ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

特捜9 第3話 井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『特捜9 #3「平成最後の対局」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 知里
  2. 宅間
  3. チョコレート
  4. 青柳
  5. 新藤
  6. 矢沢
  7. 村瀬
  8. 手拭
  9. 宮本マリア
  10. 脅迫状
  11. 浅輪
  12. 班長
  13. 彼女
  14. 最後
  15. 殺害
  16. マリア
  17. マンション
  18. 永井知里
  19. 高津
  20. 高津龍将

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『特捜9 #3「平成最後の対局」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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特捜9 #3「平成最後の対局」[字]

脅迫状通りの予告殺人が発生!?事件の鍵を握るのは“勝利を呼ぶチョコレート”。直樹(井ノ原快彦)が主任として捜査の決断を迫られる中、判明した女流棋士の秘密とは…?

詳細情報
◇番組内容
人気女流棋士・永井知里のもとに脅迫状が届いた。相談を受けた志保(羽田美智子)は、脅迫状を持ち帰り特捜班メンバーと検証をしていたが、そこに殺人事件発生の連絡が!被害者は宮本マリアというキャバ嬢。その手口から脅迫状のことを思い出した志保は、知里に電話をかけるが繋がらず…。そんな中、河原で知里の遺体が見つかる。直樹(井ノ原快彦)は刑事部長に呼び出され、捜査の決断を迫られるが…!?
◇出演者
井ノ原快彦、羽田美智子津田寛治吹越満田口浩正山田裕貴中越典子原沙知絵寺尾聰
◇脚本
林誠人
◇監督
新村良二
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
V6『ある日願いが叶ったんだ』(avex trax)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】大川武宏(テレビ朝日
【プロデューサー】神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、金丸哲也(東映)、森田大児(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/tokusou9_02/
☆Twitter
 https://twitter.com/5drama9tokusou

 

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うわっ… やめて!

嫌っ…!

うっ…!

嫌っ…!

(せき込み)

うっ…!

(雷鳴)

(浅輪直樹)
「見たことは誰にも喋るな」

「喋ったら お前も
宮本マリアのようになるぞ」

なんですか? これ。

(小宮山志保)今朝 永井知里さんの
マンションのポストに

投函されていたらしいの。
あっ これはコピーなんだけどね。

(村瀬健吾)
永井知里って あの女流棋士の?

ああ…。
(新藤 亮)知ってます。

この前 アイドル並みの写真集
出した人ですよね?

ああ… 出してたな。
そう。 私がね

二子玉川署の
生活安全課にいた時に

一日署長を
お願いした事があるのよ。

その関係で 彼女 二子玉川署に
相談をしたらしいの。

で 私にも連絡があって
今朝 会ってきたんだけど…。

(矢沢英明)これですよね。
あっ そうそう。

(新藤)あっ この人…。

でも
見た事は誰にも喋るなって…

彼女 一体 何を見たんですか?

問題は そこ。

この脅迫状に書かれてる事に
本当に心当たりはないの?

(永井知里)はい 全く。

第一 私

宮本マリアさんって人だって
知らないし。

(青柳 靖)それ いたずらの可能性
高いんじゃないの?

あるいは
有名人を狙った嫌がらせとか…。

それを いたずらって言うんだよ。
そうですよ。

いやいや いたずらって…。

これ 指紋は 所轄の鑑識が
調べてるんですよね?

うん。 わかったら
連絡もらうようになってる。

(電話)

はい 特捜班 新藤。 はい。

えっ… 殺し?

(矢沢・青柳)おっ…。

(新藤)はい。 場所は?

(パトカーのサイレン)

(カメラのシャッター音)
(矢沢)絞殺ですね。

(佐久間 朗)
恐らく 死因は窒息死。

圧迫痕の状態から見て

殺されたのは
昨日深夜だと思われます。

♬~

佐久間くん。
はい。

ここ… これ これ これ。

なんだろう? これ。 ねえ。

(佐久間)何かの繊維ですね。

繊維?
はい。

物盗りの犯行じゃないな。

(村瀬)池袋のキャバクラ嬢だ。

身元は…。

(村瀬)「宮本マリア」

(青柳)宮本?
(村瀬)27… あっ…。

宮本マリア…。

偶然なんて事ねえよな?

宮本マリアのようになるって
この事じゃないですか?

