくさんあるけど

お二人の気持ちは よくわかるよ。

できるかね… 今更 俺に。

ああ できるとも。

俺たちが ついてる。

弥次さん… 喜多さん…。

だから お千代は日替わりでな。

(喜多/弥次)ハハハハハハハハハ!

ハハハハハハハ!
俺 1番!

ずりぃぞ 弥次さん!

(笑い声)

あっ… アハハハハハハ…。

ううっ…。

泣くんじゃねえよ。

弥次さん 飛脚から
文が届きましたよ。

うん? 誰からだい?

「盗賊の頭領は女
怪しき女を探すべし」。

何だ? こりゃ。
新手の たれ込みか?

女っつっても
三島には女郎もいねえし…。

あっ!!
どうした? 弥次さん。

いた。 そうか…
あいつだったのか。

神妙にしやがれ!

な… 何だってんだよ!

うるせぇ。
おめぇが盗賊の頭だったとはな。

盗賊は女だって
たれ込みがあったんでい。

(お竹)はあ?
はなから怪しいと思ってたんだよ。

と… と… 盗賊!
盗賊だよ! 盗賊!!

誰か! 助けておくれ!! 誰か!

あたいのお足
一切合財 取られちまったんだ

盗賊に襲われたふりをして
俺たちを だまそうなんて

百年早ぇ。
いや 千年遅ぇぜ。 ベロベロベー!

何だと?
きいたふうなこと抜かしやがって。

今度は谷底に落としてやろうか!!

ほら 見ろ。 この凶暴さ。

まぎれもなく盗賊に違ぇねえ。
さあ 戸口の旦那 お縄を…。

よくわからんのじゃが
女だと盗賊… なのかの?

盗賊ですよ!
聞いたでしょ さっきのたんか。

素人女に切れるようなもんじゃ
ありませんよ!

でもさ 女が盗賊なら
お千代だって盗賊の理屈じゃぞ?

なんで こんなときにかぎって
鋭いんだ このジジイ。

お騒がせしたの。
あんたは放免じゃ。

え~っ!?

当たり前だよ。
この すっとこどっこいが!

ではの。 わしも
そろそろ会所に戻らんとの。

おっ…。

おお… 何だ? 何だ?

獲物は そろってるね。

てめぇら…。

お千代ちゃん!

うそ…。
どうして…。

ジジイが この女を
お縄にしてくれりゃ

あたいも大手を振って
沼津に鞍替えできたんだけど。

十吉さん…。

お千代さん

あの紙に そんなことが
書いてあったとはの。

本当に気づいてなかったのかい。

まあ いいさ。 お前たちは
皆殺しになるんだからね。

コイツは恐れ入りやの鬼子母神だぜ。

みんな 筒抜けのはずだ。

お千代さん!
十吉。

お前はいい男だから
心苦しいんだけど

このカスどもと ここで
死んでもらうよ。

(2人)カスども?
そんな…。

そうはいかねえぜ!
男の純情踏みにじりやがって。

その罪はお前らが盗んだ
小判よりも重い!

覚悟しやがれ!

おや? 墓場に片足突っ込んだ
ジジイがもう1人 いたんだった。

ジジイ?
客商売だからって

甘い顔してりゃ
てめぇの面のことも忘れて

女にモテるって勘違いする
それをジジイってんだよ。

ジジイ ジジイ ジジイ!

俺は やっぱり ジジイなんだ…。

ヘヘヘ もうすぐ死ぬんだよ。

弥次さん!
フフフフ。

迷わず成仏させてやるよ。

野郎ども 三島での最後の仕事だ。

やっちまえ!
お~!

いやいや…。

うわ~ うわ~!

来るな 来るな うぉ~!

弥次さん! 弥次さんってば!

喜多さんは若くていいな。
俺 もうジジイだから。

え~い こんなときに!

あ~ イタタタタ…。

あら? あら? えっ?

みんな 逃げろ!

逃げろ! あん?

ハァ もう喉カラカラじゃ。

おっ? これはまた ハハハハ。

やぁっ! ハハハハ あん? ハハハ。

やぁっ! この!

うわ~!

うわ~ うわ~ うわ~!

いや いや… あ~!

はぁっ!

ヘヘ 弥次さん!

やわらかい…。
あ~ う~!

放しやがれ!
お~! お~!

弥次さん ジジイなんて言われて
悔しいなら男見せてやれ!

俺はまだまだ いけるぜ! わ~お。

うわ~ アハハ。

こら 放せ!

やだね 最高!

ハハ。

ハァ ハァ ハァ…。

ヘヘヘ 旦那。
よし きた! お~。

チクショウ こんな老いぼれたちに
捕まっちまうたぁ

明神のお千代も焼きが回ったね。

今のジジイは元気なんじゃ
バカにするんじゃない。

ハハハ。
もう気持ち悪い! う~!

おい おめぇもジジイ ジジイ
って男をバカにしてると

しっぺ返しくうぜ。

あっ… はい。

ハハハハ…。

戸口様 私も枕探しの
護摩の灰です。

どうぞ お縄に。

旦那…。

はあ? 何の話をしておる。

お前たちは3人旅じゃろ?

江戸から来た書状には

弥次 喜多 他1名と
あったんじゃなかったかのう。

そうです そうです!

ハハハハ アハハハ…。

ボケも時には役に立つ。

はい ありがとうございます。

ハハハハ。

もう疲れ… あ~ いや~ 怖い!

おかげで手柄を立てることが
できたわい 感謝せんとのう。

あれ? 十吉は行かねえのかい?

旦那が仕事を
口利きしてくれたんですよ。

それにこの町で 新しい女も
できましたしね。

(2人)女!?
へい。

お竹と申します。

あっ おめぇ ぬけぬけと。

えっ? 何かありましたっけ?
お兄様。

ねぇ。
ったく 十吉は抜け目ねえな。

かなわねえぜ。

(笑い声)

結局 おいしいところは全部
十吉に持ってかれちまった。

ハハ こっけい こっけい なっ!

この次は… うん?

まったく まとめて
送ってくれないかね。

あ~ あ~。

町の人も戻ってくる。

三島の宿も万々歳だぜ。

あっ そうだ 女郎も
沼津から戻ってくるんだってよ。

女郎? 俺 女郎 抱いてない。

俺 戻る! 女郎 抱いてくる!

女郎 抱くの 女郎!

おい バカ いくぞ!

女郎 女郎!

<三島宿 町ごと救う手柄より

一夜といえど 女郎抱きたし。

大手柄もどこへやら
女の怖さ たくましさを

垣間見た お二人でございました>