知里さんが見たものっていうのは

あのホトケさんが
殺されたところかもしれんな。

(矢沢)でも… 知里さんは

知らないって
言ってたわけですよね?

♬~

ああ… 出ない。
知里さんに会ってくる。

小宮山さん 僕も行きますよ。
俺も行きます。

いや 新藤… 村瀬さんと
現場周辺 聞き込みを頼む。

聞き込みですか?
いや でも…。

(村瀬)新藤!
(新藤)はい。

(村瀬)主任の指示に従え。
(新藤)はい…。 はい!

よし 俺たちは 被害者が勤めてた
キャバクラをあたるわ。

お願いします。

佐久間くん お願いね。
はい!

あれ。 あそこ。
ああ…。

知里さん 今日 この対局で

記録係をするらしいの。

記録係って なんですか?

対局の棋譜を書き留めたり
時間をチェックしたりする係。

有望な若手が
抜擢されるんだって。

あっ そうなんですね。

班長
(宗方朔太郎)ん?

あっ…。
おう。

何やってるんですか?
こんなとこで。

ん? 平成最後の大一番

将棋ファンとしては
見逃すわけにはいかないからね。

いや…。
そういうのを世間では

サボりって言うんですよ。

ああ そうだね。
「そうだね」じゃなくて…。

ところで 君たち
どうして ここにいるの?

いやいや…
世田谷区の青葉公園で

女性の変死体が
発見されたんですよ。

殺しです。

そう…。

(主催者)高津先生!
知里さんと連絡は…?

(高津敏郎)それが まだ
携帯も繋がりません。

そんな…。 記録係がいなければ
対局を始められませんよ!

代わりを探します。

知里くんは 今日の記録係を

勉強になるからと
楽しみにしていました。

彼女は 必ず来ます。

もう少し
待ってあげてください。

知里さん
まだ来てないみたいですね。

班長 高津先生って
永井知里さんの師匠ですよね?

うん。
役に立ちました。

ありがとうございます。

高津先生。

すいません ちょっと
お話よろしいでしょうか?

(璃子)
殺されちゃったの? マリア。

フフッ…。 いつか こうなるんじゃ
ないかと思ってたわ。

(青柳)へえ~ 思ってたんですか?
(璃子)ええ。

宮本マリアさん
どんな方だったんですかね?

差し支えなければ
教えて頂きたいんですが。

差し支えある話のほうが
嬉しいんですけどね。

ハハハ…。

貢がせ姫。

(矢沢)貢がせ姫?

そう。 それが あの子のあだ名。

いろいろな手を使って
お客さんに貢がせて

お金がなくなったら
あっさりと切り捨てる。

だから お客さんとのトラブルは
絶えなかったわ。

じゃあ 結構
恨み買っちゃってたタイプだ。

買っちゃってる 買っちゃってる。
もう 爆買いよ。

(青柳)へえ~。
(璃子)この前もさ…。

(宅間 昇)おい! おい
マリア出せって言ってんだよ!

あいつ ぶっ殺してやるよ!

あら…
それは穏やかじゃないですねえ。

(璃子)うん。
(矢沢)そのお客さんの名前とか

わかります?
(璃子)わかるわよ。

(矢沢)宅間昇 33歳。

板橋にある建設会社の作業員です。

(青柳)今日は無断欠勤。
連絡もつかない。

昨日の夜から
アパートには帰ってないみたい。

凶器なんですが ご遺体の毛髪に
1センチ大の繊維がありました。

鑑識の佐久間くんによると

犯人は 何か こう
手拭いのようなもので

絞めたんじゃないか
って事なんですよね。

(矢沢)手拭い?
(青柳)おいおい…。

ん? なんですか?

宅間は いつも キャバクラに
作業着のまんま来てたんだって。

手拭い持ってても
おかしくないなあと思って。

(手をたたく音)
(新藤)決まりですね!

(青柳)ん? 何を決めたんだ?
(新藤)いや これ見てください。

ここが殺害現場となった公園です。

そして
ここが知里さんのマンション。

距離にして300メートル。
徒歩でも5分で行ける距離です。

さらに
最寄りの駅が ここ。

死亡推定時刻は
昨日の午後10時から12時の間。

帰宅途中の知里さんが
犯行を目撃した可能性は

十分に考えられます!

それで 脅迫状ってか…。
はい。

脅迫状から指紋は?
出てない。

矢沢さん 脅迫状に

指紋を ベタベタ ベタベタ
残すような犯人いませんよ。

脅迫状も 宅間に決まってます。

いや それはわかるけど
新藤 ちょっと急ぎすぎだよ。

えっ? これだけ状況証拠が
そろっていれば…。

でも 知里さんが
殺人現場を目撃したんだったら

心当たりがないなんて
言うはずないわ。

だよな。
急ぎすぎですかね…。

凶器の手拭いは
見つかってないんだよな?

うん…。
犯人が持ち帰ったんだろうな。

ご苦労さま。

お疲れさまです。
班長 知里さんは?

うん… 結局 来なかった。
いまだに連絡も取れないらしい。

そんな事もあってか 高津龍将は
自分のペースがつかめずに…。

♬~

負けました。

♬~

龍将の座は 藤波七段に奪われた。

ああ…。 それで 最後まで
のんきに観戦してたんですか?

のんきじゃないよ。
手に汗は握ってた。

汗は 捜査でお願いします。
そうだね。

まだ出ませんか?
ええ…。

心配ですね…。

(記者)ありがとうございます。
(記者)七段 こちら お願いします。

(記者)こちらにも お願いします。

(カメラのシャッター音)

(カメラのシャッター音)

(パトカーのサイレン)

ああ… 小宮山さん…。

ああ…。

(泣き声)

検視官によると 死因は
首を絞められた事による窒息死。

死斑 死後硬直の状態から見て
死亡推定時刻は

昨日の午後1時から
3時までの間だそうです。

(村瀬)真っ昼間の犯行か…。

知里さんが
私に脅迫状を見せてくれたのは

10時頃だった。

そのあと 対局会場には向かわずに
この場で殺害されたって事?

(新藤)手拭いが凶器で
手口も同じです。

宅間の犯行で決まりですね。

♬~

これ…
知里さんがしてたブレスレット。

首を絞められて 抵抗した時
ちぎれたんだろうな。

(泣き声)

私が
ちゃんと動いてあげてたら…。

ごめんね…
助けてあげられなかったね…。

小宮山さん。

悔しいけど しょうがないです。

(泣き声)

うわっ… これ
ビッショビショじゃねえの これ。

ほら…。
川の中で見つかったそうです。

えっ? じゃあ
携帯も ぬれちゃってるの?

はい。

生き返りゃいいけどな これ。

ほう…。

やっぱり 将棋指しって感じだな。

あれ? これ なんですか?

「kishu」…?

(矢沢・青柳)「5927」

(携帯電話の振動音)

あっ…。

三原刑事部長。
えっ なんで?

(携帯電話の振動音)

はい もしもし。

♬~

(三原達朗)
この件は 13係にやらせる。

えっ…?

永井知里さんは
人気の女流棋士だ。

マスコミも騒ぎ立てるだろう。

この案件から
特捜班は外れてもらう。

お疲れさまです。

(新藤)主任…。
おう。

特捜班は捜査から外れろとか
言われたんじゃないだろうな?

いかにも 三原刑事部長が
言いそうなセリフですよね。

だろ?
村瀬さん…。

それ 言われちゃいました。
マジかよ…。

それで? お前 黙って従ってきた
わけじゃねえだろうな?

いやいや…!

ちょっと待ってください!

この事件は 宮本マリアさん
事件と繋がってます。

我々 特捜班に…!

やらせてください。

それで 我々 特捜班が
捜査続行する事になりました。

さすがっす 主任! よし!

ただ… 刑事部長に

2件とも必ず解決するって
言ってきちゃったんですけど

大丈夫でした?

浅輪 お前が大丈夫だって…。

もう言ってきちゃったんだろ?

俺が…。
特捜の力 見せてやろうよ。

俺が喋ってるのに…。

私は
知里さんの無念を晴らしたい。

そうですね。
絶対 解決しましょう。

皆さん よろしくお願いします!

(村瀬)おう!

うわあ… ここですね。

これ すごい家ね。

おーい! 来たね。

ああっ…! 班長
どうしたんですか?

ん? 高津龍将に 昨日の対局の話
聞こうと思ってさ。

えっ?
それって 捜査ですか?

いや… ただの将棋好き。

うん。
はっ? ちょっと…。

何? ただの将棋好きって。
行きましょう。

(高津)知里くんが
初めて うちに来たのは

小学5年生の時でした。

彼女は 何事にも努力する子で

みるみる
その才能を伸ばしていきました。

うーん…。

あっ… こうだ!

(駒を置く音)
(高津)おお~!

これで どうだい?
(駒を置く音)

あっ…。

こうで!
(駒を置く音)

(高津の声)妻に先立たれ
子供もいなかったので

知里くんとは 自分の娘のように
接してきたんです。

まだこれからだというのに
どうして 知里くんが…。

亡くなったのは 昨日の
午後1時から3時までの間。

ちょうど 高津先生が

龍将戦の対局を
されている頃でした。

なんて事だ…。

お気持ち お察しします。

そんな時に
申し訳ないんですけど…。

これ 知里さんの手帳に
書かれていたものです。

「k i s h u 5927」

このアルファベットと数字
なんなのか ご存じないですか?

何か 将棋に関する事とか…。

将棋の事ではないと思いますが
私には…。

そうですか…。

あっ…。

あれが 有名な
勝利を呼ぶチョコレートですか?

ああ… ええ。

勝利を呼ぶチョコレート?

うん。 高津龍将は

対局中に チョコレートを
食べる事でも有名なんだよ。

(宗方の声)窮地に追い込まれたら
チョコレートを食べ

いったん 席を外す。

戻ってきたら
起死回生の一手を指す!

♬~

だから
高津龍将のチョコレートは

勝利を呼ぶチョコレートと
呼ばれてるんだよ。

甘いものは
脳を落ち着かせるんです。

でも 昨日の対局では
お食べになりませんでしたよね?

藤波七段が強すぎたんです。

チョコレートを食べる間もなく
負けてしまいました。

確かに 藤波七段は強かった。

うん。
ええ…。

あっ…
あのチョコレートなんですけど

せっかくですから
1つ 頂けたら…。

えっ?
班長

ん? 将棋ファンとしてはね
こういう絶好のチャンスを

逃しちゃいけないんだよ。
いやいや いやいや…。

構いませんよ。 どうぞ。

あっ ありがとうございます!
すいません。 もう… 班長

浅輪さん 君も頂いたら?
いやいや いやいや…!

よろしければ。
ええ~! いいんですか?

浅輪さんの奥さんはね パティシエでね。
喜ばれると思うよ。

じゃあ 小宮山さん…。
えっ 私も!?

(早瀬川真澄)はい。
死因は 窒息死に間違いない。

手拭いの汗のDNAが

宅間の部屋にあった毛髪と
一致したって

鑑識から報告があった。

じゃあ 手拭いは
宅間のもので間違いないですね。

うん。 手拭いからは

1人目の被害者 宮本マリアさん
毛髪も見つかったって。

村瀬さん…。
ん?

連続殺人で確定ですね。

お前 確定するの好きだな。
はい。

珍しい組み合わせじゃない。
教育係?

(村瀬)まあ そんなとこですよ。

変なとこだけ まねしないでね。

(新藤)えっ…?
(村瀬)ん? ん?

どういう意味ですか?
(新藤)はい 気をつけます。

(矢沢)宅間は?

今 下のフロアにいます。
こちらです。

47番の部屋です。

♬~

(ドアの開く音)

♬~

宅間昇さん。
あの… 暑までご同行…。

(青柳・矢沢)ああっ…!

♬~

(矢沢)待て!

(青柳)この野郎…! オラッ!

(矢沢)青柳さん 先回り!
(青柳)えっ?

(矢沢)先… です!
(青柳)えっ 先…。

クソッ…。

(青柳)オラーッ!

(矢沢)何してんだよ!

…大丈夫ですか?

(宅間)ああっ… 離せ!

(青柳)意味ねえじゃねえかよ!
(矢沢)よいしょー!

「ああ… やったよ」

(青柳・矢沢)えっ…?

俺が殺した。

えっ…?
何? もう認めちゃうの?

落ちたな… あっさりと。
うーん…。

(宅間)
「マリアは最悪な女だったよ」

「あれが欲しい
これが欲しいって言うから…」

借金まで重ねて
買ってやったのに

最後は きもいって言いやがった。

(宅間)おい… 待てよ マリア!

おい そりゃねえだろ。

(宮本マリア)だって あんた
もう お金ないんでしょ?

ねえよ。

お前に どんだけ つぎ込んだと
思ってんだよ。 なあ…。

触らないでよ!
汚っ…。 きもい!

(宅間)ふざけんな!

(マリア)嫌っ! 嫌っ…!

(せき込み)

嫌っ…!

(雷鳴)

そこを
永井知里さんに見られたわけだ。

永井?

だから お前は

知里さんに脅迫状を送り
彼女も殺した。

なんの話だよ?

(青柳)あの野郎
すっとぼけやがって…。

永井知里の事 知らないなんて
嘘だよなあ?

知里さんに脅迫状が届いたのは
マリアさんの遺体が発見される前。

この時点で マリアさん
殺された事を知っているのは

殺害を実行した宅間だけ。

脅迫状を出せるのは
宅間しかいないわ。

凶器も 殺害方法も
共通しています。

おまけに アリバイもない。

まあ 状況証拠から見て
送検はできるな。

だけど 宅間は マリアさん殺しは
素直に認めてるのに

どうして 知里さんの殺害は
かたくなに否定するんですかね?

それは お前…

殺した相手が1人か2人では
量刑が大きく違いますから

やっこさん その辺
計算してらっしゃるんじゃ…?

なんだ その顔は お前…。
(新藤)普通に聞いてる顔です。

まあまあ まあまあ…。
送検は あさっての午前8時。

まだまだ時間ありますよ。

改めて 宅間と知里さんの周辺
洗ってみましょう。

了解。 2人の接点が
見つかるかもしれない。

(浅輪倫子)
はい とりあえず 3日分ね。

ああ… サンキュー サンキュー。
ありがとう。

あれ? あれ あれ?
ん?

これ ROHIKETAの
チョコレートじゃない?

高いんだよ。 どうしたの?
いや あの…

将棋のさ 高津先生から
無理やり もらった。

ああ…。 昨日 タイトルを
若手棋士に奪われちゃった人?

ああ… そうそう そうそう!
ネットニュースで見た見た。

あっ 本当?
もらっていい?

もう開けてんじゃん。

(倫子)あれ? ROHIKETAの
チョコレートって

こんな形だったっけな…。

♬~

うーん…!
ん?

やばい… やっぱり おいしい!
ああ~ そう?

なんかね
コクが他のとは違うんだよね。

へえ~。
ちょっと 俺も食べてみようかな。

ええ~! …とか言って。
いい? ちょっといい? へえ~。

おいしいよ。

んっ! 本当だ。

ねえ~?
これは おいしい。

あっ コーヒーいれちゃおう。
まだ時間ある?

ある ある ある… いいよ。
よいしょ…。

ねえ 今日ね ちょっと
がっかりする事あったんだよね。

何?

3日前に入ったばっかりの
新人の子がね

私のレシピで
モンブラン作ったの。

そしたらね スタッフの誰もが

私が作ったモンブラン
って言うの。

ハハハハ…。 そりゃ
錯覚しちゃったんじゃないの?

レシピが同じだから。

うーん… いくら同じでもさ
3日前に入った子だよ。

なのに
間違えられちゃうなんてさ…。

なんだかな… って感じ。

それだけさ
倫子ちゃんのレシピが

完璧だった
って事なんじゃないの?

ちっとも がっかりする事なんか
ないと思うよ。

何? 何? 何…?
何? どうしたの?

錯覚…。

宮本マリアさん
手拭いで絞め殺した。

それは間違いないんだよな?
ああ。

「それから どうした?」

「それから」って?

手拭いだよ。
まんまだよ。

♬~

(宅間の声)ああ
とんでもねえ事やっちまったって

そのまんま逃げた。

宅間は

凶器の手拭いを放置したまま
逃げたと言っている。

なのに 現場に
手拭いは残されていなかった。

(青柳)うん…。

で それが…
うん? なんだ?

つまり 2人の人間が
別々の殺人をしても

凶器が1つなのであれば

同一人物の連続殺人だと錯覚する
って事なんですよ。

はあ~。
つまり 主任は

知里さんを殺したのは

宅間ではなく 別の人間だって
言ってるの?

その可能性も
視野に入れるべきだと思ってます。

いいですか? 宅間が
宮本マリアさんを殺害したのを

別の人物が見ていた。

その人物が 現場に残された
宅間の手拭いを持ち去った。

そして
知里さんに脅迫状を送った。

そうする事で

彼女を 殺人の目撃者として
口封じのために宅間が殺害した

っていう筋書きを
作る事ができるんですよ。

あとは その宅間の手拭いを使って
知里さんを殺害する。

俺たちは その筋書きに
まんまと のせられたって事?

って事は 知里さんに
殺意を持っている人間の

計画的な犯行って事よね?

まあ あくまでも
可能性としてですけどね。

知里さんには
恋人がいたみたいだね。

(一同)えっ?

さっき
鑑識の朗くんが持ってきてくれた。

水没した 知里さんの携帯の
データ解析ができたって。

えっ? じゃあ
携帯も ぬれちゃってるの?

はい。

生き返りゃいいけどな これ。

メール記録だ。

「もう会いたくない」
(矢沢)えっ?

送信先
細江雅信ってなってますね。

送信されたのが
21日… 午前11時17分?

殺害される直前じゃないですか。

じゃあ これが
知里さんが最後に打ったメール?

(青柳)で 相手からの返信は なし。

よし じゃあ…。
(新藤)主任 あたってみます。

おお 新藤…。
じゃあ すみません 皆さん

あと お願いします。
おい!

おいしいとこ
持ってかれちゃったね。

瞬発力の差ですね。

簡単に言うと 年の差ね。
小宮山くん!

細江雅信さんですね?

「君の事は調べさせてもらったよ」

「君は 知里さんのマンションで

半同棲のような生活を
してたらしいね」

ところが 最近

別れ話のもつれから
喧嘩が多くなった。

マンションの住人が
見ていたらしい。

出てって!
(細江雅信)知里

もう
あなたとは一緒にいたくない!

はあ!? ちょっ…!

(蹴る音)
(細江)ぶっ殺してやる!

確かに 知里との間に
別れ話はありました。

お互い プロになろうと
将棋の道を志したんです。

でも 俺だけがプロになれずに…。

プロになるためには

26歳までに
四段になってなければいけません。

今年は 俺がプロになれる
最後の年なんです。

けど 戦績 思わしくなくて…。

だから 知里は 俺に
愛想を尽かせたんだと思います。

♬~

「もう会いたくない」

これが 知里さんがあなたに送った
最後のメールですね?

どうして
返信しなかったんですか?

覚悟はできてました。

もう これで終わりにしようと
思ったんです。

21日の午後1時から3時の間
何してました?

アパートで
将棋の勉強をしていました。

証明できる人 いますか?

いません。
ずっと1人でしたから…。

アリバイなしか…。

刑事さん。

知里がいたから
頑張ってこられたんです。

恨んだ事なんて
一度もありません。

感謝しかないんですよ
あいつには。

…別れても。

なのに どうして

俺が 知里
殺さなきゃいけないんですか?

どうして…。

♬~

もう一度 2つの事件
整理してみましょうか。

それは どうでしょう?
えっ?

浅輪主任 純情そうな容疑者の涙に
ほだされちゃったのかな?

いやいやいや…
そういうわけじゃないですけど。

新藤 宮本マリアさんの殺害現場と
知里さんのマンションは

近いんだよな?
はい。 歩いて5分です。

だとしたらだ 事件の夜に

知里さんと喧嘩した細江が

マンションを追い出されて
駅に向かう途中に

宮本マリアさん殺害現場を
目撃したっていう可能性だって

あるよな?
ありますね。

正直 言っていい?
(青柳)うん?

私は
細江の犯行には疑問を持ってる。

(村瀬)うん… 俺もだな。

あいつは そこまで狡猾な男に
見えなかったしな。

ああ そう。
時間も迫ってますし

マリアさん殺しを認めた
宅間だけでも

先に送検しましょうか。

(村瀬)1件は送検
もう1件は保留なんて事

三原刑事部長が許さないだろ。

班長 何見てるんですか?

うん?

この前のね 対局。

ああ…。

へえ~。

あっ ここなんだよ。

藤波七段の この一手で
高津龍将は窮地に追い込まれた。

いつもだったら 高津龍将は

ここでチョコレートを食べて
いったん退出するはずなんだが…。

♬~

ねえ 浅輪さん。
はい。

この前 高津龍将は
藤波七段が強すぎて

チョコレートを食べる間も
なかったって言ってたよね?

藤波七段が強すぎたんです。

チョコレートを食べる間もなく
負けてしまいました。

だけど
これだけ考え込んでるんだ。

十分 チョコレートを食べるだけの
時間はあるよね。

確かに。

どうしても気になるんだよ。

なぜ 高津龍将は
チョコレートを食べなかったのか。

うーん チョコレート…。

♬~

それって 今回の事件と
関係があるんですか?

将棋好きの素朴な疑問。

(青柳)コーヒー飲む人。
(村瀬)はーい。

ん…?

失礼します。
(新藤・浅輪)お疲れさまです。

解剖結果から
気になる事が見つかったわ。

えっ?
気になる事?

死斑と死後硬直の状態に比べて
直腸温が高すぎる。

つまり 遺体は
死後 温められた可能性が高い。

(一同)えっ?
温められた?

温めれば 死亡推定時刻は
遅らせる事ができる。

本当の死亡推定時刻は

21日の午前10時から12時
ってとこかな。

いやあ すいません 突然。
いえ…。

今日は
ちょっと確認したい事があって

お邪魔したんですよ。
なんでしょう?

えっとですね…。

こちら 殺害現場で見つかった

知里さんの
バラバラになってしまったブレスレット。

ええ いつも
彼女がつけていたものです。

はい。

で これが 鑑識にお願いして
修復してもらった

ブレスレットなんです。

珠が1つ足りないんですよ。

だから
現場を再調査したんですけど

見つからないんです。

ですから ひょっとして
このブレスレット

初めから 少し 隙間が
開いていたのではないかと…。

高津先生なら 何か
ご存じではないかと思いまして。

さあ どうでしたか。

気に留めた事はありませんので…。

そうですか。

その珠の行方がわかれば
捜査も進展するかな

なんて思ったんですけど…。

お力になれなくて残念です…。

ああ いえいえ。
ありがとうございました。

じゃあ 失礼します。
失礼します。

♬~

♬~

やっぱり 来ましたね。

こんばんは。

失礼しますよ。
はい 開いて。

♬~

それ なんすか?

なんで あなたが
その珠を持ってるんですか?

知里さんのご遺体は
死後 温められて

死亡推定時刻が
故意に操作された事が

判明しました。
つまり 知里さんは

どこか別の場所で殺害されて
そのあと人為的に温められた。

そして ここに運ばれた。

現場に散らばっていた
ブレスレットの珠も

その時 遺体と一緒に運ばれた。

ここが殺害現場と偽装するために。

もし 1つ足りない珠が
あなたの自宅から見つかれば

殺害現場が特定されてしまう。

だから あなたは この場に来て
珠を捨てようとした。

高津先生

永井知里さんを殺害したのは
あなたです。

殺害現場は あなたの自宅の和室。
違いますか?

この状況で
違うと言える一手があったら

教えてほしいものだ…。

おっ!

認めちゃいましたね。

では
私が教えて差し上げましょう。

先生が持ってきた この珠
知里さんのものじゃないんですよ。

どうぞ。
(浅輪・小宮山)失礼します。

いやあ ここのお庭は
本当すごいですよね。

ハハ…。 手入れが大変なんですよ。

そうなんですか。

そもそも

珠が1つ足りなかった事実は
ありません。

まさか…!

知里さんの無念を晴らすためなら
私たち 手段を選ばないんです。

(パトカーのサイレン)

じゃあ 行きましょうか。

(サイレン)

知里さんが手帳に書き残した

「k i s h u 5927」

これの意味が
やっとわかりましたよ。

♬~

「鬼の手と書いて“鬼手"」

相手の意表を突いた 奇抜な一手。

あなたが好んで
色紙に書かれている

言葉だそうですね。

5927は

平成5年の9月27日
あなたがプロになった記念の日。

本に全部書いてありましたよ。
でも あなたは…。

将棋の事ではないと思いますが
私には…。

あなたが知らないはずが
ありません。

「k i s h u 5927」って

あなたのパソコンの
パスワードですよね?

あなたの連勝は
不正によって作られた。

あなたは 対局中に
チョコレートを食べたあと

いったん退出する。

そして 戻ってきて
起死回生の一手を打つ。

だから あなたのチョコレートは

勝利を呼ぶチョコレートと
言われている。

でも 本当は

退出している その間に

事前に対局会場のトイレに
隠しておいたスマホから

自宅のパソコンを作動させ…。

♬~

(浅輪の声)AIに 次の一手

教えてもらってたんじゃ
ないですか?

それなのに あなたは

この間の対局の中で
一度も席を立たなかった。

それは なぜか?

あなた自身のアリバイを
作るためです。

知里さんのご遺体を温めて
作為的に作られた死亡推定時刻

午後1時から3時の間

あなたは一度も動かなかった。

そして 衆人環視の中にいる事で

あなたのアリバイは
完璧に証明された。

あなたは
龍将の座を守る事よりも

自分のアリバイを確実にする事を
選んだんです。

知里さんは あなたの不正に

気づいていたんじゃ
ありませんか?

だから
きっと あなたを説得した。

不正は やめてくださいと。

知里さんは
そういう人だったから…。

おっしゃるとおりです。
知里くんは気づいていました。

先生のされてる事は
間違ってます!

私が龍将の座を失っても
いいというのか?

君が目をつぶってくれたらいい。

ただ それだけの事だろう。

そんな事
私にはできません。

できない…?

私の恋人は
プロ棋士を目指しています。

26歳… 今年が
プロになれる最後のチャンスです。

なれないかもしれません。

でも 懸命に頑張ってるんです。
努力し続けてるんです。

先生のされてる事は

真面目に
棋士を志している人たちへの

冒涜です!
将棋の未来を汚す行為です!

許される事じゃないんです。

私に どうしろというんだ…。

(高津の声)彼女は 私に

不正を告白して
謝罪するよう 求めました。

頂点に上り詰めたと思ったら
後進に次々とタイトルを奪われ

追い詰められた私は
禁じ手を使ってしまった。

しかし そんな事が公になったら

これまで棋士として築き上げた
全てを失ってしまう!

だから
もう一度 話し合うつもりで

知里くんのマンションに
向かいました。

(雷鳴)

(高津の声)私の中で
ある手が浮かびました。

知里くんを
この殺人事件の目撃者にして

殺して逃げた犯人に罪をかぶせる。

♬~

そして翌朝 あなたは

知里さんのマンションのポストに
脅迫状を投函。

対局前に 彼女を
自宅に呼び出したんですね?

ええ…。

(知里)うっ うっ…! ううっ…!

(せき込み)

先生 どうして…!

(知里)ううっ… ああっ…!

ううっ…。
(高津)くっ…!

ああっ…!
(知里)うっ…。

♬~

(高津の声)知里くんの携帯で

最後のメールを打ったのは
私です。

その時刻 知里くんは生きていたと
偽装するために。

そして 深夜になって
彼女を河原に運びました。

♬~

知里さんは

お父さんのように思っていた
あなたに

立ち直ってほしかったんです!
その一心だった。

そんな知里さんに
あなたは手をかけたんです!

自分の保身のためだけに!

♬~

でも どうして
私の犯行だと思ったんですか?

あなたにもらったチョコレートを
開けた時

うちの妻が言ったんですよ。

あれ? ROHIKETAの
チョコレートって

こんな形だったっけな…。

(浅輪の声)形が変わっていたのは

溶けていたから。

知里さんのご遺体は
温められていました。

きっと その時に

溶けたんじゃないかなって
思ったんです。

勝利を呼ぶチョコレート…。

皮肉なもんだ。

(細江)ありがとうございました。

これを機に
プロ棋士を諦めようと思います。

諦める?

知里には もう何年も前から
わかってたんだと思います。

俺に将棋の才能はないって。

だから 知里さんは

あなたから離れていったと
思ってる?

…はい。

それは どうかな。

あのブレスレット あなたが
プレゼントしたものなんでしょ?

はい。

知里さん 最後まで
あのブレスレットしてた。

本当に
別れたいと思ったんだったら

とっくに外して捨ててるわよ。

私だったら そうする。

諦めるのは
いつだって できるじゃない。

最後の1年
精いっぱい頑張ってみたら?

ありがとうございます。

班長
うん?

班長 最初っから

高津七段が怪しいと
思ってたんですか?

うん? どうして?
いや…。

だから 僕に わざと

チョコレート持ち帰らせたんじゃ
ないんですか?

浅輪さん 君も頂いたら?
いやいや いやいや…!

(高津)よろしければ。

僕にヒントを与えるために…。

浅輪さん 買いかぶりすぎですよ。

♬~

(村瀬)班長だけじゃなく
ベテランの猪狩さんまで…。

この事件 絶対 裏あるぞ。
(早瀬川)因縁の相手ですか?

(猪狩哲治)
ある事件の被疑者だったんだよ。

新宿近辺か…。

今度こそ 話してくれませんか?
それだ。 止めて 止めて!